JPH117768A - 半導体装置及び信号入力状態検出回路 - Google Patents

半導体装置及び信号入力状態検出回路

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JPH117768A
JPH117768A JP10059429A JP5942998A JPH117768A JP H117768 A JPH117768 A JP H117768A JP 10059429 A JP10059429 A JP 10059429A JP 5942998 A JP5942998 A JP 5942998A JP H117768 A JPH117768 A JP H117768A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 相補クロックを使用する形式のシステムで
も、内部で180°位相クロックを発生させる形式のシ
ステムでも共通に使用できる半導体装置の実現。 【解決手段】 外部クロックから相補関係にある第1及
び第2内部クロックCLK1と/CLK1を発生させる
半導体装置であって、第1外部クロックCLKが入力さ
れCLK1を出力する第1クロック入力回路11と、第
2外部クロック/CLKが入力され第2クロックを出力
する第2クロック入力回路12と、CLK1から1/2
位相シフト信号を発生する1/2位相クロック発生回路
22と、第2クロック入力バッファ12に/CLKが入
力されているかを判定する/CLK状態検出回路21
と、第2外部クロック/CLKが入力されている時には
第2クロックを、入力されていない時には1/2位相シ
フト信号を、第2内部クロック/CLK1として出力す
るように切り換えるスイッチ23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部クロックを受
信して内部クロックを発生する内部クロック発生回路を
備える半導体装置に関し、特に外部クロックに同期した
第1内部クロック(CLK1)と外部クロックから18
0°の位相差を有する(1/2位相シフトした)第2内
部クロックを発生する内部クロック発生回路を備える半
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の半導体装置を組み合わせるシステ
ムでは、各部の動作をクロックに同期させるのが一般的
である。そのため、元になる原クロックを発生させて出
力する半導体装置以外の半導体装置は、他の半導体装置
から出力されるクロックを受信して半導体装置の内部で
使用する内部クロックを発生させる内部クロック発生回
路を有している。ここでは、外部との信号の入出力動作
及び内部動作をクロックに同期して行うシンクロナス・
ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(SDRA
M)を例として説明を行うが、本発明はこれに限られる
ものではない。
【0003】図1は、SDRAMの全体構成を示す図で
ある。SDRAMは、内部の動作をクロックに同期して
パイプライン処理することにより、データ信号の入出力
動作を高速化する。そのため、図1に示すように、クロ
ックバッファ101に入力される外部クロックから内部
クロックを発生する内部クロック発生回路102が設け
られている。DRAMコアやモードレジスタやデコーダ
などで構成される内部回路107、データ入力回路10
5とデータ出力回路106で構成されるデータ入出力バ
ッファ104、及びデータ信号以外の信号が入力される
信号入力回路103には、内部クロック発生回路102
で発生された内部クロックが供給され、各部が同期して
動作するように制御される。
【0004】図2はSDRAMにおけるデータ信号の入
力動作を示す図である。図2の(1)に示すように、外
部クロックCLKに同期してこのSDRAMに書き込む
データ信号が入力される。データ入力回路105は、内
部クロック発生回路102から供給される内部クロック
に同期してデータ信号をラッチしてSDRAM内に取り
込む。図示のように、データ信号は外部クロックCLK
の立ち下がりエッジに同期して変化するので、内部クロ
ック発生回路102は外部クロックCLKと同じ内部ク
ロックをデータ入力回路105に供給し、データ入力回
路105は外部クロックCLKの立ち上がりエッジに同
期して入力データを取り込んでいた。すなわち、データ
信号は外部クロックCLKの1周期で変化していた。こ
れはSDRAMから出力されるデータ信号についても同
様であり、出力データ信号は外部クロックCLKの1周
期で変化する。
【0005】近年、SDRAMのデータ転送速度の向上
が求められており、クロックの周波数は非常に高くなっ
てきている。しかし、クロックの周波数を高くすると信
号の劣化等の問題が発生する。上記のように、データ信
号はクロックの周期で変化しており、データ信号の周波
数はクロックの半分であるので、データ信号をクロック
と同じ周波数の信号とし、クロックの立ち上がりと立ち
下がりの両方のエッジに同期して取り込むDDR(Doubl
e Data Rate)技術が提案されている。図2の(2)はD
DR技術によるデータ信号の入力動作を示す図である。
【0006】図2の(2)に示すように、DDR技術で
は、クロックCLKの立ち上がりと立ち下がりのエッジ
の位相差は理想的には180°である。しかし、実際に
取り込む外部クロックCLKは、信号線の負荷などの関
係で、立ち上がりと立ち下がりのエッジの位相差が18
0°でない場合が多い。また、内部クロック発生回路の
特性等のため、内部クロックは立ち上がりと立ち下がり
のエッジの位相差が180°でないことが多い。従っ
て、内部クロックの立ち上がりと立ち下がりのエッジに
同期してデータ信号を取り込んだり内部回路を動作させ
ると正常な動作のための時間マージンを満たせなくなる
という問題が生じる。
【0007】そこで、DDR技術を使用する場合、信号
の送信側は180°位相がずれた相補関係にある第1ク
ロックCLKと第2クロック/CLKのクロックを出力
し、信号を受ける側はCLKと/CLKの立ち上がりエ
ッジに同期して信号を取り込むことが考えられる。この
場合、SDRAMは図3の(1)に示すように、第1ク
ロックバッファ111で第1クロックCLKを受けて第
1内部クロックCLK1を発生させ、第2クロックバッ
ファ112で第2クロック/CLKを受けて第1内部ク
ロック/CLK1を発生させる。また別の方法として、
外部クロックCLKからディレイ・ロックド・ループ
(DLL)等の技術を使用してSDRAM内部で正確に
180°位相がずれた第2内部クロックを発生させるこ
とが考えられる。この場合には、図3の(2)に示すよ
うに、クロックバッファ121で第1クロックCLKを
受けて第1内部クロックCLK1を発生させ、180°
位相クロック発生回路122で180°位相のずれた第
2内部クロック/CLK1を発生させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】SDRAMを製造する
場合には、上記いずれの技術を使用するシステムに搭載
されるかに応じて、図3の(1)と(2)に示された内
部クロック発生回路(クロック入力回路)のいずれかを
設けることになる。すなわち、相補クロックを使用する
形式専用のSDRAMと、内部で180°位相クロック
を発生させる形式専用のSDRAMが作られることにな
る。
【0009】しかし、類似の半導体装置(デバイス)で
ありながら、異なる2種類の仕様のものを製造するとい
うことは、生産効率を低下させると共に在庫管理などの
点でコストアップの要因になる。また、このようなデバ
イスを使用するシステムを製造するメーカにとっても、
在庫の増加などの点でコストアップの要因になる。その
ため、相補クロックを使用する形式のシステムでも、内
部で180°位相クロックを発生させる形式のシステム
でも共通に使用できるデバイスであることが望ましい。
【0010】また、クロック周波数が高くなると、半導
体装置内部での内部クロックの遅延が無視できなくな
る。例えば、半導体装置のレイアウトの関係で、データ
入力回路やデータ出力回路は内部クロック発生回路から
離れて配置せざるをえない場合がある。そのような場
合、内部クロック発生回路からデータ入力回路やデータ
出力回路に供給する内部クロックに遅延が生じるが、こ
の遅延はデータの入力動作や出力動作におけるずれを生
じる。また、クロック入力バッファや内部クロック発生
回路自体でもある程度の遅延は避けられない。クロック
周波数が高くない時にはこのような遅延はほとんど問題
にならなかったが、クロックの周波数が100MHz以
上にもなるような場合には無視できなくなる。本出願人
は、このような問題を解決するため、特願平8−213
882号、特願平8−339988号、特願平8−24
5118号などで、遅延量が可変の可変ディレイライン
を使用して、データ入力回路やデータ出力回路に供給す
る内部クロックを外部クロックに完全に同期させること
を提案している。これらは相補クロックを使用するDD
R(Double Data Rate)方式の半導体装置は開示しておら
ず、DDR方式の半導体装置においても、データの入出
力が外部クロックに完全に同期して行えることが望まれ
ていた。
【0011】本発明は、このような問題を解決するもの
で、相補クロックを使用するDDR方式のシステムで
も、内部で180°位相クロックを発生させる形式のシ
