JPH1127690A - テレビジョン信号処理回路 - Google Patents
テレビジョン信号処理回路Info
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- JPH1127690A JPH1127690A JP17974897A JP17974897A JPH1127690A JP H1127690 A JPH1127690 A JP H1127690A JP 17974897 A JP17974897 A JP 17974897A JP 17974897 A JP17974897 A JP 17974897A JP H1127690 A JPH1127690 A JP H1127690A
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- television signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Y/C分離によって生じる字幕の解像度劣化
やクロスカラー妨害を防ぐ。 【解決手段】 レターボックス検出回路503のレター
ボックス判定信号が、入力テレビジョン信号がレターボ
ックス表示形成画像であることを示し、字幕検出回路5
04の字幕判定信号が字幕ありを示すとき、制御信号発
生回路101は、回路503と504からの映像終了位
置信号と字幕終了位置信号により、字幕期間を示すパル
スを有する字幕期間制御信号を生成し、スイッチ102
と103に供給する。非字幕期間の間、スイッチ102
と103は、それぞれY/C分離回路502からのY信
号とC信号を選択する。字幕期間の間、スイッチ102
は入力テレビジョン信号を、スイッチ103は基準電圧
を選択する。
やクロスカラー妨害を防ぐ。 【解決手段】 レターボックス検出回路503のレター
ボックス判定信号が、入力テレビジョン信号がレターボ
ックス表示形成画像であることを示し、字幕検出回路5
04の字幕判定信号が字幕ありを示すとき、制御信号発
生回路101は、回路503と504からの映像終了位
置信号と字幕終了位置信号により、字幕期間を示すパル
スを有する字幕期間制御信号を生成し、スイッチ102
と103に供給する。非字幕期間の間、スイッチ102
と103は、それぞれY/C分離回路502からのY信
号とC信号を選択する。字幕期間の間、スイッチ102
は入力テレビジョン信号を、スイッチ103は基準電圧
を選択する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力テレビジョン
信号を輝度信号・色信号に分離するY/C分離手段と、
入力テレビジョン信号がレターボックス形式の映像か否
かを検出するレターボックス検出手段と、入力テレビジ
ョン信号の字幕の有無を検出する字幕検出手段とを備え
たテレビジョン信号処理回路に関する。
信号を輝度信号・色信号に分離するY/C分離手段と、
入力テレビジョン信号がレターボックス形式の映像か否
かを検出するレターボックス検出手段と、入力テレビジ
ョン信号の字幕の有無を検出する字幕検出手段とを備え
たテレビジョン信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】映画ソフト等では図6に示すような、上
下に黒帯状画像の無画部があるレターボックス形式画像
で、下無画部期間に字幕が付加されている場合がある。
現在のワイドアスペクトテレビジョン受像機ではこのよ
うなテレビジョン信号が入力されたとき、映像開始位置
から字幕終了位置までを画面いっぱいになるように拡大
表示する機能を備えている。
下に黒帯状画像の無画部があるレターボックス形式画像
で、下無画部期間に字幕が付加されている場合がある。
現在のワイドアスペクトテレビジョン受像機ではこのよ
うなテレビジョン信号が入力されたとき、映像開始位置
から字幕終了位置までを画面いっぱいになるように拡大
表示する機能を備えている。
【0003】図5に、このようなワイドアスペクトテレ
ビジョン受像機の構成例を示す。
ビジョン受像機の構成例を示す。
【0004】入力端子501から入力されたテレビジョ
ン信号は、Y/C分離回路502、レターボックス検出
回路503、字幕検出回路504、垂直同期回路50
5、水平同期回路506に供給される。
ン信号は、Y/C分離回路502、レターボックス検出
回路503、字幕検出回路504、垂直同期回路50
5、水平同期回路506に供給される。
【0005】Y/C分離回路502は入力テレビジョン
信号から色信号(以下、C信号という)と輝度信号(以
下、Y信号という)を抽出する。Y信号、C信号は、そ
れぞれ端子510、511を介し、ワイドアスペクト表
示手段509に供給される。
信号から色信号(以下、C信号という)と輝度信号(以
下、Y信号という)を抽出する。Y信号、C信号は、そ
れぞれ端子510、511を介し、ワイドアスペクト表
示手段509に供給される。
【0006】レターボックス検出回路503は、入力テ
レビジョン信号の上下部分に無画部があるか否かを検出
するとともに、入力テレビジョン信号が4:3アスペク
ト比画像かレターボックス形式画像かを判定する。
レビジョン信号の上下部分に無画部があるか否かを検出
するとともに、入力テレビジョン信号が4:3アスペク
ト比画像かレターボックス形式画像かを判定する。
【0007】レターボックス検出回路503から、レタ
ーボックス画像か否かを示すレターボックス判定信号
と、主画部映像の映像開始位置を示す映像開始位置信号
と、映像終了位置を示す映像終了位置信号を、それぞれ
端子512、516、513を介し垂直偏向回路512
に出力する。
ーボックス画像か否かを示すレターボックス判定信号
と、主画部映像の映像開始位置を示す映像開始位置信号
と、映像終了位置を示す映像終了位置信号を、それぞれ
端子512、516、513を介し垂直偏向回路512
に出力する。
【0008】字幕検出回路504は、レターボックス形
式テレビジョン信号の下無画部期間に字幕があるか否か
を検出し、字幕の有無を示す字幕判定信号と、字幕終了
位置を示す字幕終了位置信号を、それぞれ端子514、
515を介し、垂直偏向回路512に出力する。
式テレビジョン信号の下無画部期間に字幕があるか否か
を検出し、字幕の有無を示す字幕判定信号と、字幕終了
位置を示す字幕終了位置信号を、それぞれ端子514、
515を介し、垂直偏向回路512に出力する。
【0009】垂直同期回路505は、入力テレビジョン
信号から垂直同期信号を再生する。再生した垂直同期信
号は、垂直偏向回路507に出力される。
信号から垂直同期信号を再生する。再生した垂直同期信
号は、垂直偏向回路507に出力される。
【0010】水平同期回路506は、入力テレビジョン
信号から水平同期信号を再生する。再生された水平同期
信号は、水平偏向再生回路508に出力される。
信号から水平同期信号を再生する。再生された水平同期
信号は、水平偏向再生回路508に出力される。
【0011】垂直偏向回路507は、垂直同期信号から
ワイドアスペクト表示手段509の走査線の垂直方向へ
の偏向を行う垂直走査信号を発生し、ワイドアスペクト
表示手段509に出力する。
ワイドアスペクト表示手段509の走査線の垂直方向へ
の偏向を行う垂直走査信号を発生し、ワイドアスペクト
表示手段509に出力する。
【0012】また垂直偏向回路507は、レターボック
ス判定信号、映像開始位置信号、映像終了位置信号、字
幕判定信号、字幕終了位置信号を入力し、レターボック
ス判定信号がレターボックス形式画像であることを示す
とき、主画部映像期間を拡大表示するように垂直走査信
号の制御を行う。
ス判定信号、映像開始位置信号、映像終了位置信号、字
幕判定信号、字幕終了位置信号を入力し、レターボック
ス判定信号がレターボックス形式画像であることを示す
とき、主画部映像期間を拡大表示するように垂直走査信
号の制御を行う。
【0013】またレターボックス判定信号が、レターボ
ックス形式画像であることを示し、字幕判定信号が字幕
有りを示すときは、映像開始位置から字幕終了位置まで
を、ワイドアスペクト表示手段509に拡大表示するよ
うに垂直走査信号の制御を行う。
ックス形式画像であることを示し、字幕判定信号が字幕
有りを示すときは、映像開始位置から字幕終了位置まで
を、ワイドアスペクト表示手段509に拡大表示するよ
うに垂直走査信号の制御を行う。
【0014】水平偏向回路508は、水平同期信号から
ワイドアスペクト表示手段509の走査線の水平方向へ
の偏向を行う水平走査信号を発生し、ワイドアスペクト
表示手段509に出力する。
ワイドアスペクト表示手段509の走査線の水平方向へ
の偏向を行う水平走査信号を発生し、ワイドアスペクト
表示手段509に出力する。
【0015】ワイドアスペクト表示手段509は、垂直
走査信号と水平走査信号によりY信号、C信号を走査
し、画面に表示する。
走査信号と水平走査信号によりY信号、C信号を走査
