JPH11266036A - 平面光源装置およびその製造方法 - Google Patents

平面光源装置およびその製造方法

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JPH11266036A
JPH11266036A JP10089410A JP8941098A JPH11266036A JP H11266036 A JPH11266036 A JP H11266036A JP 10089410 A JP10089410 A JP 10089410A JP 8941098 A JP8941098 A JP 8941098A JP H11266036 A JPH11266036 A JP H11266036A
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JP
Japan
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source device
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light emitting
emitting element
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Application number
JP10089410A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Okamoto
重之 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11266036A publication Critical patent/JPH11266036A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略平行光を出射する、高輝度で信頼性の高い
平面光源装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板14の一主面に形成された反射鏡1
2上には、複数のLED素子16が配置され、LED素
子16は透明樹脂22によって覆われている。LED素
子16の鉛直線上には、各LED素子16に対応するよ
うに球状レンズ26が配置される。LED素子16から
出射された光は、直接あるいは反射鏡12によって反射
されて球状レンズ26に入射し、略平行光化されて平面
光源装置から出射される。また、LED素子16で発生
した熱は、基板14によって放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は光源装置およびそ
の製造方法に関し、特にたとえば略平行光を出射する平
面光源装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示パネルの普及に伴い、光
源のフラット化、平行光化が特に重要となり、従来にお
いて画像表示用光源として一般に用いられてきたハロゲ
ンランプに代わり、LED素子等の発光素子を用いた平
面光源が注目されている。
【0003】しかし、発光素子を光源として実用化する
には、輝度の向上と出射光の平行光化が課題となる。
【0004】略平行光を出射する平面光源装置として、
たとえば、球状レンズを用いたものがある(特開平9−
73002)。この平面光源装置1は、図12に示すよ
うに、平面光源2と、平行光形成装置3とを備える。そ
して、平面光源2は光反射面4を含み、平行光形成装置
3は、複数のピンホール5が形成されたピンホール板6
と、ピンホール板6の平面光源2側に形成された光反射
面7と、ピンホール5上に配置されたボールレンズ8と
を備える。
【0005】この平面光源装置1では、平面光源2で発
生した光は、主に光反射面4と光反射面7との間で多重
反射するうちにピンホール5に到達し、ボールレンズ8
で略平行光化されて平面光源装置1から出射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、出射光の平行光化は達成されるが、実用的に十分
な輝度を得ることが困難であった。すなわち、平面光源
装置1では、ピンホール5に入射する光は、そのほとん
どが光反射面4と光反射面7との間で複数回反射された
光であるため、反射を繰り返すことによって光が減衰し
てしまうという問題があった。たとえば、光反射面4お
よび7に光反射率が90パーセント程度の高反射率金属
を用いた場合であっても、5回反射を繰り返すと6割程
度に光量が減少してしまう。従って、上記従来技術で
は、たとえば液晶表示装置用光源として十分な輝度を得
ることが困難であるという問題があった。
【0007】一方、発光素子を用いた平面光源装置で十
分な輝度を得るには、発光素子の実装密度を高くする必
要がある。ここで、発光素子の発熱は、ハロゲンランプ
等に比べて低いため、発光素子の実装密度が低い場合は
大きな問題とならないが、実装密度を高くする場合に
は、発光素子の発熱が大きくなり、発光素子の発光強度
や寿命が低下してしまう。
【0008】従って、発光素子の実装密度を高くするこ
とによって、光源の輝度を向上させる場合には、同時に
発光素子の発熱を効果的に放熱することが出来なけれ
ば、光源の輝度および信頼性が低下するという問題があ
った。
【0009】そのため、この発明は、略平行光を出射す
る、高輝度で信頼性の高い平面光源装置およびその製造
方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の平面光源装置は、発光素子を用い
た平面光源装置であって、一主面に複数の反射鏡が形成
された基板と、各反射鏡上に個別に配置された複数の発
光素子と、基板の一主面側に配置され、発光素子から出
射される光を略平行光化する平行光化手段と、発光素子
から発生する熱を放熱する放熱手段とを備えることを特
徴とする。
【0011】請求項2に記載の平面光源装置は、請求項
1に記載の平面光源装置において、平行光化手段は発光
素子のそれぞれの鉛直線上に配置された複数のレンズを
含み、放熱手段は基板を含むことを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の平面光源装置は、請求項
1に記載の平面光源装置において、平行光化手段は、表
面形状が平凸レンズ状であって発光素子のそれぞれをモ
ールドする透明樹脂を含み、放熱手段は基板を含むこと
を特徴とする。
【0013】請求項4に記載の平面光源装置は、請求項
1ないし3のいずれかに記載の平面光源装置において、
放熱手段は、基板の他主面側に配置された放熱フィンま
たは放熱ファンの少なくともいずれか一方をさらに含む
ことを特徴とする。
【0014】請求項5に記載の平面光源装置の製造方法
は、基板の一主面に形成された複数の反射鏡のそれぞれ
に発光素子を配置する第1の工程と、反射鏡に対応する
位置に貫通孔を有する成形用枠を、基板上に形成する第
2の工程と、成形用枠と親和性のない透明樹脂材料を貫
通孔に滴下して硬化させることによって、表面形状が平
凸レンズ状であって発光素子をモールドする透明樹脂を
形成する第3の工程とを含むものである。
【0015】請求項1に記載の平面光源装置では、発光
素子から出射された光は、直接あるいは反射鏡で反射さ
れて略平行光化手段に入射する。従って、発光素子から
出射された光は、ほとんど減衰せずに略平行光化手段で
略平行光化されて平面光源装置から出射される。また、
この平面光源装置では、発光素子で発生した熱が、放熱
手段によって速やかに放熱されるため、発光素子の温度
上昇を抑制することができる。従って、請求項1に記載
の平面光源装置によれば、略平行光を出射する、高輝度
で信頼性の高い平面光源装置を得ることができる。
【0016】請求項2に記載の平面光源装置では、発光
素子から出射された光が、発光素子の鉛直線上に配置さ
れたレンズによって略平行光化される。また、発光素子
で発生した熱は、基板によって放熱されるため、発光素
子の温度上昇を抑制することができる。
【0017】請求項3に記載の平面光源装置では、発光
素子から出射された光が、表面形状が平凸レンズ状の透
明樹脂によって略平行光化される。また、発光素子で発
生した熱は、基板によって放熱されるため、発光素子の
温度上昇を抑制することができる。
【0018】請求項4に記載の平面光源装置では、発光
素子で発生した熱が、基板と基板に接続された放熱フィ
ンや放熱ファンによって放熱されるため、発光素子の温
度上昇をより抑制することができる。
【0019】請求項5に記載の平面光源装置の製造方法
では、成形用枠と透明樹脂材料とは親和性がないため、
成形用枠の貫通孔内に滴下された透明樹脂材料は、表面
張力によって盛り上がる。従って、表面形状が平凸レン
ズ状の透明樹脂によって発光素子をモールドすることが
できる。このように、請求項5に記載の平面光源装置の
製造方法によれば、略平行光を出射する、高輝度で信頼
性の高い平面光源装置を容易に製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0021】この実施の形態は、平行光化手段として球
状レンズを用いるものである。
【0022】図1の正面断面図を参照して、この発明の
実施の形態の平面光源装置10は、複数の反射鏡12が
形成された基板14と、各反射鏡12の底部に配置され
た複数のLED素子16と、LED素子16を駆動する
ための電気回路18と、枠20と、発光素子16を覆う
ように形成された透明樹脂22と、球状レンズアレイ2
4とを備える。球状レンズアレイ24は、球状レンズ2
6と球状レンズ26を固定する球状レンズ支持枠28と
を含み、球状レンズ26は、その焦点がLED素子16
に位置するように、各LED素子16の鉛直線上に配置
される。また、各LED素子16と電気回路18とは、
金ワイヤ30によって電気的に接続されている。
【0023】ここで、反射鏡12は、LED素子16か
ら放射される光を球状レンズ26の方向へ反射するもの
であり、たとえば、反射面が放物面形状、あるいは反射
面が斜面形状である凹面鏡が用いられる。
【0024】基板14は、たとえば、凹部を有する銅板
に光反射率の高い銀をメッキして形成される。なお、基
板14は、熱伝導率が高い部材の一主面に反射鏡12が
形成されたものであればよい。従って、熱伝導率が高い
金属板やセラミクス板の一主面に凹部を形成し、凹部上
に光反射率の高いアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成
して反射鏡としたものであればよい。また、熱伝導率お
よび光反射率が高いアルミニウム等の金属に、反射鏡と
して機能する凹部を形成したものであってもよい。
【0025】LED素子16には、目的に合わせて赤色
LED、青色LED、緑色LED等が用いられる。ま
た、LED素子16は、平面光源装置10が面光源とし
て機能するように縦方向および横方向に配列される(図
3参照)。なお、LED素子16の構造はいかなるもの
でも良いが、この実施形態で説明するLED素子16
は、p側電極およびn側電極をともにLED素子16の
表面側(金ワイヤ30が接続されている側)に有する。
【0026】電気回路18直下には、電気回路18と基
板14とが短絡しないように、絶縁膜(図示せず)が形
成されている。
【0027】枠20には、たとえば、透明樹脂22の材
料と親和性のある合成樹脂が用いられる。
【0028】透明樹脂22には、たとえば、透明なエポ
キシ樹脂等が用いられる。
【0029】この平面光源装置10の製造方法の一例
を、図2を参照して説明する。
【0030】図2(a)を参照して、まず、反射鏡12
が形成された基板14上であって、電気回路18が形成
される部分に絶縁膜を形成し(図示せず)、その絶縁膜
上に電気回路18を形成する。
【0031】その後、図2(b)に示すように、反射鏡
12のそれぞれの曲面底部にLED素子16を接着し、
LED素子16と電気回路18とを金ワイヤ30によっ
て電気的に接続する。そして、基板14および電気回路
18上に、枠20を形成する。枠20を形成する方法と
しては、合成樹脂を成形したものを基板14および電気
回路18上に接着するか、あるいは合成樹脂材料を印刷
法等で基板14および電気回路18上に数回塗布するこ
とによって形成することができる。
【0032】このときの、平面図を図3に模式的に示
す。図3では、理解を容易にするため、枠20を斜線で
示してある。図3に示すように、枠20は、各反射鏡1
2に対応する部分に貫通孔32を備える。また、各反射
鏡12の中央部にはLED素子16が配置され、隣接す
るLED素子16の間隔はたとえば2.5mmで、LE
D素子16の大きさは、たとえば0.3mm角である。
【0033】その後、LED素子16の上方から貫通孔
32内に個別に透明樹脂22の材料を滴下し硬化させる
ことによって、図2(c)に示すように、LED素子1
6および金ワイヤ30を覆うように透明樹脂22を形成
する。
【0034】その後、図2(d)に示すように、球状レ
ンズ支持枠28によって球状レンズ26が固定された球
状レンズアレイ24を、枠20上に固定することによっ
て平面光源装置10が形成される。ここで、たとえば枠
20の厚さを調節することによって、球状レンズ26の
焦点がLED素子16に位置するように、球状レンズア
レイ24を容易に固定することができる。
【0035】このように形成される平面光源装置10の
機能を図4を参照して説明する。
【0036】図4を参照して、半導体素子16から出射
された光は、球状レンズ26に直接入射するか、あるい
は反射鏡12によって反射されて球状レンズ26に入射
する。ここで、球状レンズ26は、その焦点位置がLE
D素子16に位置するように固定されているため、LE
D素子16から直接球状レンズ26に入射する光は略平
行光化されて平面光源装置10から出射される。従っ
て、平面光源装置10によれば、略平行光を出射する平
面光源装置が得られる。
【0037】また、平面光源装置10では、発光素子1
6から出射された光は、そのほとんどが直接あるいは1
度だけ反射鏡12によって反射され、球状レンズ26に
入射して平面光源装置から出射されるため、反射による
出射光の損失が少なく、高輝度の平面光源装置が得られ
る。
【0038】さらに、LED素子16は、透明樹脂22
によって覆われており、透明樹脂22の屈折率は空気よ
りも大きいため、LED素子16とその周囲との屈折率
差が小さくなる。従って、LED素子16界面での反射
を減少させることができ、LED素子16からより多く
の光を取り出すことが可能となる。
【0039】また、従来においては、LED素子を用い
て平面光源とする場合、一般的に、LED素子を個別に
樹脂モールド成形したLEDを平面に配置しており、L
EDの大きさによってLED素子の面密度の向上が制限
され、高い面密度でLED素子を配置することが困難で
あった。しかし、この発明の平面光源装置10では、ベ
アーチップであるLED素子16を直接基板14に配置
するため、LED素子16を高い面密度で実装すること
ができ、より高い輝度が得られる。
【0040】このように、この平面光源装置10によれ
ば、略平行光を出射する、高輝度の平面光源装置が得ら
れる。一例として、平面光源装置10において、透明基
板12上に2.5mm間隔でLED素子16を配置(縦
8列、横10列で80個配置)してLED素子16を発
光(駆動電流20mA)させた場合には、平面光源装置
10の中央部直上の輝度は、LED素子16に赤色LE
D素子を用いた場合に14,000ルクス、緑色LED
素子を用いた場合に51,000ルクス、青色LED素
子を用いた場合に11,000ルクスであった。
【0041】一方、LED素子16の発熱は、LED素
子16の面密度が低い場合は問題とならないが、LED
素子16の面密度が高い場合はLED素子16の温度を
上昇させ、LED素子16の発光強度および寿命を著し
く低下させる原因となる。
【0042】従って、LED素子16を高い面密度で配
置する場合には、LED素子16の発熱を効果的に放熱
することが重要となる。
【0043】この発明では、基板14の材料として、熱
伝導性の高い金属等を用い、さらに基板14に凹部を設
けLED素子16と他の放熱手段との距離を短く構成し
ているため、LED素子16の発熱は、基板14に速や
かに伝導され、基板14から大気中に放熱される。従っ
て、平面光源装置10によれば、LED素子16を高い
面密度で配置した場合でもLED素子16の温度上昇を
防止することができるため、高輝度で信頼性の高い平面
光源装置が得られる。
【0044】さらに、必要に応じて、基板14に放熱フ
ィンや放熱ファン等の放熱手段を接続するか、あるいは
基板14を液晶表示装置等の筺体に接続することによっ
て、より効率的にLED素子16の発熱を放熱すること
が可能となる。一例として、平面光源装置10の基板1
4に放熱フィン34を接続した平面光源装置10aの正
面断面図を、図5に示す。
【0045】図5に示す平面光源装置10aにおいて、
放熱フィン34を蓄熱容積を増すための冷却用溶液に浸
漬した場合には、LED素子16を高面密度(LED素
子16を基板14上に2.5mm間隔で縦8列、横10
列で80個配置)で配置して最も消費電力が大きい青色
LED素子を発光(駆動電圧3.84V、駆動電流20
mA)させた場合であっても、LED素子16の温度上
昇を防止することができる。たとえば、上記実施形態で
示した様に、基板14に銅を用いた場合、LED素子1
6の温度は略50℃で冷却用溶液の温度とバランスして
ほぼ一定となった。一方、上記実施形態と異なり、基板
14に熱伝導率の低いガラエポ樹脂を用いた場合には、
LED素子16の温度は30秒で80℃以上に上昇し、
LED素子16の発光強度および寿命が著しく低下し
た。このように、LED素子16の発熱は、基板14お
よび放熱フィン34によって有効に放熱される。
【0046】このように、平面光源装置10によれば、
略平行光を出射する、高輝度で信頼性の高い平面光源装
置が得られる。
【0047】なお、図1に示した光源装置10は、この
実施の形態の一例を模式的に示したものであり、LED
素子16の数や配置は目的に合わせて任意に設定するこ
とができる(以下の実施形態においても同様であ
る。)。
【0048】たとえば、LED素子16を縦8列、横1
0列に80個配置する場合の基板14の形状の一例を、
図6に示す。図6に示す基板14は、縦横に配列された
反射鏡12を備え、この反射鏡12の中央部にLED素
子16が配置される。また、基板14には、球状レンズ
支持枠28の位置決めを容易にするためのボールレンズ
支持枠固定孔36が形成されている。
【0049】なお、LED素子16の配置は、6方位に
隣接するような最密充填配置としてもよい。その場合の
反射鏡12の配置は図7のようになり、各反射鏡12の
中央部にLED素子16が配置される。この場合には、
LED素子16の面密度がより高くなるため、より高輝
度の平面光源装置が得られる。
【0050】また、上記実施形態では、レンズとして、
球状レンズを用いた場合を示したが、放射状の光線を略
平行光化するレンズであればいかなるものであってもよ
く、たとえば平凸レンズやフレネルレンズ、半球状レン
ズの様なものであってもよい。
【0051】図8を参照して、この発明の他の実施の形
態について説明する。
【0052】この実施の形態は、LED素子16をモー
ルドする透明樹脂によって、LED素子16から出射さ
れる光を略平行光化するものである。
【0053】図8を参照して、この実施形態の平面光源
装置40は、複数の反射鏡12が形成された基板14
と、反射鏡12の中央底部に配置されたLED素子16
と、LED素子16を駆動するための電気回路18と、
透明樹脂42と、透明樹脂42を平凸レンズ状に成形す
るための成形用枠44とを備える。そして、LED素子
16と電気回路18とは、金ワイヤ30によって電気的
に接続されている。また、透明樹脂42は、LED素子
16を覆い、かつ、表面形状が平凸レンズ状になるよう
に成形されている。
【0054】反射鏡12、基板14、LED素子16お
よび電気回路18については、図1で説明したものと同
様であるので重複する説明は省略する。
【0055】透明樹脂42の材料には、たとえば、透明
なエポキシ樹脂等が用いられる。
【0056】成形用枠44は、各反射鏡12に対応する
位置に貫通孔46を備える(図9の平面図参照)。そし
て、成形用枠44には、透明樹脂42の材料と親和性の
ない材料が用いられる。たとえば、透明樹脂42として
エポキシ樹脂を用いる場合には、成形用枠44にはエポ
キシ樹脂の材料と親和性がないシリコーン樹脂等が用い
られる。
【0057】図10を参照して、平面光源装置40を製
造する方法を説明する。
【0058】図10(a)を参照して、まず、反射鏡1
2が形成された基板14上であって、電気回路18が形
成される部分に絶縁膜を形成し(図示せず)、その絶縁
膜上に電気回路18を形成する。
【0059】その後、図10(b)に示すように、反射
鏡12のそれぞれの曲面底部にLED素子16を接着
し、LED素子16と電気回路18とを金ワイヤ30に
よって電気的に接続する。そして、基板14および電気
回路18上に、成形用枠44を形成する。成形用枠44
を形成する方法としては、合成樹脂を成形したものを基
板14および電気回路18上に接着するか、あるいは合
成樹脂材料を印刷法等で基板14および電気回路18上
に数回塗布することによって形成することができる。
【0060】その後、各貫通孔46内に個別に透明樹脂
42の材料を滴下する。この際、透明樹脂42の材料と
成形用枠44とは親和性がないため、表面張力によって
透明樹脂42の材料が平凸レンズ状に盛り上がる。従っ
て、表面が平凸レンズ状の透明樹脂42を容易に形成す
ることができる。また、透明樹脂42の材料を滴下する
量を調整することによって、透明樹脂42の表面形状
を、異なる平凸レンズ形状にすることができる。
【0061】そして、図10(c)に示すように、平面
光源装置40が得られる。
【0062】透明樹脂42の表面形状を略半球状とした
場合の、平面光源装置40の機能を図11を参照して説
明する。
【0063】図11を参照して、平面光源装置40で
は、LED素子16から上方に出射され光は、略半球状
の透明樹脂42の表面において屈折され、略平行光化さ
れる。従って、平面光源装置40によれば、略平行光を
出射する平面光源装置が得られる。
【0064】また、平面光源装置40では、発光素子1
6から出射され光は、そのほとんどが直接あるいは1度
だけ反射鏡12によって反射されて平面光源装置から出
射されるため、出射光の損失が少なく、高輝度の平面光
源装置が得られる。
【0065】さらに、平面光源装置40では、平面光源
装置10と同様に、基板14を介してLED素子16の
発熱を放熱することができるため、高面密度でLED素
子16を配置した場合でも、LED素子16の温度上昇
を抑制することができる。
【0066】このように、平面光源装置40によれば、
略平行光を出射する、高輝度で信頼性の高い平面光源装
置が得られる。
【0067】なお、基板14に放熱フィンや放熱ファン
等の放熱手段をさらに接続することによって、よりLE
D素子16の温度上昇を抑制することができることは、
平面光源装置10aと同様である。
【0068】以上、この発明の実施形態について一例を
挙げて説明したが、上記実施形態はこの発明を用いた場
合の一例にすぎず、この発明は上記実施形態に限定され
るものではない。
【0069】たとえば、上記実施形態では、LED素子
16として、p側電極およびn側電極がともに素子表面
側に形成されているLED素子16を用いる場合を示し
たが、いずれか一方が素子表面側に形成されており、他
方が素子裏面側に形成されているLED素子を用いても
いことはいうまでもない。
【0070】また、上記実施形態では、発光素子として
LED素子を用いる場合を示したが、その他の発光素子
を用いることも可能である。
【0071】
【発明の効果】この発明によれば、発光素子から出射さ
れた光は、直接あるいは反射鏡で反射されて略平行光化
手段に入射する。また、発光素子を高密度で配置した場
合も、発光素子から発生する熱が放熱手段によって速や
かに放熱される。従って、略平行光を出射する、高輝度
で信頼性の高い平面光源装置を得ることができる。ま
た、この発明によれば、表面形状が平凸レンズ状であっ
て発光素子をモールドする透明樹脂を容易に形成するこ
とができるため、略平行光を出射する、高輝度で信頼性
の高い平面光源装置を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】図1に示した平面光源装置の製造工程を示す正
面断面図である。
【図3】図2(b)の状態を示す平面図である。
【図4】図1の実施形態の平面光源装置の機能を示す図
解図である。
【図5】この発明の他の一実施形態を示す正面断面図で
ある。
【図6】基板の一例を示す平面図およびX−Y断面図で
ある。
【図7】反射鏡の配置の一例を示す図解図である。
【図8】この発明のその他の一実施形態を示す正面断面
図である。
【図9】成形用枠の形状を示す平面図である。
【図10】図8に示した平面光源装置の製造工程を示す
正面断面図である。
【図11】図8の実施形態の平面光源装置の機能を示す
図解図である。
【図12】従来の平面光源装置を示す図解図である。
【符号の説明】
10、10a、40 平面光源装置 12 反射鏡 14 基板 16 LED素子 18 電気回路 20 枠 22、42 透明樹脂 26 球状レンズ 32、46 貫通孔 34 放熱フィン 44 成形用枠

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子を用いた平面光源装置であっ
    て、 一主面に複数の反射鏡が形成された基板と、 前記各反射鏡上に個別に配置された複数の前記発光素子
    と、 前記基板の前記一主面側に配置され、前記発光素子から
    出射される光を略平行光化する平行光化手段と、 前記発光素子から発生する熱を放熱する放熱手段とを備
    えることを特徴とする平面光源装置。
  2. 【請求項2】 前記平行光化手段は前記発光素子のそれ
    ぞれの鉛直線上に配置された複数のレンズを含み、 前記放熱手段は前記基板を含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の平面光源装置。
  3. 【請求項3】 前記平行光化手段は、表面形状が平凸レ
    ンズ状であって前記発光素子のそれぞれをモールドする
    透明樹脂を含み、 前記放熱手段は前記基板を含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の平面光源装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱手段は、前記基板の他主面側に
    配置された放熱フィンまたは放熱ファンの少なくともい
    ずれか一方をさらに含むことを特徴とする、請求項1な
    いし3のいずれかに記載の平面光源装置。
  5. 【請求項5】 基板の一主面に形成された複数の反射鏡
    のそれぞれに発光素子を配置する第1の工程と、 前記反射鏡に対応する位置に貫通孔を有する成形用枠
    を、前記基板上に形成する第2の工程と、 前記成形用枠と親和性のない透明樹脂材料を前記貫通孔
    に滴下して硬化させることによって、表面形状が平凸レ
    ンズ状であって前記発光素子をモールドする透明樹脂を
    形成する第3の工程とを含む、平面光源装置の製造方
    法。
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