JPH11273335A - 高速、高帯域幅ランダム・アクセス・メモリ - Google Patents

高速、高帯域幅ランダム・アクセス・メモリ

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JPH11273335A
JPH11273335A JP10351707A JP35170798A JPH11273335A JP H11273335 A JPH11273335 A JP H11273335A JP 10351707 A JP10351707 A JP 10351707A JP 35170798 A JP35170798 A JP 35170798A JP H11273335 A JPH11273335 A JP H11273335A
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signal
read
bus
address
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JP10351707A
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L Brown Brian
エル.ブラウン ブライアン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速、広帯域幅で書き込み及び後続読み出し
動作を遂行するDRAMを提供する。 【解決手段】 大域書き込みバス424及び大域読み出
しバス426とは、関連した局所読み出し書き込み回路
428a〜428nによって各メモリ・バンク402a
〜402nに結合され、第1メモリ・バンク402aへ
の書き込み動作では、大域書き込みバス424上の入力
データが、第1メモリ・バンクと関連した第1局所読み
出し書き込み回路428aに保持され、その次に起こる
第2メモリ・バンク402bへの読み出し動作では、デ
ータが第2局所読み出し書き込み回路422bを経由し
て第2メモリ・バンク402bから大域読み出しバス4
26へ出力され、同時に、第1局所読み出し書き込み回
路428aは、それに保持した入力データを、例えば,
第1メモリ・バンク402aに書き込みする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、半導体記
憶装置、特に、記憶装置のメモリ・セルからデータを読
み出す及びこれらのメモリ・セルにデータを書き込む回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】計算システムは、データを操作する計算
装置(例えば、マイクロプロセッサ)、計算装置によっ
て使用されるデータを記憶する記憶装置を典型的に含
む。記憶装置の普通型式は、半導体ランダム・アクセス
・メモリ(以下、RAM)である。計算装置内に最良シ
ステム性能を与えるために、計算装置を可能な限り高速
で動作させ、かつデータを受け取る又は記憶する間に決
して遊休状態に入れさせないことが望ましい。この結果
を達成するために、可能な限り敏速に読み出し及び書き
込みするデータ記憶装置を提供することが重要である。
これが、半導体記憶装置の性能の重要な態様、すなわ
ち、この記憶装置からデータを読み出す又はこの記憶装
置にデータを書き込むことができる(「帯域幅(ban
dwidth)」と、しばしば、呼ばれる)速度(ra
te)を生じる。
【0003】典型的RAMは、行及び列に配置されたメ
モリ・セルを有する1つ以上のアレーを含む。メモリ・
セルは、データ・バスを経由して読み出し動作及び書き
込み動作にアクセスされる。広いデータ・バスはRAM
の帯域幅を増大することができるが、このようなアプロ
ーチはRAMの物理的寸法を増大すると云う不利を招
く。この理由から、多数のアレーを含むRAMでは、デ
ータ・バスは、典型的に、「大域バス」である。すなわ
ち、データ・バスは、普通、いくつものアレーに接続さ
れている。更に、RAMの面積を縮小するために、デー
タ・バスは、しばしば、「共用」される。すなわち、ア
レーにデータを書き込むために使用されるデータ・バス
内の線の同じ組がアレーからデータを読み出すためにま
た使用される。それゆえ、もし書き込み動作がデータ・
バスを経由してデータをメモリ・アレー内へ送りつつあ
るならば、書き込み動作は、その次に起こる読み出し動
作がメモリ・アレーからデータを検索することができる
ようになる前に完了していなければならない。そうでな
ければ、入力データと出力データとが共にデータ・バス
上に同時にあることになり、RAMの誤動作を結果的に
生じることになる。書き込み動作と読み出し動作との間
にいくらかでも遅延を生じると、システムの計算装置は
その計算機能を完了するためにその遅延中待機しなけれ
ばならないから、このような遅延は望ましくない。計算
システムが記憶装置のデータ・アクセス動作を待機しな
ければならない時間間隔は、しばしば、待機状態と呼ば
れる。
【0004】RAM動作に見られる待機状態の生起をよ
り明瞭に説明するために、図1にRAMの概略ブロック
図が示されている。RAMは、全体参照符号100によ
って指示され、かつ、第1メモリ・バンク102aで始
まって、第2メモリ・バンク102b、及び最終メモリ
・バンク102nで終端するいくつものメモリ・バンク
を含んで示されている。各メモリ・バンク102a〜1
02nは、2つ以上のメモリ・セル・アレーを含むこと
ができる。各メモリ・バンク102a〜102n内の記
憶場所は、相当する行デコーダ104a〜104n及び
相当する列デコーダ106a〜106nによってアクセ
スされる。行レコーダ104a〜104nは、各々、行
アドレス・バス110によって行アドレス・バッファ1
08に結合されている。同じようにして、列デコーダ1
06a〜106nは、各々、列アドレス・バス114に
よって列アドレス・バッファ112に結合されている。
RAM100は、「多重化」アドレス・バス118から
のアドレス情報を受け取りかつ保持するアドレス・ラッ
チ116を更に含む。多重化アドレス・バス118は、
それが行アドレス情報又は列アドレス情報のどちらかを
受け取ると云う意味で「多重化」される。行アドレス・
バッファ112は、アドレス・ラッチ116及び多重化
バス118の両方から列アドレス情報を受け取る。
【0005】RAM100の種々の機能が命令デコーダ
120によって開始される。命令バス122及び(又
は)多重化アドレス・バス118上に供給された情報に
応答して、命令デコーダ120は、制御信号の集合(c
ollection)を活性化する。図1に、5つの制
御信号、すなわち、STORE信号、READ信号、W
RITE信号、COLINIT信号、及びICLK信号
が示されている。STORE信号は、列アドレスをアド
レス・ラッチ116内に保持させる。READ信号は、
内部読み出し動作を開始させる。WRITE信号は、内
部書き込み機能を表示する。注意するのは、この議論の
目的のために書き込み動作と内部書き込み機能との間の
区別を明記することである。内部書き込み機能は、書き
込み動作の最終ステップであり、かつアレーのメモリ・
セル内へデータを物理的に書き込む作用を含む。
【0006】命令デコーダ120によって供給される制
御命令をもう一度参照すると、注意するのは、COLI
NIT信号は列アクセスの開始で高レベルへパルスする
ことである。ICLK信号は、先取り(pre−fet
ch)動作に当たって各ビット毎に高レベルへパルスす
る。先取り動作は、下に説明する。開示された特定RA
M100は同期RAMであり、それであるから、RAM
100の動作はCLKとして示された外部から印加され
たクロックと同期している。
【0007】図1をもう一度参照すると、列デコーダ1
06a〜106nが、共用データ・バス128によって
書き込み回路124及び読み出し回路126に結合され
ている。このデータ・バスは、それが読み出し動作及び
書き込み動作の両方に使用されると云う意味で「共用」
される。書き込み回路124及び読み出し回路126の
動作は、SHFTCLK信号を発生するシフト・クロッ
ク回路130によって制御される。SHFTCLK信号
に応答して、書き込み回路124は入出力バス132か
らのデータを共用データ・バス128に供給し、読み出
し回路126は共用データ・バス128からのデータを
入出力バス132に結合する。データは、いくつものデ
ータ入出力134の入出力バス132上を入出力させら
れる。
【0008】図1のRAM100のアーキテクチャは、
「先取り」アーキテクチャと呼ばれる。先取りアーキテ
クチャは、多数のデータ・ビットの組を一度に或る1つ
のアレーから読み出し、かつ1組ずつ次々に順序に出力
することができるアーキテクチャである。例えば、8ビ
ット先取りアーキテクチャでは、各データ出力毎に、8
ビットが或る1つのメモリ・バンクから読み出されて、
出力されるように利用可能とされる。換言すれば、(8
ビット先取りを含む)図1の場合には、読み出し動作
は、データの128ビットを初期的に検索する。次い
で、このデータを16ビットずつの8組にして出力する
ことができる。先取りアーキテクチャは、「バースト」
モードRAMに特に有利であり得る。バースト・モード
RAMでは、一連続のアドレスが単一アドレスを印加す
ることによってアクセスされる。先取りアーキテクチャ
を利用することによって、バースト列に必要とされる全
てのビットが1読み出し動作で以て利用可能とされて、
メモリ・バンクを多数回アドレスする必要を回避する。
【0009】図1のRAM100は先取りアーキテクチ
ャであるから、共用データ・バス128は、先取りの寸
法に等価な倍数だけ入出力バス132より広い。例え
ば、もし入出力バス132が16ビット幅であったと
し、かつRAM100が8ビット先取りを用意していた
ならば、共用データ・バス128は128ビット幅であ
ることになる。更に、8の先取りされたビットを記憶す
るためにデータ入出力と関連した8ビット・ラッチ回路
が存在することになる。データは、いくつものSHFT
CLK信号に応答してラッチから順序に出力されること
