JPH10256887A - 信号遅延回路およびそれを用いた信号処理装置 - Google Patents

信号遅延回路およびそれを用いた信号処理装置

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JPH10256887A
JPH10256887A JP9060274A JP6027497A JPH10256887A JP H10256887 A JPH10256887 A JP H10256887A JP 9060274 A JP9060274 A JP 9060274A JP 6027497 A JP6027497 A JP 6027497A JP H10256887 A JPH10256887 A JP H10256887A
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JP
Japan
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signal
circuit
delay circuit
read
delay
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Withdrawn
Application number
JP9060274A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yoshino
良憲 吉野
Fumiaki Matsuzaki
文昭 松崎
Takashi Watanabe
丘 渡邊
Motohisa Orimo
幹久 織茂
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PLL回路で必要とされるリードデータの遅
延量は数10ns〜数μsとなり、従来の方式でインバ
ータディレイ段数を増やして必要な遅延量を得ようとす
ると回路規模が非常に大きくなってしまうという問題点
があった。 【解決手段】 所定のパルス幅のクロック信号によって
スイッチをオン、オフしてオン時間だけ定電流で内蔵容
量を充電することにより基準電圧を生成する基準電圧生
成部と、入力信号によってスイッチをオン、オフしてオ
ン時間だけ定電流で内蔵容量を充電してその充電電圧と
上記基準電圧とをコンパレータで比較することにより容
量とそれを充電する定電流の値とによって定まる時定数
に比例した時間だけ遅延した信号を出力するディレイ回
路部とにより信号遅延回路を構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号遅延回路さら
には磁気記憶装置に使用されるデータチャネルLSIに
おける信号処理に適用して有効な技術に関し、例えば既
にある種々の記録方式のリムーマブルディスク(例えば
フロッピーディスク)に対応可能な磁気記憶装置を構成
するのに好適なデータチャネルLSIに利用して有効な
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置のような磁気記憶装
置においては、リードデータとそれに同期したラッチタ
イミング用のクロック信号を形成してマイクロプロセッ
サ等のデータ処理装置へ送信する必要がある。上記クロ
ック信号を形成する方式としてPLL回路を使用する方
式があるが、磁気データは“0”や“1”がそれぞれ連
続することがあるため、位相比較器で単にリードデータ
のエッジとPLLの帰還クロックのエッジを位相比較し
たのでは、正確なクロック信号を形成することが困難で
ある。そこで、ハードディスク装置用のデータチャネル
LSIでは、リードデータをクロックの半周期分だけ遅
らせてその遅延した信号とPLL回路の帰還クロックと
を位相比較するようにした回路が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ハードディスク装置
は、データのリード・ライト速度が速いためデータのラ
ッチに必要なクロックは100MHz程度であるため、
PLL回路で必要とされるリードデータの遅延量は数n
s(ナノ秒)で良く、複数個のインバータを縦続接続す
るだけで所望の遅延時間を有する遅延回路を構成するこ
とができる。ところが、フロッピーディスク装置におい
ては、データのリード・ライト速度が遅いためデータの
ラッチに必要なクロックは1MHz程度である。そのた
め、PLL回路で必要とされるリードデータの遅延量は
数10ns〜数μsとなり、従来の方式でインバータデ
ィレイ段数を増やして必要な遅延量を得ようとすると回
路規模が非常に大きくなってしまうという問題点があっ
た。
【0004】また、記憶容量が100Mバイト以上の大
