JPH11271095A - ロータリーエンコーダ装置 - Google Patents

ロータリーエンコーダ装置

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JPH11271095A
JPH11271095A JP7563998A JP7563998A JPH11271095A JP H11271095 A JPH11271095 A JP H11271095A JP 7563998 A JP7563998 A JP 7563998A JP 7563998 A JP7563998 A JP 7563998A JP H11271095 A JPH11271095 A JP H11271095A
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rotary encoder
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリーエンコーダ本体が出力するパラメ
ータの大きさに応じて、そのロータリーエンコーダのツ
マミを操作する手に、パラメータの最小、センター、最
大等の操作位置が直接感じ取れるようにする。 【解決手段】 ロータリーエンコーダ本体1と該ロータ
リーエンコーダ本体1を操作するツマミ2との間に、ロ
ータリーエンコーダ本体1が出力するパラメータの大き
さに応じてツマミ2の操作トルクを変化させるフィード
バック機構10を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオ、特に
カーオーディオのボリューム等に使用されるロータリー
エンコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オーディオのボリューム等には、
ロータリーエンコーダが設けられている。ロータリーエ
ンコーダには手で操作するツマミが設けられており、そ
のツマミの回転量に応じて抵抗等のパラメータを電子回
路に出力する。
【0003】この従来のオーディオのボリューム等に使
用されているロータリーエンコーダ装置においては、ツ
マミは回転数に制限なく、一定の操作トルクで無限に回
転する。このため、可変抵抗を手で操作する場合のよう
に、変化させるパラメータの最小値、センター値あるい
は最大値を手の感触で把握することができない。
【0004】そこで、従来のロータリーエンコーダで、
ツマミを操作する人間がパラメータの操作値を把握しよ
うとする場合、パラメータ量を表示するディスプレイの
あるときにはその表示を確認したり、あるいはパラメー
タの最大値等で確認音(ビープ音)を発する装置のある
ときにはそのビープ音を確認することがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、従来のロータリーエンコーダが搭載されたカーオー
ディオを自動車運転中に操作しようとする場合、そのロ
ータリーエンコーダがパラメータ量を表示するディスプ
レイを備えたものであるときには、ディスプレイを確認
するために視線を前方より逸らすこととなるので安全上
好ましくない。
【0006】また、ロータリーエンコーダがビープ音を
発生する機構を備えたものであるときには、車内外の雑
音のためにビープ音が確認できないことがあるなどの不
都合がある。
【0007】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解決しようとするものであり、特に、カーオーディオの
ボリューム等を制御するロータリーエンコーダにおい
て、そのロータリーエンコーダを操作する手に、パラメ
ータの最小、センター、最大等の操作位置が直接感じ取
れるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するため、ロータリーエンコーダ本体と該ロータリ
ーエンコーダ本体を操作するツマミとの間に、ロータリ
ーエンコーダ本体が出力するパラメータの大きさに応じ
てツマミの操作トルクを変化させるフィードバック機構
が設けられていることを特徴とするロータリーエンコー
ダ装置を提供する。
【0009】本発明のロータリーエンコーダ装置によれ
ば、ロータリーエンコーダ本体が出力するパラメータの
大きさに応じてツマミの操作トルクを変化させるフィー
ドバック機構が設けられている。このフィードバック機
構は、感触フィードバック機構ともいうことができ、例
えば、パラメータの最小値、センター値又は最大値で、
