JPH11266513A - 管接続用の受口 - Google Patents

管接続用の受口

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Publication number
JPH11266513A
JPH11266513A JP11022448A JP2244899A JPH11266513A JP H11266513 A JPH11266513 A JP H11266513A JP 11022448 A JP11022448 A JP 11022448A JP 2244899 A JP2244899 A JP 2244899A JP H11266513 A JPH11266513 A JP H11266513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
tube
locking claw
operation piece
claw
Prior art date
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Pending
Application number
JP11022448A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohachi Shimizu
昭八 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mirai Industry Co Ltd filed Critical Mirai Industry Co Ltd
Priority to JP11022448A priority Critical patent/JPH11266513A/ja
Publication of JPH11266513A publication Critical patent/JPH11266513A/ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受口を構成する筒体に管係止爪が一体に設け
られた管接続用の受口について、誤って接続された管の
取り外しを容易に行うことができる管接続用の受口を簡
単な構造により提供する。 【解決手段】 内面に管を係止するための爪部14が突
出し、筒体10の周壁に形成されたスリット12により
弾性変形する管係止爪13を有し、この管係止爪13の
外面側に、基端を中心に管係止爪13を拡開方向にしな
らせるための操作片15が延設された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ、カップリン
グ等の管接続具、あるいは端末保護具、ボックス等の配
線・配管器具に適用される管接続用の受口に関する。本
発明は、とくに、管が挿入される筒体の周壁にスリット
を形成して、該スリットにより囲われた部分に弾性をも
たせた管係止爪を形成すると共に、該管係止爪の内面側
に管を係止するための爪部を突出させて成る管係止爪を
一体に備えた管接続用の受口であって、誤って接続され
た管を容易に取り外しできる構造を備えた管接続用の受
口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、とくに山部と谷部が交互に形成さ
れた波付管を接続するための管接続用の受口としては、
図18に示すように、管が挿入される筒体30の周壁に
スリット32を形成して、スリット32により囲われた
部分に弾性をもたせ、内面に管を係止するための爪部3
4を突出させた管係止爪33を一体に備えた構造のもの
が知られている。
【0003】この管係止爪33を備えた受口は、図19
に示すように、管Pを挿入するだけで爪部34が管Pの
谷部に係合して管Pを抜け止め状態に係止することがで
き、管Pの接続作業を容易に行うことができると共に、
その構造がきわめて簡単であり、又、受口を構成する筒
体30の周壁によって管係止爪33を形成しており、合
成樹脂による一体成形によって容易に製造できるという
利点を有している。
【0004】しかしながら、このような従来の受口にあ
っては、管を挿入するだけで管を抜け止め状態に係止す
ることができて管の接続作業を容易に行うことができる
ものの、一旦係止された管は、受口を破壊しない限りそ
の係止を解除できず、誤って管が接続された場合には受
口から管を取り外すことはほとんど不可能であるという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みなされたものであって、受口を構成する筒体
に管係止爪が一体に設けられた管接続用の受口につい
て、誤って接続された管の取り外しを容易に行うことが
できる管接続用の受口を簡単な構造により提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る管接続用
の受口は、管が挿入される筒体の周壁にスリットを形成
して、該スリットにより囲まれた部分に弾性をもたせ、
内面に管を係止するための爪部を突出させて成る管係止
爪を一体に備え、前記管係止爪の外面側に、該管係止爪
の先端近傍から基端側に延設された操作片を有し、前記
操作片の先端部の押圧によって、該管係止爪を基端を中
心に外方へ拡開すべくしならせて、前記爪部による管の
係止を解除するものである。
【0007】請求項2に係る管接続用の受口は、管が挿
入される筒体の周壁にスリットを形成して、該スリット
により囲まれた部分に弾性をもたせ、内面に管を係止す
るための爪部を突出させて成る管係止爪を一体に備え、
前記管係止爪の外面側に、引き上げることによって基端
を中心に該管係止爪を拡開方向にしならせるための操作
片を延設するとともに、受口を構成する筒体の外周壁に
沿って摺動し、前記操作片に係合して前記操作片の引き
上げ操作を行うための摺動部材を備えたものである。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例にしたがって各請
求項記載の発明に係る管接続用の受口について説明す
る。
【0009】図1〜図4には管接続用の受口の一実施例
が示されており、この受口は、端部に管が挿入される開
口11を有する筒体10によって構成されている。この
ような受口は、図7に示すコネクタや、図8に示すカッ
プリング等の管接続具、あるいは図9に示す端末保護具
や、図10に示すボックス等の配線・配管器具等に適用
され、管が挿入される開口11を有する筒状に形成され
たものであればよい。なお、コネクタは管と配線・配管
器具との接続に使用されるものであり、カップリングは
管どうしの接続に使用されるものである。又、端末保護
具は、二重天井への引き込み、あるいは梁側壁、間仕切
り壁への落し込み等に際して使用されるものであり、
又、ボックスはスイッチやコンセント等の器具の取り付
けや、湯、水、ガス等の流体管に接続される継手の収納
等に使用されるものである。
【0010】図1及び図2に示すように、筒体10の周
壁には平面コの字状のスリット12が形成され、スリッ
ト12により囲われた部分は、管を係止するための爪部
14を内面に有し、筒体10の内外方に弾性変形する管
係止爪13として形成されており、この管係止爪13は
筒体10と一体に構成されている。爪部14は、波付管
の場合にはその谷部に係合し、平滑管の場合にはその外
周壁に食い込むことによって管を係止する構造を備えた
ものであり、開口11からの管の挿入を容易にするた
め、その挿入側端面を傾斜面によって形成することが望
ましい。筒体10の周壁に設けられるスリット12は、
筒体10の開口11側でつながったコの字状の切込みに
よって形成されているが、これに限らず、逆向き即ち筒
体10の反開口11側でつながったコの字状の切込みに
よって形成されるものであってもよい。このような管係
止爪13は、筒体10の周壁に一箇所設けられるもので
あっても、対向する位置に二箇所又はそれ以上の複数箇
所に設けられるものであってもよい。
【0011】管係止爪13の外面側には、管係止爪13
の基端側に延設された操作片15を有している。この操
作片15はその先端部15aを押圧することによって操
作片15に連設した管係止爪13を拡開方向にしならせ
ることができるようになっている。このような操作片1
5は、いわゆるてこの作用によって支点の周りを回動し
得る棒として構成されるものであって、管係止爪13を
しならせることが可能な剛性を有している。その場合、
管係止爪13と同等の剛性をもったものであれば足り
る。操作片15は、管係止爪13と合成樹脂による一体
成形、あるいは金属によるインサート成形により形成さ
れるものであっても、又、合成樹脂又は金属の別部材で
構成されて管係止爪13に一体に取り付けられるもので
あってもよい。又、操作片15は、板状であっても、ピ
ン状であってもよい。
【0012】ここで、操作片15は基端側に延設されて
いるから、筒体10の外方への突出量が少なく、コンパ
クトであり、又、筒体10を握りながら押圧による操作
が可能で操作性が良いという利点を有する。
【0013】さて、このような受口を使用する場合にあ
っては、図3に示すように、管Pを筒体10の開口11
より強制的に挿入することにより、管係止爪13を拡開
させながら筒体10内部へと挿入して、管Pを爪部14
によって抜け止め状態に係止することができる。そし
て、管Pを取り外したい場合には、図4に示すように、
操作片15の先端部15aを押圧することによって、操
作片15に連設した管係止爪を13その拡開方向にしな
らせ、これによって管Pと爪部14との係止を解除し、
受口を構成する筒体10からの管Pを取り外すことがで
きるようになっている。
【0014】図5及び図6には同じく操作片15を押圧
することによって管係止爪13を拡開させる受口の別の
実施例が示されており、この受口は、管係止爪13の基
端側に位置する筒体10の周壁に、操作片15をてこと
して作用させたときの支点となる突起16が形成されて
いる。この実施例の受口のように、支点となる突起16
を形成することによって、操作片15の先端部15aを
押圧したときに管係止爪13を確実にしならせることが
できる。なお、支点となる突起16を設けて受口を構成
する場合には、突起16をスリット12をはさんで管係
止爪13の先端側に位置する筒体10の周壁に設け、管
係止爪13の先端側に操作片15を延設してもよく、こ
の場合も、操作片15の押圧操作で管係止爪13を拡開
させる受口を構成するが可能である。
【0015】図11〜図15には、引き上げによって管
係止爪13を拡開方向にしならせる操作片15を備えた
管接続用の受口の別の実施例が示されており、この受口
は、操作片15の引き上げ操作を行うための摺動部材1
7を備えている。すなわち、受口を構成する筒体10の
外側に回動自在に嵌着され、外周壁に沿って摺動可能な
環状の摺動部材17が設けられている。摺動部材17
は、その外面に凹部17aを有しており、この凹部17
a内に管係止爪13の外面側に延設された鈎状の操作片
15の端部が臨み込んだ状態に設置されている(図1
2、図14)。又、凹部17aはその周面に沿った一側
壁が斜面によって形成されており、摺動部材17の摺動
にともなって操作片15の端部が斜面上を通って高い位
置に引き上げられるようになっている(図13、図1
5)。
【0016】したがって、この実施例の場合には、摺動
部材17の回動によって操作片15を引き上げるように
なっており、この引き上げによって管係止爪13を拡開
方向にしならせ、管と爪部との係止を解除して、受口か
らの管の取り外しを容易に行うことができるようになっ
ている。なお、操作片15の端部が高い位置にあるとき
には、図14に示すように、摺動部材17の内面側に形
成された隙間17b内に拡開した管係止爪13が収納さ
れるようになっている。
【0017】上記実施例においては、凹部17aは一箇
所形成されたものとなっているが、これを複数箇所形成
することによって摺動部材17を常時同一方向に回動さ
せ、爪部14による管の係止・解除を連続的に行える構
造としても良い。このような構造の場合には、とくにナ
ットの螺合によって配線・配管器具に取り付けられるコ
ネクタ(図7)に対しては、その緩みを防止できるので
有効である。又、複数の凹部17aが摺動部材17を回
動させるときのグリップとして利用でき、回動操作を確
実に行うことができる。
【0018】なお、摺動部材17を備えた受口として
は、実施例のように回動によって摺動するものに限られ
ず、例えば楔形状に形成された摺動部材が直線的に摺動
し、操作片15を引き上げることができるように構成さ
れたものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る管接続用の受口は、管係止爪に延設された操作
片の一端を手指又はペンチ等の工具でもって押圧又は引
き上げるといった簡単な操作で、かつ、簡単な構造によ
り、誤って接続された管の取り外しを行うことができ
る。又、操作片がいわゆるてこの作用によって支点の周
りを回動し得る棒を構成し、その操作片の先端部(自由
端部側)を押圧(回転力)することによって操作片に連
設した管係止爪をその拡開方向にしならせ、これによっ
て、管と爪部との係止を解除するものである。したがっ
て、特に、受口を構成する筒体を把持しながら操作片に
押圧力を加える等、押圧操作を容易かつ確実に行うこと
ができる。又、基端側に延設されていることにより操作
片の外方への突出を少なくして、受口自体をコンパクト
にすることができる。
【0020】さらに、請求項2記載の発明に係る管接続
用の受口は、受口を構成する筒体の外周壁に沿って摺動
し、操作片に係合して該操作片の引き上げ操作を行うた
めの摺動部材を備えたことによって、摺動部材の摺動操
作により操作片を引き上げ、これによって、管係止爪を
拡開方向にしならせて管と爪部との係止を解除し、受口
からの管の取り外しを行うものである。したがって、特
に、摺動部材を摺動させることによって、管係止爪を拡
開方向にしならせた状態に維持させておくことができ、
操作片の引き上げ操作中に受口からの管を抜き取る作業
を要しない。すなわち、作業者は操作片の引き上げ操作
によって管係止爪を拡開方向にしならせた状態に一旦停
止させておき、片手でもって受口からの管を抜き取るこ
とができ、確実かつ迅速に作業をすすめることができ
る。又、管係止爪は拡開方向にしなった状態に停止して
いるので、次に受口に接続する管の挿入を容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る受口の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】 図1に示す受口についての断面図である。
【図3】 図1に示す受口について管を係止する場合の
使用状態を示す断面図である。
【図4】 同じく図1に示す受口について管の係止を解
除する場合の使用状態を示す断面図である。
【図5】 本発明に係る受口の別の実施例を示す斜視図
である。
【図6】 図5に示す受口についての断面図である。
【図7】 図1に示す受口についてコネクタに適用した
例を示す断面図である。
【図8】 図1に示す受口についてカップリングに適用
した例を示す断面図である。
【図9】 図1に示す受口について端末保護具に適用し
た例を示す断面図である。
【図10】 図1に示す受口についてボックスに適用し
た例を示す断面図である。
【図11】 本発明に係る受口のさらに別の実施例を示
す斜視図である。
【図12】 図11に示す受口について拡開前の状態を
示す要部断面図である。
【図13】 図12のA−A線断面図である。
【図14】 図11に示す受口について拡開後の状態を
示す要部断面図である。
【図15】 図14のB−B線断面図である。
【図16】 従来の受口を示す平面図である。
【図17】 従来の受口についての使用状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 筒体 12 スリット 13 管係止爪 15 操作片 17 摺動部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管が挿入される筒体の周壁にスリットを
    形成して、該スリットにより囲まれた部分に弾性をもた
    せ、内面に管を係止するための爪部を突出させて成る管
    係止爪を一体に備えた管接続用の受口であって、 前記管係止爪の外面側に、該管係止爪の先端近傍から基
    端側に延設された操作片を有し、 前記操作片の先端部の押圧によって、該管係止爪を基端
    を中心に外方へ拡開すべくしならせて、前記爪部による
    管の係止を解除することを特徴とする管接続用の受口。
  2. 【請求項2】 管が挿入される筒体の周壁にスリットを
    形成して、該スリットにより囲まれた部分に弾性をもた
    せ、内面に管を係止するための爪部を突出させて成る管
    係止爪を一体に備えた管接続用の受口であって、 前記管係止爪の外面側に、引き上げることによって基端
    を中心に該管係止爪を拡開方向にしならせるための操作
    片を延設するとともに、 受口を構成する筒体の外周壁に沿って摺動し、前記操作
    片に係合して前記操作片の引き上げ操作を行うための摺
    動部材を備えたことを特徴とする管接続用の受口。
JP11022448A 1999-01-29 1999-01-29 管接続用の受口 Pending JPH11266513A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011330A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Mirai Ind Co Ltd 接続解除具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013011330A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Mirai Ind Co Ltd 接続解除具

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