JPH11273550A - 冷陰極搭載電子管用電子銃 - Google Patents

冷陰極搭載電子管用電子銃

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JPH11273550A
JPH11273550A JP7234198A JP7234198A JPH11273550A JP H11273550 A JPH11273550 A JP H11273550A JP 7234198 A JP7234198 A JP 7234198A JP 7234198 A JP7234198 A JP 7234198A JP H11273550 A JPH11273550 A JP H11273550A
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ceramic plate
hole
electron gun
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    • H01J23/02Electrodes; Magnetic control means; Screens
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の自由度を向上させて小形化を可能とす
るとともに、製造時の組立が容易、かつその制度が高
く、ゲート電極・エミッタ電極間の耐電圧性と電子管の
耐振性の高い冷陰極搭載電子管用電子銃を提供する。 【解決手段】 ウェーネルト電極6と冷陰極1とは、そ
の間にセラミック板5を介圧させてばねの力により圧着
・固定させる。セラミック板5の表面には冷陰極1上の
各電極に対応するメタライズ領域13、14がそれぞれ
形成されており、各電極はそれぞれ対応するメタライズ
領域13、14を電源供給路として外部電源に接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は進行波管等のマイク
ロ波電子管に用いられる冷陰極搭載電子管用電子銃に関
し、特に冷陰極表面から少なくとも2つの電極を引き出
す構成を有する冷陰極搭載電子管用電子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】進行波管に代表される電子ビーム応用機
器への冷陰極実装に関し、本発明で提案する集束電極付
き冷陰極の実装方法に関する先例は無い。
【0003】よって先ず、以下に集束電極を具備しない
従来の冷陰極の実装方法を列挙する。更に、集束電極付
き冷陰極を実装する場合に、公知の技術より一般に考え
うる素子実装方法を示す。
【0004】1.特開平9−129144号公報に開示
された直線ビームマイクロ波管は、図5に示すように冷
陰極51を表面上に搭載したカソードチップ52を、パ
ッケージを介して支持されたマウント支持体53の接合
部に銀ペーストにより接合している。このとき、マウン
ト支持体53とカソードチップ52との接合面は、マウ
ント支持体53の基準面54に対しカソードチップ52
の端部55が図5に示すとおり一方でのみ接し、他方の
端部はわずかな隙間56を開けておく。したがって、所
定の基準面54に合わせて冷陰極51の正確な位置出し
ができるとしている。また、電子ビーム50を集束する
ためのウェーネルト電極57は、所定の形状に整形され
た後、カソードチップ52のゲート電極上に開口部の中
心を冷陰極51の中心軸に合わせて加熱圧着させること
により、ウェーネルト電極57を介してゲート電極に所
定電位を供給している。
【0005】2.特開平9−115453号公報に開示
された冷陰極を用いた電子銃では、図6に示すように第
1の円筒形絶縁体61の内径部と当接して電子銃の中心
軸方向に延びる金属導体62の先端のエミッタ電極60
に冷陰極63が配設され、この金属導体62を介して冷
陰極63のエミッタ電位が真空外に取り出される。第1
の円筒形絶縁体61とその外周部に当接して配設された
第2の円筒形金属64とは、金属導体62の軸部を同心
で囲むゲート電極用円筒形金属66とその外周部に当接
する第2の円筒形絶縁体67にそれぞれ導電層65を介
して当接し、かつ、第2の円筒形金属64の導電層65