ツマミの操作トルクが最大又は最小となり、そのツマミ
を操作する手で、パラメータの最小、センター、最大等
の操作位置を直接感じ取れるようにする。したがって、
パラメータ量を表示するディスプレイやビープ音の確認
によらず、ツマミを操作する手の感触でロータリーエン
コーダを所望のパラメータ量が出力される位置に調整す
ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を具体的に説明する。なお、各図中、同一符
号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0011】図1は、本発明のフィードバック機構を備
えたロータリーエンコーダ装置の一つの態様の斜視図で
ある。
【0012】図示したように、このロータリーエンコー
ダ装置においては、ロータリーエンコーダ本体1とその
ロータリーエンコーダ本体1を操作するツマミ2との間
に、ロータリーエンコーダ本体1が出力するパラメータ
の大きさに応じてツマミ2の操作トルクを変化させるフ
ィードバック機構10が設けられている。
【0013】このフィードバック機構10は、ロータリ
ーエンコーダ本体1と同軸で回転するクリック用歯車1
1、クリック用歯車11を押圧するボール12、ボール
12をクリック用歯車11に押しつけるバネ13及びソ
レノイド14から構成されている。ソレノイド14は、
ロータリーエンコーダ本体1の出力に応じてバネ13の
変位量を調整することによりバネ13の弾性力を変化さ
せ、バネ13が所定の押圧力でボール12を押しつける
ようにする。したがって、ボール12がクリック用歯車
11を押す押圧力Fもロータリーエンコーダ本体1の出
力に応じて調整され、それにより、ツマミ2を回すため
に必要な操作トルクが調整される。
【0014】図2(a)〜(c)に、ボール12がクリ
ック用歯車11を押す押圧力Fが調整される様子を示
す。即ち、押圧力Fは、バネ13の自由長をLとすれ
ば、F=k(L−Lx) (k=バネ定数、Lx=バネ
長)となる。したがって、図2(a)に示すように、バ
ネ長Lxが最小のL1のとき、押圧力Fは最大となり、ツ
マミ2を回すために必要な操作トルクは最大となる。反
対に、図2(c)に示すように、バネ長Lxが最大のL3
のとき、押圧力Fは最小となり、ツマミ2を回すために
必要な操作トルクは最小となる。また、図2(b)に示
すようにバネ長Lxが同図(a)のL1と同図(c)のL
3との中間L2のとき、押圧量F及びツマミ2の操作トル
クも同図(a)と同図(c)の場合の中間となる。そこ
で、この同図(b)の場合に、ツマミ2を操作した手に
多少の手応えが感じられる程度にバネ定数kを設定す
る。
【0015】なお、上述の実施例のようにボール12で
押しつける対象にクリック用歯車11を使用すること
は、本発明において必ずしも必要ではなく、押圧面が平
坦なリング状部材等を使用してもよいが、押圧面が歯に
よって凹凸となるクリック用歯車11を使用すると、バ
ネ長Lxが最小値L1と最大値L3との間で変化し、押圧
力Fが最大値と最小値との間で変化する間に、図3
(a)に示すように、ボール12がクリック歯車の歯1
1aに乗り上げた状態と、図3(b)に示すようにクリ
ック用歯車の溝(即ち、安定位置)11bにある状態と
をとり、ツマミ2を操作する手にクリック感が感じられ
るので好ましい。
【0016】また、上述の実施例においてボール12が
クリック用歯車11を押す押圧力Fは、バネ長Lxをソ
レノイド14で調整することにより行うが、このバネ長
xの調整は、例えば図4に示すように、ロータリーエ
ンコーダ本体1からの信号をマイコン3に取り込み、マ
イコン3から操作するパラメータを出力すると同時に、
パルス幅変調(PWM)でソレノイド14をドライブす
ることにより行うことができる。この場合、ソレノイド
14は、ロータリーエンコーダ本体1から出力されるパ
ラメータが最小値、最大値、あるいはその中間のセンタ
ー値をとる場合に、バネ長Lxが最大値L3をとるように
してもよく、また、最小値L1をとるようにしてもよ
い。また、パラメータが最大値と最小値との間を変化す
る間に、バネ長Lxが任意回数、極大値あるいは極小値
をとるようにしてもよい。
【0017】例えば、パラメータの最小値、センター
値、最大値の3ポイントでバネ長Lxがそれぞれ最小値
1、中間値L2、最小値L1をとり、それ以外の通常の
場合にバネ長Lxが最大値L3をとり、パラメータが最小
値、センター値、最大値をとる場合に、ツマミ2を操作
