JPH11277003A - 電子回路基板のビアホールのデスミア方法及び装置 - Google Patents
電子回路基板のビアホールのデスミア方法及び装置Info
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- JPH11277003A JPH11277003A JP10103922A JP10392298A JPH11277003A JP H11277003 A JPH11277003 A JP H11277003A JP 10103922 A JP10103922 A JP 10103922A JP 10392298 A JP10392298 A JP 10392298A JP H11277003 A JPH11277003 A JP H11277003A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 レーザ加工によって電子回路基板に形成され
たビアホールのスミアを、乾式プロセスで取り除くこ
と。 【解決手段】 液化不活性ガスの少なくとも一部が固化
した微粒子Ar4になるように液化不活性ガスを含む流
体Ar3を減圧下で噴霧して、レーザビームによりビア
ホールが形成された電子回路基板1上に微粒子Ar4を
吹付け、ビアホール形成の際付着したスミアを除去す
る。
たビアホールのスミアを、乾式プロセスで取り除くこ
と。 【解決手段】 液化不活性ガスの少なくとも一部が固化
した微粒子Ar4になるように液化不活性ガスを含む流
体Ar3を減圧下で噴霧して、レーザビームによりビア
ホールが形成された電子回路基板1上に微粒子Ar4を
吹付け、ビアホール形成の際付着したスミアを除去す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、電子回路基板の
ビアホールのデスミア方法及び装置に係り、より詳しく
は、レーザビームによる穴明加工によって電子回路基板
にビアホールを形成する際生じたスミアを取り除く(デ
スミアする)方法及び装置に係る。
ビアホールのデスミア方法及び装置に係り、より詳しく
は、レーザビームによる穴明加工によって電子回路基板
にビアホールを形成する際生じたスミアを取り除く(デ
スミアする)方法及び装置に係る。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板のような電子回路基
板にビアホールを形成するに際して、乾式プロセスであ
り且つ機械式ドリルでは量産ベースでは難しい0.2m
m以下の径の穴を明け得ることから、レーザビームの利
用は拡大してきている。
板にビアホールを形成するに際して、乾式プロセスであ
り且つ機械式ドリルでは量産ベースでは難しい0.2m
m以下の径の穴を明け得ることから、レーザビームの利
用は拡大してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
ビームによって形成されたビアホールでも、炭化物のよ
うな熱分解生成物などからなるスミアができてビアホー
ルの底部に残るのを避け難い。ビアホールは、通常、絶
縁層の両面に配される導体層間の電気接続のためのコン
タクトホールとして形成されるものであるから、所定の
電気的接続を行い得るようにするためにはビアホールの
底部に残るスミアを取り除く(デスミアする)必要があ
る。
ビームによって形成されたビアホールでも、炭化物のよ
うな熱分解生成物などからなるスミアができてビアホー
ルの底部に残るのを避け難い。ビアホールは、通常、絶
縁層の両面に配される導体層間の電気接続のためのコン
タクトホールとして形成されるものであるから、所定の
電気的接続を行い得るようにするためにはビアホールの
底部に残るスミアを取り除く(デスミアする)必要があ
る。
【0004】従来用いられている典型的なデスミア方法
は、スミア物質を酸化しその後アルカリ処理して溶かし
去るべく酸化剤及びアルカリの水溶液を用いて化学的に
処理するものであるが、この方法は、湿式であり、レー
ザビームによる穴明が乾式であることの利点が損なわれ
る。
は、スミア物質を酸化しその後アルカリ処理して溶かし
去るべく酸化剤及びアルカリの水溶液を用いて化学的に
処理するものであるが、この方法は、湿式であり、レー
ザビームによる穴明が乾式であることの利点が損なわれ
る。
【0005】なお、一般的なデスミア方法としては、高
圧エアーのような流体の高速吹付けも用いられるけれど
も、レーザ加工により形成される電子回路基板のビアホ
ールは径が0.1mm程度と小さく且つアスペクト比
(穴の深さ/直径)が0.5程度と高いことが多いの
で、高圧高速の流体を用いる方法では、流体媒質の粘性
などが問題となってスミアを除去し難い。
圧エアーのような流体の高速吹付けも用いられるけれど
も、レーザ加工により形成される電子回路基板のビアホ
ールは径が0.1mm程度と小さく且つアスペクト比
(穴の深さ/直径)が0.5程度と高いことが多いの
