JPH11277816A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH11277816A
JPH11277816A JP10545898A JP10545898A JPH11277816A JP H11277816 A JPH11277816 A JP H11277816A JP 10545898 A JP10545898 A JP 10545898A JP 10545898 A JP10545898 A JP 10545898A JP H11277816 A JPH11277816 A JP H11277816A
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JP
Japan
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currency
symbol
tape
printing
data
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JP10545898A
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English (en)
Inventor
Hideo Ueno
英生 上野
Sachie Kanda
早智恵 神田
Mizue Terai
瑞恵 寺井
Mikako Bito
美香子 尾藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め入力された通貨の換算レートに基づき、
一の通貨における値を他の通貨における金額に換算し、
その通貨における値を適切な表示方法で表示した数値等
を、直ちにテープに印刷することができるテープ印刷装
置を提供する。 【解決手段】 入力された一つの通貨とその通貨の基準
通貨に対する換算レートとを対応づけて通貨換算テーブ
ルメモリに記憶しておき、基準通貨の値が入力された
際、通貨換算テーブルに換算レートデータを読み出し
(S24)、それに基づいて、その換算レートの通貨に
おける値を演算し(S25)、演算された結果に、通貨
記号、小数点記号及び位取り記号等を付加し(S26〜
S28)、サーマルヘッドによりテープに印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等に値札等と
して貼り付けるためのテープ等の被印刷媒体に文字、図
形等を印刷する印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、キーボード、ディ
スプレイ、印刷機構等を備え、印字媒体として、フィル
ム状のテープ(例えば、12mm、24mmのテープ幅)
に、入力した文字や記号を印刷できるテープ印刷装置を
実用化するとともに、このテープ印刷装置に、テープに
印刷する際に、左揃え、右揃え等の行修飾等を決定する
行修飾設定機能等の各種の編集機能を付加したものを提
案した。このテープ印刷装置は、ファイル名ラベル等の
各種のラベルを作成するのに好適のものである。
【0003】また、これらテープ印刷装置は、接着のた
めに貼り付ける両面テープと透明なテープとの間に文字
等を印刷することができるものであり、上記方式で印刷
されたテープは、文字が擦れて薄くなったり、消えたり
することがないため、持ち歩いたり、他の物体と常に接
触する物に貼り付けるラベル等として、極めて適してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、世界
中で種々の通貨が使用されており、特にヨーロッパで
は、狭い地域に多数の国が存在し、その国によって異な
る通貨が使用されている。そのため、1つの商品が異な
る国で販売されることが多く、その場合には、通貨レー
トに基づき、それぞれの国の価格に換算して値札等をつ
ける必要がある。また、ヨーロッパでは、将来通貨統合
がなされるが、その後においては、今まで使用していた
通貨における商品価格を統合される通貨の価格に直し
て、商品に表示する必要がある。
【0005】更に、最近では、国際的な人の交流も盛ん
であるため、一つの国においても、異なる通貨を持った
人々が、異なる通貨を用いて商品を購入する場合も多
い。このような場合にも、通貨レートに基づき、異なる
通貨による複数の価格を商品に付して販売した方が、購
入者にも分かり易い。
【0006】このような場合、通貨レートに基づき、各
通貨による価格を計算する計算機は種々存在するが、計
算結果に基づき、直ちに換算された商品の価格を印刷
し、商品等に貼り付けることができる印刷装置は存在し
なかった。また、図13に示すように、通貨記号、小数
点記号や位取り記号等の表示方法は、各国の通貨毎に異
なっているため、このような他の国の通貨による価格の
表示を行うのは、非常に煩雑であった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、予め入力さ
れた通貨の換算レートに基づき、一の通貨における金額
(商品価格)を他の通貨における金額(商品価格)に換
算し、その通貨における金額をその通貨における適切な
表示方法で表示した値札等を、直ちに作製することがで
きる印刷装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の印刷装置は、文字、記号、図形等の
データを入力する入力手段と、入力されたデータを記憶
するデータ記憶手段と、入力されたデータを表示する表
示手段と、テープ等の被印刷媒体に文字、記号、図形等
を印刷する印刷手段とを備えた印刷装置であって、少な
くとも一つの通貨とその通貨の基準通貨に対する換算レ
ートとを対応づけて記憶する換算レート記憶手段と、少
なくとも一つの通貨と、その通貨に応じた小数点記号及
び位取り記号とを対応づけて記憶する記号記憶手段と、
基準通貨の値が入力された際、換算レート記憶手段に記
憶された換算レートデータに基づいて、その換算レート
の通貨における値を演算する演算手段と、記号記憶手段
のデータに基づいて、演算手段にて演算された値に、そ
の通貨に対応する小数点記号及び位取り記号を付加する
付加手段と、演算手段にて演算された値と、付加手段に
て付加された小数点記号及び位取り記号とを、印刷手段
により被印刷媒体に印刷させる制御手段とを備えてい
る。
【0009】上記請求項1記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
一つの通貨における値を他の通貨における値に換算し、
その通貨における適切な表示方法で表示された値を、直
ちにテープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作製する
ことができる。このように、所望の通貨記号を選択する
ことにより、選択した通貨における適切な表示方法で表
示された値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印刷する
ことができる。
【0010】また、請求項2記載の印刷装置は、文字、
記号、図形等のデータを入力する入力手段と、入力され
たデータを記憶するデータ記憶手段と、入力されたデー
タを表示する表示手段と、テープ等の被印刷媒体に文
字、記号、図形等を印刷する印刷手段とを備えた印刷装
置であって、2つ以上の通貨とそれら通貨の基準通貨に
対する換算レートとを対応づけてそれぞれ記憶する換算
レート記憶手段と、各通貨と、それら通貨に応じた小数
点記号及び位取り記号とを対応づけてそれぞれ記憶する
記号記憶手段と、基準通貨の値が入力された際、換算レ
ート記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の換算レ
ートデータに基づいて、その換算レートの通貨における
値をそれぞれ演算する演算手段と、記号記憶手段のデー
タに基づいて、演算手段にて演算された各値に、その通
貨に対応する小数点記号及び位取り記号をそれぞれ付加
する付加手段と、演算手段にて演算された通貨の各値
と、付加手段にて付加された小数点記号及び位取り記号
とを、印刷手段により同一の被印刷媒体に複数印刷させ
る制御手段とを備えている。
【0011】上記請求項2記載の印刷装置によれば、入
力された複数の通貨の基準通貨に対する換算レートに基
づき、一つの通貨における値を他の複数の通貨における
値に換算し、それらの通貨における表示方法で表示され
た複数の値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印刷し、
値札等を作製することができる。
【0012】また、請求項3記載の印刷装置は、請求項
1又は2記載の印刷装置であって、上記制御手段が、上
記印刷手段により、入力された基準通貨の値も、上記演
算手段にて演算された通貨の各値を印刷するテープ等の
被印刷媒体に一緒に印刷するものである。
【0013】上記請求項3記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
基準通貨における値と入力された通貨における値とが、
それらの通貨における適切な表示方法で表示されたもの
を、同一のテープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作
製することができる。従って、基準通貨を使用する者
も、他の通貨を使用するものも、その値を見て、容易に
商品等の価値を判断し、購入することができる。
【0014】また、請求項4記載の印刷装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置であって、
上記演算手段にて演算された値に、換算した通貨の通貨
記号を付加する通貨記号付加手段を更に備え、上記制御
手段が、上記印刷手段により、通貨記号付加手段にて付
加された通貨記号も、一緒にテープに印刷するものであ
る。
【0015】上記請求項4記載の印刷装置によれば、テ
ープ等の被印刷媒体に印刷された金額には、通貨記号も
一緒に記載されているため、どの通貨における金額かを
容易に判断することができ、商品等の価値を判断して、
購入することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の印刷装置として
のテープ印刷装置の一実施形態を図面に基づいて説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】図1は、本発明のテープ印刷装置の一実施
形態を示す斜視図である。図1に示すように、テープ印
