JPH11269804A - レール研磨装置 - Google Patents

レール研磨装置

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JPH11269804A
JPH11269804A JP9665998A JP9665998A JPH11269804A JP H11269804 A JPH11269804 A JP H11269804A JP 9665998 A JP9665998 A JP 9665998A JP 9665998 A JP9665998 A JP 9665998A JP H11269804 A JPH11269804 A JP H11269804A
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JP
Japan
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rail
polishing
polishing apparatus
grindstone
polished
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Application number
JP9665998A
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English (en)
Inventor
Norio Inomata
紀夫 猪俣
Keiji Saito
啓二 斉藤
Kumaki Sato
熊喜 佐藤
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
Shin Tsukahara
慎 塚原
Keiichi Sato
恵一 佐藤
Shinichi Ito
信一 伊藤
Tokunori Tamaki
徳範 玉木
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East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人力によらず簡易かつ安全・確実にレール側
面を研磨可能なレール研磨装置を提供する。 【解決手段】 鉄道のレールR上に載置されレールRに
反力をとるように構成された絶縁車輪11,12及び台
枠10と、エンジン20からの回転力により回転する砥
石34を有し、絶縁車輪11等に反力をとりつつレール
の頭部側面S1と腹部側面S2を砥石34の側面により
研磨する研磨部3と、絶縁車輪11等に反力をとりつつ
砥石34をレール側面に密着させるよう付勢するスプリ
ング40等を有する付勢部4を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道のレールボン
ド取付作業等においてレール頭部側面又はレールの腹部
側面の研磨等を行うためのレール研磨装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】鉄道においては、同一線路上で2つ以上
の列車が運転される場合に、追突や衝突等の事故を防止
するため、線路を複数の区間(以下、「閉そく区間」と
いう。)に分割し、1つの列車が1つの閉そく区間を完
全に通過し終るまでは、続行走行列車や対向走行列車を
その閉そく区間内に進入させないように規制する運転保
安方式(以下、「閉そく方式」という。)を採用する場
合がある。
【0003】このような閉そく方式においては、閉そく
区間の2本のレールを相互に電気的接続して細長い長方
形状の電気回路(以下、「軌道回路」という。)を構成
するとともに、隣り合う前後の閉そく区間とは電気的に
絶縁し、2本のレールが列車の車軸で電気的に短絡され
たことを検知することにより、その閉そく区間内に列車
が存在することを検知する。このため、閉そく区間内で
は、上記の軌道回路を構成するため、線路方向に前後に
隣接するレールの間のレール継目を、「レールボンド」
と呼ばれる部材で電気的に接続する。
【0004】このレールボンドは、軟銅線等の電気的導
体をより合わせること等により形成されるひも状の部材
の両端に電気的端子を取り付けた部材(図示せず)であ
る。このレールボンドの両端の端子は、レール継目箇所
の隣接する2つのレール端部(レールの頭部側面又はレ
ールの腹部側面)にそれぞれアセチレン溶接等によって
ロウ付け溶接される。
【0005】上記のレールボンドに不良や欠陥がある
と、軌道回路の電気抵抗が大きくなり、信号故障、ひい
ては列車運転保安の支障等の原因にもなるおそれがあ
る。このため、レールボンド溶接の前には、レール継目
箇所の隣接する前後のレール端部の該当するレール側面
