JPH11276593A - 造影用カテーテル - Google Patents

造影用カテーテル

Info

Publication number
JPH11276593A
JPH11276593A JP10104127A JP10412798A JPH11276593A JP H11276593 A JPH11276593 A JP H11276593A JP 10104127 A JP10104127 A JP 10104127A JP 10412798 A JP10412798 A JP 10412798A JP H11276593 A JPH11276593 A JP H11276593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
side hole
curved
distal end
hole forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10104127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3643235B2 (ja
Inventor
Yasushi Kinoshita
康 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP10412798A priority Critical patent/JP3643235B2/ja
Publication of JPH11276593A publication Critical patent/JPH11276593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3643235B2 publication Critical patent/JP3643235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 湾曲変形部の外側となる心臓部位の造影が十
分に行え、かつ、心臓内に挿入された湾曲変形部が心臓
内壁に当接したときのキンクの危険性が極めて少ない造
影用カテーテルを提供する。 【解決手段】 造影用カテーテル1は、ルーメン8とル
ーメン8と連通する先端開口3を有するカテーテルチュ
ーブ10を備える。カテーテルチューブ10は、カテー
テルチューブ10の先端部に形成された湾曲変形部2
と、湾曲変形部2の外側面部に設けられ、ルーメン8と
連通する多数の微細な側孔4が形成された側孔形成部5
を有している。そして、側孔4の面積は側孔形成部5の
軸方向垂直切断面積の1/10以下となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、心臓また
はその周辺組織の血管造影、肝臓、膵臓、胆管などの生
体器官の造影に用いられる生体内造影用カテーテルに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、冠動脈造影用カテーテルとして
は、ジャドキンス(Judkins)型、アンプラッツ
(Anplatz)型等のカテーテルが用いられ、左心
室造影用のカテーテルとしては、ピッグテール型カテー
テルが用いられている。例えば、ピッグテール型カテー
テルは、大腿動脈よりセルジンガー法あるいはシース法
により血管内に導入される。カテーテル内にはガイドワ
イヤが挿入され、このガイドワイヤとともにカテーテル
を進退、回転などの操作を行うことにより、血管の分岐
を選択し、上行動脈に到達させた後、カテーテルの先端
部のループ状に湾曲した湾曲変形部を左心室に挿入す
る。そして、この状態で、カテーテルの基端側から造影
剤を供給し、造影剤をカテーテルの先端部から左心室内
に噴出して、左心室を造影する。
【0003】このような湾曲変形部を有する造影用カテ
ーテルでは、湾曲変形部分には側孔が設けられていない
ため、湾曲変形部の外側となる心臓部位の造影が十分に
行えない。また、単に側孔を設けると、心臓内に挿入さ
れた湾曲変形部が心臓内壁に当接したときにキンクし、
良好な造影剤の吐出を行えないという問題点を知見し
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、湾曲
変形部の外側となる心臓部位の造影が十分に行え、か
つ、心臓内に挿入された湾曲変形部が心臓内壁に当接し
たときのキンクの危険性が極めて少ない造影用カテーテ
ルを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、ルーメンと該ルーメンと連通する先端開口を有する
カテーテルチューブを備え、該カテーテルチューブは、