字装置1の本体フレーム2は略箱状体に形成され、その
上面前部にはキーボード3が配設されている。入力手段
としてのキーボード3には、アルファベット文字、数
字、記号等を入力するための文字キー、スペースキー、
リターンキー、カーソルを右方又は左方に移動させるた
めのカーソル移動キー、印刷テープ9に印刷する印刷領
域にテープ長を設定するテープ長設定キー、通貨レート
設定モードを設定する通貨レート設定キー、通貨計算処
理モードを設定する通貨計算処理キー、通貨無効設定モ
ードを設定する通貨無効設定キー、通貨記号を無効にす
る無効キー、印刷する文字のサイズを設定するサイズ設
定キー、各種の処理を実行させる実行キー、各種の設定
処理の終了を指令する終了キー、印刷を指令する印刷キ
ー、データをメモリから削除する削除キー、電源をON
・OFFするための電源キー等が設けられている。な
お、入力手段として、スキャナや他の通信装置等も考え
られる。キーボード3の後部には、表示手段としての液
晶ディスプレイ7が設けられており、この液晶ディスプ
レイ(LCD)7には、入力された文字、設定モード等
が必要に応じて表示される。
【0018】テープ印字装置1の内部には印刷機構PM
が設けられており、この印刷機構PMに装着するテープ
カセットCS(図2参照)の脱着を可能にするため、本
体フレーム2の側面から背面にかけてカバーフレーム8
が設けられている。また、本体フレーム2の側面には、
テープ取り出し口4及び取り出した印刷テープ9を主動
で切断するためのカッターレバー5が設けられている。
なお、符号6は、印刷中であることを示す印刷ランプで
ある。
【0019】次に、印刷機構PMについて、図2に基づ
いて簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形
状のテープカセットCSが装着されており、このテープ
カセットCSには、被印刷媒体としてのテープ、例え
ば、透明なラミネートフィルムテープ12が巻装された
テープスプール13と、印字リボン14が巻装されたリ
ボン供給スプール15と、この印字リボン14を巻取る
巻取りスプール16と、ラミネートフィルムテープ12
と同一幅を有する両面テープ17が剥離紙を外側に貼着
して巻装された供給スプール18と、これらラミネート
フィルムテープ12と両面テープ17とを接合させる接
合ローラ19とが回転自在に設けられている。なお、両
面テープ17は、ベーステープの両面に粘着剤層が形成
されており、その一側面の粘着剤層に剥離紙が貼着され
ている。
【0020】ラミネートフィルムテープ12と印字リボ
ン14とが重なる位置には、サーマルヘッド20が立設
され、これらラミネートフィルムテープ12と印字リボ
ン14とをサーマルヘッド20に押圧するプラテンロー
ラ21と、ラミネートフィルムテープ12と両面テープ
17とを接合ローラ19に押圧して印刷テープ9を作製
する送りローラ22とは、本体フレーム2に回動自在に
枢着された支持体23に回転可能に枢支されている。こ
のサーマルヘッド20には、多数の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0021】従って、テープ送りモータ47(図3参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ19と
巻取りスプール16とが所定回転方向にそれぞれ同期し
て駆動されながら発熱素子群に通電されたとき、ラミネ
ートフィルムテープ12上には複数のドット列により文
字や記号が印字され、しかもラミネートフィルムテープ
12は両面テープ17を接合した状態で印刷テープ9と
してテープ送り方向Aにテープ送りされ、図1及び図2
に示すように、本体フレーム2の外部に繰出される。な
お、印刷機構PMの詳細については、特開平2−106
555号公報を参照のこと。
【0022】送り出された印刷テープ9をカットする際
には、本体フレーム2の側面に設けられたカッターレバ
ー5の手前の部分を、本体フレーム2の外側の方向に移
動させると、カッター(図示せず)が印刷テープ9の方
向に移動し、印刷テープ9が切断される。
【0023】ところで、テープカセットCSから繰出さ
れる印刷テープ9として、テープ幅を6mm、9mm、
12mm、18mm、24mmとする5種類が準備され
ている。更に、各テープ幅毎に、両面テープ17を構成
するベーステープの色(以下、単に両面テープ17の色
とし、このベーステープの色がテープの地色)と印字リ
ボン14のインク色とを、「黒」、「赤」、「青」、
「黄」・・・「白」とから任意に組合せた複数種類のテ
ープカセットCSが準備されている。
【0024】そして、これらテープカセットCSの底壁
部には、これら5種類のテープ幅の何れかを検知するた
めに、複数の突出爪を組合せた突出片が複数個設けられ
ており、本体フレーム2には、これら突出片の突出爪の
状態からテープ幅を検知するテープ幅センサ43、及
び、両面テープ17と印字リボン14との組合せ色を検
知するテープ色センサ44がそれぞれ取付けられている
(図3参照)。
【0025】更に、本体フレーム2には、これら複数種
類のテープカセットCSが択一的に装着されたことを検
出するために、カセットスイッチ42が取付けられてい
る(図3参照)。
【0026】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図3
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットスイッチ42と、テープ幅センサ43と、テー
プ色センサ44と、液晶ディスプレイ(LCD)7に表
示データを出力するためのビデオRAM24を有するデ
ィスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告用ブ
ザー45のための駆動回路46と、サーマルヘッド20
を駆動するための駆動回路48と、テープ送りモータ4
7を駆動するための駆動回路49とがそれぞれ接続され
ている。
【0027】制御装置Cは、CPU52と、このCPU
52にデータバス等のバス51を介して接続された入出
力インターフェース50、CGROM53、54、RO
M55、56及びRAM60とから構成されている。
【0028】表示用のCGROM53には、数字やアル
ファベット文字や記号の各々に関して、表示のためのド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。印刷用のCGROM(ドットパターンデータ
メモリ)54には、アルファベット文字や記号等のキャ
ラクタを印字するために多数のキャラクタの各々に関し
て、印刷用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系
書体、明朝系書体等)毎に分類され、各書体毎に7種類
(16、24、32、48、64、96、128のドッ
トサイズ)の印刷文字サイズ分、コードデータに対応さ
せて格納されている。
【0029】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号等のキャラクタのコードデータに
対応させてディスプレイコントローラ23を制御する表
示駆動制御プログラム、印刷データバッファ67のデー
タを順次読出してサーマルヘッド20やテープ送りモー
タ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、後述のテー
プ印刷制御の制御プログラム等が格納されている。
【0030】更に、ROM55には、印刷テープ9の5
種類のテープ幅の各々に対応する印刷可能幅データTW
がドット数で予め格納されている。ROM(通貨記号デ
ータメモリ)56には、各国の通貨に対応する通貨記号
が格納されている。なお、ROM55及びROM56
は、1つのROMから構成されていてもよい。
【0031】また、図4に示すように、RAM60は、
ワークバッファ61、テキストメモリ62、通貨記号メ
モリ63、金額メモリ64、テープ長メモリ66、印刷
データバーファ67、印刷可能幅メモリ68、通貨換算
テーブルメモリ69等が設けられている。
【0032】そして、RAM60のワークバッファ61
には、キーボード3から入力されたデータ、計算結果等
が一時的に格納される。テキストメモリ62には、ワー
クバッファ61内で種々の処理が行われ、最終的に印刷
されるデータが格納される。通貨記号メモリ63には、
ROM56より呼び出された通貨記号データにその通貨
記号が有効か否かの判定された結果が付されて格納され
る。金額メモリ64には、入力された基準通貨における
金額が格納される。テープ長メモリ66には、設定され
たテープ長データSLがドット数で格納される。印刷デ
ータバッファ67には、縦方向に128ビット(16バ
イト)、横方向に約50文字分の所定ビットからなる大
きさのメモリ容量が設けられ、文字や記号からなる文書
の印刷用ドットイメージデータが印刷データとして格納
される。印刷可能幅メモリ68には、テープ印刷装置1
に装着されたテープカセットCSのテープ幅に対応する
印刷可能幅データTWが格納される。通貨換算テーブル
メモリ69には、図11に示すように、入力された通貨
記号とその通貨の基準通貨に対する通貨換算レートと
が、入力された順に番号を付されて格納された通貨換算
テーブルが設けられている。
【0033】次に、上記のように構成されたテープ印刷
装置1で行われるテープ印刷制御のルーチンについて、
図5〜図10のフローチャートに基づいて説明する。な
お、図中の符号Si(i=10、11、12・・・・
・)は、各ステップを示している。
【0034】電源キーにより電源が投入されると、この
テープ印刷制御(図5参照)が実行され、先ずRAM6
0の各メモリ61、62、64〜68をクリアするとと
もに、文書入力モードを設定する等の初期設定処理が実
行され(S10)、文書入力画面がLCD7に表示され
る(S11)。ただし、前の処理で入力された通貨と換
算レートについてのデータは、通貨換算テーブルメモリ
69に記憶されており、この通貨換算テーブルを用いる
ことにより、通貨計算処理を行うことができる。また、
通貨記号メモリ63には、通貨記号とそれが有効である
か否か等のデータが記憶されている。
【0035】次に、通貨計算処理キーが操作されず、ア
ルファベット文字、数字、記号等の文字キーやスペース
キー等の印刷可能キーが操作されたときには(S12:
YES,S13:No,S14:YES)、文字入力処
理(S40)が実行される。この文字入力処理(S4
0)においては、上記印刷可能キーに対応するコードデ
