JP2002144231A - 表面処理方法及び表面処理装置 - Google Patents

表面処理方法及び表面処理装置

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JP2002144231A
JP2002144231A JP2000342415A JP2000342415A JP2002144231A JP 2002144231 A JP2002144231 A JP 2002144231A JP 2000342415 A JP2000342415 A JP 2000342415A JP 2000342415 A JP2000342415 A JP 2000342415A JP 2002144231 A JP2002144231 A JP 2002144231A
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plasma
particles
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treatment method
cleaning
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Takafumi Arai
啓文 新井
Noboru Tanaka
昇 田中
Koji Sawada
康志 澤田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラスト処理によるクリーニングで不可避的
に発生する被処理物の汚染を除去してクリーニング性能
を高めることができる表面処理方法を提供する。 【解決手段】 被処理物1の表面に粒子2を衝突させる
ことにより被処理物1の表面を処理する。次いで、被処
理物1の表面にプラズマ3を供給することにより被処理
物1の表面を洗浄する。ブラスト処理によって、粒子2
の衝突により剥離して汚染物が飛散して被処理物1の表
面に再付着したり、粒子2中や高圧ガス中に混在してい
る不純物が被処理物1の表面に吹き付けられて付着した
り、粒子2が被処理物1の表面に衝突することにより粒
子2の成分が被処理物1の表面に付着したりして被処理
物1の表面が汚染されるが、この汚染をプラズマ処理に
よるクリーニングで除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理物の表面に
存在する有機物や酸化物などの汚染物を除去してクリー
ニング(洗浄)するための表面処理方法及び表面処理装
置に関するものであり、特に、精密な接合が要求される
電子部品の表面のクリーニングに好適に応用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、被処理物の表面に存在する有
機物や酸化物などの汚染物を除去してクリーニングする
にあたってはブラスト処理が主に用いられている。この
ブラスト処理によるクリーニングは、図7に示すよう
に、粒子2を被処理物1の表面に多数吹き付けて物理的
(機械的)に衝突させることによって、粒子2の衝突エ
ネルギーで被処理物1の表面から汚染物40を剥離して
除去するものである。粒子2としては、一般的に、セラ
ミック、ガラス、樹脂、ドライアイス、氷や高圧水など
で形成されるものが用いられ、また、粒子の衝突エネル
ギーを高めるために高圧ガス(アシストガス)で粒子2
を加速して被処理物1に吹き付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ブラスト処理によるクリーニングでは、粒子2の衝突に
より剥離して飛散した汚染物40aが被処理物1の表面
に再付着したり、粒子中や高圧ガス中に混在している不
純物が被処理物1の表面に吹き付けられて付着したり、
粒子2が被処理物1の表面に衝突することにより粒子2
の成分が被処理物1の表面に付着したりすることが不可
避的に発生して被処理物1の表面が汚染されるものであ
り、クリーニング性能が低いという問題があった。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ブラスト処理によるクリーニングで不可避的に発
生する被処理物の汚染を除去してクリーニング性能を高
めることができる表面処理方法及び表面処理装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
表面処理方法は、被処理物1の表面に粒子2を衝突させ
ることにより被処理物1の表面を処理し、次いで、被処
理物1の表面にプラズマ3を供給することにより被処理
物1の表面を洗浄することを特徴とするものである。
【0006】また、本発明の請求項2に係る表面処理方
法は、請求項1の構成に加えて、被処理物1の表面に粒
子2を衝突させる工程と、被処理物1の表面にプラズマ
3を供給する工程とを連続的に行うことを特徴とするも
のである。
【0007】また、本発明の請求項3に係る表面処理方
法は、請求項1又は2の構成に加えて、粒子2がドライ
アイスで形成されていることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明の請求項4に係る表面処理方
法は、請求項1又は2の構成に加えて、粒子2が樹脂で
形成されていることを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項5に係る表面処理方
法は、請求項1又は2の構成に加えて、粒子2がセラミ
ック又はガラスで形成されていることを特徴とするもの
である。
【0010】また、本発明の請求項6に係る表面処理方
法は、請求項1又は2の構成に加えて、粒子2が氷又は
高圧水で形成されていることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項7に係る表面処理方
法は、請求項1乃至6のいずれかの構成に加えて、粒子
2を高圧ガスで加速して被処理物1の表面に吹き付ける
ことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項8に係る表面処理方
法は、請求項7の構成に加えて、高圧ガスが圧縮空気で
あることを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の請求項9に係る表面処理方
法は、請求項1乃至8のいずれかの構成に加えて、誘電
体材料で筒状の反応管4を形成すると共に反応管4の片
側を吹き出し口5として開放し、反応管4の外側に複数
個の電極6、7を配設し、希ガスと反応性ガスを含むプ
ラズマ生成用ガスを反応管4に導入すると共に電極6、
7間に電圧を印加することによって大気圧近傍の圧力下
