JP2000224440A - ディジタルクランプ回路 - Google Patents

ディジタルクランプ回路

Info

Publication number
JP2000224440A
JP2000224440A JP11027584A JP2758499A JP2000224440A JP 2000224440 A JP2000224440 A JP 2000224440A JP 11027584 A JP11027584 A JP 11027584A JP 2758499 A JP2758499 A JP 2758499A JP 2000224440 A JP2000224440 A JP 2000224440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output signal
output
input
digital
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11027584A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamotsu Fukushima
保 福島
Tadahiro Yoshida
忠弘 吉田
Tomoaki Tanaka
知明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11027584A priority Critical patent/JP2000224440A/ja
Publication of JP2000224440A publication Critical patent/JP2000224440A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ信号を扱う機器におけるクランプ回路
において、時定数を決定するアナログ回路が必要といっ
た課題があった。 【解決手段】 映像信号入力端子1と、差動増幅器2
と、A/D変換器3と、映像信号出力端子4と、減算器
5と、基準値入力端子6と、平均回路7と、クリップ回
路8と、加算器9と、D型フリップフロップ10と、D
/A変換器11とを備える。ディジタル映像信号の黒レ
ベルから基準黒レベル値を減算し、複数画素分平均し、
所定の上限値および下限値によりクリップした誤差値を
求め、1水平走査線期間前の数値と加算し、新たなフィ
ードバック値とする。誤差レベルの値をクリップして帰
還値の過大な変動を抑えるので、クランプノイズを抑制
でき、電源投入直後にはクリップ値を大きくして、クラ
ンプの収束を早めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばCCD等の
固体撮像素子を用いたビデオカメラ等のビデオ信号を扱
う機器におけるディジタルクランプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号を扱う機器においては、黒レ
ベル、すなわちペデスタルレベルを固定させる事が必要
であり、この目的のために通常クランプ回路が用いられ
る。CCD等の固体撮像素子を用いたビデオカメラで
は、この基準黒レベル部分として、遮光されたオプティ
カル・ブラック(OB)部を用いる。すなわち、OBク
ランプ回路により、ペデスタルレベルを固定している。
【0003】近年、ビデオカメラのディジタル化が進
み、A/D変換後のディジタル信号を用いて、上記のク
ランプ回路を構成する事が増えて来ている。このような
一例として、特開平5−153428号公報に記載され
ている技術があり、その構成を図9に示す。
【0004】図9の構成において、101は図示しない
撮像素子からの映像信号が供給される映像信号入力端子
で、増幅回路102の非反転入力端子(+)に接続され
ている。増幅回路102の出力は、A/D変換器103
に供給され、ディジタル信号に変換された後、映像信号
出力端子105から出力され、図示しないディジタルプ
ロセス回路に供給される。そして、このディジタルプロ
セス回路を経たディジタル映像信号は、例えばNTSC
エンコーダにより、NTSC方式のカラー映像信号にな
されて、外部に出力される。
【0005】一方、A/D変換器103からのディジタ
ル映像信号は、加算回路117及びD型フリップフロッ
プ118で構成される同期加算回路116にも供給され
る。A/D変換器103からの10ビットのデータ列と
されたディジタル映像信号が、この加算回路117によ
って例えば4回加算され、12ビットのデータ列とされ
てD型フリップフロップ118に供給される。
【0006】このD型フリップフロップ118は、図示
しないビデオカメラの制御部からのクロック信号に基づ
いて、12ビットのデータ列をラッチし、その出力信号
は減算回路120、コンパレータ112および加算回路
117にそれぞれ供給される。すなわち、ディジタル映
像信号を4回加算することにより、ノイズによる影響を
減らしている。
【0007】減算回路120に供給された12ビットの
ディジタル信号は、入力端子119から供給される基準
値、例えば「020H×4」の16進のデータ信号と減
算処理される。この減算処理された12ビットのディジ
タル信号は、クリップ回路121に供給され、12ビッ
トのディジタル信号をクリップして3ビットのディジタ
ル信号とする。
【0008】クリップ回路121の3ビットの出力信号
はコード変換回路122に供給され、さらにD/A変換
器108によりアナログ信号に変換される。このアナロ
グ信号は、ゲート回路123において、OB期間のみオ
ンとなるようなゲート処理が行われ、サンプルホールド
及び積分回路109に供給される。そして、その出力は
増幅回路102の反転入力端子(−)に供給される。す
なわち、ディジタル変換された映像信号において、その
OBレベルをクランプすべき基準値と比較し、その差に
より増幅回路102へのアナログ信号を制御し、常にO
B部が基準値となるように構成されている。
【0009】なお、速度上昇回路110は、検出された
OB部レベルと基準値が、入力端子111から入力され
る基準値よりも大きく異なる場合に、コンデンサ109
bを急速に充電して、時定数を小さくするものである。
すなわち、電源投入時など、制御が安定するまでに時間
