JPH11277249A - スポット溶接電極のドレス方法およびスポット溶接装置 - Google Patents

スポット溶接電極のドレス方法およびスポット溶接装置

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JPH11277249A
JPH11277249A JP10083905A JP8390598A JPH11277249A JP H11277249 A JPH11277249 A JP H11277249A JP 10083905 A JP10083905 A JP 10083905A JP 8390598 A JP8390598 A JP 8390598A JP H11277249 A JPH11277249 A JP H11277249A
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spot welding
dressing
tip
amount
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Masaru Sakamoto
勝 坂本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スポット溶接電極を適切な時期に適切な量だけ
ドレスして、電極の寿命を長くする。 【解決手段】ロボットに支持された一対のスポット溶接
電極4、5の移動範囲に、ワーク10の他、基準部材2
1が固定設置されると共に、ドレス装置31の削り板3
2が配設される。スポット溶接実行前に、電極4の先端
を基準部材21の下面となる第1基準面21aに当接さ
せてその先端位置が第1測定値PA1として記憶され、
電極5の先端を基準部材21の上面となる第2基準面2
1bに当接させてその先端位置が第1測定値PB1とし
て記憶される。所定回数スポット溶接を実行した後、再
び上記基準部材21を用いて、電極4の先端位置PA2
と電極5の先端位置がPB2とが測定される。|PA1
−PA2|あるいは|PB1−PB2|が所定量△P以
上のときは、電極4、5が削り板32によってドレスさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポット溶接電極
のドレス方法およびスポット溶接装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディを構成する板金等を溶接
するのに、スポット溶接が多く用いられている。このス
ポット溶接にあっては、互いに接近離間される第1電極
と2電極との一対の電極を有して、この一対の電極でも
って被溶接部材としてのワークを挟持した状態で溶接電
力を流すことにより行われる。
【0003】電極は、通常先端に向うにつれて徐々に先
細となるように形成されていて、スポット溶接を行うこ
とにより摩耗し、その先端形状が初期形状とは異なった
形状へと変化され、特に摩耗の進行に伴って先端面積が
拡大される。電極の先端面積があまり大きくなると、溶
接電流の密度が小さくなり過ぎて、溶接不良を生じる原
因となる。このため、電極がある程度摩耗すると、電極
をドレスつまり削り加工して、先端部形状が初期形状と
同じ形状に復元される。
【0004】電極をドレスするか否かを判断するのに、
従来は見込み的に、スポット溶接の回数で決定してい
た。すなわち、例えば1000回スポット溶接を行う
と、電極が摩耗したということで、電極のドレスを行う
ようにしている。そして、このドレスを行うときの削り
量も、ある一定の量に決定されていた。
【0005】一方、一対の電極の接近離間を、サーボモ
ータを利用して行うものがあり、特開平7−28495
7号公報には、サーボモータのモータ位置から、電極の
摩耗量を決定することが提案されている。この公報のも
のでは、ワークに対する電極の位置決めを精度よく行う
ために上記摩耗量を決定するものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、所定
回数スポット溶接したときに常に一定量だけドレスを行
う場合は、溶接不良発生防止のために、安全サイドに上
記所定回数および一定量を設定せざるを得ないことにな
り、このことは、不必要に電極をドレスすることになっ
て、電極の寿命が短いものとなる。
【0007】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その目的は、電極のドレスを適切な時期に
適切な量だけ行えるようにしたスポット溶接電極のドレ
