JPH11132450A - 触媒燃焼装置 - Google Patents
触媒燃焼装置Info
- Publication number
- JPH11132450A JPH11132450A JP9298266A JP29826697A JPH11132450A JP H11132450 A JPH11132450 A JP H11132450A JP 9298266 A JP9298266 A JP 9298266A JP 29826697 A JP29826697 A JP 29826697A JP H11132450 A JPH11132450 A JP H11132450A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- temperature
- fuel
- section
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯に便利な触媒燃焼装置において、異常が
発生した場合、電源部の供給を止めて動作を停止させ、
安全性を向上させる。 【解決手段】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部21への燃料ガスの供給を燃料調節部2
3により制御し、燃焼部21の温度を検知する温度検知
部25の出力信号を制御部26に入力し、制御部26に
より燃料調節部23と着火部24を制御する。手動によ
りオンする第1のスイッチ部29により燃料調節部2
3、制御部26などに電源を供給する電源部28の出力
をオン・オフし、制御部26により制御される第2のス
イッチ部32により第1のスイッチ部29のオン状態を
保持するようにしたものである。
発生した場合、電源部の供給を止めて動作を停止させ、
安全性を向上させる。 【解決手段】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部21への燃料ガスの供給を燃料調節部2
3により制御し、燃焼部21の温度を検知する温度検知
部25の出力信号を制御部26に入力し、制御部26に
より燃料調節部23と着火部24を制御する。手動によ
りオンする第1のスイッチ部29により燃料調節部2
3、制御部26などに電源を供給する電源部28の出力
をオン・オフし、制御部26により制御される第2のス
イッチ部32により第1のスイッチ部29のオン状態を
保持するようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触
媒燃焼させて、その熱を利用する携帯に便利な触媒燃焼
装置に関するものである。
媒燃焼させて、その熱を利用する携帯に便利な触媒燃焼
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触媒燃焼装置は図11に
示す構成となっていた。以下、その構成について説明す
る。
示す構成となっていた。以下、その構成について説明す
る。
【0003】図に示すように、触媒1は熱伝導性の良好
な材料で形成したケース2の内面に固定している。ケー
ス2に設けた排気孔3と触媒1との間のケース2の内面
にセラミックなどの電気絶縁体4を設け、この電気絶縁
体4には着火時に火花を飛ばして触媒1に着火する放電
電極5を設けて触媒燃焼部6を構成している。
な材料で形成したケース2の内面に固定している。ケー
ス2に設けた排気孔3と触媒1との間のケース2の内面
にセラミックなどの電気絶縁体4を設け、この電気絶縁
体4には着火時に火花を飛ばして触媒1に着火する放電
電極5を設けて触媒燃焼部6を構成している。
【0004】感温フェライト7は、磁気的特性が急激に
変化するキューリ点を持ち、リング状に形成して外殻8
に固定している。磁石9は、外殻8の内面に所定の隙間
10を介して感温フェライト7に対向して設け、感温フ
ェライト7を吸引するもので、感温フェライト7と反対
側の面に弁部材11を固定している。ばね12は磁石9
を感温フェライト7より離反する方向に付勢している。
変化するキューリ点を持ち、リング状に形成して外殻8
に固定している。磁石9は、外殻8の内面に所定の隙間
10を介して感温フェライト7に対向して設け、感温フ
ェライト7を吸引するもので、感温フェライト7と反対
側の面に弁部材11を固定している。ばね12は磁石9
を感温フェライト7より離反する方向に付勢している。
【0005】弁体13は、弁部材11に対向して弁ポー
ト14を設けて弁15を形成するとともに、弁ポート1
4と反対側の位置に気化燃料ガスを触媒1に向けて噴出
するノズル16を設けている。
ト14を設けて弁15を形成するとともに、弁ポート1
4と反対側の位置に気化燃料ガスを触媒1に向けて噴出
するノズル16を設けている。
【0006】感温フェライト7、外殻8、磁石9、弁部
材11、ばね12、弁体13等で触媒燃焼部6の燃焼温
度を制御する温度制御部17を構成し、外殻8をケース
2の一端の内面に圧入固定している。18は燃料ガス供
給口である。また、触媒1とノズル16との間には空気
を取り入れる孔19を設けている。
材11、ばね12、弁体13等で触媒燃焼部6の燃焼温
度を制御する温度制御部17を構成し、外殻8をケース
2の一端の内面に圧入固定している。18は燃料ガス供
給口である。また、触媒1とノズル16との間には空気
を取り入れる孔19を設けている。
【0007】上記構成において動作を説明すると、燃料
ガス供給口18より燃料ガスを供給すると、燃料ガスは
感温フェライト7の中央部を通り、感温フェライト7と
磁石9の隙間から、磁石9と外殻8との隙間10を通過
して、弁ポート14に至りノズル16より吹き出す。こ
の時、燃料ガスの流速により孔19から空気が引きこま
れて燃料ガスと空気の混合気となり触媒1に供給され
る。
ガス供給口18より燃料ガスを供給すると、燃料ガスは
感温フェライト7の中央部を通り、感温フェライト7と
磁石9の隙間から、磁石9と外殻8との隙間10を通過
して、弁ポート14に至りノズル16より吹き出す。こ
の時、燃料ガスの流速により孔19から空気が引きこま
れて燃料ガスと空気の混合気となり触媒1に供給され
る。
【0008】そして、放電電極5より火花を飛ばすこと
により、触媒1の放電電極5側に火炎を生じる。生じた
火炎により触媒1は加熱され、やがて触媒反応を開始す
る。触媒1が触媒反応を開始することにより、火炎には
排気ガスしか来なくなり、自然に消滅する。触媒反応に
よりケース2が加熱され、その熱は外殻8も加熱する。
により、触媒1の放電電極5側に火炎を生じる。生じた
火炎により触媒1は加熱され、やがて触媒反応を開始す
る。触媒1が触媒反応を開始することにより、火炎には
排気ガスしか来なくなり、自然に消滅する。触媒反応に
よりケース2が加熱され、その熱は外殻8も加熱する。
【0009】外殻8が加熱されることによって、外殻8
