JPH11275162A - 誤り訂正機能付遅延検波装置及び誤り訂正遅延検波方法 - Google Patents

誤り訂正機能付遅延検波装置及び誤り訂正遅延検波方法

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JPH11275162A
JPH11275162A JP10092555A JP9255598A JPH11275162A JP H11275162 A JPH11275162 A JP H11275162A JP 10092555 A JP10092555 A JP 10092555A JP 9255598 A JP9255598 A JP 9255598A JP H11275162 A JPH11275162 A JP H11275162A
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error
subtraction
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Hiroaki Sudo
浩章 須藤
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
Mitsuru Uesugi
充 上杉
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続する2シンボルにおいて2ビットの
誤りが存在する場合においても誤り訂正可能とすること
により、ビット誤り率特性を改善することができるよう
にすること。 【解決手段】 入力信号における1シンボル前後及び
2シンボル前後の位相比較で得られた1シンボル及び2
シンボル遅延検波信号からシンドロームを生成し、その
シンドロームの1シンボル遅延信号とシンドロームとの
第1の減算及び、シンドロームの2シンボル遅延信号と
シンドロームとの第2の減算を行い、第1の減算信号
と、第2の減算信号の1シンボル遅延信号との一致検出
を行うことにより得られた誤り信号と、1シンボル遅延
検波信号を1シンボル遅延した信号とを減算することに
より誤り訂正を行い、連続する2シンボルにおいて2ビ
ットの誤りが存在する場合においても誤り訂正可能とす
ることができ、これによって、従来よりもビット誤り率
特性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル移動体
通信システム等の無線受信装置に用いて好適な誤り訂正
機能付遅延検波装置及び誤り訂正遅延検波方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の誤り訂正機能付遅延検
波装置のブロック図を示す。図13に示す誤り訂正機能
付遅延検波装置は、1シンボル遅延検波器1301と、
2シンボル遅延検波器1302と、誤り訂正回路130
3と、判定器1304,1305とを備えて構成されて
いる。
【0003】このような構成において、まず、入力信号
1306が1シンボル遅延検波器1301に入力され、
ここで、1シンボル前の入力信号との位相比較(後述で
説明)が行われ、1シンボル遅延検波器出力信号130
7が得られる。
【0004】ここで、図14を参照して1シンボル遅延
検波器1301の内部構成及び動作について説明する。
1シンボル遅延検波器1301は、一般に入力信号13
06に対して1シンボル遅延を行う遅延器1401と、
ディジタル乗算器1402とを備えて構成され、ディジ
タル乗算器1402によって、入力信号1306と1シ
ンボル前の入力信号1403との乗算を行うことによっ
て1シンボル遅延検波信号1307を得るようになって
いる。
【0005】同様に、入力信号1306が2シンボル遅
延検波器1302に入力され、ここで、2シンボル前の
入力信号との位相比較が行われ、2シンボル遅延検波信
号1308が得られる。
【0006】但し、2シンボル遅延検波器1302は、
図14に示した遅延器1401の代わりに、入力信号1
306に対して2シンボル遅延を行う遅延器(図示せ
ず)を備えること以外は、1シンボル遅延検波器130
1と同じ構成で実現できる。
【0007】次に、1シンボル遅延検波信号1307及
び2シンボル遅延検波信号1308は、それぞれ判定器
1304,1305によって判定される。この判定は、
各信号1307,1308の判定により、入力信号13
06が、どの象限に入っているかを判定するものであ
り、例えば、入力信号1306がQPSK(Quadriphase
Phase Shift Keying)信号であれば、第1〜第4象限
の内のどの象限に入っているかを判定するものである。
【0008】このような判定後、各判定器1304,1
305から1シンボル遅延検波信号1309及び2シン
ボル遅延検波信号1310が誤り訂正回路1303へ出
力される。
【0009】最後に、誤り訂正回路1303で、判定後
の1シンボル遅延検波信号1309の誤り訂正(後述で
説明)が行われ、これによって誤り訂正機能付遅延検波
信号1311が得られる。
【0010】ここで、図15を参照して誤り訂正回路1
303の内部構成及び動作について説明する。誤り訂正
回路1303は、入力信号を1シンボル遅延させる遅延
器1501,1502と、ディジタル加算器1503
と、ディジタル減算器1504,1505,1506
と、一致検出器1507とを備えて構成されている。
【0011】このような構成において、まず、判定後の
1シンボル遅延検波信号1309が、遅延器1501に
よって1シンボル遅延され、これによって信号1508
が得られる。ここで、入力信号1306(図13参照)
の位相をΦ(n)とすると、信号1309の位相DΦ1(n)、
信号1508の位相DΦ1(n-1)は次式(1)及び(2)
で示される。
【0012】DΦ1(n)=Φ(n)-Φ(n-1) …(1) DΦ1(n-1)=Φ(n-1)-Φ(n-2) …(2) 但し、n=0,1,2,…とする。
【0013】ここで、信号1309に誤りe(n)(但し、
連続する2シンボルにおいて、1ビットの誤り)が存在
する場合、上式(2)は次式(3)で示される。
【0014】 DΦ1(n-1)=Φ(n-1)-Φ(n-2)+e(n) …(3) 次に、信号1309と信号1508が、ディジタル加算
器1503により加算され、これによって次式(4)に
示す信号1509が得られる。
【0015】 DΦ1(n)+DΦ1(n-1)={Φ(n)-Φ(n-1)}+{Φ(n-1)-Φ(n-2)+e(n)} =Φ(n-1)-Φ(n-2)+e(n) …(4) ここで、信号1310の位相DΦ2(n)は、信号1310
に誤りが存在しない場合、次式(5)で示される。
【0016】 DΦ2(n)=Φ(n)-Φ(n-2) …(5) 次に、信号1509と信号1310がディジタル減算器
1504により減算されることによって、次式(6)に
示す信号1510が得られる。
【0017】 S(n)={Φ(n)-Φ(n-2)+e(n)-{Φ(n)-Φ(n-2)}=e(n) …(6) 次に、ディジタル減算器1505によって、信号151
0から誤りパターン信号1511であるerror(n)が減算
される。これによって、1シンボル前の誤りの影響が除
去された信号1512であるsi(n)が得られる。
【0018】次に、信号1512のsi(n)が遅延器15
02により1シンボル遅延され、信号1513であるsi
(n-1)が得られる。
【0019】次に、信号1510のs(n)と信号1513
のsi(n-1)が一致検出器1507に入力されることによ
って、誤りパターン信号1511のerror(n)が得られ
る。この一致検出器1507では、誤りパターン信号1
511のerror(n)を、次式(7)のように定める。
【0020】 si(n)=si(n-1)=0の場合 error(n)=0 si(n)≠0,si(n-1)=0の場合 error(n)=0 si(n)=0,si(n-1)≠0の場合 error(n)=0 si(n)=si(n-1)=m≠0の場合 error(n)=m …(7) 最後に、ディジタル減算器1506によって、信号15
08から誤りパターン信号1511が減算され、これに
よって誤り訂正機能付遅延検波出力信号1311が得ら
れる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の誤り訂正機能付遅延検波装置においては、連続する2
シンボルにおいて2ビットの誤りが存在する場合は、誤
り訂正されないため、ビット誤り率特性の改善量が低下
することになる。
【0022】本発明は、連続する2シンボルにおいて2
ビットの誤りが存在する場合においても誤り訂正可能と
することにより、ビット誤り率特性を改善することがで
きる誤り訂正機能付遅延検波装置及び誤り訂正遅延検波
方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成とした。
【0024】請求項1記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置は、入力信号において1シンボル前後の位相比較を行
うことにより1シンボル遅延検波信号を得る1シンボル
遅延検波手段と、前記入力信号において2シンボル前後
の位相比較を行うことにより2シンボル遅延検波信号を
得る2シンボル遅延検波手段と、前記1シンボル遅延検
波信号及び前記2シンボル遅延検波信号からシンドロー
ムを生成し、前記シンドロームの1シンボル遅延信号と
前記シンドロームとの第1の減算を行うと共に、前記シ
ンドロームの2シンボル遅延信号と前記シンドロームと
の第2の減算を行い、前記第1の減算により得られた信
号と、前記第2の減算により得られた信号を1シンボル
遅延した信号との一致検出を行い、前記一致検出で得ら
れた誤り信号と前記1シンボル遅延検波信号を2シンボ
