JPH11269001A - 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 - Google Patents
押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法Info
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- JPH11269001A JPH11269001A JP8801798A JP8801798A JPH11269001A JP H11269001 A JPH11269001 A JP H11269001A JP 8801798 A JP8801798 A JP 8801798A JP 8801798 A JP8801798 A JP 8801798A JP H11269001 A JPH11269001 A JP H11269001A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】押花2をその凹凸に沿って簡単に立体的に被覆
できる押花被覆シ−トを提供する。 【解決手段】孔の大きさが200〜600υmの平均径
を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
ラミネ−トした。
できる押花被覆シ−トを提供する。 【解決手段】孔の大きさが200〜600υmの平均径
を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
ラミネ−トした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、押花被覆シ−トなら
びにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法
に関するものである。
びにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平5−68358号によって
半透明の薄葉紙の裏面に透明な熱可塑性合成樹脂フィル
ムをラミネ−トしたもので構成された押花被覆シ−トが
提案されている。この押花被覆シ−トで形成された押花
シ−トは、その表面に筆記可能であるがこの押花被覆シ
−トを使用して押花シ−トを製造する場合、薄葉紙の裏
面にラミネ−トされた透明な熱可塑性合成樹脂フィルム
が気密性、即ち通気性がないため、台紙の上に押花を配
置しその上に押花被覆シ−トを被覆してアイロン等で加
熱加圧して押花被覆シ−トを台紙に熱溶着する際、押花
が介在された押花被覆シ−トと台紙間に空気が介在密封
され、押花被覆シ−ト、押花、台紙間の溶着が阻害され
ると共に、押花が厚手で立体的なものである場合は、押
花に隣接して、従来例図4に示すように、押花被覆シ−
トと台紙間に空気だまりが形成され、押花の形状に沿っ
て押花被覆シ−トと台紙とを溶着することができず、押
花を押花被覆シ−トを通して透視する場合、押花の立体
感が著しく阻害される欠点があった。従って従来の押花
被覆シ−トを使用して押花シ−トを製造する場合、押花
としては花びら、葉等の比較的に薄手のものを、部分的
に選定し組み合わせて使用しなければならず、種々の押
花を自由自在に台紙に配置し、その上に被覆シ−トを被
覆溶着して立体感に優れた押花シ−トを楽しむことは出
来なかった。
半透明の薄葉紙の裏面に透明な熱可塑性合成樹脂フィル
ムをラミネ−トしたもので構成された押花被覆シ−トが
提案されている。この押花被覆シ−トで形成された押花
シ−トは、その表面に筆記可能であるがこの押花被覆シ
−トを使用して押花シ−トを製造する場合、薄葉紙の裏
面にラミネ−トされた透明な熱可塑性合成樹脂フィルム
が気密性、即ち通気性がないため、台紙の上に押花を配
置しその上に押花被覆シ−トを被覆してアイロン等で加
熱加圧して押花被覆シ−トを台紙に熱溶着する際、押花
が介在された押花被覆シ−トと台紙間に空気が介在密封
され、押花被覆シ−ト、押花、台紙間の溶着が阻害され
ると共に、押花が厚手で立体的なものである場合は、押
花に隣接して、従来例図4に示すように、押花被覆シ−
トと台紙間に空気だまりが形成され、押花の形状に沿っ
て押花被覆シ−トと台紙とを溶着することができず、押
花を押花被覆シ−トを通して透視する場合、押花の立体
感が著しく阻害される欠点があった。従って従来の押花
被覆シ−トを使用して押花シ−トを製造する場合、押花
としては花びら、葉等の比較的に薄手のものを、部分的
に選定し組み合わせて使用しなければならず、種々の押
花を自由自在に台紙に配置し、その上に被覆シ−トを被
覆溶着して立体感に優れた押花シ−トを楽しむことは出
来なかった。
【0003】
【発明の課題】この発明は、押花をその凹凸に沿って簡
単に立体的に被覆できる押花被覆シ−トならびにこれを
使用して立体感に優れた押花シ−トを提供しようとする
ものである。
単に立体的に被覆できる押花被覆シ−トならびにこれを
使用して立体感に優れた押花シ−トを提供しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、孔の大きさ
が200〜600υmの平均径を有し、その表面積率が
3〜25%の多数の孔111.111…を有する熱溶着
性の透明な合成樹脂フィルム11を、坪量が5〜30g
/m2の薄用紙12にラミネ−トした熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を請求項1の発明とし、孔の大きさが200
〜600υmの平均径を有し、その表面積率が3〜25
%の多数の孔111.111…を有する熱溶着性の透明
な合成樹脂フィルム11を坪量が5〜30g/m2の薄
用紙12にラミネ−トして構成された熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を、その合成樹脂フィルム11面を台紙3の
上に配置された押花2に面させて、この押花被覆シ−ト
1で押花2と台紙3を被覆し、加熱加圧し、この押花被
覆シ−ト1と台紙3間に介在された空気を孔111.1
11…を通して排出、即ち脱気させながら、加熱加圧す
ることにより合成樹脂フィルム11を溶融させて、押花
被覆シ−ト1と台紙3を、その間に押花2を介在させて
溶着させることを特徴とする押花シ−トの製造法を請求
項2の発明とするものである。
が200〜600υmの平均径を有し、その表面積率が
3〜25%の多数の孔111.111…を有する熱溶着
性の透明な合成樹脂フィルム11を、坪量が5〜30g
/m2の薄用紙12にラミネ−トした熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を請求項1の発明とし、孔の大きさが200
〜600υmの平均径を有し、その表面積率が3〜25
%の多数の孔111.111…を有する熱溶着性の透明
な合成樹脂フィルム11を坪量が5〜30g/m2の薄
用紙12にラミネ−トして構成された熱溶着性の押花被
覆シ−ト1を、その合成樹脂フィルム11面を台紙3の
上に配置された押花2に面させて、この押花被覆シ−ト
1で押花2と台紙3を被覆し、加熱加圧し、この押花被
覆シ−ト1と台紙3間に介在された空気を孔111.1
11…を通して排出、即ち脱気させながら、加熱加圧す
ることにより合成樹脂フィルム11を溶融させて、押花
被覆シ−ト1と台紙3を、その間に押花2を介在させて
溶着させることを特徴とする押花シ−トの製造法を請求
項2の発明とするものである。
【0005】この発明において薄用紙12は、木材パル
プ、麻パルプ等の天然繊維、レ−ヨン等の人造繊維、ポ
リビニ−ルアルコ−ル、ポリアミド、ポリエステル等の
合成繊維またはこれらの天然繊維、人造繊維、合成繊維
の1種または2種以上の混合物で形成された和紙、洋紙
で構成されている。そしてこの発明において薄用紙12
の肉厚を坪量が5〜30g/m2に限定したのは、肉厚
がそれ以下となれば柔軟性が良すぎて押花2に対する保
形性、保持性が低下する欠点があり、肉厚がそれ以上と
なれば押花2の形状に沿って薄用紙12をなじませるこ
とができず、押花2の立体感を損なったり、薄用紙12
の透光性、通気性が低下し押花2の透視性並びに脱気性
が低下する欠点があるからである。
プ、麻パルプ等の天然繊維、レ−ヨン等の人造繊維、ポ
リビニ−ルアルコ−ル、ポリアミド、ポリエステル等の
合成繊維またはこれらの天然繊維、人造繊維、合成繊維
の1種または2種以上の混合物で形成された和紙、洋紙
で構成されている。そしてこの発明において薄用紙12
の肉厚を坪量が5〜30g/m2に限定したのは、肉厚
がそれ以下となれば柔軟性が良すぎて押花2に対する保
形性、保持性が低下する欠点があり、肉厚がそれ以上と
なれば押花2の形状に沿って薄用紙12をなじませるこ
とができず、押花2の立体感を損なったり、薄用紙12
の透光性、通気性が低下し押花2の透視性並びに脱気性
が低下する欠点があるからである。
【0006】この発明において、薄用紙12にラミネ−
トされている熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム11
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、EVA等のポリオ
レフィン系のフィルム、ポリ塩化ビニ−ル等のビニ−ル
系のフィルム、ポリアミド等のポリアミド系のフィル
ム、ポリエステル系、アクリル系、ポリブタジエン系、
アイオノマ−等の透明な合成樹脂フィルムで構成され、
これらのフィルムには孔の大きさが200〜600υm
の平均径を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔
111.111…が形成されている。この孔111.1
11…は、薄用紙12に合成樹脂フィルムをラミネ−ト
する前に穿設されていてもよいし、ラミネ−ト後に穿設
されていてもよい。この発明において、その孔の大き
さ、即ち径を200〜600υmに、その表面積率を3
〜25%に限定したのは、その径と表面積率がそれ以下
となれば、押花シ−トを製造する際、台紙3の上に押花
2を配置して、押花被覆シ−ト1でこれを被覆して加熱
加圧する際、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された
空気を孔111.111…から充分に排出、即ち脱気す
ることができず、押花2の形状に沿って押花被覆シ−ト
1をなじませることができず、押花2の立体感が低下す
る欠点があり、またその径と表面積率がそれ以上となれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3との溶着面積が小さくな
り、押花の保形性と支持性が低下するばかりでなく、請
求項2の発明によって製造された押花シ−トの通気性が
良すぎて押花2が外気から湿気を吸収して変色し、その
耐久性が著しく低下する欠点がある。
トされている熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム11
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、EVA等のポリオ
レフィン系のフィルム、ポリ塩化ビニ−ル等のビニ−ル
系のフィルム、ポリアミド等のポリアミド系のフィル
ム、ポリエステル系、アクリル系、ポリブタジエン系、
アイオノマ−等の透明な合成樹脂フィルムで構成され、
これらのフィルムには孔の大きさが200〜600υm
の平均径を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔
111.111…が形成されている。この孔111.1
11…は、薄用紙12に合成樹脂フィルムをラミネ−ト
する前に穿設されていてもよいし、ラミネ−ト後に穿設
されていてもよい。この発明において、その孔の大き
さ、即ち径を200〜600υmに、その表面積率を3
〜25%に限定したのは、その径と表面積率がそれ以下
となれば、押花シ−トを製造する際、台紙3の上に押花
2を配置して、押花被覆シ−ト1でこれを被覆して加熱
加圧する際、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された
空気を孔111.111…から充分に排出、即ち脱気す
ることができず、押花2の形状に沿って押花被覆シ−ト
1をなじませることができず、押花2の立体感が低下す
る欠点があり、またその径と表面積率がそれ以上となれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3との溶着面積が小さくな
り、押花の保形性と支持性が低下するばかりでなく、請
求項2の発明によって製造された押花シ−トの通気性が
良すぎて押花2が外気から湿気を吸収して変色し、その
耐久性が著しく低下する欠点がある。
【0007】この発明において、合成樹脂フィルム11
に穿設されている孔111.111…としてその大きさ
を200〜300υmに設定しておけば、請求項2の発
明において台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ
−ト1でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹
脂フィルム11が溶融して孔111.111…が閉塞さ
れて消失されるので、押花2を押花被覆シ−ト1と台紙
3間に溶融した合成樹脂フィルム11を介して気密に保
持できるので、外気の湿気によって押花2が長期にわた
って変色することがなく、耐久性という点から好都合で
あり、また孔111.111…としてその大きさを30
1〜600υmに設定しておけば、請求項2の発明にお
いて台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ−ト1
でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹脂フィ
ルム11が溶融しても孔111.111…が閉塞される
ことなく残存されるので、押花2として、ジャスミン、
ラベンダ−、キンモクセイ等の芳香性のものを使用すれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された芳香性の
押花2から発香される芳香を、孔111.111…を通
して外気に発することができるので、芳香性に優れた押
花シ−トを提供できる。
に穿設されている孔111.111…としてその大きさ
を200〜300υmに設定しておけば、請求項2の発
明において台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ
−ト1でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹
脂フィルム11が溶融して孔111.111…が閉塞さ
れて消失されるので、押花2を押花被覆シ−ト1と台紙
3間に溶融した合成樹脂フィルム11を介して気密に保
持できるので、外気の湿気によって押花2が長期にわた
って変色することがなく、耐久性という点から好都合で
あり、また孔111.111…としてその大きさを30
1〜600υmに設定しておけば、請求項2の発明にお
いて台紙3の上に押花2を配置して、押花被覆シ−ト1
でこれを被覆して加熱加圧する際、脱気後合成樹脂フィ
ルム11が溶融しても孔111.111…が閉塞される
ことなく残存されるので、押花2として、ジャスミン、
ラベンダ−、キンモクセイ等の芳香性のものを使用すれ
ば、押花被覆シ−ト1と台紙3間に介在された芳香性の
押花2から発香される芳香を、孔111.111…を通
して外気に発することができるので、芳香性に優れた押
花シ−トを提供できる。
【0008】この発明において、押花2として熱溶着性
の透明な合成樹脂で表面処理したものを使用すれば、加
熱加圧時に押花被覆シ−ト1と押花2が相互溶着される
ので、押花被覆シ−ト1と押花2との接着性を強化でき
るとともに、押花2を台紙3にも溶着できるので好都合
である。
の透明な合成樹脂で表面処理したものを使用すれば、加
熱加圧時に押花被覆シ−ト1と押花2が相互溶着される
ので、押花被覆シ−ト1と押花2との接着性を強化でき
るとともに、押花2を台紙3にも溶着できるので好都合
である。
【0009】この発明において、台紙3としては和紙、
用紙、印刷紙、筆記用紙、板紙等の紙類、織布、編布、
不織布等の布帛類、皮革、合成樹脂シ−トまたはこれら
の積層体によって構成されている。この発明において台
紙3として押花被覆シ−ト1を使用し押花被覆シ−ト
1,1を合成樹脂フィルム11,11面を対向させて押
花被覆シ−ト1,1間に押花2を介在して、これを加熱
加圧することによって製造された押花シ−トは、押花2
が表裏表面から押花被覆シ−ト1,1に溶着されている
ため、その保存性が増強されるとともに表裏両面から押
花2を透視でき、障子紙、電灯の笠張り等インテリア材
としても利用できる。請求項2の発明において、アイロ
ン又は加熱雰囲気中でゴムロ−ル、真空プレス等で行う
ことができ、アイロンで行えば、手軽で簡単である。ア
イロンで行う場合、通常家庭で使用されているクッショ
ン材を上張りしたアイロン台上に、台紙3、押花2、次
に合成樹脂フィルム11面を台紙3と押花2に対向させ
て、押花被覆シ−ト1を重ね、必要によってはさらにそ
の上にチリ紙等の薄いクッション材を重ね、その上から
アイロンで加熱加圧すれば、加圧の際、押花2を台紙3
を介してアイロン台のクッション性によってアイロン台
中に沈み込ませた状態で位置させ、押花被覆シ−ト1を
平坦に位置させてアイロン掛けができるので、アイロン
掛けが便利であり、しかもアイロンの加圧を解除すれ
ば、アイロン台のクッション性によって合成樹脂フィル
ムがまだ軟化状態の時点で、押花被覆シ−ト1を介して
押花2を押し上げて突出させて、押花被覆シ−ト1に立
体的に押花2を固定して、押花被覆シ−ト1と押花2と
台紙3とを積層できるので便利である。
用紙、印刷紙、筆記用紙、板紙等の紙類、織布、編布、
不織布等の布帛類、皮革、合成樹脂シ−トまたはこれら
の積層体によって構成されている。この発明において台
紙3として押花被覆シ−ト1を使用し押花被覆シ−ト
1,1を合成樹脂フィルム11,11面を対向させて押
花被覆シ−ト1,1間に押花2を介在して、これを加熱
加圧することによって製造された押花シ−トは、押花2
が表裏表面から押花被覆シ−ト1,1に溶着されている
ため、その保存性が増強されるとともに表裏両面から押
花2を透視でき、障子紙、電灯の笠張り等インテリア材
としても利用できる。請求項2の発明において、アイロ
ン又は加熱雰囲気中でゴムロ−ル、真空プレス等で行う
ことができ、アイロンで行えば、手軽で簡単である。ア
イロンで行う場合、通常家庭で使用されているクッショ
ン材を上張りしたアイロン台上に、台紙3、押花2、次
に合成樹脂フィルム11面を台紙3と押花2に対向させ
て、押花被覆シ−ト1を重ね、必要によってはさらにそ
の上にチリ紙等の薄いクッション材を重ね、その上から
アイロンで加熱加圧すれば、加圧の際、押花2を台紙3
を介してアイロン台のクッション性によってアイロン台
中に沈み込ませた状態で位置させ、押花被覆シ−ト1を
平坦に位置させてアイロン掛けができるので、アイロン
掛けが便利であり、しかもアイロンの加圧を解除すれ
ば、アイロン台のクッション性によって合成樹脂フィル
ムがまだ軟化状態の時点で、押花被覆シ−ト1を介して
押花2を押し上げて突出させて、押花被覆シ−ト1に立
体的に押花2を固定して、押花被覆シ−ト1と押花2と
台紙3とを積層できるので便利である。
【0010】
【実施例】孔の大きさが平均で350υmで、孔数が6
2万個/m2でその表面積率が7.8%の厚み9υmの
ポリプロピレンフィルム11を坪量が20g/m2のレ
−ヨン100%の薄用紙12にラミネ−トしたものを押
花被覆シ−ト1とし、台紙3としても押花被覆シ−ト1
と同様なものを使用し、押花被覆シ−ト1と台紙3
(1’)とをポリプロピレンフィルム11と11’を対
向させ、その間に百日草を乾燥した押花2を介在させ
て、家庭用のウレタンフォ−ム張りのアイロン台上で、
120℃で5秒間加熱加圧して、押花被覆シ−ト1と台
紙3間に介在された空気を孔111.111…11
1’,111’…と通気性の薄用紙12,12’から脱
気しながら障子紙用の押花シ−トを製造した。この押花
シ−トにおいて、押花2に隣接して押花被覆シ−ト1と
台紙3間に空気だまりが形成されることなく、押花被覆
シ−ト1と台紙3を押花2の形状に沿って密着させて、
押花2を押花被覆シ−ト1と台紙3間に溶着でき、その
表裏両面から押花2を立体的に鮮明に透視できる障子紙
用の押花シ−トを製造することができた。
2万個/m2でその表面積率が7.8%の厚み9υmの
ポリプロピレンフィルム11を坪量が20g/m2のレ
−ヨン100%の薄用紙12にラミネ−トしたものを押
花被覆シ−ト1とし、台紙3としても押花被覆シ−ト1
と同様なものを使用し、押花被覆シ−ト1と台紙3
(1’)とをポリプロピレンフィルム11と11’を対
向させ、その間に百日草を乾燥した押花2を介在させ
て、家庭用のウレタンフォ−ム張りのアイロン台上で、
120℃で5秒間加熱加圧して、押花被覆シ−ト1と台
紙3間に介在された空気を孔111.111…11
1’,111’…と通気性の薄用紙12,12’から脱
気しながら障子紙用の押花シ−トを製造した。この押花
シ−トにおいて、押花2に隣接して押花被覆シ−ト1と
台紙3間に空気だまりが形成されることなく、押花被覆
シ−ト1と台紙3を押花2の形状に沿って密着させて、
押花2を押花被覆シ−ト1と台紙3間に溶着でき、その
表裏両面から押花2を立体的に鮮明に透視できる障子紙
用の押花シ−トを製造することができた。
【0011】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、請求項1の発明の押花被覆シ−ト1の合成樹脂フ
ィルム11側を台紙3に面させて、押花被覆シ−ト1と
台紙3間に押花2を介在して加熱加圧する際、押花被覆
シ−ト1と台紙3間に介在された空気を薄用紙12にラ
ミネ−トされた合成樹脂フィルム11に施された多数の
孔111.111…、通気性薄用紙12から脱気させな
がら合成樹脂フィルム11を軟化させ、押花被覆シ−ト
1を押花2の形状に沿って密着させて溶着できるので、
押花2が厚手で立体的なものであっても、押花2に隣接
して押花被覆シ−ト1と台紙3間に空気が封入されるこ
となく、押花2に対する保形性、保持性が良好で立体感
に優れた押花シ−トを提供できる。従って、請求項2の
発明によって提供される押花シ−トは、障子紙、提灯、
電灯の笠張り等のインテリア商品としては勿論、ハガ
キ、便箋、封筒等の筆記可能な書紙、カ−ド、シ−ル等
の装飾品としても有用である。
ので、請求項1の発明の押花被覆シ−ト1の合成樹脂フ
ィルム11側を台紙3に面させて、押花被覆シ−ト1と
台紙3間に押花2を介在して加熱加圧する際、押花被覆
シ−ト1と台紙3間に介在された空気を薄用紙12にラ
ミネ−トされた合成樹脂フィルム11に施された多数の
孔111.111…、通気性薄用紙12から脱気させな
がら合成樹脂フィルム11を軟化させ、押花被覆シ−ト
1を押花2の形状に沿って密着させて溶着できるので、
押花2が厚手で立体的なものであっても、押花2に隣接
して押花被覆シ−ト1と台紙3間に空気が封入されるこ
となく、押花2に対する保形性、保持性が良好で立体感
に優れた押花シ−トを提供できる。従って、請求項2の
発明によって提供される押花シ−トは、障子紙、提灯、
電灯の笠張り等のインテリア商品としては勿論、ハガ
キ、便箋、封筒等の筆記可能な書紙、カ−ド、シ−ル等
の装飾品としても有用である。
【図1】押花被覆シ−トの一部切欠見取図である。
【図2】押花被覆シ−トを使用して製造された押花シ−
トの見取図である。
トの見取図である。
【図3】図2のA−A線に沿った断面図である。
【図4】従来の押花シ−トの要部断面図である。
1.(1’)押花被覆シ−ト 11.(11’)…熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム 111.(111’)…孔 12.薄用紙 2.押花 3.台紙
Claims (2)
- 【請求項1】孔の大きさが200〜600υmの平均径
を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
ラミネ−トしたことを特徴とする熱溶着性の押花被覆シ
−ト。 - 【請求項2】孔の大きさが200〜600υmの平均径
を有し、その表面積率が3〜25%の多数の孔111.
111…を有する熱溶着性の透明な合成樹脂フィルム1
1を、坪量が5〜30g/m2の通気性の薄用紙12に
ラミネ−トして構成された熱溶着性の押花被覆シ−ト1
を、その合成樹脂フィルム11面を台紙3の上に配置さ
れた押花2に面させて、この押花被覆シ−ト1で押花2
と台紙3を被覆し、加熱加圧して、この押花被覆シ−ト
1と台紙3間に介在された空気を合成樹脂フィルム11
に設けられた孔111.111…と通気性の薄用紙12
を通して排出させながら合成樹脂フィルム11を溶融さ
せて、押花被覆シ−ト1と台紙3を溶着させたことを特
徴とする押花シ−トの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8801798A JPH11269001A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8801798A JPH11269001A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11269001A true JPH11269001A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=13931082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8801798A Pending JPH11269001A (ja) | 1998-03-17 | 1998-03-17 | 押花被覆シ−トならびにその押花被覆シ−トを使用した押花シ−トの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269001A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003081702A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Yoshio Sugino | 押し花シートの製造方法 |
-
1998
- 1998-03-17 JP JP8801798A patent/JPH11269001A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003081702A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-19 | Yoshio Sugino | 押し花シートの製造方法 |
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