ータが入力処理されてテキストメモリ62に格納され、
表示処理制御が実行され、文字等がLCD7に表示され
る。
【0036】次に、通貨計算処理キー等が操作されず、
通貨レート設定キーが操作されたときには(S12:Y
ES,S13〜S16:No,S17:Yes)、通貨
レート設定処理制御(S80,図6参照)が実行され
る。この場合、通貨レート設定キーを設けず、通貨レー
ト等の任意の文字列を入力した後、実行キーを入力する
ことによっても、通貨レート設定モードとすることがで
きる。以下についても、同様の操作で各処理を行うこと
ができる。
【0037】先ず、通貨レート設定キーが操作されると
(S17:Yes)、図6に示すように、通貨換算テー
ブルメモリ69をクリアする処理等が実行され(S8
1)、LCD7には、「通貨記号?」が表示される。
【0038】次に、キー入力があると(S82:Ye
s)、キー入力された文字、記号等がワークバッファ6
1に一時的に格納され、通貨記号メモリ63中の通貨記
号と入力された文字、記号等とが比較され(S83)、
両者が一致する場合は(S83:Yes)、続いて、入
力された通貨記号が有効か否かが判定される(S8
4)。この判定に使用される通貨記号メモリ63中の通
貨記号及び有効か無効か等の符号については、後述す
る。
【0039】上記処理において、入力されたデータが通
貨記号でない場合には(S83:No)、ブザーが鳴動
され(S90)、再びキー入力モードに戻り(S8
2)、入力されたデータが通貨記号であるが有効でない
場合にも(S83:Yes,S84:No)、ブザーが
鳴動され(S91)、キー入力のモードに戻る(S8
2)。
【0040】S84において、通貨記号として有効であ
る場合(S84:Yes)、続いて入力された基準通貨
に対する換算レートとともに、ワークバッファ61に格
納される(S85〜S87)。次に、LCD7に「次の
通貨は?」という表示がなされ、実行キーが操作された
場合には(S88:Yes)、S82に戻り、同様の処
理が繰り返され、S89にて通貨記号と基準通貨に対す
る換算レートとを通貨換算テーブルとして通貨換算テー
ブルメモリ69に複数記憶することができる。
【0041】一方、終了キーが操作された場合には(S
88:No)、図11に示すように、入力された通貨記
号と換算レートとが、ワークバッファ61上で入力され
た順に通貨換算テーブルメモリ69に転送され、入力順
に番号が付された状態で記憶され、この通貨レート設定
処理が終了し(S89)、図5のS11に移行する。な
お、1つの通貨とその換算レートが入力される毎に、ワ
ークバッファ61から通貨換算テーブルメモリ69に転
送するようにしてもよい。また、基準通貨となる通貨記
号と、換算レート「1」を最初に入力するようにしても
よい。
【0042】上記処理においては、通貨記号と換算レー
トの組み合わせが1種類入力されてもよく、また、2種
類以上入力されてもよい。入力された換算レートのもの
について、後述する印刷処理が行われると、これらの通
貨における金額がテープに印刷される。従って、基準通
貨の値を入力することにより、通貨換算テーブルメモリ
69に記憶された通貨換算テーブルの所望の通貨と換算
レートとに基づいて、所望の通貨における金額を計算
し、その計算結果を被印刷媒体としてのテープに印刷す
ることができる。また、通貨記号と換算レートとを所望
の数入力して換算テーブルを作成しておくことにより、
複数の通貨におけるそれぞれの金額を一つのテープに複
数印刷することができる。なお、被印刷媒体としては、
値札等を作成し易いものであればなんでもよく、例え
ば、シート状の用紙であってもよい。
【0043】S82では、キー入力により、通貨記号を
入力するようにしたが、通貨記号によっては、普通のキ
ー入力では入力しにくい記号も存在するので、ROM5
6に予め格納されている通貨記号を読み出し、例えば、
表形式で表示させ、そのなかから選択キー等を操作する
ことにより、通貨記号を入力することができるようにし
てもよい。
【0044】上記通貨レート設定処理制御においては、
通貨記号が有効か無効かを判定する処理が含まれている
が、これはヨーロッパの通貨統合等により、有効でない
通貨が発生した場合のチェックに用いられるものであ
り、通貨無効設定キーが操作されると(S18:Ye
s)、通貨無効設定処理制御(S99,図7参照)が実
行されることにより、通貨記号メモリ63中に通貨記号
及びその通貨記号が有効か無効かのデータ等が格納され
る。
【0045】すなわち、この通貨無効設定処理制御(S
99)においては、通貨無効設定キーを操作することに
より(S18:Yes)、通貨無効設定モードに移り、
図7に示すように、ROM56の通貨記号データより、
ワークバッファ61に読み出された先頭の通貨記号がL
CD7に表示される(S100)。通貨記号データに
は、通貨記号、位取り記号、小数点記号等とともに、そ
の番号及び通貨記号を有効であるとする符号(例えば、
E)が格納されている。
【0046】そして、カーソル右移動キーが操作される
と(S101,S102:Yes)、2番目の通貨記号
が表示され、S101に戻る。すなわち、カーソル右移
動キーが操作される毎に、番号が大きくなり、その番号
が付された通貨記号が表示される(S108)。一方、
カーソル左移動キーが操作されると(S101:Ye
s,S102:No,S103:Yes)、逆に番号が
小さくなり、その番号の通貨が表示される(S10
9)。なお、番号が最大又は最小となった後は、表示さ
れる通貨は変化せず、同一の通貨が表示される。
【0047】表示された通貨記号について無効キーが操
作されると(S104:Yes)、無効処理がなされ、
その通貨記号を有効とする符号に代わり無効とする符号
(例えば、N)が付される(S110)。そして、表示
された通貨記号について、削除キーが操作されると(S
104:No,S105:Yes)、削除処理がなさ
れ、通貨記号メモリ63からその通貨が消去される(S
106)。
【0048】この通貨無効設定処理制御は、終了キーが
操作されると(S107:Yes)、この処理を終了す
る。上記処理により、ワークバッファ61に記憶された
通貨記号データは、通貨記号メモリ63に転送される。
基準通貨における金額を印刷させたくない場合は、基準
通貨を無効としておいてもよい。この通貨記号メモリ6
3は、通貨判断キーが操作されない限りクリアされな
い。基準通貨における金額を印刷させたくない場合は、
基準通貨を無効としておいてもよい。
【0049】また、図示はしていないが、カーソル右移
動キーの操作で、LCD7にスペースキーが表示された
とき、文字キーが操作され、文字、記号等が入力される
と、その文字等が新たな通貨記号、位取り記号として補
充されるようにしてもよい。
【0050】また、図示はしていないが、通貨記号登録
キーを操作することにより、通貨記号登録モードに入
り、文字キーを操作して、文字、記号等が入力される
と、その文字等が新たな通貨記号、小数点記号、位取り
記号として、RAM60に記憶される。
【0051】次に、通貨計算処理制御(S20)につい
て説明する。この通貨計算処理制御は、本発明の演算手
段が行う処理である。文書入力画面が表示されていると
き(S11)、通貨計算処理キーが操作されると(S1
2:Yes,S13:Yes)、通貨計算処理制御(S
20,図8参照)が実行される。まず、ワークバッファ
61をクリヤする等の初期値設定処理がなされ(S2
1)、「金額は?」がLCD7に表示される。そして、
基準通貨における金額が入力され、実行キーが操作され
ると(S22:Yes)、金額入力処理が終了し、入力
された数値が金額メモリ64に格納される(S23)。
【0052】続いて、通貨換算テーブルメモリ69よ
り、通貨記号と換算レートが順次読み出され(S2
4)、金額メモリ64の数値との乗算が行われ、通貨記
号と計算結果の数値とが、まず、ワークバッファ61に
格納される(S25)。通常、小数点以下は、3桁目を
四捨五入することにより、2桁が計算値として格納され
る。除算により数値が算出されるように設定された換算
レートが入力された場合には、例えば、入力した数値の
逆数をとる処理が行われ、その値が換算レートとして通
貨換算テーブルメモリ69に格納されるようにしてもよ
い。
【0053】次に、この計算結果に対し、通貨記号、小
数点記号、位取り記号及び区切りのスペース若しくは区
切り記号(例えば、「/」、「・」等)の付加処理が自
動的に行われる(S26)。この場合、区切り記号等
は、予め定められたものが付加される。
【0054】この処理は、ROM56に格納されている
通貨記号データ(図12)を用いることにより行われ、
ROM56に格納されている通貨記号、その通貨記号に
対する小数点記号及び位取り記号が付加された数値がテ
キストメモリ62に格納される。この処理は、基準通貨
及び計算された数値の全てについて、順次行われ、順次
テキストメモリ62に格納される。これらの通貨記号、
位取り記号、小数点記号は、必要に応じて、すべてを付
加しなくてもよく、そのうちから適当に選択し、その記
号を付加するようにしてもよい。
【0055】通貨によっては、例えば、日本のように、
小数点以下の数値がないものも存在するので、その場合
には、小数点が付かず、小数点以下が削除されたものが
テキストメモリ62に格納される。
【0056】次いで、通貨換算テーブルメモリ69の通
貨換算テーブルのデータに基づいて、次の通貨計算があ
るか否かを判断し(S27)、通貨計算を行う通貨があ
る場合には(S27:Yes)、RAM60の区切り記
号メモリ(図示略)に区切り記号が記憶されていれば、
その区切り記号、例えば、スペースや「/」等を付加す
る(S28)。また、通貨計算を行う通貨がない場合に
は(S27:No)、S28を実行することなく、次の
ステップに移行する。上記テキストメモリ62への格納
の際、テキストメモリ62に記憶可能か否かが判定され
る(S29)。
【0057】テキストメモリ62に格納されるデータ
は、例えば、50桁以内と桁数が決まっているので、上
記処理が行われた表示のすべての桁数が、制限範囲の桁
数を超え、オーバーフローした場合には(S29:N
o)、テキストメモリ62がこの処理が始まる前の状態
に戻され(S30)、例えば、「表示金額桁数オーバ
ー」という表示がLCD7になされ(S31)、この処
理を終了する。
【0058】一方、処理の終了した金額表示が、格納で
きる桁数より小さい場合には(S29:Yes)、テキ
ストメモリ62にこれらのデータが格納され(S3
2)、通貨換算テーブルメモリ69の通貨換算テーブル
