JPH11266415A - ビデオ復号回路 - Google Patents

ビデオ復号回路

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JPH11266415A
JPH11266415A JP10363408A JP36340898A JPH11266415A JP H11266415 A JPH11266415 A JP H11266415A JP 10363408 A JP10363408 A JP 10363408A JP 36340898 A JP36340898 A JP 36340898A JP H11266415 A JPH11266415 A JP H11266415A
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JP
Japan
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circuit
signal
analog
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agc
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JP10363408A
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Inventor
Karl H Renner
エイチ.レンナー カール
Ganesan Apparajan
ガネサン アパラジャン
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Texas Instruments Inc
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Texas Instruments Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/52Automatic gain control

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Receiver Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイアス電圧誤差の補償。 【解決手段】 自動AGCバイアス電圧の較正を用いた
差分ビデオ復号器を説明した。アナログ差分ビデオ復号
器とインターフェース接続されるマイクロプロセッサ
(108)が、アナログ・ディジタル変換器(A2D)
の出力に於ける電圧バイアス誤差の寄与を最小限にする
為に、フィルタ段(102、103)を側路することに
よって、較正工程を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はビデオ復号器の自
動利得制御回路に対する制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】<複合ビデオ>映像を満足に再
生するには、複合ビデオ信号と呼ばれる1つの波形に組
合せた何種類かの情報の伝送を必要とする。この信号は
ビデオ情報及び同期情報で構成される。複合ビデオは、
1本の線で分配する為に、輝度、クロミナンス及び同期
情報を周波数、時間及び振幅領域で多重化した信号を表
す。輝度は、カラー・ビデオ方式で、画像の明るさを表
す成分として定義される。クロミナンスは、カラー・ビ
デオ方式で、色差情報を表す成分信号として定義され
る。
【0003】ビデオ信号は、帰線消去レベル、黒基準レ
ベル、平均場面明るさレベル、映像細部及び色値に関す
る情報を伝える。ビデオ信号は単極性で、1つの直流レ
ベル(公称0ボルト)が黒を表し、2番目のレベル(公
称+700 mV)が白を表す。0及び700 mVの
間の任意のレベルがある度合いのグレーを表す。
【0004】同期情報は水平及び垂直走査同期と、クロ
ミナンス・デコーダ同期とで構成されている。水平及び
垂直同期情報を使って、受像機にある水平及び垂直偏向
回路をトリガーする。水平同期は、ビデオ信号を左右方
向の次元でどこに入れるかを表示装置に知らせ、垂直同
期は信号を上下方向の次元のどこに入れるかを表示装置
に知らせる。これは、目的とする課題に最も良く適した
特定の振幅、持続時間及び形を持つパルスで構成され
る。同期パルスは単極性であって、0 Vの基準レベル
と公称−300 mVのピークの負のレベルとを持つ。
【0005】公称のピーク間振幅が700 mVである
ビデオ信号波形と、公称のピーク間振幅が300 mV
である同期信号波形を加算して、ピーク間1 Vの複合
