JPH09130645A - インターレース映像信号の動き検出回路 - Google Patents

インターレース映像信号の動き検出回路

Info

Publication number
JPH09130645A
JPH09130645A JP8185789A JP18578996A JPH09130645A JP H09130645 A JPH09130645 A JP H09130645A JP 8185789 A JP8185789 A JP 8185789A JP 18578996 A JP18578996 A JP 18578996A JP H09130645 A JPH09130645 A JP H09130645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion
detection circuit
motion detection
value
inter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8185789A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Omotani
好郎 重谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Publication of JPH09130645A publication Critical patent/JPH09130645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/012Conversion between an interlaced and a progressive signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/144Movement detection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターレース映像信号の動き検出を単純化
し、かつ改良する。 【解決手段】 入力映像信号を1フレーム分遅延させる
ためのフレームメモリ手段3a,3bと、入力映像信号
とフレームメモリ手段から供給された映像信号とに基づ
いてフレーム間差分信号を供給するためのフレーム間差
分生成手段8と、入力映像信号の1フィールドのうちの
少なくとも2本の隣接走査線に基づいてライン間差分信
号を供給するためのライン間差分生成手段9,10と、
映像信号で示された画像の様々な動き量を表わす複数の
動き値を記憶するためのルックアップテーブル手段11
とを設ける。ルックアップテーブル手段は、映像信号で
示された画像が有する動きに応じて前記記憶された複数
の動き値の中から1つの動き値を選択して出力するよう
に、ライン間差分生成手段及びフレーム間差分生成手段
の各々から供給された信号の組合せによってアドレス指
定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターレース映
像信号の動き検出のための回路及びその方法に関するも
のであって、特に最近の100/120Hz又は50/
60Hzの順次走査型テレビ受像機に適用可能なもので
ある。
【0002】動き検出は、最近のテレビ受像機の重要な
特徴をなすものであり、画質改善のための動き適応型信
号処理を制御する目的で主として使用されるが、例えば
高品位テレビジョン(HDTV)への応用のように、映
像信号の帯域圧縮が重要である場合に適用されることも
ある。
【0003】本発明は、画質改善のための動き検出に関
するものであって、以下に主として動き適応型順次走査
変換に関して説明するが、この分野の技術者にとって明
らかであるように、動き適応型の他の画質改善技術、例
えば動き適応型のノイズ低減や、動き適応型の大面積フ
リッカ低減などにも適用可能なものである。
【0004】
【従来の技術】公知の従来技術として、フレーム間差分
の絶対値に基づく動き検出システムがある。その最も単
純な形態においては、検出されたフレーム間差分が動き
情報とみなされる。すなわち、フレーム間差分が大きい
場合には画像の中に動く対象物があるものとみなされ、
フレーム間差分が小さい場合には静止画像であるとみな
される。
【0005】このようなフレーム間差分に基づく動き検
出は、単純なハードウェアで実現可能であるが、動きの
誤検出率が高いという欠点を有している。この問題を克
服するため、この分野で「勾配法」として知られている
方法が開発された。勾配法の理論的背景を図1に基づい
て以下に説明する。
【0006】図1(a)の横軸は1フレーム中のライン
(走査線)の番号を示し、そのうちの特定ラインの番号
をnとする。図1(a)の縦軸に示すように、フレーム
0の時点における番号nのラインの(例えばある画素
の)振幅すなわち輝度値をY0とする。もし動画である
ならば、番号nのライン上の該画素の輝度は次のフレー
ムすなわちフレーム1で変化するはずである。このこと
が図1(b)に示されている。図1(b)では、より大
きい番号のラインに向かうにつれ高い輝度値を示す三角
形の移動により、番号nのラインの輝度値がY1 まで減
少している。図1(b)から判るように、次の(番号n
+1の)ラインはY1 より大きい輝度値Y11を有してい
る。1本のラインの画素から次のラインの対応する画素
への輝度値の増加が一定であるものと仮定すれば、すな
わち図示の三角形の傾きが一定であるものと仮定すれ
ば、フレーム0の時点で輝度値Y0 を有する番号nのラ
イン上に位置していた画像領域における動き速度Sを決
定することができる。このことは、次の2つの等式、す
なわち、 Y0 =Y1 +S(Y11−Y1 ) (1) S=(Y0 −Y1 )/(Y11−Y1 )=ΔF/ΔL (2) から明らかである。ここに、Sは正規化速度である。等
式(2)は、等式(1)から導き出されるものであっ
て、ある画素のフレーム間差分ΔFをライン間差分(連
続2ライン間の輝度値の差)ΔLで除算することにより
該画素の動き速度の近似値が求められることを意味して
いる。
【0007】図2の構成は、上述の動き検出の原理を実
現するために用いられるものである。図2の回路を用い
