JPH11271217A - 光学的センサ - Google Patents

光学的センサ

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JPH11271217A
JPH11271217A JP7264898A JP7264898A JPH11271217A JP H11271217 A JPH11271217 A JP H11271217A JP 7264898 A JP7264898 A JP 7264898A JP 7264898 A JP7264898 A JP 7264898A JP H11271217 A JPH11271217 A JP H11271217A
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JP
Japan
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light
optical
sensor chip
light source
sensor
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JP7264898A
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English (en)
Inventor
Akihiro Takaya
明広 多加谷
Hironobu Yamamoto
弘信 山本
B Stamatoph James
ジェイムズ・ビー・スタマトフ
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Hoechst Research & Technology K
Hoechst Research & Technology Kk
Original Assignee
Hoechst Research & Technology K
Hoechst Research & Technology Kk
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/55Specular reflectivity
    • G01N21/552Attenuated total reflection
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/7703Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator using reagent-clad optical fibres or optical waveguides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ原因物質の光路での発生及び光路への
侵入を防止すること。 【解決手段】 光学的センサは、化学物質との相互作用
により物理的又は化学的特性が変化するポリマー薄膜2
Bを有するセンサ・チップ2と、センサ・チップ2を照
射する光を発する光源部1と、光源部1から発出されセ
ンサ・チップ2で反射された光を受け取る受光素子3
と、センサ・チップ2、光源部1及び受光素子3を一体
的に保持する筺体6とを備える。筺体6は、光源部1か
らの光がセンサ・チップ2で反射されて受光素子3に至
る光路を含み、空気の屈折率に比較して大きな屈折率の
透光性の樹脂で形成された部分8を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、センサ・チップ
に生じた物理的及び/又は化学的変化を光学的に検出す
るセンサに関するものであり、特に、埃などの多い環境
下や温度変化が生じ得る環境下であっても、上記の変化
を低ノイズで検出することが可能な簡素且つ安価な光学
的センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中に溶存する有機物質や大気中の有機
物質の存在及び/又は濃度を検出するための光学的セン
サは、例えば特開平9−329553号公報に記載され
ており、公知である。図6の(A)は、上記公開公報に
記載された光学的センサの基本的構成を示している。図
6の(A)において、光学的センサを構成する光源(例
えばレーザーダイオード)1、センサ・チップ2、受光
素子(例えばフォトダイオード)3、プリズム4、コリ
メートレンズを含む光学系5が、内部に空洞を有するア
ルミニウム製の筺体6の上部に一体に保持されている。
筺体6内のプリズム4の下側に設置されたセンサ・チッ
プ2は、ガラス基板2Aとその下面に形成されたポリマ
ー薄膜2Bとからなり、ポリマー薄膜2Bは通路7内を
通過する水又は空気と接する。図6の(B)の示すとお
り、ポリマー薄膜2Bはその上下両面で光源1からの光
を反射し、その反射光は互いに干渉しながら受光素子3
に入射する。なお、プリズム4の屈折率は1.2〜2.
5の範囲にあることが望ましく、例えば波長670nm
の光に対してBK7ガラスプリズムの屈折率は1.5
1、SF11ガラスプリズムの屈折率は1.77、ポリ
メタクリル酸メチルプリズムの屈折率は1.49であ
る。
【0003】ポリマー薄膜2Bは特定の種の化学物質と
物理的又は化学的に相互作用するため、こうした化学物
質が筺体6の外側に存在すると、ガラス基板2A上に形
成されたポリマー薄膜2Bの屈折率、膜厚、吸光度等の
特性が変化し、その結果、ポリマー薄膜2Bによって反
射される光の強度、したがって受光素子3で検出される
光強度が変化する。このような光学的検出方法は干渉増
幅反射法(IER法)と呼ばれる。したがって、受光素
子3で検出される光強度の変化から、特定の化学物質の
存在や濃度を知ることが可能になる。
【0004】光源1から発出された光は、ガラス基板2
Aの上面で屈折されてポリマー薄膜2Bに角度θで入射
する。このとき、ガラス基板2A及びポリマー薄膜2B
の屈折率と厚さに依存して、光学的センサが最も高い感
度を得るための最適な入射角θが存在する。この例のよ
うな、或る媒質から他の媒質への最適な入射角が存在す
る検出方法としては、導波モード法(WG法)、表面プ
ラズマ共振法(SPR法)等、様々な手法がある。
【0005】しかし、こうした光学的センサは、検出す
べき化学物質を取り扱う貯蔵所、製造所等で当該化学物
