JPH11270946A - 店舗用冷凍サイクル装置 - Google Patents

店舗用冷凍サイクル装置

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JPH11270946A
JPH11270946A JP36927398A JP36927398A JPH11270946A JP H11270946 A JPH11270946 A JP H11270946A JP 36927398 A JP36927398 A JP 36927398A JP 36927398 A JP36927398 A JP 36927398A JP H11270946 A JPH11270946 A JP H11270946A
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Satoru Mochizuki
悟 望月
Michio Kubo
道夫 久保
Retsu Kioka
烈 木岡
Osamu Saito
修 齋藤
Hiroshi Okamoto
宏 岡本
Hiroyuki Yuzuriha
博之 杠
Kimio Fushimi
公男 伏見
Teruji Mochizuki
照司 望月
Akira Nakama
彰 仲摩
Keizo Iwata
恵蔵 岩田
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Defrosting Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショーケースと空気調和機での冷凍サイクル
の共通化を図りながら、適正な運転を可能とし、しかも
ショーケースでの吸熱を空気調和機の暖房源として有効
利用することで、省エネルギ特性が向上する店舗用冷凍
サイクル装置を提供する。 【解決手段】 第1の冷媒循環手段の働きによって冷凍
用ショーケースの蒸発器63および氷温チルド用ショー
ケースの蒸発器65の運転を行い、第2の冷媒循環手段
の働きによって冷蔵用ショーケースの蒸発器63の運転
および室内の冷房運転を行い、第3の冷媒循環手段の働
きによって室内の暖房および冷蔵用ショーケースの蒸発
器65の運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明が属する技術分野】この発明は、小規模店舗いわ
ゆるコンビニエンスストアに設置する店舗用冷凍サイク
ル装置に関する。
【0001】
【従来の技術】小規模店舗いわゆるコンビニエンススト
アにはショーケースが設置される。このショーケース
は、商品を冷却保存しながら陳列するためのもので、冷
却温度帯の互いに異なる冷凍用ショーケース、氷温チル
ド用ショーケース、冷蔵用ショーケースなどがある。
【0002】冷凍用ショーケースは、アイスクリームや
冷凍食品の収容に用いられる。氷温チルド用ショーケー
スは、生鮮食品、精肉、加工食品などの収容に用いられ
る。冷蔵用ショーケースは、清涼飲料水、牛乳、果物、
野菜、弁当、惣菜などの収容に用いられる。
【0003】店舗内にはショーケースの他に空気調和機
が設けられ、客が快適なように冷房や暖房が行なわれ
る。
【0004】また、店舗内およびショーケース内が照明
器具によって明るく照明され、商品がよく見えるような
配慮がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】各ショーケースおよび
空気調和機はそれぞれ個別の冷凍サイクルによって運転
がなされている。このため、冷凍サイクル機器の数が多
く、その分だけコストがかさみ、電力消費も多くなると
いう問題がある。
【0006】この発明は上記の事情を考慮したもので、
請求項1に係る発明の店舗用冷凍サイクル装置は、ショ
ーケースと空気調和機での冷凍サイクルの共通化を図り
ながら、適正な運転を可能とし、しかもショーケースで
の吸熱を空気調和機の暖房源として有効利用すること
で、省エネルギ特性の向上を目的とする。
【0007】請求項2に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、2つの圧縮機を用いて、ショーケースと空調器
の冷凍サイクルの共用化を図りながら、適正な運転を可
能とし、圧縮機の最適な状態を保って寿命向上を図るこ
とを目的とする。
【0008】請求項3に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、ショーケースと空気調和機での冷凍サイクルの
共通化を図りながら、適正な運転を可能とし、しかもシ
ョーケースでの吸熱を、ショーケースの蒸発器の除霜熱
源として有効利用することで、省エネルギ特性の向上を
目的とする。
【0009】請求項4に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、冷却温度帯が互いに異なる複数のショーケース
の冷凍サイクルの共通化を図りながら、このショーケー
スの冷却運転を効率的に行うことで、店舗内ショーケー
ス全体の省エネルギ特性の向上を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の店
舗用冷凍サイクル装置は、圧縮機と、この圧縮機から吐
出される冷媒を室外熱交換器に流し、その室外熱交換器
を経た冷媒をそれぞれ減圧器を介して冷凍用ショーケー
スの蒸発器および氷温チルド用ショーケースの蒸発器に
流し、これら蒸発器を経た冷媒を上記圧縮機に戻す第1
の冷媒循環手段と、上記圧縮機から吐出される冷媒を上
記室外熱交換器に流し、その室外熱交換器を経た冷媒を
それぞれ減圧器を介して冷蔵用ショーケースの蒸発器お
よび空調用の室内熱交換器に流し、その蒸発器および室
内熱交換器を経た冷媒を上記圧縮機に戻す第2の冷媒循
環手段と、上記圧縮機から吐出される冷媒を上記室内熱
交換器に流し、その室内熱交換器を経た冷媒を減圧器を
介して上記冷蔵用ショーケースの蒸発器に流し、その蒸
発器を経た冷媒を上記圧縮機へ戻す第3の冷媒循環手段
とを備える。
【0011】請求項2に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、冷凍用圧縮機と、冷蔵空調用圧縮機と、この各
圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器に流し、その
室外熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して冷凍用ショー
ケースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を上記冷
凍用圧縮機に戻すとともに、室外熱交換器を経た冷媒を
減圧器を介して氷温チルド用ショーケースの蒸発器に流
し、その蒸発器を経た冷媒を圧力調節器を介して冷凍用
圧縮機に戻す第1の冷媒循環手段と、上記各圧縮機から
吐出される冷媒を上記室外熱交換器に流し、その室外熱
交換器を経た冷媒を減圧器を介して冷蔵用ショーケース
の蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を上記冷蔵空調
用圧縮機に戻すとともに、室外熱交換器を経た冷媒を減