し、画面に表示する。
【0016】以上、説明したようにワイドアスペクトテ
レビジョン受像機が構成され、入力テレビジョン信号に
応じて画面を拡大表示する。
レビジョン受像機が構成され、入力テレビジョン信号に
応じて画面を拡大表示する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】映画ソフト等での字幕
の表示方法としては、図6のように下無画部に字幕が重
畳され、背景が黒で、字幕が白文字で表示されている。
つまり、字幕期間は輝度信号成分のみで構成されてい
る。字幕の縁部分は黒レベルから白レベルに急峻に変化
しており、水平高域周波数成分や垂直高域周波数成分を
含んでいる。一方、NTSC方式のテレビジョン信号で
は周知のとおり、色信号は水平高域−垂直高域周波数帯
域に重畳されている。
の表示方法としては、図6のように下無画部に字幕が重
畳され、背景が黒で、字幕が白文字で表示されている。
つまり、字幕期間は輝度信号成分のみで構成されてい
る。字幕の縁部分は黒レベルから白レベルに急峻に変化
しており、水平高域周波数成分や垂直高域周波数成分を
含んでいる。一方、NTSC方式のテレビジョン信号で
は周知のとおり、色信号は水平高域−垂直高域周波数帯
域に重畳されている。
【0018】したがって、字幕部分をY/C分離したと
き字幕の縁部分で、輝度信号が色信号に漏れ込むクロス
カラー妨害が発生する場合がある。特にフレーム内Y/
C分離を行うときに、クロスカラー妨害が発生しやすく
なる。またテレビジョン信号から色信号を除去して輝度
信号を抽出するとき、字幕の縁部分を色信号として誤っ
て抽出した分、字幕の解像度の劣化を生じる。
き字幕の縁部分で、輝度信号が色信号に漏れ込むクロス
カラー妨害が発生する場合がある。特にフレーム内Y/
C分離を行うときに、クロスカラー妨害が発生しやすく
なる。またテレビジョン信号から色信号を除去して輝度
信号を抽出するとき、字幕の縁部分を色信号として誤っ
て抽出した分、字幕の解像度の劣化を生じる。
【0019】そこで本発明は、Y/C分離によって生じ
る字幕の解像度劣化やクロスカラー妨害を防ぐテレビジ
ョン信号処理回路を提供することを目的とする。
る字幕の解像度劣化やクロスカラー妨害を防ぐテレビジ
ョン信号処理回路を提供することを目的とする。
【0020】
(第1の構成例)レターボックス表示形式画像のテレビ
ジョン信号を入力し、輝度信号と色信号に分離する輝度
/色信号分離手段と、前記入力テレビジョン信号がレタ
ーボックス表示形式画像であることか否かを検出するレ
ターボックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信
号の無画部部分に字幕が存在するか否かを検出する字幕
検出手段とを備えたテレビジョン信号処理回路におい
て、前記入力テレビジョン信号と前記輝度信号とを選択
する第1の選択手段と、任意の固定値と前記色信号とを
選択する第2の選択手段と、前記レターボックス画像検
出手段の出力と前記字幕検出手段の出力とから、前記入
力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期間と前記入
力テレビジョン信号の前記字幕を含む期間を検出し、前
記入力テレビジョン信号の前記字幕が含まれる期間は、
前記第1の選択手段は前記入力テレビジョン信号を選択
し、前記第2の選択手段は任意の固定値を選択し、前記
入力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期間は、前
記第1の選択手段は前記輝度信号を選択し、前記第2の
選択手段は前記色信号を選択するように制御する制御手
段とを具備したことを特徴とする。
ジョン信号を入力し、輝度信号と色信号に分離する輝度
/色信号分離手段と、前記入力テレビジョン信号がレタ
ーボックス表示形式画像であることか否かを検出するレ
ターボックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信
号の無画部部分に字幕が存在するか否かを検出する字幕
検出手段とを備えたテレビジョン信号処理回路におい
て、前記入力テレビジョン信号と前記輝度信号とを選択
する第1の選択手段と、任意の固定値と前記色信号とを
選択する第2の選択手段と、前記レターボックス画像検
出手段の出力と前記字幕検出手段の出力とから、前記入
力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期間と前記入
力テレビジョン信号の前記字幕を含む期間を検出し、前
記入力テレビジョン信号の前記字幕が含まれる期間は、
前記第1の選択手段は前記入力テレビジョン信号を選択
し、前記第2の選択手段は任意の固定値を選択し、前記
入力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期間は、前
記第1の選択手段は前記輝度信号を選択し、前記第2の
選択手段は前記色信号を選択するように制御する制御手
段とを具備したことを特徴とする。
【0021】(第2の構成例)レターボックス表示形式
画像で無画部部分に字幕が重畳されたテレビジョン信号
を入力し、輝度信号と色信号を分離する第1及び第2の
輝度/色信号分離手段と、前記入力テレビジョン信号が
レターボックス形式画像であることを検出するレターボ
ックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信号の無
画部部分に存在する字幕を検出する字幕検出手段とを備
えたテレビジョン信号処理回路において、前記第1の輝
度/色信号分離手段出力と、前記第2の輝度/色信号分
離手段出力とを選択する選択手段と、前記レターボック
ス画像検出手段の出力と前記字幕検出手段の出力とか
ら、前記入力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期
間と前記入力テレビジョン信号の前記字幕を含む期間を
検出し、前記入力テレビジョン信号の前記字幕が含まれ
る期間は、前記選択手段は前記第2の輝度/色信号分離
手段出力を選択し、前記入力テレビジョン信号の前記字
幕が含まれない期間は、前記第1の輝度/色信号分離手
段出力を選択するように制御する制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
画像で無画部部分に字幕が重畳されたテレビジョン信号
を入力し、輝度信号と色信号を分離する第1及び第2の
輝度/色信号分離手段と、前記入力テレビジョン信号が
レターボックス形式画像であることを検出するレターボ
ックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信号の無
画部部分に存在する字幕を検出する字幕検出手段とを備
えたテレビジョン信号処理回路において、前記第1の輝
度/色信号分離手段出力と、前記第2の輝度/色信号分
離手段出力とを選択する選択手段と、前記レターボック
ス画像検出手段の出力と前記字幕検出手段の出力とか
ら、前記入力テレビジョン信号の前記字幕を含まない期
間と前記入力テレビジョン信号の前記字幕を含む期間を
検出し、前記入力テレビジョン信号の前記字幕が含まれ
る期間は、前記選択手段は前記第2の輝度/色信号分離
手段出力を選択し、前記入力テレビジョン信号の前記字
幕が含まれない期間は、前記第1の輝度/色信号分離手
段出力を選択するように制御する制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0022】(第3の構成例)入力テレビジョン信号が
レターボックス表示形式画像であるか否かを検出するレ
ターボックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信
号の無画部部分に字幕が存在するか否かを検出する字幕
検出手段と、前記レターボックス画像検出手段の出力と
前記字幕検出手段の出力とから前記入力テレビジョン信
号の映像期間を含む字幕が含まれていない期間と前記字
幕が含まれる期間とを検出する制御手段と、前記入力テ
レビジョン信号から色信号の垂直周波数帯域の近傍成分
を抽出する垂直フィルタと、前記垂直フィルタの出力を
水平方向に帯域制限する第1の帯域幅Aを有する第1の
水平バンドパスフィルタと、前記垂直フィルタの出力を
水平方向に帯域制限する第2の帯域幅B(A>B)を有
するする第2の水平バンドパスフィルタと、前記制御手
段から前記字幕が含まれていない期間を示す制御信号が
供給されたとき、前記第1の水平バンドパスフィルタの
出力を選択し、前記制御手段から前記字幕が含まれる期
間を示す制御信号が供給されたとき、前記第2の水平バ
ンドパスフィルタの出力を選択する選択手段と、前記入
力テレビジョン信号から前記選択手段の出力を減算する
減算手段とを具備したことを特徴とする。
レターボックス表示形式画像であるか否かを検出するレ
ターボックス画像検出手段と、前記入力テレビジョン信
