JPH11270762A - 離脱防止管継手 - Google Patents

離脱防止管継手

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Publication number
JPH11270762A
JPH11270762A JP6916298A JP6916298A JPH11270762A JP H11270762 A JPH11270762 A JP H11270762A JP 6916298 A JP6916298 A JP 6916298A JP 6916298 A JP6916298 A JP 6916298A JP H11270762 A JPH11270762 A JP H11270762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular groove
opening
fitted
side annular
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6916298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Sakaguchi
眞幸 坂口
Atsushi Maki
厚 槇
Yorinobu Akaishi
▲頼▼信 赤石
Yoshiki Yamada
良樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH11270762A publication Critical patent/JPH11270762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂材からなる両管体の受口と挿口とを
水密性を維持して確実に嵌合させること。 【解決手段】 一方の管体1の端部に設けた受口1aの
内周面に開口部側環状溝3と奥部側環状溝4とが形成さ
れ、開口部側環状溝3に環状弾性シール材5が嵌合され
ると共に、奥部側環状溝4にロックリング7が嵌合され
ており、他方の管体2に設けた挿口2aを受口1aに挿
入することにより、弾性シール材5の先端部が挿口2a
の外周面に密着されると共に、挿口2aの先端に突設し
たストッパー8がロックリング7に係合されるものであ
って、両管体1,2が合成樹脂材により形成され、開口
部側環状溝3内の弾性シール材5より開口部側にバック
アップリング10が嵌合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂材からな
る両管体の受口と挿口とをスリップオン式に嵌合させる
ようにした離脱防止管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の離脱防止管継手の一例と
して特開平5−231572号公報に記載したものがあ
る。これは、図4に示すように、一方の管体1の端部に
設けた受口1aの内周面に開口部側環状溝3と奥部側環
状溝4とが形成され、開口部側環状溝3にゴム製環状弾
性シール材5が嵌合されると共に、奥部側環状溝4にゴ
ム製支持リング6を介してロックリング7が嵌合されて
いる。また、他方の管体2の端部に設けた挿口2aの外
周面先端にストッパー8が突設されている。
【0003】上記構成において、挿口2aを受口1a内
に挿入するだけで、該挿口2aのストッパー8が受口1
aの奥部まで差し込まれてロックリング7に係合され、
受口1aと挿口2aとが離脱不能に嵌合されると共に、
弾性シール材5の先端部が挿口2aの外周面に密着され
て水密性が保持される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
挿口2aを受口1aにスリップオン式に嵌合させるた
め、その受口1aと挿口2aとの間に比較的大きな隙間
αが生じるが、両管体1,2が鉄管からなり、その剛性
が高いため、曲げ応力や偏心荷重がかかっても、該両管
体1,2が変形されずに同心状態を維持し、その両管体
1,2内を流通する流水の水圧aにより弾性シール材5
が隙間α内に押し出されることがない。しかし、大重量
で運搬や据え付けに手間がかかり、腐食される。
【0005】そこで、両管体1,2を合成樹脂材により
形成することが考えられるが、これでは、剛性が不足す
るため、両管体1,2にかかる曲げ応力や偏心荷重によ
って該両管体1,2が変形されて前記隙間αが部分的に
大きくなり、特に、剛性不足を補うため、ストッパー8
の高さを大きくしてロックリング7に確実に係合させる
ようにした場合には、前記隙間αが一層大きくなり、そ
の隙間αから水圧aに耐えきれなくなった弾性シール材
5が飛び出して水密性が損なわれる虞れがある(図5仮
想線参照)。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、合成樹脂材
からなる両管体の受口と挿口とを水密性を維持して確実
に嵌合させることができる離脱防止管継手を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、一方の管体の端部に設けた
受口の内周面に開口部側環状溝と奥部側環状溝とが形成
され、前記開口部側環状溝に環状弾性シール材が嵌合さ
れると共に、前記奥部側環状溝にロックリングが嵌合さ
れ、他方の管体に設けた挿口の外周面先端にストッパー
が突設されており、前記受口に挿口を挿入することによ
り、前記弾性シール材の先端部が挿口の外周面に密着さ
れると共に、前記ストッパーが前記ロックリングに係合
されるようにした離脱防止管継手において、前記両管体
が合成樹脂材により形成され、前記開口部側環状溝内の
前記弾性シール材より開口部側にバックアップリングが
嵌合されていることを特徴としている。
【0008】上記構成によれば、合成樹脂材からなる両
管体が剛性不足により変形されて受口と挿口との間の隙
間が部分的に大きくなっても、その隙間をバックアップ
リングにより塞ぐので、従来のように隙間から水圧に耐
えきれなくなった弾性シール材が飛び出す虞れがなく、
水密性を確実に維持することができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、開口部側環状溝のバックアップリング対向
側面が開口部に向けて先すぼまり状に傾斜するテーパ面
とされていることを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、水圧により弾性シール
材がバックアップリングに押し付けられると、該バック
アップリングがテーパ面に沿って開口部側に移動されて
すぼまり、そのバックアップリングにより受口と挿口と
の間の隙間を確実に塞ぐので、水密性を一層向上させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の一形態であ
る離脱防止管継手を示すものであって、両管体1,2が
ポリオレフィンなどの合成樹脂材により形成されると共
に、ストッパー8が挿口2aに一体形成され、開口部側
環状溝3内の弾性シール材5より開口部側にバックアッ
プリング10が嵌合されている。なお、11は挿口2a
の内周面に嵌合させた補強用金属製インナーコアであ
る。上記以外の構成は図4に示す従来例とほぼ同じであ
るから同一部分に同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0012】図2に示すように、前記開口部側環状溝3
のバックアップリング対向面が開口部に向けて所定角度
β(この実施の形態では45°)で先すぼまり状に傾斜
するテーパ面3aとされている。
【0013】前記バックアップリング10は、塩化ビニ
ルやポリアセタールなどの合成樹脂材により横断面略三
角形状の締まり勝手の一つ割りリングからなり、その内
径が挿口2aの外径とほぼ同径に形成され、その正面が
テーパ面3aとほぼ同一角度の傾斜面10aに形成され
ている。
【0014】上記構成において、水圧aにより弾性シー
ル材5がバックアップリング10に押し付けられると、
該バックアップリング10がテーパ面3aに沿って開口
部側に移動してすぼめられるので(図2仮想線参照)、
そのバックアップリング10により受口1aと挿口2a
との間の隙間αを確実に塞ぐことができる。従って、合
成樹脂材からなる両管体1,2が剛性不足により変形さ
れて受口1aと挿口2aとの間の隙間αが部分的に大き
くなっても、その隙間αから水圧に耐えきれなくなった
弾性シール材5が飛び出す虞れがなく、水密性を確実に
維持することができる。
【0015】図3は本発明の実施の他の形態を示すもの
であって、バックアップリング10が横断面略四角形状
の締まり勝手の一つ割りリングからなっている。これ以
外の構成及び作用効果は図2に示す実施の一形態とほぼ
同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明
を省略する。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、合成樹脂
材からなる両管体が剛性不足により変形されて受口と挿
口との間の隙間が部分的に大きくなっても、その隙間を
バックアップリングで塞ぐので、従来のように隙間から
水圧に耐えきれなくなった弾性シール材が飛び出す虞れ
がなく、水密性を確実に維持することができる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、水圧により
弾性シール材がバックアップリングに押し付けられる
と、該バックアップリングがテーパ面に沿って開口部側
に移動してすぼめられるので、そのバックアップリング
により受口と挿口との間の隙間を確実に塞ぐことがで
き、水密性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態である離脱防止管継手
の縦断面図である。
【図2】 同要部の拡大縦断面図である。
【図3】 本発明の実施の他の形態である離脱防止管継
手の要部拡大縦断面図である。
【図4】 従来例を示す縦断面図である。
【図5】 同要部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 一方の管体 1a 受口 2 他方の管体 2a 挿口 3 開口部側環状溝 3a テーパ面 4 奥部側環状溝 5 弾性シール材 7 ロックリング 8 ストッパー 10 バックアップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 良樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タビニルパイプ工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の管体の端部に設けた受口の内周面
    に開口部側環状溝と奥部側環状溝とが形成され、前記開
    口部側環状溝に環状弾性シール材が嵌合されると共に、
    前記奥部側環状溝にロックリングが嵌合され、他方の管
    体に設けた挿口の外周面先端にストッパーが突設されて
    おり、前記受口に挿口を挿入することにより、前記弾性
    シール材の先端部が挿口の外周面に密着されると共に、
    前記ストッパーが前記ロックリングに係合されるように
    した離脱防止管継手において、前記両管体が合成樹脂材
    により形成され、前記開口部側環状溝内の前記弾性シー
    ル材より開口部側にバックアップリングが嵌合されてい
    ることを特徴とする離脱防止管継手。
  2. 【請求項2】 開口部側環状溝のバックアップリング対
    向側面が開口部に向けて先すぼまり状に傾斜するテーパ
    面とされていることを特徴とする請求項1記載の離脱防
    止管継手。
JP6916298A 1998-03-19 1998-03-19 離脱防止管継手 Pending JPH11270762A (ja)

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JP6916298A JPH11270762A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 離脱防止管継手

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159183A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Kubota Corp 既設管更正工法用耐震継手
KR100696402B1 (ko) 2005-10-14 2007-03-19 한국주철관공업주식회사 내진형 관 연결구
JP2011144569A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Nishimatsu Constr Co Ltd セグメントのシール構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001159183A (ja) * 1999-12-02 2001-06-12 Kubota Corp 既設管更正工法用耐震継手
KR100696402B1 (ko) 2005-10-14 2007-03-19 한국주철관공업주식회사 내진형 관 연결구
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