JP2646963B2 - 電界放出冷陰極とこれを用いた電子銃 - Google Patents

電界放出冷陰極とこれを用いた電子銃

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    • H01J3/021Electron guns using a field emission, photo emission, or secondary emission electron source
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  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子放出源となる冷陰
極、特に鋭利な先端から電子を放出する電界放出冷陰極
ならびにこれを用いた電子銃に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微小な円錐状のエミッタとエミッタのす
ぐ近くに形成され、エミッタからの電流を引き出す機能
ならびに電流制御機能を持つゲート電極で構成された微
小冷陰極をアレイ状に並べた冷陰極が提案されている(J
ournal of Applied Physics,Vol.47, No.12, pp.5248,
1976) 。このスピント型冷陰極は、熱陰極と比較して高
い電流密度が得られ、放出電子の速度分散が小さい等の
利点を持つものである。また、単一の電界放出エミッタ
と比較して電流雑音が小さく、数10〜200Vの低い
電圧で動作し、比較的悪い真空度の環境中でも動作する
とされている。
【0003】図4には従来技術であるスピント型冷陰極
の1個の微小冷陰極の構造を示している。導電性の基板
101の上に高さ約1μmの微小な円錐状のエミッタ1
02が膜堆積法によって形成され、エミッタ102の周
囲には絶縁層103とゲート電極104が形成されてい
る。基板101とエミッタ102とは電気的に接続され
ており、基板101(およびエミッタ102)とゲート
電極104の間には約100Vの電圧が印加されてい
る。基板101とゲート電極104の間は約1μm、ゲ
ート電極の開口径も約1μmと狭く、エミッタ102の
先端は極めて先鋭に作られているので、エミッタ102
の先端には強い電界が加わる。この電界が2〜5×10
7 V/cm以上になるとエミッタ102の先端から電子が
放出される。このような構造の微小冷陰極を基板101
の上にアレイ状に並べることにより大きな電流を放出す
る平面状の陰極が構成される。
【0004】図5は図4に示す微小冷陰極を多数アレイ
状に並べた平面状陰極の構成を示し、(a)は平面図
で、(b)は図5(a)のA,B間の断面図である。図
4と同じ構成要素には同じ番号を付与している。エミッ
タ102は基板101の中央部に多数形成され、電子ビ
ームの電子源となる。絶縁層103は、エミッタ102
の周辺を除いて、基板101の全面に形成されている。
ゲート電極104はエミッタ102の形成されている部
分のみに作られ、配線106を通してボンディングパッ
ド105に接続されている。図6は別の従来技術を示す
冷陰極の構造図で、(a)は平面図で、(b)は図6
(a)のA,B間の断面図である。図4と同じ構成要素
には同じ番号を付与している。多数のエミッタ102は
基板101の中央部に形成されているが、絶縁層103
とゲート電極104は、エミッタの周辺部を除いて、基
板101の全面に形成されている。
【0005】図7は別の従来技術を示す冷陰極の構造図
で、(a)が平面図で、(b)がA,B間の断面図であ
る。図4と同じ構成要素には同じ番号を付与している。
多数のエミッタ102は基板101の中央部に形成され
ており、絶縁層103とゲート電極104はエミッタ1
02の形成されている部分のみに作られ、この他には、
基板101上には絶縁層と金属層の2層構造になったボ
ンディングパッド105と配線106が形成されてい
る。図8は特開平4−284324に開示された従来技
術を示す冷陰極の構造である。エミッタ102はこれと
組になったゲート電極要素107と共に他のエミッタ・
ゲート電極対と互いに分離され、可溶抵抗体よりなるゲ
ート支線108を介してゲート幹線109で互いに接続
されている。このため、あるエミッタがゲート電極要素
と短絡しても、これに接続されたゲート支線が過大電流
で断線されるのでゲート幹線から切り離され、他のエミ
ッタは正常に動作する事ができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す陰極構造に
おいては、基板101とゲート電極104とは約1μm
と薄い絶縁層103を介して全面で基板101と面して
いるので、基板101およびエミッタ102とゲート電
