JP2003019210A - 医療用チューブ - Google Patents

医療用チューブ

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JP2003019210A
JP2003019210A JP2001204908A JP2001204908A JP2003019210A JP 2003019210 A JP2003019210 A JP 2003019210A JP 2001204908 A JP2001204908 A JP 2001204908A JP 2001204908 A JP2001204908 A JP 2001204908A JP 2003019210 A JP2003019210 A JP 2003019210A
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stent
tube
bile duct
curved
guide catheter
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Mamoru Nakada
守 中田
Yoshimitsu Inoue
義光 井上
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的とするところは、体腔内への挿入
性を高め得る医療用チューブを提供することにある。 【解決手段】本発明は、ガイドカテーテル22と組み合
わせ体腔内へ挿入するチューブ体2において、少なくと
も1つ以上の湾曲部領域Aを形成し、上記湾曲部領域A
よりも硬い特性を持つ略直線の直線部領域Bを設けた医
療用チューブである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、胆管ステントや膵
管ステント等、管腔内に留置する医療用チューブに関す
る。 【0002】 【従来の技術】閉塞を起した膵管や胆管にステントを挿
入して留置する治療法が知られている。特開昭57−0
0041号公報には胆汁をドレナージする胆管ステント
が開示されている。また、発明協会公開技報2001−
2679号には柔らかい膵管ステントが開示されてい
る。 【0003】この種のステントを管腔に挿入留置する場
合、ステントをガイドカテーテルに被せ、ガイドカテー
テルと一緒に、ガイドワイヤをガイドとして内視鏡のチ
ャンネルを通じて十二指腸乳頭に導き、さらにプッシャ
ーチューブによって、ガイドカテーテルをガイドとしな
がら胆管や膵管内に押し込まれ、胆管や膵管内に留置さ
れるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記胆管ステントはポ
リエチレンなど潰れにくい硬めの材料でチューブ状に作
られ、その硬さは通常、平均ショア硬さD60〜80で
あった。また、胆管走行に合わせ胆管壁への固定を確保
するため、胆管ステントの先端側部分付近を湾曲させた
湾曲部としている。しかしながら、内視鏡のチャンネル
または胆管に挿入する時はその湾曲部をなるべく真っ直
ぐな状態であった方が挿入し易い。このため、ステント
をガイドカテーテルに被せ挿入する際にはステントの湾
曲部自体をなるべく真っ直ぐな形状になるようにした
い。 【0005】しかし、胆管ステントに用いる材質が硬い
ため、胆管ステントにガイドカテーテルを中に入れるだ
けで、胆管ステントの湾曲部を希望どうり真っ直ぐにす
ることが困難であった。また、胆管ステントの材質が硬
いため、湾曲部を真っ直ぐに強く伸ばした後、胆管内に
留置するとき、湾曲部が本来の湾曲形状に戻らず、胆管
内に留置する際の留置固定力が落ちる。 【0006】一方、胆管ステントを酢酸ビニル共重合体
のような柔らかい材料で形成すると、ポリエチレンより
滑りが悪くなり、挿入性能が落ちてしまう。しかも、膵
管に比べて胆管にステントを挿入するときの押込み力は
膵管の場合に比べて大きいものであるが、プッシャーチ
ューブによってガイドカテーテルに被せた胆管ステント
を押し込む力がステント先端まで伝わらず、胆管ステン
トが途中で座屈し易く、胆管ステントの挿入性能が落ち
る。 【0007】膵管ステントの場合は膵管に傷をつけず、
膵管の曲がりにも沿わせる上で特に柔らかくなければな
らなかった。膵管ステントの場合は上記胆管ステントの
ようにポリエチレンなど潰れにくい硬めの材料で作ら
ず、エチレン酢酸ビニル共重合体など柔らかい材料が用
いられていた。しかし、膵管ステントはエチレン酢酸ビ
ニル共重合体などの柔らかい材料を用いるため、管腔内
での滑りが悪く挿入性能が落ちるという欠点があった。
また、プッシャーチューブによってガイドカテーテルに
被せたステントを押し込む力がステント全体に均等に伝
わらず、膵管ステントが途中で座屈し易い。特に膵管の
狭窄が強いと、膵管ステントの挿入性能が一段と落ちて
しまう。 【0008】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、体腔内へ係着性能を
落とすことなく、体腔内への挿入性を高め得る医療用チ
ューブを提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、挿入用ガイド
部材と組み合わせ体腔内へ挿入するチューブ体であっ
て、少なくとも1つ以上の湾曲部を形成し、上記湾曲部
よりも硬い特性を持つ略直線的な直線部を設けたことを
特徴とする医療用チューブである。 【0010】上記湾曲部は弾性があり、柔らかいため、
ガイドカテーテルを中に入れたときは湾曲部が真っ直ぐ
になり、ガイドカテーテルを抜いて留置するときはその
湾曲が元の形状に戻り、管腔に固定される。また、手元
側部分は硬く押し込み力がチューブ全体に伝達しやす
い。 【0011】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1乃至図4を
参照して本発明の第1実施形態に係るステントについて
説明する。 【0012】本実施形態に係るステント1は肝内胆管用
のものであり、後述する図4に示すように十二指腸乳頭
から肝内胆管にわたりフィットするように形成されてい
る。肝内胆管用ステント1のチューブ体2は全長が11
5mmであり、チューブ体2の外径は7〜8Fr(2.3〜
2,7mm)程度に設定されている。また、チューブ体2の
内径は1.5〜2mm程度に設定されている。チューブ体
2の先端部3と後端部4にはフラップ5,6が形成され
ている。先端部3側のフラップ5と後端部4側のフラッ
プ6の間の距離は80mmである。 【0013】チューブ体2の先端部3にはドレナージ効
果を上げるため、5個の側孔7が開けられている。上記
側孔7はチューブ体2の強度を確保するため、90度づ
つずらして開けられている。チューブ体2の先端部3に
おける最先端部分8の外周は管腔に挿入しやすいテーパ
ーが付けられている。 【0014】また、チューブ体2の先端部3は図1に示
す自然なフリー状態で湾曲してループを形成するように
曲がり癖が付けられた湾曲部9となっている。この湾曲
部9はチューブ体2の先端付近に位置して設けられてい
る。湾曲部9の湾曲はR(アール)が5〜10mm程度で
あり、その湾曲角度は、肝内胆管に係止でき、かつ先端
開口が肝内胆管壁に埋もれないよう30度以上、望まし
くは略90度である。そして、湾曲部9は図4に示すよ
うに、肝内胆管に留置されたとき、本来の湾曲形状に復
元しようとして肝内胆管に係留するようになっている。 【0015】ステント1のチューブ体2は湾曲形状の先
端部3の湾曲部領域Aと手元側の直線部領域Bでの硬さ
が異なり、湾曲部領域Aが柔らかく直線部領域Bの方が
硬い特性を持つ。このような構成とするための一例を示
すと次の通りである。すなわち、チューブ体2における
先端部3の湾曲部領域Aを形成するチューブ材11はエ
チレン酢酸ビニル共重合体(以下、EVAと呼ぶ)で形成
されている。EVAの酢酸ビニル含有率を1%〜30%
に設定し、柔らかく弾性に富むようにしている。このと
きのショア硬度Dは30〜50、望ましくは45程度と
してある。 【0016】また、手元側の直線部領域Bを形成するチ
ューブ材12はポリエチレン(以下、PEと呼ぶ)で形成
され、そのショア硬度Dは50〜80、望ましくは60
程度としてある。このため、後述するプッシャーチュー
ブで押し込んでも、座屈することなく、スムーズに押し
込めるようになる。 【0017】また、上記材料のEVA、PEには酸化ビ
スマスや硫酸バリウムなどが練り込まれ、X線下でステ
ント1の状態を確認できるようになっている。 【0018】しかして、湾曲部領域Aを形成するチュー
ブ材11はEVAで形成され、直線部領域Bを形成する
チューブ材12はPEで形成されているため、両チュー
ブ材11,12の接合はEVAとPEの接合になる。こ
の接合部において、チューブ材11の接合端部の外面を
テーパーにし、チューブ材12の接合端部の内面をテー
パーにし、互いのテーパー部分で嵌合させた後、熱溶着
にて接合されている。 【0019】ここで、テーパーおよび接合長は10〜2
0mmとし、これにより十分な接合強度と滑らかな硬さ変
化を達成することとしている。急激な硬さ変化による座
屈などを防止でき、その接続も強固にすることができ
る。 【0020】また、両チューブ材11,12は内径およ
び外径が等しい。このため、内孔は全長にわたり等し
く、また、接合部を含め、全長にわたり外表面には段差
が生じない。接合部の内面にはEVA製のチューブ材1
1が位置し、接合部において、すべりの良いPE材料が
外側に配置されるため、その材料の特性より、胆管等に
対する滑り性がよくなる。従って、ステント1の挿入が
よりスムーズになる。 【0021】また、湾曲部9は上記接合部にかからない
ように配置され、EVAの柔らかいチューブ部分のみが
湾曲部9となるように設定されている。なるべく他の部
分は硬い方が望ましいので湾曲が終了したすぐ後の位置
に接合部がかかるように設定されている。 【0022】先端部3に湾曲癖を付与する際にはその先
端部3を100℃の熱で加熱しながら湾曲形状を付与す
る。なお、EVAとPEはどちらの材料もこの温度で形
状付けが可能であるため、加工がし易い。また、チュー
ブ体2に用いる材料としてはEVAとPE以外にも硬度
を変えたEVA同士やPE同士、ポリウレタン同士、ポ
リアミド同士などであっても良い。 【0023】また、先端部3側のフラップ5は湾曲外側
に位置して切り込みにより形成されている。このため、
フラップ5を形成したことは胆管壁に引っ掛り易くする
とともに、先端部3または湾曲部9を柔らかくするとい
う機能もある。先端部3を柔らかくしたので、ステント
1の挿入がさらに容易になる利点もある。 【0024】また、ステント1の後部にもフラップ6が
設けられているが、このフラップ6はステント留置時に
は十二指腸乳頭の外側に位置し、ステント1が胆管内に
移動しないように機能する。後部のフラップ6はステン
ト後端から10mm以内の寸法で設けられ、十二指腸側に
ステント1の後端が大きく飛び出して、十二指腸壁を傷
付けたりしないように留置できるようになっている。 【0025】次に、本実施形態に係る肝内胆管用ステン
ト1の使用方法について説明する。まず、図4で示す内
視鏡20のチャンネルを通じて挿入用ガイド部材として
のガイドワイヤ21を十二指腸内に導き入れ、さらに十
二指腸乳頭Xから肝内胆管Yの狭窄部までガイドワイヤ
21を挿入配置する。このガイドワイヤ21に同じく挿
入用ガイド部材としてのガイドカテーテル22を被せ、
ガイドワイヤ21の案内によりガイドカテーテル22を
十二指腸乳頭Xから肝内胆管Yまで挿入配置する。 【0026】次に、ガイドカテーテル22の基端側から
ステント1を被せるように通し、ガイドカテーテル22
にステント1を装着する。このとき、ステント1はガイ
ドワイヤ21に直接被せて通さず、ガイドワイヤ21に
被せたガイドカテーテル22に被せるようにしたから、
ステント1の湾曲部9はガイドカテーテル22の硬さに
よって図3に示すように直線的になる。 【0027】そして、ステント1をガイドカテーテル2
2に被せるように通した後、図3に示すプッシャーチュ
ーブ体23をガイドカテーテル22に基端側から被せる
ように通し、プッシャーチューブ体23によってステン
ト1を押し出す。これによりステント1はガイドカテー
テル22をガイドとして、図4に示すように、十二指腸
乳頭Xから一方の肝内胆管Yに挿入配置することができ
る。ガイドワイヤ21およびガイドカテーテル22を十
二指腸乳頭Xの位置より引き抜けば、ステント1のみを
十二指腸乳頭Xから肝内胆管Yにわたり挿入配置させる
ことができる。 【0028】ガイドワイヤ21およびガイドカテーテル
22を引く抜くと、ステント1はフリーになる。このた
め、ステント1の湾曲部9は図1に示す本来の湾曲形状
に戻ろうとして肝内胆管Yに沿って配置され、その肝内
胆管Yに係着する状態で留置される。つまり、十二指腸
乳頭Xから肝内胆管Yにわたり配置される。 【0029】2本目のステント1を挿入配置する場合に
は基端側からガイドカテーテル22に2本目のステント
1を被せるように通し、2本目のステント1を押し出
す。これによりステント1はガイドカテーテル22をガ
イドとして図4に示すように、十二指腸乳頭Xから他方
の肝内胆管Yに挿入配置される。 【0030】肝内胆管Yの部位は肝臓内にあり、十二指
腸乳頭Xから見てかなり奥に位置する。ステント1の先
端部分が30度〜90度に曲げられているため、肝内胆
管Yの部位まで挿入する場合のステント1の挿入性が悪
い。そこで、ステント1の外表面の滑りが良く、また、
挿入時にはなるべく真っ直ぐになるものが望まれること
になる。 【0031】本実施形態のステント1にあっては先端部
3の湾曲部領域Aが柔らかいため、挿入時には、ガイド
カテーテル22に沿って真っ直ぐにすることができる。
また、比較的長い手元側の直線部領域Bの比較的硬く、
その外表面は滑らかに形成されるので、ステント1の挿
入性が高まる。 【0032】本実施形態のステント1はこのような構成
であるため、左右の肝内胆管Yにそれぞれ1本ずつ合計
2本のステント1を入れる場合でも容易に挿入留置する
ことができる。 【0033】(第2実施形態)図5を参照して本発明の
第2実施形態に係るステントについて説明する。 【0034】本実施形態に係るステント1は胆管の部分
のみに留置される場合に用いられるビッグテールタイプ
のものである。この形式のステント1は両端部に外径1
5〜25mmのループ状の湾曲部9a,9bを形成し、胆
管径に対し、湾曲部9a,9bの湾曲径が十分太く、湾
曲部9a,9bによって胆管にしっかり固定できるよう
になっている。 【0035】また、先端側の湾曲部9aは挿入時に伸ば
され易いようにするため、形状の復元性が高いようにシ
ョア硬度D40程度の柔らかい材質のEVAを用い、中
間直線部には押し込みの力が伝わりやすいように硬めの
ショア硬度D60程度のPEを用い、手元側の湾曲部9
bには押込み力を伝え易く、かつ湾曲を伸ばしやすくと
いう、バランスを考慮し、ショア硬度D50程度のEV
Aを用いている。 【0036】(第3実施形態)図6を参照して本発明の
第3実施形態に係るステントについて説明する。 【0037】本実施形態に係るステント1は第1実施形
態と同形状のステントであるが、そのチューブ体2はシ
ョア硬度D60のPEを全長にわたり利用している。チ
ューブ体2は全長にわたり同一の材料によって一体に成
形されている。チューブ体2の外径は7〜8Fr(2.3〜
2.7mm)であり、内径は先端側の湾曲部9の付近を除
き、1.5〜2mm程度、つまり肉厚は0.35〜0.4mm
程度に設定されている。柔軟性が必要な湾曲部9におけ
る内径は基端側よりも広げて大きくし、肉厚を0.2〜
0.3mm程度に設定している。 【0038】このような構成によれば、第1実施形態の
ものに比べ、単一な材質で成形できると共に特殊な接合
が不要であるので、ステント1を安価に製造できる。 【0039】(第4実施形態)図7を参照して本発明の
第4実施形態に係るステントについて説明する。 【0040】本実施形態では第1実施形態と同形状のス
テント1を構成するが、外側層は滑りが良いPTFEチ
ューブ31(ショア硬度D50〜60程度)で形成し、内
側層はEVAチューブ32(ショア硬度D30〜50程
度)としている。外側のPTFEチューブ31の内面を
テーパーにし、EVAチューブ32の外表面をテーパー
にし、各テーパーを直線部領域の略全長にわたり形成
し、両者を嵌合させ接着している。ここでのPTFEチ
ューブ31とEVAチューブ32の材質的に溶着できな
いもの同士であるが、その接合部はステント直線部領域
の略全長にわたっており、接着代も長くしているため、
十分な接続強度が得られる。 【0041】ステント1の先端部は柔らかいチューブ3
2となるため、第1実施形態と同じ効果が得られる。ま
た、滑り特性の高いフッ素樹脂を手元の外表面に使用し
ているため、滑りが良く、胆管への挿入もスムーズにな
る。さらに、ステント後端部分にはステンレス製チップ
33が取り付けられ、2層になっているチューブ31,
32の剥がれを防止する。ステンレス製チップ33は端
面を丸くなめらかにして十二指腸壁を傷つけることを防
止し、さらにはプッシャーチューブの押し込みで潰れな
いようになっている。 【0042】尚、上述した各実施形態のものは湾曲部が
あるステントに限らず、造影チューブやバルーンカテー
テルすべての内視鏡用カテーテルでも湾曲部分を設ける
場合には応用でき、同じ効果が得られる。 【0043】また、本発明は前述した各実施形態に限定
されるものではなく、他の形態にも適用が可能である。
さらに、前述した説明によれば、以下に列挙する事項お
よび以下に列挙した事項のものを任意に組み合わせた事
項のものが得られる。 【0044】(付記) 1.挿入用ガイド部材と組み合わせ体腔内へ挿入するチ
ューブ体において、少なくとも1つ以上の湾曲部を形成
し、上記湾曲部よりも硬い特性を持つ略直線の直線部を
設けたことを特徴とする医療用チューブ。 2.上記医療用チューブは留置ステントである付記第1
項の医療用チューブ。 3.複数の材料の接合により、上記湾曲部を直線部より
柔らかく形成したことを特徴とする付記1項および付記
第2項の医療用チューブ。 4.単一の材料でチューブ肉厚を変化させることによ
り、上記湾曲部を直線部より柔らかく形成したことを特
徴とする付記第1項および付記第2項の医療用チュー
ブ。 【0045】5.接合部およびその前後において外径が
略一定になるよう成形されていることを特徴とする付記
第3項の医療用チューブ。これによれば、段差がなくな
り挿入もスムーズになる。 6.上記複数の材料のうち2種類は樹脂で平均硬度がシ
ョアDでそれぞれ50未満および50以上であることを
特徴とする付記第3項および付記第5項の医療用チュー
ブ。湾曲部は平均硬度がショアDを50未満に設定する
ことで曲がりやすくし、手元部は50以上に設定するこ
とで押し込みもしやすくなる。 7.上記複数の材料のうち2種類は同じ成形温度で加工
可能な材質であることを特徴とする付記第3項および付
記第6項の医療用チューブ。これによれば、加工も容易
になり、滑らかな形状付けも可能になる。 【0046】8.上記複数の材料のうち2種類はお互い
熱溶着可能な材質であることを特徴とする付記第3項お
よび付記第6、7項の医療用チューブ。2つの材料は熱
溶着することで接続強度も十分に保たれ、切れを防止で
きる他、接続部も滑らかにつなげることができる。 9.上記複数の材料のうち2種類はポリエチレンおよび
エチレン酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする付
記第8項の医療用チューブ。 【0047】10.上記湾曲部は30度以上曲げられて
いることを特徴とする付記第1〜9項の医療用チュー
ブ。 11.上記湾曲部の湾曲外側部位に係着用フラップを形
成したことを特徴とする付記第1〜9項の医療用チュー
ブ。 12.上記複数の材料の接合において、接合部ではそれ
ぞれ材料は内面または外面がテーパー状に形成されてい
る付記第3項または付記第5〜11項の医療用チュー
ブ。 13.上記接合部において滑り特性の良い材料を外側に
配置した付記第12項の医療用チューブ。 【0048】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、体
腔内への挿入性を高め得る医療用チューブを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態に係るステントの側面
図。 【図2】本発明の第1実施形態に係るステントのチュー
ブ接続部の縦断面図。 【図3】本発明の第1実施形態に係るステントをガイド
カテーテルに被せた状態の側面図。 【図4】本発明の第1実施形態に係るステントの使用方
法の説明図。 【図5】本発明の第2実施形態に係るステントの側面
図。 【図6】本発明の第3実施形態に係るステントのチュー
ブ接続部の縦断面図。 【図7】本発明の第4実施形態に係るステントの縦断面
図。 【符号の説明】 1…ステント 2…チューブ体 9…湾曲部 A…湾曲部領域 B…直線部領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C061 GG15 JJ06 4C077 AA26 BB10 DD21 EE04 FF04 KK25 4C167 AA39 AA45 AA49 BB05 BB07 BB11 BB13 BB26 BB38 CC22 GG37 HH04 HH17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 挿入用ガイド部材と組み合わせ体腔内へ
    挿入するチューブ体であって、少なくとも1つ以上の湾
    曲部を形成し、上記湾曲部よりも硬い特性を持つ略直線
    の直線部を設けたことを特徴とする医療用チューブ。
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