JPH11271948A - 写真安定化処理液及びその使用方法 - Google Patents

写真安定化処理液及びその使用方法

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JPH11271948A
JPH11271948A JP11025955A JP2595599A JPH11271948A JP H11271948 A JPH11271948 A JP H11271948A JP 11025955 A JP11025955 A JP 11025955A JP 2595599 A JP2595599 A JP 2595599A JP H11271948 A JPH11271948 A JP H11271948A
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surfactant
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JP11025955A
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Hugh Gerald Mcguckin
ジェラルド マクガッキン ヒュー
John Stuart Badger
スチュアート バドガー ジョン
Brad Mitchell Boersen
ミッチェル ボアーセン ブラッド
Richard R Horn
レルゲン ホーン リチャード
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/3046Processing baths not provided for elsewhere, e.g. final or intermediate washings

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカムもしくは他の残渣が無く、粘着性でな
く摩耗及び指紋に耐性を有する処理フィルムを与える写
真処理液提供する。 【解決手段】 カラー写真フィルムを、一定の芳香族又
は複素環式、アルデヒド、アセタールもしくはヘミアセ
タール、及びそれらの混合物の界面活性剤を含有する最
終色素像安定化液を用いて処理する。第一の界面活性剤
は非イオン性ポリエトキシ化非フッ素化化合物か、又は
陰イオン性非フッ素化スルフェートもしくはスルホネー
トであり、第二の界面活性剤非イオン性もしくは陰イオ
ン性フッ素化化合物である。安定化液をグリコールを特
に含んだ濃縮形態で提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的に写真に関
し、具体的には、写真安定化液、及び最終処理液として
写真安定化液を用いるハロゲン化銀写真フィルムを処理
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】乾燥の直前の写真処理の最終リンス液と
して用いるために、多種多様の調合物が提案されてい
る。一般的に、それらには写真材料の「クリーニング」
及び均一な液体排水を容易にする一種以上の界面活性剤
が含まれる。また、いくつかの最終処理液は、色素像安
定化剤を含有するので安定化液として知られている。
【0003】最終処理液の要求全てに適合させるために
は、慎重な成分処方(一般的に、界面活性剤と殺生剤)
を行わなければならない。コストを低く、発泡及び生物
成長を最小に維持すると同時に、所望の排水及び極めて
批判的な顧客が望む欠陥の無い処理を達成する適当なバ
ランスが要求される。
【0004】色素像安定化液である最終処理液の場合、
色素像安定化剤はその調合物の要求をさらに複雑にす
る。一般的に、色素像安定化剤は一定のマゼンタ色素生
成カプラーの酸化還元劣化を防止するメチレン基を有す
る(もしくはメチレン基を生じることができる)。従っ
て、そのような溶液を用いて、色素汚染を減らすか、色
素像を高めることができる。典型的な安定化剤には、ア
ルデヒド類(例えば、ホルムアルデヒド)が含まれる。
ヘキサメチレンテトラミン(HMTA)は、その低い揮
発性のために、ホルムアルデヒドの既知の代替物であ
る。安定化剤の添加、安定化剤の種類によっては、処理
されるフィルムに由来するスカム及び他の残渣を洗浄す
る際に、最終リンス液中の通常の界面活性剤を無効にす
る場合がある。
【0005】写真要素の一つのタイプを処理するのに有
用な最終処理液(最終リンスもしくは安定化液)が他の
タイプの要素を処理するのに有用であるとは限らない。
写真要素は、それぞれのタイプの表面特性を有する(即
ち、独特の最終処理液成分を必要とする独特の薬剤を用
いて処理される)。
【0006】例えば、多くの通常のカラーネガフィルム
を処理するのに有用な安定化液は、アルデヒド(例え
ば、ホルムアルデヒドもしくはベンズアルデヒド)又は
ヘキサメチレンテトラミン(HMTA)及び一種以上の
界面活性剤(非イオン性界面活性剤及び陰イオン性界面
活性剤の混合物を含む)を含有することができる。その
ような処理液は、例えば、米国特許第3,676,13
6号、同4,786,583号、同5,529,890
号、同5,578,432号、及び欧州特許出願公開第
0530832号各明細書に記載されている。さらに、
米国特許第5,716,765号明細書には、磁性バッ
キング層を有する写真フィルムの最終処理液で、HMT
A及び界面活性剤(フッ素化非イオン性界面活性剤を含
む)の混合物を用いることが記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、種々の市販の
写真フィルム(ポリマーフィルム支持体の片側に磁性記
録層を有するもの含む)を処理する場合、そのような安
定化液は常に有用であるとは限らないことが分かってい
る。従って、当該技術分野では、種々のフィルムを種々
の処理機で処理する場合に、所望の成果を全て達成す
る、改良された、低コストで効率がよく、ホルムアルデ
ヒドを含まず、スカム生成の無い写真安定化液の要望が
依然として存在する。さらに、より迅速な様式で写真フ
ィルムの画像を提供する要望が依然としてある。写真業
界では、より短い時間で顧客に画像を提供しようとする
ので、どの処理工程においても処理時間を短くすること
が特に望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)少なくとも0.5g/Lの濃度で存在する式Iで表
される化合物、
【化3】 [式中、Zは、5員〜10員の炭素環もしくは複素環を
