JPH11274488A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH11274488A
JPH11274488A JP7790198A JP7790198A JPH11274488A JP H11274488 A JPH11274488 A JP H11274488A JP 7790198 A JP7790198 A JP 7790198A JP 7790198 A JP7790198 A JP 7790198A JP H11274488 A JPH11274488 A JP H11274488A
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film
gate electrode
source
semiconductor device
drain
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Michitaka Kubota
通孝 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いソース・ドレイン部の高融点金属シリサ
イド膜の低抵抗率化を可能にし、高集積で、高速化した
半導体装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 サイドウォール絶縁膜18上の下方領域
に形成したサイドウォールポリシリコン膜とソース・ド
レイン部6、7、8のソース・ドレイン層19表面とを
一つのシリサイド化領域とすることで、ソース・ドレイ
ン部6、7、8におけるシリサイド化領域を拡大し、そ
の後サリサイド工程を行うことにより、ソース・ドレイ
ン部6、7、8に低抵抗率のCoSi2 膜54、55、
56を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関し、さらに詳しくは、ポリシリコンゲー
ト電極およびソース・ドレインの表面に自己整合的に高
融点金属シリサイド膜を形成する、サリサイド構造のM
OSトランジスタを含む半導体装置およびその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高速化、
低消費電力化に伴い、半導体装置の各構成素子等の微細
化や、信号の伝搬速度や消費電力等に関係する、ゲート
電極や配線等の低抵抗化と配線相互間に存在する層間絶
縁膜等の低誘電率化等の開発が盛んに行われている。半
導体装置の高集積化のために、構成素子としてのMOS
トランジスタを微細化してゆくと、高速化の要望を満た
すためにゲート電極の低抵抗化が必要となる。また、微
細化したMOSトランジスタにおける所望のMOSトラ
ンジスタ特性を得るために、ソース・ドレインの拡散層
の接合を浅くしなければならず、このためソース・ドレ
インの拡散層の抵抗が問題となり、この拡散層の低抵抗
化も必要となる。
【0003】上述の要望より、ゲート電極の低抵抗化に
は、従来のポリシリコンゲート電極の代わりに、ポリシ
リコン膜と高融点金属シリサイド膜とを積層した、所謂
ポリサイドゲート電極が用いられ、一方ソース・ドレイ
ンの拡散層の低抵抗化には、ソース・ドレインの拡散層
表面を高融点金属シリサイド膜にする方法が採られてい
る。このゲート電極のポリサイドゲート電極化と、ソー
ス・ドレインの拡散層表面の高融点金属シリサイド膜形
成を、自己整合的に同時に形成する方法、所謂サリサイ
ド法により形成する、サリサイド構造のMOSトランジ
スタがある。
【0004】通常、サリサイド構造のMOSトランジス
タで、直線的なゲート電極で構成される基本セル部の概
略構成は、図5に示すような概略平面構造になってい
る。ここで、図5(a)は、サリサイド構造の2個のM
OSトランジスタを直結して配列した構造の基本セル部
であり、図5(b)はサリサイド構造の1個のMOSト
ランジスタによる基本セル部である。これら基本セル部
の素子領域は、一辺の長さが、例えばゲート電極幅W0
の縦方向の長さで、他方の辺の長さがL1 又はL2 の横
方向の長さの、矩形状となっている。従って、通常最小
加工寸法で設計されるゲート電極長L0 を与え、MOS
トランジスタの特性に関係するゲート電極幅W0 とゲー
ト電極長L0 の比を固定した場合の、基本セル部の素子
領域の面積は、L1 又はL2 の長さによるため、基本セ
ル部を多数個有して構成される半導体装置の高集積化に
は、このL1 又はL2を小さくする必要がある。
【0005】図5(a)や図5(b)のL1 又はL2
小さくして、半導体装置の高集積化を図る方法の一つと
して、図6に示すようなゲート電極を屈曲させたベント
ゲート電極構造を用いた基本セル部構造がある。図6