がかかるであろう場合に、その安定状態に達する速度を
上昇させるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、クランプ動作の時定数を決定するために、サン
プルホールド及び積分回路といったアナログ回路が必要
であり、またその時定数を状況に応じて制御することが
できない。
【0011】また、電源投入時などクランプ動作の応答
性が必要な場合のために、さらに速度上昇回路が必要と
なっており、しかもゲインアップ時など基準黒レベル部
にノイズが多い場合に、速度上昇回路のオン/オフが繰
り返され、誤動作の要因となりうる。
【0012】また、CCDなどの撮像素子を用いたビデ
オカメラにおけるOBクランプにおいては、通常のペデ
スタルクランプにはない課題がある。すなわち、通常、
暗電流等に起因する基準黒レベル部の変動は、温度に依
存するので、隣り合う走査線ではその変動量は近い値と
なる。しかし、画面の上端と下端では、撮像素子におけ
る距離が大きいため、基準黒レベル部の差が大きくなる
事が多い。また、撮像素子からの出力信号においては、
垂直ブランキング期間には基準黒レベル部が存在しな
い。そこで、垂直ブランキング期間の直後においては、
垂直ブランキング期間の直前のクランプレベルを基準に
しながら、時定数を小さくする必要がある。
【0013】しかし、時定数を小さくすると応答性は良
いが、映像信号に付加されたノイズの影響を受けやすく
なり、ライン毎に明暗の縞模様、いわゆるクランプノイ
ズが画像に生じる。このようなOBクランプ回路におけ
る課題については、例えば特開平8−223449号公
報の従来の技術の部分に詳しい記載がある。
【0014】この課題を解決する方法として、例えば特
公平4−30228号公報に記載されている技術があ
る。この技術では、垂直ブランキング期間の直後の少な
くとも1個のクランプパルスの幅を、他のクランプパル
スの幅より広くしている。しかしながら、上記構成のク
ランプ回路では、垂直ブランキング期間の直後に通常と
は異なるクランプパルスを生成する回路が必要となる。
また、クランプパルスの幅を広くするにも、CCDより
出力する基準黒レベル期間までという制限があり、時定
数を必要なだけ小さくできるとは限らない。
【0015】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、クランプ動作の時定数を決定するために外部
アナログ回路を必要とせず、その時定数を状況に応じて
制御可能にすることを目的とする。
【0016】また、クランプノイズの抑圧と高い応答性
を両立した好適なクランプ回路を提供することを目的と
する。
【0017】さらに、ビデオカメラ特有の課題である画
面上端におけるクランプ動作の応答性を高めることを目
的とする。
【0018】また、ビデオカメラにおいて回路ゲインを
可変したときにも、基準黒レベル部を安定にクランプ
し、しかも黒レベルのスムーズな調整を可能とすること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によるディジタルクランプ回路は以下のよう
な構成を備えている。
【0020】第1の構成は、アナログ映像信号を増幅す
る差動増幅器と、差動増幅器の出力信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力から
基準値を減算する減算器と、減算器の出力を複数の画素
にわたり平均する平均回路と、平均回路の出力値の上限
および下限を制限するクリップ回路と、クリップ回路の
出力を1水平走査線期間前の値と加算する加算器と、加
算器の出力を水平走査線期間毎に出力するD型フリップ
フロップと、D型フリップフロップの出力をアナログ信
号に変換して差動増幅器の反転出力端子に帰還するD/
A変換器とを備えたものである。
【0021】第2の構成は、アナログ映像信号を増幅す
る差動増幅器と、差動増幅器の出力信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力から
基準値を減算する減算器と、減算器の出力を複数の画素
にわたり平均する平均回路と、平均回路の出力を複数の
水平走査線期間に渡って積分する垂直積分回路と、垂直
積分回路の出力を1水平走査線期間前の値と加算する加
算器と、加算器の出力を水平走査線期間毎に出力するD
型フリップフロップと、D型フリップフロップの出力を
アナログ信号に変換して差動増幅器の反転出力端子に帰
還するD/A変換器とを備えたものである。
【0022】第3の構成は、アナログ映像信号を増幅す
る差動増幅器と、差動増幅器の出力信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器と、A/D変換器の出力から
基準値を減算する減算器と、減算器の出力を複数の画素
にわたり平均する平均回路と、平均回路の出力に所定の
係数を乗算する乗算器と、乗算器の出力を1垂直走査線
期間前の値と加算する加算器と、加算器の出力を水平走
査線期間毎に入力し、1垂直走査線期間後に出力する1
フィールド遅延回路と、1フィールド遅延回路の出力を
アナログ信号に変換して差動増幅器の反転出力端子に帰
還するD/A変換器とを備えたものである。
【0023】第4の構成は、アナログ映像信号を増幅す
る第1の差動増幅器と、第1の差動増幅器の出力を増幅
する際に、外部から入力される制御信号に応じてゲイン
を可変する可変ゲインアンプと、可変ゲインアンプの出
力を増幅する第2の差動増幅器と、第2の差動増幅器の
出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、
A/D変換器の出力から基準値を減算する減算器と、減
算器の出力を複数の画素にわたり平均する平均回路と、
平均回路の出力を複数の水平走査線期間に渡って積分す
る垂直積分回路と、垂直積分回路の出力を1水平走査線
期間前の値と加算する第1の加算器と、第1の加算器の
出力を水平走査線期間毎に出力するD型フリップフロッ
プと、D型フリップフロップの出力をアナログ信号に変
換して第2の差動増幅器の反転出力端子に帰還する第1
のD/A変換器とを備え、また前記の平均回路の出力に
所定の係数を乗算する乗算器と、乗算器の出力を1垂直
走査線期間前の値と加算する第2の加算器と、第2の加