ル遅延した信号との減算を行うことにより誤り訂正を行
う誤り訂正手段と、を具備する構成とした。
【0025】この構成により、連続する2シンボルにお
いて2ビットの誤りが存在する場合においても誤り訂正
可能とすることができ、これによって、従来よりもビッ
ト誤り率特性が改善される。
【0026】また、請求項2記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項1記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置において、誤り訂正手段が、一致検出で得られた誤り
信号と第2の減算により得られた信号との第3の減算を
行い、この第3の減算で得られた信号と、第1の減算に
より得られた信号との一致検出を行って前記誤り信号を
得る機能を具備する構成とした。
【0027】この構成により、一致検出で得られた誤り
信号と、シンドロームの1シンボル遅延信号とシンドロ
ームの2シンボル遅延信号との第2の減算により得られ
る信号との第3の減算が行われることにより、誤りの影
響が、その第3の減算以降の信号に生じることを防ぎ、
以降の信号に対して更に誤訂正が生じることが防止され
る。
【0028】また、請求項3記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項1又は請求項2記載の誤り訂正機能
付遅延検波装置において、誤り訂正手段が、1シンボル
遅延検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を超え
た場合にのみ、前記1シンボル遅延検波信号の誤り訂正
を行う機能を具備する構成とした。
【0029】この構成により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0030】また、請求項4記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項3記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置において、基準値が、入力信号の信号対雑音電力比の
大きさに比例して変化する構成とした。
【0031】この構成により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0032】また、請求項5記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、入力信号において1シンボル前後の位相比
較を行うことにより1シンボル遅延検波信号を得る1シ
ンボル遅延検波手段と、前記入力信号において2シンボ
ル前後の位相比較を行うことにより2シンボル遅延検波
信号を得る2シンボル遅延検波手段と、前記入力信号に
おいて4シンボル前後の位相比較を行うことにより4シ
ンボル遅延検波信号を得る4シンボル遅延検波手段と、
前記2シンボル遅延検波信号を前記4シンボル遅延検波
信号により誤り訂正を行う第1誤り訂正手段と、前記1
シンボル遅延検波信号を4シンボル遅延した信号を、前
記第1誤り訂正手段で誤り訂正された2シンボル遅延検
波信号により誤り訂正を行う第2誤り訂正手段と、を具
備する構成とした。
【0033】この構成により、2シンボル遅延検波信号
に対しても誤り訂正が行われることにより、1シンボル
遅延検波信号に誤りが存在する時間と同じ時間におい
て、2シンボル遅延検波信号に誤りが存在する場合で
も、2シンボル遅延検波信号に存在する誤りの数が低減
するので、1シンボル遅延検波信号に対して誤り訂正が
行われない(あるいは誤訂正により誤りが増加する)確
率を低減することができる。
【0034】また、請求項6記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項5記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置において、第1誤り訂正手段が、2シンボル遅延検波
信号及び4シンボル遅延検波信号から第1シンドローム
を生成し、前記第1シンドロームの2シンボル遅延信号
と前記第1シンドロームとの第1の減算を行うと共に、
前記第1シンドロームの4シンボル遅延信号と前記第1
シンドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減算に
より得られた信号と、前記第2の減算により得られた信
号を2シンボル遅延した信号との一致検出を行い、前記
一致検出で得られた誤り信号と前記2シンボル遅延検波
信号を4シンボル遅延した信号との減算を行うことによ
り誤り訂正を行う機能を具備する構成とした。
【0035】この構成により、2シンボル遅延検波信号
に対しても誤り訂正を行うことができる。
【0036】また、請求項7記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項5又は請求項6記載の誤り訂正機能
付遅延検波装置において、第2誤り訂正手段が、1シン
ボル遅延検波信号を4シンボル遅延した信号及び第1誤
り訂正手段で得られた誤り訂正後の2シンボル遅延検波
信号から第2シンドロームを生成し、前記第2シンドロ
ームの1シンボル遅延信号と前記第2シンドロームとの
第3の減算を行うと共に、前記第2シンドロームの2シ
ンボル遅延信号と前記第2シンドロームとの第4の減算
を行い、前記第3の減算により得られた信号と、前記第
4の減算により得られた信号を1シンボル遅延した信号
との一致検出を行い、前記一致検出で得られた誤り信号
と前記1シンボル遅延検波信号を2シンボル遅延した信
号との減算を行うことにより誤り訂正を行う機能を具備
する構成とした。
【0037】この構成により、1シンボル遅延検波信号
に誤りが存在する時間と同じ時間において、2シンボル
遅延検波信号に誤りが存在する場合でも、2シンボル遅
延検波信号に存在する誤りの数が低減するので、1シン
ボル遅延検波信号に対して誤り訂正が行われない(ある
いは誤訂正により誤りが増加する)確率を低減すること
ができる。
【0038】また、請求項8記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項6記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置において、第1誤り訂正手段が、一致検出で得られた
誤り信号と第2の減算により得られた信号との第5の減
算を行い、この第5の減算で得られた信号と、第1の減
算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り信
号を得る機能を具備する構成とした。
【0039】この構成により、2シンボル遅延検波信号
の誤りの数をより低減することができ、これによって、
更に1シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正効果を高
め、誤り率の改善を行うことができる。
【0040】また、請求項9記載の誤り訂正機能付遅延
検波装置は、請求項7記載の誤り訂正機能付遅延検波装
置において、第2誤り訂正手段が、一致検出で得られた
誤り信号と第4の減算により得られた信号との第6の減
算を行い、この第6の減算で得られた信号と、第3の減
算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り信
号を得る機能を具備する構成とした。
【0041】この構成により、1シンボル遅延検波信号
に対する誤り訂正効果をより高め、誤り率の改善を行う
ことができる。
【0042】また、請求項10記載の誤り訂正機能付遅
延検波装置は、請求項5、6、8のいずれかに記載の誤
り訂正機能付遅延検波装置において、第1誤り訂正手段
が、2シンボル遅延検波信号の判定誤差が予め定められ
た基準値を超えた場合にのみ、前記2シンボル遅延検波
信号の誤り訂正を行う機能を具備する構成とした。
【0043】この構成により、2シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0044】また、請求項11記載の誤り訂正機能付遅
延検波装置は、請求項5、7、9記載の誤り訂正機能付
遅延検波装置において、第2誤り訂正手段が、1シンボ
ル遅延検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を超
えた場合にのみ、前記1シンボル遅延検波信号の誤り訂
正を行う機能を具備する構成とした。
【0045】この構成により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0046】また、請求項12記載の誤り訂正機能付遅
延検波装置は、請求項10又は請求項11記載の誤り訂
正機能付遅延検波装置において、基準値が、入力信号の
信号対雑音電力比の大きさに比例して変化する構成とし
た。
【0047】この構成により、1シンボル遅延検波信号
又は2シンボル遅延検波信号の誤訂正が更に防止され、
これによって、よりビット誤り率特性が改善される。
【0048】また、請求項13記載の誤り訂正遅延検波
方法は、入力信号において1シンボル前後の位相比較を
行うことにより1シンボル遅延検波信号を取得し、前記
入力信号において2シンボル前後の位相比較を行うこと
により2シンボル遅延検波信号を取得し、前記1シンボ
ル遅延検波信号及び前記2シンボル遅延検波信号からシ
ンドロームを生成し、前記シンドロームの1シンボル遅
延信号と前記シンドロームとの第1の減算を行うと共
に、前記シンドロームの2シンボル遅延信号と前記シン
ドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減算により
得られた信号と、前記第2の減算により得られた信号を
1シンボル遅延した信号との一致検出を行い、前記一致
