JPH11271267A - 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置 - Google Patents

残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置

Info

Publication number
JPH11271267A
JPH11271267A JP10092572A JP9257298A JPH11271267A JP H11271267 A JPH11271267 A JP H11271267A JP 10092572 A JP10092572 A JP 10092572A JP 9257298 A JP9257298 A JP 9257298A JP H11271267 A JPH11271267 A JP H11271267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolysis
aqueous solution
residual chlorine
chlorine concentration
concentration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10092572A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Tatsumi
良城 辰己
Tatsuo Kamiyoshi
達夫 神吉
Shigeyuki Katayama
茂幸 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Glory Kiki Co Ltd
Original Assignee
Glory Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Glory Kiki Co Ltd filed Critical Glory Kiki Co Ltd
Priority to JP10092572A priority Critical patent/JPH11271267A/ja
Publication of JPH11271267A publication Critical patent/JPH11271267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 残留塩素濃度を所定値に高精度に維持する。 【解決手段】 水溶液供給手段28から塩素イオンを含む
水溶液が供給される電解槽10に直流電源26から電解電力
を供給して、水溶液を電解する。水溶液の電解時の電解
電圧を電圧計54が検出する。複数パターンの電解電圧に
おける塩素イオンの酸化による塩素ガスの生成反応比率
と、これに対応する前記電圧とを記憶部60が記憶してい
る。電圧計54によって検出された電圧に相当する塩素ガ
スの生成反応比率を、記憶部60の記憶値に基づいて決定
する。演算部58が、塩素ガスの生成反応比率を変数と
し、塩素ガスが水溶液に溶解する溶解速度係数を定数と
する残留塩素濃度算出式に、決定された塩素ガスの生成
反応比率を代入して、残留塩素濃度を算出する。設定部
64によって設定された、電解槽10で生成すべき電解水の
残留塩素濃度と、算出した残留塩素濃度とを演算部58が
比較する。この比較結果によって、電源26が供給する電
圧または電流または水溶液供給手段28からの流量を制御
部62が制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶液を電解(電
気分解)して、酸性水とアルカリ性水とからなる電解水
を得る電解水生成装置と、この電解水の残留塩素濃度を
測定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塩素イオン濃度の測定技術の一例
として、例えば特開平8−122299号公報に開示さ
れているものがある。この測定技術は、イオン感応膜を
挿着した塩素イオン電極を被検液に接触させ、塩素イオ
ン濃度に応じて生じる塩素イオン電極の出力電位を測定
することによって、被検液中の塩素イオン濃度を決定す
る。また特開平7−209231号公報には、電解水の
導電率と塩素濃度との間に因果関係があることを利用し
て、電解水の導電率と電解電流値とを測定し、導電率と
電解電流値との関係から塩素濃度を測定する技術が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平8−1
22299号公報の技術では、被検液中に含まれている
妨害成分の影響を受けて、塩素イオン濃度が正確に測定
できない。また、基準液と被検液との電位差を測定する
ための装置が、別に必要であり、装置の構成が複雑にな
る。また、塩素イオン電極の表面の洗浄や、基準溶液の
補充等のメンテナンスを頻繁に行わなければならない。
また、応答時間が長く、流水式の電解水生成装置では、
実用が困難である。
【0004】特開平7−209231号公報の技術で
は、電解水の伝導率は、残留塩素以外に電解水に含まれ
ている溶存成分、例えばH+ 、OH- 、Na+ 、原水に
含まれるその他の金属イオンの影響を受けるので、導電
率と電解電流との関係だけでは、精度のよい塩素濃度の
測定は、困難であった。
【0005】本発明は、メンテナンスが容易で、電解水
