JPH11278188A - エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法 - Google Patents
エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法Info
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- JPH11278188A JPH11278188A JP10103881A JP10388198A JPH11278188A JP H11278188 A JPH11278188 A JP H11278188A JP 10103881 A JP10103881 A JP 10103881A JP 10388198 A JP10388198 A JP 10388198A JP H11278188 A JPH11278188 A JP H11278188A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 メイン基布に取付部材を簡易迅速に縫着す
る。ミシン縫製に熟練を要さず、作業工数を減少させ
る。 【解決手段】 エアバッグ本体11をメイン基布12,
13と円錐筒状の取付部材21とから形成する。メイン
基布13の挿入穴14より内側に突出してフラップ17
を設ける。取付部材21の先端側にバッグ取付部22を
形成し、取付部材21の固定部23に位置決め用のロケ
ート穴25を形成する。フラップ17に位置決め用のロ
ケート穴19を形成する。フラップ17を折り返し部よ
りメイン基布13側に折り返し、フラップ17のロケー
ト穴19と取付部材21のロケート穴25とを平面より
見て離間した位置に形成する。フラップ17とメイン基
布13に取付部材21の固定部23側を周状に縫着す
る。
る。ミシン縫製に熟練を要さず、作業工数を減少させ
る。 【解決手段】 エアバッグ本体11をメイン基布12,
13と円錐筒状の取付部材21とから形成する。メイン
基布13の挿入穴14より内側に突出してフラップ17
を設ける。取付部材21の先端側にバッグ取付部22を
形成し、取付部材21の固定部23に位置決め用のロケ
ート穴25を形成する。フラップ17に位置決め用のロ
ケート穴19を形成する。フラップ17を折り返し部よ
りメイン基布13側に折り返し、フラップ17のロケー
ト穴19と取付部材21のロケート穴25とを平面より
見て離間した位置に形成する。フラップ17とメイン基
布13に取付部材21の固定部23側を周状に縫着す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の衝突の際
に乗員を保護するエアバッグ装置のエアバッグ本体及び
エアバッグ本体の縫製方法に関し、更に詳細に説明する
と、複数のメイン基布を縫着して形成されるエアバッグ
本体及びエアバッグ本体の縫製方法に関する。
に乗員を保護するエアバッグ装置のエアバッグ本体及び
エアバッグ本体の縫製方法に関し、更に詳細に説明する
と、複数のメイン基布を縫着して形成されるエアバッグ
本体及びエアバッグ本体の縫製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の乗員の保護装置とし
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としてはインストルメントパネルやステアリングに取付
けられるものの他、ドアやシートバック等に取付けられ
るものが知られている。エアバッグ装置が衝撃を感知し
た場合にガス発生器が作動し、ガスが瞬間的にエアバッ
グ本体内に流入し、エアバッグ本体を瞬時に乗員側に膨
出させるようになされている。
てエアバッグ装置が知られている。このエアバッグ装置
としてはインストルメントパネルやステアリングに取付
けられるものの他、ドアやシートバック等に取付けられ
るものが知られている。エアバッグ装置が衝撃を感知し
た場合にガス発生器が作動し、ガスが瞬間的にエアバッ
グ本体内に流入し、エアバッグ本体を瞬時に乗員側に膨
出させるようになされている。
【0003】特開平8−119054号公報には、従来
の助手席側のエアバッグ本体の容積を小さくし、ガス発
生器からのガス発生量を減少させるために、インフレー
タ用開口の縁部からフラップを延設し、このフラップを
コンテナに連結する構成が示されている。また特開平9
−323608号公報には、エアバッグクッションの取
付部を全体的に筒形状に形成した構成が示されている。
の助手席側のエアバッグ本体の容積を小さくし、ガス発
生器からのガス発生量を減少させるために、インフレー
タ用開口の縁部からフラップを延設し、このフラップを
コンテナに連結する構成が示されている。また特開平9
−323608号公報には、エアバッグクッションの取
付部を全体的に筒形状に形成した構成が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の特開
平8−119054号公報に示されるエアバッグ装置の
エアバッグでは、部品縁部同士の重ね合わせができない
ので、部品同士の位置決めが困難であり、エアバッグ本
体のメイン基布に取付部材の形状をけがき線等のマーカ
ーを付けなければ縫製が困難となり、マーカーを付す作
業が煩雑となる欠点を有していた。
平8−119054号公報に示されるエアバッグ装置の
エアバッグでは、部品縁部同士の重ね合わせができない
ので、部品同士の位置決めが困難であり、エアバッグ本
体のメイン基布に取付部材の形状をけがき線等のマーカ
ーを付けなければ縫製が困難となり、マーカーを付す作
業が煩雑となる欠点を有していた。
【0005】また特開平9−323608号公報に示さ
れるエアバッグクッションの取付部では、平面からなる
主本体に立体的な筒形状の取付部材を縫着する構成であ
るので、手動ミシンでは作業難易度が高く、熟練が必要
となり、また自動ミシンでも部品のセット治具を駆使し
て部品セットを確実にしなければならず、同様に熟練が
必要となる欠点を有していた。
れるエアバッグクッションの取付部では、平面からなる
主本体に立体的な筒形状の取付部材を縫着する構成であ
るので、手動ミシンでは作業難易度が高く、熟練が必要
となり、また自動ミシンでも部品のセット治具を駆使し
て部品セットを確実にしなければならず、同様に熟練が
必要となる欠点を有していた。
【0006】本発明の目的は、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる経済性に優れた
エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法を提供す
るものである。
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる経済性に優れた
エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のエア
バッグ本体は、複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体において、前記エアバッグ本体はメイン
基布と取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形
成され、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップが設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付
部が形成され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に
位置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップが前
記メイン基布側に折り返され、該フラップとメイン基布
に前記取付部材の固定部が縫着されていることを特徴と
する。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のエア
バッグ本体は、複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体において、前記エアバッグ本体はメイン
基布と取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形
成され、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップが設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付
部が形成され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に
位置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップが前
記メイン基布側に折り返され、該フラップとメイン基布
に前記取付部材の固定部が縫着されていることを特徴と
する。
【0008】本発明の請求項2に記載のエアバッグ本体
は、複数のメイン基布を縫着して形成されるエアバッグ
本体において、前記エアバッグ本体はメイン基布と円錐
筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形
成され、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップが設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付
部が形成され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に
位置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップに位
置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップが前記
メイン基布側に折り返され、前記フラップとメイン基布
に前記取付部材の固定部側が縫着されていることを特徴
とする。
は、複数のメイン基布を縫着して形成されるエアバッグ
本体において、前記エアバッグ本体はメイン基布と円錐
筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形
成され、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップが設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付
部が形成され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に
位置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップに位
置決め用のロケート穴が形成され、前記フラップが前記
メイン基布側に折り返され、前記フラップとメイン基布
に前記取付部材の固定部側が縫着されていることを特徴
とする。
【0009】また、本発明の請求項3に記載のエアバッ
グ本体の縫製方法は、複数のメイン基布を縫着して形成
されるエアバッグ本体の縫製方法において、前記エアバ
ッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、前記メイン
基布に挿入穴を形成し、前記メイン基布の挿入穴より内
側に突出してフラップを形成し、前記取付部材のメイン
基布側の固定部に位置決め用のロケート穴を形成し、前
記取付部材の位置決め用のロケート穴を下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか一方のロケートピンに係止
し、取付部材の固定部側とメイン基布とを積層し、前記
取付部材とメイン基布とを下押さえ治具と上押さえ治具
により挟持し、前記折り返した状態のフラップとメイン
基布に前記取付部材の固定部側を縫着することを特徴と
する。
グ本体の縫製方法は、複数のメイン基布を縫着して形成
されるエアバッグ本体の縫製方法において、前記エアバ
ッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、前記メイン
基布に挿入穴を形成し、前記メイン基布の挿入穴より内
側に突出してフラップを形成し、前記取付部材のメイン
基布側の固定部に位置決め用のロケート穴を形成し、前
記取付部材の位置決め用のロケート穴を下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか一方のロケートピンに係止
し、取付部材の固定部側とメイン基布とを積層し、前記
取付部材とメイン基布とを下押さえ治具と上押さえ治具
により挟持し、前記折り返した状態のフラップとメイン
基布に前記取付部材の固定部側を縫着することを特徴と
する。
【0010】また、本発明の請求項4に記載のエアバッ
グ本体の縫製方法は、複数のメイン基布を縫着して形成
されるエアバッグ本体の縫製方法において、前記エアバ
ッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取付部材とを有し、
前記メイン基布に挿入穴を形成し、前記メイン基布の挿
入穴より内側に突出してフラップを形成し、該フラップ
に位置決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材のメ
イン基布側の固定部に位置決め用のロケート穴を形成
し、前記取付部材の位置決め用のロケート穴を下押さえ
治具または上押さえ治具の何れか一方のロケートピンに
係止し、前記下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
他方に設けられたロケートピンに前記フラップのロケー
ト穴を前記フラップを折り返した状態で係止し、前記折
り返した状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の
固定部側を縫着することを特徴とする。
グ本体の縫製方法は、複数のメイン基布を縫着して形成
されるエアバッグ本体の縫製方法において、前記エアバ
ッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取付部材とを有し、
前記メイン基布に挿入穴を形成し、前記メイン基布の挿
入穴より内側に突出してフラップを形成し、該フラップ
に位置決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材のメ
イン基布側の固定部に位置決め用のロケート穴を形成
し、前記取付部材の位置決め用のロケート穴を下押さえ
治具または上押さえ治具の何れか一方のロケートピンに
係止し、前記下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
他方に設けられたロケートピンに前記フラップのロケー
ト穴を前記フラップを折り返した状態で係止し、前記折
り返した状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の
固定部側を縫着することを特徴とする。
【0011】本発明の請求項1に記載のエアバッグ本体
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取付部材とを
有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、前記メイン
基布の挿入穴より内側に突出してフラップが設けられ、
前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成され、前記
取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロケー
ト穴が形成され、前記フラップが前記メイン基布側に折
り返され、該フラップとメイン基布に前記取付部材の固
定部が縫着されているので、メイン基布に取付部材をけ
がき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着す
ることができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、
作業工数を減少させることができる。
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取付部材とを
有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、前記メイン
基布の挿入穴より内側に突出してフラップが設けられ、
前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成され、前記
取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロケー
ト穴が形成され、前記フラップが前記メイン基布側に折
り返され、該フラップとメイン基布に前記取付部材の固
定部が縫着されているので、メイン基布に取付部材をけ
がき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着す
ることができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、
作業工数を減少させることができる。
【0012】本発明の請求項2に記載のエアバッグ本体
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、
前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップが
設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成
され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴が形成され、前記フラップに位置決め用
のロケート穴が形成され、前記フラップが前記メイン基
布側に折り返され、前記フラップとメイン基布に前記取
付部材の固定部側が縫着されているので、位置決め用の
ロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めができ、平面か
らなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部材をけがき
線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着するこ
とができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、作業
工数を減少させることができる。
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、
前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップが
設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成
され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴が形成され、前記フラップに位置決め用
のロケート穴が形成され、前記フラップが前記メイン基
布側に折り返され、前記フラップとメイン基布に前記取
付部材の固定部側が縫着されているので、位置決め用の
ロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めができ、平面か
らなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部材をけがき
線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着するこ
とができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、作業
工数を減少させることができる。
【0013】本発明の請求項3に記載のエアバッグ本体
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を形成し、前
記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップを形
成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め用の
ロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
一方のロケートピンに係止し、取付部材の固定部側とメ
イン基布とを積層し、前記取付部材とメイン基布とを下
押さえ治具と上押さえ治具により挟持し、前記折り返し
た状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の固定部
側を縫着しているので、位置決め用のロケート穴を用い
て簡易迅速に位置決めができ、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる。
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を形成し、前
記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップを形
成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め用の
ロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
一方のロケートピンに係止し、取付部材の固定部側とメ
イン基布とを積層し、前記取付部材とメイン基布とを下
押さえ治具と上押さえ治具により挟持し、前記折り返し
た状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の固定部
側を縫着しているので、位置決め用のロケート穴を用い
て簡易迅速に位置決めができ、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる。
【0014】本発明の請求項4に記載のエアバッグ本体
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円
錐筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を
形成し、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップを形成し、該フラップに位置決め用のロケート穴
を形成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置
決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め
用のロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何
れか一方のロケートピンに係止し、前記下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか他方に設けられたロケートピ
ンに前記フラップのロケート穴を前記フラップを折り返
した状態で係止し、前記折り返した状態のフラップとメ
イン基布に前記取付部材の固定部側を縫着するので、位
置決め用のロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めがで
き、平面からなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部
材をけがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に
縫着することができ、ミシン縫製に熟練を要することが
なく、作業工数を減少させることができる。
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円
錐筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を
形成し、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップを形成し、該フラップに位置決め用のロケート穴
を形成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置
決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め
用のロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何
れか一方のロケートピンに係止し、前記下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか他方に設けられたロケートピ
ンに前記フラップのロケート穴を前記フラップを折り返
した状態で係止し、前記折り返した状態のフラップとメ
イン基布に前記取付部材の固定部側を縫着するので、位
置決め用のロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めがで
き、平面からなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部
材をけがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に
縫着することができ、ミシン縫製に熟練を要することが
なく、作業工数を減少させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るエアバッグ本体
及びエアバッグ本体の縫製方法を図面を参照して詳述す
る。図1乃至図4は本発明に係わるエアバッグ本体の実
施の形態を夫々示すもので、エアバッグ本体11は、図
1に示す如く、乗員側のメイン基布12と、ガス注入口
またはガス発生器の挿入口としての挿入穴14の形成さ
れた取付側のメイン基布13とを有し、乗員側のメイン
基布12と取付側のメイン基布13の外周縁12a,1
3a同士が縫着して形成されている。
及びエアバッグ本体の縫製方法を図面を参照して詳述す
る。図1乃至図4は本発明に係わるエアバッグ本体の実
施の形態を夫々示すもので、エアバッグ本体11は、図
1に示す如く、乗員側のメイン基布12と、ガス注入口
またはガス発生器の挿入口としての挿入穴14の形成さ
れた取付側のメイン基布13とを有し、乗員側のメイン
基布12と取付側のメイン基布13の外周縁12a,1
3a同士が縫着して形成されている。
【0016】前記エアバッグ本体11は取付側のメイン
基布13の挿入穴14に沿って縫着される取付部材とし
ての円錐筒状の取付部材21とを有している。また取付
側のメイン基布13の挿入穴14は、本実施の形態では
小判形の長円形状に形成されているが、円形または多角
形とすることもできる。尚、取付部材21は円錐筒状の
立体的な形状に限定されるものではなく、平面的な形状
であってもよい。
基布13の挿入穴14に沿って縫着される取付部材とし
ての円錐筒状の取付部材21とを有している。また取付
側のメイン基布13の挿入穴14は、本実施の形態では
小判形の長円形状に形成されているが、円形または多角
形とすることもできる。尚、取付部材21は円錐筒状の
立体的な形状に限定されるものではなく、平面的な形状
であってもよい。
【0017】図3に示す如く、前記取付側のメイン基布
13の挿入穴14の対向する2つの直線部15,15よ
り内側に突出してフラップ17,17が設けられてい
る。前記フラップ17,17に位置決め用の複数のロケ
ート穴19が形成されている。また取付側のメイン基布
13とフラップ17,17との間には断続スリット等か
らなる折り曲げ部20が形成されている。
13の挿入穴14の対向する2つの直線部15,15よ
り内側に突出してフラップ17,17が設けられてい
る。前記フラップ17,17に位置決め用の複数のロケ
ート穴19が形成されている。また取付側のメイン基布
13とフラップ17,17との間には断続スリット等か
らなる折り曲げ部20が形成されている。
【0018】図2に示す如く、前記円錐筒状の取付部材
21は2枚の基布の両端を円筒状に縫製して形成され、
取付部材21の先端側にバッグ取付部22が形成され、
この取付部22には樹脂製のロッド22aが取付部材2
1の基布に巻かれて取付けられている。尚、取付部材2
1は必要に応じて2枚重ねや3枚重ね等の複数枚とする
ことができ、またロッド22aを省略することもでき
る。
21は2枚の基布の両端を円筒状に縫製して形成され、
取付部材21の先端側にバッグ取付部22が形成され、
この取付部22には樹脂製のロッド22aが取付部材2
1の基布に巻かれて取付けられている。尚、取付部材2
1は必要に応じて2枚重ねや3枚重ね等の複数枚とする
ことができ、またロッド22aを省略することもでき
る。
【0019】また取付部材21の取付側のメイン基布1
3の挿入穴14側に延びる固定部23が徐々に拡がって
山裾のように形成されている。この固定部23のメイン
基布13とのなす角度は30°以下が好ましい。この角
度より大きい角度の場合には取付部材21の固定部23
に皺が発生する虞れを有し、部品の位置ずれやミシンの
治具セットで部品の収まりが悪化する。
3の挿入穴14側に延びる固定部23が徐々に拡がって
山裾のように形成されている。この固定部23のメイン
基布13とのなす角度は30°以下が好ましい。この角
度より大きい角度の場合には取付部材21の固定部23
に皺が発生する虞れを有し、部品の位置ずれやミシンの
治具セットで部品の収まりが悪化する。
【0020】また取付部材21の固定部23に位置決め
用の複数のロケート穴25が形成されている。尚、取付
部材21の固定部23を平面的にし易くするために、一
般的にエアバッグ本体11に用いられる1/1平織り布
では取付部材21の四隅の織り目を伸度が高い45°バ
イアスになるように設定するのが好ましい。また位置決
め用の複数のロケート穴25は取付部材21の固定部2
3の剛性に対応して、例えば、4〜12穴程度、適宜設
定することができる。
用の複数のロケート穴25が形成されている。尚、取付
部材21の固定部23を平面的にし易くするために、一
般的にエアバッグ本体11に用いられる1/1平織り布
では取付部材21の四隅の織り目を伸度が高い45°バ
イアスになるように設定するのが好ましい。また位置決
め用の複数のロケート穴25は取付部材21の固定部2
3の剛性に対応して、例えば、4〜12穴程度、適宜設
定することができる。
【0021】図4に示す如く、前記フラップ17,17
が前記挿入穴14側から取付側のメイン基布13側に折
り返され、このフラップ17,17を夫々折り返した状
態で前記フラップ17,17のロケート穴19と前記取
付部材21のロケート穴25とが平面より見て離間した
位置に形成されている。前記フラップ17,17と取付
側のメイン基布13に前記取付部材21の固定部23側
が縫着されて縫着部28が形成されている。
が前記挿入穴14側から取付側のメイン基布13側に折
り返され、このフラップ17,17を夫々折り返した状
態で前記フラップ17,17のロケート穴19と前記取
付部材21のロケート穴25とが平面より見て離間した
位置に形成されている。前記フラップ17,17と取付
側のメイン基布13に前記取付部材21の固定部23側
が縫着されて縫着部28が形成されている。
【0022】図5及び図6には、本発明に係わるエアバ
ッグ本体の縫製方法に用いられる縫製装置31が示され
ており、この縫製装置31はクランプピン34aを有す
るクランプ34が設けられた下押さえ治具33と、回転
ヒンジ37により前記下押さえ治具33に対して回転自
在な上押さえ治具35とを備えている。
ッグ本体の縫製方法に用いられる縫製装置31が示され
ており、この縫製装置31はクランプピン34aを有す
るクランプ34が設けられた下押さえ治具33と、回転
ヒンジ37により前記下押さえ治具33に対して回転自
在な上押さえ治具35とを備えている。
【0023】下押さえ治具33は図示しないミシン台に
取付けられる。この下押さえ治具33の中央に透孔39
が形成され、この透孔39は前記取付側のメイン基布1
3の挿入穴14より外側に形成される縫着部28より大
きく形成されている。またこの透孔39の外周縁に沿っ
て前記取付部材21の位置決め用のロケート穴25に挿
入される複数のロケートピン41が形成されている。
取付けられる。この下押さえ治具33の中央に透孔39
が形成され、この透孔39は前記取付側のメイン基布1
3の挿入穴14より外側に形成される縫着部28より大
きく形成されている。またこの透孔39の外周縁に沿っ
て前記取付部材21の位置決め用のロケート穴25に挿
入される複数のロケートピン41が形成されている。
【0024】上押さえ治具35の前記透孔39と対向す
る位置に透孔43が形成され、前記フラップ17を折り
返した状態でフラップ17の位置決め用のロケート穴1
9に挿入される複数のロケートピン45が形成されてい
る。この複数のロケートピン45は取付側のメイン基布
13の挿入穴14の対向する2つの直線部15,15に
対応する位置に形成され、この直線部15,15に対応
する位置にバネクリップ47が一対設けられている。ま
た上押さえ治具35の上面端部には下押さえ治具33の
クランプピン34aが係止されるクランプ穴34bが形
成されている。
る位置に透孔43が形成され、前記フラップ17を折り
返した状態でフラップ17の位置決め用のロケート穴1
9に挿入される複数のロケートピン45が形成されてい
る。この複数のロケートピン45は取付側のメイン基布
13の挿入穴14の対向する2つの直線部15,15に
対応する位置に形成され、この直線部15,15に対応
する位置にバネクリップ47が一対設けられている。ま
た上押さえ治具35の上面端部には下押さえ治具33の
クランプピン34aが係止されるクランプ穴34bが形
成されている。
【0025】前記フラップ17のロケート穴19と前記