形成するのに必要な炭素、窒素、イオウもしくは酸素原
子を表し、Xは、アルデヒド基もしくは(R1 O)(R
2 O)CH−基(ここでR 1 及びR2 は独立に水素もし
くは炭素数1〜6のアルキル基であるが、R1 とR 2
少なくとも一方はアルキル基である)であり、そしてm
は、1〜4である] b)少なくとも0.03g/Lの濃度で存在する、非イ
オン性ポリエトキシ化非フッ素化界面活性剤、又は陰イ
オン性非フッ素化スルフェートもしくはスルホネート界
面活性剤である第一の界面活性剤、及び c)少なくとも0.005g/Lの濃度で存在する、非
イオン性もしくは陰イオン性フッ素化界面活性剤である
第二の界面活性剤を含んでなることを特徴とする写真色
素像安定化液によって、写真フィルムの処理の技術分野
を進歩させる。
【0009】また、本発明は、a)15〜300g/L
の濃度で存在する上記式Iによって表される化合物、 b)0.9〜600g/Lの濃度で存在する上記第一の
界面活性剤、 c)0.15〜300g/Lの濃度で存在する上記第二
の界面活性剤、及び d)15〜1000g/Lの濃度で存在する水溶性もし
くは水分散性グリコールを含んでなることを特徴とする
濃縮された写真色素像安定化液も提供する。
【0010】さらに、本発明は、ポリマー支持体を含
み、そしてその一方の側に配置されたハロゲン化銀乳剤
層を有する、像様露光され、そして発色現像されたハロ
ゲン化銀写真フィルムを、上記色素像安定化液で処理す
ることを含んでなることを特徴とする写真処理方法を提
供する。
【0011】さらに、本発明は、上記濃縮安定化液を3
0倍から120倍に希釈することによって調製される安
定化液で写真フィルムを処理するような処理方法も提供
する。好ましい態様では、色素像安定化液を用いる処理
は60秒内(より好ましくは、45秒内)で行われる。
【0012】本発明の特定の最終色素像安定化液は処理
された写真フィルムのベース側(非乳剤側)のスカム欠
陥の量を減らすので、当該技術分野を改善する。この利
点は、フィルムを種々の処理装置(「ラックアンドタン
ク」プロセッサー(スキージ無し)として知られている
もの、もしくは「ラピッドアクセス」ミニラボプロセッ
サー(低容量及び短処理時間)として知られているもの
を含む)で処理する場合に特に明らかとなる。
【0013】本発明を用いて処理されるフィルム(特
に、磁気バッキング層を有するもの)は、残渣(スカ
ム)が減少し、そして非粘着性であり、また摩耗及び指
紋に対して耐性を有する。さらに、当該方法に用いられ
る安定化液を、調合して、容器に入れ、そしてグリコー
ルを含むと単一の濃縮液に保存することができる。特定
の説明に限定するつもりはないが、グリコールが濃縮液
の他の成分を安定化すると思われる。
【0014】第一及び第二の界面活性剤の特定の組合せ
を用いてこの改良を達成する。第一の界面活性剤は、二
つの異なるクラスの化合物:非イオン性ポリエトキシ化
非フッ素化界面活性剤、及び陰イオン性、非フッ素化ス
ルフェートもしくはスルホネート界面活性剤、の中から
選ぶことができる。第二の界面活性剤は非イオン性もし
くは陰イオン性フッ素化界面活性剤である。第一及び第
二の界面活性剤を式Iで表される一種以上の特定のホル
ムアルデヒドを含まない(非ホルムアルデヒド放出)化
合物と組み合せる。これらの化合物を組み合わせて用い
ることによって、健康障害として知られるホルムアルデ
ヒドの放出を防止し、フィルムをきれいに処理する。本
発明の濃縮液で、グリコールが存在することも重要であ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の安定化液(使用強度)
は、一般的にpH4〜10の水溶液である。好ましく
は、pHは5〜9であり、より好ましくは、6.5〜
8.5である。この最終処理液は、使用強度の溶液、も
しくは単独の濃縮組成物として容器に入れて運搬するこ
とができる。それを補充液並びに初期タンク用溶液とし
て用いることができる。濃縮形態に調合した場合、この
溶液を水もしくは緩衝液で最大120倍(好ましくは、
30〜120倍、より好ましくは、50〜70倍)に希
釈して、適当な使用強度の溶液(種々の成分の濃度及び
溶解度による)を提供することができる。
【0016】安定化液中の第一の必須の界面活性剤は、
次の3種類の化合物の一種以上から選ばれる。第一の種
類の化合物には、水溶性で非イオン性のポリエトキシ化
された非フッ素化界面活性剤、もしくはそのような材料
の混合物が含まれる。「非イオン性界面活性剤」とは、
水性媒体中でイオン化しないものをいう。特に有用な非
イオン性のポリエトキシ化非フッ素化界面活性剤には、
多価アルコール及び次の一般式を有する炭化水素ポリエ
トキシ化界面活性剤が含まれるが、これらに限定されな
い: R−(B)x −(E)m −D (I) (式中、Rは置換もしくは未置換の炭素数8〜20アル
キル基であり、Bは置換もしくは未置換のフェニレン基
であり、xは0もしくは1であり、Eは−(OCH2
2 )−であり、mは6〜20の整数であり、Dはヒド
ロキシもしくはメトキシである)。
【0017】有用な非イオン性非フッ素化界面活性剤の
例には、次のものが含まれるがこれらに限定されない:
オクチルフェノキシポリエチレンオキシド(9)エタノ
ール(商品名TRITON X-100、Union Carbide Co. 製)、
オクチルフェノキシポリエチレンオキシド(12)エタ
ノール(商品名TRITONX-102、Union Carbide Co.
製)、オクチルフェノキシポリエチレンオキシド(30
−40)エタノール(商品名TRITON X-405、Union Carb
ide Co. 製)、
【0018】アルキル(C12〜C15混合物)ポリエチレ
ンオキシド(7)アルコール(商品名NEODOL 25-7 、Sh
ell Chemical Co.製)、トリデシルポリエチレンオキシ
ド(12)アルコール(商品名RENEX 30、ICIAmericas,
Inc 製)、ポリエチレンオキシド−ポリプロピレンオ
キシド、及びポリエチレンオキシドジオール(商品名PL
URONIC L-44 、BASF Corp.製)、並びにノニルフェノキ
シポリ[ヒドロキシプロピレンオキシド(8−10)]
(商品名SURFACTANT 10G、Olion Corp. 製)が含まれ
る。このタイプの好ましい非イオン性界面活性剤には、
TRITONブランドの界面活性剤及びNEODOL 25-7 界面活性
剤が含まれる。
【0019】第一の界面活性剤として有用な第二の種類