検出により得られた誤り信号と、前記1シンボル遅延検
波信号を2シンボル遅延した信号との減算を行うことに
より誤り訂正を行うようにした。
【0049】この方法により、連続する2シンボルにお
いて2ビットの誤りが存在する場合においても誤り訂正
可能とすることができ、これによって、従来よりもビッ
ト誤り率特性を改善することができる。
【0050】また、請求項14記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項13記載の誤り訂正遅延検波方法におい
て、一致検出で得られた誤り信号と第2の減算により得
られた信号との第3の減算を行い、この第3の減算で得
られた信号と、第1の減算により得られた信号との一致
検出を行って前記誤り信号を得るようにした。
【0051】この方法により、一致検出で得られた誤り
信号と、シンドロームの1シンボル遅延信号とシンドロ
ームの2シンボル遅延信号との第2の減算により得られ
る信号との第3の減算が行われることにより、誤りの影
響が、その第3の減算以降の信号に生じることを防ぎ、
以降の信号に対して誤訂正が生じることが防止される。
【0052】また、請求項15記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項13又は請求項14記載の誤り訂正遅延
検波方法において、1シンボル遅延検波信号の判定誤差
が予め定められた基準値を超えた場合にのみ、一致検出
により得られた誤り信号と、前記1シンボル遅延検波信
号を2シンボル遅延した信号との減算を行うことにより
誤り訂正を行うようにした。
【0053】この方法により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0054】また、請求項16記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項15載の誤り訂正遅延検波方法におい
て、基準値が、入力信号の信号対雑音電力比の大きさに
比例して変化するようにした。
【0055】この方法により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0056】また、請求項17記載の誤り訂正遅延検波
方法は、入力信号において1シンボル前後の位相比較を
行うことにより1シンボル遅延検波信号を取得し、前記
入力信号において2シンボル前後の位相比較を行うこと
により2シンボル遅延検波信号を取得し、前記入力信号
において4シンボル前後の位相比較を行うことにより4
シンボル遅延検波信号を取得し、前記2シンボル遅延検
波信号を前記4シンボル遅延検波信号により第1の誤り
訂正を行い、前記1シンボル遅延検波信号を4シンボル
遅延した信号を、前記第1の誤り訂正で訂正された2シ
ンボル遅延検波信号により誤り訂正を行う第2の誤り訂
正を行うようにした。
【0057】この方法により、2シンボル遅延検波信号
に対しても誤り訂正が行われることにより、1シンボル
遅延検波信号に誤りが存在する時間と同じ時間におい
て、2シンボル遅延検波信号に誤りが存在する場合で
も、2シンボル遅延検波信号に存在する誤りの数が低減
するので、1シンボル遅延検波信号に対して誤り訂正が
行われない(あるいは誤訂正により誤りが増加する)確
率を低減することができる。
【0058】また、請求項18記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項17記載の誤り訂正遅延検波方法におい
て、第1の誤り訂正を、2シンボル遅延検波信号及び4
シンボル遅延検波信号から第1シンドロームを生成し、
前記第1シンドロームの2シンボル遅延信号と前記第1
シンドロームとの第1の減算を行うと共に、前記第1シ
ンドロームの4シンボル遅延信号と前記第1シンドロー
ムとの第2の減算を行い、前記第1の減算により得られ
た信号と、前記第2の減算により得られた信号を2シン
ボル遅延した信号との一致検出を行い、前記一致検出で
得られた誤り信号と前記2シンボル遅延検波信号を4シ
ンボル遅延した信号との減算を行うことにより実現する
ようにした。
【0059】この方法により、2シンボル遅延検波信号
に対しても誤り訂正を行うことができる。
【0060】また、請求項19記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項17又は請求項18記載の誤り訂正遅延
検波方法において、第2誤り訂正を、1シンボル遅延検
波信号を4シンボル遅延した信号及び第1誤り訂正手段
で得られた誤り訂正後の2シンボル遅延検波信号から第
2シンドロームを生成し、前記第2シンドロームの1シ
ンボル遅延信号と前記第2シンドロームとの第3の減算
を行うと共に、前記第2シンドロームの2シンボル遅延
信号と前記第2シンドロームとの第4の減算を行い、前
記第3の減算により得られた信号と、前記第4の減算に
より得られた信号を1シンボル遅延した信号との一致検
出を行い、前記一致検出で得られた誤り信号と前記1シ
ンボル遅延検波信号を2シンボル遅延した信号との減算
を行うことにより実現するようにした。
【0061】この方法により、1シンボル遅延検波信号
に誤りが存在する時間と同じ時間において、2シンボル
遅延検波信号に誤りが存在する場合でも、2シンボル遅
延検波信号に存在する誤りの数が低減するので、1シン
ボル遅延検波信号に対して誤り訂正が行われない(ある
いは誤訂正により誤りが増加する)確率を低減すること
ができる。
【0062】また、請求項20記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項18記載の誤り訂正遅延検波方法におい
て、第1誤り訂正が、一致検出で得られた誤り信号と第
2の減算により得られた信号との第5の減算を行い、こ
の第5の減算で得られた信号と、第1の減算により得ら
れた信号との一致検出を行って前記誤り信号を得るよう
に実現されるようにした。
【0063】この方法により、2シンボル遅延検波信号
の誤りの数をより低減することができ、これによって、
更に1シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正効果を高
め、誤り率の改善を行うことができる。
【0064】また、請求項21記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項19記載の誤り訂正遅延検波方法におい
て、第2誤り訂正が、一致検出で得られた誤り信号と第
4の減算により得られた信号との第6の減算を行い、こ
の第6の減算で得られた信号と、第3の減算により得ら
れた信号との一致検出を行って前記誤り信号を得るよう
に実現されるようにした。
【0065】この方法により、1シンボル遅延検波信号
に対する誤り訂正効果をより高め、誤り率の改善を行う
ことができる。
【0066】また、請求項22記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項17、18、20のいずれかに記載の誤
り訂正遅延検波方法において、第1誤り訂正が、2シン
ボル遅延検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を
超えた場合にのみ、一致検出により得られた誤り信号
と、前記2シンボル遅延検波信号を4シンボル遅延した
信号との減算を行って誤り訂正を行うように実現される
ようにした。
【0067】この方法により、2シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0068】また、請求項23記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項17、19、21のいずれかに記載の誤
り訂正遅延検波方法において、第2誤り訂正が、1シン
ボル遅延検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を
超えた場合にのみ、一致検出により得られた誤り信号
と、前記1シンボル遅延検波信号を2シンボル遅延した
信号との減算を行って誤り訂正を行うように実現される
ようにした。
【0069】この方法により、1シンボル遅延検波信号
の誤訂正が更に防止され、これによって、よりビット誤
り率特性が改善される。
【0070】また、請求項24記載の誤り訂正遅延検波
方法は、請求項22又は請求項23記載の誤り訂正遅延
検波方法において、基準値が、入力信号の信号対雑音電
力比の大きさに比例して変化するようにした。
【0071】この方法により、1シンボル遅延検波信号
又は2シンボル遅延検波信号の誤訂正が更に防止され、
これによって、よりビット誤り率特性が改善される。
【0072】また、請求項25記載の基地局装置は、請
求項1乃至請求項12のいずれかに記載の誤り訂正機能
付遅延検波装置、を具備する構成とした。
【0073】この構成により、基地局装置において、受
信信号に連続する2シンボルにおいて2ビットの誤りが
存在する場合においても誤り訂正可能とすることによ
り、ビット誤り率特性を改善することができ、また、1
シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正能力を高めるこ
とにより、更にビット誤り率特性を改善することがで
き、更には、2シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減
することによって、より1シンボル遅延検波信号に対す
る誤り訂正効果を高め、誤り率の改善を図ることができ
る。
【0074】また、請求項26記載の移動局装置は、請
求項1乃至請求項12のいずれかに記載の誤り訂正機能
付遅延検波装置、を具備する構成とした。
【0075】この構成により、移動局装置において、受
