JPH1127167A - 衛星信号受信機 - Google Patents
衛星信号受信機Info
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- JPH1127167A JPH1127167A JP9186014A JP18601497A JPH1127167A JP H1127167 A JPH1127167 A JP H1127167A JP 9186014 A JP9186014 A JP 9186014A JP 18601497 A JP18601497 A JP 18601497A JP H1127167 A JPH1127167 A JP H1127167A
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- antenna
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の受信回路からアンテナ制御ができるよ
うにしながら、そのアンテナ制御に優先順位をつけ、通
信エラーなどの不都合を解決したものを提供することを
目的とする。 【構成】 信号分配器１３を介して複数の受信回路１
９、２０を結合した衛星信号受信機において、複数の受
信回路１９、２０と受信信号コンバータ１１とのそれぞ
れの間を結合するアンテナ制御電圧供給線４２、４３
に、優先順位を持った第１、第２優先切換え回路２２、
２３を介在してなるものである。第１の受信回路１９か
らは、第１優先切換え回路２２を介して常に衛星信号用
アンテナ１０の偏波切換制御が行われる。第２の受信回
路２０からのアンテナ制御電圧は、第１の受信回路１９
からの電圧が加えられていないときだけ第２優先切換え
回路２３を経て受信信号コンバータ１１へ加えられて衛
星信号用アンテナ１０が制御される。
うにしながら、そのアンテナ制御に優先順位をつけ、通
信エラーなどの不都合を解決したものを提供することを
目的とする。 【構成】 信号分配器１３を介して複数の受信回路１
９、２０を結合した衛星信号受信機において、複数の受
信回路１９、２０と受信信号コンバータ１１とのそれぞ
れの間を結合するアンテナ制御電圧供給線４２、４３
に、優先順位を持った第１、第２優先切換え回路２２、
２３を介在してなるものである。第１の受信回路１９か
らは、第１優先切換え回路２２を介して常に衛星信号用
アンテナ１０の偏波切換制御が行われる。第２の受信回
路２０からのアンテナ制御電圧は、第１の受信回路１９
からの電圧が加えられていないときだけ第２優先切換え
回路２３を経て受信信号コンバータ１１へ加えられて衛
星信号用アンテナ１０が制御される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信衛星（ＣＳ：
Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ）や
放送衛星（ＢＳ：Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ Ｓａｔｅ
ｌｌｉｔｅ）などの１つの衛星信号用アンテナに、信号
分配器を介して複数の受信回路を接続可能にした衛星信
号受信機に関するものである。
Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ）や
放送衛星（ＢＳ：Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎｇ Ｓａｔｅ
ｌｌｉｔｅ）などの１つの衛星信号用アンテナに、信号
分配器を介して複数の受信回路を接続可能にした衛星信
号受信機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、衛星信号用アンテナの水平・垂直
の偏波切換えを電気方式で行う場合、この種の衛星信号
受信機、特に通信衛星（ＣＳ）の受信機には、図４に示
すように、主回路１６からコイル１８を介して受信信号
コンバータ（ＣＳコンバータ）１１にアンテナ制御電圧
を加えると、電圧値により水平偏波と垂直偏波の切換え
を制御する。ＣＳアンテナ１０で受信した目的の衛星の
水平または垂直偏波の信号をＣＳコンバータ１１で増幅
し、周波数変換して、信号分配器１３を介して第１の受
信回路である主回路１６と第２の受信回路である従回路
１７などの複数のチューナに送る。コンデンサ１２、１
４、１５は、直流信号を遮断するものである。
の偏波切換えを電気方式で行う場合、この種の衛星信号
受信機、特に通信衛星（ＣＳ）の受信機には、図４に示
すように、主回路１６からコイル１８を介して受信信号
コンバータ（ＣＳコンバータ）１１にアンテナ制御電圧
を加えると、電圧値により水平偏波と垂直偏波の切換え
を制御する。ＣＳアンテナ１０で受信した目的の衛星の