質の漏れ等を監視する目的で使用されるため、屋外に設
置されることが多く、常に風雨や埃、湿気にさらされる
場所や温度変化の大きい場所に設置されることが多い。
そのため、光を散乱、反射、屈折又、干渉等を生じる物
質が光学的センサ内の光路へ侵入したり、光学的センサ
内で発生したりすると、センサ出力でのノイズが増加し
たり、センサの分解能や検出下限界が低下したりするな
どの性能低下を招来することがある、したがって、こう
したノイズの原因となる物質の存在が大きく影響する環
境下では、最悪の場合、光学的センサが使用不能になる
場合もあり、特に大量の化学物質を扱う場所での漏れの
検出不能や誤検出は、環境破壊や大型設備の動作停止と
いった重大な被害につながる。
【0006】これを回避するためには、光路中に埃や水
滴などが侵入するのを防止するように気密性の高い構造
にすることが必要であるが、気密性の高い構造を採用す
ると、製造工程やメンテナンス作業が複雑になり、製造
コストの上昇を招きかねない。また、光学的センサを気
密構造にした場合、温度変化が生じても光路内に結露に
よる水滴が付着しないよう、光学的センサの内部を十分
に低湿度状態にしなければならないので、製造工程がさ
らに複雑になりかねない。
【0007】更に、光学的センサ内に配置される光源、
受光素子、センサ・チップ、レンズ、プリズム、ミラー
などの各種光学部品の間が透明な樹脂で埋められていな
い場合には、光学部品間の空間は空気や不活性ガスなど
の気体で満たされているのが普通であるから、こうした
気体を通過した光がセンサ・チップその他の光学部品に
入射するものとして光学的センサ内の光学系を設計しな
ければならず、設計の自由度が低くなるという課題もあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、こうした
従来の課題を解決するために提案されたものであり、こ
の発明の目的は、構成が簡単で安価であり、製作が容易
で設計の自由度が高く、ノイズ原因物質の光路への侵
入、光路内での発生を防止することができる光学的セン
サを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、化学物質との相互作用により物理的
又は化学的特性が変化するポリマー薄膜を有するセンサ
・チップと、該センサ・チップを照射する光を発する光
源と、該光源から発出され前記センサ・チップで反射さ
れた光を受け取るよう配置された受光素子と、これらの
センサ・チップ、光源及び受光素子を所定の位置に保持
する筺体であって、前記光源からの光が前記センサ・チ
ップで反射されて前記受光素子に至る光路を含む部分
を、空気の屈折率に比較して大きな屈折率の透光性の樹
脂で形成してなる筺体と、を具備することを特徴とする
光学的センサ、を提供する。
【0010】好ましくは、前記筺体は、前記光源と前記
センサ・チップと前記受光素子とを一体的に保持する保
持部と、前記光路を含むように前記保持部の内面に接し
て形成された前記透光性の樹脂からなる透光部とを備え
る。
【0011】この発明の1つの実施の形態においては、
前記保持部は不透光性であり、前記透光部が透光性の樹
脂で形成されており、他の実施の形態においては、前記
保持部と前記透光部品とは透光性の同一の樹脂で形成さ
れている。
【0012】この発明の別の実施の形態においては、前
記透光部は、前記光路に沿う所定の太さの導光路であ
る。
【0013】前記透光性の樹脂と前記センサ・チップと
の屈折率の差は0.01以下であることが望ましい。
【0014】前記透光部は、屈折率の異なる複数の透明
樹脂の組み合わせにより形成することができる。
【0015】この発明に係る光学的センサは、干渉増幅
反射法、表面プラズマ共振法及び導波モード法のうちの
いずれか1つにより動作する。
【0016】
【作用】光源部から発出された光は、透光性の樹脂から
なる透光部を通ってセンサ・チップに入射し、該センサ
・チップで反射されて受光素子に至る。このとき、光源
からの光がセンサ・チップで反射されて受光素子に至る
光路を含む部分は、光学部品間の隙間を含めて、空気の
屈折率に比較して大きな屈折率の透光性の樹脂で充填さ
れ、光はノイズ原因物質により妨害されることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しなが
ら、この発明に係る光学的センサの実施の形態を説明す
る。なお、図1〜図6において、同一の又は同様の構成
要素には、同じ参照数字を付すこととする。
【0018】図1は、この発明に係る光学的センサの第
1の実施の形態の構成を概略的に示しており、図6に示
す光学的センサと同様に、筺体6に光源1、コリメート
レンズを含む光学系5、センサ・チップ2及び受光素子
3が一体に保持されている。筺体6は不透明な材料、例
えばアルミニウム製であり、筺体6の内部には、光源1
から出射された光がセンサ・チップ2で反射されて受光
素子3で受光されるように、内部に空洞が形成されてい
る。筺体6の下面に固定されたセンサ・チップ2はガラ
ス基板2Aと、ガラス基板2Aの下面に水や空気等と接
触することができるように形成されたポリマー薄膜2B
とを備えている。
【0019】筺体6の内部の空洞は、光源1から出射さ
れた光がセンサ・チップ2で反射されて受光素子3に至
る光路を確保する透光部を構成するように透明樹脂8で
充填される。これにより、光源1、コリメートレンズを
含む光学系5、センサ・チップ2及び受光素子3が透明
樹脂8によって隙間なく充填されることになる。なお、
必要によっては、図6のようにセンサ・チップ2の上に
プリズム4を配置し、その状態で筺体6の内部の空洞を
透明樹脂8で充填するようにしてもよく、例えば、透光
性の接着剤やシーリング剤(シリコン樹脂)で充填して
もよい。
【0020】光源1からの光をセンサ・チップ2に入射
させ、その反射光を受光して外部へ取り出す場合の1つ
の重要な点は、センサ・チップ2のガラス基板2Aとそ
の周囲の媒質との屈折率をどう設定するかである。セン
サ・チップ2を構成するガラス基板2Aの屈折率の方が
周囲の媒質の屈折率よりも大きいとき、ガラス基板2A
のポリマー薄膜2B側の面で反射されて空洞へ出射され
る光は、入射角によっては全反射されて外部へ取り出せ
なくなることがあり、ガラス基板2Aと空洞を充たす媒