になる。
【0010】先取りアーキテクチャは、データをメモリ
・バンクに書き込む際の速度及び効率を向上するに当た
ってまた使用することができる。例えば、各データ入出
力は、8データ入力ラッチを含むことができる。書き込
み動作では、各入出力毎に、8データ・ビットを順序に
挿入することができる。いったんデータ入力ラッチの全
てがデータを含むと、単一内部書き込み機能が全ての保
持されたデータ・ビットを同時に書き込むことができ
る。例えば、図1のRAM100では、書き込み回路1
24は、128ラッチを含むことができる。16ビット
ずつの8組をそれらのラッチ内へ順序に挿入し、次い
で、128共用データ線に沿ってメモリ・バンク内に書
き込むことができる。
【0011】図2は、RAM100の1変形についての
書き込み動作を示す。図2は、従来の「非ポスト形(n
on−posted)」書き込み動作及び後続読み出し
動作を示す。用語、非ポスト形書き込み動作は、「ポス
ト形(posted)」書き込みから明確に区別されて
使用されるものであって、下に詳細に説明する。図2
は、クロック信号CLK、列アドレス・ストローブ信号
CAS_、書き込み信号W_、バンク選択表示BANK
SEL、及びデータ入出力上のデータの型式の記述
(DATA)を含む。
【0012】図2と関連して図1を参照すると、注意す
るのは、CAS_信号及びW_信号が命令バス122上
の命令デコーダ120で受け取られることである。更に
注意するのは、図2の例は、図解が余り大きくならない
ように(8ビット先取りに対立するものとして)4ビッ
トの先取りの場合を示す。すなわち、書き込み動作の場
合、各データ入出力上に、異なるデータ・ビットが4逐
次サイクルに挿入され、その後、全て4つのビットがメ
モリ・バンクに並列に書き込まれる。同様に、読み出し
動作の場合、4つのデータ・ビットが各入出力毎に並列
に読み出され、次いで、逐次クロック・サイクルに、1
つずつ、順序に出力される。云うまでもなく、8ビット
先取りアーキテクチャは、データを挿入し及び読み出す
ために8クロック・サイクルを含むことができる。
【0013】また注意する重要なことは、先取り動作に
よって読み出されたデータ全てが供給されなくてもよい
ことである。もし先取りされたデータ・ビットのうちの
1組だけを読み出すことになっているならば、SHFT
CLK信号は先取りによって供給されたビットの多数の
組のうちの適当な組を結合することになる。先取り機能
の同じ態様が書き込み動作にまた適用する。
【0014】時刻t0に、CAS_信号がCLK信号の
立ち上がり縁で低レベルへ指向し、メモリ・バンク列ア
クセス動作を開始させる。云うまでもなく、時刻t0に
先立ち、(命令バス122上にまた受け取られた)行ア
ドレス・ストローブ信号RAS_が先に低レベルへ遷移
しており、その結果、行バッファ108が多重化バス1
18上の行アドレスを受け取る。行アドレスに応答し
て、行アドレス情報が行デコーダ106a〜106nに
供給される。行デコーダ106a〜106nは、立ち代
わって、メモリ・バンク102a〜102nの少なくと
も1つ内の行を選択する。
【0015】時刻t0にまた、W_信号が低レベルへ指
向し、列アクセス動作が書き込み動作であることを表示
する。書き込み動作の開始で、STORE信号が活性化
され、かつ多重化バス118上の列アドレスがアドレス
・ラッチ116内に保持される。書き込み動作の開始に
続いて、RAM100がその中で動作しているシステム
は、時刻t0に続く4つの逐次クロック・サイクルに各
入出力に入力データを供給する。
【0016】時刻t1に、入力データの最終がデータ入
出力134に供給される。この時点で、「内部」書き込
み機能が起こる。すなわち、入力データがRAM100
の周辺のラッチに保持されるかもしれない間に、そのデ
ータはメモリ・バンク102a〜102nの少なくとも
1つに書き込まれる必要がなおある。それゆえ、時刻t
1に、WRITE信号が活性化される。WRITE信号
が活性化されると、アドレス・ラッチ116からの保持
された列アドレスが列デコーダ106a〜106nに結
合され、これが共用データ・バス128とメモリ・バン
ク102a〜102nの1つとの間に経路を用意する。
図2の特定例で、バンク0、すなわち、102aは入力
データを受け取る。
【0017】図2の非ポスト形書き込み動作に読み出し
動作が直ちに続く。しかしながら、共用データ・バス1
28は書き込み回路124からの保持されたデータをメ
モリ・バンク0、すなわち、102aに書き込むために
必要であるから、内部書き込み機能が起こっている間は
読み出し動作は起こることができない。それゆえ、読み
出し動作が起こるためには、出力データがメモリ・バン
ク102a〜102nから読み出し回路126へ流れる
ように、メモリ・バンクに書き込まれつつある入力デー
タを共用データ・バス128からクリアしなければなら
ない。
【0018】時刻t2に、データがメモリ・バンク0、
すなわち、102aに成功裡に書き込まれてしまってお
り、かつその次の読み出し動作はCAS_信号が低レベ
ルへ遷移することによって開始される。同時に、第2列
アドレスが多重化アドレス・バス118に供給される。
図2の特定例で、第2列アドレスがメモリ・バンク1、
すなわち、102bにアクセスする。W_信号が時刻t
2に高レベルであるから、CAS_信号が結果的に読み
出し動作を起こす。読み出し動作の開始で、命令デコー
ダ120によって発生されたREAD信号が高レベルへ
指向し、かつ(アドレス・ラッチ116内に保持された
アドレスに対比するものとして)多重化バス118から
の列アドレスが列バッファ112によって列デコーダ1
06a〜106nに結合される。読み出し動作の開始と
データ入出力134にデータが実際に現れるのとの間に
(「待ち時間(latency)」と呼ばれる)或る遅
延がある。それゆえ、時刻t2に開始された読み出し動
作によってアクセスされたデータは、時刻t3にデータ
入出力134に現れ始める。
【0019】時刻t4で、内部読み出し動作が完了す
る。時刻t5で、先取りされたデータ・ビットの最終が
データ入出力から出力される。
【0020】注意するのは、時刻t0とt1との間の、
図1の非ポスト形書き込み読み出し組合わせ動作では、
入力データ・ビットがRAM100に供給されつつある
際に、システム・バスが活性であることである。これら
の同じ線に沿って、出力データ・ビットがRAM100
によって供給されつつある際に、時刻t3とt5との間
でシステム・バスがまた活性である。しかしながら、シ
ステム・バスはRAM100が後続の読み出し動作を開
始する前に内部書き込み動作を実行するのを待機しなけ
ればならないので、システム・バスは時刻t1とt2と
の間では遊休している。これが、バック・ツー・バック
(back−to−back)非ポスト形書き込み及び
読み出し組み合わせ動作間にタイミング「ギャップ」を
導入して、RAM100の帯域幅を縮小させる。
【0021】図3は、書き込み読み出し動作の第2型式
を示す。図3は、「ポスト形(posted)」読み出
し動作及び後続読み出し動作を示す。ポスト形書き込み
動作は、入力データを受け取りかつ記憶し、かつデータ
をメモリ・バンクに直ちに書き込むのではなく、内部書
き込み機能を、後により都合のよい時間に、実行するこ
とを講じる。図3は、図2と同じ信号、すなわち、CL
K信号、CAS_信号、W_信号、BANK SEL表
示、及びデータ入出力におけるデータの型式の記述(D
ATA)を含む。図3は、また4ビット先取り動作を示
す。
【0022】図1と関連して図3を参照すると、時刻t
0と時刻t1との間で、ポスト形書き込み動作が図2と
関連して説明された非ポスト形書き込み動作と同じよう
にして起こる。列アドレスが活性STORE信号によっ
てアドレス・ラッチ116に保持される。
【0023】図3のポスト形書き込み動作は、内部書き
込み機能が時刻t1に起こらないと云う点で図2の非ポ
スト形の例と相違している。代わりに、RAM100
は、その次の読み出し動作を直ちに実行するために利用
可能である。それゆえ、時刻t1に、WRITE信号は
活性でなく、かつ内部書き込み機能は起こらない。更
に、入力データが書き込み回路124内に置かれたラッ
チにこの場合保持されているので、共用データ・バス1
28は自由であり、かつCAS_信号が低レベルへ遷移
して直ちに読み出し動作を開始させる。図2の場合のよ
うに、読み出し動作では、第2列アドレスは列バッファ
112によって列デコーダ106a〜106nに結合さ
れ、かつ待ち時間のゆえに、出力データは時刻t2にデ
ータ入出力に現れ始める。
【0024】時刻t3に、内部読み出し動作が完了す
る。時刻t4に、先取りされたデータ・ビットの最終が
データ入出力から出力される。
【0025】時刻t4に、システム・バスが活性でない
と想定する。なんら更に命令バス122の活動がないと
すると、WRITE信号は、活性へ、すなわち、高レベ
ルへ指向し、内部書き込み機能を開始させる。アドレス
・ラッチ116内に記憶されたアドレスは列デコーダ1
06a〜106nに結合され、かつ書き込み回路124
内に記憶された入力データは適当なメモリ・バンク10
2a〜102nに結合される。内部書き込み機能は、時
刻t5に完了する。
【0026】注意するのは、図3によって示されたポス
ト形書き込み読み出し組み合わせ動作は、書き込み動作
に続く「無ギャップ」読み出し動作の可能性をもたらす
ことである。すなわち、ポスト形書き込みを利用するこ
とによって、(図2の時刻t1とt2との間に示され
た)非ポスト形書き込み動作での内部書き込み機能に必
要とされたタイミング・ギャップを除去することができ
る。これが、図2の非ポスト形書き込みの場合のそれを
超えてRAM100の帯域幅を増大させる。もちろん、
内部書き込み機能自体は、除去されるのではなく、より
都合の良い時刻まで単に延期される。それゆえ、図3の
ポスト形書き込み読み出しの場合、読み出し動作に続く
或る時間(図3に時間t4〜t5として示されている)
が書き込み動作を完了するために与えられる必要がある