取付部材21のロケート穴25とが平面より見て離間し
た位置となるように、前記下押さえ治具33のロケート
ピン41と上押さえ治具35のロケートピン45が平面
より見て離間した位置に形成されている。
取付部材21のロケート穴25とが平面より見て離間し
た位置となるように、前記下押さえ治具33のロケート
ピン41と上押さえ治具35のロケートピン45が平面
より見て離間した位置に形成されている。
【0026】次に、図6を参照して本発明に係わるエア
バッグ本体の縫製方法を説明する。先ず、取付部材21
の固定部23の位置決め用のロケート穴25を下押さえ
治具33のロケートピン41に係止する。次いで取付部
材21の固定部23側に取付側のメイン基布13の挿入
穴14側を載置する。
バッグ本体の縫製方法を説明する。先ず、取付部材21
の固定部23の位置決め用のロケート穴25を下押さえ
治具33のロケートピン41に係止する。次いで取付部
材21の固定部23側に取付側のメイン基布13の挿入
穴14側を載置する。
【0027】前記取付部材21と取付側のメイン基布1
3とを上押さえ治具35により挟持し、クランプ34に
より固定する。前記上押さえ治具35に設けられたロケ
ートピン45に前記フラップ17のロケート穴19を前
記フラップ17を直線部15,15の折り曲げ部20で
折り返した状態で係止し、バネクリップ47で挾持す
る。
3とを上押さえ治具35により挟持し、クランプ34に
より固定する。前記上押さえ治具35に設けられたロケ
ートピン45に前記フラップ17のロケート穴19を前
記フラップ17を直線部15,15の折り曲げ部20で
折り返した状態で係止し、バネクリップ47で挾持す
る。
【0028】前記折り返した状態のフラップ17と取付
側のメイン基布13の挿入穴14の外周縁に沿って前記
取付部材21の固定部23側を周状に縫着し、縫着部2
8を形成する。この縫着部28は周状に限らずU字状の
組合わせ等分割縫製であってもよい。尚、詳細説明はこ
れを省略するも、前記取付部材21と取付側のメイン基
布13とは上下逆構成として縫製することができるもの
である。
側のメイン基布13の挿入穴14の外周縁に沿って前記
取付部材21の固定部23側を周状に縫着し、縫着部2
8を形成する。この縫着部28は周状に限らずU字状の
組合わせ等分割縫製であってもよい。尚、詳細説明はこ
れを省略するも、前記取付部材21と取付側のメイン基
布13とは上下逆構成として縫製することができるもの
である。
【0029】図7には、本発明に係わるエアバッグ本体
の縫製方法の異なる実施の形態が示されており、前述せ
る実施の形態と対応する部分には同一符号を付してこれ
以上の詳細説明はこれを省略するも、下押さえ治具33
のロケートピン41に前記フラップ17のロケート穴1
9を前記フラップ17を折り曲げ部20で折り返した状
態で係止し、取付側のメイン基布13を上押さえ治具3
5により挟持し、上押さえ治具35の上面側に形成され
たロケートピン45に取付部材21の固定部23の位置
決め用のロケート穴25を係止し、バネクリップ47で
挾持する。
の縫製方法の異なる実施の形態が示されており、前述せ
る実施の形態と対応する部分には同一符号を付してこれ
以上の詳細説明はこれを省略するも、下押さえ治具33
のロケートピン41に前記フラップ17のロケート穴1
9を前記フラップ17を折り曲げ部20で折り返した状
態で係止し、取付側のメイン基布13を上押さえ治具3
5により挟持し、上押さえ治具35の上面側に形成され
たロケートピン45に取付部材21の固定部23の位置
決め用のロケート穴25を係止し、バネクリップ47で
挾持する。
【0030】前記折り返した状態のフラップ17と取付
側のメイン基布13の挿入穴14の外周縁に沿って前記
取付部材21の固定部23側を周状に縫着し、縫着部2
8を形成するものである。斯る方法においても位置決め
用のロケート穴19,25を用いて簡易迅速に位置決め
ができ、取付側のメイン基布13に取付部材21をけが
き線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着する
ことができるものである。
側のメイン基布13の挿入穴14の外周縁に沿って前記
取付部材21の固定部23側を周状に縫着し、縫着部2
8を形成するものである。斯る方法においても位置決め
用のロケート穴19,25を用いて簡易迅速に位置決め
ができ、取付側のメイン基布13に取付部材21をけが
き線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着する
ことができるものである。
【0031】
【発明の効果】以上が本発明に係るエアバッグ本体及び
エアバッグ本体の縫製方法の実施の形態であるが、本発
明の請求項1に記載のエアバッグ本体によれば、エアバ
ッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、前記メイン
基布に挿入穴が形成され、前記メイン基布の挿入穴より
内側に突出してフラップが設けられ、前記取付部材は先
端側にバッグ取付部が形成され、前記取付部材のメイン
基布側の固定部に位置決め用のロケート穴が形成され、
前記フラップが前記メイン基布側に折り返され、該フラ
ップとメイン基布に前記取付部材の固定部が縫着されて
いるので、メイン基布に取付部材をけがき線等のマーカ
ーを付けることなく簡易迅速に縫着することができ、ミ
シン縫製に熟練を要することがなく、作業工数を減少さ
せることができる。
エアバッグ本体の縫製方法の実施の形態であるが、本発
明の請求項1に記載のエアバッグ本体によれば、エアバ
ッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、前記メイン
基布に挿入穴が形成され、前記メイン基布の挿入穴より
内側に突出してフラップが設けられ、前記取付部材は先
端側にバッグ取付部が形成され、前記取付部材のメイン
基布側の固定部に位置決め用のロケート穴が形成され、
前記フラップが前記メイン基布側に折り返され、該フラ
ップとメイン基布に前記取付部材の固定部が縫着されて
いるので、メイン基布に取付部材をけがき線等のマーカ
ーを付けることなく簡易迅速に縫着することができ、ミ
シン縫製に熟練を要することがなく、作業工数を減少さ
せることができる。
【0032】本発明の請求項2に記載のエアバッグ本体
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、
前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップが
設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成
され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴が形成され、前記フラップに位置決め用
