JPH11274953A - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
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- JPH11274953A JPH11274953A JP10074418A JP7441898A JPH11274953A JP H11274953 A JPH11274953 A JP H11274953A JP 10074418 A JP10074418 A JP 10074418A JP 7441898 A JP7441898 A JP 7441898A JP H11274953 A JPH11274953 A JP H11274953A
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- Japan
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- output
- signal
- noise
- demodulator
- circuit
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- Noise Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 受信装置のS/N、S/BUZZ、マルチパ
スノイズを軽減すること。 【解決手段】 夫々アンテナ、チューナ、復調器を含む
第1及び第2の信号受信系回路を備え、第1信号受信系
回路の出力と第2信号受信系回路の出力の和を出力する
ように構成した受信装置であって、上記第1の信号受信
系回路の復調器の出力から取り出した雑音電圧に比例し
た電圧で上記第2の信号受信系回路の復調器の出力のレ
ベル調整を行い、上記第2の信号受信系回路の復調器の
出力から取り出した雑音電圧に比例した電圧で上記第1
の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調整を行うよ
うにする。
スノイズを軽減すること。 【解決手段】 夫々アンテナ、チューナ、復調器を含む
第1及び第2の信号受信系回路を備え、第1信号受信系
回路の出力と第2信号受信系回路の出力の和を出力する
ように構成した受信装置であって、上記第1の信号受信
系回路の復調器の出力から取り出した雑音電圧に比例し
た電圧で上記第2の信号受信系回路の復調器の出力のレ
ベル調整を行い、上記第2の信号受信系回路の復調器の
出力から取り出した雑音電圧に比例した電圧で上記第1
の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調整を行うよ
うにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信装置に関し、
特に受信装置のノイズ軽減回路に関する。
特に受信装置のノイズ軽減回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3を参照して、従来の受信機
のノイズについて説明する。図2は受信機の回路構成を
示し、アンテナから入力したRF(無線周波数)信号
は、チューナにおいて局部発振器からの周波数を使って
IF(中間周波数)信号に落とされ、更に復調器で復調
してAF(オーディオ周波数)信号に変えられ、スピー
カに送られる。
のノイズについて説明する。図2は受信機の回路構成を
示し、アンテナから入力したRF(無線周波数)信号
は、チューナにおいて局部発振器からの周波数を使って
IF(中間周波数)信号に落とされ、更に復調器で復調
してAF(オーディオ周波数)信号に変えられ、スピー
カに送られる。
【0003】図3は、図2の受信機回路における受信希
望信号と雑音(ノイズ)を示したものである。同図
(a)に示すとおり、RF信号帯域のノイズが周波数に
一様に存在するとき、AMラジオでは、図3(b)に示
すように復調後の出力に含まれるノイズも周波数に無関
係に一様に存在する。また、FMラジオやTV(テレビ
ジョン)音声回路では復調後の出力に含まれるノイズは
6dB/octで周波数が高くなるにつれて雑音が大き
くなっている。
望信号と雑音(ノイズ)を示したものである。同図