ことを明記しなければならない。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】上に説明したポスト形
書き込み読み出し動作によって提供される利点にかかわ
らず、計算装置を可能な限り高速で動作させたいと云う
全面的希望が計算システム構成要素の設計に当たって引
き続き主要な動機要因である。したがって、上に記載し
た例を超えてRAM帯域幅を少しでも更に増大すること
は、技術をこの重要な目標に向けてなお発展させること
になる。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の好適実施例によ
れば、RAMは複数のメモリ・バンクを含む。各メモリ
・バンク内のデータは、共用局所入出力バスによって関
連した局所読み出し書き込み回路に結合される。共用局
所入出力バスは、大域読み出しバスと大域書き込みバス
とに分離されている大域バスに結合されている。読み出
し書き込み回路は、大域書き込みバス上に供給されたデ
ータを記憶する入力データ・ラッチを含む。
【0029】1つのメモリ・バンクへの書き込み動作に
他のメモリ・バンクからの読み出し動作が続くとき、大
域読み出し書き込み回路は、データが大域読み出しバス
から読み出されつつあるのと同時に、内部書き込み機能
を大域書き込みバスに沿って起こさせる。この能力は、
ほとんどのライト・フォロウド・バイ・リード(wri
te−followed−by−read)動作が無ギ
ャップであるだけでなく、ポスト形書き込み動作を完了
するために遊休システム・バス時間が或る後の期間にな
って必要となることがないので、RAMの帯域幅を増大
する。
【0030】本発明の好適実施例の他の態様によれば、
書き込み動作に同じメモリ・バンク内の同じメモリ・ア
ドレスからの読み出し動作が続くとき、書き込み機能及
び読み出し動作は、関連した局所読み出し書き込み回路
によって同時に遂行することができる。
【0031】本発明の好適実施例の他の態様によれば、
RAMは同期RAMである。
【0032】本発明の好適実施例の他の態様によれば、
RAMは先取りアーキテクチャを有する。
【0033】本発明の好適実施例の他の態様によれば、
RAMはダイナミックRAM(以下、DRAM)であ
り、かつ多重化アドレス・バスを含む。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施例は、同期DR
AMであり、このDRAMは印加されたアドレス及び種
々の制御信号に応答してデータを記憶し及び検索する。
このDRAMは、「16単位(by sixtee
n)」構成(configuration)であり、そ
れであるから並列に16ビットの読み出し動作又は書き
込み動作を行う。更に、このDRAMは、8ビット先取
りアーキテクチャを有し、それゆえ、各メモリ・アクセ
ス毎に、各データ入出力に対して並列に8ビットがアク
セスされる。
【0035】図4は、全体参照符号400によって指示
されている本発明の好適実施例のDRAMを示す。好適
実施例のDRAM400は、いくつものメモリ・バンク
402a〜402nを含み、これらの各々が2つのメモ
リ・セル・アレー(図示されていない)を含む。これら
のアレー内のメモリ・セルは、相当する行デコーダ40
4a〜404n及び相当する列デコーダ406a〜40
6nによってアクセスされる。云うまでもなく、行デコ
ーダ404a〜404n及び列デコーダ406a〜40
6nは、各々、単一ブロックによって図4に表される
が、各デコーダはDRAM400上の異なる物理的位置
に配置された2つ以上のデコーダ回路を含むことができ
る。
【0036】アドレス情報は、行アドレス・バス408
によって行デコーダ404a〜404nに供給され、か
つ列アドレス・バス410a〜410nによって列デコ
ーダ406a〜406nに供給される。好適実施例のD
RAM400では、外部アドレス・バス(図示されてい
ない)から導出されたアドレス情報は、多重化アドレス
・バス412上に受け取られる。行アドレス情報は、行
アドレス・バッファ414によって多重化アドレス・バ
ス412から行アドレス・バス408に結合される。列
アドレス情報は、列アドレス・バッファ418によって
列アドレス・バス410a〜410nに供給される。列
アドレス情報は、多重化アドレス・バス412又はアド
レス・ラッチ420から発することができる。アドレス
・ラッチ420は、多重化アドレス・バス412に結合
され、かつSTORE信号に応答して、多重化アドレス
・バス412からのアドレス情報を保持することができ
る。
【0037】アドレス・ラッチ420は比較回路を更に
含み、比較回路は保持されたアドレスを多重化アドレス
・バス412上の現在アドレスと比較する。これら2つ
のアドレスが同じである場合には、アドレス・ラッチ4
20は、正則(regular)読み出し信号REGR
EADを活性化する。
【0038】各メモリ・バンク402a〜402nの列
デコーダ406a〜406nは、関連した局所入出力バ
ス422a〜422nを有する。局所入出力バス422
a〜422nの各々は、共用されて、関連した列デコー
ダ406a〜406n内へのデータ入力経路、及び関連
した列デコーダ406a〜406nからのデータ出力経
路を用意する。
【0039】好適実施例のDRAM400は各メモリ・
バンク402a〜402nに対して局所的である共用局
所入出力バス422a〜422nを実現すると共に、好
適実施例のDRAM400はメモリ・バンク402a〜
402nによって共用される大域入出力バスを更に含
む。更にまた、好適実施例のDRAM400の大域入出
力バスは、共用されないで、代わりに、分離大域書き込
みバス424及び分離大域読み出しバス426を含む。
大域書き込みバス424及び大域読み出しバス426の
寸法は、局所入出力バス422a〜422nの寸法と等
価である。好適実施例のDRAM400は先取りアーキ
テクチャを有するから、大域入出力バスの寸法はDRA
M入出力の寸法に先取りビットの数を乗じたもの(すな
わち、16×8)と等価である。
【0040】好適実施例のDRAM400は、関連した
共用局所入出力バス422a〜422nによって各列デ
コーダ406a〜406nに結合された局所読み出し書
き込み回路428a〜428nを更に含む。局所読み出
し書き込み回路428a〜428nは、いくつもの機能
にサービスする。第1に、書き込み機能では、各局所読
み出し書き込み回路428a〜428nは、大域書き込
みバス424上のデータをその関連した局所入出力バス
422a〜422nに結合する。第2に、読み出し機能
では、各局所読み出し書き込み回路428a〜428n
は、その関連した局所入出力バス422a〜422n上
のデータを大域読み出しバス426に結合する。第3
に、各局所読み出し書き込み回路428a〜428n
は、大域書き込みバス424上に現れているデータを保
持する能力を有する。
【0041】データは、書き込みバッファ432及び書
き込みマルチプレクサ(以下、MUX)434によって
データ入出力430から大域書き込みバス424上に置
かれる。同様にして、大域読み出しバス426上のデー
タが、読み出しMUX436及び読み出しバッファ43
8によってデータ入出力430に結合される。
【0042】図4を再び参照すると、DRAM400に
対する種々のタイミング信号及び制御信号が命令デコー
ダ440によって発生される。命令デコーダ440は、
多重化アドレス・バス412上のアドレス情報、命令バ
ス444上の命令情報、及び同期クロック信号CLKを
受け取る。命令バス444は、行アドレス・ストローブ
信号RAS_、列アドレス・ストローブ信号CAS_、
及び書き込み信号W_を含むことがある。種々の入力に
応答して、命令デコーダ440は、STORE信号、R
EAD信号、OTHER信号、及びいくつものバンク活
性信号(BANK0〜n)を供給する。
【0043】STORE信号は、書き込み動作の開始で
活性である。READ信号は、読み出し動作の開始で活
性である。OTHER信号は、好適実施例のDRAM4
00がメモリ・バンク402a〜402nをアクセスす
ることに係わらない、読み出し又は書き込み以外の機能
を実行中であることを表示する。BANK0〜n信号
は、特定メモリ・バンク402a〜402nが読み出し
動作又は書き込み動作によってアクセスされつつあると
きこのことを表示する。
【0044】命令デコーダ440はまた、COLINI
T信号及びICLK信号を発生する。COLINIT信
号は、列アクセスの開始で活性である。それゆえ、先取
りアクセスの開始で、COLINIT信号は活性であ
る。ILCK信号は、外部から印加されたシステム・ク
ロックCLKと、全体的に、同期している。
【0045】好適実施例のDRAM400内の書き込み
動作を制御する信号は、書き込み制御回路446によっ
て発生される。書き込み回路446は、命令デコーダ4
40からSTORE信号、READ信号、OTHER信
号、及びBANK0〜n信号を受け取る。更に、書き込
み制御回路446はまた、アドレス・ラッチ420から
REGREAD信号を受け取る。種々の入力信号に応答
して、書き込み制御回路446は、書き込み機能信号、
すなわち、WRITE信号及び(WRITE0〜nとし
て示された)いくつものバンク書き込み信号を発生す
る。各バンク書き込み信号WRITE0〜nは、メモリ
・バンク402a〜402nの1つ及びそれに関連した
読み出し書き込み回路428a〜428nに対応する。
【0046】図4の特定実施例で、COLINIT信号
及びICLK信号は、シフト・レジスタ・クロック回路
448によって受け取られ、この回路はSHFTCLK
信号の集合を発生する。SHFTCLK信号は、先取り
の各ビットに対応するクロック信号を供給する。SHF
TCLK信号の各々は、異なるクロック・サイクルに活
性であり、読み出し動作では先取りされた出力データ・
ビットを好適実施例のDRAM400からクロック出力
するのを可能とし、又は書き込み機能では入力データ・
ビットを好適実施例のDRAM400内へクロック入力
するのを可能とする。
【0047】図5は、図4と関連して、書き込み動作及