容量フロッピーディスク装置も開発されているが、かか
る大容量フロッピーディスク装置に必要なクロックは8
MHz程度であるため、従来の1Mバイト程度のフロッ
ピーディスクに対してもリード・ライト可能なデータチ
ャネルLSIを実現しようとすると、PLL回路に必要
な遅延量を広い範囲で可変できるようにしなければなら
ず、従来のインバータ列を使用した遅延回路では実現が
困難であった。
【0005】なお、大きな遅延量を得るための遅延回路
として容量を用いた回路もあるが、従来は外付け容量を
用いる方式であったため、容量のばらつきが大きく精度
の高い遅延時間が得られないという問題点があった。
【0006】この発明の目的は、回路の占有面積を増大
させることなく比較的大きな遅延量を精度良く得ること
ができる信号遅延回路およびそれを用いたフロッピーデ
ィスク装置用データチャネルLSIを提供することにあ
る。
【0007】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0009】すなわち、所定のパルス幅のクロック信号
によってスイッチをオン、オフしてオン時間だけ定電流
で内蔵容量を充電することにより基準電圧を生成する基
準電圧生成部と、入力信号によってスイッチをオン、オ
フしてオン時間だけ定電流で内蔵容量を充電してその充
電電圧と上記基準電圧とをコンパレータで比較すること
により容量とそれを充電する定電流の値とによって定ま
る時定数に比例した時間だけ遅延した信号を出力するデ
ィレイ回路部とにより信号遅延回路を構成するようにし
たものである。
【0010】上記した手段によれば、ディレイ回路部の
時定数を大きく設定することができるためインバータを
接続した回路に比べて小さな面積で大きな遅延量を得る
ことができるとともに、内蔵容量の値とこれを充電する
電流の値がばらついてもそのばらつきは上記基準電圧生
成部とディレイ回路部とで同じ方向へばらつくため、精
度の高い遅延量を得ることができる。つまり、上記半導
体集積回路化された遅延回路では、基準電圧生成部の容
量または定電流源が遅延時間を大きくする方向へばらつ
くと、ディレイ回路部の容量または定電流源もばらつく
が、そのばらつきは遅延量を小さくする。また、基準電
圧生成部の容量または定電流源が遅延時間を小さくする
方向へばらつくと、ディレイ回路部の容量または定電流
源もばらつくが、そのばらつきは遅延量を大きくする。
そのため、回路全体としての遅延量は変わらないことと
なり、精度の高い遅延量が得られる。
【0011】さらに、上記した手段によれば、スイッチ
を制御するクロックのパルス幅に対応して基準電圧を生
成できる、つまりクロックのパルス幅を制御することで
遅延量を変えることができるとともに、容量を充電する
電流値を制御することでも遅延量を変えることができる
ため、広い範囲にわたって遅延量を可変な遅延回路を実
現することができ、それによって従来タイプのフロッピ
ーディスク(約1Mバイト)および大容量タイプのフロ
ッピーディスク(100Mバイト前後)の両方に対応可
能なリムーバブルディスク装置に好適なデータチャネル
LSIを実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明に係る信号遅延回路の実施
例を示す。この実施例の信号遅延回路は、各々容量と電
流源とを有する基準電圧生成部21とディレイ回路部2
2とにより構成される。基準電圧生成部21は、半導体
チップ上に形成され一方の端子が接地点に接続された容
量C1,C2と、容量C1を充電する電流を供給する定
電流源I0と、該定電流源I0と上記容量C1の他方の
端子との間に接続され所定のパルス幅のクロックTCに
よってオン、オフされる充電用のスイッチS1と、上記
容量C2の他方の端子と接地点との間に接続されクロッ
クTDによってオン、オフされる放電用のスイッチS2
と、クロックTSによってオン、オフされ上記容量C1
の電荷をC2へ転送するためのスイッチS3と、該容量
C2の充電電圧をインピーダンス変換して基準電圧VRE
Fとして出力するボルテージフォロワVFとにより構成
されている。
【0014】また、上記ディレイ回路部22は、半導体
チップ上に形成され一方の端子が接地点に接続された容
量C3と、該容量C3を充電する電流を供給する定電流
源I1と、該定電流源I1と上記容量C3の他方の端子
との間に接続され遅延すべき信号DATAPによってオ
ン、オフされる充電用スイッチS4と、上記容量C3の
他方の端子と接地点との間に接続され上記信号DATA
Pと逆相の信号DATANによってオン、オフされる放
電用スイッチS5と、上記容量C2の充電電圧と上記基
準電圧生成回路1からの基準電圧VREFと比較して充電
