JPH11277979A - 筆記具用キャップ、筆記具用キャップの製造方法、及び筆記具用キャップ製造用金型 - Google Patents

筆記具用キャップ、筆記具用キャップの製造方法、及び筆記具用キャップ製造用金型

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JPH11277979A
JPH11277979A JP10084449A JP8444998A JPH11277979A JP H11277979 A JPH11277979 A JP H11277979A JP 10084449 A JP10084449 A JP 10084449A JP 8444998 A JP8444998 A JP 8444998A JP H11277979 A JPH11277979 A JP H11277979A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形時において、金型の破損、変形などの発
生を軽減することができ、金型の寿命を向上させること
ができる筆記具用キャップの提供を目的とする。 【解決手段】 筆記具本体10の先端部に形成されるペ
ン先16を覆う内筒部31と、内筒部31の周囲を所定
の空隙を介して覆う外筒部21と、内筒部31の外面と
外筒部21の内面とを連結し、かつ各筒部31,21の
長手方向に沿って延出する少なくとも2個のリブ部41
とを備え、前記各リブ部41の内側端部に、外筒部内面
から離間する非接触部41aを形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具本体のペン
先を覆う内筒部と、その周囲に所定の間隙を介して配設
される外筒部とを備え、両筒部の間に通気性をもたせる
ようにした筆記具用キャップ、筆記具用キャップの製造
方法、及び筆記具用キャップ製造用金型に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】筆記具に設けられるキャップとして、現
在では、内筒部及び外筒部によって2重構造をなすよう
構成したものが知られている。この2重構造をなすキャ
ップにおいて、内筒部は筆記具本体の先端部に設けられ
ているペン先の保湿、保護などの機能を果す。また、外
筒部は内筒部外面との間に所定の間隙を介して保持さ
れ、前記間隙内を経て長手方向(軸線方向)へと空気を
流通させ得るものとなっている。このため、キャップが
誤って飲み込まれた場合などにも呼吸が可能となり、窒
息などの事態を回避することができるようになり、使用
者に対する安全性を確保することができるようになって
いる。従って、この空気流通性確保の点から前記内筒部
と外筒部との間には常に適正な間隔が保たれることが重
要であり、そのための手段として、従来は、図13に示
すように、内筒部aと外筒部bとの間に数箇所のリブ部
dを形成し、このリブ部dによって内筒部aと外筒部b
との相対位置を一定に保つような構造となっている。
【0003】ところで、現在用いられている筆記具用キ
ャップの多くは射出成形によって成形される樹脂成形品
であり、上記のようなリブ部dを有する筆記具用キャッ
プCPの成形には図15ないし図17に示すような金型
mが用いられる。この金型mは、固定側コアm1の筒状
突出部m11及び可動側コアm2の外コア部m21を筒
状のキャビティブッシュm3内に遊嵌させ、筒状突出部
m11と外コア部m21の各端部に形成されている突合
わせ面m11aとm21aとを突合わせると共に、前記
筒状突出部m11内に内コア部m22を遊嵌させて型締
めを行うことにより、内側キャビティCa1と外側キャ
ビティCa2とが形成されると共に、前記筒状突出部m
11に形成したスリット状の切欠溝Ca3(図16参
照)によって両キャビティCa1,Ca2が連通するよ
うになっている。そして、成形時には、固定側コアm1
に形成された注入口m13から樹脂を射出することによ
って内側キャビティCa2、切欠溝Ca3、外側キャビ
ティCa1の順で樹脂液が充填され、その後、冷却工程
などを経て離型、突き出しなどを行うことにより、上記
のリブ部dを有する筆記具用キャップCPが形成され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の筆記具用キャップCPにあっては、これを成形する
に際し、上記金型mに変形や破損が生じ易く、製造コス
トの増大を招くという問題がある。すなわち、樹脂液を
射出した場合、樹脂液は内側キャビティCa2から切欠