ステムでも共通に使用できる半導体装置(デバイス)の
実現、及びデータの入出力が外部クロックに完全に同期
して行えるDDR方式の半導体装置の実現を目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】図4は、本発明の第1の
態様の原理構成を示す図である。図4に示すように、本
発明の第1の態様の半導体装置は、外部クロックから相
補関係にある第1及び第2内部クロックCLK1と/C
LK1を発生させる半導体装置であって、第1外部クロ
ックCLKが入力され、第1内部クロックCLK1を出
力する第1クロック入力回路(バッファ)11と、第1
外部クロックCLKと相補関係にある第2外部クロック
/CLKが入力され、第2クロックを出力する第2クロ
ック入力回路(バッファ)12と、第1内部クロックC
LK1から180°位相の異なる1/2位相シフト信号
を発生する1/2位相クロック発生回路22と、第2ク
ロック入力バッファ12に第2外部クロック/CLKが
入力されているかを判定する/CLK状態検出回路21
と、/CLK状態検出回路21の判定結果に従って、第
2外部クロック/CLKが入力されている時には、第2
クロックを第2内部クロック/CLK1として出力し、
第2外部クロック/CLKが入力されていない時には、
1/2位相シフト信号を第2内部クロック/CLK1と
して出力するように切り換えるスイッチ23とを備える
ことを特徴とする。
【0013】本発明の半導体装置では、第2外部クロッ
ク/CLKが入力されている時には第2外部クロック/
CLKから発生させた信号が、第2外部クロック/CL
Kが入力されていない時には第1内部クロックCLK1
から発生された180°位相の異なる1/2位相シフト
信号が、第2内部クロックとして出力されるので、いず
れの形式のシステムにも対応できる。
【0014】第2外部クロックが入力されておらず、第
2内部クロックとして1/2位相シフト信号が出力され
る時には、第2クロック入力回路12を動作させる必要
はないので、省電力のために第2クロック入力回路12
を不活性化することが望ましい。また、第2外部クロッ
クが入力されている時には、1/2位相クロック発生回
路22を動作させる必要はないので、省電力のために1
/2位相クロック発生回路22を停止させることが望ま
しい。この場合、1/2位相クロック発生回路22への
第1内部クロックの供給を停止すれば、実質的に停止状
態になる。
【0015】1/2位相クロック発生回路22は、所定
の遅延量を単位として遅延量が選択可能なディレイライ
ンを有するディレイロックドループ(DLL)回路や、
PLL回路で構成する。/CLK状態検出回路21の実
現方法は各種考えられるが、例えば、第2クロックの切
り替わりエッジを検出し、第2クロックの切り替わりを
検出した時に、第2外部クロックが入力されていると判
定する構成や、第2外部クロックが入力される入力ピン
の電圧がVCC又はVSSに固定されているか、入力ピ
ンがオープン状態であることを検出した時に、第2外部
クロックが入力されていないと判定する構成などが考え
られる。第2クロックの切り替わりエッジを検出する場
合、第2クロックの周波数が高く検出が難しいので、/
CLK状態検出回路に分周器を設け、第2外部クロック
の周期より長い周期で、第2クロックの切り替わりエッ
ジを検出するようにすることが望ましい。
【0016】/CLK状態検出回路21は、電源投入後
の一定期間内に第2外部クロックが入力されているかを
検出し、その後判定結果を維持するか、第2外部クロッ
クが入力されているかを常時検出する。また、クロック
信号として小振幅の信号が入力される場合には、/CL
K状態検出回路21として、第1のPチャンネルトラン
ジスタと第1のNチャンネルトランジスタを電源の高電
圧側端子と低電圧側端子の間に直列に接続し、第1のP
チャンネルトランジスタと第1のNチャンネルトランジ
スタのゲートに小振幅の信号が印加され、第1のPチャ
ンネルトランジスタのゲート幅が第1のNチャンネルト
ランジスタのゲート幅より十分に大きな第1のインバー
タと、第2のPチャンネルトランジスタと第2のNチャ
ンネルトランジスタを電源の高電圧側端子と低電圧側端
子の間に直列に接続し、第2のPチャンネルトランジス
タと第2のNチャンネルトランジスタのゲートに小振幅
の信号が印加され、第2のNチャンネルトランジスタの
ゲート幅が第2のPチャンネルトランジスタのゲート幅
より十分に大きな第2のインバータと、第1のインバー
タの出力が高電圧側端子の電位に近い論理値で、第2の
インバータの出力が低電圧側端子の電位に近い論理値で
あるかを検出した時に、小振幅の信号が入力されている
ことを示す有効信号を出力する論理回路とを有する信号
入力状態検出回路を使用できる。
【0017】本発明の第2の態様の半導体装置は、上記
目的を実現するため、相補関係にある第1及び第2外部
クロックの位相がそれぞれ第1及び第2外部クロックの
位相に一致するように調整することを特徴とする。すな
わち、本発明の第2の態様の半導体装置は、外部から相
補関係にある第1及び第2外部クロックが入力される半
導体装置であって、第1外部クロックが入力され、第1
内部クロックを出力する第1クロック入力回路と、第2
外部クロックが入力され、第2内部クロックを出力する
第2クロック入力回路と、第1内部クロックの位相が前
記第1外部クロックの位相に一致するように調整する第
1の0°位相調整回路と、第2内部クロックの位相が前
記第2外部クロックの位相に一致するように調整する第
2の0°位相調整回路とを備えることを特徴とする。
【0018】第1及び第2内部クロックを合成した2倍
の周波数のクロック信号が必要な場合には、第1の0°
位相調整回路と第2の0°位相調整回路の出力を合成し
て、第1及び第2外部クロックの2倍の周波数の内部ク
ロックを発生する合成器を設ける。第1の及び第2の0
°位相調整回路のぞれぞれは、内部クロックを遅延させ
る遅延量が可変である可変ディレイ回路と、可変ディレ
イ回路の出力するクロックが供給される部分のクロック
信号と外部クロックの位相差をそれぞれ検出し、位相差
が0°になるように可変ディレイ回路の遅延量を制御す
る制御信号を発生する位相差検出回路とを備えるように
構成する。
【0019】位相差検出回路は、外部クロックがクロッ
ク入力回路から可変ディレイ回路を経て供給される経路
における実際の信号を使用して位相差を検出しても、こ
の経路と等価なダミー回路を設けて、等しい遅延量が生
じるようにして位相差を検出するようにしてもよい。ま
た、一部をダミー回路として、他の部分は実際の回路を
使用して位相差を検出するようにしてもよい。
【0020】第1内部クロックと第2内部クロックの位
相が正確に半周期(180°)ずれていることが確実で
あれば、第1位相差検出回路と第2位相差検出回路を共
通化してもよい。また、同様に第1内部クロックと第2
内部クロックの位相が正確に半周期(180°)ずれて
いることが確実であれば、第1内部クロックと第2内部
クロックの出力を合成器で合成した後、合成器の出力す
る内部クロックの位相が第1外部クロック又は第2外部
クロックの位相に一致するように調整する0°位相調整
回路とを設けてもよい。
【0021】前記0°位相調整回路は、前記内部クロッ
クを遅延させる遅延量が可変である可変ディレイ回路
と、前記可変ディレイ回路の出力するクロックが供給さ
れる部分のクロック信号を前記第1クロック入力回路又
は前記第2クロック入力回路から前記合成器までの分遅
延させた遅延クロックと前記第1又は第2外部クロック
の位相差を検出し、該位相差が0°になるように前記可
変ディレイ回路の遅延量を制御する制御信号を発生する
位相差検出回路とを備える半導体装置。
【0022】この場合も、位相差検出回路は、外部クロ
ックがクロック入力回路から可変ディレイ回路を経て供
給される経路における実際の信号を使用して位相差を検
出しても、この経路と等価なダミー回路を設けて、等し
い遅延量が生じるようにして位相差を検出するようにし
てもよい。また、一部をダミー回路として、他の部分は
実際の回路を使用して位相差を検出するようにしてもよ
い。
【0023】
【発明の実施の形態】図5は、本発明の第1実施例の半
導体装置における内部クロック発生回路の構成を示す図
である。図示のように、第1実施例の回路は、図4の構
成にスイッチ24を加えたものであり、図4の1/2位
相クロック発生回路22をDLL回路で実現したもので
ある。以下、各部について説明する。
【0024】図6は1/2位相シフトDLL回路22の
回路の全体構成を示す図である。図示のように、1/2
位相シフトDLL回路22は、同一の構成を有する第1
と第2のディレイ回路31と34と、同一の構成を有す
るバッファ回路32と33と35と、位相比較回路36
と、位相比較回路36の判定結果に基づいてディレイ回
路31と34の遅延量を調整するディレイ制御回路37
とを有する。ディレイ回路31及び34とディレイ制御
回路37は、図7に示すような回路構成を有する。まず
ディレイ回路とディレイ制御回路について説明する。
【0025】図7においては、ディレイ回路31と34
の一方のみを参照番号41で示し、他方は省略してあ
る。ディレイ回路31と34は同一の構成を有し、ディ
レイ制御回路37からの制御信号で同じ遅延量になるよ
うに調整される。図示のように、ディレイ回路41は、
複数のインバータを直列に接続したインバータ列42
と、入力の一方がインバータ列42の2段毎の出力を受