で、高圧高速の流体を用いる方法では、流体媒質の粘性
などが問題となってスミアを除去し難い。
【0006】一方、表面洗浄技術として、アルゴン液を
含む液体を減圧雰囲気中に噴出させて膨張させアルゴン
液の少なくとも一部を固化させてアルゴン微粒子とし、
このアルゴン微粒子を含む流体を吹付けて表面を洗浄す
ること等は、提案されている(特開平6−295895
号)。
含む液体を減圧雰囲気中に噴出させて膨張させアルゴン
液の少なくとも一部を固化させてアルゴン微粒子とし、
このアルゴン微粒子を含む流体を吹付けて表面を洗浄す
ること等は、提案されている(特開平6−295895
号)。
【0007】本発明は前記諸点に鑑みなされたものであ
って、その目的とするところは、レーザ加工によって電
子回路基板に形成されたビアホールのスミアを、乾式プ
ロセスで取り除き得る電子回路基板のビアホールのデス
ミア(スミア除去)方法及び装置を提供することにあ
る。
って、その目的とするところは、レーザ加工によって電
子回路基板に形成されたビアホールのスミアを、乾式プ
ロセスで取り除き得る電子回路基板のビアホールのデス
ミア(スミア除去)方法及び装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による電子回路基
板のビアホールのデスミア方法は、前記した目的を達成
すべく、液化不活性ガスの少なくとも一部が固化した微
粒子になるように液化不活性ガスを含む流体を減圧下で
噴霧して、レーザビームによる穴明加工でビアホールが
形成されている電子回路基板上に前記微粒子を吹付け
て、ビアホール内のスミアを除去することからなる。
板のビアホールのデスミア方法は、前記した目的を達成
すべく、液化不活性ガスの少なくとも一部が固化した微
粒子になるように液化不活性ガスを含む流体を減圧下で
噴霧して、レーザビームによる穴明加工でビアホールが
形成されている電子回路基板上に前記微粒子を吹付け
て、ビアホール内のスミアを除去することからなる。
【0009】本発明のデスミア方法では、液化不活性ガ
スが少なくとも表面の固化した微粒子の形態で電子回路
基板に吹付けられるから、該微粒子は、粘性などによっ
て妨げられることなく径が小さくアスペクト比の比較的
高いビアホール内に飛び込んで該ビアホールの内表面に
ぶつかり得る。しかも、本発明のデスミア方法では、微
粒子は液化不活性ガスが減圧下で噴霧されることにより
形成されるものであって、減圧雰囲気中に噴霧された微
少液滴表面の断熱的な膨張等に伴う液滴表面の急激な温
度低下により少なくとも表面部分が凝固したもので、ビ
アホールの内壁に衝突した際該内壁からの入熱によって
急激に気化され得る。この急激な気化の際の熱衝撃に加
えて、ビアホール内での急激な気化に伴う急激な圧力変
動によって穴の底などに付着しているスミア物質を穴
(ビアホール)の内壁から剥がして穴の外に放出し得る
から、スミアの除去が行われ得る。なお、微粒子が比較
的アスペクト比の高いビアホール内に入ると、該微粒子
はビアホールの開口部を除く全方位(6方向のうちの5
方向)においてビアホールの壁によって囲まれるから、
微粒子に対する入熱が行われやすく、且つ気化の際の圧
力変動がビアホールの外部に逃げにくいので、微粒子の
気化及び気化に伴うビアホール内壁のスミアへの熱的及
び力学的衝撃付与が効果的に行われ得る。その結果、実
質上乾式プロセスでデスミア処理が行われ得る。
スが少なくとも表面の固化した微粒子の形態で電子回路
基板に吹付けられるから、該微粒子は、粘性などによっ
て妨げられることなく径が小さくアスペクト比の比較的
高いビアホール内に飛び込んで該ビアホールの内表面に
ぶつかり得る。しかも、本発明のデスミア方法では、微
粒子は液化不活性ガスが減圧下で噴霧されることにより
形成されるものであって、減圧雰囲気中に噴霧された微
少液滴表面の断熱的な膨張等に伴う液滴表面の急激な温
度低下により少なくとも表面部分が凝固したもので、ビ
アホールの内壁に衝突した際該内壁からの入熱によって
急激に気化され得る。この急激な気化の際の熱衝撃に加
えて、ビアホール内での急激な気化に伴う急激な圧力変
動によって穴の底などに付着しているスミア物質を穴
(ビアホール)の内壁から剥がして穴の外に放出し得る
から、スミアの除去が行われ得る。なお、微粒子が比較
的アスペクト比の高いビアホール内に入ると、該微粒子
はビアホールの開口部を除く全方位(6方向のうちの5
方向)においてビアホールの壁によって囲まれるから、
微粒子に対する入熱が行われやすく、且つ気化の際の圧
力変動がビアホールの外部に逃げにくいので、微粒子の
気化及び気化に伴うビアホール内壁のスミアへの熱的及
び力学的衝撃付与が効果的に行われ得る。その結果、実
質上乾式プロセスでデスミア処理が行われ得る。
【0010】この明細書において、「液化不活性ガス」
としては、アルゴンのような不活性ガスが好ましいが、
基板材料に対して実質上不活性である場合には、窒素や
炭酸ガスでもよい。なお、不活性ガスは、工業的利用が
可能な程度に入手容易で、大気中に放出しても環境破壊
につながらないものが好ましい。また、「液化不活性ガ
スを含む流体」とは、実質的に当該不活性ガスのみから
なり該不活性ガスの全部若しくは一部が液体状態のもの
でも、当該不活性ガス(例えばアルゴン)の全部若しく
は一部が液体状態であって別の気体状態の不活性ガス
(例えば窒素)をキャリアガス等として含むものでもよ
い。従って、液化不活性ガスを含む流体が減圧状態の基
板収容室内に噴霧される際には、当該不活性ガスの少な
くとも一部は、微少液滴の状態で基板を含む減圧雰囲気
中に噴出される。
としては、アルゴンのような不活性ガスが好ましいが、
基板材料に対して実質上不活性である場合には、窒素や
炭酸ガスでもよい。なお、不活性ガスは、工業的利用が
可能な程度に入手容易で、大気中に放出しても環境破壊
につながらないものが好ましい。また、「液化不活性ガ
スを含む流体」とは、実質的に当該不活性ガスのみから
なり該不活性ガスの全部若しくは一部が液体状態のもの
でも、当該不活性ガス(例えばアルゴン)の全部若しく
は一部が液体状態であって別の気体状態の不活性ガス
(例えば窒素)をキャリアガス等として含むものでもよ
い。従って、液化不活性ガスを含む流体が減圧状態の基
板収容室内に噴霧される際には、当該不活性ガスの少な
くとも一部は、微少液滴の状態で基板を含む減圧雰囲気
中に噴出される。
【0011】レーザ加工により形成される電子回路基板
のビアホールは、穴径が通常約0.1mm程度であるけ
れども、穴径が、これよりも大きくても(例えば0.2
mm程度又は0.5mm程度でも)小さくても(例えば
0.05mm程度又はそれ以下でも)よい。また、この
ビアホールは、通常50μ程度の深さを有するけれど
も、深さがこれよりも深くても(例えば100μ程度又
はそれ以上)浅くてもよい。また、このビアホールのア
スペクト比は通常0.5程度であるけれども、アスペク
ト比がこれよりも大きくても(例えば1又はそれ以上)
小さくてもよい。但し、この発明のデスミア方法は、他
の従来の方法と比較した場合、特に、径が小さくて深く
アスペクト比の高い穴に対して特に効果が高いことが期
待される。
のビアホールは、穴径が通常約0.1mm程度であるけ
れども、穴径が、これよりも大きくても(例えば0.2
mm程度又は0.5mm程度でも)小さくても(例えば
0.05mm程度又はそれ以下でも)よい。また、この
ビアホールは、通常50μ程度の深さを有するけれど
も、深さがこれよりも深くても(例えば100μ程度又
はそれ以上)浅くてもよい。また、このビアホールのア
スペクト比は通常0.5程度であるけれども、アスペク
ト比がこれよりも大きくても(例えば1又はそれ以上)
小さくてもよい。但し、この発明のデスミア方法は、他
の従来の方法と比較した場合、特に、径が小さくて深く
アスペクト比の高い穴に対して特に効果が高いことが期
待される。
【0012】ビアホールとしては、穴の上下の層間の電
気的接続を行わせるコンタクトホールのようにスミアの
除去が望まれる穴であれば、他の目的のために形成した
穴でもよい。
気的接続を行わせるコンタクトホールのようにスミアの
除去が望まれる穴であれば、他の目的のために形成した
穴でもよい。
【0013】電子回路基板のビアホールが形成される材
料としては、レーザ加工による穴明の際スミアが付着し
デスミア処理が必要になるような材料であれば、エポキ
シ系樹脂でもポリイミド系樹脂でも他の絶縁材料等でも
よい。
料としては、レーザ加工による穴明の際スミアが付着し
デスミア処理が必要になるような材料であれば、エポキ
シ系樹脂でもポリイミド系樹脂でも他の絶縁材料等でも
よい。
【0014】レーザ加工によって形成された穴にスミア
が少しでも付着又は残留してその除去が望まれる限り、
電子回路基板に対して穴明加工するレーザビームの種類
や照射条件はどのようなものでもよい。例えば、レーザ
ビームとしては、CW型又はTEA型の炭酸ガスレーザ
やYAGレーザのような赤外域のビームであっても、エ
キシマレーザやYAGレーザの高調波のような可視又は
紫外域のビームであってもよく、特願平7−14371
9号において提案されているように赤外域レーザ光を照
射した後で紫外又は可視域レーザ光を照射して形成した
穴でもよい。
が少しでも付着又は残留してその除去が望まれる限り、
電子回路基板に対して穴明加工するレーザビームの種類
や照射条件はどのようなものでもよい。例えば、レーザ
ビームとしては、CW型又はTEA型の炭酸ガスレーザ
やYAGレーザのような赤外域のビームであっても、エ
キシマレーザやYAGレーザの高調波のような可視又は
紫外域のビームであってもよく、特願平7−14371
9号において提案されているように赤外域レーザ光を照
射した後で紫外又は可視域レーザ光を照射して形成した
穴でもよい。
【0015】ビアホールが表面に形成された基板上に吹