の化合物には、陰イオン性非フッ素化スルフェートもし
くはスルホネートが含まれ。「陰イオン性」とは、当該
化合物が正味のマイナス電荷を有することを意味する。
そのような化合物を次の式で表すことができる: R3 −(A)−C もしくは (R4 p −(B)y −(E)z −C [式中、R3 は置換もしくは未置換の炭素数8〜20の
アルキル(炭素数10〜16が好ましい)であり、Aは
置換もしくは未置換のアリーレン基、又は置換もしくは
未置換のヒドロキシエチレン基であり、そしてCは−S
3 - + もしくは−SO4 - + (ここで、M+ は水
素、又はアンモニウムイオン又はリチウム、ナトリウム
もしくはカリウム等のアルカリ金属イオン)であり、R
4 は置換もしくは未置換の炭素数4〜20のアルキル
(炭素数4〜16が好ましい)であり、yは0もしくは
1であり、yが0のときpは1であり、そしてyが1の
ときpは1、2もしくは3であり、Bは置換もしくは未
置換のフェニレン基であり、Eは−(OCH2 CH2
−であり、そしてzは1〜8の整数である]。
【0020】そのような第一の界面活性剤には、アルキ
ルベンゼンスルホネート、2−ヒドロキシテトラアルカ
ン−1−スルホネート、アルキルフェノキシポリエトキ
シスルフェート、及びアルキルポリエトキシスルフェー
トが含まれるが、これらに限定するものではない。当該
式の代表的な界面活性剤には以下のものが含まれる:ド
デシルスルホン酸ナトリウム(商品名SIPONATE DS-10、
Rhone-Poulenc 製)、2−ヒドロキシテトラ、ヘキサデ
カン−1−スルホン酸ナトリウム(商品名WITCONATE AO
S 、Witco 製)、ノニルフェノキシポリエトキシ硫酸ナ
トリウム(商品名WITCOLATE DS-10 、Witco 製)トリブ
チルフェノキシポリエトキシ硫酸ナトリウム(商品名HO
STAPAL BV 、Hoechst Celanese製)、アルキル(C9
12)ポリエチレンオキシド(7)エタンスルホン酸ナ
トリウム(商品名AVANEL S-70 、PPG 製)、及びアルキ
ル(C12−C15)ポリエトキシ(3)硫酸ナトリウム
(商品名WITCOLATE ES-3、Witco 製)。有用な種々の陰
イオン性界面活性剤は、上記米国特許第5,360,7
00号明細書にも記載されている。本発明の安定化液に
用いる第一の界面活性剤は、上記クラスのいずれかもし
くは両方の混合物を含むことができる。
【0021】本発明で用いる安定化液の第二の界面活性
剤は、非イオン性もしくは陰イオン性フッ素化界面活性
剤、又はそのような化合物のいずれかもしくは両方の混
合物である。非イオン性フッ素化界面活性剤も当該技術
分野では知られている。一般的に、そのような化合物
は、水溶性もしくは水分散性であり、その分子中に一つ
以上のフルオロカーボン部分(少なくとも一つの水素原
子がフッ素原子と置き換わっている)を有する。各フル
オロカーボン部分は、一般的に、少なくとも四個の炭素
を有し、飽和もしくは不飽和となることができる。
【0022】代表的なクラスの非イオン性フッ素化界面
活性剤は、次式で表される:
【化4】 (式中、Rf は、
【化5】 であり、そしてZは、4〜20である)。
【0023】このタイプの代表的な界面活性剤には、Du
Pont Co.から商品名ZONYL FSN 、ZONYL FS300 、もしく
はZONYL FSO として市販されているようなフルオロアル
キルポリエチレンオキシドアルコール類、又はAmerican
Hoechstから市販されているFLUORAD FC-430もしくはFL
UOWET OTであるが、これらに限定されない。ZONYL FSO
非イオン性界面活性剤がこのタイプの材料の中では最も
好ましい。
【0024】陰イオン性フッ素化界面活性剤の種類を次
式で表すことができる:
【化6】 [式中、Rf は上記と同じであり、好ましくは主とし
て、C6 13 - 、C8 17 - 、及びC1031 - 基であ
り、Yは、−SO3 - + 、−SO4 - + もしくは−
CO2 - + (ここで、M+ は上記定義と同じであ
る)]。
【0025】これらの陰イオン性フッ素化界面活性剤を
一般的にフルオロアルキルスルホネート、フルオロアル
キルスルフェート及びフルオロアルキルカルボキシレー
トとと記載することができる。フルオロアルキルスルホ
ネート及びスルフェートのカリウム塩もしくはナトリウ
ム塩が好ましい。このタイプの代表的な界面活性剤に
は、MEGAFAC F116(パーフルオロオクタンスルホン酸ナ
トリウム)、FLUORAD FC-95 、FLUORAD FC-120及びFLUO
RAD FC-143(全て、3M製)が含まれるが、これらに限定
するものではない。
【0026】使用強度の安定化液中の一種以上の第一の
界面活性剤の濃度は、少なくとも0.03g/L、好ま
しくは少なくとも0.05であり、一般的には5g/L
未満、好ましくは0.5g/L未満である。一種以上の
第二の界面活性剤の濃度は、一般的に、少なくとも0.
005g/L、好ましくは少なくとも0.01g/Lで
あり、一般的には3g/L未満、好ましくは0.1g/
L未満である。
【0027】液中の二つのタイプの界面活性剤の重量比
は、広範に変わることができるが、好ましくは、重量比
は、1000:1〜1:1000(第一界面活性剤対第
二界面活性剤)である。より好ましくは、重量比は2
0:1〜1:20であり、重量比10:1〜1:1が最
も好ましい。
【0028】上記のように、安定化液は、芳香環もしく
は複素環上に少なくとも一つのアルデヒド、アセタール
もしくはヘミアセタール基を有する、炭素環式芳香族化
合物もしくは複素環式化合物である一種以上の色素像安
定化化合物を含有する。より具体的には、これらの化合
物を次式Iで表すことができる:
【0029】
【化7】
【0030】式中、Zは、5員〜10員の、置換もしく
は未置換の炭素環又は複素環(芳香環及び縮合環を含
む)を形成するのに必要な炭素、窒素、イオウ及び酸素
原子を表し、フェニル、チオフェン、ピロール、フラ
ン、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、スクシン
イミド、トリアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリ
ミジン、トリアジン、チアジアジン、ナフタレン、ベン
ゾフラン、インドール、チオナフタレン、ベンゾイミダ
ゾール、ベンゾトリアゾール及びキノリン環を含むが、