で反応管4内にプラズマ3を生成し、反応管4内に生成
されたプラズマ3を吹き出し口5から吹き出して被処理
物1の表面に吹き付けることを特徴とするものである。
【0014】また、本発明の請求項10に係る表面処理
方法は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、プ
ラズマ3を被処理物1の表面の局所に供給することを特
徴とするものである。
【0015】また、本発明の請求項11に係る表面処理
方法は、請求項1乃至9のいずれかの構成に加えて、幅
広のプラズマ3を被処理物1の表面に供給することを特
徴とするものである。
【0016】また、本発明の請求項12に係る表面処理
方法は、請求項9乃至11のいずれかの構成に加えて、
希ガスとしてArとHeの少なくとも一方を用い、反応
性ガスとしてO2とH2の少なくとも一方を用いることを
特徴とするものである。
【0017】また、本発明の請求項13に係る表面処理
方法は、請求項1乃至12のいずれかの構成に加えて、
被処理物1が、異方導電性フィルムを剥離したガラス質
液晶ディスプレーパネル30であることを特徴とするも
のである。
【0018】また、本発明の請求項14に係る表面処理
方法は、請求項1乃至12のいずれかの構成に加えて、
被処理物1が成形用金型であることを特徴とするもので
ある。
【0019】本発明の請求項15に係る表面処理装置
は、請求項1乃至14の表面処理方法を行うための表面
処理装置であって、被処理物1の表面に粒子2を衝突さ
せるためのブラスト処理装置8と、被処理物1の表面に
プラズマ3を供給するためのプラズマ処理装置9とを備
えて成ることを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0021】図1に本発明の表面処理装置の一例を示
し、この表面処理装置は被処理物1の表面に多数の粒子
(研掃材)2を衝突させるためのブラスト処理装置8
と、被処理物1の表面にプラズマ3を供給するためのプ
ラズマ処理装置9と、被処理物1を搬送するための搬送
装置10とを備えて形成されている。
【0022】図1に示すブラスト処理装置8はドライア
イスの粒子2によってブラスト処理を行うものであっ
て、液化炭酸ガスを貯留するための炭酸ガスボンベ11
と、液化炭酸ガスを冷却してドライアイスの粒子2を形
成するための冷却器12と、粒子2を噴出するためのノ
ズル13(例えば直径2mm程度)と、高圧ガスをノズ
ル13に供給するための高圧ガス供給器14とを備えて
形成されている。炭酸ガスボンベ11は配管等を介して
冷却器12と接続されており、冷却器12は配管等を介
してノズル13と接続されている。また、高圧ガス供給
器14は配管等を介してノズル13と接続されている。
【0023】ドライアイスの粒子2は炭酸ガスボンベ1
1中の液化炭酸ガスが冷却器12に供給されて冷却され
ることによって生成されるものであって、平均粒径が約
30μmのものを用いることができるが、この平均粒径
はさらに小さくても良く、1μm以下であっても良い。
また、従来のようにドライアイスの粒子2を用いてブラ
スト処理だけでクリーニングを行う場合は、粒子2中あ
るいは粒子2に混在する不純物により被処理物1が汚染
されないようにするために、液化炭酸ガスとして硫黄酸
化物等の不純物をほとんど含まない99.99%以上の
高純度のものを用いなければならないが、このような高
純度の液化炭酸ガスを製造するためには一般的に火力発
電所などから出る炭酸ガスを吸収浄化して得る循環式製
造方法が採用されており、製造に手間がかかって高価に
なるものであった。従って、ブラスト処理だけでクリー
ニング(特に精密洗浄)を行う場合は費用が増大すると
いう問題があった。しかしながら本発明では、後述のよ
うにブラスト処理による洗浄の後にプラズマ処理により
洗浄を行うので、ブラスト処理時に被処理物1が若干汚
染されてもプラズマ処理により洗浄することができるも
のであり、従って、ドライアイスの粒子2を生成するた
めに用いる液化炭酸ガスとしてはそれほど高純度のもの
を用いる必要がなく、例えば、純度が99.5%程度の
標準ガスで充分であり、よって、ブラスト処理によるク
リーニングにかかる費用を低減することができるもので
ある。
【0024】高圧ガス供給器14からノズル13に供給
される高圧ガスは、粒子2と一緒にノズル13から噴射
することによって粒子2を加速し、被処理物1の表面に
対する粒子2の衝突エネルギーを高めるためのものであ
る。例えば、ドライアイスの粒子2を用いた場合、高圧
ガスを用いないと、粒子2は98〜294kPa(1〜
3kgf/cm2)程度の圧力でノズル13から噴射さ
れることになり、被処理物1の表面に対する粒子2の衝
突エネルギーが小さくてブラスト処理によるクリーニン
グを充分に行うことができない。そこで、本発明では高
圧ガス供給器14からノズル13に196〜981kP
a(2〜10kgf/cm2)の高圧ガスを供給して粒
子2と一緒にノズル13から噴射するようにしたもので
あり、これにより、粒子2が数百m/秒にまで加速され
て被処理物1の表面に対する粒子2の衝突エネルギーが
大きくなり、ブラスト処理によるクリーニングを充分に
行うことができるものである。
【0025】高圧ガスとしては、コンプレッサー等で生
成される圧縮エアや、ガスボンベに圧入されている窒素
ガスや炭酸ガスなどを用いることができる。従来のよう
にブラスト処理だけでクリーニングを行う場合は、高圧
ガスに含まれている不純物により被処理物1が汚染され
ないようにするために、コンプレッサー等で生成される
圧縮エアを使用することができなかった。これは、コン
プレッサー等で生成される圧縮エアには油分などの不純
物が不可避的に含まれるからである。従って、従来では
ガスボンベに圧入されている窒素ガスや炭酸ガスを高圧
ガスとして用いていたが、この場合も、高圧ガスに含ま
れている不純物により被処理物1が汚染されないように
するために、硫黄酸化物等の不純物をほとんど含まない
高純度で高価な窒素ガスや炭酸ガスを用いなければなら
なかった。従って、ブラスト処理だけでクリーニング
(特に精密洗浄)を行う場合は費用が増大するという問
題があった。しかしながら本発明では、後述のようにブ
ラスト処理による洗浄の後にプラズマ処理により洗浄を
行うので、ブラスト処理時に被処理物1が若干汚染され
てもプラズマ処理により洗浄することができるものであ
り、従って、高圧ガスとして、不純物を若干含む上記の
ような圧縮エアを使用することができると共に高純度の
窒素ガスや炭酸ガスを用いる必要もなく、ブラスト処理
によるクリーニングにかかる費用を低減することができ
るものである。本発明では高圧ガスとして上記の一種類