号の無画部部分に字幕が存在するか否かを検出する字幕
検出手段と、前記レターボックス画像検出手段の出力と
前記字幕検出手段の出力とから前記入力テレビジョン信
号の映像期間を含む字幕が含まれていない期間と前記字
幕が含まれる期間とを検出する制御手段と、前記入力テ
レビジョン信号から色信号の垂直周波数帯域の近傍成分
を抽出する垂直フィルタと、前記垂直フィルタの出力を
水平方向に帯域制限する第1の帯域幅Aを有する第1の
水平バンドパスフィルタと、前記垂直フィルタの出力を
水平方向に帯域制限する第2の帯域幅B(A>B)を有
するする第2の水平バンドパスフィルタと、前記制御手
段から前記字幕が含まれていない期間を示す制御信号が
供給されたとき、前記第1の水平バンドパスフィルタの
出力を選択し、前記制御手段から前記字幕が含まれる期
間を示す制御信号が供給されたとき、前記第2の水平バ
ンドパスフィルタの出力を選択する選択手段と、前記入
力テレビジョン信号から前記選択手段の出力を減算する
減算手段とを具備したことを特徴とする。
【0023】
(第1の実施の形態)本発明のテレビジョン信号処理回
路の第1の実施の形態の構成図を、図1に示す。本実施
の形態は、図5に示した従来例の点線で囲んだ部分のみ
を変更したものである。図5の従来例の垂直同期回路5
05からワイドアスペクト表示手段509については同
じものであり、説明を省略する。また本実施の形態にお
いても、従来例の点線で囲んだ部分の中で同じ機能を持
つものについては同じ番号を付加し、説明を省略する。
以下に、第1の実施の形態について説明する。
路の第1の実施の形態の構成図を、図1に示す。本実施
の形態は、図5に示した従来例の点線で囲んだ部分のみ
を変更したものである。図5の従来例の垂直同期回路5
05からワイドアスペクト表示手段509については同
じものであり、説明を省略する。また本実施の形態にお
いても、従来例の点線で囲んだ部分の中で同じ機能を持
つものについては同じ番号を付加し、説明を省略する。
以下に、第1の実施の形態について説明する。
【0024】入力端子501から入力されたテレビジョ
ン信号は、Y/C分離回路502、レターボックス検出
回路503、字幕検出回路504に供給されるととも
に、スイッチ102の入力端子102bにも供給され
る。
ン信号は、Y/C分離回路502、レターボックス検出
回路503、字幕検出回路504に供給されるととも
に、スイッチ102の入力端子102bにも供給され
る。
【0025】レターボックス検出回路503から出力さ
れるレターボックス判定信号、映像終了位置信号は、そ
れぞれ出力端子512、513に供給されるとともに、
制御信号発生回路101にも供給される。
れるレターボックス判定信号、映像終了位置信号は、そ
れぞれ出力端子512、513に供給されるとともに、
制御信号発生回路101にも供給される。
【0026】字幕検出回路504から出力される字幕判
定信号、字幕終了位置信号は、それぞれ出力端子51
4、515に供給されるとともに、制御信号発生回路1
01にも供給される。
定信号、字幕終了位置信号は、それぞれ出力端子51
4、515に供給されるとともに、制御信号発生回路1
01にも供給される。
【0027】制御信号発生回路101は、スイッチ10
2、スイッチ103を制御する字幕期間制御信号を出力
する。字幕期間制御信号は、レターボックス判定信号が
レターボックス表示形成画像であることを示し、かつ字
幕判定信号が字幕ありを示すとき、映像終了位置信号と
字幕終了位置信号により、図6に示すような字幕期間を
表す信号波形を示す。
2、スイッチ103を制御する字幕期間制御信号を出力
する。字幕期間制御信号は、レターボックス判定信号が
レターボックス表示形成画像であることを示し、かつ字
幕判定信号が字幕ありを示すとき、映像終了位置信号と
字幕終了位置信号により、図6に示すような字幕期間を
表す信号波形を示す。
【0028】つまり、レターボックス判定信号が4:3
アスペクト比画像であることを示すとき、あるいは字幕
判定信号が字幕なしを示すときは、スイッチ102、1
03の選択子102a、103aが、それぞれY/C分
離回路502から出力されるY信号、C信号が供給され
る入力端子102c、103cを、選択するような信号
波形を示す。
アスペクト比画像であることを示すとき、あるいは字幕
判定信号が字幕なしを示すときは、スイッチ102、1
03の選択子102a、103aが、それぞれY/C分
離回路502から出力されるY信号、C信号が供給され
る入力端子102c、103cを、選択するような信号
波形を示す。
【0029】スイッチ102の選択子102aは、制御
信号発生回路101から出力される字幕期間制御信号に
より、主画部映像期間を含む非字幕期間は、Y信号が供
給される入力端子102cを選択し、字幕期間は、入力
端子501からの入力テレビジョン信号が供給される入
力端子102bを選択する。スイッチ102の出力は端
子510に供給される。
信号発生回路101から出力される字幕期間制御信号に
より、主画部映像期間を含む非字幕期間は、Y信号が供
給される入力端子102cを選択し、字幕期間は、入力
端子501からの入力テレビジョン信号が供給される入
力端子102bを選択する。スイッチ102の出力は端
子510に供給される。
【0030】したがって、主画部映像期間は通常のY/
C分離を行いY信号が抽出され、字幕期間はY/C分離
を行わず入力テレビジョン信号がそのまま出力端子51
0に出力される。よって、従来のようなY/C分離によ
る字幕部分の解像度の劣化を防ぐことができる。
C分離を行いY信号が抽出され、字幕期間はY/C分離
を行わず入力テレビジョン信号がそのまま出力端子51
0に出力される。よって、従来のようなY/C分離によ
る字幕部分の解像度の劣化を防ぐことができる。
【0031】一方、スイッチ103の選択子103aも
スイッチ102と同様に、字幕期間制御信号により、主
画部映像期間を含む非字幕期間は、C信号が供給される
入力端子103cを選択し、字幕期間は、基準電位が供
給される入力端子103bを選択する。スイッチ103
の出力は、出力端子511に供給される。
スイッチ102と同様に、字幕期間制御信号により、主
画部映像期間を含む非字幕期間は、C信号が供給される
入力端子103cを選択し、字幕期間は、基準電位が供
給される入力端子103bを選択する。スイッチ103
の出力は、出力端子511に供給される。
【0032】したがって、主画部映像期間は、通常のY
/C分離を行いC信号が抽出され、字幕期間は、基準電
位が出力端子511に出力される。よって、従来のよう
なY/C分離による字幕部分のクロスカラー妨害が発生
する問題を防ぐことができる。
/C分離を行いC信号が抽出され、字幕期間は、基準電
位が出力端子511に出力される。よって、従来のよう
なY/C分離による字幕部分のクロスカラー妨害が発生
する問題を防ぐことができる。
【0033】以上説明したように、従来のY/C分離に
よって生じる字幕の解像度劣化やクロスカラー妨害を防
ぐことができ、従来の問題点を解決できる。
よって生じる字幕の解像度劣化やクロスカラー妨害を防
ぐことができ、従来の問題点を解決できる。
【0034】(第2の実施の形態)本発明のテレビジョ
ン信号処理回路の第2の実施の形態の構成図を、図2に
示す。
ン信号処理回路の第2の実施の形態の構成図を、図2に
示す。
【0035】第1の実施の形態では、字幕期間はY/C
分離動作を停止し、入力テレビジョン信号をY信号とし
て出力し、C信号は基準電位とすることにより、字幕の
解像度劣化やクロスカラー妨害を防いでいた。
分離動作を停止し、入力テレビジョン信号をY信号とし
て出力し、C信号は基準電位とすることにより、字幕の
解像度劣化やクロスカラー妨害を防いでいた。
【0036】しかしながら、ごく希に字幕に色が付いて
いる場合や無画部の字幕の背景部分に色が付いている場
合がある。このようなテレビジョン信号が入力された場
合、第1の実施の形態ではC信号がY信号に漏れ込むド
ット妨害が発生する。
いる場合や無画部の字幕の背景部分に色が付いている場
合がある。このようなテレビジョン信号が入力された場
合、第1の実施の形態ではC信号がY信号に漏れ込むド
ット妨害が発生する。
【0037】第2の実施の形態は、このような問題を解
決するものである。図2において、従来例、第1の実施
の形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付加
し説明を省略する。以下に、第2の実施の形態について
説明する。
決するものである。図2において、従来例、第1の実施
の形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付加
し説明を省略する。以下に、第2の実施の形態について
説明する。
【0038】Y/C分離回路502から出力されるC信
号は、スイッチ103の入力端子103cに供給される