これらに限定されない。このリストの中で、5員及び6
員環が好ましく、フェニルが最も好ましい。
【0031】式Iで、Xは、アルデヒド基もしくは(R
1 O)(R2 O)CH−基である。好ましくは、Xはア
ルデヒド基である。さらに、mは1〜4の整数である。
好ましくは、mは1もしくは2であり、最も好ましく
は、1である。R1 及びR2 は独立に、水素又は置換も
しくは未置換の炭素数1〜6(好ましくは、1〜3)の
アルキル基であるが、R1 及びR2 の少なくとも一方は
アルキル基である。好ましくは、R1 及びR2 は独立
に、水素又は置換もしくは未置換のメチル又は置換もし
くは未置換のエチルであるが、水素の場合これらの一方
だけが水素である。最も好ましくは、一方が水素であ
り、他方が置換もしくは未置換のメチルであるか、又は
両方ともメチルである。
【0032】環構造を、望ましいとしたX以外の次の置
換基でさらに置換するか、R1 及びR2 が以下に示す一
価の基から選ばれる一つ以上の置換基を有することがで
きる。これらの置換基は、ヒドロキシ、アルキル基(炭
素数1〜7の、例えば、メチル、メトキシメチル、ヒド
ロキシメチル、エチル、ベンジル、カルボキシメチル、
スルホプロピル及びハロメチル)、アラルキル基(炭素
数7〜10の、例えば、4−メチルフェニル、3−カル
ボキシメチルフェニル及び2−クロロ−4−エチルフェ
ニル)、アルコキシ基(炭素数1〜6の、例えば、メト
キシ、エトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、2−
ヒドロキシエトキシ及びメトキシエトキシ)、アロキシ
(例えば、フェノキシ)、ハロゲン、ニトロ基、スルホ
基、カルボキシ基、アミノ基(第一級、第二級及び第三
級の、例えば、N,N−ジメチルアミノ、N−エチルア
ミノ、N−フェニルアミノ及びN−メチル−N−エチル
アミノ)、アリール基(炭素数6〜10の、例えば、フ
ェニル、ナフチル、p−メトキシフェニル、3−カルボ
キシフェニル及びp−クロロフェニル)、シアノ基、ア
シルオキシ基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、ス
ルファモイル基(例えば、N−エチルスルファモイル及
びN,N−ジメチルスルファモイル)、カルバモイル基
(例えば、カルバモイル、N−メチルカルバモイル、
N,N−テトラメチレンカルバモイル)もしくはスルホ
ニル基(例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニ
ル、ベンゼンスルホニル及びp−トルエンスルホニル)
である。
【0033】好ましくは、式Iの化合物は、一つもしく
は二つのアルデヒド基(mが1もしくは2)、より好ま
しくは、上記置換基の一つもしくは二つと組み合わせ
て、アルデヒド基一つだけを有する。特に、一つ以上の
ヒドロキシ基が存在し、最も好ましくは、一つのヒドロ
キシ基が存在する。
【0034】式Iの代表的な化合物は、欧州特許出願公
開公報0530832号に化合物F−1〜77として詳
細に記載されている。これらの化合物の中で、次のもの
が好ましく、さらに、m−もしくはp−ヒドロキシベン
ズアルデヒド、又はそれらの混合物が好ましく、m−ヒ
ドロキシベンズアルデヒドが最も好ましい。
【0035】
【化8】
【0036】式Iの一つ以上の化合物が、一般的に少な
くとも0.5g/L、好ましくは少なくとも1g/Lで
あって、一般的に5g/L未満、好ましくは3g/L未
満の濃度存在する。
【0037】必須ではないが、必要ならば、通常の殺生
剤(例えば、イソチアゾロン類、ハロゲン化フェノール
化合物、ジスルフィド化合物、及びスルファミン剤)、
水溶性ポリマー類(例えば、ポリビニルピロリドン
類)、水溶性金属キレート剤(例えば、加水分解された
ポリマレイン酸無水物ポリマー類、無機及び有機リン酸
並びにアミノポリカルボン酸)、消泡剤、殺生剤用第二
銅イオン源(例えば、硝酸第二銅)、アンモニウムイオ
ン源(例えば、通常のアンモニウム塩由来のもの)、亜
硫酸イオン源(例えば、通常の有機もしくは無機亜硫酸
塩)、緩衝剤及び写真技術の当業者に容易に明らかな他
の物質を含むその他の添加物を安定化液に加えることが
できる。
【0038】この溶液が、一種以上の、低分子量、水溶
性もしくは水分散性グリコール(即ち、400より小さ
い分子量を有するグリコール)を含有することも好まし
い。そのような化合物には、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール及びそれらの
混合物が含まれるが、これらの限定されない。エチレン
グリコール及びプロピレングリコールが好ましく、ジエ
チレングリコールが最も好ましい。グリコールは一般的
に、使用強度溶液中、少なくとも0.5g/L、好まし
くは少なくとも3g/Lであって、一般的に、20g/
L未満、好ましくは15g/L未満の濃度で存在する。
あるいは、グリコールの量は、構造式Iの化合物の濃度
から決定される。一般的に、構造式Iの化合物に対する
グリコールの重量比は、1:1〜30:1である。より
好ましくは、その比は、2.5:1〜10:1である。
【0039】また、本発明の溶液を保存及び運搬のため
に濃縮形態に調合し、その後、使用前もしくは使用時
に、種々の成分の濃度及び溶解度に従って、水もしくは
好適な緩衝剤で30〜120倍に希釈することもでき
る。所望の使用強度液を提供する希釈倍率は、好ましく
は、50〜70倍である。
【0040】従って、本発明の濃縮された安定化液は、
15〜300g/Lの濃度で存在する式Iによって表さ
れる一種以上の化合物、0.9〜600g/Lの濃度で
存在する一種以上の第一の界面活性剤、0.15〜30
0g/Lの濃度で存在する一種以上の第二の界面活性
剤、及び15〜1000g/Lの濃度で存在する一種以
上の水溶性もしくは水分散性グリコールの、4種類の必
須成分を含んでなることができる。
【0041】より好ましくは、濃縮された溶液成分は次
のとおりである:30〜250g/Lの濃度で存在する
式Iによって表される一種以上の化合物、1.5〜16
0g/Lの濃度で存在する一種以上の第一の界面活性
剤、0.3〜12g/Lの濃度で存在する一種以上の第
二の界面活性剤、及び90〜1000g/Lの濃度で存
在する一種以上の前記グリコール。
【0042】最も好ましくは、濃縮された溶液成分は次
のとおりである:50〜210g/Lの濃度で存在する
式Iによって表される一種以上の化合物、5〜35g/
Lの濃度で存在する一種以上の第一の界面活性剤、0.