に固定された感温フェライト7を加熱し、感温フェライ
ト7の温度が組成によって決まるキューリ点に達する
と、磁石9は感温フェライト7に吸着できなくなり、ば
ね12により感温フェライト7から離され、弁部材11
が弁体13側へ移動して弁ポート14を塞ぐ。これによ
り、燃料ガスは触媒1に供給されなくなり、温度が低下
する。
に固定された感温フェライト7を加熱し、感温フェライ
ト7の温度が組成によって決まるキューリ点に達する
と、磁石9は感温フェライト7に吸着できなくなり、ば
ね12により感温フェライト7から離され、弁部材11
が弁体13側へ移動して弁ポート14を塞ぐ。これによ
り、燃料ガスは触媒1に供給されなくなり、温度が低下
する。
【0010】感温フェライト7の温度が低下すると、磁
石9は再び感温フェライト7を吸着し、弁ポート14を
開き燃料ガスを供給する。燃料ガスが供給されると再び
触媒反応を開始する。この作用を繰り返すことで、ケー
ス2の温度を一定に保つことができるものである。
石9は再び感温フェライト7を吸着し、弁ポート14を
開き燃料ガスを供給する。燃料ガスが供給されると再び
触媒反応を開始する。この作用を繰り返すことで、ケー
ス2の温度を一定に保つことができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、機器が故障してケース2の温度が上昇しすぎた場
合、温度ヒューズ(図示せず)が動作するまでは機器の
動作は継続するという問題があった。
では、機器が故障してケース2の温度が上昇しすぎた場
合、温度ヒューズ(図示せず)が動作するまでは機器の
動作は継続するという問題があった。
【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、制御部により電源部の供給を止めることで、異常が
発生した場合でもすぐに対応できるようにし、安全を向
上することを目的としている。
で、制御部により電源部の供給を止めることで、異常が
発生した場合でもすぐに対応できるようにし、安全を向
上することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生
させる燃焼部への燃料ガスの供給を燃料調節部により制
御し、燃焼部の温度を検知する温度検知部の出力信号を
制御部に入力し、制御部により燃料調節部と着火部を制
御する。手動によりオンする第1のスイッチ部により燃
料調節部、制御部などに電源を供給する電源部の出力を
オン・オフし、制御部により制御される第2のスイッチ
部により第1のスイッチ部のオン状態を保持するように
したものである。
するために、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生
させる燃焼部への燃料ガスの供給を燃料調節部により制
御し、燃焼部の温度を検知する温度検知部の出力信号を
制御部に入力し、制御部により燃料調節部と着火部を制
御する。手動によりオンする第1のスイッチ部により燃
料調節部、制御部などに電源を供給する電源部の出力を
オン・オフし、制御部により制御される第2のスイッチ
部により第1のスイッチ部のオン状態を保持するように
したものである。
【0014】これにより、制御部により電源部の供給を
止めることで、異常が発生した場合でもすぐに対応する
ことができ、安全を向上することができる。
止めることで、異常が発生した場合でもすぐに対応する
ことができ、安全を向上することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃
焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前
記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、
この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部
と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部
と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調節部と前
記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源を供給す
る電源部と、手動によりオンし前記電源部の出力をオン
・オフする第1のスイッチ部と、前記制御部により制御
され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持する第2の
スイッチ部を備えたものであり、制御部により電源部の
供給を止めることで、燃焼部の温度が異常高温あるいは
異常低温になる等の異常が発生した場合でも、電源部か
らの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させ
ることができ、安全な触媒燃焼装置を提供することがで
きる。
は、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃
焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前
記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、
この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部
と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部
と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調節部と前
記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源を供給す
る電源部と、手動によりオンし前記電源部の出力をオン
・オフする第1のスイッチ部と、前記制御部により制御
され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持する第2の
スイッチ部を備えたものであり、制御部により電源部の
供給を止めることで、燃焼部の温度が異常高温あるいは
異常低温になる等の異常が発生した場合でも、電源部か
らの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させ
ることができ、安全な触媒燃焼装置を提供することがで
きる。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、矩形波信号を直流電圧に変換する
信号変換部と、この信号変換部の出力電圧の大きさによ