の残留塩素濃度を迅速に、かつ高精度に測定できる残留
塩素濃度の測定方法及び装置を提供することを目的とす
る。また、このようにして求めた残留塩素濃度を所定値
に維持する電解水生成装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、残留塩素濃度測定方法は、塩素イオンを含む水溶
液を電解して電解水を得ているときの電解条件を検出す
る段階と、前記検出された電解条件における前記塩素イ
オンの酸化による塩素ガスの生成反応比率を決定する段
階と、前記塩素ガスが前記水溶液に溶解する溶解速度係
数を決定する段階と、前記塩素ガスの生成反応比率を変
数とし、前記溶解速度係数を定数とする、前記水溶液中
の残留塩素濃度算出式に、前記塩素ガスの生成反応比率
と、前記電解条件とを代入し、前記電解水の残留塩素濃
度を算出する段階とを、備えている。
【0007】電解条件としては、少なくとも、電解電圧
値と、電解電流値と、前記水溶液の電解質濃度のいずれ
かを含むものとすることができる。これに加えて、前記
電解条件は、前記水溶液の流量を含むものとできる。ま
た、水溶液の流量に代えて、前記電解条件は、前記水溶
液の温度を含むものとできる。
【0008】本発明による残留塩素濃度測定装置は、電
解槽に水溶液供給手段から塩素イオンを含む水溶液を供
給し、前記電解槽に電解電力を電源手段から供給して、
前記水溶液を電解する電解水生成装置において、前記水
溶液の電解時の電解条件を検出する電解条件検出手段
と、複数パターンの電解条件における前記塩素イオンの
酸化による塩素ガスの生成反応比率と、これに対応する
前記電解条件とを記憶する記憶手段と、前記電解条件検
出手段によって検出された電解条件に相当する前記塩素
ガスの生成反応比率を、前記記憶手段の記憶値に基づい
て決定し、前記塩素ガスの生成反応比率を変数とし、前
記塩素ガスが前記水溶液に溶解する溶解速度係数を定数
とする残留塩素濃度算出式に、前記決定された塩素ガス
の生成反応比率と電解条件とを代入して、残留塩素濃度
を算出する演算手段とを、具備するものである。
【0009】電解条件検出手段としては、少なくとも、
電解電圧値検出手段と、電解電流値検出手段と、前記電
解槽内の水溶液の電解質濃度の検出手段との、いずれか
を利用することができる。これに加えて、前記電解条件
検出手段は、前記電解槽内の水溶液の流量の測定手段を
含むものとできる。流量の測定手段に代えて、前記電解
条件検出手段は、前記電解槽内の水溶液の温度測定手段
を含むものとできる。また前記演算手段によって算出し
た残留塩素濃度を表示する表示手段を備えることもでき
る。
【0010】本発明による電解水生成装置は、水溶液供
給手段から塩素イオンを含む水溶液が供給される電解槽
と、この電解槽に電解電力を供給して、前記水溶液を電
解する電源手段と、上述した残留塩素濃度測定装置と同
様な電解条件検出手段、記憶手段と、演算手段とを有
し、さらに、前記電解槽で生成すべき電解水の残留塩素
濃度が設定される設定手段と、この設定された残留塩素
濃度と、前記演算手段により算出した残留塩素濃度とを
比較する比較手段と、この比較手段による比較結果によ
って、前記電源手段が供給する電解電圧または電解電流
または前記水溶液供給手段からの流量を制御する制御手
段とを、具備している。
【0011】塩素イオンを含む溶液を電解した場合、陽
極側では、水酸化物イオンの酸化により酸素ガスが発生
し、塩素イオンの酸化により塩素ガスが発生する。この
塩素ガスが水に溶解する。上記の測定方法、測定装置及
び電解水生成装置において使用される算出式は、後述す
るように、上記塩素イオンの酸化による塩素ガスの発生
比率と、塩素ガスの溶液への溶解速度係数とを考慮した
ものである。塩素イオンの酸化による塩素ガスの発生比
率は、電解条件によって値が変化する。一方、溶解速度
係数は、後述するようにほぼ定数と見なすことができ
る。そこで、電解条件を検出し、この電解条件に適応し
た塩素ガスの発生比率を、上記算出式に代入し、残留塩
素濃度を算出している。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の基礎となる水の電
解反応とイオンの物質移動について考える。図2に示す
ような電解槽では、それの内部に、互いに対向するよう
に正の板状の電極(陽電極)2と、負の板状の電極(陰
電極)4が配置され、これら電極2、4の中間にイオン
のみを通過させる膜6が配置されている。膜厚はδで、
膜6と電極2、4との間の距離はそれぞれd/2であ
る。両電極2、4に直流電源が供給されて、電解槽に供
給されている塩素イオンを含む溶液、例えば食塩水の電
解が行われ、生成された酸性水とアルカリ性水とが電解
槽から吐出されている。即ち、流水式の電解水生成装置
である。
【0013】この電解槽で電解を行うと、図2内に示す
反応式で表されるように、水素イオン、水酸化物イオ
ン、ナトリウムイオン、塩素イオンのような各種イオン
が発生する。これらのイオンの濃度は、x方向、即ち電
極2、4の方向に一定で、z方向、即ち供給液の流れ方
向のみの関数とする。また、x方向のイオン濃度及び電
位勾配は、膜6内のみで存在するとする。また、供給さ
れる溶液の速度分布はx方向に一様で、z方向に速度v
で流れているとする。
【0014】図2において、正電極2での水の酸化反応
による水素イオンの生成反応は、比率f1 で、同水酸化
物の酸化反応は、比率f2 で、塩素イオンの酸化による
塩素ガスの発生反応は、比率(1−f1 −f2 )でそれ
ぞれ発生するものとする。負極4側では、水の還元によ
る水酸化物イオンの生成反応は比率g1 で、水素イオン
の還元は、比率(1−g1 )で起こるものとする。
【0015】例えば、水素イオンは陽極2で速度f1
Je/Fで生成される。但し、Jeは電流密度、Fはフ
ァラデー定数である。これらの反応により、陽極2側で
酸素ガス及び塩素ガスが発生し、陰極側で水素ガスが発
生する。これらの気体の気泡が占める体積の全体積に対
する比率を陽極2側ではεA 、陰極4側ではεB とす
る。陽極2側では、塩素ガスが水に溶解し、さらに溶解
した塩素の加水分解が起こり、次亜塩素酸、水素イオ
ン、塩素イオンが生成される。
【0016】各種イオンは、膜6内における電気化学ポ
テンシャルを推進力として移動する従って、膜6内にお
けるイオンi(Na+ 、Cl- 、H+ 、OH- )の物質
流速Ni f は、数1で示される。
【0017】
【数1】
【0018】ここで、Ci A 、Ci B は、イオン種iの
濃度、Ki A 、Ki B は、膜6の境界相におけるi成分
の分配係数で、Aは酸性(陽極2)側、Bはアルカリ
(陰極4)側を示す。ωi はイオン種iのモル移動度、
αi は電荷数、Rは気体定数、Tは温度、Fはファラデ
ー定数、Δφf は電位差を表す。
【0019】図3は、酸性側、アルカリ側におけるイオ
ンの移動の模式図で、同図に示すNi は、イオンiのz
方向での物質流速、Ni 0 、Ni d はそれぞれ負電極
4、正電極2でのイオンの発生流速である。Ni f はイ
オンiのz方向での流速である。
【0020】電解槽内の微小部分における流速の関係
は、各種イオンの物質収支を考慮すると、数2、数3に
よって表すことができる。
【0021】
【数2】
【数3】
【0022】ここで、vは食塩水の流速、bは電極2、
4の幅である。Q=vd/2と置き、かつ溶解した塩素
の加水分解によるイオンの生成速度Ri を考慮して、数
2、数3を整理すると、数4、数5となる。
【0023】
【数4】
【数5】
【0024】Ri は数6によって与えられる。
【0025】
【数6】
【0026】但し、RNA + =ROH- =0である。
【0027】電解槽の電解質溶液入口z=0における境
界条件は、Ci A =Ci B =Ci 0である。境界条件C
i 0 は供給液のNaClの濃度によって変化する。
【0028】各相における物質収支式及び境界条件を用
い、各種イオンに対する基礎式を導出する。まず、水素
イオンの場合について述べる。電解による水素イオン
は、陽極2側では水の酸化反応によって生成されると共
に、塩素の加水分解による次亜塩素酸の発生によっても
生成される。陰極4側では水素イオンは、還元反応によ
り水素ガスとなるため、水素イオンは減少する。陽極2
における反応式を数7、数8に、陰極4における反応式
を数9に示す。
【0029】
【数7】
【数8】
【数9】
【0030】これらの反応から電極における水素イオン
の生成速度Ni 0 、Ni d は、数10、数12によって
表される。
【0031】
【数10】
【数11】
【0032】溶解した塩素の加水分解によるイオンの生
成速度Ri も考慮すると、水素イオンの移動に対する基
礎式として数12、数13が得られる。
【0033】
【数12】
【数13】
【0034】次に水酸化物イオンについて考える。陽極
2において水酸化物イオンの酸化により1モルの水酸化
物から0.25モルの酸素ガスと0.5モルの水が生成
され、陰極4において水の還元反応により水酸化物イオ
ンが生成される。陽極2における反応式を数14に、陰
極4における反応式を数15に示す。
【0035】
【数14】
【数15】
【0036】これらの反応から電極2、4における水酸
化物イオンの生成速度Ni 0 、Ni d は、数16、数1
7によって表される。
【0037】
【数16】
【数17】
【0038】従って、水酸化物イオンの移動に対する基
礎式として、数18、数19が得られる。
【0039】
【数18】
【数19】
【0040】次に、ナトリウムイオンについて考える。
ナトリウムイオンは、陽極2及び陰極4において電解に
よっては生じないので、Ni 0 =Ni d =0である。よ
って、ナトリウムイオンの移動の基礎式は、数20、数
21によって表される。
【0041】
【数20】
【数21】
【0042】次に塩素イオンについて考える。陽極2に
おける塩素イオンの酸化反応により塩素ガスが発生し、
この塩素ガスが水に溶解し、加水分解し、次亜塩素酸と
水素イオンと塩素イオンとを発生する。陰極4側では、
この反応は生じない。陽極2における反応式を数22、
数23に示す。
【0043】
【数22】
【数23】
【0044】これらの反応から陽極2における塩素イオ
ンの生成速度Ni 0 、Ni d は、数24、数25によっ
て表される。
【0045】
【数24】
【数25】
【0046】溶解塩素の加水分解によるイオンの生成速
度Ri を考慮すると、塩素イオンの移動に対する基礎式
は、数26、数27によって表される。
【0047】
【数26】
【数27】
【0048】次に塩素ガス及び溶解塩素について考え
る。陽極2における塩素イオンの酸化によって発生する
塩素ガスの一部は、或る溶解度で溶液に溶解し、溶解し
た塩素の一部が加水分解され、次亜塩素酸となる。陰極
4では、この反応は起こらない。これらの反応を数2
7、数28、数29に示す。
【0049】
【数28】
【数29】
【数30】
【0050】陽極2において酸素と塩素の2種類の気体
が発生する。この2種類の気体からなる気泡の全圧は大
気圧に等しく、酸素は塩素と比較して水に溶解しにくい
ので、無視する。図4に塩素ガスの溶液への吸収の模式
図を示す。図4におけるPCl2 は気相における塩素の分
圧を、CCl2 は液相における溶解塩素Cl2(aq) の濃度
である。気体と液体との界面近傍において気相及び液相
に境膜が存在し、この境膜において濃度勾配が生じてい
る。気液界面では平衡が保たれており、界面における分
圧をPi Cl2 、濃度をCi Cl2 (aq) とする。気相側及
び液相側における境膜物質移動係数をそれぞれkG 、k
L とし、濃度差との関係から数31に示す物質移動速度
の式を得ることができる。
【0051】
【数31】
【0052】数31におけるaは、気液接触面積を示
す。PCl2 に平衡な濃度をCCl2 * 、CCl2(aq) に平衡
な分圧をPCl2 * と仮定し、PCl2 とPCl2 * との差、
Cl2 * とCCl2(aq) の差を総括推進力にとり、気相側
及び液相側における総括物質移動係数KG 、KL を定義
すると、数32のようになる。
【0053】
【数32】
【0054】溶液の温度が298Kとすると、気体の全
圧が大気圧であるので、塩素ガスの限界温度圧力から値
が離れている。よって、分圧によって気体の溶液に対す
る溶解度が決まり、ヘンリーの法則が成立する。ヘンリ
ーの法則は気体の分圧とモル分率との関係で成り立つ
が、塩素の吸収においてモル分率の代わりにモル濃度を
用いる。ヘンリーの法則から、数33、数34に示す関
係が得られる。
【0055】
【数33】
【数34】
【0056】数33、数34におけるH’はヘンリー定
数である。数33、数34を数31、数32に代入し、
整理すると、数35が得られる。
【0057】
【数35】
【0058】数35を整理すると、境膜物質係数kG
L と総括物質移動係数KG 、KLとの関係を数36に
よって得ることができる。
【0059】
【数36】
【0060】塩素ガスの溶解度は非常に大きく、ヘンリ
ー定数H’は1.185x10-6kmol/Jと非常に
小さい値を持つので、KG =kG となる。よって塩素ガ
スの物質移動速度は、NCl2 =kG a(PCl2 −H’C
Cl2(aq) )となる。
【0061】気相の占める体積比を考慮し、上記の塩素
ガスの物質移動速度と陽極2における生成速度の関係か
ら塩素ガスの分圧PCl2 及び液相中の溶解塩素(残留塩
素)濃度CCl2(aq) はそれぞれ数37、数38によって
表すことができる。
【0062】
【数37】
【数38】
【0063】便宜上、液相と気相の全体積基準とした塩
素ガスの濃度をCCl2(g)=εA Cl2(g)/RTで定義す
ると、数37、数38は、数39、数40で表される。
【0064】
【数39】
【数40】
【0065】ここで、kG aRT/εA をha 、kG
H’をhd とおいている。塩素ガス及び溶解塩素濃度に
対する境界条件は、z=0において、CCl2(g)=C
Cl2(aq)=0である。
【0066】次に、電解槽内の気泡が占める空間率を考
える。陽極2の表面において塩素ガスと酸素ガスの2種
類の気体からなる気泡が発生する。この気泡内における
塩素ガスと酸素ガスのモル数は、数41、数42で表さ
れる。
【0067】
【数41】
【数42】
【0068】数41、数42において、lは電解槽の長
さ、vは供給液の流速である。ガスの占める体積は、数
41、数42の解析解を用い、気体の状態方程式から数
43で表される。
【0069】
【数43】
【0070】陽極2側における気泡の占める体積比εA
は、数44によって表される。
【0071】
【数44】
【0072】気泡の占める体積比が最も大きな値を持つ
条件として、電解槽の長さl=0.4m、陽極2と陰極
4の距離d=8mm、水の酸化による水素イオンの生成
反応の比率f1 =0.78、水酸化物の酸化による酸素
ガスの生成反応の比率f2 =5x10-4、ファラデー定
数F=96485C/mol、気体の圧力P=1.01
3x105 Pa、温度T=298K、供給液の流速v=
4.17x10-1m/s、電流密度Je=2800C/
s・m2 を、数44に代入すると、気泡の占める体積比
εA は約0.025となる。陰極4の表面において発生
する水素ガスは陽極2の表面において発生する気体と比
較して発生量が少ない。よって、気泡の占める体積比ε
A 、εB は非常に小さい値を持つので、各種イオンの移
動に対する基礎式を解析し、それぞれの濃度を算出する
ときには、無視できる。
【0073】各種イオンの物質収支式は、全て連立方程
式からなりたっており、ラプラス変換することによって
容易に解くことができる。各種イオンの陽極2側におけ
る濃度Ci A と陰極4側における濃度Ci B 及び塩素ガ
スと溶解塩素濃度は、数45、数46、数47、数4
8、数49、数50、数51、数52、数53、数54
によって表される。
【0074】
【数45】
【数46】
【数47】
【数48】
【数49】
【数50】
【数51】
【数52】
【数53】
【数54】
