JP2003304166A - 車載アンテナ装置 - Google Patents

車載アンテナ装置

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JP2003304166A
JP2003304166A JP2002106057A JP2002106057A JP2003304166A JP 2003304166 A JP2003304166 A JP 2003304166A JP 2002106057 A JP2002106057 A JP 2002106057A JP 2002106057 A JP2002106057 A JP 2002106057A JP 2003304166 A JP2003304166 A JP 2003304166A
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JP
Japan
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antenna
radio
vehicle
receiver
broadcast
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JP2002106057A
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English (en)
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Hideaki Tanaka
秀明 田中
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車載アンテナ装置に関し、兼用ア
ンテナの出力を分波することなく、車両において聴視さ
れる放送如何にかかわらず常に所定帯域のラジオ放送を
受信し取り込むことを目的とする。 【解決手段】 TV放送波およびFM放送波の双方を受
信し得るアンテナ24、及び、AM放送波と共にFM放
送波も受信し得るアンテナ26を設ける。また、アンテ
ナ24をTV受信機側およびFM受信機側のうち何れか
一に接続させる切替スイッチ40、及び、アンテナ26
をAM受信機側およびFM受信機側のうち何れか一に接
続させる切替スイッチ44を設ける。非TVモード時、
アンテナ24がFM受信機側に接続されるように切替ス
イッチ40を駆動する。そして、アンテナ24がTV受
信機側に接続されるTVモード時、アンテナ26がFM
受信機側に接続されるように切替スイッチ44を駆動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載アンテナ装置
に係り、特に、例えば道路交通情報や車両の位置補正情
報を含む特定帯域の放送を常に受信するうえで好適な車
載アンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−3252
8号公報に開示される如く、テレビジョン放送およびF
Mラジオ放送の双方を受信し得る兼用アンテナと、兼用
アンテナをテレビジョン受信機およびFMラジオ受信機
の何れかに選択的に接続させる切替手段と、を備える車
載アンテナ装置が知られている。この車載アンテナ装置
は、車両乗員がテレビジョン放送の聴視を希望する場合
に兼用アンテナがテレビジョン受信機に接続されるよう
に切替手段を切り替え、また、車両乗員がFMラジオ放
送の受信を希望する場合に兼用アンテナがFMラジオ受
信機に接続されるように切替手段を切り替える。従っ
て、上記従来の装置によれば、車両乗員の意思に従って
選択的に兼用アンテナをテレビジョンアンテナ又はFM
ラジオアンテナとして機能させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FMラジオ
放送として送信される情報には、通常のFM放送局によ
るFM音声情報以外に、所定のセンタがFM放送局を介
して車両へ提供する渋滞状況,交通規制等の道路交通情
報や車両の位置補正情報等がある。かかる道路交通情報
や位置補正情報等を適切に車両において利用するために
は、それらの情報を車両において常時受信し取り込むこ
とが必要である。しかしながら、上記従来の装置では、
車両乗員がテレビジョン放送の受信を希望した場合に、
兼用アンテナがテレビジョン受信機に接続される一方、
FMラジオ受信機に接続されないため、道路交通情報等
を受信することができない不都合が生ずる。
【0004】上記の不都合を解消するためには、車両に
FMラジオ放送専用のアンテナを設けることが考えられ
る。しかし、かかる手法ではアンテナの専有面積が増大
してしまう。また、上記の不都合を解消するために、A
Mラジオ放送を受信するアンテナにFMラジオ放送も受
信させることも考えられる。しかしながら、かかる構成
がアンテナ出力を分波器によりAM出力およびFM出力
にそれぞれ分波する構成であるものとすると、分波器に
よるアンテナ出力の通過損失が発生し、受信電圧が低下
してしまう。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、兼用アンテナの出力を分波することなく、車両
において聴視される放送如何にかかわらず常に所定帯域
のラジオ放送を受信し取り込むことが可能な車載アンテ
ナ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、テレビジョン放送および第1帯域のラ
ジオ放送の双方を受信し得る第1のアンテナと、前記第
1のアンテナを、テレビジョン放送に対応するテレビジ