れば、出力画像のライン数を倍増させるように現フィー
ルドに含まれていないラインを補間生成することによ
り、順次走査変換が達成される。不足ラインの補間は、
画像に含まれる動きに適応して実行される。すなわち、
動画の場合には現フィールドの隣接2ラインの平均に基
づいて補間ラインが生成される。また、静止画の場合に
は不足ラインが前フィールドから取られる。
【0008】図2中のスイッチ1は、動き検出ユニット
2から出力される動き検出信号、すなわち動き値Mによ
り制御される。動きが全く検出されない場合には、スイ
ッチ1が図中に「静止」と表示された端子に切り換えら
れ、現フィールドの前のフィールドの情報を記憶してい
るフィールドメモリ3aから補間ラインが読み出され
る。一方、動き検出ユニット2が動きを表わす信号を出
力した場合には、スイッチ1が図中に「動き」と表示さ
れた端子に切り換えられ、現フィールド内の隣接2ライ
ンが平均化され、その結果が補間ラインとされる。図2
に示すように、2ラインの平均化は、ラインメモリ4、
加算器5及び乗算ユニット6の各機能の組み合わせによ
り達成される。そして、補間ラインと、現フィールドの
ラインとは、動き適応型順次走査変換の映像出力を形成
するために、端子7で併合される。最も単純な形態で
は、スイッチ1は、動き検出ユニット2から送られた動
き値Mに応じて、上記2種類の補間形式の切換のみを行
なう。ただし、動き値Mに応じた比率での混合処理をス
イッチ1の部分で行なうこともあった。
【0009】動き検出ユニット2は、以下のようにして
動き値Mを生成する。まず、動き検出ユニット2は、第
1の入力として現フレームの映像情報を受け取り、かつ
第2の入力としてフィールドメモリ3bの映像情報、す
なわち前フレームの映像情報を受け取る。減算ユニット
8は、現フレームと前フレームとの間のフレーム間差
分、すなわち等式(2)のΔFを生成する。減算ユニッ
ト9とラインメモリ10とは、ライン間差分ΔLを生成
する。両差分ΔF及びΔLは、除算器11に送られる。
【0010】以上のとおり、図2の動き検出ユニット2
は、上記等式(2)をそのまま実行することにより、画
像中のある領域における動き速度を示す信号を出力する
ものである。図1と図2との関係を理解しやすくするた
め、同じ信号に関して同じ符号を使用した。すなわち、
減算ユニット8は、現フレームの画素の輝度値Y1 と、
前フレームの対応する画素の輝度値Y0 とを受け取る。
減算ユニット9は、その2個の入力端子に隣接2ライン
の輝度値Y11及びY1 を受け取る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す動き検出ユ
ニット2は、通常は正確な動き検出をもたらすが、その
回路は複雑なハードウェア構成、特に除算器11のゆえ
に、非常に高価であり、一般普及型の電気機器に使用す
ることができない。更に、特定の状況下では、図6に基
づいて詳細に後述するように、適切な動き情報を提供す
ることができない恐れがある。
【0012】本発明の目的は、単純化されかつ改良され
た動き検出のための回路及び方法を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1、
24及び26の発明により解決される。好ましい実施形
態は、請求項1、24及び26の各々の従属項に示され
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を、添
付の図面に基づいて以下に説明する。
【0015】図3は、本発明の特徴のうちの1つに係る
改良された動き検出ユニット2を備えた順次走査変換回
路を示す。図3では、図2と同じ回路部分が同じ符号で
示されている。
【0016】本発明に係る順次走査変換の好ましい実施
形態では、図3に示すように、計算値ΔF及びΔLに基
づいて動き情報を得るに際して、除算器を用いず、その
代わりにルックアップテーブル手段(LUT)11を使
用する。更に、減算ユニット8,9の出力をルックアッ
プテーブル手段11に送る前にそれぞれ処理するため
に、回路ユニット12,13,14及び12a,13
a,14aが設けられる。これら追加ユニットの機能に
ついては、後に詳述する。
【0017】ルックアップテーブル手段11は、好まし
くは、供給されるΔF及びΔLの組合せの各々に対して
特定の動き値、すなわち速度値Mを記憶しており、該動
き値又は速度値Mは動き補間と静止補間との切換を制御
するために使用される。このルックアップテーブル手段
11は、好ましくは確定したΔF値及びΔL値によりア
ドレス指定され、これらの値の組合せそれぞれに関して
特定の動き値が該ルックアップテーブル手段11から読
み出される。
【0018】図4は、ルックアップテーブルの構成方法
を示す。図4(a)に示すように、除算ΔF/ΔLの結
果が小さくなるようなΔFとΔLとの組合せは、動きが
ないことを示す値に関連付けられる。除算結果の値が大
きくなる組合せほど、より大きい動き値Mに関連付けら
れる。したがって、図4(b)に示すように、動き値1
/4に対応する組合せは「準静止部」を示すものとみな
され、動き値1/2に対応する組合せは「半動画部」を
示すものとみなされる等である。
【0019】動き検出ユニット2の追加ユニット12,
12aは、減算ユニット8,9の出力値のうちの最下位
の1ビット又は数ビット(LSB)を除去することによ
り、必要なハードウェア量を削減できるものである。ル
ックアップテーブル手段11に最終的に送られるビット
量を更に削減するため、好ましくはΔF及び/又はΔL
の大きな値をカットオフするためのリミッタ・ユニット
14,14aが採用される。
【0020】除算器の代わりにルックアップテーブル手
段を使用することは、ハードウェアの複雑性の低減とい
う利点のほかに、人間の視覚系に特有のいかなる非線形
特性をも当該手段の記憶値を用いてモデル化できるとい
う点で有利である。更に、上記記憶された値を適切に選
択することにより、ノイズに起因した小さなΔF値を有
するΔFとΔLとの組合せを、いずれも静止部を示すも
のとして処理することによって、ノイズの影響を低減す
ることができる。このことは図4(a)にも示されてお
り、そこでは小さいΔF値を有する組合せが、対応する