ス方法およびその装置を提供することにある。
【0008】前記目的を達成するため、本発明における
スポット溶接電極のドレス方法にあっては、特許請求の
範囲における請求項1に記載のように、ロボットに支持
され、互いに接近離間される第1電極と第2電極とを有
するスポット溶接電極のドレス方法であって、ロボット
による前記各電極の移動範囲内にそれぞれ、前記第1電
極と2電極との開放間隔よりも薄くされてその一方側の
面が第1基準面とされると共に他方側の面が第2基準面
とされた基準部材が固定配置されると共に、該各電極の
ドレスを行うドレス装置が配置されていて、前記第1電
極の先端を前記第1基準面に当接させ、前記第2電極の
先端を前記第2基準面に当接させることにより、該各電
極の先端位置をそれぞれ測定して、その測定結果を第1
測定結果として記憶し、前記第1測定結果を得た後に、
スポット溶接を行ない、スポット溶接を行った後に、再
び前記第1電極の先端を前記第1基準面に当接させ、前
記第2電極の先端を前記第2基準面に当接させることに
より、該各電極の先端位置をそれぞれ測定して、その測
定結果を第2測定結果として記憶し、前記第1測定結果
と第2測定結果との比較により得られる前記第1電極、
第2電極の摩耗量が所定量以上であるときに、摩耗量に
応じて前記ドレス装置によりドレスを行う、ようにして
ある。上記手法を前提とした好ましい態様は、特許請求
の範囲における請求項2〜請求項4に記載のとおりであ
る。
【0009】前記目的を達成するため、本発明における
スポット溶接装置にあっては、特許請求の範囲における
請求項5に記載のように、ロボットに支持され、互いに
接近離間される第1電極と第2電極とを有するスポット
溶接装置において、ロボットによる前記各電極の移動範
囲内にそれぞれ、前記第1電極と2電極との開放間隔よ
りも薄くされてその一方側の面が第1基準面とされると
共に他方側の面が第2基準面とされた基準部材が固定配
置されると共に、該各電極のドレスを行うドレス装置が
配置され、前記第1電極の先端を前記第1基準面に当接
させたときの該第1電極の先端位置と、前記第2電極の
先端を前記第2基準面に当接させたときの該第2電極の
先端位置とを測定する測定手段と、スポット溶接の前に
おいて前記測定手段により測定された第1測定結果と、
スポット溶接後において該測定手段により測定された第
2測定結果とをそれぞれ記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されている前記第1測定結果と第2測定結果
とを比較して、前記第1電極、第2電極の摩耗量が所定
量以上であるか否かを判定する判定手段と、前記判定手
段により、摩耗量が所定量以上であると判定されたとき
に、該摩耗量に応じた削り量でもって前記電極を前記ド
レス装置によりドレスさせるドレス制御手段と、を備え
たものとしてある。
【0010】
【発明の効果】請求項1によれば、電極の摩耗量を実際
に測定して、この測定された摩耗量に応じて電極をドレ
スするので、電極を不必要に大きく削ってしまうことが
なくなり、電極の寿命を長くすることができる。また、
電極の摩耗量の決定の前提となる電極先端位置の測定
が、ロボットによって電極を移動させて基準部材に当接
させることにより行われるので、計測も簡単となる。
【0011】請求項2によれば、ドレス時の電極削り量
を、摩耗量に所定分の付加的な削り量を加えた量として
あるので、削り量が不足してしまうという事態の発生を
防止する上で、つまりスポット溶接を良好に行う上で好
ましいものとなる。請求項3によれば、電極の削り量ス
ポット溶接を行うことによって電極先端に付着する合金
層を確実に除去して、良好なスポット溶接を行うことが
できる。請求項4によれば、一対の電極を常に同時期に
ドレスして、ドレスのためにとられる時間の短縮化等の
上で好ましいものとなる。
【0012】請求項5によれば、請求項1に対応した効
果を得ることのできるスポット溶接装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1において、1はロボット先端
部に取付けられるスポット溶接機の部分を示す。スポッ
ト溶接機1は、ロボットに固定される本体部2と、本体
部2より長く伸びるアーム部3と、アーム部3に取付け
た第1電極(イコライズ側電極)4と、第1電極4に対
抗するように配設された第2電極(加圧側電極)5とを
有する。第2電極5は、例えば本体部2内に装備された
エアシリンダによって駆動されて、第1電極4に対して
接近離間するように駆動され、図1では、両電極4と5
