JPH11265086A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH11265086A JPH11265086A JP6845198A JP6845198A JPH11265086A JP H11265086 A JPH11265086 A JP H11265086A JP 6845198 A JP6845198 A JP 6845198A JP 6845198 A JP6845198 A JP 6845198A JP H11265086 A JPH11265086 A JP H11265086A
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- electrophotographic
- electrophotographic photosensitive
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 注入帯電方式において、注入層として顔料を
樹脂中に分散させたオーバーコート層を有する電子写真
感光体を用いる場合、感光体表面層は表面が均一になり
にくいために、フィルミングが発生し、このフィルミン
グ部分には電荷が注入しなくなるために帯電が行われ
ず、画像に黒ポチが発生するという問題点があった。 【解決手段】 樹脂に顔料を分散させたオーバーコート
層を有する電子写真感光体と、この電子写真感光体に接
触配置された帯電部材を有し、帯電部材から感光体に直
接電荷を注入することにより感光体表面を帯電させ、か
つ帯電部材から感光体に印加するDC電圧(Vdc
[V])と感光体暗電位(Vd[V])との関係が下記
式(1) |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) を満足し、かつ転写後、感光体に残留したトナーを除去
するクリーニング手段を兼ねる現像手段を備え、かつト
ナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写真装置に用い
られる電子写真感光体であって、初期表面粗さがRz≦
0.5μmであることを特徴とする。
樹脂中に分散させたオーバーコート層を有する電子写真
感光体を用いる場合、感光体表面層は表面が均一になり
にくいために、フィルミングが発生し、このフィルミン
グ部分には電荷が注入しなくなるために帯電が行われ
ず、画像に黒ポチが発生するという問題点があった。 【解決手段】 樹脂に顔料を分散させたオーバーコート
層を有する電子写真感光体と、この電子写真感光体に接
触配置された帯電部材を有し、帯電部材から感光体に直
接電荷を注入することにより感光体表面を帯電させ、か
つ帯電部材から感光体に印加するDC電圧(Vdc
[V])と感光体暗電位(Vd[V])との関係が下記
式(1) |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) を満足し、かつ転写後、感光体に残留したトナーを除去
するクリーニング手段を兼ねる現像手段を備え、かつト
ナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写真装置に用い
られる電子写真感光体であって、初期表面粗さがRz≦
0.5μmであることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体に関
し、とくに電荷を該電子写真感光体上に直接注入する帯
電が支配的なシステムであって、転写後に電子写真感光
体上に残ったトナーをクリーニングする手段を現像手段
および(または)帯電手段が兼ね、トナーに外添剤とし
てSiO2 を含む電子写真感光体、およびこの電子写真
感光体を備えた電子写真装置に関するものである。
し、とくに電荷を該電子写真感光体上に直接注入する帯
電が支配的なシステムであって、転写後に電子写真感光
体上に残ったトナーをクリーニングする手段を現像手段
および(または)帯電手段が兼ね、トナーに外添剤とし
てSiO2 を含む電子写真感光体、およびこの電子写真
感光体を備えた電子写真装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方法において、たとえばセレ
ン、硫化カドミウム、、酸化亜鉛、アモルファスシリコ
ン、有機光導電体などの電子写真感光体に、帯電、露
光、現像、転写、定着、クリーニングなどの基本的なプ
ロセスを行うことにより画像を得る際、帯電プロセスは
従来より殆ど金属ワイヤーに高電圧(DC5〜8kV)
を印加し、発生するコロナにより帯電を行っている。し
かし、この方法ではコロナ発生時にオゾンやNOx など
のコロナ生成物により電子写真感光体表面を変質させ画
像ボケや劣化を進行させたり、ワイヤーの汚れが画像品
質に影響し、画像白抜けや黒スジを生じるなどの問題が
あった。さらに、コロナ帯電による電子写真プロセスを
繰り返すことによりオゾン濃度が増加してしまい、快適
な使用環境を提供する上で問題となっていた。
ン、硫化カドミウム、、酸化亜鉛、アモルファスシリコ
ン、有機光導電体などの電子写真感光体に、帯電、露
光、現像、転写、定着、クリーニングなどの基本的なプ
ロセスを行うことにより画像を得る際、帯電プロセスは
従来より殆ど金属ワイヤーに高電圧(DC5〜8kV)
を印加し、発生するコロナにより帯電を行っている。し
かし、この方法ではコロナ発生時にオゾンやNOx など
のコロナ生成物により電子写真感光体表面を変質させ画
像ボケや劣化を進行させたり、ワイヤーの汚れが画像品
質に影響し、画像白抜けや黒スジを生じるなどの問題が
あった。さらに、コロナ帯電による電子写真プロセスを
繰り返すことによりオゾン濃度が増加してしまい、快適
な使用環境を提供する上で問題となっていた。
【0003】このような問題点を補うために、コロナ放
電器を利用しないで特開昭57−178267号公報、
特開昭56−104351号公報、特開昭58−405
66号公報、特開昭58−139156号公報、特開昭
58−150975号公報などに提案されているよう
に、接触帯電させる方法が研究されている。
電器を利用しないで特開昭57−178267号公報、
特開昭56−104351号公報、特開昭58−405
66号公報、特開昭58−139156号公報、特開昭
58−150975号公報などに提案されているよう
に、接触帯電させる方法が研究されている。
【0004】具体的には、電子写真感光体表面に1〜2
kV程度の直流電圧を外部より印加した導電性弾性ロー
ラなどの帯電部材を接触させることにより、電子写真感
光体表面を所定の電位に帯電させるものである。
kV程度の直流電圧を外部より印加した導電性弾性ロー
ラなどの帯電部材を接触させることにより、電子写真感
光体表面を所定の電位に帯電させるものである。
【0005】しかしながら、直接帯電方式はコロナ帯電
方式に比べて、帯電の不均一性、および直接電圧を印加
することによる電子写真感光体の放電絶縁破壊の発生と
いった点で不利である。そこで、帯電の均一性を向上さ
せるために、直流電圧に交流電圧を重畳して帯電部材に
印加する方法が提案されている(特開昭63−1496
68号公報)。この帯電方法は、直流電圧(VDC)に交
流電圧(VAC)を重畳することによって脈動電圧を印加
して均一な帯電を行うものである。
方式に比べて、帯電の不均一性、および直接電圧を印加
することによる電子写真感光体の放電絶縁破壊の発生と
いった点で不利である。そこで、帯電の均一性を向上さ
せるために、直流電圧に交流電圧を重畳して帯電部材に
印加する方法が提案されている(特開昭63−1496
68号公報)。この帯電方法は、直流電圧(VDC)に交
流電圧(VAC)を重畳することによって脈動電圧を印加
して均一な帯電を行うものである。
【0006】この場合、帯電の均一性を保持して、正規
像方式における白ポチ、反転現像方式における黒ポチ、
カブリといった画像欠陥を防ぐためには、重畳する交流
電圧が、パッシェンの法則に従う放電開始電圧Vthの
2倍以上のピーク間電位差(VP-P )をもっていること
が必要である。
像方式における白ポチ、反転現像方式における黒ポチ、
カブリといった画像欠陥を防ぐためには、重畳する交流
電圧が、パッシェンの法則に従う放電開始電圧Vthの
2倍以上のピーク間電位差(VP-P )をもっていること
が必要である。
【0007】しかしながら、画像欠陥を防ぐために、重
畳する交流電圧を上げていくと、脈流電圧の最大印加電
圧によって、電子写真感光体内部のわずかな欠陥部位に
おいて放電絶縁破壊が起こってしまう。特に電子写真感
光体が絶縁耐圧の低い有機光導電体の場合には、この絶
縁破壊が著しい。この場合、正規像方式においては接触
部分の長手方向にわたって画像が白ヌケし、反転現像方
式においては黒スジが発生してしまう。さらにピンホー
ルがある場合、そこの部位が導通路となって電流がリー
クして帯電部材に印加された電圧が降下してしまうとい
う問題点があった。またさらに、微小空隙における放電
であるため、電子写真感光体に与えるダメージが大き
く、電子写真感光体の削れ量が大きく、耐久性が劣ると
いう問題点があった。
畳する交流電圧を上げていくと、脈流電圧の最大印加電
圧によって、電子写真感光体内部のわずかな欠陥部位に
おいて放電絶縁破壊が起こってしまう。特に電子写真感
光体が絶縁耐圧の低い有機光導電体の場合には、この絶
縁破壊が著しい。この場合、正規像方式においては接触
部分の長手方向にわたって画像が白ヌケし、反転現像方
式においては黒スジが発生してしまう。さらにピンホー
ルがある場合、そこの部位が導通路となって電流がリー
クして帯電部材に印加された電圧が降下してしまうとい
う問題点があった。またさらに、微小空隙における放電
であるため、電子写真感光体に与えるダメージが大き
く、電子写真感光体の削れ量が大きく、耐久性が劣ると
いう問題点があった。
【0008】これらの問題点を解決するために、電荷を
電子写真感光体上に直接注入して帯電を行えるプロセス
(注入帯電方式)が採用されつつある。注入帯電方式
は、接触帯電部材を用い、有機電子写真感光体上に導電
性微粒子を分散させた表層(オーバーコート層)を有す
るものや、アモルファスシリコン電子写真感光体を用い
ることで、接触帯電部材に印加したバイアスのうちの直
流成分とほぼ同等の帯電電位を電子写真感光体表面に得
ることが可能である。
電子写真感光体上に直接注入して帯電を行えるプロセス
(注入帯電方式)が採用されつつある。注入帯電方式
は、接触帯電部材を用い、有機電子写真感光体上に導電
性微粒子を分散させた表層(オーバーコート層)を有す
るものや、アモルファスシリコン電子写真感光体を用い
ることで、接触帯電部材に印加したバイアスのうちの直
流成分とほぼ同等の帯電電位を電子写真感光体表面に得
ることが可能である。
【0009】注入帯電においては、帯電部材から電子写
真感光体に直流電圧(Vdc[V])を印加することに
より電子写真感光体表面を帯電させ、かつ帯電部材から
電子写真感光体に印加される電圧(Vdc[V])と感
光体暗電位(Vd[V])との関係が下記式(1)を満
足する。
真感光体に直流電圧(Vdc[V])を印加することに
より電子写真感光体表面を帯電させ、かつ帯電部材から
電子写真感光体に印加される電圧(Vdc[V])と感
光体暗電位(Vd[V])との関係が下記式(1)を満
足する。
【0010】 |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) 注入帯電方式の場合の帯電部材としては、帯電、接触の
安定性等の点から、磁気ブラシやファーブラシ部材が好
ましく用いられる。
安定性等の点から、磁気ブラシやファーブラシ部材が好
ましく用いられる。
【0011】また、有機電子写真感光体の場合、表面層
に導電性粒子を樹脂中に分散させることで、電荷の直接
注入を大きく改善することができる。導電性粒子として
は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした
酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸
化スズ、酸化ジルコニウム等の超微粒子を用いることが
できる。これら金属酸化物は一種類もしくは二種類以上
を混合して用いる。二種類以上を混合した場合には固溶
体または融着の形をとってもよい。また、表面層用の樹
脂としては、市販のポリエステル、ポリカーボネート、
ポリウレタン、アクリル、エポキシ、シリコーン、アル
キド、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を用いること
もできる。
に導電性粒子を樹脂中に分散させることで、電荷の直接
注入を大きく改善することができる。導電性粒子として
は、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモ
ン、酸化インジウム、酸化ビスマス、スズをドープした
酸化インジウム、アンチモンやタンタルをドープした酸
化スズ、酸化ジルコニウム等の超微粒子を用いることが
できる。これら金属酸化物は一種類もしくは二種類以上
を混合して用いる。二種類以上を混合した場合には固溶
体または融着の形をとってもよい。また、表面層用の樹
脂としては、市販のポリエステル、ポリカーボネート、
ポリウレタン、アクリル、エポキシ、シリコーン、アル
キド、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を用いること
もできる。
【0012】さらに、注入帯電方式においても、AC電
圧を重畳することによりDC電圧のみの印加の場合より
帯電がさらに安定することが知られている。この場合と
放電が支配的な帯電との大きな違いは、式(2)で示す
ようにACのピーク間電圧(Vpp[V])が放電開始
電圧(Vth[V])の2倍より小さいにも関わらず、
式(3)で示すように電子写真感光体の暗電位(Vd
[V])が印加DC電圧との差が200V以内となるこ
とである。
圧を重畳することによりDC電圧のみの印加の場合より
帯電がさらに安定することが知られている。この場合と
放電が支配的な帯電との大きな違いは、式(2)で示す
ようにACのピーク間電圧(Vpp[V])が放電開始
電圧(Vth[V])の2倍より小さいにも関わらず、
式(3)で示すように電子写真感光体の暗電位(Vd
[V])が印加DC電圧との差が200V以内となるこ
とである。
【0013】 Vpp<2Vth …(2) ∴Vth(放電開始電圧[V])=√(7737.7* D)+
312 + 6.2* D D=L(感光層の膜厚[μm])/K(感光層の比誘電
率) |Vdc−Vd|≦200[V] …(3) また、画像形成装置として、装置の小型化、低コスト
化、エコロジーの観点から、クリーニングレス方式の装
置も提案されている。
312 + 6.2* D D=L(感光層の膜厚[μm])/K(感光層の比誘電
率) |Vdc−Vd|≦200[V] …(3) また、画像形成装置として、装置の小型化、低コスト
化、エコロジーの観点から、クリーニングレス方式の装
置も提案されている。
【0014】このクリーニングレス方式の画像形成装置
は、転写手段と帯電手段のあいだに配設する、転写後の
電子写真感光体表面から転写残トナーを除去する専用の
クリーニング装置を省略して、転写後の電子写真感光体
表面に残存する転写残トナーは現像手段にて次の工程以
降の現像時に現像手段の現像剤担時搬送部材に印加する
電圧と電子写真感光体表面の電位差によって除去、回収
させるもので、専用のクリーニング装置の配設を省略す
ることでスペース面での利点が大きく画像形成装置の小
型化、低コスト化を図ることができる、現像手段に回収
された転写残トナーは再び現像に寄与して使用されるこ
とで廃トナーがでない(エコロジー)、クリーニング装
置がないので、装置がある場合におけるクリーニングブ
レード等のクリーニング部材による電子写真感光体表面
への電荷注入層のダメージがない、等の利点がある。
は、転写手段と帯電手段のあいだに配設する、転写後の
電子写真感光体表面から転写残トナーを除去する専用の
クリーニング装置を省略して、転写後の電子写真感光体
表面に残存する転写残トナーは現像手段にて次の工程以
降の現像時に現像手段の現像剤担時搬送部材に印加する
電圧と電子写真感光体表面の電位差によって除去、回収
させるもので、専用のクリーニング装置の配設を省略す
ることでスペース面での利点が大きく画像形成装置の小
型化、低コスト化を図ることができる、現像手段に回収
された転写残トナーは再び現像に寄与して使用されるこ
とで廃トナーがでない(エコロジー)、クリーニング装
置がないので、装置がある場合におけるクリーニングブ
レード等のクリーニング部材による電子写真感光体表面
への電荷注入層のダメージがない、等の利点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述したように注入帯
電方式において、注入層として顔料を樹脂中に分散させ
たオーバーコート層を有する電子写真感光体を用いる場
合、電子写真感光体表面層は表面が均一になりにくいた
めに、外添剤としてSiO2 を含むトナーを用いると、
SiO2が電子写真感光体表面に埋め込まれやすい。さ
らにクリーニングレスにすることでSiO2 が帯電部材
に残留し、このSiO2 が電子写真感光体表面にさらに
埋め込まれることにより、フィルミングが発生する。注
入帯電においては電子写真感光体表面注入層(オーバー
コート層)のフィルミング部分には電荷が注入しなくな
るために帯電が行われず、画像に黒ポチが発生するとい
う問題点があった。
電方式において、注入層として顔料を樹脂中に分散させ
たオーバーコート層を有する電子写真感光体を用いる場
合、電子写真感光体表面層は表面が均一になりにくいた
めに、外添剤としてSiO2 を含むトナーを用いると、
SiO2が電子写真感光体表面に埋め込まれやすい。さ
らにクリーニングレスにすることでSiO2 が帯電部材
に残留し、このSiO2 が電子写真感光体表面にさらに
埋め込まれることにより、フィルミングが発生する。注
入帯電においては電子写真感光体表面注入層(オーバー
コート層)のフィルミング部分には電荷が注入しなくな
るために帯電が行われず、画像に黒ポチが発生するとい
う問題点があった。
【0016】本発明の目的は、樹脂中に顔料を分散させ
たオーバーコート層を有する電子写真感光体を注入帯電
かつクリーナーレスかつトナーに外添剤としてSiO2
を含むシステムに用いる場合において、電子写真感光体
表面のフィルミングを防ぎ、画像欠陥を抑えることにあ
る。
たオーバーコート層を有する電子写真感光体を注入帯電
かつクリーナーレスかつトナーに外添剤としてSiO2
を含むシステムに用いる場合において、電子写真感光体
表面のフィルミングを防ぎ、画像欠陥を抑えることにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂に顔料を
分散させたオーバーコート層を有する電子写真感光体
と、該電子写真感光体に接触配置された帯電部材を有
し、該帯電部材から前記電子写真感光体に直接電荷を注
入することにより該電子写真感光体表面を帯電させ、か
つ該帯電部材から該電子写真感光体に印加するDC電圧
(Vdc[V])と該電子写真感光体暗電位(Vd
[V])との関係が下記式(1) |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) を満足し、かつ転写後、該電子写真感光体に残留したト
ナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を備
え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写真
装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真感
光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmとすることで前
記問題点を解決するものである。
分散させたオーバーコート層を有する電子写真感光体
と、該電子写真感光体に接触配置された帯電部材を有
し、該帯電部材から前記電子写真感光体に直接電荷を注
入することにより該電子写真感光体表面を帯電させ、か
つ該帯電部材から該電子写真感光体に印加するDC電圧
(Vdc[V])と該電子写真感光体暗電位(Vd
[V])との関係が下記式(1) |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) を満足し、かつ転写後、該電子写真感光体に残留したト
ナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を備
え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写真
装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真感
光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmとすることで前
記問題点を解決するものである。
【0018】さらに本発明にによれば、顔料を分散させ
たオーバーコート層を有する電子写真感光体と、該電子
写真感光体に接触配置された帯電部材を有し、該帯電部
材から前記電子写真感光体に直接電荷を注入することに
より該電子写真感光体表面を帯電させ、かつ該帯電部材
から該電子写真感光体に印加される電圧はDC電圧にA
Cを重畳し、AC電圧のピーク・ツー・ピーク電圧(V
pp[V])が下記式(2)を満足し、さらにDC印加
電圧(Vdc[V])と感光体暗電位(Vd[V])と
の関係が下記式(3)および(4) Vpp<2Vth …(2) ∴Vth(放電開始電圧[V])=√(7737.7* D)+312 + 6.2* D D=L(感光層の膜厚[μm])/K(感光層の比誘電率) |Vdc−Vd|≦200[V] …(3) |Vd|>|Vpp/2|+|Vdc|−|Vth| …(4) を満足し、かつ転写後、前記電子写真感光体に残留した
トナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を
備え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写
真装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真
感光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmであることを
特徴とする電子写真感光体が提供される。
たオーバーコート層を有する電子写真感光体と、該電子
写真感光体に接触配置された帯電部材を有し、該帯電部
材から前記電子写真感光体に直接電荷を注入することに
より該電子写真感光体表面を帯電させ、かつ該帯電部材
から該電子写真感光体に印加される電圧はDC電圧にA
Cを重畳し、AC電圧のピーク・ツー・ピーク電圧(V
pp[V])が下記式(2)を満足し、さらにDC印加
電圧(Vdc[V])と感光体暗電位(Vd[V])と
の関係が下記式(3)および(4) Vpp<2Vth …(2) ∴Vth(放電開始電圧[V])=√(7737.7* D)+312 + 6.2* D D=L(感光層の膜厚[μm])/K(感光層の比誘電率) |Vdc−Vd|≦200[V] …(3) |Vd|>|Vpp/2|+|Vdc|−|Vth| …(4) を満足し、かつ転写後、前記電子写真感光体に残留した
トナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を
備え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写
真装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真
感光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmであることを
特徴とする電子写真感光体が提供される。
【0019】本発明の電子写真感光体は、樹脂中に導電
性粒子を分散させたオーバーコート層を有する請求項1
または2に記載の電子写真感光体。
性粒子を分散させたオーバーコート層を有する請求項1
または2に記載の電子写真感光体。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0021】図1に本発明の電子写真感光体を有する電
子写真装置の基本構成を示す。帯電部材1は、電子写真
感光体2と接触配置しており、接続されている外部電源
3から印加される電圧により、電子写真感光体2に対し
て帯電を行う。2aはオーバーコート層、2bは感光
層、2cは導電性支持体である。
子写真装置の基本構成を示す。帯電部材1は、電子写真
感光体2と接触配置しており、接続されている外部電源
3から印加される電圧により、電子写真感光体2に対し
て帯電を行う。2aはオーバーコート層、2bは感光
層、2cは導電性支持体である。
【0022】本発明で用いられる帯電部材1の形状とし
ては、磁気ブラシの他、ファーブラシなど、どのような
形状をとってもよく、ローラー、平板など電子写真装置
の仕様や形態に合わせて選択可能である。
ては、磁気ブラシの他、ファーブラシなど、どのような
形状をとってもよく、ローラー、平板など電子写真装置
の仕様や形態に合わせて選択可能である。
【0023】磁気ブラシは、Zn−Cuフェライト等、
各種フェライト粒子を帯電部材として用い、これを支持
させるための非磁性の導電スリーブ、これに内包される
マグネットロールによって構成される。
各種フェライト粒子を帯電部材として用い、これを支持
させるための非磁性の導電スリーブ、これに内包される
マグネットロールによって構成される。
【0024】また、このファーブラシの材質としては、
カーボン、硫化銅、金属、および金属酸化物により導電
処理されたポリマー等が用いられる。ポリマーの材質と
して、レーヨン、アクリル、ポリプロピレン、PET、
ポリエチレン等が用いられる。
カーボン、硫化銅、金属、および金属酸化物により導電
処理されたポリマー等が用いられる。ポリマーの材質と
して、レーヨン、アクリル、ポリプロピレン、PET、
ポリエチレン等が用いられる。
【0025】これらの導電処理されたファーを、金属や
他の導電処理された芯金に巻き付けたり張り付けたりす
ることで帯電器とする。
他の導電処理された芯金に巻き付けたり張り付けたりす
ることで帯電器とする。
【0026】帯電ブラシの抵抗測定は、実際使用される
のと同じ条件で、電子写真感光体の代わりにアルミニウ
ムシリンダーを当接させ、100Vの電圧を印加したと
きに流れる電流値から求めた。
のと同じ条件で、電子写真感光体の代わりにアルミニウ
ムシリンダーを当接させ、100Vの電圧を印加したと
きに流れる電流値から求めた。
【0027】本発明の電子写真感光体の感光層は積層構
造を有する。積層構造の場合、光キャリアの生成および
移動は同一層中で行われる電荷発生・輸送層と注入層で
あるオーバーコート層とが積層される場合(A)と、光
キャリアを生成する電荷発生層と、キャリアが移動する
電荷輸送層、オーバーコート層とが積層される場合
(B)がある。
造を有する。積層構造の場合、光キャリアの生成および
移動は同一層中で行われる電荷発生・輸送層と注入層で
あるオーバーコート層とが積層される場合(A)と、光
キャリアを生成する電荷発生層と、キャリアが移動する
電荷輸送層、オーバーコート層とが積層される場合
(B)がある。
【0028】(A)の電子写真感光体においては、電荷
発生・輸送層の厚さは5〜100μmが好ましく、10
〜60μmがより好ましい。電荷発生材料や電荷輸送材
料の含有量は20〜80重量%が好ましく、30〜70
重量%がより好ましい。(B)の電子写真感光体におい
ては、電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ましく、0.
01〜1μmの範囲がより好ましい。電荷発生材料の含
有量は10〜100重量%が好ましく、40〜100重
量%がより好ましい。電荷輸送層の膜厚は5〜100μ
mが好ましく、5〜60μmがより好ましい。電荷輸送
材料の含有量は20〜80重量%が好ましく、30〜7
0重量%がより好ましい。
発生・輸送層の厚さは5〜100μmが好ましく、10
〜60μmがより好ましい。電荷発生材料や電荷輸送材
料の含有量は20〜80重量%が好ましく、30〜70
重量%がより好ましい。(B)の電子写真感光体におい
ては、電荷発生層の膜厚は5μm以下が好ましく、0.
01〜1μmの範囲がより好ましい。電荷発生材料の含
有量は10〜100重量%が好ましく、40〜100重
量%がより好ましい。電荷輸送層の膜厚は5〜100μ
mが好ましく、5〜60μmがより好ましい。電荷輸送
材料の含有量は20〜80重量%が好ましく、30〜7
0重量%がより好ましい。
【0029】図2〜図4に、本発明の電子写真感光体の
層構成を示す。
層構成を示す。
【0030】図2の電子写真感光体は、導電性支持体1
0上に感光層11が設けられており、この感光層11
は、結着剤樹脂中に電荷発生物質(図示せず)を分散含
有した電荷発生層13と、電荷輸送物質(図示せず)を
含有した電荷輸送層14、注入層であるオーバーコート
層15の積層構造である。この場合、電荷輸送層14
は、電荷発生層13の上に積層されている。
0上に感光層11が設けられており、この感光層11
は、結着剤樹脂中に電荷発生物質(図示せず)を分散含
有した電荷発生層13と、電荷輸送物質(図示せず)を
含有した電荷輸送層14、注入層であるオーバーコート
層15の積層構造である。この場合、電荷輸送層14
は、電荷発生層13の上に積層されている。
【0031】図3の電子写真感光体は、図2の場合と異
なり、電荷輸送層14は、電荷発生層13の下に積層さ
れている。この場合、電荷発生層13中には電荷輸送物
質が含有されていても良い。
なり、電荷輸送層14は、電荷発生層13の下に積層さ
れている。この場合、電荷発生層13中には電荷輸送物
質が含有されていても良い。
【0032】図4の電子写真感光体は、導電性支持体1
0上に感光層11、オーバーコート層15が設けられて
おり、この感光層11は、結着剤樹脂中に電荷発生物質
と電荷輸送物質が含有されている。
0上に感光層11、オーバーコート層15が設けられて
おり、この感光層11は、結着剤樹脂中に電荷発生物質
と電荷輸送物質が含有されている。
【0033】導電性支持体10としては、支持体自身が
導電性を持つもの、たとえばアルミニウム、アルミニウ
ム合金、ステンレスなどを用いることができ、その他に
アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸
化スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成された層を
有する前記導電性支持体やプラスチック、導電性微粒子
(たとえばカーボンブラック、酸化スズ、酸化チタン、
銀粒子など)を適当なバインダーと共にプラスチックや
紙に含浸した支持体、導電性バインダーを有するプラス
チックなどを用いることができる。
導電性を持つもの、たとえばアルミニウム、アルミニウ
ム合金、ステンレスなどを用いることができ、その他に
アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸
化スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成された層を
有する前記導電性支持体やプラスチック、導電性微粒子
(たとえばカーボンブラック、酸化スズ、酸化チタン、
銀粒子など)を適当なバインダーと共にプラスチックや
紙に含浸した支持体、導電性バインダーを有するプラス
チックなどを用いることができる。
【0034】また、導電性支持体と感光層の間には、バ
リアー機能と接着機能をもつ下引層(接着層)を設ける
ことができる。
リアー機能と接着機能をもつ下引層(接着層)を設ける
ことができる。
【0035】下引層は、感光層の接着性改良、塗工性改
良、支持体の保護、支持体の欠陥の被覆、支持体からの
電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護など
のために形成される。下引層にはカゼイン、ポリビニル
アルコール、エチルセルロース、エチレン−アクリル酸
コポリマー、ポリアミド、変性ポリアミド、ポリウレタ
ン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成でき
る。下引層の膜厚は5μm以下が好ましく、0.2〜3
μmがより好ましい。
良、支持体の保護、支持体の欠陥の被覆、支持体からの
電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護など
のために形成される。下引層にはカゼイン、ポリビニル
アルコール、エチルセルロース、エチレン−アクリル酸
コポリマー、ポリアミド、変性ポリアミド、ポリウレタ
ン、ゼラチン、酸化アルミニウムなどによって形成でき
る。下引層の膜厚は5μm以下が好ましく、0.2〜3
μmがより好ましい。
【0036】本発明に用いられる電荷発生物質として
は、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、多
環キノン顔料、ペリレン顔料、キナクリドン顔料、アズ
レニウム塩顔料、ピリリウム染料、チオピリリウム染
料、スクアリリウム染料、シアニン染料、キサンテン色
素、キノンイミン色素、トリフェニルメタン色素、スチ
リル色素、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリ
コン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などが挙げられる。
は、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、インジゴ顔料、多
環キノン顔料、ペリレン顔料、キナクリドン顔料、アズ
レニウム塩顔料、ピリリウム染料、チオピリリウム染
料、スクアリリウム染料、シアニン染料、キサンテン色
素、キノンイミン色素、トリフェニルメタン色素、スチ
リル色素、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリ
コン、硫化カドミウム、酸化亜鉛などが挙げられる。
【0037】電荷発生層用塗料に用いる溶剤は、使用す
る樹脂や電荷発生材料の溶解性や分散安定性から選択さ
れるが、有機溶剤としてはアルコール類、スルホキシド
類、ケトン類、エーテル類、エステル類、脂肪族ハロゲ
ン化炭化水素類または芳香族化合物などを用いることが
できる。
る樹脂や電荷発生材料の溶解性や分散安定性から選択さ
れるが、有機溶剤としてはアルコール類、スルホキシド
類、ケトン類、エーテル類、エステル類、脂肪族ハロゲ
ン化炭化水素類または芳香族化合物などを用いることが
できる。
【0038】電荷輸送物質としては、ヒドラゾン系化合
物、ピラゾリン系化合物、スチリル系化合物、オキサゾ
ール系化合物、チアゾール系化合物、トリアリールメタ
ン系化合物、ポリアリールアルカン系化合物などを用い
ることができる。
物、ピラゾリン系化合物、スチリル系化合物、オキサゾ
ール系化合物、チアゾール系化合物、トリアリールメタ
ン系化合物、ポリアリールアルカン系化合物などを用い
ることができる。
【0039】電荷発生層13は、前記の電荷発生物質を
0.3〜4倍量の結着剤樹脂、および溶剤と共に、ホモ
ジナイザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミルなどの方法でよく
分散し、塗布、乾燥されて形成される。その厚みは5μ
m以下、特には0.01〜1μmの範囲が好ましい。
0.3〜4倍量の結着剤樹脂、および溶剤と共に、ホモ
ジナイザー、超音波、ボールミル、振動ボールミル、サ
ンドミル、アトライター、ロールミルなどの方法でよく
分散し、塗布、乾燥されて形成される。その厚みは5μ
m以下、特には0.01〜1μmの範囲が好ましい。
【0040】電荷輸送層14は一般的には前記の電荷輸
送物質と結着剤樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成す
る。電荷輸送物質と結着剤樹脂との混合割合は2:1〜
1:2程度である。溶剤としてはアセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、酢酸エチルなど
のエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素など
の塩素系炭化水素類などが用いられる。この溶剤を塗布
する際には、たとえば浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法などのコーテ
ィング法を用いることができ、乾燥は10℃〜200
℃、好ましくは20℃〜150℃の範囲の温度で、5分
〜5時間、好ましくは10分〜2時間の時間で送風乾燥
または静止乾燥下で行うことができる。
送物質と結着剤樹脂を溶剤に溶解し、塗布して形成す
る。電荷輸送物質と結着剤樹脂との混合割合は2:1〜
1:2程度である。溶剤としてはアセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、酢酸メチル、酢酸エチルなど
のエステル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素類、クロロベンゼン、クロロホルム、四塩化炭素など
の塩素系炭化水素類などが用いられる。この溶剤を塗布
する際には、たとえば浸漬コーティング法、スプレーコ
ーティング法、スピンナーコーティング法などのコーテ
ィング法を用いることができ、乾燥は10℃〜200
℃、好ましくは20℃〜150℃の範囲の温度で、5分
〜5時間、好ましくは10分〜2時間の時間で送風乾燥
または静止乾燥下で行うことができる。
【0041】電荷輸送層14を形成するのに用いられる
結着剤樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、
ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト、ポリサルホン、ポリフェニレンオキシド、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、および不飽和
樹脂などから選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹
脂としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボ
ネート樹脂またはジアリルフタレート樹脂が挙げられ
る。
結着剤樹脂としては、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、
ポリエステル、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレー
ト、ポリサルホン、ポリフェニレンオキシド、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂、および不飽和
樹脂などから選ばれる樹脂が好ましい。特に好ましい樹
脂としては、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレ
ン、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ポリカーボ
ネート樹脂またはジアリルフタレート樹脂が挙げられ
る。
【0042】また、電荷発生層あるいは電荷輸送層に
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、潤滑剤などの種々の添
加剤を含有させることができる。また、感光層上に、さ
らに電荷注入層としてオーバーコート層15を塗布す
る。
は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、潤滑剤などの種々の添
加剤を含有させることができる。また、感光層上に、さ
らに電荷注入層としてオーバーコート層15を塗布す
る。
【0043】オーバーコート層としては、中抵抗層を用
いることが好ましい。体積抵抗として、1E10〜1E
15(Ω・cm)であり、好ましくは1E11〜5E1
3(Ω・cm)の体積抵抗である。ここでは、抵抗を中
抵抗に制御するために導電性粒子をバインダー中に分散
させる方法をとっている。導電性粒子としては、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化イン
ジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウ
ム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ、酸化
ジルコニウム等の超微粒子を用いることができる。これ
ら金属酸化物は1種類もしくは2種類以上を混合して用
いる。2種類以上を混合した場合には固溶体または融着
の形をとってもよい。また、表面層用の樹脂としては、
市販のポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、アクリル、エポキシ、シリコーン、アルキド、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等を用いることもできる。
さらに強度分布および分散性を向上させるための検討を
行った結果、アクリロイル基を1分子中に2個以上持っ
た光硬化型アクリル系モノマー中に導電性粒子を分散さ
せ、これを電子写真感光体の感光層上に塗布、光硬化さ
せることによって形成した表面層を用いることで、膜強
度および導電性粒子の分散性ともに飛躍的に向上させる
ことができる。
いることが好ましい。体積抵抗として、1E10〜1E
15(Ω・cm)であり、好ましくは1E11〜5E1
3(Ω・cm)の体積抵抗である。ここでは、抵抗を中
抵抗に制御するために導電性粒子をバインダー中に分散
させる方法をとっている。導電性粒子としては、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化イン
ジウム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウ
ム、アンチモンやタンタルをドープした酸化スズ、酸化
ジルコニウム等の超微粒子を用いることができる。これ
ら金属酸化物は1種類もしくは2種類以上を混合して用
いる。2種類以上を混合した場合には固溶体または融着
の形をとってもよい。また、表面層用の樹脂としては、
市販のポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、アクリル、エポキシ、シリコーン、アルキド、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等を用いることもできる。
さらに強度分布および分散性を向上させるための検討を
行った結果、アクリロイル基を1分子中に2個以上持っ
た光硬化型アクリル系モノマー中に導電性粒子を分散さ
せ、これを電子写真感光体の感光層上に塗布、光硬化さ
せることによって形成した表面層を用いることで、膜強
度および導電性粒子の分散性ともに飛躍的に向上させる
ことができる。
【0044】本発明の電子写真感光体を用いた電子写真
装置の具体例を図5に示す。この装置は、電子写真感光
体2の周面上に磁気ブラシ帯電部材1、像露光手段4、
現像器5、転写帯電器6、前露光手段7が配置されてい
る。
装置の具体例を図5に示す。この装置は、電子写真感光
体2の周面上に磁気ブラシ帯電部材1、像露光手段4、
現像器5、転写帯電器6、前露光手段7が配置されてい
る。
【0045】画像形成の方法は、まず、電子写真感光体
2上に接触配置されている帯電部材1に電圧を印加し、
電子写真感光体2表面を帯電し、像露光手段4によって
原稿に対応した画像を電子写真感光体2表面に像露光
し、静電潜像を形成する。次に、現像器5中のトナーを
電子写真感光体2に付着させることにより、電子写真感
光体2上の静電潜像を現像(可視像化)する。さらに電
子写真感光体2上に形成されたトナー像を供給された紙
などの転写材P上に転写帯電器6によって転写し、電子
写真感光体内部に残留電荷が残るような場合には、前露
光手段7によって電子写真感光体2によって電子写真感
光体2に光を当て除電した方がよい。一方、トナー像が
形成された転写材は搬送部(図示せず)によって定着器
9に送られてトナー像が定着される。
2上に接触配置されている帯電部材1に電圧を印加し、
電子写真感光体2表面を帯電し、像露光手段4によって
原稿に対応した画像を電子写真感光体2表面に像露光
し、静電潜像を形成する。次に、現像器5中のトナーを
電子写真感光体2に付着させることにより、電子写真感
光体2上の静電潜像を現像(可視像化)する。さらに電
子写真感光体2上に形成されたトナー像を供給された紙
などの転写材P上に転写帯電器6によって転写し、電子
写真感光体内部に残留電荷が残るような場合には、前露
光手段7によって電子写真感光体2によって電子写真感
光体2に光を当て除電した方がよい。一方、トナー像が
形成された転写材は搬送部(図示せず)によって定着器
9に送られてトナー像が定着される。
【0046】この画像形成装置において、像露光手段4
の光源はハロゲン光、蛍光灯、レーザー光、LEDなど
を用いることができる。また必要に応じて他の補助プロ
セスを加えてもよい。
の光源はハロゲン光、蛍光灯、レーザー光、LEDなど
を用いることができる。また必要に応じて他の補助プロ
セスを加えてもよい。
【0047】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0048】[実施例1]φ30mm×260.5mm
のアルミニウムシリンダーを支持体として、この上にポ
リアミド樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ
製)の5重量%メタノール溶液を浸漬法で塗布し、0.
5μmの下引層を設けた。
のアルミニウムシリンダーを支持体として、この上にポ
リアミド樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ
製)の5重量%メタノール溶液を浸漬法で塗布し、0.
5μmの下引層を設けた。
【0049】次に下記構造式でCuKαのX線回折スペ
クトルにおける回折角2θ±0.2°が9.0、14.
2、23.9、27.1°に強いピークを有する下記構
造式
クトルにおける回折角2θ±0.2°が9.0、14.
2、23.9、27.1°に強いピークを有する下記構
造式
【0050】
【化1】 のチタニルオキソフタロシアニン顔料4部(重量部、以
下同様)、ポリビニルブチラール樹脂BX−1(積水化
学(株)製)2部、およびシクロヘキサノン80部をφ
1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分
散した。この分散液に酢酸エチル100部を加えて、下
引き層上に塗布した。
下同様)、ポリビニルブチラール樹脂BX−1(積水化
学(株)製)2部、およびシクロヘキサノン80部をφ
1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で4時間分
散した。この分散液に酢酸エチル100部を加えて、下
引き層上に塗布した。
【0051】次いで、下記構造式
【0052】
【化2】 の化合物10部およびビスフェノールZ型ポリカーボネ
ート(商品名:Z−200、三菱ガス化学製)10部を
モノクロロベンゼン100部に溶解した。この溶液を前
記電荷発生層上に塗布し、105℃、1時間熱風乾燥し
て20μmの電荷輸送層を形成した。
ート(商品名:Z−200、三菱ガス化学製)10部を
モノクロロベンゼン100部に溶解した。この溶液を前
記電荷発生層上に塗布し、105℃、1時間熱風乾燥し
て20μmの電荷輸送層を形成した。
【0053】オーバーコート層として、下記構造式
【0054】
【化3】 のアクリル系モノマー25部、下記構造式で表面処理し
た(処理量7%)アンチモンドープ酸化スズ超微粒子5
0部、
た(処理量7%)アンチモンドープ酸化スズ超微粒子5
0部、
【0055】
【化4】 エタノール150部をサンドミルにて66時間分散を行
った。この時の酸化スズ超微粒子の平均粒径は0.03
μmであった。さらに、ポリテトラフルオロエチレン微
粒子(平均粒径0.18μm)20部を加え分散を行っ
た。その後、光重合開始剤として2−メチルチオキサン
トン3部、下記構造式で示す光重合開始助剤9部を溶解
し、調合液とした。
った。この時の酸化スズ超微粒子の平均粒径は0.03
μmであった。さらに、ポリテトラフルオロエチレン微
粒子(平均粒径0.18μm)20部を加え分散を行っ
た。その後、光重合開始剤として2−メチルチオキサン
トン3部、下記構造式で示す光重合開始助剤9部を溶解
し、調合液とした。
【0056】
【化5】 この調合液を用いて、電荷輸送層上に浸漬塗布法によ
り、膜を形成し、高圧水銀灯にて160W/cm2 の光
強度で、60秒間光硬化を行い、その後120℃、2時
間熱風乾燥して表面層を得た。この時、得られた表面層
の膜厚は3μmであった。また、表面層調合液の分散性
は良く、表面層表面はムラのない均一な面であった。
り、膜を形成し、高圧水銀灯にて160W/cm2 の光
強度で、60秒間光硬化を行い、その後120℃、2時
間熱風乾燥して表面層を得た。この時、得られた表面層
の膜厚は3μmであった。また、表面層調合液の分散性
は良く、表面層表面はムラのない均一な面であった。
【0057】磁気ブラシの帯電部材として、平均粒径2
5μmのZn−Cuフェライト粒子と平均粒径10μm
のZn−Cuフェライト粒子を重量比1:0.05で混
合してそれぞれの平均粒径の位置にピークを有する平均
粒径25μmのフェライト粒子を中抵抗樹脂層でコート
した磁性粒子を用いた。
5μmのZn−Cuフェライト粒子と平均粒径10μm
のZn−Cuフェライト粒子を重量比1:0.05で混
合してそれぞれの平均粒径の位置にピークを有する平均
粒径25μmのフェライト粒子を中抵抗樹脂層でコート
した磁性粒子を用いた。
【0058】接触帯電部材は、上述で作成された被覆磁
性粒子およびこれを支持させるための非磁性の導電スリ
ーブ、これに内包されるマグネットロールによって構成
され、上記被覆磁性粒子をスリーブ上に厚さ1mmでコ
ートして電子写真感光体との間に幅約5mmの帯電ニッ
プを形成させるようにした。磁性粒子保持スリーブと電
子写真感光体との間隙は帯電時には約500μmとし
た。またマグネットロールは固定、スリーブ表面が電子
写真感光体表面の周速に対して2倍の早さで逆方向に摺
擦するように回転させ、電子写真感光体と磁気ブラシが
均一に接触するようにした。この時、帯電部材の抵抗
は、感光ドラムの代わりにアルミニウムシリンダーを接
触させ、100V印加した時の電流値より5×10
5 (Ω)であった。
性粒子およびこれを支持させるための非磁性の導電スリ
ーブ、これに内包されるマグネットロールによって構成
され、上記被覆磁性粒子をスリーブ上に厚さ1mmでコ
ートして電子写真感光体との間に幅約5mmの帯電ニッ
プを形成させるようにした。磁性粒子保持スリーブと電
子写真感光体との間隙は帯電時には約500μmとし
た。またマグネットロールは固定、スリーブ表面が電子
写真感光体表面の周速に対して2倍の早さで逆方向に摺
擦するように回転させ、電子写真感光体と磁気ブラシが
均一に接触するようにした。この時、帯電部材の抵抗
は、感光ドラムの代わりにアルミニウムシリンダーを接
触させ、100V印加した時の電流値より5×10
5 (Ω)であった。
【0059】ファーブラシの材料として、ユニチカ社製
導電性レーヨン繊維REC−Cによるファーブラシを用
いた。
導電性レーヨン繊維REC−Cによるファーブラシを用
いた。
【0060】評価は、キヤノン(株)製GP55を改造
し、外添剤としてSiO2 を含むトナーを用いて画だし
を行った。
し、外添剤としてSiO2 を含むトナーを用いて画だし
を行った。
【0061】[実施例2]実施例1のオーバーコート層
において、アクリル系モノマーを20部に変えたほかは
同様に行った。このときの表面層表面はむらのない均一
なものであった。
において、アクリル系モノマーを20部に変えたほかは
同様に行った。このときの表面層表面はむらのない均一
なものであった。
【0062】[実施例3]実施例1のオーバーコート層
において、テトラフルオロエチレン微粒子の平均粒径を
0.10μmに変えたほかは同様に行った。このときの
表面層表面はむらのない均一なものであった。
において、テトラフルオロエチレン微粒子の平均粒径を
0.10μmに変えたほかは同様に行った。このときの
表面層表面はむらのない均一なものであった。
【0063】[比較例1]実施例1のオーバーコート層
において、塗付条件を23℃70%に変えて行ったほか
は同様に行った。このときの表面層表面は荒れていた。
において、塗付条件を23℃70%に変えて行ったほか
は同様に行った。このときの表面層表面は荒れていた。
【0064】[比較例2]実施例3のオーバーコート層
において、アクリル系モノマーを10部に変えたほかは
同様に行った。このときの表面層表面は荒れていた。
において、アクリル系モノマーを10部に変えたほかは
同様に行った。このときの表面層表面は荒れていた。
【0065】[比較例3]実施例1のオーバーコート層
において、テトラフルオロエチレン微粒子の平均粒径を
0.35μmに変えたほかは同様に行った。このときの
表面層表面は荒れていた。
において、テトラフルオロエチレン微粒子の平均粒径を
0.35μmに変えたほかは同様に行った。このときの
表面層表面は荒れていた。
【0066】画出し評価を行った結果はすべて表1に示
す。
す。
【0067】
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子写真感
光体は、電荷を電子写真感光体上に直接注入する帯電が
支配的な帯電システムおよびクリーナーレスシステムに
適合したものであることがわかる。また、注入帯電かつ
クリーナーレスシステムを用いた電子写真装置の高画質
化に大きく寄与するものである。
光体は、電荷を電子写真感光体上に直接注入する帯電が
支配的な帯電システムおよびクリーナーレスシステムに
適合したものであることがわかる。また、注入帯電かつ
クリーナーレスシステムを用いた電子写真装置の高画質
化に大きく寄与するものである。
【図1】接触帯電方式の基本形態を示す説明図。
【図2】本発明の電子写真感光体の層構成を示す部分断
面図。
面図。
【図3】本発明の電子写真感光体の他の層構成を示す部
分断面図。
分断面図。
【図4】本発明の電子写真感光体のさらに他の層構成を
示す部分断面図。
示す部分断面図。
【図5】接触帯電部材を用いた電子写真装置を概略図に
示す説明図。
示す説明図。
1 帯電部材 2 電子写真感光体 2a オーバーコート層 2b 感光層 2c 導電性支持体 3 外部電源 10 導電性支持体 11 感光層 13 電荷発生層 14 電荷輸送層 15 オーバーコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 進司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂に顔料を分散させたオーバーコート
層を有する電子写真感光体と、該電子写真感光体に接触
配置された帯電部材を有し、該帯電部材から前記電子写
真感光体に直接電荷を注入することにより該電子写真感
光体表面を帯電させ、かつ該帯電部材から該電子写真感
光体に印加するDC電圧(Vdc[V])と該電子写真
感光体暗電位(Vd[V])との関係が下記式(1) |Vdc−Vd|≦200[V] …(1) を満足し、かつ転写後、該電子写真感光体に残留したト
ナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を備
え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写真
装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真感
光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmであることを特
徴とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 樹脂に顔料を分散させたオーバーコート
層を有する電子写真感光体と、該電子写真感光体に接触
配置された帯電部材を有し、該帯電部材から前記電子写
真感光体に直接電荷を注入することにより該電子写真感
光体表面を帯電させ、かつ該帯電部材から該電子写真感
光体に印加される電圧はDC電圧にACを重畳し、AC
電圧のピーク・ツー・ピーク電圧(Vpp[V])が下
記式(2)を満足し、さらにDC印加電圧(Vdc
[V])と感光体暗電位(Vd[V])との関係が下記
式(3)および(4) Vpp<2Vth …(2) ∴Vth(放電開始電圧[V])=√(7737.7* D)+312 + 6.2* D D=L(感光層の膜厚[μm])/K(感光層の比誘電率) |Vdc−Vd|≦200[V] …(3) |Vd|>|Vpp/2|+|Vdc|−|Vth| …(4) を満足し、かつ転写後、前記電子写真感光体に残留した
トナーを除去するクリーニング手段を兼ねる現像手段を
備え、かつトナーに外添剤としてSiO2 を含む電子写
真装置に用いられる電子写真感光体おいて、該電子写真
感光体の初期表面粗さがRz≦0.5μmであることを
特徴とする電子写真感光体。 - 【請求項3】 樹脂中に導電性粒子を分散させたオーバ
ーコート層を有する請求項1または2に記載の電子写真
感光体。 - 【請求項4】 樹脂中に導電性粒子を分散させたオーバ
ーコート層を有する請求項1または2に記載の電子写真
感光体を備えた電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6845198A JPH11265086A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6845198A JPH11265086A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11265086A true JPH11265086A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=13374088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6845198A Pending JPH11265086A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11265086A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6990306B2 (en) | 2000-09-22 | 2006-01-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing agent and image forming apparatus |
-
1998
- 1998-03-18 JP JP6845198A patent/JPH11265086A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6990306B2 (en) | 2000-09-22 | 2006-01-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Developing agent and image forming apparatus |
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