び後続読み出し動作の例をタイミング線図で示す。この
動作は、好適実施例のDRAM400によればポスト形
書き込み動作を利用する。アドレスされた特定記憶場所
に従って、好適実施例のDRAM400は、バック・ツ
ー・バック書き込み及び読み出し組み合わせ動作を実行
することができ、内部書き込み機能(データのメモリ・
バンク内への書き込み)が読み出し動作と同時に起こ
る。
【0048】図5は、クロック信号CLK、列アドレス
・ストローブ信号CAS_、書き込み信号W_、バンク
活性化表示信号BANK SEL、及びデータ入出力4
30におけるデータの型式の記述(DATA)を示す。
好適実施例のDRAM400は8ビット先取りアーキテ
クチャを示すが、図5の例は、書き込み動作では(8に
対比するものとして)データの4ビットが順序に入力さ
れ、かつ読み出し動作では(8ビットに対比するものと
して)データの4ビットが順序に出力される場合を示
す。
【0049】初期的に、行アドレスが多重化アドレス・
バス412に印加されかつ行アドレス・バッファ414
によって受け取られる。行アドレス・バッファ414
は、行選択情報を行アドレス・バス408へ印加する。
メモリ・バンクが活性化されている場合には、そのメモ
リ・バンク内の1つ以上の語線が高レベルへ駆動され、
かつデータがそのメモリ・バンク内のビット線に結合さ
れる。図5の例では、第1メモリ・バンク402aが時
刻t0に先立ち活性化されると想定する。したがって、
BANK0信号が高レベルである。
【0050】時刻t0で、列アクセス動作は、CAS_
信号が低レベルへ遷移することによって開始される。同
時に、W_信号がまた低レベルであって、列アクセス動
作が書き込み動作であることを表示する。この時刻にま
た、多重化アドレス・バス412上のアドレスが行アド
レスから列アドレスへスイッチする。その動作は書き込
み動作であるから、STORE信号は高レベルへ指向す
る。STORE信号が高レベルであると、列アドレスが
アドレス・ラッチ420内に保持される。高レベルST
ORE信号はまた、書き込みバッファ432、及び局所
読み出し書き込み回路428a〜428n内の入力デー
タ・ラッチを使用可能とする。局所読み出し書き込み回
路428a〜428nのどれがデータを保持するかは、
関連したバンク402a〜402nが活性化されるかど
うかに依存する。図5の例では、書き込み動作は第1バ
ンク402a内へ行われ、それであるからBANK0信
号が高レベルであり、かつ局所読み出し書き込み回路4
28a内のラッチが使用可能とされる。
【0051】時刻t0とt1との間で、一連続の入力デ
ータ・ビットがCLK信号と同期してデータ入出力43
0に現れる。(高レベルSTORE信号によって使用可
能とされた)書き込みバッファ432は、入力データ・
ビットの列をバッファし、かつこれらのビットの各組が
書き込みMUX434によって大域書き込みバス424
に結合される。入力データ・ビットが大域書き込みバス
424上で駆動されるに連れて、局所読み出し書き込み
回路428a内のデータ・ラッチが入力データを保持す
る。
【0052】時刻t1に、入力データの最終がメモリ・
バンク402aと関連した読み出し書き込み回路428
a内に保持される。この時刻に、CAS_信号は、二度
目の低レベルへの遷移を行う。この2番目の遷移中、W
_信号は高レベルであって、列アクセス動作が読み出し
動作であることを表示する。図5の例では、読み出し動
作はメモリ・バンク402bに向けられ、このバンクは
先行書き込み動作の際とは異なるメモリ・バンクであ
る。それゆえ、BANK1信号が活性化され、かつBA
NK0信号が不活性化される。CAS_信号の低レベル
への二度目の遷移に伴って、新列アドレスが多重化アド
レス・バス412へ印加される。
【0053】読み出し動作の結果、READ信号が高レ
ベルへ指向する。高レベルREAD信号は、多重化アド
レス・バス412上の列アドレスを列バッファ418を
通して列デコーダ406a〜406nへ流れさせる。高
レベルREAD信号はまた、(書き込み動作が起こるこ
とになっている所の)先に保持されたアドレスを(読み
出し動作が起こることになっている所の)多重化アドレ
ス・バス412上の現在アドレスとまた比較させる。こ
の比較が、その読み出しアドレスとその書き込みアドレ
スとが同じであると表示する場合には、REGREAD
信号が活性である。
【0054】活性READ信号は、読み出し動作がそこ
から起こりつつあるバンクの局所読み出し書き込み回路
428a〜428nを更に活性化する。上に注意したよ
うに、図5の例では、読み出し動作は、メモリ・バンク
402bで起こる。したがって、共用入出力バス422
bと大域読み出しバス426との間の読み出し経路が局
所読み出し書き込み回路428bによって使用可能とさ
れる。この結果、先取りされたデータが列デコーダ40
6bから大域読み出しバス426上に置かれる。最後
に、活性READ信号が読み出しバッファ438を使用
可能として、データ信号を読み出しMUX436からデ
ータ入出力430へ駆動させる。
【0055】書き込みMUX434と同様にして、読み
出しMUX436は、SHFTCLK信号に応答し、か
つ逐次クロック・サイクルに、先取りされた出力データ
の並列な組を読み出しバッファ438に結合する。それ
ゆえ、時刻t1に、出力データがメモリ・バンク402
bから読み出されつつあり、かつ待ち期間(laten
cy period)の後、時刻t3に、出力データが
データ入出力430に現れ始める。時刻t5までに、全
てのデータがメモリ・バンク402bから出力される。
【0056】上に説明した先行技術のポスト形読み出し
書き込み動作と異なり、好適実施例のDRAM400で
は、読み出しデータが大域読み出しバスを経由して1つ
のメモリ・バンクから読み出され始めるのと同時に、書
き込み動作中に先に保持されたデータを局所読み出し書
き込み回路から他のメモリ・バンク内に書き込むことが
できる。図5の特定例では、読み出し動作に対する列ア
ドレスが列デコーダ406bに(すなわち、BANK
1、すなわち、402bに)印加される時刻t5に、ア
ドレス・ラッチ420内に先に保持された(すなわち、
BANK0、すなわち、402aへの)書き込みアドレ
スが列デコーダ406aに印加される。同時に、局所読
み出し書き込み回路428a内に先に保持された入力デ
ータがメモリ・バンク402a(BANK1)に書き込
まれる。
【0057】同時書き込み機能は、時刻t1に高レベル
であるWRITE信号によって完遂される。高レベルW
RITE信号は、アドレス・ラッチ420内に保持され
たアドレスを列デコーダ406aに結合して、共用入出
力線422aとメモリ・バンク402aとの間の経路を
使用可能とする。同時に、書き込み制御回路446がW
RITE0信号を活性化して、局所読み出し書き込み回
路428a内の書き込み機能を使用可能とする。
【0058】このようにして、好適実施例のDRAM4
00は、内部書き込み機能が起こるにためにいくらか後
に遊休バス時間を必要とすることがない無ギャップ・ポ
スト形書き込み読み出し動作を行うことができる。これ
は、先行技術アプローチを超えてDRAMの帯域幅を増
大すると云う利点をもたらす。
【0059】注意するのは、この有利な同時書き込み機
能及び読み出し動作が起こるためには、その動作が「異
バンク(different bank)」ライト・フ
ォロウド・バイ・リード動作でなければならないことで
ある。その動作は、書き込み動作が1つのメモリ・バン
クに対して行われる一方、読み出し動作が異なるメモリ
・バンクに対して行われるので、[異バンク動作」と呼
ばれる。これは、好適実施例のDRAM400の局所読
み出し書き込み回路406a〜406nの各々が同時に
そのそれぞれのメモリ・バンク402a〜402n内の
2つ以上のアドレスにアクセスすることができないこと
に由来する。
【0060】これと対照的に、「同バンク(same
bank)」ライト・フォロウド・バイ・リード動作で
は、好適実施例のDRAM400は、読み出し動作中内
部書き込み動作を遂行しない。それゆえ、同じバンクに
対する場合には、好適実施例のDRAM400は、図3
に示されたように、全体的に機能することになる。書き
込み動作の開始で、入力データが局所読み出し書き込み
回路に保持される。読み出し動作の開始で、入力データ
が局所読み出し書き込み回路のラッチに保持されている
間に、読み出しデータが同じ局所読み出し書き込み回路
を通して出力される。いったん読み出し動作が完了する
と、同じ局所読み出し書き込み回路がそのメモリ・バン
クにデータを書き込む。
【0061】しかしながら、「同バンク」の場合に例外
がある。例外は、「同バンク同アドレス(same b
ank same address)」の場合であっ
て、この場合には書き込み動作及び読み出し動作が同じ
メモリ・バンク内の同じアドレスに対して行われる。こ
の状況に対して、好適実施例のDRAM400は、図5
に示されたように(すなわち、「異バンク」ライト・フ
ォロウド・バイ・リード動作と同じように)応答する。
書き込み動作の開始で、入力データが局所読み出し書き
込み回路に保持される。読み出し動作の開始で、保持さ
れたデータが関連したメモリ・バンク内へだけでなく、
また大域読み出しバス上へ書き込まれる。それゆえ、
「同バンク同アドレス」の場合には、保持された入力デ
ータは、メモリ・バンクとデータ入出力430とに本質
的に同時に「書き込まれる」。
【0062】図6は、好適実施例のDRAM400に使
用することができるアドレス・ラッチ420及び列アド
レス・バッファ418の概略ブロック図を示す。図6
は、アドレス・バス412を記載しており、このバスは
いくつものアドレス線A0〜Anを含んで示されてい
る。アドレス・ラッチ420は、各アドレス線A0〜A
nに対応するビット・ラッチ/比較器600a〜600
nを含んで示されている。各ラッチ/比較器600a〜
600nは、STORE信号及びアドレス線A0〜An
の1つを受け取り、かつ保持されたアドレス・ビットS
A0〜SAn及び比較信号CA0〜CAnを供給する。
比較信号は、NANDゲートG600内でREAD信号
とNAND論理演算される。ゲートG600の出力は、
否定回路I600によって反転されてREGREAD信
号を発生する。
【0063】列アドレス・バッファ418は、いくつも
のアドレス・ビット・バッファ602a〜602nを含
んで示されている。各ビット・バッファ602a〜60
2nは、アドレス線A0〜An、アドレス・ラッチ42
0からの比較信号CA0〜CAnの1つ、READ信
号、及びWRITE信号を受け取る。ビット・バッファ
602a〜602nは、アドレス・バス412からのア
ドレス信号、又はアドレス・ラッチ420からの保持さ
れたアドレス信号を、高レベルバンク活性信号BANK
0〜nに従って、種々の列アドレス・バス410a〜4
10nに結合する。それゆえ、ビット・バッファ602
a〜602nは群に分割され、各群が異なるバンク活性
信号BANK0〜nに結合される。図6の特定例では、
BANK0信号によって制御されるビット・バッファ6
02a0〜602n0は、アドレス信号を列アドレス・
バス410aに結合する。BANK1信号によって制御
されるビット・バッファ602a1〜602n1はアド
レス信号を列アドレス・バス410bに結合し、及びB
ANKn信号によって制御されるビット・バッファ60
2an〜602nnはアドレス信号を列アドレス・バス
410nに結合する。
【0064】保持された列アドレスSA0〜SAn又は
現在列アドレスA0〜Anが列アドレス・バス410a
〜410nに結合されるかどうかは、READ信号及び
WRITE信号によって決定される。READ信号が活
性である場合には、多重化アドレス・バス412上の現
在アドレスがアドレス・バス410a〜410nの1つ
に結合される。WRITE信号が活性である場合には、
保持されたアドレスSA0〜SAnが列アドレス・バス
410a〜410nに結合される。
【0065】図7は、好適実施例のDRAM400に使
用することができるビット・ラッチ/比較器600nの
概略回路図を示す。云うまでもなく、参照符号600n
はビット・ラッチ/比較器600nに対して使用される
が、この参照符号は図6に表されたビット・ラッチ/比
較器のどれをも代表することを意図している。それゆ
え、図7の参照符号の末尾に文字「n」を使用すること
によって、範囲「a」〜「n」にある文字のどれをも代
表することを意図している。ビット・ラッチ/比較器6
00nは、STORE信号を受け取る記憶信号入力ノー
ド700を含む。STORE信号は、否定回路I700
によって反転されてSTORE_信号を発生する。ST
ORE信号及びその反転STORE_信号は、アドレス
信号をビット・ラッチ/比較器600nに保持するため
に使用される。アドレス入力702は、アドレス信号A
nを受け取り、かつ転送ゲートT700によって入力ラ
ッチ・ノード704に結合される。入力ラッチ・ノード
704における論理値が転送ゲートT702と直列に配
置された1対の否定回路I702及びI704によって
保持される。入力ラッチ・ノード704は、他の転送ゲ
ートT704によって出力ラッチ・ノード706に結合
される。入力ラッチ・ノード704と同じようにして、
出力ラッチ・ノード706における論理値が転送ゲート
T706及び2つの否定回路I706とI708との直
列接続によって保持される。出力ラッチ・ノード706
は、保持されたアドレス・ビットSAnを供給する。
【0066】ビット・ラッチ/比較器600nは、2入
力排他的NORゲートG700を更に含む。ゲートG7
00の1つの入力は、アドレス入力702に結合され
る。他の入力は、入力ラッチ・ノード704に結合され
る。ゲートG700の出力は、比較信号CAnである。
それゆえ、排他的NORゲートG700は、現在列アド
レス・ビットと保持された列アドレス・ビットとを比較
し、かつ、出力として高レベルCAn信号を供給するこ
とによって、現在アドレス・ビットと保持されたアドレ
ス・ビットとが同じであると云う表示を与えるようにサ
ービスする。
【0067】動作に当たって、アドレス信号は、アドレ
ス入力702に現れる。書き込み動作に先立ち、STO
RE信号が低レベルであり、それであるから、ゲートT
700及びT706がオフであり、かつ転送ゲートT7
02及びT704がオンである。この状態で、アドレス
信号は入力ラッチ・ノード704に保持されるのを禁止
される。書き込み動作が開始すると、STORE信号は
高レベルへ指向する。転送ゲートT700及びT706
がターン・オンしかつアドレス入力におけるアドレス信
号が入力ラッチ・ノード704に結合される。転送ゲー
トT702はオフであって、アドレス信号が保持される
のを禁止し、かつ転送ゲートT704がオフであって、
アドレス信号が出力ラッチ・ノード706に結合される
のを禁止する。STORE信号が低レベルへ遷移する
と、転送ゲートT700及びT706がもう一度ターン
・オフし、かつ転送ゲートT702及びT704がオン
である。転送ゲートT702がオンであると、アドレス
信号は入力ラッチ・ノード704に保持される。更に、
転送ゲートT704がオンであると、入力ラッチ・ノー
ド704で保持された信号が出力ノード706にまた供
給される。このようにして、1アドレス・ビットを保持
しかつ拘束できる一方、他のアドレスがアドレス入力7
02に現れる。
【0068】いったんSTORE信号が高レベルへ指向
した上で低レベルへ復帰し、かつ第2列アドレスが多重
化バス412に印加されると、現在アドレス・ビットが
アドレス入力702に現れ、かつ保持されたアドレス・
ビットが出力ラッチ・ノード706に現れる。これら2
つの値が異なる場合には、ゲートG700は低レベル比
較ビット信号CAnを供給する。しかしながら、もし現
在アドレス・ビットと保持されたアドレス・ビットとが
同じである(これは、初期書き込みアドレス・ビットが
その次の読み出しアドレス・ビットと同じであることを
表示することができる)ならば、ゲートG700の出力
は高レベル比較ビットCAnを供給する。
【0069】図8は、好適実施例のDRAM400に使
用することができるビット・バッファ602nの概略回
路図を示す。図7の場合のように、図8で参照符号の末
尾に文字「n」を使用することによって、図6における
指示「a」〜「n」のどれをも代表することを意図して
いる。ビット・バッファ602nは第1経路入力800
を含み、この経路は現在アドレス・ビットAnを受け取
るためにアドレス・バス線に結合される。第2経路入力
802はアドレス線と関連した保持されたアドレス・ビ
ットSAnを受け取る。第1経路入力800は、転送ゲ
ートT800によってビット・バッファ出力804に結
合される。同様に、第2経路入力802は、他の転送ゲ
ートT802によってビット・バッファ出力804に結
合される。転送ゲートT800は、NANDゲートG8
00と否定回路I800との組み合わせによって使用可
能とされる。ゲートG800は、入力としてバンク活性
化信号BANKn及びREAD信号を受け取る。ゲート
G800の出力は、転送ゲートT800のpチャネルM
OSデバイス、及び否定回路I800の入力に結合され
る。否定回路I800の出力は、転送ゲートT800の
nチャンルMOSデバイスを駆動する。他の転送ゲート
T802は、類似の第2NANDゲートG802と否定
回路I802との組み合わせによって使用可能とされ
る。しかしながら、入力としてREAD信号を受け取る
ゲートG800と異なり、ゲートG802は、入力とし
てWRITE信号を受け取る。
【0070】BANKn信号及びREAD信号が高レベ
ルであって、読み出し動作がビット・バッファ602n
と関連したメモリ・バンクで起こりつつあることを表示
する場合には、転送ゲートT800が使用可能とされ、
かつ現在アドレス・ビットAnが列デコーダに供給され
る。対照的に、BANKn信号が高レベルである一方、
WRITE信号が高レベルである場合には、転送ゲート
T802が使用可能とされ、かつ保持されたアドレス・
ビットSAnが列デコーダに供給される。
【0071】図9は、全体参照符号900によって指示
された局所1ビット読み出し書き込み経路の概略回路図
を示す。図7及び8と同様に、図9で参照符号の末尾に
文字「n」を使用することによって、指示「a」〜
「n」のどれをも代表することを意図している。図9に
示された多数の読み出し書き込み経路900は、図4に
428a〜428nとして示された局所読み出し書き込
み回路を形成するために並列に配置することができる。
例えば、16×8幅大域読み出しバス426及び16×
8幅書き込みバス424を共用16×8幅局所入出力バ
ス422a〜422nに結合するために、128のこの
ような経路900が並列に配置される。
【0072】各読み出し書き込み経路900は、大域書
き込みバス424の1つの線及び大域読み出しバス42
6の1つの線に結合されて示されている。大域書き込み
バス424は、局所書き込みラッチ902に結合されて
いる。局所書き込みラッチ902は、転送ゲートT90
0によって大域書き込みバス424の線に結合されてい
る第1ラッチ・ノード904を含んで示されている。デ
ータ値は、2つの否定回路I900とI902との直列
接続及び第2転送ゲートT902によって形成されたラ
ッチング帰還経路によって第1ラッチ・ノード904に
保持される。第1ラッチ・ノード904は、第3転送ゲ
ートT904によって第2ラッチ・ノード906に結合
される。データは、他の2つの否定回路I904とI9
06との直列接続及び第4転送ゲートT906によって
形成された他の帰還ループによって第2ラッチ・ノード
906に保持される。
【0073】第2ラッチ・ノード906によって保持さ
れたデータ値は、1つの入力として局所書き込み駆動器
908に供給される。局所書き込み駆動器908は、W
RITEn信号として示されたバンク特定書き込み使用
可能信号によって使用可能とされる。WRITEn信号
が高レベルであるとき、局所書き込み駆動器908は使
用可能とされる。WRITEn信号が低レベルであると
き、局所書き込み駆動器908は使用禁止される。図9
の特定実施例で、局所書き込み駆動器908は、2入力