5〜7g/Lの濃度で存在する一種以上の第二の界面活
性剤、及び150〜900g/Lの濃度で存在する一種
以上の前記グリコール。本発明の安定化液を、現像、漂
白、及び定着後であって、乾燥前に最終処理工程で用い
る。安定化工程の前に一つ以上の水洗工程があるのが好
ましい。
【0043】従って、本発明を、磁性バッキング層もし
くはストライプを有するかもしくは有しないカラーネガ
フィルム(プロセスC-41)又はカラーリバーサルフィル
ム(プロセスE-6 )を処理するのに用いることができ
る。磁性バッキング層を備えたカラーネガフィルムを本
発明を用いて処理するのが好ましい。そのような処理で
は、通常の手順で種々の処理液(当該安定化液を含む)
の補充を行うことができる。好ましくは、当該安定化液
の補充は、処理される写真フィルムに対して700mL
/m2 以下、好ましくは100〜600mL/m2 であ
る。
【0044】安定化工程は、20〜60℃の温度で、一
般的に、少なくとも20秒、好ましくは少なくとも40
秒であって、一般的に200秒未満、好ましくは60秒
未満で実施することができる。最適な処理条件は、27
〜38℃で、20〜200秒である。「迅速(rapid)」
処理法の場合、安定化の処理時間は、20〜45秒であ
るのがより好ましい。
【0045】そのような写真材料の、乳剤及びその他の
成分、並びに要素構成、並びにその処理に用いられる種
々の工程は周知であり、例えば、リサーチディスクロー
ジャー(Research Disclosure )、刊行物38957 、592-
639 頁(1996年9 月)及びそこに引用されている多くの
文献を含む多数の刊行物に記載されている。リサーチデ
ィスクロージャーは、Kenneth Mason Publications, Lt
d., Dudley House, 12a North Street, Emsworth, Hamp
shire PO10 7DQ, England (また、Emsworth Design In
c., 121 West 19th Street, New York, N. Y. 10011 で
も入手可能)の出版物である。この文献を、以下、「リ
サーチディスクロージャー」という。本発明に従って処
理される好ましいフィルムはカラーネガフィルムであ
る。
【0046】処理されるフィルム要素は、好ましくは、
磁気記録層、もしくはストライプをハロゲン化銀乳剤層
(複数でもよい)の反対側の支持体上に有する。磁気記
録層を調製する配合物も当該技術分野では周知であり、
例えば、リサーチディスクロージャー、刊行物34390
(1992年11月)、米国特許第5,395,743号、同
5,397,826号明細書及び特開平6−28955
9号公報に記載されている。
【0047】本発明に従うフィルム処理の場合、通常の
アセテート類、セルロースエステル類、ポリアミド類、
ポリエステル類、ポリスチレン類及び当該技術分野で公
知のその他のものを含む種々の支持体を用いることがで
きる。ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン、1,2−ジフェノキシエ
タン−4−4’−ジカルボキシレート及びポリブチレン
テレフタレートのようなポリエステル類が好ましい。こ
れらの材料は、当該技術分野で公知のように、下引きさ
れていても下引きされていなくてもよく、また種々のハ
レーション防止層、帯電防止層もしくは他の非画像形成
層で被覆されていてもよい。当該要素の裏面上の特に有
用な帯電防止層は、適当なバインダー中に五酸化バナジ
ウムを含有する。
【0048】黒白現像及び発色現像用の試薬及び溶液は
周知であり、例えば、上記リサーチディスクロージャ
ー、セクションXVIII 及びXIX 、並びにそこに引用され
ている多くの文献に記載されている。現像主薬(黒白現
像主薬もしくは発色現像主薬)の他に、現像液は一種以
上の緩衝剤、酸化防止剤(即ち、保恒剤)、カブリ防止
剤、可溶化剤、蛍光増白剤、ハロゲン化物、金属イオン
封鎖剤及び他の一般的な添加物を含むことができる。
【0049】漂白及び定着液並びに試薬も周知であり、
例えば、上記リサーチディスクロージャー、セクション
XX及びそこに引用されている多くの文献に記載されてい
る。通常の漂白剤は、第二鉄塩類又は種々の構造のアミ
ノポリカルボン酸第二鉄二元錯体もしくは第二鉄三元錯
体を含有するが、これらに限定されない。定着剤は、チ
オスルフェートを含有するが、これらに限定されない。
種々の漂白促進剤及び定着促進剤が周知となっている。
【0050】
【実施例】以下の例は本願発明を具体的に説明するため
のものである。特に示さない限り、パーセンテージは重
量による。例に用いた材料及び方法 以下の例1〜5では、下記プロトコルでフィルムサンプ
ルを処理した(各溶液中で、各フィルムを3回繰り返
す):
【0051】 発色現像 195秒 37〜38℃ 漂白 390秒 35〜41℃ 水洗 195秒 24〜41℃ 第一定着 195秒 35〜41℃ 第二定着 195秒 35〜41℃ 水洗 195秒 24〜41℃ 安定化 195秒 24〜41℃ 乾燥 〜26分 37〜38℃
【0052】市販のRefrema ラックアンドタンクプロセ
ッサー(Model C-41-90-GL-V-ESS)を用いる全ての例に
おいて、カラー現像、漂白及び定着用に推奨されている
市販のコダックプロセスC−41液(KODAK FLEXICOLOR
定着液及び補充液)を使用した。磁性バッキング層を備
えない通常のアセテートベース135判カラー写真フィ
ルムを次の例で用いた(市販のKODAK GOLD 200フィル
ム、5282、フィルムA)。次の例では、磁性バッキング
層を備えた通常のカラーネガ写真フィルムも用いた(市
販のKODAK ADVANTIX 100フィルム、5194、フィルム
B)。これらの構成は、米国特許第5,395,743
号及び同5,397,826号明細書並びにリサーチデ
ィスクロージャー、刊行物34390, 1992 年11月、にかな
り詳細に記載されている。
【0053】処理されたフィルムサンプルを、フィルム
サンプルから15cmに配置したハロゲンスペキュラー
光源(20ワットハロゲンランプ及び艶消しレンズを備
えたSunnex Model 703-27 )の下で、そのベース面を観
察することにより安定化工程後の残渣を検査した。観察
された残渣の量を次の基準を用いてスケール1〜4の等
級を付けた。
【0054】
【表1】 その評価に正確に当てはまらないフィルムサンプルは最
も適当な数値間の中間(1/2)等級とした。
【0055】安定化液処方 種々の例で次の安定化液(A〜W)を用いた。 A:ヘキサメチレンテトラアミン(4.0g/L)、ジ
エタノールアミン(0.65g/L)、IRGAFORM 3000
(0.5g/L)金属イオン封鎖剤、PROXEL(商標)GX
L 殺生剤(0.06g/L)、ポリビニルピロリドン
(0.25g/L)、TRITON(商標)X-102 非イオン性
界面活性剤(0.2g/L)、WITCOLATEr ES-3 陰イ
オン性界面活性剤(0.2g/L)を含有する、市販の
KODAK FLEXICOLOR(商標)安定化液及び補充液 LF 。p
H=7.9。 B:市販のKONICA FORMALDEHYDEFREE (商標)カラーネ
ガフィルムSuper Stabilizer II 。pH=8.5。 C:m-ヒドロキシベンズアルデヒド(1.5g/L)、
MEGAFAC (商標)F116界面活性剤(0.05g/L)、
PROXEL(商標)GXL 殺生剤(0.06g/L)。pH=
7.6。 D:m-ヒドロキシベンズアルデヒド(1.5g/L)、
ZONYL (商標)FSO 非イオン性フッ素化界面活性剤
(0.025g/L)、NEODOL(商標)25-7非イオン性
化界面活性剤(0.2g/L)、PROXEL(商標)GXL 殺
生剤(0.06g/L)。pH=7.2。 E:m-ヒドロキシベンズアルデヒド(1.5g/L)、
ZONYL (商標)FSO 非イオン性フッ素化界面活性剤
(0.025g/L)、NEODOL(商標)25-7非イオン性
化界面活性剤(0.2g/L)、KATHON(商標)LX殺生
剤(0.02g/L)、硝酸第二銅(0.003g/
L)。pH=7.2。
【0056】F:溶液Eにプロピレングリコール(1
3.5g/L)を追加したもの。pH=7.2。 G:溶液Eにジエチレングリコール(13.5g/L)
を追加したもの。pH=7.1。 H:m-ヒドロキシベンズアルデヒド(1.5g/L)、
ZONYL (商標)FSO 非イオン性フッ素化界面活性剤
(0.025g/L)、NEODOL(商標)25-7非イオン性
化界面活性剤(0.2g/L)、KATHON(商標)LX殺生
剤(0.03g/L)、硝酸第二銅(0.003g/
L)。pH=7.2。 I:溶液Hにプロピレングリコール(13.5g/L)
を追加したもの。pH=7.2。
【0057】J:溶液Hにジエチレングリコール(1
3.5g/L)を追加したもの。pH=7.1。 K:溶液Iにポリビニルピロリドン(0.25g/L)
を追加したもの。pH=7.2。 L:溶液Jにプポリビニルピロリドン(0.25g/
L)を追加したもの。pH=7.1。 M:溶液Cにジエチレングリコール(13.5g/L)
を追加したもの。pH=7.5。
【0058】N:ZONYL FSO 非イオン性界面活性剤及び
NEODOL 25-7 非イオン性界面活性剤の代わりにWITCOLAT
E (商標)ES-3陰イオン性界面活性剤(0.2g/L)
及びTRITON(商標)X-102 非イオン性界面活性剤(0.
