JPH11270769A - 乙型電気融着継手 - Google Patents
乙型電気融着継手Info
- Publication number
- JPH11270769A JPH11270769A JP10077779A JP7777998A JPH11270769A JP H11270769 A JPH11270769 A JP H11270769A JP 10077779 A JP10077779 A JP 10077779A JP 7777998 A JP7777998 A JP 7777998A JP H11270769 A JPH11270769 A JP H11270769A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- joint
- conductive wire
- electric fusion
- fusion
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- Pending
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- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な方法でターミナルピンに連結される導
電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の可能な
乙型電気融着継手を提供する。 【解決手段】 樹脂継手本体１の少なくとも２個以上の
接続口２に電気融着継手３が接合され、かつ各電気融着
継手３の電熱線５がターミナルピン４を導電線６で連結
することにより電気的に直列に結合された乙型電気融着
継手であって、導電線６が樹脂継手本体１の表面に設け
られた溝部７内に埋設された乙型電気融着継手など。
電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の可能な
乙型電気融着継手を提供する。 【解決手段】 樹脂継手本体１の少なくとも２個以上の
接続口２に電気融着継手３が接合され、かつ各電気融着
継手３の電熱線５がターミナルピン４を導電線６で連結
することにより電気的に直列に結合された乙型電気融着
継手であって、導電線６が樹脂継手本体１の表面に設け
られた溝部７内に埋設された乙型電気融着継手など。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエチレン、ポリ
ブテンなどの熱可塑性樹脂でできた樹脂管同士を接続す
ための電気融着継手、特に、樹脂継手本体の接続口に後
から電気融着継手が接合された乙型電気融着継手に関す
る。
ブテンなどの熱可塑性樹脂でできた樹脂管同士を接続す
ための電気融着継手、特に、樹脂継手本体の接続口に後
から電気融着継手が接合された乙型電気融着継手に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】電気融着継手は、接続すべき樹脂管の外
面を電気融着継手内面に近接させ、電気融着継手の内面
近傍に設けられた電熱線にターミナルピンから通電加熱
して電気融着継手と樹脂管を融着させ、樹脂管同士を接
続する継手であり、ソケット型、エルボ型、チーズ型、
キャップ型など種々のタイプがある。
面を電気融着継手内面に近接させ、電気融着継手の内面
近傍に設けられた電熱線にターミナルピンから通電加熱
して電気融着継手と樹脂管を融着させ、樹脂管同士を接
続する継手であり、ソケット型、エルボ型、チーズ型、
キャップ型など種々のタイプがある。
【０００３】こうしたタイプの電気融着継手のうち小口
径の継手は、予め射出成形により作製したインナーに裸
の電熱線を巻き付けたり、射出成形用の金属中子に樹脂
被覆された電熱線を巻き付けた後、射出成形により一体
成形して作製され、甲型電気融着継手と呼ばれている。
径の継手は、予め射出成形により作製したインナーに裸
の電熱線を巻き付けたり、射出成形用の金属中子に樹脂
被覆された電熱線を巻き付けた後、射出成形により一体
成形して作製され、甲型電気融着継手と呼ばれている。
【０００４】一方、呼び径が大口径になると、金型など
の開発コストが飛躍的に増大するため、多くの需要が見
込まれるソケット型のような継手は上記の甲型電気融着
継手と同様な方法で作製されるが、多くの需要が見込め
ないエルボ型やチーズ型などの継手は、特開平５−２５
６３９１号公報に開示されているように、樹脂継手本体
の接続口にソケット型のような単純な形状の電気融着継
手をバット融着などで後付けして作製され、乙型電気融
着継手と呼ばれている。
の開発コストが飛躍的に増大するため、多くの需要が見
込まれるソケット型のような継手は上記の甲型電気融着
継手と同様な方法で作製されるが、多くの需要が見込め
ないエルボ型やチーズ型などの継手は、特開平５−２５
６３９１号公報に開示されているように、樹脂継手本体
の接続口にソケット型のような単純な形状の電気融着継
手をバット融着などで後付けして作製され、乙型電気融
着継手と呼ばれている。
【０００５】通常、乙型電気融着継手では、一回の通電
で融着接合を行える甲型電気融着の場合とは異なり、樹
脂継手本体の接続口に接合された各電気融着継手ごとに
通電する必要があるので、これまで需要家より一回の通
電で済ませられる継手に対する強い要望があった。
で融着接合を行える甲型電気融着の場合とは異なり、樹
脂継手本体の接続口に接合された各電気融着継手ごとに
通電する必要があるので、これまで需要家より一回の通
電で済ませられる継手に対する強い要望があった。
【０００６】最近、ターミナルピンを導電線で連結する
ことにより各電気融着継手の電熱線を電気的に直列に結
合して、一回の通電で融着接合を行える乙型電気融着継