ョン受信機および前記第1帯域のラジオ放送に対応する
第1ラジオ受信機の何れかに選択的に接続させる第1の
切替手段と、を備える車載アンテナ装置であって、前記
第1帯域のラジオ放送および該第1帯域とは異なる第2
帯域のラジオ放送の双方を受信し得る第2のアンテナ
と、前記第2のアンテナを、前記第1ラジオ受信機およ
び前記第2帯域のラジオ放送に対応する第2ラジオ受信
機の何れかに選択的に接続させる第2の切替手段と、前
記第1の切替手段により前記第1のアンテナがテレビジ
ョン受信機に接続される場合に、前記第2のアンテナが
前記第1ラジオ受信機に接続されるように前記第2の切
替手段を制御するラジオ切替制御手段と、を備える車載
アンテナ装置により達成される。
【0007】本発明において、テレビジョン放送および
第1帯域のラジオ放送の双方を受信し得る第1のアンテ
ナがテレビジョン受信機に接続される場合、第1帯域の
ラジオ放送および第2帯域のラジオ放送の双方を受信し
得る第2のアンテナは第1ラジオ受信機に接続される。
すなわち、第1のアンテナが第1ラジオ受信機に接続さ
れていない場合にも、第1帯域のラジオ放送が第2のア
ンテナで受信される。また、第1のアンテナの出力およ
び第2のアンテナの出力は共に、各放送出力が分波され
ることなく、切替手段の切り替えにより適宜受信機に供
給される。従って、本発明によれば、兼用アンテナの出
力を分波することなく、車両において聴視される放送如
何にかかわらず常に第1帯域のラジオ放送を受信し車両
に取り込むことができる。
【0008】この場合、請求項2に記載する如く、請求
項1記載の車載アンテナ装置において、前記ラジオ切替
制御手段は、車両においてテレビジョン放送が聴視され
る場合に、前記第2のアンテナが前記第1ラジオ受信機
に接続されるように前記第2の切替手段を制御すること
としてもよい。
【0009】ところで、車両においてテレビジョン放送
が聴視されない場合に第1のアンテナがテレビジョン受
信機に接続されたままに維持されると、第2の切替手段
による第2のアンテナの接続状態によっては、第1帯域
のラジオ放送を受信できず車両に取り込むことができな
い事態が生ずる。
【0010】従って、請求項3に記載する如く、請求項
2記載の車載アンテナ装置において、車両においてテレ
ビジョン放送が聴視されない場合に、前記第1のアンテ
ナが前記第1ラジオ受信機に接続されるように前記第1
の切替手段を制御するTV−ラジオ切替制御手段を備え
ることとすれば、第1帯域のラジオ放送を常に受信し車
両に取り込むことができる。
【0011】また、請求項4に記載する如く、請求項2
記載の車載アンテナ装置において、前記ラジオ切替制御
手段は、車両において前記第2帯域のラジオ放送が聴視
される場合には、前記第2のアンテナが前記第2ラジオ
受信機に接続されるように前記第2の切替手段を制御す
ると共に、車両において前記第2帯域のラジオ放送が聴
視される場合に、前記第1のアンテナが前記第1ラジオ
受信機に接続されるように前記第1の切替手段を制御す
るTV−ラジオ切替制御手段を備えることとすれば、第
1帯域のラジオ放送を常に受信し車両に取り込むことが
できる。
【0012】尚、請求項5に記載する如く、請求項1乃
至3の何れか一項記載の車載アンテナ装置において、前
記第1帯域のラジオ放送がFMラジオ放送であり、か
つ、前記第2帯域のラジオ放送がAMラジオ放送である
こととすれば、兼用アンテナの出力を分波することな
く、車両において聴視される放送如何にかかわらず常に
FMラジオ放送を受信することができ、例えば道路交通
情報や車両位置補正情報を常に車両に取り込むことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例であ
る車載アンテナ装置10の要部構成図を示す。また、図
2は、本実施例の車載アンテナ装置10を搭載する車両
12の外観図を示す。車両12は、放送局が放送するテ
レビジョン放送(以下、TV放送と称す)を受信するT
V受信機(図示せず)、FM帯域のラジオ放送を受信す
るFM受信機(図示せず)、及び、AM帯域のラジオ放
送を受信するAM受信機(図示せず)を備えている。本
実施例の車載アンテナ装置10は、TV受信機に同軸線
14を介して接続するTV用モジュール16、並びに、
FM受信機およびAM受信機に同軸線18,20を介し
て接続するラジオ用モジュール22を備えている。
【0014】車載アンテナ装置10は、5本のアンテナ
24,26,28,30,32を有している。アンテナ
24〜32はそれぞれ、図2に示す如く、車両12のガ
ラス34に導電性ペーストの焼き付け等により形成され
た所定のパターンからなるアンテナエレメントにより構
成されている。アンテナ24,28は共に、TV放送波
およびFMラジオ放送波の双方を受信し得るTV/FM
兼用アンテナである。また、アンテナ26は、AMラジ
オ放送波を受信し得るAM用アンテナである。更に、ア
ンテナ30,32は共に、TV放送波を受信し得るTV
用アンテナである。以下、アンテナ24をTV1/FM
サブアンテナ24と、アンテナ26をAMアンテナ26
と、アンテナ28をFMメイン/TV2アンテナ28
と、アンテナ30をTV3アンテナ30と、アンテナ3
2をTV4アンテナ32と、それぞれ称す。
【0015】TV1/FMサブアンテナ24、AMアン
テナ26、及びFMメイン/TV2アンテナ28はそれ
ぞれ、ラジオ用モジュール22に接続している。また、
TV3アンテナ30およびTV4アンテナ32はそれぞ
れ、TV用モジュール16に接続している。ラジオ用モ