NANDゲートG900、2入力NORゲートG90
2、否定回路I906、pチャネル・プルアップMOS
トランジスタP900、及びnチャネル・プルダウンM
OSトランジスタN900を含んで示されている。ゲー
トG900は、1つの入力を第2ラッチ・ノード906
に結合され及び他の入力をWRITEn信号に結合され
ている。ゲートG902はまた、1つの入力を第2ラッ
チ・ノード906に結合されている。ゲートG902の
他の入力は、否定回路I906を経由してWRITEn
信号を受け取る。トランジスタP900及びN900
は、ソース・ドレイン経路を高電源電圧と低電源電圧と
の間に直列に配置されている。トランジスタP900の
ゲートはゲートG900の出力に結合され、及びトラン
ジスタN900のゲートはゲート902の出力に結合さ
れている。トランジスタP900及びN900の共通ド
レインは、局所入出力バス410nの1つの線に結合さ
れている。
【0074】それゆえ、図9の特定読み出し書き込み経
路900は、局所書き込みラッチ902及び局所書き込
み駆動器908によって形成された書き込み経路を含
む。
【0075】局所入出力バス線410n上のデータ値
は、局所読み出し駆動器910によって大域読み出しバ
ス426へ駆動される。局所読み出し駆動器910は、
局所書き込み駆動器908と同じ全体構成を有し、2入
力NANDゲートG904、2入力NORゲートG90
6、否定回路I908、pチャネル・プルアップMOS
トランジスタP902、及びnチャネル・プルダウンM
OSトランジスタN902を含む。局所読み出し駆動器
910は、READn_信号によって示されたバンク特
定読み出し信号によって使用可能とされる。READn
_信号は2入力NANDゲートG908によって発生さ
れ、このNANDゲートは入力としてREAD信号及び
BANKn信号の1つを受け取る。
【0076】それゆえ、図9の特定読み出し書き込み経
路900は、局所読み出し駆動器910によって形成さ
れた読み出し経路を含む。
【0077】図9にまた、局所書き込みラッチ902内
で転送ゲートT900、T904、T906を活性化す
る制御信号を発生するために使用される回路が示されて
いる。この回路は、否定回路I910と直列に2入力N
ANDゲートG910を含む。ゲートG910は、入力
としてSTORE信号及びBANKn信号の1つを受け
取る。ゲートG910の出力は、SLTCH_信号を供
給し、かつ否定回路I910の入力としてまた供給され
る。否定回路I910の出力は、SLTCH信号であ
る。云うまでもなく、1つのこのようなNANDゲート
G910と否定回路I910との組み合わせは、局所読
み出し書き込み回路428n内の並列読み出し書き込み
経路900の全てに対してタイミング信号を供給するこ
とができる。
【0078】「異バンク」ライト・フォロウド・バイ・
リード動作に当たって、1つのメモリ・バンクと関連し
た読み出し書き込み経路900は書き込み機能を遂行す
るのに対して、他のメモリ・バンクと関連した読み出し
書き込み経路900は読み出し機能を遂行する。書き込
み機能の場合には、書き込み動作の開始で、STORE
信号が高レベルへパルスする。適当なBANKn信号が
高レベルであるならば、SLTCH信号が高レベルへ遷
移し、かつ大域書き込みバス424の線におけるデータ
・ビットが第1ラッチ・ノード904及び第2ラッチ・
ノード906に保持される。WRITEn信号は低レベ
ルにとどまって、局所書き込み駆動器908を使用禁止
する。いったんその次の読み出し動作が開始すると、W
RITEn信号は高レベルへ指向して、局所書き込み駆
動器908を使用可能とし、この駆動器は局所書き込み
ラッチ902に保持されたデータを局所入出力バス線4
10nに結合する。
【0079】同時に、異なる局所読み出し書き込み回路
428内の読み出し書き込み経路900では、その読み
出し書き込み回路428に対するREADn_信号が低
レベルへ指向して、局所読み出し駆動器910を使用可
能とし、かつ局所入出力バス線410n上のデータ値に
従って大域読み出しバス426を駆動する。
【0080】注意するのは、「同バンク同アドレス」の
場合には、同じ読み出し書き込み経路900のWRIT
En信号及びREADn_信号が活性である(すなわ
ち、WRITEn信号は高レベルでありかつREADn
信号は低レベルである)ことである。それゆえ、局所書
き込み駆動器908及び局所読み出し駆動器910が共
に使用可能とされる。局所書き込み駆動器908は、局
所書き込みラッチ902によって保持されたデータ値に
従って入出力バス線410nを駆動する。
【0081】最後に、注意するのは、「同バンク異アド
レス」の場合には、READn_信号が不活性であった
後にWRITEn信号が活性であることである。それゆ
え、局所読み出し駆動器910は読み出し動作の開始で
使用可能とされ、かついったん読み出し動作が完了する
と、局所書き込み駆動器908が使用可能とされる。局
所読み出し駆動器910は、局所書き込み駆動器908
の出力に従って大域読み出しバス426の線を駆動す
る。
【0082】図10は、図4に示された好適実施例のD
RAM400に使用することができかつ全体参照符号4
48によって指示されたシフト・レジスタ・クロック回
路の概略回路図である。シフト・レジスタ・クロック回
路448は、開始クロック入力ノード1000でCOL
INIT信号を受け取り、かつICLK信号及びICL
K_信号に応答してデータをシフトさせるいくつものシ
フト・レジスタ段1002a〜1002pを含む。IC
LK信号は命令デコーダ440から受け取ることがで
き、かつICLK_信号はICLK信号を否定回路I1
000で以て反転させることによって発生される。
【0083】図10の特定シフト・レジスタ・クロック
回路448で、各シフト・レジスタ段1002a〜10
02pはクロック出力ノード1004a〜1004pを
含み、これらの出力ノードはシフト・クロック信号SH
FT0〜SHFTpを供給する。図10中の文字「p」
は、好適実施例のDRAM400内で先取りされるビッ
トの数と等価である。シフト・クロック信号SHFT0
〜SHFTpは、1クロック・サイクルだけ互いに対し
て遅延させられる。したがって、第1シフト・レジスタ
段1002aは、或る1つのクロック・サイクルにSH
FT0クロック・パルスを出力する。次のクロック・サ
イクルに、第2シフト・レジスタ段1002b(図示さ
れていない)がSHFT1クロック・パルスを出力す
る。異なるクロック信号のこの逐次活性化は、最終シフ
ト・レジスタ段1002pが最終SHFTpクロック信
号を出力するまで、続く。
【0084】図10のシフト・レジスタ回路448で、
各シフト・レジスタ段1002a〜1002pは、同じ
一般素子を含む。したがって、第1シフト・レジスタ段
1002aの素子及び動作を説明するが、云うまでもな
く、シフト・レジスタ段1002b〜1002pの残り
の機能も、同じ全体様式で機能する。
【0085】シフト・レジスタ段1002aは入力転送
ゲートT1000を含み、このゲートは開始クロック入
力ノード1000を第1シフト・レジスタ・ノード10
06aに結合する。データ値は、2つの否定回路I10
02aとI1004aとの直列接続及び転送ゲートT1
002aによって形成された帰還脚(feedback
leg)によって第1レジスタ・ノード1006aに
保持される。第1レジスタ・ノード1006aは、転送
ゲートT1004aによって第2レジスタ・ノード10
08aに結合される。データ値は、2つの否定回路I1
006aとI1008aとの直列接続及び転送ゲートT
1006aによって第2レジスタ・ノード1008aに
保持される。
【0086】第2レジスタ・ノード1008aにおける
論理値は、シフト・レジスタ段1002aからSHFT
0クロック信号出力を発生させるために使用される。第
2レジスタ・ノード1008aは、2入力NANDゲー
トG1000aへの1つの入力として設けられている。
ゲートG1000aへの他の入力は、ICKL信号であ
る。ゲートG1000aの出力は、否定回路I1010
aによって反転されて、SHFT0信号を発生する。
【0087】動作に当たって、列アクセス動作の開始で
(例えば、列アドレス信号が読み出し動作又は書き込み
動作に当たって印加されると)、COLINIT信号が
高レベルへパルスする。COLINIT信号が高レベル
になると、ICLK(及びICLK_)信号がシステム
CLK信号を全体的に追跡する。ICLK信号が高レベ
ルになると、転送ゲートT1000a及びT1006a
はターン・オンしかつ転送ゲート1002a及びT10
04aはターン・オフするので、高論理レベルCOLI
NIT信号が開始クロック入力ノード1000から第1
レジスタ・ノード1006aに結合される。ICLK信
号が低レベルへ復帰すると、転送ゲートT1000a及
びT1006aはターン・オフしかつ転送ゲートT10
02a及びT1004aはターン・オンする。これが、
高論理レベルを第1レジスタ・ノード1006a及び第
2レジスタ・ノード1008aに保持し、かつ第1レジ
スタ・ノード1006aを開始クロック入力ノード10
00から絶縁する。
【0088】COLINIT信号は、次いで、列アクセ
ス動作の残り間中、低レベルへ復帰する。しかしなが
ら、ICLK信号は、高レベルと低レベルとの間で周期
的に遷移する。それゆえ、ICLK信号が次のクロック
・サイクルに高レベルへ指向するに連れて、第2レジス
タ・ノード1008aが高論理レベルになり、その結
果、ゲートG1000a及び否定回路I1010aの動
作を通してSHFT0信号を高レベルへパルスさせる。
同時に、転送ゲートT100bがターン・オンし、かつ
第2レジスタ・ノード1006aにおける高論理レベル
が第2シフト・レジスタ段の第1レジスタ・ノード10
06bに結合される。更に、高レベルICLK信号は、
クロック入力ノード1000における低論理レベルCO
LINIT信号を第1レジスタ・ノード1006aに結
合する。ICLK信号がもう一度低レベルへ遷移する
と、第1レジスタ・ノード1006aの低論理レベルが
