JP7156610B2 - 硫黄化合物含有物除去方法 - Google Patents
硫黄化合物含有物除去方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7156610B2 JP7156610B2 JP2017209919A JP2017209919A JP7156610B2 JP 7156610 B2 JP7156610 B2 JP 7156610B2 JP 2017209919 A JP2017209919 A JP 2017209919A JP 2017209919 A JP2017209919 A JP 2017209919A JP 7156610 B2 JP7156610 B2 JP 7156610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sulfur compound
- containing material
- dry ice
- blower fan
- ice particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 150000003464 sulfur compounds Chemical class 0.000 title claims description 123
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 100
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 38
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 112
- 235000011089 carbon dioxide Nutrition 0.000 claims description 108
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 61
- BFNBIHQBYMNNAN-UHFFFAOYSA-N ammonium sulfate Chemical compound N.N.OS(O)(=O)=O BFNBIHQBYMNNAN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 229910052921 ammonium sulfate Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 235000011130 ammonium sulphate Nutrition 0.000 claims description 9
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 20
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 17
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 14
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 11
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 7
- MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N nitrogen oxide Inorganic materials O=[N] MWUXSHHQAYIFBG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 229910052815 sulfur oxide Inorganic materials 0.000 description 7
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- BIGPRXCJEDHCLP-UHFFFAOYSA-N ammonium bisulfate Chemical compound [NH4+].OS([O-])(=O)=O BIGPRXCJEDHCLP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000003546 flue gas Substances 0.000 description 6
- 229910000069 nitrogen hydride Inorganic materials 0.000 description 6
- AKEJUJNQAAGONA-UHFFFAOYSA-N sulfur trioxide Chemical compound O=S(=O)=O AKEJUJNQAAGONA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000005422 blasting Methods 0.000 description 5
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 5
- 238000006477 desulfuration reaction Methods 0.000 description 4
- 230000023556 desulfurization Effects 0.000 description 4
- 238000000859 sublimation Methods 0.000 description 4
- 230000008022 sublimation Effects 0.000 description 4
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 239000003245 coal Substances 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 3
- XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N sulfur monoxide Chemical class S=O XTQHKBHJIVJGKJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000012935 Averaging Methods 0.000 description 2
- NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N Sulfur Chemical compound [S] NINIDFKCEFEMDL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910021529 ammonia Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 2
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 2
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 2
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000002006 petroleum coke Substances 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 229910052717 sulfur Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011593 sulfur Substances 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- NLDMNSXOCDLTTB-UHFFFAOYSA-N Heterophylliin A Natural products O1C2COC(=O)C3=CC(O)=C(O)C(O)=C3C3=C(O)C(O)=C(O)C=C3C(=O)OC2C(OC(=O)C=2C=C(O)C(O)=C(O)C=2)C(O)C1OC(=O)C1=CC(O)=C(O)C(O)=C1 NLDMNSXOCDLTTB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000010795 Steam Flooding Methods 0.000 description 1
- 230000002378 acidificating effect Effects 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
Description
しかし、特許文献1~3に記載の技術では、運転停止状態の洗浄対象物の付着物を除去することはできるが、運転継続状態の洗浄対象物の付着物を除去することができない。つまり、特許文献1~3に記載の技術では、洗浄対象物の運転を停止させなければ洗浄することができないので、洗浄のために運転を停止させる時間的ロスが生じてしまう問題がある。
(1)送風機ファンに付着した硫黄化合物含有物を除去する硫黄化合物含有物除去方法であって、回転する前記送風機ファンに向けてドライアイス粒を噴射する工程と、前記ドライアイス粒を前記硫黄化合物含有物に衝突させる工程と、前記硫黄化合物含有物を前記送風機ファンから剥離させる工程とを含む、硫黄化合物含有物除去方法。
(2)前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の飛行速度と前記硫黄化合物含有物の速度との相対速度が、50m/s以上200m/s以下である、(1)の硫黄化合物含有物除去方法。
(3)前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の前記ドライアイス粒の平均質量が、0.012g以上0.111g以下である、(1)又は(2)の硫黄化合物含有物除去方法。
(4)前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の前記ドライアイス粒1個分の平均運動エネルギーが、0.23J以上2.22J以下である、(1)~(3)のいずれかの硫黄化合物含有物除去方法。
(5)前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の環境温度が、147℃以上200℃以下である、(1)~(4)のいずれかの硫黄化合物含有物除去方法。
(6)前記硫黄化合物含有物が、硫酸アンモニウムを含む、(1)~(5)のいずれかの硫黄化合物含有物除去方法。
(7)前記ドライアイス粒を噴射する方向が、前記送風機ファンの下流側方向からである、(1)~(6)のいずれかの硫黄化合物含有物除去方法。
(8)前記送風機ファンが、遠心ファンである、(1)~(7)のいずれかの硫黄化合物含有物除去方法。
(9)前記ドライアイス粒を噴射する方向が、前記送風機ファンの回転軸の軸方向に対して略垂直方向である、(8)の硫黄化合物含有物除去方法。
(10)前記送風機ファンを構成する羽根の回転方向における前面と後面のうち、前記後面に対して前記ドライアイス粒を噴射する、(8)又は(9)の硫黄化合物含有物除去方法。
まず、図2(a)に示すように、洗浄対象物である送風機ファン10に付着した硫黄化合物含有物20に向けてドライアイス粒30をブラスト装置(図示せず)により噴射する。
次に、図2(b)に示すように、ドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突すると、ドライアイス粒30によって、急冷され、収縮した硫黄化合物含有物20に亀裂21が発生すると推定される。
次に、ドライアイス粒30が亀裂21の近傍箇所で昇華し体積が膨張する気体31となることで、図2(c)に示すように、硫黄化合物含有物20が送風機ファン10から剥離すると推定される。
そして、図2(d)に示すように、硫黄化合物含有物20が付着していない送風機ファン10となり、送風機ファン10から硫黄化合物含有物20を除去する洗浄が完了する。
火力発電プラント等では、燃焼室41から煙突46までの過程で、例えば、脱硝装置42、空気予熱器(GAH)43、集塵機(EP)44及び脱硫装置45が設けられており、排ガス処理及び熱回収が行われている。脱硝装置42は、アンモニア(NH3)が供給され、脱硝触媒によってNOxを窒素(N2)に還元、無害化する。空気予熱器43は、燃焼排ガスが有する熱にて微粉炭を燃焼させるための空気を予熱する。集塵機44は、燃焼排ガスを集塵し、燃焼排ガス中の煤塵を除去する。脱硫装置45は、燃焼排ガス中に含まれる硫黄酸化物(SOx)等の有害物質を除去する。
注入されたNH3が過剰である場合、下記の式(1)の反応により、(NH4)2SO4(硫酸アンモニウム)が生成する。
NH3過剰: SO3+2NH3+H2O=(NH4)2SO4 (1)
注入されたNH3が不足した場合、下記の式(2)の反応により、NH4HSO4(酸性硫酸アンモニウム)が生成する。
NH3不足: SO3+NH3+H2O=NH4HSO4 (2)