付けられる微粒子は、特開平6−295895号公報に
記載のように、液体状態の内部部分を有することが好ま
しい。この場合、ビアホール内での入熱により表層の固
化部が液化ないし気化された際、内部の液体部分が流出
してビアホール内壁に拡がり該内壁からの熱により急激
に気化し得るから、ビアホール内で急激な衝撃をスミア
部に与え得る。なお、ビアホール内に入って該ビアホー
ルの内壁に衝突した微粒子は、平坦な表面に衝突する場
合と異なり、周囲をビアホール内壁によって取り囲まれ
ることになるから、周囲からの入熱を受け易く圧力変動
が外部に漏れにくいので、液体状態の内部部分が少なく
てもよく、場合によっては実際上全体が固化していても
よい。微粒子のサイズ(粒径)は、小さすぎると、スミ
ア物質に付与し得る衝撃力及びエネルギが小さくなり過
ぎる虞があり、大きすぎると、ビアホール内壁との熱交
換が十分な速さで行われ難かったり微粒子がビアホール
内に入り難くなる虞がある。従って、例えば、穴径の数
%−数10%程度の粒径の微粒子が多数含まれることが
好ましい。
付けられる微粒子は、特開平6−295895号公報に
記載のように、液体状態の内部部分を有することが好ま
しい。この場合、ビアホール内での入熱により表層の固
化部が液化ないし気化された際、内部の液体部分が流出
してビアホール内壁に拡がり該内壁からの熱により急激
に気化し得るから、ビアホール内で急激な衝撃をスミア
部に与え得る。なお、ビアホール内に入って該ビアホー
ルの内壁に衝突した微粒子は、平坦な表面に衝突する場
合と異なり、周囲をビアホール内壁によって取り囲まれ
ることになるから、周囲からの入熱を受け易く圧力変動
が外部に漏れにくいので、液体状態の内部部分が少なく
てもよく、場合によっては実際上全体が固化していても
よい。微粒子のサイズ(粒径)は、小さすぎると、スミ
ア物質に付与し得る衝撃力及びエネルギが小さくなり過
ぎる虞があり、大きすぎると、ビアホール内壁との熱交
換が十分な速さで行われ難かったり微粒子がビアホール
内に入り難くなる虞がある。従って、例えば、穴径の数
%−数10%程度の粒径の微粒子が多数含まれることが
好ましい。
【0016】本発明による電子回路基板のデスミア装置
は、前記した目的を達成すべく、内部が減圧下に保たれ
る真空容器と、表面にビアホールが形成された電子回路
基板を真空容器内において並進移動可能に支持する送り
テーブルと、不活性ガス源と、不活性ガス源からの不活
性ガスの少なくとも一部を液化する冷却器と、電子回路
基板のビアホール内のスミアを除去すべく冷却器からの
液化不活性ガスを含む流体を、液化不活性ガスの少なく
とも一部が固化した微粒子の形態でビアホールの内壁に
ぶつかるように、真空容器内で電子回路基板の表面に向
かって噴霧するノズルとを有する。
は、前記した目的を達成すべく、内部が減圧下に保たれ
る真空容器と、表面にビアホールが形成された電子回路
基板を真空容器内において並進移動可能に支持する送り
テーブルと、不活性ガス源と、不活性ガス源からの不活
性ガスの少なくとも一部を液化する冷却器と、電子回路
基板のビアホール内のスミアを除去すべく冷却器からの
液化不活性ガスを含む流体を、液化不活性ガスの少なく
とも一部が固化した微粒子の形態でビアホールの内壁に
ぶつかるように、真空容器内で電子回路基板の表面に向
かって噴霧するノズルとを有する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を添
付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
付図面に示した好ましい実施例に基づいて説明する。
【0018】
【実施例】図1の(a)及び(b)は、電子回路基板1
にレーザ加工によって形成されたビアホール2の一例を
示す。電子回路基板1は、多層基板からなり、表面3側
に、表面絶縁層4、その下の導電層5、更に下層の絶縁
層6を有する。
にレーザ加工によって形成されたビアホール2の一例を
示す。電子回路基板1は、多層基板からなり、表面3側
に、表面絶縁層4、その下の導電層5、更に下層の絶縁
層6を有する。
【0019】ビアホール2は、例えば、YAGレーザ又
はTEA型炭酸ガスレーザのようなレーザ発振器からの
ビームを絞って、穴明に必要な所定エネルギに相当する
1ショット又は複数ショットのレーザパルスを所定位置
に照射することによって形成される。なお、所望に応じ
て、例えば、ガルバノミラーを組合せた走査系などを利
用してレーザパルスの照射位置を変えたり基板1をX−
Yテーブル上で移動させたりすることにより、基板1上
には、図2の(b)に示したように多数のビアホール2
が所定位置に形成される。これらのビアホール2の径及
び深さは異なっていても全て同一でもよい。
はTEA型炭酸ガスレーザのようなレーザ発振器からの
ビームを絞って、穴明に必要な所定エネルギに相当する
1ショット又は複数ショットのレーザパルスを所定位置