算器の出力を水平走査線期間毎に入力し、1垂直走査線
期間後に出力する1フィールド遅延回路と、1フィール
ド遅延回路の出力をアナログ信号に変換して第1の差動
増幅器の反転出力端子に帰還する第2のD/A変換器と
を備え、第1のD/A変換器による帰還により無信号期
間のクランプを行い、第2のD/A変換器の出力の帰還
により基準黒レベル部分のクランプを行う事を特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
おけるディジタルクランプ回路は、例えば図1のように
構成される。図1の構成において、1は映像信号入力端
子、2は差動増幅器、3はA/D変換器、4は映像信号
出力端子、5は減算器、6は基準値入力端子、7は平均
回路、8はクリップ回路、9は加算器、10はD型フリ
ップフロップ、11はD/A変換器、12は平均化制御
端子である。
【0026】以上のように構成されたディジタルクラン
プ回路の動作について、扱う映像信号および各種パルス
を図3に示し、適宜参照しながら、以下に説明する。
【0027】図1において映像信号入力端子1に供給さ
れる入力アナログ映像信号は、図3(a)に示すよう
に、映像信号を含む有効信号部HAPDと、映像信号を
含まない水平ブランキング部HBPDからなり、その両
者を合わせて、水平走査線期間HTPDとする。また、
水平ブランキング部HBPDは、基準黒レベル部分の信
号であるOB信号部OBPDと、無信号部CLPDから
なる。ビデオカメラにおける基準の黒レベルとなるの
は、OB信号部であるので、このOB信号部OBPDを
一定電位にすることが、クランプ回路の目的である。
【0028】なお、無信号部CLPDには、撮像素子か
ら出力された直後では、撮像素子の動作に必要な駆動パ
ルスの飛び込みなど、ノイズが多く存在し、映像は全く
存在しない。そこで、アナログ信号処理の段階で、この
部分を、まず一定レベルにブランキング処理することが
普通である。すなわち、A/D変換する際には、図3
(a)に示すように、すでに無信号となっている。
【0029】このアナログ映像信号は差動増幅器2の非
反転入力端子(+)に入力され、所定の信号レベルまで
増幅された後、A/D変換器3へと供給される。なお、
差動増幅器2の反転入力端子(−)には、後述する直流
レベルが印加され、入力された映像信号から減算される
ものとする。
【0030】A/D変換器3によりディジタル信号へと
変換された映像信号は、信号出力端子4より図示しない
ディジタル信号処理回路へ供給されると共に、減算器5
において基準値入力端子6へと入力される基準信号レベ
ルを減算される。すなわち、減算器5からは、入力され
た映像信号の基準黒レベル(OB)と基準黒レベルを本
来固定(クランプ)したい値との誤差が出力される。
【0031】減算器5の出力は後に詳述する平均回路7
へと供給され、平均化制御端子12に供給される信号が
H(ハイ)の期間において、平均化処理を行う。平均回
路7の出力は、クリップ回路8へ供給され、所定の上限
値および下限値によりクリップされ、加算器9へと出力
される。
【0032】なお、平均化制御端子12に供給される平
均化制御信号AVEN1を、図3(b)に示す。平均化
制御信号AVEN1は1水平走査線期間あたり1つのパ
ルスからなり、その期間を図示したようにC1PDとす
る。C1PDは、OB信号部OBPDに含まれ、映像信
号のOB部をクランプするための検出期間である。
【0033】加算器9の出力は、D型フリップフロップ
10の入力へと供給され、D型フリップフロップ10の
クロック端子には、1水平走査線期間(1H)周期のク
ロックHCLK1が入力される。このクロックHCLK
1は、図3(c)に示すように、立ち上がりは平均化制
御信号AVEN1のH(ハイ)の期間C1PDの直後に
存在する。すなわち、前記の平均化処理を終えた後、そ
のデータがD型フリップフロップ10の出力として更新
され、加算器9の入力およびD/A変換器11に供給さ
れる。
【0034】すなわち、D型フリップフロップ10の出
力に、前記の誤差検出および平均化処理が行われた1水
平走査線期間前のクランプ補正データが存在する。その
補正データと現在の検出および平均化された値を加算器
9により加算する事により、補正されたクランプ補正デ
ータが加算器9の出力データとなり、1水平走査線期間
(1H)周期のクロックHCLK1によりD型フリップ
フロップ10の出力が新たな補正データとして更新され
る。
【0035】D型フリップフロップ10の出力は、D/
A変換器11によりアナログ電圧に変換され、差動増幅
器2の反転入力端子(−)に入力される。すなわち、O
B期間の信号レベルをディジタル値として、水平走査線
期間毎に監視し、その誤差を検出しクランプ電圧を補正
する事により、OB部を基準値に固定しようとするもの
である。
【0036】つぎに、平均回路7の構成の例を、図2に
示す。図2の構成において、36は加算器、37はD型
フリップフロップ、38は除算器、39はラッチ回路で
ある。D型フリップフロップ37は、クロック端子とク
リア端子を備え、クロック端子に供給されるクロックの
立ち上がりで、入力信号は出力に伝えられるが、クリア
端子にL(ロー)レベルが与えられると、出力はL(ロ
ー)にクリアされる。また、ラッチ回路39はラッチ制
御端子を備え、ラッチ制御端子にH(ハイ)が入力され
ている場合には入力がそのまま出力となり、ラッチ制御
端子にLが入力されると、Lになる直前の出力を保存す
るものとする。
【0037】ここで、D型フリップフロップ37のクロ
ック端子には、画素単位のクロックPCLKが供給さ
れ、またクリア端子には平均化制御信号AVEN1が入
力されるものとする。このとき、平均化制御信号AVE
N1がHであるC1PDの期間には、平均回路7への入
力信号とD型フリップフロップ37の出力が加算器36
により加算されることにより、パルス幅C1PDの期間
に相当する画素、例えば8画素分の信号が加算される。
この加算器36の出力は除算器38において、加算した
画素数、ここでは8により除算され、すなわち、基準黒
レベルの誤差を8画素分平均した値が出力される。
【0038】除算器38の出力は、ラッチ回路39へと
入力される。ラッチ回路39のラッチ制御端子にも、平
均化制御信号AVEN1が入力され、そのLからHへの
