JPH11277787A - サーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタ

Info

Publication number
JPH11277787A
JPH11277787A JP8652698A JP8652698A JPH11277787A JP H11277787 A JPH11277787 A JP H11277787A JP 8652698 A JP8652698 A JP 8652698A JP 8652698 A JP8652698 A JP 8652698A JP H11277787 A JPH11277787 A JP H11277787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating resistor
resistor element
recording paper
temperature
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8652698A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kuwabara
聡史 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8652698A priority Critical patent/JPH11277787A/ja
Publication of JPH11277787A publication Critical patent/JPH11277787A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、発熱抵抗体の素子の劣化を生じ
させずに、左右の余白部を少なくすることを目的とす
る。 【解決手段】 この発明は、抵抗温度係数を有する発熱
抵抗体素子を備えたサーマルヘッド1と、各発熱抵抗体
素子の抵抗値を計測する抵抗値測定部3を備え、サーマ
ルヘッド1を記録紙に圧接した状態にて、各発熱抵抗体
素子の抵抗値を検出し、この抵抗値から算出した発熱抵
抗素子の温度に基づいて、各発熱抵抗体素子と記録紙と
が接した状態であるか否かを判断し、この結果より各発
熱抵抗体素子の印字許可、または、印字禁止を決定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多数の発熱抵抗
体素子を備えたサーマルヘッドを用いたサーマルプリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、一般的なプリンタの印刷可能範囲
は使用する記録紙サイズの全面に行うことは困難であ
り、上側、下側、左側、右側にそれぞれ数mmから数十
mmの余白をもつ。例えば、A6幅のライン型サーマル
ヘッドを備えたサーマルプリンタの場合、図9に示すよ
うに、A6サイズ(105mm×148mm)の記録紙
に対して、上:d1=18mm、下:d2=17mm、
右:d3=10mm、左:d4=10mm程度の余白を
もつ。従って、印刷可能範囲Aは、この余白部を除いた
範囲となる。
【0003】今、印刷の方向が図中の矢印で示すように
上から下に向かって行われる場合、上側の余白d1は主
にメカニズムに起因するもので、記録紙を掴むグリップ
ローラからサーマルヘッドの発熱抵抗体素子ラインまで
の距離等により生じるものである。下側の余白d2に関
してはメカニズム的には規制は少なく、例えばカラーイ
ンクシートを使う場合には該当のインク面の長さが足り
ているならば、d2の距離を0mm近くまで短くするこ
とが可能である。しかし、記録紙を越えるような動作を
させた場合、記録紙に圧接していたサーマルヘッドが記
録紙から外れる振動等により、故障の原因となる可能性
があり好ましくない。このため、通常、下側の余白は記
録紙上での画像エリアのバランスを考慮して、上側の余
白d1と同等もしくは若干d1より少なくすることが多
い。
【0004】また、左右の余白d3、d4に関しても、
0mm近くまで短くすることが可能であるが、記録紙を
給紙するの際の横方向の微妙な位置ズレや記録紙搬送時
の斜行等により、記録紙を外れた箇所での発熱抵抗体素
子の発熱が起こらぬよう、また、記録紙を外れないまで
も上記余白を短くすると斜行等により余白の距離が記録
紙上部と下部との差が目立つ等の理由により、ある程度
の余裕を持たせることが多い。
【0005】上記した記録紙を外れた位置での発熱が好
ましくない理由は、発熱抵抗体素子で発生させる熱は本
来記録紙に与えて記録を行うものが、記録紙がない場合
空気に対して発熱することとなり、空気は記録紙等に比
べ熱伝導が悪いため、発熱抵抗体素子の温度上昇が大き
くなるからである。このような状態が連続すると発熱抵
抗体素子の温度がさらに上昇し、発熱抵抗体素子の抵抗
値変動や最悪の場合、故障に至ることもある。
【0006】以上、説明したような理由等により印刷記
録範囲が決定されるわけであるが、この印刷記録範囲の
狭さ(余白の広さ)に満足していないユーザも少なくな
いと思われる。
【0007】余白を少なくする公知な技術としては、必
要とする記録紙サイズより一回り大きい記録紙を準備
し、この記録紙に対し印字を行い、印字が終了した後