圧器を介して空調用の室内熱交換器に流し、その室内熱
交換器を経た冷媒を圧力調節器を介して上記冷蔵空調用
圧縮機に戻す第2の冷媒循環手段と、上記各圧縮機から
吐出される冷媒を上記室内熱交換器に流し、その室内熱
交換器を経た冷媒を減圧器を介して上記冷蔵用ショーケ
ースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を冷蔵空調
用圧縮機に戻す第3の冷媒循環手段とを備える。
【0012】請求項3に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、請求項1または請求項2に係る発明において、
さらに、圧縮機と室外熱交換器との間の冷媒流路に設け
た蓄熱槽と、この蓄熱槽と熱交換した熱媒体をポンプ装
置を使用して蓄熱槽と蒸発器との間で循環させ各蒸発器
へ導き熱媒体を熱交換可能とした閉サイクルと、この閉
サイクルの各蒸発器への流路に介在し、各蒸発器への熱
媒体の流通を制御する弁とを備える。
【0013】請求項4に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、冷凍から冷蔵までの冷却温度帯が互いに異なる
複数の蒸発器を備え、これらの各蒸発器への冷媒流入を
個々に独立して制御可能にすると共に、圧縮機から吐出
される冷媒を室外熱交換器に流し、その室外熱交換器を
経た冷媒を減圧器を介して複数の蒸発器のうち冷却温度
帯の低いものから高いものへと順次に流し、これら蒸発
器を経た冷媒を圧縮機に戻す冷媒循環手段を備える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1および図2において、1は小規模店舗
いわゆるコンビニエンスストアの建物で、内部に店舗2
と店舗事務室3を設け、店舗2の側壁のうち道路と面す
る側は出入口4および透明ガラス5となっている。
【0016】店舗2の奥に、リーチインショーケース
6、ウォークインショーケース7、およびオープンショ
ーケース8,9を並べて設置している。
【0017】リーチインショーケース6は、前面にガラ
ス扉を備え、陳列棚の商品をガラス扉を開けて取り出す
ものであるが、背面に商品収納用の開閉扉を備え、そこ
から商品を補充する構成となっている。下部に、蒸発器
およびファンからなる冷却ユニットを設けており、そこ
で得られる冷却空気を陳列棚に循環させる構成となって
いる。
【0018】このリーチインショーケース6は、冷凍用
ショーケース、氷温チルド用ショーケース、または冷蔵
用ショーケースのいずれにも利用できる。
【0019】冷凍用ショーケースは、冷却温度帯がもっ
とも低く、アイスクリームや冷凍食品の収容に適してい
る。
【0020】氷温チルド用ショーケースは、冷却温度帯
が冷凍用より高めで、生鮮食品、精肉、加工食品などの
収容に適している。
【0021】冷蔵用ショーケースは、冷却温度帯が氷温
チルド用より高めで、清涼飲料水、牛乳、果物、野菜、
弁当、惣菜などの収容に適している。
【0022】ウォークインショーケース7は、、前部に
ガラス扉を備え、陳列棚の商品をガラス扉を開けて取り
出すもので、基本的にはリーチインショーケース6と同
じであるが、背面側に商品ストック貯蔵室を兼ねた保冷
室10を備え、そこから商品を補充するとともに、冷却
空気を取り込む構成となっている。
【0023】このウォークインショーケース7は、冷蔵
用ショーケースとして用いる。
【0024】保冷室10は、天井部に冷却ユニット11
を備え、室内全体を所定の温度に冷却する。また、保冷
室10は、出入り用の扉を通して店舗事務室3に続いて
いるが、通常は扉が閉じられて冷気が逃げないようにな
っている。
【0025】オープンショーケース8,9は、前面にガ
ラス扉を備えないショーケースで、下部または上部に蒸
発器やファンなどの冷却ユニットを設け、冷却空気を陳
列棚に送る構成となっている。
【0026】このオープンショーケース8,9は、氷温
チルド用ショーケース、または冷蔵用ショーケースのい
ずれにも利用できるが、この実施例ではオープンショー
ケース8を弁当や惣菜などの収容に割り当て、オープン
ショーケース9を生鮮食品、精肉、加工食品などの日配
用に割り当てている。
【0027】このオープンショーケース8,9の陳列棚
のうち、最上段の下面側にショーケース用照明器具たと
えば蛍光灯を設け、その光を商品に注いでいる。
【0028】また、店舗2の天井面に空調用の室内ユニ
ット12を設ける。この室内ユニット12は、天井埋込
形であり、店舗2の大きさに応じた台数を設置する。
【0029】店舗2の天井面に店舗用照明器具として蛍
光灯13を設ける。この蛍光灯13は、照度の調節が可
能であり、店舗2の広さに応じた台数を設置する。
【0030】店舗2内の中央部の空間には、インスタン
ト食品、菓子、生活用品などを陳列するための陳列棚1
4を複数設けて数列の通路を形成するとともに、出入口
4の近くにレジカウンタ15を設置している。
【0031】上記レジカウンタ15にはレジスタ15a
があり、そのレジスタ15aを店舗事務室3のパーソナ
ルコンピュータ16に接続している。
【0032】パーソナルコンピュータ16は、端末とし
てチェーン本部(CVS本部)のホストコンピュータと
オンライン接続し、POSシステムを利用して販売商品
の管理を行う商品在庫管理システム手段を構築してい
る。
【0033】また、パーソナルコンピュータ16は、商
品在庫管理システム手段の処理に基づくショーケース
6,7,8,9の商品の在庫量および回転状況を利用
し、ショーケース6,7,8,9の運転モードを制御す
る制御手段と、後述する冷凍サイクルの状態を商品在庫
管理システム手段のオンラインを利用して報知する報知
手段を備えている。
【0034】一方、室外の外壁に沿う位置に室外ユニッ
ト17を設け、そこに圧縮機、室外熱交換器、および室
外ファンなどを搭載している。そして、この室外ユニッ
ト17内に配設された圧縮機および室外熱交換器と、シ
ョーケース6,7,8,9のそれぞれ蒸発器および室内
ユニット12の室内熱交換器と配管接続した冷凍サイク
ルを構成している。この冷凍サイクルの具体的実施例に
ついては、後述する。なお、冷凍サイクルを構成する機
器、ショーケースなどの冷凍機器はコールドチェーン機
器(CC機器)と称される。
【0035】リーチインショーケース6の具体的な構成
を図3および図4に示す。
【0036】リーチインショーケース6は、前面にガラ
ス扉21を開閉自在に枢支し、そのガラス扉21に対応
する本体内に収容庫22を配設している。この収容庫2
2内には複数段の陳列棚23を設け、背面の開閉扉24
を開くことによって陳列棚23に商品を補充できるよう
にしている。
【0037】収容庫22において、前面開口の縦枠にシ
ョーケース用照明器具として蛍光灯31を設ける。この
蛍光灯31は、商品がよく見えるように収容庫22を照
明するためのもので、照度の調節が可能である。
【0038】リーチインショーケース6の下部に、蒸発
器25およびファン26からなる冷却ユニットを設け、
そこで得られる冷却空気を収容庫22内に循環させる構
成となっている。
【0039】陳列棚23に照度センサ27を取付けてい