ビデオ信号を形成する。同期パルスは、複合信号の内、
有効な映像情報を持っていない部分に入れられる。こう
いう部分は、正しく調節された表示装置では、走査ビー
ムの帰線を見えなくするように消去される(強制的に黒
レベルより低くする)。
【0006】こういう標準のビデオ信号レベルは普通の
テレビジョン走査基準である全国テレビ方式委員会(N
TSC)及び位相交番走査線(PAL)の両方に該当す
る。合衆国基準は60 Hzで525本の走査線を用い
るNTSCであり、PALはヨーロッパで優勢であっ
て、50 Hzの625本の走査線を使う。複合ビデオ
信号はIRE単位で表される。IRE単位は、帰線消去
レベル (0 IRE単位)から基準白レベル(100
IRE単位)までの振れの1/100と定義される。
標準のピーク間1 Vの信号は140 IRE単位の振
幅を持つといわれ、この内、100 IRE単位が輝度
であり、40 IRE単位が同期情報である。ビデオ回
路及び信号について更に詳しいことは、マックグローヒ
ル出版のM.ロビンの著書「ディジタル・テレビジョン
の基本」(1998年)、ハリス・セミコンダクタ出版
のK.ジャックの著書「ビデオ解明」第2版(1996
年)及びマックグローヒル出版のA.イングリスの著書
「ビデオ・エンジニアリング」第2版(1996年)に
記載されている。
【0007】<ビデオ復号器>複合ビデオ信号を復号す
る時、水平同期時間の間に、入力アナログ信号をアース
に対して直流再生し、「同期先端」をゼロの値に設定す
る。同期先端は、同期信号の内、ビデオ信号を取扱う時
(図2参照)に基準点として使われる部分(最も負のレ
ベル)である。自動利得制御(AGC)を使って、入力
ビデオ信号の振幅が変化する時、回路の出力信号を一定
に保つ。シングルエンド入力(信号がアースに対して振
れる)を差分信号に変換する時、内部電圧バイアスが必
要である。(差分動作モードは、電源雑音及びその他の
妨害のような同相分信号を排除するという利点があ
る。)差分入力信号が、入力信号のピーク間振幅の大体
半分に等しい内部電圧バイアスを中心として振れる。入
力の振幅が変化する時、バイアス電圧が変化しなければ
ならない。バイアス電圧の誤差はAGC出力のオフセッ
トの誤差に寄与し、その結果、望ましくない同期先端レ
ベルになる。AGC回路によって信号が増幅される時、
AGCに対する較正段階を用いて、アナログ・ディジタ
ル(A2D)変換器の出力に影響を与えるバイアス電圧
誤差を補償する。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】<ビデオ復号器
に於ける自動的なAGCバイアス電圧の較正>この発明
は、濾波されていない差分信号を直接的にA2Dに間欠
的に印加して較正値を求めることにより、差分ビデオ復
号器でAGCバイアス電圧を自動的に較正する方法を提
供する。較正手順は、水平同期に対するロックがされな
くなった時、又は場合によってはチャンネルを切換えた
時に実施する。ビデオ復号回路に接続されたマイクロプ
ロセッサが、同期先端及び「バックポーチ」から得られ
る画素サンプルに基いて、利得及びオフセットを決定
し、調節された値をアナログ回路にフィードバックす
る。(バックポーチは、図2に‘C’で示してあるが、
別の基準レベルであり、同期パルスから有効なビデオ情
報の始めまでのレベルである。)較正の間、AGC出力
が直接的にA2D入力に結合される。較正過程の後、A
2D入力は濾波した差分信号を受取るように元に切換え
る。その後、フィルタの利得及びオフセット誤差を補償
し、A2D出力で所望の同期先端の高さ及びバックポー
チ画素レベルを達成するように、利得及びバイアス電圧
を調節する。
【0009】この利点は、較正の特徴が、マイクロプロ
セッサを使って自動的に制御されることである。別の利
点は、水平同期に対するロックが達成された後にAGC
回路でバイアス電圧の較正を実施すると、内部電圧基準
及びDAC出力に誤差があっても、それが補償され、歩
留まりが高くなることである。次にこの発明をこの発明
の重要な実施例を示す図面について説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】この出願の数多くの革新的な考え
を現在好ましいと考えられる実施例について具体的に説
明する。しかし、ここに示す実施例は、この革新的な考
えの数多くの有利な使い方のほんの僅かな例に過ぎな
い。全般的に言うと、この出願の明細書に述べたこと
は、必ずしもこの発明の何れの面をも制約するものでは
ない。更に、或る説明は、この発明の或る特徴には該当
するが、他の特徴には該当しないことがある。