電圧がVREFを超えると出力が変化するコンパレータC
MPとにより構成されている。
【0015】次に、基準電圧生成回路部21の動作を図
2の波形図を用いて説明する。上記スイッチS1,S
2,S3はそれぞれハイレベルが重ならないように形成
されたデューティ1/3のクロックTC,TS,TDに
よって順番にオンされる。まずクロックTCによりスイ
ッチS1がオンされると、定電流源I0の電流によって
容量C1が充電され、次にスイッチS2がオンされて、
容量C1の電荷が容量C2へ転送される。その後、クロ
ックTDによってスイッチS3がオンされて、S3を通
して容量C1の電荷が放電される。上記動作を繰り返す
ことによって、ノードn1,n2の電位はそれぞれ図2
(d),(e)のように変化し、出力VREFが図2
(f)のように徐々に上昇して一定レベルとなる。この
一定状態のVREFの電位はクロックTCのアクティブ期
間(ハイレベルの期間)をT1とすると、 VREF=(I0×T1)/C1‥‥‥(1) で表される。
【0016】一方、ディレイ回路部22は、入力信号D
ATAPによりスイッチS4がオンされると、定電流源
I1の電流によって容量C3が充電され、図3(c)の
ように容量の電圧が徐々に上昇する。そして、容量C3
の電圧が上記基準電圧VREFを超えるとコンパレータC
MPの出力Voutが図3(d)のようにロウレベルに
変化する。その後、入力信号DATAPがロウレベルに
変化しDATANがハイレベルに変化するとスイッチS
4がオフされ、変わってS5がオンされる。すると、ス
イッチS5を通して容量C3の電荷が放電されて容量C
3の電圧は接地電位に向かって下がり、基準電圧VREF
よりも低くなった時点でコンパレータCMPの出力Vo
utはハイレベルに復帰する。上記動作を繰り返すこと
によって、コンパレータCMPからは図3のように、入
力信号DATAPよりもTdだけ遅れて変化する信号が
出力される。この遅延時間Tdは、 Td=(C3×VREF)/I1‥‥‥(2) で表される。
【0017】上記式(1),(2)よりTd=T1・
(C3/C1)・(I0/I1)となり、遅延時間Td
はクロックTCのアクティブ期間T1に依存し、容量C
1,C3および定電流源I0,I1が同一方向にばらつ
いても、それらの比は一定であるので遅延時間Tdは変
化しないことが分かる。
【0018】また、基準電圧生成部21の定電流源I0
の電流値に対してディレイ回路部22の定電流源I1の
電流値が1/2の場合には、遅延時間Tdは2倍になる
ことが分かる。
【0019】図4には、2つのディレイ回路部22A,
22Bを設け、これらの回路内の定電流源I1,I2を
基準電圧生成部21の定電流源I0の電流値に対してそ
れぞれ1倍と1/2倍に設定し、基準電圧生成部21で
生成された同一の基準電圧VREFをコンパレータCMP
1,CMP2に供給するようにした信号遅延回路の実施
例を示す。この実施例の信号遅延回路においては、図5
に示すように、ディレイ回路部22B内の容量C3の充
電速度が22A内の容量C3の充電速度の1/2になる
ため、入力信号DATAPに対するディレイ回路22A
の出力信号Vout1の遅延時間Td1に対してディレ
イ回路22Bの出力信号Vout2の遅延時間Td2は
2倍すなわちTd2=2Td1となる。
【0020】上記のように、本発明の信号遅延回路によ
れば、定電流源の電流値の設定によって任意の遅延時間
を容易に得ることができる。しかも、図4に点線で示す
ように、ディレイ回路部22A,22Bに対応してそれ
ぞれDAコンバータDAC1,DAC2を設けて、これ
らのコンバータの電流出力トランジスタと上記ディレイ
回路部22A,22Bの内の定電流源I1,I2を構成
するトランジスタとをカレントミラー接続して電流値を
可変に設定できるように構成することによって、遅延時
間を可変設定することも可能である。また、電流値を変
更する代わりに容量を複数個内蔵させておいて使用する
容量をスイッチで切り換えることで同様に遅延時間を可
変設定できるように構成することも可能である。
【0021】上記のように、遅延時間を可変設定できる
構成をデータチャネルLSIに適用することにより、フ
ロッピーディスク装置において、従来タイプのフロッピ
ーディスクおよび大容量タイプのフロッピーディスクの
両方に対応可能な装置を構成したり、ディスクの最内周
と最外周とで周波数が大きく異なるディスク装置でマル
チゾーン・レコーディングを行なう際に広い周波数範囲
をカバーすることができるという利点がある。
【0022】図6には上記実施例の遅延回路を適用して
好適なリムーマブルディスク装置用のデータチャネルL
SIの一実施例を示す。
【0023】図6において、1は磁気ヘッドに接続され