る。この照度センサ27は、収容庫22内の照度を検知
する。
【0040】ガラス扉21は透明であり、前面側に透明
フィルム状の防露ヒータ28を貼り付けている。この防
露ヒータ28は、ヒータ出力制御器29から電流が供給
されることにより発熱動作し、露の付着を防ぐ働きをす
る。
【0041】ガラス扉21の前面に、温度センサ30を
取付けている。さらに、店舗2内の各展示棚14のう
ち、ショーケースにもっとも近い位置の展示棚14の最
上部に照度センサ18および温・湿度センサ19を取付
けている。照度センサ18は、店舗2内の照度を検知す
る。温・湿度センサ19は、店舗内の温度および湿度を
検知する。
【0042】ウォークインショーケース7については、
背面の開閉扉24が無いだけで、ガラス扉21、収容庫
22、陳列棚23、庫内照度センサ27、防露ヒータ2
8、ヒータ出力制御器29、温度センサ30、および蛍
光灯31の構成はほぼ同じである。
【0043】ウォークインショーケース7の後の保冷室
10の構成を図5に示し、その保冷室10に設ける冷却
ユニット11の構成を図6に示す。
【0044】冷却ユニット11は、背面および下面に吸
込口11a、前面に吹出口11bを有しており、その吸
込口11aから吹出口11bにかけて通風路を形成し、
そこに蒸発器33およびファン34を設けている。さら
に、通風路の下部に温風路を形成するためのダクト35
を設け、そのダクト35内にファン36およびヒータ
(たとえば正特性サーミスタ使用)37を設けている。
このファン36およびヒータ37は、ダクト35内に流
れる空気を加熱して温風に変えるものである。この温風
を本体下面に取付けた吹出ルーバ38に導き、そこから
保冷室10内の特定の方向に吹出すようにしている。
【0045】吹出ルーバ38は、ルーバ駆動機構39の
作動により回動が自在である。また、本体下面に人体セ
ンサ40を取付け、保冷室10内に店員がいるかどうか
常に監視している。
【0046】すなわち、人体センサ40が保冷室10内
の店員を検知すると、その検知方向に吹出ルーバ38を
回動させ、かつファン36およびヒータ37を動作さ
せ、温風を人体に向けてスポット的に吹出すようにして
いる。これにより、ウォークインショーケース7に商品
を補充するとき、店員は温風で暖められ、寒い保冷室1
0での作業が苦にならない。しかも、スポット的な吹出
しであるから、温風で陳列棚23の商品が暖められる不
具合はない。
【0047】冷凍サイクルを図7に示す。
【0048】冷凍用の第1の圧縮機51の吐出口と、冷
蔵、空調用の第2の圧縮機52の吐出口とに、オイルセ
パレータ53を接続し、そのオイルセパレータ53に流
量調整装置であるところの電動式膨張弁(パルスモータ
バルブ;以下、PMVと略称する)54および蓄熱槽5
5を介して室外熱交換器56を接続する。
【0049】この室外熱交換器56の近傍に室外ファン
57を設け、その室外ファン57のモータを波数制御回
路58を介して商用交流電源59に接続する。波数制御
回路58は、室外熱交換器に取付けた温度センサ60の
検知温度に応じて室外ファン57への供給電圧の波数を
制御し、これにより室外ファン57の風量を制御するも
のである。
【0050】これら室外熱交換器56およびその周辺機
器は、上記圧縮機51,52と共に外の室外ユニット1
7に搭載する。
【0051】室外熱交換器56に受液器61および減圧
器として機能させるPMV62を介して冷凍用の蒸発器
63を接続し、その蒸発器63を圧縮機51の吸込口に
接続する。蒸発器63は、ショーケース6のうち、冷凍
用ショーケースとして働くショーケースの蒸発器25に
対応する。
【0052】室外熱交換器56に受液器61および減圧
器として機能させるPMV64を介して氷温チルド用の
蒸発器65を接続し、その蒸発器65を圧力調節器とし
て機能させるPMV66を介して圧縮機51の吸込口に
接続する。この蒸発器65は、ショーケース6,7,9
のうち、氷温チルド用ショーケースとして働くショーケ
ースの蒸発器25に対応する。
【0053】室外熱交換器56に受液器61および減圧
器として機能させるPMV67を介して冷蔵用の蒸発器
68を接続し、その蒸発器68を圧縮機52の吸込口に
接続する。蒸発器68は、ショーケース6,7,9のう
ち、冷蔵用ショーケースとして働くショーケースの蒸発
器25およびウォークインスルーショーケース7の冷却
ユニット11の蒸発器33に対応する。
【0054】室外熱交換器56に受液器61および減圧
器として機能させるPMV69を介して空調用の室内熱
交換器70を接続する。この室内熱交換器70は、上記
室内ユニット12に搭載されるもので、室内ユニット1
2の数だけ用意されることになる。そして、この室内熱
交換器70を圧力調節器として機能するPMV71を介
して圧縮機52の吸込口に接続する。
【0055】上記オイルセパレータ53吐出側に二方弁
72を介して室内熱交換器70の冷媒流入側をバイパス
配管接続し、室内熱交換器70の冷媒流出側を二方弁7
3を介してPMV67の冷媒流入側にバイパス配管接続
する。
【0056】蓄熱槽55に設けた熱交換器に二方弁7
4,75,76をそれぞれ介して蒸発器63,65,6
8を熱交換可能に接続し、それら蒸発器をさらにポンプ
77を介して蓄熱槽55の熱交換器に戻す閉サイクルを
接続する。この蓄熱槽55から各蒸発器にかけて形成し
た閉サイクルの流路は、熱媒体を循環させ、蓄熱槽55
に蓄えた熱を二方弁74,75,76を開放しポンプ7
7を動かすことで各蒸発器に伝える働きをする。
【0057】このようにして、各ショーケースと空気調
和機と室外ユニットとを共通の1つの冷凍サイクルによ
り構成している。なお、上記冷凍サイクルにおいて、各
蒸発器63,65,68および室内熱交換器70は各1
つのみ示したが、実際には複数個を並列接続させるよう
に接続する。
【0058】そして、この冷凍サイクルにおいて、冷凍
用の圧縮機51から吐出される冷媒を室外熱交換器56
に流し、その室外熱交換器56を経た冷媒をPMV62
を介して冷凍用ショーケースの蒸発器63に流し、その
蒸発器63を経た冷媒を圧縮機51に戻すとともに、室
外熱交換器56を経た冷媒をPMV64を介して氷温チ
ルド用ショーケースの蒸発器65に流し、その蒸発器6
5を経た冷媒を圧力調節用のPMV66を介して圧縮機
51に戻す第1の冷媒循環手段が形成される。この場
合、PMV66の存在によって蒸発器63,65の蒸発
圧力に差が生じ、それが冷却温度帯の違いとなって現わ
れる。
【0059】空調用の圧縮機52から吐出される冷媒を
室外熱交換器56に流し、その室外熱交換器56を経た
冷媒をPMV67を介して冷蔵用ショーケースの蒸発器
68に流し、その蒸発器68を経た冷媒を圧縮機52に
戻すとともに、室外熱交換器56を経た冷媒をPMV6
9を介して空調用の室内熱交換器70に流し、その室内
熱交換器70を経た冷媒を圧力調節用のPMV71を介
して圧縮機52に戻す第2の冷媒循環手段が形成され
る。この場合、PMV71の存在によって蒸発器68と
室内熱交換器70の両蒸発圧力に差が生じ、それが冷却
対象の違いとなって現われる。
【0060】空調用の圧縮機52から吐出される冷媒を
室内熱交換器70に流し(二方弁72の開)、その室内