信信号に連続する2シンボルにおいて2ビットの誤りが
存在する場合においても誤り訂正可能とすることによ
り、ビット誤り率特性を改善することができ、また、1
シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正能力を高めるこ
とにより、更にビット誤り率特性を改善することがで
き、更には、2シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減
することによって、より1シンボル遅延検波信号に対す
る誤り訂正効果を高め、誤り率の改善を図ることができ
る。
【0076】また、請求項27記載の移動体通信システ
ムは、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の誤り
訂正機能付遅延検波装置を備えた基地局装置又は移動局
装置、を具備する構成とした。
【0077】この構成により、移動体通信システムにお
ける基地局装置又は移動局装置において、受信信号に連
続する2シンボルにおいて2ビットの誤りが存在する場
合においても誤り訂正可能とすることにより、ビット誤
り率特性を改善することができ、また、1シンボル遅延
検波信号に対する誤り訂正能力を高めることにより、更
にビット誤り率特性を改善することができ、更には、2
シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減することによっ
て、より1シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正効果
を高め、誤り率の改善を図ることができる。
【0078】また、請求項28記載の無線受信装置は、
請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の誤り訂正機
能付遅延検波装置、を具備する構成とした。
【0079】この構成により、無線受信装置において、
受信信号に連続する2シンボルにおいて2ビットの誤り
が存在する場合においても誤り訂正可能とすることによ
り、ビット誤り率特性を改善することができ、また、1
シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正能力を高めるこ
とにより、更にビット誤り率特性を改善することがで
き、更には、2シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減
することによって、より1シンボル遅延検波信号に対す
る誤り訂正効果を高め、誤り率の改善を図ることができ
る。
【0080】
【発明の実施の形態】以下、本発明の誤り訂正機能付遅
延検波装置の実施の形態を図面を用いて具体的に説明す
る。
【0081】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る誤り訂正機能付遅延検波装置のブロック図
を示す。
【0082】この図1に示す誤り訂正機能付遅延検波装
置は、1シンボル遅延検波器101と、2シンボル遅延
検波器102と、誤り訂正回路103と、判定器10
4,105とを備えて構成されている。
【0083】このような構成において、まず、入力信号
106が1シンボル遅延検波器101に入力され、ここ
で、1シンボル前の入力信号との位相比較(後述で説
明)が行われ、1シンボル遅延検波器出力信号107が
得られる。
【0084】1シンボル遅延検波器101は、従来例で
説明したと同様、図14と同構成となっている。即ち、
入力信号106に対して1シンボル遅延を行う遅延器
と、ディジタル乗算器とを備えて構成され、ディジタル
乗算器によって、入力信号106と、遅延器を通過した
1シンボル前の入力信号との乗算を行うことによって1
シンボル遅延検波信号107を得るようになっている。
【0085】同様に、入力信号106が図1に示す2シ
ンボル遅延検波器102に入力され、ここで、2シンボ
ル前の入力信号との位相比較が行われ、2シンボル遅延
検波信号108が得られる。
【0086】但し、2シンボル遅延検波器102は、上
述した1シンボル遅延検波器101における遅延器の代
わりに、入力信号106に対して2シンボル遅延を行う
遅延器を備えること以外は、1シンボル遅延検波器10
1と同じ構成で実現できる。
【0087】次に、1シンボル遅延検波信号107及び
2シンボル遅延検波信号108は、それぞれ判定器10
4,105によって判定される。この判定は、各信号1
07,108の判定により、入力信号106が、どの象
限に入っているかを判定するものであり、例えば、入力
信号106がQPSK信号であれば、第1〜第4象限の
内のどの象限に入っているかを判定するものである。
【0088】このような判定後、各判定器104,10
5から1シンボル遅延検波信号109及び2シンボル遅
延検波信号110が誤り訂正回路103へ出力される。
【0089】誤り訂正回路103は、図2に示すよう
に、遅延器201,202,203,204と、2シン
ボル遅延用の2遅延器205と、ディジタル加算器20
6と、ディジタル減算器207、208,209,21
0と、一致検出器211とを備えて構成されている。
【0090】このような構成において、まず、判定後1
シンボル遅延検波信号109が、遅延器201によって
1シンボル遅延され、この遅延された信号212が遅延
器202及びディジタル加算器206へ出力される。
【0091】次に、ディジタル加算器206において、
信号109と信号212が加算され、この加算により得
られた信号213がディジタル減算器207へ出力され
る。次に、ディジタル減算器207において、信号21
3と信号110が減算され、この減算により得られた信
号214であるs(n)が、ディジタル減算器208、遅延
器203及び2遅延器205へ出力される。但し、信号
214は、誤りの傾向を示すシンドロームである。
【0092】ここで、信号214は、遅延器203によ
って1シンボル遅延され、この遅延により得られた信号
215であるs(n-1)が、ディジタル減算器208及び2
09へ出力される。また、信号214は、2遅延器20
5によって2シンボル遅延され、この遅延により得られ
た信号216であるs(n-2)が、ディジタル減算器209
へ出力される。
【0093】次に、ディジタル減算器208において、
信号215であるs(n-1)と信号214であるs(n)が、s
(n-1) - s(n)の減算を実行され、この結果得られた信
号217が、一致検出器211へ出力される。
【0094】同様に、ディジタル減算器209におい
て、信号215であるs(n-1)と信号216であるs(n-2)
が、s(n-1) - s(n-2)の減算を実行され、この結果得
られた信号218が遅延器204へ出力され、ここで、
1シンボル遅延され、この結果得られた信号219が一
致検出器211へ出力される。
【0095】一致検出器211においては、各信号21
7及び219から誤りパターン信号220であるerror
(n)が得られる。ここで、誤りパターン信号220であ
るerror(n)を、次式(8)のように定める。
【0096】 si(n)= si(n-1)=0の場合 error(n)=0 si(n)≠0,si(n-1)=0の場合 error(n)=0 si(n)= 0,si(n-1)≠0の場合 error(n)=0 si(n)= si(n-1)=m≠0の場合 error(n)=m …(8) 次に、遅延器202において、信号212が1シンボル
の遅延され、この結果得られた信号221がディジタル
減算器210へ出力される。最後に、ディジタル減算器
210において、信号221が誤りパターン信号220
と減算され、この結果、誤り訂正機能付遅延検波出力信
号111が得られる。
【0097】次に、連続する2シンボルにおいて2ビッ
トの誤りが存在する場合の誤り訂正回路103の動作に
ついて、数式表現したものを図3に示し、その説明を行
う。但し、判定後の2シンボル遅延検波信号110にお
いては、誤りは存在しないものとする。また、図3にお
いて、 Φ(n);nシンボル目の信号106の位相(だたし、初期
値は0とする。) e1;連続する2シンボルにおける誤りのうち1シンボル
目の誤り e2;連続する2シンボルにおける誤りのうち2シンボル
目の誤りとする。
【0098】即ち、図3に示すように、第1ステップS
1では、図2の遅延器201に入力される信号109は
Φ(1)-Φ(0)であり、遅延器201で1シンボル遅延さ
れた信号212はΦ(0)、ディジタル加算器206から
出力される信号213はΦ(1)、ディジタル減算器20
7に入力される信号はΦ(1)である。このように、図3
に示すように、ステップS1からS7のように各信号が
変化する。
【0099】この変化において、第2ステップS2にお
いて信号109に生じた1シンボル目の誤りe1、第3ス
テップS3において信号109に生じた2シンボル目の
誤りe2が、最終段のディジタル減算器210から信号1
11として出力される場合には、訂正されていることが
分かる。
【0100】即ち、このような誤り訂正回路103にお
いては、連続する2シンボルにおいて2ビットの誤りが
存在する場合においても、誤り訂正が可能である。
【0101】また、連続する2シンボルにおいて1ビッ
トの誤りが存在する場合、図3において、e1=0となる。
従って、連続する2シンボルにおいて1ビットの誤りが
存在する場合においても、誤り訂正回路103は、問題
なく誤り訂正を行うことができる。
【0102】このように、実施の形態1によれば、1シ
ンボル遅延検波器101において入力信号106を1シ
ンボル前の信号と位相比較を行うことにより得られた1
シンボル遅延検波信号107を1シンボル遅延する遅延
器201と、この遅延器201の出力1シンボル遅延信
号212と入力信号109とを加算する加算器206