を単独で用いても良いし、複数種の高圧ガスを併用して
も良い。また、ドライアイスの粒子2が昇華により消滅
しにくくするために高圧ガスを例えば−65℃程度に冷
却しても良い。
【0026】そして、上記のようなブラスト処理装置8
を用いて被処理物1の表面をクリーニングするにあたっ
ては、次のようにして行う。まず、炭酸ガスボンベ11
から液化炭酸ガスを冷却器12に供給し、冷却器12で
液化炭酸ガスを冷却してドライアイスの粒子2を生成す
る。次に、冷却器12で生成されたドライアイスの粒子
2をノズル13に供給すると共に高圧ガス供給器14か
らノズル13に高圧ガスを供給することによってノズル
13から多数の粒子2を噴射する。このようにして粒子
2をノズル13の下側に配置された被処理物1の表面に
吹き付けて衝突させることによって、粒子2の衝突エネ
ルギーにより被処理物1の表面に存在する有機物や酸化
物などの汚染物40を物理的(機械的)に除去してクリ
ーニングすることができるものである。本発明において
ブラスト処理によるクリーニングは、粒子2が被処理物
1の表面に接触する程度に吹き付けるようにしてもよ
い。例えば、被処理物1の汚染度合いが小さい場合な
ど、大きなクリーニング効果を得る必要がない場合など
では、ブラスト処理によるクリーニングは粒子2を被処
理物1の表面に接触させる程度でよい。
【0027】図1に示すプラズマ処理装置9は、反応管
4と、反応管4の外側に配置された複数個(一対)の電
極6、7と、希ガスや反応性ガスを貯留するガスボンベ
25a〜25dと、希ガスと反応性ガスを混合してプラ
ズマ生成用ガスを調製したり反応管4へのプラズマ生成
用ガスの供給量を調整するためのコントローラ26と、
電極6、7の間に電圧を印加するための電源22とを備
えて形成されている。各ガスボンベ25a〜25dは配
管等を介してコントローラ26と接続されており、コン
トローラ26は配管等を介して反応管4の上面のガス導
入口23と接続されている。また、電極6、7はインピ
ーダンス整合回路(図示省略)を介して電源22と電気
的に接続されている。さらに、電極6、7の間に対応す
る位置において反応管4内には放電空間21が形成され
ている。尚、電極6、7はそれぞれ一個ずつ以上あれば
何個あっても良い。また、図1のものではガスボンベ2
5aに酸素ガスが、ガスボンベ25bに水素ガスが、ガ
スボンベ25cにヘリウムガスが、ガスボンベ25dに
アルゴンガスがそれぞれ充填されている。
【0028】図2(a)に示すように、反応管4は高融
点の誘電体材料(絶縁材料)で扁平形状の略角筒状に形
成されるものである。反応管4を構成する誘電体材料の
誘電率は放電空間21におけるプラズマの低温化の重要
な要素であって、具体的には誘電体材料として石英、ア
ルミナ、イットリア部分安定化ジルコニウムなどのガラ
ス質材料やセラミック材料などを例示することができ
る。また、反応管4の上面はガス導入口23として略全
面に亘って開放されていると共に反応管4の下面は吹き
出し口5として略全面に亘って開放されている。この吹
き出し口5及びガス導入口23は反応管4内の放電空間
21と連通して形成されている。
【0029】そして、図2(b)に示すように、吹き出
し口5は反応管4の幅広方向と平行方向に長く且つ反応
管4の幅狭方向と平行方向に短いスリット形状に形成さ
れており、これにより、吹き出し口5からカーテン状で
幅広のプラズマ3を吹き出すことができるものである。
従って、このプラズマ3を被処理物1の表面に吹き付け
ることによって、被処理物1の表面にプラズマ3を局所
的(例えば50mm長の帯状)に供給してプラズマ処理
によるクリーニングをすることができるものである。
【0030】反応管4は図3(a)に示すように細い円
筒状に形成してもよく、この場合、吹き出し口5は図3
(b)のような小さい孔に形成されるものであり、吹き
出し口5からスポット状のプラズマ3を吹き出すことが
できるものである。従って、このプラズマ3を被処理物
1の表面に吹き付けることによって、被処理物1の表面
にプラズマ3を局所的(例えば直径5mmの点状)に供
給してプラズマ処理によるクリーニングをすることがで
きるものである。このように反応管4の形状や吹き出し
口5の形状や大きさは任意であって、帯状の広い面積を
一度にクリーニングする場合は図2(a)のように吹き
出し口5をスリット形状で幅広に形成し、スポット状の
狭い面積をクリーニングする場合には図3(b)のよう
に吹き出し口5を小さい孔に形成するのが好ましい。
【0031】電極6、7は、例えば、銅、アルミニウ
ム、真鍮、耐食性の高いステンレス鋼(SUS304な
ど)などの導電性の金属材料で形成することができる。
また、電極6、7はリング状(環状)に形成されている
が、その内周形状は反応管4の外周形状に合致するよう
に形成されている。そして、電極6、7の内側に反応管
4を挿着することによって、反応管4の外周に電極6、
7を取り付けることができる。この時、各電極6、7の
内周面は反応管4の外周面に全周に亘って接触させるも
のであり、これにより、電極6、7を反応管4の外周面
に全周に亘って接触させない場合に比べて、電極6、7
と反応管4の接触面積が大きくなって接触性を向上させ
ることができ、電極6、7間に電圧を印加した際に放電
空間21に放電が発生しやすくなってプラズマ3の生成
効率を高めることができるものである。また、反応管4
の外側に電極6、7を設けることによって、電極6、7
がプラズマ3によるスパッタリングや腐食作用を受けな
いようにすることができ、電極6、7のスパッタリング
により生じる汚染物質で被処理物1が汚染されないよう
にすることができると共に電極6、7の長寿命化を図る
ことができるものである。尚、電極6、7の間隔はプラ
ズマを安定に生成するために3〜20mmに設定するの
が好ましい。
【0032】電源22としては、高周波電圧またはパル
ス電圧を発生し、且つ放電空間21でプラズマ3を連続
的に生成するのに必要な電圧を電極6、7間に印加する
ことができるものを用いる。高周波電圧は休止時間(電
圧が一定で定常状態になっている時間)が無いかほとん
ど無い電圧波形(例えば、正弦波)を有するものであ
り、パルス電圧は休止時間のある電圧波形を有するもの
である。また、放電空間21でプラズマ3を連続的に生
成するのに必要な電圧は反応管4の厚みや放電空間21
の大きさやプラズマ生成用ガスの組成等によって異なる
ので適宜設定すればよいが、例えば、0.5〜5kVに
設定することができる。
【0033】電極6、7間に印加する電圧として高周波
電圧を用いると、電源22として用いる電源装置の構造
を簡素化することができると共に電極6、7間に印加す
る電圧の周波数や放電空間21に供給する電力の大きさ
