JPH11273252A - パルス幅制御回路及びディスク記録制御回路 - Google Patents

パルス幅制御回路及びディスク記録制御回路

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JPH11273252A
JPH11273252A JP10078789A JP7878998A JPH11273252A JP H11273252 A JPH11273252 A JP H11273252A JP 10078789 A JP10078789 A JP 10078789A JP 7878998 A JP7878998 A JP 7878998A JP H11273252 A JPH11273252 A JP H11273252A
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Koji Hayashi
浩二 林
Toru Akiyama
徹 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速クロックを用いることなく高精度なパル
ス幅制御を実現し、ディスクへの記録時には、メディア
種別や回転速度に対応した適切な記録を実現する。 【解決手段】 第1及び第2の遅延回路10,30毎
に、各遅延素子段の出力信号のいずれかを選択して出力
する第1及び第2のセレクタ11,31を接続し、遅延
回路の入力信号とセレクタ11の遅延信号とを入力する
ANDゲート12と、第2の遅延回路の入力信号とセレ
クタ31の遅延信号とを入力するORゲート32を設
け、ANDゲートの出力を遅延回路の入力信号とする。
さらに各遅延回路を、複数の遅延素子を接続したディレ
イライン2とPLL回路3で構成し、PLL回路中のV
CO3とディレイライン2とを同一の遅延素子で構成
し、同一の制御電圧を供給する。またディスク記録装置
に適用する際は、メディア種別及び回転速度に応じてセ
レクタの選択を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遅延素子を複数段
接続した遅延回路を用いて構成したパルス幅制御回路、
及びディスク記録装置においてこのパルス幅制御回路を
利用して記録マークの記録タイミングを調整可能なディ
スク記録制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置や光磁気ディスク装置に
おいては、データを再生するだけでなく書き込み可能な
ものがあり、このような装置では、データの変調信号に
対応する記録マークをレーザー装置でディスク上に記録
することによって、データの記録媒体への書き込みを行
っている。
【0003】たとえば、CD−Rでは、まず、書き込も
うとするデータをEFMエンコーダでEFM信号に変調
し、このEFM信号をレーザー装置に送出してEFM信
号に対応する記録マークをディスクに記録するようにし
ている。ところが、データを記録するメディアの種類や
ディスクの回転速度によって記録状態が変化するため、
単純にEFM信号をレーザー装置に送出するだけでは、
所望の記録マークを記録することはできない。そこで、
EFM信号の立ち上がりや立ち下がりのタイミングを遅
延させることによって、所望の記録マークを記録する試
みが従来より行われていた。そして、このようにEFM
信号を遅延させるためには、一般に、クロックに同期し
て動作するDフリップフロップ等のロジック回路を複数
段接続して使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】EFM信号は、EFM
クロックと呼ばれる基準信号に同期した信号であって、
このクロックの3〜11周期分のパルス幅を有してい
る。従って、上述の如くクロックに同期して動作するD
フリップフロップで遅延回路を構成する場合には、Dフ
リップフロップに印加するクロックとして、EFMクロ
ックより高速のクロックを用いなければならず、たとえ
ば、遅延回路の分解能を16段階とすればEFMクロッ
クの16倍の速さのクロックが必要となる。
【0005】しかしながら、このEFMクロックは元々
相当周波数の高いクロックであり、4倍速では「17.