(a)に示すとおり、RF信号帯域のノイズが周波数に
一様に存在するとき、AMラジオでは、図3(b)に示
すように復調後の出力に含まれるノイズも周波数に無関
係に一様に存在する。また、FMラジオやTV(テレビ
ジョン)音声回路では復調後の出力に含まれるノイズは
6dB/octで周波数が高くなるにつれて雑音が大き
くなっている。
【0004】一般に、ラジオやテレビの音声の受信希望
成分の分布は人間の可聴帯域(20Hz〜20KHz)
の中の4KHz以下に集中しており、4KHz以上の帯
域の成分を除去しても情報の劣化を著しく引き起こすこ
とはない。従って、図3(b),(c)に円で囲んで示
す部分、即ち、可聴帯域の中の高い周波数成分の所をカ
ットすることによってノイズの削減を行っている。
成分の分布は人間の可聴帯域(20Hz〜20KHz)
の中の4KHz以下に集中しており、4KHz以上の帯
域の成分を除去しても情報の劣化を著しく引き起こすこ
とはない。従って、図3(b),(c)に円で囲んで示
す部分、即ち、可聴帯域の中の高い周波数成分の所をカ
ットすることによってノイズの削減を行っている。
【0005】図3(b),(c)において点線で示すよ
うに、受信信号帯域内の周波数の高い部分の一部を削っ
て、受信信号の帯域制限をした場合、信号の劣化はさほ
ど大きくないのに対してノイズについては、全ノイズの
量(ノイズエネルギー)を確実に減らすことができる。
このことは帯域制限をすることにより信号対ノイズの比
S/Nを向上することができることを示している。換言
すると、受信信号の帯域を制限することにより受信希望
信号成分の一部を失うがそれよりも多くの雑音を除くこ
とができるので、見かけ上S/N比が向上したことにな
る。
うに、受信信号帯域内の周波数の高い部分の一部を削っ
て、受信信号の帯域制限をした場合、信号の劣化はさほ
ど大きくないのに対してノイズについては、全ノイズの
量(ノイズエネルギー)を確実に減らすことができる。
このことは帯域制限をすることにより信号対ノイズの比
S/Nを向上することができることを示している。換言
すると、受信信号の帯域を制限することにより受信希望
信号成分の一部を失うがそれよりも多くの雑音を除くこ
とができるので、見かけ上S/N比が向上したことにな
る。
【0006】FMラジオの受信電波に含まれるマルチパ
スノイズや、TV音声復調信号に含まれるBUZZも、
上記に説明したノイズ成分と同様に、可聴帯域全体にわ
たって分布するため、帯域制限を行うことによりD/U
比(Desire vs. Undesire 比)を改善できる。
スノイズや、TV音声復調信号に含まれるBUZZも、
上記に説明したノイズ成分と同様に、可聴帯域全体にわ
たって分布するため、帯域制限を行うことによりD/U
比(Desire vs. Undesire 比)を改善できる。
【0007】次に、図4を参照して、ノイズ軽減の具体
的な実現方法を説明する。アンテナ1で受信したRF信
号には図3(a)に示すようなノイズが含まれているも
のとする。このRF信号はチューナ2に送られ、そこで
該RF信号中から受信希望局を選局してIF信号とし、
これを復調器3に送り、そこで復調する。
的な実現方法を説明する。アンテナ1で受信したRF信
号には図3(a)に示すようなノイズが含まれているも
のとする。このRF信号はチューナ2に送られ、そこで
該RF信号中から受信希望局を選局してIF信号とし、
これを復調器3に送り、そこで復調する。
【0008】復調器3の出力は、AMラジオの場合図3
(b)のようになる。同図に円で囲った部分は受信希望
信号帯域の上の可聴周波数帯域を示しこの部分のノイズ
は除去する。更にノイズを減らすために、受信希望帯域
内の一部のノイズも除去することにより上記の理由で見
かけ上のS/N比が向上するので、図4の回路では、バ
ンドパスフィルタBPF6によってノイズ周波数を取り
出し整流器7で整流しその電圧レベルに応じてVCF
(電圧制御フィルタ)5の周波数帯域を図3(b)にお
いて点線で示すように狭める制御をする。
(b)のようになる。同図に円で囲った部分は受信希望
信号帯域の上の可聴周波数帯域を示しこの部分のノイズ
は除去する。更にノイズを減らすために、受信希望帯域
内の一部のノイズも除去することにより上記の理由で見
かけ上のS/N比が向上するので、図4の回路では、バ