けるように設けられた複数のANDゲート43−1、4
3−2、…、43−nで構成されるANDゲート列と、
各ANDゲートの出力がゲートに印加され、ソースは接
地され、ドレインが共通に接続されているN−チャンネ
ルトランジスタ44−1、44−2、…、44−nで構
成されるトランジスタ列と、各N−チャンネルトランジ
スタのドレインが共通に接続される信号線と電源の高電
位側の間に接続された抵抗45と、入力がこの信号線に
接続され内部クロックCLK2を出力するバッファ46
とを備える。ディレイ制御回路37は、位相比較回路3
6の比較結果に応じて、カウントアップとカウントダウ
ンを切り換えるアップ・ダウンカウンタ47と、アップ
・ダウンカウンタ47の出力をデコードするデコーダ4
8とを備える。アップ・ダウンカウンタ47は、必要に
応じて「HOLD」信号を「L」にすることにより、カ
ウント値を保持できる。「HOLD」信号が「H」の時
で、第1内部クロックCLK1が立ち上がる時に、位相
比較回路36が比較結果に基づいて出力する「UP/D
OWN」信号に応じて、カウントアップとカウントダウ
ンのいずれかを行う。デコーダ48は、アップ・ダウン
カウンタ47の出力に応じて、いずれか1つの出力を
「H」にし、他の出力を「L」にする。アップ・ダウン
カウンタ47がカウントアップした場合には「H」にす
る出力位置を右にシフトし、カウントダウンする場合に
は「H」にする出力位置を左にシフトする。デコーダ4
8の出力は、順に各ANDゲート43−1、43−2、
…、43−nのもう一方の入力に接続されており、デコ
ーダ48から「H」が入力されるANDゲートだけが活
性化される。そして、インバータ列の出力のうち、活性
化されたANDゲートに入力される信号が内部クロック
CLK2として出力されることになり、どのANDゲー
トを活性化するかにより、インバータ列を通過する段数
が変化するので、内部クロックの遅延量を選択すること
ができる。
【0026】以上の説明のように、ディレイ回路31と
34は、ディレイ制御回路37の制御により、段階的に
遅延量が選択できるようになっており、しかもディレイ
回路31と34の遅延量は同一である。また、バッファ
回路32と35は同じ構成であり、ディレイ回路31と
バッファ回路32での遅延量と、ディレイ回路34とバ
ッファ回路35での遅延量は同じである。位相比較回路
36は、ディレイ回路31に入力される第1内部クロッ
クCLK1とバッファ回路35の出力を比較し、比較結
果に応じて「UP/DOWN」信号をディレイ制御回路
37に出力する。具体的には、第1内部クロックCLK
1の位相がバッファ回路35の出力の位相より遅れてい
る時には、「UP/DOWN」信号を「H」にして、デ
ィレイ回路31と34の遅延量を増加させ、第1内部ク
ロックCLK1の位相がバッファ回路35の出力の位相
より進んでいる時には、「UP/DOWN」信号を
「L」にして、ディレイ回路31と34の遅延量を減少
させる。このような処理を、第1内部クロックCLK1
の位相とバッファ回路35の出力の位相が一致するまで
繰り返す。上記のように、ディレイ回路31とバッファ
回路32での遅延量と、ディレイ回路34とバッファ回
路35での遅延量は同じであるから、位相が一致した時
には、バッファ32の出力は第1内部クロックCLK1
に対して180°位相がずれた状態である。
【0027】バッファ33はバッファ32と同一の構成
であり、遅延量も同一であるので、バッファ33の出力
する1/2位相シフトクロックφ1/2はバッファ32
の出力と同一位相である。すなわち、φ1/2は第1内
部クロックCLK1に対して180°位相がずれた信号
である。図8は、第1実施例の/CLK状態検出回路2
1の回路構成を示す図であり、図9はこの回路の制御信
号を示す図であり、図10は第2外部クロック/CLK
が入力される場合の回路動作を示すタイムチャートであ
り、図11は第2外部クロック/CLKが入力されない
場合の回路動作を示すタイムチャートである。
【0028】電源の投入に応じて、NORゲート68と
69には、図9に示すようなスタータ信号aとモードレ
ジスタセット信号bが入力される。これに応じて、電源
投入から所定時間後に、状態ラッチ信号cが立ち上がり
トランスファーゲート59を閉じて、インバータ63と
64で構成されるフリップフロップの論理値を保持する
と共に、トランスガファーゲート65を通過状態にし
て、インバータ63と64で構成されるフリップフロッ
プの論理値が出力される。また、状態ラッチ信号cが立
ち上がると、バッファ52は非活性状態になるので、第
2外部クロック/CLKの状態の検出は状態ラッチ信号
cが立ち上がるまでの間に行われ、それ以後は検出した
結果が保持される。
【0029】図8及び図10に示すように、第1及び第
2クロック入力バッファ11と12の出力する第1と第
2内部クロックCLK1と/CLK1が入力される2個
のバッファ51と52が設けられている。バッファ51
と52の出力はそれぞれHエッジパルス化回路53と5
4に入力される。Hエッジパルス化回路53は、第1外
部クロックの立ち上がりエッジに応じてパルスを発生す
る。そのパルスは、ディレイ55で遅延された後トラン
ジスタQ2に印加され、インバータ57と58で構成さ
れるフリップフロップの入力を「L」し、その論理状態
が記憶される。ここで、第2外部クロックが入力されて
いる(有効である)時には、Hエッジパルス化回路54
はパルスを発生し、トランジスタQ1を導通させるの
で、インバータ57と58で構成されるフリップフロッ
プの入力は「H」になり、フリップフロップの論理状態
が変化する。第1外部クロックが再び立ちあがり、Hエ
ッジパルス化回路53がパルスを発生すると、トランス
ファーゲート61を通過して、トランスファーゲート5
9を通過状態にする。これに応じてインバータ57と5
8で構成されるフリップフロップに記憶された論理状態
が、インバータ63と64で構成されるフリップフロッ
プに転送され、記憶される。上記のように、Hエッジパ
ルス化回路53が発生したパルスは、ディレイ55で遅
延された後トランジスタQ2のゲートに印加され、トラ
ンジスタQ2を導通させるため、インバータ57と58
で構成されるフリップフロップの入力が「L」になり状
態が変化するが、トランスファーゲート59はすでに閉
じているので、論理状態が次段に転送されることはな
く、インバータ63と64で構成されるフリップフロッ
プはそのまま論理状態を維持する。以下、同じ動作を繰
り返すので、第2外部クロックが変化してパルスが発生
される限り、インバータ63と64で構成されるフリッ
プフロップの論理状態は「H」のままである。上記のよ
うに、電源投入から所定時間後に状態ラッチ信号cが立
ち上がると、その時点の状態が記憶されて維持されるの
で、第2外部信号が入力されていれば、判定信号DCK
は「H」になり、そのまま維持される。
【0030】第2外部クロックが入力されていない(有
効でない)時には、図11に示すように、Hエッジパル
ス化回路54はパルスを発生しないので、インバータ5
7と58で構成されるフリップフロップの入力は「L」
のままで、論理状態は変化しない。従って、インバータ
63と64で構成されるフリップフロップの論理状態は
「L」のままで、この状態が状態ラッチ信号cの立ち上
りに応じて記憶されて維持されるので、判定信号DCK
は「L」になる。/CLK状態検出回路21は、以上の
ようにして、第2外部クロックが入力されているかを判
定し、入力されている場合には、スイッチ23を第2ク
ロック入力バッファ12の出力する第2クロックclk
zが第2内部クロック/CLK1として出力されるよう
に切り換えると共に、スイッチ24を遮断状態にし、入
力されていない場合には、スイッチ23を1/2位相シ
フトDLL回路22の出力する1/2位相シフトクロッ
クφ1/2が第2内部クロック/CLK1として出力さ
れるように切り換えると共に、スイッチ24を接続状態
にする。
【0031】図12は第2クロック入力バッファ12を
構成する入力回路の構成例を示す図である。この入力回
路に静電気に対する耐圧を向上させるためのESD回路
などを付加して入力バッファが構成される。図示のよう
に、この入力回路はカレントミラー回路で構成されてい
る。この回路は広く使用されているので詳しい説明は省
略するが、トランジスタQ15のゲートには判定信号D
CKが入力され、判定信号DCKが「L」の時、すなわ
ち第2外部クロックが入力されない時には、入力回路を
非活性状態にしている。カレントミラー回路は、入力信
号の状態にかかわらず電流の流れる回路であり、消費電
力が大きい。そのため、使用しない時には、非活性状態
にすることにより、消費電力を低減できる。
【0032】図13は、本発明の第2実施例の半導体装
置における内部クロック発生回路の構成を示す図であ
る。図示のように、第2実施例では、0°DLL回路2
5と26が新たに設けられている点が第1実施例と異な
り、更に/CLK状態検出回路21が第1実施例の/C
LK状態検出回路とは異なる。これらの異なる点につい
てのみ説明する。
【0033】外部クロックから内部クロックを発生させ
る場合、クロック入力バッファや内部クロック発生回路
で遅延が生じる。また、クロック入力バッファから内部
クロック発生回路までの信号経路においても遅延が生じ
る。クロックの周波数があまり高くない場合には、この
ような遅延はほとんど問題にならないが、非常に高い周
波数のクロックの場合大きな問題になる。そこで、内部