を十分に研磨し、レール地肌が均一に出るようにする必
要がある。また、レール研磨の質が悪いと、端子からの
ロウ漏れ等が発生し、レールボンド溶接作業に長い時間
がかかってしまう。レールボンド取付作業は、列車通過
の合間に行う作業であるため、レールボンド取付作業全
体の迅速化の観点からも、質の高いレール研磨を行う必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、上記
のレール研磨は、図5に示すように、人力で行われてい
た。すなわち、図5に示すように、レール研磨作業者2
00は、回転駆動源を内蔵するレール研磨盤201を手
で持ち、中腰の姿勢となって、レール継目箇所203の
レールRの頭部側面S1又は腹部側面S2に、回転する
砥石202を当てて、研磨を行っていた。このような人
力によるレール研磨作業には、以下のような問題点があ
った。
【0007】 従来の人力によるレール研磨作業の姿
勢は、身体に悪影響を与え、レール研磨作業者200の
腰痛等の原因となっていた。また、レールRの地肌を均
一に出すように研磨するためには経験・熟練が必要であ
るが、熟練作業者を確保することは年々困難となってい
た。これらのことから、作業労力の軽減、及び経験の少
ない者でも簡易に作業ができる対策が望まれていた。
【0008】 回転する砥石202がレールRの側面
等によりはね、レール研磨作業者200の身体に接触
し、障害事故を発生することがあり、安全に作業を行う
ことができる対策が要請されていた。
【0009】 従来は、レールRの研磨に伴い、鉄粉
等が飛散するため、レール研磨作業者200は、ヘルメ
ット204のほか、防塵マスク205や防塵眼鏡206
を着用して研磨作業を行っていたが、鉄粉等は微細なた
め、これらの対策でも十分ではなく、鉄粉等がレール研
磨作業者200の目に入る等の障害事故が発生してお
り、労働衛生環境の観点からも、改善が望まれていた。
【0010】 レールボンド取付作業には、レール研
磨作業、レールボンド溶接作業等に関連して、多種類の
工具が必要であるが、従来は、工具種類・個数の多さも
関係し、これらの工具のいくつかを現地に運搬すること
を忘れることがあり、最適な工具を使用できないために
レール研磨やレールボンド溶接の質が低下する場合があ
った。したがって、レールボンドの質を向上させるた
め、このような工具携帯の失念を防止し得る対策も望ま
れていた。
【0011】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、人
力によらず簡易かつ安全・確実にレール側面を研磨可能
なレール研磨装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るレール研磨装置は、鉄道のレール上に
載置され前記レールに反力をとるように構成された支持
手段と、回転駆動源からの回転力により回転する円柱状
の砥石を有し、前記支持手段に反力をとりつつ前記レー
ルの頭部側面と前記レールの腹部側面を含む被研磨面を
前記砥石の円柱側面により研磨する研磨手段と、前記支
持手段に反力をとりつつ前記砥石を前記被研磨面に密着
させるよう付勢する付勢手段を備えることを特徴とす
る。
【0013】上記のレール研磨装置において、好ましく
は、前記支持手段は、前記レール上に載置、又は前記レ
ール上を移動可能な台車である。
【0014】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記支持手段は、前記レールの頭部に嵌合可
能なフランジを有し前記レール上に載置又は転動可能な
2個以上の車輪であり、前記反力は前記フランジにより
前記レールの頭部側面に作用するように構成される。
【0015】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記付勢手段は、弾性反発力により前記付勢
作用を行うバネである。
【0016】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記バネに予め変位量を付与可能な調整ネジ
を備え、前記砥石を前記被研磨面に密着させる付勢力を
調整可能とした。
【0017】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記砥石を前記レールの長手方向に平行にス
ライド前進又はスライド後退させて所定領域の研磨を行
う砥石スライド手段を備える。
【0018】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記砥石の鉛直方向位置を調整し固定可能な
砥石鉛直位置調整手段を備える。