ΔL値の如何にかかわらず静止部を示すものとして処理
されている。
【0021】図3の動き検出ユニット2の中の絶対値ユ
ニット13,13aは、負の入力値と正の入力値とを絶
対値に変換する。したがって、2値表現によれば、少な
くとも1ビットだけ出力ビット数が削減される。多くの
応用において、結果に悪影響を与えることなく符号の省
略すなわち動き方向の検出の省略が可能である。
【0022】本発明の第2の特徴は、特定の状況におい
て動きの誤検出を防止するための改良に関するものであ
る。この特徴のねらいとする問題を図6に例示する。
【0023】図6は、ゆっくりと移動する高コントラス
トのエッジを有する対象物を含んだ画像に対して順次走
査変換を行なう際に発生する問題を示している。図6
(a)は、あるフレーム(フレーム0)の奇数フィール
ドFa0の生成時点から次のフレーム(フレーム1)の
偶数フィールドFb1の生成時点までの黒色エッジのゆ
っくりとした動きを示す。図6(b)は、フレーム0に
おける奇数フィールドFa0の時点の奇数ライン1、
3、5上の黒色領域を示すとともに、それに続く偶数フ
ィールドFb0の時点の偶数ライン2、4上の黒色領域
を示す。図6(c)は、フレーム1における図6(b)
と同じ状況を示しており、奇数フィールドFa1と偶数
フィールドFb1との黒色領域の伸びを示している。図
6(d)は、フィールドFa1(フレーム1・フィール
ドA)の時点の動き検出の結果を示す。すなわち、フィ
ールドFa0とフィールドFa1との間の奇数ライン上
の黒色領域の移動に伴って生じた動き領域Lがハッチン
グで示されている。ハッチングが施されていない領域
は、静止領域である。図6(e)は、フィールドFa1
(フレーム1・フィールドA)の時点の補間後の順次走
査フレームを示す。奇数ライン1、3、5は、フィール
ドFa1からそのまま取られる。一方、偶数ライン2、
4は、図6(d)に示す検出された動き値に応じた補間
の結果である。すなわち、「動きが全くない」画素につ
いては、画素値は単純に直前のフィールドFb0(フレ
ーム0・フィールドB)から取られる。他方、「動きが
ある」画素については、現フィールドFa1の中の隣接
する2本の奇数ライン(ライン1と3、及び、ライン3
と5)間の画素値の平均をとることにより、黒色画素と
白色画素との平均化の結果としてグレー値が得られる。
このことは、偶数ライン2、4上に付加されたグレー部
分(右側のハッチング部分)によって示されている。ラ
イン2上の付加グレー部分Xは、同ライン上の黒色領域
の端部と連続している。ただし、上記の補間は検出され
た動き領域のみに対して行なわれるので、ライン4に示
されるように、補間された付加グレー領域が黒色領域の
端部と連続しないことがある。つまり、ライン4の黒色
領域とグレー領域との間に、Yで示される白色のギャッ
プが出現する。このような画像内のギャップが目に入
り、非常に目立つ障害となる。
【0024】一般に、図6に示す問題は、動領域と静止
領域との両方が検出される高コントラストの緩動エッジ
に起因して発生する。この問題を克服するため、本発明
の教示によれば、動き検出ユニット2においてフレーム
間差分ΔFの生成回路内に垂直ローパスフィルタ手段が
導入される。
【0025】図5は、本発明の第2の特徴を採用した実
施形態を示す。図5に係る回路構成は、いくつかの点で
図3と同じである。ただし、垂直ローパスフィルタ手段
に関する本発明の特徴は、本発明の第1の特徴、すなわ
ちハードウェア除算器の代わりにルックアップテーブル
手段を設けるという特徴から独立している。つまり、垂
直ローパスフィルタ手段に関する本発明の第2の特徴
は、いかなるルックアップテーブル手段からも独立して
適用可能であり、いかなる動き検出ユニットに使用され
てもよく、例えばルックアップテーブル手段を有しない
動き検出ユニットに使用されてもよい。
【0026】図5の動き検出ユニット2は、2個の3タ
ップ垂直ローパスフィルタ(LPF)15,15aを備
えている。一方の3タップ垂直ローパスフィルタ15
は、第1の入力として現在の映像信号を、第2の入力と
してラインメモリ16の出力を、第3の入力としてライ
ンメモリ17の出力をそれぞれ受け取り、したがって現
映像に係る連続3ラインの映像信号を入力する。ライン
メモリ17の出力は、合計約1フレーム分の遅延を生じ
させるフィールドメモリ18,18aにも供給される。
他方の3タップ垂直ローパスフィルタ15aは、第1の
入力としてフィールドメモリ18aの出力を、第2の入
力としてラインメモリ19の出力を、第3の入力として
ラインメモリ20の出力をそれぞれ受け取り、したがっ
て現フレームの1つ前のフレームの連続3ラインの映像
信号を入力する。両ローパスフィルタ15,15aの出
力値は、図3の場合と同様のフレーム間差分ΔFを供給
するための減算ユニット21により両者間で引き算され
る。各々現ラインだけでなくその隣接2ラインをも入力
とした垂直ローパスフィルタ15,15aを使用するこ
とにより、ΔFの生成のためにより広い領域での平均値
が考慮されるようになる。1ラインのみではなく3ライ
ンの平均値が考慮されるので、特に、ほぼ水平ではある
が幾分傾斜している対象物の場合に動領域と静止領域と
の同時検出を回避することができる。
【0027】当然ながら、垂直ローパスフィルタ15,
15aは、連続2ラインのみの情報、連続4ライン以
上、例えば連続5ラインの情報を入力するようにしても
よい。しかしながら、上記3タップ垂直ローパスフィル
タを用いた実施形態は、良好な結果をもたらすととも
に、ハードウェアの複雑性と正確な動き検出との間の優
れた妥協点を形成している。
【0028】上述の垂直ローパスフィルタ手段を使用す
ることにより、図6に説明した問題がほぼ取り除かれ
る。また、該垂直ローパスフィルタ手段は、ノイズに起
因した誤検出の低減にも役立つ。
【0029】好ましくは、フィールドメモリ18,18
aは、図5に示すように、各々1フィールドから1ライ
ンを差し引いた記憶容量(1F−1L)を有するメモリ
である。フィールドメモリ18,18aのそのような容
量により、ラインメモリ16,17,19,20を設け
る場合に、ラインメモリ19の出力をラインメモリ16
の出力に対して正確に1フレーム分だけ遅延させること