クロック発生回路にDLL回路やPLL回路を設けて、
外部クロックと同一位相の内部クロックを発生させるこ
とが行われている。具体的には、図6及び図7に示した
ようなDLL回路を利用して、クロック入力バッファと
内部クロック発生回路での遅延量及びクロック入力バッ
ファから内部クロック発生回路までの信号経路での遅延
量と同じ遅延を生じるダミー回路を設け、このダミー回
路を通過したディレイ回路の出力と内部クロックの位相
を比較して、一致するように制御することで、外部クロ
ックと同一位相の内部クロックを発生させている。この
ような回路を0°DLL回路と呼ぶこととする。このよ
うな回路はPLL回路でも実現できる。
【0034】図13に示すように、第2実施例では、0
°DLL回路25が第1クロック入力バッファ11の出
力する信号の位相を調整して、第1外部クロックCLK
と正確に同一位相の第1内部クロックCLK1を発生
し、0°DLL回路26がスイッチ23の出力する信号
の位相を調整して、第2外部クロック/CLKと正確に
同一位相の第2内部クロック/CLK1を発生してい
る。
【0035】図14は、第2実施例の/CLK状態検出
回路の構成を示す図である。図示のように、この回路
は、分周器80が設けられている点を除けば、図7に示
した第1実施例の/CLK状態検出回路と同じである。
図15と図16は、第2実施例の/CLK状態検出回路
の動作を示すタイムチャートであり、図15は第2外部
クロックが入力される場合の動作を示し、図16は第2
外部クロックが入力されない場合の動作を示す。ここで
は1/2分周する場合の例を示してある。
【0036】分周器80はバッファ51の出力を分周し
て相補関係にある信号PとQを出力する。従って、Hエ
ッジパルス化回路53で発生されるパルスの周期は第1
実施例の場合の2倍である。Hエッジパルス化回路54
は、分周器80の出力する信号Qが「H」の時のみ活性
化される。従って、Hエッジパルス化回路54で発生さ
れるパルスの周期も第1実施例の場合である。Hエッジ
パルス化回路54でパルスが発生された後、Hエッジパ
ルス化回路53でパルスが発生されるタイミングは第1
実施例と同じであり、これらのパルスのグループに対し
ては、第1実施例と同じ動作を行う。従って、第1実施
例と同じ検出動作になる。これにより、状態検出用の信
号は周波数が低くなるため、/CLKの状態を容易に検
出できるようになる。
【0037】図17は、本発明の第3実施例の半導体装
置における内部クロック発生回路の構成を示す図であ
る。図示のように、第3実施例では、0°DLL回路2
6が第2クロック入力バッファ12の後に設けられてい
る点を除けば、第2実施例と同じであり、説明は省略す
る。図18は、本発明の第4実施例の半導体装置におけ
る内部クロック発生回路の構成を示す図である。図示の
ように、第4実施例では、0°DLL回路25の出力す
る正確に位相調整された第1内部クロックがスイッチ2
4を介して1/2位相シフトDLL回路22に供給され
る点を除けば、第3実施例と同じであり、説明は省略す
る。
【0038】図19は、本発明の第5実施例の半導体装
置における内部クロック発生回路の構成を示す図であ
る。第5実施例は、信号が小振幅の高速インターフェー
スであるSSTL規格用の回路である。SSTLの場
合、有力信号の振幅は基準電圧Vrefに対して上下に
±0.2V変化する信号である。図示のように、第5実
施例の回路は、第1実施例の回路とほぼ同様の構成を有
するが、/CLK状態検出回路28が異なる。/CLK
状態検出回路28は、第2外部クロック/CLKが入力
される第2クロック入力ピンの状態を検出して、第2外
部クロックが入力されているかを判定する。
【0039】図20は、第5実施例の/CLK状態検出
回路28の構成を示す図である。図示のように、第2ク
ロック入力ピンと高電圧側の電源端子Vccとの間には
抵抗R1が接続されている。Pチャンネルトランジスタ
Q21とNチャンネルトランジスタQ22が高電圧側の
電源端子Vccと低電圧側の電源端子Vssの間に直列
に接続され、第1のインバータを構成する。また、Pチ
ャンネルトランジスタQ23とNチャンネルトランジス
タQ24が高電圧側の電源端子Vccと低電圧側の電源
端子Vssの間に直列に接続され、第2のインバータを
構成する。各トランジスタのゲートは抵抗R2を介して
第2クロック入力ピンに接続されている。第1のインバ
ータの出力はインバータ91で反転された後NORゲー
ト92に入力され、第2のインバータの出力は直接NO
Rゲート92に入力される。
【0040】第1のインバータを構成するPチャンネル
トランジスタQ21のサイズ(ゲート幅)は、Nチャン
ネルトランジスタQ22のサイズより十分に大きく作ら
れており、第2のインバータを構成するNチャンネルト
ランジスタQ24のサイズは、Pチャンネルトランジス
タQ23のサイズより十分に大きく作られている。第2
クロック入力ピンに第2外部クロックが入力されると、
ノードN1は中間レベルになる。ノードN1が中間レベ
ルになると、PチャンネルトランジスタQ21のサイズ
の方がNチャンネルトランジスタQ22のサイズより十
分に大きいため、第1のインバータの出力(ノードN
2)は「H」になる。同様に、Nチャンネルトランジス
タQ24のサイズの方がPチャンネルトランジスタQ2
3のサイズより十分に大きいため、第2のインバータの
出力(ノードN3)は「L」になる。従って、判定信号
DCKは「H」になる。
【0041】第2クロック入力ピンの電位がVccの時
には、ノードN1もVccになり、ノードN2とN3は
共に「L」になり、判定信号DCKは「L」になる。第
2クロック入力ピンの電位がVssの時には、ノードN
1もVssになり、ノードN2とN3は共に「H」にな
り、判定信号DCKは「L」になる。更に、第2クロッ
ク入力ピンがオープンであった時には、ノードN1がV
ccになるので、判定信号DCKは「L」になる。この
ように、判定信号DCKは、第2外部クロックが入力さ
れる時は「H」で、それ以外の時には「L」である。
【0042】これまで説明した第1から第5実施例で
は、DDR方式のシステムにおいて、第1外部クロック
CLKのみが入力される場合と第1外部クロックCLK
と第2外部クロック/CLKの両方が入力される場合と
があり、いずれの状態であるか検出して自動的に対応で
き、発生された第1及び第2内部クロックはそれぞれ独
立して使用される例を説明した。しかし、データ出力回
路などでは、第1及び第2内部クロックの両方に応じて
動作する必要がある回路が使用されることもある。そこ
で、以下に説明する実施例では、第1及び第2外部クロ
ックCLK、/CLKの両方が入力され、第1及び第2
内部クロックの両方に応じて動作するデータ出力回路が
使用されるDDR方式のシステムの例を説明する。
【0043】図21は、第6実施例の出力クロック発生
回路の構成を示す図である。また、図22は合成器の回
路構成を示す図であり、図23は第6実施例の動作を示
すタイムチャートである。図21に示すように、第6実
施例の出力クロック発生回路は、第1外部クロックCL
K(N1)が入力される第1クロックバッファ11と、
第2外部クロック/CLK(N2)が入力される第2ク
ロックバッファ12を有する。これは第1実施例と同じ
であり、ここから半導体装置の各部に第1の内部クロッ
クCLKと第2の内部クロック/CLKが供給される。
第6実施例のデータ出力バッファ206は、供給される
内部クロックの立ち上がりエッジに応じてデータを出力
する回路で、1つの回路からDDR方式でデータを出力
する。そのため、図22に示すように、第1外部クロッ
クCLKと第2外部クロック/CLKの2倍の周波数の
クロックN5が供給される必要がある。このような2倍
の周波数のクロックN5を発生するため、図22に示す
ような、第1及び第2内部クロックN3、N4からN5
を発生させる合成器205が使用される。ここまでは従
来技術である。
【0044】図23に示すように、データ出力バッファ
206は、第1外部クロックCLKと第2外部クロック
/CLKのそれぞれの立ち上がりエッジに対して所定の
位相で(ここでは0°で)で出力データを変化させるこ
とが要求され、そのためにはデータ出力バッファ206
に供給するクロックN5の立ち上がりエッジが第1及び
第2外部クロックCLK、/CLKの立ち上がりエッジ
の少し前(データ出力バッファ206での遅延分だけ
前)であることが要求される。第1及び第2クロックバ
ッファ11、12から出力された第1及び第2内部クロ
ックをそのまま合成器205に供給したのでは、合成器
205の出力するクロックN5が上記の条件を満たす保
証はない。そこで、第6実施例では、第1クロックバッ
ファ11の出力する第1クロックを遅延させ、遅延量が
可変である第1可変ディレイ回路201と、N5が上記
の条件を満たすように第1可変ディレイ回路201の遅
延量を制御する第1の0°(360°)DLL回路20
2とで構成される第1の0°位相調整回路と、第2クロ
ックバッファ12の出力する第2クロックを遅延させ、
遅延量が可変である第2可変ディレイ回路203と、N
5が上記の条件を満たすように第2可変ディレイ回路2
03の遅延量を制御する第2の0°(360°)DLL
回路204とで構成される第2の0°位相調整回路とを
設ける。
【0045】第1の及び第2の0°DLL回路202、
204は、実際にデータ出力バッファ206から出力さ
れる出力データと第1及び第2外部クロックCLK、/
