JPH11269001A - 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 - Google Patents

押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法

Info

Publication number
JPH11269001A
JPH11269001A JP8801798A JP8801798A JPH11269001A JP H11269001 A JPH11269001 A JP H11269001A JP 8801798 A JP8801798 A JP 8801798A JP 8801798 A JP8801798 A JP 8801798A JP H11269001 A JPH11269001 A JP H11269001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressed flower
sheet
pressed
flower
synthetic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8801798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Toyomasu
豊増康生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP8801798A priority Critical patent/JPH11269001A/ja
Publication of JPH11269001A publication Critical patent/JPH11269001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】押花2をその凹凸に沿って簡単に立体的に被覆
できる押花被覆シ−トを提供する。 【解決手段】孔の大きさが200〜600υmの平均径
を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
ラミネ−トした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、押花被覆シ−トなら
びにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平5−68358号によって
半透明の薄葉紙の裏面に透明な熱可塑性合成樹脂フィル
ムをラミネ−トしたもので構成された押花被覆シ−トが
提案されている。この押花被覆シ−トで形成された押花
シ−トは、その表面に筆記可能であるがこの押花被覆シ
−トを使用して押花シ−トを製造する場合、薄葉紙の裏
面にラミネ−トされた透明な熱可塑性合成樹脂フィルム
が気密性、即ち通気性がないため、台紙の上に押花を配
置しその上に押花被覆シ−トを被覆してアイロン等で加
熱加圧して押花被覆シ−トを台紙に熱溶着する際、押花
が介在された押花被覆シ−トと台紙間に空気が介在密封
され、押花被覆シ−ト、押花、台紙間の溶着が阻害され
ると共に、押花が厚手で立体的なものである場合は、押
花に隣接して、従来例図4に示すように、押花被覆シ−
トと台紙間に空気だまりが形成され、押花の形状に沿っ
て押花被覆シ−トと台紙とを溶着することができず、押
花を押花被覆シ−トを通して透視する場合、押花の立体
感が著しく阻害される欠点があった。従って従来の押花
被覆シ−トを使用して押花シ−トを製造する場合、押花
としては花びら、葉等の比較的に薄手のものを、部分的
に選定し組み合わせて使用しなければならず、種々の押
花を自由自在に台紙に配置し、その上に被覆シ−トを被
覆溶着して立体感に優れた押花シ−トを楽しむことは出
来なかった。
【0003】
【発明の課題】この発明は、押花をその凹凸に沿って簡
単に立体的に被覆できる押花被覆シ−トならびにこれを
使用して立体感に優れた押花シ−トを提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、孔の大きさ
が200〜600υmの平均径を有し、その表面積率が
3〜25%の多数の孔111.111…を有する熱溶着
性の透明な合成樹脂フィルム11を、坪量が5〜30g
/m2の薄用紙12にラミネ−トした熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を請求項1の発明とし、孔の大きさが200
〜600υmの平均径を有し、その表面積率が3〜25
%の多数の孔111.111…を有する熱溶着性の透明
な合成樹脂フィルム11を坪量が5〜30g/m2の薄
用紙12にラミネ−トして構成された熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を、その合成樹脂フィルム11面を台紙3の
上に配置された押花2に面させて、この押花被覆シ−ト
1で押花2と台紙3を被覆し、加熱加圧し、この押花被
覆シ−ト1と台紙3間に介在された空気を孔111.1
11…を通して排出、即ち脱気させながら、加熱加圧す
ることにより合成樹脂フィルム11を溶融させて、押花
被覆シ−ト1と台紙3を、その間に押花2を介在させて
溶着させることを特徴とする押花シ−トの製造法を請求
項2の発明とするものである。
【0005】この発明において薄用紙12は、木材パル
プ、麻パルプ等の天然繊維、レ−ヨン等の人造繊維、ポ
リビニ−ルアルコ−ル、ポリアミド、ポリエステル等の
合成繊維またはこれらの天然繊維、人造繊維、合成繊維
の1種または2種以上の混合物で形成された和紙、洋紙
で構成されている。そしてこの発明において薄用紙12
の肉厚を坪量が5〜30g/m2に限定したのは、肉厚
がそれ以下となれば柔軟性が良すぎて押花2に対する保
形性、保持性が低下する欠点があり、肉厚がそれ以上と
なれば押花2の形状に沿って薄用紙12をなじませるこ
とができず、押花2の立体感を損なったり、薄用紙12
の透光性、通気性が低下し押花2の透視性並びに脱気性
が低下する欠点があるからである。
【0006】この発明において、薄用紙12にラミネ−
トされている熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム11
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、EVA等のポリオ
レフィン系のフィルム、ポリ塩化ビニ−ル等のビニ−ル
系のフィルム、ポリアミド等のポリアミド系のフィル
ム、ポリエステル系、アクリル系、ポリブタジエン系、
アイオノマ−等の透明な合成樹脂フィルムで構成され、
これらのフィルムには孔の大きさが200〜600υm
の平均径を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔
111.111…が形成されている。この孔111.1
11…は、薄用紙12に合成樹脂フィルムをラミネ−ト