と、この加算信号206と、2シンボル遅延検波器10
2において入力信号106を2シンボル前の信号と位相
比較を行うことにより得られた2シンボル遅延検波信号
とからシンドローム214を生成する減算器207と、
そのシンドローム214に対して1シンボル遅延を行う
遅延器203及び2シンボル遅延を行う遅延器205
と、シンドローム214と遅延器203でシンドローム
214を1シンボル遅延させた信号215との減算を行
う減算器208と、シンドローム214を遅延器203
で1シンボル遅延させた信号215とシンドローム21
4を遅延器205で2シンボル遅延させた信号216の
減算を行う減算器209と、減算器209の出力信号2
18に対して1シンボル遅延を行う遅延器204と、こ
の遅延器204の出力信号219と前記した減算器20
8の出力信号217との一致検出を行うことにより誤り
信号(誤りパターン信号)220を出力する一致検出器
211と、1シンボル遅延検波信号109を遅延器20
1以降更に1シンボル遅延させる遅延器202と、この
遅延器202の出力信号221と誤り信号220とを減
算することにより誤り訂正を行い、この結果得られた誤
り訂正機能付遅延検波信号111を出力する減算器21
0とから構成される誤り訂正回路103を具備して訂正
機能付遅延検波装置を構成することにより、連続する2
シンボルにおいて2ビットの誤りが存在する場合におい
ても誤り訂正可能とすることができ、これによって、従
来よりもビット誤り率特性を改善することができる。
【0103】(実施の形態2)図4は、本発明の実施の
形態2に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における誤り
訂正回路のブロック図を示す。但し、この図4に示す実
施の形態2の誤り訂正回路401において図2の実施の
形態1の誤り訂正回路103の各部に対応する部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0104】即ち、実施の形態2は、図1に示した実施
の形態1の構成において、誤り訂正回路103の代わり
に、図4に示す誤り訂正回路401を用いたものであ
る。
【0105】この図4に示す誤り訂正回路401が、図
2に示した誤り訂正回路103と異なる点は、ディジタ
ル減算器209と遅延器204との間に、ディジタル減
算器402を接続し、一致検出器211とディジタル減
算器402との間に遅延器403を接続して誤り訂正回
路401を構成し、一致検出器211より出力される誤
りパターン信号220を遅延器403により1シンボル
遅延させた信号404と、シンドローム214を1シン
ボル遅延させた信号215とシンドローム214を2シ
ンボル遅延させた信号216の減算を行う減算器209
により出力される信号218との減算をディジタル減算
器402で行うことにより、誤りの影響が以降の信号4
05に生じることを防ぎ、以降の信号405に対して誤
訂正が生じることを防いだことにある。
【0106】即ち、ディジタル減算器402において、
誤りパターン信号220が遅延器403で1シンボル遅
延された信号404と、ディジタル減算器209から出
力される信号218との減算が行われ、この結果得られ
た信号405が遅延器204へ出力される。
【0107】そして、一致検出器211において、信号
219と信号217との一致検出が行われることによっ
て誤りパターン信号220が得られる。以降の動作は、
上記実施の形態1と同じである。
【0108】ここで、連続する2シンボルにおいて2ビ
ットの誤りが存在する場合の誤り訂正回路401の動作
について、数式表現したものを図5に示し、その説明を
行う。但し、判定後の2シンボル遅延検波信号110に
おいては、誤りは存在しないものとする。また、図5に
おいて、 Φ(n);nシンボル目の信号106の位相(だたし、初期
値は0とする。) e1;連続する2シンボルにおける誤りのうち1シンボル
目の誤り e2;連続する2シンボルにおける誤りのうち2シンボル
目の誤り とする。
【0109】即ち、図5に示すように、第1ステップS
1では、図4の遅延器201に入力される信号109は
Φ(1)-Φ(0)であり、遅延器201で1シンボル遅延さ
れた信号212はΦ(0)、ディジタル加算器206から
出力される信号213はΦ(1)、ディジタル減算器20
7に入力される信号はΦ(1)である。このように、図5
に示すように、ステップS1からS7のように各信号が
変化する。
【0110】この変化において、第2ステップS2にお
いて信号109に生じた1シンボル目の誤りe1、第3ス
テップS3において信号109に生じた2シンボル目の
誤りe2が、最終段のディジタル減算器210から信号1
11として出力される場合には、訂正されていることが
分かる。
【0111】即ち、図5でn=S6,S7の場合において、一
致検出器211に入力される信号219は、0となって
いることがわかる。従って、誤りの影響が以降の信号に
生じていないことがわかる。
【0112】このように、実施の形態2によれば、一致
検出器211より出力される誤りパターン信号220
と、シンドローム214を1シンボル遅延させた信号2
15とシンドローム214を2シンボル遅延させた信号
216の減算を行う減算器209により出力される信号
218との減算を減算器402で行って誤りの影響が以
降の信号に生じることを防ぐことによって、以降の信号
に対して誤訂正が生じることを防止することができ、実
施の形態1よりも更に誤り率の改善を図ることができ
る。
【0113】(実施の形態3)図6は、本発明の実施の
形態3に係る誤り訂正機能付遅延検波装置のブロック図
を示す。但し、この図6に示す実施の形態3において図
1の実施の形態1の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0114】この図6に示す実施の形態3の誤り訂正機
能付遅延検波装置が、図1に示した実施の形態1と異な
る点は、図1で用いた1シンボル遅延検波器101と、
2シンボル遅延検波器102と、誤り訂正回路(この例
では第2誤り訂正回路とする)103と、判定器10
4,105との他に、入力信号106における4シンボ
ル前後の位相比較を行って4シンボル遅延検波信号60
2を得る4シンボル遅延検波器601と、4シンボル遅
延検波信号602の判定を行う判定器603と、この判
定器603の出力信号604と判定器105の出力信号
110とから誤り訂正行って誤り訂正回路103へ出力
する第1誤り訂正回路605と、判定器104の出力信
号109を4シンボル遅延して第2誤り訂正回路103
へ出力する4遅延器606とを備えて構成することによ
って、2シンボル遅延検波信号に対しても誤り訂正を行
うようにしたことにある。
【0115】このような構成において、実施の形態3の
特徴要素のみの動作を説明する。まず、入力信号106
が、4シンボル遅延検波器601に入力され、ここで4
シンボル前の入力信号との位相比較が行われ、これによ
って4シンボル遅延検波信号602が得られる。
【0116】次に、4シンボル遅延検波信号602が、
判定器603によって判定され、判定後の4シンボル遅
延検波信号604が得られる。次に、判定器105によ
る判定後の2シンボル遅延検波信号110が、第1誤り
訂正回路605において、判定後の4シンボル遅延検波
信号604に基づき誤り訂正され、これによって誤り訂
正後の2シンボル遅延検波信号608が得られ、第2誤
り訂正回路103へ出力される。
【0117】次に、判定器104による判定後の1シン
ボル遅延検波信号109が、4遅延器606によって4
シンボル遅延され、これによって得られた信号607が
第2誤り訂正回路103へ出力される。最後に、第2誤
り訂正回路103では実施の形態1で説明したと同様な
誤り訂正が行われ、誤り訂正機能付遅延検波信号111
が出力される。
【0118】ここで、上記の第1誤り訂正回路605を
図7を参照して説明する。第1誤り訂正回路605は、
図7に示すように、2遅延器701,702,703,
704と、4遅延器705と、ディジタル加算器706
と、ディジタル減算器707、708,709,710
と、一致検出器711とを備えて構成されている。つま
り、実施の形態1で説明した第2誤り訂正回路103の
遅延器が2遅延器、2遅延器が4遅延器に置き換えられ
たこと以外は同構成となっている。
【0119】このような構成において、まず、判定後2
シンボル遅延検波信号110が、2遅延器701によっ
て2シンボル遅延され、この遅延された信号712が2
遅延器702及びディジタル加算器706へ出力され
る。
【0120】次に、ディジタル加算器706において、
信号110と信号712が加算され、この加算により得
られた信号713がディジタル減算器707へ出力され
る。次に、ディジタル減算器707において、信号71
3と信号110が減算され、この減算により得られた信
号714が、ディジタル減算器708、遅延器703及
び4遅延器705へ出力される。但し、信号714は、
誤りの傾向を示すシンドロームである。
【0121】ここで、信号714は、2遅延器703に
よって2シンボル遅延され、この遅延により得られた信
号715が、ディジタル減算器708及び709へ出力
される。また、信号714は、4遅延器705によって
4シンボル遅延され、この遅延により得られた信号71
6が、ディジタル減算器709へ出力される。
【0122】次に、ディジタル減算器708において、
信号715と信号714の減算が実行され、この結果得
られた信号717が、一致検出器711へ出力される。
【0123】同様に、ディジタル減算器709におい
て、信号715と信号716の減算が実行され、この結
果得られた信号718が2遅延器704へ出力され、こ
こで、2シンボル遅延され、この結果得られた信号71