ンドパスフィルタBPF6によってノイズ周波数を取り
出し整流器7で整流しその電圧レベルに応じてVCF
(電圧制御フィルタ)5の周波数帯域を図3(b)にお
いて点線で示すように狭める制御をする。
【0009】復調器3の出力は、FMラジオ又はTV音
声回路の場合には図3(c)のようになる。この場合に
も受信希望帯域外の可聴信号帯域のノイズを除去するこ
とは勿論、受信希望帯域内の一部の信号を除去すること
により見かけ上のS/N比が向上する。
声回路の場合には図3(c)のようになる。この場合に
も受信希望帯域外の可聴信号帯域のノイズを除去するこ
とは勿論、受信希望帯域内の一部の信号を除去すること
により見かけ上のS/N比が向上する。
【0010】また、ダイバーシティ受信機の場合、下記
に図5,図6を参照して説明するような構成になってい
る。図5の回路は、アンテナ1a,チューナ2a,復調
器3aの経路で受信復調した信号と、アンテナ1b,チ
ューナ2b,復調器3bの経路で受信復調した信号との
中の良い方をスイッチ5で選択して出力側6に送る回路
であり、チューナ(フロントエンド)2aからのIF信
号の振幅とチューナ(フロントエンド)2bからのIF
信号の振幅とを比較器4で比較して良い方の信号を選択
する信号(例えばa側の信号を選ぶ時はオン、b側の信
号を選ぶ時はオフのパルス信号)をスイッチ5の制御端
子に印加する。
に図5,図6を参照して説明するような構成になってい
る。図5の回路は、アンテナ1a,チューナ2a,復調
器3aの経路で受信復調した信号と、アンテナ1b,チ
ューナ2b,復調器3bの経路で受信復調した信号との
中の良い方をスイッチ5で選択して出力側6に送る回路
であり、チューナ(フロントエンド)2aからのIF信
号の振幅とチューナ(フロントエンド)2bからのIF
信号の振幅とを比較器4で比較して良い方の信号を選択
する信号(例えばa側の信号を選ぶ時はオン、b側の信
号を選ぶ時はオフのパルス信号)をスイッチ5の制御端
子に印加する。
【0011】図6の回路は、アンテナ1a,チューナ2
aの経路で受信した信号と、アンテナ1b,チューナ2
bの経路で受信した信号との中の良い方をスイッチ5で
選択して復調器に送る回路であり、チューナ(フロント
エンド)2aからのIF信号の振幅とチューナ(フロン
トエンド)2bからのIF信号の振幅とを比較器4で比
較して良い方の信号を選択する信号(例えばa側の信号
を選ぶ時はオン、b側の信号を選ぶ時はオフのパルス信
号)をスイッチ5の制御端子に印加する。
aの経路で受信した信号と、アンテナ1b,チューナ2
bの経路で受信した信号との中の良い方をスイッチ5で
選択して復調器に送る回路であり、チューナ(フロント
エンド)2aからのIF信号の振幅とチューナ(フロン
トエンド)2bからのIF信号の振幅とを比較器4で比
較して良い方の信号を選択する信号(例えばa側の信号
を選ぶ時はオン、b側の信号を選ぶ時はオフのパルス信
号)をスイッチ5の制御端子に印加する。
【0012】上記図5の回路、図6の回路は何れも2系
統の受信信号の中の良い方を選択して採用するというも
ので、スイッチ5によって受信する信号を切り換えてい
る。したがって、受信信号に切換時のノイズが混入す
る。図6の回路に比べて図5の回路の方がノイズの混入
が少ないが、それでも完全ではない。
統の受信信号の中の良い方を選択して採用するというも
ので、スイッチ5によって受信する信号を切り換えてい
る。したがって、受信信号に切換時のノイズが混入す
る。図6の回路に比べて図5の回路の方がノイズの混入
が少ないが、それでも完全ではない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記図3,図4を参照
して説明したとおり、従来の受信装置におけるノイズ軽
減方法は、受信信号帯域内のノイズを除去するために受
信信号帯域の一部を除去することにより行っているため
に、音質の劣化は免れない。
して説明したとおり、従来の受信装置におけるノイズ軽
減方法は、受信信号帯域内のノイズを除去するために受
信信号帯域の一部を除去することにより行っているため
に、音質の劣化は免れない。
【0014】また、従来のダイバーシティ受信機には、
上記図6を参照して説明したIF(中間周波)信号を切
り換えるものと、上記図5を参照して説明した復調機の