する前に穿設されていてもよいし、ラミネ−ト後に穿設
されていてもよい。この発明において、その孔の大き
さ、即ち径を200〜600υmに、その表面積率を3
〜25%に限定したのは、その径と表面積率がそれ以下
となれば、押花シ−トを製造する際、台紙3の上に押花
2を配置して、押花被覆シ−ト1でこれを被覆して加熱
加圧する際、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された
空気を孔111.111…から充分に排出、即ち脱気す
ることができず、押花2の形状に沿って押花被覆シ−ト
1をなじませることができず、押花2の立体感が低下す
る欠点があり、またその径と表面積率がそれ以上となれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3との溶着面積が小さくな
り、押花の保形性と支持性が低下するばかりでなく、請
求項2の発明によって製造された押花シ−トの通気性が
良すぎて押花2が外気から湿気を吸収して変色し、その
耐久性が著しく低下する欠点がある。
【0007】この発明において、合成樹脂フィルム11
に穿設されている孔111.111…としてその大きさ
を200〜300υmに設定しておけば、請求項2の発
明において台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ
−ト1でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹
脂フィルム11が溶融して孔111.111…が閉塞さ
れて消失されるので、押花2を押花被覆シ−ト1と台紙
3間に溶融した合成樹脂フィルム11を介して気密に保
持できるので、外気の湿気によって押花2が長期にわた
って変色することがなく、耐久性という点から好都合で
あり、また孔111.111…としてその大きさを30
1〜600υmに設定しておけば、請求項2の発明にお
いて台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ−ト1
でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹脂フィ
ルム11が溶融しても孔111.111…が閉塞される
ことなく残存されるので、押花2として、ジャスミン、
ラベンダ−、キンモクセイ等の芳香性のものを使用すれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された芳香性の
押花2から発香される芳香を、孔111.111…を通
して外気に発することができるので、芳香性に優れた押
花シ−トを提供できる。
【0008】この発明において、押花2として熱溶着性
の透明な合成樹脂で表面処理したものを使用すれば、加
熱加圧時に押花被覆シ−ト1と押花2が相互溶着される
ので、押花被覆シ−ト1と押花2との接着性を強化でき
るとともに、押花2を台紙3にも溶着できるので好都合
である。
【0009】この発明において、台紙3としては和紙、
用紙、印刷紙、筆記用紙、板紙等の紙類、織布、編布、
不織布等の布帛類、皮革、合成樹脂シ−トまたはこれら
の積層体によって構成されている。この発明において台
紙3として押花被覆シ−ト1を使用し押花被覆シ−ト
1,1を合成樹脂フィルム11,11面を対向させて押
花被覆シ−ト1,1間に押花2を介在して、これを加熱
加圧することによって製造された押花シ−トは、押花2
が表裏表面から押花被覆シ−ト1,1に溶着されている
ため、その保存性が増強されるとともに表裏両面から押
花2を透視でき、障子紙、電灯の笠張り等インテリア材
としても利用できる。請求項2の発明において、アイロ
ン又は加熱雰囲気中でゴムロ−ル、真空プレス等で行う
ことができ、アイロンで行えば、手軽で簡単である。ア
イロンで行う場合、通常家庭で使用されているクッショ
ン材を上張りしたアイロン台上に、台紙3、押花2、次
に合成樹脂フィルム11面を台紙3と押花2に対向させ
て、押花被覆シ−ト1を重ね、必要によってはさらにそ
の上にチリ紙等の薄いクッション材を重ね、その上から
アイロンで加熱加圧すれば、加圧の際、押花2を台紙3
を介してアイロン台のクッション性によってアイロン台
中に沈み込ませた状態で位置させ、押花被覆シ−ト1を
平坦に位置させてアイロン掛けができるので、アイロン
掛けが便利であり、しかもアイロンの加圧を解除すれ
ば、アイロン台のクッション性によって合成樹脂フィル
ムがまだ軟化状態の時点で、押花被覆シ−ト1を介して
押花2を押し上げて突出させて、押花被覆シ−ト1に立
体的に押花2を固定して、押花被覆シ−ト1と押花2と
台紙3とを積層できるので便利である。
【0010】
【実施例】孔の大きさが平均で350υmで、孔数が6
2万個/m2でその表面積率が7.8%の厚み9υmの
ポリプロピレンフィルム11を坪量が20g/m2のレ
−ヨン100%の薄用紙12にラミネ−トしたものを押
花被覆シ−ト1とし、台紙3としても押花被覆シ−ト1
と同様なものを使用し、押花被覆シ−ト1と台紙3
(1’)とをポリプロピレンフィルム11と11’を対
向させ、その間に百日草を乾燥した押花2を介在させ
て、家庭用のウレタンフォ−ム張りのアイロン台上で、
120℃で5秒間加熱加圧して、押花被覆シ−ト1と台
紙3間に介在された空気を孔111.111…11
1’,111’…と通気性の薄用紙12,12’から脱
気しながら障子紙用の押花シ−トを製造した。この押花
シ−トにおいて、押花2に隣接して押花被覆シ−ト1と
台紙3間に空気だまりが形成されることなく、押花被覆
シ−ト1と台紙3を押花2の形状に沿って密着させて、
押花2を押花被覆シ−ト1と台紙3間に溶着でき、その
表裏両面から押花2を立体的に鮮明に透視できる障子紙
用の押花シ−トを製造することができた。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、請求項1の発明の押花被覆シ−ト1の合成樹脂フ
ィルム11側を台紙3に面させて、押花被覆シ−ト1と
台紙3間に押花2を介在して加熱加圧する際、押花被覆
シ−ト1と台紙3間に介在された空気を薄用紙12にラ
ミネ−トされた合成樹脂フィルム11に施された多数の
孔111.111…、通気性薄用紙12から脱気させな
がら合成樹脂フィルム11を軟化させ、押花被覆シ−ト
1を押花2の形状に沿って密着させて溶着できるので、
押花2が厚手で立体的なものであっても、押花2に隣接
して押花被覆シ−ト1と台紙3間に空気が封入されるこ
となく、押花2に対する保形性、保持性が良好で立体感
に優れた押花シ−トを提供できる。従って、請求項2の
発明によって提供される押花シ−トは、障子紙、提灯、
電灯の笠張り等のインテリア商品としては勿論、ハガ
キ、便箋、封筒等の筆記可能な書紙、カ−ド、シ−ル等
の装飾品としても有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】押花被覆シ−トの一部切欠見取図である。
【図2】押花被覆シ−トを使用して製造された押花シ−
トの見取図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】従来の押花シ−トの要部断面図である。
【符号の説明】
1.(1’)押花被覆シ−ト 11.(11’)…熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム 111.(111’)…孔 12.薄用紙 2.押花 3.台紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔の大きさが200〜600υmの平均径
    を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
    111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
    1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
    ラミネ−トしたことを特徴とする熱溶着性の押花被覆シ
    −ト。
  2. 【請求項2】孔の大きさが200〜600υmの平均径
    を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
    111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
    1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
    ラミネ−トして構成された熱溶着性の押花被覆シ−ト1
    を、その合成樹脂フィルム11面を台紙3の上に配置さ
    れた押花2に面させて、この押花被覆シ−ト1で押花2
    と台紙3を被覆し、加熱加圧して、この押花被覆シ−ト
    1と台紙3間に介在された空気を合成樹脂フィルム11
    に設けられた孔111.111…と通気性の薄用紙12
    を通して排出させながら合成樹脂フィルム11を溶融さ
    せて、押花被覆シ−ト1と台紙3を溶着させたことを特
    徴とする押花シ−トの製造法。
JP8801798A 1998-03-17 1998-03-17 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 Pending JPH11269001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8801798A JPH11269001A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8801798A JPH11269001A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11269001A true JPH11269001A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13931082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8801798A Pending JPH11269001A (ja) 1998-03-17 1998-03-17 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11269001A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081702A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Yoshio Sugino 押し花シートの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003081702A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Yoshio Sugino 押し花シートの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2978376A (en) Method for producing laminated articles
US2689199A (en) Nonwoven fabrics
ES2334695T3 (es) Envoltura tridimensional.
US4885037A (en) Method for producing article including press-dried plant
GB2268685A (en) Odor absorbing sheet
GB1380307A (en) Process for la'inating foam plastics materials
JP2008125760A (ja) 滅菌バッグ
US4368766A (en) Self-cooling water container
US6375603B1 (en) Bag for packing powder, method of producing the same and method of producing film having holes constituting the bag
JPH11269001A (ja) 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法
WO1996024490A1 (en) Decorative system for apparel and method of making same
JP6479624B2 (ja) 印刷成形品の製造方法
JP2003300400A (ja) 装飾片被覆用フイルム並びにその装飾片被覆用フイルムを使用した装飾体の製造法
JPH06114979A (ja) 断熱性複合材料
JP2003340950A (ja) 通気性包装材料および包装体
JP3650969B2 (ja) 乾燥用シート
JPS6310273Y2 (ja)
JPH03240537A (ja) 和紙調シートおよびその製造方法
JPH0473136A (ja) 包装用積層シート
JPH07216756A (ja) 皮革様シート状積層体およびその成形体
JPS6311102Y2 (ja)
JP4455238B2 (ja) 畳表および畳パネル
JP2965926B2 (ja) 壁紙の製造法
JPH03268943A (ja) 積層シート状物及び積層シート状物の製造方法
JP2002199921A (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20050218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02