熱交換器70を経た冷媒をPMV67を介して冷蔵用シ
ョーケースの蒸発器68に流し(二方弁73の開および
二方弁71の閉)、その蒸発器68を経た冷媒を圧縮機
52へ戻す第3の冷媒循環手段が形成される。この場
合、冷蔵用ショーケースでの吸熱が店舗2内の暖房熱と
して有効利用されることになる。
【0061】ここで、蒸発器63,65,68および室
内熱交換器70の使用条件を図8に対比して示し、運転
モードに応じた各弁の制御フォーマットを図9に示す。
【0062】この弁制御には、通常の冷房および暖房制
御の他に、PMVによる過熱度(スーパーヒート)一定
値制御も含まれている。
【0063】一方、オイルセパレータ53から圧縮機5
1,52にかけてそれぞれオイル戻し管78,79を設
け、これら管にそれぞれ二方弁80,81を設ける。そ
して、圧縮機51,52に潤滑油量を検知するための油
面センサ82,83をそれぞれ取付け、これら油面セン
サを上記二方弁80,81とともに制御部84に接続す
る。この制御部84は、油面センサ82,83で検知さ
れる潤滑油量が一定以下に下がったとき、二方弁80,
81を開く働きをする。
【0064】また、圧縮機51,52の吸込管に圧力セ
ンサ78,79をそれぞれ取付けており、この圧力検知
に関わる制御構成を図10に示す。
【0065】圧力センサ78,79の検知圧力をCPU
85に取込み、そのCPU85に接続した制御部86,
87によってインバータ回路88,89を制御する。こ
のインバータ回路88,89は、商用交流電源59の電
圧を一旦整流し、それをスイッチングによって所定周波
数の電圧に変換して出力するものである。この出力は圧
縮機51,52の駆動電力となる。
【0066】PMV66,71の蒸発器圧力調節に関わ
る制御構成を図11に示す。
【0067】蒸発器65の出口側管に圧力センサ91を
取付け、室内熱交換器70の出口側管に圧力センサ92
を取付け、これら圧力センサ91,92の出力をそれぞ
れバッファ93,94を介してCPU95に送る。この
CPU95は、圧力センサ91,92の検知圧力がそれ
ぞれ固有の設定値となるよう、制御部96を使ってPM
V66,71の開度を制御する。
【0068】圧力センサ91,92に代えて温度センサ
を用いることも可能であり、その場合は図示のように、
蒸発器65の入口側管および室内熱交換器70の入口側
管にそれぞれ温度センサ97,98を取付ける。
【0069】ところで、上記の冷凍サイクル機器の制御
については、店舗2内の他の機器の制御と合わせて店舗
事務室3のパーソナルコンピュータ16でまかなうよう
にしており、その全体的な制御構成を図12および図1
3に示す。
【0070】この制御の中には、すでに説明したスポッ
ト温風吹出制御、運転モードに応じた弁制御、オイル戻
し制御、蒸発圧力制御の他に、次のものがある。
【0071】[防露ヒータ制御]各ショーケースの防露
ヒータ28に関して図14に示す制御回路を構成してい
る。
【0072】図14に示すように、防露制御器100
に、各ショーケースガラス前面の温度センサ30、店舗
2内の温・湿度センサ19、各ヒータ出力制御器29、
およびデータメモリ101を接続する。
【0073】防露制御器100は、温・湿度センサ19
によってショーケース前方の温度と湿度を検知し、その
データとデータメモリ101に記憶しているデータとか
らガラス扉21の露点温度を算出し、その露点温度より
も各温度センサ30の検知温度が高くなるよう、各ヒー
タ出力制御器29を使って各防露ヒータ28への通電量
を制御する。これにより、露の付着を防ぐことはもちろ
ん、各防露ヒータ28への必要以上の通電を防ぎ、電気
代の無駄遣いを防止する。
【0074】[店舗内照明制御]店舗2内の蛍光灯13
の照度を室外の明るさに応じて制御する。すなわち、昼
間など室外が明るい場合には、蛍光灯13の照度を高く
し、また夜間など室外が暗い場合には、蛍光灯13の照
度を低く押さえて、店舗2内に入ってくる客に違和感を
与えること無く、かつ省エネルギ化を図ることができ
る。
【0075】この場合、照度を単に変化させるだけでな
く、店舗2内に外から入り込む光の量が店舗2内の場所
に応じて異なることを考慮し、図15に示すように、店
舗2内の場所e1 ,e2 ,e3 ,e4 ,e5 に応じて各
蛍光灯13の照度を異ならせる。場所e1 ,e2
3 ,e4 ,e5 については、図2に示しており、室外
にもっとも近い位置がe1 、もっとも遠い位置がe5
ある。こうすることにより、店舗2内の照度を場所にか
かわらず一定に維持しながら、さらなる省エネルギ化が
図れる。
【0076】室外の照度の捕らえ方としては、時計を用
いて昼間と夜間の時間帯を判別したり、室外の照度を直
接的に検知するなどがある。
【0077】蛍光灯13の照度を変化させる手段として
は、インバータを用いて蛍光灯13への入力を制御した
り、蛍光灯13の何本かを選択的に消灯したり点灯する
などがある。
【0078】[ショーケース内照明制御]店舗2におい
てショーケースの前方の照度が陳列棚14の上の照度セ
ンサ18で検知され、同時にショーケース内の照度が照
度センサ27で検知されている。この照度センサ27の
検知照度が照度センサ18の検知照度よりも所定値高い
値となるように蛍光灯31の照度を設定する。
【0079】こうすることにより、蛍光灯31の照度を
極力低く抑えながら、ミラー効果を解消することがで
き、収容庫22内の商品をガラス扉21を通して見易く
することができる。
【0080】したがって、上記した店舗内照明制御と合
わせて省エネルギ効果の大幅な向上が図れるとともに、
展示効果の大幅な向上が図れる。すなわち、図15に点
線で示しているように、従来に比べて照明出力を大幅に
落とすことができる。
【0081】[室外ファンの回転数制御]波数制御回路
58による室外ファン57の回転数制御は、温度センサ
60の検知温度つまり凝縮温度Tcを高圧側圧力Pdと
して捕らえ、かつその高圧側圧力Pdを負荷として捕ら
え、負荷に合った凝縮能力を確保するためのものであ
る。この制御のフローチャートを図16に示し、高圧側
圧力Pdの変化を図17に示し、フォーマットを図1
8,図19に示す。
【0082】具体的には、凝縮温度Tcと設定値Tcsと
を比較し、凝縮温度Tcが設定値Tcsより高い場合は両
者の差に応じて回転数を比例制御する。凝縮温度Tcが
設定値Tcsと同じまたはそれ以上になると、凝縮温度T
cが設定値Tcsに収まるよう回転数を1ステップずつ低
減する。
【0083】たとえば、事例Aのように全ての機器が運
転している状態では、大きな凝縮能力が必要なので、通
常制御パターンを選択する。これは、省エネルギおよび
低騒音を優先する中間タイプの運転である。
【0084】事例Bのように運転機器の台数が減って凝
縮能力の必要量に余裕が生じた場合には、回転数を減ら
し、高圧側圧力は高めの低騒音優先制御パターンを選択
する。
【0085】事例Cのように運転機器の台数がさらに減
った場合には、すでに回転数が小さいことを考慮し、最
も省エネ運転となるよう、回転数を上げて高圧側圧力の
低下を図る省エネ制御パターンを選択する。
【0086】[POSシステムを利用した商品在庫管理