ができる。したがって、ラインメモリ16の出力が現ラ
インに対応するものと仮定すれば、垂直ローパスフィル
タ15により、ラインメモリ17から出力される前ライ
ンと、現ラインに対する次ラインとが考慮される。この
ように、ラインメモリ16の出力を現ラインとし、かつ
ラインメモリ19の出力を1フレーム前の対応ラインと
して、それらの各々の前ラインと次ラインとが考慮され
る。
【0030】次に、図5に基づいて本発明の第3の特徴
を説明する。この第3の特徴に関しても、上記ローパス
フィルタ手段やルックアップテーブル手段を備えた動き
検出ユニットだけでなく、他のいかなる動き検出ユニッ
トに対してもその思想を適用することができる。
【0031】図5の動き検出ユニット2では、2個の減
算ユニット22,23を設けることにより、2個のΔL
値が生成される。一方のΔL値は現ラインと前ラインと
に基づいて減算ユニット22により生成され、他方のΔ
L値は現ラインと次ラインとに基づいて減算ユニット2
3により生成される。最大値セレクタ(MAX)24で
は、ΔLの大きい方の値が選択され、好ましくは該選択
値がルックアップテーブル手段11に送られる。このよ
うに、ΔLの生成についても3ライン以上が考慮され、
最大値セレクタ24の使用によりルックアップテーブル
手段11をアドレス指定するために最大のΔL値が選択
される結果、2個の可能な動き値のうちの小さい方の値
が常に選択される。したがって、動領域よりも静止領域
の方が重視されることとなり、図6に示す問題がほぼ取
り除かれる。
【0032】更に、図5の動き検出ユニット2に示すよ
うに、減算ユニット21,22,23の各々の出力は、
図3の場合と同様に、最下位ビット除去ユニット12,
12a,12b、絶対値ユニット13,13a,13
b、及びリミッタ・ユニット14,14a,14bに送
られるようになっている。
【0033】図5の動き検出ユニット2は、これらのユ
ニットに加えて、各信号経路上にそれぞれ水平ローパス
フィルタ(LPF)25,25a,25bをも備えてい
る。これらの水平ローパスフィルタは、信号からノイズ
を除去するために使用される。本発明によれば動きの検
出が主に垂直方向で行なわれるので、水平ローパスフィ
ルタが垂直方向の動き検出に悪影響を及ぼすことはな
い。
【0034】図7は、動きの誤検出を防ぐための本発明
の第4の特徴を例示している。この例は、図5の構成に
図7のユニット30を付加したものである。ユニット3
0は、図5中のルックアップテーブル手段11と補間形
式の切換用のスイッチ1との間に接続されたスイッチ2
9を備えている。このスイッチ29は、特定の条件下に
おいて、ルックアップテーブル手段11から現画像中の
動きを示す値が出力されるか否かにかかわらず、該動き
値を静止画像に対応する値に切り換えるものである。ス
イッチ29の切換動作は、ユニット30の他の回路部分
により生成された信号に応じて行なわれる。
【0035】ユニット30の動作について、図8〜図1
0に基づいて詳細に説明する。まず、図8には、前記
「緩動エッジ制御」と本発明の第4の特徴とを組み合わ
せた処理が示されている。図8のユニット30は、フレ
ーム間差分信号MDを入力とし、処理された動き検出信
号MD_VFを更に操作して出力信号MD_ECを生成
するものである。
【0036】図8のユニット30は、比較器43′と、
ラインメモリ42a′,42b′と、小・大・小のパタ
ーン検出器40′と、水平・垂直拡張部41′とを備え
ている。比較器43′は、フレーム間差分信号MDを入
力し、この信号を所定のしきい値と比較する。比較器4
3′の出力は、ラインメモリ42a′と、パターン検出
器40′とに送られる。パターン検出器40′は、ライ
ンメモリ42a′からの出力と、ラインメモリ42b′
からの出力とを更に入力し、該入力3信号を分析して緩
動エッジを検出した後、水平・垂直拡張部41′に信号
ECを出力する。水平・垂直拡張部41′は、スイッチ
29′を制御するための信号EC_ENを生成し、それ
により動き検出信号MD_VFと、「動きなし(静
止)」を示す動き値との間の切換を制御する。
【0037】図9及び図10には、図8の回路の動作が
示されている。図9及び図10では、既に利用した例
(図6参照)に基づいて垂直フィルタリングの影響が説
明されている。図10(a)の左側には垂直フィルタを
用いない場合の動き検出信号MDが、右側には垂直フィ
ルタを用いた場合の動き検出信号MD_VFがそれぞれ
示されている。大きな動き値は、緩動領域(図6(e)
中のYに対応する下部左側領域)で抑制され、より速い
動きの領域(図6(e)中のXに対応する上部右側領
域)で低減される。なお、図10では動き値の大きさが
L、M、Sで識別されている。
【0038】図8のユニット30、すなわち緩動エッジ
制御回路は、まず予め定められたしきい値に基づいて全
ての動き値を「静止」及び「動き」に量子化したのち、
同じ垂直画素位置の連続3ラインの動き情報を比較す
る。真中の位置が「動き」であり、かつその上下位置が
「静止」である場合には、かつその場合にのみ、制御信
号ECが活性化される。次のステップでは、この制御信
号ECが垂直方向及び水平方向に、例えば1ライン分及
び1画素分だけ拡張される。この拡張された制御信号E
C_ENにより、スイッチ29′が制御される。拡張制
御信号EC_ENが活性化されない場合には、動き検出
信号MD_VFがスイッチ29′を通過して出力信号M
D_ECとなる。他方、拡張制御信号EC_ENが活性
化された場合には、動き検出の出力信号MD_ECが
「静止」に補正される。図10(b)の左側は制御信号
EC及びEC_ENの生成を、右側は動き検出に対する
その影響をそれぞれ示している。これらの図から判るよ
うに、緩動領域(下部左側領域)に関する動き値が緩動
エッジ制御により「静止」状態に補正される。ただし、
図8の回路は、大きな動きの領域(上部右側領域)には
影響を及ぼさない。
【0039】容易に判るように、図8のパターン検出器
40′は図7のパターン検出器40に、水平・垂直拡張
部41′は垂直方向最大値及び水平方向最大値ユニット
41に、ラインメモリ42a′,42b′はラインメモ
リ42a,42bに、比較器43′は比較器43に、減
算ユニット45′は減算ユニット45に、スイッチ2