とともに、色なし検出回路201にも供給される。
号は、スイッチ103の入力端子103cに供給される
とともに、色なし検出回路201にも供給される。
【0039】レターボックス検出回路503から出力さ
れる映像終了位置信号は、出力端子513に供給される
とともに、色なし検出回路201に供給される。
れる映像終了位置信号は、出力端子513に供給される
とともに、色なし検出回路201に供給される。
【0040】字幕検出回路504から出力される字幕終
了位置信号は、出力端子515に供給されるとともに、
色なし検出回路201にも供給される。
了位置信号は、出力端子515に供給されるとともに、
色なし検出回路201にも供給される。
【0041】色なし検出回路201は、映像終了位置信
号、字幕終了位置信号、C信号から、字幕期間中の色成
分の有無を検出し、色成分の有無を示す色なし判定信号
を制御信号発生回路202に出力する。
号、字幕終了位置信号、C信号から、字幕期間中の色成
分の有無を検出し、色成分の有無を示す色なし判定信号
を制御信号発生回路202に出力する。
【0042】C信号には色成分の他に、字幕期間の字幕
の縁部分のクロスカラー成分が含まれている。例えば、
色成分はフレーム間では反転位相の関係にあり、字幕の
縁部分にクロスカラー成分があれば、字幕部分は静止画
であるのでフレーム間は同位相であることから、色成分
か否かを判別できる。また、ライン間も色成分であれば
反転位相の関係にあることから色成分か否かを判別でき
る。
の縁部分のクロスカラー成分が含まれている。例えば、
色成分はフレーム間では反転位相の関係にあり、字幕の
縁部分にクロスカラー成分があれば、字幕部分は静止画
であるのでフレーム間は同位相であることから、色成分
か否かを判別できる。また、ライン間も色成分であれば
反転位相の関係にあることから色成分か否かを判別でき
る。
【0043】したがって、フレーム間、ライン間の相関
性を検出することで色成分の有無を検出することが可能
である。
性を検出することで色成分の有無を検出することが可能
である。
【0044】制御信号発生回路202は、第1の実施の
形態の制御信号発生回路101に色なし判定信号による
色成分の有無を加えたものである。レターボックス判定
信号がレターボックス表示形成画像であることを示し、
かつ字幕判定信号が字幕ありを示し、かつ色なし判定信
号が色成分なしを示すとき、第1の実施の形態と同様、
図6のような字幕期間を示す字幕期間制御信号を出力す
る。
形態の制御信号発生回路101に色なし判定信号による
色成分の有無を加えたものである。レターボックス判定
信号がレターボックス表示形成画像であることを示し、
かつ字幕判定信号が字幕ありを示し、かつ色なし判定信
号が色成分なしを示すとき、第1の実施の形態と同様、
図6のような字幕期間を示す字幕期間制御信号を出力す
る。
【0045】レターボックス判定信号が4:3アスペク
ト比画像であることを示すとき、あるいは字幕判定信号
が字幕なしを示すとき、あるいは色なし判定信号が色成
分ありを示すときは、スイッチ102、103の選択子
102a、103aが、それぞれY/C分離回路502
からのY信号、C信号が供給される入力端子102c、
103cを選択するような字幕期間制御信号を出力す
る。
ト比画像であることを示すとき、あるいは字幕判定信号
が字幕なしを示すとき、あるいは色なし判定信号が色成
分ありを示すときは、スイッチ102、103の選択子
102a、103aが、それぞれY/C分離回路502
からのY信号、C信号が供給される入力端子102c、
103cを選択するような字幕期間制御信号を出力す
る。
【0046】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、第1の実施の形態に加え、字幕期間に色成分がない
とき第1 の実施の形態と同様の動作を行うことで、従来
の問題を解決できる。
は、第1の実施の形態に加え、字幕期間に色成分がない
とき第1 の実施の形態と同様の動作を行うことで、従来
の問題を解決できる。
【0047】また字幕期間の字幕部分に色がある場合や
背景部分に色成分が存在するときは、字幕期間も従来と
同様にY/C分離処理を行うことにより、第1の実施の
形態で生じるC信号がY信号に漏れ込むドット妨害の問
題を解決することができる。
背景部分に色成分が存在するときは、字幕期間も従来と
同様にY/C分離処理を行うことにより、第1の実施の
形態で生じるC信号がY信号に漏れ込むドット妨害の問
題を解決することができる。
【0048】(第3の実施の形態)本発明テレビジョン
信号処理回路の第3の実施の形態の構成図を、図3に示
す。
信号処理回路の第3の実施の形態の構成図を、図3に示
す。
【0049】図3は、Y/C分離処理に動き適応3次元
Y/C分離を用いた場合の例である。
Y/C分離を用いた場合の例である。
【0050】動き適応3次元Y/C分離はフレーム間ま
たはフィールド間演算処理により輝度信号(以下、静画
Y信号という)、色信号(以下、静画C信号という)を
抽出する3次元Y/C分離と、フレーム内演算処理によ
り輝度信号(以下、動画Y信号という)、色信号(以
下、動画C信号という)を抽出する2次元Y/C分離を
備えている。
たはフィールド間演算処理により輝度信号(以下、静画
Y信号という)、色信号(以下、静画C信号という)を
抽出する3次元Y/C分離と、フレーム内演算処理によ
り輝度信号(以下、動画Y信号という)、色信号(以
下、動画C信号という)を抽出する2次元Y/C分離を
備えている。
【0051】そして動き検出処理によって、フレーム間
またはフィールド間の動き量を抽出し、3次元Y/C分
離出力と2次元Y/C分離出力を動き量に応じ混合する
Y/C分離処理である。
またはフィールド間の動き量を抽出し、3次元Y/C分
離出力と2次元Y/C分離出力を動き量に応じ混合する
Y/C分離処理である。
【0052】字幕付きレターボックス画像を動き適応3
次元Y/C分離したとき、字幕期間は静止画なので3次
元Y/C分離処理される。字幕部分を3次元Y/C分離
処理したときは、フレーム間またはフィールド間演算す
るためクロスカラー妨害や字幕の解像度劣化は生じな
い。
次元Y/C分離したとき、字幕期間は静止画なので3次
元Y/C分離処理される。字幕部分を3次元Y/C分離
処理したときは、フレーム間またはフィールド間演算す
るためクロスカラー妨害や字幕の解像度劣化は生じな
い。
【0053】しかし、ノイズ等の影響によって動き検出
処理で静止画であっても、動きがあると誤検出して2次
元Y/C分離処理される場合がある。2次元Y/C分離
では水平高域−垂直高域成分をC信号として抽出するた
め、字幕部分に水平高域−垂直高域成分が含まれる場
合、従来例で説明したようなクロスカラー妨害などの問
題が発生する。
処理で静止画であっても、動きがあると誤検出して2次
元Y/C分離処理される場合がある。2次元Y/C分離
では水平高域−垂直高域成分をC信号として抽出するた
め、字幕部分に水平高域−垂直高域成分が含まれる場
合、従来例で説明したようなクロスカラー妨害などの問
題が発生する。
【0054】第3の実施の形態では、この動き検出で生
じる誤動作を低減することにより、従来の問題点を改善
するものである。以下に、第3の実施の形態について説
明する。図3において、図5の従来例、図1の第1の実
施の形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付
加し説明を省略する。
じる誤動作を低減することにより、従来の問題点を改善
するものである。以下に、第3の実施の形態について説
明する。図3において、図5の従来例、図1の第1の実
施の形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付
加し説明を省略する。
【0055】入力端子501から入力されたテレビジョ
ン信号は、2次元Y/C分離301、3次元Y/C分離
302、動き検出回路303、レターボックス検出回路
503、字幕検出回路504に供給される。
ン信号は、2次元Y/C分離301、3次元Y/C分離
302、動き検出回路303、レターボックス検出回路
503、字幕検出回路504に供給される。
【0056】2次元Y/C分離回路301では、ライン
間演算やライン内演算によるフレーム内Y/C分離処理
を行い、動画Y信号、動画C信号を抽出する。
間演算やライン内演算によるフレーム内Y/C分離処理
を行い、動画Y信号、動画C信号を抽出する。
【0057】3次元Y/C分離回路302では、フレー
ム間またはフィールド間演算処理によるフレーム間また
はフィールド間Y/C分離処理を行い、静画Y信号、静
画C信号を抽出する。
ム間またはフィールド間演算処理によるフレーム間また
はフィールド間Y/C分離処理を行い、静画Y信号、静
画C信号を抽出する。
【0058】動き検出回路303ではフレーム間または
フィールド間演算処理を行い、フレーム間またはフィー
ルド間の動き成分を検出し、フレーム間またはフィール
ド間の動き量を表す動き信号を、ミキサ−304、30
5にそれぞれ供給される。
フィールド間演算処理を行い、フレーム間またはフィー
ルド間の動き成分を検出し、フレーム間またはフィール
ド間の動き量を表す動き信号を、ミキサ−304、30
5にそれぞれ供給される。
【0059】動き検出回路303は、制御信号発生回路
101から出力される字幕期間制御信号により、非字幕
期間と字幕期間で動き検出動作を切り替えている。
101から出力される字幕期間制御信号により、非字幕
期間と字幕期間で動き検出動作を切り替えている。
【0060】第7図に、第3の実施の形態の動き検出回
路303の具体的な例を挙げ説明する。図7は、1フレ
ーム間の動き量を検出する1フレーム間動き検出回路を
例に用いたものである。
路303の具体的な例を挙げ説明する。図7は、1フレ
ーム間の動き量を検出する1フレーム間動き検出回路を
例に用いたものである。
【0061】ここで、ミキサ304、305と、その制
御に用いられる動き信号の関係について説明する。
御に用いられる動き信号の関係について説明する。
【0062】3次元Y/C分離と2次元Y/C分離で
は、特性が大きく異なるため、例えば、動き信号を2値
の信号として制御を行うと、目視上、切り替わりの瞬間
が不自然になる。そこで、動きが小さい場合は、静画Y
信号と動画Y信号、静画C信号と動画C信号をそれぞれ
動き信号に合わせて混合することによって不自然さを低
減している。
は、特性が大きく異なるため、例えば、動き信号を2値
の信号として制御を行うと、目視上、切り替わりの瞬間
が不自然になる。そこで、動きが小さい場合は、静画Y
信号と動画Y信号、静画C信号と動画C信号をそれぞれ
動き信号に合わせて混合することによって不自然さを低
減している。
【0063】ここでは、ミキサー304、305に供給
する動き信号を、3bitで表すものとして説明する。
端子306から入力テレビジョン信号が、1フレーム遅
延器701、減算器702の加算端に供給される。
する動き信号を、3bitで表すものとして説明する。
端子306から入力テレビジョン信号が、1フレーム遅
延器701、減算器702の加算端に供給される。
【0064】1フレーム遅延器701では、入力テレビ
ジョン信号を1フレーム期間遅延し、減算器702の減
算端に供給する。
ジョン信号を1フレーム期間遅延し、減算器702の減
算端に供給する。
【0065】減算器702では、入力テレビジョン信号
と1フレーム遅延した入力テレビジョン信号の差分演算
処理を行い、1フレーム間差信号を水平LPF703に
供給する。
と1フレーム遅延した入力テレビジョン信号の差分演算
処理を行い、1フレーム間差信号を水平LPF703に
供給する。
【0066】入力テレビジョン信号がY信号成分のみで
静止画の場合は、1フレーム間差信号は”0”となり、
動画の場合は動きに応じた動き成分が1フレーム間差信
号に含まれる。NTSC方式では周知の通り、C信号は
1フレーム間で反転位相の関係にあるため、1フレーム
間差信号にはC信号も含まれている。
静止画の場合は、1フレーム間差信号は”0”となり、
動画の場合は動きに応じた動き成分が1フレーム間差信
号に含まれる。NTSC方式では周知の通り、C信号は
1フレーム間で反転位相の関係にあるため、1フレーム
間差信号にはC信号も含まれている。
【0067】水平LPF703では、C信号が存在する
水平高域成分を除去し、水平低域にある動き成分を抽出
する。水平LPF703出力は、絶対値回路704に供
給される。
水平高域成分を除去し、水平低域にある動き成分を抽出
する。水平LPF703出力は、絶対値回路704に供
給される。
【0068】絶対値回路704では、水平LPF703
出力の絶対値変換を行い、非線型処理回路705に供給
する。
出力の絶対値変換を行い、非線型処理回路705に供給
する。
【0069】非線型処理回路705は、絶対値変換され
た1フレーム間差信号を、例えば図9の点線で示すよう
な特性の非線型演算処理を行い、3bitの動き信号を
出力する。
た1フレーム間差信号を、例えば図9の点線で示すよう
な特性の非線型演算処理を行い、3bitの動き信号を
出力する。
【0070】図9において、横軸は入力信号の値を、縦
軸は出力信号の値を表す。入力がa1までは出力が0と
なり、ミキサー304、305はそれぞれ静画Y信号、
静画C信号のみを出力する。入力レベルがa1を超え、
a2に達するまでは1、2、…6と上がっていき、静画
Y信号、静画C信号に比べ、動画Y信号、動画C信号の
比率が上がっていく。そして、入力レベルがa2以上に
なると、出力は7となり、動画Y信号、動画C信号のみ
がそれぞれミキサー304、305から出力される。
軸は出力信号の値を表す。入力がa1までは出力が0と
なり、ミキサー304、305はそれぞれ静画Y信号、
静画C信号のみを出力する。入力レベルがa1を超え、
a2に達するまでは1、2、…6と上がっていき、静画
Y信号、静画C信号に比べ、動画Y信号、動画C信号の
比率が上がっていく。そして、入力レベルがa2以上に
なると、出力は7となり、動画Y信号、動画C信号のみ
がそれぞれミキサー304、305から出力される。
【0071】非線型処理回路705出力は、スイッチ7
06に供給される。
06に供給される。
【0072】スイッチ706は、端子307から入力さ
れる字幕期間制御信号により切り替えられる。字幕期間
制御信号が非字幕期間を示すときは、非線型処理回路7
05の出力を選択し、端子308に出力する。
れる字幕期間制御信号により切り替えられる。字幕期間
制御信号が非字幕期間を示すときは、非線型処理回路7
05の出力を選択し、端子308に出力する。
【0073】字幕期間制御信号が字幕期間を示すとき
は、”0”を選択し、端子308に出力する。
は、”0”を選択し、端子308に出力する。
【0074】よって、動き検出回路303は、非字幕期
間は、動き適応3次元Y/C分離を行うように、フレー
ム間の動き量に応じた動き信号を出力し、字幕期間は、
ミキサー304、305が静画Y信号、静画C信号のみ
を出力する完全静画状態となるように制御される。
間は、動き適応3次元Y/C分離を行うように、フレー
ム間の動き量に応じた動き信号を出力し、字幕期間は、
ミキサー304、305が静画Y信号、静画C信号のみ
を出力する完全静画状態となるように制御される。
【0075】ミキサー304では、2次元Y/C分離回
路301から出力される動画Y信号と、3次元Y/C分
離回路302から出力される静画Y信号とを、動き信号
に応じて混合する。ミキサ304出力は、出力端子51
0に供給される。
路301から出力される動画Y信号と、3次元Y/C分
離回路302から出力される静画Y信号とを、動き信号
に応じて混合する。ミキサ304出力は、出力端子51
0に供給される。
【0076】ミキサー305では、2次元Y/C分離回
路301から出力される動画C信号と、3次元Y/C分
離回路302から出力される静画C信号とを、動き信号
に応じて混合する。ミキサ305出力は出力端子511
に供給される。
路301から出力される動画C信号と、3次元Y/C分
離回路302から出力される静画C信号とを、動き信号
に応じて混合する。ミキサ305出力は出力端子511
に供給される。
【0077】以上説明したように、第3の実施の形態で
は、非字幕期間と字幕期間では動き検出動作を切り替
え、字幕期間はミキサー304、305から静画Y、C
信号が出力するような動き信号を出力する。よって、字
幕期間は、強制的に3次元Y/C分離処理にすることに
よって、ノイズにより動き検出回路が誤動作する問題を
解決することができる。したがって、従来のクロスカラ
ー妨害や字幕の解像度劣化が生じる問題を解決すること
ができる。
は、非字幕期間と字幕期間では動き検出動作を切り替
え、字幕期間はミキサー304、305から静画Y、C
信号が出力するような動き信号を出力する。よって、字
幕期間は、強制的に3次元Y/C分離処理にすることに
よって、ノイズにより動き検出回路が誤動作する問題を
解決することができる。したがって、従来のクロスカラ
ー妨害や字幕の解像度劣化が生じる問題を解決すること
ができる。
【0078】(第4の実施の形態)本発明のテレビジョ
ン信号処理回路の第4の実施の形態で使用する動き検出
回路の構成図を、図8に示す。
ン信号処理回路の第4の実施の形態で使用する動き検出
回路の構成図を、図8に示す。
【0079】図8は、図7の第3の実施の形態の別の構
成による実施の形態である。
成による実施の形態である。
【0080】第3の実施の形態では、動き適応3次元Y
/C分離を、字幕期間は強制的に3次元Y/C分離にし
てクロスカラー妨害等が発生する問題、動き検出回路の
誤動作の問題を解決した。
/C分離を、字幕期間は強制的に3次元Y/C分離にし
てクロスカラー妨害等が発生する問題、動き検出回路の
誤動作の問題を解決した。