【0019】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記砥石を前記レールの被研磨面に密着させ
ない砥石非密着状態に保持することと、前記砥石を前記
レールの被研磨面に密着させる砥石密着状態に移行させ
ることとを切り換え可能な砥石保安手段を備える。
【0020】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記レールの研磨に伴いレール研磨箇所から
発生する鉄粉を含む塵埃が周囲に飛散することを防止す
る防塵手段を備える。
【0021】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記レールの研磨において、前記支持手段が
水平状態となっていることを確認する水平確認手段を備
える。
【0022】また、上記のレール研磨装置において、好
ましくは、前記レールの継目箇所にレールボンドを取り
付けるための前記レール研磨又はレールボンド溶接に必
要な工具を収納する工具箱、若しくは前記レールボンド
溶接を行う溶接機器を備える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレール研磨装
置の実施形態について、図面を参照しながら説明を行
う。
【0024】図1は、本発明の一実施形態であるレール
ボンド取付作業車のレール直角方向に見た側面図であ
る。図2は、図1に示すレールボンド取付作業車の上面
図である。また、図3は、図1に示すレールボンド取付
作業車のレール方向に見た正面図である。また、図4
は、図1に示すレールボンド取付作業車における砥石付
近の詳細な構成を示す拡大背面図である。
【0025】図1〜3に示すように、このレールボンド
取付作業車100は、支持・移動部1と、駆動部2と、
研磨部3と、付勢部4と、関連機能部5を備えて構成さ
れている。
【0026】支持・移動部1は、このレールボンド取付
作業車100を支持し、かつ移動や運搬をさせることが
できるように構成された部分である。支持・移動部1
は、台枠10と、絶縁車輪11,12と、運搬用棒13
と、スライド用棒14と、取手15a,15b,15
c,15dと、スタンド16を有している。台枠10
と、絶縁車輪11,12は、台車を構成している。支持
・移動部1は、鋼材で構成してもよいし、アルミニウム
やアルミニウム合金、各種硬質プラスチック材料等を適
宜用いて軽量構造としてもよい。
【0027】台枠10は、ビーム(梁)状の部材と、こ
れに垂直な連結部材等を接合し、枠状に形成した部材で
ある。あるいは、台枠は、箱状、板状等の部材であって
もよい。
【0028】台枠10には、2つの絶縁車輪11と12
が設けられ、回転可能に軸支されている。絶縁車輪11
には、図3に示すように、フランジF1とF2が設けら
れており、絶縁車輪11がレールR上に載置された場合
に、レールRの頭部から離脱しないようになっている。
図示はしていないが、絶縁車輪12も同様なフランジを
有している。
【0029】また、図示はしていないが、絶縁車輪1
1,12の車軸と台枠10との間にはゴム系材料やプラ
スチック材料等の電気絶縁材料からなる軸受け部材等が
介設されており、このレールボンド取付作業車100
が、図1に示すように、レール継目の間隙Vを挟んで前
後のレールR,R′にまたがる状態となっても、前後の
レールRとR′とが電気的に短絡することがないように
構成されている。これは、異なる閉そく区間にまたがる
レール間隙では、前後のレールR,R′どうしで短絡す
ると、2つの軌道回路が短絡することになり、信号制御
上は列車が存在することになってしまうからである。
【0030】運搬用棒13は、図1〜3に示すように、
台枠10に斜め上方に向けて取り付けられた棒状部材で
あり、このレールボンド取付作業車100を持ち運ぶ場
合に利用される。また、スライド用棒14は、図1〜3
に示すように、台枠10からレール直角方向に水平に突
出するように取り付けられた棒状部材であり、このレー
ルボンド取付作業車100をレール長手方向にスライド
移動させる場合に利用される。
【0031】取手15a,15b,15c,15dは、
図1,2に示すように、台枠10のレール方向の前後の
四隅に取り付けられた棒状部材であり、このレールボン
ド取付作業車100を持ち運ぶ場合に利用される。な
お、図3においては、取手15a,15bは図示を省略
してある。また、スタンド16は、図3に示すように、
台枠10に斜め下方に向けて取り付けられた脚状部材で
あり、このレールボンド取付作業車100を、研磨時以
外に安定に自立させる場合に利用される。
【0032】駆動部2は、このレールボンド取付作業車
100において、研磨時等の駆動力を供給することがで
