JPH1126581A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH1126581A JPH1126581A JP18133297A JP18133297A JPH1126581A JP H1126581 A JPH1126581 A JP H1126581A JP 18133297 A JP18133297 A JP 18133297A JP 18133297 A JP18133297 A JP 18133297A JP H1126581 A JPH1126581 A JP H1126581A
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- lower wiring
- opening
- semiconductor device
- wiring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヴィアホール形成時におけるヴィアホールと
下層配線と間のズレを防止する。 【解決手段】 半導体基板10上に第1の絶縁膜12を
形成する。この第1の絶縁膜12上に、ヴィアホール形
成予定領域に下層配線開孔30Bを有する下層配線30
を形成する。次に、この下層配線30上に層間絶縁膜3
8を形成する。続いて、この層間絶縁膜38を等方性エ
ッチング技術でエッチングすることにより、この層間絶
縁膜38を形成する際に下層配線開孔30B上に現れる
層間絶縁膜開孔38Aを拡径して、ヴィアホール38B
を形成する。これにより、ヴィアホール38Bと下層配
線30との間にズレが生ずるの防止する。
下層配線と間のズレを防止する。 【解決手段】 半導体基板10上に第1の絶縁膜12を
形成する。この第1の絶縁膜12上に、ヴィアホール形
成予定領域に下層配線開孔30Bを有する下層配線30
を形成する。次に、この下層配線30上に層間絶縁膜3
8を形成する。続いて、この層間絶縁膜38を等方性エ
ッチング技術でエッチングすることにより、この層間絶
縁膜38を形成する際に下層配線開孔30B上に現れる
層間絶縁膜開孔38Aを拡径して、ヴィアホール38B
を形成する。これにより、ヴィアホール38Bと下層配
線30との間にズレが生ずるの防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置及びその
製造方法に関するものであり、特に、多層配線構造を有
する半導体装置及びその製造方法に関する。
製造方法に関するものであり、特に、多層配線構造を有
する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図17乃至図23は、従来の多層配線構
造を有する半導体装置の製造工程を示す図であり、図2
4は、この半導体装置の下層配線を図21における矢印
XXIV方向から見た場合における下層配線とヴィアホール
との位置関係を示す図である。
造を有する半導体装置の製造工程を示す図であり、図2
4は、この半導体装置の下層配線を図21における矢印
XXIV方向から見た場合における下層配線とヴィアホール
との位置関係を示す図である。
【0003】特に図17からわかるように、半導体基板
10上に熱酸化等により、SiO2等からなる第1の絶
縁膜12を形成する。次に、この第1の絶縁膜12上に
PVD(Physical Vapor Deposition)法により、アル
ミ合金等からなる下層配線層14Aを形成する。この下
層配線層14Aをリソグラフィー技術と異方性エッチン
グ技術とで選択的にエッチングすることにより、下層配
線14を形成する。以上の工程により図17に示す中間
半導体装置が得られる。
10上に熱酸化等により、SiO2等からなる第1の絶
縁膜12を形成する。次に、この第1の絶縁膜12上に
PVD(Physical Vapor Deposition)法により、アル
ミ合金等からなる下層配線層14Aを形成する。この下
層配線層14Aをリソグラフィー技術と異方性エッチン
グ技術とで選択的にエッチングすることにより、下層配
線14を形成する。以上の工程により図17に示す中間
半導体装置が得られる。
【0004】次に、図18からわかるように、前述の第
1の絶縁膜12上と下層配線14上とにプラズマCVD
法により、PE−SiN(SixNy)等からなる第2の
絶縁膜16を形成する。この第2の絶縁膜16上に、ス
ピンオングラス(Spin On Glass)を塗布する。このス
ピンオングラスを熱処理して、SiO2からなる酸化膜
18を形成する。以上の工程により図18に示す中間半
導体装置が得られる。
1の絶縁膜12上と下層配線14上とにプラズマCVD
法により、PE−SiN(SixNy)等からなる第2の
絶縁膜16を形成する。この第2の絶縁膜16上に、ス
ピンオングラス(Spin On Glass)を塗布する。このス
ピンオングラスを熱処理して、SiO2からなる酸化膜
18を形成する。以上の工程により図18に示す中間半
導体装置が得られる。
【0005】次に、図19からわかるように、これらの
第2の絶縁膜16と酸化膜18とをエッチバックするこ
とにより平坦化して、層間絶縁膜20を形成する。以上
の工程により図19に示す中間半導体装置が得られる。
第2の絶縁膜16と酸化膜18とをエッチバックするこ
とにより平坦化して、層間絶縁膜20を形成する。以上
の工程により図19に示す中間半導体装置が得られる。
【0006】次に、図20からわかるように、この層間
絶縁膜20上にフォトレジスト22を塗布する。このフ
ォトレジスト22に露光によりレジスト開孔22Aを形
成する。すなわち、通常のリソグラフィー技術によりレ
ジスト開孔22Aを有するフォトレジスト22を形成す
る。以上の工程により図20に示す中間半導体装置が得
られる。
絶縁膜20上にフォトレジスト22を塗布する。このフ
ォトレジスト22に露光によりレジスト開孔22Aを形
成する。すなわち、通常のリソグラフィー技術によりレ
ジスト開孔22Aを有するフォトレジスト22を形成す
る。以上の工程により図20に示す中間半導体装置が得
られる。
【0007】次に、図21からわかるように、前述の層