質の屈折率との差が大きいほど、反射光を外部へ取り出
すための条件は狭く、限定される。逆に、両者の屈折率
の差が小さいほど、反射光を外部へ取り出すための条件
は広くなり、設計の自由度も増す。図6の光学的センサ
においては、光源1からの光は空気又は不活性ガス等の
低屈折率の媒質を通過してセンサ・チップ2に入射させ
る不具合を解消して媒質とガラス基板2Aとの屈折率の
差を小さくするために、プリズム4を設けることが必要
であった。
【0021】そこで、この発明の第1の実施の形態にお
いては、図6に示す光学的センサに用いられたプリズム
4と同様の大きな屈折率を有する透明樹脂8で筺体6の
空洞を充填する。透明樹脂8の屈折率はガラス基板2A
の屈折率にほぼ等しく、両者の差は約0.01以下であ
ることが望ましい。同様に、透明樹脂8の屈折率は光学
系を構成する部品の屈折率ともほぼ等しく、両者の差は
約0.01以下であることが好ましい。
【0022】この発明の光学的センサに使用される透明
樹脂8としては、適切な屈折率を有する熱硬化性樹脂、
紫外線硬化性樹脂,熱可塑性樹脂その他の多種多様な硬
化性樹脂の中から適宜選定すればよい。また、透明樹脂
8は必ずしも単一の材料である必要はなく、2種以上の
透明樹脂を組み合わせて用いることにより、所望の屈折
率の樹脂を作り、光源1から発出された光に対して反
射、屈折、干渉、散乱等の各種の操作を行うことも可能
であり、透明樹脂8の強度、安定性、加工性等の特性を
改質するための添加剤を加えてもよい。更に、光源1か
らセンサ・チップ2を経て受光素子3に至る光路に沿う
部分に高屈折率の透明樹脂を用い、光路から離れるに従
って屈折率が小さな透明樹脂を用いて、透明樹脂8の屈
折率に適宜の分布を持たせることにより、コリメートレ
ンズその他の光学部品を用いることなく、光源1からの
光を所望の方向へ導くことが可能になるので、光学部品
の幾何学的配置に関する設計の自由度が増し、光学的セ
ンサのコンパクト化も可能になる。
【0023】なお、透明樹脂8の透明度は必ずしも高い
必要はなく、光源1からの光がセンサ・チップ2で反射
されて受光素子3に至るまでの光路で透明樹脂8によっ
て減衰されても、受光素子3での検出が可能である程度
の透明度であればよい。
【0024】このように、図1に示す光学的センサにお
いては、従来はセンサ・チップの上に配置する必要があ
ったプリズムを省略することができるので、筺体6の空
洞内の適所にプリズムを精度良く配置するという細かな
工程を省くことができ、単に空洞に透明樹脂を充填する
のみであるため、製作が容易でコストを下げることがで
き、ノイズ原因物質の光路への侵入や光路での発生を確
実に防止することができる光学的センサを提供すること
が可能になる。
【0025】現在、BK7ガラス(ホウケイ酸クラウン
ガラス)や合成溶融石英、アクリル樹脂等の材料で作ら
れたプリズムが市販されている。そこで、市販のプリズ
ムを使用して図6の構成とした光学的センサ(前者)
と、該プリズムと同じ屈折率の透明樹脂で筺体6の空洞
を充填して図1の構成とした光学的センサ(後者)とを
製作し、その応答を比較したところ、同様な応答を示す
ことが確認できた。また、筺体6の周囲温度を5°〜4
0°の範囲で周期的に変化させたところ、前者にあって
は、プリズム4の入射側と出射側との面や受光素子3の
受光面に水滴が生じ、水滴がないときに比べてノイズが
50倍以上増加し、そのために光学的センサの分解能や
検出下限界が50倍以上低下したが、後者ではそのよう
なノイズの増加は観察されず、分解能や検出下限界の低
下はなかった。更に、後者において、透明樹脂8の中に
例えばベンジル・ブチル・フタレートのような不活性な
低分子材料を添加することにより、透明樹脂8の屈折率
を微調整することが可能であることが確認できた。
【0026】このように、図1に示す第1の実施の形態
は、ノイズ原因物質の光路への侵入、光路内での発生を
防止するために、筺体内を透明樹脂で充填することによ
り、光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光路
に存在する隙間、例えば、光源と光学系5との間の隙間
や光学系5を構成する光学部品間の隙間を透明樹脂で充
填するようにしたものである。
【0027】図2は、図1に示す第1の実施の形態に対
する1つの変形例の構成を示している。同図において
は、光学系5からセンサ・チップ2に至る光路の途中に
ハーフミラー9が配置され、光学系5から発せられた光
はハーフミラー9によって二分される。ハーフミラー9
によって反射された光は一方の受光素子31で受光さ
れ、ハーフミラー9を通過した光はセンサ・チップ2で
反射光されて他方の受光素子32で受光される。
【0028】図3の(A)及び(B)は、この発明の第
2の実施の形態の構成を示している。同図の(A)にお
いて、図6に示すようにセンサ・チップ2の上に配置さ
れたプリズム4と光源1又は光学系5との間を光ファイ
バ10で連結し、筺体6の内部の空洞、光源1と光ファ
イバ10との間の隙間、及び、光ファイバ10とプリズ
ム4との間の隙間が透明樹脂8で充填されている。
(B)においては、光源1とプリズム4とを光ファイバ
10で、プリズム4と受光素子3とを別の光ファイバ1
1でそれぞれ連結し、光源1と光ファイバ10との間の
隙間、光ファイバ10とプリズム4との間の隙間、プリ
ズム4と光ファイバ11との間の隙間、及び、光ファイ
バ11と受光素子3との間の隙間を透明樹脂で充填する
ようにしている。
【0029】なお、光源1と光ファイバ10との間に光
学系5を介在させてもよく、この場合には、光源1と光
学系5との間の隙間及び光学系5と光ファイバ10との
間の隙間も透明樹脂8によって充填される。
【0030】図1〜図3に示す光学的センサにおいて
は、筺体6の内部の空洞及び光学部品間の隙間に透明樹
脂8を充填するものであるが、筺体6を使用しない構成
とする実施の形態も可能である。図4はこうした光学的
センサの一例を示している。例えばテフロン製の型の中
に、光源1と、光学系5と、ガラス基板2Aの一方の面
上にポリマー薄膜2Bが形成されたセンサ・チップ2
と、受光素子3とを所定の位置関係で配置した後、型に
透明樹脂を注入し、加熱、紫外線照射その他の適宜の方
法によって該透明樹脂を硬化させる。これにより、図4
に示すように、光源1と光学系5とセンサ・チップ2と
受光素子3とが透明樹脂製の本体12に所定の位置関係
で保持された光学的センサを得ることができる。
【0031】透明樹脂製の本体12の形状は任意であ
り、図4は光源1、光学系5及び受光素子3が埋め込ま
れた本体12を示しているが、本体12を例えばプリズ
ム形とし、透明な接着剤によって本体12の底面にセン
サ・チップ2を接着し、残りの2面のうちの一方の面に
光源1と光学系5を、他方の面に受光素子3をそれぞれ
接着するようにしてもよい。
【0032】図4の光学的センサは、第1の実施の形態
に比べて、筺体6を作製する必要がないので、作製コス
トが低く、大量生産に適している。なお、本体12を構
成する樹脂に対しては、この発明の第1の実施の形態に
おいて用いられる透明樹脂8に関する説明が当てはまる
ので、ここでは本体12に使用する樹脂について重複し
て説明しないこととする。
【0033】実際に、図4の構成の光学的センサと図1
に示す構成の光学的センサとを作製してそれらの性能を
比較したところ、差がないことが確認された。
【0034】図5は、この発明に係る光学的センサの第
4の実施の形態を示している。同図においても、第1〜
第3の実施の形態と同じように、光源1、センサ・チッ
プ2及び受光素子3が、光源1から発出されてセンサ・
チップ2により反射された光が受光素子3に到達するよ
うに、樹脂製の筺体6に保持される。第4の実施の形態
においては、筺体6の内部に、光源1の発光面の中心と
センサ・チップ2の中心とを結ぶ線、及び、センサ・チ
ップ2の中心と受光素子3の受光面の中心とを結ぶ線を
囲む所定の太さの導光路13が、該部分の周囲の樹脂よ
りも高い屈折率を持つ樹脂で形成される。なお、導光路
13に用いられる樹脂に対しても、この発明の第1の実
施の形態において用いられる透明樹脂8に関する説明が
当てはまるので、ここでも導光路13に使用する樹脂に
ついての説明は省略する。
【0035】このように構成すると、光学系5を省略す
ることができ、低コストで光学的センサを作製すること
ができる。実際に、図5の構成の光学的センサと図1に
示す構成の光学的センサとを作製してそれらの性能を比
較したところ、差がないことが確認された。
【0036】なお、以上説明してきたこの発明に係る光
学的センサは、従来の光学的センサと同様に、干渉増幅
反射法、表面プラズマ共振法及び導波モード法のいずれ
でも動作可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、若干の実施の形態を参照しながら
詳細に説明したところから明らかなとおり、この発明
は、光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光路
を含む所定の部分が透明樹脂によって形成されるので、
(1)光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光
路を含む所定の部分の隙間にも透明樹脂が充填されるこ
とになり、埃や水滴等のノイズ原因物質が光源からセン
サ・チップを経て受光素子に至る光路で発生し又は光路
に侵入することがないため、ノイズ原因物質に妨害され
ることがないうえ、所望の任意の場所に光学的センサを
設置することができ、また、受光素子から出力される信
号中のノイズ成分が大幅に減少して、その分だけセンサ
分解能が向上するので、微小な量の化学物質の存在をも
検出することが可能になる、(2)光源その他の光学部
品の幾何学的配置に関する設計の自由度が高くなるばか
りでなく、光学部品を精度高く所定の位置に取り付ける
ことが可能になる、(3)部品点数を減らすことが可能
であり、製造工程を簡略化、省力化することができ、製
造コストの削減が可能である、という格別の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光学的センサの第1の実施の形
態を示す図である。
【図2】図1に示す第1の実施の形態の変形例を示す図
である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ、この発明に係る
光学的センサの第2の実施の形態を示す図である。
【図4】この発明に係る光学的センサの第3の実施の形
態を示す図である。
【図5】この発明に係る光学的センサの第4の実施の形
態を示す図である。
【図6】(A)は従来の光学的センサの基本的構成を示
す図、(B)は要部を拡大した図である。
【符号の説明】
1:光源、 2:センサ・チップ、 2A:ガラス基
板、2B:ポリマー薄膜、 3:受光素子、 4:プリ
ズム、5:光学系、6:筺体、、7:通路、8:透明樹
脂、 9:ハーフミラー、10、11:光ファイバ、1
2:樹脂製の本体、 13:導光路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 光学的センサ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、センサ・チップ
に生じた物理的及び/又は化学的変化を光学的に検出す
るセンサに関するものであり、特に、埃などの多い環境
下や温度変化が生じ得る環境下であっても、上記の変化
を低ノイズで検出することが可能な簡素且つ安価な光学
的センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中に溶存する有機物質や大気中の有機
物質の存在及び/又は濃度を検出するための光学的セン
サは、例えば特開平9−329553号公報に記載され
ており、公知である。図6の(A)は、上記公開公報に
記載された光学的センサの基本的構成を示している。図
6の(A)において、光学的センサを構成する光源(例
えばレーザーダイオード)1、センサ・チップ2、受光
素子(例えばフォトダイオード)3、プリズム4、コリ
メートレンズを含む光学系5が、内部に空洞を有するア
ルミニウム製の筺体6の上部に一体に保持されている。
筺体6内のプリズム4の下側に設置されたセンサ・チッ
プ2は、ガラス基板2Aとその下面に形成されたポリマ
ー薄膜2Bとからなり、ポリマー薄膜2Bは通路7内を
通過する水又は空気と接する。図6の(B)の示すとお
り、ポリマー薄膜2Bはその上下両面で光源1からの光
を反射し、その反射光は互いに干渉しながら受光素子3
に入射する。なお、プリズム4の屈折率は1.2〜2.
5の範囲にあることが望ましく、例えば波長670nm
の光に対してBK7ガラスプリズムの屈折率は1.5
1、SF11ガラスプリズムの屈折率は1.77、ポリ
メタクリル酸メチルプリズムの屈折率は1.49であ
る。
【0003】ポリマー薄膜2Bは特定の種の化学物質と
物理的又は化学的に相互作用するため、こうした化学物
質が筺体6の外側に存在すると、ガラス基板2A上に形
成されたポリマー薄膜2Bの屈折率、膜厚、吸光度等の
特性が変化し、その結果、ポリマー薄膜2Bによって反
射される光の強度、したがって受光素子3で検出される
光強度が変化する。このような光学的検出方法は干渉増
幅反射法(IER法)と呼ばれる。したがって、受光素
子3で検出される光強度の変化から、特定の化学物質の
存在や濃度を知ることが可能になる。
【0004】光源1から発出された光は、ガラス基板2
Aの上面で屈折されてポリマー薄膜2Bに角度θで入射
する。このとき、ガラス基板2A及びポリマー薄膜2B
の屈折率と厚さに依存して、光学的センサが最も高い感
度を得るための最適な入射角θが存在する。この例のよ
うな、或る媒質から他の媒質への最適な入射角が存在す
る検出方法としては、導波モード法(WG法)、表面プ
ラズマ共振法(SPR法)等、様々な手法がある。
【0005】しかし、こうした光学的センサは、検出す
べき化学物質を取り扱う貯蔵所、製造所等で当該化学物
質の漏れ等を監視する目的で使用されるため、屋外に設
置されることが多く、常に風雨や埃、湿気にさらされる
場所や温度変化の大きい場所に設置されることが多い。
そのため、光を散乱、反射、屈折又、干渉等を生じる物
質が光学的センサ内の光路へ侵入したり、光学的センサ
内で発生したりすると、センサ出力でのノイズが増加し
たり、センサの分解能や検出下限界が低下したりするな
どの性能低下を招来することがある、したがって、こう
したノイズの原因となる物質の存在が大きく影響する環
境下では、最悪の場合、光学的センサが使用不能になる
場合もあり、特に大量の化学物質を扱う場所での漏れの
検出不能や誤検出は、環境破壊や大型設備の動作停止と
いった重大な被害につながる。
【0006】これを回避するためには、光路中に埃や水
滴などが侵入するのを防止するように気密性の高い構造
にすることが必要であるが、気密性の高い構造を採用す
ると、製造工程やメンテナンス作業が複雑になり、製造
コストの上昇を招きかねない。また、光学的センサを気
密構造にした場合、温度変化が生じても光路内に結露に
よる水滴が付着しないよう、光学的センサの内部を十分
に低湿度状態にしなければならないので、製造工程がさ
らに複雑になりかねない。
【0007】更に、光学的センサ内に配置される光源、
受光素子、センサ・チップ、レンズ、プリズム、ミラー
などの各種光学部品の間が透明な樹脂で埋められていな
い場合には、光学部品間の空間は空気や不活性ガスなど
の気体で満たされているのが普通であるから、こうした
気体を通過した光がセンサ・チップその他の光学部品に
入射するものとして光学的センサ内の光学系を設計しな
ければならず、設計の自由度が低くなるという課題もあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、こうした
従来の課題を解決するために提案されたものであり、こ
の発明の目的は、構成が簡単で安価であり、製作が容易
で設計の自由度が高く、ノイズ原因物質の光路への侵
入、光路内での発生を防止することができる光学的セン
サを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、化学物質との相互作用により物理的
又は化学的特性が変化するポリマー薄膜を有するセンサ
・チップと、該センサ・チップを照射する光を発する光
源と、該光源から発出され前記センサ・チップで反射さ
れた光を受け取るよう配置された受光素子と、前記セン
サ・チップ、前記光源及び前記受光素子を所定の位置に
保持すると共に、前記光源から発出された光が前記セン
サ・チップで反射されて前記受光素子に至る光路を形成
する、空気よりも大きな屈折率の透光性樹脂で形成され
た筐体と、を具備し、前記センサ・チップと前記筐体と
の間、前記光源と前記筐体との間及び前記受光素子と前
記筐体との間を前記透光性樹脂で充填してなることを特
徴とする光学的センサ、を提供する。
【0010】好ましくは、前記筺体は、前記光源と前記
センサ・チップと前記受光素子とを一体的に保持する保
持部と、前記光路を含むように前記保持部の内面に接し
て形成された前記透光性樹脂からなる透光部とを備え
る。
【0011】この発明の1つの実施の形態においては、
前記保持部は不透光性であり、前記透光部が透光性樹脂
で形成されており、他の実施の形態においては、前記保
持部と前記透光部品とは透光性の同一の樹脂で形成され
ている。
【0012】この発明の別の実施の形態においては、前
記透光部は、前記光路に沿う所定の太さの導光路であ
る。前記センサ・チップは前記透光性樹脂と一方の面が
接するガラス基板と該ガラス基板の他方の面に形成され
たポリマー薄膜とからなり、前記透光性樹脂と前記ガラ
ス基板との屈折率の差は0.01以下であることが望ま
しい。
【0013】前記透光部は、屈折率の異なる複数の透明
樹脂の組み合わせにより形成することができる。この発
明に係る光学的センサは、干渉増幅反射法、表面プラズ
マ共振法及び導波モード法のうちのいずれか1つにより
動作する。
【0014】