出力信号を切り換えるもの、の2方式があるが、何れ
も、受信する信号をスイッチにより切り換えるため、信
号の切換部に不連続部分が発生し、これがノイズの原因
となる。
上記図6を参照して説明したIF(中間周波)信号を切
り換えるものと、上記図5を参照して説明した復調機の
出力信号を切り換えるもの、の2方式があるが、何れ
も、受信する信号をスイッチにより切り換えるため、信
号の切換部に不連続部分が発生し、これがノイズの原因
となる。
【0015】本発明は、受信装置における従来のノイズ
軽減対策の欠点を克服して、より一層大きなノイズ軽減
効果が得られるノイズ軽減方法を適用した受信装置を提
供することを課題とする。
軽減対策の欠点を克服して、より一層大きなノイズ軽減
効果が得られるノイズ軽減方法を適用した受信装置を提
供することを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の受信装置は下記の手段を備える。即ち、夫
々アンテナ、チューナ、復調器を含む第1及び第2の信
号受信系回路を備え、第1信号受信系回路の出力と第2
信号受信系回路の出力の和を出力するように構成した受
信装置であって、上記第1の信号受信系回路の復調器の
出力から取り出したノイズ電圧に比例した電圧で上記第
2の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調整を行う
第1のレベル調整手段と、上記第2の信号受信系回路の
復調器の出力から取り出したノイズ電圧に比例した電圧
で上記第1の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調
整を行う第2のレベル調整手段と、上記第1のレベル調
整手段の出力と上記第2のレベル調整手段の出力とを加
算して出力する加算手段と、を備える。
に、本発明の受信装置は下記の手段を備える。即ち、夫
々アンテナ、チューナ、復調器を含む第1及び第2の信
号受信系回路を備え、第1信号受信系回路の出力と第2
信号受信系回路の出力の和を出力するように構成した受
信装置であって、上記第1の信号受信系回路の復調器の
出力から取り出したノイズ電圧に比例した電圧で上記第
2の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調整を行う
第1のレベル調整手段と、上記第2の信号受信系回路の
復調器の出力から取り出したノイズ電圧に比例した電圧
で上記第1の信号受信系回路の復調器の出力のレベル調
整を行う第2のレベル調整手段と、上記第1のレベル調
整手段の出力と上記第2のレベル調整手段の出力とを加
算して出力する加算手段と、を備える。
【0017】
【発明の実施の形態】次に図1を参照して、本発明の受
信装置の一実施の形態について説明する。同図に示すと
おり、本装置は、アンテナ1、チューナ2、復調器3を
含む第1の信号受信系回路と、該第1の信号受信系回路
の信号のノイズ(雑音)を検出する帯域制限フィルタB
PF4及び整流器5と、アンテナ1′、チューナ2′、
復調器3′を含む第2の信号受信系回路と、該第2の信
号受信系回路の信号の雑音を検出する帯域制限フィルタ
BPF4′及び整流器5′を備えている。
信装置の一実施の形態について説明する。同図に示すと
おり、本装置は、アンテナ1、チューナ2、復調器3を
含む第1の信号受信系回路と、該第1の信号受信系回路
の信号のノイズ(雑音)を検出する帯域制限フィルタB
PF4及び整流器5と、アンテナ1′、チューナ2′、
復調器3′を含む第2の信号受信系回路と、該第2の信
号受信系回路の信号の雑音を検出する帯域制限フィルタ
BPF4′及び整流器5′を備えている。
【0018】整流器5の出力aは直接除算器7の一方の
入力に印加されるとともに、加算器6の一方の入力に印
加され、整流器5′からの出力と加算された信号が上記
除算器7の他方の入力bに印加される。
入力に印加されるとともに、加算器6の一方の入力に印
加され、整流器5′からの出力と加算された信号が上記
除算器7の他方の入力bに印加される。
【0019】除算器7の出力は乗算器9′に印加され、
上記復調器3′からの出力と乗算されその結果が加算器
10の一方の入力に供給される。除算器7の出力は更に
減算器8に送られ、この減算器8の出力は乗算器9の一
