JPH11141873A - 触媒燃焼装置 - Google Patents

触媒燃焼装置

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JPH11141873A
JPH11141873A JP9306854A JP30685497A JPH11141873A JP H11141873 A JPH11141873 A JP H11141873A JP 9306854 A JP9306854 A JP 9306854A JP 30685497 A JP30685497 A JP 30685497A JP H11141873 A JPH11141873 A JP H11141873A
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unit
section
voltage
temperature
output
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Application number
JP9306854A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ando
正 安藤
Shinichi Ito
眞一 伊藤
Kenjiro Tomita
謙治郎 富田
Osamu Eguchi
修 江口
Kiyonobu Yoshida
清信 吉田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化燃料ガスを触媒燃焼させ携帯に便利な触
媒燃焼装置において、電源部の電圧の低下を知らせ、使
い勝手のよい触媒燃焼装置を提供する。 【解決手段】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部20への燃料ガスの供給を燃料調節部2
2により制御し、この燃料調節部22からの出力燃料ガ
スに着火部23により着火し、燃焼部20の温度を検知
する温度検知部24の出力信号を制御部25に入力し、
燃料調節部22と着火部23と機器の動作状態を表示す
る表示部26を制御する。制御部25と燃料調節部22
と表示部26と着火部23と温度検知部24を電源部2
7により動作させ、この電源部27の電圧を電圧検知部
28により検知し、制御部25は、電圧検知部28の出
力を入力して電源部27の電圧が第1の所定の電圧以下
に低下すると報知させるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触
媒燃焼させて、その熱を利用する携帯に便利な触媒燃焼
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触媒燃焼装置は図14に
示す構成となっていた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、触媒1は熱伝導性の良好
な材料で形成したケース2の内面に固定している。ケー
ス2に設けた排気孔3と触媒1との間のケース2の内面
にセラミックなどの電気絶縁体4を設け、この電気絶縁
体4には着火時に火花を飛ばして触媒1に着火する放電
電極5を設けて触媒燃焼部6を構成している。
【0004】感温フェライト7は、磁気的特性が急激に
変化するキューリ点を持ち、リング状に形成して外殻8
に固定している。磁石9は、外殻8の内面に所定の隙間
10を介して感温フェライト7に対向して設け、感温フ
ェライト7を吸引するもので、感温フェライト7と反対
側の面に弁部材11を固定している。ばね12は磁石9
を感温フェライト7より離反する方向に付勢している。
【0005】弁体13は、弁部材11に対向して弁ポー
ト14を設けて弁15を形成するとともに、弁ポート1
4と反対側の位置に気化燃料ガスを触媒1に向けて噴出
するノズル16を設けている。
【0006】感温フェライト7、外殻8、磁石9、弁部
材11、ばね12、弁体13等で触媒燃焼部6の燃焼温
度を制御する温度制御部17を構成し、外殻8をケース
2の一端の内面に圧入固定している。18は燃料ガス供
給口である。また、触媒1とノズル16との間には空気
を取り入れる孔19を設けている。
【0007】上記構成において動作を説明すると、燃料
ガス供給口18より燃料ガスを供給すると、燃料ガスは
感温フェライト7の中央部を通り、感温フェライト7と
磁石9の隙間から、磁石9と外殻8との隙間10を通過
して、弁ポート14に至りノズル16より吹き出す。こ
の時、燃料ガスの流速により孔19から空気が引きこま
れて燃料ガスと空気の混合気となり触媒1に供給され
る。
【0008】そして、放電電極5より火花を飛ばすこと
により、触媒1の放電電極5側に火炎を生じる。生じた