【0081】しかし、字幕が例えば画面上で見て右から
左へスクロールするような、つまり動画の字幕の場合
は、動き適応処理されないため破綻が生じる場合があ
る。
左へスクロールするような、つまり動画の字幕の場合
は、動き適応処理されないため破綻が生じる場合があ
る。
【0082】第4の実施の形態は、従来の問題と、この
第3に実施の形態の問題点を解決するものである。以下
に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の
形態は、図3の動き検出回路303の構成のみが異な
り、その他のブロックについては同じであるため説明を
省略する。図8において、図7の第3の実施の形態と同
じ機能のブロックについては同じ番号を付加し説明を省
略する。
第3に実施の形態の問題点を解決するものである。以下
に、第4の実施の形態について説明する。第4の実施の
形態は、図3の動き検出回路303の構成のみが異な
り、その他のブロックについては同じであるため説明を
省略する。図8において、図7の第3の実施の形態と同
じ機能のブロックについては同じ番号を付加し説明を省
略する。
【0083】絶対値回路704の出力は、非線型回処理
路705に供給されるとともに、非線型処理回路801
にも供給される。
路705に供給されるとともに、非線型処理回路801
にも供給される。
【0084】非線型処理回路801は、非線型処理回路
705と同じく、絶対値変換された1フレーム間差信号
を非線型処理し、3bitの動き信号を出力する。
705と同じく、絶対値変換された1フレーム間差信号
を非線型処理し、3bitの動き信号を出力する。
【0085】非線型処理回路801の特性図の一例を、
図9の実線で示す。ここでは、図9の点線で示した非線
型処理回路705と同様の特性で、入力がb1までは出
力が0となり、入力レベルがb1を超え、b2に達する
までは1、2、・・・6と上がっていく。そして、入力
レベルがb2以上になると、出力は7とする。このとき
a1<b1、a2<b2の関係がある。
図9の実線で示す。ここでは、図9の点線で示した非線
型処理回路705と同様の特性で、入力がb1までは出
力が0となり、入力レベルがb1を超え、b2に達する
までは1、2、・・・6と上がっていく。そして、入力
レベルがb2以上になると、出力は7とする。このとき
a1<b1、a2<b2の関係がある。
【0086】第3の実施の形態で説明した非線型処理回
路705と同様に、非線型処理回路801の入力レベル
がb1までは、図3のミキサー304、305はそれぞ
れ静画Y信号、静画C信号のみを出力する。入力レベル
がb1を超え、b2に達するまでは1、2、・・・6と
上がっていき、静画Y信号、静画C信号に比べ、動画Y
信号、動画C信号の比率が上がっていく。そして、入力
レベルがb2以上になると、出力は7となり、動画Y信
号、動画C信号のみがそれぞれミキサー304、305
から出力される。a1<b1、a2<b2の関係にある
ことから、非線型処理回路801は、非線型処理回路7
05に比べ、静止画処理する領域が広くなる。
路705と同様に、非線型処理回路801の入力レベル
がb1までは、図3のミキサー304、305はそれぞ
れ静画Y信号、静画C信号のみを出力する。入力レベル
がb1を超え、b2に達するまでは1、2、・・・6と
上がっていき、静画Y信号、静画C信号に比べ、動画Y
信号、動画C信号の比率が上がっていく。そして、入力
レベルがb2以上になると、出力は7となり、動画Y信
号、動画C信号のみがそれぞれミキサー304、305
から出力される。a1<b1、a2<b2の関係にある
ことから、非線型処理回路801は、非線型処理回路7
05に比べ、静止画処理する領域が広くなる。
【0087】スイッチ802は、端子307から入力さ
れる字幕期間制御信号により切り替えられる。字幕期間
制御信号が非字幕期間を示すときは、非線型処理回路7
05出力を選択し、端子308に出力する。字幕期間制
御信号が字幕期間を示すときは、非線型処理回路801
出力を選択し、端子308に出力する。よって、字幕期
間は非字幕期間に比べ、動き検出回路303の動き量の
検出感度を下げることができる。
れる字幕期間制御信号により切り替えられる。字幕期間
制御信号が非字幕期間を示すときは、非線型処理回路7
05出力を選択し、端子308に出力する。字幕期間制
御信号が字幕期間を示すときは、非線型処理回路801
出力を選択し、端子308に出力する。よって、字幕期
間は非字幕期間に比べ、動き検出回路303の動き量の
検出感度を下げることができる。
【0088】以上説明したように、第4の実施の形態で
は、字幕期間は主画部映像期間に比べ動き成分を検出す
る感度を低くして、3次元Y/C分離処理になり易くす
ることにより、第3の実施の形態と同様に従来のクロス
カラー妨害、字幕の解像度劣化の問題を解決することが
できる。
は、字幕期間は主画部映像期間に比べ動き成分を検出す
る感度を低くして、3次元Y/C分離処理になり易くす
ることにより、第3の実施の形態と同様に従来のクロス
カラー妨害、字幕の解像度劣化の問題を解決することが
できる。
【0089】また水平方向にスクロールするような、動
画の字幕が入力されたときに第3の実施の形態で発生し
た問題も、動き検出処理を行うことにより解決できる。
画の字幕が入力されたときに第3の実施の形態で発生し
た問題も、動き検出処理を行うことにより解決できる。
【0090】字幕期間では背景は黒レベルで、字幕は白
レベルであり、背景と字幕とのレベル差が高いため、検
出される動き成分のレベルも高くなる。よって、字幕期
間に動き検出の感度を下げても、十分に動き成分を検出
することができる。
レベルであり、背景と字幕とのレベル差が高いため、検
出される動き成分のレベルも高くなる。よって、字幕期
間に動き検出の感度を下げても、十分に動き成分を検出
することができる。
【0091】(第5の実施の形態)本発明のテレビジョ
ン信号処理回路の第5の実施の形態の構成図を、図4に
示す。
ン信号処理回路の第5の実施の形態の構成図を、図4に
示す。
【0092】図4は、Y/C分離処理にフレーム内演算
処理により、Y信号とC信号を抽出する2次元Y/C分
離を用いた例である。第5の実施の形態は、第2の実施
の形態と同じく、第1の実施の形態で字幕に色が付いて
いる場合や無画部部分に色が付いている場合に、ドット
妨害が発生する問題点を解決するものである。
処理により、Y信号とC信号を抽出する2次元Y/C分
離を用いた例である。第5の実施の形態は、第2の実施
の形態と同じく、第1の実施の形態で字幕に色が付いて
いる場合や無画部部分に色が付いている場合に、ドット
妨害が発生する問題点を解決するものである。
【0093】以下に、第5の実施の形態について説明す
る。図4において、図5の従来例、図1の第1の実施の
形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付加し
説明を省略する。
る。図4において、図5の従来例、図1の第1の実施の
形態と同じ機能のブロックについては同じ番号を付加し
説明を省略する。
【0094】入力端子501から入力されたテレビジョ
ン信号は、レターボックス検出回路503、字幕検出回
路504、垂直BPF401、減算器405の加算端に
供給される。
ン信号は、レターボックス検出回路503、字幕検出回
路504、垂直BPF401、減算器405の加算端に
供給される。
【0095】垂直BPF401では、入力テレビジョン
信号を垂直方向に帯域制限し、C信号の垂直周波数帯域
の近傍成分を抽出する。垂直BPF401の出力は、水
平BPF402、403に供給される。
信号を垂直方向に帯域制限し、C信号の垂直周波数帯域
の近傍成分を抽出する。垂直BPF401の出力は、水
平BPF402、403に供給される。
【0096】水平BPF402では、垂直BPF401
出力を、水平方向に帯域制限してC信号成分を抽出す
る。水平BPF402の出力は、スイッチ404の入力
端子404bに供給される。
出力を、水平方向に帯域制限してC信号成分を抽出す
る。水平BPF402の出力は、スイッチ404の入力
端子404bに供給される。
【0097】水平BPF403は、水平BPF402よ
りも狭い帯域幅のバンドパスフィルタで、水平BPF4
02と同様に垂直BPF401出力を、水平方向に帯域
制限してC信号成分を抽出する。水平BPF403の出
力は、スイッチ404の入力端子404cに供給され
る。
りも狭い帯域幅のバンドパスフィルタで、水平BPF4
02と同様に垂直BPF401出力を、水平方向に帯域
制限してC信号成分を抽出する。水平BPF403の出
力は、スイッチ404の入力端子404cに供給され
る。
【0098】図10に、水平BPF402、403の特
性図の一例を示す。水平BPF402の特性を点線で示
し、水平BPF403の特性を実線で示す。
性図の一例を示す。水平BPF402の特性を点線で示