立ち上がりで、ラッチ回路39はその入力値を出力値と
して保存する。すなわち、平均化期間C1PDの終了時
の除算器38の出力、すなわち8画素分平均した値を保
持する。
【0039】このように複数画素に渡って平均すること
により、入力アナログ映像信号にノイズが多い場合で
も、その影響を少なくすることができる。なお、この例
のように、平均すべき画素数が2のべき乗の場合には、
除算器38の構成は、ビットシフトで簡単に実現でき
る。
【0040】なお、クリップ回路8において、誤差レベ
ルの値を制限することにより、過大なクランプレベルの
変動を抑え、視覚上問題となるクランプノイズの発生を
抑えている。このクリップされる上限値および下限値
は、例えば外部端子としてマイコンなどから入力するこ
とにより、電源投入直後にはクリップレベルを大きくし
て、クランプの収束を早めることができる。
【0041】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
おけるディジタルクランプ回路は、例えば図4のように
構成される。図4の構成において、1は映像信号入力端
子、2は差動増幅器、3はA/D変換器、4は映像信号
出力端子、5は減算器、6は基準値入力端子、7は平均
回路、21は垂直積分回路、9は加算器、10はD型フ
リップフロップ、11はD/A変換器、12は平均化制
御端子である。
【0042】以上のように構成されたディジタルクラン
プ回路の動作について、以下に説明する。ただし、前述
した実施の形態1と同一の構成の部分については、説明
を一部省略する。
【0043】図4において、映像信号入力端子1に供給
された入力アナログ映像信号は、所定の信号レベルまで
増幅された後、A/D変換器3によりディジタル信号へ
と変換される。さらに、減算器5において基準値入力端
子6へと入力される基準信号レベルを減算され、OB部
のレベルと本来クランプしたい値との誤差が出力され
る。減算器5の出力は、平均回路7へと供給され、基準
レベルとの誤差を例えば8画素分平均した値が出力され
る。
【0044】次に、平均回路7の出力は、垂直積分回路
21へと入力される。ここで、垂直積分回路21は、た
とえば図5のように構成され、41,42,43はD型
フリップフロップ回路、44は加算器、45は除算器で
ある。3つのD型フリップフロップ回路41,42,4
3には、1水平走査線期間毎のクロックHCLKが入力
する。そこで、D型フリップフロップ回路41の出力に
は、1水平走査線期間前の平均回路7の出力、すなわち
誤差レベルが存在する。同様に、D型フリップフロップ
42,43の出力には、それぞれ2水平走査線期間前、
3水平走査線期間前の誤差レベルが存在する。
【0045】加算器44には、現在の平均回路7の出
力、すなわち誤差レベルと、上記の1,2,3水平走査
線期間前の誤差レベルが入力され、その出力が除算器4
5により加算した信号数、ここでは4で除算される。そ
の結果、4水平走査線期間の誤差レベルを平均したレベ
ルが、除算器45の出力となる。
【0046】このように、複数の水平走査線期間で平均
化した誤差レベルを加算器9へ入力し、現在の帰還直流
レベルであるD型フリップフロップ10の出力と加算
し、次の帰還直流レベルとする。そして、次の水平走査
線期間のクロックHCLKにより、新たな帰還直流レベ
ルとしてD/A変換器11によりアナログ信号レベルと
なり、差動増幅器2の反転端子へと入力される。
【0047】このように、垂直積分回路21により誤差
レベルを平均化することにより、ノイズ等が多い場合で
も、各走査線毎に直流帰還レベルの大きな変動を抑え、
横縞状となって現れるクランプノイズを抑える事ができ
る。しかも、電源投入時などのように誤差レベルが大き
く、帰還直流レベルを大きく変える必要がある場合で
も、そのレベルを制限する事はない。
【0048】なお、本実施の形態では、垂直積分回路2
1をFIRフィルタ構成としたが、IIRフィルタの構
成でも構わない。
【0049】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
おけるディジタルクランプ回路は、例えば図6のように
構成される。図6の構成において、1は映像信号入力端
子、2は差動増幅器、3はA/D変換器、4は映像信号
出力端子、5は減算器、6は基準値入力端子、7は平均
回路、23は乗算器、9は加算器、24は1フィールド
遅延回路、11はD/A変換器、12は平均化制御端子
である。なお、乗算器23、加算器9、1フィールド遅
延回路24により、時間軸積分回路22を構成してい
る。
【0050】以上のように構成されたディジタルクラン
プ回路の動作について、以下に説明する。ただし、前述
した実施の形態1と同一の構成の部分については、説明
を一部省略する。
【0051】図6において、1に供給された入力アナロ
グ映像信号は、所定の信号レベルまで増幅された後、A
/D変換器3によりディジタル信号へと変換される。さ
らに、減算器5において基準値入力端子6へと入力され
る基準信号レベルを減算され、OB部のレベルと本来ク
ランプしたい値との誤差が出力される。減算器5の出力
は、平均回路7へと供給され、基準レベルとの誤差を例
えば8画素分平均した値が出力される。
【0052】次に、平均回路7の出力は、乗算器23に
よりゲインkを乗算された後、加算器9を経て1フィー
ルド遅延回路24へ入力される。ここで1フィールド遅
延回路24は、たとえば1フィールドの水平走査線数に
相当する数のD型フリップフロップを縦列接続したシフ
トレジスタの構成となっており、各D型フリップフロッ
プには、水平走査線期間毎のクロックHCLKが供給さ
れる。すなわち、1フィールド遅延回路24に入力され
たデータは、1水平走査線期間毎に内部の次のD型フリ
ップフロップへと送られ、ちょうど1フィールド後に、
1フィールド遅延回路の出力として現れる。この1フィ
ールド遅延回路24の出力が、加算器9のもう一方の入
力へと供給され、平均回路7の出力と加算された後、新
たに1フィールド遅延回路24へと入力される。
【0053】1フィールド遅延回路24の出力は、D/
A変換器11へと供給され、アナログ電圧に変換された
後、差動増幅器2の反転入力端子(−)に入力される。
その結果、入力されたアナログ映像信号の黒レベルが基