たリード・ライトICから差動信号として入力端子Ri
nX,RinYに入力されるリード信号を所定の振幅の
信号に増幅するオートゲインアンプ、2は増幅された信
号から高周波のノイズを除去するロウパスフィルタ、3
はリード信号(アナログ信号)を波形整形してデータの
0,1に対応したパルス状の信号RDに変換するリード
パルス形成回路、4はリードパルスRDに基づいてリー
ド用クロック信号を形成するリード用PLL(フェーズ
・ロックド・ループ)回路、5は形成されたリード用ク
ロック信号に基づいて上記リードパルスをラッチするこ
とで読出しデータを再生するデータラッチ回路、6は外
部のクロック発生回路(水晶発振回路)または磁気ディ
スクから読み取られたクロック信号に基づいてライト用
クロック信号を形成するライト用PLL回路、7は形成
されたライト用クロック信号に基づいて外部のマイクロ
プロセッサ等から入力される書込みデータを取り込んで
1,0に対応した書込みパルスを形成して外部のリード
・ライトICへ出力する書込みパルス形成回路、8は動
作モードに応じて上記リード用PLL回路4で形成され
たリード用クロック信号またはライト用PLL回路6で
形成されたライト用クロック信号のいずれかを選択して
外部のマイクロプロセッサ等へ出力するクロック選択回
路、9は上記ロウパスフィルタ2の出力に基づいて上記
オートゲインアンプ1におけるゲインすなわち増幅率を
決定するゲイン制御信号を形成するゲイン制御信号形成
回路、10は内部回路の動作タイミング信号を形成する
タイミング生成回路、11は書込みモードや読出しモー
ド等の動作モードを設定するためのモードレジスタであ
る。
【0024】上記モードレジスタ11への設定により、
上記クロック選択回路8がリード用クロック信号または
ライト用クロック信号のいずれを出力するか、上記ライ
ト用PLL回路6が外部のクロック発生回路または磁気
ディスクから読み取られたクロック信号のいずれに基づ
いてライト用クロック信号を形成するか等が決定される
ように構成されている。ここで、磁気ディスクから読み
取られたクロック信号とは、例えば磁気ディスクの一部
に記録された規則的なパターンからなる情報を磁気的あ
るいは光学的に読み取って再生した信号である。
【0025】なお、上記ゲイン制御信号形成回路9は上
記ロウパスフィルタ2の出力に基づいて入力信号の振幅
を判定してオートゲインアンプ1のゲインを決定するた
め、ロウパスフィルタ2の出力の一部を一旦チップ外部
へ取り出してゲイン制御信号形成回路9の入力端子にコ
ンデンサを介して入力するように構成されている(符号
A,B参照)。
【0026】この実施例のデータチャネルLSIにより
読み取られた読出しデータはリード用クロック信号とと
もにマイクロプロセッサへ供給され、マイクロプロセッ
サは受信したリード用クロック信号に同期して読出しデ
ータを取り込む。データ書込み時には、データチャネル
LSIよりライト用クロック信号がマイクロプロセッサ
へ送信され、マイクロプロセッサは受信したライト用ク
ロック信号に同期して書込みデータをデータチャネルL
SIへ送信してくる。
【0027】図7には上記リード用クロック信号発生回
路4の一実施例が、また図8にはその動作タイミングが
示されている。
【0028】この実施例のリード用クロック信号発生回
路4は、リードパルス生成回路3から供給されるリード
パルスRDに基づいてこれを遅延してPLLの帰還クロ
ックVCOCLKの周期の1/2の位相差を有するリー
ドパルスRD’,RD”を生成するハーフウィンドディ
レイ回路41と、このディレイ回路41で遅延されたリ
ードパルスRD’,RD”と帰還クロックVCOCLK
の位相を比較して位相を遅らせる信号INCまたは進め
る信号DECを形成する位相比較器42と、位相差に応
じた電圧を発生するチャージポンプ43と、ループフィ
ルタ44と、電圧制御発振回路45とから構成されてい
る。
【0029】この実施例においては、上記ハーフウィン
ドディレイ回路41として、図4に示されているような
容量と定電流源とスイッチとからなる遅延回路が用いら
れ、リードパルスRDに基づいてこれを遅延して帰還ク
ロックVCOCLKの周期の1/2の位相差を有する図
8(c),(d)に示すようなリードパルスRD’,R
D”を生成するようにされている。クロックの周期の1
/2の位相差を有する図8に示すようなリードパルスR
D’,RD”を生成するのは、入力されるリードパルス
RDはデータ“1”と“0”とからなり“1”に対応し
てパルスが形成されるが、データ“0”に関しては図8
(b)のようにパルスが抜けた状態として入力されるた
め、このようなパルスが抜けた信号と発振回路45から
の帰還クロックVCOCLKとを位相比較すると、誤っ
た位相制御信号INC,DECが出力されてしまうの
で、それを防止するためである。
【0030】そこで、この実施例のハーフウィンドディ
レイ回路41は、リードパルスRDを遅延した信号R
D’によって位相比較器42に対する入力のウィンドを
開き、この遅延信号RD’のあった直後の遅延信号R
D”と帰還クロックVCOCLKとを位相比較器42が
比較するように構成されている。これによって、リード
パルスが抜けている箇所で位相比較されてPLL回路の
ロックがはずれ、発生するクロックの位相や周波数がず
れてしまうのを防止することができる。
【0031】なお、上記PLL回路においては、図9に
示すように、帰還クロックVCOCLKの位相に対して
遅延信号RD”の位相が進んでいるいるときは、位相比
較器42からチャージポンプ43に対して位相を遅らせ
る信号INCが、また遅延信号RD”の位相が遅れてい
るときは位相を進ませる信号DECが出力される。
【0032】図10には上記リード用クロック信号発生
回路4の他の実施例が、また図11および図12にはそ
の動作タイミングが示されている。
【0033】ディスク装置用のデータチャネルLSI
(図6)においては、読出しデータに同期したリードク
ロックCKRをPLL回路4にて生成し、このクロック
を用いてデータラッチ回路5でリードデータパルスRD
Pをラッチするようにしている。この場合、一般に、フ
ロッピーディスクの読み出しにおいては、リードデータ
のビットシフト(ビット位置が前後にずれる現象)やP
LL回路の定常位相誤差により読出しエラーが発生する
おそれがある。そこで、この実施例のリード用クロック
信号発生回路4は、リードクロックのデータ“1”に対
して帰還クロックとの位相比較のための時間的なウィン
ドを開くハーフウィンドディレイ回路41の次段に、ハ
ーフウィンドディレイ回路41の出力RD’,RD”を
遅延させるウィンドアジャスト回路46を設けるように
したものである。
【0034】図6のディスク装置用のデータチャネルL
SIにおけるデータラッチ回路5はリードクロックCK
R(VCOCLKと同一)の1周期のウィンドを開く機
能を有しているが、ビットシフトやPLL回路4におけ
る定常位相誤差があるとそのウィンドが前後にずれてウ
ィンドの実質的な幅が狭くなってしまう。ウィンドアジ
ャスト回路46は、PLL回路の位相比較器42に入力
されるデータに対してラッチ回路5のデータの位相を変
えることでウィンドの実質的な幅が同一になるように調
整する機能を有するものである。以下、このウィンドア
ジャスト回路46の機能について図11および図12の
タイミングチャートを用いて説明する。
【0035】図11は、ウィンドアジャスト回路46に
て調整をしない理想的なタイミング状態を示す。この理
想的なタイミングでは、ウィンドアジャスト回路46の
出力VFORDの立上がりエッジと帰還クロックVCO
CLKの立上がりエッジとが一致しており、定常位相誤
差がないため、ラッチ回路5に供給されるラッチリード
データLCHRDはVFORDと同一タイミング状態で
あり、ウィンドは(+),(−)それぞれに同じだけ存
在している。この理想状態では、VFORDとVCOC
LKとが位相差を有しないままPLLがロックする。従
って、VFORDとVCOCLKの立上がりエッジを同
一タイミングに設定することで、読出しウィンドを理想
状態に保持することができる。
【0036】一方、図12に示すように、VFORDに
対しVCOCLKの位相がPLLの定常位相誤差により
ずれている場合、本実施例のウィンドアジャスト回路4
6によりラッチリードデータLCHRDの立上がりエッ
ジをPLLのクロックVCOCLKの立上がりエッジに
合わせるように位相が調整される。これによって、ラッ
チ回路5における読出しウィンドを理想状態に設定する
ことができる。
【0037】図13に、ラッチリードデータLCHRD
の立上がりエッジをPLLのクロックVCOCLKの立
上がりエッジに合わせるウィンドアジャスト回路46の
遅延回路の構成例を示す。すなわち、この実施例のウィ
ンドアジャスト回路46は、ハーフウィンドディレイ回
路41からの出力信号RD’,RD”に対応する信号D
ELAYDATA1,DELAYDATA2をそれぞれ
所定時間だけ遅延した信号VFOREF,VFORDを
出力するディレイ回路部22A,22Bの他に、DEL
AYDATA2に基づいてラッチリードデータLCHR
Dを形成する同一回路構成のディレイ回路部22Cを設
け、このディレイ回路部22C内の定電流源を可変電流
源Ivとしその電流量を調整することでLCHRDの立
上がりエッジをPLLのクロックVCOCLKの立上が
りエッジに合わせることができるようにしたものであ
る。
【0038】次に、本発明の他の応用例を説明する。こ
の応用例は、図6のデータチャネルLSIにおける書込
み信号形成回路7による書き込み位相補償を行なえるよ
うにしたものである。ここで、書き込み補償とは読出し
磁気干渉により発生するビットシフトを予め予測して逆
方向にディレイをかけて書き込む処理である。
【0039】図14に書込み補償を可能にする遅延回路
の構成例を示す。図14の遅延回路では、書込みデータ
WDのディレイ量を書込みデータのビット列に応じて3
通りに設定できるように構成されている。すなわち、そ
れぞれ容量もしくは定電流源の電流値の異なる3つのデ
ィレイ生成回路22A,22B,22Cを設け、これら
のディレイ生成回路に書込みデータWDを入力して遅延
させ、ビット列に応じて最適なディレイ量の信号を選択
して出力するように構成されている。しかも、3つのデ
ィレイ生成回路22A,22B,22Cの定電流源I
1,I2,I3をそれぞれ可変電流源で構成し、各々そ
の電流を制御することでディレイ量を調整することがで
きるようにされている。この実施例の書込み信号形成回
路を使用することにより、転送レートに応じたディレイ
を設定することができ、広い周波数レンジをカバーする
ことができるようになる。
【0040】本発明のさらに他の応用例としてライト用
クロック発生回路6への応用が考えられる。すなわち、
データ書込みタイミングを与えるライト用クロックを発
生するPLL回路では、外部からの基準クロックOSC
CLKもしくはそれを分周した信号と帰還クロックVC
OCLKもしくはその分周信号とを比較してその位相差
に応じた信号を形成してチャージポンプの制御を行なっ
ているが、図16のように、外部からの基準クロックO
SCCLKにビット欠けが発生していると、帰還クロッ
クVCOCLKとの位相差が急に増大して位相比較器は
位相を遅くさせるような制御信号INCを形成して出力
し、PLLのロックがはずれてしまうおそれがある。
【0041】そこで、図15のように、外部からの基準
クロックOSCCLKを分周した信号Mを遅延した信号
M’を生成し、遅延する前の信号Mで位相比較器での位
相比較のためのウィンドを開き、遅延した信号M’と帰
還クロックの分周信号Nとを比較することで、ビット欠
けが発生している場合にもPLLのロックがはずれにく
いようにすることができる。
【0042】図17にはライト用クロック信号発生回路
6の実施例が示されている。この実施例のライト用クロ
ック信号発生回路6は、外部から供給される基準クロッ
クOSCCLKをM分周する分周回路61と、分周され
た信号Mを遅延した信号M’を形成するディレイ回路6
2と、信号MまたはM’と帰還クロックNの位相を比較
して位相を遅らせる信号INCまたは進める信号DEC
を形成する位相比較器63と、位相差に応じた電圧を発
生するチャージポンプ64と、ループフィルタ66と、
電圧制御発振回路66と、発生されたクロックVCOC
LKを1/N分周して帰還クロックNとして位相比較器
63および書込み信号形成回路7へ供給する分周回路6
7とから構成されている。この実施例では、外部からの
基準クロックOSCCLKを1/M分周した信号Mを遅
延する上記ディレイ回路62として、図1のような遅延
回路を使用することにより、小さな面積で精度の高い大
きなディレイ量を有する信号を形成することができるよ
うにされている。
【0043】図18には、上記実施例のデータチャネル
LSIを使用したリムーバブルディスク装置の概略構成
を示す。図18において、100は上記実施例のデータ
チャネルLSI、110はフロッピーディスクのような
記録媒体、120は書込みヘッドおよび読出しヘッドを
有する磁気ヘッド、130はリードアンプやライトアン
プを備え磁気ヘッド120によって検出された磁気の変
化に応じた電流を増幅して読出し信号をデータチャネル
LSI100へ送信したりデータチャネルLSI100
からの書込みパルス信号WDOを受けて磁気ヘッドの駆
動電流を出力する磁気ヘッド駆動装置としてのリード・
ライトIC、140は磁気ディスクを回転させるモー
タ、150はモータの駆動制御を行なうモータ駆動制御
回路、160はデータチャネルLSI100やモータ駆
動回路150を制御してデータチャネルLSI100か
ら送信されてくる読出しデータSDOを取り込んで処理
するとともにデータチャネルLSI100へ書込みデー
タWDIを出力するデータ処理装置としてのマイクロプ
ロセッサである。
【0044】以上説明したように、上記実施例において
は、所定のパルス幅のクロック信号によってスイッチを
オン、オフしてオン時間だけ定電流で内蔵容量を充電す
ることにより基準電圧を生成する基準電圧生成部と、入