方の入力に送られ、該乗算器9の他方の入力に印加され
る上記復調器3からの出力と乗算されてその結果が上記
加算器10の他方の入力に送られる。
上記復調器3′からの出力と乗算されその結果が加算器
10の一方の入力に供給される。除算器7の出力は更に
減算器8に送られ、この減算器8の出力は乗算器9の一
方の入力に送られ、該乗算器9の他方の入力に印加され
る上記復調器3からの出力と乗算されてその結果が上記
加算器10の他方の入力に送られる。
【0020】加算器10は、乗算器9の出力Bと乗算器
9′の出力Cを加算してその結果Dを出力する。ここ
で、乗算器9,9′は夫々復調器3,3′からの復調信
号のレベルを減算器8の出力d,除算器7の出力cで調
整するための回路である。
9′の出力Cを加算してその結果Dを出力する。ここ
で、乗算器9,9′は夫々復調器3,3′からの復調信
号のレベルを減算器8の出力d,除算器7の出力cで調
整するための回路である。
【0021】上記図1の回路において、チューナ2,
2′はTV(テレビジョン)用チューナ、FM又はAM
ラジオ用チューナであり、アンテナ1を通して入ってく
る受信信号の中から受信を希望する局の信号(高周波R
F信号)を選局し、復調器の扱う中間周波数(IF)信
号に変換する。
2′はTV(テレビジョン)用チューナ、FM又はAM
ラジオ用チューナであり、アンテナ1を通して入ってく
る受信信号の中から受信を希望する局の信号(高周波R
F信号)を選局し、復調器の扱う中間周波数(IF)信
号に変換する。
【0022】復調器3,3′は、中間周波数信号を復調
して、音声コンポジット(複合)信号A1,A2に変換
する。この信号(A1,A2)は、オーディオ信号とサ
ブキャリア、文字多重信号等から成る複合信号である。
但し、説明を簡単にするためにここではTVの映像信号
回路は省略してある。
して、音声コンポジット(複合)信号A1,A2に変換
する。この信号(A1,A2)は、オーディオ信号とサ
ブキャリア、文字多重信号等から成る複合信号である。
但し、説明を簡単にするためにここではTVの映像信号
回路は省略してある。
【0023】帯域制限フィルタ4,4′は、上記音声コ
ンポジット信号から、音声受信帯域外のノイズ、BUZ
Z成分、マルチパスノイズ成分を抽出する。
ンポジット信号から、音声受信帯域外のノイズ、BUZ
Z成分、マルチパスノイズ成分を抽出する。
【0024】整流器5,5′は音声受信帯域外のノイ
ズ、BUZZ成分、マルチパスノイズ成分を整流し直流
電圧に変換する。ここで説明のために、整流器5の出力
電圧をa=v1とし、整流器5′の出力電圧をb=v2
とする。
ズ、BUZZ成分、マルチパスノイズ成分を整流し直流
電圧に変換する。ここで説明のために、整流器5の出力
電圧をa=v1とし、整流器5′の出力電圧をb=v2
とする。
【0025】加算器6は上記2つの電圧の和をとり、全
ノイズを表わす出力Y=a+b=v1+v2を出す。除
算器7は整流器5の出力X=aを加算器6の出力Yで除
算して全ノイズに対する復調器3からのノイズの割合を
表わす出力cを出す。即ち、この出力cは下記の式で表
せる。 c=X/Y=a/(a+b)=v1/(v1+v2)
ノイズを表わす出力Y=a+b=v1+v2を出す。除
算器7は整流器5の出力X=aを加算器6の出力Yで除
算して全ノイズに対する復調器3からのノイズの割合を
表わす出力cを出す。即ち、この出力cは下記の式で表
せる。 c=X/Y=a/(a+b)=v1/(v1+v2)
【0026】減算器8は全ノイズに対する復調器3′か
らのノイズの割合を表わす信号を作る回路である。換言
すると、c=Xで表したとき1−Xを作る回路である。
従ってこの回路の出力dは、 d=1−{v1/(v1+v2)}=v2/(v1+v
2) となる。
らのノイズの割合を表わす信号を作る回路である。換言
すると、c=Xで表したとき1−Xを作る回路である。
従ってこの回路の出力dは、 d=1−{v1/(v1+v2)}=v2/(v1+v
2) となる。
【0027】乗算器9は、復調器3から送られてくる音
声コンポジット信号A1の信号レベルを減算器8からの
信号dで制御するための回路である。この乗算器9の出
力Bは下式で表せる。 B=A1*d =A1*v2/(v1+v2) 同様にして、乗算器9′も、復調器3′から送られてく