に照射することによって形成される。なお、所望に応じ
て、例えば、ガルバノミラーを組合せた走査系などを利
用してレーザパルスの照射位置を変えたり基板1をX−
Yテーブル上で移動させたりすることにより、基板1上
には、図2の(b)に示したように多数のビアホール2
が所定位置に形成される。これらのビアホール2の径及
び深さは異なっていても全て同一でもよい。
【0020】レーザビームによるビアホール形成加工に
よって、ビアホール2の底7には、本来、導電層5の表
面8が露出すべきであるが、実際には、炭化物などのよ
うな熱分解生成物などからなるスミア9が付着残留する
ことが少なくない。ビアホール2を例えばコンタクトホ
ールとして用いる場合、絶縁層4の上側に位置する導電
層に対して電気的接続をとるべくコンタクトホール2に
配されるコンタクト形成用導体と導電層5との電気的接
触を、このスミア9が妨げることになるから除去される
べきである。
よって、ビアホール2の底7には、本来、導電層5の表
面8が露出すべきであるが、実際には、炭化物などのよ
うな熱分解生成物などからなるスミア9が付着残留する
ことが少なくない。ビアホール2を例えばコンタクトホ
ールとして用いる場合、絶縁層4の上側に位置する導電
層に対して電気的接続をとるべくコンタクトホール2に
配されるコンタクト形成用導体と導電層5との電気的接
触を、このスミア9が妨げることになるから除去される
べきである。
【0021】次に、液化不活性ガスの吹付について、図
2の(a)及び(b)に基づいて説明する。11は、多
数のビアホール2の形成された基板1が収容された真空
容器であり、真空容器11内の室12は、液化不活性ガ
スがアルゴンガスである場合、例えば0.2−0.7気
圧程度の適当な圧力になるように、真空ポンプ13によ
って減圧される。基板1は、容器11に固定した三次元
直交座標系X,Y,Zにおいて、水平面内でX,Y方向
に並進移動可能な送りテーブル14上に、表面3が上に
なるように載置固定されており、X−Y並進機構15に
よってX,Y方向に並進移動され得る。なお、基板1
は、液化不活性ガスが吹付けられ得るように表面3が室
12内の液化不活性ガス噴出ないし噴霧手段に面してい
る限り、水平に配置される代わりに、傾斜状態で配置さ
れても、表面3が鉛直面に沿うように立てて配置されて
も、表面3が下方に向くように配置されてもよい。
2の(a)及び(b)に基づいて説明する。11は、多
数のビアホール2の形成された基板1が収容された真空
容器であり、真空容器11内の室12は、液化不活性ガ
スがアルゴンガスである場合、例えば0.2−0.7気
圧程度の適当な圧力になるように、真空ポンプ13によ
って減圧される。基板1は、容器11に固定した三次元
直交座標系X,Y,Zにおいて、水平面内でX,Y方向
に並進移動可能な送りテーブル14上に、表面3が上に
なるように載置固定されており、X−Y並進機構15に
よってX,Y方向に並進移動され得る。なお、基板1
は、液化不活性ガスが吹付けられ得るように表面3が室
12内の液化不活性ガス噴出ないし噴霧手段に面してい
る限り、水平に配置される代わりに、傾斜状態で配置さ
れても、表面3が鉛直面に沿うように立てて配置されて
も、表面3が下方に向くように配置されてもよい。
【0022】16は不活性ガス源としての高圧のアルゴ
ンガスボンベ、17はアルゴンガスの少なくとも一部を
液化する冷却器、18は少なくとも一部が液化されたア
ルゴンを室12内に噴出するノズル装置であり、19,
20はこれらをつなぐ配管である。アルゴンガスボンベ
16からの高圧のアルゴンガスAr1は、配管19を通
って冷却器17に送られて該冷却器17によって少なく
とも一部が液化された液化アルゴンガスAr2になり、
この液化アルゴンガスAr2は、ノズル装置18に間隔
を置いて形成された多数の小孔21からB方向に室12
内に噴出される。なお、ノズル装置18の小孔21は、
単なる開口であっても、方向性のある小通路であっても
よく、後者の場合、各小孔21を規定する小通路の向き
は同一(平行)であっても、異なっていてもよい。
ンガスボンベ、17はアルゴンガスの少なくとも一部を
液化する冷却器、18は少なくとも一部が液化されたア
ルゴンを室12内に噴出するノズル装置であり、19,
20はこれらをつなぐ配管である。アルゴンガスボンベ
16からの高圧のアルゴンガスAr1は、配管19を通
って冷却器17に送られて該冷却器17によって少なく
とも一部が液化された液化アルゴンガスAr2になり、
この液化アルゴンガスAr2は、ノズル装置18に間隔
を置いて形成された多数の小孔21からB方向に室12
内に噴出される。なお、ノズル装置18の小孔21は、
単なる開口であっても、方向性のある小通路であっても
よく、後者の場合、各小孔21を規定する小通路の向き
は同一(平行)であっても、異なっていてもよい。
【0023】なお、アルゴンガスを液化してノズル装置
18に送るための種々の制御及び関連機器に関しては、