28MHz」、8倍速では「34.56MHz」であ
る。従って、上記Dフリップフロップに印加するクロッ
クとしては、4倍速では「276.48MHz」、8倍
速では「552.96MHz」ときわめて高速となって
しまう。このため、実際にはこのような高速のクロック
を供給することは不可能であり、且つこのような高速ク
ロックに同期して安定して動作するロジック回路を作る
こともきわめて難しい。
【0006】更に、ロジック回路は、電源変動や温度変
化などの外的要因を受けやすいので、コントロールした
いパルス幅が非常に短い場合は、精度良くコントロール
することは困難である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遅延素子を複
数段接続して入力信号を遅延させる第1及び第2の遅延
回路と、第1及び第2の遅延回路毎に各遅延素子段の出
力信号のいずれかを選択して遅延信号として出力する第
1及び第2のセレクタと、各遅延回路毎に入力信号と前
記遅延信号との論理演算を行う第1及び第2の論理回路
を有し、第1の論理回路の出力信号を第2の遅延回路の
入力信号とすると共に、第1及び第2の論理回路の一方
を論理積回路とし他方を論理和回路として、パルス幅制
御回路を構成することを特徴とする。
【0008】また、本発明では、前記遅延回路は、遅延
素子を複数段リング状に接続して構成され、各段の遅延
量が入力される制御電圧により制御されるVCOと、該
VCOの出力信号もしくはその分周信号と基準信号とを
入力し両信号の位相を比較する位相比較器と、該位相比
較器で検出された位相差に応じた前記制御電圧を発生す
るローパスフィルタと、前記VCOの遅延素子と同一構
成の遅延素子を複数段接続して構成され、入力信号を遅
延させて出力すると共に各段の遅延量が前記制御電圧に
より制御されるディレイラインとを備えたことを特徴と
する。
【0009】更に、本発明では、ディスク記録制御回路
が上記パルス幅制御回路で構成され、入力信号として記
録すべき変調信号が供給され、メディアの種類及び/又
は回転速度に応じたセレクト信号が前記第1及び第2の
セレクタに入力され、前記変調信号に対応する記録マー
クをディスクに記録する記録装置へ出力信号を送出し
て、記録マークの記録タイミングを調整可能としたこと
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるパルス幅制
御回路の実施形態を示すブロック図であり、入力信号の
立ち上がりと立ち下がりの遅延量を独立して設定できる
ように、2つの遅延回路10,30を用いている。各遅
延回路10,30は、インバータよりなる遅延素子40
を複数段直列に接続して構成され、各段の出力信号のい
ずれか一つをセレクト信号SEL1,SEL2に応じて
選択するセレクタ11,31が、各遅延回路10,30
に各々接続されている。更に、セレクタ11で選択され
た遅延信号と遅延回路10への入力信号を入力するAN
Dゲート12と、セレクタ31で選択された遅延信号と
遅延回路30への入力信号を入力するORゲート32が
設けられ、ANDゲート12の出力信号が遅延回路30
の入力信号として供給されている。
【0011】ここで、各遅延回路10,30は、遅延素
子40が16段接続されて構成されており、1つの遅延
素子の遅延量dtは、基準クロックであるEFMCKの周期
Tの1/16に設定されている。そこで、図6bに示す
ように、遅延回路10にEFMCK(図6a)6周期分であ
る6TのEFM信号が入力されたとすると、遅延回路10
では各遅延素子が入力EFM信号を順次T/16づつ遅延
させていく。そして、セレクタ11はSEL1により指定さ
れた段数nの遅延信号EFMD1(図6c)を選択し、AN
Dゲート12に出力する。今SEL1により指定された段数
nが「10」ならば、立ち上がりの遅延量Tdfは、T
df=10・T/16に設定される。また、ANDゲー
ト12の他方の入力端には入力信号EFMがそのまま印加
されているので、ANDゲート12の出力信号は、図6
dに示すようになり、この信号が次段の遅延回路30の
入力信号となる。遅延回路30においても遅延回路10
と同様、各遅延素子によりANDゲート12の出力信号
が順次T/16づつ遅延されてゆき、SEL2により指定さ
れた段数nの遅延信号EFMD2(図6e)がセレクタ31
で選択され、ORゲート32に出力される。SEL2により
指定された段数nが「8」ならば、立ち下がりの遅延量
Tdbは、Tdb=8・T/16に設定される。そし
て、ORゲート32では、ANDゲートの出力信号と遅
延信号EFMD2の論理和がとられるので、その出力WDATと
しては図6fに示すように、入力されたEFM信号と比べ
ると、立ち上がりがTdf(10・T/16)だけ遅延