等を容易に調整することができるので好ましい。また、
電極6、7間に印加する電圧としてパルス電圧を用いる
と、電源22として用いる電源装置の構造が複雑化する
ものの、電界による荷電粒子の加速が無い時間があるの
で、荷電粒子が放電空間21に滞在する時間が長くな
り、放電空間21における放電が容易に起こりやすくな
って放電効率が上がりプラズマを容易に生成することが
できるので好ましい。特に、Heを放電空間21に導入
しない場合は、Heを放電空間21に導入する場合より
も絶縁破壊電圧が高くなり、放電が発生しにくくなるの
で、パルス電圧を用いるのが好ましい。
【0034】プラズマ生成用ガスとしては希ガスと反応
性ガスの混合ガスを用いる。反応性ガスとしてはCF4
などのフッ素化合物や酸素(O2)や水素(H2)などを
それぞれ単独で用いたりあるいは複数種併用したりする
ことができるが、反応性ガスの一部又は全部としてフッ
素化合物を使用すると、反応性の高いフッ素の活性種を
含むプラズマ3を生成することができ、被処理物1の表
面にある汚染物40を効率的にエッチングすることがで
きてクリーニングの処理速度を高くすることができるも
のである。また、反応性ガスとして酸素や水素を用いる
ことによって、プラズマ3中の電子を酸素や水素のガス
で吸着することができ、プラズマ3中の電子密度を低減
することができるものであり、従って、半導体素子(半
導体チップ)を搭載した被処理物1にプラズマ処理によ
るクリーニングを行う場合であっても、半導体素子に電
子によるチャージアップダメージが発生するのを防止す
ることができるものである。
【0035】プラズマ生成用ガスの希ガスとしてはH
e、Ne、Ar、Kr、Xeなどをそれぞれ単独で用い
たり複数種を併用したりすることができるが、安価なA
rのみを用いるのがコスト面で好ましい。電極6、7間
に印加する電圧がパルス電圧の場合は放電効率が高いの
で、プラズマ生成用ガスの希ガスとしてArのみを用い
てもよい(もちろんHeを併用しても良い)。しかしな
がら、電極6、7間に印加する電圧が高周波電圧の場合
は放電効率がパルス電圧に比べて高くないので、プラズ
マ生成用ガスの希ガスとしてHeとArを併用するのが
好ましい。このようにプラズマ生成用ガスの希ガスとし
てHeとArを併用すると、Heにより放電空間21に
おける絶縁破壊電圧が低くなってそれだけ放電効率を高
くすることができてプラズマ3を容易に生成することが
でき、プラズマ3の生成効率が高まってクリーニングの
処理速度などの性能を向上させることができるものであ
る。
【0036】プラズマ生成用ガスの希ガスとしてHeと
Arを併用する場合は、プラズマ生成用ガスに占めるH
eの混合比率を30vol%以下にするのが好ましい。
プラズマ生成用ガスに占めるHeの混合比率が30vo
l%を超えるとコストアップにつながる恐れがあり、し
かも、Heの方がArよりも原子量が小さいためにガス
全体としての平均原子量が小さくなるものであり、よっ
て、吹き出し口5から吹き出されるプラズマ3の被処理
物1への到達速度が低下して、被処理物1にプラズマ3
が到達する前に、クリーニングを行う活性種が死滅する
割合が大きくなってクリーニング処理の性能が低下する
恐れがある。従って、プラズマ生成用ガスに占めるHe
の混合比率を30vol%以下にするのが好ましい。ま
た、放電効率を向上させるためにプラズマ生成用ガスに
占めるHeの混合比率は10vol%以上にするのが好
ましい。
【0037】また、上記のようにプラズマ生成用ガスの
希ガスとしてArのみを用いる場合は、Arの方がHe
よりも原子量が大きいために、Heと併用した場合に比
べて、ガス全体としての平均原子量が大きくなるもので
あり、よって、吹き出し口5から吹き出されるプラズマ
3の被処理物1への到達速度が向上して、被処理物1に
プラズマ3が到達する前に、クリーニングを行う活性種
が死滅する割合が小さくなってクリーニング処理の性能
を高くすることができる。
【0038】反応管4に導入されるプラズマ生成用ガス
の全体(希ガスと反応性ガスの合計量)に占める反応性
ガスの混合比率は0.1〜10vol%に設定するのが
好ましく、より好ましくは2〜5vol%に設定する。
プラズマ生成用ガスに占める反応性ガスの混合比率が
0.1vol%未満であれば、プラズマ3に含まれる反
応性の高い活性種の量が少なくなり、エッチングレート
が低くなってクリーニングの処理速度が低下する恐れが
あり、プラズマ生成用ガスに占める反応性ガスの混合比
率が10vol%を超えると、相対的に希ガスの量が少
なくなって放電が不安定になり、効率よくプラズマ3を
生成することができなくなる恐れがある。
【0039】そして、上記のようなプラズマ処理装置9
を用いて被処理物1の表面をクリーニングするにあたっ
ては、次のようにして行う。まず、ガスボンベ25a〜
25dからコントローラ26に希ガス及び反応性ガスを
供給し、コントローラ26で希ガス及び反応性ガスを混
合することによって、プラズマ生成用ガスを調製する。
次に、ガス導入口23から反応管4内にプラズマ生成用
ガスを導入すると共にプラズマ生成用ガスを反応管4内
で上から下に向かって流して放電空間21に導入する。
次に、電源22により電極6、7間に高周波電圧または
パルス電圧を印加することによって、反応管4内の放電
空間21に高周波電界またはパルス電界を発生させて印
加し、この高周波電界またはパルス電界により大気圧近
傍の圧力下(93.3〜106.7kPa(700〜8
00Torr))で放電空間21にグロー状の放電を発
生させる。この後、グロー状の放電でプラズマ生成用ガ
スがプラズマ化されてプラズマ活性種を含むプラズマ3
が放電空間21で連続的に生成される。そして、このよ
うにして生成されたプラズマ3を吹き出し口5から下方
に向かってジェット状に連続的に流出させると共にこの
プラズマ3を吹き出し口5の下側に配置された被処理物
1の表面に吹き付けて供給することによって、プラズマ
3中に生成されたラジカル等の活性種のエッチング(ス
パッタリング)により被処理物1の表面に存在する有機
物や酸化物などの汚染物40を除去してクリーニングす
ることができる。
【0040】上記のようにプラズマ処理を行うにあたっ
て、電源22により電極6、7間に印加される高周波電
圧あるいはパルス電圧の周波数は1kHz〜200MH
zに設定するのが好ましい。高周波電圧あるいはパルス
電圧の周波数が1kHz未満であれば、放電空間21で
の放電を安定化させることができなくなり、クリーニン
グ処理を効率よく行うことができなくなる恐れがある。
また、高周波電圧あるいはパルス電圧の周波数が200
MHzを超えると、放電空間21でのプラズマ3の温度
上昇が著しくなり、反応管4や電極6、7の寿命が短く
なる恐れがあり、しかも、被処理物1が熱的損傷を受け
たり、プラズマ処理装置が複雑化及び大型化する恐れが
ある。
【0041】また、放電空間21に供給される(印加さ
れる)電力の密度は20〜3500W/cm3に設定す
るのが好ましい。放電空間21に供給される電力の密度
が20W/cm3未満であれば、放電空間21でプラズ
マ3を充分に発生させることができなくなり、逆に、放
電空間21に供給される電力の密度が3500W/cm
3を超えると、放電空間21で安定した放電を得ること
ができなくなる恐れがある。尚、電力の密度(W/cm
3)は(放電空間21に供給される電力/放電空間21
の体積)で定義される。
【0042】そして、本発明は、一方向に進行するベル
トで形成される搬送装置(ベルトコンベアのベルト等)
10の上に被処理物1を載せ、被処理物1をブラスト処
理装置8のノズル13の下側とプラズマ処理装置9の反
応管4の吹き出し口5の下側を順次通過させることによ
って、ブラスト処理装置8によるクリーニングと、ブラ
スト処理後に行うプラズマ処理装置9によるクリーニン
グにより被処理物1の表面をクリーニングするものであ
り、ブラスト処理装置8による物理的なクリーニングと
プラズマ処理装置9による化学的なクリーニングの両方
により、クリーニング性能を高くすることができるもの
である。ブラスト処理装置8によるクリーニングは有
機、無機のいずれの汚染物40に対しても有効であり、
プラズマ処理装置9によるクリーニングは特に有機の汚
染物40に有効である。また、複数個の被処理物1を搬
送装置10で連続的に搬送することによって、複数個の
被処理物1をインラインで連続的にクリーニングするこ
とができるものである。
【0043】ブラスト処理装置8によるクリーニングと
プラズマ処理装置9によるクリーニングは極めて短時間
で連続して行うのが好ましく、これにより、被処理物1
の再汚染を防止することができると共に後述する汚染物
40に対するヒートショックを効果的に得ることができ
るものである。従って、ブラスト処理装置8とプラズマ
処理装置9は隣接して配置するのが好ましく、このこと
で、ブラスト処理装置8によるクリーニングの直後にプ
ラズマ処理装置9によるクリーニングをおこなうことが
できるものである。また、ブラスト処理装置8によるク
リーニングの時間とプラズマ処理装置9によるクリーニ
ングの時間は被処理物1の汚れ具合によって適宜調整す
ることができるが、ブラスト処理装置8による粒子2の
吹き付け時間及びプラズマ処理装置9によるプラズマ3
の吹き付け時間は数秒〜10数秒程度である。
【0044】従来のようにブラスト処理のみでクリーニ
ングした場合には、粒子2の衝突により剥離して汚染物
40が飛散して被処理物1の表面に再付着したり、粒子
2中や高圧ガス中に混在している不純物が被処理物1の
表面に吹き付けられて付着したり、粒子2が被処理物1
の表面に衝突することにより粒子2の成分が被処理物1
の表面に付着したりすることが不可避的に発生して被処
理物1の表面が汚染されていたが、本発明ではブラスト
処理の後にプラズマ処理によるクリーニングを行うの
で、上記のような不可避的に発生する被処理物1の表面
の汚染をプラズマ処理によりクリーニングすることがで
き、クリーニング性能を高くすることができるものであ
る。もちろん、ブラスト処理でクリーニングしただけで
は除去することができない残留汚染物もプラズマ処理に
よるクリーニングで除去することができるものである。
【0045】また、ブラスト処理の後にプラズマ処理を
行うと、ブラスト処理により汚染物40が被処理物1の
表面から剥離して被処理物1の表面と汚染物40の間の
隙間にプラズマ3が回り込みやすくなるために、プラズ
マ処理によるクリーニングの効果が高くなるものであ
る。また、本発明では被処理物1の表面の汚染物40が
ドライアイスの粒子2を用いたブラスト処理のクリーニ
ングにより0〜−65℃程度に冷却された後、プラズマ
処理によるクリーニングで20〜450℃程度に加熱さ
れることになり、被処理物1の表面の汚染物40が急激
な温度変化に曝されることになる。従って、被処理物1
の表面の汚染物40は大きなヒートショックを受けるこ
とになり、このことで、汚染物40が被処理物1の表面
から剥離しやすくなって高いクリーニング効果を得るこ
とができるものである。
【0046】図4に他の実施の形態を示す。この表面処
理装置は図1のものにおいて、炭酸ガスボンベ11と冷
却器12の代わりに、樹脂の粒子2やセラミックの粒子
2やガラスの粒子2を貯留しノズル13に供給するため
の粒子貯留部15が設けられている。その他の構成は図
1のものと同様である。この粒子貯留部15とノズル1
3は配管等を介して接続されている。樹脂の粒子2とし
ては、例えば、メラミン樹脂やユリア樹脂やアミド樹脂
(ナイロン)やポリエチレンテレフタレート(PET)
などで形成されて平均粒径が30〜2000μmのもの
を用いることができる。また、セラミックの粒子2とし
ては、例えば、アルミナなどで形成されて平均粒径が3
0〜900μmのものを用いることができる。また、ガ
ラスの粒子2としては、例えば、平均粒径が30〜90
0μmのものを用いることができる。その他に粒子2と
してはクルミ殻などの植物性粒子を用いることができ
る。粒子2としては上記の一種類を単独で用いても良い
し、複数種の粒子2を併用しても良い。
【0047】この表面処理装置ではドライアイスの粒子
2の代わりに、樹脂やセラミックの粒子2を被処理物1
の表面に吹き付けて供給することによって、図1のもの
と同様にクリーニングすることができるものであり、図
1のものと同様の効果を奏するものである。
【0048】図5に他の実施の形態を示す。この表面処
理装置は図1のものにおいて、炭酸ガスボンベ11と冷
却器12の代わりに、氷の粒子2を形成するために水を
冷却するための冷却器16が設けられており、その他の
構成は図1のものと同様である。この冷却器16とノズ
ル13は配管等を介して接続されていると共に冷却器1
6には配管17を通じて水が供給されるように形成され
ている。この表面処理装置は氷の粒子2又は高圧水の粒
子2でブラスト処理による洗浄を行うものである。氷の
粒子2は水が冷却器16に供給されて冷却されることに
よって生成されるものであって、平均粒径が1〜100
μmのものを用いることができる。また、高圧水の粒子
2は水が冷却器16で冷却されずに通過してノズル13
に供給された後、高圧ガス供給器14からノズル13に
供給された高圧ガスの圧力で噴出される際に霧状になる
ことにより生成されるものであって、平均粒径が1〜2
00μmのものを用いることができる。
【0049】そして、この表面処理装置ではドライアイ
スの粒子2の代わりに、氷や高圧水の粒子2を被処理物
1の表面に吹き付けて供給することによって、図1のも
のと同様にクリーニングすることができるものであり、
図1のものと同様の効果を奏するものであり、さらに、
氷や高圧水の粒子2を用いてブラスト処理のみでクリー
ニングする場合ではクリーニング後に乾燥工程が必要で
あるが、本発明ではブラスト処理後にプラズマ処理によ
るクリーニングを行うために、クリーニングのためのプ
ラズマ3の熱を利用して乾燥することができ、別途乾燥
装置や乾燥工程が不要になるものである。
【0050】本発明は、異方導電性フィルム(AFC=
anisotoropic conductive film)を剥離したガラス質液
晶ディスプレーパネル(液晶ディスプレー用ガラス基
板)30を被処理物1とし、これをクリーニングする際
に適用することができる。すなわち、図6(a)に示す
ようなガラス質液晶ディスプレーパネル30には複数個
の電極31が設けられているが、この電極31には図6
(b)に示すようなドライバー用の基板32が接続され
る。この基板32はガラス質液晶ディスプレーパネル3
0の制御等を行うための回路をポリイミドフィルム等に
設けたフレキシブル回路板であり、基板32を電極31
に接合するにあたっては基板32と電極31の間に異方
導電性フィルムを介在させて熱圧着するようにしてい
る。
【0051】一方、基板32が所定の場所に接合されな
いなどの接合不良が生じると、基板32を電極31から
剥離してガラス質液晶ディスプレーパネル30を再利用
することが行われているが、この際、電極31の表面及
び周辺から異方導電性フィルムが綺麗に剥離せずに残渣
が残るものであった。そこで、この異方導電性フィルム
の残渣を除去してガラス質液晶ディスプレーパネル30
を元の状態に修復(リペア)するために、電極31の表
面及び周辺に対して上記本発明の表面処理装置及び表面
処理方法を適用してクリーニングすることができるもの
である。上記のような異方導電性フィルムの残渣は熱や
圧力などが加わっているために、ブラスト処理だけでは
非常に除去しにくいものであるが、本発明によればほぼ
完全に除去することができる。
【0052】また、本発明は成形用金型のクリーニング
にも適用することができる。この成形用金型は、熱硬化
性樹脂や熱可塑性樹脂などの各種有機樹脂を成形するた
めの成形用金型であっても良いし、各種無機材料を成形
するための成形材料であっても良いし、各種金属材料を
成形するための成形材料であっても良い。従来、このよ
うな成形用金型をクリーニングするにあたっては、有機
溶剤を含浸させた布等を用いて人手で汚染物40を拭き
取ったり、金型を有機溶剤に浸漬したり、酸やアルカリ
溶液を金型に供給して汚染物40を溶解除去したりして
おり、いずれも手間がかかったり乾燥工程が必要であっ
たり有害な溶剤を用いたりしなければならないが、本発
明を用いることによって効率よく安全にクリーニングす
ることができるものである。
【0053】その他に本発明は、ガーネットやルチルで
形成される光アイソレータ光学素子チップのクリーニン
グ、パワー素子等に使用される銅製などのリードフレー
ム(特に高温処理されたもの)の酸化物の除去、レーザ
ートリマー抵抗体の洗浄、光ファイバーの切断面に付着
している有機物や切断粉の洗浄、積層板に対してレーザ
ー等により孔あけした後に発生するスミアの除去(デス
ミア)、レーザートリミング後の残渣の洗浄等に利用す
ることができる。
【0054】次に、本発明の具体的な一例を示す。
【0055】ガラス質液晶ディスプレーパネル30の端
部に異方導電性フィルムを介してドライバー用ポリイミ
ド製フレキシブル回路基板(基板32)を熱圧着により
接合した後、上記の回路基板を剥離することによって、
ガラス質液晶ディスプレーパネル30の端部に多量のA
CFの残渣が付着したサンプルを形成した。
【0056】このサンプルを被処理物1として図1に示
す表面処理装置にてクリーニングを行った。ブラスト処
理装置8によるクリーニングは、CO2気化により生成
したドライアイスの微細粉を粒子2とし、この粒子2を
汚れた被処理物1の端部に吹き付けるようにして行っ
た。この時、高圧ガスであるアシストガス(キャリアガ
ス)としては圧縮エアを使用し、粒子2を981kPa
(10kgf/cm2)の圧力で吹き付けるようにし
た。また、粒子2の平均粒径は30μmとし、粒子2の
吹き付け時間は5秒間にした。
【0057】このようにブラスト処理によるクリーニン
グを行った後、プラズマ処理装置9によるクリーニング
を行った。反応管4としては図3(a)(b)のような
円筒状の石英ガラス管を用い、外径を5mm、内径を3
mmに形成した。また、上側の電極6と下側の電極7は
銅製であって、表面に金めっきを施したものを用いた。
また、反応管4の長手方向(上下方向)と平行方向にお
いて、上側の電極6の長さ(高さ寸法)を30mm、下
側の電極7の長さ(高さ寸法)を15mmにそれぞれ形
成し、電極6と電極7の間を5mm離して反応管4の外
側に配置した。さらに、電極6、7に冷媒として純水を
供給して冷却した。そして、電極6が高圧電極に、電極
7が低圧(接地)電極となるように電源22と電気的に
接続した。
【0058】プラズマ生成用ガスはHeとArと酸素の
混合ガスを用いた。この時、Heの流量を0.25リッ
トル/分、Arの流量を1.25リットル/分、酸素の
流量を0.022リットル/分とし、この割合でHeと
Arと酸素をコントローラ26に供給して混合した後反
応管4に導入した。そして、大気圧下で電極6、7間に
周波数が13.56MHzの高周波電圧(正弦波の波
形)を印加して100Wの電力を電極6、7間の放電空
間21に供給することにより、反応管4内の放電空間2
1でグロー状の放電を発生させると共にこの放電により
放電空間21にプラズマ3を生成し、このプラズマ3を
吹き出し口5からジェット状に吹き出して上記のブラス
ト処理後の被処理物1の端部に3秒間吹き付けることに
よって、プラズマ処理によるクリーニングを行った。
【0059】この結果、被処理物1の端部の表面からA
CFの残渣が完全に除去された。尚、上記の実施例にお
いてプラズマ処理装置9によるクリーニングを行わなけ
れば、被処理物1の端部の表面にACFの残渣が残って
完全にクリーニングすることができなかった。
【0060】また、上記のドライアイスの粒子2の代わ
りに、メラミン樹脂などの樹脂の粒子2を用いたりアル
ミナなどのセラミックの粒子2を用いたり氷や高圧水の
粒子2を用いたりして同様の結果になった。さらに、被
処理物1としてガラス質液晶ディスプレーパネル30の
代わりに成形用金型を用いた場合も、成形用金型の表面