(a)はベントゲート電極構造の2個のMOSトランジ
スタを直結して配列した、図5(a)に対応する基本セ
ル部構造の概略平面図であり、図6(b)はベントゲー
ト電極構造のMOSトランジスタによる、図5(b)に
対応する基本セル部構造の概略平面図である。上述した
ベントゲート電極構造とすることで、設計の基本となる
加工寸法等を同じにしたまま、基本セル部の素子領域
の、ゲート電極長方向の辺を、L1 よりL3 へ、又L2
よりL4 へと減少させることができ、基本セル部の素子
領域の面積が小さくなり、半導体装置の高集積化が達成
される。上述したベントゲート電極構造のMOSトラン
ジスタで構成する基本セル部においては、ソース・ドレ
イン層表面にシリサイド層を形成したとしても、ゲート
電極幅方向のシリサイド層抵抗が無視できなくなり、コ
ンタクトホール部より離れた部分のソース・ドレイン電
流の応答特性に影響がでて、このシリサイド層抵抗の要
因による高周波動作特性が劣化し、半導体装置の高速性
が犠牲となる可能性がある。
【0006】ここでは、従来の直線的なゲート電極構造
で、2個のサリサイド構造のMOSトランジスタを含む
基本セル部を多数個有する、高集積で、高速化した半導
体装置およびその製造方法の一例を、図7および図8を
参照して説明する。まず、図7(a)に示すように、P
型半導体基板11表面に、トレンチ形成とそのトレンチ
部への絶縁膜の形成等により素子分離領域12を形成
し、その素子分離領域12で囲まれた素子領域の半導体
基板11表面に、熱酸化によるSiO2 膜13を形成す
る。その後、不純物のドープされていないポリシリコン
膜14を、減圧CVD法等により堆積する。
【0007】次に、図7(b)に示すように、上述した
ポリシリコン膜14とSiO2 膜13とをパターニング
して、基本セル部1の素子領域にポリシリコンゲート電
極15とゲート酸化膜16とで構成する、第1のMOS
トランジスタ部2のゲート電極部3と第2のMOSトラ
ンジスタ部4のゲート電極部5を形成する。その後、イ
オン注入法により、ソース・ドレイン部6、7、8にN
型不純物となるイオンによるイオン注入を行い、LDD
(Lightly Doped Drain)層17を
形成する。
【0008】次に、図7(c)に示すように、減圧CV
D法等によりCVD絶縁膜を形成し、その後このCVD
絶縁膜を異方性プラズマエッチング等によりエッチング
して、ゲート電極部3、5側壁にサイドウォール絶縁膜
18を形成する。その後、イオン注入法により、ソース
・ドレイン部6、7、8にN型不純物となるイオンによ
る、高濃度のイオン注入を行い、N+ 型ソース・ドレイ
ン層19を形成すると同時に、ゲート電極部3、5のポ
リシリコンゲート電極15にN型不純物をドープする。
その後、熱処理を行い、ソース・ドレイン部6、7、8
や、ゲート電極部3、5のポリシリコンゲート電極15
に注入したイオンの活性化を行う。
【0009】次に、図8(d)に示すように、スパッタ
リング法により高融点金属膜であるCo膜を堆積し、続
いてまず比較的低温の熱処理を行って、ソース・ドレイ
ン部6、7、8のソース・ドレイン層19表面やゲート
電極部3、5のポリシリコンゲート電極15表面のシリ
コンと、Coとを反応させて、ソース・ドレイン層19
表面やポリシリコンゲート電極15表面に、高融点金属
シリサイド膜である、低温形成状態のCoSi2 膜を形
成する。この段階で形成された低温形成状態のCoSi
2 膜の抵抗率は、まだ所期の低い抵抗率にならず、高抵
抗率のCoSi2 膜である。
【0010】次に、上述した比較的低温の熱処理では絶
縁膜と反応しない、素子分離領域12上やサイドウォー
ル絶縁膜18上等に堆積したCo膜、所謂未反応のCo
膜を硫酸過水液で除去する。その後、高温の熱処理を行
って、ソース・ドレイン部6、7、8のソース・ドレイ
ン層19表面やゲート電極部3、5のポリシリコンゲー
ト電極15表面の高抵抗のCoSi2 膜を、高温形成状
態の、所期の低い抵抗率を持つCoSi2 膜にし、ソー
ス・ドレイン部6、7、8のソース・ドレイン層19表
面や、ゲート電極部3、5のポリシリコンゲート電極1
5表面に低抵抗率の高融点金属シリサイド膜である、C
oSi2 膜20、21、22および23、24を形成す
る。
【0011】上述した方法により、ソース・ドレイン部
6、7、8のソース・ドレイン層19表面やゲート電極
部3、5のポリシリコンゲート電極15表面に自己整合
的に低抵抗率のCoSi2 膜20、21、22および2
3、24を形成する工程、所謂サリサイド工程により、
ソース・ドレイン層19部の拡散層抵抗の低減、および
ゲート電極部3、5のポリシリコンゲート電極15と高
融点金属シリサイド膜であるCoSi2 膜23、24と
によるゲート電極の抵抗低減を図っている。