カテーテルチューブの先端部に形成された湾曲変形部
と、該湾曲変形部の外側面部に設けられ、前記ルーメン
と連通する多数の微細な側孔が形成された側孔形成部を
有し、かつ該側孔の面積は前記側孔形成部の軸方向垂直
切断面積の1/10以下となっている造影用カテーテル
である。
【0006】そして、前記側孔形成部の側孔は、面積が
0.017〜0.13mm2であることが好ましい。さ
らに、前記カテーテルは、前記湾曲変形部より後端側に
設けられ、多数の側孔を有する第二の側孔形成部を備え
ていることが好ましい。さらに、前記カテーテルの先端
開口は、カテーテルの本体部の軸方向に対して所定角度
斜めかつ先端方向を向いていることが好ましい。そし
て、前記第二の側孔形成部の側孔は、面積が0.008
mm2〜0.3mm2であることが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生体内造影用カテ
ーテルを添付図面に示す実施例に基づいて説明する。図
1は、本発明の生体内造影用カテーテルの実施例の部分
省略正面図である。図2は、図1に示したカテーテルの
先端部分の拡大正面図である。図3は、図1に示したカ
テーテルの先端部分の拡大断面図である。
【0008】本発明の造影用カテーテル1は、ルーメン
8とルーメン8と連通する先端開口3を有するカテーテ
ルチューブ10を備える。カテーテルチューブ10は、
カテーテルチューブ10の先端部に形成された湾曲変形
部2と、湾曲変形部2の外側面部に設けられ、ルーメン
8と連通する多数の微細な側孔4が形成された側孔形成
部5を有し、かつ側孔4の面積は側孔形成部5の軸方向
垂直切断面積の1/10以下となっていている。
【0009】このカテーテルでは、湾曲変形部2の外側
面部に設けられ、ルーメン8と連通する多数の微細な側
孔4が形成された側孔形成部5を有している。このた
め、湾曲変形部の外側となる心臓部位にも造影剤を吐出
できるので、湾曲変形部の外側部分の造影を確実に行う
ことができ、さらに、設けられている側孔は微細な側孔
であるため、湾曲変形部が心臓内壁に当接してもキンク
することがなく、キンクに起因する造影剤の吐出不良が
ない。
【0010】本発明の造影用カテーテル1は、心臓血
管、肝臓、膵臓、胆管などの生体器官の造影に用いられ
る。この実施例の造影用カテーテル1は、心臓血管造影
用カテーテルであり、先端部にピッグテール型の湾曲変
形部2(ピッグテール部)を備えている。カテーテル1
は、全体として可撓性を有し、湾曲変形部2(ピッグテ
ール部)は外力を付与しない状態でその状態を保持す
る。
【0011】具体的には、カテーテル1は、カテーテル
チューブ10とカテーテルチューブ10の基端に固定さ
れたハブ7を備える。カテーテルチューブ10は、先端
側より、湾曲変形部2、湾曲変形部2に設けられた側孔
形成部5、ストレート部分に設けられた第二の側孔形成
部15、本体部6を備える。
【0012】このカテーテル1の構成材料としては、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸
ビニル共重合体などのポリオレフィンもしくはそれらの
ポリオレフィン系エラストマー、ポリアミド系樹脂(例
えばナイロン11、ナイロン12、ナイロン6)、ポリ
エステル系ポリアミド系樹脂(例えば、DIC社製の商
品名:グリラックス)、ポリエーテル系ポリアミド樹脂
(例えば、アトケム社製の商品名:ペバックス)、ポリ
ウレタン、ABS樹脂、フッ素系樹脂(PFA、PTF
E、ETFE等)もしくは軟質フッ素樹脂、ポリイミ
ド、形状記憶樹脂、またはこれらを含むポリマープレン
ド、ポリマーアロイ(例えば、ポリアミドエラストマー
とポリウレタンのポリマーアロイ)等のような各種合成
樹脂が用いられる。なお、カテーテル1の生体への挿入
は、X線透視下でその位置を確認しつつ行うため、カテ
ーテル1を構成する材料中には、例えば硫酸バリウム、
酸化ビスマス、タングステンのようなX線不透過材料が
配合されていてもよい。
【0013】また、湾曲変形部2は、本体部6および第
二の側孔形成部15に比べて柔軟であることが好まし
い。この場合には、湾曲変形部の形成材料としては、本
体部および第二の側孔形成部の形成材料より柔軟なも
の、言い換えれば可撓性の高いものを使用してもよい。
なお、本体部および第二の側孔形成部との接続を容易に
することおよび接合強度を高いものとするために、湾曲
変形部を形成する樹脂と本体部および第二の側孔形成部
を形成する樹脂は、相溶性が良いことが好ましい。相溶
性が良いとは、熱力学的な相互溶解性が良好であること
を示すものであり、言い換えれば、硬化後両者間におい