9′はスイッチ29にそれぞれ相当する。また、図8の
フレームメモリ44′は図5のラインメモリ16,17
及びフィールドメモリ18,18aに、垂直ローパスフ
ィルタ46a′,46b′は垂直ローパスフィルタ手段
15,15aに、減算ユニット21′は減算ユニット2
1にそれぞれ相当する。なお、図7のユニット30は、
減算ユニット45と比較器43との間に、水平ローパス
フィルタ25cと、最下位ビット除去ユニット12c
と、絶対値ユニット13cと、リミッタ・ユニット14
cとを更に備えている。
【0040】図8の回路は、図5の回路に含まれている
ようなライン間差分手段やルックアップテーブル手段を
有していない。その理由の1つは、これらの手段がない
ことによって、図8の緩動エッジ制御回路の根底にある
原理を理解しやすくなるからである。他の理由は、図8
で説明された回路が独立発明を構成することを考慮して
おり、該手段がなくとも有利な点があるからである。例
えば、図8で説明したユニット30は、図2で説明した
回路、すなわちルックアップテーブル手段、最大値セレ
クタ、垂直ローパスフィルタなどを含まない回路と組み
合わされてもよい。しかしながら、図5の実施形態とと
もに図8のユニット30を採用する場合に最良の結果が
もたらされる。なお、本実施形態においても、図6で説
明した問題をほぼ取り除くことができる。
【0041】最後に、図11に基づいて本発明の第5の
特徴を説明する。図11に係る実施形態の構成は、図7
のユニット30にブロック32を追加してなるものであ
る。すなわち、図11中の最大値セレクタ(MAX)3
5は、図7中のスイッチ29と図5中の補間形式の切換
用のスイッチ1との間に接続されるものである。
【0042】上記各実施形態のようにフレーム間差分に
基づいて動きが検出される場合、この動き検出の結果は
対象物の移動速度に大きく左右される。例えば25Hz
という現状の標本化周波数によれば、高い信頼度で検出
される速度もあれば、ほぼ全く検出が不可能な速度もあ
る。これにより、各動き検出ユニットに動きの誤検出が
発生する恐れがある。例えば、スポーク付きの車輪が特
定の速度で回転している場合に、特定の画像標本化周波
数が原因で、車輪のスポークが静止しているように見え
たり、逆回転しているように見えたりすることがある。
この結果、動画像を静止画像と誤判断することになり、
互いにオフセットを有する2つの独立画像を表示してし
まうこともある。
【0043】本発明によれば、検出された動きを複数の
後続フィールドにまで、動き値を次第に減少させながら
伝えることにより、上記の問題を克服することができ
る。この技術は図11の実施形態に示されており、動き
値Mがフィールドメモリ33を介してフィードバックさ
れ、該フィールドメモリ33の出力が減算ユニット34
に送られる。減算ユニット34では、前フィールドの動
き値がパラメータKだけ低減される。つまり、ある領域
に関して検出された動き値が1フィールド毎に該選択さ
れたパラメータKだけ次々と引き算される。
【0044】最大値セレクタ35と減算ユニット34と
の機能の組み合わせによって、検出された動き値Mが複
数の後続フィールドに順次伝えられる。この動き値の伝
播は、より大きな動き値がルックアップテーブル手段1
1からスイッチ29を介して与えられた場合にのみ中断
される。減算ユニット34と最大値セレクタ35との間
に接続された追加ユニット36は、更なる空間的な動き
伝播をもたらす。すなわち、追加ユニット36により、
2本以上のラインのうちの最大の動き値が上記最大値セ
レクタ35に送られる。この追加ユニット36の機能
は、例えば2個のラインメモリ37,38と、連続3ラ
インの画素から最大の動き値を選別して該選別した動き
値を最大値セレクタ35へ送るための他の最大値セレク
タ39とにより実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】勾配法による動き検出の説明図である。
【図2】動き検出に基づく順次走査変換回路の従来構成
を示す図である。
【図3】本発明に係る動き検出ユニットを有する順次走
査変換回路の好ましい実施形態を示す図である。
【図4】本発明の好ましい実施形態に係るルックアップ
テーブル手段の機能説明図である。
【図5】本発明に係る動き検出ユニットを有する順次走
査変換回路の他の実施形態を示す図である。
【図6】勾配法に基づく動き検出により発生する問題の
説明図である。
【図7】本発明に係る動き検出ユニットの他の例を示す
図である。
【図8】本発明に係る緩動エッジ制御回路を示す図であ
る。
【図9】図8の回路の入力例を示す図である。
【図10】図8の回路により実現される緩動エッジ制御
を示す図である。
【図11】本発明に係る動き検出ユニットの更に他の例
を示す図である。
【符号の説明】
1 スイッチ(スイッチ手段) 2 動き検出ユニット(動き検出回路) 3a,3b フィールドメモリ(フレームメモリ手段,
静止画補間手段) 4,5,6 ラインメモリ,加算器及び乗算ユニット
(動画補間手段) 8 減算ユニット(フレーム間差分生成手段) 9 減算ユニット(ライン間差分生成手段) 10 ラインメモリ(ライン間差分生成手段) 11 ルックアップテーブル手段,除算器 12,12a,12b,12c 最下位ビット除去ユニ
ット 13,13a,13b,13c 絶対値ユニット(絶対
値生成手段) 14,14a,14b,14c リミッタ・ユニット
(リミッタ手段) 15,15a 3タップ垂直LPF(垂直ローパスフィ
ルタ手段) 16,17,19,20 ラインメモリ 18,18a フィールドメモリ 21 減算ユニット(フレーム間差分生成手段) 22,23 減算ユニット(ライン間差分生成手段) 24 最大値セレクタ 25,25a,25b,25c 水平LPF(水平ロー
パスフィルタ手段) 30 緩動エッジ制御回路 32 動き値伝播手段 33 フィールドメモリ(フィールドメモリ手段) 34 減算ユニット(動き値減算手段) 35 最大値セレクタ 36 最大値選択手段

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号で示された画像の動きを検出す