【0075】数45、数46、数47、数48、数4
9、数50、数51、数52、数53に現れている
+ 、D- 、W1 、W2 、L1 、M1 、U1 、M、N
は、数55、数56、数57、数58、数59、数6
0、数61、数62、数63、数64によって定義さ
れ、定数である。
【0076】
【数55】
【数56】
【数57】
【数58】
【数59】
【数60】
【数61】
【数62】
【数63】
【数64】
【0077】残留塩素濃度は、数54から計算すること
ができる。数54において未知数であるのは、C
Cl2(aq) 0 、CCl2(g) 0、f1 、f2 、ha 、hd であ
る。Jeは、電解中に測定できる。CCl2(aq) 0 、C
Cl2(g) 0は、陰極4周辺の残留塩素の濃度、塩素ガスの
濃度であるが、陰極4側では塩素は発生していないの
で、0と見なせる。f2 は陽極2側での水酸化物イオン
の酸化による酸素ガスの生成反応比率である。陽極2側
では、この水酸化物イオンの酸化による酸素ガスの生成
反応が起こりにくいので、f2 は0とみなせる。結局、
残留塩素濃度を求めるために必要な値は、f1 、ha
d である。
【0078】上述したように、f1 は、陽極2側での水
の酸化による水素イオンの生成反応比率である。またh
a は上述したようにkG aRTで表され、hd はkG
H’である。従って、気相側における境膜物質移動係数
G を求めれば、ha 、hdを求められる。上述したよ
うに、kG はKG にほぼ等しいので、気相側における総
括物質移動係数を求めることにもなる。このようにkG
またはKG を求めることは、塩素ガスが水溶液に溶解す
る溶解速度係数を求めることになる。
【0079】f1 、ha 、hd の算出は次のように行
う。まず、或る温度における経験的に適当と思われるf
1 、ha 、hd の値を仮に決定し、これらと或る電流密
度Jeと流速v(Qに関連している)を数54に代入
し、残留塩素濃度を算出する。実際に上記或る温度にお
ける上記の電流密度Je、流速vでの残留塩素濃度を測
定する。実測値と計算値とを比較し、その差に基づいて
1 、ha 、hd を変更する。この変更されたf1 、h
a 、hd によって再び残留塩素濃度を算出する。この作
業を何回か行って、ha 、hd の値を決定する。そし
て、ha 上記或る温度から、kG を決定する。この
G は、電解条件、例えば電解電圧、電解電流、供給液
の流速、温度等によって変動しないと見なせるので、固
定値とする。
【0080】一方、f1 は電解条件によって変動すると
考えられるので、様々な電解条件におけるf1 を測定
し、実際に電解を行うときの電解条件に対応するf1
測定する必要がある。
【0081】そこで、数54において、例えば、或る温
度で、Q(これは流速vに関連している)を一定とし、
電流密度Je(これは電解電圧、電解電流によって変化
する)を種々に変化させて、それぞれ残留塩素濃度を計
算する。そして、また実際の残留塩素濃度を測定する。
この計算値と実測値とから、様々な電流密度におけるf
1 を決定する。このようにして決定されたf1 と各電流
密度とを対応させて、適当な記憶手段に記憶させてお
き、実際に電解が行われているときの電流密度を測定
し、この測定された電流密度に対応するf1 と上記のk
G とを用いて、この電流密度における残留塩素濃度を算
出する。なお、記憶させるf1 の数を減少させたい場合
には、例えば適当な間隔ごとに電流密度を測定すると共
に、この電流密度に対応するf1 を記憶させ、測定され
ていない電流密度によって電解が行われているときは、
補間演算によって求めるようにしてもよい。
【0082】また、上記の説明では、電流密度を電解条
件として変化させたが、電解電圧、電解電流、水溶液の
初期濃度、流量(流速vに関連している)のいずれか1
つを変化させてもよい。
【0083】また、上記の説明では、変化させた電解条
件は1つだけであるが、複数の電解条件を変化させて、
1 を決定してもよい。例えば電解電圧、電解電流、水
溶液の初期濃度のうちいずれか1つと、温度Tまたは水
溶液の流速(流量)とを変化させ、これらに対応してf
1 を記憶させ、実際に電解が行われているときに、電解
電圧、電解電流、水溶液の初期濃度のうちいずれか1つ
と、温度Tまたは水溶液の流速(流量)とを測定し、こ
れら両測定値に対応するf1 を求めて、上述したのと同
様にして、残留塩素濃度を算出してもよい。無論、全て
の電解条件を変化させてもよいし、適切に選択した3以
上の電解条件を変化させてもよい。
【0084】図1に、上述した残留塩素濃度の測定方法
を実施した残留塩素濃度測定装置を備えた電解水生成装
置を示す。この電解水生成装置は、流水式のもので、電
解槽10を有している。この電解槽10は、その内部に
対向配置された陽電極12と陰電極14とを有してい
る。これら正電極12と陰電極14との中間に、イオン
のみを通過させる隔膜16が配置され、電解槽10を陽
極室18と陰極室20とに分離している。電解槽10
は、後述するように、供給された塩素イオンを含む水溶
液を電解し、陽極室18に酸性水を、陰極室20にアル
カリ性水をそれぞれ生成する。生成された酸性水を吐出
するための酸性水吐出管22が陽極室18に設けられ、
生成されたアルカリ性水を吐出するためのアルカリ性水
吐出管24が、陰極室20に設けられている。電解する
ために、陽電極12が、直流電源26の正極に接続さ
れ、陰電極14が直流電源26の負極に接続されてい
る。
【0085】電解槽10には、電解される水溶液が水溶
液供給手段28によって供給されている。水溶液供給手
段28は、原水、例えば水道水を導入するための原水導
入管30を有し、さらに例えば塩水タンク32から塩水
を導入するための塩水導入管34も有している。これら
原水と塩水とは、混合部36に供給される。混合部36
は、例えばベンチュリー効果を利用したエゼクターで、
原水に塩水を混合した水溶液を生成し、この水溶液を給
水管38を介して電解槽10に供給する。無論、陽電極
12、陰電極14それぞれに水溶液が接触するように、
電解槽10に水溶液が供給されている。
【0086】原水導入管30には、原水の流量を調整す
るための流量調整弁39と、原水の混合部36への供給
開始、停止を行うための開閉弁40とが設けられてい
る。同様に、塩水導入管34にも流量調整弁42と開閉
弁44とが設けられている。これら流量調整弁39、4
2によって原水及び塩水の流量を調整することにより、
水溶液の流量や濃度を調整することができる。
【0087】原水導入管30には、原水の流量を検出す
る原水流量センサ46が設けられている。給水管38に
は、水溶液の流量を検出するための流量計48と、水溶
液の濃度を検出するための濃度計50が設けられてい
る。また、電解槽10には、水溶液の温度を検出するた
めの温度計52が設けられている。さらに、電解槽10
の両電極12、14間に印加されている電圧を検出する
ための電圧計54が設けられ、両電極12、14を流れ
る電流を検出するための電流計56も設けられている。
【0088】これら原水流量センサ46、流量計48、
濃度計50、温度計52、電圧計54、電流計56から
の各検出信号は、演算部58に供給されている。演算部
58は、供給された各検出信号と、f1 とkG とを用い
て、上述した残留塩素濃度の算出を行うように構成され
ている。
【0089】演算部58には、記憶部60が接続されて
おり、これには上述したように、特定の電解条件、例え
ば電解電圧を一定値ごとに変化させ、各電解電圧とこれ
ら電解電圧に対応するf1 とを記憶させてある。また、
G も記憶部60に記憶させてある。この他、数51に
おいて使用する各種定数も記憶部60に記憶されてい
る。従って、電圧計54によって検出された電圧を表す
検出信号が演算部58に供給されたとき、演算部58
は、これに対応するf1 を記憶部60から読み出す。電
圧検出信号が、記憶されている電圧に対応しないときに
は、演算部58は補間法を用いて、供給された電圧検出
信号に対応するf1 を算出する。この算出したf1 と、
記憶部60に記憶されているkG と、流量計48、温度
計52、電圧計54、電流計56の各検出信号とを、数
54に代入して、そのときの残留塩素濃度を算出する。
【0090】算出された残留塩素濃度は、制御部62に
供給される。制御部62には、電解水生成装置から吐出
させようとする酸性水の残留塩素濃度が残留塩素濃度設
定部64によって設定されている。制御部62は、この
設定された残留塩素濃度と、演算部58から供給された
実際の残留塩素濃度とが一致するように、電源26から
電解槽10に供給している電解電圧または電解電流の値
を調整するか、或いは流量調整弁39、42を調整し
て、混合部36から供給されている水溶液の流量を調整
する。従って、この電解水生成装置から吐出される酸性
水の残留塩素濃度は、設定部64によって設定された濃
度に維持される。残留塩素濃度を調整するために、他の
電解条件を変更することも考えられるが、電解電圧、電
解電流または流量を調整するのが最も容易である。ま
た、算出された残留塩素濃度は、残留塩素濃度表示部6
6に表示される。
【0091】なお、演算部58、制御部62は、例えば
マイクロコンピュータによって実現できる。その場合、
演算部58及び制御部62としてマイクロコンピュータ
を機能させるためのプログラムは、記憶部60に記憶さ
れている。また、電解電圧とf1 との関係を記憶部60
に記憶させたが、電解電流とf1 との関係または水溶液
の濃度とf1 との関係を記憶させてもよいし、電解電
圧、電解電流または水溶液の濃度と、電解槽内の水溶液
の温度または水溶液の流量と、f1 との関係を、記憶部
60に記憶させてもよい。或いは各電解条件のうち3つ
以上のものとf1との関係を、記憶部60に記憶させて
もよい。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明の測定方法及び装
置によれば、塩素イオンの酸化による塩素ガスの生成反
応比率と、塩素ガスが水溶液に溶解する溶解速度係数と
を考慮して、残留塩素濃度を決定しているので、単に電
解電流と導電率との関係のみから残留塩素の濃度を求め
るものよりも高精度に測定できる。また、残留塩素の濃
度を決定するために必要な測定器も通常使用されている
ものを使用できるので、構成が簡単であり、メンテナン
スも容易である。また、測定結果が得られるまでの時間
も短く、迅速に残留塩素濃度を測定できる。また、本発
明の電解水生成装置によれば、残留塩素濃度を高精度に
測定し、その結果に基づいて電解条件を変更しているの
で、設定した濃度に残留塩素濃度を高精度に制御でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電解水生成装置の1実施の形態の
ブロック図である。
【図2】電解槽における電解反応のモデルを示す図であ
る。
【図3】電解槽におけるイオンの移動の模式図である。
【図4】塩素ガスの溶液への吸収の模式図である。
【符号の説明】
10 電解槽 12 陽電極 14 陰電極 16 隔膜 26 直流電源 28 水溶液供給手段 48 流量計 50 濃度計 52 温度計 54 電圧計 56 電流計 58 演算部 60 記憶部 64 残留塩素設定部 66 残留塩素表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩素イオンを含む水溶液を電解して電解
    水を得ているときの電解条件を検出する段階と、 前記検出された電解条件における前記塩素イオンの酸化
    による塩素ガスの生成反応比率を決定する段階と、 前記塩素ガスが水溶液に溶解する溶解速度係数を決定す
    る段階と、 前記塩素ガスの生成反応比率を変数とし、前記溶解速度
    係数を定数とする、前記水溶液中の残留塩素濃度算出式
    に、前記塩素ガスの生成反応比率と、前記電解条件を代
    入し、前記電解水の残留塩素濃度を算出する段階とを、
    備える残留塩素濃度算出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の残留塩素濃度算出方法に
    おいて、 前記電解条件は、少なくとも、電解電圧値と、電解電流
    値と、前記水溶液の電解質濃度のいずれかを含むことを
    特徴とする残留塩素濃度算出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の残留塩素濃度算出方法に
    おいて、 前記電解条件は、前記水溶液の流量を含むことを特徴と
    する残留塩素濃度算出方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の残留塩素濃度算出方法に
    おいて、 前記電解条件は、前記水溶液の温度を含むことを特徴と
    する残留塩素濃度算出方法。
  5. 【請求項5】 電解槽に水溶液供給手段から塩素イオン
    を含む水溶液を供給し、前記電解槽に電解電力を電源手
    段から供給して、前記水溶液を電解する電解水生成装置
    において、 前記水溶液の電解時の電解条件を検出する電解条件検出
    手段と、 複数パターンの電解条件における前記塩素イオンの酸化
    による塩素ガスの生成反応比率と、これに対応する前記
    各電解条件とを記憶する記憶手段と、 前記電解条件検出手段によって検出された電解条件に相
    当する前記塩素ガスの生成反応比率を、前記記憶手段の
    記憶値に基づいて決定し、前記塩素ガスの生成反応比率
    を変数とし、前記塩素ガスが前記水溶液に溶解する溶解
    速度係数を定数とする残留塩素濃度算出式に、前記決定
    された塩素ガスの生成反応比率と前記電解条件とを代入
    して、残留塩素濃度を算出する演算手段とを、具備する
    残留塩素濃度算出装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の残留塩素濃度算出装置に
    おいて、 前記電解条件検出手段は、少なくとも、電解電圧値検出
    手段と、電解電流値検出手段と、前記電解槽内の水溶液
    の電解質濃度の検出手段との、いずれかを備えているこ
    とを特徴とする残留塩素濃度算出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の残留塩素濃度算出装置に
    おいて、 前記電解条件検出手段は、前記電解槽内の水溶液の流量
    の測定手段を含むことを特徴とする残留塩素濃度算出装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の残留塩素濃度算出装置に
    おいて、 前記電解条件検出手段は、前記電解槽内の水溶液の温度
    測定手段を含むことを特徴とする残留塩素濃度算出装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の残留塩素濃度算出装置に
    おいて、 前記演算手段によって算出した残留塩素濃度を表示する
    表示手段を備えていることを特徴とする残留塩素濃度算
    出装置。
  10. 【請求項10】 水溶液供給手段から塩素イオンを含む
    水溶液が供給される電解槽と、 この電解槽に電解電力を供給して、前記水溶液を電解す
    る電源手段と、 前記水溶液の電解時の電解条件を検出する電解条件検出
    手段と、 複数パターンの電解条件における前記塩素イオンの酸化
    による塩素ガスの生成反応比率と、これらに対応する前
    記電解条件とを記憶する記憶手段と、 前記電解条件検出手段によって検出された電解条件に相
    当する前記塩素ガスの生成反応比率を、前記記憶手段の
    記憶値に基づいて決定し、前記塩素ガスの生成反応比率
    を変数とし、前記塩素ガスが前記水溶液に溶解する溶解
    速度係数を定数とする残留塩素濃度算出式に、前記決定
    された塩素ガスの生成反応比率と前記電解条件とを代入
    して、残留塩素濃度を算出する演算手段と、 前記電解槽で生成すべき電解水の残留塩素濃度が設定さ