火炎により触媒1は加熱され、やがて触媒反応を開始す
る。触媒1が触媒反応を開始することにより、火炎には
排気ガスしか来なくなり、自然に消滅する。触媒反応に
よりケース2が加熱され、その熱は外殻8も加熱する。
【0009】外殻8が加熱されることによって、外殻8
に固定された感温フェライト7を加熱し、感温フェライ
ト7の温度が組成によって決まるキューリ点に達する
と、磁石9は感温フェライト7に吸着できなくなり、ば
ね12により感温フェライト7から離され、弁部材11
が弁体13側へ移動して弁ポート14を塞ぐ。これによ
り、燃料ガスは触媒1に供給されなくなり、温度が低下
する。
【0010】感温フェライト7の温度が低下すると、磁
石9は再び感温フェライト7を吸着し、弁ポート14を
開き燃料ガスを供給する。燃料ガスが供給されると再び
触媒反応を開始する。この作用をくり返すことで、ケー
ス2の温度を一定に保つことができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、着火時に必要な電力を供給する電源部として一般
的に電池が用いられているが、電池容量の末期には急激
に電圧が低下するという傾向があるにもかかわらず電池
電圧の低下を知らせる手段がなく、使い勝手の悪いもの
であった。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、電源部の電圧の低下を知らせるようにした、使い勝
手のよい触媒燃焼装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生
させる燃焼部への燃料ガスの供給を燃料調節部により制
御し、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火部によ
り着火し、燃焼部の温度を検知する温度検知部の出力信
号を制御部に入力し、燃料調節部と着火部と機器の動作
状態を表示する表示部を制御する。制御部と燃料調節部
と表示部と着火部と温度検知部を電源部により動作さ
せ、この電源部の電圧を電圧検知部により検知し、制御
部は、電圧検知部の出力を入力して電源部の電圧が第1
の所定の電圧以下に低下すると報知させるよう構成した
ものである。
【0014】これにより、電源部の電圧の低下を知らせ
ることができ、使い勝手のよい触媒燃焼装置を提供する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃
焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前
記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、
この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部
と、機器の動作状態を表示する表示部と、前記温度検知
部の出力信号を入力し前記燃料調節部と前記着火部と前
記表示部を制御する制御部と、この制御部と前記燃料調
節部と前記表示部と前記着火部と前記温度検知部を動作
させる電源部と、この電源部の電圧を検知する電圧検知
部を備えたものであり、電源部の電圧の低下を知らせる
ことができ、使い勝手のよい触媒燃焼装置を提供するこ
とができる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御部は、電圧検知部の出力を入
力して電源部の電圧が一旦第1の所定電圧以下に低下す
ると再度電圧が上昇しても継続して報知させるよう構成
したものであり、ノイズなどにより電源部の電圧が変動
しても、一旦電源部の電圧が所定電圧以下に低下すれば
電源部の電圧低下を継続して報知させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御部は、着火部が動作
中は電圧検知部の出力を受け付けないよう構成したもの
であり、着火部が動作中は電源部の電圧は一時的に低下
し、また、輻射ノイズにより制御部は電圧検知部からの
出力を正しく入力できない場合があるので、このときに
制御部は電圧検知部の出力を受け付けないから、電源部
の電圧低下を正しく知らせることができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、制御部は、着火部の動作終了
後所定時間が経過するまでは電圧検知部の出力を受け付
けないよう構成したものであり、着火部が動作すること
による電源部の一時的な電圧低下からの回復期間を設け
ることができ、電源部の電圧低下を正しく知らせること
ができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、複数の設定温度を表示体によ