のデータに基づいて、次の通貨計算を行う通貨があるか
否かを判断し(S33)、通貨計算を行う通貨がある場
合には(S33:Yes)、再びS24に戻り、同様の
処理がなされ、計算結果がワークバッファ61に一旦格
納され、その後、テキストメモリ62に格納される処理
が繰り返し、実行される。また、次の通貨計算を行う必
要がないと判断された場合には(S33:No)には、
通貨計算処理を終了し、図5のS11に移行する。
【0059】上記通貨計算処理制御では、換算レートが
1つの基準通貨について、その数値(金額)を入力する
が、ある通貨を指定することにより、指定した通貨を基
準通貨として数値を入力するようにすることもできる。
この場合は、通貨を指定することにより、通貨換算テー
ブルメモリ69に格納された通貨換算テーブルを、その
通貨を換算レート1.00として計算し直す処理が行わ
れ、再計算された通貨換算テーブルに基づき、S21〜
S33の処理制御が行われる。
【0060】次に、定長設定処理制御(S50)が行わ
れる場合について説明する。通常の文字等が入力されて
いる場合にも、以下に示す処理と同様の処理が行われ
る。テープ長設定キーが操作された場合には(S15:
Yes)、定長処理モードに移り、印刷テープ9に印刷
する印刷領域にテープ長を設定する定長設定処理制御
(S50、図9参照)が実行される。
【0061】この制御が開始されると、図9に示すよう
に、設定テープ長として、例えば、最小の「2cm」と
するテープ長設定画面がディスプレイ22に表示される
(S51)。そして、カーソル右移動キーが操作される
と(S52:Yes,S53:Yes)、次の設定テー
プ長が表示され(S54)、S52に戻る。すなわち、
例えば、カーソル右移動キーを操作する毎に「2cm」
→「3cm」→「4cm」→「5cm」・・・「20c
m」の順に設定テープ長が1センチずつ増加して順次表
示される。このとき、例えば、「20cm」の後に、
「Auto」又は「なし」が表示され、これを選択する
と、定長処理モードは解消される。
【0062】一方、カーソル左移動キーが操作されると
(S52:Yes,S53:No,S55:Yes)、
設定テープ長が、例えば、1センチずつ減少する上記と
逆の順序で表示され(S56)、S52に戻る。
【0063】次に、テープ長の設定が完了したのに伴っ
て終了キーが操作されたときには(S52:Yes,S
53:No,S55:No,S57:Yes)、設定さ
れたテープ長に対応するドット数が設定テープ長データ
SLとしてテープ長メモリ66に格納され(S58)、
この制御を終了してS11に移行する。上記定長処理を
行う際に、特開平4−18508号公報に記載した処理
方法を用いて、等文字間隔で印刷するように設定する等
文字間隔処理制御等を行ってもよい。
【0064】次に、印刷キーが入力された場合(S1
6:Yes)の印刷処理制御について説明する。上記定
長設定処理がなされている場合には、この印刷処理制御
において、印刷する金額等のテキストメモリ62に格納
されたデータが、設定されたテープ長の範囲に入るか否
かが判断される。すなわち、テープ印刷制御において、
印刷キーが操作されたときには(S12:Yes,S1
3〜S15:No,S16:Yes)、印刷処理制御
(S60,図10参照)が実行される。
【0065】先ず、テープ幅センサ43からのテープ幅
信号が読込まれ(S70)、そのテープ幅信号に対応す
る印刷可能幅データTW(ドット数)がROM55から
読込まれて印刷可能幅メモリ68に格納される(S7
1)。
【0066】次に、テキストメモリ62に格納された金
額表示やこの金額表示に通常の文字等が付加されたもの
等(以下、テキストデータという)の印刷用ドットイメ
ージデータが作成され、印刷データバッファ67に格納
される(S72)。次に、この印刷データバッファ67
に格納された印刷用ドットイメージデータに基づいて、
これらテキストデータの長さのドット数データLLが求
められるとともに、これらテキストデータの最大文字高
さのドット数MHが求められる(S73)。そして、こ
れら設定テープ長データ(横方向長さデータ)SLと印
刷可能幅データ(縦方向長さデータ)TWとで求められ
る印刷領域内にテキストデータが収まるか否かが判定さ
れる。即ち、テキストデータの長さデータLLが設定テ
ープ長データSL以下で(S74:Yes)、テキスト
データの最大文字高さデータMHが印刷可能幅データT
W以下のときには(S75:Yes)、テキストデータ
がその印刷範囲に収まるので、印刷データバッファ67
の印刷用ドットイメージデータが印刷機構PMに出力さ
れ、これらテキストデータが印刷テープ9に印刷される
(S76)。
【0067】一方、印刷データバッファ67に格納され
た印刷用ドットイメージデータに基いて求められたテキ
ストデータの長さLLが設定テープ長SLよりも大きい
とき、つまり金額表示列がその印刷範囲に収まらないと
きには(S74:No,S75:No)、印刷処理が停
止され(S77)、「指定長を超えます」というメッセ
ージがLCD7に表示され(S78)、この制御を終了
して、上記テープ印刷制御のS11に移行する。この場
合、テープ長を再設定することにより、印刷することが
できる。
【0068】上記印刷処理においては、印刷用ドットイ
メージデータとして、縦方向及び横方向の文字、記号等
を任意に選択することができる。上記印刷処理制御にお
いて、テープ長を設定しておくと、そのテープ長より長
い金額表示の印刷を避けることができる。
【0069】この印刷処理制御においては、印刷したい
通貨を指定することができるようにしておくのが望まし
い。この場合には、通貨印刷指定キーが操作され、印刷
指定モードが設定されると、LCD7に、通貨換算テー
ブルに格納されている順次通貨記号が表示され、その通
貨が表示されているときに、印刷を指定する「PR」の
文字が入力された場合には、この記号が通貨換算テーブ
ルメモリ69に格納され、一方、印刷を指定しない「N
P」の文字が入力された場合には、この記号が通貨換算
テーブルメモリ69に格納される(図11参照)。ま
た、番号を入力することにより、印刷する通貨の順番を
指定するようにしてもよい。
【0070】その後、印刷キーが操作されることによ
り、印刷が指定されたものについて、テキストメモリ6
2のデータが、設定されたテープ長の範囲に入るか否か
が判断され、印刷処理が行われる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、上記請求項1記載
の印刷装置によれば、入力された通貨の基準通貨に対す
る換算レートに基づき、一つの通貨における値(商品価
格)を他の通貨における値(商品価格)に換算し、その
通貨における適切な表示方法で表示された値を、直ちに
テープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作製すること
ができる。このように、所望の通貨記号を選択すること
により、選択した通貨における適切な表示方法で表示さ
れた金額を、直ちにテープ等に印刷することができる。
【0072】上記請求項2記載の印刷装置によれば、入
力された複数の通貨の基準通貨に対する換算レートに基
づき、一つの通貨における値を他の複数の通貨における
値に換算し、それらの通貨における適切な表示方法で表
示された複数の値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印
刷し、値札等を作製することができる。
【0073】上記請求項3記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
基準通貨における値と入力された通貨における値とが、
それらの通貨における適切な表示方法で表示されたもの
を、同一のテープに印刷し、値札等を作製することがで
きる。従って、基準通貨を使用する者も、他の通貨を使
用するものも、その値を見て、容易に商品等の価値を判
断し、購入することができる。
【0074】上記請求項4記載の印刷装置によれば、テ
ープ等の被印刷媒体に印刷された金額には、通貨記号も
一緒に記載されているため、どの通貨における金額かを
容易に判断することができ、商品等の価値を判断して、
購入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ印刷装置の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】テープカセットを装着した本発明のテープ印刷
装置の印刷機構を示す平面図である。
【図3】本発明のテープ印刷装置の制御系の概略を示す
ブロック図である。
【図4】本発明のテープ印刷装置のRAMの内容を示す
ブロック図である。
【図5】本発明のテープ印刷装置におけるテープ印刷制
御のルーチンの概略を示すフローチャートである。
【図6】本発明のテープ印刷装置における通貨レート設
定処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図7】本発明のテープ印刷装置における通貨無効設定
処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図8】本発明のテープ印刷装置における通貨計算処理
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図9】本発明のテープ印刷装置における定長処理制御
のルーチンの概略フローチャートである。
【図10】本発明のテープ印刷装置における印刷処理制
御のルーチンの概略フローチャートである。
【図11】本発明のテープ印刷装置において通貨換算テ
ーブルメモリに格納される通貨換算テーブルを示す説明
図である。
【図12】本発明のテープ印刷装置において、通貨記号
データメモリに格納されている通貨記号データを示す説
明図である。
【図13】各国通貨における金額の表示方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 3 キーボード 7 LCD 9 印刷テープ 20 サーマルヘッド 52 CPU 53、54 CGROM 55、56 ROM 60〜69 RAM CS テープカセット PM 印刷機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 印刷装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品等に値札等と
して貼り付けるためのテープ等の被印刷媒体に文字、図