る音声コンポジット信号A2の信号レベルを除算器7か
らの信号cで制御する回路である。そうして、乗算器
9′の出力Cは下式で表せる。 C=A2*c =A2*v1/(v1+v2)
声コンポジット信号A1の信号レベルを減算器8からの
信号dで制御するための回路である。この乗算器9の出
力Bは下式で表せる。 B=A1*d =A1*v2/(v1+v2) 同様にして、乗算器9′も、復調器3′から送られてく
る音声コンポジット信号A2の信号レベルを除算器7か
らの信号cで制御する回路である。そうして、乗算器
9′の出力Cは下式で表せる。 C=A2*c =A2*v1/(v1+v2)
【0028】加算器10は、乗算器9からの出力Bと乗
算器9′からの出力Cとの和をとる回路で、その出力
は、 D=B+C ={A1*v2/(v1+v2)}+{A2*v1/
(v1+v2)}
算器9′からの出力Cとの和をとる回路で、その出力
は、 D=B+C ={A1*v2/(v1+v2)}+{A2*v1/
(v1+v2)}
【0029】ここで、上記信号A1,A2は同一の信号
を復調しているので希望信号成分Sと不要信号成分N
(この成分には、ノイズ、BUZZ、マルチパスノイズ
等の全てのノイズを含む)のうち、希望信号成分Sは常
に信号レベルと位相が共に等しくなっている。
を復調しているので希望信号成分Sと不要信号成分N
(この成分には、ノイズ、BUZZ、マルチパスノイズ
等の全てのノイズを含む)のうち、希望信号成分Sは常
に信号レベルと位相が共に等しくなっている。
【0030】それに比べて、不要成分Nに関しては、R
F(高周波)信号の伝達回路が異なるため、位相、周波
数成分ともに関連性がない。それぞれのノイズをN1,
N2とすると、アンテナ入力の電界強度が等しい時のみ
N1,N2の実効値が等しくなる。
F(高周波)信号の伝達回路が異なるため、位相、周波
数成分ともに関連性がない。それぞれのノイズをN1,
N2とすると、アンテナ入力の電界強度が等しい時のみ
N1,N2の実効値が等しくなる。
【0031】出力Dの実効値を、信号Sと不要成分Nに
ついて計算すると下記の式で表される。 この結果より、N1とN2が等しい時、即ちアンテナ入
力の電界強度が等しい時、N1=N2=Nとすると上記
の式はD=S/N+1/√2となり、Dの出力のS/N
は最大となり、信号受信系回路が1回路のみの受信装置
に比べてノイズが3dB改善される。
ついて計算すると下記の式で表される。 この結果より、N1とN2が等しい時、即ちアンテナ入
力の電界強度が等しい時、N1=N2=Nとすると上記
の式はD=S/N+1/√2となり、Dの出力のS/N
は最大となり、信号受信系回路が1回路のみの受信装置
に比べてノイズが3dB改善される。
【0032】本装置は2信号をスイッチで切り換えるこ
とがないため切換ノイズが発生しない。本発明の応用と
して、構成回路の4〜10の部分を段階的にディジタル
化した構成が実現できる。更にまた、復調器3もディジ
タル化することができる。
とがないため切換ノイズが発生しない。本発明の応用と
して、構成回路の4〜10の部分を段階的にディジタル
化した構成が実現できる。更にまた、復調器3もディジ
タル化することができる。
【0033】
【発明の効果】・本発明の受信装置は、S/N(信号対
雑音比)、S/BUZZ(信号対バズ音比)、マルチパ
スノイズが最大3dB改善できる。 ・また、本発明の受信装置は、通常ダイバーシティ受信
機において生じるスイッチ切換時のノイズが発生しな
い。 ・本発明のノイズ軽減方法はTV受信機、FM受信機、
AM受信機の何れにも適用できる。
雑音比)、S/BUZZ(信号対バズ音比)、マルチパ
スノイズが最大3dB改善できる。 ・また、本発明の受信装置は、通常ダイバーシティ受信
機において生じるスイッチ切換時のノイズが発生しな
い。 ・本発明のノイズ軽減方法はTV受信機、FM受信機、
AM受信機の何れにも適用できる。
【図1】本発明の受信装置の一実施形態を示す回路ブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】一般の受信機の構成を示す回路ブロック図であ
る。
る。
【図3】受信機における信号とノイズの波形図である。
【図4】受信装置のノイズ除去手段を示す回路ブロック
図である。
図である。
