JPH1032528A - 車載用受信システムのアンテナ切り換え方法、車載用受信システム - Google Patents

車載用受信システムのアンテナ切り換え方法、車載用受信システム

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JPH1032528A
JPH1032528A JP8204348A JP20434896A JPH1032528A JP H1032528 A JPH1032528 A JP H1032528A JP 8204348 A JP8204348 A JP 8204348A JP 20434896 A JP20434896 A JP 20434896A JP H1032528 A JPH1032528 A JP H1032528A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に設置すべきアンテナ数を減らして、取
り付け作業や配線作業の負担を軽減し、車両を車庫や立
体駐車場に入れる際にアンテナを短く畳む手間も軽減す
る。 【解決手段】 TVアンテナ3を車載用TV受信機20
と車載用FMラジオ受信機10とで共用とし、TV放送
の受信時は切り換え制御回路40がアンテナ切り換え回
路30を車載用TV受信機20の側に切り換えることで
ダイバーシティによる良好なTV受信を可能とする。逆
に、FMラジオ放送の受信時は切り換え制御回路40が
アンテナ切り換え回路30を車載用FMラジオ受信機1
0の側に切り換えることでダイバーシティによる良好な
FM受信を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載用受信システム
のアンテナ切り換え方法、車載用受信システムに係り、
とくに複数のダイバーシティアンテナを用いてダイバー
シティ受信を行う車載用TV受信機と、複数のダイバー
シティアンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載
用FM受信機とを備えた車載用受信システムにおいて、
車載用FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
ナの一部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数
のダイバーシティアンテナの一部または全部で兼用する
ための車載用受信システムのアンテナ切り換え方法、車
載用受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車両には車載用FMラジオ受信
機が設けられており、FMラジオ放送を聴取しながら走
行できるようになっている。近年はより快適なカーライ
フを楽しむために、車両に車載用TV受信機を設け、T
V放送を視聴できるようにする場合も多い。ところで、
車両の如く移動しながらTV放送やFMラジオ放送を受
信しようとするとき、マルチパス歪の発生が避けられな
い。このマルチパス歪を抑えるために、通常、方向や場
所を変えて車両に複数のアンテナを設置し、或るアンテ
ナで受信中に、受信レベルが一定以下に下がると他のア
ンテナに切り換えて受信するようにしたダイバーシティ
を行うようにしている。車載用FMラジオ受信機のダイ
バーシティは、FMアンテナを2本設置して行ってい
る。また、車載用FMラジオ受信機のダイバーシティ
は、映像がマルチパスの影響を受けやすいことからTV
アンテナを4本設置して行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】けれども、図6に示す
如く、一般に、車両には元々、AM/FMラジオ用に1
本のAM/FM兼用アンテナ1が設置されているだけな
ので、ダイバシーティ方式の車載用FMラジオ受信機1
0と車載用TV受信機20を装備しようとすると、FM
アンテナ2、TVアンテナ3〜6の5本のアンテナを後
付けして、合計6本のアンテナを設置する必要がある。
後付けアンテナは取り付けや配線の作業が難しく、設置
箇所から水が進入し易くなるという問題がある。また、
多数のアンテナを設置すると、車両を車庫や立体駐車場
に入れる際にアンテナを折損し易く、事前に車両から降