形等を印刷する印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本願出願人は、キーボード、ディ
スプレイ、印刷機構等を備え、印字媒体として、フィル
ム状のテープ(例えば、12mm、24mmのテープ
幅)に、入力した文字や記号を印刷できるテープ印刷装
置を実用化するとともに、このテープ印刷装置に、テー
プに印刷する際に、左揃え、右揃え等の行修飾等を決定
する行修飾設定機能等の各種の編集機能を付加したもの
を提案した。このテープ印刷装置は、ファイル名ラベル
等の各種のラベルを作成するのに好適のものである。
【0003】また、これらテープ印刷装置は、接着のた
めに貼り付ける両面テープと透明なテープとの間に文字
等を印刷することができるものであり、上記方式で印刷
されたテープは、文字が擦れて薄くなったり、消えたり
することがないため、持ち歩いたり、他の物体と常に接
触する物に貼り付けるラベル等として、極めて適してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、世界
中で種々の通貨が使用されており、特にヨーロッパで
は、狭い地域に多数の国が存在し、その国によって異な
る通貨が使用されている。そのため、1つの商品が異な
る国で販売されることが多く、その場合には、通貨レー
トに基づき、それぞれの国の価格に換算して値札等をつ
ける必要がある。また、ヨーロッパでは、将来通貨統合
がなされるが、その後においては、今まで使用していた
通貨における商品価格を統合される通貨の価格に直し
て、商品に表示する必要がある。
【0005】更に、最近では、国際的な人の交流も盛ん
であるため、一つの国においても、異なる通貨を持った
人々が、異なる通貨を用いて商品を購入する場合も多
い。このような場合にも、通貨レートに基づき、異なる
通貨による複数の価格を商品に付して販売した方が、購
入者にも分かり易い。
【0006】このような場合、通貨レートに基づき、各
通貨による価格を計算する計算機は種々存在するが、計
算結果に基づき、直ちに換算された商品の価格を印刷
し、商品等に貼り付けることができる印刷装置は存在し
なかった。また、図13に示すように、通貨記号、小数
点記号や位取り記号等の表示方法は、各国の通貨毎に異
なっているため、このような他の国の通貨による価格の
表示を行うのは、非常に煩雑であった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑み、予め入力さ
れた通貨の換算レートに基づき、一の通貨における金額
(商品価格)を他の通貨における金額(商品価格)に換
算し、その通貨における金額をその通貨における適切な
表示方法で表示した値札等を、直ちに作製することがで
きる印刷装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の印刷装置は、文字、記号、図形等の
データを入力する入力手段と、入力されたデータを記憶
するデータ記憶手段と、入力されたデータを表示する表
示手段と、テープ等の被印刷媒体に文字、記号、図形等
を印刷する印刷手段とを備えた印刷装置であって、少な
くとも一つの通貨とその通貨の基準通貨に対する換算レ
ートとを対応づけて記憶する換算レート記憶手段と、少
なくとも一つの通貨と、その通貨に応じた小数点記号及
び位取り記号とを対応づけて記憶する記号記憶手段と、
基準通貨の値が入力された際、換算レート記憶手段に記
憶された換算レートデータに基づいて、その換算レート
の通貨における値を演算する演算手段と、記号記憶手段
のデータに基づいて、演算手段にて演算された値に、そ
の通貨に対応する小数点記号及び位取り記号を付加する
付加手段と、演算手段にて演算された値と、付加手段に
て付加された小数点記号及び位取り記号とを、印刷手段
により被印刷媒体に印刷させる制御手段とを備えてい
る。
【0009】上記請求項1記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
一つの通貨における値を他の通貨における値に換算し、
その通貨における適切な表示方法で表示された値を、直
ちにテープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作製する
ことができる。このように、所望の通貨記号を選択する
ことにより、選択した通貨における適切な表示方法で表
示された値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印刷する
ことができる。
【0010】また、請求項2記載の印刷装置は、文字、
記号、図形等のデータを入力する入力手段と、入力され
たデータを記憶するデータ記憶手段と、入力されたデー
タを表示する表示手段と、テープ等の被印刷媒体に文
字、記号、図形等を印刷する印刷手段とを備えた印刷装
置であって、2つ以上の通貨とそれら通貨の基準通貨に
対する換算レートとを対応づけてそれぞれ記憶する換算
レート記憶手段と、各通貨と、それら通貨に応じた小数
点記号及び位取り記号とを対応づけてそれぞれ記憶する
記号記憶手段と、基準通貨の値が入力された際、換算レ
ート記憶手段に記憶された少なくとも2つ以上の換算レ
ートデータに基づいて、その換算レートの通貨における
値をそれぞれ演算する演算手段と、記号記憶手段のデー
タに基づいて、演算手段にて演算された各値に、その通
貨に対応する小数点記号及び位取り記号をそれぞれ付加
する付加手段と、演算手段にて演算された通貨の各値
と、付加手段にて付加された小数点記号及び位取り記号
とを、印刷手段により同一の被印刷媒体に複数印刷させ
る制御手段とを備えている。
【0011】上記請求項2記載の印刷装置によれば、入
力された複数の通貨の基準通貨に対する換算レートに基
づき、一つの通貨における値を他の複数の通貨における
値に換算し、それらの通貨における表示方法で表示され
た複数の値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印刷し、
値札等を作製することができる。
【0012】また、請求項3記載の印刷装置は、請求項
1又は2記載の印刷装置であって、上記制御手段が、上
記印刷手段により、入力された基準通貨の値も、上記演
算手段にて演算された通貨の各値を印刷するテープ等の
被印刷媒体に一緒に印刷するものである。
【0013】上記請求項3記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
基準通貨における値と入力された通貨における値とが、
それらの通貨における適切な表示方法で表示されたもの
を、同一のテープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作
製することができる。従って、基準通貨を使用する者
も、他の通貨を使用するものも、その値を見て、容易に
商品等の価値を判断し、購入することができる。
【0014】また、請求項4記載の印刷装置は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の印刷装置であって、
上記演算手段にて演算された値に、換算した通貨の通貨
記号を付加する通貨記号付加手段を更に備え、上記制御
手段が、上記印刷手段により、通貨記号付加手段にて付
加された通貨記号も、一緒にテープに印刷するものであ
る。
【0015】上記請求項4記載の印刷装置によれば、テ
ープ等の被印刷媒体に印刷された金額には、通貨記号も
一緒に記載されているため、どの通貨における金額かを
容易に判断することができ、商品等の価値を判断して、
購入することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の印刷装置として
のテープ印刷装置の一実施形態を図面に基づいて説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0017】図1は、本発明のテープ印刷装置の一実施
形態を示す斜視図である。図1に示すように、テープ印
字装置1の本体フレーム2は略箱状体に形成され、その
上面前部にはキーボード3が配設されている。入力手段
としてのキーボード3には、アルファベット文字、数
字、記号等を入力するための文字キー、スペースキー、
リターンキー、カーソルを右方又は左方に移動させるた
めのカーソル移動キー、印刷テープ9に印刷する印刷領
域にテープ長を設定するテープ長設定キー、通貨レート
設定モードを設定する通貨レート設定キー、通貨計算処
理モードを設定する通貨計算処理キー、通貨無効設定モ
ードを設定する通貨無効設定キー、通貨記号を無効にす
る無効キー、印刷する文字のサイズを設定するサイズ設
定キー、各種の処理を実行させる実行キー、各種の設定
処理の終了を指令する終了キー、印刷を指令する印刷キ
ー、データをメモリから削除する削除キー、電源をON
・OFFするための電源キー等が設けられている。な
お、入力手段として、スキャナや他の通信装置等も考え
られる。キーボード3の後部には、表示手段としての液
晶ディスプレイ7が設けられており、この液晶ディスプ
レイ(LCD)7には、入力された文字、設定モード等
が必要に応じて表示される。
【0018】テープ印字装置1の内部には印刷機構PM
が設けられており、この印刷機構PMに装着するテープ
カセットCS(図2参照)の脱着を可能にするため、本
体フレーム2の側面から背面にかけてカバーフレーム8
が設けられている。また、本体フレーム2の側面には、
テープ取り出し口4及び取り出した印刷テープ9を主動
で切断するためのカッターレバー5が設けられている。
なお、符号6は、印刷中であることを示す印刷ランプで
ある。
【0019】次に、印刷機構PMについて、図2に基づ
いて簡単に説明すると、印刷機構PMに着脱自在に矩形
状のテープカセットCSが装着されており、このテープ
カセットCSには、被印刷媒体としてのテープ、例え
ば、透明なラミネートフィルムテープ12が巻装された
テープスプール13と、印字リボン14が巻装されたリ
ボン供給スプール15と、この印字リボン14を巻取る
巻取りスプール16と、ラミネートフィルムテープ12
と同一幅を有する両面テープ17が剥離紙を外側に貼着
して巻装された供給スプール18と、これらラミネート
フィルムテープ12と両面テープ17とを接合させる接
合ローラ19とが回転自在に設けられている。なお、両
面テープ17は、ベーステープの両面に粘着剤層が形成
されており、その一側面の粘着剤層に剥離紙が貼着され
ている。
【0020】ラミネートフィルムテープ12と印字リボ