極104の間の静電容量は極めて大きくなる。このた
め、ゲート電極104と基板101の間にパルス電圧や
アナログ電圧を印加してエミッタ102の先端から放出
される電流を制御する場合に、その周波数を十分高くす
ることができなくなる。また、基板101の周辺部で
は、基板101とゲート電極104が同じく約1μmの
距離で絶縁層103の側面を挟んで面しているので、こ
の部分において汚れ等による絶縁劣化の問題がある。図
7に示す陰極構造においては、基板101とゲート電極
104とはエミッタ102が形成されている部分のみで
面しているので、基板101とゲート電極104の間の
静電容量は十分小さくできる。しかし、ゲート電極10
4の周辺部ならびに配線106とボンディングパッド1
05の周辺部は図5と同様に、約1μmの距離で絶縁層
103の側面を挟んで基板101と面しているので、こ
の部分の絶縁層103の側面の汚れ等によって基板10
1とゲート電極104の間の絶縁劣化の恐れがあるとい
う問題がある。
【0007】図5に示す陰極構造においては、絶縁層1
03はエミッタ102の周辺部を除いて基板101上の
全面に形成され、ゲート電極104はエミッタ102が
形成されている部分のみに形成され、配線106を通し
てボンディングパッド105と接続されている。この構
造では、エミッタ102と基板101の間の静電容量は
小さい。しかし、絶縁層103が真空に露出しているの
で、電子や荷電粒子の衝突によって絶縁層103の表面
に電荷を蓄積する恐れがあり、その結果、電子ビームの
形成に悪影響を与える恐れがあるという問題がある。図
8に示す陰極においては、個々の陰極が分離され、ゲー
ト支線108、ゲート幹線109を通して接続されてい
るため、エミッタの密度を高くすることができず、陰極
の電流密度は低い値にとどまる。また、ゲート電極要素
107、ゲート支線108、ゲート幹線109の占める
面積は比較的大きくなり、ゲート−エミッタ間静電容量
もこの面積に応じて大きくなる恐れがある。さらに、絶
縁層が真空に露出しているため、荷電粒子の衝突、蓄積
による電荷のため、この陰極から放出された電子ビーム
の軌道に影響を及ぼす恐れがあるという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性を持つ
基板あるいは絶縁性材料上に導電層を積層した基板と、
前記基板の上に形成し、先端を先鋭化した複数の電子放
出電極と、前記電極とその周辺部を除いて前記基板上に
形成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、前記電極
を取り囲む開口を持ち、円形の外周を持つ制御電極から
構成され、前記制御電極の周辺に前記制御電極とは絶縁
され、前記制御電極と同心となる内周を持ち、前記電子
放出電極と前記制御電極との間の電圧を印加して動作さ
せる電極を形成したことを特徴とする電界放出冷陰極で
ある。また本発明は、電界放出冷陰極が、導電性を持つ
基板あるいは絶縁性材料上に導電層を積層した基板と、
前記基板の上に形成し、先端を先鋭化した複数の電子放
出電極と、前記電極とその付近を除いて前記基板上に形
成した絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、前記電極を
取り囲む開口を持ち、円形の外周を持つ制御電極から構
成され、前記制御電極の周辺に前記制御電極とは絶縁さ
れ、前記制御電極と同心となる内周を持ち、電子ビーム
を集束する集束電極と接続して動作させる電極を形成し
たものであることを特徴とする電子銃である。
【0009】
【作用】本発明においては、ゲート電極をエミッタが集
合した電子放出部とその周辺の部分とに分離し、分離し
た周辺電極にゲート電極と同一あるいは独立の電圧を印
加できる様にしたものである。さらに、この陰極をこの
陰極の前に電位分布を形成して、電子ビームを形成する
電極と組み合わせて、電子銃を構成するものであるか
ら、この結果、エミッターゲート間絶縁を十分良好に保
ちながら、エミッターゲート電極の間の静電容量を十分
小さくすることができる。さらに、絶縁層に電荷の蓄積
の恐れがないので、電子ビームの形成に悪影響を与える
恐れがなく、電子ビーム形成のための電位分布を作る電
極を高い精度で設定でき、この結果、精度の良い高品質
の電子ビームが形成できるものである。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。 [実施例1]図1は本発明の第1の実施例を示す電界放
出冷陰極の構造図で、(a)は平面図で、(b)は図1
(a)のA,B間の断面図である。図1において、導電
性シリコンの基板1の上には電子を放出する円錐状のエ
ミッタ2が形成され、基板1とエミッタ2とは電気的に
接続されている。絶縁層3は基板1の上に、エミッタ2