り表示する表示部を有し燃焼部の温度を所定の温度に設
定する温度設定部を設け、制御部は、電圧検知部の出力
を入力して電源部の電圧が第1の所定の電圧以下に低下
すると表示部を制御して「切」に対応した表示体と設定
温度に対応した表示体を交互に点灯させるよう構成した
ものであり、設定温度とともに、電源部の電圧低下も知
らせることができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、手動によりオンする第1のス
イッチ部と、制御部により制御され前記第1のスイッチ
部のオン状態を保持する第2のスイッチ部を設け、制御
部は、電圧検知部の出力を入力して電源部の電圧が第1
の所定電圧よりも低く設定した第2の所定電圧以下に低
下すると前記第2のスイッチ部を介して前記第1のスイ
ッチ部を制御し前記電源部との接続をオフにするよう構
成したものであり、電源部の容量がなくなった場合、機
器の動作を停止させることができる。
【0021】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
6に記載の発明において、燃料調節部を所定の時間オン
させる第3のスイッチ部と、所定の時間経過後前記燃料
調節部に定電流を流してオン状態を保持する定電流部を
備え、制御部は、前記第3のスイッチ部がオンしている
間は電圧検知部の出力を受け付けないよう構成したもの
であり、電源部の電圧が燃料調節部のオンを保持できる
最小の電圧に低下するまでは機器を動作させることがで
き、機器の使用時間を長くするとともに、電源部の容量
が残りわずかになるまで有効に使いきることができる。
【0022】請求項8に記載の発明は、燃料ガスと空気
を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部
の温度を検知する温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガ
スの供給を制御する燃料調節部と、この燃料調節部から
の出力燃料ガスに着火する着火部と、前記温度検知部の
出力信号を入力し、前記燃料調節部と前記着火部を制御
する制御部を備え、制御部は、前記着火部が動作中は前
記温度検知部の出力信号を受け付けないよう構成したも
のであり、着火部が動作中は、輻射ノイズにより制御部
は温度検知部からの出力を正しく入力できない場合があ
るので、このときに制御部は温度検知部の出力を受け付
けないから、燃焼部の温度を正しく認識することができ
る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本実施例の主要な構
成を示すブロック回路図、図2は、触媒燃焼装置を衣類
等に装着し、触媒燃焼により発生する熱を利用したもの
である。
【0025】図1および図2に示すように、燃焼部20
は、燃焼用触媒(図示せず)を用い、燃料タンク21よ
り送られてくる燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応さ
せて熱を発生させる。燃料調節部22は電磁弁等で構成
し、燃料タンク21からの燃料ガスを燃焼部20へ供給
したり、あるいは遮断するものである。着火部23は高
電圧放電により火花を発生させ、燃料ガスに着火させる
ものである。
【0026】着火部23は燃料ガスに着火させて火炎が
発生すると動作は不要となる。発生した火炎は燃焼用触
媒を加熱し、その後は触媒燃焼に移行する。触媒燃焼に
移行すると、着火部23に流入するガスは排気ガスとな
り火炎は消える。温度検知部24は、燃焼部20の温度
を検知し、その検知出力を制御部25へ入力する。
【0027】制御部25は温度検知部24の出力を入力
して燃料調節部22を制御することで、燃焼部20を所
定の温度で温度制御する。表示部26は発光ダイオード
などの表示体で構成し、機器の動作状態を表示するもの
で、電源部27は電池等を用いて制御部25、着火部2
3、燃料調節部22、温度検知部24、表示部26を動
作させている。
【0028】電圧検知部28は、電源部27の電圧を検
知してその結果を制御部25に出力するものである。加
熱シート29は、熱伝導のよい金属箔や金属メッシュ、
熱伝導繊維などの熱伝導性材料によって構成している。
【0029】上記構成において動作を説明すると、機器
の動作開始時において制御部25は、燃料調節部22を
オンにして燃料ガスを燃焼部20へ供給し、着火部23
を動作させて燃料ガスに着火させる。着火部23は、電
源部27からの電源をもとに、内蔵する昇圧回路によっ
て10kVから15kV程度の高圧を発生させ、その火
花により燃焼ガスを燃焼させる。着火部23が動作中
は、図3に示すように、オン期間で電源部27の電圧は