2g/L)を追加した以外は溶液Iと同じもの。pH=
7.2。 O:NEODOL 25-7 非イオン性界面活性剤を、SIPONATE D
S 10陰イオン性界面活性剤(0.2g/L)と置き換え
た以外は溶液Gと同じもの。pH=6.9。
【0059】P:m-ヒドロキシベンズアルデヒドをp−
ヒドロキシベンズアルデヒド(1.5g/L)と置き換
えた以外は溶液Gと同じもの。pH=6.8。 Q:ZONYL FSO 非イオン性界面活性剤を、MEGAFAC F116
陰イオン性界面活性剤(0.05g/L)と置き換えた
以外は溶液Gと同じもの。pH=7.2。 R:ジエチレングリコールを、エチレングリコール(1
3.5g/L)と置き換えた以外は溶液Gと同じもの。
pH=7.2。 S:ジエチレングリコールを、カルボワックス350 (1
3.5g/L)と置き換えた以外は溶液Gと同じもの。
pH=6.9。
【0060】T:ジエチレングリコールを6.75g/
L有した以外は溶液Gと同じもの。pH=7.1。 U:ジエチレングリコールを3.38g/L有した以外
は溶液Gと同じもの。pH=7.2。 V:NEODOL 25-7 非イオン性界面活性剤を含んでいない
こと以外は溶液Jと同じもの。pH=7.1。 W:ZONYL FSO 非イオン性フッ素化界面活性剤を含んで
いないこと以外は溶液Jと同じもの。pH=7.1。
【0061】例1:安定化液A、B、C及びDを用いる
処理方法 本例は、現行のFLEXICOLOR(商標)LF安定化液及び補充
液(色素像安定化剤としてヘキサメチレンテトラアミン
を含有する)と、m-ヒドロキシベンズアルデヒド及び種
々の界面活性剤を含有するいくつかの安定化液とを比較
する。像様露光したサンプルフィルムA及びBを上記の
プロトコルを用いて処理した。安定化液及び試験結果を
表Iに示す。
【0062】
【表2】
【0063】溶液A及びDを用いて得られた結果は、フ
ィルムAに見られる残渣に関しては同じであるので、溶
液Dは溶液Aの好適な代替物である。溶液B(市販の溶
液)はフィルムAに関しては僅かに劣った結果、そして
フィルムBに関しては僅かに良好な結果を与えた。一般
的に、全ての溶液がフィルムBに関して高い残渣等級を
生じた。溶液Cは両方の試験フィルム上にひどいスポッ
トを生じた。
【0064】例2:安定化液A(対照)と、溶液C及び
Dを比較した処理方法 安定化液が異なる殺生剤を含んでいた以外は、本例を例
1と同様に実施した。以下の表IIに結果を示す。溶液E
は両方のフィルムに関して溶液A及びCを超える改善を
与えた。
【0065】
【表3】
【0066】例3:プロピレングリコールもしくはジエ
チレングリコールを溶液Eに添加した効果を示す処理方
この例は、安定化液がさらに二種類のグリコールの一方
を含有した以外は例1と同じように実施した。表III に
結果を示す。溶液F及びGは両方とも、溶液A、C及び
Eよりも残渣(スカム)が大きく減少した。従って、安
定化液にグリコールを用いると、グリコールを含まない
本発明の溶液を超える改善が得られる。
【0067】
【表4】
【0068】例4:ポリビニルピロリドンを含有する溶
液を用いる処理方法 この例は、安定化液にポリビニルピロリドン(PVP K-1
5、GAF 製)を添加した効果を実証する。この物質は、
ミニラボプロセッサーでの使用時において、経時溶液の
硫化銀の沈殿をコントロールするために、従来のいくつ
かの安定化液に含まれている。上記例1に記載したよう
に処理した。結果を次の表IVに示す。溶液IにPVPを
添加すると、明らかに、フィルムAに関してマイナスの
影響を与えた。しかし、溶液JにPVPを添加すると、
両方のフィルムに最小限の影響を与えただけであった。
当業者は、グリコールとPVPの所定の組合せに関して
可能な最適な特性を決定することができるであろう。
【0069】
【表5】
【0070】比較例1:市販の安定化液にグリコールを
用いる処理方法 例1に記載したようにフィルムサンプルを処理し、結果
を表V に示す。この結果は溶液CもしくはMにジエチレ
ングリコールを添加してもスポットが減少しないことを
示す。これらのスポットの多くは粘着性である。
【0071】
【表6】
【0072】例5:溶液Iに異なる界面活性剤を用いる この例では、FLEXICOLOR LF 安定化液及び補充液(溶液
A)に界面活性剤を用いる、即ち、WITCOLATE ES-3陰イ
オン性界面活性剤及びTRITON X-102非イオン性界面活性
剤を、安定化液IのZONYL FSO 非イオン性界面活性剤及
びNEODOL 25-7非イオン性界面活性剤と置き換えた。表V
Iの結果は、置き換えると物理的性能が劣ったことを示
す。
【0073】
【表7】
【0074】例6:濃縮した安定化液の配合 本発明の二種類の濃縮安定化液を以下のように調製し
た。前述の例に記載された使用強度安定化液は濃縮形態
(18mL/L希釈)で通常販売されている。最も好ま
しい溶液I及びJの濃縮物を調製した。各溶液の堅牢性
を測定するために、基本的な高温及び低温保持試験を行
った。
【0075】試験手順:25mLのガラスシンチレーシ
ョンバイアルに濃縮物20mLを入れ、室温、43℃
(110°F)及び−1℃(30°F)で保存した。2
日後、高温及び低温インキュベータからバイアルを取り
出し、(平静に)室温にした。インキュベートサンプル
と室温サンプルを比較し、その違いを記録した。濃縮液
は次の成分からなっていた: m-ヒドロキシベンズアルデヒド 83.33g/L Kathon LX 殺生剤 1.11g/L 硝酸第二銅 0.11g/L ZONYL FSO 非イオン性界面活性剤 1.39g/L NEODOL FSO非イオン性界面活性剤 11.11g/L プロピレングリコールもしくはジエチレングリコール 750.0g/L 未調節pH(プロピレングリコール)=使用強度pH7.2の場合5.30 未調節pH(ジエチレングリコール)=使用強度pH7.1の場合5.37
【0076】溶液サンプルを(プロピレングリコールも
しくはジエチレングリコールのいずれかを含有して)、
高温及び低温で保持して室温サンプルと比較すると、性
能にほとんどもしくは全く差は無かった。写真処理に用
いる使用強度をにするために、これらの濃縮物を水で5
6倍に希釈した。
【0077】例7:安定化液G及びOの評価 この例では、安定化液は、第一の界面活性剤として陰イ
オン性非フッ素化スルフェート、それと混合して第二の
界面活性剤として非イオン性フッ素化界面活性剤を含有
した。フィルムA及びBを処理し、上記例1〜5に記載