    るための動き検出回路であって、 入力映像信号を1フレーム分遅延させるためのフレーム
    メモリ手段(3a,3b)と、 入力映像信号と前記フレームメモリ手段(3a,3b)
    から供給された映像信号とに基づいてフレーム間差分信
    号を供給するためのフレーム間差分生成手段(8)と、 入力映像信号の1フィールドのうちの少なくとも2本の
    隣接走査線に基づいてライン間差分信号を供給するため
    のライン間差分生成手段(9,10)と、 映像信号で示された画像の様々な動き量を表わす複数の
    動き値を記憶するためのルックアップテーブル手段(1
    1)とを備え、 前記ルックアップテーブル手段(11)は、前記映像信
    号で示された画像が有する動きに応じて前記記憶された
    複数の動き値の中から1つの動き値を選択して出力する
    ように、前記ライン間差分生成手段及び前記フレーム間
    差分生成手段の各々から供給された信号の組合せによっ
    てアドレス指定されることを特徴とする動き検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動き検出回路において、 前記ルックアップテーブル手段から出力された動き値の
    各々は前記画像中の画素毎の動きを表わすことを特徴と
    する動き検出回路。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の動き検出回路に
    おいて、 前記フレーム間差分生成手段は減算ユニット(8)を備
    えたことを特徴とする動き検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記
    載の動き検出回路において、 前記ライン間差分生成手段は、ラインメモリ(10)
    と、減算ユニット(9)とを備えたことを特徴とする動
    き検出回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記
    載の動き検出回路において、 前記動き検出回路は8ビットの映像入力を処理するため
    のデジタル回路であることを特徴とする動き検出回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の動き検出回路において、 前記フレーム間差分生成手段から供給された1ワードの
    中から少なくとも最下位の1ビットを除去するための、
    前記フレーム間差分生成手段の出力と前記ルックアップ
    テーブル手段(11)との間に接続された最下位ビット
    除去ユニット(12)を更に備えたことを特徴とする動
    き検出回路。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の動き検出回路に
    おいて、 前記ライン間差分生成手段から供給された1ワードの中
    から少なくとも最下位の1ビットを除去するための、前
    記ライン間差分生成手段の出力と前記ルックアップテー
    ブル手段(11)との間に接続された最下位ビット除去
    ユニット(12a,12b)を更に備えたことを特徴と
    する動き検出回路。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7のうちのいずれか1項に記
    載の動き検出回路において、 前記フレーム間差分生成手段と前記ルックアップテーブ
    ル手段(11)との間に接続された、入力ワードを絶対
    値に変換するための絶対値生成手段(13)を更に備え
    たことを特徴とする動き検出回路。
  9. 【請求項9】 請求項5〜8のうちのいずれか1項に記
    載の動き検出回路において、 前記ライン間差分生成手段と前記ルックアップテーブル
    手段(11)との間に接続された、入力ワードを絶対値
    に変換するための絶対値生成手段(13a,13b)を
    更に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  10. 【請求項10】 請求項5〜9のうちのいずれか1項に
    記載の動き検出回路において、 入力ワードの値をある最大値に制限するための、前記フ
    レーム間差分生成手段と前記ルックアップテーブル手段
    (11)との間に接続されたリミッタ手段(14)を更
    に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  11. 【請求項11】 請求項5〜10のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 入力ワードの値をある最大値に制限するための、前記ラ
    イン間差分生成手段と前記ルックアップテーブル手段
    (11)との間に接続されたリミッタ手段(14a,1
    4b)を更に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 前記フレーム間差分生成手段と前記ルックアップテーブ
    ル手段との間に接続された水平ローパスフィルタ手段
    (25)を更に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 前記ライン間差分生成手段と前記ルックアップテーブル
    手段との間に接続された水平ローパスフィルタ手段(2
    5a,25b)を更に備えたことを特徴とする動き検出
    回路。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 前記ルックアップテーブル手段(11)は、フレーム間
    差分が小さいことを表わす前記フレーム間差分生成手段
    の信号によりアドレス指定された場合には、動きがない
    ことを表わす動き値を出力することを特徴とする動き検
    出回路。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 前記フレーム間差分生成手段への供給信号又は前記フレ
    ーム間差分生成手段の出力信号を処理するための垂直ロ
    ーパスフィルタ手段(15,15a)を更に備えたこと