【0011】<複合信号>ビデオ復号器のアナログ・フ
ロントエンドが自動的な利得及びオフセット制御機能を
果たして、A2D変換器の出力が、複合ビデオ入力が−
9 dBから+3dBまでの範囲で変化する時、一定の
振幅を持つようにする。図2は8ビットの電圧レベルを
持つ典型的なNTSC複合ビデオ信号を示す。部分Aは
同期パルス(部分B)の直前にある「フロントポーチ」
と呼ばれる。部分Cは「バックポーチ」と呼ばれ、同期
パルスの直ぐ後に続く。入力の同期先端200が基準電
圧にクランプされ、ゼロに近いA2D出力画素に対応す
る。(好ましい実施例では、クランプされる基準電圧は
大体1.5乃至1.6ボルトである。)同期先端とバッ
クポーチ・レベルの間の差が同期の高さ(部分D)と呼
ばれる。利得及びオフセットは、所望の同期の高さ及び
バックポーチ・レベルが得られるように自動的に調節さ
れる。
【0012】<アナログ・フロントエンド>図1に好ま
しい実施例のアナログ・フロントエンドを示す。好まし
い実施例では、入力信号はその公称振幅の約35%‐1
30%変化し得るので、出力に1‐2IRE単位以上の
変化を生ずるようにしてはならない。入力Vinのシング
ルエンド複合ビデオがキャパシタCinを介して回路10
0に容量結合され、ここで同期先端信号レベルが基準電
圧Vclampにクランプされる。AGCブロック110
が、入力を差分信号に変換し、それを増幅する。
【0013】通常のモードでは、AGC110の出力
が、キャパシタ切換えフィルタ103と縦続接続された
連続時間フィルタ102によって濾波される。連続時間
フィルタ及びキャパシタ切換えフィルタが、A2D標本
化周波数(例えば、方形画素速度では12.27 MH
z、そして8ビット画素符号化基準では13.5 MH
zの標本化周波数)の大体半分より高い周波数を減衰さ
せ、こういう高い周波数がビデオ通過帯に入ってエイリ
アシングを生ずることを避ける。キャパシタ切換えフィ
ルタ103の出力が減数器104に入力される。この減
数器は、キャパシタ切換えフィルタ103(これは標本
化周波数の6倍のクロックで動作する)の出力をダウン
サンプルする。その後直流オフセット電圧105が減数
器104の出力に印加され、A2Dに対する入力とな
る。ビデオ復号器にあるマイクロプロセッサ108は、
同期先端レベル及びバックポーチ信号レベルから得られ
た画素サンプルに基いて、vbias_code利得及
びオフセットを決定する。AGCに対する入力信号は次
のように書き表される。
【0014】
【数1】 Vin+=Vclamp+Vinin-=Vclamp+Vbias
【0015】AGC出力は次のように書き表される。こ
こでVcmodeはAGC出力に於ける同相分電圧である。
【0016】
【数2】Vout+=Vcmode+G*(Vin+−Vin-) Vout+=Vcmode+G*(Vin−Vbias) Vout-=Vcmode−G*(Vin+−Vin-) Vout-=Vcmode−G*(Vin−Vbias) 差分出力は次のように書くことができる。
【0017】
【数3】Vdif=Vout+−Vout-dif=2*G*(Vin−Vbias) この時、オフセット電圧を加算してA2D差分入力を発
生することができる。
【0018】
【数4】VA2D=2*G*(Vin−Vbias)+Voffset 現在好ましいと考えられる実施例では、A2D差分入力
範囲は−1ボルトから+1ボルトであり、これは0乃至
255レベルの画素範囲に対応する。較正段階の間、A
GC出力が直接的にA2D入力に接続される。
【0019】水平同期に対するロックがされなくなった
時(例えばチャンネルの切換え)、いつでも較正が実施
される。較正モードではマイクロプロセッサ108が事
象の較正シーケンスを制御する。簡略にした図面で言う
と、マイクロプロセッサ108からアナログ・フロント
エンド回路100までのディジタル・インターフェース
がいくつかの入力、即ちディジタル・アナログ(D2
A)vbias_code入力109、AGC110の
利得制御111、D2Aオフセット制御入力105及び
差分線スイッチ106の較正切換え制御によって構成さ
れている。マイクロプロセッサ108は、(ノード10
1の)AGC110の差分信号出力を直接的にA2D入
力に接続するスイッチ106を付能する。利得及び電圧
バイアスV biasを調節して、インターフェース回路10
7を介してマイクロプロセッサ108にフィードバック
されたディジタル出力信号の標本化に基いて、所望の同
期の高さ及びバックポーチ画素レベルを達成する。マイ
クロプロセッサ108は、バイアス電圧の値に収斂する
まで、プログラムを動作させる。利得及びバイアス電圧