とは反対側の端部と冷陰極63のゲート電極との間は金
属ボンディング線68で接続される。したがって、ゲー
ト電位は金属ボンディング線68と第2の円筒形金属6
4と導電層65およびゲート電極用円筒形金属65を介
して外部に取り出される。
【0006】3.さらに、図7に示す通り冷陰極エミッ
タ素子部71を、その外形が嵌合するエミッタ電極支持
体72内に嵌合し、さらにその支持体72と別に固定さ
れた支持体73間にばね74を介在させて、エミッタ素
子部71をウェーネルト電極75に圧接固定し、かつゲ
ート電極とウェーネルト電極75とを電気的に接続した
構成が考えられる。
【0007】そこで、これらの電子ビーム応用機器への
集束電極を具備しない冷陰極実装従来技術に基づいて、
冷陰極電子放出面にゲート電極と集束電極との独立する
2電極を有する場合の電気的接続方法を一般的に考えう
る素子実装方法を図8(a)、図8(b)および図8
(c)を用いて示す。
【0008】素子固定方法としては、該従来技術でしめ
すようにウェーネルト電極圧接法、蝋接法および弾性材
による圧接固定法などがあるが、図8(a)、8(b)
および8(c)では圧接固定法を代表させる。
【0009】冷陰極電子放出面から2電極の電位を取り
出す方法として、1つの電極電位をウェーネルト電極を
介して取り出すことが順当である。すなわち、図8
(a)に示すとおり、集束電極付き冷陰極の構造上、ウ
ェーネルト電極に接続される電極は集束電極である。こ
れはウェーネルト電極と対向するアノード(図示せず)
とウェーネルト電極間で軸対称の対称の電子レンズを形
成するため、ウェーネルト電極・アノード間には給電線
を露出できないためである。
【0010】集束電極の外周部により電極電位取り出し
を行なうゲート電極への結線は、電子デバイス(素子)
の実装方法として通常ボンディングワイヤ若しくはタブ
により取り出される。
【0011】図8(a)にボンディングワイヤによりゲ
ート電極の電位取り出し方法を、また、図8(b)にタ
ブによるゲート電極の電位取り出し方法をそれぞれ示
す。図8(c)は図8(a)と図8(b)の冷陰極近傍
の詳細図を示す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例に見ら
れるように、ボンディング線を用いてゲート電極から電
位の引出しを行なう場合、ボンディング線の強度を維持
するためループ形状を形成する必要が有り、したがって
このループ形状を形成するための空間が必要で、ボンデ
ィング線とウェーネルト電極間の耐電圧を確保するため
にもウェーネルト電極は図中上方向および径方向に大き
くする必要が生じ、電流銃の小型化が困難であるという
欠点が有る。
【0013】また、ボンディング線またはタブを冷陰極
に接続する場合、力を加える必要が有り、この作業のと
きゲート電極・エミッタ電極間にごみが付着し、ゲート
電極・エミッタ電極間の絶縁不良による冷陰極動作不良
が発生し易い。
【0014】さらに、タブによる接続の場合、電子銃構
体側の接続にもタブ打ちに耐える強度を有する構体を準
備する必要が有るので、電子銃外形が大きくなるという
欠点が有る。
【0015】本発明の目的は、上述した従来の技術の欠
点を解消して電子銃設計の自由度を向上させて電子管の
小形化を可能とするとともに、製造時の組立てが容易
で、かつ、その精度が高く、ゲート電極とエミッタ電極
間の耐電圧性と電子管の耐振性の高い冷陰極搭載電子管
用電子銃を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の冷陰極搭載電子
管用電子銃(以下、電子銃と称する)は、冷陰極がウェ
ーネルト電極とエミッタ電極との間に挟み込まれて固定
されており、冷陰極表面の少なくとも2つの電極からそ
れぞれの電源供給路を引き出すための構成を有してい
る。すなわち、冷陰極とウェーネルト電極間にセラミッ
ク板を介在させ、このセラミック板上に各電極に対応す
る少なくとも2つのメタライズ領域を形成して、それぞ
れの電極の外部電源に対する電源供給路としている。セ
ラミック板はウェーネルト電極とともに電子管の中心軸
と共軸の中央孔を備えて冷陰極に対向し、外拡がりのテ
ーパを備えた内壁を有する中央孔を通して電子ビームが
放射される。
【0017】本発明の実施形態としては、セラミック板
の中央口の全内周面上とこれに連続する孔周辺のセラミ
ック板両面上に一つのメタライズ領域が形成され、この
メタライズ領域をウェーネルト電極と冷陰極上の一つの
電極間で挟み込み、圧着させることにより、ウェーネル
ト電極を介してこの電極に外部から電源を供給する。あ
るいは、ウェーネルト電極のテーバ付下側周縁部を突起
部としてセラミック板の中央孔に挿入して、中央孔内壁
面のメタライズ領域と嵌合させ、ウェーネルト電極と冷
陰極上の一つの電極間で圧着させて電源供給路としてい
る。
【0018】一方、冷陰極上の他の一つの電極のための
電源供給路としては、セラミック板の冷陰極とは反対側
の面上、かつ、中央孔周辺メタライズ領域から離れた外
側の一部に別のメタライズ領域を形成しており、このメ
タライズ領域の一端を冷陰極上の他の一つの電極に、ま
た、他端を外部電極に接続している。あるいは、セラミ
ック板の中央口メタライズ領域から離れた外側の一部に
孔を備え、この孔の金内周面とこれに連続する孔近傍の
セラミック板両面上の一部分に別のメタライズ領域を形
成しており、冷陰極側のセラミック板上のメタライズ領
域で他の一つの電極に接続し、冷陰極の反対側のセラミ
ック板上のメタライズ領域で外部の電源と接続するもの
としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の冷陰極搭
載電子管用電子銃の実施の形態を説明する。本発明の電
子銃は図1に示すように、冷陰極1はエミッタ電極2に
保持され、冷陰極1上のセラミック板5を介してセラミ
ック板5の上のウェーネルト電極6に対して、エミッタ
電極2の支持棒3によりばね4の力で電子銃の中心軸方
向に押し付けられ固定されている。ウェーネルト電極6
は冷陰極1を抑える支持構造物であり、さらに冷陰極1
から放出される電子流を集束して電子ビームを形成する
ように電界を形成する電極でもある。また、真空マイク
ロ波素子の実装においては、真空マイクロ波素子表面に
形成される電極パッドへの取り出し電極としての役割を
果たす。セラミック板5は円盤状又は多角形で、その中
央部に電子銃の中心軸を中心とするセラミック板外周形
状の中央孔を有して電子ビームを通過させる。ウェーネ
ルト電極6はセラミック板5の中央孔の周囲をリング状
に囲み、セラミック板5とウェーネルト電極6との中央
孔に面する壁の断面は、外拡がりのテーパを備えてい
る。
【0020】図2(a)は図1のA部における電極構成
の詳細を示す中心軸を含む面での断面図である。
【0021】冷陰極1は、Si等の導電性基板7と、そ
の上に絶縁層9を介して配設されたゲート電極10と、
さらにその上に絶縁層11を介して配設された集束電極
12とを有し、これら多層構成の電極および絶縁層をセ
ラミック板5の中央孔の範囲内で導電性基板7の表面ま
で貫通するマトリックス状に配置された複数の孔内に、
円錐系のエミッタ8がそれぞれ配設されている。
【0022】そこで導電線基板7を介してエミッタ電極
2とゲート電極10との間に電圧を印加することによ
り、これらエミッタ8の先端に強電界が発生し、電子が
放出される。集束電極12はエミッタ8から放出された
電子を集束する。
【0023】図2(a)のB部拡大図を示す図2(b)
を参照とすると、セラミック板5の中央孔に沿う周辺部
の上面と下面および内周壁面は連続する第1メタライズ
領域13を有しており、第1メタライズ領域13の上面
と下面は、ウェーネルト電極6と集束電極12にそれぞ
れ接触して両者を電気的に接続している。一方、図2
(a)を参照とすると、セラミック板5の下面上、かつ
第1メタライズ領域13とは隔離してその外周部の1部
分に第2メタライズ領域14が形成されており、第2メ
タライズ領域14の一部は絶縁層11の外側で厚みが厚
くなってゲート電極10と接続している。そこで、集束
電極12は第1メタライズ領域13およびウェーネルト
電極6を介して外部電源に接続され、これらのすべてに
集束電位が供給される。また、ゲート電極10は第2メ
タライズ領域14を介して外部電源に接続されてゲート
電位が供給される。
