JPH11264071A - 薄膜の形成方法 - Google Patents

薄膜の形成方法

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JPH11264071A
JPH11264071A JP10068048A JP6804898A JPH11264071A JP H11264071 A JPH11264071 A JP H11264071A JP 10068048 A JP10068048 A JP 10068048A JP 6804898 A JP6804898 A JP 6804898A JP H11264071 A JPH11264071 A JP H11264071A
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thin film
discharge
substrate
sputtering
idling
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JP10068048A
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Kazunori Kobayashi
和憲 小林
Tomoaki Ishihara
知明 石原
Akira Nakamura
晃 中村
Shiyunei Nobusada
俊英 信定
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/56Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
    • C23C14/564Means for minimising impurities in the coating chamber such as dust, moisture, residual gases
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の基板に連続してITO薄膜を形成し
たときにITO薄膜のシート抵抗とそのばらつきを変動
させないようにする。 【解決手段】 ガス導入とともに450Wの放電電力印
加で1回目のアイドリング放電(期間t1a)、膜形成と
同じ400Wの放電電力印加の中間アイドリング放電
(期間t1b)、及び450Wの2回目のアイドリング放
電(期間t1c)を行い、スパッタリングガス圧力及びア
イドリング放電による中間生成物の圧力の安定化を図っ
た後、放電電力を400Wにしてシャッターを開き、第
1枚目の被処理基板にITO薄膜を形成する(t2)。
以下、第50枚目の被処理基板へのITO薄膜形成(t
5)まで、同様のサイクルを繰り返して薄膜の形成処理
を行う(t6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶ディスプレイ
等の画像表示装置に用いられる透明導電膜の形成に好適
な薄膜の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、液晶パネルに用いられる画素電極
基板の作成には、まず透明な被処理基板上全面に透明導
電膜としてインジウムスズ酸化物(以下ITOと記す)
の薄膜を反応性スパッタリングで形成して透明導電性基
板を作成し、次いで、このITO薄膜にエッチングによ
る画素電極パターン加工を施すことによって、画素電極
基板を完成させる方法が採用されている。ここで用いら
れるITO薄膜の反応性スパッタリングは、放電電力印
加用のスパッタリングターゲットと、被処理基板を設置
する基板ホルダーと、前記スパッタリングターゲットと
基板ホルダーの間に設けたシャッターとが配設されたス
パッタリング装置に不活性ガスと反応性のガスを導入し
て行われる。
【0003】なお、反応性スパッタリングでの薄膜形成
に先だって、被処理基板をスパッタリング室に導入する
前にシャッターを閉じた状態で、ガス導入と放電電力の
印加によるスパッタリング放電(以下、スパッタリング
室に基板がない状態でのスパッタリング放電をアイドリ
ング放電と記す)を行って、スパッタリング放電におけ
るプラズマ放電状態の安定が図られている。従来、この
アイドリング放電の時間は、ターゲットの不必要な消費
を抑えるために3分〜5分程度、長くても10分程度以
内の短い時間に設定されるのが通例であった。また、薄
膜形成時の放電電力は反応性スパッタリングを安定させ
るために低い電力値に設定し、アイドリング放電時の放
電電力はターゲット表面のクリーニングを早くすること
で処理時間の短縮を図るためとシャッターの開閉による
プラズマ放電状態の変動を低くするために、薄膜形成時
に印加する放電電力より高く設定するのが通例であっ
た。
【0004】従来、白黒液晶パネルの表示は画素単位の
透過光の有無による明暗の識別で行われている。このた
めに、透明導電膜の良否判定は光が透過するか否かによ
りなされており、透明導電膜の光透過率にはさほど影響
されなかった。
【0005】しかしながら、カラー液晶パネルでは、赤
緑青の3原色でカラー表示するため、透明導電性基板内
で光透過率がばらつくと、液晶パネル面内の色再現がず
れることになる。また、透明導電性基板間で光透過率が
大きく異なると、製作した各液晶パネルの色再現が異な
ることになる。このためカラー液晶パネルの生産におい
ては、多数枚の基板上に形成する透明導電膜の光透過率
を透明導電性基板内で均一化することが重要であり、ま
た透明導電性基板相互間における光透過率がばらつかな
いものとすることが重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、金属酸化物か
らなる透明導電膜のシート抵抗と光透過率とは密接に関
係しており、シート抵抗およびそのばらつきを安定させ
ることが光透過率を安定させることに繋がる。しかしな
がら、透明導電膜等の薄膜を形成する従来の方法につい
て発明者らが詳細に検討した結果、反応性スパッタリン
グで複数枚の基板に連続して形成した透明導電膜のシー
ト抵抗と透明導電性基板面内のシート抵抗のばらつきが
膜形成の順番、すなわちスパッタリング室へ導入する被
処理基板の順番に依存して変動するという第1の問題を
見いだした。
【0007】従来の薄膜の形成方法における第1の問題
について図6、図7、図8、図9を用いて説明する。図
6は50枚の被処理基板にITO薄膜を形成するときに
印加する放電電力のシーケンスを示す。まず、スパッタ
リング室へガスを導入するとともに450Wの放電電力
を印加してアイドリング放電を行い、第1枚目の被処理
基板をスパッタリング室に搬入して基板ホルダーに設置
する(図6T1部分)。次いで放電電力を400Wにし
てシャッターを開き、第1枚目の被処理基板にITO薄
膜を形成して第1枚目の透明導電性基板を製作する(同
図T2部分)。シャッターを閉じて放電電力を450W
にして第1枚目の透明導電性基板をスパッタリング室か
ら搬出し、第2枚目の被処理基板をスパッタリング室に
搬入して基板ホルダーに設置する(同図T3部分)。続
いて放電電力を400Wにしてシャッターを開き、第2
枚目の被処理基板にITO薄膜の形成を行う(同図T4
部分)。以下、第50枚目の被処理基板へのITO薄膜
形成(同図T5)まで、同様の成膜サイクルを繰り返し
た後、シャッターを閉じて放電電力を450Wにして第
50枚目の透明導電性基板をスパッタリング室から搬出
し、放電電力を遮断して透明導電膜の形成処理を終了す
る(同図T6部分)。
【0008】以上説明した従来の薄膜の形成方法で形成
したITO薄膜の成膜処理の順番に沿った透明導電性基
板のシート抵抗変化を図7に、同じく透明導電性基板面
内のシート抵抗のばらつきを図8に示す。図7及び図8
から明らかなように第1枚目の透明導電性基板から第5
枚目の透明導電性基板、すなわち形成順が初期の反応性
スパッタリング処理で形成したITO薄膜ではシート抵
抗が高く、シート抵抗のばらつきも大きい傾向のあるこ
とが判明した。
【0009】図9は、図6に示した従来の方法でITO
薄膜を形成した時のスパッタリング室内におけるガス状
態について4重極マス分析装置を用いて分析し、導入ガ
スであるアルゴン(Ar)、水素(H2)および酸素
(O2)とマス分析でのマスナンバーから求めた水分
(H2O)を圧力変動で示した図である。図9は50枚
の被処理基板に順次ITO薄膜を形成した処理期間にお
いて、放電開始前の期間、アイドリング放電期間60と
第10枚目の被処理基板への薄膜形成までの期間につい
ての結果を示す。それぞれのガスの圧力変動結果に見ら
れる急激な落ち込み部は、アイドリング放電電力450
Wと薄膜形成の放電電力400Wの切り替えによる影響
とシャッターの開閉による影響とによって生じており、
この落ち込み部で区切られた領域で、順次導入される被
処理基板にITO薄膜が形成される。図9から明らかな
ようにAr、H2、O2の圧力はガス導入とアイドリング
放電開始による立ち上がり初期と落ち込み部以外はほぼ
一定の値で推移するのに対し、H 2Oの圧力は立ち上が
り初期から第5枚目の透明基板への薄膜形成までの期間
61において大きい山形状の変化を示す。なお、H2
はガス導入とアイドリング放電がなされる前からスパッ
タリング室の残留ガスとして存在するが、このときの圧
力に比べ、ガス導入と放電開始以降の圧力は増加してお
り、導入ガスであるH2とO2からスパッタリング放電に
より生成される中間生成物としてのH2Oの増加を意味
している。さらに、アイドリング放電開始から第5枚目
の被処理基板への薄膜形成までの期間61において、ス
パッタリング放電で生成されるH2Oの圧力は大きい山
形状の変化を示す。なお、第6枚目の被処理基板以降の
薄膜形成ではH2O圧力が安定していることから、中間
生成物としてのH2Oは、アイドリング放電開始後に多
く生成されるためにH2O圧力が増加し、一定時間の経
過とともにこのH2O圧力は安定することも判る。他の
導入ガスはH2Oに比べて存在量が大きいために、H2
で見られるようなアイドリング放電開始後の変動が検知
できなかった。この分析結果を図6に照らし合わせる
と、ガス導入とアイドリング放電開始からの圧力や各ガ
ス分圧の構成比の変動が、透明導電膜のシート抵抗と透
明導電性基板面内のシート抵抗のばらつきに影響するも
のと結論づけられる。
【0010】さらに、透明導電膜等の薄膜を形成する従
来の方法について発明者らが詳細に検討した結果、複数
枚の被処理基板に連続して反応性スパッタリング処理を
施すに際して、反応性スパッタリング開始後のアイドリ
ング放電電力をITO薄膜形成時の放電電力より高くし
た条件設定の下で形成したITO薄膜では薄膜形成の順
番が初期の順番に属する透明導電性基板に画素電極パタ
ーン形成のためのエッチングを施すと、残渣が発生する
という第2の問題が確認された。スパッタリング放電開
始後のアイドリング放電電力を高く設定すると、アイド
リング放電期間にスパッタリングターゲットから基板へ
飛来するスパッタリング粒子は高いエネルギー状態に励
起されて基板へ到達するためにITO薄膜の膜質が変え
られることに起因して、かかる残渣が発生するものと考
えられる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の第1の問題を解決
するために、本発明の薄膜の形成方法は、スパッタリン
グガスの導入と放電電力の印加によりスパッタリング室
で反応性スパッタリングのアイドリング放電を開始し、
スパッタリングガス圧力および前記アイドリング放電に
よる中間生成物の圧力を安定させた後、複数枚の被処理
基板を順次スパッタリング室に導入して前記被処理基板
に反応性スパッタリング処理を施すことにより前記被処
理基板に薄膜を形成するものである。この構成によれ
ば、アイドリング放電の開始後に生じる導入ガスの圧力
とプラズマで生成される中間生成物の圧力の変動を安定
な状態にすることができる。
【0012】また、上記の第2の問題を解決するため
に、本発明の薄膜の形成方法は、アイドリング放電期間
の少なくとも一部期間における放電電力が薄膜形成時の
放電電力以下であるようにスパッタリング室での反応性
スパッタリングのアイドリング放電を開始した後、複数
枚の被処理基板を順次スパッタリング室に導入して前記
被処理基板に反応性スパッタリング処理を施すことによ
り前記被処理基板に薄膜を形成するものである。この構
成によって、スパッタリングターゲットから飛来する粒
子を強く励起することが抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係わる薄膜の形成方法について、図
面を参照しながら説明する。
【0014】図1は、本発明の薄膜の形成方法に用いる
スパッタリング装置の構成を示す。図1において、スパ
ッタリング装置はそれぞれ独立した排気機構を持つロー
ドロック室1、搬送室2、エッチング室3およびスパッ
タリング室4で構成され、ロードロック室1と搬送室2
とはゲートバルブ5を介してそれぞれ気密が保たれるよ
うに接続されている。ロードロック室1には複数枚の被
処理基板8を入れたカセット1aをスパッタリング装置
に導入するためのゲートバルブ5aが設けられている。
搬送室2とエッチング室3およびスパッタリング室4は
ゲートバルブ6とゲートバルブ7を介してそれぞれの気
密が保持されるように接続されている。搬送室2にはハ
ンドリングロボット2aが設けられ、各室への被処理基
板8の搬送が行われる。スパッタリング室4には水平に
搬送されてきた被処理基板8を基板ホルダー4aに垂直
に設置する移載機構4bと、基板ホルダー4aと対向す
る位置関係にあって直流電圧による放電電力を印加する
直径292mmのITOターゲット部分4cが設けられ
ている。基板ホルダー4aとITOターゲット部分4c
との間にはシャッター4dを設置して、放電電力を変化
させたときのスパッタリング放電の変動による薄膜形成
への影響を除去する配慮が払われている。
【0015】図1に示すスパッタリング装置を用いたI
TO薄膜の形成は、以下のように行われる。
【0016】まず、ゲートバルブ5aを開いて、それぞ
れ25枚の150mm径の被処理基板8を入れた2つの
カセット1aをロードロック室1に入れた後、ゲートバ
ルブ5aを閉じて真空排気を行う。次いで、ゲートバル
ブ5とゲートバルブ6を開き、ハンドリングロボット2
aによってカセット1aから第1枚目の被処理基板8を
エッチング室3へ搬送した後、ゲートバルブ5とゲート
バルブ6を閉じて、エッチング室3において第1枚目の
被処理基板8の表面をArイオンでたたき、表面のクリ
ーニングを行う。続いて、ゲートバルブ6とゲートバル
ブ7を開き、第1枚目の被処理基板8をエッチング室3
からスパッタリング室4に搬送した後、各ゲートバルブ
を閉じる。スパッタリング室4に搬送された第1枚目の
被処理基板8は移載機構4bによって基板ホルダー4a
に設置される。スパッタリング室4にAr、H2および
2を各々のガス分圧の構成比が96.8%、2%およ
び1.2%になるようにして導入し、スパッタリング室
4のガス圧力を1.33パスカルにしてスパッタリング
放電を開始し、反応性スパッタリングで被処理基板8に
ITO薄膜9が形成される。このとき第2枚目の被処理
基板は第1枚目の被処理基板の場合と同様にエッチング
室3に搬送されて表面へのクリーニング処理がなされて
いる。第1枚目の被処理基板8へのITO薄膜9の形成
後、ゲートバルブ7とゲートバルブ5を開いて、第1枚
目の透明導電性基板はロードロック室1にあるカセット
1aの元の位置にハンドリングロボット2aによって戻
され、各ゲートバルブが閉じる。エッチング室3にあっ
て表面のクリーニングがなされた第2枚目の被処理基板
は続いて第1枚目の被処理基板の場合と同様に処理され
る。以下同様の処理で、第3枚目の被処理基板から第5
0枚目の被処理基板に対するITO薄膜の形成が行われ
て、一連の形成処理が終了する。
【0017】図2は、上記した本発明の薄膜の形成方法
において、印加する放電電力のシーケンスを示す。図2
に示すように、まず、スパッタリングガスの導入ととも
に450Wの放電電力を印加して1回目のアイドリング
放電を行う(t1a)。引き続き、膜形成と同じ400W
の放電電力を印加して中間アイドリング放電を行い(t
1b)、続いて放電電力を450Wの2回目のアイドリン
グ放電状態にして、第1枚目の被処理基板をスパッタリ
ング室に搬入する(t1c)。この2回目のアイドリング
放電は次に続くシャッター開放時のスパッタリング放電
の変動を低減することを目的としており、短時間でよ
い。本実施の形態のITO薄膜形成では中間アイドリン
グ放電t1bの放電電力印加時間を20分とし、スパッタ
リングガス圧力およびアイドリング放電による中間生成
物の圧力の安定化を図った。この時間t1aとt1bとt1c
を加算した時間は図6に示した従来例におけるアイドリ
ング放電時間T1の2倍強の長さに当たる。
【0018】なお、スパッタリングガス圧力とアイドリ
ング放電で生成される中間生成物の圧力を安定させるこ
とによって、スパッタリング開始前のターゲット表面等
に吸着した残留ガス等を除去してターゲット表面の状態
を安定にすること、反応性スパッタリングでの反応性ガ
スとターゲット材料との反応を安定させること、あるい
はスパッタリング放電中での中間生成物の生成、分解を
安定状態に保つこと、などの効果が奏される。
【0019】本実施の形態では、スパッタリングガス圧
力とアイドリング放電で生成される中間生成物の圧力を
安定させるためにアイドリング放電時間を従来の方法に
おけるアイドリング放電時間の2倍強の長さに設定した
が、従来例における4重極マス分析装置の分析結果で示
したように、中間生成物としてのH2O圧力を安定させ
る時間は、従来例におけるアイドリング放電時間の1.
2倍から1.3倍程度の長さでよい。
【0020】続いて放電電力を400Wにしてシャッタ
ーを開き、第1枚目の被処理基板にITO薄膜を形成す
る(t2)。シャッターを閉じ、放電電力を450Wに
戻して第1枚目の透明導電性基板を搬出し、第2枚目の
被処理基板をスパッタリング室へ搬入し、基板ホルダー
に設置する(t3)。次いで、放電電力を400Wにし
てシャッターを開き、第2枚目の被処理基板にITO薄
膜を形成する(t4)。以下、第50枚目の被処理基板
へのITO薄膜形成(t5)まで、同様のサイクルを繰
り返し、シャッターを閉じて放電電力を450Wにして
第50枚目の透明導電性基板を搬出した後、放電電力の
供給を断って薄膜の形成処理を終了する(t6)。
【0021】本実施の形態に係わる薄膜の形成方法でI
TO薄膜を形成した50枚の透明導電性基板について、
ITO薄膜の成膜処理の順番に沿った透明導電性基板の
シート抵抗を図3に、同じく透明導電性基板面内のシー
ト抵抗のばらつきを図4にそれぞれ示す。シート抵抗の
ばらつきは、150mm径の透明導電性基板面内で5点
のシート抵抗測定を行い、測定数値ばらつきの平均値に
対する差異を表している。図3および図4から明らかな
ように、第1枚目から最後の透明導電性基板まで、ほぼ
一定のシート抵抗とそのばらつきが得られた。本発明に
よれば、多数枚の基板に連続して薄膜を形成しても良好
な膜質の薄膜がすべての基板で均質に形成される。
【0022】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係わる薄膜の形成方法について、図面を参照
しながら説明する。
【0023】反応性スパッタリングで形成したITO薄
膜のパターンニング加工性を調べるために、図6の放電
電力シーケンスにおいてITO薄膜を形成するスパッタ
リングの放電部分T2の放電電力値を200Wから10
00Wまで種々変化させて150mm径の被処理基板全
面に形成したITO薄膜にシュウ酸を主成分とする弱酸
性のエッチング液でエッチング処理を施し、エッチング
残渣の確認を行った。この結果を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように放電電力が200
Wと400Wで形成したITO薄膜では残渣の無いエッ
チングが可能であった。放電電力が500Wと600W
で形成したITO薄膜では基板中心部に残渣が発生し
た。放電電力が800Wと1000Wで形成したITO
薄膜ではほとんどエッチングされずにITO薄膜が残っ
た。
【0026】エッチング残渣とITO薄膜の膜質との関
係を明らかにするために、ITO薄膜を形成するスパッ
タリングの放電部分の放電電力値を200Wから100
0Wまで種々変化させて作成した各ITO薄膜をX線回
折によって測定し、ITO薄膜中の酸化インジウム(I
23)の結晶性評価を行った。その結果を図5に示
す。同図は各放電電力に対する酸化インジウムの結晶強
度を示す。図5で示されるように、放電電力が200W
と400Wで形成したITO薄膜では結晶強度が検出さ
れずに非晶質であった。放電電力が500Wと600W
で形成したITO薄膜では結晶強度の増加が見られ、非
晶質と結晶質が混在した膜であった。一方、放電電力が
800Wと1000Wで形成したITO薄膜は大きい結
晶強度を示し、結晶質の薄膜に変化していた。
【0027】放電電力を450Wにして作成したITO
薄膜では、複数回の作成のうちエッチング残渣の発生が
幾度か観察された。また、同じく放電電力を450Wに
して作成したITO薄膜の形成後に400℃の熱処理を
施し酸化インジウムを完全に結晶化させた薄膜では全く
エッチングされなかった。
【0028】以上のことに照らして推察すると、非晶質
と結晶質が混在したITO薄膜では非晶質部分のエッチ
ング速度に比べて結晶質部分のエッチング速度が遅いか
あるいはほとんどエッチングされないことによるITO
薄膜内のエッチング差が生じ、このことが原因となって
エッチング残渣が発生すると考えられる。つまり放電電
力の値によって作成されるITO薄膜の膜質は強く影響
される。
【0029】図6の放電電力シーケンスにおいて、アイ
ドリング放電T1部分の放電電力値を高くしていくと前
記と同様にエッチング残渣の発生が見られ、さらに複数
枚の被処理基板に連続してITO薄膜形成を施すと薄膜
形成の順番が初期の順番に属する透明導電性基板でエッ
チング残渣の発生が見られた。このことからアイドリン
グ放電時の放電電力によっても前記と同様にITO薄膜
の膜質に強く影響することが判った。
【0030】ITO薄膜を形成するスパッタリングの放
電部分の放電電力値が高いことやアイドリング放電時の
放電電力値が高いことでITO薄膜の結晶化が進むの
は、ターゲット表面やプラズマ領域で高いエネルギー状
態に励起されたスパッタリング粒子が基板表面に到達
し、前記高いエネルギーが形成過程のITO薄膜に伝達
されることで結晶化を進めるためと考えられる。
【0031】特にITO薄膜形成時の放電電力より高い
アイドリング放電電力で複数枚の被処理基板に連続して
ITO薄膜を形成した場合、形成順の初期に形成したI
TO薄膜と後半に形成したITO薄膜とでは、たとえI
TO薄膜を形成する放電電力が同じであっても、形成順
の初期に形成したITO薄膜はアイドリング放電で強く
励起されたスパッタリング粒子の影響を受けるため形成
順の後半に形成したITO薄膜とは膜質が異なり、エッ
チング速度が異なることとなる。このためITO薄膜の
エッチング速度が各透明導電性基板で異なることにな
り、パターンニング加工において連続して形成したにも
拘わらず各透明導電性基板毎にITO薄膜のエッチング
時間を調整することが必要となり、生産面において極め
て大きい問題となる。
【0032】図2にシーケンスを示した本発明の方法で
作成した50枚の透明導電性基板のITO薄膜に対して
エッチング処理を施したところ、エッチング速度に差が
無く、残渣やエッチングされない部分は全く存在しなか
った。すなわち本発明によれば、多数枚の基板に連続し
て薄膜を形成しても良好な膜質の薄膜がすべての基板で
均質に形成される。
【0033】図2に示すシーケンス条件でt1aとt1c
加算した時間は数分から5分程度であり、t1bの時間は
20分であったが、t1bの時間を40分にして作成した
ITO薄膜においても、上記と同様にエッチング速度に
差が無く、残渣やエッチングされない部分の存在はなか
った。このことは、アイドリング放電をITO薄膜形成
時と同じ放電電力値で長時間行ってもITO薄膜の結晶
化が起こらないことを示しており、ITO薄膜に結晶化
をもたらす原因がスパッタリング粒子の持つエネルギー
であることを示している。
【0034】なお、本実施の形態ではITO薄膜につい
て説明したが、本発明の薄膜の形成方法は膜種に関係な
く酸化膜、金属膜等に実施が可能である。また、反応性
スパッタリング開始後のアイドリング放電の時間は、形
成する薄膜の膜種や要求される膜質によって任意に設定
することができる。また、形成する薄膜の膜種や要求す
る膜質によって、スパッタリング放電は直流放電、高周
波放電のどちらの採用でも良く、放電電力も特定の値に
限定されるものではない。また、本実施の形態に係わる
スパッタリング装置にはシャッターを用いているが、シ
ャッターが無いスパッタリング装置であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明は、反応性スパッ
タリングによって複数枚の基板に連続して薄膜を形成す
るに当たり、反応性スパッタリング開始後のアイドリン
グ放電で、スパッタリングガス圧力およびアイドリング
放電による中間生成物の圧力を安定させることによっ
て、第1枚目の基板から最後の基板まで一定した薄膜特
性を達成可能にしたものであり、膜形成の順番に影響さ
れない安定した薄膜の形成方法を実現することができ
る。従って、液晶パネル等に用いられる透明導電膜とし
ての良好な薄膜特性を容易に実現することができる。
【0036】また、本発明は、反応性スパッタリング開
始後のアイドリング放電時の放電電力を反応性スパッタ
リング時の放電電力以下にすることによって、複数枚の
基板に薄膜を形成しても、膜形成の順番に影響されない
良好な薄膜特性と、膜形成の順番で変わらない膜質を有
する薄膜の形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる薄膜の形成方
法を実施するためのスパッタリング装置の構成図
【図2】本発明の第1の実施形態に係わる薄膜の形成方
法における投入する放電電力のシーケンスを示す図
【図3】本発明の第1の実施形態に係わる薄膜の形成方
法におけるITO薄膜のシート抵抗の形成順依存性を示
す図
【図4】本発明の第1の実施形態に係わる薄膜の形成方
法におけるITO薄膜の基板内のシート抵抗のばらつき
の形成順依存性を示す図
【図5】本発明の第2の実施形態に係わる薄膜の形成方
法におけるアイドリング放電の放電電力に対する酸化イ
ンジウムの結晶強度を示す図
【図6】従来例における投入する放電電力のシーケンス
を示す図
【図7】従来例におけるITO薄膜のシート抵抗の形成
順依存性を示す図
【図8】従来例におけるITO薄膜の基板内のシート抵
抗のばらつきの形成順依存性を示す図
【図9】従来例における反応性スパッタリング時の導入
ガス及び中間生成物の時間変化を示す図
【符号の説明】
1 ロードロック室 2 搬送室 4 スパッタリング室 4a 基板ホルダー 4c インジウムスズ酸化物ターゲット 8 被処理基板 9 ITO薄膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 信定 俊英 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリングガスの導入と放電電力の
    印加によりスパッタリング室で反応性スパッタリングの
    アイドリング放電を開始し、スパッタリングガス圧力お
    よび前記アイドリング放電による中間生成物の圧力を安
    定させた後、複数枚の被処理基板を順次スパッタリング
    室に導入して前記被処理基板に反応性スパッタリング処
    理を施すことにより前記被処理基板に薄膜を形成するこ
    とを特徴とする薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 アイドリング放電期間の少なくとも一部
    期間における放電電力が薄膜形成時の放電電力以下であ
    ることを特徴とする請求項1記載の薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 薄膜が金属酸化物よりなることを特徴と
    する請求項2記載の薄膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 金属酸化物がインジウムスズ酸化物、イ
    ンジウム酸化物またはスズ酸化物であることを特徴とす
    る請求項3記載の薄膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 スパッタリングガスの導入とアイドリン
    グ放電期間の少なくとも一部期間における放電電力が薄
    膜形成時の放電電力以下であるようにスパッタリング室
    で反応性スパッタリングのアイドリング放電を開始した
    後、複数枚の被処理基板を順次スパッタリング室に導入
    して前記被処理基板に反応性スパッタリング処理を施す
    ことにより前記被処理基板に薄膜を形成することを特徴
    とする薄膜の形成方法。
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