CLKの位相を比較して、出力データの位相がCLK、
/CLKの位相に対して進んでいるか遅れているかを判
定し、その判定結果に基づいて第1及び第2可変ディレ
イ回路201、203の遅延量を制御することが考えら
れる。しかし、第6実施例ではレイアウトなどの制約も
考慮して、第1の及び第2の0°DLL回路202、2
04に、第1及び第2クロック入力バッファ11、12
からデータ出力バッファ206に至る信号経路と等価な
ダミー経路を設けて、ダミー経路の信号を使用して位相
状態を検出するようにしている。第1及び第2の0°位
相調整回路は、同一の構成を有するので、以下第1の0
°位相調整回路について説明する。
【0046】図24は、第6実施例の0°(360°)
DLL回路の構成を示す図である。図24に示すよう
に、第1の0°DLL回路202は、第1クロック入力
バッファ11から出力される内部クロックCLK1を1
/N分周する1/N分周器301と、1/N分周器30
1の出力をディレイ制御回路304から指示された量だ
け遅延させるダミー可変ディレイ回路302と、その出
力を遅延させるダミーデータ出力バッファ305と、そ
の出力を更に遅延させるダミー入力バッファ306と、
1/N分周器301の出力とダミー入力バッファ306
の出力の位相を比較する位相比較器303と、位相比較
器303の比較結果に基づいてダミー可変ディレイ回路
302と第1可変ディレイ回路201の遅延量を制御す
るディレイ制御回路304とを有する。
【0047】1/N分周器301は、消費電力を低減す
るために、第1の0°DLL回路202における動作周
波数を低下させる回路である。第1及び第2外部クロッ
クCLK、/CLKは急激に変化することはないので、
定常状態では第1の0°DLL回路202におけるフィ
ードバック制御を頻繁に行う必要はない。一方、システ
ムの電源が投入されて半導体装置が動作を開始すると、
DLL回路が安定して内部クロックが外部クロックに同
期するまで初期化動作が行われるが、1/N分周器30
1を設けるとその分初期化動作に要する時間が長くな
る。そこで、これらのことを勘案して初期化動作の時間
が許容できる範囲で1/N分周器301の分周比を設定
して、消費電力を低減している。
【0048】ダミー可変ディレイ回路302は、後述す
るように、ディレイ制御回路304からの制御信号に従
って遅延量を変化させることはできる回路であり、第1
可変ディレイ回路201も同一の構成である。ダミーデ
ータ出力バッファ305は、第1可変ディレイ回路20
1から合成器205を経由してデータ出力バッファ20
6に至る信号経路と同じ遅延を生じる回路である。ま
た、ダミー入力バッファ306は、第1クロック入力バ
ッファ11から第1可変ディレイ回路201に至る信号
経路と同じ遅延を生じる回路である。いずれにしろ、第
1クロック入力バッファ11から第1可変ディレイ回路
201及び合成器205を経由してデータ出力バッファ
206に至る信号経路と、ダミー可変ディレイ回路30
2からダミーデータ出力バッファ305を経由してダミ
ー入力バッファ306に至る信号経路は等価に作られて
おり、温度変化などに対しても信号遅延量が同じように
変化するように作られている。
【0049】位相比較器303は、1/N分周器301
の出力とダミー入力バッファ306の出力の位相を比較
して、どちらが進んでいるという比較結果をディレイ制
御回路304に出力する。ディレイ制御回路304は、
この比較結果に基づいて、位相が一致するようにダミー
可変ディレイ回路302の遅延量を増加又は減少させる
制御信号を出力する。従って、位相が一致した時には、
ダミー可変ディレイ回路302からダミーデータ出力バ
ッファ305を経由してダミー入力バッファ306に至
る信号経路の遅延量はクロックの1周期の整数倍(通常
は1倍)であり、1/N分周器301の出力とダミー入
力バッファ306の出力は位相が360°異なることに
なる。
【0050】上記のように、第1可変ディレイ回路20
1は、ダミー可変ディレイ回路302と同一の構成を有
し、ディレイ制御回路304から同じ制御信号が供給さ
れて制御されるので、ダミー可変ディレイ回路302と
同じ遅延量である。また、第1クロック入力バッファ1
1から第1可変ディレイ回路201及び合成器205を
経由してデータ出力バッファ206に至る信号経路と、
ダミー可変ディレイ回路302からダミーデータ出力バ
ッファ305を経由してダミー入力バッファ306に至
る信号経路は等価であるから、第1クロック入力バッフ
ァ11から第1可変ディレイ回路201及び合成器20
5を経由してデータ出力バッファ206に至る信号経路
の遅延量はクロックの1周期分である。同様に、第2ク
ロック入力バッファ12から第2可変ディレイ回路20
3及び合成器205を経由してデータ出力バッファ20
6に至る信号経路の遅延量はクロックの1周期分であ
る。従って、データ出力バッファ206から出力される
出力データは第1外部クロックCLKと第2外部クロッ
ク/CLKに交互に同期して変化することになる。
【0051】次に、第6実施例のダミー可変ディレイ回
路302、位相比較回路303及びディレイ制御回路3
04について説明する。図25は、同じ構成を有する第
1可変ディレイ回路201とダミー可変ディレイ回路3
02の回路構成と動作波形を示す図であり、(1)が1
ビット分のディレイ回路の構成を、(3)が1ビット分
のディレイ回路を複数段接続した時の構成と動作説明を
示し、(2)が1ビット分のディレイ回路の動作を示す
タイムチャートである。
【0052】図25の(1)に示すようように、1ビッ
ト分のディレイ回路は2個のNAND回路401と40
2、及びインバータ403からなる。この1ビット分の
ディレイ回路の動作を図25の(2)で説明すると、入
力φEは活性化信号で、“H”レベルの時にディレイ回
路が動作する。(2)ではφEが“H”になって信号の
受付が可能になった状態を示してある。信号INは1ビ
ット分のディレイ回路への入力信号を、φNは複数段接
続された隣接する右側からの信号を、OUTは1ビット
分のディレイ回路の出力信号を、4a−1と4a−2は
(1)の回路における対応する内部端子の波形を示して
いる。従って、OUTは左側へのφNになる。
【0053】φNが“L”の時には、OUTは常に
“L”である。φNが“H”でφEが“L”の時にはO
UTは“H”である。φNが“H”でφEが“H”の時
に、入力信号INが“L”であればOUTは“H”にな
り、INが“H”であれば“L”になる。図25の
(2)は、φE=H、φN=Hの状態で、INがLから
Hに立ち上がると、その入力信号INがNANADゲー
ト401,402及びインバータ403で反転されなが
ら、出力OUTに伝達されている様子を示している。
【0054】図25の(3)は、(1)の1ビット分の
ディレイ回路を複数段カスケード接続した例で、実際の
ディレイ回路に相当する。図では3段しか示していない
が、実際には多数段に接続されている。活性化信号φE
の信号線は回路要素毎に、φE−1、φE−2、φE−
3のように複数本あり、これらの信号はディレイ制御回
路43によってコントロールされる。
【0055】図では真ん中の1ビット分のディレイ回路
が活性化されており、φE−2が“H”となっている。
その場合、入力信号INが“L”から“H”に変化する
と、左端の1ビット分のディレイ回路と右端の1ビット
分のディレイ回路のφE−1とφE−3は“L”である
から、太線のように入力信号INはNAND回路401
−1と401−3で止められてしまう。一方、活性化さ
れている真ん中の1ビット分のディレイ回路のφE−2
は“H”レベルであるから、入力信号INはNAND回
路401−2を通過する。右側の1ビット分のディレイ
回路の出力OUTは“H”であるから、入力信号INは
NAND回路402−2も通過して、OUTには信号
“L”として伝達されることになる。上記のように、右
側のOUT、すなわちφNが“L”の時には、OUTは
常に“L”になるので、この“L”の信号は左側の1ビ
ット分のディレイ回路のNAND回路、インバータに順
次伝達され、最終的なOUT信号として取り出される。
【0056】このように、活性化された1ビット分のデ
ィレイ回路を介して、入力信号INは折り返されるよう
に信号伝達され、最終的なOUT信号になる。つまり、
どの部分の活性化信号φEを“H”にするかにより、デ
ィレイ量を制御することができる。1ビット分のディレ
イ量は、NAND回路とインバータの合計の信号伝搬時
間で決定され、この時間がDLL回路のディレイ単位時
間になる。全体のディレイ時間は、1ビット分のディレ
イ量に通過する段数を乗じた量になる。
【0057】図26はディレイ制御回路304の回路構
成を示す図である。図26に示すように、ディレイ制御
回路も点線で囲った1ビット分のディレイ制御回路43
0−2を、ディレイ回路の段数分接続した構成であり、
各段の出力がディレイ回路の各段の活性化信号φEにな
る。1ビット分のディレイ制御回路430−2は、NA
ND432−2と、インバータ433−2で構成される
フリップフロップの両端にそれぞれ直列に接続されたト
ランジスタ435−2、437−2、438−2、43
9−2、そしてNOR回路431−2を有する。トラン
ジスタ438−2のゲートは、前段の端子5a−2に、
トランジスタ439−2のゲートは、後段の端子5a−
5に接続されて、前段と後段の信号を受けるようになっ
ている。一方、直列接続されている他方のトランジスタ