きるように構成された部分である。駆動部2は、エンジ
ン20と、伝達シャフト21と、回転駆動軸22(図4
参照)と、エンジン支持部23を有している。
【0033】エンジン20は、空冷式で4サイクルのガ
ソリン・エンジンである。このエンジン20の回転駆動
力は、例えば2馬力程度である。また、伝達シャフト2
1は、可撓性を有するワイヤー状の回転駆動力伝達部材
(図示せず)を内部に有しており、エンジン20からの
回転駆動力を、先端の回転駆動軸22(図4参照)に伝
達する。エンジン支持部23は、台枠10上に設けら
れ、エンジン20を支持する。
【0034】研磨部3は、シャフト取付板30と、シャ
フト取付パイプ31と、U字ボルト32a,32bと、
ナット33a,33b,33c等と、砥石34と、砥石
ガイド部35と、ガイド収容部36と、防塵カバー37
を有している。なお、図1においては、防塵カバー37
は断面で示し、防塵カバー内部を図示してある。
【0035】シャフト取付板30は、図1,図4に示す
ように、砥石ガイド部35に固定された板状部材であ
る。また、シャフト取付パイプ31は、シャフト取付板
30に、U字ボルト32aと、このU字ボルトに螺合可
能なナット33a及び33b、U字ボルト32bと、こ
のU字ボルトに螺合可能なナット33c等(U字ボルト
32aにおけるナット33bに相当するナットは図示さ
れていない。)によって取り付けられる。このシャフト
取付パイプ31により、伝達シャフト21の先端部分は
シャフト取付板30の位置に固定可能となっている。
【0036】伝達シャフト21の先端には、回転駆動軸
22が接続し、伝達シャフト21からの回転駆動力によ
り回転可能に構成されており、この回転駆動軸22に砥
石34が取り付けられるようになっている。砥石34
は、円柱状、又は円盤状に構成された本体の側面の曲面
上に、人造ダイヤモンド,超硬合金,超硬セラミックス
等の砥粒が埋設又は付着されて構成されている。砥石の
寸法は、例えば、直径約100ミリメートル,厚さ約2
0ミリメートル程度である。
【0037】上記のような構成により、図4に示すよう
に、U字ボルト32a等とナット33a等を緩めること
により、伝達シャフト21の先端位置を鉛直方向の上下
に調整可能となっており、これにより砥石34の鉛直方
向位置を調整し、レールRの頭部側面S1の任意の位置
を研磨可能となっている。
【0038】また、図1,図4に示すように、砥石ガイ
ド部35は、両端が開放された角筒状のガイド収容部3
6内に挿入されており、図4の左右方向に移動可能とな
っている。また、図4では図示していないが、図2の上
面図に示すように、ガイド収容部36は、台枠10上に
固定されている。
【0039】また、防塵カバー37は、図1〜3に示す
ように、台枠10に取り付けられ、砥石34と、研磨さ
れるレール部分を被覆するように配置され、下方が開放
された箱状のカバーである。
【0040】付勢部4は、スプリング40と、スプリン
グ取付金具41と、調整ネジ42と、連結部材43と、
安全ピン44を有している。
【0041】連結部材43は環状の部材からなり、図4
に示すように、一端(図4における左端)がシャフト取
付板30の背部に固定され、他端(図4における右端)
がスプリング40の一端(図4における左端)に取り付
けられている。
【0042】スプリング40は、弦巻状の引張バネであ
り、他端(図4における右端)は、調整ネジ42の一端
(図4における左端)に取り付けられている。調整ネジ
42は、環状の把持部と、側面に雄ネジが設けられた雄
ネジ部からなる部材である。また、スプリング取付金具
41は、ガイド収容部36上に固定された板状部材であ
り、調整ネジ42の雄ネジ部と螺合可能な雌ネジ孔を有
している。図4に示すように、調整ネジ42の雄ネジ部
は、スプリング取付金具41の雌ネジ孔と螺合してい
る。
【0043】上記のような構成により、調整ネジ42の
把持部をいずれかの方向に回転させることにより、調整
ネジ42の先端(図4における左端)を図4の右側へ向
かう方向に移動させることができる。これにより、スプ
リング40の図4における右端は、右方へ引張られ、連
結部材43、シャフト取付板30、シャフト取付パイプ
31、回転駆動軸22もそれぞれ図4の右方へ引張られ
る。この際、さらに調整ネジ42を回転させると、スプ
リング40の弾性反発力により、砥石34は、図4の右
方向へ付勢され、レールRの頭部側面S1に押し付けら
れる。この砥石34のレールRへの押付圧力の値は、調
整ネジ42の把持部を回転する量により調整することが
できる。
【0044】安全ピン44は、図2に示すように、ガイ
ド収容部36に設けられた棒状部材である。安全ピン4
4は、図4においてPで示すピン穴に差し込まれるよう