酸性硫酸アンモニウムの融点約147℃に対して、排ガス温度は、160℃と高いため、酸性硫酸アンモニウムはミスト状で送風機ファン10に吸い込まれる。吸い込まれたミスト状の酸性硫酸アンモニウムは、送風機ファン10の装置内で燃焼ガスに含まれている集塵機44で集塵できなかった未燃カーボン及び燃焼灰等が結合し粘度の高い硫酸アンモニウムミストとなり、硫酸アンモニウムを含む硫黄化合物含有物20が送風機ファン10に付着してしまう。送風機ファン10に付着した硫酸アンモニウムを含む硫黄化合物含有物20が、本発明の硫黄化合物含有物除去方法の洗浄対象物となる。
洗浄対象物としての硫黄化合物含有物20は、硫酸アンモニウムを含むものに限定されること無く、硫黄酸化物(SOx)と中和して生成した生成物であれば洗浄対象物になり得る。
遠心ファンは、遠心方向に風を送り出すファンであり、軸流ファンより静圧が高い。遠心ファンとしては、ターボ形ファン及びシロッコ形ファンがある。
軸流ファンは、空気を羽根で切るようにして押し出すことで、遠心ファンより多くの風量を送ることができるが、遠心ファンより静圧が低い。軸流ファンとしては、プロペラ形ファンがある。
斜流ファンは、遠心ファンと軸流ファンの中間の性能を有する。斜流ファンとしては、プロペラ形ファンがある。
横流ファンは、軸方向に長い送風幅を持つことが可能である。横流ファンとしては、クロスフロー形ファンがある。
ブラスト装置は、図4に示すように、コンプレッサー51と、ドライヤー52と、ドライアイスブラスト機53と、ブラストガン54とを備える。
図4では、送風機ファン10が遠心ファンであり、遠心ファンに付着した硫黄化合物含有物20に向けてドライアイス粒30を噴射するブラスト装置を示す。
ドライヤー52は、コンプレッサー51から排出された圧縮空気の湿度を低下させるものである。ドライヤー52は、圧縮空気中の水分を除去した後、圧力調整弁及び流量計を介して圧縮空気をドライアイスブラスト機53へと供給する。
ドライアイスブラスト機53は、ドライアイス粒30を貯留するとともに、ドライアイス粒30をブラストガン54に供給するものである。
ブラストガン54は、コンプレッサー51から供給された圧縮空気を利用して、ドライアイス粒30を洗浄対象物に噴射するものである。ブラストガン54には、ノズル55が取り付けられており、ノズル55を介してドライアイス粒30及び圧縮空気が洗浄対象物に向けて噴射される。
なお、上記の各速度は、高速度カメラで測定することができる。
送風機ファン10が遠心ファンである場合では、ドライアイス粒30を噴射する方向は、遠心ファンの接線方向であることが好ましい。
なお、ドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突する際のドライアイス粒30は飛行時の昇華によって減量するが、その平均質量は、炭酸ガスの昇華拡散による影響を計算して衝突直前の粒子径残存率及び体積残存率を求め、この衝突直前の体積残存率と予め測定済みの衝突前の平均体積と密度の積によって算出することができる。平均化は、数百個~数千個分の粒子の測定値から数平均する方法を用いることができる。ただし、上記の炭酸ガスの昇華拡散によるドライアイス粒30の体積残存率は、本明細書で例示している条件範囲、例えば環境温度及びドライアイス粒30の飛行速度の条件範囲で一定値、つまり実施例における88.3%を適用でき、ドライアイス粒30の密度も一定値、つまり1.57g/cm3を適用できるものと仮定する。
なお、ここでのドライアイス粒1個分の平均運動エネルギーは、前述のドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突する際のドライアイス粒30の平均質量<m>と、高速度カメラで測定されたドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突する際の飛行速度と硫黄化合物含有物20の速度との相対速度<v>とから、(1/2)mv2の式によって求めることができる。
なお、ドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突する際の環境温度は、送風機ファン10の近傍に設置された熱電対によって測定することができる。
実施例において用いたブラスト装置(ColdJet社製、製品名「Aero C100」)の仕様及びドライアイス粒を表1に示す。
実施例での洗浄対象物である硫黄化合物含有物の成分を表2に示す。
<回転する送風機ファンに向けてドライアイス粒を噴射する工程S1>
工程S1として、送風機ファンとして遠心ファンに付着した硫黄化合物含有物に向けてドライアイス粒を噴射した。ドライアイス粒を噴射した方向は、遠心ファンの回転軸の軸方向に対して略垂直方向であり、遠心ファンの接線方向である。
遠心ファンの回転数は、900rpmであった。
工程S2において、以下の条件でドライアイス粒を硫黄化合物含有物に衝突させた。
ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際の飛行速度は、平均160m/sであった。そして、ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際の硫黄化合物含有物の速度(回転周速度)は、74m/sであった。したがって、ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際の飛行速度と硫黄化合物含有物の速度との相対速度は、160-74=86m/sであった。
ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際のドライアイス粒1個分の平均運動エネルギー、つまり硫黄化合物含有物の位置を基準にしたときのドライアイス粒の運動エネルギーは、衝突時の1個分のドライアイス粒の平均質量が0.098gであり、ドライアイス粒の相対速度が86.0m/sであるので、0.36Jであった。
ドライアイス粒30が硫黄化合物含有物20に衝突する際の環境温度は、160℃であった。
上記のドライアイス粒1個分の平均質量の算出方法を詳述すると、以下のようになる。
まず、実施例の条件下(環境温度:160℃、ドライアイス粒の飛行時間:0.013秒)で、ドライアイス粒の粒径残存率は、大気への炭酸ガスの昇華拡散により94%であると推算した。これにより体積の残存率は、ドライアイス粒の長さ方向が不変と仮定すれば、0.94×0.94=0.883と算出されるので、ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際の質量は、密度不変と仮定すれば、初期質量×0.883となる。ここで、初期平均質量は、初期平均体積×密度であり、φ3.0mm×L10.0mmの形状の粒の初期体積:0.07061cm3、密度:1.57g/cm3から、0.111gであるので、ドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際の質量は、0.111g×0.883=0.098gとなる。