力信号によってスイッチをオン、オフしてオン時間だけ
定電流で内蔵容量を充電してその充電電圧と上記基準電
圧とをコンパレータで比較することにより容量とそれを
充電する定電流の値とによって定まる時定数に比例した
時間だけ遅延した信号を出力するディレイ回路部とによ
り信号遅延回路を構成するようにしたので、ディレイ回
路部の時定数を大きく設定することができるためインバ
ータを接続した回路に比べて小さな面積で大きな遅延量
を得ることができるとともに、内蔵容量の値とこれを充
電する電流の値がばらついてもそのばらつきは上記基準
電圧生成部とディレイ回路部とで同じ方向へばらつくた
め、精度の高い遅延量を得ることができる。
【0045】さらに、上記実施例によれば、スイッチを
制御するクロックのパルス幅に対応して基準電圧を生成
できる、つまりクロックのパルス幅を制御することで遅
延量を変えることができるとともに、容量を充電する電
流値を制御することでも遅延量を変えることができるた
め、広い範囲にわたって遅延量を可変な遅延回路を実現
することができ、それによって従来タイプのフロッピー
ディスク(約1Mバイト)および大容量タイプのフロッ
ピーディスク(100Mバイト前後)の両方に対応可能
なリムーバブルディスク装置に好適なデータチャネルL
SIを実現することができるという効果がある。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である磁気デ
ィスク装置用のデータチャネルLSIに適用した場合に
ついて説明したが、この発明はそれに限定されず、光磁
気ディスクその他リムーバブルディスク方式の記憶装置
用の信号処理LSIに利用することができる。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0049】すなわち、回路の占有面積を増大させるこ
となく比較的大きな遅延量を精度良く得ることができる
信号遅延回路およびそれを用いたフロッピーディスク装
置用データチャネルLSIを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遅延回路の一実施例を示す回路構
成図である。
【図2】遅延回路を構成する基準電圧生成部の動作を示
すタイミングチャートである。
【図3】遅延回路を構成するディレイ回路部の動作を示
すタイミングチャートである。
【図4】本発明に係る遅延回路の他の実施例を示す回路
構成図である。
【図5】第2の実施例の遅延回路を構成するディレイ回
路部の動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明を適用して好適なリムーマブルディスク
装置用のデータチャネルLSIの一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図7】リード用クロック信号発生回路の一実施例を示
すブロック図である。
【図8】上記リード用クロック信号発生回路の正常ロッ
ク時の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。
【図9】上記リード用クロック信号発生回路の位相修正
時の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】リード用クロック信号発生回路の他の実施例
を示すブロック図である。
【図11】図10のリード用クロック信号発生回路の正
常ロック時の動作タイミングを示すタイミングチャート
である。
【図12】図10のリード用クロック信号発生回路の定
常位相誤差を生じている時の動作タイミングを示すタイ
ミングチャートである。
【図13】図10のリード用クロック信号発生回路にお
ける遅延回路の構成例を示す回路図である。
【図14】書込み信号形成回路用の遅延回路の構成例を
示す回路図である。
【図15】ライト用クロック信号発生回路の一実施例を
示すブロック図である。
【図16】ライト用クロック信号発生回路の正常動作時
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図17】ライト用クロック信号発生回路の異常動作時
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図18】データチャネルLSIを用いたリムーバブル
ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 オートゲインアンプ 2 ロウパスフィルタ 3 リードパルス形成回路 4 リード用PLL回路 5 データラッチ回路 6 ライト用PLL回路 7 書込みパルス形成回路 8 クロック選択回路 9 ゲイン制御信号形成回路 10 タイミング生成回路 11 モードレジスタ 21 基準電圧生成部 22 ディレイ回路部 41 ハーフウィンドディレイ回路 42 位相比較器 43 チャージポンプ 44 ループフィルタ 45 電圧制御発振器