【図5】ダイバーシティ受信機の信号切換回路を示す回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
【図6】ダイバーシティ受信機の信号切換回路を示す回
路ブロック図である。
路ブロック図である。
1,1′‥‥アンテナ、2,2′‥‥チューナ、3,
3′‥‥復調器、4,4′‥‥帯域制限フィルタ、5,
5′‥‥整流器、6‥‥加算器、7‥‥除算器、8‥‥
減算器、9,9′‥‥乗算器、10‥‥加算器
3′‥‥復調器、4,4′‥‥帯域制限フィルタ、5,
5′‥‥整流器、6‥‥加算器、7‥‥除算器、8‥‥
減算器、9,9′‥‥乗算器、10‥‥加算器
Claims (2)
- 【請求項1】 夫々アンテナ、チューナ、復調器を含む
第1及び第2の信号受信系回路を備え、第1信号受信系
回路の出力と第2信号受信系回路の出力の和を出力する
ように構成した受信装置であって、 上記第1の信号受信系回路の復調器の出力から取り出し
たノイズ電圧に比例した電圧で上記第2の受信系回路の
復調器の出力のレベル調整を行う第1のレベル調整手段
と、 上記第2の信号受信系回路の復調器の出力から取り出し
たノイズ電圧に比例した電圧で上記第1信号受信系回路
の復調器の出力のレベル調整を行う第2のレベル調整手
段と、 上記第1のレベル調整手段の出力と上記第2のレベル調
整手段の出力とを加算して出力する加算手段と、を備え
た受信装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した受信装置において、
上記第1,第2の受信系回路の夫々の復調器の出力から
取り出したノイズ電圧に比例した電圧を得る手段が、 ノイズ周波数を取り出す帯域制限フィルタと、取り出し
た周波数の信号を整流して直流電圧を得る整流器とで成
る第1,第2のノイズレベル検出手段と、 該第1と第2のノイズレベル検出手段の出力の和をとる
加算器と、上記第1のノイズレベル検出手段の出力を上
記加算器の出力で除算して第1の受信系回路のノイズレ
ベルの割合を示す商を出力する除算器と、該検出した全
ノイズレベルから該除算器の出力を減算して第2の受信
系回路のノイズレベルの割合を示す出力を作る減算器を
含み、 上記除算器の出力を第2の受信系回路のレベル調整出力
とし、上記減算器の出力を第1の受信系回路のレベル調
整出力とする受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074418A JPH11274953A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10074418A JPH11274953A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11274953A true JPH11274953A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13546638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10074418A Pending JPH11274953A (ja) | 1998-03-23 | 1998-03-23 | 受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11274953A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296482A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Alps Electric Co Ltd | ダイバーシチ受信装置 |
-
1998
- 1998-03-23 JP JP10074418A patent/JPH11274953A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009296482A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Alps Electric Co Ltd | ダイバーシチ受信装置 |
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