ジュール22は、第1のTV−FM切替スイッチ40、
第2のTV−FM切替スイッチ42、及びAM−FM切
替スイッチ44を内蔵している。また、TV用モジュー
ル16は、ダイバシティ方式のTV受信機を実現するた
めのセレクタ46を内蔵している。
【0016】第1のTV−FM切替スイッチ40は、一
端がTV1/FMサブアンテナ24に接続し、かつ、他
端がFMアンプ50を介して同軸線18に接続すると共
にUHFアンプ52を介してTV用モジュール16のセ
レクタ46に接続するスイッチである。第1のTV−F
M切替スイッチ40は、そのスイッチ動作によりTV1
/FMサブアンテナ24をFMアンプ50側およびセレ
クタ46側のうち何れか一方に選択的に接続させる。す
なわち、TV1/FMサブアンテナ24は、第1のTV
−FM切替スイッチ40を介してFM受信機側およびT
V受信機側のうち何れか一方に接続される。
【0017】第2のTV−FM切替スイッチ42は、一
端がFMメイン/TV2アンテナ28に接続し、かつ、
他端がFMアンプ54及びミキサ56を介して同軸線2
0に接続すると共にUHFアンプ58を介してセレクタ
46に接続するスイッチである。第2のTV−FM切替
スイッチ42は、そのスイッチ動作によりFMメイン/
TV2アンテナ28をFMアンプ54側およびセレクタ
46側のうち何れか一方に選択的に接続させる。すなわ
ち、FMメイン/TV2アンテナ28は、第2のTV−
FM切替スイッチ42を介してFM受信機側およびTV
受信機側のうち何れか一方に接続される。
【0018】また、AMアンテナ26は、AMラジオ放
送波を受信可能であると共に、FMラジオ放送波を受信
可能となっている。すなわち、AMアンテナ26は、A
Mラジオ放送波およびFMラジオ放送波の双方を受信し
得るAM/FM兼用アンテナとしての機能を有してい
る。AM−FM切替スイッチ44は、一端がAMアンテ
ナ26に接続し、かつ、他端がAMアンプ60及び上記
したFMアンプ54並びにミキサ56を介して同軸線2
0に接続するスイッチである。AM−FM切替スイッチ
44は、そのスイッチ動作によりAMアンテナ26をA
Mアンプ60側およびFMアンプ54側のうち何れか一
方に選択的に接続させる。すなわち、AMアンテナ26
は、AM−FM切替スイッチ44を介してAM受信機側
およびFM受信機側のうち何れか一方に接続される。ミ
キサ56は、受信されたFMラジオ放送波とAMラジオ
放送波とを混合して同軸線20に出力する回路である。
【0019】上記したセレクタ46には、TV1/FM
サブアンテナ24が第1のTV−FM切替スイッチ40
を介して接続され、FMメイン/TV2アンテナ28が
第2のTV−FM切替スイッチ42を介して接続される
と共に、TV3アンテナ30およびTV4アンテナ32
がそれぞれ接続されている。すなわち、セレクタ46に
は、アンテナ24,28,30,32の各出力が入力さ
れる。セレクタ46は、フェージング等の受信障害を抑
制すべく、TV受信機へ供給する受信アンテナ出力をア
ンテナ24,28,30,32の各出力から適宜選択す
る回路である。セレクタ46には、また、FMトラップ
回路62、AGC付きアンプ64、及び、ノッチ回路6
6を介して同軸線14が接続されている。
【0020】従って、本実施例の構成において、ラジオ
用モジュール22のFMアンプ50,54による出力
は、同軸線18,20を介してFM受信機に取り込まれ
る。ラジオ用モジュール22のAMアンプ60による出
力は、同軸線20を介してAM受信機に取り込まれる。
また、TV用モジュール16のセレクタ46による出力
は、同軸線14を介してTV受信機に取り込まれる。F
M受信機は、ラジオ用モジュール22から同軸線18,
20を介して供給されたFMラジオ放送の受信アンテナ
出力を音声化する。AM受信機は、ラジオ用モジュール
22から同軸線20を介して供給されたAMラジオ放送
の受信アンテナ出力を音声化する。また、TV受信機
は、TV用モジュール16から同軸線14を介して供給
されたTV放送の受信アンテナ出力を映像・音声化す
る。
【0021】本実施例において、車両12は、表示モニ
タ上に映し出された地図に自車位置を表示するナビゲー
ション装置(図示せず)を搭載している。このナビゲー
ション装置は、GPS(Global Positioning System)
衛星からの電波を受信して自車位置を算出すると共に、
現在位置の補正信号としてD−GPS(DifferentialGP
S)位置補正情報がFM放送局を介してFM多重放送の
電波として車両12に受信されることにより、地図上の
車両12の自車位置を高精度に補正するナビゲーション
装置であると共に、道路の渋滞情報,交通情報等の道路
交通情報や駐車場情報,旅行時間情報等がVICSセン
タおよびFM放送局を介してFM多重放送の電波として
車両12に受信されることにより、かかるVICS情報
を表示モニタを介して車両乗員に提供し得る装置であ
る。
【0022】また、車両12は、車両乗員により操作さ
れるモード切替スイッチ(図示せず)を備えている。こ
のモード切替スイッチは、車両乗員の操作により車室内
においてTV放送を聴視するTVモード、FMラジオ放
送を聴視するFMモード、及びAMラジオ放送を聴視す
るAMモードを切り替えるためのスイッチである。モー
ド切替スイッチによりTVモードが実現されると、TV
受信機が電源の供給を受け作動状態になる。また、FM
モード又はAMモードが実現されると、FM受信機およ
びAM受信機が共に電源の供給を受け作動状態になる。
【0023】上記のモード切替スイッチは、シールドさ
れた信号線70を介して上記したTV用モジュール16
に接続している。TV用モジュール16は、信号線70
に接続するデコーダ72および切替検出回路74を内蔵
している。デコーダ72は、モード切替スイッチによる
モード状態に応じた信号をデコードする回路である。ま
た、切替検出回路74は、デコーダ72でデコードされ
た信号に応じた切替信号を出力する回路である。
【0024】また、TV用モジュール16のセレクタ4
6、AGC付きアンプ64、及びデコーダ72並びにラ
ジオ用モジュール22のUHFアンプ52,58には、
信号線70を介して電源が供給されている。セレクタ4
6、AGC付きアンプ64、デコーダ72、及びUHF
アンプ52,58は、電源の供給を受けることにより作
動状態となる。また、ラジオ用モジュール22のFMア
ンプ50,54およびAMアンプ60には、電源線76
を介して電源が供給されている。FMアンプ50,54
およびAMアンプ60は、電源の供給を受けることによ
り作動状態となる。
【0025】ラジオ用モジュール22は、信号線70を
介して電源の供給を受けるドライバ80,82,84を
内蔵している。各ドライバ80〜84は、TV用モジュ
ール16が内蔵する切替検出回路74に接続している。
切替検出回路74は、モード切替スイッチによるモード
状態に応じた切替信号をドライバ80〜84に向けて出
力する。また、ドライバ80は第1のTV−FM切替ス
イッチ40に、ドライバ82は第2のTV−FM切替ス
イッチ42に、また、ドライバ84はAM−FM切替ス
イッチ44に、それぞれ接続している。ドライバ80〜
84は、信号線70を介して電源の供給を受けている状
況下において、切替検出回路74からの指令に従って、
後に詳述する如く切替スイッチ40〜44をスイッチン
グする。
【0026】次に、図3を参照して、本実施例の車載ア
ンテナ装置10が備える切替スイッチ40〜44のスイ
ッチング動作について説明する。
【0027】図3は、本実施例における切替スイッチ4
0〜44のスイッチング動作を説明するための図を示
す。モード切替スイッチによりFMモード又はAMモー
ドが実現される場合あるいは何れのモードも実現されな
い場合、すなわち、非TVモードが実現される場合、切
替検出回路74は、第1のTV−FM切替スイッチ40
の動作によりTV1/FMサブアンテナ24がFM受信
機側に接続され、第2のTV−FM切替スイッチ42の
動作によりFMメイン/TV2アンテナ28がFM受信
機側に接続され、かつ、AM−FM切替スイッチ44の
動作によりAMアンテナ26がAM受信機側に接続され
るようにドライバ80〜84に切替信号を供給する。
【0028】この場合、ドライバ80は第1のTV−F
M切替スイッチ40を駆動することによりTV1/FM
サブアンテナ24をFM受信機側に接続させ、ドライバ
82は第2のTV−FM切替スイッチ42を駆動するこ
とによりFMメイン/TV2アンテナ28をFM受信機
側に接続させ、更に、ドライバ84はAM−FM切替ス
イッチ44を駆動することによりAMアンテナ26をA
M受信機側に接続させる。
【0029】このため、AM受信機は、非TVモード
時、AMラジオ放送波を受信し得るAMアンテナ26に
接続されるので、かかるAMアンテナ26を介してAM
ラジオ放送波を受信する。また、FM受信機は、非TV
モード時、FMラジオ放送波を受信し得るTV1/FM
サブアンテナ24およびFMメイン/TV2アンテナ2
8に接続されるので、かかるアンテナ24,28を介し
てFMラジオ放送波を受信する。
【0030】一方、モード切替スイッチによりTVモー
ドが実現される場合、切替検出回路74は、第1のTV
−FM切替スイッチ40の動作によりTV1/FMサブ
アンテナ24がTV受信機側に接続され、かつ、第2の
TV−FM切替スイッチ42の動作によりFMメイン/
TV2アンテナ28がTV受信機側に接続されるように
ドライバ80,82に切替信号を供給すると共に、AM
−FM切替スイッチ44の動作によりAMアンテナ26
がFM受信機側に接続されるようにドライバ84に切替
信号を供給する。
【0031】この場合、ドライバ80は第1のTV−F
M切替スイッチ40を駆動することによりTV1/FM
サブアンテナ24をTV受信機側に接続させ、ドライバ
82は第2のTV−FM切替スイッチ42を駆動するこ
とによりFMメイン/TV2アンテナ28をTV受信機
側に接続させ、更に、ドライバ84はAM−FM切替ス
イッチ44を駆動することによりAMアンテナをFM受
信機側に接続させる。
【0032】このため、TV受信機は、TVモード時、
TV放送波を受信し得るTV1/FMサブアンテナ2
4、FMメイン/TV2アンテナ28、TV3アンテナ
30、及びTV4アンテナ32にセレクタ46により選
択的に接続されるので、かかるアンテナ24,28,3
0,32を介してTV放送波を受信する。また、FM受
信機は、TVモード時、AMラジオ放送波と共にFMラ
ジオ放送波を受信し得るAMアンテナ26に接続される
ので、かかるAMアンテナ26を介してFMラジオ放送
波を受信する。
【0033】このように、FM受信機は、非TVモード
時においてはTV1/FMサブアンテナ24およびFM
メイン/TV2アンテナ28に接続され、また、TV1
/FMサブアンテナ24およびFMメイン/TV2アン
テナ28がTV受信機に接続されるTVモード時におい
てはFMラジオ放送を受信し得るAMアンテナ26に接
続されるので、モード切替スイッチによるモード状態に
かかわらず常にFM帯域のラジオ放送波を受信すること
ができる。FM放送局が送信する電波には、通常のFM
音声情報以外に、当該車両12のD−GPS位置補正情
報やVICS情報等が含まれている。従って、本実施例
の車載アンテナ装置10によれば、モード切替スイッチ
によるモード状態にかかわらず常に、FM受信機にD−
GPS位置補正情報やVICS情報等のFM多重放送を
取り込むことが可能となっている。
【0034】また、本実施例においては、TVモード
時、TV1/FMサブアンテナ24およびFMメイン/
TV2アンテナ28が共にTV受信機側に接続されるの
で、それらのアンテナ24,28、TV3アンテナ3
0、及びTV4アンテナ32の4つのアンテナを用いて
TV放送のダイバシティ受信が行われる。このため、本
実施例の車載アンテナ装置10によれば、TV受信機
に、TV3アンテナ30およびTV4アンテナ32のみ
を用いてダイバシティ受信を行う構成に比して更にマル
チパス歪みを低減したTV放送波を受信させることが可
能となっている。従って、TV受信機は、良好なTV放
送を確実に車両乗員に提供することが可能となってい
る。
【0035】また、本実施例においては、TV1/FM
サブアンテナ24及びFMメイン/TV2アンテナ28
がそれぞれTV放送波およびFM放送波の双方を受信し
得る兼用アンテナであり、また、AMアンテナ26がA
M放送波およびFM放送波の双方を受信し得る兼用アン
テナである。このため、本実施例の車載アンテナ装置1
0によれば、アンテナの本数がその機能を確保しつつ減
少されるので、すなわち、少ない本数でアンテナの機能
が確保されるので、車両12のガラスに占めるアンテナ
の専有面積の増大を抑制することができ、コストの上昇
も抑制することができる。
【0036】尚、上記した兼用アンテナ24〜28の受
信アンテナ出力が別個の出力部を介して或いは分波器を
用いて各受信機へ同時に供給されるものとする構成、例
えば兼用アンテナ24においてはその受信アンテナ出力
が別個の出力部を介して或いは分波器を用いてTV受信
機側およびFM受信機側の双方へ同時に供給されるもの
とする構成では、各放送波を含む受信アンテナ出力がそ
れぞれの受信機側に同時に取り込まれるため、或いは、
分波器を介することに起因して通過損失が発生するた
め、そのアンテナ出力が低下する事態が生ずる。また、
かかる構成ではアンテナ出力が低下しないようにアンテ
ナアンプ利得を上げることが必要となるが、この場合に
はアンプ利得の上昇に起因して出力に歪みが生じ易くな
る。
【0037】これに対して、本実施例においては、兼用
アンテナ24〜28の各受信アンテナ出力が、切替スイ
ッチ40〜44のスイッチ動作により選択された一の受
信機へ供給される。すなわち、別個の出力部を介して各
受信機へ同時に供給されるものではなく、また、分波器
を用いて各受信機へ同時に供給されるものでもない。こ
のため、本実施例においては、兼用アンテナ24〜28
における受信アンテナ出力の低下を防止するためにアン
テナアンプの利得を上げることは不要である。従って、
本実施例の車載アンテナ装置10によれば、アンテナア
ンプの利得向上に起因するコストの上昇を抑えることが
できると共に、兼用アンテナ24〜28の受信アンテナ
出力について歪みを生じさせることなくその出力低下を
防止することが可能となっている。
【0038】このように、本実施例の車載アンテナ装置
10においては、必要最小限のアンテナ本数で、TV放
送のダイバシティ受信を高性能に維持しつつ、兼用アン
テナ24〜28の受信アンテナ出力を別個の出力部を介
して或いは分波器を用いて各受信機へ同時に供給するこ
となく、車両において聴視される放送の如何にかかわら
ず常にFMラジオ放送波をFM受信機に受信させ取り込
むことが可能となっている。これにより、本実施例のF
M受信機は、車両12において聴視される放送の如何に
かかわらず常に、D−GPS位置補正情報やVICS情
報等のFM多重放送を取り込むことができ、車両乗員に
提供することが可能となっている。
【0039】尚、上記第1の実施例においては、FMラ
ジオ放送が特許請求の範囲に記載した「第1帯域のラジ
オ放送」に、TV1/FMサブアンテナ24又はFMメ
イン/TV2アンテナ28が特許請求の範囲に記載した
「第1のアンテナ」に、FM受信機が特許請求の範囲に
記載した「第1ラジオ受信機」に、第1のTV−FM切
替スイッチ40又は第2のTV−FM切替スイッチ42
が特許請求の範囲に記載した「第1の切替手段」に、A
Mラジオ放送が特許請求の範囲に記載した「第2帯域の
ラジオ放送」に、AMアンテナ26が特許請求の範囲に
記載した「第2のアンテナ」に、AM受信機が特許請求
の範囲に記載した「第2ラジオ受信機」に、AM−FM
切替スイッチ44が特許請求の範囲に記載した「第2の
切替手段」に、それぞれ相当している。
【0040】また、上記第1の実施例においては、切替
検出回路74が、TVモード時にAMアンテナ26がF
M受信機側に接続されるようにAM−FM切替スイッチ
44を切り替えるべくドライバ84に切替信号を供給す
ることにより特許請求の範囲に記載した「ラジオ切替制
御手段」が、非TVモード時にTV1/FMサブアンテ
ナ24およびFMメイン/TV2アンテナ28がFM受
信機側に接続されるように切替スイッチ40,42を切
り替えるべくドライバ80,82に切替信号を供給する
ことにより特許請求の範囲に記載した「TV−ラジオ切
替制御手段」が、それぞれ実現されている。
【0041】ところで、上記第1の実施例においては、
TVモード時にTV1/FMサブアンテナ24およびF
Mメイン/TV2アンテナ28をTV受信機側に接続さ
せ、かつ、AMアンテナ26をFM受信機側に接続させ
ると共に、非TVモード時にTV1/FMサブアンテナ
24およびFMメイン/TV2アンテナ28をFM受信
機側に接続させ、かつ、AMアンテナ26をAM受信機
側に接続させることとしているが、AMモード時にAM
アンテナ26をAM受信機側に接続させ、かつ、TV1
/FMサブアンテナ24およびFMメイン/TV2アン
テナ28をFM受信機側に接続させると共に、非AMモ
ード時にAMアンテナ26をFM受信機側に接続させる
こととしてもよい。この場合にも、車両12において聴
視される放送の如何にかかわらず常に、FM受信機はD
−GPS位置補正情報やVICS情報等のFM多重放送
を取り込むことができ、車両乗員はそれらの情報を提供
されることができることとなる。
【0042】次に、上記図1及び図2と共に、図4及び
図5を参照して、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0043】図4は、本実施例の車載アンテナ装置10
0の構成図を示す。また、図5は、本実施例の車載アン
テナ装置100を搭載する車両12の外観図を示す。
尚、図4及び図5において、上記図1に示す構成と同一
の構成部分については、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0044】車載アンテナ装置100は、3本のアンテ
ナ104,106,108を有している。アンテナ10
4〜108はそれぞれ、図5に示す如く、車両12のガ
ラス34に導電性ペーストの焼き付け等により形成され
た所定のパターンからなるアンテナエレメントにより構
成されている。アンテナ104は、AMラジオ放送波を
受信し得るAM用アンテナである。アンテナ106は、
TV放送波およびFMラジオ放送波の双方を受信し得る
TV/FM兼用アンテナである。また、アンテナ108
は、TV放送波を受信し得るTV用アンテナである。以
下、アンテナ104をAMアンテナ104と、アンテナ
106をFM/TV1アンテナ106と、アンテナ10
8をTV2アンテナ108と、それぞれ称す。
【0045】また、AMアンテナ104は、AMラジオ
放送波を受信可能であると共に、FMラジオ放送波を受
信可能となっている。すなわち、AMアンテナ26は、
AMラジオ放送波およびFMラジオ放送波の双方を受信
し得るAM/FM兼用アンテナとしての機能を有してい
る。AMアンテナ104には、AM−FM切替スイッチ
110が接続されている。AM−FM切替スイッチ11
0には、AMアンプ60及びFMアンプ54並びにミキ
サ56を介して同軸線20が接続されている。AM−F
M切替スイッチ110は、そのスイッチ動作によりAM
アンテナ104をAMアンプ60側およびFMアンプ5
4側のうち何れか一方に選択的に接続させる。すなわ
ち、AMアンテナ104は、AM−FM切替スイッチ1
10を介してAM受信機側およびFM受信機側のうち何
れか一方に接続される。
【0046】FM/TV1アンテナ106には、FM−
TV切替スイッチ112が接続されている。FM−TV
切替スイッチ112には、FMアンプ54及びミキサ5
6を介して同軸線20が接続されると共に、TVアンプ
58を介してセレクタ114が接続されている。FM−
TV切替スイッチ112は、そのスイッチ動作によりF
M/TV1アンテナ106をFMアンプ54側およびT
Vアンプ58側のうち何れか一方に選択的に接続させ
る。すなわち、FM/TV1アンテナ106は、FM−
TV切替スイッチ112を介してFM受信機側およびT
V受信機側のうち何れか一方に接続される。
【0047】セレクタ114には、FM/TV1アンテ
ナ106がFM−TV切替スイッチ112を介して接続
されると共に、TV2アンテナ108が接続されてい
る。すなわち、セレクタ114には、FM/TV1アン
テナ106の受信アンテナ出力およびTV2アンテナ1
08の受信アンテナ出力が入力される。セレクタ114
は、フェージング等の受信障害を抑制すべく、TV受信
機へ供給する受信アンテナ出力をアンテナ106,10
8の各出力から適宜選択する回路である。セレクタ11
4は、同軸線14を介してTV受信機に接続されてい
る。
【0048】AM−FM切替スイッチ110にはドライ
バ116が、また、FM−TV切替スイッチ112には
ドライバ118が、それぞれ接続されている。ドライバ
116,118はそれぞれ、デコーダ72および信号線
70を介して車両12のモード切替スイッチに接続し、
そのモード切替スイッチのモード状態に応じた切替信号
を出力する切替検出回路74に接続している。ドライバ
116,118は、信号線70を介して電源の供給を受
けている状況下において、切替検出回路74からの指令
に従って、切替スイッチ110,112をスイッチング
する。
【0049】本実施例において、モード切替スイッチに
よりFMモード又はAMモードが実現される場合あるい
は何れのモードも実現されない場合、すなわち、非TV
モードが実現される場合、切替検出回路74は、FM−
TV切替スイッチ112の動作によりFM/TV1アン
テナ106がFM受信機側に接続され、かつ、AM−F
M切替スイッチ110の動作によりAMアンテナ104
がAM受信機側に接続されるようにドライバ116,1
18に切替信号を供給する。
【0050】この場合、ドライバ118はFM−TV切
替スイッチ112を駆動することによりFM/TV1ア
ンテナ106をFM受信機側に接続させ、また、ドライ
バ116はAM−FM切替スイッチ110を駆動するこ
とによりAMアンテナ104をAM受信機側に接続させ
る。このため、AM受信機は、非TVモード時、AMラ
ジオ放送波を受信し得るAMアンテナ104に接続され
るので、AMアンテナ104を介してAMラジオ放送波
を受信する。また、FM受信機は、非TVモード時、F
Mラジオ放送波を受信し得るFM/TV1アンテナ10
6に接続されるので、FM/TV1アンテナ106を介
してFMラジオ放送波を受信する。
【0051】一方、モード切替スイッチによりTVモー
ドが実現される場合、切替検出回路74は、FM−TV
切替スイッチ112の動作によりFM/TV1アンテナ
106がTV受信機側に接続され、かつ、AM−FM切
替スイッチ110の動作によりAMアンテナ104がF
M受信機側に接続されるようにドライバ116,118
に切替信号を供給する。
【0052】この場合、ドライバ118はFM−TV切
替スイッチ112を駆動することによりFM/TV1ア
ンテナ106をTV受信機側に接続させ、また、ドライ
バ116はAM−FM切替スイッチ110を駆動するこ
とによりAMアンテナ104をFM受信機側に接続させ
る。このため、TV受信機は、TVモード時、TV放送
波を受信し得るFM/TV1アンテナ106およびTV
2アンテナ108にセレクタ114により選択的に接続
されるので、FM/TV1アンテナ106又はTV2ア
ンテナ108を介してTV放送波を受信する。また、F
M受信機は、TVモード時、AMラジオ放送波と共にF
Mラジオ放送波を受信し得るAMアンテナ104に接続
されるので、AMアンテナ104を介してFMラジオ放
送波を受信する。
【0053】このように、FM受信機は、非TVモード
においてはFM/TV1アンテナ106に接続され、ま
た、FM/TV1アンテナ106がTV受信機に接続さ
れるTVモード時においてはFMラジオ放送を受信し得
るAMアンテナ104に接続されるので、モード切替ス
イッチによるモード状態にかかわらず常にFM帯域のラ
ジオ放送波を受信することができる。従って、本実施例
の車載アンテナ装置100によれば、第1実施例の車載
アンテナ装置10と同様に、モード切替スイッチによる
モード状態にかかわらず常に、FM受信機にD−GPS
位置補正情報やVICS情報等のFM多重放送を取り込
むことが可能となっている。
【0054】また、本実施例においては、TVモード
時、FM/TV1アンテナ106がTV受信機側に接続
されるので、FM/TV1アンテナ106及びTV2ア
ンテナ108の2つのアンテナを用いてTV放送のダイ
バシティ受信が行われる。このため、本実施例によれ
ば、最小限のアンテナ構成でTV放送のダイバシティ受
信を確保することができ、マルチパス歪みを低減したT
V放送波を受信することができる。
【0055】また、本実施例においては、FM/TV1
アンテナ106及びAMアンテナ104がそれぞれ2種
類の放送波を受信し得る兼用アンテナである。このた
め、本実施例の車載アンテナ装置100においては、少
ない本数でアンテナの機能が確保されるので、車両12
のガラスに示すアンテナの専有面積の増大が抑制され、
コストの上昇も抑制される。
【0056】更に、本実施例においては、兼用アンテナ
106,108の各受信アンテナ出力が、切替スイッチ
110,112のスイッチ動作により選択された一の受
信機へ供給される。すなわち、別個の出力部を介して各
受信機へ同時に供給されるものではなく、また、分波器
を用いて各受信機へ同時に供給されるものでもない。こ
のため、本実施例においても、上記の第1実施例と同様
に、兼用アンテナ106,108における受信アンテナ
出力の低下を防止するためにアンテナアンプの利得を上
げることは不要であり、従って、アンテナアンプの利得
を向上させることに起因するコストの上昇を抑えること
ができると共に、兼用アンテナ106,108の受信ア
ンテナ出力について歪みを生じさせることなくその出力
低下を防止することが可能となっている。
【0057】このように、本実施例の車載アンテナ装置
100においては、更に簡素な構成で、TV放送のダイ
バシティ受信を維持しつつ、兼用アンテナ106,10
8の受信アンテナ出力を別個の出力部を介して或いは分
波器を用いて各受信機へ同時に供給することなく、車両
において聴視される放送の如何にかかわらず常にFMラ
ジオ放送波をFM受信機に受信させ取り込むことが可能
となっている。これにより、本実施例のFM受信機は、
車両12において聴視される放送の如何にかかわらず常
に、D−GPS位置補正情報やVICS情報等のFM多
重放送を取り込むことができ、車両乗員に提供すること
が可能となっている。
【0058】尚、上記第2の実施例においては、FM/
TV1アンテナ106が特許請求の範囲に記載した「第
1のアンテナ」に、FM−TV切替スイッチ112が特
許請求の範囲に記載した「第1の切替手段」に、AMア
ンテナ104が特許請求の範囲に記載した「第2のアン
テナ」に、AM−FM切替スイッチ110が特許請求の
範囲に記載した「第2の切替手段」に、それぞれ相当し
ている。
【0059】また、上記第2の実施例においては、切替
検出回路74が、TVモード時にAMアンテナ104が
FM受信機側に接続されるようにAM−FM切替スイッ
チ110を切り替えるべくドライバ116に切替信号を
供給することにより特許請求の範囲に記載した「ラジオ
切替制御手段」が、非TVモード時にFM/TV1アン
テナ106がFM受信機側に接続されるようにFM−T
V切替スイッチ112を切り替えるべくドライバ118
に切替信号を供給することにより特許請求の範囲に記載
した「TV−ラジオ切替制御手段」が、それぞれ実現さ
れている。
【0060】
【発明の効果】上述の如く、請求項1乃至4記載の発明
によれば、兼用アンテナの出力を分波することなく、車
両において聴視される放送如何にかかわらず常に第1帯
域のラジオ放送を受信し車両に取り込むことができる。
【0061】また、請求項5記載の発明によれば、兼用
アンテナの出力を分波することなく、車両において聴視
される放送如何にかかわらず常にFMラジオ放送を受信
することができる。このため、本発明によれば、FMラ
ジオ放送による例えば道路交通情報等の情報を常に車両
に取り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である車載アンテナ装置の
構成図である。
【図2】本実施例の車載アンテナ装置を搭載する車両の
外観図である。
【図3】本実施例の車載アンテナ装置における切替手段
のスイッチング動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施例である車載アンテナ装置の
構成図である。
【図5】本実施例の車載アンテナ装置を搭載する車両の
外観図である。
【符号の説明】 10,100 車載アンテナ装置 24 TV1/FMサブアンテナ 26,104 AMアンテナ 28 FMメイン/TV2アンテナ 40 第1のTV−FM切替スイッチ 42 第2のTV−FM切替スイッチ 44,110 AM−FM切替スイッチ 74 切替検出回路 106 FM/TV1アンテナ 112 FM−TV切替スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA02 AA13 AB02 CA06 DB04 EA04 FA31 GA02 HA05 HA10 5J046 AA04 AA12 AB03 AB17 LA01 LA05 LA09 LA16 5K062 AA03 AA05 AA06 AA11 AB11 AB19 AC01 AC06 AE05 BA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送および第1帯域のラジ
    オ放送の双方を受信し得る第1のアンテナと、前記第1
    のアンテナを、テレビジョン放送に対応するテレビジョ
    ン受信機および前記第1帯域のラジオ放送に対応する第
    1ラジオ受信機の何れかに選択的に接続させる第1の切
    替手段と、を備える車載アンテナ装置であって、 前記第1帯域のラジオ放送および該第1帯域とは異なる
    第2帯域のラジオ放送の双方を受信し得る第2のアンテ
    ナと、 前記第2のアンテナを、前記第1ラジオ受信機および前
    記第2帯域のラジオ放送に対応する第2ラジオ受信機の
    何れかに選択的に接続させる第2の切替手段と、 前記第1の切替手段により前記第1のアンテナがテレビ
    ジョン受信機に接続される場合に、前記第2のアンテナ
    が前記第1ラジオ受信機に接続されるように前記第2の
    切替手段を制御するラジオ切替制御手段と、 を備えることを特徴とする車載アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記ラジオ切替制御手段は、車両におい
    てテレビジョン放送が聴視される場合に、前記第2のア
    ンテナが前記第1ラジオ受信機に接続されるように前記
    第2の切替手段を制御することを特徴とする請求項1記
    載の車載アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 車両においてテレビジョン放送が聴視さ
    れない場合に、前記第1のアンテナが前記第1ラジオ受
    信機に接続されるように前記第1の切替手段を制御する
    TV−ラジオ切替制御手段を備えることを特徴とする請
    求項2記載の車載アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記ラジオ切替制御手段は、車両におい
    て前記第2帯域のラジオ放送が聴視される場合には、前
    記第2のアンテナが前記第2ラジオ受信機に接続される
    ように前記第2の切替手段を制御すると共に、 車両において前記第2帯域のラジオ放送が聴視される場
    合に、前記第1のアンテナが前記第1ラジオ受信機に接
    続されるように前記第1の切替手段を制御するTV−ラ
    ジオ切替制御手段を備えることを特徴とする請求項2記
    載の車載アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1帯域のラジオ放送がFMラジオ
    放送であり、かつ、 前記第2帯域のラジオ放送がAMラジオ放送であること
    を特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の車載ア
    ンテナ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007080760A1 (ja) * 2006-01-12 2007-07-19 Nec Corporation 携帯端末装置、アンテナ切り替え方法、及びプログラム
WO2008096751A1 (ja) * 2007-02-06 2008-08-14 Nippon Sheet Glass Company, Limited 車両用ガラスアンテナ
WO2010013430A1 (ja) * 2008-07-28 2010-02-04 パナソニック株式会社 アンテナ装置と、これを用いた通信機器

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