準値となるように、負帰還がかかるものである。
【0054】以上のように、差動増幅器2への帰還制御
信号を生成するにあたり、前後の走査線の帰還制御信号
と積分処理など行っていないので、画面上端において応
答性の高いクランプ動作を行うことが可能となる。ま
た、1フィールド前の帰還制御信号を基準にして帰還制
御信号を生成、すなわち時間軸上で、フィルタをかけて
いるので、基準黒レベル部分に重畳したノイズ成分によ
り、フィールド毎にクランプレベルが変わるといった、
フリッカ妨害を避けることができる。
【0055】なお、時間軸で黒レベルが変動するのは、
主に温度変動によるものであり、それは急激に変わるも
のではないので、時間軸積分回路の時定数はある程度遅
くても構わない。
【0056】なお、上述の実施の形態1から3において
は、ビデオカメラにおける適用を主眼に記述したが、V
TRやディスプレイ等の他のビデオ機器に適用しても構
わない。
【0057】(実施の形態4)本発明の実施の形態4に
おけるディジタルクランプ回路は、例えば図7のように
構成される。図7の構成において、1は映像信号入力端
子、2および32は差動増幅器、30は可変ゲインアン
プ、33はゲイン制御端子、3はA/D変換器、4は映
像信号出力端子、5は減算器、6は基準値入力端子、7
は平均回路、12は平均化制御端子である。また、21
は垂直積分回路、9は加算器、10はD型フリップフロ
ップ、11はD/A変換器であり、23は乗算器、29
は加算器、24は1フィールド遅延回路、31はD/A
変換器である。なお、乗算器23、加算器9、1フィー
ルド遅延回路24により、時間軸積分回路22を構成し
ている。
【0058】以上のように構成されたディジタルクラン
プ回路の動作について、扱う映像信号および各種パルス
を図8に示し、適宜参照しながら、以下に説明する。た
だし、前述した実施の形態2および実施の形態3と同一
の構成の部分については、説明を一部省略する。
【0059】図7における入力端子1には、図8(a)
に示すようなアナログ映像信号が供給され、差動増幅器
32を経て、可変ゲインアンプ30へ入力される。この
可変ゲインアンプ30は、ゲイン制御端子33に入力さ
れる信号によってゲインを可変できるもので、ビデオカ
メラの信号処理回路には通常必要なものである。
【0060】例えばR・G・Bと3つの撮像素子を有す
るビデオカメラでは、色バランスをとるために、それぞ
れの撮像素子からの映像信号に対するゲインを調整する
必要がある。また、多様な照明状態に対応するために、
+6dBや−3dBといった、ゲインアップ、ゲインダ
ウンのスイッチを有するものも多い。可変ゲインアンプ
30は、こういったゲインを制御するアンプ回路を代表
するものとする。
【0061】可変ゲインアンプ30の出力は、差動増幅
器2の非反転入力端子(+)に入力され、所定の信号レ
ベルまで増幅された後、A/D変換器3によりディジタ
ル信号へと変換される。このディジタル映像信号は、デ
ィジタル映像信号出力端子4によりディジタルプロセス
回路などに出力されるとともに、減算器5において基準
値入力端子6へと入力される基準信号レベルを減算さ
れ、映像信号のレベルと本来クランプしたい値との誤差
が出力される。
【0062】減算器5の出力は、平均回路7へと供給さ
れ、基準レベルとの誤差を例えば8画素分平均した値が
出力される。ここで、平均化制御端子12に供給される
平均化制御信号AVEN2を図8(b)に示す。平均化
制御信号AVEN2は1水平走査線期間あたり2つのパ
ルスからなり、それぞれの期間を図示したようにC1P
D、C2PDとする。C1PDは、OB期間OBPDに
含まれ、映像信号のOB部をクランプするための検出期
間である。また、C2PDは無信号期間CLPDに含ま
れ、映像信号のペデスタルレベルをA/D変換器3に適
したレベルにクランプするための検出期間である。
【0063】平均回路7は、実施の形態1で説明したよ
うに、平均化制御信号AVEN2が「H」の時に平均化
演算を実施し、「L」の時には値を保持するものとす
る。このとき、平均回路7は、図8(b)に示したC1
PD、C2PDのそれぞれの期間において、基準値と入
力映像信号との差を演算する。
【0064】平均回路7の出力は、垂直積分回路21お
よび乗算器23に供給される。垂直積分回路21からD
/A変換器11までの動作については、実施の形態2と
同様であるが、垂直積分回路21およびD型フリップフ
ロップ10へ入力されるクロックは、図8(d)に示す
HCLK2である。そこで、垂直積分回路21およびD
型フリップフロップ10は、C2PD期間における信号
レベルを基準値と比較して演算し、D/A変換器11よ
り出力する。すなわち、差動増幅器2には、無信号期間
CLPDのレベルが基準値となるように、フィードバッ
クが行われる。
【0065】つぎに、乗算器23からD/A変換器34
までの動作については、実施の形態3と同様であり、1
フィールド遅延回路24へ入力されるクロックは、図8
(c)に示すHCLK1である。そこで、1フィールド
遅延回路24は、C1PD期間における信号レベルを基
準値と比較して演算し、D/A変換器31より出力す
る。すなわち、差動増幅器32には、OB期間OBPD
のレベルが基準値となるように、フィードバックが行わ
れる。
【0066】このように、OBPDのレベルをクランプ
するためのフィードバックは、可変ゲインアンプ30よ
り前に位置する差動増幅器32に行っているので、ゲイ
ンを変化させた場合でも、フィードバック信号レベルを
変える必要がないので、時定数の大きい時間軸積分回路
でも問題がない。また、映像信号の黒レベルは、差動増
幅器2へのフィードバックを変える事で変化させること
ができるので、黒レベルの調整において、応答が悪くな
る弊害はない。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明におけるディジタル
クランプ回路によれば、クランプ動作の時定数を決定す
るための外部アナログ回路が不要となり、また、その時
定数を状況に応じて制御可能にできるという顕著な効果
が得られる。また、クランプノイズの抑圧と高い応答性
を両立した好適なクランプ回路を提供することができ
る。
【0068】さらに、ビデオカメラ特有の課題である画
面上端におけるクランプ動作の応答性を高めることが可