から汚染物40が完全に除去された。
【0061】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1の発明
は、被処理物の表面に粒子を衝突させることにより被処
理物の表面を処理し、次いで、被処理物の表面にプラズ
マを供給することにより被処理物の表面を洗浄するの
で、被処理物の表面に対してブラスト処理による洗浄の
後にプラズマ処理による洗浄を行うことによって、ブラ
スト処理による洗浄で不可避的に発生する被処理物の汚
染をプラズマ処理による洗浄で除去することができ、ま
た、ブラスト処理により汚染物が被処理物の表面から剥
離して被処理物の表面と汚染物の間の隙間にプラズマを
回り込みやすくさせることができ、クリーニング性能を
高めることができるものである。
【0062】また、本発明の請求項2の発明は、被処理
物の表面に粒子を衝突させる工程と、被処理物の表面に
プラズマを供給する工程とを連続的に行うので、被処理
物の再汚染を防止することができ、クリーニング性能を
さらに高めることができるものである。
【0063】また、本発明の請求項3の発明は、粒子が
ドライアイスで形成されているので、ブラスト処理によ
り被処理物の表面の汚染物を冷却した後、プラズマ処理
により被処理物の表面の汚染物を加熱することができ、
被処理物の表面の汚染物が大きなヒートショックを受け
ることになって汚染物が被処理物の表面から剥離しやす
くなり、高いクリーニング効果を得ることができるもの
である。また、粒子として高純度のものを用いる必要が
無くなって、安価にクリーニングをおこなうことができ
るものである。
【0064】また、本発明の請求項4の発明は、粒子が
樹脂で形成されているので、被処理物の表面に対してブ
ラスト処理による洗浄の後にプラズマ処理による洗浄を
行うことによって、ブラスト処理による洗浄で不可避的
に発生する被処理物の汚染をプラズマ処理による洗浄で
除去することができ、また、ブラスト処理により汚染物
が被処理物の表面から剥離して被処理物の表面と汚染物
の間の隙間にプラズマを回り込みやすくさせることがで
き、クリーニング性能を高めることができるものであ
る。また、粒子として高純度のものを用いる必要が無く
なって、安価にクリーニングをおこなうことができるも
のである。
【0065】また、本発明の請求項5の発明は、粒子が
セラミック又はガラスで形成されているので、被処理物
の表面に対してブラスト処理による洗浄の後にプラズマ
処理による洗浄を行うことによって、ブラスト処理によ
る洗浄で不可避的に発生する被処理物の汚染をプラズマ
処理による洗浄で除去することができ、また、ブラスト
処理により汚染物が被処理物の表面から剥離して被処理
物の表面と汚染物の間の隙間にプラズマを回り込みやす
くさせることができ、クリーニング性能を高めることが
できるものである。また、粒子として高純度のものを用
いる必要が無くなって、安価にクリーニングをおこなう
ことができるものである。
【0066】また、本発明の請求項6の発明は、粒子が
氷又は高圧水で形成されているので、被処理物の表面に
対してブラスト処理による洗浄の後にプラズマ処理によ
る洗浄を行うことによって、ブラスト処理による洗浄で
不可避的に発生する被処理物の汚染をプラズマ処理によ
る洗浄で除去することができ、また、ブラスト処理によ
り汚染物が被処理物の表面から剥離して被処理物の表面
と汚染物の間の隙間にプラズマを回り込みやすくさせる
ことができ、クリーニング性能を高めることができるも
のである。また、粒子として高純度のものを用いる必要
が無くなって、安価にクリーニングをおこなうことがで
きるものである。さらに、ブラスト処理による洗浄の
後、プラズマ処理による加熱を利用して被処理物を乾燥
させることができ、乾燥するための手段や工程が別途不
要になるものである。
【0067】また、本発明の請求項7の発明は、粒子を
高圧ガスで加速して被処理物の表面に吹き付けるので、
被処理物の表面への粒子の衝撃エネルギーを高めること
ができ、ブラスト処理による洗浄効果を向上させること
ができるものである。
【0068】また、本発明の請求項8の発明は、高圧ガ
スが圧縮空気であるので、純度の高い高圧ガスを用いる
必要が無くなって、安価にクリーニングをおこなうこと
ができるものである。
【0069】また、本発明の請求項9の発明は、誘電体
材料で筒状の反応管を形成すると共に反応管の片側を吹
き出し口として開放し、反応管の外側に複数個の電極を
配設し、希ガスと反応性ガスを含むプラズマ生成用ガス
を反応管に導入すると共に電極間に電圧を印加すること
によって大気圧近傍の圧力下で反応管内にプラズマを生
成し、反応管内に生成されたプラズマを吹き出し口から
吹き出して被処理物の表面に吹き付けるので、大気圧近
傍の圧力下でプラズマ処理を行うことによって減圧装置
を用いる必要が無くなって、装置を簡素化することがで
きるものであり、また、反応管の外側に電極を設けるこ
とによって、電極がプラズマによるスパッタリングや腐
食作用を受けないようにすることができ、電極のスパッ
タリングにより生じる汚染物質で被処理物が汚染されな
いようにすることができると共に電極の長寿命化を図る
ことができるものである。
【0070】また、本発明の請求項10の発明は、プラ
ズマを被処理物の表面の局所に供給するので、プラズマ
処理による洗浄が不要な部分にプラズマが供給されない
ようにすることができ、プラズマ処理による洗浄が不要
な部分にプラズマが供給されないようにするための措置
が必要なく効率的にプラズマ処理による洗浄をおこなう
ことができるものである。
【0071】また、本発明の請求項11の発明は、幅広
のプラズマを被処理物の表面に供給するので、帯状の局
所にプラズマを供給することができ、プラズマ処理によ
る洗浄が不要な部分にプラズマが供給されないようにす
るための措置が必要なく効率的にプラズマ処理による洗
浄を帯状におこなうことができるものである。
【0072】また、本発明の請求項12の発明は、希ガ
スとしてArとHeの少なくとも一方を用い、反応性ガ
スとしてO2とH2の少なくとも一方を用いるので、希ガ
スとしてArとHeの少なくとも一方を用いることによ
って、安定してプラズマを生成することができると共に
反応性ガスとしてO2とH2の少なくとも一方を用いるこ
とによって、活性種の高いラジカルをプラズマ中に含有
させることができ、効率よく安定してプラズマ処理によ
る洗浄を行うことができるものである。
【0073】また、本発明の請求項13の発明は、被処
理物が、異方導電性フィルムを剥離したガラス質液晶デ
ィスプレーパネルであるので、異方導電性フィルムをガ
ラス質液晶ディスプレーパネルから容易に除去すること