との間隔が大きくなった開放状態のときが示される。な
お、第1電極4は、本体部2に対して短いストローク範
囲で第2電極5に対する接近離間方向に変位可能となっ
ており、常時はスプリング等によって第2電極5に接近
する方向に付勢されている(フロ−ティング保持)。
【0014】ロボットによる本体部2つまり両電極4、
5の移動範囲には、スポット溶接されるワーク10が配
置されることは勿論のこと、この他、基準部材21、ド
レス装置31が配置されている。基準部材21は、略水
平方向に伸びる板状とされて、その厚さ(上下方向寸
法)は、開放状態にある両電極4と5との間隔よりも十
分小さくされている。この基準部材21の表面および裏
面(上面および下面)は、それぞれ平坦な基準面とされ
ている。基準部材21の下面が第1基準面21aとさ
れ、基準部材21の上面が第2基準面21bとされてい
る。各基準面21a、21bは、例えばロボットの原点
位置に対して所定高さ位置となるように精度よく設定さ
れている。
【0015】図2に示すように、ロボットによって本体
部2つまり電極4、5を移動させて、第1電極4の先端
(先端面)を、第1基準面21aに当接させる。このと
きのロボット位置が、第1電極4の先端位置に対応した
ものとなる。また、図3に示すように、ロボットによっ
て本体部2つまり電極4、5を移動させて、第2電極5
の先端(先端面)を、第2基準面21bに当接させる。
このときのロボット位置が、第2電極5の先端位置に対
応したものとなる。
【0016】ドレス装置31は、その中心的な構成部材
となる回転式の削り板32の形状を示すことによって、
簡略的に示される。この削り板32は、上下方向に伸び
る軸線を調整として回転駆動され、かつ上下方向位置が
精度よく変更(変更駆動)可能とされている。図3にも
示すように、削り板32の下面には、第1電極4のドレ
ス用の第1削り部32aが形成され、その上面には第2
電極5のドレス用の第2削り部32bが形成されてい
る。各削り部32a、32bは凹部形状とされて、その
内面形状は、電極4、5の初期形状(初期の先端部外形
形状)と一致されている。
【0017】図2には、電極4(電極5でも同じ)の先
端部の初期形状が実線で示される。すなわち、電極4
は、先端面が円形とされて、基端部に向うにつれて徐々
に大径とされ、途中からは同一径で長く基端まで伸びて
いる。スポット溶接を繰り返し行うことにより、電極4
の先端面が摩耗して、徐々にその先端面積が大きくな
り、初期形状から電極4の軸線方向にL1だけ摩耗した
ときの先端面位置が図2波線で示され、初期形状からL
2だけ摩耗したときの先端面位置が図2一点鎖線で示さ
れる。ドレスの際には、図3に示すように、電極4が第
1削り部32aに嵌合されて、削り板32が図3下方へ
変位される。これにより、電極4の先端部が削り加工さ
れて、電極4の先端部形状が、図2実線で示す初期形状
へと復帰(復元)される。以上のことは、第2電極5に
ついても同様である。なお、削り板32を上下方向に変
位不能として、必要な削り量に応じた分だけロボットつ
まり電極4、5を上下方向に変位させることもできる。
【0018】図6は、制御系統を示すものであり、図6
中Uはマイクロコンピュ−タを利用して構成されたコン
トロ−ラ(制御ユニット)であり、内部に装備されたR
AMをも含めて、制御手段と記憶手段とを構成する。こ
のコントロ−ラUは、基本的には、ワーク10に対する
スポット溶接を行うもので、このワーク10に対するス
ポット溶接のための機能に対して、後述する電極4、5
のドレスに必要な機能が付加されたものとなっている。
このコントロ−ラUには、ロボット位置信号が入力され
(ロボット位置信号の検出は、ロボットに装備されてい
るセンサを利用)、またコントロ−ラUからは、ロボッ
トに対してワーク10に対するスポット溶接を実行する
ために必要な溶接指令信号の他、ドレス装置31に対す
るドレス量の指令信号が出力される。
【0019】コントロ−ラUの制御内容の詳細につい
て、図7、図8のフロ−チャ−トを参照しつつ説明する
が、以下の説明でQはステップを示す。まず、図7のQ
1において、第1電極4を第1基準面21aに当接させ
て、そのときのロボット位置つまり第1電極4の先端位
置がPA1として測定され、この先端位置がPA1がコ
ントロ−ラU(内のRAM)に記憶される(PA1が第
1測定結果、第1記憶値)。次いで、第2電極2を第2
基準面21bに当接させて、そのときのロボット位置つ
まり第2電極5の先端位置がPB1として測定され、こ
の先端位置がPB1がコントロ−ラU(内のRAM)に