間絶縁膜20を異方性エッチング技術によりエッチング
して、ヴィアホール20Aを形成する。これにより、下
層配線14を露出させる。以上の工程により図21に示
す中間半導体装置が得られる。
間絶縁膜20を異方性エッチング技術によりエッチング
して、ヴィアホール20Aを形成する。これにより、下
層配線14を露出させる。以上の工程により図21に示
す中間半導体装置が得られる。
【0008】次に、図22からわかるように、前述の下
層配線14上と層間絶縁膜20上とにPVD法により、
アルミ合金等からなる上層配線層24Aを形成する。以
上の工程により図22に示す中間半導体装置が得られ
る。
層配線14上と層間絶縁膜20上とにPVD法により、
アルミ合金等からなる上層配線層24Aを形成する。以
上の工程により図22に示す中間半導体装置が得られ
る。
【0009】次に、図23からわかるように、この上層
配線層24をリソグラフィー技術と異方性エッチング技
術とを用いてエッチングすることにより、上層配線24
を形成する。以上の工程により図23に示す半導体装置
が得られる。
配線層24をリソグラフィー技術と異方性エッチング技
術とを用いてエッチングすることにより、上層配線24
を形成する。以上の工程により図23に示す半導体装置
が得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のような工程で製
造される半導体装置においては、図20からわかるよう
に、フォトレジスト22にレジスト開孔22Aを形成す
るパターン形成工程におけるズレが問題となる。すなわ
ち、レジスト開孔22Aと下層配線14との間のに、合
わせズレが生じる場合がある。この場合、図21及び図
24に示すように、下層配線14の側壁側に細溝Lが生
ずる。この細溝Lの発生により、次の工程である上層配
線層24A形成の際に、図22に示すように、上層配線
層24Aによるカバレージが低下してしまうおそれがあ
る。すなわち、細溝Lに上層配線層24Aが入り込ん
で、下層配線14と上層配線24とがうまく接触しなく
なり、段差被覆率が低下してしまうおそれがある。この
ようにカバレージが低下すると、ヴィアホール20A内
で断線が生じ、オープン不良を招く。しかも、ヴィアホ
ール20A内における配線抵抗が高くなるので、エレク
トロマイグレーション耐性の低下及び歩留まりの低下が
生ずる。
造される半導体装置においては、図20からわかるよう
に、フォトレジスト22にレジスト開孔22Aを形成す
るパターン形成工程におけるズレが問題となる。すなわ
ち、レジスト開孔22Aと下層配線14との間のに、合
わせズレが生じる場合がある。この場合、図21及び図
24に示すように、下層配線14の側壁側に細溝Lが生
ずる。この細溝Lの発生により、次の工程である上層配
線層24A形成の際に、図22に示すように、上層配線
層24Aによるカバレージが低下してしまうおそれがあ
る。すなわち、細溝Lに上層配線層24Aが入り込ん
で、下層配線14と上層配線24とがうまく接触しなく
なり、段差被覆率が低下してしまうおそれがある。この
ようにカバレージが低下すると、ヴィアホール20A内
で断線が生じ、オープン不良を招く。しかも、ヴィアホ
ール20A内における配線抵抗が高くなるので、エレク
トロマイグレーション耐性の低下及び歩留まりの低下が
生ずる。
【0011】また、近年のヴィアホール20Aのボーダ
レス化にともない、下層配線14の幅とヴィアホール2
0Aの径とがほぼ同一寸法になってきている。このた
め、特にフォトレジスト22のパターン成形工程におけ
る合わせズレが大きな問題となってきている。すなわ
ち、従来はヴィアホール20Aの形成できる箇所は、特
定の箇所に限られていた。これは、リソグラフィー工程
においてパターンの合わせズレが生じるため、このズレ
量を考慮してヴィアホール20A形成予定領域における
下層配線14の面積を、ヴィアホール20Aの径よりも
大きくしておく必要があったためである。このため、設
計段階でこのような条件をクリアしている下層配線14
上にしかヴィアホール20Aを形成できず、設計の自由
度が低くなっていた。つまり、ヴィアホール20Aは特
定の箇所にしか形成することができなかった。しかし、
リソグラフィー技術の向上とともに、下層配線14の幅
とヴィアホール20Aの径とを同じにすることが求めら
れてきている。すなわち、上記のような制限をなくし
て、下層配線14上のいずれの箇所にもヴィアホール2
0Aを形成することができるようにすることが求められ
てきている。つまり、ヴィアホール20Aのボーダレス
化を図り、ヴィアホール20Aの設計位置の自由化を図
ることが求められてきている。
レス化にともない、下層配線14の幅とヴィアホール2
0Aの径とがほぼ同一寸法になってきている。このた
め、特にフォトレジスト22のパターン成形工程におけ
る合わせズレが大きな問題となってきている。すなわ
ち、従来はヴィアホール20Aの形成できる箇所は、特
定の箇所に限られていた。これは、リソグラフィー工程
においてパターンの合わせズレが生じるため、このズレ
量を考慮してヴィアホール20A形成予定領域における
下層配線14の面積を、ヴィアホール20Aの径よりも
大きくしておく必要があったためである。このため、設
計段階でこのような条件をクリアしている下層配線14
上にしかヴィアホール20Aを形成できず、設計の自由
度が低くなっていた。つまり、ヴィアホール20Aは特
定の箇所にしか形成することができなかった。しかし、
リソグラフィー技術の向上とともに、下層配線14の幅
とヴィアホール20Aの径とを同じにすることが求めら
れてきている。すなわち、上記のような制限をなくし
て、下層配線14上のいずれの箇所にもヴィアホール2
0Aを形成することができるようにすることが求められ
てきている。つまり、ヴィアホール20Aのボーダレス
化を図り、ヴィアホール20Aの設計位置の自由化を図
ることが求められてきている。
【0012】そこで本発明は上記課題を解決するために
なされたものであり、ヴィアホール20A形成の際に、
下層配線14とのズレによる細溝Lが生じないようにす
ることを目的とする。特に、下層配線14の幅をヴィア
ホール14の径よりも大きくしない場合においても、下
層配線14とヴィアホール20Aとに合わせズレが生じ
ないようにすることを目的とする。すなわち、ヴィアホ
ール20A内オープン不良を防止して、エレクトロマイ
グレーション耐性の向上及び歩留まりの向上を図ること
を目的とする。また、下層配線14の幅とヴィアホール
20Aの径とを同一にすることを可能にすることによ
り、ヴィアホール20Aのボーダレス化を図り、ヴィア
ホール20Aの設計位置の自由化を図ることを目的とす
る。
なされたものであり、ヴィアホール20A形成の際に、
下層配線14とのズレによる細溝Lが生じないようにす
ることを目的とする。特に、下層配線14の幅をヴィア
ホール14の径よりも大きくしない場合においても、下
層配線14とヴィアホール20Aとに合わせズレが生じ
ないようにすることを目的とする。すなわち、ヴィアホ
ール20A内オープン不良を防止して、エレクトロマイ
グレーション耐性の向上及び歩留まりの向上を図ること
を目的とする。また、下層配線14の幅とヴィアホール
20Aの径とを同一にすることを可能にすることによ
り、ヴィアホール20Aのボーダレス化を図り、ヴィア
ホール20Aの設計位置の自由化を図ることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に形成さ
れた第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成され、
ヴィアホール形成予定領域にくぼみとしての下層配線開
孔が形成された、下層配線と、前記第1の絶縁膜上及び
前記下層配線上に形成された層間絶縁膜であって、この
層間絶縁膜を形成する際に前記下層配線開孔上方に現れ
るくぼみとしての層間絶縁膜開孔を、等方性エッチング
で前記下層配線の前記下層配線開孔に達するまで拡径す
ることにより、前記下層配線開孔を露出するものとして
形成されたヴィアホールを有する、層間絶縁膜と、前記
ヴィアホール内に前記下層配線と接続するように埋め込
み形成された上層配線と、を備えて構成されることを特
徴とするものである。
め、本発明に係る半導体装置は、半導体基板上に形成さ
れた第1の絶縁膜と、前記第1の絶縁膜上に形成され、
ヴィアホール形成予定領域にくぼみとしての下層配線開
孔が形成された、下層配線と、前記第1の絶縁膜上及び
前記下層配線上に形成された層間絶縁膜であって、この
層間絶縁膜を形成する際に前記下層配線開孔上方に現れ
るくぼみとしての層間絶縁膜開孔を、等方性エッチング
で前記下層配線の前記下層配線開孔に達するまで拡径す
ることにより、前記下層配線開孔を露出するものとして
形成されたヴィアホールを有する、層間絶縁膜と、前記
ヴィアホール内に前記下層配線と接続するように埋め込
み形成された上層配線と、を備えて構成されることを特
徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本実施形態における半導体装置
は、下層配線と上層配線とを電気的に接続するためのヴ
ィアホールを形成する際に、ヴィアホールと下層配線と
の間にズレが生じないように、予め下層配線のヴィアホ
ール形成予定領域に下層配線開孔を形成し、この下層配
線開孔上に層間絶縁膜を形成した際に現れる層間絶縁膜
開孔を、等方性エッチングによって拡径して、ヴィアホ
ールを形成するようにしたものである。以下に、より詳
しく説明する。
は、下層配線と上層配線とを電気的に接続するためのヴ
ィアホールを形成する際に、ヴィアホールと下層配線と
の間にズレが生じないように、予め下層配線のヴィアホ
ール形成予定領域に下層配線開孔を形成し、この下層配
線開孔上に層間絶縁膜を形成した際に現れる層間絶縁膜
開孔を、等方性エッチングによって拡径して、ヴィアホ
ールを形成するようにしたものである。以下に、より詳
しく説明する。
【0015】本発明の実施形態を図1乃至図15に基づ
いて説明する。図1乃至図11は多層配線構造を有する
半導体装置の製造工程を示す断面図である。図12乃至
図15は、それぞれ図3、図4、図6、図9における下
層配線30を平面的に示す図である。なお、図1乃至図
15は、図12におけるI−I線断面図を用いてその製
造工程を説明した図である。
いて説明する。図1乃至図11は多層配線構造を有する
半導体装置の製造工程を示す断面図である。図12乃至
図15は、それぞれ図3、図4、図6、図9における下
層配線30を平面的に示す図である。なお、図1乃至図
15は、図12におけるI−I線断面図を用いてその製
造工程を説明した図である。
【0016】図1からもわかるように、半導体基板10
上に、熱酸化膜系の第1の絶縁膜12を形成する。この
第1の絶縁膜12は、例えば、SiO2やBPSG(Bor
on doped Phosphor Silicate Glass)から形成される。
SiO2は熱酸化法や常圧CVD法により形成される。
熱酸化法では、800度C〜900度Cの炉に半導体基
板10を入れて、酸素を流して熱分解することにより、
半導体基板10を酸化させる。常圧CVD法では、35
0度C〜450度Cのプレート上に半導体基板10をの
せて、この半導体基板10上にシランガス(SiH4)
と酸素(O2)を流して熱分解して膜を成長させる。B
PSGは常圧CVD法により形成される。常圧CVD法
では、フォスヒィン(PH3)とジボラン(B2H6)と
酸素(O2)とを流して、熱分解により膜を成長させ
る。次に、このようにして形成された第1の絶縁膜12
上に、スパッタリング法等のPVD法により下層配線層
30Aを形成する。本実施形態においては、下層配線3
0Aは、アルミ合金で形成される。このアルミ合金とし
てはAl−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等が一
般的である。これらの混合割合は、Siは1%程度、C
uは0.5%〜2%の間が好適であり、残りをAlで構
成する。以上の工程により図1に示す中間半導体装置が
得られる。
上に、熱酸化膜系の第1の絶縁膜12を形成する。この
第1の絶縁膜12は、例えば、SiO2やBPSG(Bor
on doped Phosphor Silicate Glass)から形成される。