運転停止状態における硫黄化合物含有物除去に必要な平均運動エネルギーを求めたところ、0.23Jであった。そして、運転継続状態における実際のドライアイス粒が硫黄化合物含有物に衝突する際のドライアイス粒1個分の平均運動エネルギーは0.36Jであったため、0.23Jを上回った。したがって、運転継続状態においても硫黄化合物含有物を送風機ファンから剥離させるのに十分なエネルギーが得られ、洗浄除去が可能であることがわかった。そして、120kgのドライアイス粒を衝突させたところ、付着物による送風機ファンの振動が顕著に軽減し、付着物が除去されたことがわかった。
11…回転軸
20…硫黄化合物含有物
21…亀裂
30…ドライアイス粒
31…気体
41…燃焼室
42…脱硝装置
43…空気予熱器
44…集塵機
45…脱硫装置
46…煙突
51…コンプレッサー
52…ドライヤー
53…ドライアイスブラスト機
54…ブラストガン
55…ノズル
Claims (7)
- 送風機ファンに付着した硫黄化合物含有物を除去する硫黄化合物含有物除去方法であって、
回転している前記送風機ファンに向けてドライアイス粒を噴射する工程と、
前記ドライアイス粒を前記硫黄化合物含有物に衝突させる工程と、
前記硫黄化合物含有物を前記送風機ファンから剥離させる工程とを含み、
前記ドライアイス粒を噴射する方向が、前記送風機ファンの回転軸の軸方向に対して略垂直方向であり、
前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の前記ドライアイス粒の平均質量が、0.055g以上0.111g以下であり、
前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の環境温度が、147℃以上180℃以下である、硫黄化合物含有物除去方法。 - 前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の飛行速度と前記硫黄化合物含有物の速度との相対速度が、50m/s以上200m/s以下である、請求項1に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
- 前記ドライアイス粒が前記硫黄化合物含有物に衝突する際の前記ドライアイス粒1個分の平均運動エネルギーが、0.23J以上2.22J以下である、請求項1又は2に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
- 前記硫黄化合物含有物が、硫酸アンモニウムを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
- 前記ドライアイス粒を噴射する方向が、前記送風機ファンの下流側方向からである、請求項1~4のいずれか1項に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
- 前記送風機ファンが、遠心ファンである、請求項1~5のいずれか1項に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
- 前記送風機ファンを構成する羽根の回転方向における前面と後面のうち、前記後面に対して前記ドライアイス粒を噴射する、請求項6に記載の硫黄化合物含有物除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017209919A JP7156610B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 硫黄化合物含有物除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017209919A JP7156610B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 硫黄化合物含有物除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019081144A JP2019081144A (ja) | 2019-05-30 |
JP7156610B2 true JP7156610B2 (ja) | 2022-10-19 |
Family
ID=66670106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017209919A Active JP7156610B2 (ja) | 2017-10-31 | 2017-10-31 | 硫黄化合物含有物除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7156610B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000042505A (ja) | 1998-07-30 | 2000-02-15 | Toshiba Corp | タービン翼の洗浄方法および装置 |
JP2002144231A (ja) | 2000-11-09 | 2002-05-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 表面処理方法及び表面処理装置 |
JP2004223410A (ja) | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Iwatani Internatl Corp | ドライアイスブラスト洗浄装置 |
JP2012163261A (ja) | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Toyo Union:Kk | 空調機器洗浄方法 |
JP2016087988A (ja) | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | 加硫用モールドの洗浄方法および洗浄支援治具 |
JP2016540953A (ja) | 2013-11-25 | 2016-12-28 | ホン、 ウォンバン | 熱交換器用複合洗浄システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10220251A (ja) * | 1997-02-03 | 1998-08-18 | Nkk Corp | タービンの付着ダスト除去方法 |