ができ、ガラス質液晶ディスプレーパネルの修復を簡単
に行うことができるものである。
【0074】また、本発明の請求項14の発明は、被処
理物が成形用金型であるので、成形用金型から汚染物を
容易に除去することができ、この成形用金型から成形さ
れる成形品が汚染されないようにすることができるもの
である。
【0075】また、本発明の請求項15の発明は、請求
項1乃至14の表面処理方法を行うための表面処理装置
であって、被処理物の表面に粒子を衝突させるためのブ
ラスト処理装置と、被処理物の表面にプラズマを供給す
るためのプラズマ処理装置とを備えるので、被処理物の
表面に対してブラスト処理による洗浄の後にプラズマ処
理による洗浄を行うことによって、ブラスト処理による
洗浄で不可避的に発生する被処理物の汚染をプラズマ処
理による洗浄で除去することができ、また、ブラスト処
理により汚染物が被処理物の表面から剥離して被処理物
の表面と汚染物の間の隙間にプラズマを回り込みやすく
させることができ、クリーニング性能を高めることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図2】同上のプラズマ処理装置の一部を示し、(a)
は斜視図、(b)は底面図である。
【図3】同上の他のプラズマ処理装置の一部を示し、
(a)は斜視図、(b)は底面図である。
【図4】同上の他の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図5】同上の他の実施の形態の一例を示す概略図であ
る。
【図6】(a)はガラス質液晶ディスプレーパネルを示
す平面図、(b)はドライバー用の基板を示す平面図で
ある。
【図7】従来例の問題点を示す断面図である。
【符号の説明】
1 被処理物 2 粒子 3 プラズマ 4 反応管 5 吹き出し口 6 電極 7 電極 8 ブラスト処理装置 9 プラズマ処理装置 30 ガラス質液晶ディスプレーパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24C 11/00 B24C 11/00 E B D H05H 1/30 H05H 1/30 (72)発明者 澤田 康志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3B116 AA02 AA21 BA06 BB21 BB82 BB88 BB89 BB90 BC01 3B201 AA02 AA21 BA06 BB21 BB82 BB88 BB89 BB90 BB92 BC01 CB01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物の表面に粒子を衝突させること
    により被処理物の表面を処理し、次いで、被処理物の表
    面にプラズマを供給することにより被処理物の表面を洗
    浄することを特徴とする表面処理方法。
  2. 【請求項2】 被処理物の表面に粒子を衝突させる工程
    と、被処理物の表面にプラズマを供給する工程とを連続
    的に行うことを特徴とする請求項1に記載の表面処理方
    法。
  3. 【請求項3】 粒子がドライアイスで形成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理方法。
  4. 【請求項4】 粒子が樹脂で形成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の表面処理方法。
  5. 【請求項5】 粒子がセラミック又はガラスで形成され
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処
    理方法。
  6. 【請求項6】 粒子が氷又は高圧水で形成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の表面処理方法。
  7. 【請求項7】 粒子を高圧ガスで加速して被処理物の表
    面に吹き付けることを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の表面処理方法。
  8. 【請求項8】 高圧ガスが圧縮空気であることを特徴と
    する請求項7に記載の表面処理方法。
  9. 【請求項9】 誘電体材料で筒状の反応管を形成すると
    共に反応管の片側を吹き出し口として開放し、反応管の
    外側に複数個の電極を配設し、希ガスと反応性ガスを含
    むプラズマ生成用ガスを反応管に導入すると共に電極間
    に電圧を印加することによって大気圧近傍の圧力下で反
    応管内にプラズマを生成し、反応管内に生成されたプラ
    ズマを吹き出し口から吹き出して被処理物の表面に吹き
    付けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
    載の表面処理方法。
  10. 【請求項10】 プラズマを被処理物の表面の局所に供
    給することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の表面処理方法。
  11. 【請求項11】 幅広のプラズマを被処理物の表面に供
    給することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記
    載の表面処理方法。
  12. 【請求項12】 希ガスとしてArとHeの少なくとも
    一方を用い、反応性ガスとしてO2とH2の少なくとも一
    方を用いることを特徴とする請求項9乃至11のいずれ
    かに記載の表面処理方法。
  13. 【請求項13】 被処理物が、異方導電性フィルムを剥
    離したガラス質液晶ディスプレーパネルであることを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の表面処理
    方法。
  14. 【請求項14】 被処理物が成形用金型であることを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の表面処理
    方法。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の表面処理方法を行
    うための表面処理装置であって、被処理物の表面に粒子
    を衝突させるためのブラスト処理装置と、被処理物の表
    面にプラズマを供給するためのプラズマ処理装置とを備
    えて成ることを特徴とする表面処理装置。
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