のロケート穴が形成され、前記フラップが前記メイン基
布側に折り返され、前記フラップとメイン基布に前記取
付部材の固定部側が縫着されているので、位置決め用の
ロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めができ、平面か
らなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部材をけがき
線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着するこ
とができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、作業
工数を減少させることができる。
によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、
前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップが
設けられ、前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成
され、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴が形成され、前記フラップに位置決め用
のロケート穴が形成され、前記フラップが前記メイン基
布側に折り返され、前記フラップとメイン基布に前記取
付部材の固定部側が縫着されているので、位置決め用の
ロケート穴を用いて簡易迅速に位置決めができ、平面か
らなるメイン基布に立体的な筒形状の取付部材をけがき
線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着するこ
とができ、ミシン縫製に熟練を要することがなく、作業
工数を減少させることができる。
【0033】本発明の請求項3に記載のエアバッグ本体
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を形成し、前
記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップを形
成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め用の
ロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
一方のロケートピンに係止し、取付部材の固定部側とメ
イン基布とを積層し、前記取付部材とメイン基布とを下
押さえ治具と上押さえ治具により挟持し、前記折り返し
た状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の固定部
側を縫着しているので、位置決め用のロケート穴を用い
て簡易迅速に位置決めができ、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる。
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と取
付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を形成し、前
記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフラップを形
成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め
用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め用の
ロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何れか
一方のロケートピンに係止し、取付部材の固定部側とメ
イン基布とを積層し、前記取付部材とメイン基布とを下
押さえ治具と上押さえ治具により挟持し、前記折り返し
た状態のフラップとメイン基布に前記取付部材の固定部
側を縫着しているので、位置決め用のロケート穴を用い
て簡易迅速に位置決めができ、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる。
【0034】本発明の請求項4に記載のエアバッグ本体
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円
錐筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を
形成し、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップを形成し、該フラップに位置決め用のロケート穴
を形成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置
決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め
用のロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何
れか一方のロケートピンに係止し、前記下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか他方に設けられたロケートピ
ンに前記フラップのロケート穴を前記フラップを折り返
した状態で係止し、前記折り返した状態のフラップとメ
イン基布に前記取付部材の固定部側を縫着しているの
で、位置決め用のロケート穴を用いて簡易迅速に位置決
めができ、平面からなるメイン基布に立体的な筒形状の
取付部材をけがき線等のマーカーを付けることなく簡易
迅速に縫着することができ、ミシン縫製に熟練を要する
ことがなく、作業工数を減少させることができる。
の縫製方法によれば、エアバッグ本体はメイン基布と円
錐筒状の取付部材とを有し、前記メイン基布に挿入穴を
形成し、前記メイン基布の挿入穴より内側に突出してフ
ラップを形成し、該フラップに位置決め用のロケート穴
を形成し、前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置
決め用のロケート穴を形成し、前記取付部材の位置決め
用のロケート穴を下押さえ治具または上押さえ治具の何
れか一方のロケートピンに係止し、前記下押さえ治具ま
たは上押さえ治具の何れか他方に設けられたロケートピ
ンに前記フラップのロケート穴を前記フラップを折り返
した状態で係止し、前記折り返した状態のフラップとメ
イン基布に前記取付部材の固定部側を縫着しているの
で、位置決め用のロケート穴を用いて簡易迅速に位置決
めができ、平面からなるメイン基布に立体的な筒形状の
取付部材をけがき線等のマーカーを付けることなく簡易
迅速に縫着することができ、ミシン縫製に熟練を要する
ことがなく、作業工数を減少させることができる。