【0012】次に、図8(e)に示すように、CVD法
等により、層間絶縁膜25を堆積する。その後この層間
絶縁膜25をパターニングして、ソース・ドレイン部
6、7、8のコンタクトホールの開口26、27、28
を形成する。その後は、図面は省略するが、常法に準ず
る製法により、コンタクトホールの開口26、27、2
8に埋め込みプラグを形成し、更にその後構成素子間等
の配線形成、パッシベーション膜の堆積、配線のパッド
部への開口形成等を行って、半導体装置を作製する。
【0013】しかしながら、上述した多数個の基本セル
部1を含む半導体装置およびその製造方法においては、
基本セル部1の素子領域の面積を縮小することで高集積
化を達成しようとするために、ゲート電極部3、5やソ
ース・ドレイン部6、7、8の面積を縮小しなければな
らないが、ゲート電極部3、5のゲート電極長L0 は最
小加工寸法で形成したとしても、ソース・ドレイン部
6、7、8のゲート電極長方向の長さが、層間絶縁膜2
5に形成するコンタクトホールの開口26、27、28
の深さと開口径の比、即ちアスペクト比が大きいこと等
の関係で、通常最小加工寸法以上となり、更にコンタク
トホールの開口26、27、28と、ゲート電極部3、
5や素子分離領域12との間のパターン合わせ精度も考
慮したソース・ドレイン部6、7、8の長さを必要と
し、その上に、半導体装置の高速化を目指す場合には、
ソース・ドレイン部6、7、8のソース・ドレイン層1
9表面の、高融点金属シリサイド膜である、CoSi2
膜20、21、22の低抵抗率化を可能にするための、
CoSi2 膜20、21、22の幅LS1、LS2、L
S3(図8(d)参照)を考慮したソース・ドレイン層1
9の長さが必要である。
【0014】上述した半導体装置の製造方法により半導
体装置を作製する際の、ソース・ドレイン層19表面に
形成する高融点金属シリサイド膜の低抵抗率化は、シリ
サイド化領域の面積、特にシリサイド化領域の短い方の
幅が狭いと、低抵抗率のシリサイドの形成が困難になる
という現象があり、このためCoSi2 膜20、21、
22の幅LS1、LS2、LS3(図8(d)参照)を、ある
程度広く取る必要がある。上述した理由により、従来の
サリサイド構造のMOSトランジスタを含む、高集積化
した半導体装置およびその製造方法は、更なる高集積化
を達成することが難しいという問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した如く、上記従
来の半導体装置およびその製造方法は、ソース・ドレイ
ン層表面の高融点金属シリサイド膜の低抵抗率化を達成
するために、ソース・ドレイン部のゲート電極長方向の
長さを所定長さ確保しなければならず、更なる高集積化
した半導体装置作製が困難であるという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、そ
の目的は、狭いソース・ドレイン部の高融点金属シリサ
イド膜の低抵抗率化を可能にし、高集積で、高速化した
半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置およ
びその製造方法は、上述の課題を解決するために提案す
るものであり、本発明の半導体装置は、サリサイド構造
のMOSトランジスタを含む半導体装置において、MO
Sトランジスタの、ゲート酸化膜とポリシリコンゲート
電極とによるゲート電極部側壁のサイドウォール絶縁膜
上の下方領域にまで広がる、ソース・ドレイン層の高融
点金属シリサイド膜を有することを特徴とするものであ
る。
【0017】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
サリサイド構造のMOSトランジスタを含む半導体装置
の製造方法において、MOSトランジスタの、ゲート酸
化膜とポリシリコンゲート電極とによるゲート電極部を
形成する工程と、異方性プラズマエッチング法により、
ゲート電極部側壁にサイドウォール絶縁膜を形成する工
程と、MOSトランジスタのソース・ドレイン層を形成
する工程と、異方性プラズマエッチング法により、サイ
ドウォール絶縁膜上の下方領域に、サイドウォールシリ
コン膜を形成する工程と、高融点金属膜を堆積する工程
と、熱処理により、ソース・ドレイン層表面、サイドウ
ォールシリコン膜およびゲート電極部のポリシリコンゲ
ート電極表面に高融点金属シリサイド膜を形成する工程
とを有することを特徴とするものである。
【0018】本発明によれば、ゲート電極部側壁のサイ
ドウォール絶縁膜上の下方領域にサイドウォールシリコ
ン膜を形成し、このサイドウォールシリコン膜とソース
・ドレイン層表面をソース・ドレイン部のシリサイド化
領域とすることにより、シリサイド化領域の幅を広げら