SiO2は熱酸化法や常圧CVD法により形成される。
熱酸化法では、800度C〜900度Cの炉に半導体基
板10を入れて、酸素を流して熱分解することにより、
半導体基板10を酸化させる。常圧CVD法では、35
0度C〜450度Cのプレート上に半導体基板10をの
せて、この半導体基板10上にシランガス(SiH4)
と酸素(O2)を流して熱分解して膜を成長させる。B
PSGは常圧CVD法により形成される。常圧CVD法
では、フォスヒィン(PH3)とジボラン(B2H6)と
酸素(O2)とを流して、熱分解により膜を成長させ
る。次に、このようにして形成された第1の絶縁膜12
上に、スパッタリング法等のPVD法により下層配線層
30Aを形成する。本実施形態においては、下層配線3
0Aは、アルミ合金で形成される。このアルミ合金とし
てはAl−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等が一
般的である。これらの混合割合は、Siは1%程度、C
uは0.5%〜2%の間が好適であり、残りをAlで構
成する。以上の工程により図1に示す中間半導体装置が
得られる。
【0017】次に、図2からわかるように、この下層配
線層30A上にフォトレジストを塗布してパターニング
を行うことにより、後述する下層配線30と同一形状の
下層配線レジストパターン32を形成する。すなわち、
ヴィアホール形成予定領域にレジスト開孔32Aを有す
る下層配線レジストパターン32を形成する。以上の工
程により図2に示す中間半導体装置が得られる。
線層30A上にフォトレジストを塗布してパターニング
を行うことにより、後述する下層配線30と同一形状の
下層配線レジストパターン32を形成する。すなわち、
ヴィアホール形成予定領域にレジスト開孔32Aを有す
る下層配線レジストパターン32を形成する。以上の工
程により図2に示す中間半導体装置が得られる。
【0018】次に、図3からわかるように、前述の下層
配線層30Aを異方性エッチング技術(RIE)により
エッチングすることにより、下層配線30を形成する。
このエッチングにより、図12からわかるように、下層
配線30には、ヴィアホール形成予定領域にほぼ正方形
のくぼみとしての下層配線開孔30Bも形成される。こ
の下層配線開孔30Bは下層配線30を貫通する貫通孔
として形成されており、下層配線開孔30Bからは第1
の絶縁膜12が露出している。以上の工程により図3に
示す中間半導体装置が得られる。
配線層30Aを異方性エッチング技術(RIE)により
エッチングすることにより、下層配線30を形成する。
このエッチングにより、図12からわかるように、下層
配線30には、ヴィアホール形成予定領域にほぼ正方形
のくぼみとしての下層配線開孔30Bも形成される。こ
の下層配線開孔30Bは下層配線30を貫通する貫通孔
として形成されており、下層配線開孔30Bからは第1
の絶縁膜12が露出している。以上の工程により図3に
示す中間半導体装置が得られる。
【0019】次に、図4からわかるように、この下層配
線30上及び第1の絶縁膜12上に低温反応であるプラ
ズマCVD法により、PE−SiNからなる第2の絶縁
膜34を形成する。このPE−SiNの化学式は、Si
xNyで表され、プラズマCVD法により形成するので、
膜中に水素が低濃度で含有される。このため、化学式に
おけるx、yは正数にはならない。プラズマCVD法で
は、シランガス(SiH4)とアンモニアガス(NH3)
を10Toor以下の真空中に流してプラズマ放電をするこ
とにより、これらシランガスとアンモニアガスとをイオ
ン化して反応させて、PE−SiNを形成する。このよ
うにして、PE−SiNからなる第2の絶縁膜34を形
成すると、下層配線30の下層配線開孔30A上に、第
2の絶縁膜開孔34Aが現れる。この第2の絶縁膜開孔
34Aは、下層配線30に下層配線開孔30Bが形成さ
れていることから、第2の絶縁膜34を形成すると自然
に形成されるものである。このため、図13からわかる
ように、この第2の絶縁膜開孔34Aは、下層配線30
の下層配線開孔30Bよりも一回り小さい正方形とな
る。図4からわかるように、この第2の絶縁膜開孔を形
成するには、第2の絶縁膜34の膜厚に留意する必要が
ある。すなわち、下層配線開孔30Bと第1の絶縁膜1
2の間に段差が形成されているが、この段差が、第2の
絶縁膜34を形成した後にも残るような膜厚で、第2の
絶縁膜34を形成しなければならない。なぜなら、一般
的に、プラズマCVD法等のCVD法により成膜を行う
と、水平方向と垂直方向とが同じ速度で膜が成長する。
このため、第2の絶縁膜34の膜厚を厚くすると、下層
配線開孔30Bの側壁から成長してきた絶縁膜同士が接
触してしまい、段差がなくなってしまうからである。こ
の段差がなくなると、第2の絶縁膜開孔34Aは現れな
くなる。したがって、第2の絶縁膜34の膜厚は、この
下層配線開孔30Bの段差がなくならないように、うす
い膜厚とする必要がある。以上の工程により図4に示す
中間半導体装置が得られる。
線30上及び第1の絶縁膜12上に低温反応であるプラ
ズマCVD法により、PE−SiNからなる第2の絶縁
膜34を形成する。このPE−SiNの化学式は、Si
xNyで表され、プラズマCVD法により形成するので、
膜中に水素が低濃度で含有される。このため、化学式に
おけるx、yは正数にはならない。プラズマCVD法で
は、シランガス(SiH4)とアンモニアガス(NH3)
を10Toor以下の真空中に流してプラズマ放電をするこ
とにより、これらシランガスとアンモニアガスとをイオ
ン化して反応させて、PE−SiNを形成する。このよ
うにして、PE−SiNからなる第2の絶縁膜34を形
成すると、下層配線30の下層配線開孔30A上に、第
2の絶縁膜開孔34Aが現れる。この第2の絶縁膜開孔
34Aは、下層配線30に下層配線開孔30Bが形成さ
れていることから、第2の絶縁膜34を形成すると自然
に形成されるものである。このため、図13からわかる
ように、この第2の絶縁膜開孔34Aは、下層配線30
の下層配線開孔30Bよりも一回り小さい正方形とな
る。図4からわかるように、この第2の絶縁膜開孔を形
成するには、第2の絶縁膜34の膜厚に留意する必要が
ある。すなわち、下層配線開孔30Bと第1の絶縁膜1
2の間に段差が形成されているが、この段差が、第2の
絶縁膜34を形成した後にも残るような膜厚で、第2の
絶縁膜34を形成しなければならない。なぜなら、一般
的に、プラズマCVD法等のCVD法により成膜を行う
と、水平方向と垂直方向とが同じ速度で膜が成長する。
このため、第2の絶縁膜34の膜厚を厚くすると、下層
配線開孔30Bの側壁から成長してきた絶縁膜同士が接
触してしまい、段差がなくなってしまうからである。こ
の段差がなくなると、第2の絶縁膜開孔34Aは現れな
くなる。したがって、第2の絶縁膜34の膜厚は、この
下層配線開孔30Bの段差がなくならないように、うす
い膜厚とする必要がある。以上の工程により図4に示す
中間半導体装置が得られる。
【0020】次に、図5からわかるように、前述の第2
の絶縁膜34上にスピンオングラス(Spin On Glass)
を塗布する。このスピンオングラスを熱処理することに
より、酸化膜36を形成する。以上の工程により図5に
示す中間半導体装置が得られる。
の絶縁膜34上にスピンオングラス(Spin On Glass)
を塗布する。このスピンオングラスを熱処理することに
より、酸化膜36を形成する。以上の工程により図5に
示す中間半導体装置が得られる。
【0021】次に、図6からわかるように、これらの第
2の絶縁膜34と酸化膜36とをエッチバックにより平
坦化することにより、層間絶縁膜38を形成する。な
お、この層間絶縁膜38のヴィアホール形成予定領域に
ある第2の絶縁膜開孔34Aには、エッチバックによっ
ても残った残存酸化膜36Aが形成されている。以上の
工程により図6に示す中間半導体装置が得られる。
2の絶縁膜34と酸化膜36とをエッチバックにより平
坦化することにより、層間絶縁膜38を形成する。な
お、この層間絶縁膜38のヴィアホール形成予定領域に
ある第2の絶縁膜開孔34Aには、エッチバックによっ
ても残った残存酸化膜36Aが形成されている。以上の
工程により図6に示す中間半導体装置が得られる。
【0022】次に、図7からわかるように、前述の層間
絶縁膜38上にフォトレジストを塗布し、パターニング
することによりレジスト開孔40Aを有するヴィアホー
ルレジストパターン40を形成する。以上の工程のより
図7に示す中間半導体装置が得られる。
絶縁膜38上にフォトレジストを塗布し、パターニング
することによりレジスト開孔40Aを有するヴィアホー
ルレジストパターン40を形成する。以上の工程のより
図7に示す中間半導体装置が得られる。
【0023】次に、図8からわかるように、ヴィアホー
ルレジストパターン40のレジスト開孔40Aから、残
存酸化膜36Aを選択的に除去する。すなわち、酸化膜
用のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、
残存酸化膜36Aのみを除去する。このエッチング液と
しては、SiO2とPE−SiNとの選択比(エッチン
グ速度比)が大きいのが良いので、例えば、NH4F液
や希HFを用いるのが好適である。一方、エッチング液
として、高濃度HFを用いると、選択比が小さくなり、
PE−SiNのエッチング速度も速くなるため制御が困
難となり、好ましくない。このようにして、残存酸化膜
36Aを除去することにより、層間絶縁膜38に層間絶
縁膜開孔38Aを形成する。すなわち、前述の第2の絶
縁膜開孔34Aから残存酸化膜を除去することにより、
層間絶縁膜開孔38Aが現れる。次に、ヴィアホールレ
ジストパターン40を剥離する。以上の工程のより図8
に示す中間半導体装置が得られる。
ルレジストパターン40のレジスト開孔40Aから、残
存酸化膜36Aを選択的に除去する。すなわち、酸化膜
用のエッチング液を用いたウエットエッチングにより、
残存酸化膜36Aのみを除去する。このエッチング液と
しては、SiO2とPE−SiNとの選択比(エッチン
グ速度比)が大きいのが良いので、例えば、NH4F液
や希HFを用いるのが好適である。一方、エッチング液
として、高濃度HFを用いると、選択比が小さくなり、
PE−SiNのエッチング速度も速くなるため制御が困
難となり、好ましくない。このようにして、残存酸化膜
36Aを除去することにより、層間絶縁膜38に層間絶
縁膜開孔38Aを形成する。すなわち、前述の第2の絶
縁膜開孔34Aから残存酸化膜を除去することにより、
層間絶縁膜開孔38Aが現れる。次に、ヴィアホールレ
ジストパターン40を剥離する。以上の工程のより図8
に示す中間半導体装置が得られる。
【0024】次に、図9からわかるように、CDE(ch
emical dry etching)等の等方性エッチング技術によ
り、層間絶縁膜38をエッチバックする。このエッチバ
ックにより所定の径を有するヴィアホール38Bを形成
し、下層配線30を露出させる。すなわち、等方性エッ
チングにより層間絶縁膜開孔38Aを所定の大きさまで
拡径して、下層配線30を露出させる。この下層配線3
0は、図15からもわかるように、ヴィアホール38B
の内側全周に、下層配線開孔30Bの縁部が階段状に露
出する。以上の工程のより図9に示す中間半導体装置が
得られる。
emical dry etching)等の等方性エッチング技術によ
り、層間絶縁膜38をエッチバックする。このエッチバ
ックにより所定の径を有するヴィアホール38Bを形成
し、下層配線30を露出させる。すなわち、等方性エッ
チングにより層間絶縁膜開孔38Aを所定の大きさまで
拡径して、下層配線30を露出させる。この下層配線3
0は、図15からもわかるように、ヴィアホール38B
の内側全周に、下層配線開孔30Bの縁部が階段状に露
出する。以上の工程のより図9に示す中間半導体装置が
得られる。
【0025】次に、図10からわかるように、上述の下
層配線30上と層間絶縁膜38上とにPVD法により、
アルミ合金からなる上層配線層24Aを形成する。この
アルミ合金は上述した下層配線層30Aと同様に、Al
−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等から構成され
ている。以上の工程のより図10に示す中間半導体装置
が得られる。
層配線30上と層間絶縁膜38上とにPVD法により、
アルミ合金からなる上層配線層24Aを形成する。この
アルミ合金は上述した下層配線層30Aと同様に、Al
−Si、Al−Si−Cu、Al−Cu等から構成され
ている。以上の工程のより図10に示す中間半導体装置
が得られる。
【0026】次に、図11からわかるように、この上層
配線層24Aにリソグラフィー技術と異方性エッチング
技術とを用いてエッチングすることにより、上層配線2
4を形成する。これにより図11に示す半導体装置が得
られる。
配線層24Aにリソグラフィー技術と異方性エッチング
技術とを用いてエッチングすることにより、上層配線2
4を形成する。これにより図11に示す半導体装置が得
られる。
【0027】以上のように、本実施形態は、下層配線3
0のヴィアホール形成予定領域にくぼみとしての下層配
線開孔30Bを形成し、この下層配線30上に層間絶縁
膜38を形成した。そして、この層間絶縁膜38を形成
する際に下層配線開孔30B上方に現れる層間絶縁膜開
孔38Aを等方性エッチング技術でエッチングすること
により、この層間絶縁膜開孔38を拡径して、ヴィアホ
ール38Bを形成することとした。このため、ヴィアホ
ールレジストパターン40を形成する際の合わせズレの
影響を受けることなく、セルフアラインでヴィアホール
を形成できる。したがって、安定的にヴィアホール38
Bを形成することができ、従来の課題であった下層配線
30の側壁側に細溝が生ずるのを防止することができ
る。これにより、ヴィアホール38B内において、下層
配線30と上層配線24との間に断線が生ずるのを防止
することができる。この断線を防止することによりヴィ
アホール38A内における抵抗を抑えることができ、エ
レクトロマイグレーション耐性等の配線信頼性の向上及
び歩留まりの向上を図ることができる。
0のヴィアホール形成予定領域にくぼみとしての下層配
線開孔30Bを形成し、この下層配線30上に層間絶縁
膜38を形成した。そして、この層間絶縁膜38を形成
する際に下層配線開孔30B上方に現れる層間絶縁膜開
孔38Aを等方性エッチング技術でエッチングすること
により、この層間絶縁膜開孔38を拡径して、ヴィアホ
ール38Bを形成することとした。このため、ヴィアホ
ールレジストパターン40を形成する際の合わせズレの
影響を受けることなく、セルフアラインでヴィアホール
を形成できる。したがって、安定的にヴィアホール38
Bを形成することができ、従来の課題であった下層配線
30の側壁側に細溝が生ずるのを防止することができ
る。これにより、ヴィアホール38B内において、下層
配線30と上層配線24との間に断線が生ずるのを防止
することができる。この断線を防止することによりヴィ
アホール38A内における抵抗を抑えることができ、エ
レクトロマイグレーション耐性等の配線信頼性の向上及
び歩留まりの向上を図ることができる。
【0028】しかも、ヴィアホール38Bを等方性エッ
チング技術によりエッチングすることとしたので、従来
のように異方性エッチング技術によりエッチングするの
に比べて、イオンの照射がなくなり、下層配線30等の
他部材に与えるダメージを低減できる。このため、歩留
まり及び信頼性が向上する。
チング技術によりエッチングすることとしたので、従来
のように異方性エッチング技術によりエッチングするの
に比べて、イオンの照射がなくなり、下層配線30等の
他部材に与えるダメージを低減できる。このため、歩留
まり及び信頼性が向上する。
【0029】さらに、下層配線30と下層配線開孔30
Bとを同時に形成することとしたので、これらの下層配
線30と下層配線開孔30Bとがずれることがない。こ
のため、層間絶縁膜38形成時に下層配線開孔30B上
に現れる層間絶縁膜開孔38Aも、下層配線開孔30B
とずれることがない。したがって、この層間絶縁膜開孔
38Aを拡径して形成されるヴィアホール38Bも極め
て精度よく形成することができる。
Bとを同時に形成することとしたので、これらの下層配
線30と下層配線開孔30Bとがずれることがない。こ
のため、層間絶縁膜38形成時に下層配線開孔30B上
に現れる層間絶縁膜開孔38Aも、下層配線開孔30B
とずれることがない。したがって、この層間絶縁膜開孔
38Aを拡径して形成されるヴィアホール38Bも極め
て精度よく形成することができる。
【0030】また、層間絶縁膜38を、PE−SiNか
らなる第2の絶縁膜34と、SiO2からなる酸化膜3
6とから形成した。このため、第2の絶縁膜34から、
酸化膜34が残存して形成された残存酸化膜34Aだけ
を、容易に選択して除去することができる。すなわち、
NH4F液や希HFを用いることにより、第2の絶縁膜
34をストッパとして使用して、残存酸化膜34Aのみ
を除去することができる。これは、SiO2系とPE−
SiNとの選択比が大きいためである。これに対して、
第2の絶縁膜34もSiO2系で形成すると、残存酸化
膜36Aをエッチングした際に、絶縁膜34もエッチン
グされてしまい、残存酸化膜36Aだけを除去すること
ができなくなる。
らなる第2の絶縁膜34と、SiO2からなる酸化膜3
6とから形成した。このため、第2の絶縁膜34から、
酸化膜34が残存して形成された残存酸化膜34Aだけ
を、容易に選択して除去することができる。すなわち、
NH4F液や希HFを用いることにより、第2の絶縁膜
34をストッパとして使用して、残存酸化膜34Aのみ
を除去することができる。これは、SiO2系とPE−
SiNとの選択比が大きいためである。これに対して、
第2の絶縁膜34もSiO2系で形成すると、残存酸化
膜36Aをエッチングした際に、絶縁膜34もエッチン
グされてしまい、残存酸化膜36Aだけを除去すること
ができなくなる。
【0031】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
種々に変形可能である。例えば、下層配線30に形成す
る下層配線開孔30Bは、必ずしも下層配線30を貫通
して第1の酸化膜12が露出するまで形成する必要はな
く、図16に示す下層配線開孔30Cのように、下層配
線30の途中まで形成してもよい。すなわち、下層配線
開孔30Bを下層配線30の途中までエッチングして有
底のものとして、形成しても良い。つまり、下層配線3
0上に第2の絶縁膜34を形成した際に、第2の絶縁膜
開孔34Aが現れるのに必要な段差があれば足りる。
種々に変形可能である。例えば、下層配線30に形成す
る下層配線開孔30Bは、必ずしも下層配線30を貫通
して第1の酸化膜12が露出するまで形成する必要はな
く、図16に示す下層配線開孔30Cのように、下層配
線30の途中まで形成してもよい。すなわち、下層配線
開孔30Bを下層配線30の途中までエッチングして有
底のものとして、形成しても良い。つまり、下層配線3
0上に第2の絶縁膜34を形成した際に、第2の絶縁膜
開孔34Aが現れるのに必要な段差があれば足りる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ヴィアホールと下層配
線との間にズレが生しないようにし、ヴィアホール内に
おいて断線が生ずるのを防止して、エレクトロマイグレ
ーション耐性の向上及び歩留まりの向上を図ることがで
きる。
線との間にズレが生しないようにし、ヴィアホール内に
おいて断線が生ずるのを防止して、エレクトロマイグレ
ーション耐性の向上及び歩留まりの向上を図ることがで
きる。
【図1】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図2】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図3】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図4】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図5】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図6】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図7】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図8】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図9】本発明の実施形態における工程断面図の一部。
【図10】本発明の実施形態における工程断面図の一
部。
部。
【図11】本発明の実施形態における工程断面図の一
部。
部。
【図12】図3における矢印XII方向から下層配線を見
た図。
た図。
【図13】図4における矢印XIII方向から下層配線を見
た図。
た図。
【図14】図6における矢印XIV方向から下層配線を見
た図。
た図。
【図15】図9における矢印XV方向から下層配線を見た
図。
図。
【図16】本発明の変形例を示す半導体装置の断面図。
【図17】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図18】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図19】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図20】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図21】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図22】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図23】従来の半導体装置の工程断面図の一部。
【図24】図21における矢印XXIII方向から下層配線
を見た図。
を見た図。
10 半導体基板 12 第1の絶縁膜 30 下層配線 30B 下層配線開孔 34 第2の絶縁膜 34A 第2の絶縁膜開孔 36 酸化膜 38 層間絶縁膜 38A 層間絶縁膜開孔 38B ヴィアホール
Claims (15)
- 【請求項1】半導体基板上に形成された第1の絶縁膜
と、 前記第1の絶縁膜上に形成され、ヴィアホール形成予定
領域にくぼみとしての下層配線開孔が形成された、下層
配線と、 前記第1の絶縁膜上及び前記下層配線上に形成された層
間絶縁膜であって、この層間絶縁膜を形成する際に前記
下層配線開孔上方に現れるくぼみとしての層間絶縁膜開
孔を、等方性エッチングで前記下層配線の前記下層配線
開孔に達するまで拡径することにより、前記下層配線開
孔を露出するものとして形成されたヴィアホールを有す
る、層間絶縁膜と、 前記ヴィアホール内に前記下層配線と接続するように埋
め込み形成された上層配線と、 を備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】前記下層配線における前記下層配線開孔
は、この下側の前記第1の絶縁膜に達する貫通孔として
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項3】前記下層配線における前記下層配線開孔
は、前記下層配線の肉厚の途中までエッチングして有底
のものとして形成されていることを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】前記層間絶縁膜は、 前記第1の絶縁膜上及び前記下層配線上に形成された第
2の絶縁膜と、 前記第2の絶縁膜上に形成された酸化膜と、 を備えるとともに、 前記第2の絶縁膜と前記酸化膜とをエッチバックするこ
とにより平坦化して形成されたものであることを特徴と
する請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】前記第2の絶縁膜は、前記下層配線開孔上
にくぼみとしての第2の絶縁膜開孔が現れる程度の膜厚
で、形成されるとともに、 前記第2の絶縁膜開孔を、前記層間絶縁膜開孔として用
いることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。 - 【請求項6】前記層間絶縁膜開孔は、前記第2の絶縁膜
開孔から前記酸化膜を除去することにより形成されたも
のであることを特徴とする請求項5に記載の半導体装
置。 - 【請求項7】前記第2の絶縁膜は、PE−SiNから形
成され、 前記酸化膜は、SiO2から形成されるとともに、 前記層間絶縁膜開孔は、前記第2の絶縁膜と前記酸化膜
とをエッチバックした際に、前記第2の絶縁膜開孔に残
った残存酸化膜を選択的にウエットエッチングで除去す
ることにより形成されたものである、 ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。 - 【請求項8】層間絶縁膜を介して上下に形成された上層
配線と下層配線とを、前記層間絶縁膜に空けたヴィアホ
ールを介して互いに接続させた半導体装置において、 前記ヴィアホールは、このヴィアホール形成予定領域に
くぼみとしての下層配線開孔を有する前記下層配線に、
前記層間絶縁膜を被せたときに前記下層配線開孔に応じ
て生じるくぼみとしての層間絶縁膜開孔を等方性エッチ
ングすることにより形成したものであることを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項9】半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工
程と、 前記第1の絶縁膜上に、ヴィアホール形成予定領域にく
ぼみとしての下層配線開孔が形成された、下層配線を形
成する工程と、 前記第1の絶縁膜上及び前記下層配線上に層間絶縁膜を
形成する工程と、 前記層間絶縁膜にヴィアホールを形成する工程であっ
て、前記層間絶縁膜を形成する際に前記下層配線開孔上
方に現れるくぼみとしての層間絶縁膜開孔を、等方性エ
ッチングで拡径することにより、前記下層配線開孔に達
してこの下層配線開孔の内側を露出させる、ヴィアホー
ルを形成する工程と、 前記ヴィアホール内に前記下層配線と接続する上層配線
を埋め込み形成する工程と、 を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】前記下層配線における前記下層配線開孔
を、この下側の前記第1の絶縁膜に達する貫通孔として
形成することを特徴とする請求項9に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項11】前記下層配線における前記下層配線開孔
を、前記下層配線の肉厚の途中までエッチングして有底
のものとして形成することを特徴とする請求項9に記載
の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】前記層間絶縁膜を形成する工程は、 前記第1の絶縁膜上及び前記下層配線上に第2の絶縁膜
を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上に酸化膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜と前記酸化膜とをエッチバックして平
坦化する工程と、 を備えることを特徴とする請求項9に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項13】前記第2の絶縁膜を形成する工程では、
前記下層配線開孔上にくぼみとしての第2の絶縁膜開孔
が現れる程度の膜厚で、前記第2の絶縁膜を形成し、 前記第2の絶縁膜開孔を、前記層間絶縁膜開孔として用
いることを特徴とする請求項12に記載の半導体装置の
製造方法。 - 【請求項14】前記層間絶縁膜開孔は、前記第2の絶縁
膜開孔から前記酸化膜を除去して形成することを特徴と
する請求項13に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】前記第2の絶縁膜を形成する工程では、
PE−SiNで第2の絶縁膜を形成し、 前記酸化膜を形成する工程では、SiO2で酸化膜を形
成し、 前記第2の絶縁膜と前記酸化膜とをエッチバックした際
に、前記第2の絶縁膜開孔に残った残存酸化膜を選択的
にウエットエッチングで除去して、前記絶縁膜開孔を形
成する、 ことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133297A JPH1126581A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18133297A JPH1126581A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1126581A true JPH1126581A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16098852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18133297A Pending JPH1126581A (ja) | 1997-07-07 | 1997-07-07 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1126581A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009182343A (ja) * | 2001-04-26 | 2009-08-13 | Samsung Electronics Co Ltd | 配線の接触構造及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-07-07 JP JP18133297A patent/JPH1126581A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009182343A (ja) * | 2001-04-26 | 2009-08-13 | Samsung Electronics Co Ltd | 配線の接触構造及びその製造方法 |
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