し、水平BPF403の特性を実線で示す。
【0099】図10に示すように、水平BPF403は
水平BPF402と同じく、中心周波数がNTSC方式
の色副搬送波周波数3.58[MHz]のフィルタで、
帯域幅が水平BPF402よりも狭い特性をもってい
る。図6の字幕付きレターボックス画像が入力されたと
き、水平BPF402では帯域幅が広いため、字幕期間
の字幕の縁部分をC信号として誤って抽出し易くなる。
これに対し、水平BPF403では帯域幅が狭いため、
水平BPF402に比べて、字幕期間の字幕の縁部分を
C信号として誤って抽出することが少なくなる。
水平BPF402と同じく、中心周波数がNTSC方式
の色副搬送波周波数3.58[MHz]のフィルタで、
帯域幅が水平BPF402よりも狭い特性をもってい
る。図6の字幕付きレターボックス画像が入力されたと
き、水平BPF402では帯域幅が広いため、字幕期間
の字幕の縁部分をC信号として誤って抽出し易くなる。
これに対し、水平BPF403では帯域幅が狭いため、
水平BPF402に比べて、字幕期間の字幕の縁部分を
C信号として誤って抽出することが少なくなる。
【0100】スイッチ404の選択子404aは、制御
信号発生回路101から出力される字幕期間制御信号
が、非字幕期間を示すときは、水平BPF402の出力
が供給される入力端子404bを選択し、字幕期間を示
すときは、水平BPF403の出力が供給される入力端
子404cを選択する。スイッチ404の出力は、減算
器405の減算端と出力端子511に供給される。
信号発生回路101から出力される字幕期間制御信号
が、非字幕期間を示すときは、水平BPF402の出力
が供給される入力端子404bを選択し、字幕期間を示
すときは、水平BPF403の出力が供給される入力端
子404cを選択する。スイッチ404の出力は、減算
器405の減算端と出力端子511に供給される。
【0101】よって、主画部映像期間では垂直BPF4
01、水平BPF402によりC信号を抽出し、字幕期
間では垂直BPF401、水平403によりC信号を抽
出する。
01、水平BPF402によりC信号を抽出し、字幕期
間では垂直BPF401、水平403によりC信号を抽
出する。
【0102】減算器405では、入力テレビジョン信号
からC信号を減算してY信号を抽出する。減算器305
出力は、出力端子510に供給される。
からC信号を減算してY信号を抽出する。減算器305
出力は、出力端子510に供給される。
【0103】図11に、減算器405から出力されるY
信号の水平周波数特性図を示す。この図では、入力テレ
ビジョン信号の垂直周波数が525/4[lph]にお
ける、Y信号の水平周波数特性を示し、点線は非字幕期
間におけるY信号の水平周波数特性を、実線は字幕期間
におけるY信号の水平周波数特性を示す。
信号の水平周波数特性図を示す。この図では、入力テレ
ビジョン信号の垂直周波数が525/4[lph]にお
ける、Y信号の水平周波数特性を示し、点線は非字幕期
間におけるY信号の水平周波数特性を、実線は字幕期間
におけるY信号の水平周波数特性を示す。
【0104】水平BPF402、403が、それぞれ図
10のような特性を持つので、減算器405で抽出され
たY信号の特性は、図11のような特性となる。
10のような特性を持つので、減算器405で抽出され
たY信号の特性は、図11のような特性となる。
【0105】字幕期間の場合は、Y信号は実線のような
特性となり、字幕をY信号として抽出する領域が広くな
る。したがって、字幕期間は、C信号を抽出する水平B
PFの帯域幅を狭めることにより、字幕の解像度劣化を
減少することができる。
特性となり、字幕をY信号として抽出する領域が広くな
る。したがって、字幕期間は、C信号を抽出する水平B
PFの帯域幅を狭めることにより、字幕の解像度劣化を
減少することができる。
【0106】以上説明したように、第5の実施の形態で
は、非字幕期間と字幕期間では水平BPFの特性を切り
替え、字幕期間は非字幕期間よりも狭い帯域のバンドパ
スフィルタによりC信号を抽出する。これによって、字
幕の縁部分でクロスカラー妨害になる従来の問題を改善
できる。またY信号として抽出する周波数帯域が広がる
ため、従来のような字幕の解像度劣化を改善することが
できる。
は、非字幕期間と字幕期間では水平BPFの特性を切り
替え、字幕期間は非字幕期間よりも狭い帯域のバンドパ
スフィルタによりC信号を抽出する。これによって、字
幕の縁部分でクロスカラー妨害になる従来の問題を改善
できる。またY信号として抽出する周波数帯域が広がる
ため、従来のような字幕の解像度劣化を改善することが
できる。
【0107】また字幕期間に、色成分が存在する場合で
もY/C分離処理を行っているので、第1の実施の形態
で発生する字幕期間にドット妨害が発生する問題を解決
することができる。
もY/C分離処理を行っているので、第1の実施の形態
で発生する字幕期間にドット妨害が発生する問題を解決
することができる。
【0108】また垂直BPF401の代わりに、垂直方
向のパターンを検出してC信号の垂直周波数帯域の近傍
成分を抽出するロジカルフィルタでも同じ効果を得るこ
とができる。
向のパターンを検出してC信号の垂直周波数帯域の近傍
成分を抽出するロジカルフィルタでも同じ効果を得るこ
とができる。
【0109】第1から第5の実施の形態で説明したよう
に、本発明のテレビジョン信号処理回路によれば、従来
に発生した問題点を解決することができる。
に、本発明のテレビジョン信号処理回路によれば、従来
に発生した問題点を解決することができる。
【0110】なお非字幕期間としては、映像終了位置に
代えて、字幕開始位置から字幕終了位置までとしても良
い。
代えて、字幕開始位置から字幕終了位置までとしても良
い。
【0111】また本発明では字幕が検出されたときにY
/C分離処理動作を切り替えているが、レターボックス
検出の出力のみでも同様の効果を得ることができる。例
えば、字幕の有無に関わらず映像終了位置以降の下無画
部期間は、Y/C分離処理動作を切り替えることで、同
様の効果を得ることが可能である。
/C分離処理動作を切り替えているが、レターボックス
検出の出力のみでも同様の効果を得ることができる。例
えば、字幕の有無に関わらず映像終了位置以降の下無画
部期間は、Y/C分離処理動作を切り替えることで、同
様の効果を得ることが可能である。
【0112】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のテレビジョ
ン信号処理回路によれば、レターボックス画像の無画部
部分に存在する字幕の縁部分に生じるクロスカラー妨害
や、字幕の解像度劣化を低減することが可能である。
ン信号処理回路によれば、レターボックス画像の無画部
部分に存在する字幕の縁部分に生じるクロスカラー妨害
や、字幕の解像度劣化を低減することが可能である。
【図1】本発明のテレビジョン信号処理回路の第1の実
施の形態の構成図である。
施の形態の構成図である。
【図2】本発明のテレビジョン信号処理回路の第2の実
施の形態の構成図である。
施の形態の構成図である。
【図3】本発明のテレビジョン信号処理回路の第3の実
施の形態の構成図である。
施の形態の構成図である。
【図4】本発明のテレビジョン信号処理回路の第5の実
施の形態の構成図である。
施の形態の構成図である。
【図5】従来のワイドアスペクトテレビジョン受像機の
構成図である。
構成図である。
【図6】字幕付きレターボックス画像の例を示す図であ
る。
る。
【図7】図3の動き検出回路303の具体例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】本発明のテレビジョン信号処理回路の第4の実
施の形態で使用する動き検出回路の構成ブロック図であ
る。
施の形態で使用する動き検出回路の構成ブロック図であ
る。
【図9】図7と図8で使用する非線型処理回路705と
801の特性図である。
801の特性図である。
【図10】図4の水平BPF402と水平BPF403
の一例の特性図である。
の一例の特性図である。
【図11】図4の減算器405から出力されるY信号の
特性図である。
特性図である。
502・・・Y/C分離回路、503・・・レターボッ
クス検出回路、504・・・字幕検出回路、505・・
・垂直同期回路、506・・・水平同期回路、507垂
直偏向回路、508・・・水平偏向回路、509・・・
ワイドアスペクト表示手段、101、202・・・制御
信号発生回路、102、103・・・スイッチ、201
・・・色なし検出回路、301・・・2次元Y/C分離
回路、302・・・3次元Y/C分離回路、303・・
・動き検出回路、304、305・・・ミキサー、40
1・・・垂直BPF(バンドパスフィルタ)、402、
403・・・水平BPF(バンドパスフィルタ)、40
4・・・スイッチ、701・・・1フレーム遅延器、7
02・・・減算器、703・・・水平LPF(ローパス