溝Ca3、外側キャビティCa1の順で充填されるた
め、図17に示すように内側キャビティCa2から外側
キャビティCa1に向けて樹脂液による圧力Pが筒状突
起部m11及び外コア部m21に加わる。その結果、切
欠溝Ca3が形成されていることにより外コア部m21
より強度の低い筒状突出部m11が樹脂液の圧力Pによ
って外方へと押し出され、変形や破損が生じることがあ
り、変形時にはその変形部分において成形品にバリや変
形が発生し、成形品の品質の低下を招くという不都合が
生じる。
【0005】本発明は上記従来技術の問題点に着目して
なされたもので、成形時において、金型の破損、変形な
どの発生を軽減することができ、金型の寿命向上を図る
ことができる筆記具用キャップと、その筆記具用キャッ
プの製造方法及び筆記具用キャップの金型の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る筆記具用キ
ャップは、筆記具本体の先端部に形成されるペン先を覆
う内筒部と、前記内筒部の周囲を所定の間隙を介して覆
う外筒部と、前記内筒部の外面と外筒部の内面とを連結
し、かつ各筒部の長手方向に沿って延出する少なくとも
2個のリブ部とを備え、前記各部を射出成形によって一
体成形するようにした筆記具用キャップにおいて、前記
各リブ部の内側端部に、外筒部内面から離間する非接触
部を形成したものである。
【0007】また、上記構成を有する筆記具用キャップ
の製造は、筒状をなすキャビティブッシュと、前記キャ
ビティブッシュの内方に遊嵌する筒状突出部が形成され
ると共に前記筒状突出部の頭部に液状の樹脂を注入する
注入口が形成される固定側コアと、前記キャビティブッ
シュ内に遊嵌可能でありかつ前記筒状突出部の端部に形
成される突合わせ面に対して接離可能な突合わせ面を有
する筒状の外コア部を有すると共に、前記外コア部の内
方に嵌合しかつ前記筒状突出部内に遊嵌可能な棒状の内
コア部を有する可動側コアとを有し、前記固定側コアの
筒状突出部と前記可動側コアの外コア部の一方にその端
部から内方へとスリット状の切欠溝を形成すると共に、
前記筒状突出部と外コア部のうち切欠溝の形成された一
方の突合わせ面には、他方の突合わせ面に外方から重合
する重合部を形成してなる金型を備え、前記固定側コア
に対し可動側コアを突合わせて型締めを行うことによ
り、筒状突出部及びこれに突合わせた外コア部と前記キ
ャビティブッシュとの間に筒状のの外側キャビティを形
成すると共に、前記切欠溝を介して前記外側キャビティ
と連通すると共に前記注入口に連通する筒状の内側キャ
ビティを筒状突出部と内コア部との間に形成し、前記固
定側コアの注入口から内側キャビティへと樹脂液を射出
することにより、内側キャビティ、切欠部、外側キャビ
ティへと順次樹脂液を充填させ、樹脂液を冷却して固化
させた後、成形品の離型、突き出しを行うことにより行
うことができる。
【0008】上記のように本発明によれば、内筒部と外
筒部とを連結するリブ部の内側端部が外筒部内から離間
する非接触部を形成したものとしたため、これを成形す
るためには、固定側コアと可動側コアとの突合わせ面の
うち、リブ部を形成するための切欠溝を形成した一方の
コアにおける突合わせ面に対し、他方のコアの突合わせ
面が外側から重合するよう突合わせてあるため、樹脂液
が内筒部を形成する内側キャビティから外筒部を形成す
る外側キャビティへと樹脂液が充填されるに際し、両キ
ャビティの間で生じる圧力差により、内側から外側に向
けて金型が加圧されたとしても、リブを形成するための
切欠溝が形成された比較的強度の低い一方の金型は、そ
の外方から強度に優れた他方の金型によって支持され、
金型が変形したり、破損したりすることはなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1ないし図11は本発明
の第1の実施形態を示す図であり、図1は本発明の第1
の実施形態に係るキャップを挿着してなる筆記具の全体
構成を示す側面図である。図示のように、ここに示す筆
記具1は、内部にインクを貯留すると共にペン先16を
保持する筆記具本体10と、この筆記具本体10に着脱
可能に装着されるキャップ20とからなる。このうち筆
記具本体10は、把持部11とこれより小径の先端部1
2とからなり、先端部12には大小異なる径を有する円
筒状の嵌合部(大径部13,小径部14)が形成されて
いる。さらに大径部13は前記把持部11より小径であ
って、両部分の接合箇所には前述のキャップ20後方の