の典型的な値は、夫々−1ボルト及び−0.5ボルトに
対応する64ビット・レベルである。同期信号が存在す
る時、入力Vinは0ボルトである。バックポーチが存在
する時、Vinはバックポーチ電圧Vbpにある。この2つ
の条件に基いて2つの式を書くことができ、利得G及び
バイアス電圧Vbiasについて解く。
【0020】
【数5】同期先端:Vin=0 Vdif=−1.0=2*
G*(0−Vbias) バックポーチ:Vin=Vbpdif=−0.5=2*G
*(Vbp−Vbias) これらの式を組合せてG及びVbiasについて解くと、
【0021】
【数6】Vbias=1/(2*G) G=1/(4*Vbp) 入力Vinが公称1ボルトの振幅を持つと、Vbp=0.2
5ボルトであって、これは利得G=1に対応し、バイア
ス電圧Vbias=0.5ボルトである。このバイアス電圧
は、入力信号のピーク間振幅の約半分である。従って、
A2D出力で所望の同期先端の高さ及びバックポーチ・
レベルを達成するようにG及びVbiasを調節するプログ
ラムは、バイアス電圧Vbiasに対する正しい値に収斂す
る。プログラムが収斂する時、vbias-codeと
利得Gの間の差に基いて、デルタの値を計算して記憶す
る。
【0022】この後、A2D入力を電圧オフセット・ブ
ロック105の出力(通常のモード)に切換え、利得及
びオフセットを調節して、フィルタの利得及びオフセッ
ト誤差を補償すると共に、A2D出力OUTに所望の画
素レベルを達成する。利得が変化する時、デルタの値を
利得コード入力111に加算して、vbias‐ co
deを発生する。
【0023】<TVP5010符号器チップ>図4は好
ましい実施例を用いたテキサス・インスツルメンツTV
P5010チップのブロック図を示す。TVP5010
は、ベースバンド・アナログNTSC又はPALビデオ
信号をディジタルYUVビデオ成分に変換する多重基準
ディジタル・ビデオ復号器である。YUV成分は、信号
の輝度(又は黒白)部分に対するYと、クロマ(色)差
成分のU‐Vである。チップは2つの入力402を持っ
ていて、複合ビデオ(単一入力)及びS‐ビデオ(両入
力)信号に対処できるようにしている。回路部分400
は図1について詳しく説明した。クロス・マルチプレク
サ404がY/C分離器406に入力を供給する。分離
器406が輝度408及びクロミナンス410処理回路
の各々に個別の入力を供給する。出力フォーマット装置
412が輝度及びクロミナンス信号を受取り、8個のY
及びU/Vディジタル出力を種々のフォーマット、例え
ば、16ビット又は8ビット4:2:2、12ビットの
4:1:1及びITU‐R BT.656並列インター
フェース基準にプログラムする。チップとの連絡は標準
2 Cバス414を通して行う。直列入力/出力デー
タSDA線及び入力/出力クロック線ICLKの2つの
信号が、バスに接続されたデバイスの間で情報を伝え
る。タイミング・ブロック418がチップの全ての機能
に対してクロック作用をする。同期プロセッサ416は
水平及び垂直の両方の同期プロセッサを有する。水平プ
ロセッサが水平同期パルスHSYN、水平クランプ・パ
ルスHBLC及び水平同期先端表示子HSINを発生す
る。垂直同期プロセッサが垂直同期パルスVSYN及び
奇/偶フィールド表示子FIDを開始する。
【0024】<ボード・レベルの構成>テキサス・イン
スツルメンツ・インコーポレーテッド社のTVP50X
0デバイスの好ましい実施例のボード・レベルの構成が
図3に示されている。ビデオ信号をアナログ・ビデオ源
(例えばVCR又はカムコーダ)から入力300に受取
る。回路302が信号を所望のディジタル・ビデオ・フ
ォーマットに変換する。I2 C通信インターフェース
304は、グラフィックス・コントローラ306が複合
回路302及び出力ビデオ回路308(例えばTVP6
000)を制御することができるようにする。図からわ
かるように、その他の入力及び出力が用いられる。
【0025】出願人は、別の制御方式を係属中の米国特
許出願、即ち、米国特許出願通し番号60/068,4
21号(出願人控え番号T25264P)、発明の名称
「ビデオ復号器アナログ・フロントエンドに於ける自動
利得及びオフセット制御」に記載している。
【0026】<較正のフローチャート>図5は較正過程
のフローチャートを示す。較正過程は、水平同期とのロ
ックがされなくなった時、又は例えばチャンネルの切換
えなどにより、入力信号の切換えが行われた時にいつで
も行われる。較正過程は、AGCの出力を直接的にA2
Dに接続すること(ブロック502)から開始される。
その後、A2Dの出力信号を標本化して、AGCバイア