フィルタ)、704・・・絶対値変換回路、705、8
01・・・非線型処理回路。
クス検出回路、504・・・字幕検出回路、505・・
・垂直同期回路、506・・・水平同期回路、507垂
直偏向回路、508・・・水平偏向回路、509・・・
ワイドアスペクト表示手段、101、202・・・制御
信号発生回路、102、103・・・スイッチ、201
・・・色なし検出回路、301・・・2次元Y/C分離
回路、302・・・3次元Y/C分離回路、303・・
・動き検出回路、304、305・・・ミキサー、40
1・・・垂直BPF(バンドパスフィルタ)、402、
403・・・水平BPF(バンドパスフィルタ)、40
4・・・スイッチ、701・・・1フレーム遅延器、7
02・・・減算器、703・・・水平LPF(ローパス
フィルタ)、704・・・絶対値変換回路、705、8
01・・・非線型処理回路。
Claims (6)
- 【請求項1】 レターボックス表示形式画像のテレビジ
ョン信号を入力し、輝度信号と色信号に分離する輝度/
色信号分離手段と、 前記入力テレビジョン信号がレターボックス表示形式画
像であることか否かを検出するレターボックス画像検出
手段と、 前記入力テレビジョン信号の無画部部分に字幕が存在す
るか否かを検出する字幕検出手段とを備えたテレビジョ
ン信号処理回路において、 前記入力テレビジョン信号と前記輝度信号とを選択する
第1の選択手段と、 任意の固定値と前記色信号とを選択する第2の選択手段
と、 前記レターボックス画像検出手段の出力と前記字幕検出
手段の出力とから、前記入力テレビジョン信号の前記字
幕を含まない期間と前記入力テレビジョン信号の前記字
幕を含む期間を検出し、前記入力テレビジョン信号の前
記字幕が含まれる期間は、前記第1の選択手段は前記入
力テレビジョン信号を選択し、前記第2の選択手段は任
意の固定値を選択し、前記入力テレビジョン信号の前記
字幕を含まない期間は、前記第1の選択手段は前記輝度
信号を選択し、前記第2の選択手段は前記色信号を選択
するように制御する制御手段とを具備したことを特徴と
するテレビジョン信号処理回路。 - 【請求項2】 前記制御手段は、前記入力テレビジョン
信号の無画部分の字幕期間に、色信号成分の有無を検出
する色検出手段を具備し、前記レターボックス画像検出
手段がレターボックス表示形式画像であることを検出
し、かつ前記字幕検出手段が前記入力テレビジョン信号
の無画部分の字幕の存在を検出し、かつ前記色検出手段
が色信号成分が存在しないことを検出したとき、前記入
力テレビジョン信号の映像期間の終了位置から、字幕期
間の終了位置までの期間を示す制御信号を出力し、この
制御信号により、前記第1の選択手段は前記入力テレビ
ジョン信号を選択し、前記第2の選択手段は前記任意の
固定値を選択することを特徴とする請求項1に記載のテ
レビジョン信号処理回路。 - 【請求項3】 レターボックス表示形式画像で無画部部
分に字幕が重畳されたテレビジョン信号を入力し、輝度
信号と色信号を分離する第1及び第2の輝度/色信号分
離手段と、 前記入力テレビジョン信号がレターボックス形式画像で
あることを検出するレターボックス画像検出手段と、 前記入力テレビジョン信号の無画部部分に存在する字幕
を検出する字幕検出手段とを備えたテレビジョン信号処
理回路において、 前記第1の輝度/色信号分離手段出力と、前記第2の輝
度/色信号分離手段出力とを選択する選択手段と、 前記レターボックス画像検出手段の出力と前記字幕検出
手段の出力とから、前記入力テレビジョン信号の前記字
幕を含まない期間と前記入力テレビジョン信号の前記字
幕を含む期間を検出し、前記入力テレビジョン信号の前
記字幕が含まれる期間は、前記選択手段は前記第2の輝
度/色信号分離手段出力を選択し、前記入力テレビジョ
ン信号の前記字幕が含まれない期間は、前記第1の輝度
/色信号分離手段出力を選択するように制御する制御手
段とを具備したことを特徴とするテレビジョン信号処理
回路。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記レターボックス画
像検出手段がレターボックス表示形式画像であることを
検出し、かつ前記字幕検出手段が前記入力テレビジョン
信号の無画部分の字幕の存在を検出したとき、前記入力
テレビジョン信号の映像期間の終了位置から、字幕期間
の終了位置までの期間を示す制御信号を出力し、この制
御信号により、前記選択手段は前記第2の輝度/色信号
分離手段の出力を選択することを特徴とする請求項3に
記載のテレビジョン信号処理回路。 - 【請求項5】 前記第1の輝度/色信号分離手段は、前
記入力テレビジョン信号のフレーム間あるいはフィール
ド間の映像の動き量を検出する動き検出手段を備えた動
き適応3次元輝度/色信号分離手段であり、前記第2の
輝度/色信号分離手段は、前記動き3次元輝度/色信号
分離手段の一部を構成し、前記入力テレビジョン信号を
フレーム間あるいはフィールド間演算により輝度信号と
色信号を分離する3次元輝度/色信号分離手段であるこ
とを特徴とする請求項3に記載のテレビジョン信号処理
回路。 - 【請求項6】 入力テレビジョン信号がレターボックス
表示形式画像であるか否かを検出するレターボックス画
像検出手段と、 前記入力テレビジョン信号の無画部部分に字幕が存在す
るか否かを検出する字幕検出手段と、 前記レターボックス画像検出手段の出力と前記字幕検出
手段の出力とから前記入力テレビジョン信号の映像期間
を含む字幕が含まれていない期間と前記字幕が含まれる
期間とを検出する制御手段と、 前記入力テレビジョン信号から色信号の垂直周波数帯域
の近傍成分を抽出する垂直フィルタと、 前記垂直フィルタの出力を水平方向に帯域制限する第1
の帯域幅Aを有する第1の水平バンドパスフィルタと、 前記垂直フィルタの出力を水平方向に帯域制限する第2
の帯域幅B(A>B)を有するする第2の水平バンドパ
スフィルタと、 前記制御手段から前記字幕が含まれていない期間を示す
制御信号が供給されたとき、前記第1の水平バンドパス
フィルタの出力を選択し、前記制御手段から前記字幕が
含まれる期間を示す制御信号が供給されたとき、前記第
2の水平バンドパスフィルタの出力を選択する選択手段
と、 前記入力テレビジョン信号から前記選択手段の出力を減
算する減算手段とを具備したことを特徴とするテレビジ
ョン信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17974897A JPH1127690A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | テレビジョン信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17974897A JPH1127690A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | テレビジョン信号処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127690A true JPH1127690A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16071191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17974897A Pending JPH1127690A (ja) | 1997-07-04 | 1997-07-04 | テレビジョン信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127690A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7538821B2 (en) | 2004-12-28 | 2009-05-26 | Samsung Electronics Co., Ltd | Display apparatus to detect letter-box boundary and method of displaying image using the same |
-
1997
- 1997-07-04 JP JP17974897A patent/JPH1127690A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7538821B2 (en) | 2004-12-28 | 2009-05-26 | Samsung Electronics Co., Ltd | Display apparatus to detect letter-box boundary and method of displaying image using the same |
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