    を特徴とする動き検出回路。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の動き検出回路におい
    て、 前記垂直ローパスフィルタ手段は2個の3タップ垂直ロ
    ーパスフィルタ(15,15a)を有し、その一方が前
    記フレーム間差分生成手段に供給される入力映像信号を
    処理し、他方が前記フレームメモリ手段の出力を処理す
    ることを特徴とする動き検出回路。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の動き検出回路におい
    て、 前記3タップ垂直ローパスフィルタの各々は、1フィー
    ルド中の隣接する3本の走査線の映像信号を受け取るこ
    とを特徴とする動き検出回路。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 各々1フィールド中の隣接する2本の走査線間の差分を
    生成するように、前記ライン間差分生成手段に加えて少
    なくとも1つの他のライン間差分生成手段(23)を更
    に備え、 前記少なくとも2個のライン間差分生成手段から供給さ
    れたライン間差分値のうちの最大のライン間差分値を選
    択し、前記ルックアップテーブル手段をアドレス指定す
    るように該選択した最大のライン間差分値を供給するた
    めの最大値セレクタ(24)を更に備えたことを特徴と
    する動き検出回路。
  19. 【請求項19】 請求項1〜18のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 前記ルックアップテーブル手段から供給された動き値を
    前記映像信号の複数の後続フィールドに伝えるための動
    き値伝播手段(32)を更に備えたことを特徴とする動
    き検出回路。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の動き検出回路におい
    て、 前記動き値伝播手段(32)は、 前記ルックアップテーブル手段の出力を受け取るフィー
    ルドメモリ手段(33)と、 該フィールドメモリ手段から受け取った動き値をある量
    だけ低減するための動き値減算手段(34)とを備えた
    ことを特徴とする動き検出回路。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の動き検出回路におい
    て、 前記ルックアップテーブル手段から受け取った値と前記
    動き値減算手段(34)から受け取った値との中から最
    大値を選択して通過させるための最大値セレクタ(3
    5)を更に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  22. 【請求項22】 請求項20又は21に記載の動き検出
    回路において、 前記動き値減算手段(34)から出力された少なくとも
    2本の隣接走査線に関する最大の動き値を選択するため
    の最大値選択手段(36)を更に備えたことを特徴とす
    る動き検出回路。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路において、 ゆっくりと移動するエッジを検出した場合には前記ルッ
    クアップテーブル手段から供給された動き値を、動きが
    ないことを表わす値に置換するための、前記フレーム間
    差分生成手段(8)に接続された緩動エッジ制御回路
    (30)を更に備えたことを特徴とする動き検出回路。
  24. 【請求項24】 動画補間手段(4,5,6)及び静止
    画補間手段(3a)と、 前記動画補間手段の出力と前記静止画補間手段の出力と
    を切り換えるためのスイッチ手段(1)と、 請求項1〜23のうちのいずれか1項に記載の動き検出
    回路とを備えた順次走査変換回路であって、 前記スイッチ手段(1)は、前記動き検出回路の出力に
    応じて前記動画補間手段の出力と前記静止画補間手段の
    出力とを切り換えることを特徴とする動き適応型順次走
    査変換回路。
  25. 【請求項25】 請求項24記載の順次走査変換回路に
    おいて、 前記動画補間手段は、連続する2本の走査線の輝度値を
    平均化するためのライン間平均化回路を備えたことを特
    徴とする動き適応型順次走査変換回路。
  26. 【請求項26】 請求項1〜23のうちのいずれか1項
    に記載の動き検出回路を備えたことを特徴とするテレビ
    受像機。
  27. 【請求項27】 請求項24又は25に記載の動き適応
    型順次走査変換回路を備えたことを特徴とするテレビ受
    像機。
JP8185789A 1995-11-02 1996-07-16 インターレース映像信号の動き検出回路 Pending JPH09130645A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP95117288.1 1995-11-02
EP19950117288 EP0772351B1 (en) 1995-11-02 1995-11-02 Motion detection for interlaced video signals

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09130645A true JPH09130645A (ja) 1997-05-16

Family

ID=8219771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8185789A Pending JPH09130645A (ja) 1995-11-02 1996-07-16 インターレース映像信号の動き検出回路

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0772351B1 (ja)
JP (1) JPH09130645A (ja)