例えば特開平6−295895号の様々な開示を利用し
得る。例えば、ボンベ16からのアルゴンガスAr1の
流量を調整すべく流量調整弁を配管19に設けたり、冷
却器17によるアルゴンガスの液化の程度(アルゴンガ
スの一部を液化して残りを気体アルゴンの状態で送る場
合における液体アルゴンの割合)を調整すべく配管20
内のアルゴンAr2の圧力を検出して液化を制御して
も、アルゴンに例えば窒素を混ぜるべく、アルゴンボン
ベ16に窒素ガスボンベを並設し、流量調整弁などによ
って夫々の供給量を調節して冷却器17に送るようにし
てもよい。なお、場合によっては、アルゴンの全てを冷
却器で液化して、液体アルゴンをノズル装置18の小孔
21から噴出させるようにしてもよい。この場合、窒素
ガスのような不活性キャリアガスを用いても用いなくて
もよい。
18に送るための種々の制御及び関連機器に関しては、
例えば特開平6−295895号の様々な開示を利用し
得る。例えば、ボンベ16からのアルゴンガスAr1の
流量を調整すべく流量調整弁を配管19に設けたり、冷
却器17によるアルゴンガスの液化の程度(アルゴンガ
スの一部を液化して残りを気体アルゴンの状態で送る場
合における液体アルゴンの割合)を調整すべく配管20
内のアルゴンAr2の圧力を検出して液化を制御して
も、アルゴンに例えば窒素を混ぜるべく、アルゴンボン
ベ16に窒素ガスボンベを並設し、流量調整弁などによ
って夫々の供給量を調節して冷却器17に送るようにし
てもよい。なお、場合によっては、アルゴンの全てを冷
却器で液化して、液体アルゴンをノズル装置18の小孔
21から噴出させるようにしてもよい。この場合、窒素
ガスのような不活性キャリアガスを用いても用いなくて
もよい。
【0024】基板1のY方向に沿って分布しているビア
ホール2に対して一様に噴霧するためには、特開平6−
295895号に開示されているようにノズル装置18
を隣接小孔21間の距離程度の振幅でY方向に振動可能
に構成しても、並進機構15によって基板1をY方向に
往復動させてもよい。また、基板1のX方向に沿って分
布しているビアホール2に対して一様に噴霧するために
は、並進機構15によって基板1をX方向に移動させて
も、ノズル装置18にX方向移動機構を設けてノズル装
置18をX方向に移動させるようにしてもよい。
ホール2に対して一様に噴霧するためには、特開平6−
295895号に開示されているようにノズル装置18
を隣接小孔21間の距離程度の振幅でY方向に振動可能
に構成しても、並進機構15によって基板1をY方向に
往復動させてもよい。また、基板1のX方向に沿って分
布しているビアホール2に対して一様に噴霧するために
は、並進機構15によって基板1をX方向に移動させて
も、ノズル装置18にX方向移動機構を設けてノズル装
置18をX方向に移動させるようにしてもよい。
【0025】例えば、ノズル装置18の小孔21から液
体アルゴンと気体アルゴンとを含む流体Ar3がB方向
に噴出せしめられる場合、噴出流体Ar3中の液体アル
ゴンが数10ミクロン程度(例えば20−30ミクロン
程度)以下の微少液滴になって噴出されるように、ノズ
ル装置18の小孔21の大きさを設定しておく。この微
少液滴Ar3は、室12の減圧雰囲気中で、断熱的に表
面が冷却されて少なくとも表層部が固化したアルゴン微
粒子Ar4になる。なお、アルゴン微粒子Ar4は、ア
ルゴン液滴の表層部のみが固化したものの代わりに内部
までほぼ完全に固化していても又は該表面固化物と全体
が固化したものとが混ざっていてもよい。このようにし
て形成された粒径が数10ミクロン以下のアルゴン微粒
子Ar4は、ノズル装置18の小孔21が対面する基板
1の表面3に衝突する。ノズル装置18の小孔21と基
板1の表面3との距離は、アルゴン微粒子Ar4の表面
の固化が適度に進行する程度に選ばれることが好まし
い。なお、アルゴン微粒子Ar4の主として表層部のみ
が固化している場合には衝突の衝撃によって固化表層部
が壊れるようにアルゴン微粒子Ar4は高速で基板1の
表面3に衝突することが好ましいけれども、アルゴン微
粒子Ar4の比較的内部まで固化しているような場合に
は、アルゴン微粒子Ar4の衝突中の時間が比較的長く
なるようにアルゴン微粒子Ar4の速度を低下させるべ
く、ノズル18と基板1の表面3との距離を大きくとっ
ておいてもよい。
体アルゴンと気体アルゴンとを含む流体Ar3がB方向
に噴出せしめられる場合、噴出流体Ar3中の液体アル
ゴンが数10ミクロン程度(例えば20−30ミクロン
程度)以下の微少液滴になって噴出されるように、ノズ
ル装置18の小孔21の大きさを設定しておく。この微
少液滴Ar3は、室12の減圧雰囲気中で、断熱的に表
面が冷却されて少なくとも表層部が固化したアルゴン微
粒子Ar4になる。なお、アルゴン微粒子Ar4は、ア
ルゴン液滴の表層部のみが固化したものの代わりに内部
までほぼ完全に固化していても又は該表面固化物と全体