され、立ち下がりがTdb(8・T/16)だけ遅延さ
れ、パルス幅が2T/16短くなった信号が出力される
こととなる。
【0012】このように、立ち上がりと立ち下がりの遅
延量Tdf,Tdbは、セレクト信号SEL1,2により各々
独立に設定することができる。尚、遅延回路30にEFM
信号を入力し、ORゲート32の出力を遅延回路10に
入力して、ANDゲート12の出力を最終的な出力信号
WDATとしても、図1と全く同様の出力を得ることができ
る。また、遅延素子40としてインバータの代わりにコ
ンパレータを用いても良い。
【0013】次に、以上説明したパルス幅制御回路をC
D−R用のディスク記録制御回路に適用した例を、図7
を参照して説明する。図7は、CD−R用のディスク記
録装置全体の構成を示すブロック図であり、ディスク5
0に書き込むべきデータは、まずEFMエンコーダ51
でEFM信号に変調され、図1に示したパルス幅制御回路
52にEFMCKと共に供給される。ディスク記録制御回路
54は、このパルス幅制御回路52とレジスタ53から
成り、パルス幅制御回路52の出力信号がレーザーピッ
クアップ等のレーザー装置55に供給され、ディスクに
EFM信号に対応する記録マークが記録される。また、デ
ィスク記録装置全体をコントロールするマイコン56に
は、使用するディスクのメディア種別及び回転速度を示
す情報が入力されており、マイコン56に接続されたテ
ーブル57には図8に示すように、メディア種別及び回
転速度に各々対応して、立ち上がり遅延量Tdfと立ち
下がり遅延量Tdbがあらかじめ記憶されている。尚、
記憶されている遅延量は、単位遅延量T/16の何倍で
あるかを示す数値で記憶されており、このためこの数値
そのものがSEL1,2となる。
【0014】マイコンは、メディア種別及び回転速度が
指定されると、テーブルから対応する立ち上がり及び立
ち下がりの遅延量を読み出し、この数値をレジスタ53
にセットする。そして、レジスタ53にセットされた数
値がSEL1,2として、パルス幅制御回路52に入力され
る。パルス幅制御回路52では、上述したように入力さ
れたEFM信号をSEL1により指定された遅延量だけ立ち上
がりを遅延し、SEL2により指定された遅延量だけ立ち下
がりを遅延して、レーザー装置55に送出する。従っ
て、レーザー装置55では、EFM信号の記録タイミング
がメディアの種別及び回転速度に応じて調整され、適切
な記録マークが記録される。
【0015】ところで、図1に示した遅延回路10,3
0を構成する遅延素子40は、製造ばらつきにより遅延
素子を構成するトランジスタの特性が均一にならないた
めに、遅延量にばらつきが生じる。そこで、遅延量を高
精度に設定したい場合は、遅延回路10,30として、
図2に示す遅延回路1を用いればよい。図2は示す遅延
回路1は、入力信号を遅延するためのディレイライン2
と、このディレイライン2の遅延量を制御するためのP
LL回路3から成る。PLL回路3は、入力される制御
電圧Vtにより出力信号周波数が変化するVCO4と、
VCO4の出力信号を1/Nに分周するプログラマブル
デバイダ5と、入力される基準信号RFCKを1/Mに分周
するリファレンスデバイダ6と、両デバイダ5,6の出
力信号の位相を比較する位相比較器7と、位相比較器7
により検出された位相差に応じた制御電圧VtをVCO
3に供給するローパスフィルタ8とを備えており、両デ
バイダ5,6とも分周比が変更可能なデバイダである。
また位相比較器7の出力段にはチャージポンプが設けら
れている。
【0016】このPLL回路3中のVCO4は、図2に
示すように、遅延セル40を複数段直列に接続し、更に
最終段の遅延セル41の出力を初段に負帰還するリング
状の構成であって、最終段の出力をバッファ45を介し
てプログラマブルデバイダ5に送出している。また、各
遅延セルは第1及び第2の制御端子を有し、第1の制御
端子にバイアス回路46からの一定バイアスVbが供給
され、第2の制御端子にローパスフィルタ8からの制御
電圧Vtが供給されている。
【0017】一方、ディレイライン2は、VCO4を構
成する遅延セルと同一構成の遅延セル40を、複数段直
列に接続して構成され、VCO4とは異なり初段の遅延
セルには外部から入力信号SINが印加されている。そし
て、セレクタ20で各段の遅延セルからの出力のいずれ
か一つを選択し、遅延信号SOUTとして取り出すようにし
ている。このセレクタ20は、図1におけるセレクタ1
1,31に相当するセレクタである。尚、図2に示す回
路は同一チップ内の近傍に構成されており、このため遅
延セルの遅延特性は、VCO4とディレイラインとでほ
ぼ同一となる。
【0018】ここで、図3を参照して、遅延セル40の
具体構成について説明する。遅延セル40は、基本的に
は、PチャンネルMOSトランジスタとNチャンネルM