て分離しないことを示すものである。
【0014】樹脂の組み合わせとしては、両者の樹脂を
系統が同じものとすることが望ましい。例えば、本体部
および第二の側孔形成部の形成材料としてナイロン12
もしくはポリエーテルポリアミドブロック共重合体を選
択し、湾曲変形部の形成材料としてそのポリエーテルポ
リアミドブロック共重合体より柔軟性の高いポリエーテ
ルポリアミドブロック共重合体を選択し両者をポリアミ
ド系樹脂とすること、また、本体部および第二の側孔形
成部の形成材料としてポリオレフィン系エラストマー
(例えば、ポリエチレンエラストマー)を選択し、湾曲
変形部の形成材料としてそのポリオレフィン系エラスト
マーより柔軟性の高いポリオレフィン系エラストマー
(例えば、ポリエチレンエラストマー)を選択し、両者
をポリオレフィン系樹脂とすること、また、湾曲変形部
の形成材料としてポリエステル系エラストマー(例え
ば、ソフトセグメントとハードセグメントを備えソフト
セグメント部分が多いポリエステルエラストマー)を、
本体部および第二の側孔形成部の形成材料としてポリエ
ステル系エラストマー(例えば、ソフトセグメントとハ
ードセグメントを備えソフトセグメント部分が上記湾曲
変形部の形成材料より少ないポリエステルエラストマ
ー)を選択し両者をポリエステル系樹脂とすること、本
体部および第二の側孔形成部の形成材料として可塑化塩
化ビニル樹脂を選択し、湾曲変形部の形成材料としてそ
の可塑化塩化ビニル樹脂より柔軟性の高い高可塑化塩化
ビニル樹脂を選択し両者を塩化ビニル系樹脂とするこ
と、湾曲変形部の形成材料としてポリウレタンを選択
し、本体部および第二の側孔形成部の形成材料としてポ
リアミドエラストマーとポリウレタンのポリマーアロイ
を選択し両者をポリウレタン系とすることなどが考えら
れる。
【0015】さらに、カテーテル1は、側孔形成部5を
備える湾曲変形部2、本体部6および第二の側孔形成部
15の全体を被覆する外層を備えていてもよい。外層の
形成材料としては、湾曲変形部形成材料、本体部および
側孔形成部形成材料と接着性を有するものが好ましい。
具体的には、それらの形成材料と同質または近似したも
のが好ましい。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンープロピレン共重合体などを用いたポリオ
レフィン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン等の熱可
塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等が使用で
きる。好ましくはパラオキシベンゾイックエチルヘキシ
ル(POBO)等の可塑剤によって柔軟にされたポリア
ミドエラストマーあるいはポリウレタンなどが使用でき
る。そして、カテーテル1の外面を滑らかな状態とする
ために、外層には、X線不透過物質を混合させないこと
が好ましい。
【0016】さらに、外層の外側に生体適合性、特に抗
血栓性を有する樹脂をコーティングしてもよく、例え
ば、ポリヒドロキシエチルメタアクリレート、ヒドロキ
シエチルメタアクリレートとスチレンの共重合体(例え
ば、HEMA−St−HEMAブロック共重合体)など
が使用できる。
【0017】カテーテル1の内部には、後端より先端ま
で延び、造影剤等の液体の流路となるルーメン8が形成
されている。ルーメン8は、カテーテル1の先端におい
て開口し、先端開口3を構成している。なお、カテーテ
ル1の生体への挿入時等には、ルーメン8内にガイドワ
イヤ(図示せず)が挿通される。
【0018】カテーテル1の外径は、特に限定されない
が、通常、0.8〜3.0mm程度が好ましく、1.0
〜2.5mm程度がより好ましい。また、カテーテル1
の肉厚は、特に限定されないが、通常、0.1〜0.7
mm程度が好ましく、0.15〜0.5mm程度がより
好ましい。湾曲変形部2の半径(曲率半径)は、3.0
〜15mm程度が好ましく、特に好ましくは、3.0〜
8.0mmである。
【0019】また、この実施例のカテーテル1では、湾
曲変形部2の先端に形成され先端開口は、カテーテルチ
ューブの本体部6の軸方向に対して所定角度斜めかつ先
端方向を向いている。つまり、先端開口の開口面の中心
より引いた垂線は第二の側孔形成部の前方を斜めに横切
る状態となっている。このため湾曲変形部2がその形状
を維持したならば、先端開口より造影剤はカテーテルの
ルーメン(軸)を横切り斜め前方に吐出するものとな
る。
【0020】湾曲変形部2には、その外側面部(突出側
側面部)に微細な側孔4を多数備える側孔形成部5を備
えている。湾曲変形部2の外側面部とは、図2に示す湾
曲変形部の中心線Xより切断した外側部分を示すもので
ある。この実施例では、図2に示すように湾曲変形部の
中心線Xより切断した外側部分の中心に一列の側孔列か
らなる側孔形成部5が形成されている。なお、これに限
らず、複数、2〜5列の側孔列を設けてもよく、また、
ランダムに分散するように多数の側孔4を設けてもよ
い。さらに、湾曲変形部2の内側面部(図2に示す湾曲
変形部の中心線Xより切断した内側部分)にも側孔を設
けてもよい。
【0021】また、このカテーテルでは、側孔4は湾曲
変形部の最先端部分には、設けられていない。つまり、
カテーテルの最先端部分は側孔非形成部となっている。
さらに、この実施例のカテーテルでは、湾曲変形部2の
先端に形成され先端開口3の中心より引いた垂線がカテ
ーテルチューブの第二の側孔形成部15より先端側の直
線部分を所定角度先端方向に斜めに横切るようになって
いる。このため、側孔形成部5は湾曲変形部2の基端側
始端付近より先端側に延びていくように形成されてい
る。しかし、湾曲変形部2の先端に形成され先端開口3
の中心より引いた垂線がカテーテルチューブの湾曲変形
部を横切る場合には、側孔形成部5は、先端開口3の中
心より引いた垂線が横切る湾曲変形部部分より後端側に
は設けなくてもよい。つまり、側孔形成部5の側孔4
は、少なくとも先端開口3より吐出される造影剤におい
て造影困難となる部分の造影を補償するためのものであ
る。
【0022】微細な側孔4は、面積が側孔形成部5の軸
方向垂直切断面積の1/10以下となっている。側孔形
成部5の軸方向垂直切断面積とは、側孔形成部5を中心
軸に垂直に切断した状態の面積[カテーテルの側孔形成
部5の直径をLとしたときの(L/2)2・π]であ
り、肉厚部分のみの面積ではない。このようにすること
により、湾曲変形部に側孔を設けてもキンクすることが
ない。側孔4の面積は、側孔形成部5の軸方向垂直切断
面積の1/100〜17/200がより好ましい。さら
に、具体的には、側孔の面積は0.017〜0.13m
2であることが好ましい。特に、面積が0.03〜
0.10mm2であることが好ましい。側孔形成部5の
側孔4の孔径(平均孔径)は、0.15〜0.4mm程
度とするのが好ましく、特に0.2〜0.35mm程度
とするのが好ましい。また、側孔形成部5の長さは、2
〜20mm程度であることが好ましく、特に、3〜10
mm程度であることがより好ましい。また、側孔形成部
5の長さは、上述の事項も踏まえて、湾曲変形部2の全
体であってもまたその一部であってもよい。側孔形成部
5の長さは、湾曲変形部の長さの1/12〜2/3程度
が好適である。また、側孔形成部5の任意の軸方向長さ
10mm部分における側孔の個数は、5〜20個とする
ことが好ましい。特に、8〜15個が好ましい。また、
側孔間の距離(平均距離)は、0.5〜3mm程度とす
るのが好ましく、1〜2mm程度とするのがより好まし
い。側孔形成部5の側孔4の総開口面積は、0.3mm
2〜5.2mm2程度とすることが好ましく、特に、0.
5mm2〜4.5mm2程度とすることが好ましい。
【0023】カテーテル1の湾曲変形部2より基端側に
は、複数の側孔14を備える第二の側孔形成部15が形
成されている。側孔14は、湾曲変形部2の最後端側位
置よりカテーテル1の後端側となる部分に形成されてい
る。言い換えれば、側孔14は湾曲変形部2の最後端側
位置より引いた接線Yがカテーテルチューブ10を横切
る位置と同じもしくはそれより後端側となる部分に形成
されている。第二の側孔形成部15の軸方向の長さL
は、5〜80mm程度であることが好ましく、10〜4
5mm程度であることがより好ましい。また、側孔14
は湾曲変形部2の最後端側位置より引いた接線Yがカテ
ーテルチューブ10を横切る位置より0〜10mm程度
後端側、好ましくは、1〜10mm、特に好ましくは、
1〜8mm後端側となる部分よりに形成されていること
が好ましい。
【0024】そして、第二の側孔形成部15には、側孔
形成部全体に分散するように複数の側孔14が設けられ
ている。側孔14は、ほぼ均等に分散するように設けら
れている。そして、第二の側孔形成部15の任意の軸方
向長さ10mm部分には、面積が0.3mm2以下の側
孔14が9個以上存在している。なお、側孔数の計算
は、第二の側孔形成部15中における最も側孔数が多い
部分10mmを選択して算出するものとする。また、1
0mm領域の両端にかかった側孔も1個として計算する
ものとする。
【0025】第二の側孔形成部15の側孔14の面積
は、0.003mm2〜0.3mm2程度とするのが好ま
しい。特に、0.008mm2〜0.28mm2とするこ
とが好ましく、より好ましくは、0.05mm2〜0.
25mm2である。
【0026】また、第二の側孔形成部15の側孔14の
孔径(平均孔径)は、0.06〜0.6mm程度とする
のが好ましく、0.1〜0.5mmであり、特に、0.
2〜0.5mm程度とするのが好ましい。また、第二の
側孔形成部15の任意の軸方向長さ10mm部分におけ
る側孔の個数は、9〜500個とすることが好ましい。
特に、9〜240が好ましく、より好ましくは、10〜
120である。また、側孔の総数は、15〜1000個
程度が好ましく、特に、15〜240が好ましい。ま
た、側孔間の距離(平均距離)は、0.3〜10mm程
度とするのが好ましく、0.5〜8.0mm程度とする
のがより好ましい。
【0027】さらに、第二の側孔形成部15の側孔14
の総開口面積は、0.12mm2〜300mm2程度とす
ることが好ましく、特に、0.45mm2〜72mm2
度とすることが好ましい。そして、第二の側孔形成部1
5の任意の軸方向長さ10mm部分における側孔14の
総開口面積は、0.072mm2〜150mm2程度とす
ることが好ましく、特に、0.27mm2〜70mm2
度とすることが好ましい。より好ましくは、0.5mm
2〜30mm2であり、特に2.0mm2〜15mm2が好
ましい。
【0028】また、側孔14および側孔4は、1回の造
影剤の注入時における先端開口3から噴出される造影剤
の量Q1と、各側孔14および側孔4から噴出される造
影剤の総重Q2との比である側孔流量比率=Q2/(Q
1+Q2)が、0.25〜0.8となるように形成され
ていることが好ましい。特に、側孔流量比率は、0.3
〜0.8が好適であり、より好ましくは、0.5〜0.
75が特に好ましく、最も好ましくは、0.6〜0.7
5である。なお、上記の数値は、粘度10.6c.p.
(37゜C)の造影剤を注入総流量:36ml、圧力:
1000psi、フローレイト:12m1/secの条
件でカテーテル1の後端より注入した時の値である。
【0029】側孔4および側孔14の形成方法は、特に
限定されず、機械加工により側孔を形成することもでき
るが、側孔の形成の容易性、形状、寸法精度に優れる点
から、レーザ加工により形成するのが好ましい。そし
て、レーザ加工のうちでも、特に、発振波長が紫外領域
にあるレーザによる加工が好ましい。特に、エキシマレ
ーザが好適である。
【0030】エキシマレーザは、紫外域で高ピークパワ
ーの短パルス発振を行うレーザであり、希ガス(Ar、
Kr、Xe等)と、ハロゲン(F、Cl、Br等)との
組み合わせにより、例えば波長193〜351nmで発
振する。このようなエキシマレーザを用いることによ
り、加工性が優れ、変質、溶融、バリ、スス等の加工不
良の発生もなく、小径および微細な側孔を容易に、高い
寸法精度で形成することができる。 カテーテル1の構
成材料等を考慮すると、エキシマレーザのなかでも、特
に、発振波長が248nm以下のものが好ましく、発振
波長248nmのKrFエキシマレーザまたは発振波長
193nmのArFエキシマレーザが好ましい。このよ
うな波長のものは、特に加工性が優れている。なお、加
工用レーザ光源としては、波長変換技術を用いた発振波
長が紫外領域の固体レーザを用いることができることは
いうまでもない。
【0031】そして、カテーテルチューブ10の基端に
は、硬質合成樹脂(例えば、ポリカーボネイト、ポリプ
ロピレン、ナイロン)により形成された、ハブ7が取り
付けられている。このハブ7は、後端部に造影剤注入器
(例えば、シリンジ)を取り付け可能となっている。
【0032】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について詳細に
説明する。 (実施例1)ポリアミドエラストマーとポリウレタンの
ポリマーアロイに硫酸バリウム粉末を添加したものによ
り外径1.4mm、内径0.97mmのチューブを作製
した。このチューブを約1100mm切断したものを準
備した。カテーテルチューブの先端より35mm基端側
の位置から軸方向長さ25mmまでの部分に、軸方向に
隣り合う側孔の中心間距離(同一列に配置された側孔間
距離)が2.5mmとなるように、面積0.28mm2
(直径0.6mm)を長軸がカテーテルチューブの軸と
ほぼ平行となるように5列(一列10個)を等角度間隔
に設けた。側孔の総数は、50個であった。この部位
(第二の側孔形成部)における任意の軸方向10mm部
分における側孔数は20個であった。また、このカテー
テルでの第二の側孔形成部における任意の軸方向10m
m部分における側孔総面積は、約5.4mm2であっ
た。また、側孔の総面積は、約13.5mm2であっ
た。なお、側孔の形成は、発振波長248nmのKrF
エキシマレーザ(被加工物表面でのパワー密度0.5k
W/cm2、1側孔当たり照射時間2.3sec)を用
いてレーザ加工により行った。そして、湾曲用チューブ
部分を加熱して、曲率半径約6mmのループ状の湾曲形
成部とした後、芯金を挿入し直線状とし、上記と同じ条
件でKrFエキシマレーザ加工を行うことにより、湾曲
変形部の外側側面(突出側側面)のほぼ中央となる位置
でありカテーテルの先端開口より18mm後端側の部分
から、側孔面積0.03mm2(直径0.2mm)の細
孔を1mm間隔に10個形成し、芯金を抜去することに
より、図1に示すような形状の血管造影用カテーテルを
作製した。なお、側孔は湾曲変形部の最後端側位置より
引いた接線Yがカテーテルチューブを横切る位置より3
mm後端側となる位置より後端側に形成されており、カ
テーテル先端の開口は、カテーテルチューブの本体部の
軸方向に対して所定角度斜めかつ先端方向を向いてい
た。
【0033】(実施例2)湾曲変形部の側孔に関する条
件を次にように変えた以外は、実施例1と同様に行いカ
テーテルを作製した。湾曲用チューブ部分を加熱して、
曲率半径約6mmのループ状の湾曲形成部とした後、芯
金を挿入し直線状とし、実施例1と同じ条件でKrFエ
キシマレーザ加工を行うことにより、湾曲変形部の外側
側面(突出側側面)のほぼ中央となる位置でありカテー
テルの先端開口より18mm後端側の部分から、側孔面
積0.018mm2(直径0.15mm)の細孔が10
個(1mm間隔)の側孔列を平行に2列(ただし、側孔
列同士の隣り合う側孔が近接しないように中心軸に対し
て45度ずらして形成し、芯金を抜去することにより、
血管造影用カテーテルを作製した。なお、側孔は湾曲変
形部の最後端側位置より引いた接線Yがカテーテルチュ
ーブを横切る位置より3mm後端側となる位置より後端
側に形成されており、カテーテル先端の開口は、カテー
テルチューブの本体部の軸方向に対して所定角度斜めか
つ先端方向を向いていた。
【0034】(実施例3)湾曲変形部の側孔に関する条
件を次にように変えた以外は、実施例1と同様に行いカ
テーテルを作製した。湾曲用チューブ部分を加熱して、
曲率半径約6mmのループ状の湾曲形成部とした後、芯
金を挿入し直線状とし、実施例1と同じ条件でKrFエ
キシマレーザ加工を行うことにより、湾曲変形部の外側
側面(突出側側面)のほぼ中央となる位置でありカテー
テルの先端開口より18mm後端側の部分から、側孔面
積0.126mm2(直径0.4mm)の細孔を1mm
間隔に10個形成し、芯金を抜去することにより、本発
明の血管造影用カテーテルを作製した。なお、側孔は湾
曲変形部の最後端側位置より引いた接線Yがカテーテル
チューブを横切る位置より3mm後端側となる位置より
後端側に形成されており、カテーテル先端の開口は、カ
テーテルチューブの本体部の軸方向に対して所定角度斜
めかつ先端方向を向いていた。
【0035】(比較例1)湾曲変形部に側孔を設けない
以外は実施例1と同様に行いカテーテルを作製した。
【0036】(比較例2)湾曲変形部の側孔に関する条
件を次にように変えた以外は、実施例1と同様に行いカ
テーテルを作製した。湾曲用チューブ部分を加熱して、
曲率半径約6mmのループ状の湾曲形成部とした後、芯
金を挿入し直線状とし、上記と同じ条件でKrFエキシ
マレーザ加工を行うことにより、湾曲変形部の外側側面
(突出側側面)のほぼ中央となる位置でありカテーテル
の先端開口より18mm後端側の部分から、側孔面積
0.196mm2(直径0.5mm)の細孔を1mm間
隔に10個形成し、芯金を抜去することにより、血管造
影用カテーテルを作製した。なお、側孔は湾曲変形部の
最後端側位置より引いた接線Yがカテーテルチューブを
横切る位置より3mm後端側となる位置より後端側に形
成されており、カテーテル先端の開口は、カテーテルチ
ューブの本体部の軸方向に対して所定角度斜めかつ先端
方向を向いていた。
【0037】(実験)実施例および比較例のカテーテル
を用いて、キンク試験、造影剤の分散性、側孔流量比
率、湾局変形部を伸直させたときの側孔潰れについて実
験を行った。結果は、表1および表2に示す通りであっ
た。実験では、造影剤[粘度10.6c.p.(37゜
C)]を注入総流量:36ml、圧力:1000ps
i、フローレイト:12m1/secの条件でカテーテ
ルの後端より注入することにより行った。なお、造影剤
の分散性試験は、上記と同様の疑似造影剤注入条件でか
つ疑似造影剤に赤色インキを添加し、水槽の中で行い、
分散状況を目視にて判断したものである。表1中の◎が
非常に良好、○が良好、×が悪いを示している。また、
側孔流量比率は、先端開口から噴出された造影剤の量Q
1と、各側孔から噴出された造影剤の総重Q2とを測定
し、式Q2/(Q1+Q2)より求めた値である。な
お、キンク試験は、直径25mmで下端が閉塞した筒状
体を用い、カテーテルをこの筒状体に入れ、カテーテル
の軸方向の先端部分(湾曲変形部でカテーテルの最先端
を形成している部分)を筒状体の底面に10回突き当
て、キンク回数およびキンク部位を測定した。なお、実
験は、それぞれ50本のカテーテルを用いて行った。ま
た、湾局部を伸直させたときの側孔の潰れについて確認
(キンク試験2)を行った。カテーテルを体内に挿入す
る時に、カテーテルの先端部を伸直させる必要があり、
伸直させたときに側孔が潰れるとその際にキンクが発生
しやすい。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明の造影用カテーテルは、ルーメン
と該ルーメンと連通する先端開口を有するカテーテルチ
ューブを備え、該カテーテルチューブは、カテーテルチ
ューブの先端部に形成された湾曲変形部を備える。そし
て、湾曲変形部の外側面部に設けられ、前記ルーメンと
連通する多数の微細な側孔が形成された側孔形成部を有
し、かつ該側孔の面積は前記側孔形成部の軸方向垂直切