能となる。また、ビデオカメラにおいて回路ゲインを可
変したときにも、基準黒レベル部を安定にクランプし、
しかも黒レベルのスムーズな調整を可能とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディジタルクラン
プ回路の構成を示すブロック図
【図2】同ディジタルクランプ回路における平均回路の
構成を示すブロック図
【図3】同ディジタルクランプ回路の動作を説明するた
めの信号波形図
【図4】本発明の実施の形態2によるディジタルクラン
プ回路の構成を示すブロック図
【図5】同ディジタルクランプ回路における垂直積分回
路の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3によるディジタルクラン
プ回路の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4によるディジタルクラン
プ回路の構成を示すブロック図
【図8】同ディジタルクランプ回路の動作を説明するた
めの信号波形図
【図9】従来例におけるディジタルクランプ回路の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 差動増幅器 3 A/D変換器 4 映像信号出力端子 5 減算器 6 基準値入力端子 9、29 加算器 10 D型フリップフロップ 11、31 D/A変換器 12 平均化制御端子 21 垂直積分回路 22 時間軸積分回路 32 差動増幅器 33 ゲイン制御端子、 36、44 加算器 37 D型フリップフロップ 41、42、43 D型フリップフロップ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 知明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA02 PA03 PA12 PA17 PA28 PA32 PA42 PA66 PA67 PA76 PA83 PA85 PA86 RC03 SA22 SA23 XA49 XA58 5C024 AA01 CA07 CA10 FA01 GA11 HA01 HA02 HA03 HA10 HA12 HA14 HA16 HA19 HA20

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ映像信号を入力とする差動増幅
    回路と、 前記差動増幅回路の出力信号をディジタル信号に変換す
    るA/D変換回路と、 前記A/D変換器の出力信号から基準レベルを示すディ
    ジタル値を減算する減算回路と、 加算回路と遅延回路とD/A変換回路とを有する帰還電
    圧生成部とを備え、 前記加算回路は、前記減算回路の出力信号と前記遅延回
    路の出力信号とを加算し、 前記遅延回路は、前記加算回路の出力信号を遅延し、 前記D/A変換回路は、前記遅延回路の出力信号をアナ
    ログ信号に変換し、 前記帰還電圧生成部の出力信号として前記アナログ信号
    を前記差動増幅回路に供給することを特徴とするディジ
    タルクランプ回路。
  2. 【請求項2】 減算回路の出力信号を入力とする誤差信
    号処理部を備え、 前記誤差信号処理部は平均回路からなり、前記誤差信号
    処理部の出力信号を帰還電圧生成部の入力とすることを
    特徴とす る請求項1記載のディジタルクランプ回路。
  3. 【請求項3】 減算回路の出力信号を入力とする誤差信
    号処理部を備え、前記誤差信号処理部はクリップ回路か
    らなり、 前記誤差信号処理部の出力信号を帰還電圧生成部の入力
    とすることを特徴とする請求項1記載のディジタルクラ
    ンプ回路。
  4. 【請求項4】 減算回路の出力信号を入力とする誤差信
    号処理部を備え、 前記誤差信号処理部は平均回路とクリップ回路からな
    り、 前記平均回路は前記減算回路の出力信号を入力とし、 前記クリップ回路は前記平均回路の出力信号を入力とす
    ることを特徴とする請求項1記載のディジタルクランプ
    回路。
  5. 【請求項5】 減算回路の出力信号を入力とする誤差信
    号処理部を備え、 前記誤差信号処理部はディジタルフィルタ回路を備え、
    前記ディジタルフィルタ回路のクロックは1水平走査線
    時間周期であることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載のディジタルクランプ回路。
  6. 【請求項6】 ディジタルフィルタ回路は1つ以上のフ
    リップフロップと、前記フリップフロップの各出力を入
    力とする加算器と、 前記加算器の出力を除算する除算器からなることを特徴
    とする請求項5記載のディジタルクランプ回路。
  7. 【請求項7】 帰還電圧生成部の遅延回路の遅延時間が
    1フィールド期間であることを特徴とする請求項1ない
    し6のいずれかに記載のディジタルクランプ回路。
  8. 【請求項8】 減算回路の出力信号を入力とする誤差信
    号処理部を備え、 前記誤差信号処理部は乗算回路を備え、係数を乗じたデ
    ィジタル値を帰還電圧生成部の入力とすることを特徴と
    する請求項7記載のディジタルクランプ回路。
  9. 【請求項9】 アナログ映像信号を入力とする第1の差
    動増幅回路と、 前記第1の差動回路の出力信号を増幅する可変ゲイン増
    幅回路と、 前記可変ゲイン増幅回路の出力信号を入力とする第2の
    差動増幅回路と、 前記第2の差動増幅回路の出力信号をディジタル信号に
    変換するA/D変換回路と、 前記A/D変換器の出力信号から基準レベルを示すディ
    ジタル値を減算する減算回路と、 平均回路を有し、2つの出力信号を出力する誤差信号処
    理部と、 前記誤差信号処理部の各出力信号を入力する第1および
    第2の帰還電圧生成部とを備え、 第1の帰還電圧生成部は第1の加算回路と第1の遅延回
    路と第1のD/A変換回路を備え、 前記第1の加算回路は前記誤差信号処理部の第1の出力
    信号と前記第1の遅延回路の出力信号を入力とし、 前記第1の遅延回路は前記第1の加算回路の出力信号を
    入力とし、 前記第1のD/A変換回路は前記第1の遅延回路の出力
    信号を入力とし第1のアナログ信号に変換し、 第2の帰還電圧生成部は第2の加算回路と第2の遅延回
    路と第2のD/A変換回路を備え、 前記第2の加算回路は前記誤差信号処理部の第2の出力
    信号と前記第2の遅延回路の出力信号を入力とし、 前記第2の遅延回路は前記第2の加算回路の出力信号を
    入力とし、 前記第2のD/A変換回路は前記第2の遅延回路の出力
    信号を入力とし第2のアナログ信号に変換し、 前記第1の帰還電圧生成部の出力信号を前記第1の差動
    増幅回路に供給し、 前記第2の帰還電圧生成部の出力信号を前記第2の差動
    増幅回路に供給することを特徴とするディジタルクラン
    プ回路。
  10. 【請求項10】 誤差信号処理部はクリップ回路を備
    え、 前記クリップ回路は平均回路の出力信号を入力とするこ
    とを特徴とする請求項9記載のディジタルクランプ回
    路。
  11. 【請求項11】 誤差信号処理部はディジタルフィルタ
    回路を備え、 前記ディジタルフィルタ回路の出力を第2の帰還電圧生
    成部へ入力し、 前記ディジタルフィルタ回路のクロックは1水平走査線
    時間周期であることを特徴とする請求項9または10に
    記載のディジタルクランプ回路。
  12. 【請求項12】 ディジタルフィルタ回路は1つ以上の
    フリップフロップと、 前記フリップフロップの各出力を入力とする加算器と、 前記加算器の出力を除算する除算器とからなることを特
    徴とする請求項11記載のディジタルクランプ回路。
  13. 【請求項13】 第1の遅延回路の遅延時間が1フィー
    ルド期間であることを特徴とする請求項9ないし12の
    いずれかに記載のディジタルクランプ回路。
  14. 【請求項14】 誤差信号処理部は乗算回路を備え、 係数を乗じたディジタル値を第1の帰還電圧生成部の入
    力とすることを特徴とする請求項13記載のディジタル
    クランプ回路。
JP11027584A 1999-02-04 1999-02-04 ディジタルクランプ回路 Pending JP2000224440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027584A JP2000224440A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 ディジタルクランプ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11027584A JP2000224440A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 ディジタルクランプ回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000224440A true JP2000224440A (ja) 2000-08-11

Family

ID=12225019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11027584A Pending JP2000224440A (ja) 1999-02-04 1999-02-04 ディジタルクランプ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000224440A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002281345A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理回路およびカメラシステム
EP1594307A2 (en) * 2004-05-07 2005-11-09 Nikon Corporation Clamp level adjusting apparatus, electronic camera, image processing apparatus, and image processing program
JP2006157263A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toshiba Corp 固体撮像装置
JP2008128892A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mitsubishi Electric Corp 赤外線撮像装置
EP1968307A2 (en) 2007-03-01 2008-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and image sensing system
JP2008211571A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Seiko Epson Corp アナログフロントエンド回路及び電子機器
JP2010239649A (ja) * 2010-06-07 2010-10-21 Seiko Epson Corp アナログフロントエンド回路及び電子機器
WO2012169121A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 パナソニック株式会社 固体撮像装置
US8426816B2 (en) 2009-12-28 2013-04-23 Fujitsu Limited Imaging device, A/D converter device and reading circuit
WO2020087604A1 (zh) * 2018-10-30 2020-05-07 惠科股份有限公司 信号调整方法及电路、显示装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002281345A (ja) * 2001-03-16 2002-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 映像信号処理回路およびカメラシステム
JP4512285B2 (ja) * 2001-03-16 2010-07-28 パナソニック株式会社 映像信号処理回路およびカメラシステム
EP1594307A2 (en) * 2004-05-07 2005-11-09 Nikon Corporation Clamp level adjusting apparatus, electronic camera, image processing apparatus, and image processing program
JP2006157263A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Toshiba Corp 固体撮像装置
US8228402B2 (en) 2004-11-26 2012-07-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state imaging apparatus with two light proof optical black sections
JP4625685B2 (ja) * 2004-11-26 2011-02-02 株式会社東芝 固体撮像装置
US7868935B2 (en) 2004-11-26 2011-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Solid-state imaging apparatus
JP2008128892A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Mitsubishi Electric Corp 赤外線撮像装置
JP4556960B2 (ja) * 2007-02-27 2010-10-06 セイコーエプソン株式会社 アナログフロントエンド回路及び電子機器
JP2008211571A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Seiko Epson Corp アナログフロントエンド回路及び電子機器
JP2008219293A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Canon Inc 撮像装置及び撮像システム
EP1968307A2 (en) 2007-03-01 2008-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and image sensing system
US8553114B2 (en) 2007-03-01 2013-10-08 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and image sensing system
US8426816B2 (en) 2009-12-28 2013-04-23 Fujitsu Limited Imaging device, A/D converter device and reading circuit
JP2010239649A (ja) * 2010-06-07 2010-10-21 Seiko Epson Corp アナログフロントエンド回路及び電子機器
WO2012169121A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 パナソニック株式会社 固体撮像装置
WO2020087604A1 (zh) * 2018-10-30 2020-05-07 惠科股份有限公司 信号调整方法及电路、显示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080170086A1 (en) Front end signal processing method and front end signal processor
JPH042278A (ja) 動き検出回路および手ぶれ補正装置
KR20070056982A (ko) 촬상장치 및 그 잡음저감방법
US5767900A (en) Digital apparatus for contour enhancement of video signal
JP2000224440A (ja) ディジタルクランプ回路
JPH11266415A (ja) ビデオ復号回路
JPH08265605A (ja) 撮像装置
US8059205B2 (en) Image signal processing apparatus and image signal processing method for controlling optical black level of image signal
JP3057254B2 (ja) オートホワイトバランス回路
JPH05153428A (ja) クランプ回路
JP2000184294A (ja) 撮像装置
JPH10285432A (ja) 映像信号のクランプ装置
JPH1175112A (ja) 自動利得制御回路
JPS61161080A (ja) デイジタル・ビデオ信号のクランプ装置
JP2003348453A (ja) 画像信号処理装置
JP2798562B2 (ja) 信号補正回路
JPH05268534A (ja) 黒レベルクランプ回路
US20030001971A1 (en) Image-signal processing apparatus for clamping analog image signal and then for converting it to digital image signal
JP2000156796A (ja) 直流成分再生装置
JPH05153429A (ja) クランプ回路
JP3149899B2 (ja) 画像処理回路
EP0982936A1 (en) Contour correction circuit for an image display apparatus
JPH07184110A (ja) Agc出力オフセット調節回路
JP2554176B2 (ja) 非線形素子を含む映像信号回路の自動利得調整回路
JP2006229544A (ja) 映像信号直流電圧安定化回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041109