【0035】本発明によれば、メイン基布に取付部材を
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる経済性に優れた
エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法を得るこ
とができる。
けがき線等のマーカーを付けることなく簡易迅速に縫着
することができ、ミシン縫製に熟練を要することがな
く、作業工数を減少させることができる経済性に優れた
エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法を得るこ
とができる。
【図1】本発明に係わるエアバッグ本体の実施の形態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】本発明に係わるエアバッグ本体の取付部材の実
施の形態を示す斜視図。
施の形態を示す斜視図。
【図3】本発明に係わるエアバッグ本体の取付側のメイ
ン基布の実施の形態を示す一部平面図。
ン基布の実施の形態を示す一部平面図。
【図4】本発明に係わるエアバッグ本体の実施の形態を
示す一部断面図。
示す一部断面図。
【図5】本発明に係わるエアバッグ本体の縫製装置の実
施の形態を示す分解斜視図。
施の形態を示す分解斜視図。
【図6】本発明に係わるエアバッグ本体の縫製方法の実
施の形態を示す断面図。
施の形態を示す断面図。
【図7】本発明に係わるエアバッグ本体の縫製方法の異
なる実施の形態を示す断面図。
なる実施の形態を示す断面図。
11 エアバッグ本体 12 乗員側のメイン基布 12a 外周縁 13 取付側のメイン基布 13a 外周縁 14 挿入穴 15 直線部 17 フラップ 19 ロケート穴 20 折り曲げ部 21 取付部材 22 バッグ取付部 23 固定部 25 ロケート穴 28 縫着部 31 縫着装置 33 下押さえ治具 34 クランプ 35 上押さえ治具 37 回転ヒンジ 39 透孔 41 ロケートピン 43 透孔 45 ロケートピン 47 バネクリップ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体において、 前記エアバッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、
前記メイン基布に挿入穴が形成され、前記メイン基布の
挿入穴より内側に突出してフラップが設けられ、前記取
付部材は先端側にバッグ取付部が形成され、前記取付部
材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロケート穴が
形成され、前記フラップが前記メイン基布側に折り返さ
れ、該フラップとメイン基布に前記取付部材の固定部が
縫着されていることを特徴とするエアバッグ本体。 - 【請求項2】 複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体において、 前記エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取付部材
とを有し、前記メイン基布に挿入穴が形成され、前記メ
イン基布の挿入穴より内側に突出してフラップが設けら
れ、前記取付部材は先端側にバッグ取付部が形成され、
前記取付部材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロ
ケート穴が形成され、前記フラップに位置決め用のロケ
ート穴が形成され、前記フラップが前記メイン基布側に
折り返され、前記フラップとメイン基布に前記取付部材
の固定部側が縫着されていることを特徴とするエアバッ
グ本体。 - 【請求項3】 複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体の縫製方法において、 前記エアバッグ本体はメイン基布と取付部材とを有し、
前記メイン基布に挿入穴を形成し、前記メイン基布の挿
入穴より内側に突出してフラップを形成し、前記取付部
材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロケート穴を
形成し、前記取付部材の位置決め用のロケート穴を下押
さえ治具または上押さえ治具の何れか一方のロケートピ
ンに係止し、取付部材の固定部側とメイン基布とを積層
し、前記取付部材とメイン基布とを下押さえ治具と上押
さえ治具により挟持し、前記折り返した状態のフラップ
とメイン基布に前記取付部材の固定部側を縫着すること
を特徴とするエアバッグ本体の縫製方法。 - 【請求項4】 複数のメイン基布を縫着して形成される
エアバッグ本体の縫製方法において、 前記エアバッグ本体はメイン基布と円錐筒状の取付部材
とを有し、前記メイン基布に挿入穴を形成し、前記メイ
ン基布の挿入穴より内側に突出してフラップを形成し、
該フラップに位置決め用のロケート穴を形成し、前記取
付部材のメイン基布側の固定部に位置決め用のロケート
穴を形成し、前記取付部材の位置決め用のロケート穴を
下押さえ治具または上押さえ治具の何れか一方のロケー
トピンに係止し、前記下押さえ治具または上押さえ治具
の何れか他方に設けられたロケートピンに前記フラップ
のロケート穴を前記フラップを折り返した状態で係止
し、前記折り返した状態のフラップとメイン基布に前記
取付部材の固定部側を縫着することを特徴とするエアバ
ッグ本体の縫製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103881A JPH11278188A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103881A JPH11278188A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278188A true JPH11278188A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14365787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10103881A Pending JPH11278188A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | エアバッグ本体及びエアバッグ本体の縫製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11278188A (ja) |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10103881A patent/JPH11278188A/ja active Pending
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