水平または垂直偏波の信号をＣＳコンバータ１１で増幅
し、周波数変換して、信号分配器１３を介して第１の受
信回路である主回路１６と第２の受信回路である従回路
１７などの複数のチューナに送る。コンデンサ１２、１
４、１５は、直流信号を遮断するものである。
【０００３】主回路１６と従回路１７に入力した信号を
それぞれ中間周波数に変換して映像信号および／または
音声信号が検波され、ディスプレイおよび／またはスピ
ーカーから出力する。
それぞれ中間周波数に変換して映像信号および／または
音声信号が検波され、ディスプレイおよび／またはスピ
ーカーから出力する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】以上のような主回路１
６の他に、従回路１７など、複数のチューナが１つの信
号分配器１３を介在してＣＳコンバータ１１に結合され
ている場合であって、１端子電流通過型の衛星信号受信
機では、電流通過の端子である主回路１６の端子をオン
することによってのみ、偏波切換え制御と給電を行うこ
とができ、従回路１７からの偏波切換え制御と給電を行
うことができないようになっている。すなわち、従回路
１７で目的の偏波の信号を受信しようとするには、主回
路１６にてＣＳアンテナ１０の偏波切換え制御と給電を
しなければならならないので、従回路１７だけで受信し
ようとしても、この従回路１７による水平偏波と垂直偏
波の切換え制御が不可能であるのみならず、従回路１７
から給電もできないので、受信そのものも不可能であ
り、常に主回路１６の端子をオンする必要があるという
問題があった。
６の他に、従回路１７など、複数のチューナが１つの信
号分配器１３を介在してＣＳコンバータ１１に結合され
ている場合であって、１端子電流通過型の衛星信号受信
機では、電流通過の端子である主回路１６の端子をオン
することによってのみ、偏波切換え制御と給電を行うこ
とができ、従回路１７からの偏波切換え制御と給電を行
うことができないようになっている。すなわち、従回路
１７で目的の偏波の信号を受信しようとするには、主回
路１６にてＣＳアンテナ１０の偏波切換え制御と給電を
しなければならならないので、従回路１７だけで受信し
ようとしても、この従回路１７による水平偏波と垂直偏
波の切換え制御が不可能であるのみならず、従回路１７
から給電もできないので、受信そのものも不可能であ
り、常に主回路１６の端子をオンする必要があるという
問題があった。
【０００５】そこで、図５に示すように、第１の受信回
路１９と第２の受信回路２０に、主従関係をなくし、両
方からアンテナ制御と給電ができるようにするため、第
２の受信回路２０にも制御のための端子を設け、かつ、
ＣＳコンバータ１１との間にコイル２１を介して接続す
ることが考えられる。ところが、第１の受信回路１９と
第２の受信回路２０からそれぞれ独立して制御できると
いうことは、特に、通信衛星である場合、第１の受信回
路１９が他の地上局とパソコンによるデータ通信を行っ
ているような場合に、第２の受信回路２０からコイル２
１を介してＣＳコンバータ１１によりＣＳアンテナ１０
の偏波切換えをすると、第１の受信回路１９側でエラー
を発生し、通信が行えなくなるという問題がある。
路１９と第２の受信回路２０に、主従関係をなくし、両
方からアンテナ制御と給電ができるようにするため、第
２の受信回路２０にも制御のための端子を設け、かつ、
ＣＳコンバータ１１との間にコイル２１を介して接続す
ることが考えられる。ところが、第１の受信回路１９と
第２の受信回路２０からそれぞれ独立して制御できると
いうことは、特に、通信衛星である場合、第１の受信回
路１９が他の地上局とパソコンによるデータ通信を行っ
ているような場合に、第２の受信回路２０からコイル２
１を介してＣＳコンバータ１１によりＣＳアンテナ１０
の偏波切換えをすると、第１の受信回路１９側でエラー
を発生し、通信が行えなくなるという問題がある。
【０００６】本発明は、第１の受信回路１９と第２の受
信回路２０の両方から衛星信号用アンテナ１０の制御が
できるようにしながら、第１の受信回路１９と第２の受
信回路２０に優先順位をつけ、優先される第１の受信回
路１９による制御中は、第２の受信回路２０からの切換
え制御ができないようにして従来の不都合を解決したも
のを提供することを目的とする。
信回路２０の両方から衛星信号用アンテナ１０の制御が
できるようにしながら、第１の受信回路１９と第２の受
信回路２０に優先順位をつけ、優先される第１の受信回
路１９による制御中は、第２の受信回路２０からの切換
え制御ができないようにして従来の不都合を解決したも
のを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信信号コン
バータ１１にて衛星信号用アンテナ１０の偏波切換え制
御をするとともに、この衛星信号用アンテナ１０にて受
信した信号を周波数変換し、信号分配器１３を介して少
なくとも２つの第１、第２の受信回路１９、２０にて再
生するようにした衛星信号受信機において、前記少なく
とも２つの第１、第２の受信回路１９、２０と受信信号
コンバータ１１とのそれぞれの間を結合するアンテナ制
御電圧供給線４２、４３に、優先順位を持った第１、第
２優先切換え回路２２、２３を介在してなることを特徴
とする衛星信号受信機である。
バータ１１にて衛星信号用アンテナ１０の偏波切換え制
御をするとともに、この衛星信号用アンテナ１０にて受
信した信号を周波数変換し、信号分配器１３を介して少
なくとも２つの第１、第２の受信回路１９、２０にて再
生するようにした衛星信号受信機において、前記少なく
とも２つの第１、第２の受信回路１９、２０と受信信号
コンバータ１１とのそれぞれの間を結合するアンテナ制
御電圧供給線４２、４３に、優先順位を持った第１、第
２優先切換え回路２２、２３を介在してなることを特徴
とする衛星信号受信機である。
【０００８】以上のような構成において、第１の受信回
路１９からアンテナ制御電圧が加えられると、第１優先
切換え回路２２では、第２の受信回路２０側を遮断し、
第１の受信回路１９のアンテナ制御電圧がそのまま受信
信号コンバータ１１へ加えられる。この受信信号コンバ
ータ１１では、衛星信号用アンテナ１０の垂直偏波また
は水平偏波への切換えが行われる。
路１９からアンテナ制御電圧が加えられると、第１優先
切換え回路２２では、第２の受信回路２０側を遮断し、
第１の受信回路１９のアンテナ制御電圧がそのまま受信
信号コンバータ１１へ加えられる。この受信信号コンバ
ータ１１では、衛星信号用アンテナ１０の垂直偏波また
は水平偏波への切換えが行われる。
【０００９】衛星信号用アンテナ１０での受信信号を受
信信号コンバータ１１で増幅し、周波数変換して、信号
分配器１３で分配する。分配した信号は、第１、第２の
受信回路１９、２０のチューナへ送られる。これらの第
１、第２の受信回路１９、２０では、映像信号および／
または音声信号が検波され、ディスプレイおよび／また
はスピーカーから出力する。なお、第１の受信回路１９
からのアンテナ制御電圧が加えられているとき、第２の
受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１優先切換
え回路２２で遮断され、受信信号コンバータ１１へは送
られることがなく、第１優先切換え回路２２が第２優先
切換え回路２３に対して優先する。
信信号コンバータ１１で増幅し、周波数変換して、信号
分配器１３で分配する。分配した信号は、第１、第２の
受信回路１９、２０のチューナへ送られる。これらの第
１、第２の受信回路１９、２０では、映像信号および／
または音声信号が検波され、ディスプレイおよび／また
はスピーカーから出力する。なお、第１の受信回路１９
からのアンテナ制御電圧が加えられているとき、第２の
受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１優先切換
え回路２２で遮断され、受信信号コンバータ１１へは送
られることがなく、第１優先切換え回路２２が第２優先
切換え回路２３に対して優先する。
【００１０】つぎに、第１の受信回路１９からのアンテ
ナ制御電圧が加えられていないときは、常に第２の受信
回路２０側が結合されているので、第２の受信回路２０
からアンテナ制御電圧が加えられると、第２優先切換え
回路２３を経て受信信号コンバータ１１へ加えられてア
ンテナ制御が行われる。このように、第２の受信回路２
０からのアンテナ制御電圧は、第１の受信回路１９から
の制御電圧が加えられていないときだけ受信信号コンバ
ータ１１へ加えられて衛星信号用アンテナ１０が制御さ
れる。
ナ制御電圧が加えられていないときは、常に第２の受信
回路２０側が結合されているので、第２の受信回路２０
からアンテナ制御電圧が加えられると、第２優先切換え
回路２３を経て受信信号コンバータ１１へ加えられてア
ンテナ制御が行われる。このように、第２の受信回路２
０からのアンテナ制御電圧は、第１の受信回路１９から
の制御電圧が加えられていないときだけ受信信号コンバ
ータ１１へ加えられて衛星信号用アンテナ１０が制御さ
れる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の実施例として通信衛星
（ＣＳ：Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉ
ｔｅ）の場合を図面に基づき説明する。図１は、本発明
の原理的な回路図で、衛星信号用アンテナとしてのＣＳ
アンテナ１０は、受信信号コンバータとしてのＣＳコン
バータ１１によって、水平偏波と垂直偏波の切換が制御
される。また、ＣＳコンバータ１１は、ＣＳアンテナ１
０で受信した目的の衛星の信号を増幅し、周波数変換し
て、コンデンサ１２を経て信号分配器１３に送り、この
信号分配器１３で信号を分配し、分配されたそれぞれの
信号は、それぞれコンデンサ１４、１５を介して第１、
第２の受信回路１９、２０のチューナに送られる。する
と、第１、第２の受信回路１９、２０では、それぞれ入
力した信号をそれぞれ中間周波数に変換して映像信号お
よび／または音声信号が検波され、ディスプレイおよび
／またはスピーカーから出力する。以上の構成は、従来
と変わるところはない。
（ＣＳ：Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉ
ｔｅ）の場合を図面に基づき説明する。図１は、本発明
の原理的な回路図で、衛星信号用アンテナとしてのＣＳ
アンテナ１０は、受信信号コンバータとしてのＣＳコン
バータ１１によって、水平偏波と垂直偏波の切換が制御
される。また、ＣＳコンバータ１１は、ＣＳアンテナ１
０で受信した目的の衛星の信号を増幅し、周波数変換し
て、コンデンサ１２を経て信号分配器１３に送り、この
信号分配器１３で信号を分配し、分配されたそれぞれの
信号は、それぞれコンデンサ１４、１５を介して第１、
第２の受信回路１９、２０のチューナに送られる。する
と、第１、第２の受信回路１９、２０では、それぞれ入
力した信号をそれぞれ中間周波数に変換して映像信号お
よび／または音声信号が検波され、ディスプレイおよび
／またはスピーカーから出力する。以上の構成は、従来
と変わるところはない。
【００１２】本発明では、以上のような構成において、
第１の受信回路１９側からでも、また、第２の受信回路
２０側からでもＣＳコンバータ１１の制御ができるよう
にしたもので、第１の受信回路１９とＣＳコンバータ１
１とを結ぶアンテナ制御電圧供給線４２に、第１優先切
換え回路２２を挿入し、第２の受信回路２０とＣＳコン
バータ１１とを結ぶアンテナ制御電圧供給線４３に、第
２優先切換え回路２３を挿入したものである。
第１の受信回路１９側からでも、また、第２の受信回路
２０側からでもＣＳコンバータ１１の制御ができるよう
にしたもので、第１の受信回路１９とＣＳコンバータ１
１とを結ぶアンテナ制御電圧供給線４２に、第１優先切
換え回路２２を挿入し、第２の受信回路２０とＣＳコン
バータ１１とを結ぶアンテナ制御電圧供給線４３に、第
２優先切換え回路２３を挿入したものである。
【００１３】前記第１優先切換え回路２２は、第１の受
信回路１９に接続された常開接点２５、第２優先切換え
回路２３に接続された常閉接点２６、ＣＳコンバータ１
１に接続された共通接点２７、および接点切換用のリレ
ーコイル２４からなる。前記第２優先切換え回路２３
は、第２の受信回路２０に接続された常開接点２９、ア
ースに接続された常閉接点３０、第１優先切換え回路２
２の常閉接点２６に接続された共通接点３１、および接
点切換用のリレーコイル２８からなる。
信回路１９に接続された常開接点２５、第２優先切換え
回路２３に接続された常閉接点２６、ＣＳコンバータ１
１に接続された共通接点２７、および接点切換用のリレ
ーコイル２４からなる。前記第２優先切換え回路２３
は、第２の受信回路２０に接続された常開接点２９、ア
ースに接続された常閉接点３０、第１優先切換え回路２
２の常閉接点２６に接続された共通接点３１、および接
点切換用のリレーコイル２８からなる。
【００１４】以上のような構成において、第１の受信回
路１９からアンテナ制御電圧（例えば、垂直偏波切換え
の１１Ｖまたは水平偏波切換えの１５Ｖ）が加えられる
と、第１優先切換え回路２２では、いずれの電圧であっ
ても、リレーコイル２４が励磁され、切換片が常開接点
２５側へ切り換わるので、そのアンテナ制御電圧は、共
通接点２７を介してＣＳコンバータ１１へ送られる。こ
のＣＳコンバータ１１では、アンテナ制御電圧が垂直偏
波切換え用の１１Ｖであるか、水平偏波切換え用の１５
Ｖであるかによって、垂直偏波または水平偏波への切換
が行われる。
路１９からアンテナ制御電圧（例えば、垂直偏波切換え
の１１Ｖまたは水平偏波切換えの１５Ｖ）が加えられる
と、第１優先切換え回路２２では、いずれの電圧であっ
ても、リレーコイル２４が励磁され、切換片が常開接点
２５側へ切り換わるので、そのアンテナ制御電圧は、共
通接点２７を介してＣＳコンバータ１１へ送られる。こ
のＣＳコンバータ１１では、アンテナ制御電圧が垂直偏
波切換え用の１１Ｖであるか、水平偏波切換え用の１５
Ｖであるかによって、垂直偏波または水平偏波への切換
が行われる。
【００１５】ＣＳアンテナ１０で受信した目的の通信衛
星の信号をＣＳコンバータ１１で増幅し、周波数変換し
て、これを信号分配器１３で分配し、それぞれコンデン
サ１４、１５を介して第１、第２の受信回路１９、２０
のチューナへ送られる。第１、第２の受信回路１９、２
０は、入力した信号をそれぞれ中間周波数に変換し、さ
らに、映像信号および／または音声信号が検波され、デ
ィスプレイおよび／またはスピーカーから出力する。
星の信号をＣＳコンバータ１１で増幅し、周波数変換し
て、これを信号分配器１３で分配し、それぞれコンデン
サ１４、１５を介して第１、第２の受信回路１９、２０
のチューナへ送られる。第１、第２の受信回路１９、２
０は、入力した信号をそれぞれ中間周波数に変換し、さ
らに、映像信号および／または音声信号が検波され、デ
ィスプレイおよび／またはスピーカーから出力する。
【００１６】なお、第１の受信回路１９からアンテナ制
御電圧が加えられているときは、第１優先切換え回路２
２の切換片が常開接点２５側へ切り換わっているので、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧が加えられ
て、第２優先切換え回路２３でリレーコイル２８が励磁
され、切換片が常開接点２９側へ切り換えられても、こ
の第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１
優先切換え回路２２で遮断され、ＣＳコンバータ１１へ
加えられることがなく、第１優先切換え回路２２が第２
優先切換え回路２３に対して優先する。
御電圧が加えられているときは、第１優先切換え回路２
２の切換片が常開接点２５側へ切り換わっているので、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧が加えられ
て、第２優先切換え回路２３でリレーコイル２８が励磁
され、切換片が常開接点２９側へ切り換えられても、こ
の第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１
優先切換え回路２２で遮断され、ＣＳコンバータ１１へ
加えられることがなく、第１優先切換え回路２２が第２
優先切換え回路２３に対して優先する。
【００１７】つぎに、第１の受信回路１９からのアンテ
ナ制御電圧が加えられていないときは、第１優先切換え
回路２２の切換片が常閉接点２６側へ切り換わってい
る。この状態のとき、第２の受信回路２０からアンテナ
制御電圧が加えられると、第２優先切換え回路２３で
は、リレーコイル２８が励磁され、切換片が常開接点２
９側へ切り換わり、そのアンテナ制御電圧は、第２優先
切換え回路２３の共通接点３１、第１優先切換え回路２
２の常閉接点２６、共通接点２７を介してＣＳコンバー
タ１１へ加えられてアンテナの偏波切換え制御が行われ
る。このように、第２の受信回路２０からのアンテナ制
御電圧は、第１の受信回路１９からの制御電圧が加えら
れていないときだけＣＳコンバータ１１へ加えられてＣ
Ｓアンテナ１０の偏波切換えが制御される。
ナ制御電圧が加えられていないときは、第１優先切換え
回路２２の切換片が常閉接点２６側へ切り換わってい
る。この状態のとき、第２の受信回路２０からアンテナ
制御電圧が加えられると、第２優先切換え回路２３で
は、リレーコイル２８が励磁され、切換片が常開接点２
９側へ切り換わり、そのアンテナ制御電圧は、第２優先
切換え回路２３の共通接点３１、第１優先切換え回路２
２の常閉接点２６、共通接点２７を介してＣＳコンバー
タ１１へ加えられてアンテナの偏波切換え制御が行われ
る。このように、第２の受信回路２０からのアンテナ制
御電圧は、第１の受信回路１９からの制御電圧が加えら
れていないときだけＣＳコンバータ１１へ加えられてＣ
Ｓアンテナ１０の偏波切換えが制御される。
【００１８】図２は、図１に示した原理的な第１、第２
優先切換え回路２２、２３をトランジスタを主体とする
半導体で構成した例を示している。すなわち、前記第１
優先切換え回路２２は、第１の受信回路１９とＣＳコン
バータ１１を結合するアンテナ制御電圧供給線４２と、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧を遮断する
トランジスタ３４と、ベース抵抗３２とを具備してな
り、前記第２優先切換え回路２３は、第２の受信回路２
０とＣＳコンバータ１１を結合するアンテナ制御電圧供
給線４３と、前記トランジスタ３４のオフ時にのみオン
するトランジスタ３５と、前記アンテナ制御電圧供給線
４３の途中に挿入され前記トランジスタ３５のオン時に
オンするトランジスタ３６と、ベース抵抗３３とを具備
してなるものである。
優先切換え回路２２、２３をトランジスタを主体とする
半導体で構成した例を示している。すなわち、前記第１
優先切換え回路２２は、第１の受信回路１９とＣＳコン
バータ１１を結合するアンテナ制御電圧供給線４２と、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧を遮断する
トランジスタ３４と、ベース抵抗３２とを具備してな
り、前記第２優先切換え回路２３は、第２の受信回路２
０とＣＳコンバータ１１を結合するアンテナ制御電圧供
給線４３と、前記トランジスタ３４のオフ時にのみオン
するトランジスタ３５と、前記アンテナ制御電圧供給線
４３の途中に挿入され前記トランジスタ３５のオン時に
オンするトランジスタ３６と、ベース抵抗３３とを具備
してなるものである。
【００１９】このような構成において、第１の受信回路
１９からアンテナ制御電圧が加えられると、第１優先切
換え回路２２では、トランジスタ３４がオンしてアンテ
ナ制御電圧供給線４３をアースに落し、第２の受信回路
２０からのアンテナ制御電圧の給電を阻止し、第１の受
信回路１９からのアンテナ制御電圧だけがダイオード３
７を介してＣＳコンバータ１１へ加えられる。
１９からアンテナ制御電圧が加えられると、第１優先切
換え回路２２では、トランジスタ３４がオンしてアンテ
ナ制御電圧供給線４３をアースに落し、第２の受信回路
２０からのアンテナ制御電圧の給電を阻止し、第１の受
信回路１９からのアンテナ制御電圧だけがダイオード３
７を介してＣＳコンバータ１１へ加えられる。
【００２０】また、第１の受信回路１９からのアンテナ
制御電圧が加えられていないときは、第１優先切換え回
路２２のトランジスタ３４がオフしている。この状態の
とき、第２の受信回路２０からアンテナ制御電圧が加え
られると、第２優先切換え回路２３では、トランジスタ
３５がオンし、これに伴いトランジスタ３６もオンす
る。このトランジスタ３６のオンにより、アンテナ制御
電圧は、第２優先切換え回路２３のトランジスタ３６、
ダイオード３８を介してＣＳコンバータ１１へ加えられ
てアンテナの偏波切換え制御が行われる。このように、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１の
受信回路１９からの制御電圧が加えられていないときだ
けＣＳコンバータ１１へ加えられてＣＳアンテナ１０の
偏波切換えが制御される。
制御電圧が加えられていないときは、第１優先切換え回
路２２のトランジスタ３４がオフしている。この状態の
とき、第２の受信回路２０からアンテナ制御電圧が加え
られると、第２優先切換え回路２３では、トランジスタ
３５がオンし、これに伴いトランジスタ３６もオンす
る。このトランジスタ３６のオンにより、アンテナ制御
電圧は、第２優先切換え回路２３のトランジスタ３６、
ダイオード３８を介してＣＳコンバータ１１へ加えられ
てアンテナの偏波切換え制御が行われる。このように、
第２の受信回路２０からのアンテナ制御電圧は、第１の
受信回路１９からの制御電圧が加えられていないときだ
けＣＳコンバータ１１へ加えられてＣＳアンテナ１０の
偏波切換えが制御される。
【００２１】前記実施例では、信号分配器１３に接続さ
れているのは、第１の受信回路１９と第２の受信回路２
０の２つだけであるが、３つ以上であっても同様であ
る。図３は、３つの場合の実施例であり、この図３で
は、第１の受信回路１９と第２の受信回路２０にさらに
第３の受信回路３９を付加し、この第３の受信回路３９
と第２優先切換え回路２３との間に第３優先切換え回路
４０を介在したものである。この回路において、第３の
受信回路３９からのアンテナの偏波切換え制御は、第１
の受信回路１９と第２の受信回路２０のいずれもアンテ
ナの偏波切換え制御を行っていないときのみ可能であ
り、その構成は図１および図２と同様である。
れているのは、第１の受信回路１９と第２の受信回路２
０の２つだけであるが、３つ以上であっても同様であ
る。図３は、３つの場合の実施例であり、この図３で
は、第１の受信回路１９と第２の受信回路２０にさらに
第３の受信回路３９を付加し、この第３の受信回路３９
と第２優先切換え回路２３との間に第３優先切換え回路
４０を介在したものである。この回路において、第３の
受信回路３９からのアンテナの偏波切換え制御は、第１
の受信回路１９と第２の受信回路２０のいずれもアンテ
ナの偏波切換え制御を行っていないときのみ可能であ
り、その構成は図１および図２と同様である。
【００２２】前記実施例では、通信衛星（ＣＳ：Ｃｏｍ
ｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ）の場合を
説明したが、放送衛星（ＢＳ：Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎ
ｇＳａｔｅｌｌｉｔｅ）であってもそのまま応用でき
る。放送衛星（ＢＳ）の場合、衛星信号用アンテナ１０
は、ＢＳアンテナとし、受信信号コンバータ１１は、Ｂ
Ｓコンバータとする。
ｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ）の場合を
説明したが、放送衛星（ＢＳ：Ｂｒｏａｄｃａｓｔｉｎ
ｇＳａｔｅｌｌｉｔｅ）であってもそのまま応用でき
る。放送衛星（ＢＳ）の場合、衛星信号用アンテナ１０
は、ＢＳアンテナとし、受信信号コンバータ１１は、Ｂ
Ｓコンバータとする。
【００２３】
【発明の効果】本発明は、以上のように、少なくとも２
つの第１、第２の受信回路１９、２０と受信信号コンバ
ータ１１とのそれぞれの間を結合するアンテナ制御電圧
供給線４２、４３に、優先順位を持った第１、第２優先
切換え回路２２、２３を介在したので、第１の受信回路
１９と第２の受信回路２０の両方から衛星信号用アンテ
ナ１０の偏波切換え制御ができる。
つの第１、第２の受信回路１９、２０と受信信号コンバ
ータ１１とのそれぞれの間を結合するアンテナ制御電圧
供給線４２、４３に、優先順位を持った第１、第２優先
切換え回路２２、２３を介在したので、第１の受信回路
１９と第２の受信回路２０の両方から衛星信号用アンテ
ナ１０の偏波切換え制御ができる。
【００２４】また、第１の受信回路１９と第２の受信回
路２０に優先順位をつけ、優先される第１の受信回路１
９による偏波切換え制御中は、第２の受信回路２０から
の偏波切換え制御ができないようにしたので、特に、通
信衛星である場合、例えば、第１の受信回路１９が他の
地上局とパソコンによるデータ通信を行っているような
場合に、第２の受信回路２０からＣＳコンバータ１１に
よりＣＳアンテナ１０を制御することにより、第１の受
信回路１９側でエラーを発生し、通信が行えなくなる、
というような従来の不都合を解決できる。
路２０に優先順位をつけ、優先される第１の受信回路１
９による偏波切換え制御中は、第２の受信回路２０から
の偏波切換え制御ができないようにしたので、特に、通
信衛星である場合、例えば、第１の受信回路１９が他の
地上局とパソコンによるデータ通信を行っているような
場合に、第２の受信回路２０からＣＳコンバータ１１に
よりＣＳアンテナ１０を制御することにより、第１の受
信回路１９側でエラーを発生し、通信が行えなくなる、
というような従来の不都合を解決できる。
【図１】本発明による衛星信号受信機の第１実施例を示
す原理的電気回路図である。
す原理的電気回路図である。
【図２】図１に示した本発明による衛星信号受信機の第
１実施例を示す原理的電気回路図を、半導体を主体とし
て構成した場合の電気回路図である。
１実施例を示す原理的電気回路図を、半導体を主体とし
て構成した場合の電気回路図である。
【図３】本発明による衛星信号受信機の第２実施例を示
す原理的電気回路図である。
す原理的電気回路図である。
【図４】従来の片側からだけアンテナ制御可能な衛星信
号受信機を示す電気回路図である。
号受信機を示す電気回路図である。
【図５】従来回路において、両側からアンテナ制御可能
とした場合の衛星信号受信機を示す電気回路回路をであ
る。
とした場合の衛星信号受信機を示す電気回路回路をであ
る。
１０…衛星信号用アンテナ、１１…受信信号コンバー
タ、１２…コンデンサ、１３…信号分配器、１４…コン
デンサ、１５…コンデンサ、１６…主回路、１７…従回
路、１８…コイル、１９…第１の受信回路、２０…第２
の受信回路、２１…コイル、２２…第１優先切換え回
路、２３…第２優先切換え回路、２４…リレーコイル、
２５…常開接点、２６…常閉接点、２７…共通接点、２
８…リレーコイル、２９…常開接点、３０…常閉接点、
３１…共通接点、３２…抵抗、３３…抵抗、３４…トラ
ンジスタ、３５…トランジスタ、３６…トランジスタ、
３７…ダイオード、３８…ダイオード、３９…第３の受
信回路、４０…第３優先切換え回路、４１…コンデン
サ、４２…アンテナ制御電圧供給線、４３…アンテナ制
御電圧供給線。
タ、１２…コンデンサ、１３…信号分配器、１４…コン
デンサ、１５…コンデンサ、１６…主回路、１７…従回
路、１８…コイル、１９…第１の受信回路、２０…第２
の受信回路、２１…コイル、２２…第１優先切換え回
路、２３…第２優先切換え回路、２４…リレーコイル、
２５…常開接点、２６…常閉接点、２７…共通接点、２
８…リレーコイル、２９…常開接点、３０…常閉接点、
３１…共通接点、３２…抵抗、３３…抵抗、３４…トラ
ンジスタ、３５…トランジスタ、３６…トランジスタ、
３７…ダイオード、３８…ダイオード、３９…第３の受
信回路、４０…第３優先切換え回路、４１…コンデン
サ、４２…アンテナ制御電圧供給線、４３…アンテナ制
御電圧供給線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｈ０４Ｎ 7/20 Ｈ０４Ｎ 7/20
Claims (2)
- 【請求項１】 受信信号コンバータ１１にて衛星信号用
アンテナ１０の偏波切換え制御をするとともに、この衛
星信号用アンテナ１０にて受信した信号を周波数変換
し、信号分配器１３を介して少なくとも２つの第１、第
２の受信回路１９、２０にて再生するようにした衛星信
号受信機において、前記少なくとも２つの第１、第２の
受信回路１９、２０と受信信号コンバータ１１とのそれ
ぞれの間を結合するアンテナ制御電圧供給線４２、４３
に、優先順位を持った第１、第２優先切換え回路２２、
２３を介在してなることを特徴とする衛星信号受信機。 - 【請求項２】 受信信号コンバータ１１にて衛星信号用
アンテナ１０の偏波切換え制御をするとともに、この衛
星信号用アンテナ１０にて受信した信号を周波数変換
し、信号分配器１３を介して少なくとも２つの第１、第
２の受信回路１９、２０にて再生するようにした衛星信
号受信機において、前記少なくとも２つの第１、第２の
受信回路１９、２０と受信信号コンバータ１１とのそれ
ぞれの間を結合するアンテナ制御電圧供給線４２、４３
に、優先順位を持った第１、第２優先切換え回路２２、
２３を介在してなり、前記第１優先切換え回路２２は、
第１の受信回路１９と受信信号コンバータ１１を結合す
るアンテナ制御電圧供給線４２と、第２の受信回路２０
からのアンテナ制御電圧を遮断するトランジスタ３４と
を具備してなり、前記第２優先切換え回路２３は、第２
の受信回路２０と受信信号コンバータ１１を結合するア
ンテナ制御電圧供給線４３と、前記トランジスタ３４の
オフ時にのみオンするトランジスタ３５と、前記アンテ
ナ制御電圧供給線４３の途中に挿入され前記トランジス
タ３５のオン時にオンするトランジスタ３６とを具備し
てなることを特徴とする衛星信号受信機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186014A JPH1127167A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 衛星信号受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186014A JPH1127167A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 衛星信号受信機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1127167A true JPH1127167A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16180881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9186014A Pending JPH1127167A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 衛星信号受信機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1127167A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011089916A1 (ja) * | 2010-01-22 | 2011-07-28 | パナソニック株式会社 | 受信機及び受信方法 |
| WO2011114607A1 (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-22 | パナソニック株式会社 | 受信機およびそのアンテナ制御信号の衝突検出方法 |
| WO2014115609A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | ソニー株式会社 | 信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラム |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9186014A patent/JPH1127167A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011089916A1 (ja) * | 2010-01-22 | 2011-07-28 | パナソニック株式会社 | 受信機及び受信方法 |
| WO2011114607A1 (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-22 | パナソニック株式会社 | 受信機およびそのアンテナ制御信号の衝突検出方法 |
| WO2014115609A1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-07-31 | ソニー株式会社 | 信号処理装置および信号処理方法、並びにプログラム |
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