JPH11264854A - 半導体集積回路および半導体集積回路の試験方法 - Google Patents

半導体集積回路および半導体集積回路の試験方法

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JPH11264854A
JPH11264854A JP10069005A JP6900598A JPH11264854A JP H11264854 A JPH11264854 A JP H11264854A JP 10069005 A JP10069005 A JP 10069005A JP 6900598 A JP6900598 A JP 6900598A JP H11264854 A JPH11264854 A JP H11264854A
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JP10069005A
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Teruaki Uehara
輝昭 上原
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模が小さく且つエミュレーション動作
に要する時間が短い半導体集積回路および半導体集積回
路の試験方法を提供する。 【解決手段】 一般動作とエミュレーション動作とから
なる動作試験を行う機能を備えたマイクロプロセッサに
おいて、スキャン機能付レジスタ104とスキャン機能
の無いレジスタ103との間でデータを転送させるため
の命令をスキャン機能付命令レジスタ101にスキャン
入力させ、この命令を実行することにより、エミュレー
ション動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
の動作試験に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MPU(Micro Processing Unit) の動作
試験を行うための技術としては、ICE(In Circuit Em
ulator) やONCE(On Chip Emulator)等が知られてい
る。ここで、ICEは長い配線を必要とし、近年のMP
Uの高速化に対応できないため、ONCEの使用が一般
的になっている。特に、動作周波数が50MHzを越え
るMPUでは、ONCEを使用するのが一般的である。
【0003】ONCEとは、エミュレーション回路を内
蔵したMPUを半導体チップ上に形成し、このエミュレ
ーション回路を用いてハードウエアの動作試験を行う技
術である。
【0004】従来の内蔵型エミュレーション回路は、M
PU内のレジスタの全てについてスキャン機能付のレジ
スタを用いることによって実現されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7は、従来の内蔵型
エミュレーション回路の構成を概略的に示すブロック図
である。
【0006】同図において、一般動作時には、まず、レ
ジスタ701,702がnビットの内部バス711から
データを順次取り込み、続いて、これらのレジスタ70
1,702に格納されたデータがnビットの信号線71
2,713を介して演算回路703に送られる。そし
て、演算回路703は、これらのデータを用いて所定の
演算処理(例えば加算処理等)を行い、その演算結果が
nビットの信号線714を介してレジスタ704に送ら
れた後、さらに、信号線715を介して内部バス711
に送られる。
【0007】一方、エミュレーション動作時には、レジ
スタ701,702,704内に格納された各データ
(それぞれnビット)が、信号線721,722,72
3(それぞれ1ビット)を介して、シリアルにスキャン
される。例えば、図7に示したような3個のレジスタ7
01,702,704の各ビットの読み出し或いは書き
込みを行う場合には、3×nクロックのスキャンを行
う。
【0008】図8に、各レジスタ701,702,70
3の内部構成を概略的に示す。これらのレジスタ70
1,702,703は、nビット分のラッチ801−1
〜801−nのそれぞれに対応させて、n個のセレクタ
802−1〜802−nを備えている。そして、各セレ
クタ802−1〜802−nに入力Aを選択させること
により各ラッチ801−1〜801−nをシリアルに接
続してスキャンを行い、また、各セレクタ802−1〜
802−nに入力Bを選択させることにより各ラッチ8
01−1〜801−nに対してパラレルに入出力を行
う。
【0009】このようなエミュレーション回路によれ