れるため、ゲート電極長方向のソース・ドレイン部幅を
狭くしても、ソース・ドレイン部の高融点金属シリサイ
ド膜の低抵抗率化が可能となる。従って、狭いソース・
ドレイン部の高融点金属シリサイド膜の低抵抗率化を可
能にし、高集積で、高速化した半導体装置の作製が可能
となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的実施の形態
例につき、添付図面を参照して説明する。なお従来技術
の説明で参照した図7および図8中の構成部分と同様の
構成部分には、同一の参照符号を付すものとする。
【0020】本実施の形態例は、2個のサリサイド構造
のMOSトランジスタを含む基本セル部を多数個有す
る、高集積で、高速化した半導体装置およびその製造方
法に本発明を適用した例であり、これを図1〜図4を参
照して説明する。まず、図1(a)に示すように、半導
体基板、例えばP型半導体基板11表面に、例えばトレ
ンチ形成とそのトレンチ部への絶縁膜の形成等により素
子分離領域12を形成し、その素子分離領域12で囲ま
れる素子領域の半導体基板11表面に熱酸化によるSi
2 膜13を膜厚約5nm程度形成する。その後、例え
ば減圧CVD法等により、ポリシリコン膜、例えば不純
物のドープされていないポリシリコン膜14を膜厚約1
50nm程度堆積する。
【0021】次に、図1(b)に示すように、上述した
ポリシリコン膜14とSiO2 膜13とをパターニング
して、基本セル部50の素子領域にポリシリコンゲート
電極15とゲート酸化膜16とで構成する、第1のMO
Sトランジスタ部2のゲート電極部3と、第2のMOS
トランジスタ部4のゲート電極部5を形成する。その
後、イオン注入法により、ソース・ドレイン部6、7、
8にN型不純物となるイオン、例えば砒素(As)イオ
ンをイオン注入して、LDD(Lightly Dop
ed Drain)層17を形成する。このAsイオン
のイオン注入条件としては、例えば打ち込みエネルギー
10keV、ドーズ量4E13/cm2 程度とする。な
お、イオン注入時の汚染防止等のために、Asイオン注
入前に、半導体基板11表面に熱酸化等によるスクリー
ン酸化膜を形成してもよい。このスクリーン酸化膜の形
成により、ゲート電極部3、5のポリシリコンゲート電
極15表面および側壁にも酸化膜が形成されるが、ポリ
シリコンゲート電極15表面の酸化膜は、後述するサイ
ドウォール絶縁膜18形成時の、異方性プラズマエッチ
ング法によるエッチバック時に除去されてしまうもので
ある。
【0022】次に、図1(c)に示すように、減圧CV
D法等により絶縁膜、例えばSi34 膜を膜厚約10
0nm程度堆積し、その後このSi3 4 膜を、エッチ
ング異方性の高い、異方性プラズマエッチング法、例え
ばエッチング異方性の高い、RIE(Reactive
Ion Etching)法を用いてエッチバック
し、ゲート電極部3、5側壁にSi3 4 膜のサイドウ
ォール絶縁膜18を形成する。このサイドウォール絶縁
膜18は、Si3 4 膜をエッチング異方性の高い、R
IE法を用いたエッチバックで形成するために、ゲート
電極部3、5側壁のサイドウォール絶縁膜18は、図1
(c)に示すように、ゲート電極部3、5側壁に略平行
して、Si3 4 膜の堆積時の膜厚と略等しい膜厚が残
り、Si3 4膜上面はゲート電極部3、5側壁に略平
行になる。
【0023】次に、イオン注入法により、ソース・ドレ
イン部6、7、8にN型不純物となるイオン、例えばA
sイオンによる、高濃度のイオン注入を行い、N+ 型ソ
ース・ドレイン層19を形成すると同時に、ゲート電極
部3、5のポリシリコンゲート電極15にもAsイオン
を注入して、N型不純物のドープされたポリシリコンゲ
ート電極とする。このAsイオンのイオン注入条件は、
例えば打ち込みエネルギー50keV、ドーズ量3E1
5/cm2 程度とする。その後、ソース・ドレイン部
6、7、8や、ゲート電極部3、5のポリシリコンゲー
ト電極15に注入したAsイオンの活性化等のための熱
処理、例えばRTA(Rapid Thermal A
nnealing)法による、1000℃、10sec
程度の熱処理をする。
【0024】次に、図2(d)に示すように、例えば減
圧CVD法により、シリコン膜、例えばポリシリコン膜
を膜厚約50nm程度堆積し、その後このポリシリコン
膜をパターニングして、基本セル部50の素子分離領域
12で囲まれた素子領域を覆うポリシリコンパッド部5
1を形成する。なお、このポリシリコンパッド部51の
外縁部は、僅かに素子分離領域12上に入る位置とす
る。
【0025】次に、図2(e)に示すように、エッチン
グ異方性の高い、異方性プラズマエッチング法、例えば
エッチング異方性の高い、RIE法を用いて、ポリシリ