フロントページの続き (72)発明者 松崎 文昭 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 渡邊 丘 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 織茂 幹久 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流源と、所定のパルス幅のクロック
    信号によってオン、オフされるスイッチと、該スイッチ
    のオン、オフ動作により上記定電流源の電流で充電され
    る内蔵容量とからなり、上記クロック信号のパルス幅と
    内蔵容量の値とにより定まる所定の基準電圧を生成する
    基準電圧生成部と、 定電流源と、入力信号によってオン、オフされるスイッ
    チと、該スイッチのオン、オフ動作により上記定電流源
    の電流で充電される内蔵容量と、該内蔵容量の充電電圧
    と上記基準電圧とを比較するコンパレータとからなり上
    記内蔵容量とそれを充電する定電流源の電流値とによっ
    て定まる時定数に比例した時間だけ上記入力信号を遅延
    した信号を出力するディレイ回路部と、により構成され
    てなることを特徴とする信号遅延回路。
  2. 【請求項2】 上記ディレイ回路部を複数個備え、これ
    らのディレイ回路部に対して上記基準電圧生成部からの
    基準電圧が共通に供給され、各ディレイ回路部内の内蔵
    容量もしくは定電流源が基準電圧生成部の内蔵容量もし
    くは定電流源と所定の関係となるように設定されること
    により、所定の遅延量を有する信号が出力されるように
    構成されてなることを特徴とする請求項1に記載の信号
    遅延回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の信号遅延回路
    が磁気記憶装置の読出し用クロック信号を形成するPL
    L回路に入力される信号の遅延回路として用いられてい
    ることを特徴とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の信号遅延回路
    が磁気記憶装置の書込み信号を形成する書込み信号形成
    回路に入力される信号の遅延回路として用いられている
    ことを特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の信号遅延回路
    が磁気記憶装置の書込み用クロック信号を形成するPL
    L回路に入力される信号の遅延回路として用いられてい
    ることを特徴とする信号処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3、4または5に記載の信号処理
    装置と、該信号処理装置から供給される書込みパルス信
    号に基づいて磁気ヘッドを駆動する励磁信号を形成する
    とともに磁気の変化を検出して増幅した読出し信号を上
    記信号処理装置へ出力する磁気ヘッド駆動装置と、上記
    信号処理装置を制御して上記読出しデータを取り込んで
    処理するとともに上記信号処理装置へ書込みデータを出
    力するデータ処理装置とを備えてなることを特徴とする
    磁気記憶装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100380158B1 (ko) * 2000-12-29 2003-04-11 주식회사 하이닉스반도체 지연 회로
KR100572651B1 (ko) 2003-07-04 2006-04-24 가부시끼가이샤 도시바 지연 회로
JP2006352826A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Asahi Kasei Microsystems Kk 遅延回路
JP2009124588A (ja) * 2007-11-16 2009-06-04 Renesas Technology Corp 半導体装置
CN115856838A (zh) * 2023-01-17 2023-03-28 深圳市华怡丰科技有限公司 一种抑制同频异频光源干扰信号的方法和光电传感器

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