ス及び利得そして最終的にオフセットを調節する為の値
を求める(ブロック504)。A2Dの出力信号が(バ
イアス及び利得の調節により)所望のレベルにある時、
AGC出力をフィルタ回路(ブロック506)に切換え
る。この点で、信号のオフセットはA2Dに入力する前
に調節される(ブロック508)。ある事象が較正過程
を改めて開始するようにトリガーするまで、ビデオ信号
の通常の復号過程が続けられる(ブロック510)。
【0027】<別の実施例:シングルエンド回路>ここ
に説明したある種類の新しい実施例では、ここに説明し
た制御方法にシングルエンド型の構成を使うことができ
るような別の実施例が提供される。ここに開示するある
種類の新しい実施例では、(a)通常の動作の間、アナ
ログ・ビデオ信号を少なくとも1つの自動利得制御段、
少なくとも1つのアナログ・フィルタ段及びアナログ・
ディジタル変換段に相次いで通し、(b)較正が必要な
時、自動的に(1)少なくとも1つのフィルタ段を側路
し、前記アナログ・ビデオ信号を前記自動利得制御段及
び前記アナログ・ディジタル変換段に供給すると共に、
該変換段の出力に従って、前記自動利得制御段を調節
し、その後(2)前記アナログ・ビデオ信号を前記自動
利得制御段、前記少なくとも1つのフィルタ段及び前記
アナログ・ディジタル変換段に通して、該変換段の出力
に従って、該変換段に於ける入力のオフセット値を調節
することによって、最適の較正を達成するビデオ信号を
増幅する方法が提供される。
【0028】別のここに開示された種類の新しい実施例
では、(a)アナログ・フロントエンド回路の入力で第
1のビデオ信号を受取り、(b)利得及びバイアス電圧
の値の調節を用いて、前記第1の信号を差分信号に変換
し、(c)第1のモードでは、前記第2の信号を変換回
路に入力し、(d)該変換段の出力を読取って、利得並
びに/又はバイアスの値を決定し、(e)第2のモード
では、前記変換回路に入力する前に、前記第1のモード
では使われなかった少なくとも1つのフィルタ段で前記
第2の信号を濾波する工程を含むビデオ復号回路を制御
する方法が提供される。
【0029】別のここに説明した種類の新しい実施例で
は、アナログ・フロントエンド回路に容量結合されてい
て、ビデオ信号を受取る入力と、前記アナログ・フロン
トエンド回路に接続された、マイクロプロセッサを基本
とする制御回路とを有し、該制御回路は、バイアス電圧
を発生するバイアス回路、フィルタ回路で濾波する前に
前記入力ビデオ信号の振幅を変える利得インターフェー
ス回路、前記入力ビデオ信号の直流レベル・シフトを変
えるオフセット回路、及び前記フィルタ回路を側路し
て、前記アナログ・フロントエンド回路のアナログ・デ
ィジタル変換回路に直接的に接続することにより、較正
モードに切換える切換え回路で構成されているビデオ復
号回路が提供される。
【0030】<変更>当業者であればわかるように、こ
の出願で述べた新しい考えは、非常に広い範囲の用途に
わたって変更することができ、従って、特許の対象の範
囲が、ここに示した何れかの特定の例として示した考え
に制限されず、特許請求の範囲のみによって制限され
る。
【0031】ここに説明した新しい考えが、NTSC回
路だけに制限されず、PAL、NTSC、SECAM、
HDTV及び多重基準回路にも用いられることに注意さ
れたい。
【0032】ここに説明した新しい考えが、複合ビデオ
回路だけに制限されず、コンポーネント・ビデオ回路に
も用いられることに注意されたい。
【0033】以上の説明に関し、更に以下の項目を開示
する。 (1) アナログ・フロントエンド回路に容量結合され
ていて、ビデオ信号を受取る入力と、前記アナログ・フ
ロントエンド回路に接続された、マイクロプロセッサを
基本とした制御回路とを有し、前記制御回路は、バイア
ス電圧を発生するバイアス回路、フィルタ回路で濾波す
る前に前記入力ビデオ信号の振幅を変える利得インター
フェース回路、前記入力ビデオ信号の直流レベル・シフ
トを変えるオフセット回路、及び前記フィルタ回路を側
路し、前記利得インターフェース回路を直接的に前記フ
ロント・エンド回路のアナログ・ディジタル変換回路に
接続することにより、較正モードに切換える切換え回路
で構成されているビデオ復号回路。 (2) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
フィルタ回路が連続時間フィルタ及びキャパシタ切換え
フィルタで構成されているビデオ復号回路。 (3) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
アナログ・フロントエンド回路が、前記利得インターフ