    れる設定手段と、 この設定された残留塩素濃度と、前記演算手段により算
    出した残留塩素濃度とを比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果によって、前記電源手段が
    供給する電解電圧または電解電流または前記水溶液供給
    手段からの流量を制御する制御手段とを、具備する電解
    水生成装置。
JP10092572A 1998-03-20 1998-03-20 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置 Pending JPH11271267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092572A JPH11271267A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10092572A JPH11271267A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271267A true JPH11271267A (ja) 1999-10-05

Family

ID=14058153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10092572A Pending JPH11271267A (ja) 1998-03-20 1998-03-20 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11271267A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007053A (ja) * 2005-06-03 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 除菌装置及び空気調和装置
JP2011245325A (ja) * 2011-07-25 2011-12-08 Sanyo Electric Co Ltd 除菌装置及び空気調和装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007007053A (ja) * 2005-06-03 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 除菌装置及び空気調和装置
JP2011245325A (ja) * 2011-07-25 2011-12-08 Sanyo Electric Co Ltd 除菌装置及び空気調和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6196528B2 (ja) 溶存水素濃度測定方法及び電解水生成装置
KR102430310B1 (ko) 전해수 생성장치 및 전해수
JP3557341B2 (ja) イオン濃度算出方法、イオン濃度算出装置及び電解水生成装置
JP2014198880A (ja) 水素・酸素発生装置及びガス製造方法
JPH11271267A (ja) 残留塩素濃度算出方法、残留塩素濃度算出装置及び電解水生成装置
JP3557331B2 (ja) イオン濃度算出方法、イオン濃度算出装置及び電解水生成装置
US10974976B2 (en) pH control method for UpA cell
JP4371731B2 (ja) 次亜ハロゲン酸塩発生装置および発生方法
JP2002235194A (ja) アルミニウム又はアルミニウム合金の陽極酸化処理における処理液の管理方法
JPH03191854A (ja) 電解槽
JP2002248471A (ja) 電解水生成装置
JP2000221165A (ja) 残留塩素濃度計測装置
JP2003043007A (ja) 電気化学的水質測定器及びこれを備えた水処理装置
CN219239340U (zh) 微酸性电解水生成器
JPH11262768A (ja) 電解水生成器
JP2006035107A (ja) 電解水生成器
Eckfeldt et al. Continuous coulometric analysis of chlorine bleach solutions
Bon Supersaturation at gas-evolving electrodes
JP2004125668A (ja) 酸化還元電位測定装置
JPH09285788A (ja) 電解水生成装置及び同装置を含む電解水生成システム
JPH0619089Y2 (ja) 自動校正機能付き残留塩素計
JPH07195075A (ja) 強酸性水生成器の電解時異常検出装置
JPH0635176Y2 (ja) 残留塩素計
JPH11197668A (ja) 電解水生成装置及びpH値推定方法
RU2499622C1 (ru) Способ контроля степени отработки электролита в системах электрохимической регенерации воздуха совмещенного типа подводных лодок

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040831