りてアンテナを短く畳んでおかなければならず、手間が
掛かるという問題があった。これらの問題は、各々、ダ
イバシーティ方式の車載用TV受信機と車載用FM多重
放送受信機を設置する場合にも全く同様に生じる。本発
明は上記した従来技術の問題に鑑み、車両に設置すべき
アンテナ数を減らして、取り付け作業や配線作業の負担
を軽減し、車両を車庫や立体駐車場に入れる際にアンテ
ナを短く畳む手間も軽減できる車載用受信システムのア
ンテナ切り換え方法、車載用受信システムを提供するこ
とを、その目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両用受信システムのアンテナ切り換え方法、請求項4
記載の車両用受信システムでは、複数のダイバーシティ
アンテナを用いてダイバーシティ受信を行う車載用TV
受信機と、複数のダイバーシティアンテナを用いてダイ
バーシティ受信を行う車載用FM受信機とを備えた車載
用受信システムにおいて、車載用FM受信機に用いる複
数のダイバーシティアンテナの一部または全部を、車載
用TV受信機に用いる複数のダイバーシティアンテナの
一部または全部で兼用するため、車載用TV受信機に用
いる複数のダイバーシティアンテナの一部または全部に
アンテナを車載用TV受信機と車載用FM受信機に切り
換えるアンテナ切り換え手段を設け、車載用TV受信機
でTV放送を受信しているときは、アンテナ切り換え手
段を車載用TV受信機の側に切り換え、車載用FM受信
機でFM放送を受信しているときは、アンテナ切り換え
手段を車載用FM受信機の側に切り換えるようにしたこ
とを特徴としている。車室内で、TV放送とFM放送を
同時に受信することはまれであり、通常は、いずれか一
方を受信するだけである。そこで、1または複数のアン
テナを車載用TV受信機と車載用FM受信機とで共用と
し、TV放送の受信時は共用アンテナを車載用TV受信
機の側に切り換えることでダイバーシティによる良好な
TV受信を行うことができ、FM放送の受信時は共用ア
ンテナを車載用FM受信機の側に切り換えることでダイ
バーシティによる良好なFM受信を行うことができる。
そして、アンテナを共用した分だけ、車両に設置するア
ンテナ数は少なくて済み、取り付け作業や配線作業の負
担が軽減し、車両を車庫や立体駐車場に入れる際にアン
テナを短く畳む手間も軽減する。
【0005】本発明の請求項2記載のアンテナ切り換え
方法、請求項5記載の車載用受信システムでは、TV放
送の受信とFM放送の受信が同時になされているとき
は、TV放送を優先して、アンテナ切り換え手段を車載
用TV受信機の側に切り換えることを特徴としている。
これにより、若し、TV放送とFM放送が同時に受信さ
れる場合、マルチパスの影響を強く受けるTVの側に優
先してアンテナを切り換えることで、良好な画質でTV
映像を楽しむことができる。
【0006】本発明の請求項3記載のアンテナ切り換え
方法、請求項6記載の車載用受信システムでは、車載用
FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテナの一
部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数のダイ
バーシティアンテナの一部または全部で兼用するため、
車載用TV受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
ナの一部または全部にアンテナを車載用TV受信機と車
載用FM受信機に切り換えるアンテナ切り換え手段を設
け、車載用TV受信機でTV放送を受信しているとき
は、アンテナ切り換え手段を車載用TV受信機の側に切
り換え、TV放送を受信していないときはアンテナ切り
換え手段を車載用FM受信機の側に切り換えるようにし
たことを特徴としている。これにより、1または複数の
アンテナを車載用TV受信機と車載用FM受信機とで共
用とした分だけ、車両に設置するアンテナ数は少なくて
済み、取り付け作業や配線作業の負担が軽減し、車両を
車庫や立体駐車場に入れる際にアンテナを短く畳む手間
も軽減する。そして、TV放送の受信時は必ず共用アン
テナがTV側に切り換えられるので、良好なTV放送受