9が一致検出器711へ出力される。一致検出器711
においては、各信号717及び719から誤りパターン
信号720が得られる。
【0124】次に、2遅延器702において、信号71
2が2シンボルの遅延され、この結果得られた信号72
1がディジタル減算器710へ出力される。最後に、デ
ィジタル減算器710において、信号721が誤りパタ
ーン信号720と減算され、この結果、誤り訂正機能付
遅延検波出力信号608が得られる。
【0125】このように、実施の形態3によれば、2シ
ンボル遅延検波信号108に対しても誤り訂正を行うこ
とにより、1シンボル遅延検波信号に誤りが存在する時
間と同じ時間において、2シンボル遅延検波信号に誤り
が存在する場合でも、2シンボル遅延検波信号に存在す
る誤りの数を低減することにより、1シンボル遅延検波
信号に対して誤り訂正が行われない(あるいは誤訂正に
より誤りが増加する)確率を低減することができる。即
ち、1シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正能力を高
めることにより、実施の形態1及び2よりも更にビット
誤り率特性を改善することができる。
【0126】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における第1
誤り訂正回路のブロック図を示す。但し、この図8に示
す実施の形態4の第1誤り訂正回路801において図7
の実施の形態3の第1誤り訂正回路605の各部に対応
する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0127】この図8に示す第1誤り訂正回路801
が、図7に示した第1誤り訂正回路605と異なる点
は、ディジタル減算器709と2遅延器704との間
に、ディジタル減算器802を接続し、一致検出器71
1とディジタル減算器802との間に2遅延器803を
接続して第1誤り訂正回路801を構成し、一致検出器
711より出力される誤りパターン信号720を2遅延
器803により2シンボル遅延させた信号804と、シ
ンドローム714を2シンボル遅延させた信号715と
シンドローム714を4シンボル遅延させた信号716
の減算を行う減算器709により出力される信号718
との減算をディジタル減算器802で行うことにより、
誤りの影響が以降の信号805に生じることを防ぎ、以
降の信号805に対して誤訂正が生じることを防いだこ
とにある。
【0128】即ち、ディジタル減算器802において、
誤りパターン信号720が2遅延器803で2シンボル
遅延された信号804と、ディジタル減算器709から
出力される信号718との減算が行われ、この結果得ら
れた信号805が2遅延器704へ出力される。
【0129】そして、一致検出器711において、信号
719と信号717との一致検出が行われることによっ
て誤りパターン信号220が得られる。以降の動作は、
上記実施の形態3と同じである。
【0130】このように、実施の形態4によれば、一致
検出器711より出力される誤りパターン信号720
と、シンドローム714を2シンボル遅延させた信号7
15とシンドローム714を4シンボル遅延させた信号
716の減算を行う減算器709により出力される信号
718との減算を減算器802で行って誤りの影響が以
降の信号に生じることを防ぐことによって、実施の形態
3よりも更に2シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減
することができ、これによって、更に1シンボル遅延検
波信号に対する誤り訂正効果を高め、誤り率の改善を図
ることができる。
【0131】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における誤り
訂正回路のブロック図を示す。
【0132】この実施の形態5は、上記実施の形態1〜
4で用いられている誤り訂正回路103,401の代わ
りに、図9に示す誤り訂正回路901を用いたものであ
る。但し、この図9に示す誤り訂正回路901において
図4に示した誤り訂正回路401の各部に対応する部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0133】この図9に示す誤り訂正回路901が、図
4に示した誤り訂正回路401と異なる点は、判定誤差
生成回路902と、ディジタル減算器903と、判定器
904と、スイッチ905とを備えて構成し、図1又は
図6に示した判定器104による判定誤差が基準値を超
えた場合のみ1シンボル遅延検波信号109に対して誤
り訂正を行うようにしたことにある。
【0134】このような構成において、判定誤差生成回
路902に、判定後の1シンボル遅延検波信号109
と、判定前の1シンボル遅延検波信号107とが入力さ
れ、ここで、双方の減算による絶対値が算出されること
によって判定誤差信号906が得られる。
【0135】この判定誤差信号906は、ディジタル減
算器903によって、予め定められた基準値REFと減
算され、この結果得られた信号907が、判定器904
によって判定され、制御信号908が得られる。
【0136】次に、スイッチ905は、制御信号908
に応じて誤りパターン信号220と0信号909の何れ
かを選択し、この選択信号910をディジタル減算器2
10へ出力する。スイッチ905による選択は、判定誤
差信号906が基準値REFを越えたものを示す場合に
誤りパターン信号220を選択し、そうでない場合に0
信号909を選択するようになっている。
【0137】このように、実施の形態5によれば、判定
前後の1シンボル遅延検波信号107,109の判定誤
差が、基準値REFを超えた場合のみ1シンボル遅延検
波信号109に対し誤り訂正を行うことによって、1シ
ンボル遅延検波信号109の誤訂正を防止し、これによ
って、実施の形態1〜4よりも、更にビット誤り率特性
を改善することができる。
【0138】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における誤
り訂正回路のブロック図を示す。
【0139】この実施の形態6は、上記実施の形態3〜
5で用いられている第1誤り訂正回路605,801の
代わりに、図10に示す誤り訂正回路1001を用いた
ものである。但し、この図10に示す誤り訂正回路10
01において図8に示した誤り訂正回路801の各部に
対応する部分には同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0140】この図10に示す誤り訂正回路1001
が、図8に示した誤り訂正回路1001と異なる点は、
判定誤差生成回路1002と、ディジタル減算器100
3と、判定器1004と、スイッチ1005とを備えて
構成し、図6に示した判定器105による判定誤差が基
準値を超えた場合のみ2シンボル遅延検波信号110に
対して誤り訂正を行うようにしたことにある。
【0141】このような構成において、判定誤差生成回
路1002に、判定後の2シンボル遅延検波信号110
と、判定前の2シンボル遅延検波信号108とが入力さ
れ、ここで、双方の減算による絶対値が算出されること
によって判定誤差信号1006が得られる。
【0142】この判定誤差信号1006は、ディジタル
減算器1003によって、予め定められた基準値REF
aと減算され、この結果得られた信号1007が、判定
器1004によって判定され、制御信号1008が得ら
れる。
【0143】次に、スイッチ1005は、制御信号10
08に応じて誤りパターン信号720と0信号1009
の何れかを選択し、この選択信号1010をディジタル
減算器710へ出力する。スイッチ1005による選択
は、判定誤差信号1006が基準値REFaを越えたも
のを示す場合に誤りパターン信号720を選択し、そう
でない場合に0信号1009を選択するようになってい
る。
【0144】このように、実施の形態6によれば、判定
前後の2シンボル遅延検波信号108,110の判定誤
差が、基準値REFaを超えた場合のみ2シンボル遅延
検波信号110に対し誤り訂正を行うことによって、2
シンボル遅延検波信号110の誤訂正を防止し、これに
よって、実施の形態3〜5よりも、更にビット誤り率特
性を改善することができる。
【0145】(実施の形態7)図11は、本発明の実施
の形態7に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における誤
り訂正回路のブロック図を示す。
【0146】この実施の形態7は、上記実施の形態5で
説明した図9に示す誤り訂正回路901の代わりに、図
11に示す誤り訂正回路1101を用いたものである。
但し、この図11に示す誤り訂正回路1101において
図9に示した誤り訂正回路901の各部に対応する部分
には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0147】この図11に示す誤り訂正回路1101
が、図9に示した誤り訂正回路901と異なる点は、デ
ィジタル減算器1102と、判定器1103と、スイッ
チ1104とを備えて構成し、基準値REFを信号対雑
音電力比に比例して変化させるようにしたことにある。
【0148】このような構成において、信号のレベルを
表わすレベル信号1105が、ディジタル減算器110
2によって基準値REF3と減算され、この結果得られ
た信号1106が判定器1103へ出力される。ここ
で、レベル信号1105は、一般に、図示せぬ無線部よ
り入力されるRSSI(受信電界レベル)信号を用いる
ことができる。
【0149】次に、信号1106が判定器1103によ
って判定されることによって制御信号1107が得られ
る。その制御信号1107に応じてスイッチ1104が
制御され、これによって基準値REF2又はREF1が