制御]これはパーソナルコンピュータ16により、チェ
ーン本部(CVS本部)のホストコンピュータとの間で
実行する制御であり、 (1)POSシステムデータバンクを用いた“商品別在
庫量(収納区分)処理”、“販売量処理”、“入庫量処
理”“日時,時刻判別処理”。
【0087】(2)POSシステムデータ入力装置(キ
ーボード、バーコード等データ読取装置)およびレジス
タなどによる販売状況(商品名、販売時刻等)処理や商
品入庫のデータ入力処理。
【0088】(3)POSシステム表示装置(CRT、
プリンタ)による在庫リスト、販売状況リスト等のデー
タ表示処理、あるいは必要に応じたプリント出力処理。
【0089】(4)商品に関するデータバンクのデータ
とデータ入力装置のデータとの比較演算処理、時刻毎の
販売状況処理、在庫状況等のデータ出力処理。
【0090】(5)通信手段による、ホストコンピュー
タとの間の商品管理データの送受信処理。
【0091】(6)リモートコントロール装置、操作
盤、キーボードなどからの入力データ処理、各種検出デ
ータ処理、基準データとの演算に基づくデータ入力処
理。
【0092】(7)空気調和機の運転モード(冷房、暖
房等)および設定温度等を設定するための処理。各ショ
ーケースの設定温度、運転モード、除霜モード等を設定
するための処理。蛍光灯31の点灯,消灯処理。蛍光灯
12の点灯,消灯処理。店舗2の室内温度表示処理。各
ショーケースの庫内温度表示処理。店舗22内の照度表
示処理。メンテナンス表示処理。
【0093】(8)POS端末装置への入力データに基
づき各ショーケースの運転モードを判別し、判別結果を
制御盤に出力する処理。。
【0094】(9)記憶されている各機器に関する制御
基準データの読込み処理。
【0095】(10)検出手段からのデータ、基準デー
タ、端末制御機器から送られるデータを入力し、これら
データを比較演算し、各機器の運転オン,オフ指令、能
力指令値、運転モード指令等を出力する処理。
【0096】(11)演算部からの出力信号に基づき、各
機器に制御信号を出力する処理。
【0097】[POSシステムを利用したコールドチェ
ーン機器の管理制御]商品管理用のホストコンピュータ
とPOS端末機器をオンラインで連結したPOSシステ
ムを利用し、店舗2内の各ショーケースの運転を管理す
る。
【0098】[運転管理制御]図20に示すように、P
OSシステムにより、各ショーケース内に収納されてい
る商品の量、内容を把握し、そのデータに基づき、各シ
ョーケースの運転を制御する。
【0099】この制御には、設定温度に応じた通常の運
転を行なわせる通常運転モード。設定温度を高めて圧縮
機能力を下げた運転を行なう省エネ運転モード。設定温
度を下げて圧縮機能力を上げた運転を行なう急速冷却モ
ードがある。
【0100】さらに、(ア)商品の量に応じた制御。
(イ)商品の販売動向に応じた温度制御。(ウ)商品の
販売動向に応じたデマント除霜モードがある。
【0101】(ア)商品の量に応じた制御 弁当、惣菜などの収納時間帯で、弁当等を収納した部分
の運転を制御する。弁当をすべて販売完了した場合、ま
たは、在庫量が少なくなった場合、そのスペースの冷却
運転、照明を停止、または省エネ運転モードとして、入
荷した場合または、入荷時期に近づいた場合、運転を再
開または、通常運転モードまたは急速冷却モードにて運
転させる。
【0102】ここでの制御では、図21に示す入庫負荷
検出条件に基づいて下式のように入庫負荷Lを検出し、
その入庫負荷Lと図21に示す運転条件判別条件とに基
づいて各ショーケースの運転を制御する。
【0103】L=(a1 ・N1 +a2 ・N2 +a3 ・N
3 +a4 ・N4 )/(a1 ・X) Xは、ショーケース最大収容数量である。
【0104】(イ)商品の販売動向に応じた温度制御 各スペース単位に、ショーケース内に収納された商品の
販売量が設定時間内に所定量以下の場合は該当スペース
のショーケースを「省エネモード」、所定量以上の場合
は「急速冷却モード」その中間の場合は、「通常運転モ
ード」に制御する。
【0105】あまり売れない時間帯などには、商品は、
ショーケース内に、長期保存された状態となっている。
このような場合は、該当スペースのショーケースを省エ
ネ運転モードとする。
【0106】逆に、商品が頻繁に売れる時間帯などに
は、ショーケース内の商品の回転が良いため、該当スペ
ースのショーケースを急速冷却モードとして、冷却した
商品を供給する。
【0107】(ウ)商品の販売動向に応じたデマント除
霜モード。
【0108】一日を通じた、販売状況により、各店毎の
売れる時間帯、売れない時間帯がPOSにより分かる。
このデータに基づき、各ショーケースのデマンド除霜時
間帯を設定する。
【0109】このデマント除霜モードの運転例を図23
に示す。
【0110】[保守管理制御]図24に示すように、各
機器の運転状態(冷凍サイクル各部の温度圧力、ショー
ケース庫内の温度など)をチェックし、機器の異常状態
を検出した場合、機器制御装置より、そのデータをCC
端末制御機器に送り、この制御盤にその状態を表示(報
知)すると共に、POSシステムの通信手段を利用し、
ホストコンピュータへ送る(報知)。ホストコンピュー
タから、機器のサービスステーションに連絡され、故障
に対する修理などの対応を図ることができる。(なお、
通信手段から、直接サービスステーションへ連絡するよ
うに構成してもよい)。
【0111】ホストコンピュータには、予め、送られて
きたデータに基づき、故障内容を判断し、対応方法、故
障部品コード、故障修理方法、等の情報を出力するよう
データがインプットされている。
【0112】また、同様の内容を端末機のCRTまたは
プリンタに出力することも可能となってる。
【0113】このようなオンラインを使った報知処理を
行なうことにより、部品の手配がホストコンピュータを
通じて行え、よって手配時間が短縮される。しかも、故
障修理方法等の情報を得ることができ、迅速な対応が可
能である。
【0114】なお、冷凍サイクルの変形例を図25に示
す。
【0115】図25に示すように、圧縮機51の吐出口
に室外熱交換器56を接続し、その室外熱交換器56に
第1のバイパス弁である二方弁111およびPMV62
を介して冷凍用ショーケースの蒸発器63を接続する。
この蒸発器63を圧力調節器であるPMV110を介し
て圧縮機51の吸込口に接続する。蒸発器として他に冷
蔵用ショーケースのものがあり、同様に構成する。
【0116】室外熱交換器56と並列に第2のバイパス
弁である流量調整弁として機能するPMV112を接続
する。各室内熱交換器70の冷媒流出側の相互間に第3
のバイパス弁である二方弁113を接続する。一方の室
内熱交換器70の冷媒流出側管から二方弁111の冷媒
流出側にかけて同じく第3のバイパス弁である二方弁1
14を接続する。圧縮機51の吐出口に室外熱交換器5
6を接続し、その室外熱交換器56に減圧器として機能
するPMV69を介して室内熱交換器70を接続する。
この室内熱交換器70を圧力調整器であるPMV71を
介して圧縮機51の吸込口に接続する。室内熱交換器7
0は複数あり、同様に構成する。
【0117】この冷凍サイクルでは、圧縮機51から吐