が固化したものとが混ざっていてもよい。このようにし
て形成された粒径が数10ミクロン以下のアルゴン微粒
子Ar4は、ノズル装置18の小孔21が対面する基板
1の表面3に衝突する。ノズル装置18の小孔21と基
板1の表面3との距離は、アルゴン微粒子Ar4の表面
の固化が適度に進行する程度に選ばれることが好まし
い。なお、アルゴン微粒子Ar4の主として表層部のみ
が固化している場合には衝突の衝撃によって固化表層部
が壊れるようにアルゴン微粒子Ar4は高速で基板1の
表面3に衝突することが好ましいけれども、アルゴン微
粒子Ar4の比較的内部まで固化しているような場合に
は、アルゴン微粒子Ar4の衝突中の時間が比較的長く
なるようにアルゴン微粒子Ar4の速度を低下させるべ
く、ノズル18と基板1の表面3との距離を大きくとっ
ておいてもよい。
【0026】アルゴン微粒子Ar4のうち、ビアホール
2内に飛び込んだアルゴン微粒子Ar4は、例えば、ビ
アホール2の底壁7に衝突して、室温程度の該底壁7に
よって急激に加熱され、急激に気化する。なお、基板1
をほぼ室温又はそれ以上の所定温度範囲に保つべく、基
板1をヒータで加熱するようにしてもよい。この過程の
うち、衝突による機械的衝撃、底壁7を急冷する際の熱
衝撃、並びに急激な気化の際の熱衝撃及び圧力衝撃によ
って、底壁7おいて、導体層5の表面8に付着していた
スミア物9が導体層5の表面8から剥がされる。なお、
アルゴン微粒子Ar4が底壁7に直接衝突しないでビア
ホール2の周壁25に衝突するような場合にも、ビアホ
ール2内の狭い空間26内において急激な気化が生じる
と、その熱衝撃及び急激な圧力変動による衝撃がビアホ
ール2の底部7にあるスミア物質9を導体表面8から剥
離させることが期待される。なお、一つのビアホール2
あたり一個のアルゴン微粒子Ar4の衝突では、スミア
物質9を剥離ないし分離し難い場合であっても、複数個
のアルゴン微粒子Ar4が順次ビアホール2の内壁と衝
突することによってスミア物質9の剥離が促進される。
2内に飛び込んだアルゴン微粒子Ar4は、例えば、ビ
アホール2の底壁7に衝突して、室温程度の該底壁7に
よって急激に加熱され、急激に気化する。なお、基板1
をほぼ室温又はそれ以上の所定温度範囲に保つべく、基
板1をヒータで加熱するようにしてもよい。この過程の
うち、衝突による機械的衝撃、底壁7を急冷する際の熱
衝撃、並びに急激な気化の際の熱衝撃及び圧力衝撃によ
って、底壁7おいて、導体層5の表面8に付着していた
スミア物9が導体層5の表面8から剥がされる。なお、
アルゴン微粒子Ar4が底壁7に直接衝突しないでビア
ホール2の周壁25に衝突するような場合にも、ビアホ
ール2内の狭い空間26内において急激な気化が生じる
と、その熱衝撃及び急激な圧力変動による衝撃がビアホ
ール2の底部7にあるスミア物質9を導体表面8から剥
離させることが期待される。なお、一つのビアホール2
あたり一個のアルゴン微粒子Ar4の衝突では、スミア
物質9を剥離ないし分離し難い場合であっても、複数個
のアルゴン微粒子Ar4が順次ビアホール2の内壁と衝
突することによってスミア物質9の剥離が促進される。
【0027】このようにして導体表面8から分離された
スミア物質9は、気化したアルゴンガスのビアホール2
外への激しい流れに随伴してビアホール2外に放出さ
れ、真空ポンプ13によって室12の外に吸い出され
る。なお、真空ポンプ13の吸込側にフィルタを設けて
おいてもよい。
スミア物質9は、気化したアルゴンガスのビアホール2
外への激しい流れに随伴してビアホール2外に放出さ
れ、真空ポンプ13によって室12の外に吸い出され
る。なお、真空ポンプ13の吸込側にフィルタを設けて
おいてもよい。
【0028】以上のようにして、基板1の表面3側に形
成されたビアホール2内のスミア物質9のデスミア処理
を含む基板1の表面3の洗浄が乾式プロセスで行われ得
る。
成されたビアホール2内のスミア物質9のデスミア処理
を含む基板1の表面3の洗浄が乾式プロセスで行われ得
る。
【0029】以上のようなデスミア処理に際して、アル
ゴン粒子Ar4がビアホール2内で気化又は昇華される
割合(可能性)は、ビアホール2が深くなるほど高くな
る。従って、この方法によるデスミア処理は、ビアホー
ル2のアスペクト比が高い程有効になると考えられる。
ゴン粒子Ar4がビアホール2内で気化又は昇華される
割合(可能性)は、ビアホール2が深くなるほど高くな
る。従って、この方法によるデスミア処理は、ビアホー
ル2のアスペクト比が高い程有効になると考えられる。
【図1】本発明によるデスミア方法が適用される基板の
ビアホールを示すもので、(a)は斜視説明図、(b)
は縦断面説明図である。
ビアホールを示すもので、(a)は斜視説明図、(b)
は縦断面説明図である。
【図2】本発明によるデスミア方法を実施する装置の好
ましい一例を示すもので、(a)は模式的正面図、
(b)は真空容器内の基板部分の平面説明図である。
