JP4206511B2 - ロータリーエンコーダ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オーディオ、特にカーオーディオのボリューム等に使用されるロータリーエンコーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オーディオのボリューム等には、ロータリーエンコーダが設けられている。ロータリーエンコーダには手で操作するツマミが設けられており、そのツマミの回転量に応じて抵抗等のパラメータを電子回路に出力する。
【0003】
この従来のオーディオのボリューム等に使用されているロータリーエンコーダ装置においては、ツマミは回転数に制限なく、一定の操作トルクで無限に回転する。このため、可変抵抗を手で操作する場合のように、変化させるパラメータの最小値、センター値あるいは最大値を手の感触で把握することができない。
【0004】
そこで、従来のロータリーエンコーダで、ツマミを操作する人間がパラメータの操作値を把握しようとする場合、パラメータ量を表示するディスプレイのあるときにはその表示を確認したり、あるいはパラメータの最大値等で確認音(ビープ音)を発する装置のあるときにはそのビープ音を確認することがなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、従来のロータリーエンコーダが搭載されたカーオーディオを自動車運転中に操作しようとする場合、そのロータリーエンコーダがパラメータ量を表示するディスプレイを備えたものであるときには、ディスプレイを確認するために視線を前方より逸らすこととなるので安全上好ましくない。
【0006】
また、ロータリーエンコーダがビープ音を発生する機構を備えたものであるときには、車内外の雑音のためにビープ音が確認できないことがあるなどの不都合がある。
【0007】
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、特に、カーオーディオのボリューム等を制御するロータリーエンコーダにおいて、そのロータリーエンコーダを操作する手に、パラメータの最小、センター、最大等の操作位置が直接感じ取れるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述の目的を達成するため、所定の軸を中心に回転するツマミと、ツマミへの操作入力に基づいて、パラメータを出力するロータリーエンコーダと、所定の軸と同軸で回転するクリック用歯車と、クリック用歯車を押圧するボールと、ボールをクリック用歯車方向に押圧するバネと、バネと接続されるソレノイドプランジャと、パラメータに基づいて、ソレノイドプランジャの所定の位置からの変位量を制御し、バネのバネ長を変化させる制御部が設けられていることを特徴とするロータリーエンコーダ装置を提供する。
【0009】
本発明のロータリーエンコーダ装置によれば、ロータリーエンコーダ本体が出力するパラメータの大きさに応じてツマミの操作トルクを変化させるフィードバック機構が設けられている。このフィードバック機構は、感触フィードバック機構ともいうことができ、例えば、パラメータの最小値、センター値又は最大値で、ツマミの操作トルクが最大又は最小となり、そのツマミを操作する手で、パラメータの最小、センター、最大等の操作位置を直接感じ取れるようにする。したがって、パラメータ量を表示するディスプレイやビープ音の確認によらず、ツマミを操作する手の感触でロータリーエンコーダを所望のパラメータ量が出力される位置に調整することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0011】
図1は、本発明のフィードバック機構を備えたロータリーエンコーダ装置の一つの態様の斜視図である。
【0012】
図示したように、このロータリーエンコーダ装置においては、ロータリーエンコーダ本体1とそのロータリーエンコーダ本体1を操作するツマミ2との間に、ロータリーエンコーダ本体1が出力するパラメータの大きさに応じてツマミ2の操作トルクを変化させるフィードバック機構10が設けられている。
【0013】
このフィードバック機構10は、ロータリーエンコーダ本体1と同軸で回転するクリック用歯車11、クリック用歯車11を押圧するボール12、ボール12をクリック用歯車11に押しつけるバネ13及びソレノイド14から構成されている。ソレノイド14は、ロータリーエンコーダ本体1の出力に応じてバネ13の変位量を調整することによりバネ13の弾性力を変化させ、バネ13が所定の押圧力でボール12を押しつけるようにする。したがって、ボール12がクリック用歯車11を押す押圧力Fもロータリーエンコーダ本体1の出力に応じて調整され、それにより、ツマミ2を回すために必要な操作トルクが調整される。
【0014】
図2(a)〜(c)に、ボール12がクリック用歯車11を押す押圧力Fが調整される様子を示す。即ち、押圧力Fは、バネ13の自由長をLとすれば、F=k(L−Lx) (k=バネ定数、Lx=バネ長)となる。したがって、図2(a)に示すように、バネ長Lxが最小のL1のとき、押圧力Fは最大となり、ツマミ2を回すために必要な操作トルクは最大となる。反対に、図2(c)に示すように、バネ長Lxが最大のL3のとき、押圧力Fは最小となり、ツマミ2を回すために必要な操作トルクは最小となる。また、図2(b)に示すようにバネ長Lxが同図(a)のL1と同図(c)のL3との中間L2のとき、押圧量F及びツマミ2の操作トルクも同図(a)と同図(c)の場合の中間となる。そこで、この同図(b)の場合に、ツマミ2を操作した手に多少の手応えが感じられる程度にバネ定数kを設定する。
【0015】
なお、上述の実施例のようにボール12で押しつける対象にクリック用歯車11を使用することは、本発明において必ずしも必要ではなく、押圧面が平坦なリング状部材等を使用してもよいが、押圧面が歯によって凹凸となるクリック用歯車11を使用すると、バネ長Lxが最小値L1と最大値L3との間で変化し、押圧力Fが最大値と最小値との間で変化する間に、図3(a)に示すように、ボール12がクリック歯車の歯11aに乗り上げた状態と、図3(b)に示すようにクリック用歯車の溝(即ち、安定位置)11bにある状態とをとり、ツマミ2を操作する手にクリック感が感じられるので好ましい。
【0016】
また、上述の実施例においてボール12がクリック用歯車11を押す押圧力Fは、バネ長Lxをソレノイド14で調整することにより行うが、このバネ長Lxの調整は、例えば図4に示すように、ロータリーエンコーダ本体1からの信号をマイコン3に取り込み、マイコン3から操作するパラメータを出力すると同時に、パルス幅変調(PWM)でソレノイド14をドライブすることにより行うことができる。この場合、ソレノイド14は、ロータリーエンコーダ本体1から出力されるパラメータが最小値、最大値、あるいはその中間のセンター値をとる場合に、バネ長Lxが最大値L3をとるようにしてもよく、また、最小値L1をとるようにしてもよい。また、パラメータが最大値と最小値との間を変化する間に、バネ長Lxが任意回数、極大値あるいは極小値をとるようにしてもよい。
【0017】
例えば、パラメータの最小値、センター値、最大値の3ポイントでバネ長Lxがそれぞれ最小値L1、中間値L2、最小値L1をとり、それ以外の通常の場合にバネ長Lxが最大値L3をとり、パラメータが最小値、センター値、最大値をとる場合に、ツマミ2を操作する手に手応えが感じられるように設定することができる。このような設定は、上述のマイコン3を用いたソレノイド14の制御は図5に示した動作フローにより行うことができる。
【0018】
まず、ロータリーエンコーダ本体1が時計回り(加算方向)に操作されたか、反時計回り(減算方向)に操作されたかをチェックし、目的のパラメータを変更する。これは、従来のロータリーエンコーダを用いた装置と同様である。次にパラメータをチェックし、その値が最小値以下になっている場合には、図2(a)の状態なるようにソレノイド14にフルトルク制御を行う。次にパラメータがセンター値である場合には、図2(b)の状態になるようにハーフトルク制御を行う。パラーメータが最大値以上である場合には、最小値の場合と同様にフルトルク制御を行う。そして、最初のロータリーエンコーダ本体1の操作開始から所定の設定時間経過後、ソレノイド14の制御をOFFとする。
【0019】
なお、これらの3ポイントの手応えを与える時間は、人間が感触として感じる最小の時間とし、ロータリーエンコーダの操作をスムースに行えるよう配慮することが好ましく、より具体的には、100ms〜500ms程度とすることが好ましい。
【0020】
以上、図面を参照しつつ本発明の一態様を詳細に説明したが、本発明はこの他種々の態様をとることができる。例えば、上述の例では、ロータリーエンコーダ本体1により出力されるパラメータは1種であるが、1個のロータリーエンコーダ本体から出力されるパラメータが複数種ある場合、各パラメータについて、ツマミを操作する手にエンコーダの操作位置が感じ取れるように、フィードバック機構を設けることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、ロータリーエンコーダ本体が出力するパラメータの大きさに応じてツマミの操作トルクを変化させるフィードバック機構が設けられているので、ツマミを操作する手で、パラメータの最小、センター、最大等の操作位置を直接感じ取ることができる。したがって、パラメータ量を表示するディスプレイやビープ音の確認によらず、ツマミを操作する手の感触でロータリーエンコーダを所望のパラメータ量が出力される位置に調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るロータリーエンコーダ装置の斜視図である。
【図2】 クリック用歯車の動作過程を表す側面図である。
【図3】 クリック用歯車の動作過程を表す側面図である。
【図4】 バネ長の調整動作を示すフロー図である。
【図5】 マイコンによるソレノイド制御のフロー図である。
【符号の説明】
1…ロータリーエンコーダ本体、 2…ツマミ、 3…マイコン、 10…フィードバック機構、 11…クリック用歯車、 12…ボール、 13…バネ、 14…ソレノイド

Claims (5)

  1. 所定の軸を中心に回転するツマミと、
    前記ツマミへの操作入力に基づいて、信号を出力するロータリーエンコーダと、
    前記所定の軸と同軸で回転するクリック用歯車と、
    前記クリック用歯車を押圧するボールと、
    前記ボールを前記クリック用歯車方向に押圧するバネと、
    前記バネと接続されるソレノイドと、
    前記ロータリーエンコーダから出力される信号に基づいてパラメータを生成し、前記生成したパラメータに基づいて、前記ソレノイドの所定の位置からの変位量を制御し、前記バネのバネ長を変化させる制御部と、
    を備えロータリーエンコーダ装置。
  2. 前記制御部は、前記パラメータが最大値又は最小値であるときに、前記バネ長を最小値とす
    求項1記載のロータリーエンコーダ装置。
  3. 前記制御部は、前記パラメータがセンター値であるときに、前記バネ長を中間値とす
    求項1記載のロータリーエンコーダ装置。
  4. 前記制御部は、前記パラメータが最大値又はセンター値又は中間値以外のときに、前記バネ長を最大値とす
    求項1記載のロータリーエンコーダ装置。
  5. 前記制御部は、前記パラメータが最大値又はセンター値又は最小値であるときに、前記バネ長を最大値とす
    求項1記載のロータリーエンコーダ装置。
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