になっている。
【0045】付勢部4は、アセチレンガスボンベ収納部
51と、工具箱52と、資材収納箱53と、水準器54
を有している。
【0046】アセチレンガスボンベ収納部51は、台枠
10上に固定、又は取付可能となっており、レールボン
ド溶接用のアセチレンガスを詰めたガスボンベ(図示せ
ず)を内部に収納するようになっている。工具箱52
は、レールの継目箇所にレールボンドを取り付けるため
のレール研磨工具、レールボンド溶接に必要な工具等が
収納されている。
【0047】資材収納箱53は、台枠10上に固定、又
は取付可能となっており、レール研磨やレールボンド溶
接用の各種資材を内部に収納可能となっている。また、
水準器54は、図2に示すように、防塵カバー37の上
面に取り付けられており、図4において、砥石34が水
平にレール頭部側面S1に接触しているかどうかを確認
することができる。
【0048】次に、上記したレールボンド取付作業車1
00の作用について説明する。
【0049】まず、上記の運搬用棒13や取手15a〜
15dを利用して、レールボンド取付作業車100を、
レールボンド取付を行うレール継目箇所へ人力等により
運び、該当するレールRの上に載置する。レールR上に
載置した後のレール長手方向への位置調整は、スライド
用棒14を手で持ちレールの前後にスライドさせること
によって行う。
【0050】上記したレール長手方向の位置調整が済ん
だ後に、図4において、砥石ガイド部35を、ガイド収
容部36から最大限引き出した状態で、ピン穴Pに安全
ピン44を差し込んでおく。この安全ピン44により、
砥石ガイド部35は、それ以上ガイド収容部36の内部
へは入り込むことはできない。このため、この状態で
は、砥石34の砥面は、レールRの側面S1等には密着
することができない。この状態は、砥石非密着状態に相
当している。
【0051】次に、図4において、上記したU字ボルト
32a等と、ナット33a等を緩めることにより、砥石
34の鉛直方向の高さ方向の位置を調整し、調整後にナ
ット33a等を締め付けてその位置に固定する。
【0052】さらに、防塵カバー37上に設けられた水
準器54により、レールボンド取付作業車100が水平
状態となっているか、すなわち、図4における回転駆動
軸22の方向が鉛直方向となっているかを確認し、傾い
ている場合には修正する。
【0053】この状態で、エンジン20を始動させる
と、エンジン20の回転駆動力は、伝達シャフト21か
ら回転駆動軸22に伝達され、回転駆動軸22に取り付
けられた砥石34を回転させる。
【0054】次に、上記の安全ピン44をピン穴Pから
引き抜く。これにより、砥石34は、スプリング40の
弾性反発力に起因する図4における右方向への付勢力を
受け、図4の右方向へ移動し、回転しつつレールRの頭
部側面S1に接触し、押し付けられる。この動作によ
り、砥石34の側面の砥粒が、レールRの頭部側面S1
を研磨する。この状態は、砥石密着状態に相当してい
る。
【0055】研磨時の砥石のレールRへの押付力が弱い
場合は、図4における調整ネジ42をいずれかの方向に
回し、逆にレール押付力が強すぎる場合には、図4にお
ける調整ネジ42を上記とは逆の方向に回すことにより
適切な押付力に調整することができる。この押付力(ス
プリングの付勢力)は、実測によれば、例えば4キログ
ラム程度の弱い力でも十分であった。
【0056】この際、砥石34がレールRの頭部側面S
1に押し付けられた場合に、レールRの頭部側面S1が
砥石34に作用させる反力は、図3に示すように、絶縁
車輪11のフランジF1と、絶縁車輪12の同様の位置
のフランジ(図示せず)により負担され、これらのフラ
ンジに密接する箇所のレール面に伝達される。
【0057】すなわち、レール研磨状態では、レールボ
ンド取付作業車100は、上方から見ると、砥石34の
レール接触点と、絶縁車輪11,12の一方のフランジ
のレール接触点の3点で支持された状態となる。レール
Rは、まくらぎ(図示せず)上に固定されており不動で
あるから、レール研磨時の上記の反力によってレールボ
ンド取付作業車100が不安定になることはない。
【0058】上記の状態で、オペレーター(作業者)
が、スライド用棒14を手に持ち、レール長手方向にス
ライドさせれば、レール間隙付近の側面の所定領域を研
磨することができる。スライド回数は、レール側面の状
態、砥石の粗さ、回転駆動軸22の回転数、スプリング
42の付勢力等にもよるが、通常4〜5回、多くても1
0回程度往復スライドさせれば、当該箇所が平面的に研
磨され、十分に均一なレール地肌が露出した。
【0059】また、上記のレール研磨に伴って発生する
鉄粉等は、防塵カバー37の内面に衝突して下方に落と
されるため、スライド動作を行うオペレーターが鉄粉等
を浴びることはない。
【0060】上記のようにして、レール研磨作業を済ま
せた後、アセチレンガスボンベ収納部51内に収納され
たアセチレンガスボンベ(図示せず)からのアセチレン
ガスにより、資材収納箱53に収納されたレールボンド
(図示せず)を、工具箱52に収納された溶接機(図示
せず)等の溶接機器を用いてレール継目箇所にロウ付け
溶接し、レールボンド取付作業を完了する。
【0061】上記したように、本実施形態のレールボン
ド取付作業車100によれば、以下のような利点があ
る。
【0062】(1) 従来の人力によるレール研磨作業
のように砥石部分を作業者が支え持つ必要がなく、スラ
イド用棒14の操作も他の操作棒(図示せず)や牽引ワ
イヤー等を用いれば、作業者は立った姿勢によりすべて
の作業を行える。このため、作業者の身体に悪影響を与
えることはない。
【0063】(2) 研磨の仕上りに個人差がなく、誰
が行っても、平滑かつレールRの地肌を十分均一に露出
させるように研磨することができ、経験の少ない者でも
簡易にレール研磨作業を行うことができる。
【0064】(3)レール研磨の作業時間が、従来より
も大幅に短縮されるので、列車走行の間合いで行われる
ことの多いレールボンド取付作業全体が迅速化され、列
車ダイヤ中への作業の設定がより容易になる。
【0065】(4) 回転する砥石34をレールRの側
面に押し付ける力は、スプリング40が発生させ、かつ
反力はレールR自体に取ることができる。また、砥石3
4をレールRに押し付ける動作は、安全ピン44を引き
抜くまでは行われないので、従来のような砥石の「は
ね」によるレール研磨作業者への接触事故等は発生しな
い。
【0066】(5) 砥石34と、研磨されるレールR
の頭部側面S1付近は、下方を除き防塵カバー37で被
覆されるため、従来のように、レールRの研磨に伴い発
生する鉄粉等が飛散してレール研磨作業者の目に入る等
の障害事故が発生することはない。
【0067】(6) レールボンド取付作業におけるレ
ール研磨作業、レールボンド溶接作業等に関連する多種
類の工具や資材、アセチレンガス等をすべて作業車上に
搭載することができるので、工具形態の失念等が防止で
き、つねに最適な工具を使用できるため、レール研磨や
レールボンド溶接の質をつねに高い状態に維持すること
ができる。
【0068】上記の実施形態において、台枠10と絶縁
車輪11及び12は、支持手段を構成している。また、
エンジン20は、回転駆動源に相当している。また、付
勢部4は、付勢手段に相当している。また、スライド用
棒14は、砥石スライド手段に相当している。また、シ
ャフト取付板30と、シャフト取付パイプ31と、U字
ボルト32a及び32bと、ナット33a,33b,3
3cは、砥石鉛直位置調整手段を構成している。また、
安全ピン44と、ガイド収容部36のピン穴Pは、砥石
保安手段を構成している。また、防塵カバー37は、防
塵手段に相当している。また、水準器54は、水平確認
手段に相当している。また、レール頭部側面S1と、レ
ール腹部側面S2は、被研磨面を構成している。
【0069】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同
一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いか
なるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0070】例えば、上記実施形態においては、支持手
段として、台枠10と絶縁車輪114,12を有する台
車を例に挙げて説明したが、本発明はこの例には限定さ
れず、他の構成の支持手段であってもよく、例えば、車
輪を持たず、レールの頭部に嵌合可能なフランジ状の部
分を有するブロック状の部材でもよい。このようなブロ
ック状部材の場合には、レール上を転動する車輪でレー
ル長手方向にスライド移動させるのではなく、ブロック
状部材の底面をレール踏面上で摩擦摺動させることによ
りレール長手方向にスライド移動させることになる。
【0071】また、上記実施形態においては、車輪が2
個の例について説明したが、本発明は、この例には限定
されず、他の構成の車輪、例えば、3個以上の個数の車
輪を設けるようにしてもよい。
【0072】また、上記実施形態においては、1本のレ
ールの上に載置する形態のレール研磨装置を例に挙げて
説明したが、本発明は、この例には限定されず、他の構
成のレール研磨装置、例えば、レール方向に並設される
2本のレールのそれぞれにまたがるように構成される装
置であってもよい。ただし、このような構成の場合に
は、2本のレールを電気的に短絡させないように電気的
絶縁箇所を設ける必要がある。
【0073】また、上記実施形態においては、研磨する
レール自体に反力を受け持たせる形態のレール研磨装置
を例に挙げて説明したが、本発明は、この例には限定さ
れず、他の構成のレール研磨装置、例えば、レール方向
に並設される2本のレールのうち、研磨されるレールと
は異なる方のレールに反力を受け持たせるように構成さ
れる装置であってもよい。ただし、このような構成の場
合には、2本のレールを電気的に短絡させないように電
気的絶縁箇所を設ける必要がある。
【0074】また、上記実施形態においては、回転駆動
源として空冷式4サイクルのガソリン・エンジン20を
例に挙げて説明したが、本発明は、この例には限定され
ず、他の構成の回転駆動源、例えば、ガソリン・エンジ
ンであっても、2サイクルのもの、水冷式のもの、シリ
ンダー・ピストン方式以外のロータリー・エンジン等で
あってもよい。また、ディーゼル・エンジンを用いても
よい。あるいは、現地で電源が確保できれば、電動モー
ターでもよい。あるいは、油圧式回転駆動源、空圧式回
転駆動源等であってもよい。
【0075】また、上記実施形態においては、回転駆動
源から砥石への動力伝達方式として伝達シャフト21の
先端の回転駆動軸22に砥石34を取り付ける例につい
て説明したが、本発明は、この例には限定されず、他の
構成の動力伝達方式、例えば、伝達シャフト21の先端
部が凹部を有する軸となっており、この凹部に砥石に固
定された軸を固定するようにしてもよい。あるいは、チ
ェーン車とチェーン、ベルト車とベルト、歯車機構、回
転駆動シャフト等により回転力を伝達するように構成し
てもよい。
【0076】また、上記実施形態においては、付勢手段
として引張バネであるスプリング40を例に挙げて説明
したが、本発明は、この例には限定されず、他の構成の
付勢手段、例えば、圧縮バネを用い、その弾性反発力を
利用してレール側面への砥石の付勢を行ってもよい。ま
た、バネの形態も、弦巻状バネのほか、板バネ、皿バ
ネ、竹の子状バネ、ゼンマイ状バネ等であってもよい。
また、油圧、空圧、磁石等を利用した付勢手段であって
もよい。
【0077】また、上記実施形態においては、砥石スラ
イド手段としてスライド用棒14により人力でレール長
手方向の前後にスライド移動させる例について説明した
が、本発明は、この例には限定されず、他の構成の砥石
スライド手段、例えば、回転駆動源を利用してレール上
を走行させる装置、あるいはこの装置に、カム機構や電
子的制御装置により所定の長さの範囲を自動的に往復さ
せる制御機構等を組み合わせた装置等であってもよい。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄道のレール上に載置され前記レールに反力をとるよう
に構成された支持手段と、回転駆動源からの回転力によ
り回転する円柱状の砥石を有し、前記支持手段に反力を
とりつつ前記レールの頭部側面と前記レールの腹部側面
を含む被研磨面を前記砥石の円柱側面により研磨する研
磨手段と、前記支持手段に反力をとりつつ前記砥石を前
記被研磨面に密着させるよう付勢する付勢手段を備えた
ので、人力によらずに、機械力により簡易かつ安全・確
実にレール側面を研磨することができる、という利点を
有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレールボンド取付作
業車のレール直角方向に見た側面図である。
【図2】図1に示すレールボンド取付作業車の上面図で
ある。
【図3】図1に示すレールボンド取付作業車のレール方
向に見た正面図である。
【図4】図1に示すレールボンド取付作業車における砥
石付近の詳細な構成を示す拡大背面図である。
【図5】従来のレール研磨作業の状態を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1 支持・移動部 2 駆動部 3 研磨部 4 付勢部 5 関連機能部 10 台枠 11,12 絶縁車輪 13 運搬用棒 14 スライド用棒 15a〜15d 取手 16 スタンド 20 エンジン 21 伝達シャフト 22 回転駆動軸 23 エンジン支持部 30 シャフト取付板 31 シャフト取付パイプ 32a,32b U字ボルト 33a,33b ナット 34 砥石 35 砥石ガイド部 36 ガイド収容部 37 防塵カバー 40 スプリング 41 スプリング取付金具 42 調整ネジ 43 連結部材 44 安全ピン 51 アセチレンガスボンベ収納部 52 工具箱 53 資材収納箱 54 水準器 100 レールボンド取付作業車 200 レール研磨作業者 201 レール研磨盤 202 砥石 203 レール継目箇所 204 ヘルメット 205 防塵マスク 206 防塵眼鏡 F1,F2 フランジ P ピン穴 R,R′ レール S1 レール頭部側面 S1 レール腹部側面 V レール間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 塚原 慎 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 佐藤 恵一 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 伊藤 信一 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 玉木 徳範 東京都渋谷区代々木二丁目二番二号 東日 本旅客鉄道株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道のレール上に載置され前記レールに
    反力をとるように構成された支持手段と、 回転駆動源からの回転力により回転する円柱状の砥石を
    有し、前記支持手段に反力をとりつつ前記レールの頭部
    側面と前記レールの腹部側面を含む被研磨面を前記砥石
    の円柱側面により研磨する研磨手段と、 前記支持手段に反力をとりつつ前記砥石を前記被研磨面
    に密着させるよう付勢する付勢手段を備えることを特徴
    とするレール研磨装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記支持手段は、前記レール上に載置、又は前記レール
    上を移動可能な台車であることを特徴とするレール研磨
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のレール研磨装置におい
    て、 前記支持手段は、前記レールの頭部に嵌合可能なフラン
    ジを有し前記レール上に載置又は転動可能な2個以上の
    車輪であり、前記反力は前記フランジにより前記レール
    の頭部側面に作用するように構成されることを特徴とす
    るレール研磨装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記付勢手段は、弾性反発力により前記付勢作用を行う
    バネであることを特徴とするレール研磨装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレール研磨装置におい
    て、 前記バネに予め変位量を付与可能な調整ネジを備え、前
    記砥石を前記被研磨面に密着させる付勢力を調整可能と
    したことを特徴とするレール研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記砥石を前記レールの長手方向に平行にスライド前進
    又はスライド後退させて所定領域の研磨を行う砥石スラ
    イド手段を備えることを特徴とするレール研磨装置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記砥石の鉛直方向位置を調整し固定可能な砥石鉛直位
    置調整手段を備えることを特徴とするレール研磨装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記砥石を前記レールの被研磨面に密着させない砥石非
    密着状態に保持することと、前記砥石を前記レールの被
    研磨面に密着させる砥石密着状態に移行させることとを
    切り換え可能な砥石保安手段を備えることを特徴とする
    レール研磨装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記レールの研磨に伴いレール研磨箇所から発生する鉄
    粉を含む塵埃が周囲に飛散することを防止する防塵手段
    を備えることを特徴とするレール研磨装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記レールの研磨において、前記支持手段が水平状態と
    なっていることを確認する水平確認手段を備えることを
    特徴とするレール研磨装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載のレール研磨装置におい
    て、 前記レールの継目箇所にレールボンドを取り付けるため
    の前記レール研磨又はレールボンド溶接に必要な工具を
    収納する工具箱、若しくは前記レールボンド溶接を行う
    溶接機器を備えることを特徴とするレール研磨装置。
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