JP4784180B2 - メロディーicを利用するスパーク点火方法とその装置 - Google Patents
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Description
そして、この種の点火装置では非常に細いニクロム線や白金線を赤熱させて燃焼芯に着火するから、高温で柔らかくなったニクロム線や白金線は着火時に燃焼芯を構成する繊維に触れるなどして変形しやすく、長期間に亘って安定した点火性能を得ることは難しく、しばしば点火ヒータの交換をしなければならなかった。このため、石油燃焼器に点火装置が備え付けてあっても、点火しにくくなると実際はマッチを使って燃焼芯に着火することが行われ、点火装置はあまり有効に利用されるものではなかった。
即ち、この種の放電火花によって燃焼芯に着火しようとする試みは古くから行われており、実験室レベルでは既に着火することができるという確認が得られていたが、実際に商品化するに当たり電源に乾電池を使うから短時間に消耗し、一暖房シーズンに数回乾電池の交換を必要とするから実用化が見送られていたものである。出願人は放電着火できる限界の残存電気容量を、従来の点火ヒータを使う点火装置なみに低くできるような放電着火方式を提案することによって、初めて放電点火による芯上下式石油燃焼器の市販品を作り出すことができ、最近では当業者においても、この種の点火装置を取り付けた石油燃焼器が販売されるようになってきた。(特許文献1参照)
このため、スパーク音をメロディー化すると芯上下式石油燃焼器は一暖房シーズン途中に電池交換が必要となり、特許文献1で示す少ない消費電流でも着火できる構成と組み合わせても、市販の芯上下式点火装置への組み込みは困難であった。
このため、この駆動パルス幅変換手段7の追加による消費電流が増大する恐れが考えられても、結果として放電点火装置は全体の消費電流を減少することができ、長期にわたって乾電池の交換をしないでも点火性能を維持することができ、しかも、簡単なメロディーを作り出すピロピロ音ではなく、放電着火時のスパーク音は複雑なメロディーを奏でることができるようになったものである。
図1はこの発明となる放電点火装置を備える芯上下式石油燃焼器の要部断面図、図2は点火装置の着火部分の要部断面図である。
10は芯上下式石油燃焼器のバーナを構成する燃焼筒、11は燃焼筒10で燃焼する液体燃料を溜めておく油タンク、12は油タンク11の底面から立ち上げた芯内筒、13は油タンク11の上面から立ち上げた芯外筒、2はこの芯内筒12と芯外筒13との間隙に装着した燃焼芯であり、前記燃焼筒10はこの芯内・外筒12・13の上部に載架してある。
従来の発振回路6に置き換えて使用する本願発明で使用するメロディーIC6bは、可聴周波数帯の発生周波数を可変してメロディーを作り出し、その出力信号は所定電圧によるON・OFF信号になって出力されており、このON・OFFによるパルスの波高値である電圧が変化するものではない。
この種のメロディーICの一般的な使い方はその出力に圧電スピーカが直結して使用されるものであり、このスピーカからメロディーICによる指定されたメロディーを鳴らすことができる。このため、芯上下式石油燃焼器のスパーク点火装置の発振回路6に置き換えて、このメロディーIC6bを使い、このメロディーIC6bの出力を直接ドライブ回路5の発振入力部5aに入力することで、メロディーIC6bによる指定されたメロディーを断続するスパークによって奏でることができるようになる。
また、トランジスタTr1のベースは、電源とアースとの間に直列接続された二個の抵抗R2・R3で分圧された電位に向かって電流を流すダイオードD1が接続されており、この二個の抵抗R2・R3とダイオードD1が接続される接続点は、コンデンサC2を介して発振回路6の出力部6aに接続されている。
2 燃焼芯
3 電池電源
4 昇圧トランス
5 ドライブ回路
5a 発振入力部
6 発振回路
6a 出力部
6b メロディーIC
7 駆動パルス幅変換手段
8 点火スイッチ
Claims (2)
- 放電電極1から飛ばす火花によって着火する電池電源3を用いる燃焼器の点火装置であって、
前記放電電極1は昇圧トランス4の二次側に接続され、その昇圧トランス4の一次側に接続される昇圧トランス4のドライブ回路5の発振入力部5aは、発振回路6の出力部6aに接続すると共に、
発振回路6を構成するメロディーIC6bの出力と、前記ドライブ回路5の発振入力部5aとの間に、駆動パルス幅変換手段7を介在させ、
この駆動パルス幅変換手段7がメロディーIC6bのパルス出力の立上りもしくは立下りを起点とする所定幅の駆動パルスを作り出して、前記ドライブ回路5の発振入力部5aに供給している発振回路にメロディーICを利用するスパーク点火方法。 - 芯上下式石油燃焼器には燃焼芯2にのぞませた放電電極1と、点火スイッチ8とを設け、
この点火スイッチ8の閉路時に電池電源3を接続する発振回路の出力部6aは、昇圧トランス4の一次側のコイルをドライブするドライブ回路5の発振入力部5aに接続され、前記放電電極1は前記昇圧トランス4の二次側のコイルに接続されると共に、
前記燃焼芯2を上昇させ、点火スイッチ8を閉路として放電電極1から放電火花を発生させて燃焼芯2に着火する点火装置において、
前記発振回路6はメロディーIC6bによって構成し、このメロディーIC6bの出力と、前記ドライブ回路5の発振入力部5aとの間に、駆動パルス幅変換手段7を配置し、
この駆動パルス幅変換手段7はメロディーIC6bのパルス出力の立上りもしくは立下りを起点とする所定幅の駆動パルスを作り出しており、
前記放電電極1はメロディーIC6bから発生するメロディーを奏でることを特徴とするメロディーICを利用するスパーク点火装置。
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