に、余白部分を切り取る等の手段が用いられる。この切
り取る作業をプリンタ側で自動に行うものに、オートカ
ッターを搭載したプリンタが製品化されている。オート
カッターを利用することにより、記録紙の長手方向に対
して一回り大きな記録紙に印写を行い、記録紙を排紙す
る際に、図9における上側の余白部の破線(a−a‘)
にてオートカッターにより記録紙を切断することによ
り、見せかけ上の上側の余白を少なくすることが可能で
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した方法において
も見かけ上上側の余白は少なくできるが左右の余白につ
いては改良されていない。
【0009】しかしながら、前述したように記録紙と発
熱抵抗体素子が圧接状態にない場合、発熱抵抗体を発熱
させると蓄熱により抵抗体の劣化等を生じる可能性があ
る。このため、左右の余白はある一定以上少なくできな
いのが現状である。
【0010】この発明は、上記した従来の問題点に鑑み
なされたものにして、発熱抵抗体の素子の劣化を生じさ
せずに、左右の余白部を少なくすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明のサーマルプリ
ンタはサーマルヘッドを構成する多数の発熱抵抗体素子
の温度状態を算出する手段を備え、発熱抵抗素子の温度
状態に応じて発熱抵抗体素子が記録紙と接触しているか
否か、又はインクシートを介して記録紙と接触している
か否かを判断することを特徴とする。
【0012】また、この発明は、発熱抵抗体素子が記録
紙と接触していない、又はインクシートを介して記録紙
と接触していないと判断した発熱抵抗体素子に対して、
原画像にかかわらず強制的に通電を禁止することを特徴
とする。
【0013】各発熱抵抗体素子は温度上昇に対応して抵
抗値が減少する抵抗体からなり、前記発熱抵抗体素子の
抵抗値を計測し、この抵抗値に応じて発熱抵抗素子の温
度状態を算出するように構成することができる。
【0014】この発明のサーマルプリンタは、抵抗温度
係数を有する発熱抵抗体素子を備えたサーマルヘッド
と、該発熱抵抗体素子の抵抗値を計測する手段を備え、
サーマルヘッドを記録紙に圧接した状態にて、各発熱抵
抗体素子の抵抗値を検出し、この検出した抵抗値から算
出した発熱抵抗体素子の温度状態に基づいて、各発熱抵
抗体素子と記録紙とが接した状態であるか否かを判断
し、この結果より各発熱抵抗体の印字許可、又は印字禁
止を決定することを特徴とする。
【0015】上記した構成によれば、記録紙と圧接状態
にない発熱抵抗体素子での連続的な発熱が規制され、過
剰な蓄熱による発熱抵抗体素子の抵抗値変化や故障を防
ぐことができ、余白が極めて少ないプリンタを実現する
ことができる。
【0016】また、前記算出した発熱抵抗体素子の温度
状態に応じて印字濃度を得るためのエネルギーに相当す
る印可パルス変換を行なえばよい。
【0017】上記した構成によれば、発熱抵抗体素子の
蓄熱状態に応じて所望の印字濃度を得ることができる。
【0018】また、この発明は、発熱抵抗体素子が記録
紙と接触している、又はインクシートを介して記録紙と
接触していると判断されると印字を許可する許可ビット
を複数ライン分が格納する記憶手段を備え、この記憶手
段に格納された許可ビットがすべてイネーブル状態の時
に印字されるように構成するとよい。
【0019】上記した構成によれば、記録紙と圧接状態
にない発熱抵抗体素子での通電のデューティを下げるこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
き図面を参照して説明する。
【0021】この発明では、発熱抵抗素子の温度を測定
するために、発熱抵抗体素子の抵抗値を測定し、その抵
抗値から発熱抵抗素子の温度を測定している。発熱抵抗
体素子の抵抗値を測定する方法に関しては、この発明者
が既に提案している特願平8−245190号の方法を
用いることができる。
【0022】まず、この測定方法につき、図1、図2を
用いて説明する。図1はサーマルヘッドの抵抗値測定部
の回路図で、図2は抵抗値測定動作を説明するためのタ
イムチャートである。
【0023】データ生成・制御部2は、サーマルプリン
タにおける各種制御を行うと共に、図示しない外部から
与えられる画像データ(DATA)に基づいて、サーマ
ルヘッド1に与える印写用データ(DATA)を生成す
る。また、後述するように、サーマルヘッド1の各発熱
抵抗体素子R1からR512の抵抗値を測定するための
抵抗値測定用データ(SDATA)の生成、並びに抵抗
値測定部3の制御を行う。更に、抵抗値測定部3にて測
定した各発熱抵抗体素子の抵抗値に基づき、発熱抵抗体
素子の温度を算出し、その算出した温度に応じて各発熱
抵抗体素子の印字の許可/禁止を表す印字許可ビットP
Eを生成する。
【0024】サーマルヘッド1は、512個の発熱抵抗
体素子R1からR512、シフトレジスタ部6、ラッチ
部7及びドライバ部8を含んで構成される。サーマルヘ
ッド1には、データ生成・制御部2が接続され、各発熱
抵抗体素子R1からR512に供給される印写用データ
(SDATA)、抵抗値測定用データ(以下、抵抗値測
定用データを含めて、単に印写用データということがあ
る)及び各種制御信号が与えられる。また、サーマルヘ