の形成された付近を除いて積層され、ゲート電極4は絶
縁層3のすぐ上に形成されており、ゲート電極4と同じ
金属層のパターンニングによって、配線6,ボンディン
グパッド5及び周辺電極7が作られる。ゲート電極4と
配線6、ボンディングパッド5は互いに電気的に接続さ
れており、周辺電極7はこれらとは電気的に絶縁されて
いる。なお、エミッタ2にはタングステン、モリブデン
が、ゲート電極4にはタングステン等の金属で作られ、
絶縁層3にはたとえばシリコンの熱酸化膜が使用され
る。また、基板1の周辺部は絶縁層3よりも周辺電極7
ならびにボンディングパッド5の外枠が約10μmから
数10μmだけ内側になる様にしている。
【0011】この陰極を動作させるには、基板1すなわ
ちエミッタ2の電位を基準にして、ゲート電極4に数1
0〜約100Vの電圧を印加し、周辺電極7にはたとえ
ば基板1とゲート電極4の間の電圧を加える。周辺電極
7とゲート電極4、配線6、ボンディングパッド5との
間の距離は約10μmあるいは数10μmに設定され、
これは絶縁層3の厚さ1μmと比較して十分大きい。こ
のため、ゲート電極4と周辺電極7との間の静電容量
は、ゲート電極4とエミッタ2の間の静電容量と比較し
て十分小さく、絶縁の問題の発生する可能性も十分小さ
い。基板1の周辺部に絶縁層を露出させて、基板1とボ
ンディングパッド5すなわちゲート電極4の間および基
板1との周辺電極7の間の絶縁を確保している。この冷
陰極を製作するには、通常の製作法(Journal of Appli
ed Physics, Vol.47, No.12, pp.5248, 1976) を少し変
えれば良い。すなわち、シリコン基板の上に絶縁膜を積
層し、次にゲート電極および周辺電極となる金属層を積
層した後、はじめに、露光、エッチングによってゲート
電極と周辺電極とを分離形成しておけば良い。このあと
は通常の工程に沿ってエミッタ空洞の形成、エミッタの
形成を続けることにより、図1に示す構造の冷陰極が作
製できる。
【0012】[実施例2]図2は本発明の第2の実施例
を示す電界放出冷陰極の構造図で、(a)は平面図、
(b)は図2(a)A,B間の断面図を示す。図2にお
いて、図1と同じ番号の部分は図1の構成要素と全く同
じ構成要素を示す。図2が図1と異なる点は、周辺電極
8がゲート電極4を囲むようにリング状になっており、
配線10を通してボンディングパッド9に接続されてい
る点である。
【0013】[実施例3]図3は本発明の第3の実施例
を示す冷陰極電子銃の構造図で、(a)は平面図、
(b)は図3(a)A,B間の断面図を示す。図3にお
いて、図1と同じ番号の部分は図1の構成要素と全く同
じ構成要素を示し、基板1から周辺電極7で構成される
冷陰極には図1に示す第1の実施例の冷陰極を使用した
構造になっているが、図2に示す第2の実施例の冷陰極
を使用しても全く同様に構成できる。なお、図3におい
て冷陰極11のエミッタ2やエミッタの周辺の構造は省
略してある。
【0014】図3において、冷陰極11はセラミック製
の陰極ホルダ12に固定され、図3には示されていない
が、基板1、ゲート電極4、周辺電極7は陰極ホルダ1
2の上に形成されたメタライズ層のパターンニングに接
続され、さらに陰極ホルダから外部に導き出されてい
る。冷陰極11を収めた陰極ホルダ12はホルダ金具1
3でウエーネルト14に固定されている。陰極ホルダ1
2とウエーネルト14の組み立てには、陰極ホルダ12
とウエーネルト14とを適当な治具に収め、ウエーネル
ト14の上から顕微鏡で観察しながら、ホルダ金具13
とウエーネルト14を溶接等の手段で固定する。この
時、図3(a)の平面図に示すようにウエーネルト14
の内径部の内側に周辺電極7の内径およびゲート電極4
の外径が見えるため、高い精度で、ウエーネルト14と
陰極ホルダ13との位置を合わせることができる。ウエ
ーネルト14と周辺電極7とは電子銃設計思想に基い
て、同電位あるいは異なった電位が印加される。ウエー
ネルト14と周辺電極7とが同じ電位のとき、両者を周
辺電極7の上面で接触させても良いし、真空外囲器の外
で接続させても良い。前者の場合、ゲート電極4とボン
ディングパッド5とを接続する配線6が周辺電極の一部
を横切っているので、この部分にあたるウエーネルト1
4の一部を切り欠いて、配線6とウエーネルト14との
接触を防ぐ必要がある。
【0015】さらに、冷陰極11から放出された電子ビ
ームを形成する電界は主にウエーネルト14と周辺電極
7で作られるが、周辺電極7は冷陰極11の上にリソグ
ラフィー技術によって作られるので高い精度で形成で
き、ウエーネルト14も上に述べた様に高精度の組み立
てが可能であるので、リップル等の小さい高品質の電子
ビームが形成できる。図6に示す従来技術の冷陰極とウ
エーネルトを組み合わせる場合、両者の中心軸の組み立
て精度は10μm以上になる。しかし、本発明によれ
ば、ゲート電極4と周辺電極7との位置精度は0.1μ
m以下、ゲート電極4とウエーネルト14との中心軸組
み立て精度は5μm以下にできる。第1の実施例および
第2の実施例において、基板1には導電性のシリコンを
使用するとしているが、これに限らず他の導電性材料、
ならびにガラスやセラミックのような絶縁材料の上に金
属薄膜を堆積したものを使用しても全く同様に構成する
ことができる。さらに、本発明は金属材料のt堆積ある
いは基板1のエッチング等で形成されたエミッタ2の冷
陰極に適用できる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷陰極に
おいては、ゲート−エミッタ間の絶縁を良好に保ちなが
ら、ゲート−エミッタ間の静電容量を十分に小さくで
き、同時に絶縁膜上に電荷が蓄積されるのを防ぐことが
できる。さらに、冷陰極からの電子ビームを高い精度で
形成することができる。特に図7に示す従来例と比較し
て絶縁長を10倍から数10倍に設定できるので、絶縁
劣化の可能性は著しく低下するという効果を有し、この
結果、放出電流を高速でスイッチングすることができ、
あるいは放出電流を高周波で変調することができる。ま
た、陰極の高い信頼性を長期間維持でき、リップル等の
少ない高品質の電子ビームが形成できるという効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷陰極の構造図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す冷陰極の構造図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す冷陰極電子銃の構
造図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】従来技術の微小冷陰極を示す構造図である。
【図5】従来技術の冷陰極の構造図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図6】従来技術の冷陰極の構造図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図7】従来技術の冷陰極の構造図で、(a)は平面
図、(b)は断面図である。
【図8】特開平4−284324に開示された従来技術
の冷陰極の構造図である。
【符号の説明】
1,101 基板 2,102 エミッタ 3,103 絶縁層 4,104 ゲート電極 5,9,105 ボンディングパッド 6,10,106 配線 7,8 周辺電極 11 冷陰極 12 陰極ホルダ 13 ホルダ金具 14 ウエーネルト 107 ゲート電極要素 108 ゲート支線 109 ゲート幹線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−292832(JP,A) 特開 昭64−54639(JP,A) 特開 平1−283735(JP,A) 特開 平1−298624(JP,A) 特開 昭54−16968(JP,A) 特開 平5−343000(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性を持つ基板あるいは絶縁性材料上
    に導電層を積層した基板と、前記基板の上に形成し、先
    端を先鋭化した複数の電子放出電極と、前記電極とその
    周辺部を除いて前記基板上に形成した絶縁層と、前記絶
    縁層の上に積層し、前記電極を取り囲む開口を持ち、円
    形の外周を持つ制御電極から構成され、前記制御電極の
    周辺に前記制御電極とは絶縁され、前記制御電極と同心
    となる内周を持ち、前記電子放出電極と前記制御電極と
    の間の電圧を印加して動作させる電極を形成したことを
    特徴とする電界放出冷陰極。
  2. 【請求項2】 電界放出冷陰極が、導電性を持つ基板あ
    るいは絶縁性材料上に導電層を積層した基板と、前記基
    板の上に形成し、先端を先鋭化した複数の電子放出電極
    と、前記電極とその付近を除いて前記基板上に形成した
    絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、前記電極を取り囲
    む開口を持ち、円形の外周を持つ制御電極から構成さ
    れ、前記制御電極の周辺に前記制御電極とは絶縁され、
    前記制御電極と同心となる内周を持ち、電子ビームを集
    束する集束電極と接続して動作させる電極を形成したも
    のであることを特徴とする電子銃。
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