【作用】光源部から発出された光は、透光性樹脂からな
る透光部を通ってセンサ・チップに入射し、該センサ・
チップで反射されて受光素子に至る。このとき、光源か
らの光がセンサ・チップで反射されて受光素子に至る光
路を含む部分は、光学部品間の隙間を含めて、空気の屈
折率に比較して大きな屈折率の透光性樹脂で充填され、
光はノイズ原因物質により妨害されることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照しなが
ら、この発明に係る光学的センサの実施の形態を説明す
る。なお、図1〜図6において、同一の又は同様の構成
要素には、同じ参照数字を付すこととする。
【0016】図1は、この発明に係る光学的センサの第
1の実施の形態の構成を概略的に示しており、図6に示
す光学的センサと同様に、筺体6に光源1、コリメート
レンズを含む光学系5、センサ・チップ2及び受光素子
3が一体に保持されている。筺体6は不透明な材料、例
えばアルミニウム製であり、筺体6の内部には、光源1
から出射された光がセンサ・チップ2で反射されて受光
素子3で受光されるように、内部に空洞が形成されてい
る。筺体6の下面に固定されたセンサ・チップ2はガラ
ス基板2Aと、ガラス基板2Aの下面に水や空気等と接
触することができるように形成されたポリマー薄膜2B
とを備えている。
【0017】筺体6の内部の空洞は、光源1から出射さ
れた光がセンサ・チップ2で反射されて受光素子3に至
る光路を確保する透光部を構成するように透明樹脂8で
充填される。これにより、光源1、コリメートレンズを
含む光学系5、センサ・チップ2及び受光素子3が透明
樹脂8によって隙間なく充填されることになる。なお、
必要によっては、図6のようにセンサ・チップ2の上に
プリズム4を配置し、その状態で筺体6の内部の空洞を
透明樹脂8で充填するようにしてもよく、例えば、透光
性の接着剤やシーリング剤(シリコン樹脂)で充填して
もよい。
【0018】光源1からの光をセンサ・チップ2に入射
させ、その反射光を受光して外部へ取り出す場合の1つ
の重要な点は、センサ・チップ2のガラス基板2Aとそ
の周囲の媒質との屈折率をどう設定するかである。セン
サ・チップ2を構成するガラス基板2Aの屈折率の方が
周囲の媒質の屈折率よりも大きいとき、ガラス基板2A
のポリマー薄膜2B側の面で反射されて空洞へ出射され
る光は、入射角によっては全反射されて外部へ取り出せ
なくなることがあり、ガラス基板2Aと空洞を充たす媒
質の屈折率との差が大きいほど、反射光を外部へ取り出
すための条件は狭く、限定される。逆に、両者の屈折率
の差が小さいほど、反射光を外部へ取り出すための条件
は広くなり、設計の自由度も増す。図6の光学的センサ
においては、光源1からの光は空気又は不活性ガス等の
低屈折率の媒質を通過してセンサ・チップ2に入射させ
る不具合を解消して媒質とガラス基板2Aとの屈折率の
差を小さくするために、プリズム4を設けることが必要
であった。
【0019】そこで、この発明の第1の実施の形態にお
いては、図6に示す光学的センサに用いられたプリズム
4と同様の大きな屈折率を有する透明樹脂8で筺体6の
空洞を充填する。透明樹脂8の屈折率はガラス基板2A
の屈折率にほぼ等しく、両者の差は約0.01以下であ
ることが望ましい。同様に、透明樹脂8の屈折率は光学
系を構成する部品の屈折率ともほぼ等しく、両者の差は
約0.01以下であることが好ましい。
【0020】この発明の光学的センサに使用される透明
樹脂8としては、適切な屈折率を有する熱硬化性樹脂、
紫外線硬化性樹脂,熱可塑性樹脂その他の多種多様な硬
化性樹脂の中から適宜選定すればよい。また、透明樹脂
8は必ずしも単一の材料である必要はなく、2種以上の
透明樹脂を組み合わせて用いることにより、所望の屈折
率の樹脂を作り、光源1から発出された光に対して反
射、屈折、干渉、散乱等の各種の操作を行うことも可能
であり、透明樹脂8の強度、安定性、加工性等の特性を
改質するための添加剤を加えてもよい。更に、光源1か
らセンサ・チップ2を経て受光素子3に至る光路に沿う
部分に高屈折率の透明樹脂を用い、光路から離れるに従
って屈折率が小さな透明樹脂を用いて、透明樹脂8の屈
折率に適宜の分布を持たせることにより、コリメートレ
ンズその他の光学部品を用いることなく、光源1からの
光を所望の方向へ導くことが可能になるので、光学部品
の幾何学的配置に関する設計の自由度が増し、光学的セ
ンサのコンパクト化も可能になる。
【0021】なお、透明樹脂8の透明度は必ずしも高い
必要はなく、光源1からの光がセンサ・チップ2で反射
されて受光素子3に至るまでの光路で透明樹脂8によっ
て減衰されても、受光素子3での検出が可能である程度
の透明度であればよい。
【0022】このように、図1に示す光学的センサにお
いては、従来はセンサ・チップの上に配置する必要があ
ったプリズムを省略することができるので、筺体6の空
洞内の適所にプリズムを精度良く配置するという細かな
工程を省くことができ、単に空洞に透明樹脂を充填する
のみであるため、製作が容易でコストを下げることがで
き、ノイズ原因物質の光路への侵入や光路での発生を確
実に防止することができる光学的センサを提供すること
が可能になる。
【0023】現在、BK7ガラス(ホウケイ酸クラウン
ガラス)や合成溶融石英、アクリル樹脂等の材料で作ら
れたプリズムが市販されている。そこで、市販のプリズ
ムを使用して図6の構成とした光学的センサ(前者)