選択され、この選択信号が基準値REFとしてディジタ
ル減算器903へ出力される。
【0150】一般に、信号対雑音電力比が高くなるほ
ど、誤りが生じた時の信号の判定誤差(入力信号と入力
信号を判定した信号との差)は大きくなる確率が高くな
る。従って、信号対雑音電力比が高くなるにつれて、判
定誤差の基準値REFを高くすることによって、更に誤
訂正を防ぐことができる。
【0151】このように、実施の形態7によれば、1シ
ンボル遅延検波信号109に対して誤り訂正を行う誤り
訂正回路1101において、判定誤差と比較を行う基準
値REFを変化させることにより、実施の形態5より
も、更に誤訂正が生じることを防ぎ、更にビット誤り率
特性を改善することができる。
【0152】(実施の形態8)図12は、本発明の実施
の形態8に係る誤り訂正機能付遅延検波装置における誤
り訂正回路のブロック図を示す。
【0153】この実施の形態8は、上記実施の形態6で
説明した図10に示す誤り訂正回路1001の代わり
に、図12に示す誤り訂正回路1201を用いたもので
ある。但し、この図12に示す誤り訂正回路1201に
おいて図10に示した誤り訂正回路1001の各部に対
応する部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0154】この図12に示す誤り訂正回路1201
が、図10に示した誤り訂正回路1001と異なる点
は、ディジタル減算器1202と、判定器1203と、
スイッチ1204とを備えて構成し、基準値REFaを
信号対雑音電力比に比例して変化させるようにしたこと
にある。
【0155】このような構成において、信号のレベルを
表わすレベル信号1205が、ディジタル減算器120
2によって基準値REF3aと減算され、この結果得ら
れた信号1206が判定器1203へ出力される。ここ
で、レベル信号1205は、一般に、図示せぬ無線部よ
り入力されるRSSI信号を用いることができる。
【0156】次に、信号1206が判定器1203によ
って判定されることによって制御信号1207が得られ
る。その制御信号1207に応じてスイッチ1204が
制御され、これによって基準値REF2a又はREF1
aが選択され、この選択信号が基準値REFaとしてデ
ィジタル減算器1003へ出力される。
【0157】このように、実施の形態8によれば、2シ
ンボル遅延検波信号110に対して誤り訂正を行う誤り
訂正回路1201において、判定誤差と比較を行う基準
値REFaを変化させることにより、実施の形態6より
も、更に誤訂正が生じることを防ぎ、更にビット誤り率
特性を改善することができる。
【0158】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、連続する2シンボルにおいて2ビットの誤り
が存在する場合においても誤り訂正可能とすることによ
り、ビット誤り率特性を改善することができる。
【0159】1シンボル遅延検波信号に対する誤り訂正
能力を高めることにより、更にビット誤り率特性を改善
することができる。
【0160】2シンボル遅延検波信号の誤りの数を低減
することによって、更に1シンボル遅延検波信号に対す
る誤り訂正効果を高め、誤り率の改善を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る誤り訂正機能付遅
延検波装置のブロック図
【図2】図2に示す誤り訂正機能付遅延検波装置におけ
る誤り訂正回路のブロック図
【図3】入力信号の連続する2シンボルにおいて2ビッ
トの誤りが存在する場合における図2に示す誤り訂正回
路の動作の数式表現図
【図4】本発明の実施の形態2に係る誤り訂正機能付遅
延検波装置における誤り訂正回路のブロック図
【図5】入力信号の連続する2シンボルにおいて2ビッ
トの誤りが存在する場合における図4に示す誤り訂正回
路の動作の数式表現図
【図6】本発明の実施の形態3に係る誤り訂正機能付遅
延検波装置のブロック図
【図7】図6に示す誤り訂正機能付遅延検波装置におけ
る第1誤り訂正回路のブロック図
【図8】図6に示す誤り訂正機能付遅延検波装置におけ
る第2誤り訂正回路のブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に係る誤り訂正機能付遅
延検波装置における誤り訂正回路のブロック図
【図10】本発明の実施の形態6に係る誤り訂正機能付
遅延検波装置における誤り訂正回路のブロック図
【図11】本発明の実施の形態7に係る誤り訂正機能付
遅延検波装置における誤り訂正回路のブロック図
【図12】本発明の実施の形態8に係る誤り訂正機能付
遅延検波装置における誤り訂正回路のブロック図
【図13】従来の誤り訂正機能付遅延検波装置のブロッ
ク図
【図14】図13に示す誤り訂正機能付遅延検波装置に
おける1シンボル遅延検波器のブロック図
【図15】図13に示す誤り訂正機能付遅延検波装置に
おける誤り訂正回路のブロック図
【符号の説明】
101 1シンボル遅延検波器 102 2シンボル遅延検波器 103,401,1101 誤り訂正回路(第2誤り訂
正回路) 601 4シンボル遅延検波器 605,801,901,1001,1201 第1誤
り訂正回路

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号において1シンボル前後の位相
    比較を行うことにより1シンボル遅延検波信号を得る1
    シンボル遅延検波手段と、前記入力信号において2シン
    ボル前後の位相比較を行うことにより2シンボル遅延検
    波信号を得る2シンボル遅延検波手段と、前記1シンボ
    ル遅延検波信号及び前記2シンボル遅延検波信号からシ
    ンドロームを生成し、前記シンドロームの1シンボル遅
    延信号と前記シンドロームとの第1の減算を行うと共
    に、前記シンドロームの2シンボル遅延信号と前記シン
    ドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減算により
    得られた信号と、前記第2の減算により得られた信号を
    1シンボル遅延した信号との一致検出を行い、前記一致
    検出で得られた誤り信号と前記1シンボル遅延検波信号
    を2シンボル遅延した信号との減算を行うことにより誤
    り訂正を行う誤り訂正手段と、を具備することを特徴と
    する誤り訂正機能付遅延検波装置。
  2. 【請求項2】 誤り訂正手段は、一致検出で得られた誤
    り信号と第2の減算により得られた信号との第3の減算
    を行い、この第3の減算で得られた信号と、第1の減算
    により得られた信号との一致検出を行って前記誤り信号
    を得る機能を具備することを特徴とする請求項1記載の
    誤り訂正機能付遅延検波装置。
  3. 【請求項3】 誤り訂正手段は、1シンボル遅延検波信
    号の判定誤差が予め定められた基準値を超えた場合にの
    み、前記1シンボル遅延検波信号の誤り訂正を行う機能
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  4. 【請求項4】 基準値は、入力信号の信号対雑音電力比
    の大きさに比例して変化することを特徴とする請求項3
    記載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  5. 【請求項5】 入力信号において1シンボル前後の位相
    比較を行うことにより1シンボル遅延検波信号を得る1
    シンボル遅延検波手段と、前記入力信号において2シン
    ボル前後の位相比較を行うことにより2シンボル遅延検
    波信号を得る2シンボル遅延検波手段と、前記入力信号
    において4シンボル前後の位相比較を行うことにより4
    シンボル遅延検波信号を得る4シンボル遅延検波手段
    と、前記2シンボル遅延検波信号を前記4シンボル遅延
    検波信号により誤り訂正を行う第1誤り訂正手段と、前
    記1シンボル遅延検波信号を4シンボル遅延した信号
    を、前記第1誤り訂正手段で誤り訂正された2シンボル
    遅延検波信号により誤り訂正を行う第2誤り訂正手段
    と、を具備することを特徴とする誤り訂正機能付遅延検
    波装置。
  6. 【請求項6】 第1誤り訂正手段は、2シンボル遅延検
    波信号及び4シンボル遅延検波信号から第1シンドロー
    ムを生成し、前記第1シンドロームの2シンボル遅延信
    号と前記第1シンドロームとの第1の減算を行うと共
    に、前記第1シンドロームの4シンボル遅延信号と前記
    第1シンドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減
    算により得られた信号と、前記第2の減算により得られ
    た信号を2シンボル遅延した信号との一致検出を行い、
    前記一致検出で得られた誤り信号と前記2シンボル遅延
    検波信号を4シンボル遅延した信号との減算を行うこと
    により誤り訂正を行う機能を具備することを特徴とする
    請求項5記載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  7. 【請求項7】 第2誤り訂正手段は、1シンボル遅延検
    波信号を4シンボル遅延した信号及び第1誤り訂正手段
    で得られた誤り訂正後の2シンボル遅延検波信号から第
    2シンドロームを生成し、前記第2シンドロームの1シ
    ンボル遅延信号と前記第2シンドロームとの第3の減算
    を行うと共に、前記第2シンドロームの2シンボル遅延
    信号と前記第2シンドロームとの第4の減算を行い、前
    記第3の減算により得られた信号と、前記第4の減算に