OSトランジスタを縦続接続してなるインバータ10
1,102を2段直列に接続して構成されており、各イ
ンバータ101,102の後ろにバッファ103,10
4が接続されている。また、インバータ101,102
の電源電位との間には電流制御用のPチャンネルMOS
トランジスタ105,106が接続され、インバータ1
01,102の接地電位との間には電流制御用のNチャ
ンネルMOSトランジスタ107,108が接続されて
いる。この電流制御用のPチャンネルMOSトランジス
タ105のゲートは第1の制御端子110に接続され,
電流制御用のNチャンネルMOSトランジスタ107の
ゲートは第2の制御端子111に接続されている。尚、
109は寄生容量を示す。
【0019】そして、本実施形態においては、第1の制
御端子110にバイアス回路46からの一定バイアスV
bが供給され、第2の制御端子111にローパスフィル
タ8からの制御電圧Vtが供給されている。よって、制
御電圧Vtが大きくなるとインバータ101,102に
流れる電流が増加して入力信号INの遅延量dtは減少
し、制御電圧Vtが小さくなるとインバータ101,1
02に流れる電流が減少して入力信号INの遅延量dtは
増加する。このように、遅延セル40の遅延量dtは制
御電圧Vtの大きさに応じて変化する。
【0020】ところで、VCO4の最終段は負帰還をか
けるために、遅延セル40の前半部分のみ、即ちインバ
ータ101,バッファ103,制御用トランジスタ10
5,107で構成されており、インバータ101の出力
がVCO4の初段の遅延セル40に入力されている。以
下、図2に示す実施形態の動作を説明する。
【0021】まず、VCO4の出力信号周波数f1はプ
ログラマブルデバイダ5によって1/Nに分周されf1
/Nになり、基準信号周波数f0はリファレンスデバイ
ダ6により分周されf0/Mになる。これらの分周信号
は位相比較器7でその位相が比較され、ローパスフィル
タ8からは位相差に応じた制御電圧VtがVCO4に供
給される。これによって、両デバイダの出力信号の位相
差をなくすようにPLL回路3が動作し、PLLがロッ
クすると式(1)が成り立つ。
【0022】
【数1】
【0023】一方、VCO4では、上述したようにロー
パスフィルタ8からの制御電圧Vtにより各遅延セルの
遅延量dtが決定され、初段の遅延セル40に入力され
た信号dt0は、図4に示すように各遅延セル40で順
次dtづつ遅延されていく。そして、最終段の遅延セル
41では信号が反転され、この反転信号が折り返し遅延
dαの後に初段に帰還される。つまり、折り返し遅延d
αがdtに比べて十分小さいとすれば、VCO4の周期
Tの半周期T/2は、遅延量dtを遅延セル40の段数
D分だけ加算した長さとなる。従って、遅延量dtは式
(2)で表される。
【0024】
【数2】
【0025】ここで、周期Tは1/f1であって、上述
したようにPLL回路3がロックすると式(1)が成立
するので、ロック状態では、遅延量dtは式(3)で表
される。
【0026】
【数3】
【0027】つまり、VCOの遅延セル段数Dと分周比
M,Nを決定すれば、遅延セル40の遅延量dtは、基
準信号RFCKの周波数f0のみに依存する一定値となる。
ところで、図2に示す回路では、上述したようにディレ
イライン2を構成する遅延セルはVCO4の遅延セルと
全く同一の構成であり、しかもディレイライン2中の遅
延セルに供給される制御電圧もVCO4の遅延セル40
に供給される制御電圧Vtと全く同一である。このた
め、ディレイライン2中の遅延セルの遅延量は、VCO
4の遅延セル40の遅延量dtと全く同一となり、PL
Lのロック時には基準信号周波数f0に依存した一定値
となる。
【0028】ディレイライン2は、入力信号SINを遅延
セル40で順次遅延して、セレクタ20により所望の段
の遅延出力を選択して、遅延信号SOUTとして出力する構
成であり、この各遅延セル段の遅延量dtがPLLロッ
ク時には一定値となるので、ディレイライン2において
セレクタ20から出力する遅延信号の遅延量も所望の一
定値となる。つまり、このディレイライン2では、製造
時の調整は不要となり、且つPLL回路3で保証される
精度で遅延量を設定でき、このためpsecオーダーでの高
精度の設定が可能となる。しかも、PLLでは電源変動
や温度変動に対しても保証されるので、ディレイライン
2の遅延量もこれら変動の影響を受けなくなる。
【0029】また、基準信号RFCKの周波数f0や分周比
M,Nを変更するだけで、遅延量dtを用意に変更でき
るので、ディレイライン2の分解能の設定が容易とな
る。たとえば、VCO4の段数Dが「16段」である場
合、分周比M,Nを各々「2」とし、f0を「17.2
8MHz」とすれば、式(3)より遅延量dtは「1.
81nsec」となる。そして、分周比M,Nを各々「4」
に変更し、f0を「34.56MHz」に変更すれば、
式(3)より遅延量dtは「0.90nsec」とpsecオー
ダーの分解能となる。
【0030】更に、図5のVCO特性に示すように、P
LLがロックする周波数範囲は広く、この範囲内で遅延
セルの遅延量dtを変更できるので、ディレイライン2
の遅延量可変範囲を広帯域とすることができる。以上説
明した実施形態は、遅延セル内の遅延素子をインバータ
で構成する例を示したが、インバータの代わりにコンパ
レータを用いる構成でも良い。また、遅延セル内の一方
の電流制御用トランジスタ105,106には一定バイ
アスを印加し、他方の電流制御用トランジスタ107,
108のみにローパスフィルタ8からの制御電圧Vtを
供給するようにしたが、双方の電流制御用トランジスタ
に制御電圧Vtを供給するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、高速のクロックを用い
ることなく所望のパルス波形を得ることが可能となり、
特に、PLL回路を用いた場合には遅延量を高精度で設
定できるようになる。また、ディスク記録装置に適用す
れば、メディア種別や回転速度に対応した適切な記録を
実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパルス幅制御回路の実施形態を示
すブロック図である。
【図2】遅延回路の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図3】実施形態における遅延セルの具体構成を示す回
路図である。
【図4】実施形態におけるVCOの動作を説明するため
のタイミングチャートである。
【図5】実施形態におけるVCO特性及び遅延特性を示
す特性図である。
【図6】図1に示す実施形態の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図7】本発明によるディスク記録制御回路の実施形態
を示すブロック図である。
【図8】実施形態におけるテーブルの記憶内容を示す説
明図である。
【符号の説明】
1、10、30 遅延回路 2 ディレイライン 3 PLL回路 4 VCO 5 プログラマブルデバイダ 6 リファレンスデバイダ 7 位相比較器 8 ローパスフィルタ 12 ANDゲート 20、11、31 セレクタ 32 ORゲート 40 遅延セル 50 ディスク 51 EFMエンコーダ 52 パルス幅制御回路 54 ディスク記録制御回路 55 レーザー装置 101、102 インバータ 105、106、107、108 電流制御用トランジ
スタ 110 第1制御端子 111 第2制御端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遅延素子を複数段接続して入力信号を遅
    延させる第1及び第2の遅延回路と、第1及び第2の遅
    延回路毎に各遅延素子段の出力信号のいずれかを選択し
    て遅延信号として出力する第1及び第2のセレクタと、
    各遅延回路毎に入力信号と前記遅延信号との論理演算を
    行う第1及び第2の論理回路を有し、第1の論理回路の
    出力信号を第2の遅延回路の入力信号とすると共に、第
    1及び第2の論理回路の一方を論理積回路とし他方を論
    理和回路とすることを特徴とするパルス幅制御回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延素子は、インバータまたはコン
    パレータにより構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のパルス幅制御回路。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路は、遅延素子を複数段リン
    グ状に接続して構成され、各段の遅延量が入力される制
    御電圧により制御されるVCOと、該VCOの出力信号
    もしくはその分周信号と基準信号とを入力し両信号の位
    相を比較する位相比較器と、該位相比較器で検出された
    位相差に応じた前記制御電圧を発生するローパスフィル
    タと、前記VCOの遅延素子と同一構成の遅延素子を複
    数段接続して構成され、入力信号を遅延させて出力する
    と共に各段の遅延量が前記制御電圧により制御されるデ
    ィレイラインとを備えたことを特徴とする請求項1記載
    のパルス幅制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載のパル
    ス幅制御回路で構成され、入力信号として記録すべき変
    調信号が供給され、メディアの種類及び/又は回転速度
    に応じたセレクト信号が前記第1及び第2のセレクタに
    入力され、前記変調信号に対応する記録マークをディス
    クに記録する記録装置へ出力信号を送出して、記録マー
    クの記録タイミングを調整可能としたことを特徴とする
    ディスク記録制御回路。
  5. 【請求項5】 遅延量が制御電圧により制御される遅延
    素子を複数段接続して構成され、記録すべき変調信号を
    入力して遅延させるディレイラインと、前記遅延素子と
    同一構成の遅延素子を複数段接続して構成され、各段の
    遅延量が前記制御電圧により制御されるVCO、及び前
    記制御電圧を発生するループフィルタを有するPLL回
    路と、前記ディレイラインの各遅延素子段の出力信号の
    いずれかを選択して遅延信号として出力するセレクタ
    と、該セレクタからの遅延信号と入力変調信号を論理演
    算する論理回路とを有し、該論理回路の演算結果に基づ
    く出力信号を、前記変調信号に対応する記録マークをデ
    ィスクに記録する記録装置へ送出して、記録マークの記
    録タイミングを調整可能としたことを特徴とするディス
    ク記録制御回路。
JP07878998A 1998-03-26 1998-03-26 パルス幅制御回路及びディスク記録制御回路 Expired - Lifetime JP3547983B2 (ja)

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