開口部22を当接させるための段部11aが形成されて
いる。
【0010】一方、図示2ないし図6に示すように、前
記キャップ20はほぼ円筒形状をなす外筒部21と、こ
の外筒部21の内方に保持される内筒部31と、これら
両筒部21,31を連結するリブ部41とからなる。前
記外筒部21はキャップ20の外殻をなし、その前端部
及び後端部には共に開口部22,24が形成されてい
る。そして、外筒部21の後方部23の内面は前記筆記
具本体10の大径部13とほぼ同一の径を有している。
また外筒部21の内面には前記筆記具本体10の環状の
係合凸部13aに係合する突出部25が形成されてい
る。
【0011】また、前記内筒部31は有頭筒状をなして
おり、この内筒部31の内面には、周方向に沿って環状
の密接部32が突出形成されている。この密接部32
は、前記筆記具本体10の先端部12に形成された環状
の係合凸部15に隙間なく嵌合するようになっており、
前記密接部32と小径部14との接触によってペン先1
6の周囲の気密状態を維持し得るものとなっている。ま
た、内筒部31の後方の開口部33と、前記外筒部21
の後方の開口部22との長手方向(図では左右方向)に
おける距離間隔T1は、筆記具本体10のペン先16の
先端部から大径部13の前端に至る距離間隔T2より大
なる距離間隔に設定されている。
【0012】また、前記内筒部31の外周面と外筒部2
1の内周面との間には、4個の薄肉板状のリブ部41が
各筒部の長手方向に沿って一体に形成されている(図2
参照)。そして、これらリブ部41は、周方向に沿って
90度の角度間隔を介して形成されており、内筒部31
と外筒部21との間の筒状の間隙Sを4等分するものと
なっている。また、各リブ部41の長手方向における形
成範囲は、両筒部31,21の前端部から内筒部31の
略中間位置にまで及んでいる。さらに、各リブ部41の
内側端部には、前記外筒部21aから間隙Gを介して離
間する非接合部41aが形成されている。そして、この
実施形態における各非接合部41aは、後方に向かうに
従って幅広となるよう形成されており、これによって後
述の可動型の離型性を高めるものとなっている。また、
この実施形態における外筒21の内面21aには、前記
非接合部41aの最奥部(前端部)より前方に環状突起
21bが形成されている。
【0013】この第1の実施形態における筆記具用キャ
ップ20は上記のように構成されており、筆記具本体1
0を使用しない場合には、図1に示すように筆記具本体
10の先端部12を覆うよう装着することができる。こ
の装着において、キャップ20の内筒部31は、その密
接部32が前記筆記具本体10の先端部12の小径部1
4に密接すると共に、外筒部21における後方部23の
内面に形成された突出部25が前記先端部12における
大径部13の周面に形成された環状の係合凸部13aを
乗り越えて係合した状態となっているため、これらの係
合力によってキャップ20が重力や僅かな外力によって
不用意に抜脱することは防止される。また、前記内筒部
31に囲繞される空間において、小径部14との密接部
分より先方の空間は内筒部31と筆記具本体10とによ
って外部との空気の流通を遮断したほぼ完全な密接状態
となるため、ペン先16が乾燥したり、インクの溶剤が
必要以上に揮発したりするのを防止することができる。
【0014】また、筆記具用キャップ20の装着時に
は、筆記具本体10の中心軸線に対して斜めの方向から
挿入され、ペン先16外部との筆記具用キャップ20の
外筒部21における後方部23の内面に接しながら内筒
部へと導かれることも多い。しかし、この実施形態で
は、前述のようにキャップ20における寸法T1を、筆
記具本体10における寸法かT2に対して前述のような
関係(T1>T2)に設定しているため、ペン先16が
内筒部31の開口部33へと達する前に、筆記具本体1
0の大径部13が外筒部21の後方部23の内面に嵌合
して、両者の中心軸線が一致するため、ペン先16は内
筒部31の開口部33に当接したり、空間S内に挿入さ
れたりすることはなく、確実に内筒部31内へと導かれ
る。
【0015】キャップ20の取外しは、筆記具用キャッ
プ20を筆記具本体10から離反する方向へと引張り、
その密接部32と係合凸部15、及び突出部25と係合
凸部13aとの係合を解除することによって行うことが
できる。また、誤って筆記具用キャップ20外筒部21
飲み込まれ、のどに詰まらせるなどの事故が発生して
も、筆記具用キャップ20は開口部22から間隙Sに至
る流通路が連通形成されるているため、窒息などの大事
に至ることはない。特に、内筒31は4箇所で外筒21
に連結されているため、両筒部21,31の位置関係は
確固に維持される。このため、ペン先16がキャップ2
0の中心軸線に対して斜めに挿入された場合などにも内
筒31と外筒21との間に形成される間隙Sは常に適正
形状に保たれ、良好な通気性を維持することができる。
また、リブ部41が存在することによって外筒部21及
び内筒部31の剛性も高まるため、キャップ20の着脱
などにおいて、強い力で把持されたとしても外筒部21
が変形しにくくなる。なお、リブ部41は薄肉板状に形
成されているため、これが間隙Sにおける通気性に大き
な影響を及ぼすこともない。
【0016】ところで、上記第1の実施形態に示す筆記
具用キャップ20は、射出成形によって形成されるもの
となっており、その成形に使用する金型は、図5ないし
図7に示すような構成を有するものとなっている。すな
わち、ここに示す金型100は、円筒状をなすキャビテ
ィブッシュ101と、前記キャビティブッシュ101内
に嵌合する固定側コア110と、前記キャビティブッシ
ュ101内に遊嵌する可動側コア140と、前記可動側
コア140に嵌合するストリッパーブッシュ150とか
らなる。
【0017】このうち、前記固定側コア110は、その
後面に後方へと突出する円筒状の筒状突出部111が形
成されている。この筒状突出部111は前記キャビティ
ブッシュ101内に同心で遊嵌されており、キャビティ
ブッシュ101の内面と筒状突出部111の外面との間
には、前記筆記具用キャップの肉厚と略同一の幅を有す
る空間g1が形成されている。そして、前記筒状突出部
111には、図6に示すように、その周方向に沿って等
間隔に4本のスリット状の切欠溝G3が形成され、これ
によって前記筒状突出部111は、4枚の円弧状の突片
113に分割形成されており、各前記各突片113の先
端部には、後述の可動側コア140と重合する突合わせ
面F1が形成されている。また、前記固定側コア110
の中央部には、図外の射出ノズルが挿入される射出流路
110aが貫通形成されており、その射出口110bは
前記固定側コア110の筒状突出部111の頭部中央に
位置している。
【0018】また、前記可動側コア140は、前記キャ
ビティブッシュ101内に遊嵌される円筒状の外コア部
120と、この外コア部120内に嵌合する内コア部1
30とから構成される。ここで、外コア部120の外面
は、キャビティブッシュ101の内面より小径に形成さ
れ、前記キャビティブッシュ101内に同心で遊嵌され
るものとなっている。そして、このキャビティブッシュ
101内への遊嵌状態において、前記キャビティブッシ
ュ101の内面と外コア部120の外面との間には前記
筆記具用キャップ20における外筒部21の肉厚と略同
一の幅を有する間隙g2が形成される。また、前記外コ
ア部120の先端部には、前記固定側コア110の筒状
突出部111の突合わせ面F1に突合わされる突合わせ
面F2が形成されている。前記内コア部130は、前記
外コア部120の内面に嵌合しており、外コア部120
の前方部との間に隙間g3が形成されるものとなってい
る。さらに、この内コア部130の前端部は、前記外コ
ア部120の前端部より前方に突出しており、前記固定
側コア120の筒状突出部111内に隙間g4を介して
遊嵌する外形をなしている。
【0019】一方、前記固定側コア110の筒状突出部
111の先端部に形成される突合わせ面F1と、外コア
部120の先端部に形成される突合わせ面F2は、図7
に示すような形状を有するものとなっている。すなわ
ち、固定側コア110における各筒状突出部111の後
端部には、内側重合部112が形成されており、この内
側嵌合部112には、他の部分より曲率半径が後方に向
かうに従って減少する凸弧面F11と、端面F12とが
形成されており、両面F11,F12によって突合わせ
面F1が形成されている。また、可動側コア120の前
端部には、前記内側重合部122に重合する外側重合部
112が形成されており、この外側重合部112には前
記凸弧面F11に重合する凹弧面F21と、前記端面F
12に当接する端面F22とが形成され、両端面F2
1,F22によって突合わせ面F2が形成されている。
なお、前記突合わせ面F2の凹弧面F21は、これに重
合する凸弧面F11よりやや短尺に形成されており、両
弧面F21とF11とを重合させた状態で、凹弧面F2
1の前端部F21aが凸弧面F11の前端部(他の部分
との段差部)F11aから所定のクリアランスをもって