JP3033953B2 (ja) * | 1997-07-28 | 2000-04-17 | 川崎重工業株式会社 | 電気集塵装置 |
DE102015209994A1 (de) * | 2015-05-29 | 2016-12-15 | Lufthansa Technik Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Reinigung eines Strahltriebwerks |
-
2017
- 2017-10-31 JP JP2017209919A patent/JP7156610B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000042505A (ja) | 1998-07-30 | 2000-02-15 | Toshiba Corp | タービン翼の洗浄方法および装置 |
JP2002144231A (ja) | 2000-11-09 | 2002-05-21 | Matsushita Electric Works Ltd | 表面処理方法及び表面処理装置 |
JP2004223410A (ja) | 2003-01-23 | 2004-08-12 | Iwatani Internatl Corp | ドライアイスブラスト洗浄装置 |
JP2012163261A (ja) | 2011-02-07 | 2012-08-30 | Toyo Union:Kk | 空調機器洗浄方法 |
JP2016540953A (ja) | 2013-11-25 | 2016-12-28 | ホン、 ウォンバン | 熱交換器用複合洗浄システム |
JP2016087988A (ja) | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 横浜ゴム株式会社 | 加硫用モールドの洗浄方法および洗浄支援治具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019081144A (ja) | 2019-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7207810B2 (ja) | ボイラの効率を向上させるための方法及びシステム | |
CN107143388B (zh) | 用于清洁燃气涡轮发动机构件的系统和方法 | |
CA1062013A (en) | Contamination removal method | |
JP6419183B2 (ja) | 熱交換器の複合洗浄方法 | |
EP2716349B1 (en) | Spray drying apparatus for filtrate from desulfurization waste water, and exhaust gas treatment system | |
JP6872499B2 (ja) | ジェットエンジンを洗浄するための方法および装置 | |
JP2011017524A (ja) | 空気予熱器を作動状態で清掃する方法 | |
AU2019316626A1 (en) | Device, method and assembly for cleaning the core engine of a jet engine | |
JP7156610B2 (ja) | 硫黄化合物含有物除去方法 | |
JP6978345B2 (ja) | 脱硝触媒研磨装置及び脱硝触媒研磨方法 | |
CN106102997B (zh) | 用于清洁喷气式发动机的方法和装置 | |
JP7002964B2 (ja) | 脱硝触媒の研磨時間決定方法及び脱硝触媒の再生方法 | |
JP2001214755A (ja) | ガスタービンプラントの洗浄装置およびその洗浄方法 | |
JP5762326B2 (ja) | 排ガス処理装置 | |
JP6836168B2 (ja) | 脱硝装置 | |
JP7543138B2 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
WO2021171626A1 (ja) | 脱硝触媒研磨方法及び脱硝触媒研磨装置 | |
JP3512947B2 (ja) | ガスタービンおよびガスタービン静翼の灰粒子除去装置 | |
JPH10220251A (ja) | タービンの付着ダスト除去方法 | |
JP7464523B2 (ja) | 脱硝触媒研磨方法及び脱硝触媒研磨装置 | |
RU2728979C1 (ru) | Устройство пневмоимпульсной очистки поверхностей тягодутьевого и пылеулавливающего оборудования | |
JP7535454B2 (ja) | 脱硝触媒研磨装置 | |
JPH0610897A (ja) | 軸流通風機 | |
KR20150038779A (ko) | 공기예열기 세정설비의 분사 방법 | |
JP2002204925A (ja) | 排ガス処理システム及びその運転方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210819 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211026 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220308 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220603 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20220603 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20220606 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20220624 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20220628 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220906 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220926 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7156610 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |