JPH11276040A - 魚釣用リール - Google Patents

魚釣用リール

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JPH11276040A
JPH11276040A JP10083945A JP8394598A JPH11276040A JP H11276040 A JPH11276040 A JP H11276040A JP 10083945 A JP10083945 A JP 10083945A JP 8394598 A JP8394598 A JP 8394598A JP H11276040 A JPH11276040 A JP H11276040A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リール本体のフレームに対する側板の取付及び
取外作業効率を向上させた魚釣用リールを提供する。 【解決手段】左側板3aの受け部46に形成した嵌合溝
48に抜け止めリング44を嵌合させることによって、
左リング状部材は、嵌合溝から部分的に突出している抜
け止めリングによって、その可動範囲が限定され、受け
部から外れること無く、常に、左側板の受け部に対して
回転フリーな状態で支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リール本体のフレ
ームに対する側板の取付及び取外作業効率を向上させた
魚釣用リールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、魚釣用リールのリール本体を構成
するフレームには、その一側部に、スプール軸を支持す
る軸受や発音機構或いは制動機構等を収容するための側
板が取り付けられている。
【0003】側板の取付方法としては、例えばフレーム
の一側部に側板をネジで締結する方法以外に、例えば実
公昭55−30144号公報や実開昭56−66263
号公報に開示されているように、側板をリングを介して
フレームの一側部外周に螺合させる方法等が知られてい
る。
【0004】実公昭55−30144号公報や実開昭5
6−66263号公報の取付方法では、リングの内周面
の一側部に、フレーム外周に螺合可能な螺合部が形成さ
れており、その内周面の他側部に、側板を係止可能な係
止部が形成されている。そして、リングの一側部をフレ
ームの外周に螺合させることによって、このリングを介
して側板をフレームに取り付けるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
55−30144号公報や実開昭56−66263号公
報の取付方法では、リングを緩めてフレームから取り外
すと、このリングから側板も同時に外れてしまうため、
例えばリングが側板から脱落してリングを紛失してしま
う場合がある。また、このような取付方法において、リ
ング及び側板は、各々別々にフレームに取り付けたり外
したりしなければならないため、その取り扱いが面倒な
だけでなく、取付及び取外作業効率が悪くなる。
【0006】本発明は、このような問題を解決するため
に成されており、その目的は、リール本体のフレームに
対する側板の取付及び取外作業効率を向上させた魚釣用
リールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の魚釣用リールは、フレームと、この
フレームの両側に配置される側板と、これら側板の少な
くとも一方をフレームに対して着脱自在に取り付けるた
めのリング状部材と、このリング状部材をフレームに対
して着脱自在に取付可能な取付手段と、側板に対してリ
ング状部材を抜け止めした状態で回転可能に支持する抜
け止め部材とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る魚釣用リールについて、添付図面を参照して説明す
る。なお、本実施の形態では、魚釣用リールとして、丸
形の魚釣用両軸受型リールを例にとって説明する。
【0009】図1〜図4に示すように、リール本体1
は、左右フレーム2a,2bと、これら左右フレーム2
a,2bの側部に配置される円形の左右側板3a,3b
とを備えており、これら左右側板3a,3bの少なくと
も一方は、後述する取付機構によって、左右フレーム2
a,2bの側部に着脱自在に取り付けられるようになっ
ている。
【0010】なお、左右フレーム2a,2bは、これら
の間に架設される複数の支柱と共に例えば金属材料や樹
脂材料で一体成形されている。また、左右フレーム2
a,2bと左右側板3a,3bとの間には、一定のスペ
ースが形成されており、このスペース内には、駆動力伝
達系やドラグ系等の各種機構が収容されるようになって
いる。
【0011】左右側板3a,3b間(左右フレーム2
a,2b間)には、スプール軸5が軸受6を介して回転
可能に支持されており、このスプール軸5には、その中
央部にスプール7が設けられている。
【0012】また、スプール軸5の左側板3a側には、
スプール7の過回転を防止して釣糸放出時のバックラッ
シュを防止するためのバックラッシュ防止機構8が設け
られており、スプール軸5の右側板3b側には、軸方向
にスライドしてスプール軸5と係合或いは非係合するピ
ニオン10がピニオン軸10aに回転可能に支持されて
いる。ピニオン10には、クラッチプレート12が係合
する円周溝が形成されており、クラッチプレート12を
ピニオン軸10aに沿って軸方向に移動させることによ
って、ピニオン10をスプール軸5に係合(クラッチO
N)させたり、スプール軸5に非係合(クラッチOF
F)させたりすることができる。
【0013】一方、右側板3bには、ピニオン10と噛
合するドライブギヤ18を支持したハンドル軸20が回
転可能に支持されている。ハンドル軸20の先端部に
は、ハンドル21が取り付けられており、その中間部に
は、一方向クラッチ23が取り付けられている。そし
て、ハンドル軸20の基端部には、ドライブギヤ18と
係合する摩擦板(ドラグ機構)25が設けられている。
【0014】摩擦板25は、ハンドル21に併設された
ドラグ操作部材27を回転操作してドライブギヤ18に
摩擦係合させることによって、ドライブギヤ18に所定
のドラグ力を作用させるように構成されている。また、
ハンドル軸20には、ドライブギヤ18と一体回転する
ギヤ28が設けられており、このギヤ28は、レベルワ
インド機構30のウォームシャフト32を駆動する駆動
ギヤ33に噛合している。
【0015】レベルワインド機構30のウォームシャフ
ト32には、釣糸が挿通される孔が形成された釣糸案内
部材(図示しない)が係合しており、駆動ギヤ33を介
してウォームシャフト32を回転させることによって、
釣糸案内部材を往復移動させるように構成されている。
【0016】このような構成において、ハンドル21を
回転操作すると、この回転運動がドライブギヤ18から
ギヤ28並びにピニオン10を介して駆動ギヤ33並び
にスプール7に伝達され、ウォームシャフト32及びス
プール7を回転させる。このとき、釣糸案内部材が往復
移動することによって、スプール7には、釣糸が均等に
巻回される。
【0017】以下、左右側板3a,3bの少なくとも一
方を左右フレーム2a,2bの側部に着脱自在に取り付
けるための取付機構について説明する。本実施の形態に
適用した取付機構は、左右側板3a,3bの少なくとも
一方に対して回転フリーな状態で取着可能な左右リング
状部材40a,40bと、これら左右リング状部材40
a,40bを左右フレーム2a,2bの側部に対して着
脱自在に取付可能な取付手段とを備えている。
【0018】左右リング状部材40a,40bは、取付
手段を介して左右フレーム2a,2bに取り付けた状態
において、左右フレーム2a,2bの外周面から左右リ
ング状部材40a,40bの外周面を介して左右側板3
a,3bの外周面に亘って出っ張り部や段差部等が形成
されないように(即ち、リール本体1の表面全体が滑ら
かな一体感を呈するように)、略曲面状を成した外周面
を有している。なお、左右リング状部材40a,40b
の外周面の具体的な形状は後述する。
【0019】本実施の形態において、右側板3bは、例
えば、ビス42止め、螺合止め、嵌合止め等によって右
フレーム2bに取り付けされており、右リング状部材4
0bは、例えば、螺合止め、嵌合止め、或いは、後述す
るカム止め(図6参照)等によって右フレーム2bに取
り付けることができるようになっている。なお、ビス4
2止めの場合には、そのビス42を右リング状部材40
bで隠蔽することができるため、リール本体1の外観上
の美観を損なうことは無い。
【0020】本実施の形態では、左側板3aに対して左
リング状部材40aを回転フリーな状態で取着させる手
段として、左側板3aに対して弾性的に嵌合可能な略C
字状の抜け止めリング44を適用している。
【0021】左側板3aの外周部には、左リング状部材
40aを回転フリーに支持する受け部46が形成されて
おり、この受け部46には、左リング状部材40aに対
面した箇所に、抜け止めリング44が嵌合する嵌合溝4
8が形成されている。また、左リング状部材40aに
は、この嵌合溝48に対面した箇所に、逃げ溝50が形
成されている(特に、図2及び図4参照)。
【0022】ここで、抜け止めリング44を介して左リ
ング状部材40aを左側板3aに抜け止めした状態で且
つ回転フリーに支持する方法を説明する。まず、図示し
ない治具によって、抜け止めリング44を左リング状部
材40aの逃げ溝50内方に向けるように、抜け止めリ
ング44を弾性変形させて拡大させる。この状態を維持
しつつ、上記の治具によって左リング状部材40aを左
側板3aの受け部46に沿ってスライドさせて行く。そ
して、左リング状部材40aが、完全に左側板3aの受
け部46上に位置付けられる直前に、所定のタイミング
で治具を引き抜くと同時に、左リング状部材40aを完
全に左側板3aの受け部46上に位置付ける。このと
き、抜け止めリング44は、その弾性力によって縮小
し、受け部46の嵌合溝48内に嵌合する。
【0023】嵌合溝48は、嵌合溝48に嵌合した状態
における抜け止めリング44の径寸法Wよりも小さな深
さに形成されているため、左リング状部材40aは、嵌
合溝48から部分的に突出している抜け止めリング44
によって、その可動範囲が限定され、受け部46から外
れることは無い。そして、この状態において、左リング
状部材40aは、常に、左側板3aの受け部46に対し
て回転フリーな状態で支持されることになる(図2及び
図4(b)参照)。この結果、左リング状部材40aと
左側板3aとは、常時、一体的に且つ左側板3aに対し
て左リング状部材40aが回転フリーな状態で連結され
ることになる。
【0024】次に、左リング状部材40aを左フレーム
2aの側部に対して着脱自在に取り付けるための取付手
段について説明する。取付手段として、本実施の形態で
は、その一例として、左フレーム2aの側部外周面に形
成した例えば雄ネジ部52と、左リング状部材40aの
側部(左フレーム2aの側部に対向する部分)に形成し
た雌ネジ部54とを適用している。
【0025】このような取付手段によれば、雌ネジ部5
4を雄ねじ部52に螺進させて、左リング状部材40a
を左フレーム2aに螺合させることによって、左側板3
aを左リング状部材40aを介して左フレーム2aに取
り付けることができる。
【0026】この場合、左フレーム2aの雄ネジ部52
は、左フレーム2aの側部外周面に沿って連続して形成
するよりも、例えば図3に示すように、複数(本実施の
形態では、2つ)の切欠部52aによって雄ねじ部52
を複数(即ち、2つ)に分割することが好ましい。
【0027】このように雄ねじ部52を分割すると、雄
ねじ部52自体を弾性変形自在に構成することができる
ため、左リング状部材40aの雌ネジ部54を雄ねじ部
52に螺合させた際、雄ねじ部52の弾性作用によっ
て、雌ネジ部54と雄ねじ部52との螺合状態が更に堅
牢なものとなる。このため、左リング状部材40aを左
フレーム2aに対して安定して且つ堅牢に取り付けるこ
とができる。
【0028】また、左リング状部材40aが形状変化し
て雌ネジ部54が変形した場合でも雄ねじ部52が弾性
変形して、この雌ネジ部54の変形状態を吸収すること
ができるため、左リング状部材40aの形状変化に影響
されること無く、常に、左リング状部材40aを左フレ
ーム2aに対して安定して且つ堅牢に取り付けることが
できる。
【0029】なお、受け部46の嵌合溝48と抜け止め
リング44並びに左リング状部材40aとの間には、若
干の遊びがあるため、左リング状部材40aを介して左
側板3aを左フレーム2aに取り付けた状態において、
左側板3aがガタ付いてしまう場合がある。
【0030】この場合、左フレーム2aから左側板3a
方向に延出している第1の延出部56と、この第1の延
出部56に向かって左側板3aから延出している第2の
延出部58との間に、例えば弾性部材60を設ければ、
左リング状部材40aを介して左側板3aを左フレーム
2aにガタ付くこと無く且つ安定して取り付けることが
できる。
【0031】弾性部材60としては、例えば、ゴムや樹
脂等の軟質材を適用することが可能であり、このような
弾性部材60を第1の延出部56と第2の延出部58と
の間に介在させれば、弾性部材60の弾性作用によっ
て、左フレーム2aに螺合している左リング状部材40
aに左側板3aを圧接させて、ガタ付くこと無く且つ安
定して固定することができる。
【0032】更に、左リング状部材40aは、略曲面状
を成した外周面を有しているため、左リング状部材40
aを介して左側板3aを左フレーム2aにガタ付くこと
無く且つ安定して取り付けた状態において、左フレーム
2aの外周面から左リング状部材40aの外周面を介し
て左側板3aの外周面に亘って出っ張り部や段差部等が
形成されることは無い。即ち、リール本体1は、その表
面全体が滑らかな一体感を呈する。
【0033】具体的には、図1及び図4(a)に示すよ
うに、本実施の形態に適用した左リング状部材40a
は、フレーム側外周面F1と、このフレーム側外周面F
1から連続した曲面状外周面F2と、この曲面状外周面
F2から連続した側板側外周面F3とを有している。
【0034】フレーム側外周面F1は、左フレーム2a
の外周面に対して略同一平面上に位置付けられており、
側板側外周面F3は、左側板3aの外周面に対して略同
一平面上に位置付けられている。そして、曲面状外周面
F2は、握持保持性や魚釣操作性並びに外観的な美観性
を考慮した最適な曲率で形成されている。
【0035】なお、図1に示すように、右リング状部材
40bも、同様に、フレーム側外周面F1´と、このフ
レーム側外周面F1´から連続した曲面状外周面F2´
と、この曲面状外周面F2´から連続した側板側外周面
F3´とを有している。
【0036】フレーム側外周面F1´は、右フレーム2
bの外周面に対して略同一平面上に位置付けられてお
り、側板側外周面F3´は、右側板3bの外周面に対し
て略同一平面上に位置付けられている。そして、曲面状
外周面F2´は、握持保持性や魚釣操作性並びに外観的
な美観性を考慮した最適な曲率で形成されている。
【0037】このように本実施の形態によれば、左リン
グ状部材40aを抜け止めリング44を介して左側板3
aに回転フリーな状態で一体的に連結したことによっ
て、左リング状部材40aを緩めて左フレーム2aから
取り外した場合でも、この左リング状部材40aから左
側板3aが外れることが無いため、例えば左リング状部
材40aが左側板3aから脱落して紛失してしまうとい
った事態を防止することができる。
【0038】また、本実施の形態によれば、左リング状
部材40a及び左側板3aを常時一つのユニットとして
取り扱うことができるため、左リング状部材40aを左
フレーム2aに締め込んだり緩めたりするだけで簡単且
つ確実に左側板3aを左フレーム2aに着脱させること
ができる。このため、左フレーム2aに対する左側板3
aの取付及び取外作業効率を向上させることができる。
【0039】更に、本実施の形態によれば、左リング状
部材40aと左側板3aとが相互に対面した箇所に形成
された限られたスペース内に、他の機能構成部材に支障
をきたすこと無く抜け止めリング44をコンパクトに収
容することができる。
【0040】なお、上述した実施の形態では、左リング
状部材40aを抜け止めリング44を介して左側板3a
に回転フリーな状態で一体的に連結しているが、これに
限定されることは無く、例えば図5(a)に示すよう
に、左側板3aの受け部46に環状又は矩形状の当付部
材80を当て付けて、この当付部材80と受け部46と
の間に左リング状部材40aの環状鍔部41を回転フリ
ーな状態で保持しても良い。なお、当付部材80を受け
部46に当て付ける方法としては、例えばネジ82止め
法、接着法、嵌合法など、種々の方法を適用することが
可能である。
【0041】この取付方法では、左側板3aの受け部4
6に左リング状部材40aを位置付けた後、当付部材8
0を受け部46に当て付けた状態で、この当付部材80
を例えばネジ82で受け部46に締結することによっ
て、左リング状部材40aを当付部材80と受け部46
の間に回転フリーな状態で保持させることができる。
【0042】これ以外に、例えば図5(b)に示すよう
に、受け部46の嵌合溝48に嵌合可能な抜け止め用嵌
合片84を左リング状部材40aに突設しても良い。こ
の取付方法では、左リング状部材40aを受け部46方
向に沿ってスライドさせて、抜け止め用嵌合片84の先
端に形成したテーパ部84aを嵌合溝48のエッジ(即
ち、左側板3aの外周端)Eに当て付けた後、更に、左
リング状部材40aを受け部46方向に沿ってスライド
させる。このとき、テーパ部84aがエッジEを乗り越
えるように、抜け止め用嵌合片84が弾性変形すること
によって、抜け止め用嵌合片84が、受け部46の嵌合
溝48内に入り込んで抜け止め用嵌合片84と嵌合溝4
8とが嵌合する。また、テーパ部84aには、抜け止め
突起84bが形成されているため、左リング状部材40
aが受け部46から外れる方向に移動しても、この抜け
止め突起84bがエッジEに当接して、それ以上の移動
が規制される。この結果、左リング状部材40aを回転
フリーな状態で受け部46上に保持させることができ
る。
【0043】なお、左リング状部材40aを左フレーム
2aの側部に対して着脱自在に取り付けるための取付手
段として、例えば、図6及び図7に示すようなカム止め
法を適用しても良い。
【0044】具体的には、左フレーム2aの側部に沿っ
てカム体70を突設し、このカム体70の外周面に略L
字状のカム溝72を形成する。一方、左リング状部材4
0aの内周面には、カム溝72に挿入して係合可能なカ
ム突起部74を形成する。このようなカム構造によれ
ば、左リング状部材40aのカム突起部74をカム溝7
2に整合させて挿入した後、左リング状部材40aをカ
ム溝72に沿って回転させることによって、左リング状
部材40aを左フレーム2aの側部に対して着脱自在に
取り付けることができる。
【0045】この場合、左フレーム2aのカム体70の
外周に係止片76を突設し、この係止片76が係止可能
な複数の係止溝78を左リング状部材40aの内周面に
形成しておけば、左リング状部材40aをカム溝72に
沿って回転させた際に、係止片76と係止溝78が連続
的に係止して、左リング状部材40aの回転量を段階的
に調節できると共に、左リング状部材40aが回転して
カム突起部74がカム溝72から外れてしまう事態を防
止することができる。
【0046】なお、このようなカム止め法は、右リング
状部材40bと右フレーム2bとの間の取付方法として
も適用することが可能であるが、その構成は、上述の構
成と同様であるため、その説明は省略する。また、上述
した実施の形態では、丸形の魚釣用両軸受型リールを例
にとって説明したが、本発明は、魚釣用片持ち型リール
にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、リール本体のフレーム
に対する側板の取付及び取外作業効率を向上させた魚釣
用リールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る魚釣用リールの内
部構成を示す図。
【図2】左側板と左リング状部材並びに左フレームの部
分の構成を拡大して示す図。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図。
【図4】(a)は、左リング状部材を介して左側板が左
フレームに取り付けられている状態を示す部分断面図、
(b)は、左リング状部材が左側板に回転フリーな状態
で取り付けられている状態を示す部分断面図。
【図5】(a)は、本発明の魚釣用リールの変形例であ
って、ネジ止めによって左リング状部材を左側板に回転
フリーな状態で取り付けた状態を示す図、(b)は、本
発明の魚釣用リールの他の変形例であって、嵌合によっ
て左リング状部材を左側板に回転フリーな状態で取り付
けた状態を示す図。
【図6】本発明の魚釣用リールの変形例であって、カム
止め法によって左リング状部材を左フレームに取り付け
る状態を示す分解図。
【図7】(a)は、図6のa−a線に沿う断面図、
(b)は、図6のb−b線に沿う断面図。
【符号の説明】
3a 左側板 44 抜け止めリング 46 受け部 48 嵌合溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、 このフレームの両側に配置される側板と、 これら側板の少なくとも一方をフレームに対して着脱自
    在に取り付けるためのリング状部材と、 このリング状部材をフレームに対して着脱自在に取付可
    能な取付手段と、 側板に対してリング状部材を抜け止めした状態で回転可
    能に支持する抜け止め部材とを備えていることを特徴と
    する魚釣用リール。
  2. 【請求項2】 前記抜け止め部材は、その弾性力を利用
    することによって、側板に対してリング状部材を抜け止
    めした状態で回転可能に支持することを特徴とする請求
    項1に記載の魚釣用リール。
  3. 【請求項3】 前記抜け止め部材は、リング状部材と側
    板とが相互に対面した箇所に形成されたスペース内に収
    容されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用
    リール。
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