する手に手応えが感じられるように設定することができ
る。このような設定は、上述のマイコン3を用いたソレ
ノイド14の制御は図5に示した動作フローにより行う
ことができる。
【0018】まず、ロータリーエンコーダ本体1が時計
回り(加算方向)に操作されたか、反時計回り(減算方
向)に操作されたかをチェックし、目的のパラメータを
変更する。これは、従来のロータリーエンコーダを用い
た装置と同様である。次にパラメータをチェックし、そ
の値が最小値以下になっている場合には、図2(a)の
状態なるようにソレノイド14にフルトルク制御を行
う。次にパラメータがセンター値である場合には、図2
(b)の状態になるようにハーフトルク制御を行う。パ
ラーメータが最大値以上である場合には、最小値の場合
と同様にフルトルク制御を行う。そして、最初のロータ
リーエンコーダ本体1の操作開始から所定の設定時間経
過後、ソレノイド14の制御をOFFとする。
【0019】なお、これらの3ポイントの手応えを与え
る時間は、人間が感触として感じる最小の時間とし、ロ
ータリーエンコーダの操作をスムースに行えるよう配慮
することが好ましく、より具体的には、100ms〜5
00ms程度とすることが好ましい。
【0020】以上、図面を参照しつつ本発明の一態様を
詳細に説明したが、本発明はこの他種々の態様をとるこ
とができる。例えば、上述の例では、ロータリーエンコ
ーダ本体1により出力されるパラメータは1種である
が、1個のロータリーエンコーダ本体から出力されるパ
ラメータが複数種ある場合、各パラメータについて、ツ
マミを操作する手にエンコーダの操作位置が感じ取れる
ように、フィードバック機構を設けることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリーエンコーダ
本体が出力するパラメータの大きさに応じてツマミの操
作トルクを変化させるフィードバック機構が設けられて
いるので、ツマミを操作する手で、パラメータの最小、
センター、最大等の操作位置を直接感じ取ることができ
る。したがって、パラメータ量を表示するディスプレイ
やビープ音の確認によらず、ツマミを操作する手の感触
でロータリーエンコーダを所望のパラメータ量が出力さ
れる位置に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るロータリーエンコ
ーダ装置の斜視図である。
【図2】 クリック用歯車の動作過程を表す側面図であ
る。
【図3】 クリック用歯車の動作過程を表す側面図であ
る。
【図4】 バネ長の調整動作を示すフロー図である。
【図5】 マイコンによるソレノイド制御のフロー図で
ある。
【符号の説明】
1…ロータリーエンコーダ本体、 2…ツマミ、 3…
マイコン、 10…フィードバック機構、 11…クリ
ック用歯車、 12…ボール、 13…バネ、14…ソ
レノイド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータリーエンコーダ本体と該ロータリ
    ーエンコーダ本体を操作するツマミとの間に、前記ロー
    タリーエンコーダ本体が出力するパラメータの大きさに
    応じてツマミの操作トルクを変化させるフィードバック
    機構が設けられていることを特徴とするロータリーエン
    コーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記フィードバック機構が、前記ロータ
    リーエンコーダ本体と同軸で回転するクリック用歯車、
    該クリック用歯車を押圧するボール、該ボールをクリッ
    ク用歯車に押しつけるバネ、前記ロータリーエンコーダ
    本体の出力に応じてバネの変位量を制御し、バネが所定
    の押圧力でボールを押しつけるようにするソレノイドか
    らなる請求項1記載のロータリーエンコーダ装置。
  3. 【請求項3】 ツマミの操作トルクがパラメータの最小
    値、センター値又は最大値で最大又は最小となる請求項
    1又は2記載のロータリーエンコーダ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104914341A (zh) * 2015-06-19 2015-09-16 惠州华阳通用电子有限公司 一种用于翻转面板的编码电位器的检测电路
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