    より得られた信号を1シンボル遅延した信号との一致検
    出を行い、前記一致検出で得られた誤り信号と前記1シ
    ンボル遅延検波信号を2シンボル遅延した信号との減算
    を行うことにより誤り訂正を行う機能を具備することを
    特徴とする請求項5又は請求項6記載の誤り訂正機能付
    遅延検波装置。
  8. 【請求項8】 第1誤り訂正手段は、一致検出で得られ
    た誤り信号と第2の減算により得られた信号との第5の
    減算を行い、この第5の減算で得られた信号と、第1の
    減算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り
    信号を得る機能を具備することを特徴とする請求項6記
    載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  9. 【請求項9】 第2誤り訂正手段は、一致検出で得られ
    た誤り信号と第4の減算により得られた信号との第6の
    減算を行い、この第6の減算で得られた信号と、第3の
    減算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り
    信号を得る機能を具備することを特徴とする請求項7記
    載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  10. 【請求項10】 第1誤り訂正手段は、2シンボル遅延
    検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を超えた場
    合にのみ、前記2シンボル遅延検波信号の誤り訂正を行
    う機能を具備することを特徴とする請求項5、6、8の
    いずれかに記載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  11. 【請求項11】 第2誤り訂正手段は、1シンボル遅延
    検波信号の判定誤差が予め定められた基準値を超えた場
    合にのみ、前記1シンボル遅延検波信号の誤り訂正を行
    う機能を具備することを特徴とする請求項5、7、9の
    いずれかに記載の誤り訂正機能付遅延検波装置。
  12. 【請求項12】 基準値は、入力信号の信号対雑音電力
    比の大きさに比例して変化することを特徴とする請求項
    10又は請求項11記載の誤り訂正機能付遅延検波装
    置。
  13. 【請求項13】 入力信号において1シンボル前後の位
    相比較を行うことにより1シンボル遅延検波信号を取得
    し、前記入力信号において2シンボル前後の位相比較を
    行うことにより2シンボル遅延検波信号を取得し、前記
    1シンボル遅延検波信号及び前記2シンボル遅延検波信
    号からシンドロームを生成し、前記シンドロームの1シ
    ンボル遅延信号と前記シンドロームとの第1の減算を行
    うと共に、前記シンドロームの2シンボル遅延信号と前
    記シンドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減算
    により得られた信号と、前記第2の減算により得られた
    信号を1シンボル遅延した信号との一致検出を行い、前
    記一致検出により得られた誤り信号と、前記1シンボル
    遅延検波信号を2シンボル遅延した信号との減算を行う
    ことにより誤り訂正を行うことを特徴とする誤り訂正機
    能付遅延検波方法。
  14. 【請求項14】 一致検出で得られた誤り信号と第2の
    減算により得られた信号との第3の減算を行い、この第
    3の減算で得られた信号と、第1の減算により得られた
    信号との一致検出を行って前記誤り信号を得ることを特
    徴とする請求項13記載の誤り訂正遅延検波方法。
  15. 【請求項15】 1シンボル遅延検波信号の判定誤差が
    予め定められた基準値を超えた場合にのみ、一致検出に
    より得られた誤り信号と、前記1シンボル遅延検波信号
    を2シンボル遅延した信号との減算を行うことにより誤
    り訂正を行うことを特徴とする請求項13又は請求項1
    4記載の誤り訂正遅延検波方法。
  16. 【請求項16】 基準値は、入力信号の信号対雑音電力
    比の大きさに比例して変化することを特徴とする請求項
    15記載の誤り訂正遅延検波方法。
  17. 【請求項17】 入力信号において1シンボル前後の位
    相比較を行うことにより1シンボル遅延検波信号を取得
    し、前記入力信号において2シンボル前後の位相比較を
    行うことにより2シンボル遅延検波信号を取得し、前記
    入力信号において4シンボル前後の位相比較を行うこと
    により4シンボル遅延検波信号を取得し、前記2シンボ
    ル遅延検波信号を前記4シンボル遅延検波信号により第
    1の誤り訂正を行い、前記1シンボル遅延検波信号を4
    シンボル遅延した信号を、前記第1の誤り訂正で訂正さ
    れた2シンボル遅延検波信号により誤り訂正を行う第2
    の誤り訂正を行うことを特徴とする誤り訂正遅延検波方
    法。
  18. 【請求項18】 第1の誤り訂正を、2シンボル遅延検
    波信号及び4シンボル遅延検波信号から第1シンドロー
    ムを生成し、前記第1シンドロームの2シンボル遅延信
    号と前記第1シンドロームとの第1の減算を行うと共
    に、前記第1シンドロームの4シンボル遅延信号と前記
    第1シンドロームとの第2の減算を行い、前記第1の減
    算により得られた信号と、前記第2の減算により得られ
    た信号を2シンボル遅延した信号との一致検出を行い、
    前記一致検出で得られた誤り信号と前記2シンボル遅延
    検波信号を4シンボル遅延した信号との減算を行うこと
    により実現することを特徴とする請求項17記載の誤り
    訂正遅延検波方法。
  19. 【請求項19】 第2誤り訂正を、1シンボル遅延検波
    信号を4シンボル遅延した信号及び第1誤り訂正手段で
    得られた誤り訂正後の2シンボル遅延検波信号から第2
    シンドロームを生成し、前記第2シンドロームの1シン
    ボル遅延信号と前記第2シンドロームとの第3の減算を
    行うと共に、前記第2シンドロームの2シンボル遅延信
    号と前記第2シンドロームとの第4の減算を行い、前記
    第3の減算により得られた信号と、前記第4の減算によ
    り得られた信号を1シンボル遅延した信号との一致検出
    を行い、前記一致検出で得られた誤り信号と前記1シン
    ボル遅延検波信号を2シンボル遅延した信号との減算を
    行うことにより実現することを特徴とする請求項17又
    は請求項18記載の誤り訂正遅延検波方法。
  20. 【請求項20】 第1誤り訂正が、一致検出で得られた
    誤り信号と第2の減算により得られた信号との第5の減
    算を行い、この第5の減算で得られた信号と、第1の減
    算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り信
    号を得るように実現されることを特徴とする請求項18
    記載の誤り訂正遅延検波方法。
  21. 【請求項21】 第2誤り訂正が、一致検出で得られた
    誤り信号と第4の減算により得られた信号との第6の減
    算を行い、この第6の減算で得られた信号と、第3の減
    算により得られた信号との一致検出を行って前記誤り信
    号を得るように実現されることを特徴とする請求項19
    記載の誤り訂正遅延検波方法。
  22. 【請求項22】 第1誤り訂正が、2シンボル遅延検波
    信号の判定誤差が予め定められた基準値を超えた場合に
    のみ、一致検出により得られた誤り信号と、前記2シン
    ボル遅延検波信号を4シンボル遅延した信号との減算を
    行って誤り訂正を行うように実現されることを特徴とす
    る請求項17、18、20の何れかに記載の誤り訂正遅
    延検波方法。
  23. 【請求項23】 第2誤り訂正が、1シンボル遅延検波
    信号の判定誤差が予め定められた基準値を超えた場合に
    のみ、一致検出により得られた誤り信号と、前記1シン
    ボル遅延検波信号を2シンボル遅延した信号との減算を
    行って誤り訂正を行うように実現されることを特徴とす
    る請求項17、19、21の何れかに記載の誤り訂正遅
    延検波方法。
  24. 【請求項24】 基準値が、入力信号の信号対雑音電力
    比の大きさに比例して変化することを特徴とする請求項
    22又は請求項23記載の誤り訂正遅延検波方法。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の誤り訂正機能付遅延検波装置、を具備することを
    特徴とする基地局装置。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の誤り訂正機能付遅延検波装置、を具備することを
    特徴とする移動局装置。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の誤り訂正機能付遅延検波装置を備えた基地局装置
    又は移動局装置、を具備することを特徴とする移動体通
    信システム。
  28. 【請求項28】 請求項1乃至請求項12のいずれかに
    記載の誤り訂正機能付遅延検波装置、を具備することを
    特徴とする無線受信装置。
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