対向するようになっている。
【0020】以上の構成を有する金型を使用した上記筆
記具用キャップの製造方法を説明する。まず、前記キャ
ビティブッシュ101に嵌合した固定側コア110に対
し、ストリッパーブッシュ150に嵌合させた可動側コ
ア140を、前記キャビティブッシュ101内に遊嵌
し、その外コア部120の先端部に形成した突合わせ面
F2を前記筒状突出部111の突合わせ面F1に突き合
せる。これにより、外コア部120とキャビティブッシ
ュ101との間に形成される間隙g2と、前記筒状突出
部111と前記キャビティブッシュ101との間に形成
されている間隙g1とが連通状態となり、前記筆記具用
キャップ1の外筒部21と略同形の間隙(外側キャビテ
ィ)G1が形成される。また、可動側コア140の内コ
ア部130が前記筒状突出部111内に遊嵌され、内コ
ア部130と筒状突出部111との間に形成される間隙
g4と、内コア部130と外コア部120との間に形成
される間隙g3とが連通状態となり、両間隙g3,g4
によって前記筆記具用キャップ1の内筒部31と略同形
の間隙(内側キャビティ)G2が形成される。そして、
内側キャビティG2と外側キャビティG1とは切欠溝G
3を介して連通状態となる。
【0021】こうして、固定側コア110と可動側コア
140との型締めが行われた後、固定側コア110に形
成されている射出流路110aへと不図示の射出機構の
射出ヘッドが前記固定側コア110の射出流路内に樹脂
液を射出する。これにより、射出された樹脂液は射出口
110bから内側キャビティG2の内方へと噴出され、
内側キャビティG2内に樹脂液を充填させる。この後、
前記キャビティG2に流入した樹脂液は、さらに欠切溝
G3を経て外側キャビティG1へと流入し、外側キャビ
ティG1及び欠切溝G1にも樹脂液が充填される。
【0022】このように、固定側コア110から噴出さ
れた樹脂液は、内側キャビティG2から切欠溝G3を経
て外側キャビティG2へと順次流入するため、外側キャ
ビティG1に樹脂液が充填されるまでの間、両キャビテ
ィの間には樹脂液によって加えられる圧力に差が生じ
る。つまり、内側キャビティG2内の圧力が外側キャビ
ティG1内の圧力より大となり、両キャビティG1,G
2間に位置する筒状突出部111及び外コア部120に
は内側から外側へと圧力Pが加わる。前述のように、固
定側コア110の筒状突出部111は、切欠溝G3によ
って分割形成されているため、切欠溝の形成されていな
い連続した円筒形状をなす外コア部120に比べて強度
が低く、筒状突出部111が外側から全く支持されてい
ないとすると、前記の圧力Pによって筒状突出部111
の各突片113が変形する可能性がある。しかしなが
ら、この実施形態においては、強度の低い筒状突出部1
11の突合わせ面F1の凸弧面F11に対し、その外側
から外コア部120の突合わせ面F2の凹弧面F21が
重合しているため、筒状突出部111は前記外コア部1
20の先端部が支持され、前述のような圧力Pが加わっ
たとしても筒状突出部111が外方へと変形することは
ない。なお、連続した円筒形状をなす外コア120は強
度が高いため変形する虞れはない。
【0023】各キャビティへの樹脂液供給後、内コア部
130の中心部に形成されているコア冷却穴130b内
に送給された冷却水等の冷却作用によって前記各キャビ
ティG1,G2及び欠切溝G3内の樹脂液は固化し、成
形品が形成される。この後、可動側コア120を固定側
コア110から離反させて離型させ、さらに成形品の突
き出しを行うことにより、成形品は可動側コア140か
ら取り出され、成形工程は完了する。そして、以上の成
形工程によって図1ないし図4に示す筆記具用キャップ
20が得られる。すなわち、外側キャビティG1内の樹
脂によって外筒部21が、内側キャビティG2内の樹脂
によって内筒部31が、切欠溝G3内の樹脂によって両
筒部21,31を連結するリブ部41がそれぞれ形成さ
れたものとなる。なお、外筒部21の内面には、外コア
部120の内面に形成された環状の凹部120aによっ
て係合凸部13aが形成され、内筒部31の内面には、
可動側内コア130の外面に形成された環状の凹部13
0aによって密接部32が形成される。
【0024】ところで、上記第1の実施の形態において
は、固定側コア110の内側重合部112における突合
わせ面F1を凸弧面F11と端面F12とにより構成
し、可動側コア120の外側重合部122の突合わせ面
F2を凹弧面F21と先端面F22とにより構成した