記憶される(PB1が第1測定結果、第1記憶値)。
【0020】Q2の後、Q3において、一対の電極4、
5を用いたワーク10に対するスポット溶接が行われ
る。Q3でのスポット溶接の回数は、少なくとも1つの
ワーク10についての電極4、5による溶接が完了する
複数回として設定されるが、この複数回の整数倍(ワー
ク10を複数個数スポット溶接できる回数)として設定
することもできる。要は、摩耗量がスポット溶接の不良
発生に問題を生じない回数の範囲のうち極力多い回数と
することが好ましい。
【0021】Q3の後、Q4、Q5において、再び各電
極4、5の先端位置の測定が行われ(Q1、Q2のとき
と同様)、このときの第1電極4の先端位置がPB2と
して記憶され、第2電極5の先端位置がPB2として記
憶される(PA2、PB2が第2測定結果、第2記憶
値)。
【0022】Q6においては、第1電極4についての前
の記憶値PA1と後の記憶値PA2との偏差の絶対値
が、所定量△P以上であるか否かが判別される(摩耗量
が所定量以上であるか否かの判定手段)。Q6の判別で
NOのときは、Q7において、第2電極5についての前
の記憶値PB1と後の記憶値PB2との偏差の絶対値
が、所定量△P以上であるか否かが判別される(摩耗量
が所定量以上であるか否かの判定手段)。Q7の判別で
NOのときは、両電極4、5共に摩耗量が小さいときな
ので、Q3へ移行して、スポット溶接が行われる。
【0023】Q6の判別でYESのとき、あるいはQ7
の判別でYESのときは、それぞれQ8へ移行して、電
極4、5についてドレスが行われる。Q8でのドレスの
内容が、図8に示される。まず、図8のQ11におい
て、第1電極4についての削り量が、その摩耗量を示す
記憶値PA1と後の記憶値PA2との偏差の絶対値に対
して所定の付加的な削り量αが加算された値として設定
される。同様に、Q12において、第2電極5について
の削り量が、その摩耗量を示す記憶値PB1と後の記憶
値PB2との偏差の絶対値に対して所定の付加的な削り
量αが加算された値として設定される。上記αの大きさ
は、スポット溶接されるときに電極4、5の先端に付着
する合金層(ワーク10からのもの)を削り落とすこと
のできる最小限の大きさとされている。
【0024】上述のようにして設定された削り量でもっ
て、まずQ13において第1電極4がドレスされ、次い
でQ14において第2電極5がドレスされる。Q14の
後は、図7のQ1へ戻って、上述したことが繰り返され
る。
【0025】以上実施形態について説明したが、本発明
はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むもので
ある。両電極4、5のうち、一方の電極の摩耗量のみが
所定量以上となったときは、この所定量以上となった一
方の電極のみをドレスするようにしてもよい。この場
合、一旦ドレスした後は、次にスポット溶接される前
に、その先端位置の測定、記憶を行えばよい。
【0026】基準部材21を利用した電極4、5の測定
は、必ずしも同時期に行うことはなく、ずれた時期に行
うようにしてもよい(一方の電極4の先端位置測定後
に、例えばスポット溶接の実行や、ドレスの実行を行っ
て、次に他方の電極の先端位置測定を行う)。電極4、
5の先端位置は、電極4、5を例えばサーボモータ等で
駆動する場合は、このモータの変位位置を示す値として
検出する等、適宜の測定手段を利用できる。
【0027】電極4、5の基準部材21に対する当接の
検出は、例えば電極4、5と基準部材との間で微弱電流
の通電系路を構成して、当接したときに通電系路が短絡
されることを利用して行うことができる。また、電極
4、5の変位をサーボモータ等の駆動手段によって行う
場合において、電極を基準部材21へ向けて変位させて
いく過程での駆動トルクの変化によって当接を検知する
ようにする等、適宜の手法を採択できる。フロ−チャ−
トに示す各ステップは、その機能の上位表現に手段の名
称を付して表現することができる。また、本発明の目的
は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるい
は利点として表現されたものを提供することをも暗黙的
に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す要部簡略側面図。
【図2】基準部材に一方の電極を当接させた状態を示す
図。
【図3】基準部材に他方の電極を当接させた状態を示す
図。
【図4】電極先端部の初期形状と摩耗後での形状変化を
示す図。
【図5】電極がドレスされる様子を示す要部断面図。
【図6】実施形態の制御系統を示す図。
【図7】コントロ−ラの制御内容を示すフロ−チャ−
ト。
【図8】コントロ−ラの制御内容を示すフロ−チャ−
ト。
【符号の説明】
1:本体部(スポット溶接機) 4:第1電極 5:第2電極 10:ワーク 21:基準部材 21a:第1基準面 21b:第2基準面 32:ドレス装置 32:削り板 32a:第1削り部 32b:第2削り部 U:コントロ−ラ(制御手段、判定手段、記憶手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットに支持され、互いに接近離間され
    る第1電極と第2電極とを有するスポット溶接電極のド
    レス方法であって、 ロボットによる前記各電極の移動範囲内にそれぞれ、前
    記第1電極と2電極との開放間隔よりも薄くされてその
    一方側の面が第1基準面とされると共に他方側の面が第
    2基準面とされた基準部材が固定配置されると共に、該
    各電極のドレスを行うドレス装置が配置されていて、 前記第1電極の先端を前記第1基準面に当接させ、前記
    第2電極の先端を前記第2基準面に当接させることによ
    り、該各電極の先端位置をそれぞれ測定して、その測定
    結果を第1測定結果として記憶し、 前記第1測定結果を得た後に、スポット溶接を行ない、 スポット溶接を行った後に、再び前記第1電極の先端を
    前記第1基準面に当接させ、前記第2電極の先端を前記
    第2基準面に当接させることにより、該各電極の先端位
    置をそれぞれ測定して、その測定結果を第2測定結果と
    して記憶し、 前記第1測定結果と第2測定結果との比較により得られ
    る前記第1電極、第2電極の摩耗量が所定量以上である
    ときに、摩耗量に応じて前記ドレス装置によりドレスを
    行う、ことを特徴とするスポット溶接電極のドレス方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記電極のドレスを行うときの削り量が、該電極の摩耗
    量に所定分の付加的な削り量を加算した量とされる、こ
    とを特徴とするスポット溶接電極のドレス方法。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記付加的な削り量が、スポット溶接によって電極先端
    に付着する合金層の厚さに応じた値として設定される、
    ことを特徴とするスポット溶接電極のドレス方法。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれか1項に
    おいて、 前記第1電極と第2電極とのうちいずれか一方の電極の
    摩耗量が前記所定量以上であるときに、該第1電極と第
    2電極とのドレスをそれぞれ行う、ことを特徴とするス
    ポット溶接電極のドレス方法。
  5. 【請求項5】ロボットに支持され、互いに接近離間され
    る第1電極と第2電極とを有するスポット溶接装置にお
    いて、 ロボットによる前記各電極の移動範囲内にそれぞれ、前
    記第1電極と2電極との開放間隔よりも薄くされてその
    一方側の面が第1基準面とされると共に他方側の面が第
    2基準面とされた基準部材が固定配置されると共に、該
    各電極のドレスを行うドレス装置が配置され、 前記第1電極の先端を前記第1基準面に当接させたとき
    の該第1電極の先端位置と、前記第2電極の先端を前記
    第2基準面に当接させたときの該第2電極の先端位置と
    を測定する測定手段と、 スポット溶接の前において前記測定手段により測定され
    た第1測定結果と、スポット溶接後において該測定手段
    により測定された第2測定結果とをそれぞれ記憶する記
    憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記第1測定結果と第2
    測定結果とを比較して、前記第1電極、第2電極の摩耗
    量が所定量以上であるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段により、摩耗量が所定量以上であると判定
    されたときに、該摩耗量に応じた削り量でもって前記電
    極を前記ドレス装置によりドレスさせるドレス制御手段
    と、を備えていることを特徴とするスポット溶接装置。
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