ってスイッチングする第3のスイッチ部を備え、制御部
は、正常動作時に所定の電圧と周波数を持つ矩形波信号
を出力し、異常動作時にこの矩形波電圧の電圧又は周波
数を変化させた矩形波信号を出力し前記第3のスイッチ
部を介して第1のスイッチ部を制御するよう構成したも
のであり、万一、制御部が暴走して所定の矩形波が出力
できなくなると、電源部からの電源の供給を止めてすべ
ての機器の動作を停止させることができる。
記載の発明において、矩形波信号を直流電圧に変換する
信号変換部と、この信号変換部の出力電圧の大きさによ
ってスイッチングする第3のスイッチ部を備え、制御部
は、正常動作時に所定の電圧と周波数を持つ矩形波信号
を出力し、異常動作時にこの矩形波電圧の電圧又は周波
数を変化させた矩形波信号を出力し前記第3のスイッチ
部を介して第1のスイッチ部を制御するよう構成したも
のであり、万一、制御部が暴走して所定の矩形波が出力
できなくなると、電源部からの電源の供給を止めてすべ
ての機器の動作を停止させることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、燃料ガスと空気
を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部
の温度を検知する温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガ
スの供給を制御する燃料調節部と、この燃料調節部から
の出力燃料ガスに着火する着火部と、前記温度検知部の
出力信号を入力し前記燃料調節部と前記着火部を制御す
る制御部と、前記燃料調節部と前記着火部と前記制御部
と前記温度検知部に電源を供給する電源部と、前記燃料
調節部を所定の時間オンさせる第4のスイッチ部と、所
定の時間経過後前記燃料調節部に定電流を流してオン状
態を保持させる定電流部を備え、制御部は、前記第4の
スイッチ部と前記定電流部を制御することで前記燃料調
節部を制御するよう構成したものであり、定電流部によ
り小電流で燃料調節部のオンを保持するので、機器の消
費電力を抑えて機器の使用時間を長くすることができ
る。
を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部と、この燃焼部
の温度を検知する温度検知部と、前記燃焼部への燃料ガ
スの供給を制御する燃料調節部と、この燃料調節部から
の出力燃料ガスに着火する着火部と、前記温度検知部の
出力信号を入力し前記燃料調節部と前記着火部を制御す
る制御部と、前記燃料調節部と前記着火部と前記制御部
と前記温度検知部に電源を供給する電源部と、前記燃料
調節部を所定の時間オンさせる第4のスイッチ部と、所
定の時間経過後前記燃料調節部に定電流を流してオン状
態を保持させる定電流部を備え、制御部は、前記第4の
スイッチ部と前記定電流部を制御することで前記燃料調
節部を制御するよう構成したものであり、定電流部によ
り小電流で燃料調節部のオンを保持するので、機器の消
費電力を抑えて機器の使用時間を長くすることができ
る。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度が温度制
御レベルより低く設定した第1の所定温度以下に低下す
ると、燃料調節部を一旦オフし再度オンするよう構成し
たものであり、燃料調節部のひっかかり等で正常にオン
・オフができていないときに、一連の動作をさせてオン
・オフの状態を変えることにより正常な状態に戻すこと
ができる。
記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度が温度制
御レベルより低く設定した第1の所定温度以下に低下す
ると、燃料調節部を一旦オフし再度オンするよう構成し
たものであり、燃料調節部のひっかかり等で正常にオン
・オフができていないときに、一連の動作をさせてオン
・オフの状態を変えることにより正常な状態に戻すこと
ができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項3ま
たは4に記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度
が温度制御レベルより高く設定した第2の所定温度以上
に上昇すると、燃料調節部を一旦オンし再度オフするよ
う構成したものであり、燃料調節部のひっかかり等で正
常にオン・オフができていないときに、一連の動作をさ
せてオン・オフの状態を変えることにより正常な状態に
戻すことができる。
たは4に記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度
が温度制御レベルより高く設定した第2の所定温度以上
に上昇すると、燃料調節部を一旦オンし再度オフするよ
う構成したものであり、燃料調節部のひっかかり等で正
常にオン・オフができていないときに、一連の動作をさ
せてオン・オフの状態を変えることにより正常な状態に
戻すことができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、上記請求項4ま
たは5に記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度
が第1の所定温度以下に低下した時、あるいは第2の所
定温度以上に上昇した時は、燃料調節部のオン・オフを
複数回行うよう構成したものであり、燃料調節部のひっ
かかり等で正常にオン・オフができていないときに、一
連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることにより
正常な状態に戻る確率を高くすることができる。
たは5に記載の発明において、制御部は、燃焼部の温度
が第1の所定温度以下に低下した時、あるいは第2の所
定温度以上に上昇した時は、燃料調節部のオン・オフを
複数回行うよう構成したものであり、燃料調節部のひっ
かかり等で正常にオン・オフができていないときに、一
連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることにより
正常な状態に戻る確率を高くすることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0022】(実施例1)図1は、本実施例の主要な構
成を示すブロック回路図、図2は、触媒燃焼装置を衣類
等に装着し、触媒燃焼により発生する熱を利用したもの
で、図3は、主要な構成を示す回路図である。
成を示すブロック回路図、図2は、触媒燃焼装置を衣類
等に装着し、触媒燃焼により発生する熱を利用したもの
で、図3は、主要な構成を示す回路図である。
【0023】図1および図2に示すように、燃焼部21
は、燃焼用触媒(図示せず)を用い、燃料タンク22よ
