JPH11270842A - 触媒燃焼装置 - Google Patents

触媒燃焼装置

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JPH11270842A
JPH11270842A JP10073836A JP7383698A JPH11270842A JP H11270842 A JPH11270842 A JP H11270842A JP 10073836 A JP10073836 A JP 10073836A JP 7383698 A JP7383698 A JP 7383698A JP H11270842 A JPH11270842 A JP H11270842A
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JP
Japan
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temperature
combustion
section
unit
fuel gas
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Application number
JP10073836A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
眞一 伊藤
Kenjiro Tomita
謙治郎 富田
Tadashi Ando
正 安藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化燃料ガスを触媒燃焼させて、その熱を利
用する携帯に便利な触媒燃焼装置において、燃焼部の温
度を所定の温度に精度よく制御するとともに、電源エネ
ルギーの消耗のない着火部を構成し、長時間使用可能な
触媒燃焼装置を得る。 【解決手段】 燃焼用触媒23を有する燃焼部3で燃料
ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させ、この燃焼部
3の温度を温度検知部4により検知し、温度検知部4の
出力信号を制御部10に入力し、制御部10により燃焼
部3への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部7を制御
する。燃料調節部7からの燃料ガスに着火する着火部5
を手動操作部により圧電素子に衝撃力を加えてアーク放
電を発生させるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触
媒燃焼させて、その熱を利用する携帯に便利な触媒燃焼
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触媒燃焼装置は図9に示
すように構成していた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図9に示すように、触媒38は熱伝導性の
良好な材料で形成したケース39の内面に固定してい
る。ケース39に設けた排気孔40と触媒38との間の
ケース39の内面にセラミックなどの電気絶縁体41を
設け、この電気絶縁体41には着火時に火花を飛ばして
触媒38に着火する放電電極42を設けて触媒燃焼部4
3を構成している。
【0004】感温フェライト44は、磁気的特性が急激
に変化するキューリ点を持ち、リング状に形成して外殻
45に固定している。磁石46は、外殻45の内面に所
定の隙間47を介して感温フェライト44に対向して設
け、感温フェライト44を吸引するもので、感温フェラ
イト44と反対側の面に弁部材48を固定している。ば
ね49は磁石46を感温フェライト44より離反する方
向に付勢している。
【0005】弁体50は、弁部材48に対向して弁ポー
ト51を設けて弁52を形成するとともに、弁ポート5
1と反対側の位置に気化燃料ガスを触媒38に向けて噴
出するノズル53を設けている。
【0006】感温フェライト44、外殻45、磁石4
6、弁部材48、ばね49、弁体50等で燃焼部43の
燃焼温度を制御する温度制御部54を構成し、外殻45
をケース39の一端の内面に圧入固定している。55は
燃料ガス供給口である。また、触媒38とノズル53と
の間には空気を取り入れる孔56を設けている。
【0007】上記構成において動作を説明すると、燃料
ガス供給口55より燃料ガスを供給すると、燃料ガスは
感温フェライト44の中央部を通り、感温フェライト4
4と磁石46の隙間から、磁石46と外殻45との隙間
47を通過して、弁ポート51に至りノズル53より吹
き出す。この時、燃料ガスの流速により孔56から空気
が引きこまれて燃料ガスと空気の混合気となり触媒38
に供給される。
【0008】そして、放電電極42より火花を飛ばすこ
とにより、触媒38の放電電極42側に火炎を生じる。
生じた火炎により触媒38は加熱され、やがて触媒反応
を開始する。触媒38が触媒反応を開始することによ
り、火炎には排気ガスしか来なくなり、自然に消滅す
る。触媒反応によりケース39が加熱され、その熱は外
殻45も加熱する。
【0009】外殻45が加熱されることによって、外殻
45に固定された感温フェライト44を加熱し、感温フ
ェライト44の温度が組成によって決まるキューリ点に
達すると、磁石46は感温フェライト44に吸着できな
くなり、ばね49により感温フェライト44から離さ
れ、弁部材48が弁体50側へ移動して弁ポート51を
塞ぐ。
【0010】これにより燃料ガスは触媒38に供給され
なくなり、温度が低下する。感温フェライト44の温度
が低下すると、磁石46は再び感温フェライト44を吸
着し弁ポート51を開き燃料ガスを供給する。燃料ガス
が供給されると、再び触媒反応を開始する。この作用を
くり返すことで、ケース39の温度を一定に保つことが
できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、温度検知をする感温フェライト4
4は燃料ガスを制御するアクチエータも兼ねており、感
温フェライト44をガスの流路の途中に配置しなければ
ならないといった配置場所の制限があった。また、この
感温フェライト44はばね49を引かねばならないた
め、力が必要であり、ある程度の大きさが要求され熱容
量が大きくなっていた。したがって、温度の検知場所が
限られ、所定の温度に制御したい位置との相関を取る必
要があったり、また温度検知の応答性が悪い等の問題が
あった。
【0012】また、温度制御レベルは、感温フェライト
44の材料で決定される1点のみであり、使用に際して
温度が高すぎた場合、あるいは低すぎた場合、温度を下
げたり、あるいは高く設定したりということができず、
温度設定の自由度がなく、使いにくいものであった。
【0013】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、燃焼部の温度を所定の温度に精度よく制御するとと
もに、温度を使用者の希望の温度に自由に制御できるよ
うにし、さらに、電源エネルギーの消耗のない着火部を
構成し、長時間使用可能な触媒燃焼装置を得ることを目
的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃焼用触媒を有する燃焼部で燃料ガスと空
気を酸化反応させて熱を発生させ、この燃焼部の温度を
温度検知部により検知し、温度検知部の出力信号を制御
部に入力し、制御部により燃焼部への燃料ガスの供給を
制御する燃料調節部を制御するよう構成し、燃料調節部
からの燃料ガスに着火する着火部を手動操作部により圧
電素子に衝撃力を加えてアーク放電を発生させるよう構
成したものである。
【0015】これにより、温度検知部を燃焼部のどの位
置に配置してもよく、また温度検知部の熱容量を小さく
構成することもできるので、燃焼部の温度を所定の温度
に精度よく制御することができるとともに、温度を使用
者の希望の温度に自由に制御することができ、さらに、
着火部は手動操作部により圧電素子に衝撃力を加えてア
ーク放電を発生させるよう構成しているので、電源エネ
ルギーの消耗のない着火部を構成でき、長時間使用可能
な触媒燃焼装置を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、燃焼用触媒を有し燃料ガスと空気を酸化反応させて
熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する
温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御す
る燃料調節部と、前記温度検知部の出力信号を入力し前
記燃料調節部を制御する制御部と、前記燃料調節部から
の燃料ガスに着火する着火部とを備え、前記着火部は手
動操作部により圧電素子に衝撃力を加えてアーク放電を
発生させるよう構成したものであり、温度検知部を燃焼
部のどの位置に配置してもよく、また温度検知部の熱容
量を小さく構成することもできるので、燃焼部の温度を
所定の温度に精度よく制御することができるとともに、
温度を使用者の希望の温度に自由に制御することがで
き、さらに、着火部は手動操作部により圧電素子に衝撃
力を加えてアーク放電を発生させるよう構成しているの
で、このアーク放電で燃料ガスと空気の混合ガスに着火
することができ、このときに発生する炎で燃焼用触媒を
加熱し、触媒燃焼に移行することができ、しかも、電源
エネルギーの消耗のない着火部を構成でき、長時間使用
可能な触媒燃焼装置を得ることができる。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、圧電素子に衝撃力を加える衝撃力
発生部を備え、この衝撃力発生部を制御部で制御するよ
う構成し、燃焼部の温度によって前記圧電素子に加える
衝撃力の強さまたは圧電素子に加える衝撃回数を可変す
るよう構成したものであり、燃焼部の温度が低く着火し
にくいときには、圧電素子に加える衝撃力を大きく、ま
たは衝撃力を加える回数を多くし、また一旦温度が上昇
した後、使用を停止した後に再使用するなどの燃焼部の
温度が高いときに着火する場合には、圧電素子に加える
衝撃力を小さくまたは衝撃力を加える回数を少なくし、
着火を確実にするとともに、着火時に発生する雑音又は
電波ノイズを少なくすることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、着火部は、衝撃力を加えてアーク
放電を発生させる圧電素子に代えて、ヒータで構成した
ものであり、着火するときヒータに電流を流して、熱で
燃料ガスに着火することができ、電波ノイズの発生もな
く、手に衝撃感もなく、衝撃音の発生もないようにする
ことができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、ヒータを制御するヒータ駆動部を
備え、このヒータ駆動部を制御部で制御するよう構成
し、燃焼部の温度によって前記ヒータに加える電力を可
変するように構成したものであり、燃焼部の温度が低く
着火しにくいときには、ヒータに加える電力を大きくし
てヒータから発生する熱量を大きくし、燃焼部の温度が
高いときには、ヒータに加える電力を小さくしヒータに
無駄な電力を消費させることなく確実に着火することが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0021】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、加熱ユニット1は、燃料ユニット2より送られてく
る燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応させて熱を発生
させる燃焼部3と、この燃焼部3の温度を検知する温度
検知部4と、燃料ユニット2からの燃料ガスに着火する
着火部5とで構成している。燃料ユニット2は、燃料ガ
スを貯える燃料タンク6と、燃焼部3への燃料ガスの供
給を制御する燃料調節部7と、電源スイッチ8とで構成
している。
【0022】燃焼部3は、燃料ユニット2より送られて
くる燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応させて熱を発
生させる。着火部5は手動操作により圧電素子に衝撃力
を加えて高電圧を発生させてアーク放電を発生させるよ
う構成し、燃料調節部7からの燃料ガスに着火する。燃
料調節部7は電磁弁などで構成し、燃料タンク6からの
燃料ガスを燃焼部3へ供給したり、あるいは遮断する。
【0023】電源ユニット9は、温度検知部4の出力信
号を入力し、燃料調節部7を制御する制御部10と、電
源部11とで構成している。電源部11は、電池などを
用い、燃料調節部7、制御部10などを動作させる。操
作部12は、燃焼部3の温度を設定するとともに、燃料
調節部7から燃焼部3へのガスの供給を止めて燃焼を停
止させる。
【0024】加熱ユニット1には、空気を取り入れる吸
気パイプ13と排気ガスを放出する排気パイプ14とを
連結し、吸排気部15を通して吸排気するように構成し
ている。加熱シート16は、加熱ユニット1に取り付
け、加熱ユニット1によって加熱されて被加熱物を加熱
するもので、熱伝導性のよい金属箔や金属メッシュ、熱
伝導繊維などの熱伝導性材料により構成している。
【0025】着火部5は、図3に示すように、ばね17
で圧電素子18の方向に付勢したハンマー19と、この
ハンマー19を矢印方向に移動させる手動操作部20と
で構成し、手動操作部20に所定の力で倒れるように切
片21を取付けている。手動操作部20を矢印方向に移
動させ、ばね17のばね力により切片21に所定の力が
加わり、切片21が倒れるとハンマー19はばね17の
力によって圧電素子18を叩いて衝撃力を加え、このと
き発生する高電圧を放電電極22間で放電させ、燃料ガ
スを着火させるように構成している。
【0026】上記構成において動作を説明すると、電源
スイッチ8をオンすると、燃料調節部7を構成する電磁
弁が開いて、燃料タンク6からの燃料ガスを燃焼部3へ
供給する。これと同時に、着火部5の手動操作部20を
操作して圧電素子18に衝撃力を加えて高電圧を発生さ
せ、この高電圧を放電電極22でアーク放電し、燃料ガ
スに着火する。
【0027】着火部5は燃料ガスに着火させて火炎が発
生すると、動作は不要となる。発生した火炎は燃焼用触
媒23を加熱し、触媒燃焼に移行する。触媒燃焼に移行
すると、着火部5により発生した火炎部に流入するガス
は排気ガスとなり、火炎は消える。
【0028】温度検知部4で燃焼部3の温度を検知し、
その検知出力を制御部10へ入力する。制御部10は温
度検知部4の出力と、予め設定した基準レベルとを比較
し、その比較出力を燃料調節部7に出力し、燃焼部3を
所定の温度で温度制御を行い、加熱シート16を介して
被加熱物を加熱する。
【0029】このように本実施例によれば、温度検知部
4を制御部10と分離して、独立して設けるため、温度
検知部4を加熱ユニット1のどこに取り付けてもよく、
また温度検知部4をサーミスタあるいは熱電対等の熱容
量の小さな温度検知感度の高いもので構成でき、精度よ
く所定の温度を得ることができる。
【0030】また、着火には電源の消耗がなく、長時間
使用可能な触媒燃焼装置を得ることができる。
【0031】(実施例2)図4に示すように、衝撃力発
生部24は、着火部5の圧電素子に衝撃力を加えるもの
で、手動操作部25により着火操作を入力されるととも
に、制御部26により制御され、燃焼部3の温度に応じ
た衝撃力を発生し、最適の放電エネルギーを得るように
構成している。
【0032】すなわち、手動操作部25により着火操作
を入力されたとき、燃焼部3の温度が低く、着火しにく
いときには圧電素子に加える衝撃力を大きく、または衝
撃力を加える回数を多くし、また一旦温度が上昇した
後、使用を停止し、短時間後に再使用するなどの燃焼部
3の温度が高いときに、手動操作部25により着火操作
を入力して着火する場合には、圧電素子に加える衝撃力
を小さく、または衝撃力を加える回数を少なくし、着火
を確実にするとともに、着火時に発生する雑音または電
波ノイズを少なくしている。
【0033】この衝撃力発生部24は、図5に示すよう
に構成しており、ハンマー27は、圧電素子28に衝突
して圧電素子28に衝撃力を加えるもので、通常圧電素
子28と反対方向にばね29で付勢されている。圧電素
子28に衝撃力を加えて高電圧を発生させるとき、手動
操作部25の操作により電磁石30を構成するコイル3
1に電流を流し、この電磁石30がハンマー27を吸引
し、このときハンマー27は圧電素子28をたたいて衝
撃力を加え、高電圧を発生して放電電極32間でアーク
放電させるように構成し、コイル31に流れる電流を制
御部26により制御するように構成している。他の構成
は上記実施例1と同じである。
【0034】上記構成において動作を説明すると、手動
操作部25により着火操作を入力して着火するとき、燃
焼部3の温度が低く着火エネルギーを多く必要とすると
きは、コイル31に大きな電流iを流し、大きな力で圧
電素子28をたたく。または、図6(a)に示すよう
に、コイル31に流す電流iをパルス状に何回も流し、
多数回圧電素子28をたたいて衝撃力を加え、放電電極
32間でアーク放電を多数回発生させ確実に着火させ
る。
【0035】逆に、燃焼部3の温度が高く、着火エネル
ギーが小さくてよいときには、コイル31に流す電流i
は少なく、または、図6(b)に示すように、コイル3
1に流す電流iのパルスの回数を少なくし、電源の消耗
を抑えることができる。
【0036】(実施例3)図7に示すように、着火部3
3は、ヒータ34で構成し、手動操作部35によりヒー
タ34に通電して加熱するよう構成しており、このヒー
タ34をヒータ駆動部36で制御するようにしている。
ヒータ駆動部36は制御部37で制御するよう構成し、
燃焼部3の温度によってヒータ34に加える電力を可変
するように構成している。他の構成は上記実施例1と同
じである。
【0037】上記構成において動作を説明する。なお、
手動操作部35を操作してヒータ34を加熱して燃料ガ
スに着火し、触媒燃焼に移行する迄の動作は、上記実施
例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0038】燃焼部3の温度が低いときには、ヒータ駆
動部36はヒータ34に大きな電流を流し、ヒータ34
をより高い温度にし、確実に燃料ガスに着火する。燃焼
部3の温度が高いときには、ヒータ34に流す電流を小
さくし、電源の消耗を小さくするなどの最適のヒータ駆
動を行う。
【0039】また、ヒータ駆動部36は、図8に示すよ
うに、電流値は一定で燃焼部3の温度によって、ヒータ
34に流す電流のオン時間を制御して、燃焼部3の温度
が低いときには、図8(a)に示すように、オン時間t
onを長くし、燃焼部3の温度が高いときには、図8
(b)に示すように、オン時間tonを短くするように構
成してもよい。
【0040】こうすることで、電波ノイズの発生もな
く、使用者に衝撃感を与えず、また衝撃音の発生もない
使いやすい着火部を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、燃焼用触媒を有し燃料ガスと空気を酸化
反応させて熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部の温度
を検知する温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供
給を制御する燃料調節部と、前記温度検知部の出力信号
を入力し前記燃料調節部を制御する制御部と、前記燃料
調節部からの燃料ガスに着火する着火部とを備え、前記
着火部は手動操作部により圧電素子に衝撃力を加えてア
ーク放電を発生させるよう構成したから、燃焼部を希望
の温度で精度よく温度制御することができ、また電源エ
ネルギーの消耗のない着火部を構成でき、長時間使用可
能な触媒燃焼装置を得ることができる。
【0042】また、請求項2に記載の発明によれば、圧
電素子に衝撃力を加える衝撃力発生部を備え、この衝撃
力発生部を制御部で制御するよう構成し、燃焼部の温度
によって前記圧電素子に加える衝撃力の強さまたは圧電
素子に加える衝撃回数を可変するよう構成したから、燃
焼部の温度にかかわらず確実に着火でき、着火時に発生
する雑音又は電波ノイズを少なくすることができる。
【0043】また、請求項3に記載の発明によれば、着
火部は、衝撃力を加えてアーク放電を発生させる圧電素
子に代えて、ヒータで構成したから、着火するときヒー
タに電流を流し、熱で燃料ガスに着火することができ、
電波ノイズの発生もなく、手に衝撃感もなく、衝撃音の
発生もないようにすることができる。
【0044】また、請求項4に記載の発明によれば、ヒ
ータを制御するヒータ駆動部を備え、このヒータ駆動部
を制御部で制御するよう構成し、燃焼部の温度によって
前記ヒータに加える電力を可変するように構成したか
ら、燃焼部の温度にかかわらず確実に着火でき、無駄な
電源エネルギーの損失をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の触媒燃焼装置のブロッ
ク図
【図2】同触媒燃焼装置の斜視図
【図3】同触媒燃焼装置の着火部の側面図
【図4】本発明の第2の実施例の触媒燃焼装置の要部ブ
ロック図
【図5】同触媒燃焼装置の衝撃力発生部と着火部の側面
【図6】(a)同触媒燃焼装置の燃焼部の温度が低い時
の衝撃力発生部の電流波形図 (b)同触媒燃焼装置の燃焼部の温度が高い時の衝撃力
発生部の電流波形図
【図7】本発明の第3の実施例の触媒燃焼装置の要部ブ
ロック図
【図8】(a)同触媒燃焼装置の燃焼部の温度が低い時
のヒータ駆動部からの出力電流波形図 (b)同触媒燃焼装置の燃焼部の温度が高い時のヒータ
駆動部からの出力電流波形図
【図9】従来の触媒燃焼装置の要部断面図
【符号の説明】
3 燃焼部 4 温度検知部 5 着火部 7 燃料調節部 10 制御部 18 圧電素子 20 手動操作部 23 燃焼用触媒
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23Q 7/06 F23Q 7/06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用触媒を有し燃料ガスと空気を酸化
    反応させて熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部の温度
    を検知する温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供
    給を制御する燃料調節部と、前記温度検知部の出力信号
    を入力し前記燃料調節部を制御する制御部と、前記燃料
    調節部からの燃料ガスに着火する着火部とを備え、前記
    着火部は手動操作部により圧電素子に衝撃力を加えてア
    ーク放電を発生させるよう構成した触媒燃焼装置。
  2. 【請求項2】 圧電素子に衝撃力を加える衝撃力発生部
    を備え、この衝撃力発生部を制御部で制御するよう構成
    し、燃焼部の温度によって前記圧電素子に加える衝撃力
    の強さまたは圧電素子に加える衝撃回数を可変するよう
    構成した請求項1記載の触媒燃焼装置。
  3. 【請求項3】 着火部は、衝撃力を加えてアーク放電を
    発生させる圧電素子に代えて、ヒータで構成した請求項
    1記載の触媒燃焼装置。
  4. 【請求項4】 ヒータを制御するヒータ駆動部を備え、
    このヒータ駆動部を制御部で制御するよう構成し、燃焼
    部の温度によって前記ヒータに加える電力を可変するよ
    うに構成した請求項3記載の触媒燃焼装置。
JP10073836A 1998-03-23 1998-03-23 触媒燃焼装置 Pending JPH11270842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108180504A (zh) * 2017-12-29 2018-06-19 杜峰斌 一种打火机点火检测方法及系统

Cited By (2)

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CN108180504A (zh) * 2017-12-29 2018-06-19 杜峰斌 一种打火机点火检测方法及系统
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