第1レジスタ段1002aに保持されて、第1レジスタ
段1002aを本質的に「クリア」する。同時に、高論
理レベルが第2レジスタ段に保持される。このようにし
て、初期COLINIT信号パルスによって確立された
高論理レベルが第1シフト・レジスタ段1002aから
第2シフト・レジシタ段へシフトされる。上に説明した
動作は、COLINIT信号によって初期的に確立され
た高論理レベルが最終シフト・レジスタ段1002pに
高レベルSHFTp信号を生じさせるまで、続く。
【0089】図11は、マルチプレクサ回路1100の
概略回路図を示す。マルチプレクサ回路1100は、好
適実施例のDRAM400内の書き込みMUX434又
は読み出しMUX436として使用することができる。
マルチプレクサ回路1100は、第1バス1102及び
第2バス1104に結合されている。第1バス1102
はMビットのバス幅を有し、及び第2バス1104はM
の或る倍数であるバス幅を有する。図11の特定マルチ
プレクサ回路1100では、第2バス1104はM×P
のバス幅を有し、ここにPは先取りされたビットの数で
ある。それゆえ、第2バス1104は、各々がM線のP
群に論理的に分割されていると考えることができる。第
2バス線のこれらの論理的群は、1106a〜1106
pとして示されている。
【0090】動作に当たって、マルチプレクサ回路11
00は、いくつものステアリング(steering)
信号に応答して、第1バス1102を第2バス線の群1
106a〜1160pの異なる群に結合する。図11の
特定例では、ステアリング信号は、SHFT0〜SHF
Tpとして示されたSHFTCLK信号である。
【0091】マルチプレクサ回路1100は、第2バス
線1106a〜1106pの各群に対応する一群の転送
ゲートを含む。転送ゲートの各群は、ステアリング信号
SHFT0〜SHFTpの1つによって使用可能とされ
る。転送ゲートの3つ群が示されている。第1群は、S
HFT0信号によって使用可能とされ、かつ転送ゲート
T1100、T1102、及びT1104を含む。3つ
の転送ゲートが示されたが、云うまでもなく、各群内に
「M」のこのような転送ゲートがある。(合計Mゲート
をまた有する)転送ゲートの第2群が転送ゲート110
6、T1108、及びT1110によって代表されてい
る。(合計Mゲートをまた有する)転送ゲートの最終群
がT1112、T1114、及びT1116によって代
表されている。また云うまでもなく、図11の特定例で
は、転送ゲートの合計Pのこのような群がある。
【0092】マルチプレクサ回路1100が好適実施例
のDRAM400内の書き込みMUX434として採用
されるとき、第1バス1102は、書き込みバッファ4
32から入力データを受け取る16ビット幅データ・バ
スである。第2バスは、16×8幅大域書き込みバス4
24である。動作に当たって、書き込み動作中、入力デ
ータ・ビットの第1組がデータ入出力430から(書き
込みバッファ432を経由して)第1バス1102へ受
け取られる。第1クロック・サイクルに、SHFT0信
号が高レベルへパルスし、かつ転送ゲートの第1群T1
100、T1102、T1104が使用可能とされて、
入力データ・ビットの第1組を第2バス線の第1群11
06aに結合する。第2クロック・サイクルに、入力デ
ータ・ビットの第2組が第1バス1102上に現れる。
SHFT1信号が高レベルへパルスし、転送ゲートの第
2群T1106、T1108、T1110が使用可能と
され、かつ入力データ・ビットの第2組が第2バス線の
第2群1106bに結合される。これは、以下、SHF
Tp信号に応答して使用可能とされる転送ゲートT11
12、T1114、T1116によって入力データ・ビ
ットの最終組が第2バス線の最終群1106pに結合さ
れるまで、続く。
【0093】マルチプレクサ回路1100が好適実施例
のDRAM400内の読み出しMUX436として採用
されるとき、第1バス1102は、出力データを読み出
しバッファ438に結合する16ビット幅データ・バス
である。第2バスは、16×8幅大域読み出しバス42
6である。動作に当たって、読み出し動作中、第2バス
1104上の出力データが第2バス群1106a〜11
06pによって第1バス1102に結合される。好適実
施例のDRAM400では、単一先取り動作がデータを
第2バス1104の線の全てへ供給する。第1クロック
・サイクルに、SHFT0信号が高レベルへパルスし、
かつ転送ゲートの第1群T1100、T1102、T1
104が使用可能とされて、第2バス線の第1群110
6a上のデータを第1バス1102に結合する。同様に
して、残りのステアリング信号が高レベルへパルスし
て、第2バス線の群を順序に第1バス1102に結合す
る。
【0094】図12は、入出力バッファ回路1200の
概略回路図を示す。多数のこのような回路を並列に配置
することによって好適実施例のDRAM400の書込み
バッファ432又は読み出しバッファ438を形成する
ことができる。このような場合には、1つのこのような
回路1200は、各データ入出力430毎に採用される
ことになる。図4の特定例では、16のこのような並列
入出力バッファ回路1200が書込みバッファ432及
び読み出しバッファ438の両方に使用されることにな
る。
【0095】入出力バッファ回路1200は、入力ノー
ド1202、制御ノード1204、及び出力ノード12
06を含んで示されている。2入力NANDゲートG1
200は、その入力を入力ノード1202及び制御ノー
ド1204に結合され、かつプルアップpチャネルMO
SトランジスタP1200を駆動する。2入力NORゲ
ートG1202はその1つの入力を入力ノード1202
に直接結合され、他の入力を否定回路I1200を経由
して制御ノード1204に結合されている。ゲートG1
202の出力は、プルダウンnチャネルMOSトランジ
スタN1200を駆動する。トランジスタP1200及
びN1200のソース・ドレイン経路は、直列に配置さ
れている。トランジスタP1200及びN1200の共
通ドレインは、出力ノード1206を形成する。
【0096】入出力バッファ回路1200が好適実施例
のDRAM400の書き込みバッファ432に採用され
るとき、入力ノード1202は、データ入出力430の
1つに結合されることになる。制御ノード1204はW
RITE信号を受け取り、及び出力ノード1206は書
き込みMUX434への入力として結合されることにな
る。対照的に、好適実施例のDRAM400の読み出し
バッファ438に採用されるとき、入出力バッファ回路
1200は、方向が本質的に上と反対になる。入力ノー
ド1202は、読み出しMUX436に結合され、出力
ノード1206はデータ入出力430の1つに結合さ
れ、及び制御ノード1204はREAD信号を受け取る
ことになる。
【0097】図13は、好適実施例のDRAM400内
に使用することができかつ全体参照符号446によって
指示された書き込み制御回路の概略ブロック図を示す。
書き込み制御回路446は、1300a〜1300nと
して示されたいくつものバンク書き込み回路を含んで示
されている。各バンク書き込み回路1300a〜130
0nは制御信号の同じ集合を受け取り、この集合はRE
GREAD信号、READ信号、OTHER信号、及び
STORE信号を含む。更に、各バンク書き込み回路1
300a〜1300nはまた、バンク活性信号BANK
0〜nの1つを受け取る。種々の入力信号に応答して、
各バンク書き込み回路1300a〜1300nは、WR
ITE0〜nとして示されたバンク書き込み使用可能信
号を供給する。更に、バンク書き込み使用許可信号WR
ITE0〜nは、ORゲートG1300内で一緒にOR
論理演算されてWRITE信号を発生する。
【0098】図13の特定書き込み制御回路446で、
各バンク書き込み回路1300a〜1300nは同じ全
体回路構造を含み、それであるからバンク書き込み回路
1300aの回路構造のみを詳細に述べる。バンク書き
込み回路1300aは2入力ANDゲートG1300を
含み、このゲートはBANK0信号及びREGREAD
信号を受け取る。REGREAD信号は、ここで想起す
ると、アドレス・ラッチ420によって発生され、かつ
保持されたアドレスが現在アドレスと同じであることを
表示する。それゆえ、その説明の中で論じたライト・フ
ォロウド・バイ・リード動作の場合には、ゲートG13
00の出力は、先に説明した、「同バンク同アドレス」
の場合を表示する。
【0099】バンク書き込み回路1300aは、第2の
2入力ANDゲートG1302を含み、このゲートは否
定回路I1300を経由してBANK0信号を受け取る
ばかりでなく、READ信号を受け取る。したがって、
ANDゲートG1302の出力は、書き込み動作が先に
起こったメモリ・バンクと異なるメモリ・バンクで読み
出し動作が起こりつつあることを表示する。それゆえ、
このような場合には、ゲートG1302の出力は高レベ
ルである。特に、「同バンク異アドレス」の場合には、
ゲートG1302の出力は低レベルにとどまる。
【0100】ゲートG1302の出力は、3入力ORゲ
ートG1304内でSTORE信号及びOTHER信号
と共にOR論理演算される。ゲートG1304の出力
は、立ち代わって、2入力ORゲートG1306内で、
ゲートG1300の出力と更にOR演算される。ゲート
G1306の出力は、WRITE0信号を供給する。こ
のようにして、WRITE0信号が発生されて、第1メ
モリ・バンク402a(BANK0)への書き込みを使
用可能とする。
【0101】それゆえ、図13の特定書き込み制御回路
446で、読み出し動作中、WRITE0〜n信号の1
つが低レベルへ駆動されるとき、WRITE0〜n信号
の残りが高レベルへ駆動されて、他の局所読み出し書き
込み回路428a〜428n内の書き込み回路を使用可
能とする。例えば、第1バンク402aへの書き込みに
第2バンク402bからの読み出しが続き、読み出し書
き込み回路428b内の書き込み回路が(低レベルWR
ITE0信号によって)使用禁止される一方、読み出し
書き込み回路428a〜428nの残り内の書込み回路
が使用可能とされる。データが第1メモリ・バンク40
2a以外のメモリ・バンク402nに書き込まれるのを
禁止するために、それらのメモリ・バンクを選択取り消
しするようにデコーディング情報を使用することができ
る。当てはまる2つの例として、選択取り消されたメモ
リ・バンク428nの列デコーダ406nを使用禁止す
ることができ、又は選択取り消しされたメモリ・バンク
の行デコーダ404nがそれらのそれぞれの語線を低レ
ベルに(使用禁止に)維持することができる。
【0102】
【発明の効果】云うまでもなく、好適実施例のDRAM
400は列アドレスがその次の内部書き込み機能に使用
されるために初期的に保持される場合について述べられ
ているが、行アドレスをその次の内部書き込み機能のた
めにまた保持してもよい。このような応用は、使用可能
としかつ使用禁止することができる多数のメモリ・バン
クを採用するRAM内に特に有利であると云える。行ア
ドレス、列アドレス、及び入力データは、初期的に使用
禁止されているメモリ・バンクへの書き込み動作のため
に保持することができる。メモリ・バンクが使用可能と
されるに連れて(読み出し動作のような)他の動作が起
こることができる。いったん使用可能とされると、上に
詳細に説明したように、保持された行アドレス及び保持
された列アドレスが印加され、かつ保持された入力デー
タが内部書き込み機能を用いてメモリ・バンクに書き込
まれる。このような構成(arrangement)で
は、好適実施例のアドレス・ラッチは行アドレス・ビッ
トに対するラッチを含むことができ、及び行バッファは
現在行アドレス又は保持された行アドレスを行アドレス
・バスに選択的に結合することができる。
【0103】また注意するのは、好適実施例は同期DR
AMを示したが、ここに記載された教示は、スタティッ
クRAM又は電気的プログラマブル読み出し専用メモリ
及び電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ
のような、他のメモリ型式で実現することができる。こ
のような他のメモリ型式は、多重化アドレス・バスを採
用しないこともある。更に、同期クロック信号に応答す
るRAMは、本発明の好適的実施例の態様から利益を受
けることができる。当てはまる1例として、CAS_信
号の繰り返し印加のような、他のクロック信号によって
データの連続の組を読み出し及び書き込みするDRAM
は、ここに記載された教示に従って高速ライト・フォロ
ウド・バイ・リード動作を行う能力を有することができ
る。
【0104】したがって、本発明は詳細に説明された
が、添付の特許請求の範囲によって明確にされた本発明
の精神及び範囲に反することなく本発明の種々の変形実
施例、置換実施例、及び変更実施例を行うことができる
のは、云うまでもない。
【0105】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。
【0106】(1) 複数のメモリ・バンクと、複数の
局所入出力バスであって、各局所入出力バスが前記メモ
リ・バンクの1つと関連している前記複数の局所入出力
バスと、大域読み出しバスと、大域書き込みバスと、複
数の局所読み出し書き込み回路であって、各局所読み出
し書き込み回路が前記局所入出力バスの1つと関連して
おり、かつ前記関連した局所入出力バスに前記大域書き
込みバスを結合する複数の書き込み経路であって、各書
き込み経路が入力データ・ラッチを含む前記複数の書き
込み経路と、前記大域読み出しバスに前記関連した局所
入出力バスを結合する複数の読み出し経路とを含む前記
複数の局所読み出し書き込み回路とを含むRAM。
【0107】(2) 第1項記載のRAMにおいて、各
メモリ・バンクが複数のメモリ・セル・アレーを含むR
AM。
【0108】(3) 第1項記載のRAMにおいて、各
メモリ・セル・アレーが複数のDRAMセルを含むRA
M。
【0109】(4) 第1項記載のRAMであって、各
メモリ・バンクに結合された少なくとも1つのデコーダ
を更に含むRAM。
【0110】(5) 第4項記載のRAMにおいて、前
記少なくとも1つのデコーダが列デコーダであるRA
M。
【0111】(6) 第4項記載のRAMであって、複
数の局所アドレス・バスであって、各局所アドレス・バ
スが関連したデコーダに結合されている前記複数の局所
アドレス・バスを更に含むRAM。
【0112】(7) 第6項記載のRAMにおいて、前
記局所アドレス・バスが列アドレス・バスであるRA
M。
【0113】(8) 第4項記載のRAMであって、現
在アドレスを受け取る大域アドレス・バスと、前記大域
アドレス・バスに結合されたアドレス・ラッチであっ
て、アドレスを保持する複数のラッチを含む前記アドレ
ス・ラッチと、複数の制御信号に応答して前記デコーダ
の少なくとも1つに前記現在アドレス又は保持されたア
ドレスを結合するバッファとを更に含むRAM。
【0114】(9) 第8項記載のRAMにおいて、前
記制御信号が読み出し信号と書き込み信号とを含み、前
記読み出し信号が前記デコーダの少なくとも1つに前記
現在アドレスを結合し、前記書き込み信号が前記デコー
ダの少なくとも1つに前記保持されたアドレスを結合す
るRAM。
【0115】(10) 第8項記載のRAMにおいて、
前記アドレス・ラッチが書き込み動作の開始に応答して
前記大域アドレス・バス上にアドレスを保持するRA
M。
【0116】(11) 高速ライト・フォロウド・バイ
・リード動作を遂行する能力を有するDRAMが開示さ
れている。好適実施例のDRAM400では、前記DR
AMは複数のメモリ・バンク402a〜402nと、大
域書き込みバス424と、大域読み出しバス426とを
含む。大域書き込みバス424と大域読み出しバス42
6とは、関連した局所読み出し書き込み回路428a〜
428nによって各メモリ・バンク402a〜402n
に結合されている。第1メモリ・バンク402a〜40
2nへの初期書き込み動作では、前記大域書き込みバス
424上の入力データが第1メモリ・バンク402a〜
402nと関連した第1局所読み出し書き込み回路42
8a〜428nに保持される。その次に起こる第2メモ
リ・バンク402a〜402nへの読み出し動作では、
データが第2局所読み出し書き込み回路422a〜42
2nを経由して第2メモリ・バンク402a〜402n
から大域読み出しバス426上へ出力され、これと同時
に、第1局所読み出し書き込み回路428a〜428n
は、保持した入力データを第1メモリ・バンク402a
〜402nに書き込みする。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術によるRAMの概略ブロック図。
【図2】図1のRAM内の「非ポスト形」書き込み読み
出し動作を示すタイミング線図。
【図3】図1のRAM内の「無ギャップ」ポスト形書き
込み読み出し動作を示すタイミング線図。
【図4】本発明の好適実施例のDRAMの概略ブロック
図。
【図5】本発明の好適実施例のDRAMの無ギャップ・
ポスト形書き込み読み出し動作を示すタイミング線図。
【図6】本発明の好適実施例のDRAM内に採用するこ
とができるアドレス・ラッチ及び列バッファの概略回路
図。
【図7】本発明の好適実施例のDRAM内に採用するこ
とができるアドレス・ラッチ/比較器の概略回路図。
【図8】本発明の好適実施例のDRAM内に採用するこ
とができるビット・バッファ回路の概略回路図。
【図9】本発明の好適実施例のDRAM内に採用するこ
とができる読み出し書き込み回路の概略回路図。
【図10】本発明の好適実施例のDRAM内に採用する
ことができるシフト・レジスタ・クロック回路の概略回
路図。
【図11】本発明の好適実施例のDRAM内に採用する
ことができるマルチプレクサ回路の概略回路図。
【図12】本発明の好適実施例のDRAM内に採用する
ことができる入出力駆動器の概略回路図。
【図13】本発明の好適実施例のDRAM内に採用する
ことができる書き込み制御回路の概略回路図。
【符号の説明】
400 DRAM 402a〜402n メモリ・バンク 404a〜404n 行デコーダ 406a〜406n 列デコーダ 408 行アドレス・バス 410a〜410n 列アドレス・バス 412 多重化アドレス・バス 414 行アドレス・バッファ 418 列アドレス・バッファ 420 アドレス・ラッチ 422a〜422n 共用局所入出力バス 424 大域書き込みバス 426 大域読み出しバス 428a〜428n 局所読み出し書き込み回路 430 データ入出力 432 書き込みバッファ 434 書き込みMUX 436 読み出しMUX 438 読み出しバッファ 440 命令デコーダ 444 命令バス 446 書き込み制御回路 448 シフト・レジスタ・クロック回路 600a〜600n ビット・ラッチ/比較器 602a〜602n ビット・バッファ 900 読み出し書き込み経路 902 局所書き込みラッチ 908 局所書き込み駆動器 910 局所読み出し駆動器 1002a〜1002p シフト・レジスタ段 1100 マルチプレクサ回路 1200 入出力バッファ回路 1300a〜1300n バンク書き込み回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のメモリ・バンクと、 複数の局所入出力バスであって、各局所入出力バスが前
    記メモリ・バンクの1つと関連している前記複数の局所
    入出力バスと、 大域読み出しバスと、 大域書き込みバスと、 複数の局所読み出し書き込み回路であって、各局所読み
    出し書き込み回路が前記局所入出力バスの1つと関連し
    ている前記複数の局所読み出し書き込み回路と、 前記関連した局所入出力バスに前記大域書き込みバスを
    結合する複数の書き込み経路であって、各書き込み経路
    が入力データ・ラッチを含む前記複数の書き込み経路
    と、 前記大域読み出しバスに前記関連した局所入出力バスを
    結合する複数の読み出し経路とを含むランダム・アクセ
    ス・メモリ。
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