【0024】本実施形態例では、上述したようにゲート
電極印加のためのボンディング線またはタブの代わり
に、セラミック板5の裏面上に第2メタライズ領域14
を形成して用いているので、従来の例に見られたように
ウェーネルト電極とゲート電極間のスペースをボンディ
ング線やタブのために確保する必要が解消し、ウェーネ
ルト電極形状の設計自由度が向上するとともに、セラミ
ック板5の存在によりウェーネルト電極6とゲート電圧
引き出し用の第2メタライズ領域14間の耐電圧特性が
向上する。また、本実施形態の構成により従来技術での
電子銃と同程度の耐電圧特性を有する電子銃を設計した
場合、径方向に小型化が可能となり、電子銃の小型化が
実現される。さらにバンプによる電極接続を用いないの
で製作時の実装の際にごみの発生が解消し、電子銃の組
立歩留りが向上すると共に、セラミック板5はウェーネ
ルト電極6と冷陰極1との間にばね力で挟まれているの
で、従来例のボンディング線に比べて給電部分の耐振性
の向上が図られる。
【0025】図3(a)は本発明の電子銃の第2の実施
形態例の電極構成の詳細を示す中心軸を含む面での断面
図である。上述した第1の実施形態例と異なる点は、C
部拡大図である図3(b)を参照すると、ウェーネルト
電極6’の中央孔の周縁下端部がセラミック板の中央孔
内に、セラミック板5の内周壁のテーパ角度と同一のテ
ーパ角度で延伸して嵌合し、この突起部15の外面がセ
ラミック板5上の第1メタライズ領域13と密着するこ
とにより、冷陰極1およびセラミック板5とウェーネル
ト電極6’との間に作用するばねによる圧着力を支えて
いることである。この突起部15は第1メタライズ層1
3を含むセラミック板5の厚み以下の長さを有してい
る。よって突起部15は集束電極12に接続することは
ない。また、セラミック板5の中央孔周辺上面部の第1
メタライズ層5とウェーネルト電極6’との間には、若
干の隙間が存在する。この突起部15により、電子銃製
造工程中の冷陰極組み込み工程において、セラミック板
5および冷陰極1とウェーネルト電極6’との間の偏心
度の向上が容易となる。さらに、突起部先端が十分に集
束電圧12に接近している場合、セラミック板内径のば
らつきを無視できる電子銃設計が可能となり、製造精度
の向上につながる。
【0026】図4は本発明の第3の実施形態例の電極構
成の詳細を示す中心軸を含む面での断面図である。第1
または第2の実施形態例と異なる点は、図2(a)また
は図3(a)の第2メタライズ領域14に相当する部分
に貫通孔16を有し、この貫通孔16の内壁およびセラ
ミック板5の両面上に第2メタライズ領域14’が形成
されている。但し、貫通孔16より外側のセラミック板
部分下面には第2メタライズ領域は存在せず、ゲート電
極10は貫通孔16の内壁およびセラミック板上面の第
2メタライズ領域を介して外部電源に接続する。この構
成により導電性基板7とセラミック板5上の第2メタラ
イズ領域14’との間の絶縁性が改善される。すなわ
ち、導電性の異物がセラミック板5と導電性基板7との
間に挟まっても、第2メタライズ領域・基板間での電気
短絡を防止することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、冷陰極と
ウェーネルト電極とを、その間にセラミック板を介在さ
せて圧着し、該セラミック板上に各電極へ外部から電源
を供給する電源供給路を形成するメタライズ領域を設定
することにより、導電性基板とゲート電極の電源供 給
路間の耐電圧特性が向上し、ウェーネルト形状の設計自
由度が向上して電子銃の小型化が可能となり、製造時の
心出しと組立が容易で製造歩留まりが向上し、さらに電
子管の耐振性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷陰極搭載電子管用電子銃の基本構成
を示す概略図である。
【図2】図2(a)は本発明の第1の実施形態例として
図1のA部の電極構成を示す断面配置図、図2(b)は
図2(a)のB部の拡大配置図である。
【図3】図3(a)は本発明の第2の実施形態の電極構
成を示す断面配置図、図3(b)は図3(a)のC部の
拡大配置図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の電極形成を示す断面
配置図である。
【図5】冷陰極搭載電子管用電子銃の従来例を示す構成
断面図である。
【図6】図5と異なる他の従来例を示す構成断面図であ
る。
【図7】さらに他の従来例の構成断面図である。
【図8】図8(a)、8(b)はそれぞれ従来例の電極
引き出し構成の方式を示す概略図、図8(c)はその具
体的構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 冷陰極 2 エミッタ電極 3 支持棒 4 ばね 5 セラミック板 6,6’ ウェーネルト電極 7 基板 8 エミッタ 9,11 絶縁層 10 ゲート電極 12 集束電極 13 第1メタライズ領域 14,14’ 第2メタライズ領域 15 突起部 16 貫通孔

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子管用の冷陰極搭載電子銃、特に冷陰
    極がウェーネルト電極とエミッタ電極との間に挟み込ま
    れて固定されており、冷陰極表面の少なくとも2つの電
    極からそれぞれの電源供給路を引き出す構成を有する冷
    陰極搭載電子管用電子銃において、 冷陰極とウェーネルト電極間に、前記電源供給路を形成
    するための少なくとも2つのメタライズ領域を表面の一
    部分に備えたセラミック板を有することを特徴とする冷
    陰極搭載電子管用電子銃。
  2. 【請求項2】 前記セラミック板の平面外形は円盤状で
    ある請求項1記載の電子銃。
  3. 【請求項3】 前記セラミック板の平面外形は多角形で
    ある請求項1記載の電子銃。
  4. 【請求項4】 前記セラミック板の中央部分に中心軸が
    電子管中心軸と共軸で、かつ、内周壁面が冷陰極側から
    外方向に拡がるテーパを備えた孔が開けられている請求
    項2または3記載の電子銃。
  5. 【請求項5】 ウェーネルト電極が電子管の中心軸と共
    軸の孔を有し、該孔の内径がセラミック板の孔の内径よ
    りも大きい請求項4記載の電子銃。
  6. 【請求項6】 前記メタズライズ領域の一つが、セラミ
    ック板の孔の全内周壁上と、孔近傍のセラミック板の両
    面上とに、連続して形成された請求項5記載の電子銃。
  7. 【請求項7】 冷陰極表面の一つの電極とウェーネルト
    電極とが、セラミック板の孔近傍の両面上の前記メタラ
    イズ領域の一つを介して互いに圧着されている請求項6
    記載の電子銃。
  8. 【請求項8】 ウェーネルト電極が、ウェーネルト電極
    の孔の冷陰極側の周縁に、前記セラミック板の孔内周面
    上のメタライズ領域と嵌合し、かつ、セラミック板の厚
    さよりも短い突起部をウェーネルト電極の一部として有
    している請求項6記載の電子銃。
  9. 【請求項9】 冷陰極表面の一つの電極とウェーネルト
    電極が、セラミック板の孔の全内周壁上の前記メタライ
    ズ領域の一つと前記突起部とを介して圧着されている請
    求項8記載の電子銃。
  10. 【請求項10】 前記メタライズ領域の他の一つが、セ
    ラミック板の冷陰極側面上、かつ、セラミック孔周辺の
    前記メタライズ領域の一つの外側に間隔を置いて形成さ
    れ、かつ、冷陰極表面の前記一つの電極と異なる他の一
    つの電極に接続されている請求項7または請求項9記載
    の電子銃。
  11. 【請求項11】 前記セラミック板が中央の孔周辺のメ
    タライズ領域の外側に孔を有し、該孔の全内周壁上およ
    び該孔近傍のセラミック板の両面上の一部分に連続して
    中央孔周辺のメタライズ領域と異なる他のメタライズ領
    域が形成され、該メタライズ領域の冷陰極側面上のもの
    は冷陰極表面の他の一つの電極に、該メタライズ領域の
    冷陰極と反対側面上のものは外部電極に、それぞれ接続
    される請求項7または請求項9記載の電子銃。
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