コンパッド部51をエッチバックし、ゲート電極部3、
5側壁のサイドウォール絶縁膜18上の下方領域に、サ
イドウォールシリコン膜であるサイドウォールポリシリ
コン膜52を形成する。図2(e)に示すサイドウォー
ルポリシリコン膜52は、ポリシリコンパッド部51の
エッチバックをオーバーエッチング条件で行った場合で
あり、この様なオーバーエッチング条件でのエッチバッ
クを行うと、ゲート電極部3、5のポリシリコンゲート
電極15もエッチングされ、ポリシリコンゲート電極1
5表面位置がサイドウォール絶縁膜18の先端位置より
下方になる。
【0026】なお、上述したサイドウォールポリシリコ
ン膜52形成工程を下記のようにしてもよい。まず、図
1(c)に示す工程の終了後に、ポリシリコン膜を堆積
する。その後上記ポリシリコン膜をエッチバックして、
図2(e)に示すように、ゲート電極部3、5側壁のサ
イドウォール絶縁膜18上の下方領域に、サイドウォー
ルシリコン膜であるサイドウォールポリシリコン膜52
を形成する。次に、フォトレジストを塗布し、このフォ
トレジストをパターニングして、基本セル部50の素子
分離領域12で囲まれた素子領域を覆うようなフォトレ
ジストパターンを形成し、このフォトレジストパターン
をマスクとして、素子分離領域12上の、ゲート電極部
3、5側壁のサイドウォール絶縁膜18上の下方領域に
形成されたサイドウォールポリシリコン膜52をプラズ
マエッチング等により除去する。この様に工程順序を変
えても、図2(e)に示すような、素子領域のみのゲー
ト電極部3、5側壁のサイドウォール絶縁膜18上の下
方領域に、サイドウォールポリシリコン膜52を形成す
ることができる。
【0027】上述したオーバーエッチング条件でのポリ
シリコンパッド部51をエッチバックすると、ゲート電
極部3、5のポリシリコンゲート電極15表面より、サ
イドウォールポリシリコン膜52の上端までの距離が長
くなる。この様にすると、後述する高融点金属シリサイ
ド膜であるCoSi2 膜54、55、56、57、58
を形成するサリサイド工程の際に、ソース・ドレイン部
6、7、8のCoSi2 膜54、55、56とゲート電
極部3、5のCoSi2 膜57、58とが接続する、短
絡現象が抑制できる。
【0028】次に、図2(f)に示すように、例えばス
パッタリング法等により、高融点金属膜、例えばCo膜
53を膜厚約30nm程度堆積する。
【0029】次に、図3(g)に示すように、まず比較
的低温の熱処理、例えばN2 ガス雰囲気中でのRTA法
による、500℃、60sec程度の熱処理をする。こ
の熱処理により、ソース・ドレイン部6、7、8のソー
ス・ドレイン層19表面とサイドウォール絶縁膜18上
の下方領域のサイドウォールポリシリコン膜52とで形
成する一つのシリサイド化領域と、ゲート電極部3、5
のポリシリコンゲート電極15表面のシリコンとCoと
が反応して、ソース・ドレイン層19表面とサイドウォ
ールポリシリコン膜52との部分、およびゲート電極部
3、5のポリシリコンゲート電極15表面に高融点金属
シリサイド膜である、低温形成状態のCoSi2 膜が形
成される。この低温形成状態のCoSi2 膜の抵抗率
は、所期の低い抵抗率とはならず、まだ高抵抗率の状態
である。
【0030】次に、上記比較的低温の熱処理では絶縁膜
と反応しない、素子分離領域12上や、サイドウォール
ポリシリコン膜52の形成されていないサイドウォール
絶縁膜18上等に堆積したCo膜53、所謂未反応のC
o膜53を硫酸過水液で除去する。
【0031】次に、高温の熱処理、例えばN2 ガス雰囲
気中でのRTA法による、800℃、30sec程度の
熱処理をする。この高温の熱処理により、ソース・ドレ
イン層19表面よりサイドウォール絶縁膜の下方領域に
形成された低温形成状態のCoSi2 膜、およびポリシ
リコンゲート電極15表面の低温形成状態のCoSi2
膜を、高温形成状態で所期の低い抵抗率となる、CoS
2 膜54、55、56、およびCoSi2 膜57、5
8に変える。
【0032】上述した方法、即ちソース・ドレイン部
6、7、8やゲート電極部3、5に、自己整合的に低い
抵抗率のCoSi2 膜54、55、56、およびCoS
2 膜57、58等の高融点金属シリサイド膜を形成す
る方法、所謂サリサイド方法を用いてMOSトランジス
タを形成することにより、ソース・ドレイン部6、7、
8のソース・ドレイン層19の拡散層抵抗の低減、およ
びゲート電極抵抗の低減を図り、周波数特性の良いMO
Sトランジスタを形成している。
【0033】上述したサリサイド工程によるソース・ド
レイン部6、7、8におけるCoSi2 膜54、55、
56は、シリサイド化領域の幅の狭い方向の長さが、図
3(g)に示すLS4、LS5、LS6である部分に形成され
るものなので、幅の狭いシリサイド化領域に対する、低
抵抗率のシリサイド膜形成の困難さが緩和される。上述
した理由により、本実施の形態例の基本セル部50のソ
ース・ドレイン部6、7、8のゲート電極長方向の長さ
を、従来例の基本セル部1のソース・ドレイン部6、
7、8のゲート電極長方向の長さより短かくでき、従っ
て基本セル部50の素子領域のゲート電極長方向の長さ
5 (図3(g)参照)を従来例の長さL1 (図8
(d)参照)より短くできる。
【0034】次に、図3(h)に示すように、CVD法
等により、例えばBPSG(Boro−Phospho
Silicate Glass)等の層間絶縁膜25
を堆積する。その後この層間絶縁膜25をパターニング
して、ソース・ドレイン部6、7、8のコンタクトホー
ルの開口26、27、28を形成する。その後は、図面
は省略するが、常法に準ずる製法により、コンタクトホ
ールの開口26、27、28に埋め込みプラグを形成
し、更にその後素子間等の配線形成、パッシベーション
膜の堆積、配線のパッド部への開口形成等を行って、半
導体装置を作製する。
【0035】上述した半導体装置の基本セル部50の概
略平面図を、従来技術の説明に用いた図5(a)と対応
させて示したのが、図4(a)である。この基本セル部
50の素子領域におけるゲート電極長方向の長さL
5 は、シリサイド膜の低抵抗率化が容易になったため
に、図5(a)に示す従来の素子領域におけるゲート電
極長方向の長さL1 より短くできる。
【0036】また、上述した半導体装置およびその製造
方法は、直線的なゲート電極部3、5形状の基本セル部
50で説明したが、ゲート電極が屈曲した、ベントゲー
ト電極による基本セル部構造の場合にも、上述したと同
様にして半導体装置が作製でき、この時の半導体装置の
基本セル部の概略平面図を、従来技術の説明に用いた図
6(a)と対応させて示したのが、図4(b)である。
このベントゲート電極による基本セル部の素子領域にお
けるゲート電極長方向の長さL6 も、本発明を適用すれ
ば、シリサイド膜の低抵抗率化が容易になったために、
図6(a)に示す従来の素子領域におけるゲート電極長
方向の長さL3 より短くできる。
【0037】更に、1個のMOSトランジスタによる基
本セル部の場合の、従来技術の説明に用いた図5(b)
および図6(b)に対応する、本発明を適応した半導体
装置の基本セル部における素子領域におけるゲート電極
長方向の長さも、従来例より短くできることは明らかで
ある。また、従来例ではベントゲート電極による基本セ
ル部構成を採った時、コンタクトホール近傍以外の領域
でソース・ドレイン部の幅を、最小加工寸法程度に狭く
するソース・ドレイン層表面の高融点金属シリサイド膜
の抵抗が高くなり、高融点金属シリサイド膜抵抗の要因
による高周波動作特性が劣化して、半導体装置の高速化
が犠牲となる可能性があったが、本発明を適用すれば、
コンタクトホール近傍以外の狭いソース・ドレイン層表
面にも低抵抗率の高融点金属シリサイド膜を形成できる
ので、ベントゲート電極のMOSトランジスタによる基
本セル部構成を採っても、高周波動作特性の劣化が抑制
されて、半導体装置の高速化が可能となる。
【0038】上述した半導体装置およびその製造方法に
おいては、ゲート電極部3、5側壁のサイドウォール絶
縁膜18上の下方領域にサイドウォールポリシリコン膜
52を形成し、このサイドウォールポリシリコン膜52
と、ソース・ドレイン部6、7、8のソース・ドレイン
層19とを一つのシリサイド化領域として、ソース・ド
レイン部6、7、8にCoSi2 膜54、55、56を
形成するため、シリサイド化領域の減少、特に幅の狭い
方の減少による、高融点金属シリサイド膜の低抵抗率が
困難となる現象を抑制でき、ソース・ドレイン部6、
7、8に低抵抗率のCoSi2 膜54、55、56が形
成できる。また、サイドウォール絶縁膜18上の下方領
域にサイドウォールポリシリコン膜52を形成する際、
オーバーエッチング条件でポリシリコンパッド部51を
エッチバックすると、ゲート電極部3、5のポリシリコ
ンゲート電極15表面位置がサイドウォール絶縁膜18
の先端位置より下方になり、サリサイド工程の際に、ソ
ース・ドレイン部6、7、8のCoSi2 膜54、5
5、56とゲート電極部3、5のCoSi2 膜57、5
8とが接続して短絡する現象を抑制することができる。
【0039】以上、本発明を実施の形態例により説明し
たが、本発明はこの実施の形態例に何ら限定されるもの
ではない。例えば、本発明の実施の形態例では、基本セ
ル部のサリサイド構造のMOSトランジスタをN型MO
Sトランジスタにより説明したが、P型MOSトランジ
スタでも、又1個のN型MOSトランジスタによる基本
セル部と1個のP型MOSトランジスタによる基本セル
部とによるCMOS型MOSトランジスタであってもよ
いことは明白である。また、本発明の実施の形態例で
は、サイドウォール絶縁膜をSi3 4 膜として説明し
たが、TEOS(Tetraethyl orthos
ilicate)酸化膜、CVDSiO2 膜、SiON
膜、SiOF膜等の絶縁膜であってもよい。更に、本発
明の実施の形態例では、サイドウォール絶縁膜上の下方
領域に形成したシリコン膜をポリシリコン膜として説明
したが、アモルファスシリコン膜であってもよい。
【0040】また、本発明の実施の形態例では、高融点
金属膜にCo膜を用い、高融点金属シリサイド膜をCo
Si2 膜として説明したが、Ni膜、Ti膜等の高融点
金属膜を用い、高融点金属シリサイド膜をNiSi膜、
TiSi2 膜等としてもよい。その他、本発明の技術的
思想の範囲内で、プロセス条件は適宜変更が可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のサリサイド構造のMOSトランジスタを含む半導体装
置およびその製造方法は、ゲート電極部側壁のサイドウ
ォール絶縁膜上の下方領域にサイドウォールシリコン膜
を形成し、このサイドウォールシリコン膜とソース・ド
レイン層表面をソース・ドレイン部のシリサイド化領域
とすることにより、シリサイド化領域の幅を広げられる
ため、ゲート電極長方向のソース・ドレイン部幅を狭く
しても、ソース・ドレイン部の高融点金属シリサイド膜
の低抵抗率化が可能となる。また、サイドウォールシリ
コン膜形成時の異方性プラズマエッチング条件をオーバ
ーエッチング条件とすることで、サリサイド工程におけ
るゲート電極部の高融点金属シリサイド膜とソース・ド
レイン部の高融点金属シリサイド膜とが接続する、短絡
現象が抑制できる。従って、狭いソース・ドレイン部の
高融点金属シリサイド膜の低抵抗率化を可能にし、高集
積で、高速化した半導体装置の作製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態例の工程を工程順
に説明する、半導体装置の基本セル部の概略断面図で、
(a)は半導体基板表面にSiO2 膜を形成し、その後
ポリシリコン膜を堆積した状態、(b)は第1のMOS
トランジスタ部と第2のMOSトランジスタ部のゲート
電極部を形成し、その後LDD層を形成した状態、
(c)はゲート電極部側壁にサイドウォール絶縁膜を形
成し、その後ソース・ドレイン層を形成した状態であ
る。
【図2】本発明を適用した実施の形態例の、図1に続く
工程を工程順に説明する、半導体装置の基本セル部の概
略断面図で、(d)はポリシリコン膜を堆積し、その後
パターニングしてポリシリコンパッド部を形成した状
態、(e)はポリシリコンパッド部をエッチバックし
て、サイドウォール絶縁膜上の下方領域にサイドウォー
ルポリシリコン膜を形成した状態、(f)はスパッタリ
ング法によりCo膜を堆積した状態である。
【図3】本発明を適用した実施の形態例の、図2に続く
工程を工程順に説明する、半導体装置の基本セル部の概
略断面図で、(g)はサリサイド工程により、ソース・
ドレイン部およびゲート電極部にCoSi2 膜を形成し
た状態、(h)は層間絶縁膜を堆積した後、ソース・ド
レイン部にコンタクトホールの開口を形成した状態であ
る。
【図4】本発明を適用した実施の形態例の基本セル部の
概略平面図で、(a)は直線的なゲート電極のMOSト
ランジスタによる基本セル部の概略平面図で、(b)は
ゲート電極が折れ曲がった、ベントゲート電極のMOS
トランジスタによる基本セル部の概略平面図である。
【図5】従来の半導体装置の基本セル部の概略平面図
で、(a)は直線的なゲート電極の、2個のMOSトラ
ンジスタによる基本セル部の概略平面図で、(b)は直
線的なゲート電極の、1個のMOSトランジスタによる
基本セル部の概略平面図である。
【図6】従来の半導体装置の基本セル部の概略平面図
で、(a)はベントゲート電極の、2個のMOSトラン
ジスタによる基本セル部の概略平面図で、(b)はベン
トゲート電極の、1個のMOSトランジスタによる基本
セル部の概略平面図である。
【図7】従来の半導体装置の工程を工程順に説明する、
半導体装置の基本セル部の概略断面図で、(a)は半導
体基板表面にSiO2 膜を形成し、その後ポリシリコン
膜を堆積した状態、(b)は第1のMOSトランジスタ
部と第2のMOSトランジスタ部のゲート電極部を形成
し、その後LDD層を形成した状態、(c)はゲート電
極部側壁にサイドウォール絶縁膜を形成し、その後ソー
ス・ドレイン層を形成した状態である。
【図8】従来の半導体装置の、図7に続く工程を工程順
に説明する、半導体装置の基本セル部の概略断面図で、