断面積の1/10以下となっている。このため、湾曲変
形部の外側となる心臓部位にも造影剤を吐出できるの
で、湾曲変形部の外側部分の造影を確実に行うことがで
き、さらに、設けられている側孔は微細な側孔であるた
め、湾曲変形部が心臓内壁に当接してもキンクすること
がなく、キンクに起因する造影剤の吐出不良がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の生体内造影用カテーテルの実
施例の部分省略正面図である。
【図2】図2は、図1に示したカテーテルの先端部分の
拡大正面図である。
【図3】図3は、図1に示したカテーテルの先端部分の
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル 2 湾曲変形部 3 先端開口 4 側孔 5 側孔形成部 6 本体部 7 ハブ 8 ルーメン 10 カテーテルチューブ 14 側孔 15 第二の側孔形成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーメンと該ルーメンと連通する先端開
    口を有するカテーテルチューブを備え、該カテーテルチ
    ューブは、カテーテルチューブの先端部に形成された湾
    曲変形部と、該湾曲変形部の外側面部に設けられ、前記
    ルーメンと連通する多数の微細な側孔が形成された側孔
    形成部を有し、かつ該側孔の面積は前記側孔形成部の軸
    方向垂直切断面積の1/10以下となっていることを特
    徴とする造影用カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記側孔形成部の側孔は、面積が0.0
    17〜0.13mm2である請求項1に記載の造影用カ
    テーテル。
  3. 【請求項3】 前記カテーテルは、前記湾曲変形部より
    後端側に設けられ、多数の側孔を有する第二の側孔形成
    部を備えている請求項1または2に記載の造影用カテー
    テル。
  4. 【請求項4】 前記カテーテルの先端開口は、カテーテ
    ルの本体部の軸方向に対して所定角度斜めかつ先端方向
    を向いている請求項1ないし3のいずれかに記載の造影
    用カテーテル。
  5. 【請求項5】 前記第二の側孔形成部の側孔は、面積が
    0.008mm2〜0.3mm2である請求項1ないし4
    のいずれかに記載の造影用カテーテル。
JP10412798A 1998-03-30 1998-03-30 造影用カテーテル Expired - Fee Related JP3643235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10412798A JP3643235B2 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 造影用カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10412798A JP3643235B2 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 造影用カテーテル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11276593A true JPH11276593A (ja) 1999-10-12
JP3643235B2 JP3643235B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=14372462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10412798A Expired - Fee Related JP3643235B2 (ja) 1998-03-30 1998-03-30 造影用カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3643235B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019210A (ja) * 2001-07-05 2003-01-21 Olympus Optical Co Ltd 医療用チューブ
EP1682199A2 (en) * 2003-11-15 2006-07-26 Medrad, Inc. Catheter for diagnostic imaging and therapeutic procedures
US8876754B2 (en) 2006-08-31 2014-11-04 Bayer Medical Care Inc. Catheter with filtering and sensing elements

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3828767A (en) * 1973-10-29 1974-08-13 Fenton J Angiographic and arteriographic catherters
JPS60190968A (ja) * 1984-01-30 1985-09-28 マリンクロツド・インコ−ポレイテツド 冠動脈造影法用カテ−テル