ッド1には、抵抗値測定部3が接続される。
【0025】サーマルヘッド1に設けられるシフトレジ
スタ6は、例えば512個のD型フリップフロップなど
が縦続されて構成される。このシフトレジスタ6には、
データ生成・制御部2から各発熱抵抗体素子R1からR
512に供給される印写用データ(SDATA)及びヘ
ッドクロック信号(HCLK)が与えられる。この印写
用データ(SDATA)は、ヘッドクロック信号(HC
LK)に同期してシリアルに与えられる。
【0026】ラッチ部7には、例えば512個のラッチ
回路が、前述のシフトレジスタ6を構成するD型フリッ
プフロップにそれぞれ対応して設けられる。各ラッチ回
路には、データ生成・制御部2からラッチ信号(/LA
TCH:/は、負論理を示す)がそれぞれ与えられ、こ
のラッチ信号(/LATCH)に基づいて、シフトレジ
スタ6に格納された印写用データ(SDATA)が、パ
ラレルにドライバ部8に出力される。
【0027】ドライバ部8には、例えば512個の論理
積回路が、前述のラッチ部7を構成する512個のラッ
チ回路にそれぞれ対応して設けられる。各論理積回路に
は、データ生成・制御部2からストローブ信号(/ST
B)がそれぞれ与えられ、このストローブ信号(/ST
B)に基づいて、ラッチ部から与えられた印写用データ
(SDATA)が、各発熱抵抗体素子R1からR512
にそれぞれ与えられる。
【0028】発熱抵抗体素子R1からR512は、いわ
ゆるNTCと呼ばれる抵抗体で構成され、ヘッド電圧V
hが供給されるヘッド電圧供給ラインに対して並列に接
続される。この発熱抵抗体素子R1からR512は、温
度上昇に対応してその抵抗値が減少する抵抗温度係数を
有する。また、発熱抵抗体素子R1からR512のヘッ
ド電圧供給ラインが接続される各端子とは反対側の各端
子には、上述のドライバ部8内に構成される各論理積回
路からの出力がそれぞれ与えられるようになっている。
【0029】抵抗値測定部3は、トランジスタTr1、
抵抗Ra、減算器10及びアナログ/デジタル変換器
(以下、ADコンバータと称する)11を含んで構成さ
れ、サーマルヘッド1を構成する各発熱抵抗体素子R1
からR512の抵抗値を測定する。
【0030】トランジスタTr1は、そのON/OFF
にて抵抗値測定動作と通常の印写動作とを切り替えるも
のであり、データ生成・制御部2の測定制御信号(EN
A)にてON/OFFされる。このトランジスタTr1
は、例えばPNP型のバイポーラトランジスタなどで構
成され、コレクタ端子は接地され、エミッタ端子はサー
マルヘッド1のドライバ部8のコモン(GND)に接続
される。ベース端子には、データ生成・制御部2から前
記測定制御信号(ENA)が与えられる。
【0031】抵抗Raは、予め設定される抵抗値を有
し、一端側は接地され、他端側は、トランジスタTr1
のエミッタ端子と、サーマルヘッド1のドライバ部8と
に接続され、トランジスタTr1がOFFの時、選ばれ
た1つの発熱抵抗体素子と当該抵抗Raとで、ヘッド電
圧Vhを分圧するようになっている。
【0032】差動増幅器10は増幅器13と、それぞれ
任意に定められる抵抗値を有する4つの抵抗r1からr
4とを含んで構成される。増幅器13の反転入力端子に
は、予め設定される基準電圧Vreが与えられ、非反転
入力端子は、サーマルヘッド1の各発熱抵抗体素子R1
からR512と抵抗Raとの間に接続される。この差動
増幅器10により、上述した選ばれた1つの発熱抵抗体
素子と抵抗Raとでヘッド電圧Vhを分圧した電圧値と
基準電圧Vrefとの差が増幅される。
【0033】ADコンバータ11は、入力端子INと、
出力端子OUTと、チップセレクト端子(/CS)とを
備える。入力端子INには減算器10から出力された出
力電圧Voが与えられ、その与えられた出力電圧Voが
アナログ/デジタル変換される。出力端子OUTから
は、アナログ/デジタル変換された出力電圧Voが、測
定出力信号(AD_OUT)として出力される。またデ
ータ生成・制御部2からは、チップセレクト端子(/C
S)に、アナログ/デジタル変換指示信号(/AD_C
S)が与えられる。
【0034】メモリ4は、RAMなどで構成され、抵抗
値測定部3で測定されたサーマルヘッド1の各発熱抵抗
体素子R1からR512の各抵抗値に基づいて作成され
る抵抗値データが格納される。また、サーマルプリンタ
における各種制御を行うためのワーク領域などとしても
用いられる。
【0035】次に、図2を用いつつサーマルプリンタの
抵抗値測定動作について説明を行う。図2では、抵抗値
測定部3に設けられるトランジスタTr1によって、サ
ーマルヘッド1を構成する各発熱抵抗体素子R1からR
512の抵抗値を測定する動作状態(抵抗値測定期間)
と、サーマルヘッド1によって記録紙に画像を形成する
動作状態(印写動作期間)とが示されている。
【0036】トランジスタTr1のベース端子にデータ
生成・制御部2からローレベルの測定制御信号(EN
A)が与えられると、トランジスタTr1のコレクタ−
エミッタ間が導通し、各発熱抵抗体素子R1からR51
2はトランジスタTr1を介して接地し、記録紙に画像
を形成する動作状態が設定される。これに対して、トラ
ンジスタTr1のベース端子にデータ生成・制御部2か
らハイレベルの測定制御信号(ENA)が与えられる