(d)はサリサイド工程により、ソース・ドレイン部お
よびゲート電極部にCoSi2 膜を形成した状態、
(e)は層間絶縁膜を堆積した後、ソース・ドレイン部
にコンタクトホールの開口を形成した状態である。
【符号の説明】
1,50…基本セル部、2…第1のMOSトランジスタ
部、3、5…ゲート電極部、4…第2のMOSトランジ
スタ部、6,7,8…ソース・ドレイン部、11…半導
体基板、12…素子分離領域、13…SiO2 膜、14
…ポリシリコン膜、15…ポリシリコンゲート電極、1
6…ゲート酸化膜、17…LDD層、18…サイドウォ
ール絶縁膜、19…ソース・ドレイン層、20,21,
22,23,24,54,55,56,57,58…C
oSi2 膜、25…層間絶縁膜、26,27,28…開
口、51…ポリシリコンパッド部、52…サイドウォー
ルポリシリコン膜、53…Co膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サリサイド構造のMOSトランジスタを
    含む半導体装置において、 前記MOSトランジスタの、ゲート酸化膜とポリシリコ
    ンゲート電極とによるゲート電極部側壁のサイドウォー
    ル絶縁膜上の下方領域にまで広がる、ソース・ドレイン
    層の高融点金属シリサイド膜を有することを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドウォール絶縁膜上の下方領域
    の前記高融点金属シリサイド膜は、前記サイドウォール
    絶縁膜上の下方領域に形成したサイドウォールシリコン
    膜をシリサイド化したものであることを特徴とする、請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記高融点金属シリサイド膜は、CoS
    2 膜、NiSi膜およびTiSi2 膜のうち、いずれ
    か一つの膜であることを特徴とする、請求項1に記載の
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記サイドウォールシリコン膜は、アモ
    ルファスシリコン膜およびポリシリコン膜のうち、いず
    れか一方の膜であることを特徴とする、請求項2に記載
    の半導体装置。
  5. 【請求項5】 サリサイド構造のMOSトランジスタを
    含む半導体装置の製造方法において、 前記MOSトランジスタの、ゲート酸化膜とポリシリコ
    ンゲート電極とによるゲート電極部を形成する工程と、 異方性プラズマエッチング法により、前記ゲート電極部
    側壁にサイドウォール絶縁膜を形成する工程と、 前記MOSトランジスタのソース・ドレイン層を形成す
    る工程と、 異方性プラズマエッチング法により、前記サイドウォー
    ル絶縁膜上の下方領域に、サイドウォールシリコン膜を
    形成する工程と、 高融点金属膜を堆積する工程と、 熱処理により、前記ソース・ドレイン層表面、前記サイ
    ドウォールシリコン膜および前記ゲート電極部のポリシ
    リコンゲート電極表面に高融点金属シリサイド膜を形成
    する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記サイドウォールシリコン膜は、アモ
    ルファスシリコン膜およびポリシリコン膜のうち、いず
    れか一方の膜であることを特徴とする、請求項5に記載
    の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記高融点金属膜は、Co膜、Ni膜お
    よびTi膜のうち、いずれか一つの膜であることを特徴
    とする、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記高融点金属シリサイド膜は、CoS
    2 膜、NiSi膜およびTiSi2 膜のうち、いずれ
    か一つの膜であることを特徴とする、請求項5に記載の
    半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010059612A (ko) * 1999-12-30 2001-07-06 박종섭 Cmos 트랜지스터의 제조방법
EP1280191A2 (en) * 2001-07-25 2003-01-29 Chartered Semiconductor Manufacturing Pte Ltd. A method to form elevated source/drain regions using polysilicon spacers

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