と、該プリズムと同じ屈折率の透明樹脂で筺体6の空洞
を充填して図1の構成とした光学的センサ(後者)とを
製作し、その応答を比較したところ、同様な応答を示す
ことが確認できた。また、筺体6の周囲温度を5°〜4
0°の範囲で周期的に変化させたところ、前者にあって
は、プリズム4の入射側と出射側との面や受光素子3の
受光面に水滴が生じ、水滴がないときに比べてノイズが
50倍以上増加し、そのために光学的センサの分解能や
検出下限界が50倍以上低下したが、後者ではそのよう
なノイズの増加は観察されず、分解能や検出下限界の低
下はなかった。更に、後者において、透明樹脂8の中に
例えばベンジル・ブチル・フタレートのような不活性な
低分子材料を添加することにより、透明樹脂8の屈折率
を微調整することが可能であることが確認できた。
【0024】このように、図1に示す第1の実施の形態
は、ノイズ原因物質の光路への侵入、光路内での発生を
防止するために、筺体内を透明樹脂で充填することによ
り、光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光路
に存在する隙間、例えば、光源と光学系5との間の隙間
や光学系5を構成する光学部品間の隙間を透明樹脂で充
填するようにしたものである。
【0025】図2は、図1に示す第1の実施の形態に対
する1つの変形例の構成を示している。同図において
は、光学系5からセンサ・チップ2に至る光路の途中に
ハーフミラー9が配置され、光学系5から発せられた光
はハーフミラー9によって二分される。ハーフミラー9
によって反射された光は一方の受光素子32で受光さ
れ、ハーフミラー9を通過した光はセンサ・チップ2で
反射光されて他方の受光素子31で受光される。
【0026】図3の(A)及び(B)は、この発明の第
2の実施の形態の構成を示している。同図の(A)にお
いて、図6に示すようにセンサ・チップ2の上に配置さ
れたプリズム4と光源1又は光学系5との間を光ファイ
バ10で連結し、筺体6の内部の空洞、光源1と光ファ
イバ10との間の隙間、及び、光ファイバ10とプリズ
ム4との間の隙間が透明樹脂8で充填されている。
(B)においては、光源1とプリズム4とを光ファイバ
10で、プリズム4と受光素子3とを別の光ファイバ1
1でそれぞれ連結し、光源1と光ファイバ10との間の
隙間、光ファイバ10とプリズム4との間の隙間、プリ
ズム4と光ファイバ11との間の隙間、及び、光ファイ
バ11と受光素子3との間の隙間を透明樹脂で充填する
ようにしている。
【0027】なお、光源1と光ファイバ10との間に光
学系5を介在させてもよく、この場合には、光源1と光
学系5との間の隙間及び光学系5と光ファイバ10との
間の隙間も透明樹脂8によって充填される。
【0028】図1〜図3に示す光学的センサにおいて
は、筺体6の内部の空洞及び光学部品間の隙間に透明樹
脂8を充填するものであるが、筺体6を使用しない構成
とする実施の形態も可能である。図4はこうした光学的
センサの一例を示している。例えばテフロン製の型の中
に、光源1と、光学系5と、ガラス基板2Aの一方の面
上にポリマー薄膜2Bが形成されたセンサ・チップ2
と、受光素子3とを所定の位置関係で配置した後、型に
透明樹脂を注入し、加熱、紫外線照射その他の適宜の方
法によって該透明樹脂を硬化させる。これにより、図4
に示すように、光源1と光学系5とセンサ・チップ2と
受光素子3とが透明樹脂製の本体12に所定の位置関係
で保持された光学的センサを得ることができる。
【0029】透明樹脂製の本体12の形状は任意であ
り、図4は光源1、光学系5及び受光素子3が埋め込ま
れた本体12を示しているが、本体12を例えばプリズ
ム形とし、透明な接着剤によって本体12の底面にセン
サ・チップ2を接着し、残りの2面のうちの一方の面に
光源1と光学系5を、他方の面に受光素子3をそれぞれ
接着するようにしてもよい。
【0030】図4の光学的センサは、第1の実施の形態
に比べて、筺体6を作製する必要がないので、作製コス
トが低く、大量生産に適している。なお、本体12を構
成する樹脂に対しては、この発明の第1の実施の形態に
おいて用いられる透明樹脂8に関する説明が当てはまる
ので、ここでは本体12に使用する樹脂について重複し
て説明しないこととする。
【0031】実際に、図4の構成の光学的センサと図1
に示す構成の光学的センサとを作製してそれらの性能を
比較したところ、差がないことが確認された。図5は、
この発明に係る光学的センサの第4の実施の形態を示し
ている。同図においても、第1〜第3の実施の形態と同
じように、光源1、センサ・チップ2及び受光素子3
が、光源1から発出されてセンサ・チップ2により反射
された光が受光素子3に到達するように、樹脂製の筺体
6に保持される。第4の実施の形態においては、筺体6
の内部に、光源1の発光面の中心とセンサ・チップ2の
中心とを結ぶ線、及び、センサ・チップ2の中心と受光
素子3の受光面の中心とを結ぶ線を囲む所定の太さの導
光路13が、該部分の周囲の樹脂よりも高い屈折率を持
つ樹脂で形成される。なお、導光路13に用いられる樹
脂に対しても、この発明の第1の実施の形態において用
いられる透明樹脂8に関する説明が当てはまるので、こ
こでも導光路13に使用する樹脂についての説明は省略
する。
【0032】このように構成すると、光学系5を省略す
ることができ、低コストで光学的センサを作製すること
ができる。実際に、図5の構成の光学的センサと図1に