には、カウントアップする時のセット信号φSEとφS
O、カウントダウンする時のリセット信号φREとφR
Oが1回路おきに接続されている。図示のように、真ん
中の1ビット分のディレイ制御回路430−2では、ト
ランジスタ435−2がφSOに、トランジスタ437
−2がφROに接続され、ディレイ制御回路430−2
の両側の回路ではそれぞれφSEとφREに接続され
る。NOR回路431−2には、左側の5a−1とこの
回路の5a−4の信号が入力される構成になっている。
なお、φRはディレイ制御回路をリセットする信号で、
電源投入後に一時的に“L”レベルになり、その後は
“H”に固定される。
【0058】図27は、図26のディレイ制御回路の動
作を示す図である。まず、φRが一時的に“L”にな
り、端子5a−1,5a−3,5a−5が“H”に、5
a−2,5a−4,5a−6が“L”にリットされる。
カウントアップする時には、カウントアップ信号φSE
とφSOが交互に“H”と“L”を繰り返す。φSEが
“L”から“H”になると、5a−1は接地されて
“L”に、5a−2は“H”に変化する。5a−2が
“H”に変化したのを受けて、φE−1は“H”から
“L”に変化する。この状態はフリップフロップにラッ
チされるので、φSEが“L”に戻ったとしても、出力
φE−1は“L”のままである。そして、5a−1が
“L”に変化したことを受けて、出力φE−2が“L”
から“H”に変化する。5a−2が“H”に変化したの
でトランジスタ438─2はオン状態になり、φSOが
“L”から“H”になると、5a−3は接地されて
“L”に、5a−4は“H”に変化する。5a−4が
“H”に変化したのを受けて、φE−2は“H”から
“L”に変化する。この状態はフリップフロップにラッ
チされるので、φSOが“L”に戻ったとしても、出力
φE−2は“L”のままである。そして、5a−3が
“L”に変化したことを受けて、出力φE−3が“L”
から“H”に変化する。図では、φSEとφSOが1パ
ルスずつ出ているだけであるが、ディレイ制御回路が何
段にも接続されており、φSEとφSOが交互に“H”
と“L”を繰り返せば、出力φEが“H”になる段の位
置が順次右側にシフトする。従って、位相比較回路42
の比較結果によりディレイ量を増加させる必要がある場
合には、交互にφSEとφSOのパルスを入力すればよ
い。
【0059】カウントアップ信号φSEとφSO、及び
カウントダウン信号φREとφROが出力されない状
態、すなわち“L”である状態が維持されれば、出力φ
Eは“H”になる段の位置は固定される。従って、位相
比較回路42の比較結果によりディレイ量を維持する必
要がある場合には、φSE、φSO、φRE及びφRO
のパルスを入力しないようにする。
【0060】カウントダウンする時には、φREとφR
Oのパルスを交互に入力すると、カウントアップ時と逆
に出力φEが“H”になる段の位置が順次左側にシフト
する。以上説明したように、図26に示したディレイ制
御回路では、パルスを入力することにより、出力φEが
“H”になる段の位置を1つずつ移動させることが可能
であり、これらの出力φEで図25の(3)に示したデ
ィレイ回路を制御すればディレイ量が1単位ずつ増減す
るように制御することができる。
【0061】位相比較回路303は、位相比較部と増幅
回路部の2つの回路部分で構成される。図28は位相比
較部の回路構成を示す図であり、図29は位相比較部の
動作を示すタイムチャートであり、図30は増幅回路部
の回路構成を示す図であり、図31は増幅回路部の動作
を示すタイムチャートである。図28において、φou
tとφextはこの位相比較回路303で比較する出力
信号と外部クロックであり、φextを基準としてφo
utの位相が判定され、φaからφeは増幅回路に接続
される出力信号を示している。図28に示すように、位
相比較部は、2個のNAND回路で構成されたフリップ
フロップ回路421と422、その状態をラッチするラ
ッチ回路425と426、ラッチ回路の活性化信号を生
成する回路424、及び外部クロックφextの位相許
容値を得る1ディレイ分のディレイ回路423からな
る。
【0062】図29において、(1)は比較対象信号φ
outが比較基準信号φextよりも位相が進んでお
り、φoutがφextより先に“L”から“H”にな
る場合を示している。φoutとφextが共に“L”
の時にはフリップフロップ回路421と422の端子6
a−2、6a−3、6a−4、6a−5は共に“H”に
なっている。φoutが“L”から“H”に変化する
と、端子6a−2と6a−4は共に“H”から“L”に
変化する。その後、φextが“L”から“H”に、1
ディレイ分遅れて端子6a−1が“L”から“H”にな
るが、フリップフロップの両端の電位はすでに確定して
いるので、なにも変化を起きない。結局、6a−2は
“L”、6a−3は“H”、6a−4は“L”、6a−
5は“H”を維持する。一方、φextが“L”から
“H”に変化したのに応じて、回路424のφaは
“L”から“H”に変化し、6a−6には一時的に
“H”レベルになるパルスが印加される。この6a−6
はラッチ回路425と426のNAND回路に入力され
ているので、NAND回路が一時的に活性化されて、フ
リップフロップ回路421と422の両端の電位状態を
ラッチ回路425と426に取り込むことになる。最終
的には、φbが“H”、φcが“L”、φdが“H”、
φeが“L”となる。
【0063】次に、(2)は比較対象信号φoutと比
較基準信号φextの位相がほぼ同じで、φoutがφ
extとほぼ同時に“L”から“H”になる場合を示し
ている。φoutの立ち上がり時点と6a−1の立ち上
がり時点との時間差内にφoutが“L”から“H”に
変化した時である。この場合、まずφextが“L”か
ら“H”になることによってフリップフロップ421の
端子6a−3が“L”から“H”に変化するが、フリッ
プフロップ422では6a−1が“L”のままなので、
逆に6a−4が“H”から“L”に変化する。その後に
6a−1が“H”から“L”に変化するが、フリップフ
ロップ422の状態はすでに決まっているので何も変化
が起きない。その後に、6a−6が一時的に“H”にな
るので、ラッチ回路にはこの状態が記憶される。結局、
φbが“L”、φcが“H”、φdが“H”、φeが
“L”となる。
【0064】更に、(3)は比較対象信号φoutが比
較基準信号φextよりも位相が遅れており、φout
がφextより後に“L”から“H”になる場合を示し
ている。この場合は、φextによって2個のフリップ
フロップ回路421と422に変化が生じて、6a−3
と6a−5が“H”から“L”に変化する。そして、最
終的には、φbが“L”、φcが“H”、φdが
“L”、φeが“H”となる。
【0065】このように、φextの立ち上がり時間を
基準として、φoutの立ち上がり時間がそれ以前に
“H”になったか、ほぼ同時であったか、遅れて“H”
になったかを検出することが可能になる。これらの検出
結果をφb、φc、φd、及びφeの値としてラッチし
ておき、その値に基づいてディレイ制御回路をカウント
アップするか、カウントダウンするかを決める。
【0066】図30は位相比較回路303の増幅回路部
の回路構成を示す図である。増幅回路部は、JKフリッ
プフロップ427と、NANDとインバータで構成され
る増幅部428の2つの部分からなる。JKフリップフ
ロップ427には、図28の位相比較部から信号φaが
入力され、φaが“L”であるか“H”であるかに応じ
て7a−9と7a−11の電位が交互に“L”と“H”
を繰り返す仕組みになている。増幅部428は、JKフ
リップフロップ427の出力信号と、φbからφdの信
号を受けて増幅して出力する。
【0067】まず、JKフリップフロップ427の動作
を図31のタイミングチャートを参照して説明する。時
間T1で、φaが“H”から“L”に変化すると、端子
7a−17a−10が“L”から“H”に変化する。一
方、7a−1の変化に応じて、7a−5と7a−6と7
a−7に状態の変化が起こるが、φaが“L”であるた
めに、7a−8には変化が生じない。結局、出力7a−
9は変化せず、7a−11のみが“L”から“H”にな
る。次に、時間T2になって、φaが“L”から“H”
に変化すると、時間T1での動きと逆に端子7a−8は
“H”から“L”に、7a−10は7a−7が変化しな
いので変化せず、出力7a−9は“L”から“H”に変
化し、7a−11は変化しない。このように、JKフリ
ップフロップ回路427は、φaの動きに応じて出力7
a−9と7a−11が交互に“H”と“L”を繰り返す
動きをする。
【0068】次に、増幅部428の動作を、図32から
図34を参照して説明する。図32は、比較基準信号φ
extの立ち上がりに対して、比較対象信号φoutが
先に“L”から“H”になる場合を示している。この場
合の位相比較部からの入力信号は、φbが“H”、φc
が“L”、φdが“H”、φeが“L”である。結局、
7a−12が“H”に、7a−13が“L”に固定さ
れ、φSOとφSEがJKフリップフロップの状態に応
じて変化するが、φROとφREは7a−13が“L”
のため変化しない。
【0069】図33は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextとほぼ同時に“L”から“H”になる場
合を示している。この場合の位相比較部からの入力信号