US4747840A (en) * 1986-09-17 1988-05-31 Ladika Joseph E Selective pulmonary arteriograph catheter
JPH0236884A (ja) * 1988-06-09 1990-02-06 Sherwood Medical Co 均合染料注入開口を有する血管造影用カテーテル
US5480392A (en) * 1993-02-04 1996-01-02 Cordis Corporation Angiography catheter

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3828767A (en) * 1973-10-29 1974-08-13 Fenton J Angiographic and arteriographic catherters
JPS60190968A (ja) * 1984-01-30 1985-09-28 マリンクロツド・インコ−ポレイテツド 冠動脈造影法用カテ−テル
US4747840A (en) * 1986-09-17 1988-05-31 Ladika Joseph E Selective pulmonary arteriograph catheter
JPH0236884A (ja) * 1988-06-09 1990-02-06 Sherwood Medical Co 均合染料注入開口を有する血管造影用カテーテル
US5480392A (en) * 1993-02-04 1996-01-02 Cordis Corporation Angiography catheter

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019210A (ja) * 2001-07-05 2003-01-21 Olympus Optical Co Ltd 医療用チューブ
EP1682199A2 (en) * 2003-11-15 2006-07-26 Medrad, Inc. Catheter for diagnostic imaging and therapeutic procedures
EP1682199A4 (en) * 2003-11-15 2008-03-12 Medrad Inc CATHETER FOR DIAGNOSTIC IMAGE AND THERAPEUTIC PROCEDURE
US8876754B2 (en) 2006-08-31 2014-11-04 Bayer Medical Care Inc. Catheter with filtering and sensing elements

Also Published As

Publication number Publication date
JP3643235B2 (ja) 2005-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3527378B2 (ja) 造影用カテーテル
US6702788B2 (en) Catheter
US6626889B1 (en) Thin-walled guiding catheter with improved radiopacity
US6436090B1 (en) Multi lumen catheter shaft
US6740073B1 (en) Guiding catheter reinforcement with angled distal end
JPH09505503A (ja) 拡張薬剤搬送カテーテル
US20180296795A1 (en) Balloon catheter and medical elongated body
JP5071379B2 (ja) 脱血カテーテル
JP5473443B2 (ja) カテーテル
JPH03198868A (ja) 血管造影用カテーテル
JP3643233B2 (ja) 造影用カテーテル
JPH11276592A (ja) カテーテルおよび医療用チューブ
JPH11276593A (ja) 造影用カテーテル
JP3821820B2 (ja) 造影用カテーテル
JP3643232B2 (ja) 造影用カテーテル
JP3643229B2 (ja) 造影用カテーテル
JP3895043B2 (ja) カテーテル
JP4790366B2 (ja) 体外循環用カテーテル
JP3643228B2 (ja) 造影用カテーテル
US10850073B2 (en) Devices and methods of use with devices having a radiopaque filament
JPH06121828A (ja) 医療用バルーンカテーテル
JPH07265433A (ja) ガイディングカテーテル
CN115957425A (zh) 一种可显影的具有耐折性输送系统的球囊扩张导管
JP2002355309A (ja) 拡張バルーンカテーテル

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140204

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees