JP3057254B2 - オートホワイトバランス回路 - Google Patents

オートホワイトバランス回路

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JP3057254B2
JP3057254B2 JP1151543A JP15154389A JP3057254B2 JP 3057254 B2 JP3057254 B2 JP 3057254B2 JP 1151543 A JP1151543 A JP 1151543A JP 15154389 A JP15154389 A JP 15154389A JP 3057254 B2 JP3057254 B2 JP 3057254B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オートホワイトバランス回路、特に画像
積分形のオートホワイトバランス回路に関する。
〔従来の技術〕
従来のオートホワイトバランス回路、特に画像積分形
のオートホワイトバランス回路の例としては特願昭63−
215850明細書に記載されているようなものがある。この
種のオートホワイトバランス回路では、撮像画面全体の
信号成分を積分すると、白色になるという仮定に基づい
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の仮定が満たされないことも多
く、その場合には、オートホワイトバランス回路が誤動
作する。
そこで、オートホワイトバランス回路の誤動作を防止
するため、第11図に示されるような黒体放射曲線CBL及
び、オートホワイトバランスの追従範囲A1が設定されて
いる。
この黒体放射曲線CBLは以下のようにして求められ
る。即ち、色温度の異なる光源の下で「白色」の被写体
を撮像し、この撮像信号に於ける3原色信号R、G、B
の夫々の信号レベルを1フイールド毎に積分することに
よって、3原色信号R、G、Bの各信号レベルの積分値
IR、IG、IBが形成される。そして積分値IGに対する
積分値IRの比(IR/IG)と、積分値IGに対する積分値
IBの比(IB/IG)との対応関係を求めることによっ
て、第11図のような黒体放射曲線CBLが得られる。
黒体放射曲線CBLの両側には適切なホワイトバランス
を行うための追従範囲A1が設けられており、比(IR/I
G、IB/IG)が追従範囲A1に入った時のみ3原色信号
R、G、Bの可変利得アンプのゲインが制御され、これ
によって、3原色信号R、G、Bの信号レベルが等しく
(R:G:B=1:1:1)され、オートホワイトバランスが行わ
れる。
しかしながら、上述のようなオートホワイトバランス
回路を備えたビデオカメラを用いて実際に撮像を行う
時、光源の色温度の変化範囲が広く、比(IR/IG、IB/
IG)が追従範囲A1内に収まらない場合には、オートホワ
イトバランスが正常に動作せず、オートホワイトバラン
スを行い難くなるという問題点があった。
従ってこの発明の目的は、オートホワイトバランスの
精度の向上と、光源の色温度の変化範囲が広くても、誤
ったオートホワイトバランスを行うことが防止されたオ
ートホワイトバランス回路を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明では、撮像素子からの画素毎の信
号に基づいて2つの色成分信号と第1の輝度信号を生成
する手段と、第1の輝度信号のレベルが大きいほどレベ
ル範囲が大きくなるような、2つの色成分信号それぞれ
に対する基準レベル範囲と、2つの色成分信号とをそれ
ぞれ比較し、基準の範囲内の場合、2つの色成分信号と
輝度信号をそれぞれ選択的に積分する積分手段と、撮像
素子からの画素毎の信号に基づいて3つの原色色信号を
生成し、それぞれの色信号のゲインコントロールをする
ゲインコントロール手段と、ゲインコントロール手段で
ゲインコントロールされた3つの原色色信号から第2の
輝度信号と色差信号を生成するマトリックス手段とから
なる信号処理回路と、積分手段の出力に基づいてゲイン
コントロール手段を制御する制御信号を生成する制御手
段とを具備する構成としている。
請求項(2)の発明では、撮像素子からの画素毎の信
号に基づいて2つの色成分信号と第1の輝度信号を生成
する手段と、撮像素子からの画素毎の信号に基づいて3
つの原色色信号を生成し、それぞれの色信号のゲインコ
ントロールをするゲインコントロール手段と、ゲインコ
ントロール手段でゲインコントロールされた3つの原色
色信号から第2の輝度信号と色差信号を生成するマトリ
ックス手段とからなる信号処理回路と、2つの色差信号
を第1の輝度信号で除した値の絶対値をそれぞれ基準値
と比較し、2つとも基準値より小さい場合、2つの色成
分信号と輝度信号をそれぞれ選択的に積分する積分手段
と、積分手段の出力に基づいてゲインコントロール手段
を制御する制御信号を生成する制御手段とを具備する構
成としている。
〔作用〕
請求項(1)の発明では、撮像素子からの画素毎の信
号に基づいて2つの色成分信号と第1の輝度信号が生成
され、第1の輝度信号のレベルが大きいほどレベル範囲
が大きくなるような、2つの色成分信号それぞれに対す
る基準レベル範囲と、2つの色成分信号とをそれぞれ比
較し、基準の範囲内の場合、2つの色成分信号と輝度信
号がそれぞれ選択的に積分され、積分出力に基づき、撮
像素子からの画素毎の信号に基づいて3つの原色色信号
を生成し、それぞれの色信号のゲインコントロールをす
るゲインコントロール手段と、ゲインコントロール手段
でゲインコントロールされた3つの原色色信号から第2
の輝度信号と色差信号を生成するマトリックス手段とか
らなる信号処理回路におけるゲインコントロールの制御
を行うようにしている。
また、請求項(2)の発明では、撮像素子からの画素
毎の信号に基づいて2つの色成分信号と第1の輝度信号
が生成され、撮像素子からの画素毎の信号に基づいて3
つの原色色信号を生成し、それぞれの色信号のゲインコ
ントロールをするゲインコントロール手段と、ゲインコ
ントロール手段でゲインコントロールされた3つの原色
色信号から第2の輝度信号と2つの色差信号を生成する
マトリックス手段とからなる信号処理回路におけるゲイ
ンコントロールの制御を、2つの色差信号を第1の輝度
信号で除した値の絶対値をそれぞれ基準値と比較し、2
つとも基準値より小さい場合、2つの色成分信号と輝度
信号をそれぞれ選択的に積分した積分出力で行うように
している。
いずれの場合にあっても、積分して得られる複数の色
信号、例えば、3原色信号R、G、Bの積分値の比(I
R/IG、IB/IG)は、(IR/IG)=(IB/IG)=1の状態
に近づき、これに基づいて3原色信号R、G、Bのアン
プの利得が制御されるため、3原色信号R、G、Bの出
力レベルが(R:G:B=1:1:1)とされる。従って、オート
ホワイトバランスの精度が一層向上し、オートホワイト
バランスの追従範囲に収まらない光源の場合でも誤った
オートホワイトバランスを行うことが防止される。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例について第1図乃至第10図を
参照して説明する。
第1図乃至第7図は、この発明の一の実施例であり、
この実施例は、フイードフオワード式の画像積分型オー
トホワイトバランス回路である。
第1図の構成に於いて、レンズ系1はレンズ2とアイ
リス3とから主に構成され、レンズ2からの光学像が、
CCD4の受光面にて結像され信号電荷に変換される。アイ
リス3に関連して、例えば、ホール素子を用いた位置検
出器5が設けられており、この位置検出器5の出力信号
がA/Dコンバータ6を介して、制御回路7に供給される
ことにより、アイリス3の開口比が制御回路7で検出し
得るようになされている。
CCD4には、第5図に示されるような市松模様の補色系
の色フイルタ8が配されている。色フイルタ8の水平方
向に配列された各画素上に、シアンCy、イエローYeの色
フイルタの繰り返されているラインL1が垂直方向に1ラ
インおきに形成されている。また、ラインL1の間には、
グリーンG、マゼンタMの繰り返されているラインL2、
或いは、マゼンタM、グリーンGの繰り返されているラ
インL3が交互に形成されている。
偶数フイールドでは、最初の1H(1Hは1水平周期)で
ラインL1とラインL2が同時に走査され、次の1Hでライン
L1とラインL3が同時に走査されるようになされている。
奇数フイールドでは、最初の1HでラインL2とラインL1が
同時に走査され、次の1HでラインL3とラインL1が同時に
走査されるようになされている。
これによって、CCD4からは、インターレース方式でラ
スタ走査され形成される撮像信号Ssが、1フイールド毎
に得られ、この撮像信号Ssは、1フイールド周期で、サ
ンプルホールド及びAGC回路9に供給される。
上述の撮像信号Ssは、サンプルホールド及びAGC回路
9にて、サンプルホールドされた後、第5図に示される
ように、例えば、偶数フイールドにおける第1のラスタ
走査の時には、画素P11、P21、というように、2画素毎
に点順次で読出される。
第6図には、点順次で読出される信号の形成の一例が
示されている。
サンプルホールド及びAGC回路9に於いて、第1のラ
スタ走査では、グリーンG及びシアンCyの和信号SP11
と、マゼンタM及びイエローYeの和信号SP12とが、順
次、読み出され、第6図Aに示される信号SL1が形成さ
れる。また、第2のラスタ走査では、シアンCy及びマゼ
ンタMの和信号SP21と、グリーンG及びイエローYeの和
信号SP22とが、順次、読み出され、第6図Bに示される
信号SL2が形成される。上述の信号SL1、SL2は、A/D
コンバータ10を介して積分値形成回路11及び信号処理回
路12に、夫々供給される。
積分値形成回路11の構成が第2図に示されている。
端子13に供給される信号DSL1或いはDSL2が、遅延回路
14、減算回路15、加算回路16に供給される。遅延回路14
では入力された信号DSL1或いはDSL2が、1画素に対応す
るタイミング分、遅延されて、加算回路16及び減算回路
15に供給される。
加算回路16では、輝度信号Yが形成され、この輝度信
号Yがゲート回路17と、白部分検出回路18に供給され
る。減算回路15では、色合成信号CR、CBが形成され、
この色合成信号CR、CBがゲート回路19と、白部分検出
回路18に供給される。また、制御回路7からは、端子20
及びシリアルーパラレル変換回路21を介して色温度情報
DCthが、白部分検出回路18に供給される。
第6図Aに示されるように、第1のラスタ走査で得ら
れる信号SL1に於ける1画素目では、シアンCyとグリー
ンGの和信号SP11が得られ、次の2画素目では、イエロ
ーYeとマゼンタMの和信号SP12が得られる。そして、2
画素目の和信号SP12が端子13を介して遅延回路14に供給
されるタイミングでは、遅延回路14に保持されていた1
画素目の和信号SP11が加算回路16、減算回路15に、夫々
供給され、また和信号SP12は加算回路16、減算回路15に
夫々供給される。
加算回路16では和信号SP11と和信号SP12の加算が行わ
れ、輝度信号Yが形成される。即ち、 SP11+SP12=(G+Cy)+(M+Ye) ……(1) ここで、シアンCy=B+G イエローYe=R+G マゼンタM=R+B とおけることから、上述の(1)式は、以下のように変
形される。
SP11+SP12=(G+Cy)+(M+Ye) (G+B+G)+(R+B+R+G) =2R+3G+2B=Y ……(2) 一方、減算回路15では、和信号SP11と和信号SP12の減
算が行われ、色合成信号CRが形成される。即ち、 SP12−SP11=(M+Ye)−(G+Cy) =(R+B+R+G)−(G+B+G) =2R−G=CR ……(3) また、第6図Bに示されるように、第2のラスタ走査
で得られる信号SL2に於ける、1画素目ではシアンCyと
マゼンタMの和信号SP21が得られ、次の2画素目ではイ
エローYeとグリーンGの和信号SP22が得られる。そし
て、2画素目の和信号SP22が端子13を介して遅延回路14
に供給されるタイミングでは、遅延回路14に保持されて
いた1画素目の和信号SP21が加算回路16、減算回路15
に、夫々供給され、また、和信号SP22は加算回路16、減
算回路15に夫々供給される。
加算回路16では和信号SP21と和信号SP22の加算が行わ
れ、輝度信号Yが形成される。即ち、 SP21+SP22=(Cy+M)+(Ye+G) ……(4) =(B+G+R+B)+(R+G+G) =2R+3G+2B=Y ……(5) 一方、減算回路15では、和信号SP21と和信号SP22の減
算が行われ、色合成信号CBが形成される。即ち、 SP22−SP21=(Ye+G)−(Cy+M) ……(6) =(R+G+G)−(B+G+R+B) =G−2B=−(2B−G)=−CB ……(7) 白部分検出回路18の構成が第3図に示されている。
この白部分検出回路18は、色合成信号CR、CBの信号
レベルが基準のレベルを越えない場合にのみ積分を行う
ことによって、略白色の画素のデータの積分値を得るこ
とを意図している。
ところで、色合成信号CR、CBの振幅レベルLECは、
第7図に示されるように、撮像画面中の色の濃い部分で
は勿論のこと、同一色、同一濃度であっても輝度信号Y
のレベルLEYに比例して大きくなる傾向がある。そこ
で、白部分検出回路18でも画素毎に輝度信号Yのレベル
LEYの変化に応じた基準のレベルとしてのスレッショル
ドCRA、CBAが設定されており、色合成信号CR、CBの
振幅レベルLECが、スレッショルドCRA、CBAを越えな
い場合にのみ積分が行われ、もし越えた場合には積分が
行なわれないようにされている。これによって、略白色
の画素のみが検出され、そのデータが積分されるため、
オートホワイトバランスの精度を、より向上させること
ができ、オートホワイトバランスの追従範囲に収まらな
い光源のに誤ったオートホワイトバランスを行うことを
防止することができ、そして、良好な色の再現性が期待
できるものである。
端子21に供給される輝度信号Yは、乗算回路22、23に
夫々、供給される。また、上述の色温度情報DCthは、
前フイールドの積分信号(−(CRS/YS)、−(CBS/Y
S):以下、単にDI1と略す)と、スレッショルドCRA、
CBAから構成される。
前フイールドの積分信号DI1は端子24を介して乗算回
路22に供給され、スレッショルドCRA、CBAは端子25を
介して乗算回路23に供給される。尚、CBS、CRS、YS
は、色合成信号CB、CR、輝度信号Yの夫々の積分値を
表す。
積分された結果が白であると仮定すると、次式が成立
する。
(CR/Y)=(CRS/YS) ……(8) (CB/Y)=(CBS/YS) ……(9) (8)式、(9)式の両辺にYをかけると次式が得られ
る。
CR−CRS(Y/YS)=0 ……(10) CB−CBS(Y/YS)=0 ……(11) 乗算回路22では、前フイールドの積分信号DI1に、輝
度信号Yが乗算されることにより、現フイールドの輝度
信号Yのレベルに対応せしめられた、新たな乗算信号
(−CRS(Y/YS)、−CBS(Y/YS):以下、単にDM1と
略す)が形成され、この乗算信号DM1が加算回路26に供
給される。
加算回路26では端子27から供給される色合成信号C
R、CBと、上述の乗算信号DM1が加算されることによっ
て、DS1で表される加算信号〔CR−CRS(Y/YS)、CB
−CBS(Y/YS)〕が形成される。(10)式、(11)式で
表される加算信号DS1が絶対値回路28に供給される。
絶対値回路28にて、(10)式、(11)式で表される加
算信号DS1が絶対値化され、比較回路29に供給される。
一方、乗算回路23では、スレッショルド(CRA、CB
A)に輝度信号Yが乗算されることで、現フイールドの
輝度信号Yのレベルに対応せしめられている新たなスレ
ッショルド(CRA・Y)、(CBA・Y)が形成され比較
回路29に供給される。
比較回路29では、絶対値化された加算信号DS1と、ス
レッショルド(CRA・Y)、(CBA・Y)のレベル比較
が行われる。若し、加算信号DS1<スレッショルド(CR
A・Y)、(CBA・Y)の条件が満たされれば、輝度信
号Yと、色合成信号CR、CBの画素毎のデータを積分す
べくゲート制御信号GCが出力され、上述の条件が満たさ
れなければ、ゲート制御信号GCが出力されない。尚、30
は端子である。
白部分検出回路18からゲート制御信号GCが、ゲート回
路17、19に供給される時は、ゲート回路17、19が開き、
輝度信号Yは積分回路31で、また、色合成信号CR、CB
は積分回路32で、夫々、積分される。これによって略白
色の画素データのみを選択的に積分することができる。
積分回路31、32からは、輝度信号Y、色合成信号CR、
CBに対応する積分値(IY、ICR、ICB)が、1フイール
ド毎に、シリアル−パラレル変換回路21及び、端子33を
介して、制御回路7に供給される。
制御回路7では、上述の積分値(IY、ICR、ICB)に基
づいて、撮像画像の色温度を検出することができる。即
ち、以下の演算処理を実行して、3原色信号R、G、B
の積分値IR、IG、IBを得ることができる。
IY−ICR−ICB=I(2R+3G+2B)−I(2R−G)−I
(2B−G) =I(5G) ……(12) ICR−IG=I(2R−G)−I(G)=I(2R) ……(13) ICB−IG=I(2B−G)−I(G)=I(2B) ……(14) 制御回路7には、冒頭で述べた黒体放射曲線及び追従
範囲が設定されており、比(IR/IG、IB/IG)が追従範
囲に入った時のみ、積分値IR、IG、IBが所定の比
率、即ち、 (IR/IG)=(IB/IG)=1 になるようにゲイン制御信号Rcont、Bcontが出力され
る。
一方、比(IR/IG、IB/IG)が追従範囲に入らない時
は、オートホワイトバランスを行うことは困難であるの
で、ゲイン制御信号Rcont、Bcontが出力されず、可変利
得アンプ34、35、36のゲインは以前の状態が保持され
る。
そして、この制御回路7では、積分値に基づいて現フ
イールドの積分信号DI1、即ち、(−(CRS/YS)、−
(CBS/YS))が作成され、色温度情報DCthとして、白
部分検出回路18に供給される。また、積分回路31、32に
対しては、リセット制御信号が出力され、積分回路31、
32の内容が1フイールド毎にリセットされる。
尚、この制御回路7は、オートホワイトバランスを行
うと共に、レンズ系1の制御、CCD4の電荷蓄積時間の制
御、そしてサンプルホールド及びAGC回路9のゲイン制
御等を行うようになされている。また、この制御回路7
はマイクロプロセッサを用いて構成することも可能であ
る。
信号処理回路12の一部が第4図に示されている。
サンプルホールド及びAGC回路9、A/Dコンバータ10を
介して供給される信号DSL1、DSL2は、図示せぬ色分離
回路にて輝度信号Y、色合成信号CR、CB等に分離され
た後、マトリックス回路にて3原色信号R、G、Bに変
換され、3原色信号R、G、Bは、可変利得アンプ34、
35、36に供給される。可変利得アンプ34、36では、ゲイ
ン制御信号Rcont、Bcontにてそのゲインが制御される。
これによって、3原色信号R、G、Bの出力レベルが
等しく(R:G:B=1:1:1)され、オートホワイトバランス
が行われる。尚、可変利得アンプ35のゲインは固定され
例えば1とされている。ゲイン調整された3原色信号
R、G、Bは、ガンマ補正回路37に供給される。
ガンマ補正回路37では、オートホワイトバランスの施
された3原色信号R、G、Bに対し、クロマ信号用のガ
ンマ補正が施された後、マトリックス回路38に供給され
る。このマトリックス回路38では、3原色信号R、G、
Bが、色差信号R−Y、B−Yに変換される。
上述の輝度信号Yと、色差信号R−Y、B−Yは、図
示せぬエンコーダ回路に供給され、エンコーダ回路から
はNTSC方式に変換され、デジタル化されているビデオ信
号DSVが形成される。このビデオ信号DSVは、D/Aコンバ
ータ39にてアナログ化され、このアナログ化されたビデ
オ信号SVが端子40から取り出される。
第8図乃至第10図は、この発明の他の実施例である。
この実施例に示される画像積分型のオートホワイトバ
ランス回路が前述の一の実施例と異なる点は、全体の構
成がフイードバック式であることと、白部分検出に用い
られる信号が信号処理回路12にて形成される色差信号R
−Y、B−Yであることと、白部分検出回路51の構成で
ある。尚、この実施例に於ける説明中、前述の実施例と
共通する部分については一の実施例と同一の符号を用い
ることとし、重複する説明を省略する。
第8図には第2実施例の全体的な構成が示されてお
り、信号処理回路12にて形成される色差信号R−Y、B
−Yが、積分値形成回路11に供給され、この色差信号R
−Y、B−Yに基づいて白部分の検出がなされる。
積分値形成回路11の構成が第9図に示されている。
この積分値形成回路11は、前記一の実施例と略同様の
構成であり、加算回路16側にて形成される輝度信号Y
は、ゲート回路17と白部分検出回路51に供給され、減算
回路15側にて形成される色合成信号CR、CBは、ゲート
回路19に供給される。そして、色差信号R−Y、B−Y
が夫々、端子65、66を介して白部分検出回路51に供給さ
れる。また端子20及び、シリアル−パラレル変換回路21
を介して色温度情報DCthが、制御回路7から白部分検
出回路51に供給される。
白部分検出回路51の構成が第10図に示されている。
この第2実施例に於ける色温度情報DCthは、信号(1
/Y)であり、端子52を介して、乗算回路53、54に供給さ
れる。
乗算回路53では、端子55から供給される色差信号R−
Yに、信号(1/Y)が乗算されることにより、色差信号
R−Yのレベルが現フイールドの輝度信号Yのレベルに
対応せしめられている新たな乗算信号((R−Y)/Y:
以下、DM21と略す)が形成され、この乗算信号DM21が絶
対値回路56に供給される。
絶対値回路56にて絶対値化された乗算信号DM21は、比
較器57の−端子に供給され、端子58を介して比較器57の
+端子に供給される基準信号Ref1と比較される。乗算信
号DM21のレベル<基準信号Ref1の条件が満たされる場
合、この比較器57からはハイレベルの信号がアンドゲー
ト59に供給される。
乗算回路54では、端子60から供給される色差信号B−
Yに、信号(1/Y)が乗算されることにより、色差信号
B−Yのレベルが現フイールドの輝度信号Yのレベルに
対応せしめられている新たな乗算信号((B−Y)/Y:
以下、DM22と略す)が形成され、この乗算信号DM22が絶
対値回路61に供給される。
絶対値回路61にて絶対値化された乗算信号DM22は、比
較器62の−端子に供給され、端子63を介して比較器62の
+端子に供給される基準信号Ref2と比較される。乗算信
号DM22のレベル<基準信号Ref2の条件が満たされる場
合、この比較器62からはハイレベルの信号がアンドゲー
ト59に供給される。
比較器57、62からハイレベルの信号がアンドゲート59
に供給されると、アンドゲート59からはハイレベルのゲ
ート制御信号GCが端子64を介して、ゲート回路17、19に
供給される。上述の条件が満たされなければ、上述のハ
イレベルのゲート制御信号GCが出力されない。
白部分検出回路51から、ハイレベルのゲート制御信号
GCが、ゲート回路17、19に供給される時は、ゲート回路
17、19が開き、輝度信号Yは積分回路31にて、また、色
合成信号CR、CBが積分回路32にて、夫々、積分され
る。これらの積分回路31、32からは、積分値(IY、IC
R、ICB)が、1フイールド毎に、シリアル−パラレル変
換回路21及び、端子33を介して制御回路7に供給され
る。
そして、前記一の実施例と同様にして積分値IR、I
G、IBが所定の比率になるように、ゲイン制御信号Rcon
t、Bcontが形成される。
このゲイン制御信号Rcont、Bcontは、第4図に示され
る信号処理回路12内の可変利得アンプ34、36に供給さ
れ、可変利得アンプ34、36のゲインが制御される。
その他の内容は、前述の一の実施例と同様である。
尚、この実施例では、CCD4の出力が、シアンCy、マゼン
タM、グリーンG、イエローYeとされている例について
説明されているが、これに限定されるものではなく、例
えば、3原色信号R、G、Bの場合であっても同様に適
用できるものである。
〔発明の効果〕
この発明に係るオートホワイトバランス回路によれ
ば、略白色の画素のデータを選択的に積分しているの
で、積分出力の比は、(R:G:B=1:1:1)に近づくことに
なり、従って、オートホワイトバランスの精度を、より
向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一の実施例を示すブロック図、第2
図は積分値形成回路を示すブロック図、第3図は白部分
検出回路を示すブロック図、第4図は信号処理回路の一
部を示すブロック図、第5図は色フイルタを示す図、第
6図は夫々CCDから出力される信号を説明する図、第7
図は輝度信号のレベルと色合成信号の振幅レベルを示す
説明図、第8図はこの発明の他の実施例を示すブロック
図、第9図は積分値形成回路を示すブロック図、第10図
は白部分検出回路を示すブロック図、第11図は黒体放射
曲線と追従範囲を示す説明図である。 図面に於ける主要な符号の説明 12:信号処理回路、18、51:白部分検出回路、31、32:積
分回路、34、35、36:可変利得アンプ、Ss:撮像信号、C
RA、CBA:スレッショルド、Ref1、Ref2:基準信号、DS
V、SV:ビデオ信号、R−Y、B−Y:色差信号、IR、I
G、IB、IY、ICR、ICB:積分値、Rcont、Bcont:ゲイン
制御信号。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−60088(JP,A) 特開 昭64−89884(JP,A) 特開 昭63−115490(JP,A) 特開 昭63−13489(JP,A) 特開 昭63−219291(JP,A) 特開 昭63−208387(JP,A) 特開 昭63−109686(JP,A) 特開 昭61−260790(JP,A) 特開 昭61−184079(JP,A) 特開 昭64−60090(JP,A) 特開 昭58−57885(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/73

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像素子からの画素毎の信号に基づいて2
    つの色成分信号と第1の輝度信号を生成する手段と、 上記第1の輝度信号のレベルが大きいほどレベル範囲が
    大きくなるような、上記2つの色成分信号それぞれに対
    する基準レベル範囲と、上記2つの色成分信号とをそれ
    ぞれ比較し、基準の範囲内の場合、上記2つの色成分信
    号と上記輝度信号をそれぞれ選択的に積分する積分手段
    と、 上記撮像素子からの画素毎の信号に基づいて3つの原色
    色信号を生成し、それぞれの色信号のゲインコントロー
    ルをするゲインコントロール手段と、上記ゲインコント
    ロール手段でゲインコントロールされた上記3つの原色
    色信号から第2の輝度信号と色差信号を生成するマトリ
    ックス手段とからなる信号処理回路と、 上記積分手段の出力に基づいて上記ゲインコントロール
    手段を制御する制御信号を生成する制御手段と を具備することを特徴とするオートホワイトバランス回
    路。
  2. 【請求項2】撮像素子からの画素毎の信号に基づいて2
    つの色成分信号と第1の輝度信号を生成する手段と、 上記撮像素子からの画素毎の信号に基づいて3つの原色
    色信号を生成し、それぞれの色信号のゲインコントロー
    ルをするゲインコントロール手段と、上記ゲインコント
    ロール手段でゲインコントロールされた上記3つの原色
    色信号から第2の輝度信号と2つの色差信号を生成する
    マトリックス手段とからなる信号処理回路と、 上記2つの色差信号を上記第1の輝度信号で除した値の
    絶対値をそれぞれ基準値と比較し、2つとも基準値より
    小さい場合、上記2つの色成分信号と上記輝度信号をそ
    れぞれ選択的に積分する積分手段と、 上記積分手段の出力に基づいて上記ゲインコントロール
    手段を制御する制御信号を生成する制御手段と を具備することを特徴とするオートホワイトバランス回
    路。
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