信を行うことができ、TV放送を受信しておらず、FM
放送を受信しているときは、良好なFM放送受信を行え
る。なお、請求項1、3記載のアンテナ切り換え方法、
請求項4、6記載の車両用受信システムにおいて、車載
用FM受信機は、FMラジオ受信機のほか、AM/FM
ラジオ受信機、文字情報やVICS情報等を受信するF
M多重放送受信機などであっても良い。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る車載用受信シ
ステムの構成を示すブロック図であり、図6と同一の構
成部分には同一の符号が付してある。10はダイバーシ
ティ方式の車載用FMラジオ受信機、20はダイバーシ
ティ方式の車載用TV受信機である。1は車両にもとも
と設置されているAM/FM兼用アンテナであり、車載
用FMラジオ受信機10と接続されている。3〜6はT
Vアンテナであり、各々、車両の所定箇所に所定方向を
向けて後付けしたものである。TVアンテナ4〜6は車
載用TV受信機20と接続されている。TVアンテナ3
はアンテナ切り換え回路30の入力側と接続されてお
り、該アンテナ切り換え回路30の2つの出力側が各
々、車載用FVラジオ受信機10と車載用TV受信機2
0に接続されている。車載用FMラジオ受信機10は図
示しない電源スイッチのオン/オフ操作に従いセット各
部に電源を供給したり、供給を停止したりする電源回路
11を有している。同様に、車載用TV受信機20も図
示しない電源スイッチのオン/オフ操作に従いセット各
部に電源を供給したり、供給を停止したりする電源回路
21を有している。電源回路11、21はACCスイッ
チから入力した+ACCを用いてDC−DCコンバータ
により直流安定化電源を作成する。
【0008】40は切り換え制御回路であり、アンテナ
切り換え回路30に対する切り換え制御を行って、車載
用FMラジオ受信機10と車載用TV受信機20の内、
あとから受信を開始した方にTVアンテナ3の接続を切
り換える。切り換え制御回路40は、各電源回路11、
21の出力電源電圧を入力し、立ち上がり変化を監視す
る。そして、電源回路11の出力電源電圧が立ち上がっ
たときLレベルに変化し、電源回路21の出力電源電圧
が立ち上がったときHレベルに変化する切り換え制御信
号をアンテナ切り換え回路30に出力する。アンテナ切
り換え回路30は切り換え制御信号がLレベルのときT
Vアンテナ3を車載用FMラジオ受信機10と接続し、
Hレベルのとき車載用TV受信機20と接続する。
【0009】図2はアンテナ切り換え回路30の具体的
な構成例を示す回路図である。TVアンテナ3はカップ
リングコンデンサC1を介して、2系統に分岐したピン
ダイオードD1,D2のアノードと接続されており、ピ
ンダイオードD1,D2のカソードが各々、カップリン
グコンデンサC6,C6を介して車載用TV受信機2
0,車載用FMラジオ受信機10に接続されている。ピ
ンダイオードD1,D2のアノード側は、抵抗R1、コ
イルL1を介して+Vと接続されている。抵抗R1、コ
イルL1、コンデンサC2はTVアンテナ3の受波信号
が+VやGNDに流れるのを阻止する機能を有する。ピ
ンダイオードD1のカソードとGNDの間に、コイルL
2、コンデンサC3が直列接続されており、コイルL2
とコンデンサC3の間にトランジスタQ1のコレクタが
接続されている。Q1のコレクタは抵抗R2を介して+
Vと接続されており、エミッタはGNDと接続されてい
る。また、Q1のベース・エミッタ間には抵抗R3が接
続されている。Q1のベースには抵抗R4を介して切り
換え制御信号が入力されるようになっている。
【0010】一方、ピンダイオードD2のカソードとG
NDの間に、コイルL3、コンデンサC4が直列接続さ
れており、コイルL3とコンデンサC4の間にトランジ
スタQ2のコレクタが接続されている。Q2のコレクタ
は抵抗R5を介して+Vと接続されており、エミッタは
GNDと接続されている。また、Q2のベース・エミッ
タ間には抵抗R6が接続されている。Q2のベースには
抵抗R7を介してトランジスタQ3のコレクタが接続さ
れている。Q3のエミッタは+Vと接続されている。ま
た、Q3のベース・エミッタ間には抵抗R8が接続され
ている。Q3のベースには抵抗R9を介して切り換え制