DE (1) DE69519097T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125201A (ja) * 2000-05-26 2002-04-26 Sarnoff Corp インターレース−プログレッシブスキャン変換用動き適応メディアンフィルタ
JP2007000396A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Samii Kk スロットマシン
JP2010093578A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Canon Inc 映像処理装置およびその方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000500318A (ja) * 1996-09-11 2000-01-11 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 適応画像遅延装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8328362D0 (en) * 1983-10-24 1983-11-23 Indep Broadcasting Authority Movement detector
JP2634632B2 (ja) * 1988-06-15 1997-07-30 株式会社日立製作所 動き検出回路
EP0474272B1 (en) * 1990-08-28 1996-01-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method and apparatus for reducing motion estimator hardware and data transmission capacity requirements in video systems
JP3271143B2 (ja) * 1990-10-22 2002-04-02 ソニー株式会社 映像信号処理回路
EP0578290B1 (en) * 1992-05-06 1998-08-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Motion estimation

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125201A (ja) * 2000-05-26 2002-04-26 Sarnoff Corp インターレース−プログレッシブスキャン変換用動き適応メディアンフィルタ
JP2007000396A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Samii Kk スロットマシン
JP2010093578A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Canon Inc 映像処理装置およびその方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69519097D1 (de) 2000-11-16
EP0772351B1 (en) 2000-10-11
EP0772351A1 (en) 1997-05-07
DE69519097T2 (de) 2001-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5631706A (en) Converter and method for converting video signals of interlace format to video signals of progressive format
US20050249282A1 (en) Film-mode detection in video sequences
US9185431B2 (en) Motion detection device and method, video signal processing device and method and video display device
US5892551A (en) Circuit and method for reducing flicker
JP2634632B2 (ja) 動き検出回路
US20050259950A1 (en) Film mode correction in still areas
JP2001285810A (ja) 動きベクトルを算出するための方法および装置
US5146329A (en) Apparatus and method for reducing line flicker in a television picture
US6295091B1 (en) Method and apparatus for de-interlacing video fields for superior edge preservation
JP2001204045A (ja) 動き検出装置
EP1592247A1 (en) Block mode adaptive motion compensation
JPH0750927B2 (ja) 画像信号変換装置
JPH09130645A (ja) インターレース映像信号の動き検出回路
JP3062286B2 (ja) 動き検出回路および動き適応型走査線補間回路
JPH0832025B2 (ja) 動き摘応型信号処理回路
JP2580891B2 (ja) 走査線補間回路
JP2955984B2 (ja) 補間装置
JP2938090B2 (ja) 動き適応処理装置
JP3064295B2 (ja) 動き適応型信号処理回路及びテレビジョン受像機
JP3350322B2 (ja) 映像信号処理装置
JPH082101B2 (ja) 動き適応走査線補間回路
JP2944386B2 (ja) 動き検出回路及びテレビジョン受信機
JP2714251B2 (ja) フィールド変換装置
JP4206827B2 (ja) 映像信号処理装置
JP2000078535A (ja) 順次走査変換装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412