ば、例えば、一般動作としてレジスタ701に内部バス
711からデータを取り込ませる動作を行った後でエミ
ュレーション動作を行い、レジスタ701からスキャン
したデータを内部バス711上のデータと比較すること
により、レジスタ701や内部バス711の正常/異常
を検査することができる。同様に、例えば、一般動作と
して演算回路703の出力データをレジスタ704に格
納した後でエミュレーション動作を行い、演算結果の真
/偽をチェックすることにより、演算回路703やレジ
スタ704の正常/異常を検査することができる。
【0010】なお、図7では3個のレジスタ701,7
02,704のみを示したが、実際の内蔵型エミュレー
ション回路ではMPU内の全てのレジスタ(パイプライ
ン制御に使用されるレジスタも含まれる)がシリアルに
接続され、同時にスキャンされる。
【0011】しかしながら、このような従来のエミュレ
ーション回路には、MPU内のレジスタの全てについて
スキャン機能付のレジスタを使用しなければならないた
め、MPUの回路規模が大きくなってしまうという欠点
があった。すなわち、図8に示したように、スキャン機
能付のレジスタでは各ビットごとにセレクタを設ける必
要があるので、その分だけ回路規模が大きくなってしま
う。
【0012】また、従来のエミュレーション回路では、
全てのレジスタがシリアルに接続された状態でスキャン
を行うので、一部のレジスタのみに対するデータの書き
込み或いは読み出しを行いたい場合でも全てのレジスタ
についてスキャンを行う必要があり、このため、エミュ
レーション動作の所要時間が長くなってしまうという欠
点があった。例えば、MPU内に設けられた各レジスタ
の総ビット数が4000ビットであるとすると、いずれ
かのレジスタの1ビットのみを読み出したいような場合
でも、4000サイクルのクロックが必要となる。
【0013】このため、回路規模が小さく且つエミュレ
ーション動作に要する時間が短い半導体集積回路および
半導体集積回路の試験方法が嘱望されていた。
【0014】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明に係る
半導体集積回路は、一般動作とエミュレーション動作と
からなる動作試験を行う機能を備えた半導体集積回路に
関するものである。
【0015】そして、エミュレーション動作時にスキャ
ン入力したデータの外部バスへの出力およびこの外部バ
スから取り込んだデータのスキャン出力を行うスキャン
機能付データレジスタと、エミュレーション動作時に外
部バスから他のレジスタへデータを転送させるための命
令または他のレジスタから外部バスへデータを転送させ
るための命令をスキャン入力するスキャン機能付命令レ
ジスタとを備える。
【0016】このような半導体集積回路によれば、命令
レジスタに転送命令をスキャン入力して、この転送命令
を実行させることにより、半導体集積回路が備える本来
の転送機能を用いて、任意のレジスタとスキャン機能付
データレジスタとの間のデータの転送を、外部バスを介
して行うことができる。従って、スキャン機能付命令レ
ジスタおよびスキャン機能付データレジスタをそれぞれ
1個以上備えていれば、他のレジスタにスキャン機能を
設けなくても、任意のレジスタに対するデータの読み出
し或いは書き込みを行うことができる。
【0017】(2)第2の発明に係る半導体集積回路の
試験方法は、一般動作とエミュレーション動作と動作試
験によって半導体集積回路の動作を試験する試験方法に
関するものである。
【0018】そして、エミュレーション動作が、スキャ
ン機能付データレジスタに、スキャン入力したデータを
外部バス上に出力させる第1過程と、スキャン機能付命
令レジスタに、外部バスから他のレジスタへデータを転
送させるための命令をスキャン入力させる第2過程と、
この第2過程でスキャン機能付命令レジスタがスキャン
入力した命令を、命令デコード回路でデコードしたのち
後段の回路で実行する第3過程とを備える。
【0019】このような方法によれば、半導体集積回路
が備える本来の転送機能を用いて、スキャン機能付デー
タレジスタから任意のレジスタへのデータの転送を、外
部バスを介して行うことができる。従って、スキャン機
能付命令レジスタおよびスキャン機能付データレジスタ
をそれぞれ1個以上備えていれば、他のレジスタにスキ
ャン機能を設けなくても、任意のレジスタに対するデー
タの書き込みを行うことができる。
【0020】(3)第3の発明に係る半導体集積回路の
試験方法は、一般動作とエミュレーション動作と動作試
験によって半導体集積回路の動作を試験する試験方法に
関するものである。