が、各重合部は、その他の形状をなす突合わせ面を有す
るものとすることも可能である。例えば、図11及び図
12に示す本発明の第2の実施形態における金型200
のように、各突合わせ面を形成することも可能である。
この第2の実施形態では、固定側コア110に設けられ
た筒状突出部111の内側重合部212における突合わ
せ面F3を、後方に向かうに従って縮径する凸弧面によ
り形成し、外コア部120の外側重合部222における
突合わせ面F4を前記傾斜面に外方から重合する凹弧面
により形成したものとなっている。これによれば、固定
側コア110と可動側コア140とを型締めした状態
で、外コア部120が筒状突出部111をその外方から
支持するため、樹脂液により内側から外側へと圧力Pが
加わっても筒状突出部111の変形を防止することがで
きる。
【0025】そして、この第2の実施形態における金型
を用いて形成されるキャップは、図8ないし図10に示
すような形状をなす。なお、各図中、上記第1の実施形
態に示したものと同一もしくは相当部分には同一符号を
付す。この第2の実施形態に係るキャップは、外筒部2
1と内筒部31との間に形成される間隙Sは、外コア部
120の外側重合部222と、筒状突出部111の内側
重合部212との重合形状に従って屈曲したものとなっ
ている。このため、この筆記具用キャップの装着状態に
おいて、筆記具本体のペン先などから漏出したインクが
前記間隙S内に流入したとしても、前記間隙Sの屈曲部
分Saにおいて、インクが一端受け止められるため、キ
ャップの頭部側から外部へとインクが流出するのを抑制
することができ、着脱に際し、キャップの頭部で手が汚
れたりするのを防止することができる。
【0026】また、上記各実施形態における金型におい
ては、固定側コア110の筒状突出部111に切欠溝G
3を形成した場合を例にとり説明したが、切欠溝を可動
側コアに形成してリブ部を形成することも可能であり、
その場合には、可動側コアに内側重合部を設け、固定側
コアの筒状突出部に外側重合部を形成し、固定側コアに
よって可動側コアの外方への変形等を防止することがで
きる。また、上記実施の形態においては、4個の切欠溝
を形成した場合を例にとり説明したが、切欠溝の数は3
個以下、あるいは5個以上としても良く、本発明は特に
上記実施の形態に限定されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、内筒
部と外筒部とをリブ部によって連結してなる筆記具用キ
ャップにおいて、前記リブ部の内側端部に前記外筒部内
面から離間する非接触部を形成するようにしたため、こ
れを形成する金型は、その固定側コアと可動側コアとの
突合わせ面のうち、リブ部を形成するための切欠溝を形
成した一方のコアにおける突合わせ面に対し、他方のコ
アの突合わせ面を外側から重合するよう突合わせるもの
となり、樹脂液によって内側から外側に向けて金型が加
圧されたとしても、切欠溝が形成された比較的強度の低
い一方のコアが、強度に優れた他方のコアによって外側
から支持され、コアの変形や破損を防止することができ
る。このため、金型の寿命を大幅に向上させることがで
き、製造コストの低減を図ることができると共に、適正
なキャップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における筆記具用キャ
ップ及びこれを装着してなる筆記具を示す一部縦断側面
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における筆記具用キャ
ップの縦断側面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図3におけるB−B線断面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における筆記具用キャ
ップの形成に用いる金型を示す縦断側面図である。
【図6】図5に示した固定側コア等の後面図である。
【図7】図5におけるC部の拡大図である。
【図8】本発明の第2の実施形態における筆記具用キャ
ップを示す縦断側面図である。
【図9】図8におけるD−D線断面図である。
【図10】図9におけるE−E線断面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における筆記具用キ
ャップの形成に用いる金型を示す縦断側面図である。
【図12】図11におけるF部の拡大図である。
【図13】従来の筆記具用キャップの縦断側面図であ