ェース回路に作動的に接続される自動利得制御回路を有
するビデオ復号回路。 (4) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
バイアス回路が前記アナログ・フロントエンド回路の自
動利得制御回路の入力に作動的に接続されるビデオ復号
回路。 (5) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、水平
同期パルスに対するロックがされなくなった後に、前記
較正モードが実施されるビデオ復号回路。 (6) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
較正モードの間、前記アナログ・ディジタル変換回路の
出力を前記マイクロプロセッサを基本とした制御回路に
フィードバックして、振幅及び直流レベル・シフトを調
節するビデオ復号回路。 (7) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
アナログ・フロントエンド回路が、前記ビデオ信号の同
期先端レベルを基準電圧にクランプするクランプ回路を
有するビデオ復号回路。 (8) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
ビデオ信号が複合ビデオ信号であるビデオ復号回路。 (9) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前記
較正モードの間、前記ビデオ信号の同期先端及びバック
ポーチ・レベルのサンプルが前記アナログ・ディジタル
変換回路の出力から求められ、前記マイクロプロセッサ
を基本とした制御回路にフィードバックされて、前記振
幅及び直流レベル・シフトを調節するビデオ復号回路。 (10) 第1項に記載のビデオ復号回路に於いて、前
記利得インターフェース回路が差分出力を有するビデオ
復号回路。
【0034】(11) 自動AGCバイアス電圧の較正
を用いた差分ビデオ復号器を説明した。アナログ差分ビ
デオ復号器とインターフェース接続されるマイクロプロ
セッサ108が、アナログ・ディジタル変換器(A2
D)の出力に於ける電圧バイアス誤差の寄与を最小限に
する為に、フィルタ段102、103を側路することに
よって、較正工程を実施する。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい実施例によるアナログ・フロントエン
ドを示す回路図。
【図2】8ビット電圧レベルを用いた典型的なNTSC
複合ビデオ信号を示すグラフ。
【図3】図1のフロントエンドを含む好ましい実施例の
ブロック図。
【図4】好ましい実施例を用いたテキサス・インスツル
メンツTVP5010チップのブロック図。
【図5】較正過程のフローチャート。
【符号の説明】
102、103 フィルタ段 108 マイクロプロセッサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ・フロントエンド回路に容量結
    合されていて、ビデオ信号を受取る入力と、 前記アナログ・フロントエンド回路に接続された、マイ
    クロプロセッサを基本とした制御回路とを有し、 前記制御回路は、バイアス電圧を発生するバイアス回
    路、 フィルタ回路で濾波する前に前記入力ビデオ信号の振幅
    を変える利得インターフェース回路、 前記入力ビデオ信号の直流レベル・シフトを変えるオフ
    セット回路、 及び前記フィルタ回路を側路し、前記利得インターフェ
    ース回路を直接的に前記フロント・エンド回路のアナロ
    グ・ディジタル変換回路に接続することにより、較正モ
    ードに切換える切換え回路で構成されているビデオ復号
    回路。
JP10363408A 1997-12-22 1998-12-21 ビデオ復号回路 Pending JPH11266415A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US068420 1987-07-01
US6842097P 1997-12-22 1997-12-22
US7738998P 1998-03-10 1998-03-10
US139038 1998-08-24
US09/139,038 US6219107B1 (en) 1997-12-22 1998-08-24 Automatic AGC bias voltage calibration in a video decoder
US077389 1998-08-24

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