【0021】そして、エミュレーション動作が、スキャ
ン機能付命令レジスタに、所望のレジスタから外部バス
へデータを転送させるための命令をスキャン入力させる
第4過程と、この第4過程でスキャン機能付命令レジス
タがスキャン入力した命令を、命令デコード回路でデコ
ードしたのち後段の回路で実行する第5過程と、スキャ
ン機能付データレジスタに、外部バス上のデータを取り
込んでスキャン出力させる第6過程とを備える。
【0022】このような方法によれば、半導体集積回路
が備える本来の転送機能を用いて、任意のレジスタから
スキャン機能付データレジスタへのデータの転送を、外
部バスを介して行うことができる。従って、スキャン機
能付命令レジスタおよびスキャン機能付データレジスタ
をそれぞれ1個以上備えていれば、他のレジスタにスキ
ャン機能を設けなくても、任意のレジスタからのデータ
の読み出しを行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分
の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解でき
る程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に説
明する数値的条件は単なる例示にすぎないことを理解さ
れたい。
【0024】第1の実施の形態 まず、この発明の第1の実施の形態について、図1を用
いて説明する。
【0025】図1は、この実施の形態に係るMPUの要
部構成を概略的に示すブロック図である。
【0026】スキャン機能付の命令レジスタ101は、
パラレル(例えば32ビット)の入力端子および出力端
子と、シリアルの入力端子および出力端子(スキャン入
力端子およびスキャン出力端子)とを備えている。ここ
で、パラレル入力とシリアル入力との選択およびパラレ
ル出力とシリアル出力との選択は、図示しない制御信号
で、命令レジスタ101内のセレクタ(図8参照)を切
り換えることによって行う。
【0027】命令デコード回路102は、命令レジスタ
101からパラレルに入力した転送命令を復号化して出
力する。
【0028】レジスタ103は、命令デコード回路10
2から入力された転送命令に基づいて、外部バス105
からデータをパラレルに取り込み、或いは、外部バス1
05にデータをパラレルに出力する。
【0029】スキャン機能付のレジスタ104は、外部
バス105と外部装置(図示せず)との間のデータの入
出力を行うレジスタであり、外部からデータをシリアル
入力(スキャン入力)して外部バス105上に出力し、
また、外部バス105上のデータを外部にシリアル出力
(スキャン出力)する。
【0030】次に、図1に示したMPUの動作試験を行
う手順について説明する。
【0031】まず、MPU内のいずれかのレジスタに格
納されたデータを観察する場合の動作について、レジス
タ103に格納されたデータを読み出す場合を例にとっ
て説明する。
【0032】まず、一般動作として、命令レジスタ10
1が命令(転送命令や演算命令等)をパラレルに入力
し、命令デコード回路102に送る。命令デコード回路
102は、この命令をデコードする。そして、このデコ
ード結果が、次の基本クロックで実行される。これによ
り、転送データ或いは演算結果等が、レジスタ103に
格納される。
【0033】次に、一般動作を停止して、エミュレーシ
ョン動作を行う。このエミュレーション動作では、ま
ず、外部バス105を介してレジスタ103からレジス
タ104にデータを転送させる命令を、命令レジスタ1
01にスキャン入力する。この転送命令は、命令レジス
タ101から命令デコード回路102にパラレルに転送
されてデコードされた後、実行される。これにより、レ
ジスタ103内のデータが、外部バス105を介してレ
ジスタ104に転送される。このデータは、レジスタ1
04からスキャン出力され、外部装置に読み出される。
なお、図示しない他のレジスタについての観察も行う場
合には、同様のエミュレーション動作を引き続いて行
う。
【0034】以下同様にして、一般動作とエミュレーシ
ョン動作とを繰り返すことにより、MPUの動作試験を
行うことができる。
【0035】次に、MPU内のいずれかのレジスタのデ
ータを変更する場合について、レジスタ103のデータ
を変更する場合を例にとって説明する。
【0036】まず、エミュレーション動作として、レジ
スタ104に、変更用のデータを外部からスキャン入力
する。続いて、命令レジスタ101が、転送命令を外部
からスキャン入力する。この転送命令は、命令レジスタ
101から命令デコード回路102に、パラレルに転送
され、上述の場合と同様にして実行される。レジスタ1
04内のデータが外部バス105を介してレジスタ10
3に転送される。なお、図示しない他のレジスタについ
てのデータの変更(すなわちデータの格納)も行う場合
には、同様のエミュレーション動作を引き続いて行う。
【0037】その後、所定の一般動作を行わせることに
より、これらの格納データに基づく動作試験を行うこと
ができる。
【0038】このように、この実施の形態によれば、命
令レジスタ101およびデータ用のレジスタ104のみ
にスキャン機能を設ければよく、他のレジスタにスキャ
ン機能を設ける必要がない。従って、MPU全体として
の回路規模を小さくすることができる。
【0039】また、命令レジスタ101に対する転送命
令の入出力およびレジスタ104に対するデータの入出
力以外はパラレルに行うので、エミュレーション動作に
要する時間を短縮することができる。
【0040】第2の実施の形態 次に、この発明の第2の実施の形態について、図2〜図
6を用いて説明する。なお、この実施の形態では、パイ
プライン制御のMPUについての動作試験を行う場合を
例にとって説明する。
【0041】図2は、この実施の形態に係るMPUの要
部構成を概略的に示すブロック図である。
【0042】同図において、スキャン機能付の命令レジ
スタ201は、第1の実施の形態の命令レジスタ101
と同様、パラレル(例えば32ビット)の入力端子およ
び出力端子と、シリアルの入力端子および出力端子(ス
キャン入力端子およびスキャン出力端子)とを備えてい
る。パラレル入力とシリアル入力との切り換えは、図示
しない制御信号で、命令レジスタ201内のセレクタ
(図8参照)を切り換えることによって行う。この命令
レジスタ201は、基本クロックCLK1の立ち上がり
タイミングで動作する。
【0043】第1の制御ラッチ202は、クロックCL
K2がハイレベルのときは命令レジタ201からの入力
をそのまま通過させ、クロックCLK2がローレベルの
ときはクロックCLK2の立ち下がり前の出力をそのま
ま維持する。
【0044】メイン命令デコード回路203は、第1の
制御ラッチ202から入力した命令を復号化して出力す
る。
【0045】第2の制御ラッチ204は、クロックCL
K3ハイレベルのときはメイン命令デコード回路203
からの入力をそのまま通過させ、クロックCLK3がロ
ーレベルのときはクロックCLK3の立ち下がり前の出
力をそのまま維持する。
【0046】セレクタ205は、制御信号Sがローレベ
ルのときにはメイン命令デコード回路203からの入力
を、制御信号Sがハイレベルのときには第2の制御ラッ
チ204からの入力を、それぞれ選択的に出力する。
【0047】サブユニット206は、セレクタ205か
ら入力された命令を復号化するサブ命令デコード回路2
06aと、このサブ命令デコード回路206aの出力デ
ータを保持するレジスタ206bとを備えている。この
レジスタ206bの出力端は、外部バス207に接続さ
れている。
【0048】スキャン機能付のデータ用レジスタ208
は、外部バス105と外部装置(図示せず)との間のデ
ータの入出力を行うレジスタであり、外部からデータを
シリアル入力(スキャン入力)して外部バス207上に
出力し、また、外部バス207上のデータを外部にシリ
アル出力(スキャン出力)する。
【0049】なお、命令レジスタ201、メイン命令デ
コード回路203、第2の制御ラッチ204、サブユニ
ット206、外部バス207およびレジスタ208は、
従来のパイプライン制御のMPUにも設けられている。
すなわち、この実施の形態に係るMPUは、第1の制御
ラッチ202およびセレクタ205を新たに設けた点
と、スキャン機能を付加したのが命令レジスタ201お
よびレジスタ208のみである点とが、従来のMPUと
異なる。
【0050】次に、図2に示したMPUの動作につい
て、図3〜図5を用いて説明する。
【0051】MPUの動作試験は、第1の実施の形態の
場合と同様、一般動作とエミュレーション動作とを交互
に切り換えて実行することにより行われる。
【0052】図3に示したように、まず、一般動作とし
て、命令レジスタ201が、基本クロックCLK1の立
ち上がりタイミングで、命令n1 ,n2 ,・・・を順次
パラレルに取り込み、出力する。このとき、クロックC
LK2はハイレベルに固定されているので、第1の制御
ラッチ202は、命令レジスタ201から入力した命令
1 ,n2 ,・・・をそのまま通過させる。これらの命
令n1 ,n2 ,・・・は、メイン命令デコード回路20
3に入力され、復号化後の命令N1 ,N2 ,・・・が、
第2の制御ラッチ204に入力される。
【0053】第2の制御ラッチ204は、クロックCL
K3として、基本クロックCLK1と逆相のクロックを
入力する。従って、この第2の制御ラッチ204は、命
令N1 ,N2 ,・・・を、基本クロック101の立ち下
がりタイミングで(すなわち命令レジスタ201による
命令n1 ,n2 ,・・・の出力よりも半周期だけ遅らせ
て)を取り込み、出力する。
【0054】このとき、制御信号Sはハイレベルなの
で、セレクタ205は第2の制御ラッチ204の出力を
選択して、サブユニット206に送る。
【0055】サブユニット206のサブ命令デコード回
路206aは、かかる命令N1 ,N2 ,・・・を順次デ
コードして出力する。その後、各命令N1 ,N2 ,・・
・が、実行される。
【0056】この実施の形態のMPUはパイプライン処
理を行っているので、図3に示したように、各構成部2
01〜206は並列的に動作する。
【0057】ここで、図4に示したように、命令レジス
タ201が命令n5 を取り込んだ直後(図4の符号Aで
示した時点)に、一般動作からエミュレーション動作へ
の切り換えが行われたものとする。
【0058】この切り換えに際しては、クロックCLK
2および選択信号Sがハイレベルからローレベルに変化
し、また、クロックCLK3はローレベルに固定され
る。ここで、クロックCLK2がローレベルに変化する
ことにより、第1の制御ラッチ202は命令n5 に維持
される。また、このとき、サブ命令デコード回路206
aは、命令N4 を実行する(命令N5 は実行しない)。
【0059】命令レジスタ201は、この切り換え後、
基本クロックCLK1の立ち上がりタイミングで、エミ
ュレーション処理のための転送命令のスキャン入力を開
始する。すなわち、所定ビット(ここでは32ビットと
する)の転送命令e1(各ビットをe1−1,e1−
2,・・・e1−32とする)が、基本クロックCLK
1の立ち上がりタイミングで、命令レジスタ201に順
次入力される。
【0060】命令レジスタ201が転送命令e1の最終
ビットe1−32を取り込むと、図5に示したように、
基本クロックCLK1の立ち下がりタイミングで、クロ
ックCLK2がハイレベルに変化する。このクロックC
LK2の立ち上がりタイミングで、命令レジスタ201
に取り込まれた転送命令e1の各ビットe1−1,e1
−2,・・・e1−32がパラレルに第1の制御ラッチ
202を通過してメイン命令デコード回路203に入力
される。そして、このメイン命令デコード回路203
が、デコード後の転送命令E1を出力する。このとき、
制御信号Sはローレベルであるので、転送命令E1はセ
レクタ205を介してサブユニット206に入力され
る。その後、この転送命令の実行により、任意のレジス
タと外部バス207との間でエミュレーション動作とし
ての転送等が行われるが、詳細は第1の実施の形態の場
合と同様であるので、説明を省略する。
【0061】命令レジスタ201は、次の基本クロック
CLK1の立ち上がりタイミングで、次のエミュレーシ
ョン処理のための転送命令e2のスキャン入力を開始す
る。このとき、クロックCLK2は、再びローレベルに
固定される。そして、命令レジスタ201が転送命令e
2の最終ビットe2−32を取り込むと、基本クロック
CLK1の立ち下がりタイミングで、クロックCLK2
がハイレベルに変化する。これにより、上述の場合と同
様にして、この転送命令e2がメイン命令デコード回路
203で転送命令E2にデコードされた後、セレクタ2
05を介してサブユニット206に入力される。
【0062】以下同様にして、3番目以降の転送命令e
3,e4,・・・の取り込みおよび実行が繰り返され
る。
【0063】最後のエミュレーション動作用転送命令
(ここではe5とする)の最終ビットe5−32が命令
レジスタ201に取り込まれ、クロックCLK2がハイ
レベルになって転送命令e5がメイン命令デコード回路
203に取り込まれると(従ってデコード後の命令E5
がサブユニット206に入力されると)、図6に示した
ように、エミュレーション動作から一般動作への切り換
えが行われる。ここでは、図6の符号Bで示した時点
で、エミュレーション動作から一般動作への切り換えが
行われたものとする。
【0064】このとき、クロックCLK2は、一旦ロー
レベルに固定され、命令レジスタ201が一般道作用の
命令n5 を取り込んだ後でハイレベルに固定される。こ
れにより、第1の制御ラッチ202は、再び、命令レジ
スタ201の出力をそのまま通過させるようになる。そ
して、制御信号Sがハイレベルに変化することにより、
セレクタ205は第2の制御ラッチ204の出力を選択
する。
【0065】クロックCLK3がローレベルに固定され
た状態から基本クロックCLK1の逆相のクロックに変
化する。これにより、メイン命令デコード回路203か
ら出力された命令N5 ,N6 ,・・・が、順次、セレク
タ205を介して第2の制御ラッチ204からサブユニ
ット206に送られる。なお、エミュレーション動作か
ら一般動作への切り換えを行う前に、命令N4 が第2の
制御ラッチ204にラッチされており、この切り換えに
よりセレクタ205から出力される。しかし、この切り
換えの直後には、この命令N4 は実行されない。
【0066】このように、この実施の形態では、エミュ
レーション動作中には、第2の制御ラッチ204による
タイミングの調整(基本クロックCLK1の半周期分の
遅れ)を行わない代わりに、第1の制御ラッチ202を
用いて同一のタイミングずれを発生させることとした。
これにより、サブユニット206に命令が入力されるタ
イミングを、一般動作時かエミュレーション動作時かに
拘わらず一定とすることができるので、試験動作時のM
PUの制御を単純化することができる。
【0067】なお、MPU全体としての回路規模を小さ
くすることができる点およびエミュレーション動作に要
する時間を短縮することができる点は、上述の第1の実
施の形態と同様である。
【0068】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よれば、回路規模が小さく且つエミュレーション動作に
要する時間が短い半導体集積回路および半導体集積回路
の試験方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る半導体集積回路の要部
構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】第2の実施の形態に係る半導体集積回路の要部
構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】第2の実施の形態に係る半導体集積回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】第2の実施の形態に係る半導体集積回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】第2の実施の形態に係る半導体集積回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係る半導体集積回路の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】従来の半導体集積回路の要部構成を概略的に示
すブロック図である。
【図8】従来の半導体集積回路におけるレジスタの内部
構成を概略的に示すブロック図である。
【符号の説明】
101 スキャン機能付命令レジスタ 102 命令デコード回路 103 レジスタ 104 スキャン機能付レジスタ 105 外部バス 201 スキャン機能付命令レジスタ 202 第1の制御ラッチ 203 メイン命令デコード回路 204 第2の制御ラッチ 205 セレクタ 206 サブユニット 206a サブ命令デコード回路 206b レジスタ 207 外部バス 208 スキャン機能付命令レジスタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般動作とエミュレーション動作とから
    なる動作試験を行う機能を備えた半導体集積回路におい
    て、 前記エミュレーション動作時に、スキャン入力したデー
    タの外部バスへの出力およびこの外部バスから取り込ん
    だデータのスキャン出力を行うスキャン機能付データレ
    ジスタと、 前記エミュレーション動作時に、前記外部バスから他の
    レジスタへデータを転送させるための命令または前記他
    のレジスタから前記外部バスへデータを転送させるため
    の命令をスキャン入力するスキャン機能付命令レジスタ
    と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記一般動作時には前記スキャン機能付
    命令レジスタからの入力をそのまま命令デコード回路に
    送り、且つ、前記エミュレーション動作時には前記スキ
    ャン機能付命令レジスタからの入力を基本クロックの半
    周期だけずらして前記命令デコード回路に送る第1の遅
    延回路と、 前記一般動作時には前記命令デコード回路からの入力を
    基本クロックの半周期だけずらして出力し、且つ、前記
    エミュレーション動作時には前記命令デコード回路から
    の入力をそのまま出力する第2の遅延回路と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の半導体集積
    回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の遅延回路が、前記一般動作時
    には動作クロックの電位がデータ通過状態に固定され、
    且つ、前記エミュレーション動作時には前記基本クロッ
    クの逆相が動作クロックとして入力される第1のラッチ
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積
    回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の遅延回路が、前記基本クロッ
    クの逆相が動作クロックとして入力される第2のラッチ
    と、前記一般動作時には前記命令レジスタの出力を選択
    し且つ前記エミュレーション動作時には前記第2のラッ
    チの出力を選択する第1のセレクタとを備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記第2の遅延回路が、前記一般動作時
    には前記基本クロックの逆相が動作クロックとして入力
    され、且つ、前記エミュレーション動作時には動作クロ
    ックの電位がデータ通過状態に固定される第3のラッチ
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積
    回路。
  6. 【請求項6】 前記第2の遅延回路が、前記基本クロッ
    クの逆相が動作クロックとして入力される第4のラッチ
    と、前記一般動作時にはこの第4のラッチ回路の出力を
    選択し且つ前記エミュレーション動作時には前記命令デ
    コード回路の出力を選択する第2のセレクタとを備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 一般動作とエミュレーション動作と動作
    試験によって半導体集積回路の動作を試験する試験方法
    において、 前記エミュレーション動作が、 スキャン機能付データレジスタに、スキャン入力したデ
    ータを外部バス上に出力させる第1過程と、 スキャン機能付命令レジスタに、前記外部バスから他の
    レジスタへデータを転送させるための命令をスキャン入
    力させる第2過程と、 この第2過程で前記スキャン機能付命令レジスタがスキ
    ャン入力した命令を、命令デコード回路でデコードした
    のち後段の回路で実行する第3過程と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路の試験方法。
  8. 【請求項8】 前記第3過程が、前記スキャン機能付命
    令レジスタの出力を前記一般動作時よりも基本クロック
    の半周期だけずらして前記命令デコード回路に送り、且
    つ、前記命令デコード回路の出力を前記一般動作時より
    も前記基本クロックの半周期だけ早く前記後段の回路に
    送る過程を含むことを特徴とする請求項7に記載の半導
    体集積回路の試験方法。
  9. 【請求項9】 一般動作とエミュレーション動作と動作
    試験によって半導体集積回路の動作を試験する試験方法
    において、 前記エミュレーション動作が、 スキャン機能付命令レジスタに、所望のレジスタから外
    部バスへデータを転送させるための命令をスキャン入力
    させる第4過程と、 この第4過程で前記スキャン機能付命令レジスタがスキ
    ャン入力した命令を、命令デコード回路でデコードした
    のち後段の回路で実行する第5過程と、 スキャン機能付データレジスタに、前記外部バス上のデ
    ータを取り込んでスキャン出力させる第6過程と、 を備えたことを特徴とする半導体集積回路の試験方法。
  10. 【請求項10】 前記第5過程が、前記スキャン機能付
    命令レジスタの出力を前記一般動作時よりも基本クロッ
    クの半周期だけずらして前記命令デコード回路に送り、
    且つ、前記命令デコード回路の出力を前記一般動作時よ
    りも前記基本クロックの半周期だけ早く前記後段の回路
    に送る過程を含むことを特徴とする請求項9に記載の半
    導体集積回路の試験方法。
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