と、トランジスタTr1のコレクタ−エミッタ間が遮断
され、各発熱抵抗体素子R1からR512は抵抗Raを
介して接地し、サーマルヘッド1を構成する各発熱抵抗
体素子R1からR512の抵抗値を測定する動作状態が
設定される。以下、この抵抗値を測定する動作状態(抵
抗値測定期間)について説明する。
【0037】トランジスタTr1のベース端子に与えら
れる測定制御信号(ENA)のハイレベルへの立ち上が
りに伴って、データ生成・制御部2から抵抗値測定用デ
ータ(SDATA)、例えば“100・・・0”(発熱
抵抗体素子R1だけが通電することを示す)が、ヘッド
クロック信号(HCLK)に基づいて、サーマルヘッド
1のシフトレジスタ6に与えられる。この抵抗値測定用
データ(SDATA)“100・・・0”は、512個
の発熱抵抗体素子R1からR512中の1つだけを通電
する抵抗値測定用データであり、この場合は、発熱抵抗
体素子R1だけを通電する抵抗値測定用データである。
【0038】抵抗値測定用データ(SDATA)の転送
終了後、ラッチ信号(/LATCH)の立ち下がりに伴
って、シフトレジスタ6に格納された抵抗値測定用デー
タ(SDATA)がラッチ部7の128個の各ラッチ回
路にラッチされる。ラッチ部7において、抵抗値測定用
データ(SDATA)がラッチされた後、ストローブ信
号(/STB)がローレベルに立ち下がると、ドライバ
部8を介して、抵抗値測定用データ(SDATA)が各
発熱抵抗体素子R1からR512にそれぞれ与えられ、
測定すべき発熱抵抗体素子R1だけにヘッド電圧Vhが
印加され、発熱抵抗体R1だけに通電がなされる。
【0039】このときに、他の発熱抵抗体素子R2から
R512には通電がなされないので、ヘッド電圧Vhは
発熱抵抗体素子R1と抵抗Raとで分圧され、その分圧
された電圧が差動増幅器10に与えられ、基準電圧Vr
efとの差を増幅し、出力電圧Voを出力する。このと
きの増幅率は差動増幅器10を構成する4つの抵抗R1
からR4の抵抗値によってきまる。
【0040】この出力電圧Voは、ADコンバータ11
の入力端子INに与えられ、データ生成・制御部2から
与えられるADコンバータセレクト信号(/AD_C
D)の立ち下がりに伴って、アナログ/デジタル変換さ
れる。ADコンバータ11において、デジタル化された
出力電圧Voは、出力端子OUTから出力信号(AD_
OUT)として出力され、メモリ4に格納される。
【0041】上述のようにして、発熱抵抗体素子R1の
抵抗値が測定される。この測定中または測定後に、デー
タ生成・制御部2は、図2に示されるようにハイレベル
に立ち上がって1パルスのヘッドクロック信号(HCL
K)をシフトレジスタ6に出力する。シフトレジスタ6
は、ヘッドクロック信号(HCLK)の1パルスによっ
て、シフトレジスタ6に格納された発熱抵抗素子R1だ
けに通電する抵抗値測定用データ(SDATA)をシフ
トする。例えば、測定される抵抗値測定用データ(SD
ATA)が、前述したように“100・・・0”である
場合に右に1つシフトされて、抵抗値測定用データ(S
DATA)は発熱抵抗体素子R2だけに通電する“01
0・・・0”となる。これによって、次のラッチ信号
(/LATCH)の立ち下がった後のストローブ信号
(/STB)の立ち下がりに伴って、発熱抵抗体素子R
2に通電がなされ、上述のような処理が行われて発熱抵
抗体素子R2の抵抗値が測定される。
【0042】このように、各発熱抵抗体素子の抵抗値の
測定が行われるたびに、シフトレジスタ6に格納された
抵抗値測定用データ(SDATA)のシフト処理が行わ
れて、測定された発熱抵抗体素子R1とは別の発熱抵抗
体素子R2からR512の抵抗値を測定するための抵抗
値測定用データが作り出される。最後の発熱抵抗体素子
R512の抵抗値が測定された後、測定制御信号(EN
A)がローレベルに立ち下がり、記録紙に画像を形成す
る動作状態に設置される。
【0043】次に、この発明の記録動作について図3及
び図4に基づいて説明する。
【0044】なお、この実施の形態では、サーマルヘッ
ドに解像度144dpi(dotper inch)、
発熱抵抗体素子数512ドットのライン型サーマルヘッ
ドを用い、記録紙には記録幅89mmのロール紙を用い
て、記録サイズが横89mm、縦126mm(714ラ
イン)の印字を行う場合を想定している。この実施の形
態においては、サーマルヘッドの有効記録幅は90.3
mmあり、記録紙の幅より約1.3mmほど広く、これ
は発熱抵抗体素子数で約7ドットに相当する。記録紙が
サーマルヘッドの有効記録範囲のほぼ中央を通るものと
すれば、発熱抵抗体素子群の3ドットから4ドットが記
録紙から外れることとなる。
【0045】図3は温度計測期間におけるこの発明の温
度計測に基づいて発熱抵抗体素子と記録紙との圧接状態
を判断する主要動作をフローチャートで示している。本
ルーチンは各印字ラインの印字期間の前に実行される。
まず、本ルーチンで使用する印字許可ビットの配列
(r)(rは1から512までの自然数)について説明
する。これは、温度計測ルーチン完了後に実行される印
字ルーチンにおける各発熱抵抗体素子の印字の許可/禁
止を表すもので、印字許可の場合は1、印字禁止の場合
は0を設定する。例えば、PE(5)=0とは、発熱抵
抗体素子R5の印字ルーチンにおける印字が禁止されて
いることを示す。
【0046】以下、図3のフローチャートに従って、こ
の発明の一実施の形態における動作を説明する。
【0047】まず、ステップS1にて、本ルーチンで使
用する変数の初期設定を行う。この初期設定は、測定対
象の発熱抵抗体素子No.を示す変数rに初期値1を代
入し、発熱抵抗体素子のR1の温度測定から始めること
を意味し、また、印字ライン位置を示す変数mに現在の
印字ライン数を代入する。
【0048】次に、ステップS2において、発熱抵抗体
素子No.rの温度計測を行い、その結果をTm(r、
m)とする。この温度計測は、前述した抵抗値測定動作
によりメモり4に格納された抵抗値測定データに基づ
き、発熱抵抗素子の温度を算出する。即ち、発熱抵抗素
子は温度の上昇により抵抗値が減少するNTCからなる
抵抗体で構成されており、この抵抗体との抵抗値と温度
の関係をメモり4等にあらかじめ格納しておくことで、
データ生成・制御部2により発熱抵抗素子No.rの温
度が計測される。今、対象の発熱抵抗体素子がR1で、
1ライン目の印字であるとすると測定温度はTm(1、
1)(以下、Tmと略して表す)となる。
【0049】ステップS3では、前記測定温度Tmと予
め設定した限界温度Txとの大小関係を判断する。限界
温度Txとは通常の印字動作では到達しないと考えられ
る温度であり、装置の誤動作等により連続的な発熱が生
じた場合の対処である。仮に測定温度Tmが限界温度T
xを上回ったとすると、ステップS13にてPE(1)
に0が代入され、後の印字ルーチンにて発熱抵抗体素子
R1での印字が禁止されることになる。通常は測定温度
Tmが限界温度Txを上回ることがなく、次にステップ
S4が実行される。ここでは、測定温度Tmに基づいて
発熱抵抗体素子R1の印字データDATAを補正する。
例えば、発熱抵抗体素子R1が冷えた状態である場合
は、印字データDATAに相当する印字濃度を得るには
比較的大きなエネルギーが必要となり、逆に、発熱抵抗
体素子R1が蓄熱し高温である場合は比較的少ないエネ
ルギーにて所望の印字濃度が得られる。よって、ステッ
プS4では印字データDATAを発熱抵抗体素子の蓄熱
状態を考慮してその時点で所望な印字濃度を得るための
エネルギーに相当する印加パルスに変換を行う。
【0050】次に、ステップS5では現在の印字ライン
位置が第1ライン目か否かを判断しており、第1ライン
目の場合は前述した印字許可ビットの配列PE(r)の
全ての要素に“1”を書き込む。よって、第1ライン目
の印字ルーチンでは発熱抵抗体素子と記録紙と位置関係
に関わらず、全発熱抵抗体素子の印字が許可される。
【0051】第2ライン目以降は、ステップS6が実行
される。ステップS6では、現在の対象の発熱抵抗体素
子rの測定温度Tm(r、m)から同素子rの前ライン
での測定温度Tm(r、m−1)を引いた、上昇温度Δ
Tを算出する。続いて、ステップS7にて前ラインでの
印加パルス数(補正後の印字データ)から印字許可限界
上昇温度Tsを算出する。これは図4に示す印加パルス
数と温度Tsとの関係を示すグラフ(実際にはテーブ
ル)より求める。この上昇温度Tsとは、任意の印加パ
ルス数にて印字(発熱)を行ったとき、発熱抵抗体素子
が記録紙と圧接状態である場合の温度上昇と圧接してい
ない場合の温度上昇との差より求めた温度であり、この
Tsより上昇温度ΔTが大きい場合(ΔT>Ts)、発
熱抵抗体素子は記録紙に圧接していないと判断し、そう
でない場合は、記録紙と圧接していると判断される。よ
って、ステップS8にて、この温度Tsと上昇温度ΔT
との大小関係を判断しΔT>Tsの場合は、印字許可ビ
ットPE(r)=0とし、印字ルーチンでの該発熱抵抗
体素子での印字を禁止する。そうでない場合は、印字許
可ビットPE(r)=1とし、印字ルーチンでの該発熱
抵抗体素子での印字を許可する。
【0052】ステップS11では、対象発熱抵抗体素子
を示す変数rに1を加えて、ステップS12にて全発熱
抵抗体素子数である512と比較し、(r>512)の
場合、全ての発熱抵抗体素子に対して前述してきた処理
が完了したこととなり温度計測ルーチンでの処理を終了
し、そうでない場合は、ステップS2へ戻り、隣接する
発熱抵抗体素子の温度計測を行う。
【0053】このようにして、全発熱抵抗体素子の温度
計測を行い、各発熱抵抗体素子が記録紙と圧接している
かどうか判断し、記録紙と圧接状態でないと判断した際
は印字許可ビットPE(r)をディスイネーブル(=
0)とし、温度計測ルーチンに続く印字ルーチンでの印
字が行われないようにしている。
【0054】ここで、原画像が全発熱抵抗体素子を印字
するベタ画像である場合を考える。1ライン目はステッ
プS5の判断によりステップS6以降が実行されず、印
字許可ビットをディスイネーブルとすることがなく、記
録紙と圧接状態にない発熱抵抗体素子においても印字ル
ーチンにおいて通電発熱が行われる。続く2ライン目で
は、1ライン目の計測温度と2ライン目の計測温度との
上昇温度を算出するので、記録紙と圧接状態にない発熱
抵抗体素子では上昇温度が印字許可限界上昇温度Tsを
上回り、印字許可ビットをディスイネーブルとし、2ラ
イン目の印字ルーチンで通電発熱が禁止される。続く3
ライン目では第2ライン目で上記印字許可ビットがディ
スイネーブルになった発熱抵抗体素子は第2ライン目で
の通電発熱がなされなかったため、上昇温度ΔTの値は
小さく、ΔT>Tsの条件には当てはまらず、印字許可
ビットはイネーブルとなり、印字ルーチンにて通電発熱
が行われる。このように、奇数ライン目では通電発熱が
行われ、偶数ライン目では通電発熱が禁止される動作と
なる。このように1頁中、常に記録紙と圧接状態になら
ない発熱抵抗体素子においても、最高で50%のデュー
ティの発熱に抑えられ、発熱抵抗体素子の過剰な昇温を
防ぐことができる。また、記録紙の斜行等により印写開
始部では発熱抵抗体素子と記録紙が圧接状態になく、印
字途中の第nライン目から圧接状態になった場合におい
ても、第nライン目から、もしくは第(n+1)ライン
目からは通常の印字が可能となる。
【0055】次に、上記した第一の実施の形態におい
て、1頁の印写中に全く記録紙と圧接状態にならない発
熱抵抗体素子へも最高で50%程のデューティで通電が
起こる可能性がある点を改良し、さらにデューティを下
げた第二の実施の形態を図5から図8を用いて説明す
る。図5は温度計測ルーチンでのフローチャートであ
り、図6は印字ルーチンにおける印字許可/禁止に関わ
る部分のフローチャート、図7は数ライン分の印字許可
ビットを保持するメモリであり、以下、印字許可テーブ
ルと呼ぶ。図7の印字許可テーブルは印字許可ビットを
過去4ライン分備えており、今仮に第nライン目の温度
計測ルーチンを実行しようとするとき、図中に示すよう
に印字許可信号の最上位ビット(bit3)は第(n−
1)ライン目での印字許可ビットの状態を示しており、
bit2は第(n−2)ライン目での印字許可ビットの
状態、bit1は第(n−3)ライン目での印字許可ビ
ットの状態、bit0は第(n−4)ライン目での印字
許可ビットの状態を記録する。
【0056】図6の印字ルーチンにおけるフローチャー
トでは、対象の発熱抵抗体素子rの印字許可信号が全ビ
ットともイネーブル(=1)の場合に限り、印字が許可
される。
【0057】図5のフローチャートにて温度計測ルーチ
ンの動作を説明する。なお、図3のフローチャートと同
じ処理については、同じステップ番号を付し、説明は簡
略化している。
【0058】まず、ステップS1は、図3のフローと同
様、変数の初期設定を行い、ステップS2にて対象の発
熱抵抗体素子rの温度を計測しTmとし、ステップS3
にて温度Tmと予め設定した限界温度Txとの大小関係
を判断する。通常の動作ではTm<Txとなり、次にス
テップS4が実行される。ステップS4では測定した温
度Tmに基づいて発熱抵抗体素子rの印字データを補正
する。
【0059】次に、ステップS5にて、現在の印字ライ
ン数が1ライン目か否かを判断しており、1ライン目の
場合は、ステップS14が実行される。ステップS14
では印字許可テーブルの全発熱抵抗体素子の全ビットを
1に設定する。前述したように、温度計測ルーチンに続
く印字ルーチンにおいて、印字テーブルの該当発熱抵抗
体素子の印字許可信号が全て“1”、すなわち“111
1”の場合の通電が許可されるため、この場合、第1ラ
イン目は全発熱抵抗体素子に対して印字許可を与えてい
ることになる。
【0060】対象印字ライン数が第1ライン目でない場
合は、ステップS6が実行される。ステップS6では、
現在の対象素子rの測定温度Tm(r、m)から同素子
の全ラインでの測定温度Tm(r、m−1)を引いた、
上昇温度ΔTを算出する。続いて、ステップS7にて全
ラインでの印加パルス数(補正後の印字データ)から印
字許可限界上昇温度Tsを算出し、ステップS8にて、
TsとΔTとの大小関係が判断され、Tsより上昇温度
ΔTが大きい場合(ΔT>Ts)は、発熱抵抗体は記録
紙に圧接していないと判断し、ステップS10bを実行
し、そうでない場合は記録紙と圧接していると判断しス
テップS9bが実行される。
【0061】以下に、ステップS9b乃至ステップS1
0bで行っている印字許可テーブルの操作方法を図6及
び図8を用いて説明する。
【0062】今、発熱抵抗体素子rは常に記録紙と圧接
状態にならないものとする。
【0063】図6のフローチャートに示すように、ステ
ップS21において、印字許可テーブルに格納されてい
る発熱抵抗体素子rの印字許可信号が全ビットともイネ
ーブルか否か判断され、イネーブルの場合には、ステッ
プS22で、素子rの印字は許可され、全ビットがイネ
ーブルでない場合には、ステップS23で印字が禁止さ
れる。
【0064】第1ライン目の印字許可信号は前述したよ
うに全ビットともイネーブルとなり、1ライン目の印字
ルーチンでは通電が行われる。次に、2ライン目の温度
計測ルーチンでは、前記1ライン目の通電により温度上
昇ΔTが限界上昇温度Tsを上回り、第2ライン目の印
字許可フラグ(bit3)はディスイネーブル(=0)
とし、bit2には第1ライン目でのbit3の情報
を、bit1には第1ライン目でのbit2の情報を、
bit0には第1ライン目でのbit1の情報を入れ、
印字許可信号は“0111”と更新される。
【0065】第2ライン目の印字ルーチンでは印字許可
信号の全ビットがイネーブルでないため、発熱抵抗体素
子rへの通電は禁止される。続く、第3ライン目の温度
計測ルーチンでは、第2ライン目での印字ルーチンでの
通電が禁止されたため、温度上昇ΔTは限界上昇温度T
sより小さく、第3ライン目の印字許可フラグ(bit
3)はイネーブル(=1)となる。bit2には第2ラ
イン目でのbit3の情報を、bit1には第2ライン
目でのbit2の情報を、bit0には第2ライン目で
のbit1の情報を入れ、印字許可信号は“1011”
となる。第3ライン目の印字ルーチンでは印字許可信号
の全ビットがイネーブルでないため、第2ライン目と同
様に発熱抵抗体素子rへの通電は禁止される。
【0066】このような動作を繰り返し、第5ライン目
の印字ルーチンまで発熱抵抗体素子rへの通電は禁止さ
れる。第6ライン目の温度計測ルーチンにて印字許可信
号は“1111”となり、第6ライン目の印字ルーチン
で通電が許可される。
【0067】このように、本実施の形態では記録紙と圧
接状態にない発熱抵抗体素子への通電が最高でも1/5
(=20%)に低減することができる。また、記録紙の
斜行等の原因により、印写開始部では発熱抵抗体素子と
記録紙が圧接状態になく、途中のnライン目から圧接状
態になった場合においても、第nライン目から第(n+
3)ライン目の範囲内からは通常の印字が可能となる。
これは、例えば、第(n−1)ライン目において印字許
可信号が“1111”で通電許可が与えられた場合、第
nライン目では通常通り印字される。また、第(n−
2)ライン目において印字許可信号が“0111”であ
った場合、第nライン目では“1011”、第(n+
1)ライン目では“1101”、第(n+2)ライン目
では“1110”、第(n+3)ライン目では“111
1”となり、第(n+3)ライン目からは通常通り印字
される。
【0068】図5のステップS11では、対象素子を示
す変数rに1を加えて、ステップS12にて全発熱抵抗
体素子数512と比較し、(r>512)であれば、全
ての発熱抵抗体素子に対して前述してきた処理が完了し
たことになり、そうでない場合は、ステップS2へ戻
り、隣接する発熱抵抗体の温度計測を行う。また、ステ
ップSにて計測温度TmがTxより大きい場合は、ステ
ップS13bにて前述のステップS10と同様な操作が
行われる。
【0069】なお、上述した実施の形態では画像の長手
方向での余白削減については述べてはいないが、これに
関しては既存のオートカッター等を利用して余白部分を
自動的に切断する方法等が利用できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、温度計測ルーチンにて全発熱抵抗体素子の温度計測
を行い、各発熱抵抗素子が記録紙上に位置しているかの
判断を行い、この結果に応じて、続く印字ルーチンにお
ける印字の許可/禁止を決定することにより、記録紙と
圧接状態にない記録素子での連続的な発熱が規制され、
過剰な蓄熱による発熱抵抗体素子の抵抗値変化や故障を
防ぐことができ、余白が極めて少ないプリンタを実現す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるサーマルプリンタのヘッ
ドの抵抗値測定部分の回路図である。
【図2】抵抗値測定動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図3】この発明の第一の実施の形態における温度計測
ルーチンに基づいて発熱抵抗体素子と記録紙との圧接状
態を判断する主要動作を示すフローチャートである。
【図4】印可パルス数と温度との関係を示す特性図であ
る。
【図5】この発明の第二の実施の形態における温度計測
ルーチンで動作を示すフローチャートである。
【図6】この発明の第二の実施の形態における印字ルー
チンでの印字許可/禁止に関わる部分のフローチャート
である。
【図7】この発明の第二の実施の形態に用いられる印字
許可テーブルを示す模式図である。
【図8】この第二の実施の形態に用いられる印字許可テ
ーブルの印写動作時の状態を示す模式図である。
【図9】従来のサーマルプリンタにおける記録紙の余白
と印刷可能範囲の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 サーマルヘッド 2 データ生成・制御部 3 抵抗値測定部 4 メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルヘッドを構成する多数の発熱抵
    抗体素子の温度状態を算出する手段を備え、発熱抵抗素
    子の温度状態に応じて発熱抵抗体素子が記録紙と接触し
    ているか否か、又はインクシートを介して記録紙と接触
    しているか否かを判断することを特徴とするサーマルプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 発熱抵抗体素子が記録紙と接触していな
    い、又はインクシートを介して記録紙と接触していない
    と判断した発熱抵抗体素子に対して、原画像にかかわら
    ず強制的に通電を禁止することを特徴とする請求項1に
    記載のサーマルプリンタ。
  3. 【請求項3】 各発熱抵抗体素子は温度上昇に対応して
    抵抗値が減少する抵抗体からなり、前記発熱抵抗体素子
    の抵抗値を計測し、この抵抗値に応じて発熱抵抗素子の
    温度状態を算出することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のサーマルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記算出した発熱抵抗体素子の温度状態
    に応じて印字濃度を得るためのエネルギーに相当する印
    可パルス変換を行うことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれかに記載のサーマルプリンタ。
  5. 【請求項5】 発熱抵抗体素子が記録紙と接触してい
    る、又はインクシートを介して記録紙と接触していると
    判断されると印字を許可する許可ビットを複数ライン分
    が格納する記憶手段を備え、この記憶手段に格納された
    許可ビットがすべてイネーブル状態の時に印字されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のサー
    マルプリンタ。
JP8652698A 1998-03-31 1998-03-31 サーマルプリンタ Pending JPH11277787A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652698A JPH11277787A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 サーマルプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652698A JPH11277787A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 サーマルプリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11277787A true JPH11277787A (ja) 1999-10-12

Family

ID=13889445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8652698A Pending JPH11277787A (ja) 1998-03-31 1998-03-31 サーマルプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11277787A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203510A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Naltec Inc プリンタおよびその制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203510A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Naltec Inc プリンタおよびその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4309712A (en) Thermal printer
JP3750750B2 (ja) インクジェットプリンタ
US5633671A (en) Recording method and apparatus maintaining constant density by anticipating temperature changes in the recording head
JP3567241B2 (ja) 印刷制御装置
US4590491A (en) Thermal transfer printer
US7304658B2 (en) Thermal printer and method for correcting the energizing time data for heating elements in the thermal printer
JPH11277787A (ja) サーマルプリンタ
JPH04319450A (ja) 記録方法及び装置
JPH0647297B2 (ja) 感熱転写階調制御装置
JP2554871B2 (ja) サ−マルプリンタの印字制御装置
JPH0620613Y2 (ja) 熱転写式カラ−プリンタのヘツドドライブ回路
JPS6228264A (ja) サ−マルヘツドの多値駆動方式
JP3521661B2 (ja) インクジェット記録装置およびその記録方法
JPH068502A (ja) 印字装置
JP2569898B2 (ja) サーマルヘッドの通電制御方法
JP3673264B2 (ja) サーマルヘッド制御装置
JPH04329153A (ja) サーマルヘッドの通電制御方法
JP5007408B2 (ja) プリンタおよびその制御方法
JPH0829599B2 (ja) サ−マルプリンタの印字制御装置
JPS62144967A (ja) サ−マルプリンタ
JPH0679901A (ja) 熱転写サーマルプリンタ
JPH0574467B2 (ja)
JPS6348716B2 (ja)
JPH05160974A (ja) サーマルヘッド式印字装置
JPH01264862A (ja) 熱転写プリンタ