一時的に低下し、その後は徐々に回復していく。
【0030】着火部23が動作時および触媒燃焼移行前
は、制御部25は、表示部26を図4(a)に示すよう
に、例えば0.5秒オン、0.5秒オフさせて、その
後、温度検知部24の出力を入力して燃焼部20の温度
が所定の温度で温度制御できていることがわかれば触媒
燃焼に移行したと判定し、表示部26を図4(b)に示
すように常時オンさせる。
【0031】そして、制御部25は、電圧検知部28の
出力を入力して、電源部27の電圧が所定の電圧以下に
低下すると、表示部26を制御して、図4(c)に示す
ように、例えば0.2秒オン、0.3秒オフさせて電源
部27の電圧低下を知らせるようにしている。
【0032】着火部23が動作中は、輻射ノイズにより
電源部27の電圧を正しく検知できない場合があり、ま
た、図3に示すように電源部27の電圧は一時的に低下
するので、着火部23が動作中および動作後の所定時間
t(電源部27の回復時間<t)は制御部25は電圧検
知部28の出力を受け付けない(受け付けても処理しな
い)ようにし、一旦所定の電圧以下に低下すれば再度電
圧が上昇しても継続して表示部26を図4(c)の動作
をさせるようにしている。
【0033】なお、ブザー(図示せず)を設けて電源部
27の電圧低下を音で知らせても同様の効果を得られる
ことは言うまでもない。
【0034】(実施例2)次に、本発明の実施例2を図
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0035】図5は、本実施例の主要な構成を示すブロ
ック回路図、図6は、触媒燃焼装置を衣類等に装着し、
触媒燃焼により発生する熱を利用したもので、図7は主
要な構成を示す回路図である。
【0036】図に示すように、温度設定部30は、
「高」、「中」、「低」、「切」の各設定温度に対応し
た発光ダイオードなどの表示体で構成した表示部31
と、燃焼部20の温度を各設定温度に設定する設定スイ
ッチ32を備えている。
【0037】上記構成において動作を説明すると、制御
部33は、機器の動作開始時はポートP4を「ロー」、
ポートP1〜P3を「ハイ」にして「切」に対応した表
示体のみを動作させる。そして、設定スイッチ32が押
されたかどうかをポートP5により入力し、押される度
に「低」→「中」→「高」→「切」・・・の順番に各設
定温度に対応した表示体を動作させる。
【0038】例えば「高」設定が選択された場合、制御
部33はポートP1のみを「ロー」にして「高」に対応
した表示体を動作させるとともに、温度検知部24の出
力を入力して燃料調節部22を制御して燃焼部20を所
定の温度で温度制御する。
【0039】そして、電圧検知部28の出力を入力し
て、電源部27の電圧が所定の電圧以下に低下したこと
がわかれば、図8に示すように、「高」に対応した表示
体と「切」に対応した表示体を交互に点灯させるように
している。したがって、設定温度とともに、電源部27
の電圧低下も知らせることができる。
【0040】なお、図9に示すように、人間の目の残像
現象を利用して、「高」に対応した表示体と「切」に対
応した表示体を瞬時に交互に点灯させることで、同時に
点灯しているように見せても、同様の効果を得られるこ
とは言うまでもない。
【0041】(実施例3)次に、本発明の実施例3を図
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0042】第1のスイッチ部34は、図10に示すよ
うに、接点35とコイル36とで構成し、電源部27か
らの出力電圧の供給あるいは遮断を行うもので、第2の
スイッチ部37は、制御部38により制御され、第1の
スイッチ部34のオン状態を保持するものである。
【0043】上記構成において、第1のスイッチ部3
4、第2のスイッチ部37の動作を説明する。機器の動
作を開始させるには、まず、第1のスイッチ部34を手
動によりオンする。第1のスイッチ部34がオンになる
と、電源部27の電圧が制御部38等に供給され、制御
部38はポートP6を「ロー」にして第2のスイッチ部
37をオンにし、コイル36に電流を流して接点35の
オン状態を保持する。
【0044】制御部38は、電圧検知部28の出力を入
力し、電源部27の電圧低下を報知する第1の所定電圧
よりも低く設定した第2の所定電圧以下に低下したこと
がわかれば、制御部38はポートP6を「ハイ」にして
第2のスイッチ部37をオフにすることで、第1のスイ
ッチ部34をオフし、電源部27からの電圧の供給を停
止することができる。したがって、電源部27の容量が
なくなった場合、機器の動作を停止させることができ
る。
【0045】(実施例4)次に、本発明の実施例4を図
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0046】図11に示すように、定電流部39は、ダ
イオード40、41、抵抗42、トランジスタ43で構
成し、第3のスイッチ部44はトランジスタ45で構成
している。制御部46はポートP7とP8により、定電
流部39と第3のスイッチ部44を制御する。燃料調節
部22は、電磁弁(図示せず)で構成し、通常は電磁弁
は閉じており、コイル47に電流が流れて電磁弁が開く
ことにより燃料ガスが燃焼部20に送られる。
【0047】上記構成において動作を説明すると、制御
部46は、燃料調節部22をオンさせる場合、ポートP
7を「ロー」にし、図12に示すように、第3のスイッ
チ部44を構成するトランジスタ45をオンさせて電源
部27の電圧をコイル47に供給し、電流を流す。
【0048】そして、所定時間後ポートP7を「ハイ」
にすると同時にポートP8を「ロー」にして、コイル4
7に第3のスイッチ部44がオンしていた時よりも少な
い電流を流して燃料調節部22のオンを保持させる。反
対にオフさせるときは、ポートP8を「ハイ」にしてト
ランジスタ43をオフにする。
【0049】定電流部39の動作について詳しく説明す
ると、ダイオード40、41の順電圧(Vf)を加えた
電圧から、トランジスタ43のエミッタ−ベース間の電
圧を減じて抵抗42で除した電流がトランジスタ43の
ベース電流として流れる。そして、ベース電流のhFE
(電流増幅率)倍の一定電流がコイル47に流れ、定電
流部39の電流値は抵抗42によって決定できるように
なっている。
【0050】そして、制御部46は、第3のスイッチ部
44がオンしている時は、電圧検知部28の出力を受け
付けない(受け付けても処理しない)で、定電流部39
により一定の電流が流れているときに電源部27の電圧
低下を検出するようにしている。
【0051】これにより、電源部27の電圧が燃料調節
部22のオンを保持できる最小の電圧に低下するまでは
機器を動作させることができ、機器の使用時間を長くす
るとともに、電源部27の容量が残りわずかになるまで
有効に使いきることができる。
【0052】(実施例5)次に、本発明の実施例5を図
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0053】図13に示すように、燃焼部20は、燃焼
用触媒(図示せず)を用い、燃料タンク(図示せず)よ
り送られてくる燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応さ
せて熱を発生させる。燃料調節部22は電磁弁等で構成
し、燃料タンク21からの燃料ガスを燃焼部20へ供給
したり、あるいは遮断するものである。着火部23は高
電圧放電により火花を発生させ、燃料ガスに着火させる
ものである。
【0054】着火部23は燃料ガスに着火させて火炎が
発生すると動作は不要となる。発生した火炎は燃焼用触
媒を加熱し、その後は触媒燃焼に移行する。触媒燃焼に
移行すると、着火部23に流入するガスは排気ガスとな
り火炎は消える。温度検知部24は、燃焼部20の温度
を検知し、その検知出力を制御部48へ入力する。
【0055】制御部48は、着火部23が動作中は輻射
ノイズにより温度検知部24からの出力を正しく入力で
きない場合があるので、このとき制御部48は温度検知
部24の出力を受け付けない(受け付けても処理しな
い)ようにしている。したがって、燃焼部20の温度を
正しく認識することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
る着火部と、機器の動作状態を表示する表示部と、前記
温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部と前記着
火部と前記表示部を制御する制御部と、この制御部と前
記燃料調節部と前記表示部と前記着火部と前記温度検知
部を動作させる電源部と、この電源部の電圧を検知する
電圧検知部を備えたから、電源部の電圧の低下を知らせ
ることができる、使い勝手のよい触媒燃焼装置を提供す
ることができる。
【0057】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御部は、電圧検知部の出力を入力して電源部の電圧が一
旦第1の所定電圧以下に低下すると再度電圧が上昇して
も継続して報知させるよう構成したから、ノイズなどに
より電源部の電圧が変動しても、一旦電源部の電圧が所
定電圧以下に低下すれば電源部の電圧低下を継続して報
知させることができる。
【0058】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御部は、着火部が動作中は電圧検知部の出力を受け付け
ないよう構成したから、着火部が動作中は電源部の電圧
は一時的に低下し、また、輻射ノイズにより制御部は電
圧検知部からの出力を正しく入力できない場合があるの
で、このときに制御部は電圧検知部の出力を受け付けな
いから、電源部の電圧低下を正しく知らせることができ
る。
【0059】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御部は、着火部の動作終了後所定時間が経過するまでは
電圧検知部の出力を受け付けないよう構成したから、着
火部が動作することによる電源部の一時的な電圧低下か
らの回復期間を設けることができ、電源部の電圧低下を
正しく知らせることができる。
【0060】また、請求項5に記載の発明によれば、複
数の設定温度を表示体により表示する表示部を有し燃焼
部の温度を所定の温度に設定する温度設定部を設け、制
御部は、電圧検知部の出力を入力して電源部の電圧が第
1の所定の電圧以下に低下すると表示部を制御して
「切」に対応した表示体と設定温度に対応した表示体を
交互に点灯させるよう構成したから、設定温度ととも
に、電源部の電圧低下も知らせることができる。
【0061】また、請求項6に記載の発明によれば、手
動によりオンする第1のスイッチ部と、制御部により制
御され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持する第2
のスイッチ部を設け、制御部は、電圧検知部の出力を入
力して電源部の電圧が第1の所定電圧よりも低く設定し
た第2の所定電圧以下に低下すると前記第2のスイッチ
部を介して前記第1のスイッチ部を制御し前記電源部と
の接続をオフにするよう構成したから、電源部の容量が
なくなった場合、機器の動作を停止させることができ
る。
【0062】また、請求項7に記載の発明によれば、燃
料調節部を所定の時間オンさせる第3のスイッチ部と、
所定の時間経過後前記燃料調節部に定電流を流してオン
状態を保持する定電流部を備え、制御部は、前記第3の
スイッチ部がオンしている間は電圧検知部の出力を受け
付けないよう構成したから、電源部の電圧が燃料調節部
のオンを保持できる最小の電圧に低下するまでは機器を
動作させることができ、機器の使用時間を長くするとと
もに、電源部の容量が残りわずかになるまで有効に使い
きることができる。
【0063】また、請求項8に記載の発明によれば、燃
料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部
と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前記燃
焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、この
燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部と、前
記温度検知部の出力信号を入力し、前記燃料調節部と前
記着火部を制御する制御部を備え、制御部は、前記着火
部が動作中は前記温度検知部の出力信号を受け付けない
よう構成したから、着火部が動作中は、輻射ノイズによ
り制御部は温度検知部からの出力を正しく入力できない
場合があるので、このときに制御部は温度検知部の出力
を受け付けないから、燃焼部の温度を正しく認識するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の触媒燃焼装置のブロッ
ク回路図
【図2】同触媒燃焼装置の斜視図
【図3】同触媒燃焼装置の着火部を動作させたときの電
源部の電圧変化特性図
【図4】(a)同触媒燃焼装置の触媒燃焼移行前の表示
部の動作タイムチャート (b)同触媒燃焼装置の触媒燃焼移行後の表示部の動作
タイムチャート (c)同触媒燃焼装置の電源部の電圧低下時の表示部の
動作タイムチャート
【図5】本発明の第2の実施例の触媒燃焼装置のブロッ
ク回路図
【図6】同触媒燃焼装置の斜視図
【図7】同触媒燃焼装置の要部回路図
【図8】同触媒燃焼装置の電源部の電圧低下時の表示部
の動作タイムチャート
【図9】同触媒燃焼装置の電源部の電圧低下時の表示部
の他の例の動作タイムチャート
【図10】本発明の第3の実施例の触媒燃焼装置の要部
回路図
【図11】本発明の第4の実施例の触媒燃焼装置の要部
回路図
【図12】同触媒燃焼装置の定電流部と第3のスイッチ
部の動作タイミングチャート
【図13】本発明の第5の実施例の触媒燃焼装置のブロ
ック回路図
【図14】従来の触媒燃焼装置の燃焼部の要部断面図
【符号の説明】
20 燃焼部 22 燃料調節部 23 着火部 24 温度検知部 25 制御部 26 表示部 27 電源部 28 電圧検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉田 清信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
    生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
    知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
    調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
    る着火部と、機器の動作状態を表示する表示部と、前記
    温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部と前記着
    火部と前記表示部を制御する制御部と、この制御部と前
    記燃料調節部と前記表示部と前記着火部と前記温度検知
    部を動作させる電源部と、この電源部の電圧を検知する
    電圧検知部を備え、制御部は、前記電圧検知部の出力を
    入力して前記電源部の電圧が第1の所定の電圧以下に低
    下すると報知させるよう構成した触媒燃焼装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、電圧検知部の出力を入力して
    電源部の電圧が一旦第1の所定電圧以下に低下すると再
    度電圧が上昇しても継続して報知させるよう構成した請
    求項1記載の触媒燃焼装置。
  3. 【請求項3】 制御部は、着火部が動作中は電圧検知部
    の出力を受け付けないよう構成した請求項1または2記
    載の触媒燃焼装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、着火部の動作終了後所定時間
    が経過するまでは電圧検知部の出力を受け付けないよう
    構成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の触媒燃焼
    装置。
  5. 【請求項5】 複数の設定温度を表示体により表示する
    表示部を有し燃焼部の温度を所定の温度に設定する温度
    設定部を設け、制御部は、電圧検知部の出力を入力して
    電源部の電圧が第1の所定の電圧以下に低下すると表示
    部を制御して「切」に対応した表示体と設定温度に対応
    した表示体を交互に点灯させるよう構成した請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の触媒燃焼装置。
  6. 【請求項6】 手動によりオンする第1のスイッチ部
    と、制御部により制御され前記第1のスイッチ部のオン
    状態を保持する第2のスイッチ部を設け、制御部は、電
    圧検知部の出力を入力して電源部の電圧が第1の所定電
    圧よりも低く設定した第2の所定電圧以下に低下すると
    前記第2のスイッチ部を介して前記第1のスイッチ部を
    制御し前記電源部との接続をオフにするよう構成した請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の触媒燃焼装置。
  7. 【請求項7】 燃料調節部を所定の時間オンさせる第3
    のスイッチ部と、所定の時間経過後前記燃料調節部に定
    電流を流してオン状態を保持する定電流部を備え、制御
    部は、前記第3のスイッチ部がオンしている間は電圧検
    知部の出力を受け付けないよう構成した請求項1〜6の
    いずれか1項に記載の触媒燃焼装置。
  8. 【請求項8】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
    生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
    知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
    調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
    る着火部と、前記温度検知部の出力信号を入力し、前記
    燃料調節部と前記着火部を制御する制御部を備え、制御
    部は、前記着火部が動作中は前記温度検知部の出力信号
    を受け付けないよう構成した触媒燃焼装置。
JP9306854A 1997-11-10 1997-11-10 触媒燃焼装置 Pending JPH11141873A (ja)

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