手が開発され、試用されている。
ことにより各電気融着継手の電熱線を電気的に直列に結
合して、一回の通電で融着接合を行える乙型電気融着継
手が開発され、試用されている。
【０００７】図２に、一回の通電で融着接合の可能な従
来の乙型電気融着継手を示す。これはチーズ型の乙型電
気融着継手の断面図で、樹脂継手本体１の両袖の接続口
２に、一対のターミナルピン４と電熱線５の設けられた
ソケット型の電気融着継手３がバット融着されており、
両袖の電気融着継手３の電熱線５はターミナルピン４を
被覆された導電線６で連結することにより電気的に直列
に結合されている。したがって、導電線６と連結されて
ないターミナルピン４から一回の通電をするだけで融着
接合が行える。
来の乙型電気融着継手を示す。これはチーズ型の乙型電
気融着継手の断面図で、樹脂継手本体１の両袖の接続口
２に、一対のターミナルピン４と電熱線５の設けられた
ソケット型の電気融着継手３がバット融着されており、
両袖の電気融着継手３の電熱線５はターミナルピン４を
被覆された導電線６で連結することにより電気的に直列
に結合されている。したがって、導電線６と連結されて
ないターミナルピン４から一回の通電をするだけで融着
接合が行える。
【０００８】また、導電線６は樹脂継手本体１上に配設
されるため、作業中に導電線６に引っかからないよう
に、ターミナルピン４およびそれに連結される導電線６
全体が継手の樹脂と同種の樹脂でできた樹脂製カバー９
で覆われている。
されるため、作業中に導電線６に引っかからないよう
に、ターミナルピン４およびそれに連結される導電線６
全体が継手の樹脂と同種の樹脂でできた樹脂製カバー９
で覆われている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
一回の通電で融着接合の可能な乙型電気融着継手では、
ターミナルピンに連結される導電線全体を覆う樹脂製カ
バーを継手のサイズや形状に応じて別途作製し、継手部
に融着しなければならず、その製造には著しく手間と時
間がかかる。
一回の通電で融着接合の可能な乙型電気融着継手では、
ターミナルピンに連結される導電線全体を覆う樹脂製カ
バーを継手のサイズや形状に応じて別途作製し、継手部
に融着しなければならず、その製造には著しく手間と時
間がかかる。
【００１０】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、簡便な方法でターミナルピンに連結さ
れる導電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の
可能な乙型電気融着継手を提供することを目的とする。
なされたもので、簡便な方法でターミナルピンに連結さ
れる導電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の
可能な乙型電気融着継手を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記課題は、樹脂継手本
体の少なくとも２個以上の接続口に電気融着継手が接合
され、かつ前記各電気融着継手の電熱線がターミナルピ
ンを導電線で連結することにより電気的に直列に結合さ
れた乙型電気融着継手であって、前記導電線が前記樹脂
継手本体の表面に設けられた溝内に埋設された乙型電気
融着継手により解決される。
体の少なくとも２個以上の接続口に電気融着継手が接合
され、かつ前記各電気融着継手の電熱線がターミナルピ
ンを導電線で連結することにより電気的に直列に結合さ
れた乙型電気融着継手であって、前記導電線が前記樹脂
継手本体の表面に設けられた溝内に埋設された乙型電気
融着継手により解決される。
【００１２】樹脂継手本体の少なくとも２個以上の接続
口に電気融着継手が接合されており、各電気融着継手の
電熱線はターミナルピンを導電線で連結することにより
電気的に直列に結合されているので、一回の通電で融着
接合を行える。
口に電気融着継手が接合されており、各電気融着継手の
電熱線はターミナルピンを導電線で連結することにより
電気的に直列に結合されているので、一回の通電で融着
接合を行える。
【００１３】射出成形時に樹脂継手本体の表面に溝を設
け、その溝内に導電線が埋設されるようにしておけば、
ターミナルピンに連結される導電線をその溝内へ押し込
むだけで、すなわち簡便に導電線を覆うことができる。
また、導電線が溝内に埋設されるので、作業中の引っか
かり事故を防止できる。
け、その溝内に導電線が埋設されるようにしておけば、
ターミナルピンに連結される導電線をその溝内へ押し込
むだけで、すなわち簡便に導電線を覆うことができる。
また、導電線が溝内に埋設されるので、作業中の引っか
かり事故を防止できる。
【００１４】ターミナルピンと導電線の連結部を非導電
性キャップでカバーすれば、感電事故を防止できるので
より好ましい。このとき、ターミナルピンの周辺の樹脂
隆起部のサイズに合った非導電性キャップを用意すれ
ば、そのキャップをこの樹脂隆起部に被せて固定するだ
けでよい。
性キャップでカバーすれば、感電事故を防止できるので
より好ましい。このとき、ターミナルピンの周辺の樹脂
隆起部のサイズに合った非導電性キャップを用意すれ
ば、そのキャップをこの樹脂隆起部に被せて固定するだ
けでよい。
【００１５】ターミナルピンが雄ネジ構造を有していれ
ば、導電線との連結を雌ネジを用いて行えるのでより簡
便である。
ば、導電線との連結を雌ネジを用いて行えるのでより簡
便である。
【００１６】
【発明の実施の形態】図１に、本発明である乙型電気融
着継手の１実施の形態を示す。図１で、（ａ）は継手の
断面を、（ｂ）はＡ−Ａ部の断面を表す。
着継手の１実施の形態を示す。図１で、（ａ）は継手の
断面を、（ｂ）はＡ−Ａ部の断面を表す。
【００１７】この乙型電気融着継手は、図２に示す継手
と同様、チーズ型の継手である。（ａ）に示すように、
樹脂継手本体１の両袖の接続口２に、一対のターミナル
ピン４と電熱線５の設けられたソケット型の電気融着継
手３がバット融着されている。両袖の電気融着継手３の
電熱線５はターミナルピン４を導電線６で連結すること
により電気的に直列に結合されているので、一回の通電
で融着接合を行える。
と同様、チーズ型の継手である。（ａ）に示すように、
樹脂継手本体１の両袖の接続口２に、一対のターミナル
ピン４と電熱線５の設けられたソケット型の電気融着継
手３がバット融着されている。両袖の電気融着継手３の
電熱線５はターミナルピン４を導電線６で連結すること
により電気的に直列に結合されているので、一回の通電
で融着接合を行える。
【００１８】（ｂ）に示すように、導電線６は樹脂継手
本体１の表面に継手の射出成形時に設けた溝部７に埋設
されるので、導電線６を覆う特別のカバーは不要であ
る。また、その埋設は手などで押し込むことにより簡便
に行える。溝部７は、強度確保の点から図のように樹脂
継手本体１の外面に隆起させて設けるのが好ましい。
本体１の表面に継手の射出成形時に設けた溝部７に埋設
されるので、導電線６を覆う特別のカバーは不要であ
る。また、その埋設は手などで押し込むことにより簡便
に行える。溝部７は、強度確保の点から図のように樹脂
継手本体１の外面に隆起させて設けるのが好ましい。
【００１９】ターミナルピン４と導電線６の連結部は非
導電性キャップ８でカバーされているので、感電を防止
できる。この非導電性キャップ８のサイズはターミナル
ピン４の周辺の樹脂隆起部のサイズに合致されており、
このキャップ８は樹脂隆起部に被せるだけで固定され
る。非導電性キャップ８は、非導電性であればどんな材
料で作製されていてもよいが、樹脂やゴムで作製するの
が安価で簡便である。
導電性キャップ８でカバーされているので、感電を防止
できる。この非導電性キャップ８のサイズはターミナル
ピン４の周辺の樹脂隆起部のサイズに合致されており、
このキャップ８は樹脂隆起部に被せるだけで固定され
る。非導電性キャップ８は、非導電性であればどんな材
料で作製されていてもよいが、樹脂やゴムで作製するの
が安価で簡便である。
【００２０】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、簡便な方法でターミナルピンに連結される導
電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の可能な
乙型電気融着継手を提供できる。
いるので、簡便な方法でターミナルピンに連結される導
電線を覆うことができる一回の通電で融着接合の可能な
乙型電気融着継手を提供できる。
【図１】本発明である乙型電気融着継手の１実施の形態
を示す図である。
を示す図である。
【図２】一回の通電で融着接合の可能な従来の乙型電気
融着継手を示す図である。
融着継手を示す図である。
１ 樹脂継手本体 ２ 樹脂継手本体の接続口 ３ 電気融着継手 ４ ターミナルピン ５ 電熱線 ６ 導電線 ７ 溝部 ８ 非導電性キャップ ９ 樹脂製カバー
Claims (3)
- 【請求項１】 樹脂継手本体の少なくとも２個以上の接
続口に電気融着継手が接合され、かつ前記各電気融着継
手の電熱線がターミナルピンを導電線で連結することに
より電気的に直列に結合された乙型電気融着継手であっ
て、前記導電線が前記樹脂継手本体の表面に設けられた
溝内に埋設された乙型電気融着継手。 - 【請求項２】 前記ターミナルピンと前記導電線の連結
部が非導電性キャップでカバーされた請求項１に記載の
乙型電気融着継手。 - 【請求項３】 前記ターミナルピンが雄ネジ構造を有し
ている請求項１または請求項２に記載の乙型電気融着継
手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10077779A JPH11270769A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 乙型電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10077779A JPH11270769A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 乙型電気融着継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11270769A true JPH11270769A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13643465
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10077779A Pending JPH11270769A (ja) | 1998-03-25 | 1998-03-25 | 乙型電気融着継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11270769A (ja) |
-
1998
- 1998-03-25 JP JP10077779A patent/JPH11270769A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20031211 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060725 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |