JPH11264155A - 自動運転ショベルおよび自動運転ショベルにおける自動運転方法 - Google Patents

自動運転ショベルおよび自動運転ショベルにおける自動運転方法

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JPH11264155A
JPH11264155A JP10068733A JP6873398A JPH11264155A JP H11264155 A JPH11264155 A JP H11264155A JP 10068733 A JP10068733 A JP 10068733A JP 6873398 A JP6873398 A JP 6873398A JP H11264155 A JPH11264155 A JP H11264155A
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Tooru Kurenuma
榑沼  透
Yoshiyuki Nagano
好幸 永野
Kazuhiro Sugawara
一宏 菅原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】掘削時の過負荷状態を検出するための特別の装
置を必要とすることなく、簡便な方法で掘削時の障害物
を回避することのできる自動運転ショベルおよび自動掘
削方法を提供すること。 【解決手段】油圧ショベルと、該油圧ショベルに設けら
れ、教示された掘削から放土までの一巡する動作を当該
油圧ショベルに再生動作させる自動運転コントローラ5
0と、から構成される自動運転ショベルにおいて、前記
自動運転コントローラは、当該油圧ショベルの各教示位
置毎に設定された位置決め精度に基づく所定の教示位置
範囲内への到達を判定する位置決め判定手段511を備
え、当該油圧ショベルが前記所定の教示位置範囲内に到
達したと判定されたときは、次の教示位置を目標位置と
して出力することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動運転ショベル
および自動運転ショベルにおける自動運転方法に係わ
り、特に、掘削抵抗の大きな岩石等を含む掘削物の掘削
時において、掘削抵抗の大きさに応じて掘削軌跡を自動
調整することを可能にした自動運転ショベルおよび自動
運転ショベルにおける自動運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設機械の代表例として油圧ショ
ベルが知られているが、近年、油圧ショベルによってそ
の掘削から放土までの一連の単調な作業を繰り返す場合
には、自動運転によってその作業を行わせるようになっ
ている。しかし、油圧ショベルを自動運転するためには
解決しなければならない種々の問題がある。例えば、油
圧ショベルによる掘削作業中、バケットが岩石等に当た
って所望の動作をしなくなる場合がある。このような場
合、熟練のオペレータはこのような状態を察知して回避
動作をとり、作業を円滑に継続することができるが、こ
れを自動運転ショベルに行わせるためには工夫が必要で
ある。このような掘削作業時の問題を解決するために、
特公昭61−9453号公報には、アームおよびバケッ
トに加わる過負荷を検出するための過負荷検出センサを
設け、アームまたはバケットに過負荷が検出された場合
にはブームを微量上昇させることによってその過負荷を
軽減し自動掘削を継続することが開示されており、ま
た、特開平4−350220号公報には、掘削時に、ブ
ーム、アーム、およびバケットを動作させるシリンダに
取り付けられた圧力センサからの検出値が所定値以上に
達し、かつブーム、アーム、およびバケットに取り付け
られた角度センサから求めた動作速度が所定値以下にな
った場合は、過負荷であると判断して掘削軌跡をずら
し、掘削作業の障害を回避する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来技
術のものは、各関節の位置を検出するための位置検出セ
ンサに加えて、過負荷を検出するためのセンサも必要と
なり、また自動運転を行うための処理負荷も大きいとい
う問題があった。後者の従来技術のものも、各種のセン
サを必要とし、また、センサから検出されたデータに基
づいて演算が必要であり、自動運転ショベルが備える制
御装置の演算負荷を増大させることになり、また、自動
運転ショベルをゆっくり動かした場合には、動作速度が
小さくなり、過負荷時の低速時との区別が難しく誤検出
の可能性があった。さらに、シリンダの圧力は岩石等に
当たった時は大きくなるが、その時のショックでその岩
石が動き出すと圧力が低くなるためその時も誤検出の可
能性がり、さらに、このような圧力センサや動作速度か
ら過負荷を求める方法は、どの程度の圧力値でどの程度
の動作速度であれば過負荷であると判定するかを決定す
ることが実用上難しかった。
【0004】本発明の目的は、上記の種々の間題点に鑑
みて、掘削時の過負荷状態を検出するために特別の装置
を必要とすることなく、簡便な方法で掘削時の障害物を
回避することのできる自動運転ショベルおよび自動運転
ショベルにおける自動掘削方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次のような手段を採用した。
【0006】油圧ショベルと、該油圧ショベルに設けら
れ、教示された掘削から放土までの一巡する動作を当該
油圧ショベルに再生動作させる自動運転コントローラ
と、から構成される自動運転ショベルにおいて、前記自
動運転コントローラは、当該油圧ショベルの各教示位置
毎に設定された位置決め精度に基づく所定の位置決め範
囲内への到達を判定する位置決め判定手段を備え、当該
油圧ショベルが前記所定の位置決め範囲内に到達したと
判定されたときは、次の教示位置を目標位置として出力
することを特徴とする。
【0007】また、請求項1に記載に自動運転ショベル
において、前記自動運転コントローラは、掘削開始から
掘削終了間の再生動作時において、教示された教示位置
を目標位置として出力後、前記位置決め判定手段による
判定を行うことなく、次の教示位置に基づく目標位置を
出力することを特徴とする。
【0008】また、少なくとも、ブーム、アームおよび
バケットを作動する油圧シリンダ並びに旋回体を作動す
る油圧モータを作動する電磁切換弁と、前記旋回体と前
記ブーム間、前記ブームと前記アーム間、前記アームと
前記バケット間のそれぞれの角度を検出する角度検出器
とを備える油圧ショベルと、教示して記憶された教示位
置データを逐次読み出して出力する教示位置出力手段
と、前記教示位置データを入力して当該油圧ショベルが
円滑に動作するように前記教示位置データ間が補間され
た目標位置データを出力するサーボ前処理手段と、前記
目標位置データを入力して当該油圧ショベルを目標位置
に制御するために前記電磁切換弁に制御信号を出力する
サーボ制御手段とを備える自動運転コントローラと、か
ら構成される自動運転ショベルにおいて、前記自動運転
コントローラは、当該油圧ショベルが各教示位置毎に設
定された位置決め精度に基づく所定の位置決め範囲内へ
の到達を判定する位置決め判定手段を備え、当該油圧シ
ョベルが前記所定の位置決め範囲内に到達したと判定さ
れたときは、前記サーボ前処理部から次の教示位置デー
タに基づく目標位置データを前記サーボ制御部に出力す
ることを特徴とする。
【0009】また、請求項3に記載に自動運転ショベル
において、前記自動運転コントローラは、前記教示位置
毎に設定された位置決め精度に基づいて、前記旋回体、
ブーム、アーム、およびバケットのそれぞれの位置決め
精度を演算する演算手段を備え、前記位置決め判定手段
は、前記の旋回体、ブーム、アーム、およびバケットが
前記演算されたそれぞれの位置決め精度に基づくそれぞ
れの所定の位置決め範囲内への到達を判定することを特
徴とする。
【0010】また、請求項3ないしは請求項4のいずれ
か1つの請求項記載の自動運転ショベルにおいて、前記
サーボ前処理部は、掘削開始から掘削終了間の再生動作
時において、各教示位置データに対応する最終目標位置
データの出力後、前記位置決め判定手段による判定を行
うことなく、次の教示位置データに基づく目標位置デー
タを出力することを特徴とする。
【0011】また、請求項1、請求項3、または請求項
4のいずれか1つの請求項記載に自動運転ショベルにお
いて、掘削開始から掘削終了までの間の前記教示位置毎
に設定される位置決め精度のうち、掘削開始位置および
掘削終了位置を除く教示位置における位置決め精度は、
前記掘削開始位置および前記掘削終了位置における位置
決め精度より低く設定されていることを特徴とする。
【0012】また、請求項1、請求項3、請求項4、ま
たは請求項6のいずれか1つの請求項記載の自動運転シ
ョベルにおいて、掘削動作において前記教示位置毎に設
定される位置決め精度は、放土動作において前記教示位
置毎に設定される位置決め精度より低く設定されていこ
とを特徴とする。
【0013】また、請求項1ないしは請求項7のいずれ
か1つの請求項記載の自動運転ショベルにおいて、前記
教示位置毎に設定された位置決め精度は、当該油圧ショ
ベルまたは当該油圧ショベルから離れた位置に設けられ
た操作手段により任意に設定し得ることを特徴とする。
【0014】また、自動運転ショベルにおける自動運転
方法において、教示された掘削から放土までの一巡する
動作を油圧ショベルに再生動作させる自動運転ショベル
における自動運転方法において、再生動作させるため
に、教示位置、および当該教示位置における再生動作速
度と位置決め精度を指令する第1の工程と、当該教示位
置の前の教示位置と当該教示位置との間の再生動作を円
滑化するための補間された目標位置の演算を行う第2の
工程と、前記目標位置を順次指令する第3の工程と、前
記目標位置のうち当該教示位置に相当する最終目標位置
を指令したか否かを判定し、前記最終目標位置を指令し
ていないと判定したときは、前記最終目標位置が指令さ
れるまで前記第3の工程を実行する第4の工程と、前記
第4の工程において、前記最終目標位置を指令したと判
定されたときは、当該教示位置における前記位置決め精
度が所定値以上であるか否かを判定する第5の工程と、
前記第5の工程において、所定値以上であると判定され
たときは、現在位置が前記位置決め精度に基づく所定の
位置決め範囲内に到達したか否かを判定し、到達してい
ないと判定されたときは、到達するまで当該判定を繰り
返す第6の工程と、前記第5の工程において、所定値以
上であると判定されないとき、または前記第6の工程に
おいて、現在位置が前記所定の位置決め範囲内に到達し
たと判定されたときは、当該教示位置の次の教示位置、
および次の教示位置における再生動作速度と位置決め精
度を指令する第7の工程と、から構成されていることを
特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
1〜図6を用いて説明する。
【0016】図3は、本実施形態に関わる自動運転ショ
ベルおよびその作業形態の一例を示す側面図である。
【0017】図において、1はストックヤード2に貯留
された土石を掘削して、後述するクラッシャ3に放土す
る自動運転ショベル本体、3は自動運転ショベル本体1
から放土された土石を砕石するクラッシャ、4は自動運
転ショベル本体1の再生操作を行うのに適した任意の場
所に設置された操作ボックスである。
【0018】自動運転ショベル本体1は、走行体10
と、走行体10上に旋回可能に設けられた旋回体11
と、旋回体11に回動可能に設けられたブーム12と、
ブーム12の先端に回動可能に設けられたアーム13
と、アーム13の先端に回動可能に設けられたバケット
14と、ブーム12、アーム13、バケット14とをそ
れぞれ回動動作するためのシリンダ15、16、17
と、旋回体11に設けられた運転室18と、操作ボック
ス4との間で信号の送受信を行うアンテナ19とから構
成されている。
【0019】また、自動運転ショベル本体1には、旋回
体11の旋回角を検出する角度センサ111、旋回体1
1とブーム12との回動角を検出する角度センサ112
と、ブーム12とアーム13の回動角を検出する角度セ
ンサ113と、アーム13とバケット14との回動角を
検出する角度センサ114が設けられている。
【0020】また、クラッシャ3は、走行体30と、ホ
ッパ31と、砕石部32と、コンベア33とから構成さ
れており、34はクラッシャ3によって砕かれた土石を
示す。
【0021】また、操作ボックス4は、支持台40と、
支持台40に固定された教示再生装置本体41とから構
成され、教示再生装置本体41には起動ボタン411
と、停止ボタン412と、非常停止ボタン413と、教
示再生装置本体41と機械的かつ電気的に接続可能に設
けられ教示時に操作される教示操作部414と、教示結
果等を表示する表示部4140と、自動運転ショベル本
体1のアンテナ19との間で、信号の送受信を行うアン
テナ415とを備えている。
【0022】図2は、自動運転ショベル本体1に搭載さ
れる車載搭載装置5および操作ボックス4の教示再生装
置本体41の制御機構の概要を示すロック図である。
【0023】図において、416は再生時に操作される
再生操作部、417は教示操作部414または再生操作
部416から出力される信号を、後述する自動運転コン
トローラ50に出力するための所定の信号に形成するコ
マンド生成部、418および54はそれぞれ教示再生装
置41と自動運転コントローラ50間の信号を送受信す
るための無線装置である。なお、コマンド生成部417
は、マイクロコンピュータを使用した一般的なコントロ
ーラで構成され、入力した信号に相当する指令コードを
生成する機能を有する。
【0024】5は車内搭載装置を示し、50は主として
コンピュータで構成され自動運転ショベルを自動運転す
るための各種の制御を行う自動運転コントローラ、51
は自動運転コントローラ50から出力される駆動電流に
よって駆動される比例電磁弁、52は比例電磁弁51か
ら出力される油圧信号により制御され、アクチュエータ
に流入する油量または油圧を制御するコントロールバル
ブ、53は自動運転ショベル本体1の各関節を作動する
ためのシリンダ15、16、17等のアクチュエータ、
414’は教示操作部である。その他の符号に示す構成
は図3に示すものと同じである。
【0025】教示時は、通常、運転室18内に装着され
る教示操作部414’からの操作によって教示が行わ
れ、自動運転コントローラ50はその操作に従って、各
角度センサ111〜114からの検出値を入力して演算
し、後に説明するように所定の記憶領域に教示位置デー
タとして記憶する。また、教示操作部414,414’
からの操作により所定の記憶領域に教示コマンドを設定
し記憶する。なお、この図において、教示操作部414
は、運転室18内の教示操作部414’から外すされ
て、教示再生操作装置41に装着されているときの状態
を示す。
【0026】再生時は、再生操作部416から起動ボタ
ン411をオンすることによって、コマンド生成部41
7において生成された所定の信号がアンテナ415およ
び19を介して自動運転コントローラ50に送信され、
再生処理が開始される。自動運転コントローラ50にお
いて再生処理が開始されると、記憶されている教示デー
タが呼び出され、角度センサ111〜114から得られ
た現在位置情報と対比しながら、この教示位置データに
合致するように、旋回体11、ブーム12、アーム1
3、バケット14をそれぞれ作動するための比例電磁弁
51に駆動電流を出力する。比例電磁弁51からさらに
コントロールバルブ52を介して、各アクチュエータ5
3を制御して自動運転ショベル本体1の自動運転を行
う。
【0027】図1は、図2に示す自動運転コントローラ
50の機能構成の詳細を示すブロック図である。
【0028】図において、501は角度センサ111〜
114において検出された角度信号を現在の位置データ
に演算する現在位置演算部、502は教示時、教示操作
部414または414’からの操作により、現在位置演
算部501から得られた自動運転ショベル本体1の現在
位置を教示位置データとして出力する教示処理部、50
3は教示操作部414,414’からの指令により教示
処理部502によって設定された再生動作時の各種の動
作を指令するコマンドが格納されている教示コマンド格
納部、504は教示処理部502から出力された教示位
置データを格納する教示位置格納部、505は再生操作
部416からの起動信号により起動されたとき、教示コ
マンド格納部503に格納されている教示コマンドを逐
次解釈して、教示位置格納部504から所定の教示位置
データの出力を指示するコマンドインタプリタ部、50
6はコマンドインタプリタ部505からの指令に応じて
教示位置格納部504から教示位置データを出力処理す
る教示位置出力部、507は自動運転ショベル本体1が
各教示位置間を円滑に動作するように、教示位置出力部
506から出力された教示位置データに基づいて教示位
置データ間を補間した目標位置データを作成し出力す
る、即ち、与えられた始点(現在位置もしくは教示位
置)と終点(教示位置)間を、ある一定時間きざみで補
間演算を行って時系列データを作成し、順次角度目標値
としてサーボ制御部508に出力するサーボ前処理部、
508はサーボ前処理部507から出力された補間され
た目標位置データと、現在位置演算部501から出力さ
れた現在位置データとを対比して、自動運転ショベル本
体1の各関節を所定の位置に制御するための駆動電流を
出力するサーボ制御部である。
【0029】また、509は各関節の位置決め精度を設
定するための基準となる位置決め基準値が格納されてい
る位置決め基準値格納部、510はサーボ前処理部50
7からの指令によって制御され、各教示位置における各
関節の位置決め精度を、位置決め基準値格納部509に
格納されている基準値と各教示位置において設定された
位置決め精度とに基づいて演算して求める位置決め精度
演算部、511はサーボ前処理部507からの指令によ
って制御され、各関節が各教示位置におけ位置決め範囲
に到達したか否かを判定する位置決め判定部である。そ
の他の符号に示す構成は図2に示すものと同じである。
【0030】図4は、教示コマンド格納部503に格納
される教示コマンドの一例を示す図である。
【0031】図において、L1はコマンドではなく行ラ
ベルを表す。
【0032】Vは移動速度を指定するコマンドであり、
数値が大きい程移動速度が高速であることを示す。
【0033】PAC(positional accuracy)は移動の
位置決め精度を指定するコマンドであり、これは所定の
教示位置に自動運転ショベルを移動させることは容易で
ないことからこの数値に示すような位置決め精度の数値
内に達したら自動運転ショベルは当該教示位置に到達し
たものと判定するために使用される。この数値が大きい
程高精度が要求される。
【0034】MOVEは指定された教示位置への移動を
指令するコマンドであり、P1〜PnはMOVEコマン
ドの各関節の角度情報を示すラベルであり、例えば、M
OVE P1は教示位置格納部504に格納される教示
位置データのうち図5に示す位置No. P1に移動すべ
きことを示す。
【0035】GOTO L1は行ラベルL1から再び実
行を開始することを指示するコマンドである。
【0036】図5は、教示位置格納部504に格納され
る教示位置データの一例を示す図である。
【0037】図において、P1〜Pnは、教示位置に対
応すると共に前記のラベルP1〜Pnに対応しており、
各教示位置で自動運転ショベルの各部が取るべき旋回
角、ブーム角、アーム角、バケット角、の各値が設定さ
れている。次に、本実施形態の自動運転ショベルの動作
を図1に基づいて説明する。
【0038】教示操作は、教示操作部414または41
4’から操作される。通常は、教示操作部414’が自
動運転ショベル本体1の運転室18内に装着され、運転
室から教示操作が行われる。
【0039】教示操作部414’が運転室18に装着さ
れ、教示操作が行われると、その指令は教示処理部50
2に入力され、教示処理部502で現在位置演算部50
1から現在位置データを入力して、各教示位置に対応す
る教示コマンドと教示位置データを生成する。生成され
た教示コマンドと教示位置データはそれぞれ、教示コマ
ンド格納部503と教示位置格納部504に格納され
る。
【0040】再生処理は、起動ボタン411をオンする
ことによって、コマンドインタプリタ部505が、起動
命令により教示コマンド格納部503に格納されている
教示コマンドを順次読み出し実行する。教示コマンドが
MOVE命令の場合には、教示位置出力部506に、教
示位置格納部504から該当するパラメータを出力し、
サーボ前処理部507に転送する。
【0041】サーボ前処理部507は、コマンドインタ
プリタ部505から与えられた目標速度で各関節が動作
するように角度の補間演算を行い、サーボ制御部508
に角度目標値を出力する。サーボ制御部508は、現在
位置演算部501で演算された現在位置データと、サー
ボ前処理部507から出力される角度目標値とを基に、
一般的なフィードバック制御を行い、比例電磁弁51を
駆動するための駆動電流を出力する。これによりコント
ロールバルブ52が制御されてアクチュエータ53に所
定の圧油を供給し、自動運転ショベル本体1の各関節を
駆動する。
【0042】一方、位置決め精度演算部510は、各教
示位置において与えられた位置決め精度に応じた各関節
に対する位置決め精度を、位置決め基準値格納部509
に格納されている基準値に基づいて演算する。
【0043】ここで、サーボ前処理部507における補
間演算が最終目標位置(例えばMOVE P2の場合に
はP2)に達し、その最終目標位置データがサーボ制御
部508へと出力されると、位置決め判定部511はサ
ーボ前処理部507からの指令により、各関節の現在位
置が位置決め精度演算部510によって演算された各関
節の位置決め精度に基づいて設定された位置決め範囲内
に達したかどうかを判定する。判定の結果、各関節が位
置決め範囲内に達していない場合には、サーボ前処理部
507は前記の最終目標位置をサーボ制御部508に出
力し続ける。また、各関節が所定の位置決め範囲内に達
した場合は、サーボ前処理部507は最終目標位置の出
力を終了し、教示位置(P2)と教示位置出力部506
から出力される次の教示位置(P3)間の補間演算を行
い自動運転の動作を続行する。
【0044】次に、掘削時の自動運転コントローラ50
における動作を図6〜図7を用いて説明する。
【0045】図6はブーム12の回転中心を原点Oとす
る自動運転ショベル本体1の各関節の寸法および角度を
示す図であり、Gは自動運転ショベル本体1の接地面、
Lbmはブーム長さ、Lamはアーム長さ、Lbkはバ
ケット長さ、θswは旋回体11が走行体10となす角
度、θbmは水平軸Xとブーム12とのなす角度、θa
mはブーム12とアーム13とのなす角度、θbkはア
ーム13とバケット14とのなす角度である。
【0046】図7は、前記原点Oを中心とする自動運転
ショベル本体の掘削開始位置P1、掘削中間位置P2、
および掘削終了位置P3を示す図であり、θamP1は
P1におけるアーム角度、θamP2はP2におけるア
ーム角度、θamP2PACはP2におけるアームに対
する位置決め範囲を表す。ここで、自動運転における動
作の順序はP1→P2→P3であり、P1→P2の動作
はアームクラウドのみの動作とする。
【0047】P1からP2への動作は、図1に示すコマ
ンドインタプリタ部505により教示コマンド格納部5
03に格納されている以下のコマンドがサーボ前処理部
507へと出力される。
【0048】V=90 (1) PAC=0 (2) MOVE P2 (3) ここで、(1)式のVは、前述のように速度を表すコマ
ンドであり、この場合アーム最大速度に対する90%の
速度で動作するように、サーボ前処理部507において
補間演算が行われる。また、(2)式のPACは、前述
のように掘削中間位置P2における位置決め精度を表す
コマンドであり、旋回体、ブーム、アーム、およびバケ
ットのそれぞれの関節の位置決め精度は、位置決め精度
演算部510において、各教示位置P1,P2,P3・
・・における位置決め精度値PACと位置決め基準値格
納部509に格納されている旋回体、ブーム、アーム、
およびバケットの各関節の位置決め基準値θswPA
C、θbmPAC、θamPAC、およびθbkPAC
とに基づいて演算される。
【0049】ここで、例えば、PAC=100の場合に
は、P2におけるアームに対する位置決め精度θamP
2PACは、 θamP2PAC={1+(100−PAC)/10}θamPAC =θamPAC (4) となり、PAC=50の場合は、 θamP2PAC={1+(100−PAC)/10}θamPAC =6θamPAC (5) となり、PAC=0の場合は、 θamP2PAC={1+(100−PAC)/10}θamPAC =11θamPAC (6) となる。ただし、本実施形態では、PAC=0の場合
は、サーボ前処理部507における補間演算が最終目標
位置(P2)に達した場合は、位置決め判定部511に
おける判定を行わず、即ち、各関節の現在位置がP1と
P2間のどの位置にあるかを問わず、直ちに次のP2か
らP3への補間演算へと移行する。
【0050】なお、本実施形態では、各関節の位置決め
精度を、位置決め精度と位置決め基準値を上式(4)〜
(6)の関係を利用して求めたが、このような関係式を
用いずに任意に設定してもかまわない。なお、他の関節
の位置決め精度θbmP2PAC、θamP2PAC、
およびθbkP2PACも、θamP2PACと同様に
求められる。通常は、サーボ前処理部507において最
終目標位置がサーボ制御部508へと出力されると、演
算された各関節の位置決め精度に基づき、位置決め判定
部511において自動運転ショベル本体が位置決め範囲
に達したかどうかが判定される。つまり、最終目標値が
出力されても、ブーム、アーム、バケット等の各関節は
その最終目標位置より遅れて追随している。そのため、
例えば、アームについては、PAC=50の場合、
(5)式から、θamP2±6θamP2PACの位置
決め範囲に達したかどうかが判定される。達していない
場合は、サーボ前処理部507は最終目標位置をサーボ
制御部508へと出力し続け、自動運転ショベル本体1
の各関節は最終目標位置に向かって動作し続ける。自動
運転ショベル本体1の各関節が前記の位置決め範囲内に
達した場合は、最終目標位置の出力は終了し、掘削中間
位置P2から次の掘削終了位置P3間の補間演算が開始
され、補間された新たな目標値が出力され、各関節はそ
の新たな位置に向かって移動し始める。
【0051】本実施形態では、掘削開始位置P1から掘
削中間位置P2に向かう時は、岩石等により大きな掘削
抵抗を受け、掘削中間位置P2に到達することが難しく
なる可能性を考慮して、掘削中間位置P2における位置
決め精度を、例えば、PAC=0に設定している。その
ため、サーボ前処理部507が最終目標位置P2を出力
したら、直ちに次のP2からP3への補間演算へと移行
し、各関節は補間された新たな目標値に向かって移動し
始めるようにしたので、いたずらに目標位置P2を追随
するあまり岩石等の障害物の抵抗を受けて掘削が停滞す
る等の事態を回避することができ、P1→P2→P3の
動作を停止することなくスムーズに行うことができる。
【0052】また、本実施形態では、掘削終了位置P3
では、荷こばれを防止するために、PAC=80として
バケットの抱え込み姿勢を高い精度で指定している。ま
た、クラッシャホッパ上での放土時のように十分な位置
決めが必要な場合には、位置決め精度PACの値を大き
くすることによって位置決め範囲を狭くし、十分な精度
での位置決めを可能にしている。
【0053】次に、自動運転コントローラ50の各教示
位置(ここでは、教示位置P1から教示位置P3)にお
ける処理手順を図8に示すフローチャートを用い説明す
る。
【0054】はじめに、図示していないが、サーボ前処
理部507から最終目標位置P1を出力後、各関節が位
置決め判定部511において位置決め範囲に到達してい
ると判定されると、ステップ1において、教示コマンド
格納部503から教示位置P2に対する教示コマンド、
V=90、PAC=0およびMOVE P2が出力され
る。次に、ステップ2で、位置決め精度演算部510に
おいて各関節に対する位置決め精度が演算される。次い
で、ステップ3においてサーボ前処理部507において
P1からP2間の補間演算が行われ、ステップ4におい
て補間演算によって得られた目標位置をサーボ制御部5
08へと出力し、サーボ制御により各関節を動作させ
る。次に、ステップ5においてステップ3における補間
演算の結果出力された目標位置の最終目標位置(P2)
が出力されたか否かが判定される。ここで、補間演算さ
れた目標位置が最終日標位置に達していない場合はステ
ップ4へと戻り、補間された目標位置として最終目標位
置(P2)が出力するまでサーボ制御部508に出力さ
れる。サーボ制御部508に最終目標位置が出力される
と、ステップ6において教示位置(P2)における位置
決め精度PACが任意に設定された所定値Sより大きい
か否かが判定される。位置決め精度PACが所定値Sよ
り大きい場合は、ステップ7においてステップ2で演算
された各関節の位置決め精度に基づいて、各関節が最終
目標位置(P2)の所定の位置決め範囲内に到達したか
否かが判定される。つまり、各関節が、θswP2±θ
swP2PAC、かつθbmP2±θbmP2PAC、
かつθamP2±θamP2PAC、かつθbkP2±
θbkP2PACの範囲内に到達したか否かが判定され
る。各関節が最終目標位置(P2)の所定の位置決め範
囲に到達していないときは、各関節が最終目標位置(P
2)の所定の位置決め範囲に到達するまでステップ7の
処理を繰り返す。各関節が最終目標位置(P2)の所定
の位置決め範囲に到達したときは、ステップ8に移行す
る。またステップ6において、位置決め精度PACが所
定値Sより小さい場合、例えば、ステップ1に示すよう
にPAC=0に設定されている場合は、ステップ7にお
ける位置決め範囲への到達の判定は行わず、ステップ8
へと移行して、次の教示位置P3における教示コマンド
を直ちに出力する。以降はステップ1以降の処理手順と
同様の処理を繰り返し再生動作を続行する。
【0055】上記のごとく、本実施形態によれば、掘削
時おいて、掘削中間位置P2における自動運転ショベル
の各関節の位置決め精度を低く(PAC=0)設定し
て、サーボ前処理部507が補間演算の結果、最終目標
位置(P2)を出力したら、追随動作している各関節が
掘削開始位置P1と掘削中間位置P2のいかなる位置に
あつても、最終目標値P2に向かってサーボ制御される
ことなく、直ちに、掘削中間位置P2と掘削終了位置P
3間の新たな補間演算された目標位置に向かって各関節
はサーボ制御される。そのため、例えば、掘削開始位置
P1と掘削中間位置P2間に岩石等の掘削抵抗の大きい
障害物があっても、掘削中間位置P2から掘削終了位置
P3向かう方向を掘削開始位置P1から掘削中間位置P
2に向かう方向から外すことにより、自動運転ショベル
本体1は自動的に前記障害物を回避して、自動運転を停
滞することなく継続させることができる。
【0056】また、本実施形態によれば、掘削開始位置
P1と掘削中間位置P2間が砂等の掘削抵抗の小さい掘
削物の場合は、サーボ前処理部507が補間演算の結
果、最終目標位置(P2)を出力した時点で、追随動作
している各関節は掘削開始位置P1と掘削中間位置P2
間のいずれかの位置にあるが、掘削抵抗が小さいと、各
関節の遅れが少ないため、各関節の現在位置が最終目標
位置(P2)に近接した位置にあることになり、教示位
置P1、P2,P3・・・に従い掘削精度の高い掘削を
行わせることができる。
【0057】
【発明の効果】上記のごとく、本発明は、自動運転コン
トローラに、油圧ショベルの各教示位置毎に設定された
位置決め精度に基づく所定の教示位置範囲内への到達を
判定する位置決め判定手段を設け、当該油圧ショベルが
前記所定の教示位置範囲内に到達したと判定されたとき
は、次の教示位置を目標位置として出力するようにした
ので、各教示位置毎に位置決め精度は任意に設定されて
いるので、掘削や放土の各作業位置に応じて掘削精度を
制御できるので、高精度でかつ作業効率の高い自動運転
を行わせることができる。
【0058】また、本発明では、自動運転コントローラ
は、掘削開始から掘削終了間の再生動作時において、教
示位置を目標位置として出力後、位置決め判定手段によ
る判定を行うことなく、次の教示位置に基づく目標位置
を出力するようにしたので、掘削時の掘削抵抗の大きさ
に応じて掘削軌跡を自動的に変更することができるの
で、岩石等の掘削抵抗の大きな障害物への衝突による掘
削の停滞を防止することができ、効率の良い掘削を行わ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動運転コントロ
ーラの機能構成の詳細を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係わる自動運転ショベル本体に搭
載される車載装置および操作ボックスに搭載される教示
再生装置本体の制御機構を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係わる自動運転ショベル本体およ
びその作業形態の一例を示す図である。
【図4】図1に示す教示コマンド格納部に格納される教
示コマンドの一例を示す図である。
【図5】図1に示す教示位置格納部に格納される教示位
置データの一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係わる自動運転ショベル本体のブ
ームの回転中心を原点Oとする各関節の寸法および角度
を示す図である。
【図7】本実施形態に係わる自動運転ショベル本体の掘
削開始位置P1、掘削中間位置P2、および掘削終了位
置P3を示す図である。
【図8】本実施形態に係わる自動運転ショベルの再生動
作の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動運転ショベル本体 4 操作ボックス 41 教示再生装置 50 自動運転コントローラ 111〜114 角度センサ 414,414’ 教示操作部 416 再生操作部 501 現在位置演算部 502 教示処理部 503 教示コマンド格納部 504 教示位置格納部 505 コマンドインタブリタ部 506 教示位置出力部 507 サーボ前処理部 508 サーボ制御部 509 位置決め基準値格納部 510 位置決め精度演算部 511 位置決め判定部
フロントページの続き (72)発明者 菅原 一宏 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ショベルと、該油圧ショベルに設け
    られ、教示された掘削から放土までの一巡する動作を当
    該油圧ショベルに再生動作させる自動運転コントローラ
    と、 から構成される自動運転ショベルにおいて、 前記自動運転コントローラは、当該油圧ショベルの各教
    示位置毎に設定された位置決め精度に基づく所定の位置
    決め範囲内への到達を判定する位置決め判定手段を備
    え、当該油圧ショベルが前記所定の位置決め範囲内に到
    達したと判定されたときは、次の教示位置を目標位置と
    して出力することを特徴とする自動運転ショベル。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記自動運転コントローラは、掘削開始から掘削終了間
    の再生動作時において、教示された教示位置を目標位置
    として出力後、前記位置決め判定手段による判定を行う
    ことなく、次の教示位置に基づく目標位置を出力するこ
    とを特徴とする自動運転ショベル。
  3. 【請求項3】 少なくとも、ブーム、アームおよびバケ
    ットを作動する油圧シリンダ並びに旋回体を作動する油
    圧モータを作動する電磁切換弁と、前記旋回体と前記ブ
    ーム間、前記ブームと前記アーム間、前記アームと前記
    バケット間のそれぞれの角度を検出する角度検出器とを
    備える油圧ショベルと、 教示して記憶された教示位置データを逐次読み出して出
    力する教示位置出力手段と、前記教示位置データを入力
    して当該油圧ショベルが円滑に動作するように前記教示
    位置データ間が補間された目標位置データを出力するサ
    ーボ前処理手段と、前記目標位置データを入力して当該
    油圧ショベルを目標位置に制御するために前記電磁切換
    弁に制御信号を出力するサーボ制御手段とを備える自動
    運転コントローラと、 から構成される自動運転ショベルにおいて、 前記自動運転コントローラは、当該油圧ショベルが各教
    示位置毎に設定された位置決め精度に基づく所定の位置
    決め範囲内への到達を判定する位置決め判定手段を備
    え、当該油圧ショベルが前記所定の位置決め範囲内に到
    達したと判定されたときは、前記サーボ前処理部から次
    の教示位置データに基づく目標位置データを前記サーボ
    制御部に出力することを特徴とする自動運転ショベル。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、 前記自動運転コントローラは、前記教示位置毎に設定さ
    れた位置決め精度に基づいて、前記旋回体、ブーム、ア
    ーム、およびバケットのそれぞれの位置決め精度を演算
    する演算手段を備え、前記位置決め判定手段は、前記の
    旋回体、ブーム、アーム、およびバケットが前記演算さ
    れたそれぞれの位置決め精度に基づくそれぞれの所定の
    位置決め範囲内への到達を判定することを特徴とする自
    動運転ショベル。
  5. 【請求項5】 請求項3ないしは請求項4のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記サーボ前処理部は、掘削開始から掘削終了間の再生
    動作時において、各教示位置データに対応する最終目標
    位置データの出力後、前記位置決め判定手段による判定
    を行うことなく、次の教示位置データに基づく目標位置
    データを出力することを特徴とする自動運転ショベル。
  6. 【請求項6】 請求項1、請求項3、または請求項4の
    いずれか1つの請求項記載において、 掘削開始から掘削終了までの間の前記教示位置毎に設定
    される位置決め精度のうち、掘削開始位置および掘削終
    了位置を除く教示位置における位置決め精度は、前記掘
    削開始位置および前記掘削終了位置における位置決め精
    度より低く設定されていることを特徴とする自動運転シ
    ョベル。
  7. 【請求項7】 請求項1、請求項3、請求項4、または
    請求項6のいずれか1つの請求項記載において、 掘削動作において前記教示位置毎に設定される位置決め
    精度は、放土動作において前記教示位置毎に設定される
    位置決め精度より低く設定されていことを特徴とする自
    動運転ショベル。
  8. 【請求項8】 請求項1ないしは請求項7のいずれか1
    つの請求項記載において、 前記教示位置毎に設定された位置決め精度は、当該油圧
    ショベルまたは当該油圧ショベルから離れた位置に設け
    られた操作手段により任意に設定し得ることを特徴とす
    る自動運転ショベル。
  9. 【請求項9】 教示された掘削から放土までの一巡する
    動作を油圧ショベルに再生動作させる自動運転ショベル
    における自動運転方法において、 再生動作させるために、教示位置、および当該教示位置
    における再生動作速度と位置決め精度を指令する第1の
    工程と、 当該教示位置の前の教示位置と当該教示位置との間の再
    生動作を円滑化するための補間された目標位置の演算を
    行う第2の工程と、 前記目標位置を順次指令する第3の工程と、 前記目標位置のうち当該教示位置に相当する最終目標位
    置を指令したか否かを判定し、前記最終目標位置を指令
    していないと判定したときは、前記最終目標位置が指令
    されるまで前記第3の工程を実行する第4の工程と、 前記第4の工程において、前記最終目標位置を指令した
    と判定されたときは、当該教示位置における前記位置決
    め精度が所定値以上であるか否かを判定する第5の工程
    と、 前記第5の工程において、所定値以上であると判定され
    たときは、現在位置が前記位置決め精度に基づく所定の
    位置決め範囲内に到達したか否かを判定し、到達してい
    ないと判定されたときは、到達するまで当該判定を繰り
    返す第6の工程と、 前記第5の工程において、所定値以上であると判定され
    ないとき、または前記第6の工程において、現在位置が
    前記所定の位置決め範囲内に到達したと判定されたとき
    は、当該教示位置の次の教示位置、および次の教示位置
    における再生動作速度と位置決め精度を指令する第7の
    工程と、 から構成されていることを特徴とする自動運転ショベル
    における自動運転方法。
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