出される冷媒を室外熱交換器56に流し、その室外熱交
換器56を経た冷媒を二方弁111およびPMV62を
介して冷凍用ショーケースの蒸発器63に流し、その蒸
発器63を経た冷媒をPMV110を介して圧縮機51
に戻すとともに、室外熱交換器56を経た冷媒を二方弁
111およびPMV67を介して蒸発器68に流し、そ
の蒸発器68を経た冷媒をPMV110を介して圧縮機
51に戻す第1の冷媒循環手段が形成される。この場
合、PMV110の存在によって蒸発器63,68の蒸
発圧力に差が生じ、それが冷却温度帯の違いとなって現
われる。
【0118】圧縮機51から吐出される冷媒を室外熱交
換器56に流し、その室外熱交換器56を経た冷媒を各
PMV69を介して各室内熱交換器70に流し、その各
室内熱交換器70を経た冷媒を各PMV71を介して圧
縮機51に戻す第2の冷媒循環手段が形成される。この
場合、各PMV71の存在によって各室内熱交換器70
と前記ショーケースの蒸発器63,68とには蒸発圧力
に差が生じ、それが空調温度帯の違いとなって現われ
る。
【0119】圧縮機51から吐出される冷媒をPMV1
12および各PMV69を順次介して各室内熱交換器7
0に流し、暖房運転を行ない、その各室内熱交換器70
を経た冷媒を二方弁113,114を介し、かつPMV
62,67を介して蒸発器63,68に流し、この各蒸
発器63,68で冷却運転を行ない、その蒸発器63,
68を経た冷媒を各PMV110を介して圧縮機51へ
戻す第3の冷媒循環手段が形成される。この場合、各シ
ョーケースでの吸熱が店舗2内の暖房熱として有効利用
されることになる。
【0120】ここで、蒸発器63,68および各室内熱
交換器70の運転モードに応じた各弁の制御フォーマッ
トを図26に示す。
【0121】この弁制御には、通常の冷房および暖房制
御の他に、PMVによる過熱度(スーパーヒート)一定
値制御も含まれている。
【0122】冷凍サイクルの別の変形例を図27に示
す。
【0123】図27に示すように、圧縮機51の吐出口
に四方弁120を介して室外熱交換器56を接続し、そ
の室外熱交換器56に第1のバイパス弁である二方弁1
21およびPMV67を介して冷凍用ショーケースの蒸
発器63を接続する。この蒸発器63を第2のバイパス
弁である二方弁122および上記四方弁120を介して
圧縮機51の吸込口に接続する。
【0124】圧縮機51の吐出口に四方弁120を介し
て室外熱交換器56を接続し、その室外熱交換器56に
上記二方弁121および各PMV62を介して冷蔵用シ
ョーケースの各蒸発器68を接続する。この各蒸発器6
8を各PMV110、二方弁122、および上記四方弁
120を介して圧縮機51の吸込口に接続する。
【0125】圧縮機51の吐出口に四方弁120を介し
て室外熱交換器56を接続し、その室外熱交換器56に
上記二方弁121および各PMV69を介して空調用の
各室内熱交換器70を接続する。この各室内熱交換器7
0を各PMV71および上記四方弁120を介して圧縮
機51の吸込口に接続する。
【0126】圧縮機51の吐出口に上記四方弁120お
よび第3のバイパス弁である二方弁123を介してPM
V110と二方弁122の相互接続部を接続する。
【0127】この冷凍サイクルでは、四方弁120が非
作動の時、圧縮機51から吐出される冷媒を四方弁12
0を通して室外熱交換器56に流し、その室外熱交換器
56を経た冷媒を二方弁121およびPMV62を介し
て蒸発器63に流し、ここで軽客運転を行ない、その蒸
発器63を経た冷媒を二方弁122および四方弁120
を介して圧縮機51に戻すとともに、室外熱交換器56
を経た冷媒を二方弁121および各PMV67を介して
各蒸発器68に流し、ここで冷却運転を行ない、その各
蒸発器68を経た冷媒を各PMV110、二方弁12
2、および四方弁120を介して圧縮機51に戻す第1
の冷媒循環手段が形成される。この場合、PMV110
の存在によって蒸発器63,68の蒸発圧力に差が生
じ、それが冷却温度帯の違いとなって現われる。
【0128】四方弁120が非作動のとき、圧縮機51
から吐出される冷媒を四方弁120を通して室外熱交換
器56に流し、その室外熱交換器56を経た冷媒を二方
弁121および各PMV69を介して各室内熱交換器7
0に流し、ここで冷却運転を行ない、その各室内熱交換
器70を経た冷媒を各PMV71および四方弁120を
介して圧縮機51に戻す第2の冷媒循環手段が形成され
る。この場合、各PMV71の存在によって各室内熱交
換器70とショーケースの蒸発器63,68とに蒸発圧
力差が生じ、それが冷蔵および冷凍温度帯と空調温度帯
の違いとなって現われる。
【0129】四方弁120が非作動のとき、圧縮機51
から吐出される冷媒を四方弁120を通して室外熱交換
器56に流し、その室外熱交換器56を経た冷媒を二方
弁121および各PMV69を介して各室内熱交換器7
0に流し、ここで冷房運転を行ない、その各室内熱交換
器70を経た冷媒を各PMV71および四方弁120を
介して圧縮機52に戻すとともに、圧縮機51から吐出
される冷媒を四方弁120およびPMV123を介して
蒸発器63(および各PMV110を介して各蒸発器6
8)に流し、ここで除霜運転を行ない、その蒸発器63
(および各蒸発器68)を経た冷媒をPMV62(およ
び各PMV67)を介して室内熱交換器70側のPMV
69への冷媒の流れに合流させる第3の冷媒循環手段が
形成される。この場合、室内熱交換器70では冷房運転
が行なわれ、その吸熱が各蒸発器63(および各蒸発器
68)の除霜熱として有効利用される。
【0130】四方弁120が作動のとき、圧縮機51か
ら吐出される冷媒を四方弁120および各PMV71を
介して各室内熱交換器70に流し、ここで暖房運転を行
ない、その各室内熱交換器70を経た冷媒を各PMV6
9および各PMV62,67を介して蒸発器63,68
に流し、ここで冷却運転を行ない、その蒸発器63,6
8を経た冷媒を各PMV110、二方弁123、および
四方弁120を介して圧縮機51へ戻す第4の冷媒循環
手段が形成される。この場合、各ショーケースで冷却が
行なわれ、この吸熱が店舗2内の暖房熱として有効利用
されることになる。
【0131】四方弁120が作動のとき、圧縮機51か
ら吐出される冷媒を四方弁120および各PMV71を
介して各室内熱交換器70に流し、ここで暖房運転を行
ない、その各室内熱交換器70を経た冷媒を各PMV6
9および二方弁121を介し室外熱交換器56に流し、
その室外熱交換器56を経た冷媒を四方弁120を介し
て圧縮機51へ戻すとともに、圧縮機51から吐出され
る冷媒を四方弁120およびPMV122を介して蒸発
器63(および各PMV110を介して各蒸発器68)
に流し、ここで除霜運転を行ない、その蒸発器63(お
よび各蒸発器68)を経た冷媒をPMV62(および各
PMV67)および二方弁121を介して室外熱交換器
56に流し、その室外熱交換器56を経た冷媒を四方弁
120を介して圧縮機51に戻す第5の冷媒循環手段が
形成される。この場合、暖房運転および各蒸発器の除霜
が行なわれる。
【0132】室外熱交換器56に熱交換器温度センサT
hc 、各室内熱交換器70の近傍に吹出風温度センサT
1 ,Th2 、各室内熱交換器70の管に冷媒温度セン
サTh11,Th12,Th21,Th22、各蒸発器の近傍に
吹出風温度センサTh3,Th4 ,Th5 、各蒸発器の
管に冷媒温度センサTh31,Th32,Th41,Th42
Th51,Th52を取付けており、PMVによる過熱度
(スーパーヒート)一定値制御などを行なうようにして
いる。
【0133】ここで、蒸発器63,68および各室内熱
交換器70の運転モードに応じた各弁の制御フォーマッ
トを図28に示す。
【0134】冷凍サイクルの異温度蒸発器を備えたさら
に別の実施例を図29に示す。
【0135】ここでは、圧縮機51を有する室外ユニッ
ト17を弁制御ユニット140に接続し、その弁制御ユ
ニット140に冷却温度帯が互いに異なる複数の蒸発器
131〜135を接続する。これら蒸発器131〜13
5は、冷却温度帯が順に冷凍用−20℃、氷温チルド用
0℃、氷温チルド用0℃、冷蔵用10℃、冷蔵用10℃
となっている。
【0136】弁制御ユニット140の各弁を展開するこ
とにより、図30の冷媒循環路が形成される。
【0137】弁制御ユニット140は、複数のPMV1
41〜145、二方弁151〜156、および逆止弁1
61〜165を備え、上記蒸発器131〜135の冷却
温度帯に応じて冷媒の流れを切換えるものである。
【0138】すなわち、圧縮機51から吐出される冷媒
を室外熱交換器56に流し、その室外熱交換器56を経
た冷媒をPMVを介して蒸発器131〜135のうち冷
却温度帯の低いものから高いものへと順次に流し、これ
ら蒸発器を経た冷媒を前記圧縮機に戻す冷媒循環手段を
構成している。
【0139】各蒸発器の運転状態に応じた弁制御のフォ
ーマットを図31に示す。
【0140】作用を説明する。
【0141】全ショーケースが運転している場合には、
冷却温度帯の低いもの(蒸発温度が低いもの)が上流側
となる。そして、PMV141によりまず蒸発器131
を冷却していく。このとき、過熱度を取らないよう、P
MV141を制御する。これにより、蒸発器131の出
口では、冷媒が気液混合状態となる。
【0142】蒸発器131を経た冷媒は次の蒸発器13
2,133に流れる。このとき、PMV142,143
は全開であり、よって冷媒は液分が蒸発しながらながれ
ていく。このときの蒸発熱で冷却がなされる。さらに、
三段目の蒸発器についても同じであり、この結果、冷媒
温度がだんだん上昇することになる。ただ、それに見合
った温度帯の蒸発器が接続されているので、確実な冷却
が可能である。
【0143】冷却が進んで全ショーケースの運転が停止
した場合、二方弁151が開、PMV141が全閉とな
り、冷媒は一段目の蒸発器をバイパスして二段目の蒸発
器に流れる。今度はPMV142,143の開度調節が
加わり、冷却がなされる。このときも同じように液分を
残して三段目の蒸発器に流すことで、その三段目の蒸発
器を冷やしていく。
【0144】蒸発器が1台だけの運転では、バイパスと
PMV閉を組合わせたものとなる。5台の並列運転で
は、二方弁153,155,156を使って並列回路を
形成する。
【0145】このような構成によれば、多数のPMVお
よび二方弁が弁制御ユニット140にまとまっているの
で、据付け工事が簡単である。なお、この冷凍サイクル
はショーケースのみの回路となるため、空調装置は別個
のマルチ式冷凍サイクルを構成させる。
【0146】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、請
求項1に係る発明の店舗用冷凍サイクル装置は、第1の
冷媒循環手段の働きによって冷凍用ショーケースの蒸発
器および氷温チルド用ショーケースの蒸発器の運転を行
い、第2の冷媒循環手段の働きによって冷蔵用ショーケ
ースの蒸発器の運転および室内の冷房運転を行い、第3
の冷媒循環手段の働きによって室内の暖房および冷蔵用
ショーケースの蒸発器の運転を行う構成としたので、シ
ョーケースと空気調和機での冷凍サイクルの共通化を図
りながら、適正な運転を可能とし、しかもショーケース
での吸熱を空気調和機の暖房源として有効利用すること
で、省エネルギ特性が向上する。
【0147】請求項2に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、第1の冷媒循環手段の働きによって冷凍用ショ
ーケースの蒸発器および氷温チルド用ショーケースの蒸
発器の運転を行い、第2の冷媒循環手段の働きによって
冷蔵用ショーケースの蒸発器の運転および室内の冷房運
転を行い、第3の冷媒循環手段の働きによって室内の暖
房運転および冷蔵用ショーケースの蒸発器の運転を行う
と共に、冷凍用ショーケースの蒸発器および氷温チルド
用ショーケースの蒸発器を流れた冷媒は、冷凍用圧縮機
に、冷蔵用ショーケースの蒸発器および空調用室内熱交
換器を流れた冷媒は、冷蔵空調用圧縮機に戻す構成とし
たので、2つの圧縮機を用いて、ショーケースと空調器
の冷凍サイクルの共用化を図りながら、適正な運転を可
能とし、圧縮機の最適な状態を保って寿命向上が図れ
る。
【0148】請求項3に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、請求項1または請求項2に係る発明において、
蓄熱槽の熱源を利用し、閉サイクルの熱媒体をポンプ装
置を使用して、除霜を必要とするショーケースの蒸発器
に流し、熱交換させ、各蒸発器の除霜を行う構成とした
ので、ショーケースと空気調和機での冷凍サイクルの共
通化を図りながら、適正な運転を可能とし、しかもショ
ーケースでの吸熱を、ショーケースの蒸発器の除霜熱源
として有効利用することで、省エネルギ特性の向上を目
的とする。
【0149】請求項4に係る発明の店舗用冷凍サイクル
装置は、室外熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して、複
数の蒸発器のうち冷却温度帯の低いものから高いものへ
と順に流す構成としたので、冷却温度帯が互いに異なる
複数のショーケースの冷凍サイクルの共通化を図りなが
ら、このショーケースの冷却運転を効率的に行うこと
で、店舗内ショーケース全体の省エネルギ特性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の店舗内の構成を示す斜視
図。
【図2】同実施例における店舗内の構成を側方から見た
断面図。
【図3】同実施例におけるショーケースの構成を示す断
面図。
【図4】同実施例におけるショーケースの構成を示す正
面図。
【図5】同実施例における保冷室の構成を示す斜視図。
【図6】同実施例における保冷室の冷却ユニットの構成
を示す断面図。
【図7】同実施例における冷凍サイクルの構成図。
【図8】同実施例における冷凍サイクルの蒸発器および
室内熱交換器の使用条件のフォーマットを示す図。
【図9】同実施例における冷凍サイクルの各弁の制御フ
ォーマットを示す図。
【図10】同実施例における冷媒圧力検知に関わる制御
回路の構成図。
【図11】同実施例における蒸発器圧力調節に関わる制
御回路の構成図。
【図12】同実施例におけるシステム制御回路の構成を
示すブロック図。
【図13】同実施例におけるシステム制御回路の構成を
示すブロック図。
【図14】同実施例における防露ヒータの制御回路の構
成を示すブロック図。
【図15】同実施例における店舗内の場所と照度との関
係を示すグラフ。
【図16】同実施例における室外ファン回転数制御を説
明するためのフローチャート。
【図17】同実施例における室外ファン回転数制御に際
しての高圧側圧力の変化を示すグラフ。
【図18】同実施例における室外ファン回転数制御のフ
ォーマットを示す図。
【図19】同実施例における室外ファン回転数制御のフ
ォーマットを示す図。
【図20】同実施例のPOSシステムによる運転モード
制御を説明するためのフローチャート。
【図21】同実施例における入荷負荷検出条件のフォー
マットを示す図。
【図22】同実施例における運転条件判別条件のフォー
マットを示す図。
【図23】同実施例におけるデマント除霜モードを説明
するためのグラフ。
【図24】同実施例における保安管理制御を説明するた
めのフローチャート。
【図25】同実施例における冷凍サイクルの変形例の構
成図。
【図26】図25の冷凍サイクルの各弁の制御フォーマ
ットを示す図。
【図27】同実施例における冷凍サイクルの別の変形例
の構成図。
【図28】図27における冷凍サイクルの各弁の制御フ
ォーマットを示す図。
【図29】この発明の他の実施例における冷凍サイクル
のさらに別の変形例の構成図。
【図30】図29における各弁の構成を展開して示す
図。
【図31】図29における冷凍サイクルの各弁の制御フ
ォーマットを示す図。
【符号の説明】
2…店舗 6…リーチインショーケース 7…ウォークインショーケース 8,9…オープンショーケース 12…室内ユニット 17…室外ユニット 51,52…圧縮機 54…電動式膨張弁 55…蓄熱槽 56…室外熱交換器 60…温度センサ 62…電動式膨張弁 63,65…蒸発器
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 修 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 岡本 宏 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 杠 博之 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 伏見 公男 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 望月 照司 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 仲摩 彰 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 岩田 恵蔵 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機と、この圧縮機から吐出される冷
    媒を室外熱交換器に流し、その室外熱交換器を経た冷媒
    をそれぞれ減圧器を介して冷凍用ショーケースの蒸発器
    および氷温チルド用ショーケースの蒸発器に流し、これ
    ら蒸発器を経た冷媒を前記圧縮機に戻す第1の冷媒循環
    手段と、前記圧縮機から吐出される冷媒を前記室外熱交
    換器に流し、その室外熱交換器を経た冷媒をそれぞれ減
    圧器を介して冷蔵用ショーケースの蒸発器および空調用
    の室内熱交換器に流し、その蒸発器および室内熱交換器
    を経た冷媒を前記圧縮機に戻す第2の冷媒循環手段と、
    前記圧縮機から吐出される冷媒を前記室内熱交換器に流
    し、その室内熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して前記
    冷蔵用ショーケースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た
    冷媒を前記圧縮機へ戻す第3の冷媒循環手段とを備えた
    ことを特徴とする店舗用冷凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】 冷凍用圧縮機と、冷蔵空調用圧縮機と、
    この各圧縮機から吐出される冷媒を室外熱交換器に流
    し、その室外熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して冷凍
    用ショーケースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒
    を前記冷凍用圧縮機に戻すとともに、室外熱交換器を経
    た冷媒を減圧器を介して氷温チルド用ショーケースの蒸
    発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を圧力調節器を介し
    て冷凍用圧縮機に戻す第1の冷媒循環手段と、前記各圧
    縮機から吐出される冷媒を前記室外熱交換器に流し、そ
    の室外熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して冷蔵用ショ
    ーケースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を前記
    冷蔵空調用圧縮機に戻すとともに、室外熱交換器を経た
    冷媒を減圧器を介して空調用の室内熱交換器に流し、そ
    の室内熱交換器を経た冷媒を圧力調節器を介して前記冷
    蔵空調用圧縮機に戻す第2の冷媒循環手段と、前記各圧
    縮機から吐出される冷媒を前記室内熱交換器に流し、そ
    の室内熱交換器を経た冷媒を減圧器を介して前記冷蔵用
    ショーケースの蒸発器に流し、その蒸発器を経た冷媒を
    冷蔵空調用圧縮機に戻す第3の冷媒循環手段とを備えた
    ことを特徴とする店舗用冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の店舗用
    冷凍サイクル装置において、さらに、前記圧縮機と室外
    熱交換器との間の冷媒流路に設けた蓄熱槽と、この蓄熱
    槽と熱交換した熱媒体をポンプ装置を使用して蓄熱槽と
    蒸発器との間で循環させ前記各蒸発器へ導き熱媒体を熱
    交換可能とした閉サイクルと、この閉サイクルの各蒸発
    器への流路に介在し、各蒸発器への熱媒体の流通を制御
    する弁とを備えたことを特徴とする店舗用冷凍サイクル
    装置。
  4. 【請求項4】 冷凍から冷蔵までの冷却温度帯が互いに
    異なる複数の蒸発器を備え、これらの各蒸発器への冷媒
    流入を個々に独立して制御可能にすると共に、圧縮機か
    ら吐出される冷媒を室外熱交換器に流し、その室外熱交
    換器を経た冷媒を減圧器を介して複数の蒸発器のうち冷
    却温度帯の低いものから高いものへと順次に流し、これ
    ら蒸発器を経た冷媒を前記圧縮機に戻す冷媒循環手段を
    備えたことを特徴とする店舗用冷凍サイクル装置。
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