示す構成の光学的センサとを作製してそれらの性能を比
較したところ、差がないことが確認された。
【0033】なお、以上説明してきたこの発明に係る光
学的センサは、従来の光学的センサと同様に、干渉増幅
反射法、表面プラズマ共振法及び導波モード法のいずれ
でも動作可能である。
【0034】
【発明の効果】以上、若干の実施の形態を参照しながら
詳細に説明したところから明らかなとおり、この発明
は、光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光路
を含む所定の部分が透明樹脂によって形成されるので、
(1)光源からセンサ・チップを経て受光素子に至る光
路を含む所定の部分の隙間にも透明樹脂が充填されるこ
とになり、埃や水滴等のノイズ原因物質が光源からセン
サ・チップを経て受光素子に至る光路で発生し又は光路
に侵入することがないため、ノイズ原因物質に妨害され
ることがないうえ、所望の任意の場所に光学的センサを
設置することができ、また、受光素子から出力される信
号中のノイズ成分が大幅に減少して、その分だけセンサ
分解能が向上するので、微小な量の化学物質の存在をも
検出することが可能になる、(2)光源その他の光学部
品の幾何学的配置に関する設計の自由度が高くなるばか
りでなく、光学部品を精度高く所定の位置に取り付ける
ことが可能になる、(3)部品点数を減らすことが可能
であり、製造工程を簡略化、省力化することができ、製
造コストの削減が可能である、という格別の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光学的センサの第1の実施の形
態を示す図である。
【図2】図1に示す第1の実施の形態の変形例を示す図
である。
【図3】(A)及び(B)はそれぞれ、この発明に係る
光学的センサの第2の実施の形態を示す図である。
【図4】この発明に係る光学的センサの第3の実施の形
態を示す図である。
【図5】この発明に係る光学的センサの第4の実施の形
態を示す図である。
【図6】(A)は従来の光学的センサの基本的構成を示
す図、(B)は要部を拡大した図である。
【符号の説明】 1:光源、 2:センサ・チップ、 2A:ガラス基
板、2B:ポリマー薄膜、 3:受光素子、 4:プリ
ズム、5:光学系、6:筺体、、7:通路、8:透明樹
脂、 9:ハーフミラー、10、11:光ファイバ、1
2:樹脂製の本体、 13:導光路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイムズ・ビー・スタマトフ 埼玉県川越市南台1−3−2 ヘキスト リサーチ アンド テクノロジー株式会社 内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学物質との相互作用により物理的又は
    化学的特性が変化するポリマー薄膜を有するセンサ・チ
    ップと、 該センサ・チップを照射する光を発する光源と、 該光源から発出され前記センサ・チップで反射された光
    を受け取るよう配置された受光素子と、 これらのセンサ・チップ、光源及び受光素子を所定の位
    置に保持する筺体であって、前記光源からの光が前記セ
    ンサ・チップで反射されて前記受光素子に至る光路を含
    む部分を、空気の屈折率に比較して大きな屈折率の透光
    性の樹脂で形成してなる筺体と、 を具備することを特徴とする光学的センサ。
  2. 【請求項2】 前記光源から前記センサ・チップに至る
    光路にレンズ、ミラー、プリズム等の光学部品が配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の光学的セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記筺体が、 前記光源と前記センサ・チップと前記受光素子とを一体
    的に保持する保持部と、 前記光路を含むように前記保持部の内面に接して形成さ
    れた前記透光性の樹脂からなる透光部とを備えることを
    特徴とする、請求項1又は2に記載の光学的センサ。
  4. 【請求項4】 前記保持部が不透光性であり、前記透光
    部が透光性の樹脂で形成されていることを特徴とする、
    請求項2又は3に記載の光学的センサ。
  5. 【請求項5】 前記透光部が、前記光路に沿う所定の太
    さの導光路であることを特徴とする、請求項2〜4のい
    ずれか1つに記載の光学的センサ。
  6. 【請求項6】 前記保持部と前記透光部とが、透光性の
    同一の樹脂で形成されていることを特徴とする、請求項
    2〜4のいずれか1つに記載の光学的センサ。
  7. 【請求項7】 前記透光性の樹脂と前記センサ・チップ
    との屈折率の差が0.01以下であることを特徴とす
    る、請求項1〜6のいずれか1つに記載の光学的セン
    サ。
  8. 【請求項8】 前記透光部が、屈折率の異なる複数の透
    明樹脂の組み合わせからなることを特徴とする、請求項
    1〜6のいずれか1つに記載の光学的センサ。
  9. 【請求項9】 干渉増幅反射法、表面プラズマ共振法及
    び導波モード法のうちのいずれか1つにより動作するこ
    とを特徴とする、請求項1〜8のうちのいずれか1つに
    記載の光学的センサ。
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