は、φbが“L”、φcが“H”、φdが“H”、φe
が“L”である。結局、7a−12と7a−13が
“L”に固定され、φSOとφSEがJKフリップフロ
ップの出力が増幅部に影響することはなく、φSOとφ
SEとφROとφREは“L”に固定されたままにな
る。
【0070】図34は、比較対象信号φoutが比較基
準信号φextの立ち上がりに対して遅れて“L”から
“H”になる場合を示している。この場合の位相比較部
からの入力信号は、φbが“L”、φcが“H”、φd
が“L”、φeが“H”である。結局、7a−12が
“L”に、7a−13が“H”に固定され、φROとφ
REがJKフリップフロップの状態に応じて変化する
が、φSOとφSEは7a−13が“L”のため変化し
ない。
【0071】第6実施例では、以上の構成により、立ち
上がりエッジが正確に180°ずれた2つの外部クロッ
クの立ち上がりエッジと正確に同期した内部クロックが
データ出力バッファに供給されるので、出力データは2
つの外部クロックの立ち上がりエッジに交互に正確に同
期して変化する。すなわち、位相ずれのない正確なDD
R方式のデータ出力が行える。
【0072】図13に示した第2実施例及び図17に示
した第3実施例の0°DLL回路25、26として、第
6実施例の0°(360°)DLL回路が使用できる。
なお、DLL回路は他にも各種の構成のものがあり、そ
れらも同様に使用できる。更に、PLL回路を使用する
こともできる。図35は、第7実施例の出力クロック発
生回路の構成を示す図である。第7実施例は、第1及び
第2外部クロックCLK、/CLKの立ち上がりエッジ
が正確に180°位相がずれている場合に適用できる実
施例であり、第1及び第2の0°DLL回路202、2
04を共通化して0°DLL回路211として点が第6
実施例と異なる。第1及び第2外部クロックCLK、/
CLKの立ち上がりエッジが、正確に180°位相がず
れている場合には、第1及び第2可変ディレイ回路20
1、203の遅延量は同一である。そこで、第7実施例
では、第6実施例ではの第1及び第2の0°DLL回路
202、204を共通化して、回路構成を簡単にしてい
る。
【0073】第6及び第7実施例では、第1及び第2ク
ロック入力バッファ11、12から出力された2つ内部
クロックの遅延量を調整した後合成したが、第1及び第
2外部クロックCLK、/CLKの立ち上がりエッジが
正確に180°位相がずれている場合には、2つ内部ク
ロックを合成した後位相調整することも可能である。図
36は、第8実施例の出力クロック発生回路の構成を示
す図である。図36に示すように、第8実施例の回路に
おいては、第1及び第2クロック入力バッファ11、1
2から出力された2つ内部クロックが合成器205で合
成された後、可変ディレイ回路222に入力される。可
変ディレイ回路222の遅延量は、0°DLL回路22
1で第6及び第7実施例と同様に制御される。可変ディ
レイ回路222は第1及び第2可変ディレイ回路20
1、203と同じ構成を有し、0°DLL回路221は
第1及び第2の0°DLL回路202、204及び0°
DLL回路211と同じ構成を有する。
【0074】第7実施例では第1及び第2可変ディレイ
回路201、203の2個の可変ディレイ回路が使用さ
れていたが、第8実施例では1個の可変ディレイ回路2
22が使用されだけであり、第7実施例より更に構成が
簡単である。図37は、第9実施例の出力クロック発生
回路の構成を示す図である。図36と比較して明らかな
ように、0°DLL回路221の代わりに0°DLL回
路223が設けられている点が第8実施例と異なる。0
°DLL回路223は、合成器205の出力を入力とし
て位相差を検出し、可変ディレイ回路222の遅延量を
制御する。0°DLL回路223は、構成は0°DLL
回路221と同じであるが、合成器205で合成された
周波数が2倍のクロック信号が供給される点が異なる。
しかし、1/N分周器の分周比を2倍にすれば動作は同
じである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、相補クロックを使用する形式のシステムでも、内
部で180°位相クロックを発生させる形式のシステム
でも共通に使用できるので、別々の仕様の半導体装置と
する必要がない。従って、これを生産するメーカにおい
ては、生産効率を高めることができると共に在庫管理が
容易になり、コストダウンが図れる。また、これを使用
する装置メーカにおいては、部品の共通化が図れるの
で、在庫管理が容易になり、コストダウンが図れる。
【0076】また、DDR方式の半導体装置においてデ
ータの入出力が相補関係にある2つの外部クロックに完
全に同期して行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】SDRAMの全体構成を示す図である。
【図2】SDRAMのデータ入力動作を示す図である。
【図3】従来の相補クロックの発生回路を示す図であ
る。
【図4】本発明の原理構成図である。
【図5】本発明の第1実施例のSDRAMの内部クロッ
ク発生回路の構成を示す図である。
【図6】第1実施例の1/2位相シフトDLL回路の構
成を示す図である。
【図7】第1実施例のディレイ回路と、ディレイ制御回
路の構成例を示す図である。
【図8】第1実施例の/CLK状態検出回路の構成を示
す図である。
【図9】/CLK状態検出回路の制御信号を示す図であ
る。
【図10】第1実施例の/CLK状態検出回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図11】第1実施例の/CLK状態検出回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図12】第1実施例の入力回路の構成を示す図であ
る。
【図13】本発明の第2実施例のSDRAMの内部クロ
ック発生回路の構成を示す図である。
【図14】第2実施例の/CLK状態検出回路の構成を
示す図である。
【図15】第2実施例の/CLK状態検出回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図16】第2実施例の/CLK状態検出回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図17】本発明の第3実施例のSDRAMの内部クロ
ック発生回路の構成を示す図である。
【図18】本発明の第4実施例のSDRAMの内部クロ
ック発生回路の構成を示す図である。
【図19】本発明の第5実施例のSDRAMの内部クロ
ック発生回路の構成を示す図である。
【図20】第5実施例の/CLK状態検出回路の構成を
示す図である。
【図21】第6実施例の出力クロック発生回路の構成を
示す図である。
【図22】第6実施例の出力クロック発生回路で使用す
る合成器の回路構成を示す図である。
【図23】第6実施例の出力クロック発生回路の動作を
示すタイムチャートである。
【図24】第6実施例の0°(360°)DLL回路の
構成を示す図である。
【図25】第6実施例の可変ディレイ回路の構成と動作
を示す図である。
【図26】第6実施例のディレイ制御回路の構成を示す
図である。
【図27】第6実施例のディレイ制御回路の動作を示す
タイムチャートである。
【図28】第6実施例の位相比較回路(位相比較部)の
構成を示す図である。
【図29】第6実施例の位相比較回路(位相比較部)の
動作を示すタイムチャートである。
【図30】第6実施例の位相比較回路(増幅回路部)の
構成を示す図である。
【図31】第6実施例の位相比較回路(JKフリップフ
ロップ)の動作を示すタイムチャートである。
【図32】第6実施例の位相比較回路(増幅回路部)の
動作を示すタイムチャートである。
【図33】第6実施例の位相比較回路(増幅回路部)の
動作を示すタイムチャートである。
【図34】第6実施例の位相比較回路(増幅回路部)の
動作を示すタイムチャートである。
【図35】第7実施例の出力クロック発生回路の構成を
示す図である。
【図36】第8実施例の出力クロック発生回路の構成を
示す図である。
【図37】第9実施例の出力クロック発生回路の構成を
示す図である。
【符号の説明】
11…第1クロック入力バッファ 12…第2クロック入力バッファ 21…/CLK状態検出回路 22…1/2位相クロック発生回路(1/2位相シフト
DLL回路) 23…スイッチ 24…スイッチ 25、26…0°DLL回路 201…第1可変ディレイ回路 202…第1の0°DLL回路 203…第2可変ディレイ回路 204…第2の0°DLL回路 205…合成器 206…データ出力バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H03K 5/15 C (72)発明者 松崎 康郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 富田 浩由 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部クロックから相補関係にある第1及
    び第2内部クロックを発生させる半導体装置であって、 第1外部クロックが入力され、前記第1内部クロックを
    出力する第1クロック入力回路と、 前記第1外部クロックと相補関係にある第2外部クロッ
    クが入力され、第2クロックを出力する第2クロック入
    力回路と、 前記第1内部クロックから180°位相の異なる1/2