御信号が入力されるようになっている。
【0011】このように構成されたアンテナ切り換え回
路30において、切り換え制御信号がLレベルになる
と、Q3がオン、Q2がオン、Q1がオフとなり、ピン
ダイオードD2は順方向バイアスが掛かって導通状態と
なり、D1は順方向バイアスが掛からず非導通状態とな
る。よって、TVアンテナ3での受波信号はC1、D
2、C6を介して車載用FMラジオ受信機10の側に出
力される。なお、L3,C4により、D2のカソード側
からGNDへの受波信号の洩れが阻止される。逆に、切
り換え制御信号がHレベルになると、Q3がオフ、Q2
がオフ、Q1がオンとなり、ピンダイオードD1は順方
向バイアスが掛かって導通状態となり、D2は順方向バ
イアスが掛からず非導通状態となる。よって、TVアン
テナ3での受波信号はC1、D1、C5を介して車載用
TV受信機20の側に出力される。なお、L2,C3に
より、D1のカソード側からGNDへの受波信号の洩れ
が阻止される。
【0012】図3は切り換え制御回路40の具体的な構
成例を示す回路図である。41と42はチャタリング防
止用のシュミットトリガ回路、43はR−Sフリップフ
ロップであり、シュミットトリガ回路41と42の出力
がR端子とS端子に入力されている。R−Sフリップフ
ロップ43のQ端子から切り換え制御信号が出力され
る。車載用FM受信機10の電源スイッチがオンし、電
源回路11の出力電源電圧が立ち上がると、シュミット
トリガ回路41の出力がLからHに変化し、R−Sフリ
ップフロップ43のQ端子出力がLに落ちる。逆に、車
載用TV受信機20の電源スイッチがオンし、電源回路
21の出力電源電圧が立ち上がると、シュミットトリガ
回路42の出力がLからHに変化し、R−Sフリップフ
ロップ43のQ端子出力がHに上がる。
【0013】次に上記した実施例の動作を説明する。ユ
ーザがTV放送を視聴するため、車載用TV受信機20
の電源スイッチをオンすると、電源回路21がセット各
部に電源を供給し、TV放送の受信を開始させる。切り
換え制御回路40は電源回路11と21の出力電源電圧
の立ち上がりを監視しており、電源回路21の出力電源
電圧が立ち上がると、切り換え制御信号をHレベルに変
化させる。すると、アンテナ切り換え回路30はTVア
ンテナ3を車載用TV受信機20と接続する。この結
果、車載用TV受信機20はTVアンテナ3〜6の4本
のアンテナにより、ダイバシーティを行うことができ、
マルチパス歪の低減された良好な画質及び音質でTV放
送を視聴できる。その後、ユーザがFMラジオ放送を聴
取したくなったとき、車載用TV受信機20の電源スイ
ッチをオフし、車載用FM受信機10の電源スイッチを
オンする。すると、電源回路11がセット各部に電源を
供給し、FMラジオ放送の受信を開始させる。切り換え
制御回路40は電源回路11と21の出力電源電圧の立
ち上がりを監視しており、電源回路11の出力電源電圧
が立ち上がると、切り換え制御信号をLレベルに変化さ
せる。すると、アンテナ切り換え回路30はTVアンテ
ナ3を車載用FM受信機10と接続する。この結果、車
載用FMラジオ受信機10はTVアンテナ3とAM/F
M兼用アンテナ1の2本のアンテナにより、ダイバシー
ティを行うことができ、マルチパス歪の低減された良好
な音質でTV放送を視聴できる。
【0014】この実施例によれば、車載用FMラジオ受
信機10と車載用TV受信機20の内、後から受信を開
始した方にTVアンテナ3を切り換えることができる。
車室内で、TV放送とFMラジオ放送を同時に受信する
ことはまれであり、通常は、いずれか一方を受信するだ
けである。よって、TVアンテナ3を車載用TV受信機
20と車載用FMラジオ受信機10とで共用とし、TV
放送の受信時は共用のTVアンテナ3を車載用TV受信
機20の側に切り換えることでダイバーシティによる良
好なTV受信を行うことができ、FMラジオ放送の受信
時はTVアンテナ3を車載用FMラジオ受信機10の側
に切り換えることでダイバーシティによる良好なFM受
信を行うことができる。そして、TVアンテナ3を共用
したことで、車両に設置するアンテナ数を1本減らすこ
とができ、取り付け作業や配線作業の負担が軽減し、車
両を車庫や立体駐車場に入れる際にアンテナを短く畳む
手間も軽減する。
【0015】なお、車載用FMラジオ受信機10と車載
用TV受信機20を同時に受信し、TVの映像を見なが
らFMラジオ放送の音声を楽しむ場合が有る。このと
き、FMラジオ放送による音声よりTV映像の方がマル
チパス歪の影響を強く受けるので、同時受信時には車載
用TV受信機20の側にTVアンテナ3を切り換えるの
が望ましい。そこで、例えば、図3の切り換え制御回路
40を図4の符号40Aの如く変形し、シュミットトリ
ガ回路41とR−Sフリップフロップ43のR端子との
間に一方が負論理入力、他方が正論理入力のAND回路
44を設け、シュミットトリガ回路41の出力をAND
回路44の正論理入力とし、シュミットトリガ回路42
の出力をAND回路44の負論理入力とする。このよう
に構成された切り換え制御回路40Aは電源回路11の
出力電源電圧が立ち上がったとき、無条件で切り換え制
御信号をLレベルに変化させるのでなく、電源回路21
の出力電源電圧が立ち下がっているときだけ切り換え制
御信号をLレベルに変化させる。若し、電源回路11の
出力電源電圧が立ち上がったときに電源回路21の出力
電源電圧が立ち下がっていないときは、その後、電源回
路21の出力電源電圧が立ち下がった時点で、電源回路
11の出力電源電圧がまだ立ち上がったままであること
を条件に切り換え制御信号をLレベルに変化する。この
ようにすれば、車載用FMラジオ受信機10と車載用T
V受信機20を同時に受信するとき、TVアンテナ3は
車載用TV受信機20の側に優先的に切り換えられるの
で、TV映像を良好な画質で見ることができる。
【0016】図5は本発明の第2実施例に係る車載用受
信システムの構成を示すブロック図である。なお、図1
と同一の構成部分には同一つの符号が付してある。第1
実施例では切り換え制御回路は、TVアンテナ3を、車
載用FMラジオ受信機10と車載用TV受信機20の
内、受信している側に切り換えるようにしたが、第2実
施例では、車載用TV受信機20がTV放送を受信して
いるとき、TVアンテナ3を車載用TV受信機20の側
に切り換え、TV放送を受信していないとき車載用FM
ラジオ受信機の側に切り換えるようにしたものである。
切り換え制御回路40Bは電源回路21の出力電源電圧
を監視し、電圧が立ち上がっているときHレベル、立ち
下がっているときLレベルとなる切り換え制御信号を出
力する。他の構成部分は図1と全く同様に構成されてい
る。
【0017】第2実施例の動作につき、簡単に説明する
と、ユーザがTV放送を視聴するため車載用TV受信機
20の電源スイッチをオンすると、電源回路21の出力
電源電圧が立ち上がり、TV放送の受信が開始する。電
源回路21の出力電源電圧の立ち上がりを受けて切り換
え制御回路40BはHレベルの切り換え制御信号を出力
するので、アンテナ切り換え回路30は車載用TV受信
機20の側に切り換わる。よって、4本のアンテナ3〜
6によるダイバーシティにより、良好な画質と音質でT
V放送を視聴することができる。ユーザがTV放送の映
像だけ見て、音声はFMラジオ放送を楽しむために車載
用TV受信機20の電源はオンしたまま車載用FMラジ
オ受信機10の電源をオンしたとき、切り換え制御回路
40Bはアンテナ切り換え制御をしない。このため、車
載用TV受信機20は4本のアンテナによるダイバーシ
ティを続行し、良好な画質の映像を楽しむことができ
る。勿論、車載用FMラジオ受信機10はAM/FM兼
用アンテナ1でキャッチした受波信号に基づきFMラジ
オ放送を受信することができる。このあと、ユーザが車
載用TV受信機20の電源をオフすると、切り換え制御
回路40BはLレベルの切り換え制御信号を出力するの
で、アンテナ切り換え回路30は車載用FMラジオ受信
機10の側に切り換わる。よって、2本のアンテナ1、
3によるダイバーシティにより、良好な音質でFMラジ
オ放送を聴取することができる。
【0018】この第2実施例によれば、TVアンテナ3
を車載用TV受信機20と車載用FMラジオ受信機10
とで共用としたので、車両に設置するアンテナを1つ減
らすことができる。そして、TV放送の受信時は必ず共
用のTVアンテナ3がTV側に切り換えられるので、良
好なTV放送受信を行うことができ、TV放送を受信し
ておらず、FM放送を受信しているときは、良好なFM
放送受信を行える。なお、図5における切り換え制御回
路40B、または切り換え制御回路40Bとアンテナ切
り換え回路30は、車載用TV受信機20に内蔵させる
ようにしても良い。
【0019】上記した各実施例では、車載用TV受信機
とアンテナを共用するダイバーシティ方式の車載用FM
受信機として、車載用FMラジオ受信機を例に挙げた
が、車載用AM/FMラジオ受信機としり、FMラジオ
放送と一緒にまたは単独で文字情報やVICS情報等を
受信可能な車載用FM多重放送受信機などと組み合わせ
る場合にも同様に適用することができる。また、車載用
TV受信機は3本または5本以上のアンテナを用いてダ
イバーシティを行うようにしても良く、車載用FM受信
機は3本以上のアンテナを用いてダイバーシティを行う
ようにしても良い。また、車載用TV受信機と車載用F
M受信機とで共用するアンテナ数は2以上としても良
く、例えば、車載用FM受信機がダイバーシティに用い
る全てのアンテナを共用するようにしても良い。
【0020】
【発明の効果】本発明に係るアンテナ切り換え方法、車
載用受信システムによれば、1または複数のアンテナを
車載用TV受信機と車載用FM受信機とで共用とし、T
V放送の受信時は共用アンテナを車載用TV受信機の側
に切り換えることでダイバーシティによる良好なTV受
信を行うことができ、FM放送の受信時は共用アンテナ
を車載用FM受信機の側に切り換えることでダイバーシ
ティによる良好なFM受信を行うことができる。そし
て、アンテナを共用した分だけ、車両に設置するアンテ
ナ数は少なくて済み、取り付け作業や配線作業の負担が
軽減し、車両を車庫や立体駐車場に入れる際にアンテナ
を短く畳む手間も軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車載用受信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】アンテナ切り換え回路の具体的な構成例を示す
回路図である。
【図3】切り換え制御回路の具体的な構成例を示す回路
図である。
【図4】第1実施例に変形例に係る切り換え制御回路の
具体的な構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る車載用受信システム
の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の車載用受信システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 AM/FM兼用アンテナ 3、4、5、6
TVアンテナ 10 車載用FMラジオ受信機 20 車載用TV
受信機 30 アンテナ切り換え回路 40、40A、40B 切り換え制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のダイバーシティアンテナを用いて
    ダイバーシティ受信を行う車載用TV受信機と、複数の
    ダイバーシティアンテナを用いてダイバーシティ受信を
    行う車載用FM受信機とを備えた車載用受信システムに
    おいて、 車載用FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
    ナの一部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数
    のダイバーシティアンテナの一部または全部で兼用する
    ため、車載用TV受信機に用いる複数のダイバーシティ
    アンテナの一部または全部にアンテナを車載用TV受信
    機と車載用FM受信機に切り換えるアンテナ切り換え手
    段を設け、 車載用TV受信機でTV放送を受信しているときは、ア
    ンテナ切り換え手段を車載用TV受信機の側に切り換
    え、車載用FM受信機でFM放送を受信しているとき
    は、アンテナ切り換え手段を車載用FM受信機の側に切
    り換えるようにしたこと、 を特徴とする車載用受信システムのアンテナ切り換え方
    法。
  2. 【請求項2】 TV放送の受信とFM放送の受信が同時
    になされているときは、TV放送を優先して、アンテナ
    切り換え手段を車載用TV受信機の側に切り換えるよう
    にしたこと、 を特徴とする請求項1記載の車載用受信システムのアン
    テナ切り換え方法。
  3. 【請求項3】 複数のダイバーシティアンテナを用いて
    ダイバーシティ受信を行う車載用TV受信機と、複数の
    ダイバーシティアンテナを用いてダイバーシティ受信を
    行う車載用FM受信機とを備えた車載用受信システムに
    おいて、 車載用FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
    ナの一部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数
    のダイバーシティアンテナの一部または全部で兼用する
    ため、車載用TV受信機に用いる複数のダイバーシティ
    アンテナの一部または全部にアンテナを車載用TV受信
    機と車載用FM受信機に切り換えるアンテナ切り換え手
    段を設け、 車載用TV受信機でTV放送を受信しているときは、ア
    ンテナ切り換え手段を車載用TV受信機の側に切り換
    え、TV放送を受信していないときはアンテナ切り換え
    手段を車載用FM受信機の側に切り換えるようにしたこ
    と、 を特徴とする車載用受信システムのアンテナ切り換え方
    法。
  4. 【請求項4】 複数のダイバーシティアンテナを用いて
    ダイバーシティ受信を行う車載用TV受信機と、複数の
    ダイバーシティアンテナを用いてダイバーシティ受信を
    行う車載用FM受信機とを備えた車載用受信システムに
    おいて、 車載用FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
    ナの一部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数
    のダイバーシティアンテナの一部または全部で兼用する
    ため、車載用TV受信機に用いる複数のダイバーシティ
    アンテナの一部または全部にアンテナを車載用TV受信
    機と車載用FM受信機に切り換えるアンテナ切り換え手
    段を設けるとともに、 車載用TV受信機でTV放送を受信しているときは、ア
    ンテナ切り換え手段を車載用TV受信機の側に切り換
    え、車載用FM受信機でFM放送を受信しているとき
    は、アンテナ切り換え手段を車載用FM受信機の側に切
    り換える切り換え制御手段を設けたこと、 を特徴とする車載用受信システム。
  5. 【請求項5】 切り換え制御手段は、TV放送の受信と
    FM放送の受信が同時になされているときは、TV放送
    を優先して、アンテナ切り換え手段を車載用TV受信機
    の側に切り換えるようにしたこと、 を特徴とする請求項4記載の車載用受信システム。
  6. 【請求項6】 複数のダイバーシティアンテナを用いて
    ダイバーシティ受信を行う車載用TV受信機と、複数の
    ダイバーシティアンテナを用いてダイバーシティ受信を
    行う車載用FM受信機とを備えた車載用受信システムに
    おいて、 車載用FM受信機に用いる複数のダイバーシティアンテ
    ナの一部または全部を、車載用TV受信機に用いる複数
    のダイバーシティアンテナの一部または全部で兼用する
    ため、車載用TV受信機に用いる複数のダイバーシティ
    アンテナの一部または全部にアンテナを車載用TV受信
    機と車載用FM受信機に切り換えるアンテナ切り換え手
    段を設けるとともに、 車載用TV受信機でTV放送を受信しているときは、ア
    ンテナ切り換え手段を車載用TV受信機の側に切り換
    え、TV放送を受信していないときはアンテナ切り換え
    手段を車載用FM受信機の側に切り換える切り換え制御
    手段を設けたこと、 を特徴とする車載用受信システム。
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