したように評価した。表VII に結果を示す。
【0078】
【表8】
【0079】例8:安定化液Qの評価 この例では、安定化液は、第一の界面活性剤として陰イ
オン性非フッ素化スルフェート、それと混合して第二の
界面活性剤として非イオン性フッ素化界面活性剤を含有
した。フィルムA及びBを処理し、上記例1〜5に記載
したように評価した。表VIIIに結果を示す。
【0080】
【表9】
【0081】例9:安定化液P〜Uの評価 種々の量及び種類のグリコールを有するか、もしくは安
定化化合物が異なるいくつかの安定化液を試験した。こ
れを用いてフィルムA及びBを処理し、上記例1〜5に
記載したように評価した。表IXに結果を示す。
【0082】
【表10】
【0083】例10:安定化液J、V及びWの評価 この例は安定化液Jと必要な界面活性剤の一方のみを含
有する類似の溶液とを比較する。完全に露光(カブラせ
る)したフィルムA及びBのサンプルを上記のプロトコ
ルを用いて処理し、例1に記載したように評価した。表
X に結果を示す。
【0084】
【表11】
【0085】両方のフィルムを処理した試験結果は、一
種類だけ界面活性剤を含有する溶液の使用と比較する
と、本発明の安定化溶液(即ち、界面活性剤の組合せ)
を用いた場合、明らかにベース面処理欠陥(乾燥線、ス
カム、スポット)が少ないことを示す。
【0086】例11:ミニラボプロセッサーにおける安
定化液の使用 この例では、いくつかの市販のフィルムを次のプロトコ
ル及び条件を用いて処理した(各溶液中で、各フィルム
を3回繰り返す):
【0087】 発色現像 90秒 37〜38℃ 漂白 20秒 35〜41℃ 定着 20秒 35〜41℃ 安定化 30秒 24〜41℃ 乾燥 〜60秒 37〜38℃
【0088】市販のKODAK GOLD 200フィルム、5282、
(上記例1のフィルムA)及び市販のKODAK ADVANTIX 1
00フィルム、5194、(上記例1のフィルムB)のサンプ
ルを室内照明下で均一に露光(カブラせる)し、処理し
た。表XIに示す処方を有する安定化液を、二つの対向補
充安定化タンクを備え、そしてクロスオーバー時間を含
む約30秒の「湿式安定化液」総アクセス時間を有する
プロトタイプファーストアクセスカラーネガフィルムプ
ロセッサーに加えた。安定化タンクは低容量薄型タンク
プロセッサーデザイン(例えば、Carli 等の米国特許第
5,436,118号明細書記載)を有し、パーフォレ
ート135mmフィルムの1リニアメーター当たり36
mLの割合での補充により、タンク容量の少なくとも3
回転分を生じるのに十分なほどフィルムを処理すること
によって、この溶液を完全に「経時」させた。
【0089】
【表12】
【0090】本発明の方法に使用した発色現像用液及び
補充液は、表XII に挙げた成分からなっていた。
【表13】
【0091】本発明の方法に使用した漂白液及び補充液
は、表XIIIに挙げた二つのパートの成分からなってい
た。
【表14】
【0092】本発明の方法に使用した経時した定着液
は、表XIV に挙げた成分からなっていた。
【表15】
【0093】フィルムの他のサンプルをカブラせ、通常
のコダックプロセスC−41RA自動ミニラボプロセッ
サー(Noritsu QSF450L-3U)で処理して、対照とした。
(KODAK FLEXICOLOR定着液及び補充液)を使用した。こ
の処理機では、最終安定化液セクションは、クロスオー
バー時間を含む約60秒の「湿式安定化液」総アクセス
時間を有する三つの対向セクションからなっていた。こ
の処理機で用いた安定化液は、KODAK FLEXICOLOR定着液
及び補充液であり、補充によりタンク容量の少なくとも
3回転分を生じるのに十分なほどフィルムを処理するこ
とによって、この溶液を完全に「経時」させた。
【0094】処理された全てのフィルムサンプルを、フ
ィルムサンプルから15cmに配置したハロゲンスペキ
ュラー光源(20ワットハロゲンランプ及び艶消しレン
ズを備えたSunnex Model 703-27 )の下で、そのベース
面を観察することにより安定化工程後の残渣を検査し
た。観察された残渣の量を次の基準を用いてスケール1
〜4の等級を付けた。
【0095】
【表16】 その評価に正確に当てはまらないフィルムサンプルは最
も適当な数値間の中間(1/2)等級とした。
【0096】これらのフィルム処理由来の「スカム等
級」を表XVに示す。
【表17】
【0097】236MDタイプマゼンタ色素生成カラー
カプラーを含有する二種類のフィルムサンプル(中性に
なってない場合の後処理画像安定に対する制止剤)を同
じ二つのプロセッサーで処理した後、イオンクロマトグ
ラフィーで分析した。結果を表XVI に示す。
【0098】
【表18】
【0099】KODAK FLEXICOLOR安定化液及び補充液LFと
グリコールを含まないフレッシュ溶液(経時してない)
の本発明の安定化液との比較 ファーストアクセス自動フィルム処理機械を、クロスオ
ーバー時間を含む43秒〜63秒の間で変更可能な「湿
式安定化液」総アクセス時間を有する三つの対向補充安
定化タンクからなるように設計した。安定化タンクは低
容量薄型タンクプロセッサーデザイン(上記の米国特許
第5,436,118号明細書)からなっていた。次の
表XVII処方の安定化液をこのプロセッサーに加えた。
【0100】
【表19】
【0101】既知のベース面スカム形成傾向を有する通
常のフィルムをこの自動ファーストアクセスプロセッサ
ーで処理した。通常の発色現像、漂白及び定着浴の後、
フィルムを、三つの安定化液タンク、スクイージーロー
ラー、及び通常のミニラボフィルム乾燥機に通した。
【0102】安定化液タンクを排出し、すすいで、KODA
K FLEXICOLOR LF 安定化液及び補充液を入れた。同じフ
ィルムサンプルを、再度、43秒〜63秒の間で安定化
時間を変えて、自動ファーストアクセスプロセッサーで
処理した。本発明の方法の場合、発色現像、漂白及び定
着を、例11に記載した発足現像液、漂白液及び定着液
を用いて実施した。二種類の安定化液で処理したフィル
ムの裏面スカム傾向を比較した。調べた時間範囲内(4
3秒〜63秒)で、スカム苛酷性は安定化液滞留時間に
無関係であった。結果を表XVIII に示す。
【0103】
【表20】
【0104】例13:好ましい安定化液を用いる迅速処
市販のいくつかのカラーネガフィルムのサンプルを次の
処理プロトコル、条件及び本発明に従う溶液を用いて処
理し、例11及び12に記載したようにフィルム残渣に
ついて評価した。使用した安定化組成物は例11に示し
たものである。本発明の方法で用いた発色現像液及び補
充液は表XIX に挙げた成分からなっていた。
【0105】
【表21】
【0106】本発明方法に用いた漂白液及び補充液は表
XXに示す成分からなっていた。
【表22】
【0107】本発明方法に用いた経時した定着液は表XX
I に挙げた成分からなっていた。
【表23】
【0108】 発色現像 90秒 41.5℃ 漂白 20秒 38℃ 定着 30秒 38℃ 安定化 30秒 38℃ 乾燥 〜60秒 37〜38℃
【0109】同じフィルムのサンプルを、市販のKODAK
FLEXICOLOR LF 安定化液及び補充液である安定化液でも
処理した(対照)。スカム等級を表XXIIに示す。
【表24】
【0110】例14:この例は、以下の表XXIII に記載
するラピッドアクセスプロセス及び次の溶液処方を用い
る低容量薄型タンクカラーネガミニラボフィルムプロセ
ッサーで処理した。
【表25】
【0111】
【表26】
【0112】
【表27】
【0113】
【表28】
【0114】
【表29】
【0115】
【表30】
【0116】
【表31】
【0117】次の特徴を評価した: (1)ベース面フィルム清浄度、及び(2)磁気出力品
質。処理の後、カブラせた試験フィルムの清浄度をスペ
キュラー光源下での目視試験によって評価した。目視評
価に用いた試験フィルムは、市販のKODAK GOLD 200フィ
ルム及びKODAKADVANTiX 200フィルムであった。KODAK A
DVANTiX 200フィルムを50カセット処理した後、磁気
情報を測定することによって磁気出力品質を決定した。
情報を引き出すことができなかったフレームの数(フル
フレームエラー)を記録した。結果を表XXIVに示す。
【0118】
【表32】
【0119】例15:この例の方法を二つのフィルムプ
ロセッサーで実施した。第一方法(プロセスA)を次の
表XXV に記載するようなラピッドアクセスプロセスを用
いる低容量薄型タンクカラーネガミニラボフィルムプロ
セッサーで実施した。第二方法(プロセスB)を、次の
表XXVIに記載するようなKODAK PROCESS C-41RAを用い
る、市販のNORITSU 450L-3U カラーネガミニラボフィル
ムプロセッサーで実施した。プロセスAで用いた処理液
を表XXVII 〜XXXIに示す。
【0120】
【表33】
【0121】
【表34】
【0122】
【表35】
【0123】
【表36】
【0124】
【表37】
【0125】
【表38】
【0126】
【表39】
【0127】処理されたフィルムの磁気品質を評価し
た。結果を表XXXII に示す。
【0128】
【表40】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラッド ミッチェル ボアーセン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,レイク リー ロード 41 (72)発明者 リチャード レルゲン ホーン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14450, フェアーポート,ノーブルック ロード 14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも0.5g/Lの濃度で存
    在する式Iで表される化合物、 【化1】 [式中、Zは、5員〜10員の炭素環もしくは複素環を
    形成するのに必要な炭素、窒素、イオウもしくは酸素原
    子を表し、 Xは、アルデヒド基もしくは(R1 O)(R2 O)CH
    −基(ここでR 1 及びR2 は独立に水素もしくは炭素数
    1〜6のアルキル基であるが、R1 とR 2 の少なくとも
    一方はアルキル基である)であり、そしてmは、1〜4
    である] b)少なくとも0.03g/Lの濃度で存在する、非イ
    オン性ポリエトキシ化非フッ素化界面活性剤、又は陰イ
    オン性非フッ素化スルフェートもしくはスルホネート界
    面活性剤である第一の界面活性剤、及び c)少なくとも0.005g/Lの濃度で存在する、非
    イオン性もしくは陰イオン性フッ素化界面活性剤である
    第二の界面活性剤を含んでなることを特徴とする写真色
    素像安定化液。
  2. 【請求項2】 a)15〜300g/Lの濃度で存在す
    る式Iによって表される化合物、 【化2】 [式中、Zは、5員〜10員の炭素環もしくは複素環を
    形成するのに必要な炭素、窒素、イオウもしくは酸素原
    子を表し、 Xは、アルデヒド基もしくは(R1 O)(R2 O)CH
    −基(ここでR 1 及びR2 は独立に水素もしくは炭素数
    1〜6のアルキル基であるが、R1 とR 2 の少なくとも
    一方はアルキル基である)であり、そしてmは、1〜4
    である] b)0.9〜600g/Lの濃度で存在する非イオン性
    ポリエトキシ化非フッ素化界面活性剤、又は陰イオン性
    非フッ素化スルフェートもしくはスルホネート界面活性
    剤である第一の界面活性剤、 c)0.15〜300g/Lの濃度で存在する非イオン
    性もしくは陰イオン性フッ素化界面活性剤である第二の
    界面活性剤、及び d)15〜1000g/Lの濃度で存在する水溶性もし
    くは水分散性グリコールを含んでなることを特徴とする
    濃縮された写真色素像安定化液。
  3. 【請求項3】 ポリマー支持体を含み、そしてその一方
    の側に配置されたハロゲン化銀乳剤層を有する、像様露
    光され、そして発色現像されたハロゲン化銀写真フィル
    ムを、請求項1記載の色素像安定化液で処理することを
    含んでなることを特徴とする写真処理方法。
  4. 【請求項4】 ポリマー支持体を含み、そしてその一方
    の側に配置されたハロゲン化銀乳剤層を有する、像様露
    光され、そして発色現像されたハロゲン化銀写真フィル
    ムを、色素像安定化液で処理すること含んでなる写真処
    理方法であって、 当該安定化液が、請求項2に記載の濃縮された写真色素
    像安定化液を水で50倍から70倍に希釈することによ
    って調製されることを特徴とする写真処理方法。
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