ン14とが重なる位置には、サーマルヘッド20が立設
され、これらラミネートフィルムテープ12と印字リボ
ン14とをサーマルヘッド20に押圧するプラテンロー
ラ21と、ラミネートフィルムテープ12と両面テープ
17とを接合ローラ19に押圧して印刷テープ9を作製
する送りローラ22とは、本体フレーム2に回動自在に
枢着された支持体23に回転可能に枢支されている。こ
のサーマルヘッド20には、多数の発熱素子からなる発
熱素子群が上下方向に列設されている。
【0021】従って、テープ送りモータ47(図3参
照)の所定回転方向への駆動により、接合ローラ19と
巻取りスプール16とが所定回転方向にそれぞれ同期し
て駆動されながら発熱素子群に通電されたとき、ラミネ
ートフィルムテープ12上には複数のドット列により文
字や記号が印字され、しかもラミネートフィルムテープ
12は両面テープ17を接合した状態で印刷テープ9と
してテープ送り方向Aにテープ送りされ、図1及び図2
に示すように、本体フレーム2の外部に繰出される。な
お、印刷機構PMの詳細については、特開平2−106
555号公報を参照のこと。
【0022】送り出された印刷テープ9をカットする際
には、本体フレーム2の側面に設けられたカッターレバ
ー5の手前の部分を、本体フレーム2の外側の方向に移
動させると、カッター(図示せず)が印刷テープ9の方
向に移動し、印刷テープ9が切断される。
【0023】ところで、テープカセットCSから繰出さ
れる印刷テープ9として、テープ幅を6mm、9mm、
12mm、18mm、24mmとする5種類が準備され
ている。更に、各テープ幅毎に、両面テープ17を構成
するベーステープの色(以下、単に両面テープ17の色
とし、このベーステープの色がテープの地色)と印字リ
ボン14のインク色とを、「黒」、「赤」、「青」、
「黄」 ・・・ 「白」とから任意に組合せた複数種類
のテープカセットCSが準備されている。
【0024】そして、これらテープカセットCSの底壁
部には、これら5種類のテープ幅の何れかを検知するた
めに、複数の突出爪を組合せた突出片が複数個設けられ
ており、本体フレーム2には、これら突出片の突出爪の
状態からテープ幅を検知するテープ幅センサ43、及
び、両面テープ17と印字リボン14との組合せ色を検
知するテープ色センサ44がそれぞれ取付けられている
(図3参照)。
【0025】更に、本体フレーム2には、これら複数種
類のテープカセットCSが択一的に装着されたことを検
出するために、カセットスイッチ42が取付けられてい
る(図3参照)。
【0026】次に、テープ印刷装置1の制御系は、図3
のブロック図に示すように構成されている。制御装置C
の入出力インターフェース50には、キーボード3と、
カセットスイッチ42と、テープ幅センサ43と、テー
プ色センサ44と、液晶ディスプレイ(LCD)7に表
示データを出力するためのビデオRAM24を有するデ
ィスプレイコントローラ(LCDC)23と、警告用ブ
ザー45のための駆動回路46と、サーマルヘッド20
を駆動するための駆動回路48と、テープ送りモータ4
7を駆動するための駆動回路49とがそれぞれ接続され
ている。
【0027】制御装置Cは、CPU52と、このCPU
52にデータバス等のバス51を介して接続された入出
力インターフェース50、CGROM53、54、RO
M55、56及びRAM60とから構成されている。
【0028】表示用のCGROM53には、数字やアル
ファベット文字や記号の各々に関して、表示のためのド
ットパターンデータがコードデータに対応させて格納さ
れている。印刷用のCGROM(ドットパターンデータ
メモリ)54には、アルファベット文字や記号等のキャ
ラクタを印字するために多数のキャラクタの各々に関し
て、印刷用ドットパターンデータが、書体(ゴシック系
書体、明朝系書体等)毎に分類され、各書体毎に7種類
(16、24、32、48、64、96、128のドッ
トサイズ)の印刷文字サイズ分、コードデータに対応さ
せて格納されている。
【0029】ROM55には、キーボード3から入力さ
れた文字や数字や記号等のキャラクタのコードデータに
対応させてディスプレイコントローラ23を制御する表
示駆動制御プログラム、印刷データバッファ67のデー
タを順次読出してサーマルヘッド20やテープ送りモー
タ47を駆動する印刷駆動制御プログラム、後述のテー
プ印刷制御の制御プログラム等が格納されている。
【0030】更に、ROM55には、印刷テープ9の5
種類のテープ幅の各々に対応する印刷可能幅データTW
がドット数で予め格納されている。ROM(通貨記号デ
ータメモリ)56には、各国の通貨に対応する通貨記号
が格納されている。なお、ROM55及びROM56
は、1つのROMから構成されていてもよい。
【0031】また、図4に示すように、RAM60は、
ワークバッファ61、テキストメモリ62、通貨記号メ
モリ63、金額メモリ64、テープ長メモリ66、印刷
データバーファ67、印刷可能幅メモリ68、通貨換算
テーブルメモリ69等が設けられている。
【0032】そして、RAM60のワークバッファ61
には、キーボード3から入力されたデータ、計算結果等
が一時的に格納される。テキストメモリ62には、ワー
クバッファ61内で種々の処理が行われ、最終的に印刷
されるデータが格納される。通貨記号メモリ63には、
ROM56より呼び出された通貨記号データにその通貨
記号が有効か否かの判定された結果が付されて格納され
る。金額メモリ64には、入力された基準通貨における
金額が格納される。テープ長メモリ66には、設定され
たテープ長データSLがドット数で格納される。印刷デ
ータバッファ67には、縦方向に128ビット(16バ
イト)、横方向に約50文字分の所定ビットからなる大
きさのメモリ容量が設けられ、文字や記号からなる文書
の印刷用ドットイメージデータが印刷データとして格納
される。印刷可能幅メモリ68には、テープ印刷装置1
に装着されたテープカセットCSのテープ幅に対応する
印刷可能幅データTWが格納される。通貨換算テーブル
メモリ69には、図11に示すように、入力された通貨
記号とその通貨の基準通貨に対する通貨換算レートと
が、入力された順に番号を付されて格納された通貨換算
テーブルが設けられている。
【0033】次に、上記のように構成されたテープ印刷
装置1で行われるテープ印刷制御のルーチンについて、
図5〜図10のフローチャートに基づいて説明する。な
お、図中の符号Si(i=10、11、12・・・・
・)は、各ステップを示している。
【0034】電源キーにより電源が投入されると、この
テープ印刷制御(図5参照)が実行され、先ずRAM6
0の各メモリ61、62、64〜68をクリアするとと
もに、文書入力モードを設定する等の初期設定処理が実
行され(S10)、文書入力画面がLCD7に表示され
る(S11)。ただし、前の処理で入力された通貨と換
算レートについてのデータは、通貨換算テーブルメモリ
69に記憶されており、この通貨換算テーブルを用いる
ことにより、通貨計算処理を行うことができる。また、
通貨記号メモリ63には、通貨記号とそれが有効である
か否か等のデータが記憶されている。
【0035】次に、通貨計算処理キーが操作されず、ア
ルファベット文字、数字、記号等の文字キーやスペース
キー等の印刷可能キーが操作されたときには(S12:
YES,S13:No,S14:YES)、文字入力処
理(S40)が実行される。この文字入力処理(S4
0)においては、上記印刷可能キーに対応するコードデ
ータが入力処理されてテキストメモリ62に格納され、
表示処理制御が実行され、文字等がLCD7に表示され
る。
【0036】次に、通貨計算処理キー等が操作されず、
通貨レート設定キーが操作されたときには(S12:Y
ES,S13〜S16:No,S17:Yes)、通貨
レート設定処理制御(S80,図6参照)が実行され
る。この場合、通貨レート設定キーを設けず、通貨レー
ト等の任意の文字列を入力した後、実行キーを入力する
ことによっても、通貨レート設定モードとすることがで
きる。以下についても、同様の操作で各処理を行うこと
ができる。
【0037】先ず、通貨レート設定キーが操作されると
(S17:Yes)、図6に示すように、通貨換算テー
ブルメモリ69をクリアする処理等が実行され(S8
1)、LCD7には、「通貨記号?」が表示される。
【0038】次に、キー入力があると(S82:Ye
s)、キー入力された文字、記号等がワークバッファ6
1に一時的に格納され、通貨記号メモリ63中の通貨記
号と入力された文字、記号等とが比較され(S83)、
両者が一致する場合は(S83:Yes)、続いて、入
力された通貨記号が有効か否かが判定される(S8
4)。この判定に使用される通貨記号メモリ63中の通
貨記号及び有効か無効か等の符号については、後述す
る。
【0039】上記処理において、入力されたデータが通
貨記号でない場合には(S83:No)、ブザーが鳴動
され(S90)、再びキー入力モードに戻り(S8
2)、入力されたデータが通貨記号であるが有効でない
場合にも(S83:Yes,S84:No)、ブザーが
鳴動され(S91)、キー入力のモードに戻る(S8
2)。
【0040】S84において、通貨記号として有効であ
る場合(S84:Yes)、続いて入力された基準通貨
に対する換算レートとともに、ワークバッファ61に格
納される(S85〜S87)。次に、LCD7に「次の
通貨は?」という表示がなされ、実行キーが操作された
場合には(S88:Yes)、S82に戻り、同様の処
理が繰り返され、S89にて通貨記号と基準通貨に対す
る換算レートとを通貨換算テーブルとして通貨換算テー
ブルメモリ69に複数記憶することができる。
【0041】一方、終了キーが操作された場合には(S
88:No)、図11に示すように、入力された通貨記
号と換算レートとが、ワークバッファ61上で入力され
た順に通貨換算テーブルメモリ69に転送され、入力順
に番号が付された状態で記憶され、この通貨レート設定
処理が終了し(S89)、図5のS11に移行する。な
お、1つの通貨とその換算レートが入力される毎に、ワ
ークバッファ61から通貨換算テーブルメモリ69に転
送するようにしてもよい。また、基準通貨となる通貨記
号と、換算レート「1」を最初に入力するようにしても
よい。
【0042】上記処理においては、通貨記号と換算レー
トの組み合わせが1種類入力されてもよく、また、2種
類以上入力されてもよい。入力された換算レートのもの
について、後述する印刷処理が行われると、これらの通
貨における金額がテープに印刷される。従って、基準通
貨の値を入力することにより、通貨換算テーブルメモリ
69に記憶された通貨換算テーブルの所望の通貨と換算
レートとに基づいて、所望の通貨における金額を計算
し、その計算結果を被印刷媒体としてのテープに印刷す
ることができる。また、通貨記号と換算レートとを所望
の数入力して換算テーブルを作成しておくことにより、
複数の通貨におけるそれぞれの金額を一つのテープに複
数印刷することができる。なお、被印刷媒体としては、
値札等を作成し易いものであればなんでもよく、例え
ば、シート状の用紙であってもよい。
【0043】S82では、キー入力により、通貨記号を
入力するようにしたが、通貨記号によっては、普通のキ
ー入力では入力しにくい記号も存在するので、ROM5
6に予め格納されている通貨記号を読み出し、例えば、
表形式で表示させ、そのなかから選択キー等を操作する
ことにより、通貨記号を入力することができるようにし
てもよい。
【0044】上記通貨レート設定処理制御においては、
通貨記号が有効か無効かを判定する処理が含まれている
が、これはヨーロッパの通貨統合等により、有効でない
通貨が発生した場合のチェックに用いられるものであ
り、通貨無効設定キーが操作されると(S18:Ye
s)、通貨無効設定処理制御(S99,図7参照)が実
行されることにより、通貨記号メモリ63中に通貨記号
及びその通貨記号が有効か無効かのデータ等が格納され
る。
【0045】すなわち、この通貨無効設定処理制御(S
99)においては、通貨無効設定キーを操作することに
より(S18:Yes)、通貨無効設定モードに移り、
図7に示すように、ROM56の通貨記号データより、
ワークバッファ61に読み出された先頭の通貨記号がL
CD7に表示される(S100)。通貨記号データに
は、通貨記号、位取り記号、小数点記号等とともに、そ
の番号及び通貨記号を有効であるとする符号(例えば、
E)が格納されている。
【0046】そして、カーソル右移動キーが操作される
と(S101,S102:Yes)、2番目の通貨記号
が表示され、S101に戻る。すなわち、カーソル右移
動キーが操作される毎に、番号が大きくなり、その番号
が付された通貨記号が表示される(S108)。一方、
カーソル左移動キーが操作されると(S101:Ye
s,S102:No,S103:Yes)、逆に番号が
小さくなり、その番号の通貨が表示される(S10
9)。なお、番号が最大又は最小となった後は、表示さ
れる通貨は変化せず、同一の通貨が表示される。
【0047】表示された通貨記号について無効キーが操
作されると(S104:Yes)、無効処理がなされ、
その通貨記号を有効とする符号に代わり無効とする符号
(例えば、N)が付される(S110)。そして、表示
された通貨記号について、削除キーが操作されると(S
104:No,S105:Yes)、削除処理がなさ
れ、通貨記号メモリ63からその通貨が消去される(S
106)。
【0048】この通貨無効設定処理制御は、終了キーが
操作されると(S107:Yes)、この処理を終了す
る。上記処理により、ワークバッファ61に記憶された
通貨記号データは、通貨記号メモリ63に転送される。
基準通貨における金額を印刷させたくない場合は、基準
通貨を無効としておいてもよい。この通貨記号メモリ6
3は、通貨判断キーが操作されない限りクリアされな
い。基準通貨における金額を印刷させたくない場合は、
基準通貨を無効としておいてもよい。
【0049】また、図示はしていないが、カーソル右移
動キーの操作で、LCD7にスペースキーが表示された
とき、文字キーが操作され、文字、記号等が入力される
と、その文字等が新たな通貨記号、位取り記号として補
充されるようにしてもよい。
【0050】また、図示はしていないが、通貨記号登録
キーを操作することにより、通貨記号登録モードに入
り、文字キーを操作して、文字、記号等が入力される
と、その文字等が新たな通貨記号、小数点記号、位取り
記号として、RAM60に記憶される。
【0051】次に、通貨計算処理制御(S20)につい
て説明する。この通貨計算処理制御は、本発明の演算手
段が行う処理である。文書入力画面が表示されていると
き(S11)、通貨計算処理キーが操作されると(S1
2:Yes,S13:Yes)、通貨計算処理制御(S
20,図8参照)が実行される。まず、ワークバッファ
61をクリヤする等の初期値設定処理がなされ(S2
1)、「金額は?」がLCD7に表示される。そして、
基準通貨における金額が入力され、実行キーが操作され
ると(S22:Yes)、金額入力処理が終了し、入力
された数値が金額メモリ64に格納される(S23)。
【0052】続いて、通貨換算テーブルメモリ69よ
り、通貨記号と換算レートが順次読み出され(S2
4)、金額メモリ64の数値との乗算が行われ、通貨記
号と計算結果の数値とが、まず、ワークバッファ61に
格納される(S25)。通常、小数点以下は、3桁目を
四捨五入することにより、2桁が計算値として格納され
る。除算により数値が算出されるように設定された換算
レートが入力された場合には、例えば、入力した数値の
逆数をとる処理が行われ、その値が換算レートとして通
貨換算テーブルメモリ69に格納されるようにしてもよ
い。
【0053】次に、この計算結果に対し、通貨記号、小
数点記号、位取り記号及び区切りのスペース若しくは区
切り記号(例えば、「/」、「・」等)の付加処理が自
動的に行われる(S26)。この場合、区切り記号等
は、予め定められたものが付加される。
【0054】この処理は、ROM56に格納されている
通貨記号データ(図12)を用いることにより行われ、
ROM56に格納されている通貨記号、その通貨記号に
対する小数点記号及び位取り記号が付加された数値がテ
キストメモリ62に格納される。この処理は、基準通貨
及び計算された数値の全てについて、順次行われ、順次
テキストメモリ62に格納される。これらの通貨記号、
位取り記号、小数点記号は、必要に応じて、すべてを付
加しなくてもよく、そのうちから適当に選択し、その記
号を付加するようにしてもよい。
【0055】通貨によっては、例えば、日本のように、
小数点以下の数値がないものも存在するので、その場合
には、小数点が付かず、小数点以下が削除されたものが
テキストメモリ62に格納される。
【0056】次いで、通貨換算テーブルメモリ69の通
貨換算テーブルのデータに基づいて、次の通貨計算があ
るか否かを判断し(S27)、通貨計算を行う通貨があ
る場合には(S27:Yes)、RAM60の区切り記
号メモリ(図示略)に区切り記号が記憶されていれば、
その区切り記号、例えば、スペースや「/」等を付加す
る(S28)。また、通貨計算を行う通貨がない場合に
は(S27:No)、S28を実行することなく、次の
ステップに移行する。上記テキストメモリ62への格納
の際、テキストメモリ62に記憶可能か否かが判定され
る(S29)。
【0057】テキストメモリ62に格納されるデータ
は、例えば、50桁以内と桁数が決まっているので、上
記処理が行われた表示のすべての桁数が、制限範囲の桁
数を超え、オーバーフローした場合には(S29:Ye
)、テキストメモリ62がこの処理が始まる前の状態
に戻され(S30)、例えば、「表示金額桁数オーバ
ー」という表示がLCD7になされ(S31)、この処
理を終了する。
【0058】一方、処理の終了した金額表示が、格納で
きる桁数より小さい場合には(S29:No)、テキス
トメモリ62にこれらのデータが格納され(S32)、
通貨換算テーブルメモリ69の通貨換算テーブルのデー
タに基づいて、次の通貨計算を行う通貨があるか否かを
判断し(S33)、通貨計算を行う通貨がある場合には
(S33:Yes)、再びS24に戻り、同様の処理が
なされ、計算結果がワークバッファ61に一旦格納さ
れ、その後、テキストメモリ62に格納される処理が繰
り返し、実行される。また、次の通貨計算を行う必要が
ないと判断された場合には(S33:No)には、通貨
計算処理を終了し、図5のS11に移行する。
【0059】上記通貨計算処理制御では、換算レートが
1つの基準通貨について、その数値(金額)を入力する
が、ある通貨を指定することにより、指定した通貨を基
準通貨として数値を入力するようにすることもできる。
この場合は、通貨を指定することにより、通貨換算テー
ブルメモリ69に格納された通貨換算テーブルを、その
通貨を換算レート1.00として計算し直す処理が行わ
れ、再計算された通貨換算テーブルに基づき、S21〜
S33の処理制御が行われる。
【0060】次に、定長設定処理制御(S50)が行わ
れる場合について説明する。通常の文字等が入力されて
いる場合にも、以下に示す処理と同様の処理が行われ
る。テープ長設定キーが操作された場合には(S15:
Yes)、定長処理モードに移り、印刷テープ9に印刷
する印刷領域にテープ長を設定する定長設定処理制御
(S50、図9参照)が実行される。
【0061】この制御が開始されると、図9に示すよう
に、設定テープ長として、例えば、最小の「2cm」と
するテープ長設定画面がディスプレイ22に表示される
(S51)。そして、カーソル右移動キーが操作される
と(S52:Yes,S53:Yes)、次の設定テー
プ長が表示され(S54)、S52に戻る。すなわち、
例えば、カーソル右移動キーを操作する毎に「2cm」
→「3cm」→「4cm」→「5cm」・・・「20c
m」の順に設定テープ長が1センチずつ増加して順次表
示される。このとき、例えば、「20cm」の後に、
「Auto」又は「なし」が表示され、これを選択する
と、定長処理モードは解消される。
【0062】一方、カーソル左移動キーが操作されると
(S52:Yes,S53:No,S55:Yes)、
設定テープ長が、例えば、1センチずつ減少する上記と
逆の順序で表示され(S56)、S52に戻る。
【0063】次に、テープ長の設定が完了したのに伴っ
て終了キーが操作されたときには(S52:Yes,S
53:No,S55:No,S57:Yes)、設定さ
れたテープ長に対応するドット数が設定テープ長データ
SLとしてテープ長メモリ66に格納され(S58)、
この制御を終了してS11に移行する。上記定長処理を
行う際に、特開平4−18508号公報に記載した処理
方法を用いて、等文字間隔で印刷するように設定する等
文字間隔処理制御等を行ってもよい。
【0064】次に、印刷キーが入力された場合(S1
6:Yes)の印刷処理制御について説明する。上記定
長設定処理がなされている場合には、この印刷処理制御
において、印刷する金額等のテキストメモリ62に格納
されたデータが、設定されたテープ長の範囲に入るか否
かが判断される。すなわち、テープ印刷制御において、
印刷キーが操作されたときには(S12:Yes,S1
3〜S15:No,S16:Yes)、印刷処理制御
(S60,図10参照)が実行される。
【0065】先ず、テープ幅センサ43からのテープ幅
信号が読込まれ(S70)、そのテープ幅信号に対応す
る印刷可能幅データTW(ドット数)がROM55から
読込まれて印刷可能幅メモリ68に格納される(S7
1)。
【0066】次に、テキストメモリ62に格納された金
額表示やこの金額表示に通常の文字等が付加されたもの
等(以下、テキストデータという)の印刷用ドットイメ
ージデータが作成され、印刷データバッファ67に格納
される(S72)。次に、この印刷データバッファ67
に格納された印刷用ドットイメージデータに基づいて、
これらテキストデータの長さのドット数データLLが求
められるとともに、これらテキストデータの最大文字高
さのドット数MHが求められる(S73)。そして、こ
れら設定テープ長データ(横方向長さデータ)SLと印
刷可能幅データ(縦方向長さデータ)TWとで求められ
る印刷領域内にテキストデータが収まるか否かが判定さ
れる。即ち、テキストデータの長さデータLLが設定テ
ープ長データSL以下で(S74:Yes)、テキスト
データの最大文字高さデータMHが印刷可能幅データT
W以下のときには(S75:Yes)、テキストデータ
がその印刷範囲に収まるので、印刷データバッファ67
の印刷用ドットイメージデータが印刷機構PMに出力さ
れ、これらテキストデータが印刷テープ9に印刷される
(S76)。
【0067】一方、印刷データバッファ67に格納され
た印刷用ドットイメージデータに基いて求められたテキ
ストデータの長さLLが設定テープ長SLよりも大きい
とき、つまり金額表示列がその印刷範囲に収まらないと
きには(S74:No,S75:No)、印刷処理が停
止され(S77)、「指定長を超えます」というメッセ
ージがLCD7に表示され(S78)、この制御を終了
して、上記テープ印刷制御のS11に移行する。この場
合、テープ長を再設定することにより、印刷することが
できる。
【0068】上記印刷処理においては、印刷用ドットイ
メージデータとして、縦方向及び横方向の文字、記号等
を任意に選択することができる。上記印刷処理制御にお
いて、テープ長を設定しておくと、そのテープ長より長
い金額表示の印刷を避けることができる。
【0069】この印刷処理制御においては、印刷したい
通貨を指定することができるようにしておくのが望まし
い。この場合には、通貨印刷指定キーが操作され、印刷
指定モードが設定されると、LCD7に、通貨換算テー
ブルに格納されている順次通貨記号が表示され、その通
貨が表示されているときに、印刷を指定する「PR」の
文字が入力された場合には、この記号が通貨換算テーブ
ルメモリ69に格納され、一方、印刷を指定しない「N
P」の文字が入力された場合には、この記号が通貨換算
テーブルメモリ69に格納される(図11参照)。ま
た、番号を入力することにより、印刷する通貨の順番を
指定するようにしてもよい。
【0070】その後、印刷キーが操作されることによ
り、印刷が指定されたものについて、テキストメモリ6
2のデータが、設定されたテープ長の範囲に入るか否か
が判断され、印刷処理が行われる。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、上記請求項1記載
の印刷装置によれば、入力された通貨の基準通貨に対す
る換算レートに基づき、一つの通貨における値(商品価
格)を他の通貨における値(商品価格)に換算し、その
通貨における適切な表示方法で表示された値を、直ちに
テープ等の被印刷媒体に印刷し、値札等を作製すること
ができる。このように、所望の通貨記号を選択すること
により、選択した通貨における適切な表示方法で表示さ
れた金額を、直ちにテープ等に印刷することができる。
【0072】上記請求項2記載の印刷装置によれば、入
力された複数の通貨の基準通貨に対する換算レートに基
づき、一つの通貨における値を他の複数の通貨における
値に換算し、それらの通貨における適切な表示方法で表
示された複数の値を、直ちにテープ等の被印刷媒体に印
刷し、値札等を作製することができる。
【0073】上記請求項3記載の印刷装置によれば、入
力された通貨の基準通貨に対する換算レートに基づき、
基準通貨における値と入力された通貨における値とが、
それらの通貨における適切な表示方法で表示されたもの
を、同一のテープに印刷し、値札等を作製することがで
きる。従って、基準通貨を使用する者も、他の通貨を使
用するものも、その値を見て、容易に商品等の価値を判
断し、購入することができる。
【0074】上記請求項4記載の印刷装置によれば、テ
ープ等の被印刷媒体に印刷された金額には、通貨記号も
一緒に記載されているため、どの通貨における金額かを
容易に判断することができ、商品等の価値を判断して、
購入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ印刷装置の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】テープカセットを装着した本発明のテープ印刷
装置の印刷機構を示す平面図である。
【図3】本発明のテープ印刷装置の制御系の概略を示す
ブロック図である。
【図4】本発明のテープ印刷装置のRAMの内容を示す
ブロック図である。
【図5】本発明のテープ印刷装置におけるテープ印刷制
御のルーチンの概略を示すフローチャートである。
【図6】本発明のテープ印刷装置における通貨レート設
定処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図7】本発明のテープ印刷装置における通貨無効設定
処理制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図8】本発明のテープ印刷装置における通貨計算処理
制御のルーチンの概略フローチャートである。
【図9】本発明のテープ印刷装置における定長処理制御
のルーチンの概略フローチャートである。
【図10】本発明のテープ印刷装置における印刷処理制
御のルーチンの概略フローチャートである。
【図11】本発明のテープ印刷装置において通貨換算テ
ーブルメモリに格納される通貨換算テーブルを示す説明
図である。
【図12】本発明のテープ印刷装置において、通貨記号
データメモリに格納されている通貨記号データを示す説
明図である。
【図13】各国通貨における金額の表示方法を示す説明
図である。
【符号の説明】 1 テープ印刷装置 3 キーボード 7 LCD 9 印刷テープ 20 サーマルヘッド 52 CPU 53、54 CGROM 55、56 ROM 60〜69 RAM CS テープカセット PM 印刷機構
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図11】
【図12】
【図6】
【図8】
【図7】
【図9】
【図10】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾藤 美香子 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字、記号、図形等のデータを入力する
    入力手段と、入力されたデータを記憶するデータ記憶手
    段と、入力されたデータを表示する表示手段と、テープ
    等の被印刷媒体に文字、記号、図形等を印刷する印刷手
    段とを備えた印刷装置において、 少なくとも一つの通貨とその通貨の基準通貨に対する換
    算レートとを対応づけて記憶する換算レート記憶手段
    と、 少なくとも一つの通貨と、その通貨に応じた小数点記号
    及び位取り記号とを対応づけて記憶する記号記憶手段
    と、 基準通貨の値が入力された際、前記換算レート記憶手段
    に記憶された換算レートデータに基づいて、その換算レ
    ートの通貨における値を演算する演算手段と、 前記記号記憶手段のデータに基づいて、前記演算手段に
    て演算された値に、その通貨に対応する小数点記号及び
    位取り記号を付加する付加手段と、 前記演算手段にて演算された値と、前記付加手段にて付
    加された小数点記号及び位取り記号とを、印刷手段によ
    り被印刷媒体に印刷させる制御手段とを備えたことを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 文字、記号、図形等のデータを入力する
    入力手段と、入力されたデータを記憶するデータ記憶手
    段と、入力されたデータを表示する表示手段と、テープ
    等の被印刷媒体に文字、記号、図形等を印刷する印刷手
    段とを備えた印刷装置において、 2つ以上の通貨とそれら通貨の基準通貨に対する換算レ
    ートとを対応づけてそれぞれ記憶する換算レート記憶手
    段と、 前記各通貨と、それら通貨に応じた小数点記号及び位取
    り記号とを対応づけてそれぞれ記憶する記号記憶手段
    と、 基準通貨の値が入力された際、前記換算レート記憶手段
    に記憶された少なくとも2つ以上の換算レートデータに
    基づいて、その換算レートの通貨における値をそれぞれ
    演算する演算手段と、 前記記号記憶手段のデータに基づいて、前記演算手段に
    て演算された各値に、その通貨に対応する小数点記号及
    び位取り記号をそれぞれ付加する付加手段と、 前記演算手段にて演算された通貨の各値と、前記付加手
    段にて付加された小数点記号及び位取り記号とを、印刷
    手段により同一の被印刷媒体に複数印刷させる制御手段
    とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記印刷手段により、
    入力された基準通貨の値も、前記演算手段にて演算され
    た通貨の各値を印刷する被印刷媒体に一緒に印刷するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段にて演算された値に、換算
    した通貨の通貨記号を付加する通貨記号付加手段を更に
    備え、 前記制御手段が、前記印刷手段により、通貨記号付加手
    段にて付加された通貨記号も、一緒に被印刷媒体に印刷
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の印刷装置。
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