り送られてくる燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応さ
せて熱を発生させる。燃料調節部23は電磁弁等で構成
し、燃料タンク22からの燃料ガスを燃焼部21へ供給
したり、あるいは遮断するものである。着火部24は高
電圧放電により火花を発生させ、燃料ガスに着火させる
ものである。
は、燃焼用触媒(図示せず)を用い、燃料タンク22よ
り送られてくる燃料ガスと空気の混合ガスを酸化反応さ
せて熱を発生させる。燃料調節部23は電磁弁等で構成
し、燃料タンク22からの燃料ガスを燃焼部21へ供給
したり、あるいは遮断するものである。着火部24は高
電圧放電により火花を発生させ、燃料ガスに着火させる
ものである。
【0024】着火部24は燃料ガスに着火させて火炎が
発生すると動作は不要となる。発生した火炎は燃焼用触
媒を加熱し、その後は触媒燃焼に移行する。触媒燃焼に
移行すると、着火部24に流入するガスは排気ガスとな
り、火炎は消える。温度検知部25は、燃焼部21の温
度を検知し、その検知出力を制御部26へ入力する。温
度設定部27は、あらかじめ制御部26に持たせた複数
の温度制御レベルのうち希望の温度制御レベルを設定す
るものである。
発生すると動作は不要となる。発生した火炎は燃焼用触
媒を加熱し、その後は触媒燃焼に移行する。触媒燃焼に
移行すると、着火部24に流入するガスは排気ガスとな
り、火炎は消える。温度検知部25は、燃焼部21の温
度を検知し、その検知出力を制御部26へ入力する。温
度設定部27は、あらかじめ制御部26に持たせた複数
の温度制御レベルのうち希望の温度制御レベルを設定す
るものである。
【0025】制御部26は温度検知部25の出力と、温
度設定部27で設定された温度制御レベルとを比較し、
その比較出力を燃料調節部23に出力し、燃焼部21を
希望の温度で温度制御する。電源部28は電池等を用
い、制御部26、着火部24、燃料調節部23、温度検
知部25、温度設定部27を動作させている。
度設定部27で設定された温度制御レベルとを比較し、
その比較出力を燃料調節部23に出力し、燃焼部21を
希望の温度で温度制御する。電源部28は電池等を用
い、制御部26、着火部24、燃料調節部23、温度検
知部25、温度設定部27を動作させている。
【0026】第1のスイッチ部29は、図3に示すよう
に、接点30とコイル31とで構成し、電源部28から
の出力電圧の供給あるいは遮断を行うもので、第2のス
イッチ部32は、制御部26により制御され、第1のス
イッチ部29のオン状態を保持するものである。加熱シ
ート33は、熱伝導のよい金属箔や金属メッシュ、熱伝
導繊維などの熱伝導性材料によって構成している。
に、接点30とコイル31とで構成し、電源部28から
の出力電圧の供給あるいは遮断を行うもので、第2のス
イッチ部32は、制御部26により制御され、第1のス
イッチ部29のオン状態を保持するものである。加熱シ
ート33は、熱伝導のよい金属箔や金属メッシュ、熱伝
導繊維などの熱伝導性材料によって構成している。
【0027】上記構成において、第1のスイッチ部2
9、第2のスイッチ部32の動作を説明する。機器の動
作を開始させるには、まず、第1のスイッチ部29を手
動によりオンする。第1のスイッチ部29がオンになる
と、電源部28の電圧が制御部26等に供給され、制御
部26はポートP1を「ロー」にして第2のスイッチ部
32をオンにし、コイル31に電流を流して接点30の
オン状態を保持する。
9、第2のスイッチ部32の動作を説明する。機器の動
作を開始させるには、まず、第1のスイッチ部29を手
動によりオンする。第1のスイッチ部29がオンになる
と、電源部28の電圧が制御部26等に供給され、制御
部26はポートP1を「ロー」にして第2のスイッチ部
32をオンにし、コイル31に電流を流して接点30の
オン状態を保持する。
【0028】こうすることで、もし燃焼部21の温度が
所定の温度以上になる異常高温、所定の温度以下になる
異常低温になる場合、電源部28の電圧が所定電圧以下
に低下した場合など、機器の異常が発生した場合に、制
御部26はポートP1を「ハイ」にして第2のスイッチ
部32をオフにすることで、第1のスイッチ部29をオ
フし、電源部28からの電圧の供給を停止することがで
きる。
所定の温度以上になる異常高温、所定の温度以下になる
異常低温になる場合、電源部28の電圧が所定電圧以下
に低下した場合など、機器の異常が発生した場合に、制
御部26はポートP1を「ハイ」にして第2のスイッチ
部32をオフにすることで、第1のスイッチ部29をオ
フし、電源部28からの電圧の供給を停止することがで
きる。
【0029】このように本実施例によれば、制御部26
により温度検知部25の出力と、温度設定部27で設定
された温度制御レベルとを比較し、燃焼部21を希望の
温度で温度制御することで、燃焼部21の温度を使用者
の希望の温度に自由に設定可能とすることができ、ま
た、制御部26により電源部28の供給を止めること
で、燃焼部21の温度が異常高温あるいは異常低温にな
る等の異常が発生した場合でも、電源部28からの電源
の供給を止めてすべての機器の動作を停止させることが
でき、使い勝手のよい安全な触媒燃焼装置を提供するこ
とができる。
により温度検知部25の出力と、温度設定部27で設定
された温度制御レベルとを比較し、燃焼部21を希望の
温度で温度制御することで、燃焼部21の温度を使用者
の希望の温度に自由に設定可能とすることができ、ま
た、制御部26により電源部28の供給を止めること
で、燃焼部21の温度が異常高温あるいは異常低温にな
る等の異常が発生した場合でも、電源部28からの電源
の供給を止めてすべての機器の動作を停止させることが
でき、使い勝手のよい安全な触媒燃焼装置を提供するこ
とができる。
【0030】(実施例2)次に、本発明の実施例2を図
4を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
4を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0031】図4に示すように、第3のスイッチ部33
は、第1のスイッチ部29と第2のスイッチ部32の間
に設け、第3のスイッチ部33と制御部34の間に矩形
波信号を直流電圧に変換する信号変換部35を設けてい
る。制御部34は、正常動作時に所定の電圧と周波数を
持つ矩形波信号を出力し、異常動作時にこの矩形波電圧
の電圧又は周波数を変化させた矩形波信号を出力し、第
3のスイッチ部33を介して第1のスイッチ部29を制
御するよう構成している。
は、第1のスイッチ部29と第2のスイッチ部32の間
に設け、第3のスイッチ部33と制御部34の間に矩形
波信号を直流電圧に変換する信号変換部35を設けてい
る。制御部34は、正常動作時に所定の電圧と周波数を
持つ矩形波信号を出力し、異常動作時にこの矩形波電圧
の電圧又は周波数を変化させた矩形波信号を出力し、第
3のスイッチ部33を介して第1のスイッチ部29を制
御するよう構成している。
【0032】第3のスイッチ部33はトランジスタ3
6、37で構成し、信号変換部35はコンデンサ38、
39とダイオード40、41で構成している。他の構成
は上記実施例1と同じである。
6、37で構成し、信号変換部35はコンデンサ38、
39とダイオード40、41で構成している。他の構成
は上記実施例1と同じである。
【0033】上記構成において動作を説明すると、ま
ず、第1のスイッチ部29を手動によりオンする。第1
のスイッチ部29がオンになると、電源部28の電圧が
制御部34等に供給され、制御部34はポートP1を
「ロー」にして第2のスイッチ部32をオンにするとと
もに、制御部34はポートP2より図5(a)に示すよ
うな矩形波信号を出力する。
ず、第1のスイッチ部29を手動によりオンする。第1
のスイッチ部29がオンになると、電源部28の電圧が
制御部34等に供給され、制御部34はポートP1を
「ロー」にして第2のスイッチ部32をオンにするとと
もに、制御部34はポートP2より図5(a)に示すよ
うな矩形波信号を出力する。
【0034】そして、矩形波信号が「ハイ」のときはコ
ンデンサ39に充電し、電流はダイオード41を流れて
コンデンサ38に充電するとともに、トランジスタ36
をオンさせる。トランジスタ36がオンすることで、ト
ランジスタ37もオンし、電源部28から供給される電
圧は接点30、トランジスタ37、第2のスイッチ部3
2を通ってコイル31に電流を流して接点30のオン状
態を保持する。
ンデンサ39に充電し、電流はダイオード41を流れて
コンデンサ38に充電するとともに、トランジスタ36
をオンさせる。トランジスタ36がオンすることで、ト
ランジスタ37もオンし、電源部28から供給される電
圧は接点30、トランジスタ37、第2のスイッチ部3
2を通ってコイル31に電流を流して接点30のオン状
態を保持する。
【0035】信号が「ロー」のときはコンデンサ39に
蓄えられた電荷は制御部34、ダイオード40を通って
放電し、コンデンサ38に蓄えられた電荷によりトラン
ジスタ36をオンして接点30の保持を継続させる。
蓄えられた電荷は制御部34、ダイオード40を通って
放電し、コンデンサ38に蓄えられた電荷によりトラン
ジスタ36をオンして接点30の保持を継続させる。
【0036】もしも、制御部34が暴走して図5(a)
に示すような所定の矩形波信号を出力できなくなり、例
えば図5(b)に示すような直流波形が出力されればコ
ンデンサ39により直流電圧がカットされるので、トラ
ンジスタ36をオンさせることができなくなり、接点3
0はオフし電源部28の電圧は供給されなくなる。
に示すような所定の矩形波信号を出力できなくなり、例
えば図5(b)に示すような直流波形が出力されればコ
ンデンサ39により直流電圧がカットされるので、トラ
ンジスタ36をオンさせることができなくなり、接点3
0はオフし電源部28の電圧は供給されなくなる。
【0037】したがって、万一、制御部34が暴走して
所定の矩形波信号が出力できなくなると、電源部28か
らの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させ
ることができる。
所定の矩形波信号が出力できなくなると、電源部28か
らの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させ
ることができる。
【0038】(実施例3)次に、本発明の実施例3を図
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
面を参照しながら説明する。なお、上記実施例1と同じ
構成のものは同一符号を付して説明を省略する。
【0039】図6は、本実施例の主要な構成を示すブロ
ック回路図、図7は、触媒燃焼装置を衣類等に装着し、
触媒燃焼により発生する熱を利用したもので、図8は主
要な構成を示す回路図である。
ック回路図、図7は、触媒燃焼装置を衣類等に装着し、
触媒燃焼により発生する熱を利用したもので、図8は主
要な構成を示す回路図である。
【0040】図6〜図8に示すように、定電流部42
は、ダイオード43、44、抵抗45、トランジスタ4
6で構成し、第4のスイッチ部47はトランジスタ48
で構成している。制御部49はポートP3とP4によ
り、定電流部42と第4のスイッチ部47を制御する。
燃料調節部50は、電磁弁(図示せず)で構成し、通常
は電磁弁は閉じており、コイル51に電流が流れて電磁
弁が開くことにより燃料ガスが燃焼部21に送られる。
は、ダイオード43、44、抵抗45、トランジスタ4
6で構成し、第4のスイッチ部47はトランジスタ48
で構成している。制御部49はポートP3とP4によ
り、定電流部42と第4のスイッチ部47を制御する。
燃料調節部50は、電磁弁(図示せず)で構成し、通常
は電磁弁は閉じており、コイル51に電流が流れて電磁
弁が開くことにより燃料ガスが燃焼部21に送られる。
【0041】制御部49は温度検知部25の出力と、温
度設定部27で設定された温度制御レベルとを比較し、
その比較出力を燃料調節部23に出力し、燃焼部21を
希望の温度で温度制御を行うとともに、第4のスイッチ
部47と定電流部42を制御することで燃料調節部50
を制御するよう構成している。他の構成は上記実施例1
と同じである。
度設定部27で設定された温度制御レベルとを比較し、
その比較出力を燃料調節部23に出力し、燃焼部21を
希望の温度で温度制御を行うとともに、第4のスイッチ
部47と定電流部42を制御することで燃料調節部50
を制御するよう構成している。他の構成は上記実施例1
と同じである。
【0042】上記構成において動作を説明すると、制御
部49は、燃料調節部50をオンさせる場合、ポートP
3を「ロー」にし、図9に示すように、第4のスイッチ
部47を構成するトランジスタ48をオンさせて電源部
28の電圧をコイル51に供給し、電流を流す。そし
て、所定時間後ポートP3を「ハイ」にすると同時にポ
ートP4を「ロー」にして、コイル51に第4のスイッ
チ部47がオンしていた時よりも少ない電流を流して燃
料調節部50のオンを保持させる。反対にオフさせると
きは、ポートP4を「ハイ」にしてトランジスタ46を
オフにする。
部49は、燃料調節部50をオンさせる場合、ポートP
3を「ロー」にし、図9に示すように、第4のスイッチ
部47を構成するトランジスタ48をオンさせて電源部
28の電圧をコイル51に供給し、電流を流す。そし
て、所定時間後ポートP3を「ハイ」にすると同時にポ
ートP4を「ロー」にして、コイル51に第4のスイッ
チ部47がオンしていた時よりも少ない電流を流して燃
料調節部50のオンを保持させる。反対にオフさせると
きは、ポートP4を「ハイ」にしてトランジスタ46を
オフにする。
【0043】定電流部42の動作について詳しく説明す
ると、ダイオード43、44の順電圧(Vf)を加えた
電圧から、トランジスタ46のエミッタ−ベース間の電
圧を減じて抵抗45で除した電流がトランジスタ46の
ベース電流として流れる。そして、ベース電流のhFE
(電流増幅率)倍の一定電流がコイル51に流れ、定電
流部42の電流値は抵抗45によって決定できるように
なっている。
ると、ダイオード43、44の順電圧(Vf)を加えた
電圧から、トランジスタ46のエミッタ−ベース間の電
圧を減じて抵抗45で除した電流がトランジスタ46の
ベース電流として流れる。そして、ベース電流のhFE
(電流増幅率)倍の一定電流がコイル51に流れ、定電
流部42の電流値は抵抗45によって決定できるように
なっている。
【0044】そして、図10(a)に示すように、触媒
燃焼に移行後、燃焼部21の温度が第1の所定温度以下
に下降すると、制御部49は燃料調節部50が完全にオ
ンしていないと判断し、燃料調節部50を一旦オフし再
度オンさせる。逆に、図10(b)に示すように、燃焼
部1の温度が第2の所定温度以上に上昇すると、制御部
49は燃料調節部50が完全にオフしていないと判断
し、燃料調節部50を一旦オンし再度オフするようにし
ている。
燃焼に移行後、燃焼部21の温度が第1の所定温度以下
に下降すると、制御部49は燃料調節部50が完全にオ
ンしていないと判断し、燃料調節部50を一旦オフし再
度オンさせる。逆に、図10(b)に示すように、燃焼
部1の温度が第2の所定温度以上に上昇すると、制御部
49は燃料調節部50が完全にオフしていないと判断
し、燃料調節部50を一旦オンし再度オフするようにし
ている。
【0045】これにより、定電流部42により小電流で
燃料調節部50のオンを保持するので、機器の消費電力
を抑えて機器の使用時間を長くすることができるととも
に、燃料調節部50の電磁弁のひっかかり等で正常にオ
ン・オフができていないときに、一連の動作をさせてオ
ン・オフの状態を変えることにより正常な状態に戻すこ
とができる。
燃料調節部50のオンを保持するので、機器の消費電力
を抑えて機器の使用時間を長くすることができるととも
に、燃料調節部50の電磁弁のひっかかり等で正常にオ
ン・オフができていないときに、一連の動作をさせてオ
ン・オフの状態を変えることにより正常な状態に戻すこ
とができる。
【0046】なお、上記実施例では、オン・オフの一連
の動作を単数回させたが、複数回行えば、電磁弁の引っ
かかり等による誤動作を高い確率で直せるし、また、図
9に示すように、定電流部42は、第4のスイッチ部4
7がオフしてからオンさせているが、第4のスイッチ部
47のオンと同時に定電流部42をオンさせても、第4
のスイッチ部47により定電流部42のトランジスタ4
6がショートされた状態となるので、同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
の動作を単数回させたが、複数回行えば、電磁弁の引っ
かかり等による誤動作を高い確率で直せるし、また、図
9に示すように、定電流部42は、第4のスイッチ部4
7がオフしてからオンさせているが、第4のスイッチ部
47のオンと同時に定電流部42をオンさせても、第4
のスイッチ部47により定電流部42のトランジスタ4
6がショートされた状態となるので、同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
る着火部と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃
料調節部と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調
節部と前記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源
を供給する電源部と、手動によりオンし前記電源部の出
力をオン・オフする第1のスイッチ部と、前記制御部に
より制御され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持す
る第2のスイッチ部を備えたから、制御部により電源部
の供給を止めることで、燃焼部の温度が異常高温あるい
は異常低温になる等の異常が発生した場合でも、電源部
からの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止さ
せることができる。
発明によれば、燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
る着火部と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃
料調節部と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調
節部と前記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源
を供給する電源部と、手動によりオンし前記電源部の出
力をオン・オフする第1のスイッチ部と、前記制御部に
より制御され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持す
る第2のスイッチ部を備えたから、制御部により電源部
の供給を止めることで、燃焼部の温度が異常高温あるい
は異常低温になる等の異常が発生した場合でも、電源部
からの電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止さ
せることができる。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、矩
形波信号を直流電圧に変換する信号変換部と、この信号
変換部の出力電圧の大きさによってスイッチングする第
3のスイッチ部を備え、制御部は、正常動作時に所定の
電圧と周波数を持つ矩形波信号を出力し、異常動作時に
この矩形波電圧の電圧又は周波数を変化させた矩形波信
号を出力し前記第3のスイッチ部を介して第1のスイッ
チ部を制御するよう構成したから、万一、制御部が暴走
して所定の矩形波が出力できなくなると、電源部からの
電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させるこ
とができる。
形波信号を直流電圧に変換する信号変換部と、この信号
変換部の出力電圧の大きさによってスイッチングする第
3のスイッチ部を備え、制御部は、正常動作時に所定の
電圧と周波数を持つ矩形波信号を出力し、異常動作時に
この矩形波電圧の電圧又は周波数を変化させた矩形波信
号を出力し前記第3のスイッチ部を介して第1のスイッ
チ部を制御するよう構成したから、万一、制御部が暴走
して所定の矩形波が出力できなくなると、電源部からの
電源の供給を止めてすべての機器の動作を停止させるこ
とができる。
【0049】また、請求項3に記載の発明によれば、燃
料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部
と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前記燃
焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、この
燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部と、前
記温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部と前記
着火部を制御する制御部と、前記燃料調節部と前記着火
部と前記制御部と前記温度検知部に電源を供給する電源
部と、前記燃料調節部を所定の時間オンさせる第4のス
イッチ部と、所定の時間経過後前記燃料調節部に定電流
を流してオン状態を保持させる定電流部を備え、制御部
は、前記第4のスイッチ部と前記定電流部を制御するこ
とで前記燃料調節部を制御するよう構成したから、定電
流部により小電流で燃料調節部のオンを保持するので、
機器の消費電力を抑えて機器の使用時間を長くすること
ができる。
料ガスと空気を酸化反応させて熱を発生させる燃焼部
と、この燃焼部の温度を検知する温度検知部と、前記燃
焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料調節部と、この
燃料調節部からの出力燃料ガスに着火する着火部と、前
記温度検知部の出力信号を入力し前記燃料調節部と前記
着火部を制御する制御部と、前記燃料調節部と前記着火
部と前記制御部と前記温度検知部に電源を供給する電源
部と、前記燃料調節部を所定の時間オンさせる第4のス
イッチ部と、所定の時間経過後前記燃料調節部に定電流
を流してオン状態を保持させる定電流部を備え、制御部
は、前記第4のスイッチ部と前記定電流部を制御するこ
とで前記燃料調節部を制御するよう構成したから、定電
流部により小電流で燃料調節部のオンを保持するので、
機器の消費電力を抑えて機器の使用時間を長くすること
ができる。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、制
御部は、燃焼部の温度が温度制御レベルより低く設定し
た第1の所定温度以下に低下すると、燃料調節部を一旦
オフし再度オンするよう構成したから、燃料調節部のひ
っかかり等で正常にオン・オフができていないときに、
一連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることによ
り正常な状態に戻すことができる。
御部は、燃焼部の温度が温度制御レベルより低く設定し
た第1の所定温度以下に低下すると、燃料調節部を一旦
オフし再度オンするよう構成したから、燃料調節部のひ
っかかり等で正常にオン・オフができていないときに、
一連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることによ
り正常な状態に戻すことができる。
【0051】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御部は、燃焼部の温度が温度制御レベルより高く設定し
た第2の所定温度以上に上昇すると、燃料調節部を一旦
オンし再度オフするよう構成したから、燃料調節部のひ
っかかり等で正常にオン・オフができていないときに、
一連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることによ
り正常な状態に戻すことができる。
御部は、燃焼部の温度が温度制御レベルより高く設定し
た第2の所定温度以上に上昇すると、燃料調節部を一旦
オンし再度オフするよう構成したから、燃料調節部のひ
っかかり等で正常にオン・オフができていないときに、
一連の動作をさせてオン・オフの状態を変えることによ
り正常な状態に戻すことができる。
【0052】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御部は、燃焼部の温度が第1の所定温度以下に低下した
時、あるいは第2の所定温度以上に上昇した時は、燃料
調節部のオン・オフを複数回行うよう構成したから、燃
料調節部のひっかかり等で正常にオン・オフができてい
ないときに、一連の動作をさせてオン・オフの状態を変
えることにより正常な状態に戻る確率を高くすることが
できる。
御部は、燃焼部の温度が第1の所定温度以下に低下した
時、あるいは第2の所定温度以上に上昇した時は、燃料
調節部のオン・オフを複数回行うよう構成したから、燃
料調節部のひっかかり等で正常にオン・オフができてい
ないときに、一連の動作をさせてオン・オフの状態を変
えることにより正常な状態に戻る確率を高くすることが
できる。
【図1】本発明の第1の実施例の触媒燃焼装置のブロッ
ク回路図
ク回路図
【図2】同触媒燃焼装置の斜視図
【図3】同触媒燃焼装置の要部回路図
【図4】本発明の第2の実施例の触媒燃焼装置の要部回
路図
路図
【図5】(a)同触媒燃焼装置の制御部の正常動作時の
ポートP2の出力波形図 (b)同触媒燃焼装置の制御部の異常動作時のポートP
2の出力波形図
ポートP2の出力波形図 (b)同触媒燃焼装置の制御部の異常動作時のポートP
2の出力波形図
【図6】本発明の第3の実施例の触媒燃焼装置のブロッ
ク回路図
ク回路図
【図7】同触媒燃焼装置の斜視図
【図8】同触媒燃焼装置の要部回路図
【図9】同触媒燃焼装置の定電流部と第4のスイッチ部
の動作タイミングチャート
の動作タイミングチャート
【図10】(a)同触媒燃焼装置の燃焼部が所定温度以
下に低下したときの温度特性図 (b)同触媒燃焼装置の燃焼部が所定温度以上に上昇し
たときの温度特性図
下に低下したときの温度特性図 (b)同触媒燃焼装置の燃焼部が所定温度以上に上昇し
たときの温度特性図
【図11】従来の触媒燃焼装置の燃焼部の要部断面図
21 燃焼部 23 燃料調節部 24 着火部 25 温度検知部 26 制御部 27 温度設定部 28 電源部 29 第1のスイッチ部 32 第2のスイッチ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中井 厚仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
る着火部と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃
料調節部と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調
節部と前記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源
を供給する電源部と、手動によりオンし前記電源部の出
力をオン・オフする第1のスイッチ部と、前記制御部に
より制御され前記第1のスイッチ部のオン状態を保持す
る第2のスイッチ部を備えた触媒燃焼装置。 - 【請求項2】 矩形波信号を直流電圧に変換する信号変
換部と、この信号変換部の出力電圧の大きさによってス
イッチングする第3のスイッチ部を備え、制御部は、正
常動作時に所定の電圧と周波数を持つ矩形波信号を出力
し、異常動作時にこの矩形波電圧の電圧又は周波数を変
化させた矩形波信号を出力し前記第3のスイッチ部を介
して第1のスイッチ部を制御するよう構成した請求項1
記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項3】 燃料ガスと空気を酸化反応させて熱を発
生させる燃焼部と、この燃焼部の温度を検知する温度検
知部と、前記燃焼部への燃料ガスの供給を制御する燃料
調節部と、この燃料調節部からの出力燃料ガスに着火す
る着火部と、前記温度検知部の出力信号を入力し前記燃
料調節部と前記着火部を制御する制御部と、前記燃料調
節部と前記着火部と前記制御部と前記温度検知部に電源
を供給する電源部と、前記燃料調節部を所定の時間オン
させる第4のスイッチ部と、所定の時間経過後前記燃料
調節部に定電流を流してオン状態を保持させる定電流部
を備え、制御部は、前記第4のスイッチ部と前記定電流
部を制御することで前記燃料調節部を制御するよう構成
した触媒燃焼装置。 - 【請求項4】 制御部は、燃焼部の温度が温度制御レベ
ルより低く設定した第1の所定温度以下に低下すると、
燃料調節部を一旦オフし再度オンするよう構成した請求
項3記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項5】 制御部は、燃焼部の温度が温度制御レベ
ルより高く設定した第2の所定温度以上に上昇すると、
燃料調節部を一旦オンし再度オフするよう構成した請求
項3または4記載の触媒燃焼装置。 - 【請求項6】 制御部は、燃焼部の温度が第1の所定温
度以下に低下した時、あるいは第2の所定温度以上に上
昇した時は、燃料調節部のオン・オフを複数回行うよう
構成した請求項4または5記載の触媒燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298266A JPH11132450A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 触媒燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9298266A JPH11132450A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 触媒燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11132450A true JPH11132450A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17857417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9298266A Pending JPH11132450A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 触媒燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11132450A (ja) |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9298266A patent/JPH11132450A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4369756A (en) | Plasma jet ignition system for internal combustion engine | |
US4125356A (en) | Safety equipment for gas burner | |
KR101924359B1 (ko) | 코로나 방전 점화 시스템에서 아크 형성을 제어하는 시스템 및 방법 | |
EP1180212B1 (en) | Ignition system for an internal combustion engine | |
JPH11132450A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
US4203052A (en) | Solid state ignition system | |
JPH0219376B2 (ja) | ||
JP2001068279A (ja) | 電子式全波スタータ | |
JP3843599B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JP2000028136A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JPH09329327A (ja) | 燃焼機器の安全装置 | |
JPH11141873A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JP2731858B2 (ja) | ガス機器の安全装置 | |
JPS6359047B2 (ja) | ||
KR880002454Y1 (ko) | 가스 연소기구의 안전장치 | |
JPH0366569B2 (ja) | ||
JPH11132449A (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JP3700352B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
JP2586245B2 (ja) | 気化式燃焼機の制御装置 | |
JPH09250741A (ja) | 燃焼装置 | |
KR0131391Y1 (ko) | 전원제어용 가스렌지의 순간착화장치 | |
JPH0735012A (ja) | エンジンの点火回路 | |
JPH09196362A (ja) | 燃焼装置 | |
JPH01312324A (ja) | タイマ付点火装置 | |
JPH025259Y2 (ja) |