    位相シフト信号を発生する1/2位相クロック発生回路
    と、 前記第2クロック入力バッファに前記第2外部クロック
    が入力されているかを判定する/CLK状態検出回路
    と、 該/CLK状態検出回路の判定結果に従って、前記第2
    外部クロックが入力されている時には、前記第2クロッ
    クを前記第2内部クロックとして出力し、前記第2外部
    クロックが入力されていない時には、前記1/2位相シ
    フト信号を前記第2内部クロックとして出力するように
    切り換えるスイッチとを備えることを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置であって、 前記第2外部クロックが入力されていない時には、前記
    第2クロック入力回路を不活性化する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置であ
    って、 前記第2外部クロックが入力されている時には、前記1
    /2位相クロック発生回路を停止させる半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 前記1/2位相クロック発生回路は、所定の遅延量を単
    位として遅延量が選択可能なディレイラインを有するデ
    ィレイロックドループ(DLL)回路で構成されている
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 前記1/2位相クロック発生回路は、PLL回路で構成
    されている半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 前記/CLK状態検出回路は、前記第2クロックの切り
    替わりエッジを検出し、該第2クロックの切り替わりを
    検出した時に、前記第2外部クロックが入力されている
    と判定する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置であって、 前記/CLK状態検出回路は分周器を備え、前記第2外
    部クロックの周期より長い周期で、前記第2クロックの
    切り替わりエッジを検出する半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から5のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 前記/CLK状態検出回路は、前記第2外部クロックが
    入力される入力ピンの電圧がVCC又はVSSに固定さ
    れているか、前記入力ピンがオープン状態であることを
    検出した時に、前記第2外部クロックが入力されていな
    いと判定する半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    半導体装置であって、 前記/CLK状態検出回路は、電源投入後の一定期間内
    に前記第2外部クロックが入力されているかを検出し、
    その後判定結果を維持する半導体装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から8のいずれか1項に記載
    の半導体装置であって、 前記/CLK状態検出回路は、前記第2外部クロックが
    入力されているかを常時検出する半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から10のいずれか1項に記
    載の半導体装置であって、 前記第1内部クロックの位相が前記第1外部クロックの
    位相に一致するように調整する第1の0°位相調整回路
    と、 前記第2クロックの位相が前記第2外部クロックの位相
    に一致するように調整する第2の0°位相調整回路とを
    備える半導体装置。
  12. 【請求項12】 小振幅の信号が入力されているかを検
    出する信号入力状態検出回路であって、 第1のPチャンネルトランジスタと第1のNチャンネル
    トランジスタを電源の高電圧側端子と低電圧側端子の間
    に直列に接続し、前記第1のPチャンネルトランジスタ
    と前記第1のNチャンネルトランジスタのゲートに前記
    小振幅の信号が印加され、前記第1のPチャンネルトラ
    ンジスタのゲート幅が前記第1のNチャンネルトランジ
    スタのゲート幅より十分に大きな第1のインバータと、 第2のPチャンネルトランジスタと第2のNチャンネル
    トランジスタを電源の高電圧側端子と低電圧側端子の間
    に直列に接続し、前記第2のPチャンネルトランジスタ
    と前記第2のNチャンネルトランジスタのゲートに前記
    小振幅の信号が印加され、前記第2のNチャンネルトラ
    ンジスタのゲート幅が前記第2のPチャンネルトランジ
    スタのゲート幅より十分に大きな第2のインバータと、 前記第1のインバータの出力が前記高電圧側端子の電位
    に近い論理値で、前記第2のインバータの出力が前記低
    電圧側端子の電位に近い論理値であるかを検出した時
    に、前記小振幅の信号が入力されていることを示す有効
    信号を出力する論理回路とを備えることを特徴とする信
    号入力状態検出回路。
  13. 【請求項13】 外部から相補関係にある第1及び第2
    外部クロックが入力される半導体装置であって、 前記第1外部クロックが入力され、第1内部クロックを
    出力する第1クロック入力回路と、 前記第2外部クロックが入力され、第2内部クロックを
    出力する第2クロック入力回路と、 前記第1内部クロックの位相が前記第1外部クロックの
    位相に一致するように調整する第1の0°位相調整回路
    と、 前記第2内部クロックの位相が前記第2外部クロックの
    位相に一致するように調整する第2の0°位相調整回路
    とを備えることを特徴とする半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の半導体装置であっ
    て、 前記第1の0°位相調整回路と前記第2の0°位相調整
    回路の出力を合成して、前記第1及び第2外部クロック
    の2倍の周波数の内部クロックを発生する合成器を備え
    る半導体装置。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載の半導体装
    置であって、 前記第1の0°位相調整回路は、前記第1内部クロック
    を遅延させる遅延量が可変である第1可変ディレイ回路
    と、前記第1可変ディレイ回路の出力する第1クロック
    が供給される部分のクロック信号と前記第1外部クロッ
    クの位相差を検出し、該位相差が0°になるように前記
    第1可変ディレイ回路の遅延量を制御する第1制御信号
    を発生する第1位相差検出回路とを備え、 前記第2の0°位相調整回路は、前記第2内部クロック
    を遅延させる遅延量が可変である第2可変ディレイ回路
    と、前記第2可変ディレイ回路の出力する第2クロック
    が供給される部分のクロック信号と前記第2外部クロッ
    クの位相差を検出し、該位相差が0°になるように前記
    第2可変ディレイ回路の遅延量を制御する第2制御信号
    を発生する第2位相差検出回路とを備える半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の半導体装置であっ
    て、 前記第1位相差検出回路と前記第2位相差検出回路は共
    通化されており、前記第1制御信号又は前記第2制御信
    号の一方のみを共通制御信号として発生し、該共通制御
    信号で前記第1及び第2可変ディレイ回路の遅延量を制
    御する半導体装置。
  17. 【請求項17】 外部から相補関係にある第1及び第2
    外部クロックが入力される半導体装置であって、 前記第1外部クロックが入力され、第1内部クロックを
    出力する第1クロック入力回路と、 前記第2外部クロックが入力され、第2内部クロックを
    出力する第2クロック入力回路と、 前記第1クロック入力回路と前記第2クロック入力回路
    の出力を合成して、前記第1及び第2外部クロックの2
    倍の周波数の内部クロックを発生する合成器と、 該合成器の出力する内部クロックの位相が前記第1外部
    クロック又は前記第2外部クロックの位相に一致するよ
    うに調整する0°位相調整回路とを備えることを特徴と
    する半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の半導体装置であっ
    て、 前記0°位相調整回路は、前記内部クロックを遅延させ
    る遅延量が可変である可変ディレイ回路と、前記可変デ
    ィレイ回路の出力するクロックが供給される部分のクロ
    ック信号を前記第1クロック入力回路又は前記第2クロ
    ック入力回路から前記合成器までの分遅延させた遅延ク
    ロックと前記第1又は第2外部クロックの位相差を検出
    し、該位相差が0°になるように前記可変ディレイ回路
    の遅延量を制御する制御信号を発生する位相差検出回路
    とを備える半導体装置。
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