る。
【図14】図13におけるG−G線断面図である。
【図15】従来の筆記具用キャップの形成に用いる金型
を示す縦断側面図である。
【図16】図15における固定側コア等の後面図であ
る。
【図17】図15におけるH部の拡大図である。
【符号の説明】
10 筆記具本体 16 ペン先 20 筆記具用キャップ 21 外筒部 31 内筒部 41 リブ部 41a 非接触部 100 キャビティブッシュ 110 固定側コア 110b 注入口 111 筒状突出部 112,212 内側重合部 120 内コア部 122,222 外側重合部 130 外コア部 140 可動側コア F1,F2,F3,F4 突合わせ面 G1 外側キャビティ G2 内側キャビティ G3 切欠溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具本体の先端部に形成されるペン先
    を覆う内筒部と、 前記内筒部の周囲を所定の間隙を介して覆う外筒部と、 前記内筒部の外面と外筒部の内面とを連結し、かつ各筒
    部の長手方向に沿って延出する少なくとも2個のリブ部
    とを備え、 前記各部を射出成型によって一体成型するようにした筆
    記具用キャップにおいて、 前記各リブ部の内側端部に、外筒部内面から離間する非
    接触部を形成したことを特徴とする筆記具用キャップ。
  2. 【請求項2】 筒状をなすキャビティブッシュと、 前記キャビティブッシュの内方に遊嵌する筒状突出部が
    形成されると共に前記筒状突出部の頭部に液状の樹脂を
    注入する注入口が形成される固定側コアと、 前記キャビティブッシュ内に遊嵌可能でありかつ前記筒
    状突出部の端部に形成される突合わせ面に対して接離可
    能な突合わせ面を有する筒状の外コア部を有すると共
    に、前記外コア部の内方に嵌合しかつ前記筒状突出部内
    に遊嵌可能な棒状の内コア部を有する可動側コアとを有
    し、 前記固定側コアの筒状突出部と前記可動側コアの外コア
    部の一方にその端部から内方へとスリット状の切欠溝を
    形成すると共に、前記筒状突出部と外コア部のうち切欠
    溝の形成された一方の突合わせ面には、他方の突合わせ
    面に外方から重合する重合部を形成してなる金型を備
    え、 前記固定側コアに対し可動側コアを突合わせて型締めを
    行うことにより、筒状突出部及びこれに突合わせた外コ
    ア部と前記キャビティブッシュとの間に筒状のの外側キ
    ャビティを形成すると共に、 前記切欠溝を介して前記外側キャビティと連通すると共
    に前記注入口に連通する筒状の内側キャビティを前記筒
    状突出部と内コア部との間に形成した後、 前記固定側コアの注入口から内側キャビティへと樹脂液
    を射出することにより、内側キャビティ、切欠部、外側
    キャビティへと順次樹脂液を充填させ、 樹脂液を冷却して固化させた後、成形品の離型、突き出
    しを行うことにより、前記内側キャビティによって形成
    された内筒部と外側キャビティによって形成された外筒
    部と前記切欠溝によって形成された前記両筒部を連結す
    るリブ部とからなり、各リブ部の内側端部には外筒部内
    面と内筒部外面のいずれか一方から離間する非接触部が
    形成される筆記具用キャップを形成することを特徴とす
    る筆記具用キャップの製造方法。
  3. 【請求項3】 筒状をなすキャビティブッシュと、 前記キャビティブッシュの内方に遊嵌する筒状突出部が
    形成されると共に前記筒状突出部の頭部に液状の樹脂を
    注入する注入口が形成される固定側コアと、 前記キャビティブッシュ内に遊嵌可能でありかつ前記筒
    状突出部の端部に形成される突合わせ面に対して接離可
    能な突合わせ面を有する筒状の外コア部を有すると共
    に、前記外コア部の内方に嵌合しかつ前記筒状突出部内
    に遊嵌可能な棒状の内コア部を有する可動側コアとを有
    し、 前記固定側コアの筒状突出部と前記可動側コアの外コア
    部の一方にその端部から内方へとスリット状の切欠溝を
    形成すると共に、前記筒状突出部と外コア部のうち切欠
    溝の形成された一方の突合わせ面には、他方の突合わせ
    面に外方から重合する重合部を形成してなることを特徴
    とする筆記具用キャップ製造用金型。
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