ましい一例を示すもので、(a)は模式的正面図、
(b)は真空容器内の基板部分の平面説明図である。
1 電子回路基板 2 ビアホール 3 表面 4,6 絶縁層 5 導体層 7 底 8 導体表面 9 スミア 11 真空容器 12 室 13 真空ポンプ 14 送りテーブル 15 並進機構 16 アルゴンガスボンベ 17 冷却器 18 ノズル装置 19,20 配管 21 小孔 Ar1 アルゴンガス Ar2 少なくとも一部が液化されたアルゴン Ar3 アルゴン液滴 Ar4 アルゴン微粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 3/38 H05K 3/38 B 3/42 610 3/42 610A 3/46 3/46 X N
Claims (6)
- 【請求項1】 液化不活性ガスの少なくとも一部が固化
した微粒子になるように液化不活性ガスを含む流体を減
圧下で噴霧して、レーザビームによる穴明加工でビアホ
ールが形成されている電子回路基板上に前記微粒子を吹
付けて、ビアホール内のスミアを除去することからなる
電子回路基板のビアホールのデスミア方法。 - 【請求項2】 ビアホールがコンタクトホールからなる
請求項1に記載のデスミア方法。 - 【請求項3】 ビアホールの径が約0.5mm−0.0
5mmである請求項1又は2に記載のデスミア方法。 - 【請求項4】 ビアホールのアスペクト比が約0.5以
上である請求項1から3までのいずれか一つの項に記載
のデスミア方法。 - 【請求項5】 液化不活性ガスがアルゴンからなる請求
項1から4までのいずれか一つの項に記載のデスミア方
法。 - 【請求項6】 内部が減圧下に保たれる真空容器と、表
面にビアホールが形成された電子回路基板を真空容器内
において並進移動可能に支持する送りテーブルと、不活
性ガス源と、不活性ガス源からの不活性ガスの少なくと
も一部を液化する冷却器と、電子回路基板のビアホール
内のスミアを除去すべく冷却器からの液化不活性ガスを
含む流体を、液化不活性ガスの少なくとも一部が固化し
た微粒子の形態でビアホールの内壁にぶつかるように、
真空容器内で電子回路基板の表面に向かって噴霧するノ
ズルとを有する電子回路基板のビアホールのデスミア装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103922A JPH11277003A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子回路基板のビアホールのデスミア方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10103922A JPH11277003A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子回路基板のビアホールのデスミア方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11277003A true JPH11277003A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14366928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10103922A Withdrawn JPH11277003A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電子回路基板のビアホールのデスミア方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11277003A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102642087A (zh) * | 2012-04-06 | 2012-08-22 | 深圳市吉阳自动化科技有限公司 | 一种激光切割除尘装置 |
CN108817696A (zh) * | 2017-03-09 | 2018-11-16 | 深圳吉阳智能科技有限公司 | 一种激光切极耳除尘系统及方法 |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10103922A patent/JPH11277003A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102642087A (zh) * | 2012-04-06 | 2012-08-22 | 深圳市吉阳自动化科技有限公司 | 一种激光切割除尘装置 |
CN108817696A (zh) * | 2017-03-09 | 2018-11-16 | 深圳吉阳智能科技有限公司 | 一种激光切极耳除尘系统及方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |