JPH112669A - モータ負荷の異常検出方法及び装置 - Google Patents

モータ負荷の異常検出方法及び装置

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JPH112669A
JPH112669A JP17293997A JP17293997A JPH112669A JP H112669 A JPH112669 A JP H112669A JP 17293997 A JP17293997 A JP 17293997A JP 17293997 A JP17293997 A JP 17293997A JP H112669 A JPH112669 A JP H112669A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成でモータ負荷の異常を簡単に検出で
きるようにする。 【解決手段】異常のない基準負荷を駆動したときのモー
タ回転数に対するトルクを予め測定して記憶手段2に記
憶し、モータコイルMCの励磁を中断手段3により中断
し、モータコイルMCの励磁中断中に発生する誘導起電
力Viを検出コイル5及び誘導起電力検出回路6により
検出し、モータコイルMCの励磁中にモータコイルMC
に流れる電流値Imを電流検出手段8により検出し、こ
の誘導起電力Viと電流値Imと所定の定数とを演算手
段9により乗算し、この演算が行われたときのモータ回
転数を回転数検出手段11により検出し、その回転数に
おけるトルクを記憶手段2から読み出した結果と演算手
段9による算出結果とを、判定手段12により比較して
その差が許容範囲を越えているかどうかを判定し、越え
ていれば負荷異常としてその旨を結果表示手段13によ
り表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コアに巻装され
たモータコイルと、このモータコイルに相対向して設け
られた回転子とから成る直流モータにより駆動される負
荷の異常を検出するモータ負荷の異常検出方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の直流ブラシレスモータとその駆動
回路は、例えば図3に示すように構成されている。
【0003】図3に示すように、トランジスタ等のスイ
ッチング素子から成るスイッチSUH及びスイッチSULの
直列回路、スイッチング素子から成るスイッチSVH及び
スイッチSVLの直列回路、スイッチング素子から成るス
イッチSWH及びスイッチSWLの直列回路のそれぞれによ
り、3個のアームAU 、AV 、AW が構成されている。
【0004】また、各アームAU 〜AW は直流電源Eに
並列に接続されている。各スイッチSUH、SUL、SVH、
SVL、SWH、SWLにはフライホイールダイオードDUH、
DUL、DVH、DVL、DWH、DWLが並列に接続されてい
る。これら各スイッチSUH、SUL、SVH、SVL、SWH、
SWL及び各ダイオードDUH、DUL、DVH、DVL、DWH、
DWLにより、三相ブリッジインバータ部IVが構成され
ている。
【0005】そして、各アームAU 〜AW における両ス
イッチの接続点PU 、PV 、PW それぞれには、モータ
Mの固定子コアに巻装され星形結線されたモータコイル
である三相巻線LU 、LV 、LW が接続され、これら三
相巻線LU 、LV 、LW に相対向する位置に、図示しな
いマグネットを備えた回転子が設けられている。
【0006】また、各接続点PU 、PV 、PW の上側に
ある各スイッチSUH、SVH、SWHにより上側スイッチ群
HSが構成されている。さらに、各接続点PU 、PV 、
PWの下側にある各スイッチSUL、SVL、SWLにより下
側スイッチ群LSが構成されている。
【0007】さらに、上側スイッチ群HSの各スイッチ
SUH、SVH、SWH及び下側スイッチ群LSの各スイッチ
SUL、SVL、SWLのオン、オフがインバータ制御手段S
Cからの制御信号によって制御されるようになってい
る。
【0008】このとき、インバータ制御手段SCによ
り、上側スイッチ群HSの各スイッチSUH、SVH、SWH
のオンのタイミングを120゜ずつずらすように120
゜位相のずれた制御信号が各スイッチSUH、SVH、SWH
に出力され、同様に下側スイッチ群LSの各スイッチS
UL、SVL、SWLにも120゜位相のずれた制御信号が出
力される。さらには、上側スイッチ群HSの各スイッチ
SUH、SVH、SWHのうちオンしているスイッチのアーム
とは異なるアームの下側スイッチ群LSのスイッチがオ
ンするように制御される。
【0009】また、図3には図示されていないホール素
子などから成る位置センサにより検出される回転子の位
置に関連して、オンすべき上側スイッチ群HSのスイッ
チと下側スイッチ群LSのスイッチとの組み合わせが切
換えられるようになっている。このようにして、モータ
Mの各巻線LU 〜LW への電流の通流方向が切換えら
れ、固定子の磁極が一方向に回転して回転子の回転力が
得られるのである。
【0010】ところで、上記したような直流ブラシレス
モータにより駆動される送風機等の負荷が正常に作動し
ているかどうかを判定する必要が生じた場合、従来、直
流モータの定トルク性、即ち回転数が変わっても電流値
が一定であればトルクも一定になるという基本特性に基
づき、モータコイルに流れる電流値を検出することによ
ってこの電流値と比例関係にあるトルクを求め、負荷の
正常、異常を判定することが行われている。
【0011】具体的には、異常のない基準負荷の使用時
におけるモータの各回転数における標準電流値を予め測
定しておき、実際の負荷運転状態での測定電流値と予め
測定しておいた標準電流値とを比較し、その差が許容さ
れる範囲内であれば負荷は正常と判断され、許容範囲を
越えていれば負荷は異常と判断されるのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転子のマグ
ネットには、通常コスト的な面から安価なフェライトマ
グネットが用いられ、このフェライトマグネットは温度
特性が良好ではなく、例えば−20〜+60℃の温度範
囲における温度係数は約0.17%/℃であるため、こ
のように温度特性の良好でないマグネットを使用する場
合には、マグネットの特性の変動がそのまま電流値の変
化となって現れ、測定電流値に大きな誤差が生じ易く、
電流値に基づく負荷の正常、異常の判定を行うことは困
難である。
【0013】一方、このような不都合を解消するには、
温度特性の良好なマグネットを使用すればよいが、高価
になるという問題がある。また、トルクを直接測定する
ことにより負荷の正常、異常の判定を行うことも考えら
れるが、トルク測定器が非常に高価であるため、負荷の
異常検出のために高価なシステムが必要になる。
【0014】この発明が解決しようとする課題は、安価
な構成でモータ負荷の異常を簡単に検出できるようにす
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、コアに巻装されたモータコイルと、前記モータコイ
ルに相対向して設けられた回転子とから成る直流モータ
により駆動される負荷の異常を検出するモータ負荷の異
常検出方法において、異常のない基準負荷を駆動したと
きのモータ回転数の各値に対するトルクを予め測定して
おき、前記モータコイルの励磁を一時中断し、前記モー
タコイルの励磁の中断中に前記モータコイルに発生する
誘導起電力を検出し、検出した前記誘導起電力と、前記
モータコイルの励磁中に検出した前記モータコイルに流
れる電流と、所定の定数との乗算を行い、前記乗算が行
われたときのモータ回転数における前記基準負荷のトル
クと前記乗算の結果とを比較しその差が所定範囲を越え
ているかどうかにより前記負荷の異常の有無を判定する
ことを特徴としている。
【0016】このとき、請求項2に記載のように、前記
モータコイルの励磁の一時中断を定期的に繰り返すとよ
い。
【0017】このような構成によれば、モータコイルの
励磁の中断中に発生する誘導起電力と、モータコイルの
励磁中に検出されたモータコイルに流れる電流と、所定
の定数とを乗算することによって、モータのトルクが算
出されるため、この演算を行うことにより間接的にトル
クを検出するのと同じことになり、予め測定しておいた
基準負荷におけるトルクに対して算出したトルクがどれ
くらいずれているかによって、負荷が正常に作動してい
るのか異常であるのかを判断することが可能になる。
【0018】また、このような異常検出方法に適用され
る装置として、請求項3に記載のように、予め測定され
た異常のない基準負荷を駆動したときのモータ回転数の
各値に対するトルクを記憶した記憶手段と、前記モータ
コイルの励磁を一時中断する中断手段と、前記中断手段
により前記モータコイルの励磁が中断されているときに
前記モータコイルに発生する誘導起電力を検出する誘導
起電力検出手段と、前記モータコイルの励磁中にこのモ
ータコイルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前
記誘導起電力検出手段により検出された誘導起電力と前
記電流検出手段により検出された電流と所定の定数とを
乗算する演算手段と、前記演算手段により演算が行われ
たときのモータ回転数を検出する回転数検出手段と、前
記回転数検出手段により検出されたモータ回転数におけ
るトルクを前記記憶手段から読み出した結果と前記演算
手段による算出結果とを比較しその差が所定範囲を越え
ているかどうかにより前記負荷の異常の有無を判定する
判定手段とを備えていると、負荷の異常を検出できて効
果的である。
【0019】このとき、請求項4に記載のように、前記
誘導起電力検出手段が、前記モータコイルが巻装されて
いる前記コアに巻装された検出コイルから成るのが望ま
しい。
【0020】さらに、請求項5に記載のように、前記判
定手段による判定結果を報知する報知手段を備えている
と、負荷の正常、異常を容易に把握することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明をブラシレスモータに適
用した場合の一実施形態について図1及び図2を参照し
て説明する。但し、図1はブロック図、図2は動作説明
図である。尚、以下の説明では図3も参照する。
【0022】図1において、1は上記した三相ブリッジ
インバータ部IV及びインバータ制御手段SC(図3参
照)から成る駆動回路、2は記憶手段であり、CD−R
OM、ハードディスクやフロッピディスク等の書き換え
可能なメモリから成り、異常のない基準負荷を駆動した
ときのモータ回転数の各値に対するトルクが予め測定さ
れ、得られた回転数に対するトルクデータを記憶してい
る。
【0023】3は中断手段であり、三相巻線LU 、LV
、LW (図3参照)から成るモータコイルMCへの電
流の通流を、例えば20msecの間中断すべく、上記
したインバータ制御手段SCに例えば3sec間隔で中
断指令信号Ciを与え、この中断指令信号Ciが入力さ
れている間、インバータ制御手段SCはインバータ部I
Vの各スイッチSUH、SUL、SVH、SVL、SWH、SWLの
オンを中断する。
【0024】5はモータコイルMCの各巻線LU 、LV
、LW のうちのいずれか一相分と同じティースに数タ
ーン巻装された検出コイル、6は誘導起電力検出回路で
あり、検出コイル5と共に誘導起電力検出手段を構成
し、中断手段3からの中断指令信号Ciが入力され、中
断指令信号Ciが入力されている間、つまりモータコイ
ルMCへの電流の通流が中断されている間に検出コイル
5に発生する起電力をモータコイルMCに発生する誘導
起電力として検出する。
【0025】8はモータコイルMCに流れる電流を検出
する電流検出手段、9は演算手段であり、中断手段3か
らの中断指令信号が入力され、この中断指令信号Ciが
入力される直前或いは中断指令信号Ciの入力が停止さ
れた直後に電流検出手段8により検出された電流値Im
を取り込み、中断指令信号Ciが入力されている間に誘
導起電力検出回路6により検出された誘導起電力Viと
取り込んだ電流値Imと所定の定数とを乗算する。
【0026】このとき、直流モータにおけるトルクT
が、空隙の磁束密度をφ、モータ電流をIm、定数をK
とすると、 T=K・φ・Im と表わされ、更に誘導起電力を上記したようにViとす
ると、この誘導起電力Viが磁束密度φに比例すること
から、トルクTは、定数をK’として T=K’・Vi・Im と表わすことができる。従って、演算手段9により、誘
導起電力Viと電流値Imと定数K’とを乗算すること
によって、トルクTを算出することができるのである。
【0027】さらに図1において、11はモータ回転数
を検出する回転数検出手段、12は判定手段であり、演
算手段9により演算が行われたときに回転数検出手段1
1により検出されるモータ回転数を取り込み、そのモー
タ回転数におけるトルクを記憶手段2から読み出して、
読み出したトルクと演算手段9により演算したトルクと
を比較し、その差が所定範囲を越えているかどうかによ
り送風機などの負荷の異常の有無を判定し、その判定結
果が後段の報知手段としての液晶ディスプレイ等から成
る結果表示手段13により表示されるようになってい
る。このとき、負荷が正常とされる上記したトルクの差
の許容範囲は小さいほどよいが、実質的にはこの差が記
憶手段2から読み出したトルクに対して5%程度までは
許容範囲とされる。
【0028】そして、このような構成の装置によりモー
タ負荷の異常を検出する場合の手順について簡単に説明
すると、上記したように、駆動対象となる送風機等の実
際の負荷と同じ設計値を満足し異常のない基準負荷を予
め準備し、モータMによりこの基準負荷を駆動したとき
のモータ回転数の各値に対するトルクを予め測定し、図
2(a)、(b)に示すような回転数に対するトルクデ
ータを求めてこれを記憶手段2に記憶しておく。
【0029】つぎに、モータMにより実際の負荷を駆動
し、中断手段3からインバータ制御手段SCに出力され
る中断指令信号Ciに基づき、インバータ制御手段SC
によりインバータ部IVの各スイッチSUH、SUL、SV
H、SVL、SWH、SWLのオンを例えば20msecの間
中断してモータコイルMCの励磁を中断し、この間に誘
導起電力検出回路6によりモータコイルMCに発生する
誘導起電力Viを検出し、モータコイルMCの励磁の中
断の直前或いは中断が解除された直後の電流値Imを電
流検出手段8により検出し、検出した誘導起電力Vi、
電流値Imを使って演算手段9によりトルクを算出す
る。このとき、この演算を例えば3sec間隔で周期的
に繰り返すのである。
【0030】さらに、演算手段9により演算が行われた
ときに回転数検出手段11により検出されたモータ回転
数を判定手段12に取り込み、そのモータ回転数におけ
るトルクを判定手段12により記憶手段2から読み出
し、読み出したトルクの値と演算手段9により算出した
トルクの値とを判定手段12により比較してその差が上
記した許容範囲内に入っているかどうかを判定し、許容
範囲内に入っていれば負荷に異常はなく正常であり、許
容範囲内に入っていなければ負荷に異常があるため、結
果表示手段13により駆動中の負荷が異常である旨の表
示がなされる。
【0031】このように、上記した実施形態によれば、
誘導起電力検出回路6により検出されるモータコイルM
Cの励磁中断中の誘導起電力Viと、電流検出手段8に
より検出されたモータコイルMCに励磁中に流れる電流
値Imと、所定の定数K’とを演算手段9により乗算す
ることによって、モータMのトルクを演算により間接的
に導出することができる。従って、回転子のマグネット
に温度特性の良好でない安価なフェライトマグネットを
用いた場合でも、このフェライトマグネットの温度特性
の影響を受けることなく、負荷状況に応じたトルクを算
出して負荷の正常、異常を検出することができ、従来の
ように高価なトルク検出器を用いることもなく、安価な
構成でモータ負荷の異常を簡単に検出することが可能に
なるものである。
【0032】また、結果表示手段13の表示から負荷の
異常の有無を容易に把握することができ、検出作業を効
率よく行うことが可能になる。
【0033】さらに、上記したようにブラシレスモータ
に適用すれば、ブラシレスモータを使用する小型、薄型
の機器におけるモータ負荷の異常の有無を検出すること
が可能になる。
【0034】なお、上記実施形態では、直流モータをブ
ラシレスモータとした場合について説明したが、特にブ
ラシレスモータに限定されるものでないのは勿論であ
る。
【0035】また、負荷は上記した送風機に限らず、こ
れ以外の直流モータにより駆動される負荷であってもよ
いのはいうまでもない。
【0036】さらに、報知手段は上記した結果表示手段
13に特に限定されるものではなく、異常を報知し得る
ブザーその他の報知機能を有するものであればよい。
【0037】また、モータコイルの励磁の中断時間は上
記した20msecに限定されるものではなく、負荷や
モータの特性に応じて適宜設定すればよく、繰り返し周
期についても同様である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2及び3に記
載の発明によれば、モータコイルの励磁中断中の誘導起
電力と、モータコイルに励磁中に流れる電流値と、所定
の定数とを乗算することによって、モータのトルクを間
接的に導出することができるため、回転子のマグネット
に温度特性の良好でない安価なフェライトマグネットを
用いた場合であっても、このフェライトマグネットの温
度特性の影響を受けることなく、負荷状況に応じたトル
クを算出して負荷の正常、異常を検出することが可能に
なり、安価な構成の装置によりモータ負荷の異常を簡単
に検出することができる。
【0039】また、請求項4に記載の発明によれば、モ
ータコイルのコアに巻装された検出コイルに発生する起
電力を、モータコイルに発生する誘導起電力として簡単
に検出することができる。
【0040】また、請求項5に記載の発明によれば、報
知手段の報知により負荷の異常を容易に知ることができ
るため、作業の熟練を必要とすることもなく、作業の効
率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】この発明の前提となるブラシレスモータの結線
図である。
【符号の説明】
2 記憶手段 3 中断手段 5 検出コイル 6 誘導起電力検出回路 8 電流検出手段 9 演算手段 11 回転数検出手段 12 判定手段 13 結果表示手段(報知手段) MC モータコイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに巻装されたモータコイルと、前記
    モータコイルに相対向して設けられた回転子とから成る
    直流モータにより駆動される負荷の異常を検出するモー
    タ負荷の異常検出方法において、 異常のない基準負荷を駆動したときのモータ回転数の各
    値に対するトルクを予め測定しておき、 前記モータコイルの励磁を一時中断し、 前記モータコイルの励磁の中断中に前記モータコイルに
    発生する誘導起電力を検出し、 検出した前記誘導起電力と、前記モータコイルの励磁中
    に検出した前記モータコイルに流れる電流と、所定の定
    数との乗算を行い、 前記乗算が行われたときのモータ回転数における前記基
    準負荷のトルクと前記乗算の結果とを比較しその差が所
    定範囲を越えているかどうかにより前記負荷の異常の有
    無を判定することを特徴とするモータ負荷の異常検出方
    法。
  2. 【請求項2】 前記モータコイルの励磁の一時中断を定
    期的に繰り返すことを特徴とする請求項1に記載のモー
    タ負荷の異常検出方法。
  3. 【請求項3】 コアに巻装されたモータコイルと、前記
    モータコイルに相対向して設けられた回転子とから成る
    直流モータにより駆動される負荷の異常を検出するモー
    タ負荷の異常検出装置において、 予め測定された異常のない基準負荷を駆動したときのモ
    ータ回転数の各値に対するトルクを記憶した記憶手段
    と、 前記モータコイルの励磁を一時中断する中断手段と、 前記中断手段により前記モータコイルの励磁が中断され
    ているときに前記モータコイルに発生する誘導起電力を
    検出する誘導起電力検出手段と、 前記モータコイルの励磁中にこのモータコイルに流れる
    電流を検出する電流検出手段と、 前記誘導起電力検出手段により検出された誘導起電力と
    前記電流検出手段により検出された電流と所定の定数と
    を乗算する演算手段と、 前記演算手段により演算が行われたときのモータ回転数
    を検出する回転数検出手段と、 前記回転数検出手段により検出されたモータ回転数にお
    けるトルクを前記記憶手段から読み出した結果と前記演
    算手段による算出結果とを比較しその差が所定範囲を越
    えているかどうかにより前記負荷の異常の有無を判定す
    る判定手段とを備えていることを特徴とするモータ負荷
    の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 前記誘導起電力検出手段が、前記モータ
    コイルが巻装されている前記コアに巻装された検出コイ
    ルから成ることを特徴とする請求項3に記載のモータ負
    荷の異常検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判定手段による判定結果を報知する
    報知手段を備えていることを特徴とする請求項3または
    4のいずれかに記載のモータ負荷の異常検出装置。
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